JP7286494B2 - 位置測定システム - Google Patents

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本発明は、位置測定システムに関する。
従来より、電子キーとの通信により、前記電子キーが車両内および車両外に設定された照合エリアに存在しているか否かを判定する電子キー位置推定装置がある。前記車両に搭載された複数のアレーアンテナと、複数の前記アレーアンテナが前記電子キーから受信した電波に基づいて、前記アレーアンテナ別に、電波の到来方向を推定する方向推定部と、前記アレーアンテナから、当該アレーアンテナが受信した電波に基づいて前記方向推定部が推定した電波の到来方向に延びる直線である到来方向線を、前記アレーアンテナ別に決定し、複数の前記到来方向線の交点に基づいて、前記電子キーの位置を推定する位置推定部と、前記位置推定部が推定した前記電子キーの位置に基づいて、前記電子キーが前記車両内に設定された前記照合エリアおよび前記車両外に設定された前記照合エリアに存在しているか否かを判定するエリア判定部とを備える。各アレーアンテナは、複数のアンテナを有する(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-199971号公報
ところで、従来の電子キー位置推定装置は、複数のアレーアンテナについて推定される複数の電波の到来方向同士の角度の差がある程度小さいときには、電子キーの位置を高精度に算出することができない。また、電波を放射するアレーアンテナの数が1つのときには、電子キーの位置を高精度に算出することができない。
ここで、複数のアレーアンテナについて推定される複数の電波の到来方向同士の角度の差がある程度小さいときとは、複数のアンテナを含む受信部が複数あり複数の受信部同士の間隔がある程度狭いときである。また、アレーアンテナの数が1つのときとは、複数のアンテナを含む受信部が1つのときである。
そこで、複数のアンテナを含む受信部が複数あり複数の受信部同士の間隔がある程度狭いとき、又は、複数のアンテナを含む受信部が1つのときでも、電波の発信源の位置を高精度に検出できる位置測定システムを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の位置測定システムは、所定方向に沿って離隔配置された少なくとも一対のアンテナを有し、発信源から発信される電波を受信して前記電波の第1到来角度を測定する第1測定部と、前記第1測定部から前記所定方向に沿って離隔して設置され、前記所定方向に沿って離隔配置された少なくとも一対のアンテナを有し、前記発信源から発信される電波を受信して前記電波の第2到来角度を測定する第2測定部と、前記第1到来角度及び前記第2到来角度に基づいて前記発信源の位置を算出する第1処理、又は、前記第1測定部及び前記第2測定部のいずれか一方が受信した電波の前記第1到来角度及び前記第2到来角度のいずれか一方と受信強度とに基づいて前記発信源の位置を算出する第2処理を実行する位置算出部とを含前記位置算出部は、前記発信源から前記第1測定部に向かう方向と前記発信源から前記第2測定部に向かう方向との差が所定値以上の領域に前記発信源が位置すると推定されるときは、前記第1処理で前記発信源の位置を算出し、前記発信源から前記第1測定部に向かう方向と前記発信源から前記第2測定部に向かう方向との差が前記所定値よりも小さい領域に前記発信源が位置すると推定されるときは、前記第2処理で前記発信源の位置を算出する
複数のアンテナを含む受信部が複数あり複数の受信部同士の間隔がある程度狭いとき、又は、複数のアンテナを含む受信部が1つのときでも、電波の発信源の位置を高精度に検出できる位置測定システムを提供することができる。
車両10とスマートフォン200を示す図である。 車両10を示す平面図である。 位置測定部120がスマートフォン200の位置を求めるために実行する処理を示すフローチャートである。 位置測定部120がスマートフォン200の位置を求めるために実行する処理を示すフローチャートである。 スマートフォン200の位置を特定する手法を説明する図である。 スマートフォン200の位置を特定する手法を説明する図である。
以下、本発明の位置測定システムを適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、車両10とスマートフォン200を示す図である。車両10は、位置測定ECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)100と測定部13とを含む。位置測定ECU100と測定部13は、位置測定システム100Aを構築する。このため、位置測定ECU100と測定部13には括弧書きで符号100Aを記す。
車両10は、位置測定ECU100と測定部13の他に、自動駐車ECU及びその他のECUや、超音波センサ、カメラ、加速度センサ、速度センサ等を含むが、ここでは省略する。
位置測定ECU100は、車両10の周囲におけるスマートフォン200の位置を測定する。スマートフォン200は、車両10の外から無線通信によって車両10を自立的に駐車スペースに移動させる操作を行うリモートパーキングシステム用の端末機の一例である。
自動駐車ECUは、スマートフォン200から送信される指令に基づいて車両10を操作して自立的に移動させ、カメラや超音波センサ等で検出される空き駐車スペースに車両10を駐車するECUである。
位置測定ECU100、測定部13、自動駐車ECU、超音波センサ、カメラ、加速度センサ、速度センサ、及びスマートフォン200は、車両10の自動駐車を実現するリモートパーキングシステムを構築する。リモートパーキングシステムに必要な機能は、一例として位置測定ECU100、自動駐車ECU、及びスマートフォン200に搭載されるが、ここでは詳細な説明を省略する。
測定部13は、スマートフォン200からビーコン信号を受信し、測定部13に対してスマートフォン200が位置する方向を表す角度を測定する測定部であり、通信部とECUを含む。測定部13の通信部は、一例としてBLE(Bluetooth Low Energy)(登録商標)規格の近距離無線通信器であり、2つのアンテナ(測位用アンテナ)を含む。測定部13の通信部は、受信部の一例であるが、スマートフォン200にデータを送信する機能を有していてもよい。
測定部13のECUは、AOA(Angle Of Arrival)形式で、2つのアンテナで受信されるビーコン信号の位相差から、測定部13に対してスマートフォン200が位置する方向を表す角度を測定する。また、測定部13は、ビーコン信号を受信したときのRSSI(Received Signal Strength Indicator:受信信号強度)を測定する。測定部13は、求めた角度を表すデータ(角度データ)とRSSIとを位置測定ECU100に伝送する。
測定部13は、車両10に複数設けられている。なお、測定部13は、Bluetoothに限らず、WLAN(Wireless Local Area Network)やその他の規格の通信器等であってもよい。
リモートパーキングシステムでは、測定部13からスマートフォン200までの距離が所定距離(ここでは一例として6m)以内である場合に、スマートフォン200で車両10を操作することができる。
位置測定ECU100は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び内部バス等を含むコンピュータによって実現される。位置測定ECU100は、主制御部110、位置測定部120、通信部130、及びメモリ140を有する。主制御部110、位置測定部120、通信部130は、位置測定ECU100が実行する位置測定プログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。また、メモリ140は、位置測定ECU100のメモリを機能的に表したものである。
主制御部110は、位置測定ECU100の制御処理を統括する処理部であり、位置測定部120、及び通信部130が実行する処理以外の処理を実行する。
位置測定部120は、測定部13から角度データとRSSIを受信し、スマートフォン200の位置を求める。
位置測定部120は、特定の位置関係の2つの測定部13から2つの角度データが得られる場合には、2つの角度データと、2つの測定部13の位置関係(2つの測定部13の間の距離)とを用いて、平面三角法における二角挟辺の関係に基づいて、スマートフォン200の位置を求める。二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置を求める処理は、第1処理の一例である。なお、特定の位置関係の2つの測定部13については後述する。
また、位置測定部120は、平面三角法における二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置を求めた後に、特定の位置関係を満たさない2つの測定部13から2つの角度データを得る状態になった場合には、2つの測定部13のうちRSSIが大きい方の測定部13で測定された1つの角度と、1つの角度しか測定できなくなる直前に(最後に)測定できた2つの角度を用いて測定した位置とを基準として、角度と距離から位置を特定する。この特定処理は第2処理の一例であり、詳細については後述する。
また、位置測定部120は、平面三角法における二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置を求めた後に、得られる角度データが1つになった場合には、得られた1つの角度と、1つの角度しか得られなくなる直前に(最後に)測定できた2つの角度を用いて測定した位置とを基準として、角度と距離から位置を特定する。この特定方法については後述する。
通信部130は、公衆回線網を介してスマートフォン200と通信を行い、車両10の情報、駐車処理の開始及び終了の指令、駐車処理における車両10の操作指令、及び指令データ等の通信を行う。
メモリ140は、主制御部110、位置測定部120、通信部130が上述のような処理を実行するために必要な位置測定プログラム及びデータ等を格納する。
スマートフォン200は、車両10の外から無線通信によって車両10を自立的に駐車スペースに移動させる操作を行うリモートパーキングシステム用の端末機の一例であり、ここでは一例として、測定部13とBLE(登録商標)形式で通信を行うとともに、公衆回線網を介して通信部130と通信を行う。
図2は、車両10を示す平面図である。図2には、車両10の平面視における中心を原点OとしたXY座標系を示す。スマートフォン200の位置は、このようなXY座標系の値として求められる。
車両10のボディの四隅には、複数の測定部13が設けられている。図2では、一例として8つの測定部13を示す。車両10の前方の左右端部には測定部13が1つずつ設けられ、車両10の後方の左右端部には測定部13が1つずつ設けられ、車両10の左側方の前後端部には測定部13が1つずつ設けられ、車両10の右側方の前後端部には測定部13が1つずつ設けられている。
ここでは、8つの測定部13に、1~8の番号を割り振って説明する。1、4、5、8番の測定部13は、車両10の側部に設けられており、2、3番の測定部13は、車両の前部に設けられており、6、7番の測定部13は、車両の後部に設けられている。
各測定部13は、2つのアンテナ13Aを有する。1、4、5、8番の測定部13の2つのアンテナ13Aは、車両10の前後方向(長さ方向)に離隔して設置されており、2、3、6、7番の測定部13の2つのアンテナ13Aは、車両10の横方向(幅方向)に離隔して設置されている。
位置測定部120が2つの測定部13から得る2つの角度データを用いて二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置を求めるのは、2つの測定部13の組み合わせが、2番と3番、4番と5番、6番と7番、1番と8番のように、車両10の前後方向又は横方向の辺で隣り合う場合である。位置測定部120は、2つの測定部13が車両10の前後方向又は横方向の辺で隣り合う組み合わせである場合に、2つの測定部13から得られる角度データと、2つの測定部13の間の距離とを用いて、二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置を求める。
車両10の前後方向又は横方向の辺で隣り合う2つの測定部13は、測定部13に含まれる2つのアンテナ13Aが設置される方向と同一方向に沿って配置されている。このように、車両10の前後方向又は横方向の辺で隣り合う2つの測定部13は、上述した特定の位置関係の2つの測定部13である。
車両10の前後方向又は横方向の辺で隣り合う2つの測定部13のうちの一方は、第1測定部の一例であり、他方は第2測定部の一例である。また、第1測定部としての測定部13によって測定される角度は、第1到来角度の一例であり、第2測定部としての測定部13によって測定される角度は、第2到来角度の一例である。
また、2つの測定部13の組み合わせが、1番と2番、3番と4番、5番と6番、7番と8番のように、車両10の角で隣り合う場合に、位置測定部120は、2つの測定部13のうちRSSIが大きい方の測定部13で測定された1つの角度と、1つの角度しか測定できなくなる直前に(最後に)測定できた2つの角度を用いて測定した位置とを基準として、角度と距離から位置を特定する。車両10の角で隣り合う2つの測定部13は、特定の位置関係を満たさないからである。
2つの測定部13が車両10の角で隣り合う場合に二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置を求めないのは、2つの測定部13の間の距離が短すぎて、2つの測定部13がスマートフォン200から受信するビーコン信号の到来角度が狭すぎるため、正確にスマートフォン200の位置を求めにくいからである。
位置測定部120は、2つの測定部13から角度データを得る場合に、2つの測定部13の組み合わせが車両10の辺又は角で隣り合わない組み合わせである場合には、スマートフォン200の位置を求めない。辺又は角で隣り合わない組み合わせ以外の組み合わせは、スマートフォン200の位置を求めることができない組み合わせである。
次に、車両10の角で隣り合う2つの測定部13、又は、1つの測定部13から角度データが得られる状況において、位置測定部120がスマートフォン200の位置を測定する方法について説明する。
ここでは、RSSIが測定部13とスマートフォン200との間の距離だけで決まることとする(角度の影響は無視できるとする)と、次式(1)が成り立つ。
Figure 0007286494000001
ここで、Lは、測定部13からスマートフォン200までの距離(m)であり、Rは、距離LのときのRSSI(dBm)であり、Rは距離が1mのときのRSSI(dBm)である。
式(1)より、距離Lは次式(2)で表すことができる。
Figure 0007286494000002
AOA形式で角度を測定できる測定部13が2つあり、2つの測定部13が車両10の前後方向又は横方向の辺に沿って配置されており、2つの角度データと2つの測定部13の間の距離とから二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置が特定できているときには、式(2)から次式(3-1)、(3-2)を求めることができる。ここで、2番と3番の測定部13が角度を測定できていることとする。
Figure 0007286494000003
ここで、LB2は、二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置が特定できている状態における2番の測定部13からスマートフォン200までの距離(m)であり、LB3は、二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置が特定できている状態における3番の測定部13からスマートフォン200までの距離(m)である。
また、RLB2は、二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置が特定できている状態における2番の測定部13のRSSI(dBm)であり、RLB3は、二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置が特定できている状態における3番の測定部13のRSSI(dBm)である。
式(3-1)及び式(3-2)で表されるLB2、LB3は、二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置が特定できている状態において、式(2)から導き出される関係式であり、二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置を求める際に利用するものではない。式(3-1)及び式(3-2)は、後述する式(4-1)及び式(4-2)を導き出すために利用される関係式である。
ここで、二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置が特定できている状態から、3番の測定部13が角度を測定できなくなり、2番の測定部13のみが角度を測定できている状況に変化したとする。このような場合には、2番の測定部13からスマートフォン200までの距離L(m)は、式(2)及び式(3-1)を用いて、次式(4-1)で表すことができる。
Figure 0007286494000004
ここで、RL2は、状況が変化した状態で2番の測定部13で受信した際のRSSI(dBm)である。
このように、式(4-1)より2番の測定部13からスマートフォン200までの距離を計算することができる。
また、このとき、2番の測定部13でスマートフォン200の角度が測定できるので、角度と距離Lからスマートフォン200の位置を特定することができる。
また、二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置が特定できている状態から、2番の測定部13が角度を測定できなくなり、3番の測定部13だけが角度を測定できる状態に変化した場合も同様に、3番の測定部13からスマートフォン200までの距離L(m)を求めることができる。距離Lは、式(2)及び式(3-2)を用いて、次式(4-2)で表すことができる。
Figure 0007286494000005
ここで、RL3は、距離L(m)3番の測定部13で得られたRSSI(dBm)である。
このように、式(4-2)で決まる距離Lと3番の測定部13で得られる角度とから、3番の測定部13に対するスマートフォン200の位置を特定することができる。
位置測定部120は、辺にある2つの測定部13でスマートフォン200の角度が測定できている場合には、2つの測定部13からスマートフォン200までの距離を式(3-1)及び式(3-2)に従って求める。
そして、その後1つの測定部13で角度を測定する状態に変化した場合には、1つの測定部13で角度を測定する状態に変化する直前に(最後に)測定した位置において式(3-1)又は式(3-2)で求まる距離と、1つの測定部13で得られるRSSIとを用いて式(4-1)又は式(4-2)で距離を計算する。そして、計算した距離と、1つの測定部13で得られる角度とからスマートフォン200の位置を特定する。
また、辺にある2つの測定部13でスマートフォン200の角度が測定できている状態から、角の2つの測定部13で角度を測定する状態になった場合には、角の2つの測定部13で角度を測定する状態になる直前に(最後に)測定した位置において式(3-1)又は式(3-2)で求まる距離と、RSSIが大きい方の測定部13で得られるRSSIとを用いて式(4-1)又は式(4-2)で距離を計算する。そして、計算した距離と、2つの測定部13のうちRSSIが大きい方の測定部13で得られる角度とからスマートフォン200の位置を特定する。
このため、辺にある2つの測定部13でスマートフォン200の角度が測定できた後に、1つの測定部13が角度を測定する状態、又は、角にある2つの測定部13が角度を測定する状態に変化した場合に、状態が変化する直前に式(3-1)、(3-2)に従って求めた距離を用いて、高精度にスマートフォン200の位置を求めることができる。
なお、距離が1mのときのRSSI(dBm)であるRは、所定の初期値を用いてもよいが、スマートフォン200が出力するビーコン信号の信号レベルは、スマートフォン200の個体差等によって異なる場合があるため、実際に利用者が使用するスマートフォン200で計測した値を用いると、より正確にスマートフォン200の位置を求めることができる。計測したRSSIは、メモリ140に格納しておけばよい。
図3及び図4は、位置測定部120がスマートフォン200の位置を求めるために実行する処理を示すフローチャートである。
位置測定部120は、処理がスタートすると測定部13からデータ(角度データとRSSI)を取得し、ΔRSSIが閾値を超えている測定部13の数が2つであるかどうかを判定する(ステップS1)。なお、ステップS1ではスマートフォン200の位置は決まっていない。
ここで、ΔRSSIは、位置測定部120がデータ(角度データとRSSI)を取得した複数の測定部13の各々のRSSIから、複数のRSSIのうちの最小値を減算して得る差分値である。また、閾値は、一例として20(dBm)である。なお、ここでは、ΔRSSIが閾値を超える測定部13の数が3つ以上になることはないと想定している。
位置測定部120は、測定部13の数が2つである(S1:YES)と判定すると、2つの測定部13が辺で隣り合う組み合わせであるかどうかを判定する(ステップS2)。
位置測定部120は、辺で隣り合う組み合わせである(S2:YES)と判定すると、二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置を求めるとともに、2つの測定部13からスマートフォン200までの距離を表す関係式を式(3-1)、(3-2)のようにそれぞれ求め、メモリ140に格納する(ステップS3)。
次いで、位置測定部120は、測定部13からデータ(角度データとRSSI)を取得し、ΔRSSIが閾値を超えている測定部13の数が2つであるかどうかを判定する(ステップS4)。
位置測定部120は、ΔRSSIが閾値を超えている測定部13の数が2つである(S4:YES)と判定すると、2つの測定部13の組み合わせが、辺で隣り合うか、角で隣り合うか、それ以外のいずれであるかを判定する(ステップS5)。
位置測定部120は、辺で隣り合うと判定すると、二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置を求め、スマートフォン200の位置を求めた位置に更新する(ステップS6)。
位置測定部120は、角で隣り合うと判定すると、2つの測定部13のうちRSSIが大きい方の測定部13で測定された1つの角度と、1つの角度が測定される状態になる直前に(最後に)測定できた距離とを用いて、スマートフォン200の位置を特定する(ステップS7)。
具体的には、位置測定部120は、角の2つの測定部13で角度を測定する状態になる直前に(最後に)測定した位置において式(3-1)又は式(3-2)で求まった距離と、RSSIが大きい方の測定部13で得られるRSSIとを用いて式(4-1)又は式(4-2)で距離を計算する。そして、計算した距離と、2つの測定部13のうちRSSIが大きい方の測定部13で得られる角度とからスマートフォン200の位置を特定する。
位置測定部120は、それ以外の組み合わせであると判定した場合は、スマートフォン200の位置を特定しない(ステップS8)。スマートフォン200の位置を求めるのに、ふさわしくない測定部13の組み合わせであるからである。
位置測定部120は、ステップS4において、RSSIが閾値を超えている測定部13の数が2つではなく2つ未満である(S4:NO)と判定すると、RSSIが閾値を超えている測定部13の数が1つであるかどうかを判定する(ステップS9)。
位置測定部120は、ステップS9において、RSSIが閾値を超えている測定部13の数が1つである(S9:YES)と判定すると、フローをステップS10に進行させる。
位置測定部120は、1つの測定部13で角度を測定する状態になる直前に(最後に)測定した位置において式(3-1)又は式(3-2)の関係式で求まる距離と、1つの測定部13で得られるRSSIとを用いて式(4-1)又は式(4-2)で距離を計算し、計算した距離と、1つの測定部13で得られる角度とからスマートフォン200の位置を特定する(ステップS10)。
また、位置測定部120は、ステップS9において、RSSIが閾値を超えている測定部13の数が1つでない(S9:NO)と判定すると、RSSIが最も大きい測定部13の正面の遠方にスマートフォン200があると判定し、スマートフォン200の位置をRSSIが最も大きい測定部13の正面の遠方に更新する(ステップS11)。なお、遠方とは、RSSIが閾値以下になるほど測定部13から離れた位置であり、そのような位置を表すデータにスマートフォン200の位置を更新すればよい。
位置測定部120は、ステップS6、S7、S8、S10、S11の処理を終えると、フローをステップS4にリターンし、再度データを取得して処理を繰り返し行う。
なお、位置測定部120は、ステップS1において、測定部13の数が2つではない(S1:NO)と判定すると、ステップS1の処理を繰り返し行う。ΔRSSIが閾値を超えている2つの測定部13が得られるまでデータを取得するためである。
また、位置測定部120は、ステップS2において、辺で隣り合う組み合わせではない(S2:NO)と判定すると、フローをステップS1にリターンさせる。データの取得からやり直すためである。
図5及び図6は、スマートフォン200の位置を特定する手法を説明する図である。図5及び図6には、車両10の1番から8番の測定部13がスマートフォン200のビーコン信号をステップS4で説明したRSSIが閾値以上の状態で受信可能な扇形の領域Z1~Z8を示す。
図5では、2番と3番の測定部13がスマートフォン200の角度A2、A3を測定している。この状態で、位置測定部120は、2番と3番の測定部13から得られる角度データと、2番と3番の測定部13の間の距離とを用いて二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置を特定する。また、このとき、位置測定部120は、2つの測定部13からスマートフォン200までの距離を表す関係式を式(3-1)、(3-2)のようにそれぞれ求め、メモリ140に格納する。
図6では、図5に示すように二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置を特定された後に、3番の測定部13のみがスマートフォン200の角度A3を測定している状態に変化している。
この場合は、位置測定部120は、3番の測定部13のみで角度を測定する状態になる直前に(最後に)測定した位置(図5参照)において式(3-2)で求まった距離と、3番の測定部13で得られるRSSIとを用いて式(4-2)で距離を計算し、計算した距離と、3番の測定部13で得られる角度とからスマートフォン200の位置を特定する。なお、3番と4番の測定部13がスマートフォン200の角度を測定している状態に変化した場合も同様である。
ここで、ステップS6で位置測定部120が辺で隣り合うと判定する場合は、スマートフォン200の位置から2つの測定部13に向かう方向同士の差が所定値よりも大きい領域にスマートフォン200が位置すると推定されるときである。このような領域は、領域Z2とZ3が重複する領域、領域Z4とZ5が重複する領域、領域Z6とZ7が重複する領域、及び、領域Z8とZ1が重複する領域である。
また、ステップS7で位置測定部120が角で隣り合うと判定する場合は、スマートフォン200の位置から2つの測定部13に向かう方向同士の差が所定値よりも小さい領域にスマートフォン200が位置すると推定されるときである。このような領域は、領域Z1とZ2のうち領域Z8とZ3との間に位置する領域、領域Z3とZ4のうち領域Z2とZ5との間に位置する領域、領域Z5とZ6のうち領域Z4とZ7との間に位置する領域、及び、領域Z7とZ8のうち領域Z6とZ1との間に位置する領域である。
以上のように、辺で隣り合う2つの測定部13で角度データが得られると、二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置を求めるとともに、2つの測定部13からスマートフォン200までの距離を表す関係式を式(3-1)、(3-2)のようにそれぞれ求めておく。
そして、その後に1つの測定部13で角度を測定する状態に変化した場合には、1つの測定部13で角度を測定する状態に変化する直前に(最後に)測定した位置において式(3-1)又は式(3-2)で求まる距離と、1つの測定部13で得られるRSSIとを用いて式(4-1)又は式(4-2)で距離を計算する。そして、計算した距離と、1つの測定部13で得られる角度とからスマートフォン200の位置を特定する。
また、角の2つの測定部13で角度を測定する状態に変化した場合には、角の2つの測定部13で角度を測定する状態になる直前に(最後に)測定した位置において式(3-1)又は式(3-2)で求まる距離と、RSSIが大きい方の測定部13で得られるRSSIとを用いて式(4-1)又は式(4-2)で距離を計算する。そして、計算した距離と、2つの測定部13のうちRSSIが大きい方の測定部13で得られる角度とからスマートフォン200の位置を特定する。
このため、二角挟辺の関係に基づいてスマートフォン200の位置を求めることができない状況においても、式(3-1)、(3-2)のような2つの測定部13からスマートフォン200までの距離を表す関係式と、1つの測定部13で得られるRSSIと、角度データとを用いて、スマートフォン200の位置を正確に特定することができる。
したがって、複数の測定部13同士の間隔がある程度狭いとき、又は、測定部13が1つのときでも、スマートフォン200の位置を高精度に検出できる位置測定システム100Aを提供することができる。
なお、以上では、測定部13がECUを含み、角度データを測定して位置測定ECU100に伝送する形態について説明したが、測定部13は電波を受信するだけで、位置測定ECU100が角度データを測定してもよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態の位置測定システムについて説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
10 車両
13 測定部
100 位置測定ECU
100A 位置測定システム
110 主制御部
120 位置測定部
130 通信部
140 メモリ
200 スマートフォン

Claims (5)

  1. 所定方向に沿って離隔配置された少なくとも一対のアンテナを有し、発信源から発信される電波を受信して前記電波の第1到来角度を測定する第1測定部と、
    前記第1測定部から前記所定方向に沿って離隔して設置され、前記所定方向に沿って離隔配置された少なくとも一対のアンテナを有し、前記発信源から発信される電波を受信して前記電波の第2到来角度を測定する第2測定部と、
    前記第1到来角度及び前記第2到来角度に基づいて前記発信源の位置を算出する第1処理、及び、前記第1測定部及び前記第2測定部のいずれか一方が受信した電波の前記第1到来角度及び前記第2到来角度のいずれか一方と受信強度とに基づいて前記発信源の位置を算出する第2処理を実行する位置算出部と
    を含
    前記位置算出部は、前記発信源から前記第1測定部に向かう方向と前記発信源から前記第2測定部に向かう方向との差が所定値以上の領域に前記発信源が位置すると推定されるときは、前記第1処理で前記発信源の位置を算出し、前記発信源から前記第1測定部に向かう方向と前記発信源から前記第2測定部に向かう方向との差が前記所定値よりも小さい領域に前記発信源が位置すると推定されるときは、前記第2処理で前記発信源の位置を算出する、位置測定システム。
  2. 前記位置算出部は、前記第2処理において、前記発信源までの距離と電波の受信強度との関係を表す関係式と、前記第1測定部及び前記第2測定部のいずれか一方が受信した電波の受信強度とに基づいて前記発信源までの距離を計算し、前記計算した距離と、前記第1到来角度及び前記第2到来角度のいずれか一方とに基づいて前記発信源の位置を算出する、請求項記載の位置測定システム。
  3. 所定方向に沿って離隔配置された少なくとも一対のアンテナを有し、発信源から発信される電波を受信して前記電波の第1到来角度を測定する第1測定部と、
    前記第1測定部から前記所定方向に沿って離隔して設置され、前記所定方向に沿って離隔配置された少なくとも一対のアンテナを有し、前記発信源から発信される電波を受信して前記電波の第2到来角度を測定する第2測定部と、
    前記第1到来角度及び前記第2到来角度に基づいて前記発信源の位置を算出する第1処理、及び、前記第1測定部及び前記第2測定部のいずれか一方が受信した電波の前記第1到来角度及び前記第2到来角度のいずれか一方と受信強度とに基づいて前記発信源の位置を算出する第2処理を実行する位置算出部と
    を含
    前記位置算出部は、前記第2処理において、前記発信源までの距離と電波の受信強度との関係を表す関係式と、前記第1測定部及び前記第2測定部のいずれか一方が受信した電波の受信強度とに基づいて前記発信源までの距離を計算し、前記計算した距離と、前記第1到来角度及び前記第2到来角度のいずれか一方とに基づいて前記発信源の位置を算出する、位置測定システム。
  4. 前記位置算出部は、前記第1処理を実行する際に前記第1測定部及び前記第2測定部が受信した電波の受信強度を用いて、前記関係式を取得する、請求項2又は3記載の位置測定システム。
  5. 前記位置算出部は、前記第1測定部が受信した電波の受信強度と、前記第2測定部が受信した電波の受信強度との両方が所定の閾値以上であるときに、前記発信源から前記第1測定部に向かう方向と前記発信源から前記第2測定部に向かう方向との差が前記所定値以上の領域に前記発信源が位置すると推定し、前記第1測定部が受信した電波の受信強度と、前記第2測定部が受信した電波の受信強度とのうちのいずれか一方が前記所定の閾値以上であり、かつ、いずれか他方が前記所定の閾値未満であるときに、前記発信源から前記第1測定部に向かう方向と前記発信源から前記第2測定部に向かう方向との差が前記所定値よりも小さい領域に前記発信源が位置すると推定する、請求項乃至4のいずれか一項記載の位置測定システム。
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