JP7285230B2 - 制動制御装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示されている制動力制御方法では、ペダルストロークと制動力との関係として、ブレーキペダルの操作速度が速いときのマップまたは操作速度が遅いときのマップが用いられる。操作速度が速いときのマップでは、ペダルストロークが所定の値であるときに対応する制動力が、操作速度が遅いときのマップの場合よりも大きくされている。制動が開始されたときの操作速度に応じたマップが選択され当該制動が終了するまでは選択されたマップを用いて、ペダルストロークに応じた制動力を付与するように制動装置が制御される。
図1は、本実施形態の制動制御装置10と、制動制御装置10を搭載する車両90と、を示す。
なお、制動制御装置10は、以下(a)~(c)のいずれかの構成であればよい。(a)コンピュータプログラムに従って各種処理を実行する一つ以上のプロセッサを備える。プロセッサは、CPU並びに、RAMおよびROM等のメモリを含む。メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。(b)各種処理を実行する一つ以上の専用のハードウェア回路を備える。専用のハードウェア回路は、たとえば、特定用途向け集積回路すなわちASIC(Application Specific Integrated Circuit)、または、FPGA(Field Programmable Gate Array)等である。(c)各種処理の一部をコンピュータプログラムに従って実行するプロセッサと、各種処理のうち残りの処理を実行する専用のハードウェア回路と、を備える。
制動制御部13には、目標制動力導出部20によって導出された目標制動力BPTが入力される。制動制御部13は、目標制動力BPTに基づいて制動装置80を制御することで、各車輪に付与する制動力を調整する。
目標制動力導出部20は、操作速度ゲイン導出部25を備えている。操作速度ゲイン導出部25には、操作取得部11から操作速度DSPが入力される。操作速度ゲイン導出部25には、操作速度DSPと、操作速度ゲインK2と、の関係が記憶されている。操作速度ゲインK2は、操作速度DSPが速いほど目標制動力BPTを大きくするためのゲインである。たとえば、操作速度ゲインK2は、「0」以上「1」未満の値である。操作速度ゲインK2は、後述するように、中間制動力BPIの差分に乗算される。操作速度DSPと操作速度ゲインK2との関係は、操作速度DSPが大きいほど操作速度ゲインK2が大きくなる関係である。操作速度ゲイン導出部25は、当該関係を満たすように操作速度DSPに基づいて操作速度ゲインK2を導出する処理を実行する。当該処理は、制動操作中に所定の制御サイクル毎に実行される。図2には、操作速度DSPと操作速度ゲインK2との関係の一例を示している。この例では、操作速度DSPが操作速度第1値d1以下であるときには、操作速度ゲインK2が最小値となる。操作速度DSPが操作速度第1値d1よりも大きく操作速度第2値d2よりも小さいときには、操作速度DSPが大きいほど操作速度ゲインK2が大きくなる。操作速度DSPが操作速度第2値d2以上であるときには、操作速度ゲインK2が最大値となる。
制動制御装置10では、制動操作部材92が操作されて車両90の制動が開始されると、基礎制動力導出部22によって基礎制動力BPBが導出され、車速ゲイン導出部23によって車速ゲインK1が導出される。基礎制動力BPBおよび車速ゲインK1に基づいて、第1調整部24によって中間制動力BPIが導出される。これによって、制動開始時の車速VSが大きいほど中間制動力BPIを大きくすることができる。
・上記実施形態では、基礎制動力BPBに車速ゲインK1を乗算して中間制動力BPIを導出しているが、中間制動力BPIの導出に車速ゲインK1を用いることは必須ではない。たとえば、基礎制動力導出部22によって導出される基礎制動力BPBを中間制動力BPIとしてもよい。操作速度ゲインK2を用いて目標制動力BPTが導出されれば、上記実施形態と同様に、制動中の操作速度DSPの変化を制動力に反映することができる。
たとえば、目標制動力BPTを導出する際に、車速ゲインK1による基礎制動力BPBからの増大分と操作速度ゲインK2による中間制動力BPIからの増大分との合計が規定の増大上限量を超えないようにすることで、目標制動力BPTの上限を設定することができる。
11…操作取得部
12…車速取得部
13…制動制御部
20…目標制動力導出部
21…中間制動力導出部
22…基礎制動力導出部
23…車速ゲイン導出部
24…第1調整部
25…操作速度ゲイン導出部
26…第2調整部
80…制動装置
90…車両
92…制動操作部材
93…車輪速センサ
94…ストロークセンサ
Claims (2)
- 車両の制動時に、制動操作部材の操作に基づいた目標制動力を導出し、該目標制動力に応じた制動力を発生させるように制動装置を制御する制動制御装置であって、
前記制動操作部材の操作量および操作速度を取得する処理を制御サイクル毎に実行する操作取得部と、
前記目標制動力の導出に用いる中間制動力を導出する処理を前記制御サイクル毎に実行するものであり、当該処理では前記操作量が大きくなるにしたがって前記中間制動力が大きくなるように該中間制動力を導出する中間制動力導出部と、
前記目標制動力を調整するゲインである操作速度ゲインを導出する処理を前記制御サイクル毎に実行するものであり、当該処理では前記操作速度が速いほど前記操作速度ゲインを大きくする操作速度ゲイン導出部と、
前記中間制動力の今回導出時の値と前記中間制動力の前回導出時の値との差を差分として、前記操作速度ゲインを前記差分に乗算した値を前記中間制動力の今回導出時の値に加算して前記目標制動力として導出する処理を前記制御サイクル毎に実行する調整部と、を備える
制動制御装置。 - 前記中間制動力導出部は、
前記操作量が大きいほど基礎制動力を大きく導出する基礎制動力導出部と、
前記目標制動力を調整するゲインである車速ゲインを前記車両の車速が高いほど大きく導出する車速ゲイン導出部と、を有し、
前記車速ゲインを前記基礎制動力に乗算した値を前記中間制動力とする
請求項1に記載の制動制御装置。
Priority Applications (1)
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JP2020062455A JP7285230B2 (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 制動制御装置 |
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JP2020062455A JP7285230B2 (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 制動制御装置 |
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ID=78004170
Family Applications (1)
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