JP7285041B2 - パルスアーク溶接制御方法 - Google Patents

パルスアーク溶接制御方法 Download PDF

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本発明は、溶接電流のフィードバック制御のゲインを自動調整するパルスアーク溶接制御方法に関するものである。
消耗電極式パルスアーク溶接(以下、パルスアーク溶接という)は、鉄鋼、ステンレス鋼、アルミニウム等の種々の金属の溶接に広く使用されている。このパルスアーク溶接では、立上り期間中はベース電流値からピーク電流値へと上昇し、ピーク期間中はピーク電流値となり、立下り期間中はピーク電流値からベース電流値へと下降し、ベース期間中はベース電流値となる溶接電流を通電し、これらの通電を1パルス周期として繰り返して溶接が行われる。パルスアーク溶接では、1パルス周期1溶滴移行状態となるので、溶滴移行状態が安定しているために、スパッタの発生が少なく、美しいビード外観を得ることができる。
パルスアーク溶接に使用される溶接電源は定電流特性を有しており、溶接電流は電流設定信号に基づいてフィードバック制御される。パルスアーク溶接の溶接状態を安定にするためには、溶接電流の波形と電流設定信号の波形とが正確に一致することが重要である。このためには、溶接電流のフィードバック制御のゲインを適正値に設定する必要がある。
特許文献1の発明では、溶接電圧を溶接電流で除算した溶接インピーダンス情報に基づいて制御ゲインを変更する。すなわち、溶接負荷状態がアーク状態にあるか短絡状態にあるかを溶接インピーダンス情報によって判別し、フィードバック制御のゲインをそれぞれの溶接負荷状態に適した値に切り換えるものである。
特許第5047707号公報
溶接負荷状態は、種々の溶接条件によって変化する。溶接条件としては、母材の材質、シールドガスの種類、溶接ワイヤの直径、溶接ケーブルの長さ、ワイヤ突き出し長さ、溶接ワイヤの送給速度等の複数の組み合わせ条件がある。これらの種々の溶接条件に応じて、溶接電流のフィードバック制御のゲインを適正値に調整するためには、多くの作業時間が必要となる。この結果、種々の溶接条件において、フィードバック制御のゲインが適正値に設定されていない状態となることも多い。
そこで、本発明では、種々の溶接条件において、溶接電流のフィードバック制御のゲインを適正値に自動調整することができるパルスアーク溶接制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、
溶接ワイヤを送給し、立上り期間中はベース電流値からピーク電流値へと上昇し、ピーク期間中は前記ピーク電流値となり、立下り期間中は前記ピーク電流値から前記ベース電流値へと下降し、ベース期間中は前記ベース電流値となる溶接電流を1パルス周期として繰り返して通電し、前記溶接電流は電流設定値に基づいてフィードバック制御されるパルスアーク溶接制御方法において、
前記溶接電流の電流検出値と前記電流設定値との差分値を検出し、前記パルス周期中の所定期間にわたって前記差分値を積分して差分積分値を検出し、
前記所定期間は、前記パルス周期の全期間、又は、前記立上り期間から前記立下り期間にわたる期間であり、
前記差分積分値は前記電流設定値の波形と前記溶接電流の波形との一致度を示す指標であり、
前記フィードバック制御のゲインを複数の値に設定してテスト溶接を行い、前記設定ごとの前記差分積分値を検出し、
前記設定ごとの前記差分積分値が最少となる前記一致度が高いゲインを選択して実溶接を行う、
ことを特徴とするパルスアーク溶接制御方法である。
本発明によれば、種々の溶接条件において、溶接電流のフィードバック制御のゲインを適正値に自動調整することができる。
本発明の実施の形態1に係るパルスアーク溶接制御方法を示す電流波形図である。 本発明の実施の形態1に係るパルスアーク溶接制御方法を実施するための溶接装置のブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係るパルスアーク溶接制御方法を示す電流波形図である。同図(A)は電流設定信号Irの時間変化を示し、同図(B)は溶接電流Iwの時間変化を示す。以下、同図を参照して動作について説明する。
同図において、時刻t1~t2の期間が立上り期間Tuとなり、時刻t2~t3の期間がピーク期間Tpとなり、時刻t3~t4の期間が立下り期間Tdとなり、時刻t4~t5の期間がベース期間Tbとなる。時刻t1~t5の期間が1パルス周期Tfとなる。立上り期間Tu、ピーク期間Tp及び立下り期間Tdは所定値に設定される。ベース期間Tbは後述するアーク長制御によって刻々と変化する。この結果、パルス周期Tfも刻々と変化することになる。溶接電流Iwは電流設定信号Irに基づいてフィードバック制御される。
時刻t1~t2の立上り期間Tu中は、同図(A)に示すように、電流設定信号Irは予め定めたベース電流設定値から予め定めたピーク電流設定値まで直線状に上昇する。同図(B)に示すように、溶接電流Iwは、ベース電流値Ibから電流設定信号Irよりも遅れて上昇し、オーバーシュートした後にピーク電流値Ipに収束する。
時刻t2~t3のピーク期間Tp中は、同図(A)に示すように、電流設定信号Irは上記のピーク電流設定値となる。同図(B)に示すように、溶接電流Iwは、オーバーシュートの後にピーク電流値Ipとなる。
時刻t3~t4の立下り期間Td中は、同図(A)に示すように、電流設定信号Irは上記のピーク電流設定値から上記のベース電流設定値まで直線状に下降する。同図(B)に示すように、溶接電流Iwは、ピーク電流値Ipから電流設定信号Irよりも遅れて下降し、アンダーシュートした後にベース電流値Ibとなる。
時刻t4~t5のベース期間Tb中は、同図(A)に示すように、電流設定信号Irは上記のベース電流設定値となる。同図(B)に示すように、溶接電流Iwは、アンダーシュートの後にベース電流値Ibとなる。
溶接電流Iwの電流検出信号をIdとして、差分値Eiを以下のように定義する。
Ei=|Id-Ir| …(1)式
さらに、差分積分値Seを以下のように定義する。
Se=∫Ei・dt …(2)式
但し、積分期間は、パルス周期Tf中の所定期間である。所定期間は、
(1)パルス周期Tfの全期間(時刻t1~t5の期間)、
(2)立上り期間Tu、ピーク期間Tp及び立下り期間Tdにわたる期間(時刻t1~t4の期間)
である。
上記の差分積分値Seが、電流設定信号Irの波形と溶接電流Iwの波形との一致度を示す指標となる。差分積分値Seは0以上の実数であり、その値が小さいほど一致度は高いことになる。Se=0のときは、両波形が完全に一致していることを示す。したがって、差分積分値Seを指標としてフィードバック制御のゲインを適正化することができる。適正化の方法の一例を以下に示す。
溶接電流のフィードバック制御回路がPID制御回路である場合とする。比例Pの比例ゲインをGpとし、積分Iの積分ゲインをGiとし、微分Dの微分ゲインをGdとする。すなわち、フィードバック制御のゲインは、比例ゲインGp、積分ゲインGi及び微分ゲインGdから構成されている。それぞれのゲインに対して、複数の値を設定する。例えば、複数の値が5である場合、Gp1~Gp5、Gi1~Gi5、Gd1~Gd5を予め設定する。したがって、ゲインの組み合わせ数は、5×5×5=125となる。次に、特定の溶接条件において溶接を行う。溶接中に、125のゲインの組み合わせを自動的に順次切り替えて、そのときの差分積分値Seを検出する。溶接終了後に、差分積分値Seが最も小さな値となったゲインの組み合わせを、最適なゲインとして選択する。以後、この選択されたゲインによって溶接を行う。各ゲインの最小値、最大値及び複数値は、予め実験によって十分な範囲と範囲内における刻みとなるように設定しておく。フィードバック制御回路がPID制御回路以外の回路であっても、複数のゲインを上記のように適正化することができる。
図2は、本発明の実施の形態1に係るパルスアーク溶接制御方法を実施するための溶接装置のブロック図である。溶接装置は、主に破線で囲まれた溶接電源PS、ロボット制御装置RC、ロボット(図示は省略)等から構成されている。以下、同図を参照して各ブロックについて説明する。
溶接電源PSは、以下の各ブロックから構成されている。電源主回路MCは、3相200V等の交流商用電源(図示は省略)を入力として、後述する駆動信号Dvに従ってインバータ制御等の出力制御を行い、溶接に適した溶接電圧Vw及び溶接電流Iwを出力する。この電源主回路MCは、図示は省略するが、交流商用電源を整流する1次整流回路、整流された直流を平滑するコンデンサ、平滑された直流を駆動信号Dvに従って高周波交流に変換するインバータ回路、高周波交流を溶接に適した電圧値に降圧するインバータトランス、降圧された高周波交流を整流する2次整流回路を備えている。リアクトルWLは、上記の電源主回路MCの+側出力と溶接トーチ4との間に挿入されており、電源主回路MCの出力を平滑する。
溶接ワイヤ1は、送給モータWMに結合された送給ロール5の回転によって溶接トーチ4内を送給されて、母材2との間にアーク3が発生する。送給モータWM及び溶接トーチ4は、ロボットに搭載されている。溶接トーチ4内の給電チップ(図示は省略)と母材2との間に溶接電圧Vwが印加され、溶接電流Iwが通電する。
電圧検出回路VDは、上記の溶接電圧Vwを検出して、電圧検出信号Vdを出力する。電圧平均化回路VAVは、この電圧検出信号Vdを平均化(ローパスフィルタを通す)して、電圧平均信号Vavを出力する。電圧設定回路VRは、所望値の電圧設定信号Vrを出力する。電圧誤差増幅回路EVは、上記の電圧設定信号Vr(+)と上記の電圧平均信号Vav(-)との誤差を増幅して、電圧誤差増幅信号Evを出力する。
V/FコンバータVFは、上記の電圧誤差増幅信号Evに応じた周波数で短時間Highレベルになるトリガ信号であるパルス周期信号Tfを出力する。このパルス周期信号Tfが短時間Highレベルになる周期が1パルス周期となる。
立上り期間設定回路TURは、予め定めた立上り期間設定信号Turを出力する。ピーク期間設定回路TPRは、予め定めたピーク期間設定信号Tprを出力する。立下り期間設定回路TDRは、予め定めた立下り期間設定信号Tdrを出力する。
ピーク電流設定回路IPRは、予め定めたピーク電流設定信号Iprを出力する。ベース電流設定回路IBRは、予め定めたベース電流設定信号Ibrを出力する。
電流設定回路IRは、上記のパルス周期信号Tf、上記の立上り期間設定信号Tur、上記のピーク期間設定信号Tpr、上記の立下り期間設定信号Tdr、上記のピーク電流設定信号Ipr及び上記のベース電流設定信号Ibrを入力として、パルス周期信号Tfが短時間Highレベルに変化するごとに、以下の処理を行ない、電流設定信号Ir及び期間信号Tnを出力する。
1)パルス周期信号TfがHighレベルに変化すると、立上り期間設定信号Turによって定まる立上り期間Tu中は、ベース電流設定信号Ibrの値からピーク電流設定信号Iprの値まで、直線状に上昇する電流設定信号Irを出力し、期間信号Tn=1を出力する。
2)続けて、ピーク期間設定信号Tprによって定まるピーク期間Tp中は、ピーク電流設定信号Iprを電流設定信号Irとして出力し、期間信号Tn=2を出力する。
3)続けて、立下り期間設定信号Tdrによって定まる立下り期間Td中は、ピーク電流設定信号Iprの値からベース電流設定信号Ibrの値まで直線状に下降する電流設定信号Irを出力し、期間信号Tn=3を出力する。
4))続けて、パルス周期信号Tfが再び短時間Highレベルになるまでのベース期間Tb中は、ベース電流設定信号Ibrを電流設定信号Irとして出力し、期間信号Tn=4を出力する。
電流検出回路IDは、上記の溶接電流Iwを検出して、電流検出信号Idを出力する。
差分値検出回路EIは、上記の電流検出信号Id及び上記の電流設定信号Irを入力として、上述した(1)式に基づいて差分値信号Ei=|Id-Ir|を出力する。
差分積分値検出回路SEは、上記の期間信号Tn及び上記の差分値信号Eiを入力として、パルス周期ごとに上述した(2)式に基づいて、期間信号Tnによってパルス周期の所定期間を特定して差分積分値信号Se=∫Ei・dtを出力する。
積分期間は、パルス周期中の所定期間であり、例えば、以下の(1)又は(2)の期間である。
(1)期間信号Tnが1~4となるパルス周期Tfの全期間
(2)期間信号Tnが1~3となる立上り期間Tu、ピーク期間Tp及び立下り期間Tdにわたる期間
PID制御回路EAは、上記の差分値信号Ei及び後述するゲイン設定信号Grを入力として、差分値信号Eiをゲイン設定信号Grによって定まるゲインによって増幅して、電流フィードバック信号Eaを出力する。
駆動回路DVは、上記の電流フィードバック信号Ea及び後述するロボット制御装置RCからの起動信号Onを入力として、起動信号OnがHighレベル(溶接開始)のときは電流フィードバック信号Eaに基いて上記の電源主回路MC内のインバータ回路を駆動するための駆動信号Dvを出力し、起動信号OnがLowレベル(溶接停止)のときは駆動信号Dvを出力しない。
ゲイン適正化開始スイッチSWは、溶接電源PSのフロントパネルに設けられており、スイッチがオン状態になるとHighレベルとなり、オフ状態になるとLowレベルとなるゲイン適正化開始信号Swを出力する。このゲイン適正化開始信号Swをロボット制御装置RCから出力するようにしても良い。
ゲイン設定回路GRは、上記のゲイン適正化開始信号Sw及び上記の差分積分値信号Seを入力として、以下の処理を行い、ゲイン設定信号Grを出力する。ここで、フィードバック制御回路がPID制御回路EIの場合であるので、ゲイン設定信号Grは、上述したように、比例ゲインGp、積分ゲインGi及び微分ゲインGdから構成されている。
1)Gp1~Gp5、Gi1~Gi5及びGd1~Gd5を予め設定する。したがって、それぞれのゲインの組み合わせは125とおりとなる。
2)溶接中にゲイン適正化開始信号SwがHighレベルになると、125のゲインの組み合わせを自動的に順次切り替えてゲイン設定信号Grとして出力する。同時に、各ゲインの組み合わせにおける差分積分値信号Seの値を記憶する。
3)125とおりのゲインの組み合わせの中から差分積分値信号Seが最も小さな値となったゲインの組み合わせを、最適なゲインの組み合わせとして記憶してゲイン設定信号Grとして出力する。
送給速度設定回路FRは、予め定めた送給速度設定信号Frを出力する。送給制御回路FCは、上記の送給速度設定信号Fr及び後述するロボット制御装置RCからの起動信号Onを入力として、起動信号OnがHighレベル(溶接開始)のときは送給速度設定信号Frによって定まる送給速度で溶接ワイヤ1を送給するための送給制御信号Fcを上記の送給モータWMに出力し、起動信号OnがLowレベル(溶接停止)のときは送給を停止するための送給制御信号Fcを出力する。
ロボット制御装置RCは、予め教示された作業プログラムに従ってロボット(図示は省略)を移動させると共に、溶接開始又は溶接停止を指令する起動信号Onを出力する。
上述した実施の形態1によれば、溶接電流の電流検出値と電流設定値との差分値を検出し、パルス周期中の所定期間にわたって差分値を積分して差分積分値を検出し、差分積分値に基づいてフィードバック制御のゲインを自動調整する。上記の所定期間は、パルス周期の全期間、又は、立上り期間及びピーク期間及び立下り期間にわたる期間である。本実施の形態では、種々の溶接条件において、溶接電流のフィードバック制御のゲインを適正値に自動調整することができる。このために、種々の溶接条件において、常に安定した溶接状態を得ることができる。
1 溶接ワイヤ
2 母材
3 アーク
4 溶接トーチ
5 送給ロール
DV 駆動回路
Dv 駆動信号
EA PID制御回路
Ea 電流フィードバック信号
EI 差分値検出回路
Ei 差分値信号
EV 電圧誤差増幅回路
Ev 電圧誤差増幅信号
FC 送給制御回路
Fc 送給制御信号
FR 送給速度設定回路
Fr 送給速度設定信号
GR ゲイン設定回路
Gr ゲイン設定信号
Ib ベース電流値
IBR ベース電流設定回路
Ibr ベース電流設定信号
ID 電流検出回路
Id 電流検出信号
Ip ピーク電流値
IPR ピーク電流設定回路
Ipr ピーク電流設定信号
IR 電流設定回路
Ir 電流設定信号
Iw 溶接電流
MC 電源主回路
On 起動信号
PS 溶接電源
RC ロボット制御装置
SE 差分積分値検出回路
Se 差分積分値(信号)
SW ゲイン適正化開始スイッチ
Sw ゲイン適正化開始信号
Tb ベース期間
Td 立下り期間
TDR 立下り期間設定回路
Tdr 立下り期間設定信号
Tf パルス周期(信号)
Tn 期間信号
Tp ピーク期間
TPR ピーク期間設定回路
Tpr ピーク期間設定信号
Tu 立上り期間
TUR 立上り期間設定回路
Tur 立上り期間設定信号
VAV 電圧平均化回路
Vav 電圧平均信号
VD 電圧検出回路
Vd 電圧検出信号
VF V/Fコンバータ
VR 電圧設定回路
Vr 電圧設定信号
Vw 溶接電圧
WL リアクトル
WM 送給モータ

Claims (1)

  1. 溶接ワイヤを送給し、立上り期間中はベース電流値からピーク電流値へと上昇し、ピーク期間中は前記ピーク電流値となり、立下り期間中は前記ピーク電流値から前記ベース電流値へと下降し、ベース期間中は前記ベース電流値となる溶接電流を1パルス周期として繰り返して通電し、前記溶接電流は電流設定値に基づいてフィードバック制御されるパルスアーク溶接制御方法において、
    前記溶接電流の電流検出値と前記電流設定値との差分値を検出し、前記パルス周期中の所定期間にわたって前記差分値を積分して差分積分値を検出し、
    前記所定期間は、前記パルス周期の全期間、又は、前記立上り期間から前記立下り期間にわたる期間であり、
    前記差分積分値は前記電流設定値の波形と前記溶接電流の波形との一致度を示す指標であり、
    前記フィードバック制御のゲインを複数の値に設定してテスト溶接を行い、前記設定ごとの前記差分積分値を検出し、
    前記設定ごとの前記差分積分値が最少となる前記一致度が高いゲインを選択して実溶接を行う、
    ことを特徴とするパルスアーク溶接制御方法。
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