JP7284894B2 - 髪留め結束バンド - Google Patents
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Description
従来からある環状ヘアゴムは全体が伸縮構造であり、簡単に髪を留めることができるが環状の長さが決まっていて髪の束の分量に対して丁度いいところで留めるのは難しい。(1)課題は調節機能を付与することである。
また従来からあるゴム紐も全体が伸縮構造であるので髪を留めることはできるが、その都度必要な長さにゴム紐をカットしなければならないため、面倒で時間がかかる。効率的に作業をするためには、(2)予め髪の束に対応できる長さになっていることが課題である。
さらにカットしたゴム紐を髪の束に2、3回巻き付けたあと、片手で髪の束を持ち、もう片方の手でゴム紐を結ぶ。これは不慣れな人や初心者には難しい作業である。(3)片手で簡単に髪を留めることが課題である。
しかし環状ヘアゴム及びゴム紐は、全体が伸縮構造であるので、環状ヘアゴム及びゴム紐が髪に引っかかる違和感はなく、また髪の束から抜け落ちることもなく留まる。
そこで簡単に止めることができる従来からある結束バンドを髪に使用してみたが、従来のものは工業用(特許文献1)、園芸用結束バンドであり、その弾性構造は髪には適さず、非常に1本1本が細くしなやかな髪が結束バンドに引っかかったり乱れたり、結束バンドが髪の束から抜け落ち留まらないという問題があった。(4)結束バンドが髪の束から抜け落ちず、引っかからないよう結束する事が課題である。
さらに、片手で髪の束を持ち、もう片方の手で結束バンド足部を持ちながら留めるには、工業用、園芸用結束バンドの止具が足部先端部末端にあるので不安定で結束するのに時間がかかるという問題があった。(5)不慣れな人や初心者でも効率的に作業ができるよう簡単に足部末端部が止具の孔に挿入できるようにすることが課題である。
しかし工業用、園芸用結束バンドの止具は、両手なら簡単に留まり利便性はある。さらに工業用、園芸用結束バンドは調節機能が付与されていて、被結束体の分量に対して調整できる。結束バンド全体の長さも予め設定されている。
つまり、環状ヘアゴム及びゴム紐のような伸縮構造を持ち、結束バンドの利便性を維持しつつ、片手で簡単に髪の束を留めることができる、全く新しい髪留め結束バンドを考案する。
(2)予め髪の束に対応できる長さになっていることが課題である。
(3)片手で簡単に髪を留めることが課題である。
上記、(1)(2)(3)の課題の解決するため本発明の髪留め結束バンドは以下の技術的手段を講じている。
髪留め結束バンドのヘッド部L3が2cm以上、かつ、足部L1全体に対して4分の1以上の長さにする理由として、まず、片手で髪の束を持ち、もう片方の手で結束する際、髪留め結束バンドの伸縮構造部L2がヘッド部L3まであると、ヘッド部L3が不安定で足部末端部L5をヘッド部L3の止具A1の孔A2に入れづらく具合が悪かった。
よって、片手でヘッド部L3を持ち安定させるには、ヘッド部L3は2cm以上、かつ、足部L1全体に対して4分の1以上の長さが好ましい。
髪留め結束バンドの足部末端部L5が2cm以上、かつ、足部L1全体に対して4分の1以上の長さにする理由として、まずヘッド部L3の止具A1に設けられた孔A2に足部末端部L5を入れ,引き締める際、足部末端部L5が2cm以下の場合は、長さが足らず止まらないというおそれがある。いろいろな髪の分量に対応するには、ある程度の長さが必要である。
よって、髪を束の分量に対して丁度いい所で止めるには、足部末端部L5は2cm以、かつ、足部L1全体に対して4分の1以上の長さが好ましい。
髪留め結束バンドの伸縮構造部L2が足部L1全体に対して4分の1以上、2分の1以下の長さにする理由として、まず足部末端部L5が非伸縮構造部になっていないとヘッド部L3の止具A1の孔A2には入らないおそれがある。またヘッド部L3も非伸縮構造部でないと不安定な場合がある。以上のことから、足部L1全体が伸縮構造部L2では、解決できない。つまりヘッド部L3及び足部末端部L5の構造は非伸縮構造部であり、足部L1の一部には伸縮構造部L2を持たせることが重要である。また伸縮構造部L2は短すぎると結束力に欠け、長すぎるとはかどらなかった。
よって伸縮構造部L2は、ヘッド部L3及び足部末端部L5以外で足部L1全体の4分の1以上2分の1以下の長さが好ましい。
髪の束の周囲に結束バンドを配置する際、結束バンドは引っかかりやすい問題があったが、髪留め結束バンドのヘッド部L3と足部末端部L5の延長線上に伸縮構造部L2を備え、ヘッド部L3及び足部末端部L5と伸縮構造部L2の連接部Bは平面に連接することで抜け落ちず引っかかりがなく、結束力も阻害しないような形にする。ヘッド部L3及び足部末端部L5と伸縮構造部L2の連接部Bの段差のない平面とは、0.1mm以下が好ましい。
足部L1全体の面を揃えて連接部Bの段差をなくし、異なる素材を連接させるには二色成形やインサート成形などが良い。
結束バンドは工業用、園芸用でその被結束体は髪より太いので従来のものでよいが、1本1本が細くしなやかな髪の束を留めるには、引っかかりのないよう、髪留め結束バンドのヘッド部L3及び足部末端部L5の延長線上に伸縮構造部L2を備える配慮をする。
つまり、ヘッド部L3の止具A1の方向を改良して髪を留める結束機能を向上することで解決し、足部末端部L5がヘッド部L3の止具A1の孔A2に簡単に挿入できる。
髪の束を留めるには、まず、束ねた髪の束の根元に把持部L4を親指で固定しながら伸縮構造部L2を髪に添わせ、弧を描きながらひっぱる。次に足部L1を髪の束に2、3回巻き付ける。そして足部末端部L5を孔A2に挿入する。髪の束がしっかり拘束されるまで足部末端部L5を引っ張ることにより髪の束が強く拘束され、自動的に留まる。残った足部末端部L5はハサミで切断すると見た目も美しくなる。
A2 孔
B 連接部
L1 足部
L2 伸縮構造部
L3 ヘッド部
L4 把持部
L5 足部末端部
C1 上面
C2 下面
Claims (4)
- 結束バンドの一端側のヘッド部の止具A1に設けられた孔に足部を挿通して片手で髪を締め付けて結束できるようにしてある結束具において、ヘッド部L3と足部L1からなり、足部L1における足部全体の長さに対して4分の1以上2分の1以下の部分が伸縮構造部L2に置き換えられ、止具A1はヘッド部L3の先端から少なくとも2cm以上離れたヘッド部L3上面に設け、ヘッド部L3の先端の側に把持部L4を備え、髪留め結束バンドの長手方向と止具A1の孔A2のバンド挿通方向とが非垂直である片手用髪留め結束バンド。
- ヘッド部L3及び足部末端部L5が、2cm以上の長さである請求項1記載の片手用髪留め結束バンド。
- ヘッド部L3及び足部末端部L5は、非伸縮構造部であり、非伸縮構造部以外の部分が伸縮構造部L2であり、ヘッド部L3及び足部末端部L5の非伸縮構造部と伸縮構造部L2とは異なる材料からなる請求項1記載の片手用髪留め結束バンド。
- 足部L1全体の上面及び下面は、ヘッド部L3及び足部末端部L5と伸縮構造部L2に0.1mm以上の段差がないよう、連接部Bは平面に連接する請求項1記載の片手用髪留め結束バンド。
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US6032680A (en) * | 1999-04-20 | 2000-03-07 | Lu; Chee-Yin | Hair clip retainer |
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