JP7284729B2 - チャイルドシート - Google Patents
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Description
この種のチャイルドシートとして、基板部において、調整機構およびカバー部から左右方向に離れた部分に、前後方向に貫く挿通孔が、上下方向に並べられて設けられ、上下方向で隣り合う各挿通孔に、シートベルトを、基板部の後面を通して一体に挿通した構成が知られている。
また、挿通孔が、基板部において、調整機構およびカバー部から左右方向に離れた部分に設けられているので、シートベルトのうち、上下方向で隣り合う各挿通孔に挿通されている固定端を、チャイルドシートに着座した幼児の肩の近くに位置させることが設計上困難になる場合があった。
また、シートベルトの固定端が、シート本体に対して上下動する基板部の後面に露出することとなり、例えば、シート本体が、基板部の後面に当接、若しくは近接する背もたれ部を有する場合、シート本体に対するヘッドガードの上下方向の位置を調整するときに、基板部の後面に露出したシートベルトの固定端が、背もたれ部の前面に摺接することで、この調整に大きな力が必要になるおそれがあった。
また、例えば、シート本体が前記背もたれ部を有する場合、シートベルトを、上下方向で隣り合う各挿通孔に、基板部の後面を通して挿通する際に、ヘッドガードをシート本体に対して引き上げて、挿通孔を背もたれ部より上方に位置させ、挿通孔の後端開口を開放する必要があった。
これにより、シートベルトを、上下方向で隣り合う各挿通孔に挿通する際に、カバー部の前面側から一方の挿通孔内にシートベルトの一端部を挿通した後に、継続してカバー部の前面側からシートベルトを送り込めば、シートベルトの一端部が、窪み部の内面を摺動して曲げられながら他方の挿通孔に導かれ、カバー部の後面側から他方の挿通孔内に挿通されて、カバー部の前面から突出することとなる。
したがって、例えば、シートベルトの持ち手を変えたり、挿通孔がシート本体より上方に位置するようにヘッドガードを移動させたりしなくても、シートベルトを、上下方向で隣り合う各挿通孔に、カバー部の後面と基板部の前面との間を通して容易に挿通することが可能になり、例えばチャイルドシートを分解等せずに、シートベルトを容易に交換することもできる。
上下方向で隣り合う各挿通孔に、シートベルトが、カバー部の後面と基板部の前面との間を通して一体に挿通されているので、例えば、シート本体が、基板部の後面に当接、若しくは近接する背もたれ部を有していても、シートベルトの固定端と背もたれ部の前面との間に、基板部を介在させることが可能になり、シート本体に対するヘッドガードの上下方向の位置を調整するときに、シートベルトの固定端が背もたれ部の前面に摺接することがなく、この調整に必要な力を抑えることができる。
チャイルドシート1は、シート本体11、ヘッドガード12、および調整機構13を備えている。
基板部14およびカバー部15それぞれの上端縁は、上下方向の同じ位置に位置している。基板部14およびカバー部15は、上下方向に直交する横断面視で、シート本体11の背もたれ部11bに沿うように湾曲している。基板部14、カバー部15、およびシート本体11それぞれの左右方向の中央部は互いに一致している。
以下、基板部14、カバー部15、およびシート本体11それぞれの左右方向の中央部に対して、左右方向に近付く側を左右方向の内側といい、左右方向に離れる側を左右方向の外側という。
調整機構13は、基板部14における左右方向の中間部分に設けられている。図示の例では、調整機構13は、基板部14における左右方向の中央部に設けられている。
図示の例では、係止凸部25は、前後方向から見た正面視で六角形状を呈する複数の枠体が、上下方向に連ねられて構成されている。なお、係止凸部25は、前後方向から見た正面視で、左右方向の両側面に、第1傾斜面25aおよび第2傾斜面25bが形成された、上下方向に長い中実の直方体状に形成されてもよい。
この状態で、ロックレバー22およびヘッドガード12を一体に、シート本体11に対して上昇させると、被係止部23が第1傾斜面25aを摺動することで、被係止部23が左右方向の外側に移動させられる。また、ロックレバー22およびヘッドガード12を一体に、シート本体11に対して下降させると、被係止部23が第2傾斜面25bを摺動することで、被係止部23が左右方向の外側に移動させられる。
そして、図4に示されるように、ヘッドガード12を、シート本体11に対して所望の位置まで上下方向に移動させたときに、ロックレバー22を、基板部14およびカバー部15に対して下方に復元移動させると、ロック部27が、被係止部23を左右方向の内側に押込む。これにより、基板部14、およびカバー部15に対して上下方向の移動が規制されている被係止部23が、ロック部27と、係止凸部25における左右方向の側面と、により左右方向に挟まれて固定されることとなり、基板部14、およびカバー部15の、シート本体11に対する上下方向の位置が固定される。
これにより、シートベルトSを、上下方向で隣り合う各挿通孔16に挿通する際に、カバー部15の前面側から一方の挿通孔16内にシートベルトSの一端部を挿通した後に、継続してカバー部15の前面側からシートベルトSを送り込めば、シートベルトSの一端部が、窪み部18の内面を摺動して曲げられながら他方の挿通孔16に導かれ、カバー部15の後面側から他方の挿通孔16内に挿通されて、カバー部15の前面から突出することとなる。
したがって、例えば、シートベルトSの持ち手を変えたり、挿通孔16がシート本体11より上方に位置するようにヘッドガード12を移動させたりしなくても、シートベルトSを、上下方向で隣り合う各挿通孔16に、カバー部15の後面と基板部14の前面との間を通して容易に挿通することが可能になり、例えばチャイルドシート1を分解等せずに、シートベルトSを容易に交換することもできる。
上下方向で隣り合う各挿通孔16は、カバー部15に、1組、若しくは3組以上設けられてもよい。
11 シート本体
12 ヘッドガード
13 調整機構
14 基板部
15 カバー部
16 挿通孔
16a 面取り部(第1面取り部)
17 突出部
18 窪み部
22 ロックレバー
23 被係止部
S シートベルト
Claims (4)
- フレームに固定されるシート本体と、
前記シート本体に上下動可能に設けられたヘッドガードと、
前記シート本体に対する前記ヘッドガードの上下方向の位置を調整する調整機構と、を備え、
前記ヘッドガードは、
前記調整機構の少なくとも一部が前面に設けられた基板部と、
前記基板部の前面に設けられ、前記調整機構を覆うカバー部と、を備え、
前記カバー部に、前後方向に貫く挿通孔が、上下方向に並べられて設けられ、
上下方向で隣り合う各前記挿通孔に、シートベルトが、前記カバー部の後面と前記基板部の前面との間を通して一体に挿通され、
前記基板部の前面において、上下方向で互いに隣り合う前記挿通孔と前後方向で対向する部分に、上下方向に沿う縦断面視で、後方に向けて窪む曲線状を呈する内面を備えた窪み部が形成されている、チャイルドシート。 - 前記カバー部の後面における前記挿通孔の開口周縁部に、面取り部が形成されている、請求項1に記載のチャイルドシート。
- 前記調整機構および前記カバー部は、前記基板部における左右方向の中央部に設けられている、請求項1または2に記載のチャイルドシート。
- 前記基板部の前面において、上下方向で互いに隣り合う前記挿通孔と前後方向で対向する部分に、前方に向けて突出し、前記カバー部の後面に当接、若しくは近接した突出部が形成され、
前記突出部の前面に、前記窪み部が形成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のチャイルドシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020054312A JP7284729B2 (ja) | 2020-03-25 | 2020-03-25 | チャイルドシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020054312A JP7284729B2 (ja) | 2020-03-25 | 2020-03-25 | チャイルドシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021154773A JP2021154773A (ja) | 2021-10-07 |
JP7284729B2 true JP7284729B2 (ja) | 2023-05-31 |
Family
ID=77916752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020054312A Active JP7284729B2 (ja) | 2020-03-25 | 2020-03-25 | チャイルドシート |
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Country | Link |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001080397A (ja) | 1999-09-14 | 2001-03-27 | Combi Corp | チャイルドシートおよびヘッドレスト |
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JP2015206391A (ja) | 2014-04-18 | 2015-11-19 | 大和化成工業株式会社 | クランプ |
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Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2020
- 2020-03-25 JP JP2020054312A patent/JP7284729B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018114817A (ja) | 2017-01-18 | 2018-07-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 同乗者用椅子および自転車 |
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---|---|
JP2021154773A (ja) | 2021-10-07 |
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