JP7284559B2 - 蓄電池制御装置、蓄電池制御プログラム - Google Patents

蓄電池制御装置、蓄電池制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、系統電力、太陽光発電に代表される再生可能エネルギー発電による電力、及び蓄電池から受ける電力を併用して負荷に電力を供給する場合に、特に、蓄電池電力から受ける電力を制御する蓄電池制御装置及び蓄電池制御プログラムに関する。
近年、系統電力から受電する電力と、太陽光発電(再生可能エネルギーの代表例)による電力と、蓄電池からの放電による電力と、を併用する電力システムが適用されている。
特許文献1には、余剰電力を蓄える効率を向上させる共に、商用電力系統からの電力のピークカットを行うことが可能な電力システムが開示されている。
より具体的には、特許文献1では、蓄電池に充電されている充電電力量を計測し、再生可能エネルギーの一例である太陽電池で発電される発電量、及び、家電で消費される需要電力量を予測し、予測した発電量および需要電力量と、蓄電池の充電電力量とに基づいて、蓄電池の充放電の計画を立て、計画に従って、蓄電池の充放電を制御する。
ところで、太陽光発電と蓄電池を併用したシステムにおいては、今後、太陽光発電の発電量をできる限り自家消費することが望まれており、この場合、蓄電池に蓄電した電力を常時最大限に活用することで系統電力からの買電量を低減することができるが、受電電力の上限値を超えそうなときに、蓄電池の残量がなくなっている可能性があり、ピークカットを担保することができず、受電電力の上限値を超えてしまう場合がある。
一方、ピークカットを優先で制御する場合は、常時、蓄電値の残量を確保しておく必要があり、蓄電池が満充電状態で太陽光発電量が余剰になると、商用電力系統へ売電することになり、自家消費量が低下する。
特開2009-284586号公報
しかしながら、特許文献1は、交流として商用電力系統、直流として太陽光発電と蓄電池を適用し、ピークカットを担保しているが、商用電力系統への売電(逆潮流)を許容しており、ピークカットの担保と系統への売電回避を両立することを考慮した制御形態になっていない。
本発明は、系統から受ける電力、再生可能エネルギー発電による電力、蓄電池から放電された電力を併用する場合に、日照時間や負荷の変動の推移の予測による計画電力の推定ロジックを確立し、ピークカットの担保と商用電力系統への売電回避を両立することができる蓄電池制御装置、蓄電池制御プログラムを得ることが目的である。
本発明に係る蓄電池制御装置は、負荷設備で消費する電力供給源として、系統からの受電による第1の電力、再生可能エネルギー発電による第2の電力、及び蓄電池からの放電による第3の電力を備え、前記第1の電力が受電電力の上限電力P’を超えない第1条件、及び、前記第2の電力の前記系統への逆潮流を回避する第2条件を維持するための、前記第3の電力を制御する蓄電池制御装置であって、前記負荷設備で消費する負荷電力の時系列の推移予測と、前記第2の電力の発電量の時系列の推移予測との差分を、将来の予測開始時刻から確保時間が経過するまで、前記確保時間よりも短い一定期間毎に積算すると共に、当該一定期間毎の積算値を、前記第1の電力の受電電力の上限電力超過分を正の数、前記第2の電力の系統への逆潮流分を負の数として、電力推移を予測する時間である前記確保時間の開始時から終了時まで時系列で積算する積算手段と、前記積算手段による積算結果の時系列の変化の中から、正の数の最大値である必要蓄積量と、負の数の最小値である必要空き容量とを抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出した前記最大値である前記必要蓄積量に基づき前記蓄電池の蓄電量下限値を演算し、かつ、前記抽出手段で抽出した前記最小値である前記必要空き容量に基づき前記蓄電池の蓄電量上限値を演算する演算手段と、前記第1の電力、前記第2の電力、及び前記第3の電力の少なくとも1系統の電力が、前記負荷設備で消費されるとき、前記負荷設備で消費される電力から前記第2の電力を差し引いた現在電力L’に基づいて蓄電池放電上限を、並びに、前記現在電力L’と前記上限電力P’との差分に基づいて蓄電池充電上限をそれぞれ決定する決定手段と、
前記蓄電池の残量と、前記蓄電量下限値及び蓄電量上限値との関係に基づき、放電するときの前記蓄電池放電上限、充電するときの前記蓄電池充電上限のマイナス値、並びに、充電も放電も実行しない値、の少なくとも3種類から、蓄電池出力選択する選択手段と、前記現在電力L’と前記上限電力P’との関係がL’≧P’のときは、前記蓄電池出力と(L’-P’)の大きい方の値に前記蓄電池出力を補正し、0≧L’のときは、前記蓄電池出力とL’の小さい方の値に前記蓄電池出力を補正し、P’>L’>0のときは前記蓄電池出力を補正しない補正手段と、を有している。
本発明によれば、積算手段では、負荷設備で消費する負荷電力の時系列の推移予測と、第2の電力の発電量の時系列の推移予測との差分を、将来の予測開始時刻から確保時間が経過するまで、確保時間よりも短い一定期間毎に積算すると共に、当該一定期間毎の積算値を、第1の電力の受電電力の上限値超過分を正の数、前記第2の電力の系統への逆潮流分を負の数として、正の数及び前記負の数を区別して前記正の数毎及び前記負の数毎に各々積算する。
正の数とは上限値超過(ピークカット超過)分であり、超過を回避するためには、その分、第3の電力を蓄電しておく必要がある。
負の数とは第2の電力が系統へ逆潮流される分であり、逆潮流を回避するためには、その分、蓄電池に空き容量を確保しておく必要がある。
抽出手段では、積算手段において積算した一定期間毎の積算値の中から、正の数の積算値の最大値と、負の数の積算値の最小値とを抽出し、演算手段では、抽出手段で抽出した最大値に基づき前記蓄電池の蓄電量下限値を演算し、かつ、抽出手段で抽出した最小値に基づき蓄電池の蓄電量上限値を演算する。
一方、決定手段では、第1の電力、前記第2の電力、及び前記第3の電力の少なくとも1系統の電力が、前記負荷設備で消費されるとき、前記第1条件を維持するための蓄電池充電上限値、並びに、前記第2条件を維持するための蓄電池放電上限値のそれぞれを決定する。
第1の条件とは、第1の電力が受電電力の上限値を超えない条件であり、第2の条件とは、第2の電力の系統への逆潮流を回避する条件である。
蓄電池充電上限値を超えなければ第1の条件を維持することができる。また、蓄電池放電上限値を超えなければ第2の条件を維持することができる。
選択手段では、蓄電池の残量と、蓄電量下限値及び蓄電量上限値との関係に基づき、現在電力L’と上限電力P’との関係が、L’≧P’のときは充電するときの蓄電池充電上限値を目標蓄電池出力値に選択し、0≧L’のときは放電するときの蓄電池放電上限値を目標蓄電池出力値に選択し、P’>L’>0のときは充電も放電も実行しない値を目標蓄電池出力値に選択する。
この3種類の中からの選択により、蓄電池の残量を、適量な値に制御することができ、推移予測が正しければ正しいほど、第1の条件及び第2の条件を確実に維持することができる。
推移予測のまま、蓄電池制御を行ってもよいが、リアルタイムに補正していくことで、より精度の高い、蓄電池制御が可能となる。
本発明において、前記決定手段が、前記負荷設備で消費される電力から前記第2の電力を差し引いた現在電力と、予め設定された蓄電池放電最大出力と、の小さい値の方を、現在電力以上の放電がないように前記蓄電池放電上限値に決定し、前記現在電力と上限電力との差分と、予め設定された蓄電池充電最大出力と、の小さい値の方を、前記上限値を超える充電がないように前記蓄電池充電上限値に決定する、ことを特徴としている。
蓄電池放電上限値は、必要最大限の蓄電池残量であるが、現在電力以上の放電がないように決定する。
また、蓄電池充電上限値は、必要最小限の蓄電池残量であるが、上限値を超える充電がないように決定する。
本発明において、前記選択手段は、前記目標蓄電池出力値が、前記充電も放電も実行しない値を基準として、前記基準から前記蓄電池充電上限値まで、及び、前記基準から前記蓄電池放電上限値までのそれぞれに、蓄電余裕幅を持たせ、当該蓄電余裕幅の範囲内の上限と下限との間で、前記目標蓄電池出力値を徐々に増減することを特徴としている。
3種類の目標蓄電池出力値には、段階的な差が生じており、この切り替わりの際のハンティング防止策のため蓄電余裕幅を持たせることで(例えば、比例制御)、オーバーシュートとアンダーシュートを繰り返す現象(ハンティング)を回避することができる。
本発明において、前記蓄電池の残量が、前記第2の電力による充電では予め定めた残量に対して不足する場合に、前記第1の電力からの充電を許容することを特徴としている。
蓄電池の容量によって、補完的に系統電力からの充電を許容する。ピークカットを優先する場合に有利な制御となる。
本発明の蓄電池制御プログラムは、コンピュータに、上記蓄電池制御装置の各部として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、目標電力を予測し、この目標電力と現在電力との差分で、蓄電池の放電を制御することで、第1の電力が受電電力の上限値を超過しないようにする第1条件、及び、第2の電力の系統への逆潮流を回避する第2条件を維持することができる。
以上説明した如く本発明では、系統から受ける電力、再生可能エネルギー発電による電力、蓄電池から放電された電力を併用する場合に、日照時間や負荷の変動の推移の予測による計画電力の推定ロジックを確立し、ピークカットの担保と商用電力系統への売電回避を両立することができるという効果を奏する。
本実施の形態に係る蓄電池制御が実行される需要家の設備を示す概略図である。 本実施の形態に係る電力供給制御装置の制御ブロック図である。 本実施の形態に係る蓄電池制御を実行するための電力供給制御の一部の流れを示す機能ブロック図である。 本実施の形態に係る蓄電池制御を実行するための電力供給制御の流れの他の一部を示す機能ブロック図である。 本実施の形態に係る必要蓄電残量演算ルーチンを示す制御フローチャートである。 本実施の形態に係る蓄電池出力制御ルーチンを示す制御フローチャートである。 本実施の形態に係る図5のステップ178における、蓄電池出力補正処理制御サブルーチンを示すフローチャートである (A)は確保時間Tにおける電力推移に基づき、ピークカット必要電力量PRを加算していく過程を示すタイミングチャート、(B)は蓄電池の蓄電池容量を一定の目盛で表現したレベルバーの集合体で表現した特性図である。 (A)は蓄電池32の残量のレベル表示特性図、(B)は蓄電池残量計測値S-計画電力P特性図である。 本実施の形態の電力供給制御装置を適用して、蓄電池残量を制御した実施例1であり、(A)は予測当日の前日の電力推移、(B)は予測当日の実際の電力推移を示す特性図である。 本実施の形態の電力供給制御装置を適用して、蓄電池残量を制御した実施例2であり、(A)は予測当日の前日の電力推移、(B)は予測当日の実際の電力推移を示す特性図である。
図1に示される如く、系統電力10から受電する需要側12が備える負荷設備14へ電力を供給するための電力配線系統の一例を示している。なお、需要側12としては、例えば、大中小の工場、住宅、ビルディング等が挙げられる。
需要側12は、主電力計16を備えており、当該主電力計16の入力側には、系統電力10から電力(第1の電力)が供給されるように配線されている。
主電力計16の出力側は、受電設備18に接続されている。受電設備18は、例えば、ブレーカーや漏電遮断機等を含み、負荷設備14に電力を分配する役目を有する。
本実施の形態における負荷設備14は、例えば住宅を例にとると、空調設備及び照明設備等がある。
負荷設備14には、受電設備18から、負荷設備14用の電力計20及び変圧器22を介して、電力が供給されるようになっている。空調設備や照明設備においても同様である。
また、本実施の形態の需要側12は、再生可能エネルギー発電として太陽光発電(以下、必要に応じてPV発電という場合がある)システムを有している。
太陽光発電による電力は、系統電力からの受電による電力である第1の電力に対して、第2の電力という位置付けとなる。
太陽光発電システムは、太陽光発電デバイス24を備えている。太陽光発電デバイス24は、太陽光の光を受けて充電する役目を有する。
太陽光発電デバイス24は、パワーコンディショナー26、変圧器28、及びPV用の電力計30を介して、受電設備18に接続されている。
さらに、本実施の形態の需要側12は、蓄電池32を備えている。蓄電池32は、充電及び放電(以下、総称する場合、「充放電」という)が可能である。
蓄電池32は、充電の際、蓄電池用の電力計34、変圧器36、及びパワーコンディショナー38を介して、電力が供給されるようになっている。また、蓄電池32は、放電の際、第3の電力として、負荷設備14へ電力を供給する。
蓄電池32の充放電は、蓄電池制御装置40からの指示で実行されるようになっている。
主電力計16、電力計20、電力計30、電力計34、受電設備18、及び蓄電池制御装置40は、電力供給制御装置42に接続されている。電力供給制御装置42は、負荷設備14、並びに、蓄電池32を対象とした充放電制御を実行すると共に、受電設備18を介して、太陽光発電システムによる発電状態を監視する。
すなわち、電力供給制御装置42では、以下の電力供給制御を実行する。
(電力供給制御1) 太陽光発電の発電量の自家消費
(電力供給制御2) ピークカットの担保
図2に示される如く、電力供給制御装置42は、マイクロコンピュータ50を備えている。マイクロコンピュータ50は、CPU50A、RAM50B、ROM50C、入出力ポート(I/O)50D及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス50Eを含んで構成されている。ROM50Cには、本実施の形態に係る電力供給制御プログラムが記憶されており、CPU50Aが当該電力供給制御プログラムに従って動作することで、需要側12を対象として電力供給制御が実行される。なお、電力供給制御プログラムは、蓄電池制御装置40を制御するための蓄電制御プログラムを含む。
なお、I/O50Dには、大規模記憶装置(例えば、ハードディスク)52が接続されている。電力供給プログラムは大規模記憶装置52に記憶してもよいし、図示しないUSBメモリやSDカード等の記憶媒体に記憶するようにしてもよい。また、大規模記憶装置52は、後述する設定値記憶部72(図3参照)として機能する。
また、I/O50Dには、インターフェイス(I/F)54を介して蓄電池制御装置40、I/F56を介して受電設備18がそれぞれ接続されている。さらに、I/O50Dには、主電力計16、負荷設備14用の電力計20、太陽光発電用の電力計30、蓄電池用の電力計34が接続されている。
ところで、上記電力供給制御1及び電力供給制御2を実現するためには、蓄電池32に蓄電した電力を最大限に活用し、系統電力10からの買電量を低減し、受電電力の上限値を超えそうなときのための蓄電量を管理することが重要である。
そこで、本実施の形態の電力供給制御装置42では、事前に(例えば、前日に)、将来の(例えば、明日の)負荷設備14の消費量や太陽光発電システムでの発電量の推移を予測し、蓄電池32の残量を制御して、電力供給制御1及び電力供給制御2を実行するようにした。
特に、本実施の形態では、負荷設備14の消費量や太陽光発電システムでの発電量について、比較的に細かい時間帯毎に推移の予測を行うようにしている。
細かい時間帯とは、例えば、前日に明日(制御当日)の負荷設備14の消費量や太陽光発電システムでの発電量を予測する場合に、24時間単位で行うよりも細かい時間帯を指し、本実施の形態では、30分毎、かつ、制御当日を起算日とした72時間(3日)先まで期間(確保時間T)の推移を予測するようにしている。
ここで、太陽光発電システムの発電量が少ない場合に、蓄電値の残量がなくなっている可能性があり、ピークカットを担保することができず、受電電力の上限値を超えてしまう場合がある。
一方、ピークカットを優先で制御する場合は、常時、蓄電値の残量を確保しておく必要があり、蓄電池が満充電状態で太陽光発電量が余剰になると、商用電力系統へ売電することになり、自家消費量が低下する。
図3及び図4は、電力供給制御装置42における蓄電池の充放電制御を主体とした電力供給制御の流れを示す機能ブロック図である。なお、図3及び図4の各ブロックは機能別に分類したものであり、ハード構成を限定するものではない。例えば、一部又は全部が制御プログラムに基づき所謂ソフト的に動作するものであってもよい。
(電力負荷予測部60、PV発電予測部62)
図3に示される如く、電力供給制御装置42は、電力負荷予測部60及びPV発電予測部62を備えている。電力負荷予測部60では、外部情報に基づき、将来(本実施の形態では、確保時間Tとして、明日午前0時から72時間を設定する。)の電力負荷及びPV発電電力を予測する(電力負荷予測値Lf及びPV発電予測値PVf)。
電力負荷予測部60が入手する外部情報としては、日付情報、需要側12を利用する需要家(例えば、一般住宅であれば住人)のスケジュール情報等が挙げられ、需要家が負荷設備14を利用する機会を解析することで、電力負荷予測値Lfを予測する。
また、PV発電予測部62が入手する外部情報としては、気象情報、日照時間情報等が挙げられ、需要側12における太陽光発電デバイス24の設置位置での、天気及び日照時間を解析することで、PV発電予測値PVfを予測する。
なお、外部情報から電力負荷予測及びPV発電予測を行う場合、予測初期は誤差を認識し、日々の学習によって誤差を低減し、精度を上げる、人工知能による機械学習を適用してもよい。
(電力負荷・発電差分予測演算部64)
電力負荷予測部60及びPV発電予測部62は、電力負荷・発電差分予測演算部64に接続されている。
電力負荷・発電差分予測演算部64では、電力負荷予測部60から受け付けた電力負荷予測値Lfと、PV発電予測部62から受け付けたPV発電予測値PVfとに基づいて、予測電力Fを演算し(F=Lf-PVf)、必要蓄電量演算部66へ送出する。
(必要蓄電量演算部66)
必要蓄電量演算部66は、ピーク超過積算量演算部68A、必要蓄電量抽出部69A、逆潮流積算量演算部68B、必要空き容量抽出部69B、蓄電量下限値演算部70A、蓄電量上限値演算部70B、及び現在蓄電量演算部71を備えており、それぞれ、設定値記憶部72に接続されている。
ピーク超過積算量演算部68Aでは、電力負荷・発電差分予測演算部64で演算した予測電力Fと、設定値記憶部72に記憶された上限電力P’及び確保時間Tとに基づき、F>P’を条件としたピーク超過積算量PRを演算する。
すなわち、ピーク超過積算量演算部68Aでは、確保時間T(例えば、72時間)において、予測電力Fが上限電力P’を超えると予測されるときの、予測電力Fと上限電力P’との差分の積算値を演算する。
上限電力P’とは、予め設定した系統電力10から受ける電力の上限値であり、この上限電力P’を超えないようにすることを、ピークカット担保という。ピーク超過積算量PRは、ピークカット担保のために必要な電力量ということができる。
ピーク超過積算量演算部68Aで演算されたピーク超過積算量PRは、必要蓄電量抽出部69Aに送出される。必要蓄電量抽出部69Aでは、確保時間T(時刻t~t+T)までのピーク超過積算量PRの最大値Spを抽出し、蓄電量下限値演算部70Aへ送出する。
一方、逆潮流積算量演算部68Bでは、電力負荷・発電差分予測演算部64で演算した予測電力Fと、設定値記憶部72に記憶された上限電力P’及び確保時間Tとに基づき、F<0を条件として、逆潮流積算量GRを演算する。
すなわち、逆潮流積算量演算部68Bでは、確保時間T(例えば、72時間)において、予測電力Fが0未満(すなわち、マイナス値)と予測されるときの、予測電力Fの積算値を演算する。
逆潮流積算量演算部68Bで演算された逆潮流積算量GRは、必要空き容量抽出部69Bに送出される。必要空き容量抽出部69Bでは、確保時間T(時刻t~t+T)までの逆潮流積算量GRの最小値Sqを抽出し、蓄電量上限値演算部70Bへ送出する。
図8(A)は、確保時間Tにおける電力推移に基づき、ピーク超過積算量PR、及び逆潮流積算量GRを加算していく過程を示すタイミングチャートである。
確保時間Tは、例えば、0.5時間(30分)毎の単位(棒グラフ単位)で分割する。すなわち、確保時間Tが72時間であれば、棒グラフは、144個に分割されることになる。
各単位を棒グラフで示すと、予測電力Fが上限電力P’を超える場合と超えない場合とがある。なお、横軸の基準線よりも下向きに伸びる棒グラフは、太陽光発電の電力のみで負荷がまかなえる時間帯であることを示す。
ここで、上限電力P’を超える予測電力Fを、確保時間T内で順次加算した値が、ピーク超過積算量PRとなり、その最大値を必要蓄電量Spとする。
また、マイナス値となる予測電力Fを、確保時間T内で順次加算した値が、逆潮流積算量GRとなり、その最小値を必要空き容量Sqとする。
図3に示される如く、蓄電量下限値演算部70Aでは、設定値記憶部72から蓄電池32の容量(蓄電池容量M)、蓄電池32の残量の下限値(蓄電池残量下限値Umin)、及び下限予備率aを読み出し、蓄電量下限値Sminを演算する(Smin={Sp×(1+a)}+{Umin×M})。蓄電量下限値Sminは、蓄電池容量Mに対する比率(例えば、0~1の数値、又は百分率「%」)で表現される数値である。
一方、蓄電量上限値演算部70Bでは、設定値記憶部72から蓄電池32の容量(蓄電池容量M)、蓄電池32の残量の上限値(蓄電池残量上限値Umax)、及び上限予備率bを読み出し、蓄電量上限値Smaxを演算する(Smax={Umax×M}-{Sq×(1+b)})。蓄電量上限値Smaxは、蓄電池容量Mに対する比率(例えば、0~1の数値、又は百分率「%」)で表現される数値である。
また、現在蓄電量演算部71は、設定値記憶部72から蓄電池容量Mを読み出すと共に、蓄電池残量率計測部74から蓄電池残量率Rsを取得し、現在蓄電量Sを演算する(S=Rs×M)。
蓄電量下限値演算部70Aで演算された蓄電量下限値Smin、蓄電量上限値演算部70Bで演算された蓄電量上限値Smax、並びに、現在蓄電量演算部71で演算された現在蓄電量Sは、それぞれ、図4に示す蓄電池出力演算部76の目標蓄電池出力選択部78へ送出される。図4の蓄電池出力演算部76については後述する。
図8(B)は、蓄電池32を、蓄電池容量Mを一定の目盛で表現したレベルバーの集合体で表現したものである。図8(B)では、蓄電池容量Mを10段階に分類し、下限を0%、上限を100%とした。
蓄電池残量下限値Uminは、予め設定値記憶部72に記憶されており、図8(B)では、2レベル分とした。
ここで、必要蓄電量抽出部69Aで演算した必要蓄電量Spが2レベル分とすると、蓄電量下限値演算部70Aで演算される蓄電量下限値Sminは、2レベル分の蓄電池残量下限値Uminと2レベル分の必要積算量Spとの加算値であり、4レベルとなる。なお、ここでは、下限予備率aを0とした。
一方、蓄電池残量上限値Umaxは、予め設定値記憶部72に記憶されており、図8(B)では、9レベル分とした。
ここで、必要空き容量抽出部69Bで演算した必要空き容量Sqが3レベル分とすると、蓄電量上限値演算部70Bで演算される蓄電量上限値Smaxは、9レベル分の蓄電池残量上限値Umaxから3レベル分の必要空き容量Sqを減算した値であり、6レベルとなる。なお、ここでは、上限予備率bを0とした。
(蓄電池充放電上限演算部80)
図3に示される如く、必要蓄電量演算部66での演算は推移予測に基づくものであり、この推移予測が終了し、蓄電池制御の当日になると、蓄電池充放電上限演算部80が起動する。
蓄電池充放電上限演算部80は、現在電力計測部82、蓄電池放電上限決定部84、及び蓄電池充電上限決定部86を備える。
現在電力計測部82は、負荷設備14用の電力計20から負荷電力Lを取得し、PV発電用の電力計30からPV発電電力PVを取得することで、現在電力L’を演算する(L’=L-PV)。
現在電力計測部82は、蓄電池放電上限決定部84及び蓄電池充電上限決定部86に接続されている。現在電力計測部82では、演算した現在電力L’を蓄電池放電上限決定部84及び蓄電池充電上限決定部86へ送出する。また、演算した現在電力L’は、図4に示す蓄電池出力演算部76の補正部79へ送出される。図4の蓄電池出力演算部76については後述する。
蓄電池放電上限決定部84は、設定値記憶部72に接続され、当該設定値記憶部72に記憶された蓄電池放電最大出力Xoutを読み出すと共に、現在電力計測部82から現在電力L’を取得し、何れか小さい方を蓄電池放電上限X’outとして決定し、図4に示す蓄電池出力演算部76の蓄電池出力選択部78へ送出する。
一方、蓄電池充電上限決定部86は、設定値記憶部72に接続され、当該設定値記憶部72に記憶された蓄電池充電最大出力Xin、及び上限電力P’を読み出す。また、蓄電池充電上限決定部86は、現在電力計測部82から現在電力L’を取得し、上限電力P’との差分Δ(P’-L’)を演算すると共に、蓄電池充電最大出力Xinと差分Δとの何れか小さい方を蓄電池充電上限X’inとして決定し、図4に示す蓄電池出力演算部76の蓄電池出力選択部78へ送出する。なお、P’-L’<0のときは、現在電力が上限電力を超えているときなので、充電は不可(X’in=0)とする。
(蓄電池出力演算部76)
図4に示される如く、蓄電池出力演算部76は、蓄電池出力選択部78及び補正部79を備えている。
蓄電池出力選択部78には、現在蓄電量演算部71(図3参照)から現在蓄電量Sが入力される。
また、蓄電池出力選択部78には、蓄電量上限値演算部70B(図3参照)から蓄電量上限値Smaxが入力され、かつ、蓄電量下限値演算部70A(図3参照)から蓄電量下限値Sminが入力される。
さらに、蓄電池出力選択部78には、蓄電池放電上限決定部84(図3参照)から蓄電池放電上限X’outが入力され、かつ、蓄電池充電上限決定部86(図3参照)から蓄電池充電上限X’inが入力される。
また、蓄電池出力選択部78には、設定値記憶部72(図3参照)から上限側蓄電余裕幅Uhigh及び下限側蓄電余裕幅Ulowが読み出される。
ここで、蓄電池出力選択部78は、予め蓄電池出力Xを選択する判定式-蓄電池出力テーブル78Tを具備している(表1参照)。
判定式は、蓄電量上限値Smax、蓄電量下限値Smin、上限側蓄電余裕幅Uhigh、及び下限側蓄電余裕幅Ulowで設定される範囲の内、入力される現在蓄電量Sが、何れの範囲に属するかを判定する。この判定結果を判定式-蓄電池出力テーブル78Tに当てはめることで、蓄電池出力Xが選択される。
Figure 0007284559000001
図9は、図8(B)と同等の蓄電池32の残量のレベル表示(図9(A))と、蓄電池残量S計測値-蓄電池出力X特性図(図9(B)との対応関係を示している。なお、図9(A)の段階数は、20段階としている。
図9(A)に示される如く、蓄電量下限値Sminは6レベル分であり、蓄電残量不足の範囲となっている。また、蓄電量下限値Sminから2レベル分が蓄電残量少なめの範囲であり、下限側蓄電余裕幅Ulowとなる。空充電の状態から、この蓄電残量不足範囲と蓄電残量少なめ範囲の上限(6レベル分)が、表1の判定式のSmin+Ulowとなる。
レベルゲージの6レベル(Smin+Ulowの位置)から4レベル分は、蓄電池32の残量が余裕有りとされ、それ以上の蓄電池残量は、空き容量の少なめ、又は、空き容量不足の範囲となる。
空き容量不足の範囲は、満充電から6レベル分であり、この位置が、蓄電量上限値Smaxとなる。また、蓄電量上限値Smaxから2レベル分が空き容量少なめの範囲であり、上限側蓄電余裕幅Uhighとなる。満充電の状態から、この蓄電空き容量不足範囲と空き容量少なめ範囲の下限(8レベル分)が、表1の判定式のSmax-Uhighとなる。
表1の判定において、0~蓄電量下限値Sminまでの6レベルが判定E(Smin>S)となる。
表1の判定において、蓄電量下限値Sminを下限とする下限側蓄電余裕幅Ulow分(2レベル分)が判定D(Smin+Ulow≧S>Smin)となる。
表1の判定において、蓄電残量少なめの上限であるSmin+Ulowから4レベル分の余裕有りの上限であるSmax-Uhighまでの範囲が判定C(Smax-Uhigh≧S>Smin+Ulow)となる。
表1の判定において、余裕有りの上限であるSmax-Uhighから2レベル分の空き容量少なめの上限である蓄電量上限値Smaxまでの範囲が判定B(Smax≧S>Smax-Uhigh)となる。
表1の判定において、蓄電量上限値Smaxを超えた分が判定A(S>Smax)となる。
各判定(判定A~E)は、図9(B)の蓄電池残量S計測値-蓄電池出力X特性図に反映されて、現在の蓄電池32の残量(現在蓄電量S)により、蓄電池出力Xが選択される。なお、上記判定A~Eの内、判定A、判定C、及び判定Eが本発明の3種類の目標蓄電池出力(図9(B)に示すフラット(横軸に平行)な特性領域参照)に相当する。すなわち、判定Aが放電するときの蓄電池放電上限値、判定Cが充電も放電も実行しない、並びに、判定Eが充電するときの蓄電池充電上限値となる。また、判定B及び判定Dは、ハンティング防止のための比例制御の範囲となる。
図9(B)の蓄電池残量S計測値-蓄電池出力X特性図では、ピーク超過回避に余裕が有るときの蓄電池出力Xと、余裕が無いときの蓄電池出力Xとの段差を解消するため、蓄電量下限値Sminを下限とする下限側蓄電余裕幅Ulowの間を、比例制御によって接続している。これにより、蓄電池出力Xの変更時(蓄電池32の残量が下限側蓄電余裕幅Ulowの上下端付近)での微増微減に対して、オーバーシュートとアンダーシュートを繰り返す現象(ハンティング)を解消することができる。
また、図9(B)の蓄電池残量S計測値-蓄電池出力X特性図では、逆潮流回避に余裕が有るときの蓄電池出力Xと、余裕が無いときの蓄電池出力Xとの段差を解消するため、蓄電量上限値Smaxを上限とする上限側蓄電余裕幅Uhighの間を、比例制御によって接続している。これにより、蓄電池出力Xの変更時(蓄電池32の残量が上限側蓄電余裕幅Uhighの上下端付近)での微増微減に対して、オーバーシュートとアンダーシュートを繰り返す現象(ハンティング)を解消することができる。
図4に示される如く、蓄電池出力選択部78で選択された蓄電池出力Xは、補正部79へ送出される。補正部79には、設定値記憶部72(図3参照)から上限電力P’が読み出され、現在電力計測部82(図3参照)から現在電力L’が入力されている。
補正部79では、蓄電池出力選択部78で選択された蓄電池出力Xに対して、リアルタイム、すなわち、現在の電力を考慮して補正する。
補正部79には、蓄電池出力Xに対して、現在電力L’を考慮して補正した蓄電池出力(補正蓄電池出力X’)を得るための判定式-補正蓄電池出力テーブル79Tが、予め設定されている(表2参照)。
Figure 0007284559000002
表2における判定式に基づく補正により、以下の目的を達成することができる。
(目的1) 現在電力L’がピーク超過の場合、蓄電池32の蓄電量の制御よりもピーク超過回避(抑制)を優先する。
(目的2) ピーク超過かつ蓄電池32の残量を下げたい場合、上限電力以下までは放電を実行する。
(目的3) ピーク超過でも逆潮流でもない場合、蓄電池32の蓄電量の制御を優先する。
(目的4) 現在電力L’が逆潮流する場合、逆潮流回避(抑制)のための蓄電池32への充電を優先する。
(目的5) 蓄電池32の残量を上げたい場合、逆潮流分を超えて充電を実行する。
(蓄電池出力指令部88)
蓄電池出力演算部76の補正部79は、蓄電池出力指令部88に接続され、補正済の蓄電池出力(補正蓄電池出力X’)を、蓄電池出力指令部88へ送出する。蓄電池出力指令部88では、蓄電池制御装置40(図1参照)に対して、補正蓄電池出力X’に基づき蓄電池32を制御するように指令する。
以下に、本実施の形態の作用を、図5~図7のフローチャートに従い説明する。
図5は、図3の必要蓄電量演算部66を主体として実行される、必要蓄電残量演算ルーチンを示す制御フローチャートである。
ステップ100では、電力負荷予測値Lfを入力し、次いで、ステップ102へ移行して、PV発電予測値PVfを入力して、ステップ104へ移行する。
ステップ104では、入力された電力負荷予測値LfとPV発電予測値PVfとに基づいて、予測電力Fを演算する(F=Lf-PVf)。
次のステップ106では、設定値記憶部72から、上限電力P’を読み出し、次いで、ステップ108では、設定値記憶部72から確保時間Tを読み出して、ステップ110へ移行する。
ステップ110では、ステップ104で演算した予測電力Fと、ステップ106及びステップ108で読み出した上限電力P’及び確保時間Tとに基づいて、ピーク超過積算量PRを演算する。ピーク超過積算量PRは、図8(A)に示される如く、確保時間Tの期間中の、上限電力P’を超える電力の積算値である。
次のステップ112では、ステップ110におけるピーク超過積算量PRの演算に基づき、必要蓄電量Spを抽出する。必要蓄電量Spは、時間t~t+Tまでのピーク超過積算量PRの最大値である。
次のステップ114では、ステップ104で演算した予測電力Fと、ステップ106及びステップ108で読み出した上限電力P’及び確保時間Tとに基づいて、逆潮流積算量GRを演算する。逆潮流積算量GRは、図8(A)に示される如く、確保時間Tの期間中において、予測電力Fが0未満(F<0)の電力の積算値である。
次のステップ116では、ステップ114における逆潮流積算量GRの演算に基づき、必要空き容量Sqを抽出する。必要空き容量Sqは、時間t~t+Tまでの逆潮流積算量の最小値に-1を積算した値、又は0(零)の内何れか大きい方である。
次のステップ118では、設定値記憶部72から、蓄電池容量M、蓄電池残量下限値Umin、下限予備率a、蓄電池残量上限値Umax、及び上限予備率bをそれぞれ読み出し、ステップ120へ移行する。
ステップ120では、蓄電量下限値Sminを演算する(Smin={Sp×(1+a)+{(Umin×M)})。
次のステップ122では、蓄電量上限値Smaxを演算する(Smax={(Umax×M)}-{Sq×(1+b))。次のステップ123では、ステップ120で演算した蓄電量下限値Smin、及びステップ122で演算した蓄電量上限値Smaxをそれぞれ一時保存し、このルーチンは終了する。
図6は、図4の蓄電池出力選択部78を主体として実行される、蓄電池出力制御ルーチンを示す制御フローチャートである。
ステップ150では、設定値記憶部72から蓄電池容量M、上限電力P’、蓄電池放電最大出力Xout、及び蓄電池充電最大出力Xinを読み出して、ステップ152へ移行する。
ステップ152では、電力計20で計測した負荷電力L、及び電力計30で計測したPV発電電力PVをそれぞれ入力して、ステップ154へ移行する。
ステップ154では、入力された負荷電力LとPV発電電力PVとに基づいて、現在電力L’を演算する(L’=L-PV)。
次のステップ156では、現在電力L’又は蓄電池放電最大出力Xoutの何れか小さい値の方を蓄電池放電上限X’outに決定し、ステップ158へ移行する。
ステップ158では、上限電力P’と現在電力L’との差分Δ(P’-L’)、又は蓄電池充電最大出力Xinの何れか小さい方を蓄電池充電上限X’inに決定し、ステップ160へ移行する。但し、P’-L’<0のときは、現在電力が上限電力を超えているときなので、蓄電池充電上限X’in=0(すなわち、充電は不可)とする。
ステップ160では、一時保存した蓄電量下限値Smin及び蓄電量上限値Smaxを読み出し、次いで、ステップ162では、設定値記憶部72から上限側蓄電余裕幅Uhigh、及び下限側蓄電余裕幅Ulowを読み出し、次いでステップ164へ移行して判定式-蓄電池出力(X)テーブル78Tを読み出して、ステップ166へ移行する。
ステップ166では、判定式-蓄電池出力(X)テーブル78Tの変数(Smax、Smin、Uhigh、Ulow、X’out、及びX’in)のそれぞれに、取得(読出、入力、演算、及び決定)した数値を割り当てて、ステップ168へ移行する。これにより、判定式の範囲が確定する。
ステップ168では、蓄電池残量率Rsを計測した値を入力し、次いで、ステップ170へ移行して現在蓄電量Sを演算する(S=Rs×M)。
ステップ172では、ステップ170で演算した現在蓄電量Sを、ステップ166で各変数の数値を割り当てた判定式-蓄電池出力(X)テーブル78Tと照合し、ステップ174で現在蓄電量Sが属する、判定種(A~E)を特定し、ステップ176へ移行する。
ステップ176では、ステップ174で特定した判定種(A~E)に基づき、判定式-蓄電池出力(X)テーブル78Tの右欄から蓄電池出力Xを決定する。この蓄電池出力Xによって、蓄電池32の残量を制御することで、ピーク超過及び逆潮流の双方を回避することができる。
ところで、この蓄電池出力Xは、現在の電力、すなわち、当日の予測に対する誤差分を考慮していない。そこで、次のステップ178では、補正部79(図4参照)において、蓄電池出力Xの補正処理制御を実行する。
図7は、図6のステップ178の蓄電池出力Xの補正処理制御サブルーチンの詳細な流れを示す制御フローチャートである。
ステップ200では、判定式-補正蓄電池出力X’テーブル79Tを読み出して、ステップ202へ移行する。
ステップ202では、現在電力L’と上限電力P’との比較(L’:P’)により、判定種(α、β、又はγ)を特定し、ステップ204へ移行する。
ここで、判定種αは、L’≧P’を意味し、判定種βは、P’>L’>0を意味し、判定種γは、0≧L’を意味する。
ステップ204において、判定種がαと判定された場合は、ステップ206へ移行して蓄電池出力X、又は(L’-P’)の何れか大きい方を補正蓄電池出力X’として選択し、ステップ212へ移行する。
ステップ204において、判定種がβと判定された場合は、ステップ208へ移行して蓄電池出力Xを補正蓄電池出力X’として選択し、ステップ212へ移行する。
ステップ204において、判定種がγと判定された場合は、ステップ210へ移行して蓄電池出力X、又はL’の何れか小さい方を補正蓄電池出力X’として選択し、ステップ212へ移行する。
ステップ212では選択結果の補正蓄電池出力X’を蓄電池制御装置40(図1参照)へ送出し、このルーチンは終了する。
図10及び図11に、本実施の形態に係る電力供給制御装置42を適用して、蓄電池残量を制御した実施例を示す。
(実施例1)
図10(A)に示される如く、実施例1では、蓄電池残量制御の前日に、翌日の発電及び負荷の予測を実行し、横軸が発電電力の0レベルであり、当該横軸を基準として上側が発電電力(プラス)、下側が負荷電力(マイナス)を示す。
(太陽光発電電力)
外部情報(気象情報や日照時間情報等)に基づき、午前6時(06:00)まで、並びに午後6時(18:00)からの期間は、日照が無い又は少ないため、太陽光発電電力はほとんど無いと予測した。
外部情報(気象情報や日照時間情報等)に基づき、午前6時から午後6時までは、午前12時を頂点とした山形状に太陽光発電電力を得ると予測した。なお、気象情報及び日照時間情報により、予測当日は晴天で、日照時間も多いため、ほぼ最大限の太陽光発電電力を得ると予測した。
(電力負荷)
外部情報(予測当日の日付情報や需要家のスケジュール等)に基づき、午前6時(06:00)まで、並びに午後6時(18:00)からの期間は、需要家の不在又は睡眠等により、需要家が活動する機会が無い又は少ないため、負荷電力は少ないと予測した。
外部情報(予測当日の日付情報や需要家のスケジュール等)に基づき、午前6時から午後6時までは、需要家が活動する機会が多いため、平均的に負荷電力が多いと予測した。なお、正午(12:00)は、例えば、企業であれば、昼休み等により負荷設備14の稼働が停止して、一時的に負荷電力が少ないと予測した。一般家庭でも同様のことが言える。
上記太陽光発電電力と電力負荷との関係(差分)が、系統電力10から受ける受電電力予測となる(図10(A)の点線で示す曲線参照)。図10(A)では、この受電電力予測が、上限電力(契約電力)を超えることがなく、逆に、午前6時から午後6時までの太陽光発電電力が余剰となると予測される。
一方、蓄電池32に蓄電されている電力の残量(蓄電池残量)は、予測前日の午前0時の段階でフル充電の70%である。
すなわち、図10(A)では、蓄電池残量が十分にあり、翌日(予測当日)に上限電力超えがないと予測した。
そこで、太陽光発電電力を逆潮流(すなわち、売電)させないために、午前6時から午後6時までの太陽光発電電力が蓄電池32へ充電可能となるように、午前6時(06:00)まで、並びに午後6時(18:00)からの期間で放電するように設定する。
図10(B)は、図10(A)の予測の下、実際に予測当日の蓄電池32の充放電制御の推移を示したものである。
図10(B)示される如く、前日に行った予測通りに電力が推移した場合、蓄電池32の残量の推移は、午前0時から午前6時までは放電されるため、蓄電池残量は徐々に減少する。その後、午前6時から午後6時までは、太陽光発電電力の余剰分で充電されるため、蓄電池残量は徐々に増加する。さらに、午後6時から午後12時までは放電されるため、蓄電池残量は徐々に減少する。
このように、蓄電池32は、蓄電池残量下限値Uminを下回ることなく、かつ蓄電池容量Mの範囲内で推移する。従って、蓄電池32の充放電制御により、上限電力を超えることを防止し、かつ、系統電力へ逆潮流を防止することができる(ピークカットの担保と売電回避とを両立)。
(実施例2)
図11(A)に示される如く、実施例2では、蓄電池残量制御の前日に、翌日の発電及び負荷の予測を実行し、横軸が発電電力の0レベルであり、当該横軸を基準として上側が発電電力(プラス)、下側が負荷電力(マイナス)を示す。
(太陽光発電電力)
外部情報(気象情報や日照時間情報等)に基づき、午前6時(06:00)まで、並びに午後6時(18:00)からの期間は、日照が無い又は少ないため、太陽光発電電力はほとんど無いと予測した。
外部情報(気象情報や日照時間情報等)に基づき、午前6時から午後6時までは、山形状に太陽光発電電力を得ると予測した。なお、気象情報及び日照時間情報により、予測当日は曇天で、日照時間が少ないため、実施例1(図10(A)参照)に比べて太陽光発電電力が少ないと予測した。
(電力負荷)
外部情報(予測当日の日付情報や需要家のスケジュール等)に基づき、午前6時(06:00)まで、並びに午後6時(18:00)からの期間は、需要家の不在又は睡眠等により、需要家が活動する機会が無い又は少ないため、負荷電力は少ないと予測した。
外部情報(予測当日の日付情報や需要家のスケジュール等)に基づき、午前6時から午後6時までは、需要家が活動する機会が多いため、平均的に負荷電力が多いと予測した。なお、正午(12:00)は、例えば、企業であれば、昼休み等により負荷設備14の稼働が停止して、一時的に負荷電力が少ないと予測した。一般家庭でも同様のことが言える。
上記太陽光発電電力と電力負荷との関係(差分)が、系統電力10から受ける受電電力予測となる(図11(A)の点線で示す曲線参照)。図11(A)では、この受電電力予測が、上限電力(契約電力)を超えてしまい、午前6時から午後6時までは、太陽光発電電力だけでは、電力が不足すると予測される。
一方、蓄電池32に蓄電されている電力の残量(蓄電池残量)は、予測前日の午前0時の段階でフル充電の60%である。
すなわち、図11(A)では、蓄電池残量が十分ではなく(余裕が少なく)、翌日(予測当日)に上限電力超えがあると予測した。
そこで、午前6時から午後6時までは太陽光発電電力の全てを負荷設備14の負荷電力に利用し、かつ、蓄電池32の放電電力を用いるように設定する。
このとき、蓄電池32の蓄電残量を確保しておくため、午前6時(06:00)まで、並びに午後6時(18:00)からの期間に必要な負荷電力は、系統電力10からの受電電力でまかうように設定する。
図11(B)は、図9(A)の予測の下、実際に予測当日の蓄電池32の充放電制御の推移を示したものである。
図11(B)に示される如く、前日に行った予測通りに電力が推移した場合、蓄電池32の残量の推移は、午前0時から午前6時までは現在の蓄電状態を維持する。その後、午前6時から午後6時までは、契約電力を超えないように放電されるため、蓄電池残量は徐々に減少する。さらに、午後6時から午後12時までは蓄電状態を維持する。
このように、蓄電池32の蓄電池残量の余裕が少なくても、蓄電池残量下限値Uminを下回ることなく、かつ蓄電池容量Mの範囲内で推移する。従って、蓄電池32の充放電制御により、上限電力を超えることを防止し、かつ、系統電力へ逆潮流を防止することができる(ピークカットの担保と売電回避とを両立)。
なお、以下において、本実施の形態(実施例の含む)で適用した変数の単位の一例を列挙する(表3参照)。当然、例示した単位に限定されるものではない。また、式の演算において、一貫性のある単位であることが好ましいが、各変数を表記する場合に単位系を統一する必要はなく、演算の際に換算すればよい。
Figure 0007284559000003
10 系統電力(第1の電力)
12 需要側
14 負荷設備
16 主電力計
18 受電設備
20 電力計
22 変圧器
24 太陽光発電デバイス(再生可能エネルギー発電、第2の電力)
26 パワーコンディショナー
28 変圧器
30 電力計
32 蓄電池(第3の電力)
34 電力計
36 変圧器
38 パワーコンディショナー
40 蓄電池制御装置
42 電力供給制御装置
50 マイクロコンピュータ
50A CPU
50B RAM
50C ROM
50D 入出力ポート(I/O)
50E バス
52 大規模記憶装置
54 インターフェイス(I/F)
56 I/F
60 電力負荷予測部
62 PV発電予測部
64 電力負荷・発電差分予測演算部
66 必要蓄電量演算部
68A ピーク超過積算量演算部(積算手段)
68B 逆潮流積算量演算部(積算手段)
69A 必要蓄電量抽出部(抽出手段)
69B 必要空き容量抽出部(抽出手段)
70A 蓄電量下限値演算部(演算手段)
70B 蓄電量上限値演算部(演算手段)
71 現在蓄電量演算部
72 設定値記憶部
74 蓄電池残量率計測部
76 蓄電池出力演算部(選択手段、補正手段)
78 蓄電池出力選択部(選択手段)
79 補正部(補正手段)
80 蓄電池充放電上限演算部(決定手段)
82 現在電力計測部
84 蓄電池放電上限決定部(決定手段)
86 蓄電池充電上限決定部(決定手段)
88 蓄電池出力指令部

Claims (5)

  1. 負荷設備で消費する電力供給源として、系統からの受電による第1の電力、再生可能エネルギー発電による第2の電力、及び蓄電池からの放電による第3の電力を備え、前記第1の電力が受電電力の上限電力P’を超えない第1条件、及び、前記第2の電力の前記系統への逆潮流を回避する第2条件を維持するための、前記第3の電力を制御する蓄電池制御装置であって、
    前記負荷設備で消費する負荷電力の時系列の推移予測と、前記第2の電力の発電量の時系列の推移予測との差分を、将来の予測開始時刻から確保時間が経過するまで、前記確保時間よりも短い一定期間毎に積算すると共に、当該一定期間毎の積算値を、前記第1の電力の受電電力の上限電力超過分を正の数、前記第2の電力の系統への逆潮流分を負の数として、電力推移を予測する時間である前記確保時間の開始時から終了時まで時系列で積算する積算手段と、
    前記積算手段による積算結果の時系列の変化の中から、正の数の最大値である必要蓄積量と、負の数の最小値である必要空き容量とを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出した前記最大値である前記必要蓄積量に基づき前記蓄電池の蓄電量下限値を演算し、かつ、前記抽出手段で抽出した前記最小値である前記必要空き容量に基づき前記蓄電池の蓄電量上限値を演算する演算手段と、
    前記第1の電力、前記第2の電力、及び前記第3の電力の少なくとも1系統の電力が、前記負荷設備で消費されるとき、前記負荷設備で消費される電力から前記第2の電力を差し引いた現在電力L’に基づいて蓄電池放電上限を、並びに、前記現在電力L’と前記上限電力P’との差分に基づいて蓄電池充電上限をそれぞれ決定する決定手段と、
    前記蓄電池の残量と、前記蓄電量下限値及び蓄電量上限値との関係に基づき、放電するときの前記蓄電池放電上限、充電するときの前記蓄電池充電上限のマイナス値、並びに、充電も放電も実行しない値、の少なくとも3種類から、蓄電池出力選択する選択手段と、
    前記現在電力L’と前記上限電力P’との関係がL’≧P’のときは、前記蓄電池出力と(L’-P’)の大きい方の値に前記蓄電池出力を補正し、0≧L’のときは、前記蓄電池出力とL’の小さい方の値に前記蓄電池出力を補正し、P’>L’>0のときは前記蓄電池出力を補正しない補正手段と、
    を有する蓄電池制御装置。
  2. 前記決定手段が、
    前記負荷設備で消費される電力から前記第2の電力を差し引いた現在電力L’と、予め設定された蓄電池放電最大出力と、の小さい値の方を、現在電力以上の放電がないように前記蓄電池放電上限に決定し、
    前記現在電力L’と前記上限電力P’との差分と、予め設定された蓄電池充電最大出力と、の小さい値の方を、前記蓄電池充電上限に決定する、
    請求項1記載の蓄電池制御装置。
  3. 前記選択手段は、
    前記蓄電池出力が、前記充電も放電も実行しない値を基準として、前記基準から前記蓄電池充電上限まで、及び、前記基準から前記蓄電池放電上限までのそれぞれに、蓄電余裕幅を持たせ、当該蓄電余裕幅の範囲内の上限と下限との間で、前記蓄電池出力を徐々に増減する請求項1又は請求項2記載の蓄電池制御装置。
  4. 前記蓄電池の残量が、前記第2の電力による充電では予め定めた残量に対して不足する場合に、前記第1の電力からの充電を許容する請求項1~請求項3の何れか1項記載の蓄電池制御装置。
  5. コンピュータに、
    請求項1~請求項4の何れか1項記載の蓄電池制御装置の各部として機能させるため
    の蓄電池制御プログラム。
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