JP7283839B2 - 芝床用土及び土壌 - Google Patents

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Description

本発明は、芝生を生育するための芝床用土及び土壌に関し、特に、芝舗装の芝床に適用する芝床用土及び土壌に関する。
テニスコート、サッカー場、野球場、陸上競技場等の各種グランド、校庭、公園、遊園地、多目的広場等において、芝舗装が採用されている。しかし、芝舗装は、日常の維持管理に多大の労力を必要とする。
例えば、芝舗装には育成対象の芝だけではなく、雑草も繁殖してしまうので、雑草の防草も芝舗装の維持管理の範疇となる。そこで、雑草の防草効果を目的として芝床に撥水材(疎水化材)を含ませることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
芝舗装の維持管理として、雑草の防草効果を目的とするだけでは事足りず、育成対象である芝生の育成を目的とする維持管理が当然に必要である。芝生の育成を目的とする維持管理としては、芝生への水分供給及び養分供給が挙げられる。維持管理はできるだけ省力であることが好ましく、芝舗装の維持管理を削減するために、芝生への水分供給の維持管理のために芝床に保水材を含ませたり、芝生への養分供給のために芝床に保肥材を含ませたりする等の工夫がなされている。
特開平11-81219号公報
しかしながら、保水材及び保肥材を含ませた芝床を用いた場合であっても、植物上部である葉が密生することなく、草密度が十分とならない問題があった。また、植物下部である根の成長も十分ではなかったため、芝生の回復力の弱さが問題であった。
本発明は、上記問題に鑑み、葉の草密度が十分であり、かつ、根の成長が十分である芝生を育成することができる芝床用土及び土壌を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、表面の少なくとも一部に疎水化材を担持している疎水化骨材を採用することにより、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、以下の[1]~[11]を提供する。
[1]芝生を生育する土壌に用いる芝床用土であって、疎水化骨材と、非疎水化骨材とを備え、前記疎水化骨材は、表面の少なくとも一部に疎水化材を担持している、芝床用土。
[2]前記疎水化材は、アスファルトである、[1]に記載の芝床用土。
[3]前記疎水化材は、オレフィン類である、[1]に記載の芝床用土。
[4]前記疎水化骨材における前記疎水化材の担持量は、前記疎水化骨材の全量に対して、1.0質量%以上10.0質量%以下である、[1]~[3]のいずれかに記載の芝床用土。
[5]前記疎水化骨材は、剥離防止剤を含有する、[1]~[4]のいずれかに記載の芝床用土。
[6]前記疎水化骨材の混合割合は、全骨材体積100に対して、1以上100以下である、[1]~[5]のいずれかに記載の芝床用土。
[7]前記疎水化骨材の最大粒径は、4.75mm以下である、[1]~[6]のいずれかに記載の芝床用土。
[8]前記非疎水化骨材の最大粒径は、4.75mm以下である、[1]~[7]のいずれかに記載の芝床用土。
[9]芝生を生育する土壌であって、下層床土と、前記下層床土上に設けられた上層床土とを備え、前記上層床土は、表面の少なくとも一部に疎水化材を担持している疎水化骨材の混合割合が、全骨材体積100に対して、1以上100以下である、土壌。
[10]前記下層床土は、前記疎水化骨材の混合割合が、全骨材体積100に対して、100未満である、[9]に記載の土壌。
[11]前記下層床土は、保水材をさらに備える、[9]又は[10]に記載の土壌。
本発明によれば、葉の草密度が十分であり、かつ、根の成長が十分である芝生を育成することができる芝床用土及び土壌を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る土壌の模式的断面図である。
[芝床用土]
本発明の実施の形態に係る芝床用土は、芝生を生育する土壌に用いる芝床用土であって、疎水化骨材と、非疎水化骨材とを備える。疎水化骨材は、表面の少なくとも一部に疎水化材を担持していることを特徴とする。
疎水化骨材の混合割合は、全骨材体積100に対して、1以上100以下であることが好ましく、5以上75以下であることがより好ましく、10以上50以下であることがさらに好ましい。
疎水化骨材の混合割合が上記範囲内であることで、芝床用土は保水力を低くすることができ、排水性を高めることができる。芝床用土の保水力が低く、排水性が高いことで、芝床用土に存する植物下部である根は、水分を求めて主根が深さ方向へ成長する。また、芝床用土の保水力が低く、排水性が高いことで、芝床用土に存する植物下部である根は、給水面積を増やすために側根が発達し、根密度を高めることができる。このように、芝床用土は保水力を低く、排水性を高くすることで、植物下部である根の成長を誘導させることができる。さらに、植物下部である根が成長することで、植物上部の葉の草密度を高めることができる。
なお、全骨材体積は、絶乾状態における疎水化骨材と非疎水化骨材とを合算した体積であり、「絶乾状態」とは、全骨材の含水率が0%である状態をいう。
芝床用土で育成する芝生は、特に限定されないが、バミューダ―グラス、野芝及び高麗芝等の夏芝、並びに、牧草系、ライグラス、ケンタッキーブルーグラス及びトールフェスク等の冬芝が挙げられる。
<疎水化骨材>
本発明における疎水化骨材は、表面の少なくとも一部に疎水化材を担持させたものであり、疎水性を有する。
疎水化骨材に用いる骨材は、特に限定することはなく、無機系骨材及び有機系骨材を用いることができ、単体又は複合体を用いることができる。骨材には、繊維補強材及び舗装用充填材等を適宜添加することもできる。
無機系骨材としては、例えば、砂、硅砂、砕石、石粉、スクリーニングス、再生骨材、カラーサンド、カラーチップ及び鉱物チップ等が挙げられる。
有機系骨材としては、例えば、木本植物又は草本植物のおがくず、樹皮、木質チップ、果実の種子及び種子殻、並びに、ゴム素材等が挙げられる。
疎水化材は、アスファルトであることが好ましい。
アスファルトとしては、舗装用石油アスファルトであるストレートアスファルトを主成分とするもの、或いは、該ストレートアスファルトに、スチレン・ブタジエン・ブロック共重合体(SBS)、スチレン・イソプレン・ブロック共重合体(SIS)、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)などの熱可塑性エラストマーを添加して改質した、改質アスファルトであってもよい。また、既設のアスファルト舗装に含まれる舗装用バインダ及び骨材から再生された再生アスファルトであってもよい。
疎水化材は、オレフィン類、パラフィン類、石油樹脂類、天然樹脂類及びテルペン樹脂であることが好ましく、中でもオレフィン類が好ましい。
オレフィン類としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリブテン(PB)等が挙げられる。
パラフィン類としては、n-パラフィン及びイソパラフィン等が挙げられる。
石油樹脂類としては、C5系、C9系、スチレン系、ジクロロペンタジエン系及びこれらの水素添加物等が挙げられる。
天然樹脂類としては、アビエチン酸、パラストリン酸、イソピマール酸、デヒドロアビエチン酸、ネオアビエチン酸及びピマール酸等のロジン酸を主成分とするロジン樹脂が挙げられる。ロジン樹脂としては、ガムロジン及びウッドロジン等のロジン樹脂、グリセリン及びペンタエリスリトール等で変性したエステル化ロジン樹脂などが挙げられる。
テルペン樹脂としては、β-ピネンからのテルペン樹脂及びテルペン-フェノール樹脂等が挙げられる。
疎水化骨材における疎水化材の担持量は、疎水化骨材の全量に対して、0.1質量%以上10.0質量%以下であることが好ましく、2.0質量%以上9.0質量%以下であることがより好ましく、3.0質量%以上8.0質量%以下であることがさらに好ましい。
疎水化骨材における疎水化材の担持量は、上記範囲であることによって、適度な疎水化性を有する疎水化骨材とすることができる。
疎水化骨材は、骨材から疎水化材が剥離することを防止する観点から、剥離防止剤を含有することが好ましい。
剥離防止剤としては、消石灰及び塩化アンモニウム等が挙げられる。
剥離防止剤の含有量は、剥離防止機能を十分に発揮する観点から、疎水化骨材の全量に対して、0.1質量%以上5.0質量%以下であることが好ましく、0.5質量%以上4.0質量%以下であることがより好ましく、1.0質量%以上3.0質量%以下であることがさらに好ましい。
疎水化骨材の最大粒径は、4.75mm以下であることが好ましく、2.36mm以下であることがより好ましく、1.18mm以下であることがさらに好ましい。また、疎水化骨材の最小粒径は、0.075mm以上であることが好ましく、0.15mm以上であることがより好ましく、0.3mm以上であることがさらに好ましい。
疎水化骨材の最大粒径及び最小粒径が上記範囲内であることで、主根の深さ方向への成長を邪魔することなく、かつ、側根の発達を促すことができる。
なお、上記範囲の最大粒径及び最小粒径である疎水化骨材は、JIS A 1102:2014に準じて篩い分けにより得られる。
<非疎水化骨材>
本発明における非疎水化骨材は、疎水性を有さない骨材である。
非疎水化骨材に用いる骨材は、特に限定することはなく、上述した疎水化骨材と同様の無機系骨材及び有機系骨材を用いることができ、単体又は複合体を用いることができる。骨材には、繊維補強材及び舗装用充填材等を適宜添加することもできる。
非疎水化骨材の最大粒径は、4.75mm以下であることが好ましく、2.36mm以下であることがより好ましく、1.18mm以下であることがさらに好ましい。また、非疎水化骨材の最小粒径は、0.075mm以上であることが好ましく、0.15mm以上であることがより好ましく、0.3mm以上であることがさらに好ましい。
非疎水化骨材の最大粒径及び最小粒径が上記範囲内であることで、主根の深さ方向への成長を邪魔することなく、かつ、側根の発達を促すことができる。
なお、上記範囲の最大粒径及び最小粒径である非疎水化骨材は、JIS A 1102:2014に準じて篩い分けにより得られる。
[土壌]
本発明の実施の形態に係る土壌は、芝生を生育する土壌であって、図1に示すように、下層床土20と、下層床土20上に設けられた上層床土10とを備える。上層床土10及び下層床土20を備える土壌は、特に限定されないが、例えば、基盤30上に設けることができる。
芝生は、植物上部である葉1と、植物下部である根2とを有する。根2は、主根2aと側根2bとを有する。
<上層床土>
上層床土10は、表面の少なくとも一部に疎水化材を担持している疎水化骨材の混合割合が、全骨材体積100に対して、1以上100以下である。つまり、上層床土10としては、上述した芝床用土を用いることができる。
上層床土10の厚さは、5cm以上30cm以下であることが好ましく、7cm以上25cm以下であることがより好ましく、10cm以上20cm以下であることがさらに好ましい。
上層床土10の厚さが上記範囲内であることで、芝生を枯らすことなく、主根2aの深さ方向への成長を促すことができる。
<下層床土>
下層床土20は、疎水化骨材の混合割合が、全骨材体積100に対して、100未満であることが好ましく、50以下であることがより好ましく、25以下であることがさらに好ましい。
下層床土20における疎水化骨材の混合割合が上記範囲内であることで、主根2aの深さ方向への成長を邪魔することなく、かつ、側根2bの発達を促すことができる。
下層床土20の厚さは、5cm以上30cm以下であることが好ましく、7cm以上25cm以下であることがより好ましく、10cm以上20cm以下であることがさらに好ましい。
下層床土20の厚さが上記範囲内であることで、主根2aの深さ方向への成長を促し、かつ、側根2bの発達を促すことができる。
下層床土20は、疎水化骨材及び非疎水化骨材と共にその他の添加材を必要により添加含有させることができる。その他の添加成分としては、例えば、保水材及び保肥材等を挙げることができる。
《保水材》
保水材は、気温が上がると保持水分を放出し、気温が下がると保持水分を維持する性質を有し、夏場に植物に対する水分補給源として機能し、冬場に培地の乾燥を防止する機能を発揮する。
保水材としては、例えば、イソライト、ゼオライト、バーミキュライト、砂利、汚泥、軽石及び発泡性ガラス等が挙げられる。
《保肥材》
保肥材は、養分を留めおくことができ、養分補給源として機能を発揮する。
保肥材としては、モンモリロナイト、ベントナイト、バイデライト、ヘクトライト、サポナイト、スチブンサイト等のスメクタイト系鉱物、雲母系鉱物、イソライト、ゼオライト、バーミキュライトなどの無機材料が挙げられる。
次に、本発明について実施例を用いて、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によって限定されない。
[評価方法]
実施例と比較例の土壌によって育成した芝生を下記の方法に従って評価した。
<主根の長さ>
実施例と比較例の土壌によって育成した芝生を抜き出し、根の主根の長さを測定した。
<草密度>
実施例と比較例の土壌によって育成した芝生の草の状態(草密度)を以下の基準で評価した。
A:芝生の上方から見たときに葉が隙間なく密生している
B:芝生の上方から見たときに葉の間に極僅かに隙間がある
C:芝生の上方から見たときに葉の間に僅かに隙間がある
D:芝生の上方から見たときに葉の間に隙間がある
E:芝生の上方から見たときに葉の間に隙間が多々ある
<根密度>
実施例と比較例の土壌によって育成した芝生を抜き出し、上層床土及び下層床土における根の主根および側根の状態(根密度)を以下の基準で評価した。
A:芝生の主根および側根が隙間なく密生している
B:芝生の主根および側根の間に極僅かに隙間がある
C:芝生の主根および側根の間に僅かに隙間がある
D:芝生の主根および側根の間に隙間がある
E:芝生の主根および側根の間に隙間が多々ある
[実施例1]
実施例1の上層床土及び下層床土の芝床用土の処方、並びに芝生の条件を以下に示す。
<上層床土>
●疎水化骨材(アスファルト担持砂)
骨材:砂
疎水化材:アスファルト
疎水化材の担持量:疎水化骨材の全量に対して3.0質量%
最大粒径:4.75mm
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
●混合割合
疎水化骨材の混合割合:全骨材体積100に対して20
<下層床土>
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
<芝生の条件>
芝生の種類:高麗芝
育成条件:2ヶ月屋外育成
[比較例1]
比較例1の上層床土及び下層床土の芝床用土の処方、並びに芝生の条件を以下に示す。
<上層床土>
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
●添加材:保水材(イソライト、ゼオライト)
<下層床土>
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
<芝生の条件>
芝生の種類:高麗芝
育成条件:2ヶ月屋外育成
[比較例2]
比較例2の上層床土及び下層床土の芝床用土の処方、並びに芝生の条件を以下に示す。
<上層床土>
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
●添加材:保水材(火山砂利)
<下層床土>
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
<芝生の条件>
芝生の種類:高麗芝
育成条件:2ヶ月屋外育成
[比較例3]
比較例3の上層床土及び下層床土の芝床用土の処方、並びに芝生の条件を以下に示す。
<上層床土>
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
●添加材:保水材(浄水汚泥)
<下層床土>
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
<芝生の条件>
芝生の種類:高麗芝
育成条件:2ヶ月屋外育成
Figure 0007283839000001
[評価結果]
表1より、実施例1の上層床土及び下層床土の芝床用土の処方とすることで草密度及び根密度において良好な結果が得られた。また、比較例1~3の上層床土及び下層床土の芝床用土の処方では、草密度及び根密度が十分な結果が得られなかった。
[実施例2]
実施例2の上層床土及び下層床土の芝床用土の処方、並びに芝生の条件を以下に示す。
<上層床土>
●疎水化骨材(アスファルト担持砂)
骨材:砂
疎水化材:アスファルト
疎水化材の担持量:疎水化骨材の全量に対して3.0質量%
最大粒径:4.75mm
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
●混合割合
疎水化骨材の混合割合:全骨材体積100に対して10
<下層床土>
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
<芝生の条件>
芝生の種類:ライグラス
育成条件:2ヶ月屋外育成
[実施例3]
実施例3の上層床土及び下層床土の芝床用土の処方、並びに芝生の条件を以下に示す。
<上層床土>
●疎水化骨材(アスファルト担持砂)
骨材:砂
疎水化材:アスファルト
疎水化材の担持量:疎水化骨材の全量に対して3.0質量%
最大粒径:4.75mm
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
●混合割合
疎水化骨材の混合割合:全骨材体積100に対して20
<下層床土>
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
<芝生の条件>
芝生の種類:ライグラス
育成条件:2ヶ月屋外育成
[実施例4]
実施例4の上層床土及び下層床土の芝床用土の処方、並びに芝生の条件を以下に示す。
<上層床土>
●疎水化骨材(アスファルト担持砂)
骨材:砂
疎水化材:アスファルト
疎水化材の担持量:疎水化骨材の全量に対して3.0質量%
最大粒径:4.75mm
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
●混合割合
疎水化骨材の混合割合:全骨材体積100に対して30
<下層床土>
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
<芝生の条件>
芝生の種類:ライグラス
育成条件:2ヶ月屋外育成
[実施例5]
実施例5の上層床土及び下層床土の芝床用土の処方、並びに芝生の条件を以下に示す。
<上層床土>
●疎水化骨材(アスファルト担持砂)
骨材:砂
疎水化材:アスファルト
疎水化材の担持量:疎水化骨材の全量に対して3.0質量%
最大粒径:4.75mm
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
●混合割合
疎水化骨材の混合割合:全骨材体積100に対して20
<下層床土>
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
●添加材:保水材(イソライト、ゼオライト)
<芝生の条件>
芝生の種類:ライグラス
育成条件:2ヶ月屋外育成
[実施例6]
実施例6の上層床土及び下層床土の芝床用土の処方、並びに芝生の条件を以下に示す。
<上層床土>
●疎水化骨材(改質アスファルト担持砂)
骨材:砂
疎水化材:オレフィン改質アスファルト
疎水化材の担持量:疎水化骨材の全量に対して3.0質量%
最大粒径:4.75mm
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
●混合割合
疎水化骨材の混合割合:全骨材体積100に対して20
<下層床土>
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
<芝生の条件>
芝生の種類:ライグラス
育成条件:2ヶ月屋外育成
[実施例7]
実施例7の上層床土及び下層床土の芝床用土の処方、並びに芝生の条件を以下に示す。
<上層床土>
●疎水化骨材(改質アスファルト担持砂)
骨材:砂
疎水化材:オレフィン改質アスファルト
疎水化材の担持量:疎水化骨材の全量に対して3.0質量%
最大粒径:4.75mm
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
●混合割合
疎水化骨材の混合割合:全骨材体積100に対して20
<下層床土>
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
●添加材:保水材(イソライト、ゼオライト)
<芝生の条件>
芝生の種類:ライグラス
育成条件:2ヶ月屋外育成
[比較例4]
比較例4の上層床土及び下層床土の芝床用土の処方、並びに芝生の条件を以下に示す。
<上層床土>
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
●添加材:保水材(イソライト、ゼオライト)
<下層床土>
●非疎水化骨材
骨材:砂
最大粒径:4.75mm
<芝生の条件>
芝生の種類:ライグラス
育成条件:2ヶ月屋外育成
Figure 0007283839000002
[評価結果]
表2より、実施例2~4の上層床土及び下層床土の芝床用土の処方の中では実施例3の上層床土及び下層床土の芝床用土の処方が、草密度及び上層床土根密度において良好な結果が得られた。そして、実施例3の上層床土及び下層床土の芝床用土の処方に、さらに下層床土に保水材を添加した実施例5の処方では、より良好な結果が得られた。また、実施例3の処方を元に、実施例6及び7の処方を検討した結果、実施例7では最良である実施例5と同等の結果が得られた。

Claims (10)

  1. 芝生を生育する土壌に用いる芝床用土であり、
    疎水化骨材と、非疎水化骨材とを備え、
    前記疎水化骨材は、表面の少なくとも一部に疎水化材を担持している、芝床用土であって、
    前記疎水化骨材を構成する骨材が、砂、硅砂、砕石、石粉、スクリーニングス、再生骨材、カラーサンド、カラーチップ、鉱物チップ、木本植物又は草本植物のおがくず、樹皮、木質チップ、果実の種子及び種子殻、およびゴム素材からなる群から選ばれる1種以上であり、
    前記骨材に担持させる前記疎水化材は、アスファルトであり、
    前記疎水化骨材における前記疎水化材の担持量が、前記疎水化骨材の全量に対して、1.0質量%以上10.0質量%以下である、芝床用土。
  2. 芝生を生育する土壌に用いる芝床用土であり、
    疎水化骨材と、非疎水化骨材とを備え、
    前記疎水化骨材は、表面の少なくとも一部に疎水化材を担持している、芝床用土であって、
    前記疎水化骨材を構成する骨材が、砂、硅砂、砕石、石粉、スクリーニングス、再生骨材、カラーサンド、カラーチップ、鉱物チップ、木本植物又は草本植物のおがくず、樹皮、木質チップ、果実の種子及び種子殻、およびゴム素材からなる群から選ばれる1種以上であり、
    前記骨材に担持させる前記疎水化材が、石油樹脂類、天然樹脂類、テルペン樹脂、およびポリブテンからなる群から選ばれる1種以上であり、
    前記疎水化骨材における前記疎水化材の担持量が、前記疎水化骨材の全量に対して、1.0質量%以上10.0質量%以下である、芝床用土。
  3. 前記疎水化骨材は、剥離防止剤を含有する、請求項1又は2に記載の芝床用土。
  4. 前記疎水化骨材の混合割合は、全骨材体積100に対して、1以上100以下である、請求項1~のいずれか1項に記載の芝床用土。
  5. 前記疎水化骨材の最大粒径は、4.75mm以下である、請求項1~のいずれか1項に記載の芝床用土。
  6. 前記非疎水化骨材の最大粒径は、4.75mm以下である、請求項1~のいずれか1項に記載の芝床用土。
  7. 芝生を生育する土壌であり、
    下層床土と、前記下層床土上に設けられた上層床土とを備え、
    前記上層床土は、骨材のうち、表面の少なくとも一部に疎水化材を担持している疎水化骨材の混合割合が、全骨材体積100に対して、1以上100以下である、土壌であって、
    前記疎水化骨材を構成する骨材が、砂、硅砂、砕石、石粉、スクリーニングス、再生骨材、カラーサンド、カラーチップ、鉱物チップ、木本植物又は草本植物のおがくず、樹皮、木質チップ、果実の種子及び種子殻、およびゴム素材からなる群から選ばれる1種以上であり、
    前記骨材に担持させる前記疎水化材は、アスファルトであり、
    前記疎水化骨材における前記疎水化材の担持量が、前記疎水化骨材の全量に対して、1.0質量%以上10.0質量%以下である、土壌。
  8. 芝生を生育する土壌であり、
    下層床土と、前記下層床土上に設けられた上層床土とを備え、
    前記上層床土は、骨材のうち、表面の少なくとも一部に疎水化材を担持している疎水化骨材の混合割合が、全骨材体積100に対して、1以上100以下である、土壌であって、
    前記疎水化骨材を構成する骨材が、砂、硅砂、砕石、石粉、スクリーニングス、再生骨材、カラーサンド、カラーチップ、鉱物チップ、木本植物又は草本植物のおがくず、樹皮、木質チップ、果実の種子及び種子殻、およびゴム素材からなる群から選ばれる1種以上であり、
    前記骨材に担持させる前記疎水化材が、石油樹脂類、天然樹脂類、テルペン樹脂、およびポリブテンからなる群から選ばれる1種以上であり、
    前記疎水化骨材における前記疎水化材の担持量が、前記疎水化骨材の全量に対して、1.0質量%以上10.0質量%以下である、土壌。
  9. 前記下層床土は、骨材のうち、表面の少なくとも一部に疎水化材を担持している疎水化骨材の混合割合が、全骨材体積100に対して、100未満であり、
    前記疎水化骨材を構成する骨材が、砂、硅砂、砕石、石粉、スクリーニングス、再生骨材、カラーサンド、カラーチップ、鉱物チップ、木本植物又は草本植物のおがくず、樹皮、木質チップ、果実の種子及び種子殻、およびゴム素材からなる群から選ばれる1種以上であり、
    前記骨材に担持させる前記疎水化材が、アスファルト、石油樹脂類、天然樹脂類、テルペン樹脂、およびポリブテンからなる群から選ばれる1種以上であり、
    前記疎水化骨材における前記疎水化材の担持量は、前記疎水化骨材の全量に対して、1.0質量%以上10.0質量%以下である、請求項7又は8に記載の土壌。
  10. 前記下層床土は、保水材をさらに備える、請求項7~9のいずれか1項に記載の土壌。
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