JP7282609B2 - 点灯制御装置、点灯制御方法、車両用灯具 - Google Patents

点灯制御装置、点灯制御方法、車両用灯具 Download PDF

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本発明は、発光素子の点灯制御技術に関し、特に発光素子を用いて構成される車両用灯具の点灯制御技術に関する。
従来、LEDなどの発光素子をパルス調光する場合には、応答性を考慮し、例えば昇圧回路と降圧回路を組み合わせて点灯制御を行っていた(例えば、特開2018-102053号公報)。すなわち、昇圧回路だけを用いた場合、電圧を上昇させるのに比較的に長い時間を要することから急峻に発光素子を点灯させることが難しいため、予め昇圧回路によって一定電圧に昇圧しておき、そこから降圧回路によって所望の電圧を生成することで応答性を確保していた。
しかし、上記した従来の構成では、昇圧回路と降圧回路を組み合わせることから構成が複雑になり、低コスト化を図ることが難しかった。
特開2018-102053号公報
本発明に係る具体的態様は、簡素な構成で応答性のよい点灯制御を行うことが可能な点灯制御技術を提供することを目的の1つとする。
[1]本発明に係る一態様の点灯制御装置は、(a)相対的に負荷の小さい第1光源モジュールと相対的に負荷の大きい第2光源モジュールを少なくとも含む光源ユニットの点灯制御を行うための装置であって、(b)前記第1光源モジュールと前記第2光源モジュールの各々に対し、昇圧により生成した電圧を供給する電圧供給回路と、(c)前記第1光源モジュールと前記電圧供給回路との電流経路に設けられた第1スイッチング素子と、(d)前記第2光源モジュールと前記電圧供給回路との電流経路に設けられた第2スイッチング素子と、(e)前記電圧供給回路のオンオフを制御するとともに、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の各々のオンオフを制御する制御部と、を含み、(f)前記制御部は、前記第1スイッチング素子をオン状態にするとともに前記電圧供給回路をオン状態にして前記第1光源モジュールに電圧を供給させる第1制御と、前記第1スイッチング素子をオフ状態にするとともに前記電圧供給回路をオン状態で維持する第2制御と、前記第2スイッチング素子をオン状態にするとともに前記電圧供給回路をオン状態で維持する第3制御と、前記第3制御を実行した後、前記第2スイッチング素子をオフ状態にするとともに前記電圧供給回路をオフ状態にする第4制御と、を実行する、点灯制御装置である。
[2]本発明に係る一態様の点灯制御装置は、(a)相対的に負荷の小さい第1光源モジュールと相対的に負荷の大きい第2光源モジュールとを少なくとも含む光源モジュールの点灯制御装置であって、(b)前記第1光源モジュールと前記第2光源モジュールの各
々に対して電圧供給回路により昇圧して生成した電圧を供給する際に、前記電圧供給回路をオン状態にして前記第1光源モジュールに電圧を供給させる第1制御と、前記第1光源モジュールの電流経路を遮断し、かつ前記電圧供給回路をオン状態で維持する第2制御と、前記第2光源モジュールの電流経路を導通させるとともに前記電圧供給回路をオン状態で維持する第3制御と、前記第3制御を実行した後、前記第2スイッチング素子をオフ状態にするとともに前記電圧供給回路をオフ状態にする第4制御と、を実行する、点灯制御装置である。
[3]本発明に係る一態様の点灯制御方法は、(a)相対的に負荷の小さい第1光源モジュールと相対的に負荷の大きい第2光源モジュールとを少なくとも含む光源モジュールの点灯制御方法であって、(b)前記第1光源モジュールと前記第2光源モジュールの各々に対して電圧供給回路により昇圧して生成した電圧を供給する際に、前記電圧供給回路をオン状態にして前記第1光源モジュールに電圧を供給させる第1ステップと、前記第1光源モジュールの電流経路を遮断し、かつ前記電圧供給回路をオン状態で維持する第2ステップと、前記第2光源モジュールの電流経路を導通させるとともに前記電圧供給回路をオン状態で維持する第3ステップと、前記第3ステップを実行した後、前記第2スイッチング素子をオフ状態にするとともに前記電圧供給回路をオフ状態にする第4ステップと、を実行する、点灯制御方法である。
[4]本発明に係る一態様の車両用灯具は、上記何れかに記載の点灯制御装置を備える、車両用灯具である。
なお、本明細書において、ある回路要素と別の回路要素との「接続」とは、これら回路要素同士が直接的に接続する場合のほか、これら回路要素同士の間に他の回路要素等が介在して接続する場合も含まれるものとする。
上記構成によれば、簡素な構成で応答性のよい点灯制御を行うことが可能となる。
図1は、一実施形態の車両用灯具の構成を示す図である。 図2(A)~図2(E)は、点灯制御装置の動作を説明するための波形図である。 図3(A)~図3(E)は、比較例の点灯制御装置の動作を説明するための波形図である。 図4(A)~図4(E)は、点灯制御装置の動作を説明するための波形図である。 図5(A)~図5(E)は、比較例の点灯制御装置の動作を説明するための波形図である。 図6(A)~図6(E)は、変形例の点灯制御装置の動作を説明するための波形図である。 図7(A)~図7(E)は、変形例の点灯制御装置の動作を説明するための波形図である。 図8は、変形例の車両用灯具の構成を示す図である。 図9は、図8に変形例に係る点灯制御装置の動作を説明するための波形図である。
図1は、一実施形態の車両用灯具の構成を示す図である。図示の車両用灯具は、点灯制御装置1と、この点灯制御装置1によって点灯制御される光源ユニット2を含んで構成されている。
車両用灯具は、光源ユニット2の各光源モジュール21、22を時分割で点灯させるものである。光源モジュール21は、例えばロービームランプ(すれ違い灯)として用いられ、光源モジュール22は、例えばポジションランプ(車幅灯)として用いられる。
光源モジュール21は、相対的に少ない数(例えば3個)の発光素子を直列に接続して構成されており、光源モジュール22は、相対的に多い数(例えば14個)の発光素子を直列に接続して構成されている。別言すれば、光源モジュール21は相対的に低い電気的負荷であり、光源モジュール22は相対的に高い電気的負荷であるといえる。光源モジュール21と光源モジュール22は、並列に接続されている。各光源モジュール21、22に含まれる発光素子は、例えばLEDであり、すべて同じ仕様である。光源モジュール21の駆動に要する電圧は約10Vであり、光源モジュール22の駆動に要する電圧は約47Vである。なお、本明細書では、駆動に要する電圧の範囲が2V以上20V未満のものを「相対的に低い電気的負荷」とし、駆動に要する電圧の範囲が20V以上50V未満のものを「相対的に高い電気的負荷」とする。
図1に示す点灯制御装置1は、昇圧回路(電圧供給回路)10、制御マイコン(制御部)11、スイッチング素子12、13、14、抵抗素子(放電回路)15を含んで構成されている。
昇圧回路10は、車両のバッテリから供給される電圧VBを昇圧することにより、所望の大きさの電圧を生成するものである。この昇圧回路10としては、例えば公知の昇圧型DC/DCコンバータを用いることができる。昇圧回路10によって生成された電圧は、光源ユニット2へ供給される。
制御マイコン11は、点灯制御装置1の全体動作を制御するためのものであり、例えばCPU、ROM、RAM等を有するマイクロコンピュータを用いて構成されている。具体的には、制御マイコン11は、昇圧回路10と接続されておりこの昇圧回路10のオンオフ制御を行うとともに、各スイッチング素子12、13、14と接続されておりこれらのオンオフ制御を行う。
スイッチング素子12は、光源モジュール21と直列接続されており、制御マイコン11から与えられる制御信号に応じて開閉することで、光源モジュール21を含む電流経路の導通/遮断を切り換える。このスイッチング素子12としては、例えば図示の電界効果型トランジスタを用いることができる。
スイッチング素子13は、光源モジュール22と直列接続されており、制御マイコン11から与えられる制御信号に応じて開閉することで、光源モジュール22を含む電流経路の導通/遮断を切り換える。このスイッチング素子13としては、例えば図示の電界効果型トランジスタを用いることができる。
スイッチング素子14は、抵抗素子15と直列接続されており、制御マイコン11から与えられる制御信号に応じて開閉することで、抵抗素子15を含む電流経路の導通/遮断を切り換える。このスイッチング素子14としては、例えば図示の電界効果型トランジスタを用いることができる。
抵抗素子15は、各光源モジュール21、22と並列に接続されており、かつ昇圧回路10と接続されている。この抵抗素子15は、スイッチング素子14が開状態となった場合には基準電位(接地電位)端子と接続され、放電回路として機能する。
図2(A)~図2(E)は、点灯制御装置の動作を説明するための波形図である。詳細には、図2(A)は昇圧回路10の出力電圧波形、図2(B)は昇圧回路10の出力電流波形、図2(C)は昇圧回路10のオン/オフを示す波形、図2(D)はスイッチング素子12のオン/オフ(導通/遮断)を示す波形、図2(E)はスイッチング素子13のオン/オフ(導通/遮断)を示す波形である。ここでは、ロービームランプとして用いられる光源モジュール21と、ポジションランプとして用いられる光源モジュール22の双方を点灯させる場合の動作を説明する。
時刻t1において、制御マイコン11の制御により昇圧回路10がオフ状態からオン状態になり、スイッチング素子12がオフ状態からオン状態になると、昇圧回路10の電圧が上昇し始める。スイッチング素子12に対応する光源モジュール21は、発光素子の数が少ないため、比較的短時間(例えば0.3ms)で昇圧回路10の電圧が発光素子の設定電圧に到達する。時刻t2において設定電圧に到達すると、光源モジュール21に電流が流れ、各発光素子が点灯する。
なお、ここでは、光源モジュール21の点灯遅れを防ぐために、例えば0.1ms早めに昇圧回路10をオン状態に切り換えるとともにスイッチング素子12をオン状態に切り換えている。この0.1msの間の電流の傾斜は発光素子によるが、全体としては長い期間(例えば3.5ms)で光源モジュール21を点灯させるので、調光時の電流精度にはあまり影響がない。
時刻t3において、制御マイコン11の制御により、スイッチング素子12がオン状態からオフ状態に切り換えられる。それにより、光源モジュール21が消灯する。このとき、制御マイコン11は、昇圧回路10についてはオン状態のまま維持する。それにより、昇圧回路10の電圧がさらに上昇する。
時刻t4において、制御マイコン11の制御により、スイッチング素子13がオフ状態からオン状態に切り換えられる。このとき、昇圧回路10はオン状態のまま維持されており、その電圧は発光素子の設定電圧以上に上昇しているので、光源モジュール22に電流が瞬時に流れ、各発光素子が点灯する。なお、時刻t3から時刻t4までの間は例えば0.6msに設定される。
その後、時刻t5において、制御マイコン11の制御により、スイッチング素子13がオン状態からオフ状態に切り換えられる。それにより、光源モジュール22の各発光素子が消灯する。なお、時刻t4から時刻t5までの間は例えば0.25msに設定される。
また、この時刻t5において、制御マイコン11の制御により昇圧回路10がオフ状態に切り換えられる。これは、次の周期において光源モジュール21を点灯させる際に過大な電圧が印加されてサージ電流が生じるのを防ぐためである。上記のように、相対的に低負荷である光源モジュール21についてはその駆動に必要な電圧まで早く上昇させることができることと、点灯期間が長いことから、電流制御の精度に影響が少ないので、昇圧回路10を一旦オフ状態にすることができる。なお、時刻t5から時刻t6(1周期の終わり)までの間は例えば0.6msに設定される。また、昇圧回路10の電圧は、時刻t5から0.1ms経過した時点で最低値に下降する。
以上のような動作が周期Tで繰り返されることで、ロービームに対応する光源モジュール21、ポジションランプに対応する光源モジュール22の双方を1つの昇圧回路10により時分割的に駆動することができる。
なお、光源モジュール22に必要な電圧が比較的に低い場合には、制御マイコン11の制御により昇圧回路10の開放電圧を下げるか、あるいはスイッチング素子14を制御して抵抗素子15からなる放電回路により放電することで開放電圧を低下させることもできる。
図3(A)~図3(E)は、比較例の点灯制御装置の動作を説明するための波形図である。なお、比較例の点灯制御装置の構成は図1に示す実施形態と同様であり、その制御方法が異なる。比較例の点灯制御装置では、時刻t11において、スイッチング素子12をオフ状態にして光源モジュール21を消灯させる際に、昇圧回路10もオフ状態にするため、昇圧回路10の電圧が低下する。その後、時刻t12において、スイッチング素子13をオン状態にし、昇圧回路10もオン状態とすると、昇圧回路10の電圧が上昇する過程において光源モジュール22の各発光素子が点灯してしまう。このため、例えば要求される点灯時間の仕様に対応して光源モジュール22の点灯時間を設定しようとすると光源モジュール22の出射光が暗くなり、他方で点灯時間を長くすると仕様を満足できないという結果をもたらす。
図4(A)~図4(E)は、点灯制御装置の動作を説明するための波形図である。各波形の詳細は上記図2と同様である。ここでは、ポジションランプとして用いられる光源モジュール22のみを点灯させる場合の動作を説明する。
図示のように、光源モジュール21は消灯であるので、スイッチング素子12はオフ状態のままとされる(図4(D)参照)。時刻t4において、制御マイコン11の制御により、スイッチング素子13がオフ状態からオン状態に切り換えられる。このとき、1周期目においては、昇圧回路10の電圧が十分に上昇していないので光源モジュール22に流れる電流も低くなり、光源モジュール22からの出射光は暗めになる。
その後、時刻t5において、制御マイコン11の制御により、スイッチング素子13がオン状態からオフ状態に切り換えられる。それにより、光源モジュール22の各発光素子が消灯する。このとき、制御マイコン11の制御により昇圧回路10はオン状態のまま維持される。それにより、昇圧回路10の電圧は次第に最大値まで上昇し、維持される。
次の2周期目には、時刻t4’において、制御マイコン11の制御により、スイッチング素子13がオフ状態からオン状態に切り換えられる。このとき、昇圧回路10の電圧は十分に上昇しているので、光源モジュール22の各発光素子が十分な明るさで点灯する。
その後、時刻t5’において、制御マイコン11の制御により、スイッチング素子13がオン状態からオフ状態に切り換えられる。それにより、光源モジュール22の各発光素子は消灯する。このときにおいても、制御マイコン11の制御により昇圧回路10はオン状態のまま維持される。それにより、昇圧回路10の電圧は最大値まで上昇し、維持される。
以上のような動作が周期Tで繰り返されることで、少なくとも2周期目以降においては必要十分な明るさで、ポジションランプに対応する光源モジュール22を駆動することができる。
図5(A)~図5(E)は、比較例の点灯制御装置の動作を説明するための波形図である。この比較例における光源モジュール22の動作時の詳細な内容は上記した図3に示した比較例の場合と同様であり、その不都合もまた同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
図6(A)~図6(E)は、変形例の点灯制御装置の動作を説明するための波形図である。各波形の詳細は上記図2と同様である。ここでは、ここでは、ロービームランプとして用いられる光源モジュール21と、ポジションランプとして用いられる光源モジュール22の双方を点灯させる場合において、昇圧回路10の電圧上昇を一定値で制限する場合について説明する。なお、全体動作は図2に示した場合と同様であるので説明を省略する。
図6(A)に示すように、時刻t3から時刻t4にかけての昇圧回路10の電圧上昇を制限する。この電圧上昇の制限は、制御マイコン11から昇圧回路10への制御信号により行ってもよいし、各光源モジュール21、22の電流経路上にそれぞれリミット回路を設けても行ってもよい。図中、符号aで示すように、昇圧回路10の電圧の大きさを相対的に高負荷の光源モジュール22の最大電圧よりも少し小さい値に設定する。光源モジュール22の点灯時は、この僅かな電圧差だけを昇圧すれば足りるので、光源モジュール22の点灯時における過電流を防止し、かつ応答性も損なわないようにすることができる。
図7(A)~図7(E)は、変形例の点灯制御装置の動作を説明するための波形図である。各波形の詳細は上記図2と同様である。ここでは、ポジションランプとして用いられる光源モジュール22のみを点灯させる場合の動作を説明する。点灯させる場合において、制御マイコン11にてデータテーブルを用いて点灯制御を行う場合について説明する。なお、全体動作は図4に示した場合と同様であるので説明を省略する。
図示のように、光源モジュール21は消灯であるので、スイッチング素子12はオフ状態のままとされる(図7(D)参照)。1周期目の時刻t1において、車両のレバーが操作されてポジションランプの点灯を指示する信号が制御マイコン11へ入力される。このとき、制御マイコン11は、昇圧回路10をオン状態に制御する。それにより、昇圧回路10の電圧は上昇を始める(図7(A)参照)。
時刻t4において、制御マイコン11の制御により、スイッチング素子13がオフ状態からオン状態に切り換えられる。このとき、昇圧回路10の電圧が十分に上昇しているので、光源モジュール22の各発光素子が十分な明るさで点灯する。
その後、時刻t5において、制御マイコン11の制御により、スイッチング素子13がオン状態からオフ状態に切り換えられる。それにより、光源モジュール22の各発光素子は消灯する。このときにおいても、制御マイコン11の制御により昇圧回路10はオン状態のまま維持される。それにより、昇圧回路10の電圧は最大値まで上昇し、維持される。
2周期目以降も上記と同じ制御が実行される。このように、点灯パターンに応じた制御のタイムテーブルを示すデータテーブルを予め用意して制御マイコン11のメモリ(図示せず)に記憶させておき、そのタイムテーブルに沿って制御を行うことにより、1周期目から十分な明るさで光源モジュール22を点灯させることができる。
図8は、変形例の車両用灯具の構成を示す図である。図1に示した実施形態との違いは、容量素子(電圧保持回路)16が追加された点であるので、当該相違点のみ説明する。容量素子16は、各光源モジュール21、22、抵抗素子15と並列に接続されており、かつ昇圧回路10と接続されている。容量素子16の他端側は基準電位端子と接続されている。この容量素子16は、例えば電解コンデンサである。
図9は、図8に変形例に係る点灯制御装置の動作を説明するための波形図である。各波形の詳細は上記図2と同様である。時刻t4においてスイッチング素子13がオフ状態からオン状態に切り換えられて光源モジュール22の各発光素子が点灯した後、時刻t5においてスイッチング素子13がオン状態からオフ状態に切り換えられて光源モジュール22の各発光素子が消灯する。このとき、図中に符号bで示すように、容量素子16によって電圧が保持されることにより、昇圧回路10の電圧は緩やかに低下する。すなわち、放電の傾斜が調整される。これにより、次の1周期において光源モジュール21の各発光素子を点灯させる際にも必要十分な電圧が得られるので、応答性が改善される。
以上のような実施形態並びに変形例によれば、簡素な構成で応答性のよい点灯制御を行うことが可能な点灯制御技術が得られる。
なお、本発明は上記した実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。例えば、光源モジュールの構成は一例であり上記内容に限定されない。また、各光源モジュールの用途も上記内容に限定されない。
また、上記した実施形態では電圧供給回路の一例として昇圧回路を挙げていたが、電圧を昇圧する機能を有する限りにおいて電圧供給回路に限定はなく、例えば電圧供給回路として昇降圧回路を用いてもよい。
また、上記した実施形態では2つの光源モジュールを点灯制御する場合について例示していが、光源モジュールが3つまたはそれ以上存在してもよい。この場合に、例えば3つ目の光源モジュールの負荷の大きさが比較的小さい場合には光源モジュール21に対する点灯制御と同様の点灯制御を光源モジュール22に対する点灯制御の前または後の時期に行えばよく、3つ目の光源モジュールの負荷の大きさが比較的大きい場合には光源モジュール22に対する点灯制御と同様の点灯制御を光源モジュール21に対する点灯制御の後または光源モジュール22に対する点灯制御の後の時期に行えばよい。4つ目以降の光源モジュールが存在する場合も同様である。
1:点灯制御装置、2:光源ユニット、10:昇圧回路、11:制御マイコン、12、13、14:スイッチング素子、15:抵抗素子、16:容量素子

Claims (8)

  1. 相対的に負荷の小さい第1光源モジュールと相対的に負荷の大きい第2光源モジュールを少なくとも含む光源ユニットの点灯制御を行うための装置であって、
    前記第1光源モジュールと前記第2光源モジュールの各々に対し、昇圧により生成した電圧を供給する電圧供給回路と、
    前記第1光源モジュールと前記電圧供給回路との電流経路に設けられた第1スイッチング素子と、
    前記第2光源モジュールと前記電圧供給回路との電流経路に設けられた第2スイッチング素子と、
    前記電圧供給回路のオンオフを制御するとともに、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の各々のオンオフを制御する制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、前記第1スイッチング素子をオン状態にするとともに前記電圧供給回路をオン状態にして前記第1光源モジュールに電圧を供給させる第1制御と、前記第1スイッチング素子をオフ状態にするとともに前記電圧供給回路をオン状態で維持する第2制御と、前記第2スイッチング素子をオン状態にするとともに前記電圧供給回路をオン状態で維持する第3制御と、前記第3制御を実行した後、前記第2スイッチング素子をオフ状態にするとともに前記電圧供給回路をオフ状態にする第4制御とを実行する、
    点灯制御装置。
  2. 前記第4制御は、前記電圧供給回路をオフ状態にすることによって当該電圧供給回路の電圧を前記第1制御における電圧及び前記第3制御における電圧の各々よりも低い値に下降させることを含む、
    請求項1に記載の点灯制御装置。
  3. 前記制御部は、前記第1制御、前記第2制御、前記第3制御及び前記第4制御を含んで構成される単位期間を周期的に繰り返す、
    請求項に記載の点灯制御装置。
  4. 前記第1光源モジュール及び前記第2光源モジュールの各々と並列に接続された電圧保持回路を更に含む、
    請求項1~3の何れか1項に記載の点灯制御装置。
  5. 前記第1光源モジュール及び前記第2光源モジュールの各々と並列に接続された放電回路を更に含む、
    請求項1~4の何れか1項に記載の点灯制御装置。
  6. 相対的に負荷の小さい第1光源モジュールと相対的に負荷の大きい第2光源モジュールとを少なくとも含む光源モジュールの点灯制御装置であって、
    前記第1光源モジュールと前記第2光源モジュールの各々に対して電圧供給回路により昇圧して生成した電圧を供給する際に、前記電圧供給回路をオン状態にして前記第1光源モジュールに電圧を供給させる第1制御と、前記第1光源モジュールの電流経路を遮断し、かつ前記電圧供給回路をオン状態で維持する第2制御と、前記第2光源モジュールの電流経路を導通させるとともに前記電圧供給回路をオン状態で維持する第3制御と、前記第3制御を実行した後、前記第2スイッチング素子をオフ状態にするとともに前記電圧供給回路をオフ状態にする第4制御とを実行する、
    点灯制御装置。
  7. 相対的に負荷の小さい第1光源モジュールと相対的に負荷の大きい第2光源モジュールとを少なくとも含む光源モジュールの点灯制御方法であって、
    前記第1光源モジュールと前記第2光源モジュールの各々に対して電圧供給回路により昇圧により生成した電圧を供給する際に、前記電圧供給回路をオン状態にして前記第1光
    源モジュールに電圧を供給させる第1ステップと、前記第1光源モジュールの電流経路を遮断し、かつ前記電圧供給回路をオン状態で維持する第2ステップと、前記第2光源モジュールの電流経路を導通させるとともに前記電圧供給回路をオン状態で維持する第3ステップと、前記第3ステップを実行した後、前記第2スイッチング素子をオフ状態にするとともに前記電圧供給回路をオフ状態にする第4ステップと、を実行する、
    点灯制御方法。
  8. 請求項1~6の何れかに記載の点灯制御装置を備える、車両用灯具。
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