JP7282227B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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本発明は、撮像装置及びその制御方法に関する。
撮像装置において、撮像素子に位相差検出機能を組み込むことにより、撮影レンズのピントずれ量を求めることを可能とする技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載された撮像素子では、その一部の受光素子において、受光部の感度領域をオンチップマイクロレンズの光軸に対して偏心させることで瞳分割機能を持たせている。そして、これらの受光素子を有する画素を、撮像素子中に所定の間隔で配置させることで位相差検出機能を実現している。この位相差検出機能を利用する撮像面位相差AFは、デフォーカス量を検出するため、レンズの駆動目標位置が直接検出可能であることから、高速な焦点調節(AF)に適したAF方式である。
一方、AF機能を用いて被写体にピントを合わせながら連続撮影を行うAF連写機能において、高速なAFは動く被写体の連続撮影で非常に有益な機能となっている。特許文献2に記載された撮像装置では、AF連写機能により撮影を行う際、撮像素子から全画素を読み出す静止画撮影と、AF用の読み出し及び被写体を追従するために低解像度で高速に読み出すライブビュー撮影が交互に行われる。そして、特許文献2では、静止画像とライブビュー撮影で得られた画像とを交互に表示することで、フレーミングの追従性を向上させる技術が開示されている。
特開2010-219958号公報 特開2015-144346号公報
特許文献2に記載の技術では、静止画撮影では、手振れを考慮したシャッター秒時や被写界深度を鑑みて、静止画撮影に適した露出設定を行うことが多い。これに対し、ライブビュー撮影では、被写体追従用の低解像度読み出しと、主にAFの精度を優先した露出設定とすることで、動体追従性能を高める露出制御とすることが多い。
しかしながら、連続的に表示されるライブビュー画像の品質は、露出変化に非常に敏感であり、多少の輝度差や絞り変化がライブビュー画像のちらつき等に大きく影響することがある。通常、静止画像の撮影条件とAFに適した撮影条件とでは、それぞれに最適な露出設定条件が異なる場合が多いため、特許文献2のように静止画像とライブビュー撮影で得られた画像とを交互に表示した場合、ライブビュー画像のちらつきの原因となっていた。特に、絞り変化においては、主被写体以外のピントの合っていない領域でボケの変化が交互に観察されるため、ライブビュー画像のちらつきが大きく視認される。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、静止画を連続して撮影する際の、ライブビュー画像の画質と焦点検出の精度との両立を図ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮像素子と、前記撮像素子からの出力に基づいて焦点状態を検出する焦点検出手段と、前記撮像素子から出力される信号の画像を表示する表示部を制御する表示制御手段と、を有し、前記表示制御手段は、静止画像とライブビュー画像とを表示する第1のモードと、ライブビュー画像を表示して静止画像を表示しない第2のモードとで前記表示部を制御し、前記第1のモードにおいては、前記ライブビュー画像の露出制御値として前記静止画像の撮影用の露出制御値を用い、前記第2のモードにおいては、前記ライブビュー画像の露出制御値として前記焦点検出手段による焦点状態の検出用の露出制御値を用い、前記ライブビュー画像の露出制御値として前記静止画像の撮影用の露出制御値を用いると前記焦点検出手段による焦点状態の検出結果の信頼度が不十分となる場合に、前記表示制御手段は、前記第2のモードで前記表示部を制御する
本発明の撮像装置によれば、静止画を連続して撮影する際の、ライブビュー画像の画質と焦点検出の精度との両立を図ることができる。
本発明の実施形態における撮像装置の構成を示すブロック図。 実施形態における撮像素子の画素配列の概略図。 実施形態における撮像装置の全体的な処理の流れを示すフローチャート。 実施形態における焦点検出処理を説明するフローチャート。 実施形態における焦点検出処理で用いられるAF領域及びAF領域から得られる像信号の一例を示す図。 図5に示す像信号のシフト量と相関量及び相関変化量との関係を示す図。 実施形態における信頼度の算出処理を示すフローチャート。 急峻性と像ずれ量の標準偏差との関係を示す図。 第1の実施形態におけるサーボ連写の流れを示すフローチャート。 第1の実施形態における交互表示実行判断処理を示すフローチャート。 第1の実施形態における交互表示のタイミングチャート。 第2の実施形態における静止画連写モードのタイミングチャート。 第2の実施形態におけるサーボ連写の流れを示すフローチャート。 第2の実施形態における交互表示実行判断処理を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した撮像装置として、電子カメラの構成を示すブロック図である。図1に示すように、デジタルカメラ本体200には、レンズ装置100(交換レンズ)が、電気接点ユニット106を有する不図示のマウント部を介して、着脱可能に(交換可能に)取り付けられている。
レンズ装置100は、ズーム機構を含む撮影レンズ101、光量を制御する絞り及びシャッター102、フォーカスレンズ103、フォーカスレンズ103を駆動するモータ104、レンズコントローラ105を備える。
デジタルカメラ本体200において、撮像素子201はCCDやCMOSセンサにより構成され、レンズ装置100の撮影光学系を通過した被写体からの反射光を受光して、フォトダイオードによって入射光量に応じた信号電荷に変換し、蓄積する。各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、システム制御部209の指令に従ってタイミングジェネレータ208から与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号として、撮像素子201から順次読み出される。
A/D変換部202は、撮像素子201から出力される電圧信号をA/D変換する。A/D変換部202は、撮像素子201の出力ノイズを除去するCDS回路や、A/D変換前に行う非線形増幅回路を備える。
更にデジタルカメラ本体200は、画像処理部203、AF信号処理部204、フォーマット変換部205、例えばランダムアクセスメモリなどの高速な内蔵メモリ206(以下「DRAM」と記す。)を有する。DRAM206は一時的に画像を記憶するための高速バッファとして、あるいは画像の圧縮伸張における作業用メモリなどとして使用される。画像記録部207は、メモリカードなどの挿抜可能な記録媒体とそのインターフェースからなる。
システム制御部209は、撮影シーケンスなど撮像装置全体を制御する。更にデジタルカメラ本体200は、デジタルカメラ本体200とレンズ装置100との通信を行うレンズ通信部210、AE処理部211、画像表示用メモリ212(VRAM)を有する。画像表示部213は、画像表示の他、操作補助のための表示やカメラ状態の表示、撮影時には撮影画面と、焦点検出領域を表示する。
また、デジタルカメラ本体200はユーザーが撮像装置を操作するための各種操作部材を有する。操作部214は、例えば、撮像装置の撮影機能や画像再生時の設定などの各種設定を行うメニュースイッチ、撮影モードと再生モードの動作モード切換えスイッチなどを含む。撮影モードスイッチ215は、マクロモード、スポーツモード、サーボ連写モードなどの撮影モードを選択するためのスイッチ、メインスイッチ216は、撮像装置の電源を投入するためのスイッチである。撮影準備スイッチ217(以下「SW1」と記す。)は、自動焦点調節(AF)や自動露出制御(AE)等の撮影準備動作を指示するためのスイッチであり、例えば、半押しによりオンとなる。撮影スイッチ218(以下「SW2」と記す。)は、撮影を指示するためのスイッチであり、SW1(217)の操作後に続けて、例えば、全押しされるとオンとなる。
●撮像素子の構成及び読み出し方法
図2は、本実施形態における撮像素子201の画素配列の概略を示す図であり、撮像素子201として用いられる2次元CMOSセンサの画素配列を、撮像画素の4列×4行の範囲で(焦点検出画素の配列としては8列×4行の範囲)で示したものである。
本実施形態において、画素群300は2列×2行の画素からなり、ベイヤー配列のカラーフィルタにより覆われているものとする。そして、各画素群300において、R(赤)の分光感度を有する画素300Rが左上の位置に、G(緑)の分光感度を有する画素300Gが右上と左下の位置に、B(青)の分光感度を有する画素300Bが右下の位置に配置されている。さらに、本実施形態の撮像素子201は、撮像面位相差方式の焦点検出を行うために、各画素は、1つのマイクロレンズ315に対し、複数のフォトダイオード(光電変換部)を保持している。本実施形態では、各画素、2列×1行に配列された2つのフォトダイオード311,312により構成されているものとする。
撮像素子201は、図2に示す2列×2行の画素(4列×2行のフォトダイオード)からなる画素群300を撮像面上に多数配置することで、撮像信号及びAF用信号の取得を可能としている。
このような構成を有する各画素では、異なる瞳領域を通過した光束をマイクロレンズ315で分離し、フォトダイオード311、312に結像する。そして、2つのフォトダイオード311、312からの信号を加算した信号(A+B信号)を撮像信号、個々のフォトダイオード311、312からそれぞれ読み出した2つの信号(A信号、B信号)をAF用信号(焦点検出用信号)として用いる。なお、撮像信号とAF用信号とをそれぞれ読み出してもよいが、本実施形態では、処理負荷を考慮して、次のようにしてもよい。即ち、撮像信号(A+B信号)と、フォトダイオード311、312のいずれか一方のAF用信号(例えばA信号)とを読み出し、差分を取ることで、視差を有するもう一方のAF用信号(例えばB信号)を取得する。
なお、本実施形態では各画素において、1つのマイクロレンズ315に対して2つのフォトダイオード311,312を有する構成としているが、フォトダイオードの数は2つに限定されず、それ以上であってもよい。また、瞳分割方向も水平方向に限られるものでは無く、垂直方向であっても良い。また、マイクロレンズ315に対して受光部の開口位置が異なる画素を複数有するようにしてもよい。つまり、結果としてA信号とB信号といった位相差検出用の2つの信号が得られる構成であればよい。また、本発明は図2に示すように全ての画素が複数のフォトダイオードを有する構成に限らず、撮像素子201を構成する通常画素内に、図2に示すような焦点検出用画素を離散的に設ける構成であってもよい。また、同じ撮像素子内において互いに異なる分割方法で分割された複数種類の画素が含まれてもよい。
また、本実施形態では、複数の画素から出力された複数のA信号と複数のB信号をそれぞれ瞳分割方向と直交する方向に加算処理を施すことで、撮像面位相差検出方式によるAF(以下、「撮像面位相差AF」という。)に用いられる一対の像信号(A像信号、B像信号)を得る。AF信号処理部204では、該一対の像信号に対する相関演算を行って、これら一対の像信号のずれ量である位相差(以下、「像ずれ量」という。)を算出し、さらに算出した像ずれ量から撮影光学系のデフォーカス量及びデフォーカス方向を算出する。なお、AF信号処理部204における処理については、詳細に後述する。
撮像素子201から読み出された撮像信号及びAF用信号(A信号またはB信号)はA/D変換部202に入力され、リセットノイズを除去する為の相関二重サンプリング、ゲインの調節、信号のデジタル化が行われる。そしてA/D変換部202は、撮像信号を画像処理部203に、また、撮像信号及びAF用信号(A信号またはB信号)をAF信号処理部204にそれぞれ出力する。
AF信号処理部204は、A/D変換部202から出力された撮像信号及びAF用信号(A信号またはB信号)から、もう一方のAF用信号(B信号またはA信号)を取得する。そして、複数の画素に対応する複数のA信号と複数のB信号をそれぞれ瞳分割方向と直交する方向に加算することで、撮像面位相差検出方式によるAF(以下、「撮像面位相差AF」という。)に用いられる一対の像信号(A像信号、B像信号)を得る。そして、得られた一対の像信号を用いて、相関演算を行い、像ずれ量及び信頼度を算出する。そして、算出した像ずれ量と信頼度の情報をシステム制御部209へ出力する。なお、相関演算及び信頼度の算出方法の詳細については、図5から図8を用いて後述する。
本実施形態における画素信号の読み出し方式としては、全画素を読み出す全画素読み出し方式、垂直間引き方式、水平加算方式、垂直間引き水平加算方式等を適宜に選択可能とする。なお、垂直間引き方式は、垂直方向に画素を間引いて読み出す読み出し方式、水平加算方式は、水平方向に画素を加算して読み出す読み出し方式、垂直間引き水平加算方式は、垂直方向に間引き読み出しを行い、水平方向に画素を加算して読み出す方式である。
本実施形態では、静止画像の読み出し時には全画素読み出し方式を採用するものとする。この方式では、撮像素子のすべての画素から画像信号が読み出される。
一方、全画素読み出し方式では、読み出す画素数が多いため、所定時間内に限られた枚数の画像しか取得できないので、被写体が動体で高速で移動している場合、正確に被写体を画角内に捉え難くなる。そこで、本実施形態では、ライブビュー撮影時には、垂直間引き方式、水平加算方式、垂直間引き水平加算方式のいずれかを採用するものとする。静止画像の撮影時よりも読み出す画素数が少ないため、処理の高速化に適している。
●動作
次に、本実施形態の撮像装置における動作について説明する。本実施形態では、撮影時に、静止画の連続撮影と、画像表示部213への画像表示、及び焦点調節(AF)動作を並行して行う、サーボ連写を行う場合の処理について説明する。ユーザが撮影モードスイッチ215によりサーボ連写モードを選択している場合に、以下に説明する動作が行われる。
図3は、サーボ連写モード選択時の全体的な処理の流れを示すフローチャートである。まず、S10において、測光を行って得られた測光値に元づいて、AE処理部211においてAE処理を行う。なお、1回目の処理時には、予め決められた露出値を用いてプレ撮影を行って得られた画像処理部203の出力に基づいてAE処理を行っても良いし、予め決められた露出値としても良い。次にS20において、画像表示部213に表示するためのライブビュー撮影を行い、S30で表示する。S40では、SW1(217)の状態を調べ、ONであればS50へ進み、OFFであればS10に戻って上記処理を繰り返す。
S50では、撮像面位相差方式の焦点検出を行って焦点状態を検出すると共に信頼度を求め、得られた結果に基づいてフォーカスレンズ103を制御するAF処理を行う。なお、このAF処理で行われる焦点状態の検出方法については、詳細に後述する。
S60では、SW2(218)の状態を調べ、ONであればS70へ進み、OFFであればS10に戻って上記処理を繰り返す。S70では、後述するサーボ連写の動作を実行し、S60に戻る。上記処理は、撮影モードスイッチ215によりサーボ連写モード以外の撮影モードに変更されたり、再生などの撮影以外の処理が操作部214により指示されたりするまで、繰り返し実行される。
次に、図3のS50のAF処理において行われる、焦点検出の流れについて、図4を用いて説明する。まず、S501において、撮像素子201内に任意の範囲の焦点検出領域を設定してS502に進む。S502では、S501で設定した焦点検出領域に対して撮像素子201から読み出した撮像信号及びAF用信号(A信号またはB信号)から、一対のAF用信号(A信号及びB信号)を取得してS503へ進む。S503では、S502で取得した一対のAF用信号をそれぞれ垂直方向に垂直行加算平均処理を行って、視差を有する一対の像信号(A像信号及びB像信号)を得た後、S504へ進む。この処理によってAF用信号のノイズの影響を軽減することができる。S504では、一対の像信号(A像信号、B像信号)から所定の周波数帯域の信号成分を取り出すバンドパスフィルタによるフィルタ処理を行い、S505へ進む。
S505では、S504でフィルタ処理した一対の像信号の相関量を算出し、次のS506では、S505で算出した相関量から相関変化量を算出してS507へ進む。S507では、S506で算出した相関変化量から像ずれ量を算出してS508へ進む。S508では像ずれ量をフォーカスレンズのずれ量であるデフォーカス量に変換して、S509へ進む。S509では、S508で算出したデフォーカス量がどれだけ信頼できるのかを表す信頼度を求め、焦点検出処理を終了する。
このようにして得られたデフォーカス量及び信頼度に基づいて、フォーカスレンズを駆動することにより、撮像面位相差AFを行うことができる。なお、デフォーカス量及び信頼度に基づくフォーカスレンズの制御は、公知の方法を用いることができるため、ここでは説明を省略する。
(像ずれ量の算出)
次に、図4で説明した焦点検出処理における像ずれ量の算出方法について、更に詳細に説明する。図5(a)は、焦点検出処理において、S501で撮像素子201の画素アレイ401上に設定された焦点検出領域402の例を示している。焦点検出領域402の両側のシフト領域403は、相関演算に必要な領域である。このため、焦点検出領域402とシフト領域403とを合わせた領域404が相関演算に必要な水平方向の画素領域である。図中のp,q,s,tはそれぞれ、水平方向(x軸方向)の座標を表し、pとqはそれぞれ画素領域404の始点と終点のx座標を、sとtはそれぞれ焦点検出領域402の始点と終点のx座標を示している。
図5(b)は、図5(a)に示した焦点検出領域402に含まれる複数の画素から取得した信号に基づいて得られたAF用の一対の像信号の例を示す。実線501が一方のA像信号、破線502が他方のB像信号を示している。図5(b)はシフト前のA像信号501、B像信号502を示し、図5(c),(d)はそれぞれ、S505における相関量算出のために、A像信号501、B像信号502を図5(a)の状態からプラス方向およびマイナス方向にシフトした状態を示している。一対のA像信号501とB像信号502の相関量を算出する際には、A像信号501とB像信号502の両方を矢印の方向に1ビットずつシフトする。
ここで、相関量の算出方法について説明する。まず、図5(c),(d)に示すように、A像信号501とB像信号502をそれぞれ1ビットずつシフトしていき、各シフト状態において、設定された焦点検出領域402(sからt)におけるA像信号501とB像信号502の差の絶対値の和を算出する。ここで、マイナス方向の最大シフト量はp-s、プラス方向の最大シフト量はq-tである。また、シフト量をiで表し、xを焦点検出領域402の開始座標、yを焦点検出領域402の終了座標とすると、相関量CORは以下の式(1)によって算出することができる。
Figure 0007282227000001
図6(a)は、シフト量と相関量CORとの関係の一例を示しており、横軸はシフト量、縦軸は相関量CORを示す。シフト量とともに変化する相関量601における極値付近602,603のうち、より小さい相関量に対応するシフト量においてA像信号501とB像信号502の一致度が最も高くなる。
次に、S506で行われる相関変化量の算出方法について説明する。図6(a)に示した相関量601の波形における1シフトおきの相関量の差を相関変化量として算出する。シフト量をiとし、マイナス方向の最大シフト量はp-s、プラス方向の最大シフト量はq-tであるので、相関変化量ΔCORは以下の式(2)によって算出することができる。
ΔCOR[i]=ΔCOR[i-1]-ΔCOR[i+1]
{(p-s+1)<i<(q-t-1)} …(2)
次に、S507で行われる像ずれ量の算出方法について説明する。図6(b)は、シフト量と相関変化量ΔCORとの関係の一例を示しており、横軸はシフト量、縦軸は相関変化量ΔCORを示す。シフト量とともに変化する相関変化量701は、部分702,703でプラスからマイナスになる。相関変化量が0となる状態をゼロクロスと呼び、A像信号501とB像信号502の一致度が最も高くなる。したがって、ゼロクロスを与えるシフト量が像ずれ量となる。
図6(c)は、図6(b)中の702で示した部分を拡大したもので、704は相関変化量701の一部分である。この図6(c)を用いて像ずれ量PRDの算出方法について説明する。まず、ゼロクロスを与えるシフト量(k-1+α)は、整数部分β(=k-1)と小数部分αとに分けられる。小数部分αは、図6(c)中の三角形ABCと三角形ADEとの相似の関係から、以下の式(3)によって算出することができる。
Figure 0007282227000002
一方、整数部分βは、図6(c)より、以下の式(4)によって算出することができる。
β=k-1 …(4)
以上のようにして得られたαとβの和から、像ずれ量PRDを算出することができる。
また、図6(b)に示すように相関変化量ΔCORのゼロクロスが複数存在する場合は、その付近での相関変化量ΔCORの変化の急峻性maxderがより大きい方を第1のゼロクロスとする。この急峻性は合焦位置の特定のし易さを示す指標で、値が大きいほど精度良いAFを行い易い点であることを示す。急峻性maxderは、以下の式(5)によって算出することができる。
maxder=|ΔCOR[k-1]|+|ΔCOR[k]| …(5)
このように、本実施形態では、相関変化量のゼロクロスが複数存在する場合は、その急峻性によって第1のゼロクロスを決定し、この第1のゼロクロスを与えるシフト量を像ずれ量とする。
(信頼度の算出)
次に、S509で行われる信頼度の算出処理について、図7のフローチャートに沿って説明する。なお、本実施形態では、信頼度を4段階で評価するものとする。S801において、求めた像ずれ量に対応する急峻性maxderを、撮影条件(センサーゲイン、読み出し行の加算数など)や被写体条件(コントラストなど)により正規化する。なお、本実施形態では、急峻性maxderを以下の4条件に応じて正規化するものとするが、本発明は以下の4条件に限られるものでは無く、他の条件に応じて急峻性maxderを正規化しても良い。
i. センサゲイン
ii. 垂直行加算平均の行数
iii.相関量CORの加算行数
iv. 被写体コントラスト
ここで、正規化の原理について、図8を参照して説明する。図8において、横軸は、急峻性maxderを、対数目盛で表している。縦軸は、複数の像ずれ量の標準偏差を、対数目盛で表している。なお、複数の像ずれ量PRDのバラつきに依存する評価値である標準偏差(PRD3σ_sta)は、以下の式(6)により求めることができる。
Figure 0007282227000003
また、図8(a)に示す各プロット点は、撮影環境、被写体、測距設定(センサゲイン、絞り、フォーカスレンズ位置等)の条件を変えずにN回測定した時の、急峻性maxderの平均値と、N個の像ずれ量の標準偏差を表している。異なるプロット点は互いに異なる条件でN回ずつ測定して得られた結果を表している。図8(a)から、標準偏差PRD3σ_staがαよりも小さい領域では、おおよそ、急峻性maxderが大きくなるほど、標準偏差PRD3σ_staが小さくなる、負の相関があることが分かる。従って、αより小さい領域では、相関関係を利用することで、急峻性maxderからPRD3σ_staを推定することができる。しかしながら、測距設定や被写体によって、急峻性maxderと標準偏差PRD3σ_staとの関係が異なるため、急峻性maxderと標準偏差PRD3σ_staとの間の負の相関関係は強いものではなく、PRD3σ_staの推定精度が低くなる。そこで、図8(a)に示す相関性を利用して、被写体や測距設定に応じて急峻性maxderを正規化することで、図8(b)に示すように急峻性maxderと標準偏差PRD3σ_staの相関係数を-1に近づける。
まず、「i.センサゲインによる正規化」では、CDS/AGC/ADコンバータで設定したセンサゲインに応じて、急峻性maxderを正規化する。センサゲインを高くすると、信号値と共に信号ノイズも増幅されるため、相関演算における像ずれ量の検出バラつきが大きくなる。図8(c)は図8(a),(b)と同様の軸を用いたグラフで、2つの条件のデータをプロットした時の近似線を示している。なお、ゲインについてはその種類には限定されず、信号値のSN比が変化するゲイン量に応じて正規化することが望ましい。図8(c)において、センサゲインが小さい時は1301、センサゲインが大きい時は1302という関係になる。この差を埋めるために、センサゲインに応じて決まる係数againを用いた以下の式(7)により、正規化した急峻性norm_maxderを得ることができる。
norm_maxdergain = maxder × again …(7)
「ii.垂直行加算平均の行数に応じた正規化」では、S503の垂直行加算平均で設定した値に応じて、急峻性maxderを正規化する。先述したように垂直行加算平均の行数を多くすると信号ノイズの影響を軽減できるため、相関演算における像ずれ量の検出バラつきが小さくなる。したがって図8(c)において垂直行加算平均の行数が多い時は1301、行数が少ない時は1302という関係になる。そのため、垂直行加算平均の行数nLineと係数aline、blineを用いた以下の式(8)により、正規化した急峻性norm_maxderを得ることができる。
norm_maxderline = maxder × (aline × nLine + bline) …(8)
「iii.相関量CORの加算行数に応じた正規化」では、相関量COR加算の設定値に応じて、急峻性maxderを正規化する。相関量CORの加算行数が多いと相関変化量ΔCORも大きくなるため、急峻性maxderの値も大きくなる。そのため、図8(c)において相関量CORの加算行数が少ない時は1301、加算行数が多い時は1302という関係になる。そのため、相関量CORの加算行数nCORと係数acor、bcorを用いた以下の式(9)により、正規化した急峻性norm_maxderを得ることができる。
norm_maxdercor = maxder × (acor × nCOR + bcor) …(9)
「iv.被写体コントラストに応じた正規化」では、被写体コントラストCNTに応じて急峻性maxderを正規化する。被写体のコントラストが低いと相関演算における像ずれ量の検出バラつきが大きくなることが分かっており、図8(c)において被写体コントラストが高い時は1301、被写体コントラストが低い時は1302という関係となる。そのため、被写体コントラストCNTと係数acnt、bcntを用いた以下の式(10)により、正規化した急峻性norm_maxderを得ることができる。
norm_maxdercnt = maxder × (acnt × CNT + bcnt) …(10)
なお、上記の4条件に応じた急峻性maxderの正規化演算に使用した係数は予め準備してメモリ等に保存しておき、必要に応じて順に正規化演算を行う。なお、上述した4つの正規化演算を行う順序はどのようであっても良い。このように、各撮像条件の要素ごとに急峻性maxderと像ずれ量のばらつきの関係に対する変化量を予め実測し、所定の撮像条件で撮像した際の急峻性maxderに換算するための換算係数をテーブル化しておき、変換テーブルを基に正規化演算を行う。
なお、像ずれ量の標準偏差PRD3σ_staが境界αより大きい領域は、そもそも像ずれ量の標準偏差が大きく、デフォーカス量としても信頼度が低い領域である。そのため、後述するが、この領域にプロットされている環境、被写体、測距設定の信頼度は、最も低くする。
次に、S802において、図4のS508で算出したデフォーカス量が、設定したデフォーカス量閾値よりも大きいか判定し、デフォーカス量閾値よりも大きい場合にはS803に進んで信頼度を0とする。
S802においてデフォーカス量がデフォーカス量閾値以下の場合はS804に進み、S801で正規化した急峻性norm_maxderが正規化maxder閾値以下かどうかを判定する。正規化した急峻性norm_maxderが正規化maxder閾値以下の場合には、S803に進んで信頼度を0とする。なお、低輝度時や被写体のコントラストが低い場合など、焦点検出を誤りやすい場合には正規化した急峻性norm_maxderが小さくなることが分かっている。これは、図8(b)で標準偏差PRD3σ_staが境界αよりも高い領域に相当する。そこで、図8(b)に示すように正規化maxder閾値を設定することで、焦点検出を誤りやすい、正規化した急峻性norm_maxderに対応する信頼性を0としている。
S804において、正規化した急峻性norm_maxderが正規化maxder閾値より大きいと判定された場合はS805に進み、正規化した急峻性norm_maxderに基づいて像ずれ量の標準偏差を推定する。図8(b)は、正規化した急峻性norm_maxderと、PRD3σ_staとの関係を示すグラフである。図8(a)のグラフに対して、図8(b)のグラフでは強い負の相関があることが分かる。従って、正規化した急峻性norm_maxderと、予め測定したデータから算出した係数a、bを使用して、以下の式(11)から、像ずれ量の推定標準偏差PRD3σ_estを算出することができる。
PRD3σ_est = a × norm_maxderb …(11)
次にS806で、S805で推定した像ずれ量の推定標準偏差PRD3σ_estに所定の換算係数を乗算することで、デフォーカス量の標準偏差を推定する。ここで使用した換算係数は、S508において像ずれ量からデフォーカス量に変換する際に使用した換算係数と同様で、絞り102の絞り値、レンズの射出瞳距離、センサの個体情報、焦点検出領域を設定する座標によって決定される値である。また、デフォーカス量の標準偏差に対しても絞り値Fと許容錯乱円δを除算して正規化しておく。
以上のように算出したデフォーカス量の標準偏差に応じて、デフォーカス量の信頼度を評価する。本実施形態ではデフォーカス量の標準偏差を判断するための閾値を3段階(THRESHOLD1、THRESHOLD2、THRESHOLD3)設定しておく。まずS807でデフォーカス量の標準偏差がTHRESHOLD1より大きい場合はS803に進み、デフォーカス量の信頼度を0と判定する。デフォーカス量の標準偏差がTHRESHOLD1以下、且つ、THRESHOLD2より大きいと判定された場合(S808)は、S809に進んで信頼度を1と評価する。デフォーカス量の標準偏差がTHRESHOLD2以下、且つ、THRESHOLD3より大きいと判定された場合(S810)は、S812に進んで信頼度を2と評価する。デフォーカス量の標準偏差がTHRESHOLD3以下の場合は、S811に進んで信頼度を3と評価する。
もし、急峻性maxderを基に信頼度を評価する場合は、換算係数の個数分の閾値を設定する必要がある。これに対し、本実施形態では、標準化したデフォーカス量の標準偏差に基づいて信頼度を求めるため、大量の閾値データをROM137に持って置く必要が無くなる。また絞り値Fによって正規化しているため、絞り102の状態に関係なく、閾値を設定することが可能である。
図3のS50では、このようにして求めたデフォーカス量と信頼度とを用いて、フォーカスレンズ103を駆動するAF制御を行う。
次に、図3のS70で行われる、本実施形態に係るカメラ本体200が実行するサーボ連写中の撮像処理、及び交互表示実行判断処理について説明する。
先に、サーボ連写中に静止画像と、静止画像のフレーム間にライブビュー撮影して得られた、AF及びライブビューに用いる画像(以下、「表示用画像」と呼ぶ。)を交互に表示する場合の具体的なタイミングについて、図11のタイミングチャートを用いて説明する。本実施形態では、静止画撮影間でのライブビュー撮影は1フレームの撮影とし、ライブビュー撮影時に低解像度の表示画像と、AF用の像データとを同時に取得するものとする。図11では、画像表示部213の解像度に合わせて解像度を落とした静止画像の表示時間Td1と、表示用画像の表示時間Td2が等しくなるように静止画像に係る第1の表示遅延時間ΔTd1と表示用画像に係る第2の表示遅延時間ΔTd2を設定する。具体的には、取得に要する時間が長い静止画撮影時の画像に対して表示遅延を設けることなく、取得に要する時間が短い表示用画像に対してのみ表示遅延を設定する。つまり、第1の表示遅延時間ΔTd1=0とし、表示用の静止画像の表示時間Td1と表示用画像の表示時間Td2が等しくなる様に、各画像の表示時間を制御する。表示用の静止画像の表示時間Td1と表示用画像の表示時間Td2が等しくなるよう表示のタイミング調整を行う為、違和感のない連続的な画像の表示を行うことができる。
次にサーボ連写中の静止画像、及び表示用画像を取得するための、それぞれの露出制御に関して図9、図10を用いて説明する。なお、図9及び図10のフローチャートにおいて、各ステップの処理は、特に断らない限り、カメラ本体200内のシステム制御部209により撮像素子201や、レンズ装置100と通信したりすることにより実現される。
サーボ連写が開始されると、S701において交互表示の実行判断を行うために、S1001に移行する。図10のフローチャートの処理では、静止画像と表示用画像を交互に表示するか否かを判断する。交互表示を行うか否かは、フレーム間のライブビュー撮影時の露出設定を静止画撮影時の露出設定相当とした際に、サーボAFの性能を確保できるか否かを判断するものと等価である。その際、フレーム間のライブビュー撮影において、AFに最適なプログラム線図に則って露出制御を行ったとしてもAFの性能を確保できない場合には、静止画用の露出設定でライブビュー撮影の露出を設定し、交互表示を継続するよう判断する。これにより、焦点検出が困難なシーンにおいて、フレーミングの追従性を不用意に低下することがないよう制御を行う。
S1001では、直前のAF演算の際に算出された急峻性maxderを読み出す。続くS1002では、AE処理部211により、測光値に基づいて静止画撮影用のプログラム線図に則って静止画撮影に最適な露出制御値を算出する。S1003では、静止画撮影用の露出制御値、及びAF処理時に用いたパラメータを使用して、再度信頼度を算出する。その際、急峻性maxderの正規化の際に静止画用の露出制御値に置き換えることで、容易に異なる撮像条件におけるAF結果の信頼度を推定することが可能となる。信頼度の算出方法については、図7及び図8を参照して前述しているため、ここでは詳細を省略する。S1003の処理により、静止画撮影用の露出制御値でライブビュー撮影をした場合の信頼度を事前に推定することが可能となる。なお、本実施形態では、絞りを含む露出条件が変化した場合のAF演算結果のばらつき量を推定するものであるが、デフォーカス量が大きい状態では各絞りでは像のボケ量が大きく変化するため急峻性maxderも推定に対して誤差が大きくなる。そのため、精度よく絞り変化に対応した推定演算を行うためには、比較的、絞りによるけられ変化等が少ないピント位置近傍で取得された急峻性maxderを使用することが必要である。従って、サーボAFによりピントが合い続けている状態で取得された急峻性maxderを使用している限りは推定精度を高めることが可能となる。
以上が、静止画撮影用の露出制御値によってフレーム間のライブビュー撮影を行った場合の、信頼度を推定した例となる。S1004、S1005では同様に、AFに特化した、AF用プログラム線図による露出制御値でフレーム間のライブビュー撮影を行った場合の信頼度を推定する。S1004ではAE処理部211により、測光値を元にAF用プログラム線図に則ってAFに最適な露出制御値を算出する。S1005ではAF用の露出制御値、及びAF用演算時のパラメータを使用して、再度信頼度を推定する。
S1006では、S1003で推定した信頼度と、S1005で推定した信頼度を用いて、交互表示を行うかどうかを判定する。
フレーム間のライブビュー撮影と静止画撮影とを互いに異なる露出制御値を用いて行い、得られた静止画像と表示用画像を交互に表示する場合、画像表示部213に表示されたライブビュー画像にはちらつき等が発生し、画質低下が起こる。そのため、フレーム間のライブビュー撮影をAF用の露出制御値を用いて行う場合は、交互表示を自動的にオフし、静止画像は表示しないように制御する。ただし、交互表示をオフした際には、フレーミングの追従性が低下してしまう。そのため、AF性能とのバランスを鑑みて、S1003で演算した静止画撮影用の露出制御値を用いた場合のAF結果の信頼度が測距不能なほど低く、且つ、S1005で演算したAF用の露出制御値を用いた場合の信頼度が十分に高い場合のみ、交互表示を自動的にオフするよう判断を行う。つまり、フレーム間のライブビュー撮影をAF用の露出制御値を用いて行うことによりAF精度の改善が見込まれる場合のみ、交互表示をオフにする。
なお、本実施形態では、信頼度を0から3により評価しているので、例えば、S1003で推定した信頼度が1以下(第1の基準以下)の場合に、NGと判断し、S1005で推定した信頼度が2以上(第2の基準以上)の場合に、OKと判断する。ただし、判断に用いる基準は、これらに限られるものでは無く、例えば、信頼度を何段階で評価しているか、や、画像表示部213の性能等を鑑みて、適宜変更すればよい。また、各パラメータを撮影モード(オート、マニュアル、動画等)に応じて可変してもよい。
S1006で、交互表示を継続する、つまり静止画像もライブビュー画像として表示する場合は、S1008に進んで交互表示フラグを1にする。逆に交互表示を停止、つまり静止画像を表示しない場合には、S1007に進んで交互表示フラグを0にし、図9のS702の処理に進む。
S702では静止画撮影用の露出制御値を用いて露出制御を行い、次のS703で撮像素子201を露光して、S704で静止画像の読み出しを行う。続くS705では、S701の交互表示実行判断の結果に従い、静止画像を画像表示部213に表示するか否かを判断する。S705において、交互表示フラグが1の場合にはS706に進んで、S704で読み出した静止画像を画像表示部213に表示し、S707でフレーム間のライブビュー撮影の露出を静止画撮影用の露出制御値を用いて制御する。一方、S705において、交互表示フラグが0の場合には、静止画像の表示は行わず、続くS708でフレーム間のライブビュー撮影の露出をAF用の露出制御値を用いて制御する。
S707またはS708でライブビュー撮影の露出制御が完了すると、S709で表示用画像の露光を行い、S710で表示用画像の読み出しを行う。S711では、撮影された表示用画像を画像表示部213に表示し、S712で表示用画像に基づいて焦点検出処理を含むAF動作を行う。なお、ここで行う焦点検出処理は、図4を参照して上述した処理と同様であるため、説明を省略する。
AF動作が終了すると、図3に戻り、S60において連写指示が継続されているかを判断する。S60で、レリーズボタンSW2が離され、連写停止となるとサーボ連写を抜けてS10に進んでライブビュー待機状態となる。
上記の通り本第1の実施形態によれば、静止画撮影に用いる露出制御値を用いた場合の、静止画像と表示用画像のデフォーカス量の信頼度を推定し、その結果に応じて、ライブビュー画像の表示及び表示用画像の撮影に用いる露出制御値を判断する。これにより、AF制御の精度を維持しつつ、ライブビュー画像を見易くすることができる。なお、当該判断は一度の信頼度の推定のみで判断するのではなく、複数回の推定を行った結果を用いてもよい。
なお、上述した第1の実施形態においては、AF演算を行った際の中間出力である急峻性maxderの値を元に、異なる露出条件で撮影された際の信頼度を推定演算することで、交互表示の切り換え、フレーム間ライブビュー撮影時の露出条件を選択していた。このような異なる撮像条件での信頼度の推定演算では、急峻性maxderに限らず、焦点検出時に得られるAF用の像データに対するコントラストの評価値(像データの信号振幅、最大値)や、位相差検出時の2像の相関レベルなどを使用してもよい。また、本発明は上述した例に限らず、露出条件に応じた焦点検出の信頼度を推定可能な演算情報を用いればよい。
<第2の実施形態>
次に本発明の第2の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態においては、ライブビュー撮影時に取得された焦点検出画素の像データを元にAF演算を行っていた。これに対し、第2の実施形態では、ライブビュー撮影時に限定されず、静止画撮影時に読み出される焦点検出画素の像データを元にAF演算を行う。
図12は、静止画像のフレーム間にライブビュー撮影を行わず、静止画撮影時に焦点検出画素の出力も取得する場合のタイミングチャートの一例である。同図では、静止画撮影時に、高解像度の画像を記録すると共に、ライブビュー表示用の画像及びAF用像データを同時に取得しており、静止画像の表示遅延時間ΔTd1=0としている。
サーボ連写を静止画像のみで行う場合、静止画像用の露出制御値でAFも行うため、焦点検出の信頼度が低下してしまうシーンが多発する可能性もある。そこで、静止画によるAF演算の信頼度が低く、AF性能を維持することができない場合には、図11に示すように、静止画像のフレーム間でAFに適した露出制御を行う表示用画像の撮影を挟むシーケンスに切り替えることで、AF性能の低下を低減させる。また、フレームレートによって切り替えるようにしてもよい。
図13は、第2の実施形態におけるサーボ連写の処理を示すフローチャート、図14は、第2の実施形態における交互表示実行判断処理を示すフローチャートである。なお、図13及び図14において、図9及び図10と同様の処理には同じ参照番号を付して適宜説明を省略する。
まず、サーボ連写を開始すると、S701において交互表示の実行判断を行うために、図14のS1001に移行する。S1001では、直前のAF演算の際に算出された急峻性maxderを読み出す。ここで、図12の制御が行われている場合には、静止画撮影時に取得された急峻性maxderが得られる。そして、得られた急峻性maxderに基づいて、S1003で、静止画撮影用の露出制御値でライブビュー撮影をした場合の信頼度を推定する。
次に、S1406において、推定した信頼度に基づいて、フレーム間にライブビュー撮影を行うかどうかを判断する。信頼度が低い場合(例えば、1以下の場合)、NGと判断して、交互表示フラグを0にし、NGでない場合には、交互表示フラグを1にする。
図13に戻り、S705において、交互表示フラグが1の場合、S706で静止画像をライブビュー表示し、S712において、静止画撮影時に取得された焦点検出画素の像データを元にAF動作を行い、図3の処理に戻る。
一方、S705において、交互表示フラグが0の場合、静止画像の表示は行わず、S708以降でライブビュー撮影を行い、表示用画像をライブビュー画像として表示する。S712では、ライブビュー撮影時に取得された焦点検出画素の像データを元にAF動作を行い、図3の処理に戻る。
上記のように、静止画像のフレーム間にライブビュー撮影を行う場合、表示用画像の撮影及びAF演算等により遅延が発生するため、静止画撮影のフレームレートが低下する。従って、フレームレートとAF制御の精度の維持を考慮し、本第2の実施形態における手法を用いることで、AF制御の精度のために切り替えが必要な場合にのみライブビュー撮影を行うことで、影響を低減させることができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。静止画像のフレーム間にライブビュー撮影を行う場合以外にも、静止画像のフレーム間のライブビュー撮影をやめる場合にも適用可能である。
また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:レンズ装置、101:撮影レンズ、102:絞り及びシャッター、103:フォーカスレンズ、104:モータ、105:レンズコントローラ、106:電気接点ユニット、200:デジタルカメラ本体、201:撮像素子、202:A/D変換部、203:画像処理部、204:AF信号処理部、205:フォーマット変換部、206:DRAM、207:画像記録部、208:タイミングジェネレータ、209:システム制御部、210:レンズ通信部、211:AE処理部、212:画像表示用メモリ、213:画像表示部、214:操作部、215:撮影モードスイッチ、216:メインスイッチ、217:撮影スタンバイスイッチ、218:撮影スイッチ

Claims (17)

  1. 撮像素子と、
    前記撮像素子からの出力に基づいて焦点状態を検出する焦点検出手段と、
    前記撮像素子から出力される信号の画像を表示する表示部を制御する表示制御手段と、を有し、
    前記表示制御手段は、
    静止画像とライブビュー画像とを表示する第1のモードと、ライブビュー画像を表示して静止画像を表示しない第2のモードとで前記表示部を制御し、
    前記第1のモードにおいては、前記ライブビュー画像の露出制御値として前記静止画像の撮影用の露出制御値を用い
    前記第2のモードにおいては、前記ライブビュー画像の露出制御値として前記焦点検出手段による焦点状態の検出用の露出制御値を用い、
    前記ライブビュー画像の露出制御値として前記静止画像の撮影用の露出制御値を用いると前記焦点検出手段による焦点状態の検出結果の信頼度が不十分となる場合に、前記表示制御手段は、前記第2のモードで前記表示部を制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ライブビュー画像の解像度は、前記静止画像の解像度よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像素子は、撮像面位相差検出方式によるAFに用いられる一対の信号を出力することができる複数の焦点検出画素を含み、
    前記焦点検出手段は、前記一対の信号に基づいて焦点状態を検出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記ライブビュー画像は、前記複数の焦点検出画素から出力された信号に基づいて生成されることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記静止画像の露出制御値を用いて前記ライブビュー画像の撮像を行った場合の前記焦点検出手段により焦点状態の検出時に得られた評価値を正規化することにより、前記焦点検出手段により検出される焦点状態の信頼度を推定する推定手段を更に有し、
    前記ライブビュー画像の露出制御値を前記静止画像の露出制御値と同一に制御すると前記焦点検出手段による焦点状態の検出結果の信頼度が不十分となるか否かを、前記推定手段により推定された信頼度を用いて判断することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像素子は、撮像面位相差検出方式によるAFに用いられる一対の信号を出力することができる複数の焦点検出画素を含み、
    前記焦点検出手段は、前記一対の信号の相関量に基づいて焦点状態を検出し、
    前記推定手段は、前記相関量のばらつきに依存する評価値を用いて、信頼度を推定することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 前記推定手段は、測光値に基づいて前記静止画像の撮影に適した露出制御値を用いて、直前に検出された焦点状態の検出時に得られた前記評価値を正規化して、第1の信頼度を推定することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 前記推定手段は、更に、前記測光値に基づいて設定手段により設定された焦点状態の検出に適した露出制御値を用いて、直前に検出された焦点状態の検出時に得られた前記評価値を正規化して、第2の信頼度を推定することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  9. 前記推定手段は、前記測光値に基づいて設定手段により設定された前記静止画像の撮影に適した露出制御値を用いて、前記一対の信号のコントラスト及び相関レベルの少なくともいずれか一方を正規化して、前記第1の信頼度を推定することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  10. 前記推定手段は、更に、前記測光値に基づいて前記設定手段により設定された前記焦点状態の検出に適した露出制御値を用いて、前記一対の信号のコントラスト及び相関レベルの少なくともいずれか一方を正規化して、第2の信頼度を推定することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  11. 撮像素子と、
    前記撮像素子からの出力に基づいて焦点状態を検出する焦点検出手段と、
    前記撮像素子から出力される信号の画像を表示する表示部を制御する表示制御手段と、を有し、
    前記表示制御手段は、
    静止画像とライブビュー画像とを表示する第1のモードと、ライブビュー画像を表示して静止画像を表示しない第2のモードとで前記表示部を制御し、
    前記第1のモードにおいては、前記ライブビュー画像の露出制御値として前記静止画像の撮影用の露出制御値を用い、
    前記第2のモードにおいては、前記ライブビュー画像の露出制御値として前記焦点検出手段による焦点状態の検出用の露出制御値を用い、
    前記静止画像と前記ライブビュー画像とを交互に表示することにより表示画像の画質が低下する場合に、前記表示制御手段は、前記第2のモードで前記表示部を制御することを特徴とする撮像装置。
  12. 撮像素子と、
    前記撮像素子からの出力に基づいて焦点状態を検出する焦点検出手段と、
    前記撮像素子から出力される信号の画像を表示する表示部を制御する表示制御手段と、を有し、
    前記表示制御手段は、
    静止画像とライブビュー画像とを表示する第1のモードと、ライブビュー画像を表示して静止画像を表示しない第2のモードとで前記表示部を制御し、
    前記第1のモードにおいては、前記ライブビュー画像の露出制御値として前記静止画像の撮影用の露出制御値を用い、
    前記第2のモードにおいては、前記ライブビュー画像の露出制御値として前記焦点検出手段による焦点状態の検出用の露出制御値を用い、
    前記表示制御手段は、前記第1のモードにおいて、表示される前記静止画像の表示時間と前記ライブビュー画像の表示時間とが同一になるように前記表示部を制御することを特徴とする撮像装置。
  13. 焦点状態を検出するための信号を出力できる撮像素子を備えた撮像装置から出力される信号の画像を表示する表示制御方法であって、
    前記撮像素子から出力される信号の画像を表示する表示部を制御する表示制御工程を有し、
    前記表示制御工程では、
    静止画像とライブビュー画像とを表示する第1のモードと、ライブビュー画像を表示して静止画像を表示しない第2のモードとで前記表示部を制御し、
    前記第1のモードにおいては、前記ライブビュー画像の露出制御値として前記静止画像の撮影用の露出制御値を用い
    前記第2のモードにおいては、前記ライブビュー画像の露出制御値として前記焦点状態の検出用の露出制御値を用い、
    前記ライブビュー画像の露出制御値として前記静止画像の撮影用の露出制御値を用いると前記焦点状態の検出結果の信頼度が不十分となる場合に、前記第2のモードで前記表示部を制御することを特徴とする表示制御方法。
  14. 焦点状態を検出するための信号を出力できる撮像素子を備えた撮像装置から出力される信号の画像を表示する表示制御方法であって、
    前記撮像素子から出力される信号の画像を表示する表示部を制御する表示制御工程を有し、
    前記表示制御工程では、
    静止画像とライブビュー画像とを表示する第1のモードと、ライブビュー画像を表示して静止画像を表示しない第2のモードとで前記表示部を制御し、
    前記第1のモードにおいては、前記ライブビュー画像の露出制御値として前記静止画像の撮影用の露出制御値を用い、
    前記第2のモードにおいては、前記ライブビュー画像の露出制御値として前記焦点状態の検出用の露出制御値を用い、
    前記静止画像と前記ライブビュー画像とを交互に表示することにより表示画像の画質が低下する場合に、前記第2のモードで前記表示部を制御することを特徴とする表示制御方法。
  15. 焦点状態を検出するための信号を出力できる撮像素子を備えた撮像装置から出力される信号の画像を表示する表示制御方法であって、
    前記撮像素子から出力される信号の画像を表示する表示部を制御する表示制御工程を有し、
    前記表示制御工程では、
    静止画像とライブビュー画像とを表示する第1のモードと、ライブビュー画像を表示して静止画像を表示しない第2のモードとで前記表示部を制御し、
    前記第1のモードにおいては、前記ライブビュー画像の露出制御値として前記静止画像の撮影用の露出制御値を用い、
    前記第2のモードにおいては、前記ライブビュー画像の露出制御値として前記焦点状態の検出用の露出制御値を用い、
    前記第1のモードにおいて、表示される前記静止画像の表示時間と前記ライブビュー画像の表示時間とが同一になるように前記表示部を制御することを特徴とする表示制御方法。
  16. コンピュータに、請求項13乃至15のいずれか1項に記載の表示制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
  17. 請求項16に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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