JP6613065B2 - 焦点検出装置及びその制御方法、及び撮像装置 - Google Patents

焦点検出装置及びその制御方法、及び撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、焦点検出装置及びその制御方法、及び撮像装置に関する。
従来、カメラの焦点検出装置として、いわゆる位相差検出方式の焦点検出装置が知られている。位相差検出方式では、まず、撮影光学系の異なる射出瞳領域を通過した被写体からの光束を、一対のラインセンサ上に結像させる。そして、結像された被写体像を光電変換して得られた一対の被写体像の相対位置の変位量を求めることにより(以下、「位相差演算」と記す。)、被写体のデフォーカス値を検出して、これに基づいてフォーカスレンズの駆動を行う。さらに、複数のAF枠を有する多点焦点検出装置も知られている。
特許文献1には、ファインダ画面及びライブビュー画面内に複数のAF枠(測定点)を配置し、デフォーカス情報から、所定深度内にある複数のAF枠を被写体範囲として表示する技術が開示されている。
特開平4−9932号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、複数のラインセンサからの信号を演算する必要があり、AF動作、及びAF枠を表示するまでに時間がかかってしまうという問題がある。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、多点焦点検出装置において、AF動作に係る時間を短縮することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の焦点検出装置は、撮影光学系を通過した光束を受光して光電変換する光電変換部を備え、複数の焦点検出領域のそれぞれに応じて複数の分割パターンで分割された前記光電変換部の各領域に対応する一対の像信号を生成する信号生成手段と、前記信号生成手段により生成された前記一対の像信号に基づいて、前記焦点検出領域ごとにデフォーカス値を検出する検出手段と、前記検出手段により前記複数の焦点検出領域のそれぞれにおいて検出されたデフォーカス値に基づく焦点状態の分布情報を記憶部に記憶する記憶制御手段と、前記複数の焦点検出領域の中から第1の焦点検出領域を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された前記第1の焦点検出領域のデフォーカス値に基づいて焦点調節を行う調節手段と、を有し、前記検出手段によるデフォーカス値の検出および前記調節手段による焦点調節を繰り返し行う際に、前記第1の焦点検出領域のデフォーカス値が予め決められた第1の範囲内の場合、前記信号生成手段は、前記複数の分割パターンのうち前記第1の焦点検出領域に応じた第1の分割パターンを選択し、前記第1の分割パターンで分割された前記光電変換部の各領域に対応する一対の像信号を生成し、前記検出手段は、前記複数の焦点検出領域のうち、前記第1の焦点検出領域を含む限定された焦点検出領域において次回のデフォーカス値の検出を行い、前記記憶制御手段は、当該限定された焦点検出領域におけるデフォーカス値の検出結果に基づく前記焦点状態の分布情報を記憶しないように制御する。
本発明によれば、多点焦点検出装置において、AF動作に係る時間を短縮することができる。
本発明の実施形態におけるカメラの概略構成を示すブロック図。 第1の実施形態のAFセンサにおけるラインセンサの配置図。 第1の実施形態における焦点検出領域の配置、及び、焦点検出領域と、ラインセンサを分割したブロックとの位置関係を示す図。 第1の実施形態における撮影動作までに行われるAF動作を示すフローチャート。 デフォーカス値の推移の一例を示す図。 被写体が動体の場合のデフォーカス値の推移の一例を示す図。 デフォーカス分布情報の記憶方法の一例を示す図。 第2の実施形態における焦点検出領域の配置を示す図。 第2の実施形態における焦点検出領域の一部とラインセンサを分割したブロックとの位置関係を示す図。 第2の実施形態における撮影動作までに行われるAF動作を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態における撮像装置であるカメラの概略構成を示すブロック図である。
図1において、撮影光学系を構成する撮影レンズ101はレンズ駆動部119により駆動され、レンズ駆動部119は、システムコントローラ113と通信を行う通信回路と、焦点調節等を行うために撮影レンズ101の駆動を行うレンズ駆動機構と、その駆動回路とを備えている。なお、図1では、撮影レンズ101を1枚のレンズにより表しているが、実際にはフォーカスレンズを含む複数のレンズにより構成されている。
主ミラー102は、半透過部を有し、撮影時にはミラー駆動回路117の駆動により撮影光路外へ退避し(ミラーアップ)、焦点検出時には撮影光路中に斜設される(ミラーダウン)。図1では撮影光路中に挿入された(ミラーダウン)状態を示している。主ミラー102は、ミラーダウンの状態で、撮影レンズ101を通過した被写体光学像の光束の一部を、AF枠表示部103、ペンタプリズム104及び接眼レンズ105から構成されるファインダ光学系へ導く。更に、ペンタプリズム104は、被写体光学像の光束の一部を接眼レンズ105の上部に配置されたAEセンサ106へ導く。
AF枠表示部103は透過型液晶であり、焦点検出領域を示すAF枠を表示することで、撮影者はファインダから撮影画面上のAF枠を確認することができる。AF枠表示回路118は、AF枠表示部103を制御してAF枠を表示させる。
AEセンサ106は、撮影画面の輝度値や、被写体認識のための被写体像を撮像するため多画素のエリアセンサである。画素部にはR(赤)、G(緑)、B(青)の原色フィルタが設けられており、これにより、被写体像のRGB信号を出力することができる。AEセンサ制御回路114は、AEセンサ106を駆動し、AEセンサ106から出力される被写体像のRGB信号を基に、被写体の輝度値を演算し、得られた輝度分布情報や色情報を基に被写体の顔の領域を検出する。
サブミラー107は、主ミラー102の動作に同期して主ミラー102に対して折り畳み、展開可能である。主ミラー102及びサブミラー107は、ミラー駆動回路117により駆動される。主ミラー102がミラーダウン状態にある場合に、主ミラー102の半透過部を通過した光束の一部は、サブミラー107によって下方へ反射され、AFセンサ109に入射する。AFセンサ109は複数のラインセンサを備え、AFセンサ制御回路116の制御により、位相差検出方式で撮影画面の複数領域における撮影レンズ101の焦点状態を検出することができる。
ミラー駆動回路117による駆動により主ミラー102がミラーアップされると、撮影レンズ101を通過した被写体光学像は、CCDやCMOSセンサ等の撮像素子を用いて構成される撮像センサ108に結像される。撮像センサ108は、撮像センサ駆動回路115による駆動により、結像された被写体光学像の光量に応じた電荷に変換して、得られた画像信号を出力する。
撮像センサ108から出力された画像信号は、アナログ信号処理回路110に入力され、A/D変換器111によりアナログ信号からデジタル信号に変換される。そして、得られたデジタル画像信号に対し、デジタル信号処理回路112において、シェーディング補正やガンマ補正等の公知の画像処理が施される。
バッファメモリ120は、デジタル信号処理回路112に接続され、撮像センサ108で撮像された複数フレーム分の画像データを記憶することができる。A/D変換されたデジタル画像信号は、一旦、このバッファメモリ120に記憶される。デジタル信号処理回路112は、バッファメモリ120に記憶された画像データを読み込んで上述した各処理を行い、処理後のデータは再びバッファメモリ120に記憶される。一旦バッファメモリ120に記憶された画像データは、記録・再生信号処理回路121によりメモリカード等の外部記憶媒体122に記録することができる。
システムコントローラ113は、カメラ全体の制御を行うCPU、記憶装置であるRAMなどを備える。そして、デジタル信号処理回路112、AEセンサ制御回路114、撮像センサ駆動回路115、AFセンサ制御回路116、ミラー駆動回路117、AF枠表示回路118、レンズ駆動部119、操作部125を含む各部に接続され、動作を適宜制御する。
記録・再生信号処理回路121には記憶媒体122とデータ通信を行うためのインタフェースも含まれ、画像データを記憶媒体122に記録する際には、例えば、JPEG方式等の公知の方式に従って、画像データの圧縮、データ圧縮を行う。一方、画像データを外部記憶媒体122から読み込む際には、記録・再生信号処理回路121は、画像データの伸長処理を行う。
表示装置124は、撮像された画像を表示したり、記憶媒体122に記録されている画像データを再生表示する際にも用いられる。表示装置124に画像を表示する場合には、バッファメモリ120に記憶された画像データを読み出し、D/A変換器123によりデジタル画像データをアナログ映像信号に変換する。そして、変換されたアナログ映像信号を用いて表示装置124に画像を表示する。
なお、撮像センサ108で撮像された画像を表示装置124で表示する形態には2つの形態がある。一つは、主ミラー102をミラーアップした状態で、撮像センサ108で繰り返し撮像される画像を逐次更新表示するライブビューと呼ばれる表示形態である。もう一つは、カメラのレリーズ操作後に、撮像センサ108で撮像された画像を所定時間表示するフリーズ画と呼ばれる表示形態である。
操作部125は、カメラの電源をオン・オフするための電源スイッチ、レリーズボタン、人物撮影モードなどの撮影モードを選択するための設定ボタンなど、カメラを操作するための操作部材等を含む。これらのスイッチやボタンを操作すると、その操作に応じた信号がシステムコントローラ113に入力される。なお、レリーズボタンには、撮影者により操作されるレリーズボタンの第1ストローク操作(半押し操作)によりONするスイッチSW1と、レリーズボタンの第2ストローク操作(全押し操作)によりONするスイッチSW2とが接続されている。
次に、図2及び図3を参照して、AFセンサ109内のラインセンサ群と、撮影画面における焦点検出領域との関係について説明する。
図2は、第1の実施形態におけるAFセンサ109のラインセンサ(信号生成手段)の配置図である。ラインセンサ群200aでは、複数の光電変換素子がライン状に並べられたラインセンサ201a、202a、203aが、ライン方向と直行する方向に3ライン分、配置されている。また、ラインセンサ群200bも同様に、複数のラインセンサ201b、202b、203bが配置されている。そして、ラインセンサ201aと201bがラインセンサ対201を成し、ラインセンサ202aと202bがラインセンサ対202を成し、ラインセンサ203aと203bがラインセンサ対203を成す。ラインセンサ群200a及び200bは、撮影レンズ101の異なる射出瞳領域を通過した被写体からの光束をそれぞれ受光する。
図3(a)は、撮影画面における焦点検出領域(AF枠)の配置を示す図であり、本第1の実施形態では、3行×3列の計9点の焦点検出領域が配置されている。図3(b)は、図3(a)に示す焦点検出領域を配置する為の、ラインセンサのブロック分割について説明する図である。なお、図3(b)では、ラインセンサ対201〜203の一方のラインセンサを代表的に表している。また、各ラインセンサ対201〜203は、AF枠1〜9に対応するようにそれぞれ3つの領域に分割されており、それぞれの分割領域対で適切な露光量を得るため、個別に蓄積制御することができる。
次に、上記構成を有する第1の実施形態のカメラにおける撮影動作までのAF動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
S101では、システムコントローラ113は、操作部125に含まれるレリーズボタンの操作によりスイッチSW1がONしたかどうかを判断する。スイッチSW1がONされていなければ、スイッチSW1がONされるまで処理を繰り返す。一方、スイッチSW1がONされていれば、S102へ進む。
S102では、システムコントローラ113は、後述する判定フラグを0に設定すると共に、デフォーカス分布情報をクリアする。S103では、システムコントローラ113は、判定フラグの値を判定する。この判定フラグは、全てのAF枠1〜9のデフォーカス値を演算し、デフォーカス分布情報を記憶するか、あるいは、デフォーカス分布情報を記憶せずに限定されたAF枠(ここでは1つのAF枠)のデフォーカス値を演算するかを示すフラグである。判定フラグ=0の場合はS104へ進み、判定フラグ=1の場合はS107へ進む。
S104において、システムコントローラ113は、AFセンサ制御回路116を介してAFセンサ109を制御し、ラインセンサ対201〜203の各分割領域対の蓄積動作を行う。そして、ラインセンサ対201〜203の各分割領域対から電気信号を読み出し、公知の相関演算を行って、AF枠1〜9それぞれにおけるデフォーカス値を演算する。
S105では、システムコントローラ113は、S104で演算したAF枠1〜9のデフォーカスに基づいて、代表AF枠を決定する。ここでは、近優先として、カメラから最も近距離にある被写体の画像を含むAF枠を選択する。なお、代表AF枠の決定方法はこれに限定されるものではなく、例えば、最も画面の中央に近いAF枠や、所定の被写体領域(例えば顔)に対応するAF枠を代表AF枠として選択するようにしてもよい。
次に、S106では、システムコントローラ113(記憶制御手段)は、S104で演算したAF枠1〜9のデフォーカス値をデフォーカス分布情報(焦点状態の分布情報)として内部の記憶部に記憶する。その際、既にデフォーカス分布情報が記憶されている場合は、今回の情報を追加する。
一方、S107では、システムコントローラ113は、AFセンサ制御回路116を介してAFセンサ109を制御し、ラインセンサ対201〜203の各分割領域対のうち、代表AF枠に限定した分割領域対の蓄積動作を行う。そして、代表AF枠に対応する分割領域対の電気信号を読み出し、デフォーカス値を演算する。ここでは、蓄積する分割領域対、及び、読み出す分割領域対を限定しているが、蓄積はラインセンサ対201〜203の全分割領域対で行い、演算する分割領域対を限定してもよい。
S108では、システムコントローラ113は、S104あるいはS107で演算した代表AF枠のデフォーカス値の絶対値が合焦判定値def1以内か(合焦状態か)否かを判断する。デフォーカス値の絶対値が合焦判定値def1以内(第2の範囲内)、例えば1/4Fδ以内(F:レンズの絞り値、δ:定数。定数δが20μmの場合、F2.0のレンズの開放絞りでは10μm)であるならば合焦と判断し、S114へ移行する。一方、デフォーカス値の絶対値が合焦判定値def1よりも大きい場合はS109へ移行する。
S109では、システムコントローラ113は、代表AF枠のデフォーカス値の絶対値が合焦近傍判定値def2以内か否かを判断する。合焦近傍判定値def2は合焦判定値def1よりは大きいが合焦範囲近傍であり(第1の範囲内)、例えば7/4Fδ以内(F:レンズの絞り値、δ:定数。定数δが20μmの場合、F2.0のレンズの開放絞りでは70μm)であるならば、合焦範囲近傍と判断し、S110へ移行する。一方、代表AF枠のデフォーカス値の絶対値が合焦近傍判定値def2よりも大きい場合はS112へ移行する。
S110では、S106の動作で記憶したデフォーカス分布情報の履歴から、AF枠1〜9のデフォーカス値の相対値の変動量が判定値δ以下(閾値以下)であるか否かを判定する。変動量が判定値δ以下である場合は、S111へ移行する。一方、変動量が判定値δよりも大きい場合は、S112へ移行する。
S111では、システムコントローラ113は、次回のAF動作ではデフォーカス分布情報を記憶しないで代表AF枠に限定してデフォーカス値を演算するように、フラグに1を設定する。また、S112では、システムコントローラ113は、次回のAF動作では全てのAF枠1〜9のデフォーカス値を演算し、デフォーカス分布情報を記憶できるように、フラグに0を設定する。
S113では、システムコントローラ113がS104あるいはS107で演算した代表AF枠のデフォーカス値をレンズの駆動量であるパルス数に変換し、レンズ駆動部119を介して撮影レンズ101を駆動し、S103へ戻る。そして、S108で合焦と判断されるまで、S103〜S113の動作を繰り返す。
S114では、システムコントローラ113はAF枠表示部103を制御し、S106で記憶した最新のデフォーカス分布情報から被写体範囲に含まれるAF枠を表示する。その際に、代表AF枠とその他のAF枠のデフォーカス値の差が小さい場合、例えば7/4Fδ以内(予め決められた範囲内)のデフォーカス値を有するAF枠は、被写体範囲に含まれると判定する。
S115では、システムコントローラ113は、操作部125に含まれるレリーズボタンの操作によりスイッチSW2がONしたかどうかを判断する。スイッチSW2がONされていればS116の撮影動作に移行する。S116では、システムコントローラ113は、ミラー駆動回路117を介して、主ミラー102及びサブミラー107を撮影光路外へ駆動させ、撮像センサ駆動回路115を介して撮像センサ108を駆動させ、一連のAF動作及び撮影動作を終了する。
一方、スイッチSW2がONされていなければ、S117へ移行し、システムコントローラ113は、スイッチSW1が押されているかを判定する。スイッチSW1がONされていれば、S103へ戻り、再度AF動作を行う。一方、スイッチSW1がONされていなければ、一連のAF動作及び撮影動作を終了する。
なお、図4のフローチャートでは、S108で合焦判定された後のタイミングのS114でAF枠を表示する場合について説明しているが、本発明はこれに限るものではない。例えば、S109で代表AF枠のデフォーカス値が合焦近傍と判定され、S110でデフォーカス値の相対値の変動量が判定された後のタイミングのS111でAF枠の表示を行ってもよい。
以上説明したように、本第1の実施形態では、代表AF枠のデフォーカス値が合焦近傍かどうかを判定する。この判定結果に応じて、合焦近傍の場合には次回のAF動作時に代表AF枠を限定してデフォーカス演算する。また、代表AF枠に限定したデフォーカス検出結果に基づくデフォーカス分布情報の更新を行わない。このような制御を行うことで、AFセンサ109からの電気信号の読み出し時間や演算時間を短縮することができる。
次に、上述したAF動作における判定動作について、図5から図7を用いて具体的に説明する。図5は、スイッチSW1をONしてから、3回目のAF動作で合焦判定された場合のAF枠1〜9のデフォーカス値の推移の一例を示した図である。横軸が時間、縦軸がデフォーカス値であり、デフォーカス値は+方向がカメラから遠側、−方向が近側を示している。
1回目のAF動作では、S103の判定でフラグが0であるため、S104でAF枠1〜9全てのデフォーカス値を演算した結果を時間T1付近に示している。そして、代表AF枠としてカメラから最も近距離にある被写体の画像を含むAF枠6を選択し、1回目のデフォーカス分布情報を記憶する。デフォーカス分布情報としては、デフォーカス値の絶対値を記憶しても良いが、図7に示すように、代表AF枠6のデフォーカス値からの差分デフォーカス値を記憶した方が、記憶容量を削減することができる。
図5に示す例では、S108、S109で、代表AF枠であるAF枠6のデフォーカス値の絶対値は合焦近傍判定値def2よりも大きいと判断されるため、2回目のAF動作においても全てのAF枠1〜9のデフォーカス値を演算するように、判定フラグを0に設定する。
S103の判定で判定フラグが0であるため、2回目のAF動作においてS104で得られたAF枠1〜9のデフォーカス値を演算した結果を時間T2付近に示している。そして、代表AF枠として、カメラから最も近距離にある被写体の画像を含むAF枠6を選択し、2回目のデフォーカス分布情報を記憶する。
S108、S109で、AF枠6のデフォーカス値の絶対値は合焦判定値def1よりは大きいが合焦近傍判定値def2以下と判定される。更にS110で、1回目と2回目のデフォーカス分布情報から、AF枠1〜9のデフォーカス値の相対位置の変動量が小さいと判定される。したがって、3回目のAF動作では、デフォーカス分布情報を記憶せずに代表AF枠に限定してデフォーカス値を演算するように、判定フラグとして1を設定する。3回目のAF動作ではS103で判定フラグが1と判定され、代表AF枠6のデフォーカス値を演算した結果を時間T3付近に示している。
従って、S108において、AF枠6のデフォーカス値の絶対値は合焦判定値def1以内であり、合焦していると判定される。そして、最新の情報である2回目のデフォーカス分布情報から被写体範囲に含まれるAF枠5、AF枠6、AF枠8、AF枠9を表示する。
図5の例では、3回目のAF動作では、代表AF枠に限定してAFセンサ109からの電気信号を読み出し、デフォーカス値を演算するので、AF動作にかかる時間を短縮することができる。さらに、2回目のAF動作で記憶したデフォーカス分布情報から被写体範囲のAF枠を表示することができる。
図6は、スイッチSW1がONしてから3回目のAF動作で合焦判定された場合のAF枠1〜9のデフォーカス値の推移を示した図である。図5との違いは、3回のAF動作の間に被写体が動き、AF枠に含まれる被写体の位置が変わったため、AF枠1〜9のデフォーカス値が変動している点である。
1回目のAF動作では、図5で説明したAF動作と同じ動作が行われる。2回目のAF動作では、S103で判定フラグが0と判定される。S104でAF枠1〜9のデフォーカス値を演算した結果を時間T2付近に示している。そして、代表AF枠としてカメラから最も近距離にある被写体の画像を含むAF枠6を選択し、2回目のデフォーカス分布情報を記憶する。
S108、S109において、AF枠6のデフォーカス値の絶対値は合焦判定値def1よりは大きいが合焦近傍判定値def2以下であると判定される。更にS110で、1回目と2回目のデフォーカス分布情報からAF枠1〜9のデフォーカス値の相対位置の変動量を判定する。図6に示す例では、AF枠8の変動量が大きいため、3回目のAF動作も全てのAF枠1〜9のデフォーカス値を演算するため、判定フラグに0を設定する。
3回目のAF動作においても、S103で判定フラグが0と判定される。S104でAF枠1〜9のデフォーカス値を演算した結果を時間T3付近に示している。2回目と比較すると、3回目のデフォーカス分布情報ではAF枠5の変動量が大きい。
代表AF枠としてカメラから最も近距離にある被写体の画像を含むAF枠6を選択し、3回目デフォーカス分布情報を記憶する。S108で、AF枠6のデフォーカス値の絶対値は合焦判定値def1以内であり、合焦と判定される。そして、3回目のデフォーカス分布情報から、被写体範囲に含まれるAF枠6、及びAF枠9を表示する。
図6の例では、3回目のAF動作で、全てのAF枠1〜9についてAFセンサ109からの電気信号を読み出し、デフォーカス値を演算するので、AF動作に係わる時間を短縮できていない。しかしながら、被写体が動体であり、2回目と3回目で記憶したデフォーカス分布情報も変化していることから、AF枠の誤表示を防ぐことができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、カメラの構成は図1を参照して第1の実施形態で説明したものと同様であるため、説明を省略する。
図8は、第2の実施形態におけるファインダ画面中のAF枠の配置を示す図である。AF枠1〜15のうち、実線で示したAF枠1〜9(第1のグループ)は、第1の実施形態で図2を参照して説明したAF枠の配置と同じであり、その間に破線で示したAF枠10〜15(第2のグループ)が追加されている。
図9は、追加されたAF枠10〜15とラインセンサ対201〜203のブロック分割について説明する図である。各ラインセンサ対201〜203はAF枠10〜15に対応するように光電変換部が2つの領域に分割されている。それぞれの分割領域対で適切な露光量を得るため、個別に蓄積制御できる。
ラインセンサ対201〜203を図3(b)に示すように3分割した場合をパターンP1とする。一方、ラインセンサ対201〜203を図9に示すように2分割した場合をパターンP2とする。このように、本実施形態では、ラインセンサ対の分割パターンとして複数のパターンを有し、パターンP1とパターンP2でそれぞれ蓄積することで、AF枠1〜15のデフォーカス値を演算できる。
第2の実施形態のカメラにおけるAF動作及び撮影動作を、図10のフローチャートを用いて説明する。
S201では、システムコントローラ113は、操作部125に含まれるレリーズボタンの操作によりスイッチSW1がONしたかどうかを判断する。スイッチSW1がONされていなければ、スイッチSW1がONされるまで処理を繰り返す。一方、スイッチSW1がONされていれば、S202へ進む。
S202では、システムコントローラ113は、判定フラグと、デフォーカス分布情報をクリアする。S203では、システムコントローラ113は、判定フラグの値を判定する。判定フラグ=0の場合はS204へ進み、判定フラグ=1あるいは2の場合はS208へ進む。
S204において、システムコントローラ113は、AFセンサ制御回路116を介してAFセンサ109を制御し、ラインセンサ対201〜203を3分割するパターンP1に設定し、各分割領域対の蓄積動作を行う。そして、ラインセンサ対201〜203の各分割領域対から蓄積された電気信号を読み出し、公知の相関演算を行って、AF枠1〜9のデフォーカス値を演算する。
S205では、システムコントローラ113は、AFセンサ制御回路116を介して、AFセンサ109を制御し、ラインセンサ対201〜203を2分割するパターンP2に設定し、各分割領域対の蓄積動作を行う。そして、ラインセンサ対201〜203の各分割領域対から蓄積された電気信号を読み出し、公知の相関演算を行って、AF枠10〜15のデフォーカス値を演算する。
一方、S208では、システムコントローラ113は、判定フラグの値を判定する。ここでは、ラインセンサ対201〜203を3分割するパターンP1でAFセンサ109を制御するか、あるいはラインセンサ対201〜203を2分割するパターンP2でAFセンサ109を制御するかを判定する。判定フラグ=1の場合は、S209へ進む。一方、フラグ=2の場合はS210へ進む。
S209では、システムコントローラ113は、AFセンサ制御回路116を介して、AFセンサ109を制御し、ラインセンサ対201〜203の領域を3分割するパターンP1で蓄積動作を行う。そして、蓄積された電気信号を読み出し、デフォーカス値を演算し、S211に移行する。
S210では、システムコントローラ113は、AFセンサ制御回路116を介して、AFセンサ109を制御し、ラインセンサ対201〜203の領域を2分割するパターンP2で蓄積動作を行う。そして、蓄積された電気信号を読み出し、デフォーカス値を演算し、S211に移行する。
S206では、システムコントローラ113は、代表AF枠を決定する。S204及びS205でデフォーカス値を演算した場合、AF枠1〜15のデフォーカス値の中から1つを選択する。S209でパターンP1の分割方法によりデフォーカス値を演算した場合、AF枠1〜9のデフォーカス値の中から1つを選択する。また、S210でパターンP2の分割方法によりデフォーカス値を演算した場合、AF枠10〜15のデフォーカス値の中から1つを選択する。そして、選択したAF枠を、代表AF枠と決定する。ここでは、近優先として、カメラから最も近距離にある位置にある被写体の画像を含むAF枠を選択する。なお、代表AF枠の決定方法はこれに限定されるものではなく、例えば、最も画面の中央に近いAF枠や、所定の被写体領域(例えば顔)に対応するAF枠を代表AF枠として選択するようにしてもよい。
次に、S207では、システムコントローラ113は、S204及びS205で演算したデフォーカス値をデフォーカス分布情報として内部に記憶する。その際、既にデフォーカス分布情報が記憶されている場合は、今回の情報を追加する。
S211において、システムコントローラ113は、S204及びS205、あるいはS209またはS210で演算した、代表AF枠のデフォーカス値の絶対値が合焦判定値def1以内か否かを判断する。デフォーカス値の絶対値が合焦判定値def1以内、例えば1/4Fδ以内(F:レンズの絞り値、δ:定数。定数が20μmの場合、F2.0のレンズの開放絞りでは10μm)であるならば合焦と判断し、S219へ移行する。一方、デフォーカス値の絶対値が合焦判定値def1よりも大きい場合はS212へ移行する。
S212では、システムコントローラ113は、代表AF枠のデフォーカス値の絶対値が合焦近傍判定値def2以内か否かを判断する。合焦近傍判定値def2は合焦判定値def1よりは大きいが合焦範囲近傍であり、例えば7/4Fδ以内(F:レンズの絞り値、δ:定数。定数δが20μmの場合、F2.0のレンズの開放絞りでは70μm)であるならば、合焦範囲近傍と判断し、S213へ移行する。一方、代表AF枠のデフォーカス値の絶対値が合焦近傍判定値def2よりも大きい場合はS217へ移行する。
S213では、S207の動作で記憶したデフォーカス分布情報の履歴から、AF枠1〜15のデフォーカス値の相対値の変動量が判定値δ以下であるか否かを判定する。変動量が判定値δ以下である場合は、S214へ移行する。一方、変動量が判定値δよりも大きい場合は、S217へ移行する。
S214では、システムコントローラ113は、S206で決定した代表AF枠がAF枠1〜9(パターンP1)のいずれかに該当するか否かを判定する。AF枠1〜9の場合はS215に移行し、それ以外の場合はS216に移行する。
S215では、システムコントローラ113は、次回のAF動作ではAF枠1〜9のデフォーカス値を演算するためパターンP1に設定し、判定フラグに1を設定する。
S216では、システムコントローラ113は、次回のAF動作ではAF枠10〜15のデフォーカス値を演算するためパターンP2に設定し、判定フラグに2を設定する。
S217では、システムコントローラ113は、次回のAF動作では全てのAF枠1〜15のデフォーカス値を演算し、デフォーカス分布情報を記憶するため、判定フラグに0を設定する。
S218では、システムコントローラ113は、代表AF枠のデフォーカス値をレンズの駆動量であるパルス数に変換し、レンズ駆動部119を介して撮影レンズ101を駆動し、S203へ戻る。S211で合焦と判断されるまで、S203〜S218の動作を繰り返す。
S219〜S222における処理は、図4のS114〜S117における処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
以上説明したように第2の実施形態によれば、代表AF枠のデフォーカス値が合焦近傍かどうかを判定するとともに、代表AF枠がパターンP1あるいはパターンP2どちらに含まれるかを判定する。そして、次回のAF動作時に読み出しパターンを限定することで、AFセンサ109の蓄積制御や信号読出し時間及び演算時間を短縮することができる。
なお、上述した第1の及び第2の実施形態では、焦点検出領域の数が9点または15点、一対のラインセンサ群が、それぞれ3ラインのラインセンサ対により構成されている場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明は焦点検出領域やラインセンサの数により限定されるものではなく、ラインセンサの数や、ブロックへの分割の仕方によって、様々な焦点検出領域の配置に対応することができる。
また、第2の実施形態ではブロックへの分割パターンも、2種類である場合について説明したが、3種類以上にしてもよい。
また、ラインセンサではなく、1組、または1枚のエリアセンサにより構成しても良い。
また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101:撮影レンズ、103:AF枠表示部、108:撮像センサ、109:AFセンサ、112:デジタル信号処理回路、113:システムコントローラ、115:撮像センサ駆動回路、116:AFセンサ制御回路、118:AF枠表示回路、120:バッファメモリ、201,202,203:ラインセンサ対

Claims (15)

  1. 撮影光学系を通過した光束を受光して光電変換する光電変換部を備え、複数の焦点検出領域のそれぞれに応じて複数の分割パターンで分割された前記光電変換部の各領域に対応する一対の像信号を生成する信号生成手段と、
    前記信号生成手段により生成された前記一対の像信号に基づいて、前記焦点検出領域ごとにデフォーカス値を検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記複数の焦点検出領域のそれぞれにおいて検出されたデフォーカス値に基づく焦点状態の分布情報を記憶部に記憶する記憶制御手段と、
    前記複数の焦点検出領域の中から第1の焦点検出領域を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記第1の焦点検出領域のデフォーカス値に基づいて焦点調節を行う調節手段と、を有し、
    前記検出手段によるデフォーカス値の検出および前記調節手段による焦点調節を繰り返し行う際に、前記第1の焦点検出領域のデフォーカス値が予め決められた第1の範囲内の場合、前記信号生成手段は、前記複数の分割パターンのうち前記第1の焦点検出領域に応じた第1の分割パターンを選択し、前記第1の分割パターンで分割された前記光電変換部の各領域に対応する一対の像信号を生成し、前記検出手段は、前記複数の焦点検出領域のうち、前記第1の焦点検出領域を含む限定された焦点検出領域において次回のデフォーカス値の検出を行い、前記記憶制御手段は、当該限定された焦点検出領域におけるデフォーカス値の検出結果に基づく前記焦点状態の分布情報を記憶しないように制御することを特徴とする焦点検出装置。
  2. 合焦近傍の場合に、デフォーカス値が前記第1の範囲内となることを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 前記複数の焦点検出領域のそれぞれにおいて検出されたデフォーカス値の相対値の変動量が閾値よりも大きい場合、前記検出手段は、前記複数の焦点検出領域においてデフォーカス値の検出を行い、前記記憶制御手段は、当該検出結果に基づく前記焦点状態の分布情報を更新することを特徴とする請求項1または2に記載の焦点検出装置。
  4. 焦点検出領域を示す表示を行う表示手段を更に有し、
    前記第1の焦点検出領域のデフォーカス値が前記第1の範囲よりも小さい予め決められた第2の範囲内にある場合、前記表示手段において、当該第1の焦点検出領域を示す表示を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  5. 合焦状態の場合に、デフォーカス値が前記第2の範囲内となることを特徴とする請求項4に記載の焦点検出装置。
  6. 前記第1の焦点検出領域のデフォーカス値が前記第1の範囲内にあり、且つ、前記複数の焦点検出領域のそれぞれにおいて検出されたデフォーカス値の相対値の変動量が閾値以下の場合に、前記表示手段において、当該第1の焦点検出領域を示す表示を行うことを特徴とする請求項4または5に記載の焦点検出装置。
  7. 前記表示手段において、前記複数の焦点検出領域のうち、前記第1の焦点検出領域とのデフォーカス値の差が予め決められた範囲内である焦点検出領域を示す表示を更に行うことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  8. 前記光電変換部の分割パターンとして、前記複数の焦点検出領域のうち、第1のグループの焦点検出領域に応じた第1の分割パターンと、前記第1のグループと異なる第2のグループの焦点検出領域に応じた第2の分割パターンを備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  9. 前記第1の焦点検出領域のデフォーカス値が前記第1の範囲内の場合、前記検出手段は、当該第1の焦点検出領域に対応する分割パターンにより分割された前記光電変換部の各領域に対応する前記一対の像信号に基づいてデフォーカス値を検出することを特徴とする請求項に記載の焦点検出装置。
  10. 前記焦点状態の分布情報は、前記第1の焦点検出領域のデフォーカス値と前記複数の焦点検出領域それぞれのデフォーカス値との差分を焦点検出領域ごとに示した情報であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  11. 前記選択手段は、前記複数の焦点検出領域のデフォーカス値に基づいて、最も近距離にある被写体の画像を含む焦点検出領域を前記第1の焦点検出領域として選択することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  12. 前記撮影光学系により結像された被写体光学像を光電変換して、画像信号を出力する撮像素子と、
    請求項1乃至11のいずれか1項に記載の焦点検出装置と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  13. 撮影光学系を通過した光束を受光して光電変換する光電変換部を備え、複数の焦点検出領域のそれぞれに応じて複数の分割パターンで分割された前記光電変換部の各領域に対応する一対の像信号を生成する信号生成手段を備える焦点検出装置の制御方法であって、
    前記信号生成手段により生成された前記一対の像信号に基づいて、前記焦点検出領域ごとにデフォーカス値を検出する検出工程と、
    前記検出工程で前記複数の焦点検出領域のそれぞれにおいて検出されたデフォーカス値に基づく焦点状態の分布情報を記憶部に記憶する記憶制御工程と、
    前記複数の焦点検出領域の中から第1の焦点検出領域を選択する選択工程と、
    前記選択工程で選択された前記第1の焦点検出領域のデフォーカス値に基づいて焦点調節を行う調節工程と、を有し、
    前記検出工程によるデフォーカス値の検出および前記調節工程による焦点調節を繰り返し行う際に、前記第1の焦点検出領域のデフォーカス値が予め決められた第1の範囲内の場合、前記信号生成手段は、前記複数の分割パターンのうち前記第1の焦点検出領域に応じた第1の分割パターンを選択し、前記第1の分割パターンで分割された前記光電変換部の各領域に対応する一対の像信号を生成し、前記検出工程において、前記複数の焦点検出領域のうち、前記第1の焦点検出領域を含む限定された焦点検出領域において次回のデフォーカス値の検出を行い、前記記憶制御工程において、当該限定された焦点検出領域におけるデフォーカス値の検出結果に基づく前記焦点状態の分布情報を記憶しないように制御することを特徴とする焦点検出装置の制御方法。
  14. コンピュータに、請求項13に記載の焦点検出装置の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
  15. 請求項14に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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