JP7280514B2 - ショーケース - Google Patents

ショーケース Download PDF

Info

Publication number
JP7280514B2
JP7280514B2 JP2020094549A JP2020094549A JP7280514B2 JP 7280514 B2 JP7280514 B2 JP 7280514B2 JP 2020094549 A JP2020094549 A JP 2020094549A JP 2020094549 A JP2020094549 A JP 2020094549A JP 7280514 B2 JP7280514 B2 JP 7280514B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adjustment
gas
air
section
adjusts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020094549A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021188827A (ja
Inventor
諒一 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2020094549A priority Critical patent/JP7280514B2/ja
Priority to PCT/JP2021/020490 priority patent/WO2021241743A1/ja
Publication of JP2021188827A publication Critical patent/JP2021188827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7280514B2 publication Critical patent/JP7280514B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Description

本開示は、物を収容するショーケースに関する。
ショーケースに関する技術として、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1に記載の食品貯蔵庫は、保存ガス供給手段を備える。保存ガス供給手段は、食品の保存性を高める効果のある気体を供給する。
特開2017-227370号公報
ところで、ケースの扉の開閉などによってケース内の空気の組成が大きく変化する場合や調整ガスの不足する場合、ケース内の環境を適切に整えることが出来ない場合がある。本開示の目的は、調整ガスの供給によってショーケース内の環境を整える場合に、適切に環境調整を行えない状況が生じることを抑制できるショーケースを提供することにある。
この課題を解決するショーケースは、物を収容する収容部と、空気から前記収容部内を前記物に適した環境状態に維持するための調整ガスを生成する調整ガス生成部と、前記調整ガス生成部によって生成された前記調整ガスを貯留する貯留部と、前記貯留部から前記収容部に供給される前記調整ガスの供給量を調整する調整部と、を備え、前記調整部は、前記収容部内の空気の組成変化に応じて、前記調整ガスの供給量を調整する。
この構成によれば、調整ガス生成部が空気から調整ガスを生成し、生成された調整ガスが貯留部に蓄えられることから、調整ガスの欠如や不足を抑制できる。このようにして、適切に環境調整を行えない状況が生じることを抑制できる。
上記ショーケースにおいて、前記調整部は、空気の組成変化の大きさに応じて前記調整ガスの供給量を調整する。この構成によれば、調整ガスの供給後に調整ガスの量が過剰または不足であるといった状況の発生を少なくできる。このように、収容部内の環境を適切な状態に戻すことが出来る。
上記ショーケースにおいて、前記収容部内の酸素濃度を検出する酸素濃度センサを備え、前記調整部は、前記酸素濃度の変化に応じて前記調整ガスの供給量を調整する。この構成によれば、収容部内の酸素濃度の変化に応じて調整ガスの供給量を調整できる。
上記ショーケースにおいて、前記収容部内の窒素濃度を検出する窒素濃度センサを備え、前記調整部は、前記窒素濃度の変化に応じて前記調整ガスの供給量を調整する。この構成によれば、収容部内の窒素濃度の変化に応じて調整ガスの供給量を調整できる。
上記ショーケースにおいて、前記収容部内の二酸化炭素濃度を検出する二酸化炭素濃度センサを備え、前記調整部は、前記二酸化炭素濃度の変化に応じて前記調整ガスの供給量を調整する。この構成によれば、収容部内の二酸化炭素濃度の変化に応じて調整ガスの供給量を調整できる。
上記ショーケースにおいて、前記調整部は、前記収容部と前記貯留部とを繋ぐ調整ガス通路の開口部の開口量の調整によって、前記調整ガスの供給量を調整する。この構成によれば、収容部に供給する調整ガスの供給量を簡単に調整できる。
上記ショーケースにおいて、前記収容部内の所定成分の濃度が所定範囲から外れる場合、前記収容部内で環境変化が生じたことを報知する報知部を備える。この構成によれば、収容部内の環境変化を知らせることができる。
ショーケースの正面図。 ショーケースの断面図。 調整ガス生成部の模式図。 ショーケースの変形例の断面図。
図1~図3を参照して、以下、本実施形態のショーケースについて説明する。
ショーケース1は、物を収容する。ショーケース1内の収容部2の収容空間は、ドア12によって密閉される。好ましくは、ショーケース1は、時間または環境によって状態が変化する物を収容する。物の例として、生鮮物が挙げられる。生鮮物の例として、野菜、果物、魚、加工食品、が挙げられる。加工食品として、豆腐、揚げ物、練り物、麺類、チーズ、お弁当、生菓子、が挙げられる。例えば、ショーケース1は、店舗の食品売り場に置かれる。ショーケース1は、金属部材を収容してもよい。例えば、空気雰囲気で劣化し易い金属部材がショーケース1に収容される。
本実施形態では、生鮮野菜を収容するショーケース1を例に説明する。ショーケース1内の収容部2は、生鮮野菜の鮮度を維持するため、窒素リッチの雰囲気にされる。窒素リッチの雰囲気によって生鮮野菜の鮮度が維持される。
ショーケース1は、物を収容する収容部2と、調整ガス生成部3と、貯留部4と、調整部5と、を備える。本実施形態では、ショーケース1は、冷却部6をさらに備える。好ましくは、ショーケース1は、情報を報知する報知部7を備える。
本実施形態では、収容部2、調整ガス生成部3、貯留部4、調整部5、および冷却部6は、1つにケース10に収容される。
ケース10は、正面に開口部11aを有するケース本体11と、開口部11aを覆うドア12とを備える。ケース本体11は、収容部2と、収容部2の下に配置される装置格納部13とを備える。装置格納部13は、第1装置格納部14と、第1装置格納部14と収容部2との間に配置される第2装置格納部15とを備える。第1装置格納部14には、冷却部6が配置される。第2装置格納部15には、調整ガス生成部3、貯留部4および調整部5が配置される。
冷却部6は、空気を冷却する。冷却部6は、ファン8と、冷媒回路9とを備える。冷媒回路9は、圧縮機、膨張弁、蒸発器と、凝集器とを備える。凝集器は、凝集器の放熱部がケース10の外の露出するように第1装置格納部14に配置される。空気は、蒸発器と熱交換することによって冷やされる。ファン8は、空気の流れを形成する。冷却部6は、冷却制御部を備えてもよい。冷却制御部は、ファン8、圧縮機および膨張弁を制御する。一例では、冷却制御部は、ドア12の開閉に応じて、ファン8、圧縮機および膨張弁を制御して、冷却された空気の流量を調整する。空気の流量は、単位時間あたりに第2通路32を通過する空気の量として定義される。
収容部2は、上壁21と、下壁22と、第1側壁23と、第1側壁23に対向する第2側壁24と、後壁25とを有する。収容部2は前方に開口する。上壁21と、下壁22、第1側壁23、および第2側壁24は、ケース本体11の開口部11aを囲むように配置される。収容部2は、複数の仕切板26によって上下に区画される。仕切板26によって区画された各区画室27は、物を置くことができる空間を構成する。
ケース10には、第1通路31と、第2通路32とが設けられる。第1通路31は、調整ガスCAを貯留部4から収容部2まで送るための通路である。第1通路31は、収容部2の後壁25または第1側壁23または第2側壁24に沿うように設けられる。本実施形態では、第1通路31は、収容部2の後壁25に沿うように設けられる。第1通路31の下部は、配管を介して貯留部4の下流に設けられる調整部5に接続される。第1通路31と収容部2とは、収容部2の後壁25に設けられる1または複数の第1孔33を介して繋がる。本実施形態では、収容部2の各区画室27に第1孔33が設けられる。各区画室27には、第1孔33を介して調整ガスCAが供給される。
収容部2は、収容部2の下壁22に設けられる第2孔34を介して第2装置格納部15に繋がる。収容部2内の空気の一部は、第2孔34を介して第2装置格納部15に流れる。調整ガス生成部3は、第2装置格納部15内の空気を吸い込み、調整ガスCAを生成する。調整ガス生成部3によって生成された調整ガスCAは、貯留部4に蓄えられる。貯留部4内の調整ガスCAは、調整部5および第1通路31を介して収容部2に供給される。
第2通路32は、冷却された空気を冷却部6から収容部2まで送るための通路である。第2通路32は、冷却部6の冷気吹出口と収容部2の上壁21に設けられる冷気吹出孔37とを繋ぐように構成される。本実施形態では、第2通路32は、第1通路31の後側に設けられる縦通路35と、縦通路35に繋がって収容部2の上壁21に沿うように設けられる横通路36とを備える。
収容部2は、収容部2の下部に設けられる下配管38を介して第1装置格納部14に繋がる。収容部2内の空気の一部は、冷気吹出孔37を介して第1装置格納部14に流れる。冷却部6は、第1装置格納部14内の空気を冷却する。冷却された空気は、第2通路32を介して収容部2に供給される。
ドア12が閉じられた状態(以下、密閉状態)において、収容部2内の空気の一部は、収容部2と冷却部6との間で循環する。また、収容部2の密閉状態において、収容部2の空気の一部は、収容部2と調整ガス生成部3との間で循環する。このことによって、収容部2の空気は冷却されつつ、収容部2内の空気の組成が調整される。
収容部2は、センサ40を備える。センサ40は、空気の所定成分の濃度を検出する。一例では、収容部2は、収容部2内の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ41を備える。酸素濃度センサ41の一例として、ガルバニ電池式の酸素センサが挙げられる。酸素濃度センサ41は、酸素濃度に応じた信号を調整部5に出力する。
調整ガス生成部3は、収容部2内の物に適した環境状態に維持するための調整ガスCAを空気から生成する。
調整ガスCAの例として、酸素富化ガス、および窒素富化ガスが挙げられる。酸素富化ガスは、空気よりも、酸素濃度が高いガスである。窒素富化ガスは、空気よりも、窒素濃度が高いガスである。例えば、収容部2に生鮮野菜が収容される場合、収容部2に窒素富化ガスが供給される。本実施形態では、調整ガス生成部3は、空気よりも窒素濃度が高い窒素富化ガスを生成する。
図3に示されるように、調整ガス生成部3は、空気を取り込む取込部42と、空気を圧縮する圧縮機43と、窒素富化モジュール44とを備える。窒素富化モジュール44には高圧の空気が供給される。窒素富化モジュール44は、吸着材を有する。吸着材は、空気中で窒素以外の成分を吸着する。吸着材の例として、活性炭が挙げられる。活性炭は、酸素を吸着する。窒素富化モジュール44に高圧の空気が入れられると、吸着材が酸素を吸着するため、窒素富化モジュール44から窒素富化ガスが出る。
貯留部4は、調整ガス生成部3によって生成された調整ガスCAを貯留する。貯留部4と調整ガス生成部3との間には、貯留部4から調整ガス生成部3に空気が流れることを抑制する逆止弁が設けられてもよい。貯留部4は、金属または炭素強化繊維プラスチックによって構成される。
調整部5は、貯留部4から収容部2に供給される調整ガスCAの供給量を調整する。具体的には、調整部5は、収容部2と貯留部4とを繋ぐ調整ガス通路30の開口部の開口量の調整によって、調整ガスCAの供給量を調整する。本実施形態では、調整ガス通路30は、第1通路31と、貯留部4と第1通路31とを繋ぐ連結通路47とを含む。調整ガス通路30の開口部の一例は、後述の調整弁48の開口部である。
具体的には、調整部5は、連結通路47に取り付けられる調整弁48と、調整ガス生成部3の圧縮機43および調整弁48を制御する制御部49とを備える。制御部49は、貯留部4の圧力が低くなると、調整ガス生成部3の圧縮機43を動作させて調整ガスCAの生成を促す。制御部49は、酸素濃度の変化に応じて、調整弁48の開口部の開口量を調整することによって、収容部2への調整ガスCAの供給量を調整する。
調整部5は、収容部2内の空気の組成変化に応じて、調整ガスCAの供給量を調整する。空気の組成変化は、空気の所定成分の濃度変化を意味する。空気の組成変化は、ドア12の開閉、および、収容部2内の生鮮野菜の呼吸によって生じる。空気の組成変化は、様々な手段で検出できる。例えば、ドア12の開閉に基づいて空気の組成変化が生じていると判定できる。また、収容部2内にも設けられる濃度センサによって、空気の組成変化を検出することもできる。
調整部5は、酸素濃度の変化に応じて調整ガスCAの供給量を調整する。具体的には、調整部5の制御部49は、酸素濃度が上限値よりも高い値である場合、調整弁48を調整して、窒素富化ガスの供給量を増大させる。酸素濃度が下限値よりも低い値である場合、調整弁48を調整して、窒素富化ガスの供給を減少させる。
好ましくは、調整部5は、収容部2内の空気の組成変化の大きさに応じて、整ガスの供給量を調整する。空気の組成変化の大きさは、所定期間における組成変化の変化幅を示す。例えば、空気の組成変化の大きさは、所定期間の開始時の酸素濃度と、所定期間の終了時の酸素濃度との差と定義される。空気の組成変化の大きさは、所定時刻における酸素濃度の変化の傾きとして定義されてもよい。例えば、ドア12が開かれるとき、収容部2内の空気の組成変化の大きさが大きくなる。このような場合、調整部5は、短時間に多量の調整ガスCAを収容部2に供給する。一方、ドア12が閉鎖されて収容部2が密閉状態であって空気の組成変化が小さい安定期間においては、調整部5は、定期的に一定量の調整ガスCAを収容部2に供給する。
報知部7は、収容部2内の所定成分の濃度が所定範囲から外れる場合、収容部2内で環境変化が生じたことを報知する。所定範囲は、濃度の下限値と、上限値とによって定義される。本実施形態では、報知部7は、モニターを有する。モニターは、収容部2内の酸素濃度を示す。酸素濃度が上限値よりも高い値である場合、モニターは、酸素濃度が上限値よりも高い値であることを示すメッセージを表示する。酸素濃度が下限値よりも低い値である場合、モニターは、酸素濃度が下限値よりも低い値であることを示すメッセージを表示する。
本実施形態の作用を説明する。
ショーケース1は、調整ガス生成部3と、調整部5とを備える。調整部5は、収容部2内の空気の組成変化に応じて、調整ガスCAの供給量を調整する。ドア12が閉鎖されて収容部2が密閉状態であって空気の組成変化が小さい安定期間、収容部2の空気の所定成分の濃度が一定になるように調整部5によって調整ガスCAの供給量が調整される。ショーケース1のドア12が開かれる場合、外から空気が収容部2に入るため、収容部2内の空気の組成が大きく変わる。このとき、調整部5は、調整弁48の開口部を大きく開いて、大量の調整ガスCAを収容部2に供給する。貯留部4に調整ガスCAが蓄えられているため、調整ガスCAの大量かつ迅速な供給が可能である。
ところで、貯留部4が、交換式のガスボンベである場合、調整ガスCAが無くなる度に、ガスボンベを取り換える必要が生じる。調整ガスCAが無くなる時期を事前に把握することが難しく、収容部2内の空気の所定成分を維持するためにおいて調整ガスCAが不足する事態が生じることがある。この点、調整ガス生成部3が空気から調整ガスCAを生成し、生成された調整ガスCAが貯留部4に蓄えられることから、調整ガスCAの欠如や不足が少なくなる。このように、本実施形態によれば、適切に環境調整を行えない状況が生じることを抑制できる。
本実施形態の効果を説明する。
(1)ショーケース1は、調整ガス生成部3と、貯留部4と、調整部5とを備える。調整部5は、収容部2内の空気の組成変化に応じて、調整ガスCAの供給量を調整する。この構成によれば、調整ガス生成部3が空気から調整ガスCAを生成し、生成された調整ガスCAが貯留部4に蓄えられることから、調整ガスCAの欠如や不足を抑制できる。このようにして、適切に環境調整を行えない状況が生じることを抑制できる。
(2)調整部5は、収容部2内の空気の成分変化の大きさに応じて調整ガスCAの供給量を調整する。この構成によれば、調整ガスCAの供給後に調整ガスCAの量が過剰または不足であるといった状況の発生を少なくできる。このように、収容部2内の環境を適切な状態に戻すことが出来る。
(3)調整部5は、酸素濃度の変化に応じて調整ガスCAの供給量を調整する。
この構成によれば、収容部2内の酸素濃度の変化に応じて調整ガスCAの供給量を調整できる。
(4)調整部5は、収容部2と貯留部4とを繋ぐ調整ガス通路30の開口部の開口量の調整によって、調整ガスCAの供給量を調整する。この構成によれば、収容部2に供給する調整ガスCAの供給量を簡単に調整できる。
(5)報知部7は、収容部2内の所定成分の濃度が所定範囲から外れる場合、収容部2内で環境変化が生じたことを報知する。この構成によれば、収容部2内の環境変化を知らせることができる。
<変形例>
本開示のショーケース1は、上記各実施の形態以外に、例えば以下に示される変形例、及び相互に矛盾しない少なくとも二つの変形例を組み合わせた形態としてもよい。
・ショーケース1は、収容部2内の窒素濃度を検出する窒素濃度センサ51を備えてもよい。この場合、調整部5は、窒素濃度の変化に応じて調整ガスCAの供給量を調整するように構成される。具体的には、調整部5の制御部49は、窒素濃度が閾値以上である場合、調整弁48を調整して、窒素富化ガスの供給量を減少させる。窒素濃度が閾値以下である場合、調整弁48を調整して、窒素富化ガスの供給を増大させる。この構成によれば、収容部2内の窒素濃度の変化に応じて調整ガスCAの供給量を調整できる。これによって、生鮮野菜の鮮度を維持できる。
・ショーケース1は、収容部2内の二酸化炭素濃度を検出する二酸化炭素濃度センサ52を備えてもよい。この場合、調整部5は、二酸化炭素濃度の変化に応じて調整ガスCAの供給量を調整するように構成される。具体的には、調整部5の制御部49は、二酸化炭素濃度が閾値以上である場合、調整弁48を調整して、窒素富化ガスの供給量を増大させる。二酸化炭素濃度が閾値以下である場合、調整弁48を調整して、窒素富化ガスの供給を減少させる。この構成によれば、収容部2内の二酸化炭素濃度の変化に応じて調整ガスCAの供給量を調整できる。これによって、生鮮野菜の鮮度を維持できる。
・収容部2内の空気の組成変化が生じていることを判定する方法は、空気の所定成分の濃度変化の検出に限られない。収容部2内の空気の組成の変化は、ドア12の開閉によっても生じることから、空気の組成変化の有無は、ドア12の開閉の検出によって判定できる。
具体的には、ドア12の開閉によって収容部2内に外の空気が入ることから、ドア12の開閉によって収容部2内の空気の組成が変化すると看做すことができる。そこで、調整部5は、ドア12の開閉に応じて調整ガスCAの供給量を調整してもよい。具体的には、調整部5の制御部49は、ドア12の開閉が所定時間以上である場合、調整弁48を調整して、窒素富化ガスの供給量を増大させる。この構成によれば、ドア12の開閉に応じて調整ガスCAの供給量を調整できる。これによって、生鮮野菜の鮮度を維持できる。
・収容部2内の空気の組成変化が生じていることを判定する方法は、空気の所定成分の濃度変化の検出に限られない。収容部2内の空気の組成の変化は、収容部2の密閉状態が続くことによっても生じることから、空気の組成変化の有無は、収容部2の密閉状態の継続時間によって判定できる。
具体的には、ドア12が閉まった状態である密閉状態が長時間続くとともに、生鮮野菜の呼吸による酸素消費量が増大する。このことから、密閉期間が続くことによって収容部2内の空気の組成が変化すると看做すことができる。そこで、調整部5は、密閉期間の長さに応じて調整ガスCAの供給量を調整してもよい。具体的には、調整部5の制御部49は、密閉時間が所定時間以上である場合、調整弁48を調整して、窒素富化ガスの供給量を増大させる。この構成によれば、ドア12の開閉に応じて調整ガスCAの供給量を調整できる。これによって、生鮮野菜の鮮度を維持できる。
・ショーケース1において、収容部2は、収容部2以外の装置と別のケースに収容されてもよい。
図4を参照して、ショーケース1の変形例を説明する。ショーケース1は、第1ケース61と、第2ケース62とを備える。第1ケース61は、収容部2と、冷却部6とを収容する。第2ケース62は、調整ガス生成部3と、貯留部4と、調整部5とを収容する。第2ケース62は、第1ケース61から離れてところに設置できる。このような構成によれば、第1ケース61において収容部2の収容空間を大きくできる。
・報知部7の形態は、実施形態の例に限定されない。報知部7は、スピーカを有してもよい。この場合、報知部7は、音声によって、酸素濃度が上限値よりも高い値であること、および、酸素濃度が下限値よりも低い値であることを報知する。
・以上、本装置の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載されたショーケース1の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
CA…調整ガス
1…ショーケース
2…収容部
3…調整ガス生成部
4…貯留部
5…調整部
7…報知部
30…調整ガス通路
41…酸素濃度センサ
51…窒素濃度センサ
52…二酸化炭素濃度センサ

Claims (7)

  1. 物を収容する収容部(2)と、
    空気から前記収容部(2)内を前記物に適した環境状態に維持するための調整ガス(CA)を生成する調整ガス生成部(3)と、
    前記調整ガス生成部(3)によって生成された前記調整ガス(CA)を貯留する貯留部(3)と、
    前記貯留部(3)から前記収容部(2)に供給される前記調整ガス(CA)の供給量を調整する調整部(5)と、を備え
    前記物は、生鮮物であり、
    前記調整部(5)は、前記収容部(2)内の空気の組成変化に応じて、前記調整ガス(CA)の供給量を調整する
    ショーケース。
  2. 前記調整部(5)は、空気の組成変化の大きさに応じて前記調整ガス(CA)の供給量を調整する
    請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記収容部(2)内の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ(41)を備え、
    前記調整部(5)は、前記酸素濃度の変化に応じて前記調整ガス(CA)の供給量を調整する
    請求項1または2に記載のショーケース。
  4. 前記収容部(2)内の窒素濃度を検出する窒素濃度センサ(51)を備え、
    前記調整部(5)は、前記窒素濃度の変化に応じて前記調整ガス(CA)の供給量を調整する
    請求項1~3のいずれか一項に記載のショーケース。
  5. 前記収容部(2)内の二酸化炭素濃度を検出する二酸化炭素濃度センサ(52)を備え、
    前記調整部(5)は、前記二酸化炭素濃度の変化に応じて前記調整ガス(CA)の供給量を調整する
    請求項1~4のいずれか一項に記載のショーケース。
  6. 前記調整部(5)は、前記収容部(2)と前記貯留部(3)とを繋ぐ調整ガス通路(30)の開口部の開口量の調整によって、前記調整ガス(CA)の供給量を調整する
    請求項1~5のいずれか一項に記載のショーケース。
  7. 前記収容部(2)内の所定成分の濃度が所定範囲から外れる場合、前記収容部(2)内で環境変化が生じたことを報知する報知部(7)を備える
    請求項1~6のいずれか一項に記載のショーケース。
JP2020094549A 2020-05-29 2020-05-29 ショーケース Active JP7280514B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020094549A JP7280514B2 (ja) 2020-05-29 2020-05-29 ショーケース
PCT/JP2021/020490 WO2021241743A1 (ja) 2020-05-29 2021-05-28 ショーケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020094549A JP7280514B2 (ja) 2020-05-29 2020-05-29 ショーケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021188827A JP2021188827A (ja) 2021-12-13
JP7280514B2 true JP7280514B2 (ja) 2023-05-24

Family

ID=78848343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020094549A Active JP7280514B2 (ja) 2020-05-29 2020-05-29 ショーケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7280514B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003144277A (ja) 2001-11-09 2003-05-20 Cec Japan:Kk 陳列用ケース
JP2008107014A (ja) 2006-10-26 2008-05-08 Yac Co Ltd 冷却装置及びデバイステスト用チャンバ空間の冷却方法
JP2017125670A (ja) 2016-01-15 2017-07-20 ダイキン工業株式会社 ガス供給装置
JP2017219287A (ja) 2016-06-10 2017-12-14 ダイキン工業株式会社 ガス供給装置及びそれを備えたコンテナ用冷凍装置
JP2017227370A (ja) 2016-06-22 2017-12-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 食品貯蔵庫
WO2018116987A1 (ja) 2016-12-20 2018-06-28 Dic株式会社 比抵抗値調整装置及び比抵抗値調整方法
JP2019082324A (ja) 2019-03-04 2019-05-30 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003144277A (ja) 2001-11-09 2003-05-20 Cec Japan:Kk 陳列用ケース
JP2008107014A (ja) 2006-10-26 2008-05-08 Yac Co Ltd 冷却装置及びデバイステスト用チャンバ空間の冷却方法
JP2017125670A (ja) 2016-01-15 2017-07-20 ダイキン工業株式会社 ガス供給装置
JP2017219287A (ja) 2016-06-10 2017-12-14 ダイキン工業株式会社 ガス供給装置及びそれを備えたコンテナ用冷凍装置
JP2017227370A (ja) 2016-06-22 2017-12-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 食品貯蔵庫
WO2018116987A1 (ja) 2016-12-20 2018-06-28 Dic株式会社 比抵抗値調整装置及び比抵抗値調整方法
JP2019082324A (ja) 2019-03-04 2019-05-30 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021188827A (ja) 2021-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6071292B2 (ja) 冷蔵庫
KR102209645B1 (ko) 냉장 냉동 장치
JPH02242612A (ja) 生産物を貯蔵する方法及び装置
US20160227802A1 (en) Refrigeration unit for container
EP3240979B1 (en) Method for controlling, transport unit
KR101322590B1 (ko) 냉장고
JP5720704B2 (ja) 冷蔵庫
KR20140002472A (ko) 냉장고 및 산소 저감 장치
KR101811321B1 (ko) 냉장고 및 냉장고의 냉기유동모듈
JP7280514B2 (ja) ショーケース
CN111374259B (zh) 气调系统
JP2012083081A (ja) 冷蔵庫
US11846463B2 (en) Method of controlling atmosphere in a refrigerated container
US20200326117A1 (en) Refrigeration unit with atmosphere control system
CN106813441B (zh) 具备高氧储肉功能的冷藏冷冻装置
CN106705534B (zh) 具备高氧储肉功能的冷藏冷冻装置
JP6944862B2 (ja) 冷蔵庫
JP6242586B2 (ja) 減酸素装置
JP6338875B2 (ja) 食品貯蔵庫
JP5794800B2 (ja) 冷蔵庫
US20220186998A1 (en) Refrigeration unit with atmosphere control system access panel
WO2021241743A1 (ja) ショーケース
JP2022019561A (ja) ショーケース
JP2002235979A (ja) 冷蔵庫
CN211575583U (zh) 笼式压缩液态气体冷媒制冷系统装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230424

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7280514

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151