JP7279808B2 - ルーフモジュール、ルーフモジュール取付構造及びルーフモジュール取付方法 - Google Patents

ルーフモジュール、ルーフモジュール取付構造及びルーフモジュール取付方法 Download PDF

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Description

本開示は、ルーフモジュール、ルーフモジュール取付構造及びルーフモジュール取付方法に関する。
特開2015-93643号公報には、車両側部構造について開示されている。この車両側部構造では、ルーフリインフォースメントとセンターピラーとの間に補強としてルーフガセットを設けている。このルーフガセットは、側突荷重をセンターピラーからルーフリインフォースメントに伝達する機能を有している。
特開2015-93643号公報に開示されたルーフガセットは、まず、センターピラーにスポット溶接で接合され、その後、ルーフサイドレールに配置されたルーフパネルのルーフリインフォースメントにねじ締結によって接合されている。
ところで、複数のルーフ構成部材を組み立てたルーフモジュールを、車体のルーフサイドレールに取り付ける製法が検討されている。しかし、センターピラーに接合されたルーフガセットは、ルーフサイドレールよりも車体の幅方向中央側に張り出しているため、車体のルーフサイドレールにルーフモジュールを配置する際に、ルーフガセットが複数のルーフ構成部材のうち、一部の部材に干渉する。ここで、ルーフガセットと干渉するルーフ構成部材を、ルーフモジュールの車体配置時に一旦取り外すことが考えられるが、干渉するルーフ構成部材の着脱作業の増加により、車体へのルーフモジュールの取り付け作業が煩雑になる、虞がある。
そこで、本開示は、車体への取り付けが簡単なルーフモジュール、ルーフモジュール取付構造及びルーフモジュール取付方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段には、以下の実施態様が含まれる。
<1>
車体に取り付けられる樹脂ルーフと、
前記樹脂ルーフの裏面側に、前記車体に係止可能な第1位置と該第1位置よりも前記樹脂ルーフの内側に位置する第2位置との間を移動可能に設けられる係止具と、
を備えるルーフモジュール。
<2>
前記係止具は、前記樹脂ルーフに回転可能に支持される、<1>に記載のルーフモジュール。
<3>
前記樹脂ルーフは、樹脂ルーフパネルと、前記樹脂ルーフパネルの裏面に接合される補強部材と、を有し、
前記係止具は、前記補強部材に設けられる、<1>又は<2>に記載のルーフモジュール。
<4>
前記樹脂ルーフには、前記係止具が複数設けられる、<1>~<3>のいずれか1つに記載のルーフモジュール。
<5>
複数の前記係止具は、前記樹脂ルーフの幅方向中央を通る中央線に対して線対称に配置される、<1>~<4>のいずれか1つに記載のルーフモジュール。
<6>
車体と、
前記車体に取り付けられる<1>~<5>のいずれか1項に記載のルーフモジュールと、を備え、
前記ルーフモジュールの係止具は、前記第1位置において前記車体に係止される、ルーフモジュール取付構造
<7>
<1>~<5>のいずれか1つに記載のルーフモジュールの係止具を第2位置に移動させた状態で、車体に樹脂ルーフを配置し、
前記係止具を前記第2位置から第1位置に移動して、前記係止具を前記車体に係止させる、ルーフモジュール取付方法
本開示によれば、車体への取り付けが簡単なルーフモジュール、ルーフモジュール取付構造及びルーフモジュール取付方法を提供することができる。
本開示の一実施形態のルーフモジュールを搭載した車体を上方から見た平面図である。 本開示の一実施形態のルーフモジュールを搭載する前の車体を上方から見た平面図である。 図1のルーフモジュールを上方から見た平面図(表面側から見た平面図)である。 図1のルーフモジュールを下方から見た平面図(裏面側から見た平面図)である。 図1の5-5線断面図である。 本開示のその他の実施形態のルーフモジュールを搭載した車体を上方から見た平面図である。 図6のルーフモジュールを搭載する前の車体を上方から見た平面図である。 図6のルーフモジュールの下方から見た平面図(裏面側から見た平面図)である。 本開示のその他の実施形態のルーフモジュールを搭載した車体を上方から見た平面図である。 図9のルーフモジュールを下方から見た平面図(裏面側から見た平面図)である 本開示のその他の実施形態のルーフモジュールを搭載した車体を上方から見た平面図である。 図11のルーフモジュールを搭載する前の車体を上方から見た平面図である。 図11のルーフモジュールを下方から見た平面図(裏面側から見た平面図)である。
以下、本開示を実施するための形態について詳細に説明する。但し、本開示は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合を除き、必須ではない。数値及びその範囲についても同様であり、本開示を制限するものではない。
本開示において「工程」との語には、他の工程から独立した工程に加え、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の目的が達成されれば、当該工程も含まれる。
まず、本実施形態のルーフモジュールについて説明する。次に、本実施形態のルーフモジュールの取付構造及び取付方法について説明する。
<ルーフモジュール>
本実施形態のルーフモジュールは、車体に取り付けられる樹脂ルーフと、前記樹脂ルーフの裏面側に、前記車体に係止可能な第1位置と該第1位置よりも前記樹脂ルーフの内側に位置する第2位置との間を移動可能に設けられる係止具と、を備える。以下、ルーフモジュールの具体例を、図面を参照しながら説明するが、本開示はこれに限定されるものではない。
本実施形態のルーフモジュール20は、図1及び図5に示されるように、車両の一例である自動車の天井部を構成する部材(換言すると、自動車用部品)である。
ルーフモジュール20は、図3及び図5に示されるように、樹脂ルーフ22と、ルーフガセット30とを備えている。なお、本実施形態のルーフガセット30は、本開示における係止具の一例である。
(樹脂ルーフ)
樹脂ルーフ22は、図1に示されるように、自動車の車体40に取り付けられるようになっている。また、樹脂ルーフ22は、図3~図5に示されるように、樹脂ルーフ22の外面(換言すると、樹脂ルーフ22の表面)を形成する樹脂製のルーフパネル24と、樹脂ルーフ22の内面(換言すると、樹脂ルーフ22の裏面)を形成する樹脂製の天井内装材26と、を備えている。なお、天井内装材26は、図3及び図4において図示を省略している。また、本実施形態のルーフパネル24は、本開示における樹脂ルーフパネルの一例である。
ルーフパネル24は、耐候性の高い樹脂材料または塗装、フィルムで加飾された構成材料で形成されている。また、ルーフパネル24を構成する樹脂材料としては、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂を用いてもよい。熱可塑性樹脂としては、PP樹脂(ポリプロピレン樹脂)、AAS樹脂(アクリロニトリルとアクリルエステル等のアクリル系化合物とスチレンとの共重合樹脂)、PA/PPO樹脂(ポリアミド/ポリフェニレンオキシド樹脂)等が挙げられる。熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂等が挙げられる。さらに、ルーフパネル24を構成する樹脂材料に強化繊維が含有されていてもよい。強化繊維としては、炭素繊維、ガラス繊維等が挙げられる。
また、図5に示されるように、ルーフパネル24の幅方向の両端部及び長手方向の両端部は、端部剛性向上のため、それぞれ折り曲げられた形状とされてもよい。
また、樹脂ルーフ22のルーフパネル24と天井内装材26との間には、図5に示されるように、補強部材の一例としてのルーフリインフォースメント28が配置されている。このルーフリインフォースメント28は、ルーフパネル24の裏面に接合(例えば、接着)されている。また、ルーフリインフォースメント28は、図4に示されるように、樹脂ルーフ22の幅方向(換言すると、ルーフパネル24の幅方向)に延びている。なお、ここでいう樹脂ルーフ22の幅方向とは、樹脂ルーフ22を車体40に取り付けた状態での車両幅方向(換言すると、車体40の幅方向)と同じ方向である。また、後述する樹脂ルーフ22の長手方向(換言すると、ルーフパネル24の長手方向)とは、樹脂ルーフ22を車体40に取り付けた状態での車両前後方向と同じ方向である。また、ルーフリインフォースメント28のルーフパネル24と反対側に、天井内装材26が取り付けられている。
本実施形態のルーフリインフォースメント28は、樹脂ルーフ22を補強できれば、金属製と樹脂製のどちらを用いてもよい。また、ルーフリインフォースメント28として、金属板に繊維強化樹脂を貼り付けた複合材を用いてもよい。
また、樹脂ルーフ22の裏面に、ルーフリインフォースメント28とは別に、樹脂ルーフ22の幅方向に延びるルーフリインフォースメントを1つ又は樹脂ルーフ22の長手方向に間隔をあけて複数接合(例えば、接着)して樹脂ルーフ22をさらに補強してもよい。なお、追加のルーフリインフォースメントは、ルーフリインフォースメント28と同様に、金属製、樹脂製、複合材のいずれを用いてもよい。
(ルーフガセット)
ルーフガセット30は、図3又は図4に示されるように、樹脂ルーフ22の裏面側に設けられている。なお、本実施形態では、ルーフガセット30は、ルーフリインフォースメント28に設けられている。具体的には、ルーフガセット30は、樹脂ルーフ22の幅方向の端部22A側、すなわち、ルーフリインフォースメント28の長手方向の端部側に設けられている。
ルーフガセット30は、車体40に係止可能な第1位置(図3~図5の実線で示されるルーフガセット30の位置)と、第1位置よりも樹脂ルーフ22の内側に位置する第2位置(図4の二点鎖線で示されるルーフガセット30の位置)との間を移動可能とされている。なお、本実施形態では、ルーフガセット30が第1位置にあるときは、ルーフガセット30の後述する係止部32が樹脂ルーフ22の外側に突出している。一方、ルーフガセット30が第2位置にあるときは、ルーフガセット30全体が樹脂ルーフ22の内側に配置されている。
なお、ここでいう樹脂ルーフ22の内側及び外側とは、樹脂ルーフ22を表面側(図3参照)又は裏面側(図4参照)から見た場合の樹脂ルーフ22の外周縁に対して内側及び外側を指す。
また、本実施形態のルーフガセット30は、図4及び図5に示されるように、樹脂ルーフ22に回転可能に支持されている。具体的には、ルーフガセット30は、板状とされており、一端部30Aがルーフリインフォースメント28に固定された回転軸34によって回転可能に支持されている。なお、回転軸34は、樹脂ルーフ22の厚み方向(換言すると、樹脂ルーフ22の車体取付状態における車体上下方向)を軸方向としてルーフリインフォースメント28に固定されている。一方、ルーフガセット30の他端部30Bには、車体40に係止可能な係止部32が設けられている。この係止部32は、車体40のセンターピラー48にねじ締結される部分であり、ねじ締結用の貫通孔32Aが形成されている。なお、図5で示す符号36は、係止部32を車体40のセンターピラー48にねじ締結するためのボルトである。また、図5で示す符号37はボルト36用のワッシャーであり、符号38は、ボルト36用のナットであり、センターピラー48に形成されたねじ用孔の裏面に溶接されている。
なお、係止部32を車体40に係止させる構造は、上記係止構造に限定されない。例えば、係止部32とセンターピラー48を接着剤で接着してもよいし、ねじを用いてルーフガセット30とセンターピラー48を共締めしてもよい。また、係止部32とセンターピラー48をクリップで締結してもよいし、面ファスナーを用いて係止部32とセンターピラー48を結合してもよい。
またさらに、係止部32とセンターピラー48との間にシート材を配置してもよい。シート材としては、シート状に形成されたウレタン、ゴム、スポンジ、フェルト等が挙げられる。また、シート材の片面又は両面が接着面(換言すると、接着性が付与された面)とされてもよい。なお、このシート材としてシールスポンジを用いてもよい。
本実施形態の樹脂ルーフ22には、ルーフガセット30が複数設けられている。具体的には、樹脂ルーフ22の幅方向の両端部22A側、すなわち、ルーフリインフォースメント28の長手方向の両端部側にそれぞれ設けられている。つまり、一対のルーフガセット30は、樹脂ルーフ22を裏面側から見て、樹脂ルーフ22の中央線CLに対して線対称に配置されている。なお、ここでいう樹脂ルーフ22の中央線CLとは、樹脂ルーフ22の幅方向中央を通る直線である。
なお、樹脂ルーフ22のルーフパネル24と天井内装材26との間には、例えば、断熱材、車載機器、配線類が配置されてもよい。
次に本実施形態のルーフモジュール取付構造について説明する。
<ルーフモジュール取付構造>
本実施形態のルーフモジュールを車体に取り付けるためのルーフモジュール取付構造は、車体と、車体に取り付けられる前記ルーフモジュールと、を備え、前記ルーフモジュールの係止具は、前記第1位置において前記車体に係止される。以下、ルーフモジュール取付構造の具体例を、図面を参照しながら説明するが、本開示はこれに限定されるものではない。
本実施形態のルーフモジュール取付構造S(以下、適宜「取付構造S」と記載する。)は、図5に示されるように、車体40と、ルーフモジュール20とを備えている。
車体40は、自動車の車体であり、図1及び図5に示されるように、ルーフモジュール20が取り付けられる車体40の天井フレーム41が一対のルーフサイドレール42、フロントヘッダ44及びリヤヘッダ46によって形成されている。なお、フロントヘッダ44及びリヤヘッダ46は、それぞれ一対のルーフサイドレール42に接合(例えば、ねじ締結、溶接)されている。
ルーフサイドレール42には、図1及び図5に示されるように、車体40の幅方向内側に張り出して、樹脂ルーフ22の幅方向の端部22Aを支持する支持部42Aが設けられている。また、本実施形態のルーフサイドレール42は、複数の金属板によって構成されている。
フロントヘッダ44には、図1に示されるように、車体40の後方側に張り出して、樹脂ルーフ22の長手方向の一端部22Bを支持する支持部44Aが設けられている。
リヤヘッダ46には、図1に示されるように、車体40の前方側に張り出して、樹脂ルーフ22の長手方向の他端部22Cを支持する支持部46Aが設けられている。
本実施形態のルーフモジュール20は、図1及び図5に示されるように、車体40の天井フレーム41に取り付けられている。具体的には、樹脂ルーフ22の幅方向の両端部22Aが一対のルーフサイドレール42の各支持部42Aに支持されると共に接合(例えば、ねじ締結)されている。また、樹脂ルーフ22の長手方向の一端部22Bがフロントヘッダ44の支持部44Aに支持されると共に接合(例えば、ねじ締結)されている。また、樹脂ルーフ22の長手方向の他端部22Cがリヤヘッダ46の支持部46Aに支持されると共に接合(例えば、ねじ締結)されている。なお、本実施形態では、図示省略しているが、樹脂ルーフ22の端部22Aとルーフサイドレール42の支持部42Aとの間にシール部材が配置されている。同様に、樹脂ルーフ22の一端部22Bとフロントヘッダ44の支持部44Aとの間、及び、樹脂ルーフ22の他端部22Cとリヤヘッダ46の支持部46Aとの間にもシール部材が配置されている。
本実施形態のルーフモジュール20のルーフガセット30は、図5に示されるように、第1位置において車体40に係止されている。具体的には、ルーフガセット30は、一対のルーフサイドレール42から車両下方向に延びるセンターピラー48に係止されている。さらに具体的には、ルーフガセット30の係止部32がセンターピラー48にボルト36によってねじ締結されて、センターピラー48に係止されている。なお、ルーフガセット30とセンターピラー48は、他の部材を介して連結されてもよい。
また、ルーフガセット30は、車体40にルーフモジュール20を取り付けて、係止部32がセンターピラー48にねじ締結により係止された状態では、車体40に入力された側突荷重をセンターピラー48からルーフリインフォースメント28に伝達する機能を有している。
次に本実施形態のルーフモジュール取付方法について説明する。
<ルーフモジュール取付方法>
本実施形態では、まず、ルーフモジュール20のルーフガセット30を第2位置に回転移動させる。そして、ルーフガセット30を第2位置に移動させた状態で、車体40の天井フレーム41に車体上方から樹脂ルーフ22を配置する。
次に、ルーフガセット30を第2位置から第1位置に回転移動させて、ルーフガセット30の係止部32を車体40に係止させる。具体的には、ルーフガセット30の係止部32を車体40のセンターピラー48にボルト36を用いてねじ締結して、ルーフガセット30をセンターピラー48に係止させる。
そして、樹脂ルーフ22の各端部22A、22B、22Cを天井フレーム41の各支持部42A、44A、46Aにそれぞれ接合する。これにより、ルーフモジュール20が車体40に取り付けられる。
なお、樹脂ルーフ22と天井フレーム41の接合は、ルーフガセット30の係止部32を車体40に係止させるよりも前に実施してもよい。
次に本実施形態の作用並びに効果について説明する。
本実施形態では、ルーフモジュール20を車体40に上方(換言すると、車体上方)から配置する際に、ルーフガセット30を第1位置よりも樹脂ルーフ22の内側に位置する第2位置に移動(換言すると、本実施形態では、回転移動)させておくことで、車体40の天井フレーム41(詳細には天井フレーム41のルーフサイドレール42)とルーフガセット30との干渉を回避しながら、ルーフモジュール20を車体40の天井フレーム41に配置することができる。そして、ルーフモジュール20を車体40に配置した後は、ルーフガセット30を第1位置に回転移動させて、ルーフガセット30を車体40に係止させる。このようにしてルーフモジュール20が車体40に取り付けられる。
ここで、ルーフモジュール20では、樹脂ルーフ22にルーフガセット30を第1位置と第2位置との間を回転移動可能に設けるため、例えば、車体40にルーフガセット30を固定する構成と比べて、ルーフモジュール20を車体40に上方から配置する際に、ルーフモジュール20とルーフガセット30とが干渉することがない。また、上記の通り、ルーフガセット30を第2位置に回転移動させておくことで、車体40のルーフサイドレール42とルーフガセット30との干渉を回避しながら、ルーフモジュール20を車体40に上方から配置することができるため、ルーフモジュール20の車体40への取り付けが簡単になる。
また、ルーフモジュール20では、ルーフガセット30が樹脂ルーフ22に回転可能に支持されている。このため、ルーフガセット30は、回転移動によって第1位置と第2位置との間を移動する。このように上記ルーフモジュール20では、ルーフガセット30が回転移動によって第1位置と第2位置との間を移動するため、例えば、ルーフガセット30を直線移動させる構成と比べて、移動機構が簡単になる。
また、ルーフモジュール20では、樹脂ルーフ22がルーフパネル24とルーフリインフォースメント28とを有しており、このルーフリインフォースメント28にルーフガセット30が設けられている。このため、ルーフモジュール20は、例えば、ルーフパネル24にルーフガセット30用の取付部材が設けられたルーフモジュールと比べて、樹脂ルーフ22に用いる部品点数を減らすことができる。これにより、樹脂ルーフ22のコストを抑えつつ、軽量化を図ることができる。
ルーフモジュール20では、樹脂ルーフ22に複数のルーフガセット30を設けているため、樹脂ルーフ22と車体40との接合強度が更に向上する。特に、ルーフモジュール20は、複数のルーフガセット30を樹脂ルーフ22の中央線CLに対して線対称に配置しているため、樹脂ルーフ22を取り付けた後の車体40の左右の剛性差を抑制することができる(換言すると、車体40の剛性の左右のバランスを取ることができる)。
前述の実施形態では、樹脂ルーフ22がルーフリインフォースメント28を有し、車体40がフロントヘッダ44及びリヤヘッダ46を有する構成としているが、本開示はこの構成に限定されず、樹脂ルーフ22がルーフリインフォースメント28に加え、フロントヘッダ44及びリヤヘッダ46の少なくとも一方を有する構成としてもよい。図6~図8には、本開示のその他の実施形態として、樹脂ルーフ52を備えたルーフモジュール50が示されている。このルーフモジュール50は、樹脂ルーフ52がフロントヘッダ54とリヤヘッダ56を有する点を除いてルーフモジュール20と同様の構成である。フロントヘッダ54及びリヤヘッダ56は、ルーフリインフォースメント28と同様に、金属製、樹脂製、複合材のいずれを用いてもよい。また、ルーフモジュール50を取り付ける車体60のルーフサイドレール62には、フロントヘッダ54及びリヤヘッダ56を取り付ける位置に、フロントヘッダ54及びリヤヘッダ56を取り付けるためのブラケット64、66がそれぞれ接合(例えば、溶接、ねじ締結)されている。なお、ブラケット64、66は、樹脂ルーフ52を支持するため、金属材料で形成されることが好ましい。また、一対のルーフサイドレール62、一対のブラケット64及び一対のブラケット66によって、天井フレーム61が形成されている。樹脂ルーフ52が天井フレーム61に車体60の上方から配置され、そして取り付けられた状態で、フロントヘッダ54が一対のブラケット64に接合(例えば、ねじ締結)され、リヤヘッダ56が一対のブラケット66に接合(例えば、ねじ締結)されて、ルーフモジュール50が車体60に取り付けられている。上記のように、ルーフモジュール50がフロントヘッダ54とリヤヘッダ56を有することで、例えば、一対のルーフサイドレールにフロントヘッダとリヤヘッダを接合後、樹脂ルーフをフロントヘッダとリヤヘッダに接合する取付構造と比べて、車体60の組み立て作業を簡単にできる。
また、前述の実施形態のルーフモジュール50では、樹脂ルーフ52がルーフリインフォースメント28、フロントヘッダ54とリヤヘッダ56を有しているが、本開示はこの構成に限定されない。例えば、図9及び図10に示される本開示のその他の実施形態のルーフモジュール51のように、ルーフリインフォースメント28、フロントヘッダ54及びリヤヘッダ56に加えて、ルーフリインフォースメント28とフロントヘッダ54との間、及び、ルーフリインフォースメント28とリヤヘッダ56との間に追加のルーフリインフォースメント58を配置してもよい。また、ルーフリインフォースメント58に係止具の一例としてのルーフガセット59を回転移動可能に設けてもよい。このルーフガセット59は、第1位置において係止部59Aが車体60のルーフサイドレール62にねじ締結によって係止されるようになっている。また、ルーフガセット59は第2位置において、樹脂ルーフ53の内側に全体が位置する。そして、ルーフガセット59は、樹脂ルーフ53の中央線CLに対して線対称となるように樹脂ルーフ53に複数設けられている。このようにルーフモジュール51では、追加のルーフリインフォースメント58を樹脂ルーフ53の裏面に接合することで樹脂ルーフ53の剛性を確保しつつ、ルーフガセット59によってルーフリインフォースメント58と車体60(詳細には車体40のルーフサイドレール62)とをつなぐため、車体60に入力された側突荷重をセンターピラー68からルーフサイドレール62を介してルーフリインフォースメント58に伝達することができる。
また、前述の実施形態のルーフモジュール50では、樹脂ルーフ52のフロントヘッダ54とリヤヘッダ56が、一対のルーフサイドレール62に接合された一対のブラケット64及び一対のブラケット66を介して一対のルーフサイドレール62に接合されているが、本開示はこの構成に限定されない。例えば、図11~図13に示される本開示のその他の実施形態のルーフモジュール70のように、樹脂ルーフ72がフロントヘッダ74及びリヤヘッダ76を有し、これらフロントヘッダ74及びリヤヘッダ76にそれぞれブラケット78とブラケット80とを第1位置と第2位置との間で移動可能に設けてもよい。なお、ブラケット78、80は、本開示における係止具の一例である。これらのブラケット78、80は、第1位置において係止部82、84が車体90のルーフサイドレール92にねじ締結によって係止されるようになっている。そして、ブラケット78、80は、樹脂ルーフ72の中央線CLに対して線対称となるように樹脂ルーフ72に複数設けられている。このようにルーフモジュール70では、例えば、一対のルーフサイドレールにフロントヘッダ及びリヤヘッダ用のブラケットを設けなくても、ルーフモジュール70を、ブラケット78、80を第1位置に移動させた状態で、車体90の一対のルーフサイドレール92によって形成される天井フレーム91に配置し、その後、ブラケット78、80を第2位置に移動させて、ブラケット78、80の係止部82、84をそれぞれ車体90のルーフサイドレール92にねじ締結によって係止することで、車体90にルーフモジュール50が取り付けられる。このため、車体90の組み立て作業を簡単にできる。なお、ルーフモジュール70には、前述のルーフモジュール51の構成、すなわち、樹脂ルーフ72の裏面に追加のルーフリインフォースメント58を設け、このルーフリインフォースメント58にルーフガセット59を設ける構成を適用してもよい。また、ブラケット78とルーフサイドレール92の係止構造及びブラケット80とルーフサイドレール92の係止構造は、ねじ締結による係止構造に限定されず、係止部32とセンターピラー48との係止構造と同様の構造を用いてもよい。また、ブラケット78とルーフサイドレール92との間及びブラケット80とルーフサイドレール92との間に、係止部32とセンターピラー48との間に配置するシート材と同様のシート材を配置してもよい。
さらに、前述の全ての実施形態では、係止具の一例としてのルーフガセットを第1位置と第2位置との間で回転移動させる構成としているが本開示はこの構成に限定されない。例えば、係止具の一例としてのルーフガセットを第1位置と第2位置との間でスライド移動させる構成としてもよい。また、係止具の一例としてのブラケットについても同様である。
以上、本開示の好適な実施形態について説明したが、本開示は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を行ってもよい。
なお、2019年10月28日に出願された日本国特許出願2019-195620号の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。

Claims (7)

  1. 車体に取り付けられる樹脂ルーフと、
    前記樹脂ルーフの裏面側に、前記車体に係止可能な第1位置と該第1位置よりも前記樹脂ルーフの内側に位置する第2位置との間を移動可能に設けられる係止具と、
    を備え
    前記係止具は、前記樹脂ルーフに該樹脂ルーフの厚み方向を回転軸方向として回転可能に支持され、前記第1位置では一部が前記樹脂ルーフの外側に突出し、前記第2位置では全体が前記樹脂ルーフの内側に配置され、前記第1位置において前記一部が前記車体にねじ締結される、ルーフモジュール。
  2. 前記樹脂ルーフは、樹脂ルーフパネルと、前記樹脂ルーフパネルの裏面に接合される補強部材と、を有し、
    前記係止具は、前記補強部材に設けられる、請求項1に記載のルーフモジュール。
  3. 前記樹脂ルーフには、前記係止具が複数設けられる、請求項1又は請求項2に記載のルーフモジュール。
  4. 複数の前記係止具は、前記樹脂ルーフの幅方向中央を通る中央線に対して線対称に配置される、請求項に記載のルーフモジュール。
  5. 前記係止具は、前記車体のセンターピラーに係止される、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のルーフモジュール。
  6. 車体と、
    前記車体に取り付けられる請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のルーフモジュールと、を備え、
    前記ルーフモジュールの係止具は、前記第1位置において前記車体に係止される、ルーフモジュール取付構造。
  7. 請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のルーフモジュールの係止具を第2位置に移動させた状態で、車体に樹脂ルーフを配置し、
    前記係止具を前記第2位置から第1位置に移動して、前記係止具を前記車体に係止させる、ルーフモジュール取付方法。
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