<<画像提供システムについて>>
図1は、本技術の一実施形態に係る画像提供システムの構成例を示す図である。
図1の画像提供システムは、画像管理サーバ1、写真シール作成装置2、および携帯端末3が、インターネット11を介して接続されることによって構成される。
図1の例においては、写真シール作成装置2が1台しか示されていないが、実際には、同じメーカーが販売する複数台の写真シール作成装置2が設けられる。携帯端末3は、例えば写真シール作成装置2を利用した利用者の数だけ設けられる。
写真シール作成装置2は、写真作成ゲームを提供するゲーム機である。写真シール作成装置2は、ゲームセンターなどのアミューズメント施設や店舗に設置される。
写真シール作成装置2の利用者は、主に女子高生や若い女性が中心とされる。写真シール作成装置2において、1組あたり主に2人や3人などの複数人の利用者がゲームを楽しむことができる。もちろん、写真シール作成装置2において、1人の利用者がゲームを楽しむこともできる。
写真シール作成装置2において、利用者は、自身が被写体となって撮影作業を行う。利用者は、撮影作業によって得られた撮影画像に対して、手書きの文字やスタンプ画像などの合成用画像を合成させるための編集作業を行い、撮影画像を彩り豊かな画像に編集する。利用者は、編集済みの画像である編集画像が印刷されたシール紙を受け取って一連のゲームを終了させる。
写真シール作成装置2には、写真シール作成装置2の全体の動作を制御するPC、利用者を撮影するカメラ、カメラで撮影することによって得られた撮影画像の編集を行うために利用者により用いられる編集用モニタ、画像をシール紙に印刷するプリンタなどが設けられる。写真シール作成装置2の構成の詳細については、例えば特開2018-64220号公報に開示されている。
例えば編集用モニタには、各種の編集ツールの選択に用いられるボタンなどが用意された編集画面が表示される。利用者は、編集画面の表示を例えばタッチペンなどを用いて操作し、撮影画像の編集を行う。
図2は、写真シール作成装置2において生成される画像の例を示す図である。
図2の左端に示す編集画像P1が、編集によって生成される画像である。編集画像P1は、撮影画像P11と前景画像P12の各レイヤの画像から構成される。
撮影画像P11は、写真シール作成装置2のカメラにより撮影された画像である。図2に示すように、例えば、カメラにより撮影された画像に対してトリミングが施されることによって、略胸から上の範囲が大きく写るアップ画像が撮影画像P11として生成される。利用者の全身が写る全身画像も適宜生成される。
図2の例においては、前景画像P12は、「Love my friend」の手書き文字の画像とハート型の画像を含む画像とされている。「Love my friend」の手書き文字の画像は、ペンツールを用いて利用者によって入力されたペン画像である。また、ハート型の画像は、スタンプツールを用いて利用者によって入力されたスタンプ画像である。
編集画像P1は、撮影画像P11の上に前景画像P12を重ねることによって構成される。
編集画像P1を構成する画像として背景画像が用いられるようにしてもよい。背景画像は、所定の色の画像や、所定の柄の画像であり、利用者の領域の周りにそのような所定の色や柄を表示するために用いられる。
背景画像の合成が行われる場合、撮影画像P11に対してクロマキ処理が施され、利用者の領域である人物領域が抽出される。人物領域からなる撮影画像P11の下のレイヤの画像として背景画像が配置されることによって、編集画像P1が生成される。
写真シール作成装置2が提供する1回のゲームにおいては、複数回の撮影が行われ、例えば5枚といったような複数枚の撮影画像が得られる。また、複数枚の撮影画像のそれぞれを対象として編集が行われ、複数枚の編集画像が作成される。
写真シール作成装置2は、このようにして作成した編集画像をシール紙に印刷して提供することの他に、携帯端末3上で閲覧可能にすることによって画像を利用者に提供する。写真シール作成装置2から画像管理サーバ1に対しては、ゲームにおいて作成された編集画像が送信される(アップロードされる)。
写真シール作成装置2から画像管理サーバ1に対しては、1回のゲームで作成された全ての編集画像がアップロードされる。例えば1回のゲームにおいて撮影が5回行われる場合、撮影によって得られた5枚の撮影画像を元にして作成された5枚の編集画像がアップロードされる。
編集画像だけでなく、編集画像の元になる撮影画像が、編集画像とともにアップロードされるようにしてもよい。
以下、適宜、編集画像と撮影画像を区別する必要がない場合、写真シール作成装置2において作成される画像を単に画像という。
また、写真シール作成装置2から画像管理サーバ1に対しては、ゲーム中に入力された利用者のメールアドレスが、画像と紐付けてアップロードされる。例えば、撮影画像の編集が終わったときなどの所定のタイミングで編集用モニタに表示された画面を用いて、メールアドレスの入力が行われる。
画像管理サーバ1は、写真シール作成装置2からアップロードされた画像を受信し、所定のURLを割り当てるなどして保存する。画像管理サーバ1は、携帯端末3を操作してアクセスしてきた利用者に対して画像を提供する画像提供サービスを提供する。
画像提供サービスは、携帯端末3上で画像を閲覧したり、携帯端末3に画像をダウンロードしたりすることが可能とされる会員制のサービスである。画像の編集などを、画像提供サービスを利用して行うことができるようにしてもよい。
携帯端末3の利用者は、写真シール作成装置2を利用したゲームの終了後、携帯端末3を操作して画像管理サーバ1にアクセスし、画像提供サービスを利用して画像の閲覧などを行うことになる。画像管理サーバ1に対するアクセスは、例えば、ゲームの終了後に画像管理サーバ1から送信されるメールに含まれるURLを利用者が選択することに応じて行われる。
携帯端末3は例えばスマートフォンである。携帯端末3には、画像管理サーバ1が提供する画像提供サービスの画面(サイト)を表示させるためのWebブラウザ3Aがインストールされている。
スマートフォンではなく、タブレット端末、PCなどの、インターネット11上のサーバとの間で各種の情報のやりとりを行うことができる情報処理端末が、画像提供サービスを利用するために用いられるようにしてもよい。情報処理端末にはスマートフォンも含まれる。
<<携帯端末の画面表示について>>
<マイページ画面の表示>
図3は、マイページ画面の表示例を示す図である。
マイページ画面は、会員登録を行ったユーザ毎に割り当てられるWebサイトであり、画像管理サーバ1において管理されている画像の閲覧に用いられる。
マイページ画面は、例えば、Webブラウザ3Aを起動させ、ユーザがログイン操作を行ったときに、画像管理サーバ1から送信されてきた情報に基づいて携帯端末3のディスプレイ21に表示される。ログイン操作には、会員登録時に設定されたユーザIDとパスワードが用いられる。
ここで、携帯端末3のユーザは、写真シール作成装置2を利用してゲームを行った、写真シール作成装置2の利用者と同じ人物である。
画像管理サーバ1においては、写真シール作成装置2を利用してゲームを行ったときにユーザにより作成された画像が例えばユーザIDと紐付けて管理されている。ユーザIDを入力することによってログイン操作が行われた場合、ログイン操作を行ったユーザが特定され、ユーザが保存していた画像に関する情報が、画像管理サーバ1から携帯端末3に対して送信される。
図3のマイページ画面の左上には、画像提供サービスの名前である「PPP LINK」の文字と「Webサイト」の文字が表示される。
画像提供サービスの名前の下には、各種の項目の選択に用いられるボタンが並ぶメニュー領域31が形成される。例えば、マイページ画面を表示させるときに操作されるボタン、美容に関する情報を閲覧するときに操作されるボタンなどがメニュー領域31に用意される。
メニュー領域31の下のサムネイル領域32には、携帯端末3のユーザが写真シール作成装置2を利用して作成した画像がサムネイル画像によって表示される。
図3の例においては、画像P21乃至P26が2列に並べてサムネイル領域32に表示されている。画像P21乃至P24についてはそれらの全体が表示され、画像P25,P26については、上方の一部が表示されている。
なお、図3に示す画像には編集が施されていないが、マイページ画面には、適宜、編集済みの画像である編集画像も表示される。
画像P21乃至P24の下方には、さらに多くの画像が並べられる。ユーザは、ディスプレイ21の表面に指をあて、スワイプ操作などを行うことによって、サムネイル領域32の表示範囲を切り替えて他の画像を表示させることができる。例えば所定の画像をタップした場合、タップ操作によって選択された画像がマイページ画面上に拡大表示される。
このように、ユーザは、写真シール作成装置2の利用者としてゲームを行ったときに作成した画像をマイページ画面上で閲覧することができる。
以上のようなマイページ画面に表示される画像は、写真シール作成装置2から画像管理サーバ1にアップロードされた画像のうち、保存することがユーザにより選択された画像である。
すなわち、ユーザは、写真シール作成装置2を利用して作成した画像をマイページ画面上で閲覧するためには、写真シール作成装置2からアップロードされた画像の中から、保存する画像を選択する(画像を取得する)必要がある。
保存する画像の選択は、マイページ画面とは異なるWebサイトの画面である画像取得画面を用いて行われる。画像取得画面などの表示の具体例については後述する。
<画像の保存領域>
図4は、画像管理サーバ1における画像の管理の仕方の例を示す図である。
図4に示すように、画像管理サーバ1が管理する画像の種別には、画像取得画面表示用画像P101とマイページ画面表示用画像P102がある。
画像取得画面表示用画像P101は、画像取得画面に表示させるための画像であり、マイページ画面表示用画像P102は、マイページ画面に表示させるための画像である。
アップロードされたそれぞれの画像が、属性の設定に応じて、画像取得画面表示用画像P101またはマイページ画面表示用画像P102として管理される。画像取得画面表示用画像P101とマイページ画面表示用画像P102がそれぞれ物理的に異なる記憶媒体に記憶されるようにしてもよい。
写真シール作成装置2からアップロードされ、所定の記憶領域に記憶された画像は、まず、画像取得画面表示用画像P101として管理される。
写真シール作成装置2からアップロードされた全ての画像には、例えば1週間といったような、取得可能な期限が設定されている。写真シール作成装置2からアップロードされた画像は、取得可能な期限が経過するまでの間、画像管理サーバ1の記憶領域に保存される。取得可能な期限が経過した画像は、例えば記憶領域から消去される。
携帯端末3を用いて画像管理サーバ1にアクセスしたユーザが、保存する画像を画像取得画面に表示される画像の中から選択した場合、保存することが選択された画像が、矢印A1に示すようにマイページ画面表示用画像P102として管理される。
マイページ画面表示用画像P102として管理された画像は、例えば、会員登録が有効であり、ユーザがマイページ画面を利用することができる間、記憶領域に保存され続ける。
このように、ユーザは、写真シール作成装置2を利用して作成した画像を図3を参照して説明したようなマイページ画面上で閲覧するためには、取得可能な期限が経過する前に、画像取得画面から画像を選択する必要がある。
画像取得画面に表示される画像は、取得可能な期限が設定されている画像であるのに対して、マイページ画面に表示される画像は、期限に制限ない画像となる。
また、マイページ画面に表示される画像は、利用の仕方にも制限がない画像であり、マイページ画面上で閲覧するだけでなく、携帯端末3にダウンロードすることも可能とされる。携帯端末3にダウンロードされた画像は、例えば、携帯端末3のローカルストレージに保存される。
ユーザは、携帯端末3にダウンロードした画像を、例えば、携帯端末3のアルバムアプリケーションを使って管理することができる。
アルバムアプリケーションは、携帯端末3のローカルストレージに保存された画像、携帯端末3からアップロードし、ユーザのアカウントと紐付けて所定のサーバに保存しておいた画像などの、ユーザの画像を一元的に管理するアプリケーションである。
図5は、アルバムアプリケーションの画面の表示例を示す図である。
図5に示す画面には、画像管理サーバ1からダウンロードされた画像P21乃至P23が、他の画像とともにローカルストレージ内の画像として表示されている。画像P21乃至P23とともに表示されている画像は、例えば、携帯端末3のカメラを用いて撮影された風景などの画像である。
このように、ユーザは、アルバムアプリケーションを起動させることによって、画像管理サーバ1からダウンロードされ、携帯端末3内のローカルストレージに保存された画像の閲覧等を行うことができる。
図1の画像管理システムにおいては、マイページ画面からだけではなく、保存する画像の選択に用いられる画像取得画面からも、一括保存機能によって、画像のダウンロードを行うことが可能とされる。
<一括保存機能について>
一括保存機能は、画像取得画面に表示されている画像をマイページ画面に表示されるように保存することと、画像管理サーバ1からダウンロードして携帯端末3内のローカルストレージに保存することを、一括して行うことができる機能である。
図6は、画像の保存の例を示す図である。
図6の例においては、写真シール作成装置2からアップロードされた画像P21乃至P23が画像取得画面表示用画像P101として管理されている。
例えば、携帯端末3を用いて画像管理サーバ1にアクセスしたユーザが、画像取得画面を操作して、画像P21乃至P23を一括保存機能により保存することを選択した場合、矢印A11に示すように、画像P21乃至P23がマイページ画面表示用画像P102として保存される。また、矢印A12に示すように、画像P21乃至P23がダウンロードされ、携帯端末3のローカルストレージLに保存される。
マイページ画面には、一括保存機能を利用することによってマイページ画面表示用画像P102として保存された画像P21乃至P23が図3を参照して説明したようにして表示される。
また、アルバムアプリケーションの画面には、一括保存機能を利用することによってローカルストレージLに保存された画像P21乃至P23が図5を参照して説明したようにして表示される。
このように、ユーザは、一括保存機能を利用することにより、1回の操作で、画像P21乃至P23がマイページ画面に表示されるように保存することができるとともに、携帯端末3に保存することができる。
図7は、一括保存機能を用いない場合の画像の保存の例を示す図である。
一括保存機能を用いずに、写真シール作成装置2からアップロードされた画像P21乃至P23を携帯端末3にダウンロードする場合、ユーザは、図7の矢印A21に示すように、まず、画像取得画面表示用画像P101として管理されている画像P21乃至P23を、画像選択画面を用いてマイページ画面表示用画像P102として保存する必要がある。
また、ユーザは、マイページ画面を操作し、マイページ画面表示用画像P102として保存した画像P21乃至P23を選択して、ダウンロードを行う必要がある。マイページ画面を用いたダウンロードの操作が行われた場合、矢印A22に示すように、画像P21乃至P23がダウンロードされ、携帯端末3のローカルストレージLに保存される。
このように、一括保存機能を利用しない場合には、マイページ画面に一度保存してから、マイページ画面上でダウンロードするための操作を行うといったような二段階の操作が必要となる。
ユーザは、一括保存機能を利用することにより、写真シール作成装置2からアップロードされた画像を、二段階の操作を行うことなく、容易に、携帯端末3にダウンロードしてローカルストレージLに保存することができる。
<画面遷移の例>
以上のようにして保存することができる画像の枚数が、画像提供サービスを利用するための会員の種別によって異なる。画像管理サーバ1が提供する画像提供サービスを利用するためには、ユーザは会員登録を行う必要がある。
会員の種別には、例えば、有料会員と無料会員がある。
例えば、有料会員は、1回のゲームで写真シール作成装置2において作成され、写真シール作成装置2からアップロードされた画像を、全て、マイページ画面に保存したり、ダウンロードしたりすることが可能とされる。
無料会員は、1回のゲームで写真シール作成装置2において作成され、写真シール作成装置2からアップロードされた画像を、1枚だけ、マイページ画面に保存したり、ダウンロードしたりすることが可能とされる。無料会員が、1枚ではなく、複数枚の画像を、マイページ画面に保存したり、ダウンロードしたりすることができるようにしてもよい。
有料会員の携帯端末3に表示される画像取得画面と、無料会員の携帯端末3に表示される画像取得画面は異なる画面となる。
なお、有料会員には、例えば、500円/月の会員と300円/月の会員がある。
300円/月の会員と無料会員がマイページ画面に保存したり、ダウンロードしたりすることができる画像は、写真シール作成装置2からアップロードされた編集画像である。画像取得画面に表示される複数の編集画像の中から、マイページ画面に保存したり、ダウンロードしたりする画像を選択することが可能とされる。
一方、500円/月の会員がマイページ画面に保存したり、ダウンロードしたりすることができる画像は、写真シール作成装置2からアップロードされた編集画像と、編集画像の元になった撮影画像である。画像取得画面に表示される複数の編集画像と、それぞれの編集画像の元になった複数の撮影画像の中から、マイページ画面に保存したり、ダウンロードしたりする画像を選択することが可能とされる。
同じ有料会員であっても、300円/月の会員が一括保存機能によって保存することができる画像は、画像取得画面に表示されている全ての編集画像であるのに対して、500円/月の会員が一括保存機能によって保存することができる画像は、画像取得画面に表示されている全ての編集画像および全ての撮影画像となる。
・有料会員の場合
図8は、メールの表示例を示す図である。
ゲームの終了後、画像管理サーバ1から送信されてきたメールをメーラなどのアプリケーションで表示させた場合、携帯端末3のディスプレイ21には図8に示すような画面が表示される。
図8の例においては、メールの差出人はサービス名である「PPP LINK」とされている。また、メールのタイトルとして、画像を保存することの案内であることを表す「プリをGETしよう」のタイトルが表示されている。「プリ」は、写真シール作成装置2のゲームで作成した画像を表す。
メールの本文には「撮ったプリを保存しよう」のメッセージが表示され、その下にURL#1が表示される。URL#1は、画像取得サイトにアクセスするために用いられるURLである。
URL#1をタップしたとき、Webブラウザ3Aが起動し、ログイン操作が適宜行われた後、有料会員用の画像取得画面が表示される。
図9は、有料会員用の画像取得画面の表示例を示す図である。
図9に示すように、有料会員用の画像取得画面には、画像管理サーバ1において画像取得画面表示用画像P101として管理されている画像P51乃至P56が表示される。
図9の例においては6枚の画像がサムネイル画像によって表示されているが、1回のゲームで作成される画像の枚数は、写真シール作成装置2の機種によって異なる。ユーザが500円/月の会員であるか、300円/月の会員であるかに応じて、画像取得画面に表示される画像の枚数も異なる。
説明の便宜上、図9に示す画像には編集が施されていないが、ユーザが300円/月の会員である場合には、1回のゲームで作成された編集画像が画像P51乃至P56として表示される。また、ユーザが500円/月の会員である場合には、編集画像である画像P51乃至P56とは別に、画像P51乃至P56の元になった6枚の撮影画像が表示される。
画像P51乃至P56の下には、「プリを全部保存する!」の文字が表示された保存ボタン51が設けられる。保存ボタン51は、画像取得画面に表示されている画像を、全て保存する場合に押下されるボタンである。
また、保存ボタン51の下には、チェックボックス52が設けられ、その隣に、「端末内にも保存する」の文字が表示されている。チェックボックス52は、画像取得画面に表示されている画像をダウンロードして、携帯端末3のローカルストレージLに保存するか否かの選択に用いられる。
チェックボックス52にチェックを入れずに保存ボタン51を押下する操作は、画像取得画面に表示されている画像を、全て、マイページ画面表示用画像P102として保存することを選択する操作となる。
チェックボックス52にチェックを入れずに保存ボタン51が押下された場合、画像管理サーバ1は、画像P51乃至P56を、全て、マイページ画面表示用画像P102として保存し、管理する。
画像P51乃至P56の保存が終了した場合、携帯端末3の画像取得画面には、図10に示すようなポップアップ61が表示される。
ポップアップ61の上方には「マイページにプリを保存しました!」のメッセージが表示され、マイページ画面表示用画像P102として保存されたことがユーザに提示される。ポップアップ61の中央に形成された表示領域61Aには例えば広告が表示される。
図9の説明に戻り、一方、チェックボックス52にチェックを入れた状態で保存ボタン51を押下する操作は、画像取得画面に表示されている画像を、全て、マイページ画面表示用画像P102として保存するとともに、ダウンロードして携帯端末3のローカルストレージLに保存することを選択する操作となる。
すなわち、チェックボックス52にチェックを入れた状態で保存ボタン51を押下する操作が、上述した一括保存機能を利用するための操作となる。
一括保存機能を利用するための操作が行われた場合、画像管理サーバ1は、画像P51乃至P56を、全て、マイページ画面表示用画像P102として保存し、管理する。また、画像管理サーバ1は、画像P51乃至P56を、全て、携帯端末3に送信し、ローカルストレージLに保存させる。
画像P51乃至P56の保存が終了した場合、携帯端末3の画像取得画面には、図11に示すようなポップアップ61が表示される。
ポップアップ61の上方には「マイページと端末内にプリを保存しました!」のメッセージが表示され、マイページ画面表示用画像P102として保存されたことと、携帯端末3のローカルストレージに保存されたことがユーザに提示される。
ユーザは、以上のような画面表示を用いて、一括保存機能を利用することができる。
・無料会員の場合
無料会員の携帯端末3に対しても、図8に示すメールと同様のメールが送信される。URL#1をタップしたとき、Webブラウザ3Aが起動し、ログイン操作が適宜行われた後、無料会員用の画像取得画面が表示される。
図12は、無料会員用の画像取得画面の表示例を示す図である。
図12に示す表示のうち、図9の表示と対応する表示には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図12に示すように、画像P51乃至P56の下に設けられた保存ボタン51には、「プリを全部保存する!」の文字の他に、「月額300円(税抜)」も合わせて表示される。
上述したように、無料会員は、1枚の画像をマイページ画面に保存したり、ダウンロードしたりすることが可能とされる。例えば保存ボタン51が押下された場合、有料会員の登録を案内する画面が表示される。
保存ボタン51の下には、画像P61が画像P51乃至P56より大きいサイズで表示される。画像P61は、無料会員のままで、マイページ画面に保存したり、ダウンロードしたりすることが可能な画像として選択されている画像である。
画像P61の選択は、例えば、写真シール作成装置2のゲーム中に行われる。写真シール作成装置2から画像管理サーバ1に対して送信される画像管理用の情報には、選択された画像を特定するための情報も含まれる。
画像P61の下には、「このプリを保存する!」の文字が表示された保存ボタン53が設けられる。保存ボタン53は、画像P61を保存する場合に押下されるボタンである。
また、保存ボタン53の下には、チェックボックス52が設けられ、その隣に、「端末内にも保存する」の文字が表示されている。チェックボックス52は、画像P61をダウンロードして、携帯端末3のローカルストレージLに保存するか否かの選択に用いられる。
チェックボックス52にチェックを入れずに保存ボタン53を押下する操作は、画像P61を、マイページ画面表示用画像P102として保存することを選択する操作となる。
チェックボックス52にチェックを入れずに保存ボタン53が押下された場合、画像管理サーバ1は、画像P61をマイページ画面表示用画像P102として保存し、管理する。
一方、チェックボックス52にチェックを入れた状態で保存ボタン53を押下する操作は、画像P61を、マイページ画面表示用画像P102として保存するとともに、ダウンロードして携帯端末3のローカルストレージLに保存することを選択する操作となる。
チェックボックス52にチェックを入れた状態で保存ボタン53を押下する操作も、上述した一括保存機能を選択するための操作となる。
一括保存機能を選択するための操作が行われた場合、画像管理サーバ1は、画像P61をマイページ画面表示用画像P102として保存し、管理する。また、画像管理サーバ1は、画像P61を携帯端末3に送信し、ローカルストレージLに保存させる。
ユーザは、以上のような画面を用いて、有料会員の登録をしないでも、一括保存機能を選択し、画像P61を保存することができる。
図9の有料会員用の画像取得画面において一括保存機能を利用したときに、1回の操作で全ての画像が保存されるのではなく、ユーザにより選択された画像だけが保存されるようにしてもよい。
また、マイページ画面表示用画像P102として保存する画像と、ダウンロードして携帯端末3のローカルストレージLに保存する画像とを、それぞれ所定の枚数ずつ選択することができるようにしてもよい。
<<各装置の構成>>
<画像管理サーバの構成>
図13は、画像管理サーバ1のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図13に示すように、画像管理サーバ1はコンピュータから構成される。複数台のコンピュータから画像管理サーバ1が構成されるようにしてもよい。画像管理サーバ1が複数台のコンピュータから構成される場合、それぞれのコンピュータが協働することにより、画像提供サービスを提供するための各種の処理が実現される。
CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103は、バス104により相互に接続される。
バス104には、さらに、入出力インタフェース105が接続される。入出力インタフェース105には、入力部106、出力部107、記憶部108、通信部109、およびドライブ110が接続される。
入力部106は、キーボード、マウスなどより構成される。出力部107は、ディスプレイなどより構成される。
記憶部108は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどより構成される。記憶部108は、CPU101が実行するプログラム、写真シール作成装置2からアップロードされた画像などの、画像提供サービスを提供するために用いられる各種の情報を記憶する。
通信部109は、インターネット11に対するインタフェースである。通信部109は、写真シール作成装置2と通信を行い、写真シール作成装置2からアップロードされた画像を受信する。また、通信部109は、携帯端末3との間で通信を行い、画面表示に用いる情報、ダウンロードすることが選択された画像などの各種の情報を携帯端末3に送信する。
ドライブ110は、リムーバブルメディア111に対するデータの書き込み、リムーバブルメディア111からのデータの読み出しを制御する。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU101が、例えば、記憶部108に記憶されているプログラムをRAM103にロードして実行することにより、画像提供サービスを実現するための処理が行われる。
図14は、画像管理サーバ1の機能構成例を示すブロック図である。
図14に示すように、画像管理サーバ1においては、画像取得部151、画像管理部152、画像記憶部153、表示制御部154、および画像提供部155が実現される。図14に示す機能部のうちの少なくとも一部は、CPU101により所定のプログラムが実行されることによって実現される。
画像取得部151は、写真シール作成装置2からアップロードされ、通信部109において受信された画像を、画像管理用の情報とともに取得する。写真シール作成装置2からは、例えば、写真シール作成装置2のID、ユーザに対して発行されたシールID、携帯端末3のメールアドレスなどの画像管理用の情報とともに、ゲームで作成した画像が送信されてくる。
ユーザに対して発行されたシールIDは1回のゲーム毎に写真シール作成装置2により発行されるIDであり、シール紙の縁などに印刷される。シール紙を受け取ったユーザは、画像管理サーバ1に対するログイン操作を行った後、シール紙の縁を見てシールIDを入力する。シールIDは、ログイン操作を行ったユーザにより作成された画像を特定するために画像管理サーバ1において用いられる。
画像取得部151は、写真シール作成装置2からアップロードされた画像とともに画像管理用の情報を画像管理部152に出力する。
画像管理部152は、画像取得部151から供給された画像を、画像管理用の情報と紐付けて画像記憶部153に記憶させ、管理する。例えば、画像管理部152は、属性を設定することにより、画像記憶部153に記憶させたそれぞれの画像を画像取得画面表示用画像P101として、またはマイページ画面表示用画像P102として管理する。
画像管理部152は、保存する画像として選択されなかった画像を、1週間などの所定の期間の経過後に消去する。
また、画像管理部152は、それぞれのユーザのユーザID、パスワードなどの情報を管理する。これらの情報は、会員登録時などにユーザにより入力された情報である。
画像管理部152は、あるユーザによりログイン操作が行われ、シールIDが入力された場合、入力されたシールIDと紐付けて管理している画像を、ログインしたユーザが作成した画像として特定する。画像管理サーバ1においては、このようにして、それぞれのユーザにより作成された画像が特定され、それ以降、ユーザIDなどの情報などとともに紐付けて管理される。
画像管理部152は、ログイン操作を行ったユーザの画像を表示制御部154に出力する。また、画像管理部152は、ダウンロードすることが選択された画像を画像提供部155に出力する。
画像記憶部153は、写真シール作成装置2からアップロードされた画像を、画像管理用の情報とともに記憶する。画像記憶部153に記憶されている画像は、適宜、画像管理部152により読み出される。
表示制御部154は、上述したような画面を、画像管理部152から供給された画像などに基づいて携帯端末3に表示させる。また、表示制御部154は、携帯端末3の画面表示をユーザの操作などに応じて制御する。
画像提供部155は、携帯端末3において所定の画像のダウンロードが選択された場合、通信部109を制御し、ダウンロードすることが選択された画像を携帯端末3に送信する。
<携帯端末の構成>
図15は、携帯端末3の構成例を示すブロック図である。
図15に示すように、携帯端末3には、ディスプレイ21の他に、制御部201、通信部202、メモリ203、および操作部204が設けられる。
制御部201は、CPU,ROM,RAMなどよりなり、所定のプログラムを実行することによって、携帯端末3の全体の動作を制御する。
制御部201においては、Webブラウザ3Aが実行されることにより、表示制御部201Aが実現される。表示制御部201Aは、通信部202を制御して画像管理サーバ1と通信を行い、画像管理サーバ1から送信されてきた情報に基づいて、上述したような画像取得画面やマイページ画面をディスプレイ21に表示させる。
通信部202は、インターネット11を介して画像管理サーバ1との間で通信を行う。通信部202は、画像管理サーバ1から送信されてきた情報を受信し、制御部201に出力する。また、通信部202は、制御部201から供給された情報を画像管理サーバ1に対して送信する。
メモリ203は、フラッシュメモリなどより構成される。メモリ203が、携帯端末3のローカルストレージLに相当する。着脱可能なメモリカードが携帯端末3に装着されている場合、メモリカードがローカルストレージLとして用いられるようにしてもよい。
メモリ203は、画像管理サーバ1からダウンロードされた画像、制御部201が実行するアプリケーションなどの各種の情報を記憶する。
操作部204は、各種のボタンやディスプレイ21に重ねて設けられたタッチパネルより構成され、ユーザの操作の内容を表す信号を制御部201に出力する。
ディスプレイ21はLCDなどよりなり、各種の情報を表示する。ディスプレイ21には、画像管理サーバ1から送信され、通信部202において受信された情報に基づいて上述したような画面が表示される。
<<各装置の構成>>
<画像管理サーバの動作>
ここで、図16のフローチャートを参照して、画像提供サービスを提供する画像管理サーバ1の処理について説明する。
ステップS1において、画像管理サーバ1の画像取得部151は、写真シール作成装置2からアップロードされ、通信部109において受信された画像を取得する。
ステップS2において、画像管理部152は、画像取得部151により取得された画像を画像記憶部153に出力し、画像取得画面表示用画像P101として記憶させる。
ステップS3において、画像管理部152は、Webブラウザ3Aを起動させた携帯端末3からのアクセスを受け付ける。上述したように、携帯端末3によるアクセスは、画像管理サーバ1が送信したメールに含まれるURLを用いて行われる。
ステップS4において、画像管理部152は、携帯端末3のユーザによりログイン操作が行われた場合、ログインしたユーザの会員属性をユーザIDとパスワードに基づいて特定する。
ステップS5において、画像管理部152は、携帯端末3のユーザが有料会員であるか否かを判定する。
有料会員であるとステップS5において判定された場合、ステップS6において、表示制御部154は、各種の情報を携帯端末3に送信し、有料会員用の画像取得画面を表示させる。ここで携帯端末3に表示される画像取得画面は、図9を参照して説明した画面となる。
ステップS7において、画像管理部152は、一括保存機能がユーザにより選択されたか否か判定する。
画像取得画面(図9)のチェックボックス52にチェックを入れた状態で保存ボタン51を押下する操作が行われことから、一括保存機能が選択されたとステップS7において判定された場合、処理はステップS8に進む。
ステップS8において、画像管理部152は、画像取得画面に表示させている画像を、全て、マイページ画面表示用画像P102として記憶させるとともに、画像提供部155から携帯端末3に対して送信させる。画像提供部155から送信された画像は、携帯端末3において受信され、メモリ203に保存される。
一方、一括保存機能が選択されていないとステップS7において判定された場合、ステップS9において、画像管理部152は、画像取得画面に表示させている画像の中からユーザにより選択された画像をマイページ画面表示用画像P102として記憶させる。
このように、画像取得画面においては、保存する画像を個別に選択することも可能とされる。有料会員であるユーザは、画像取得画面に表示されている画像を何枚でも保存することができる。
携帯端末3のユーザが有料会員ではなく無料会員であるとステップS5において判定された場合、ステップS10において、表示制御部154は、各種の情報を携帯端末3に送信し、無料会員用の画像取得画面を表示させる。ここで表示される画像取得画面は、図12を参照して説明した画面となる。
ステップS11において、画像管理部152は、一括保存機能がユーザにより選択されたか否か判定する。
画像取得画面(図12)のチェックボックス52にチェックを入れた状態で保存ボタン53を押下する操作が行われことから、一括保存機能が選択されたとステップS11において判定された場合、処理はステップS12に進む。
ステップS12において、画像管理部152は、ゲーム中にユーザにより選択された1枚の画像をマイページ画面表示用画像P102として記憶させるとともに、画像提供部155から携帯端末3に対して送信させる。画像提供部155から送信された画像は、携帯端末3において受信され、メモリ203に保存される。
一方、一括保存機能が選択されていないとステップS11において判定された場合、ステップS13において、画像管理部152は、ゲーム中にユーザにより選択された1枚の画像をマイページ画面表示用画像P102として記憶させる。
ステップS8,S12において一括保存機能により画像の保存が行われた場合、または、ステップS9,S13において、選択された画像の保存が行われた場合、画像管理サーバ1の処理は終了となる。
<携帯端末の動作>
次に、図17のフローチャートを参照して、画像提供サービスを利用する携帯端末3の処理について説明する。
ステップS21において、携帯端末3の制御部201は、Webブラウザ3Aを起動させ、画像管理サーバ1にアクセスする。
ステップS22において、制御部201は、ユーザによる操作に基づいて、ログイン用の情報を画像管理サーバ1に送信する。ログイン用の情報を送信することに応じて、画像取得画面の表示用の情報が画像管理サーバ1から送信されてくる。
ステップS23において、表示制御部201Aは、画像管理サーバ1から送信されてきた情報に基づいて画像取得画面を表示させる。ここでは、有料会員用または無料会員用の画像取得画面がユーザの会員属性に応じて表示される。
ユーザは、画像取得画面の表示を見て、一括保存機能を利用したり、保存する画像を個別に選択したりすることができる。
ステップS24において、制御部201は、ユーザの操作の内容を表す情報を画像管理サーバ1に送信する。
ステップS25において、制御部201は、ダウンロードされた画像が画像管理サーバ1から送信されてきたか否かを判定する。
画像が送信されてきたとステップS25において判定した場合、ステップS26において、制御部201は、送信されてきた画像を受信する。
ステップS27において、制御部201は、受信した画像をメモリ203に出力し、記憶させる。これにより、ダウンロードされた画像がローカルストレージLに保存された状態となる。
画像取得画面において一括保存機能が選択されていないことから、画像管理サーバ1から画像が送信されてこないとステップS25において判定された場合、ステップS26,S27の処理はスキップされる。
ステップS28において、表示制御部201Aは、画像取得画面の表示を終了させるか否かを判定し、表示を終了させないと判定した場合、ステップS23に戻り、画像取得画面の表示を継続する。
一方、画像取得画面の表示を終了させるとステップS28において判定された場合、携帯端末3の処理は終了となる。
その後、マイページ画面の表示、マイページ画面からの画像のダウンロードなどの処理がユーザの操作に応じて行われる。
以上の処理により、有料会員であるユーザは、チェックボックス52にチェックを入れた後、保存ボタン51を押下するといった1回の操作で、画像取得画面に表示されている画像を、全て、マイページ画面表示用画像P102として保存するとともに、ダウンロードして携帯端末3のローカルストレージLに保存することができる。
また、無料会員であるユーザは、チェックボックス52にチェックを入れた後、保存ボタン53を押下するといった1回の操作で、画像取得画面に表示されている1枚の画像を、マイページ画面表示用画像P102として保存するとともに、ダウンロードして携帯端末3のローカルストレージLに保存することができる。
一括保存機能を利用することにより、ユーザは、写真シール作成装置2から画像管理サーバ1にアップロードされた画像を、携帯端末3に容易にダウンロードすることができる。
<<その他>>
一括保存機能を利用した場合の画像の保存先が、マイページ画面とローカルストレージLの2箇所であるものとしたが、3箇所以上であってもよい。3箇所目以上の保存先として、例えば、携帯端末3とは異なる装置の記憶媒体を指定したり、SNS(Social Networking Service)サービスのアカウントと紐付けて保存することを指定したりすることができるようにしてもよい。
携帯端末3にインストールされた専用のアプリケーションの画面として、以上のような画像取得画面とマイページ画面が表示されるようにしてもよい。この場合、専用のアプリケーションは、例えば、画像提供サービスを提供する事業者により提供される。
画像取得画面に設けられたボタンを押下するといった1回の操作に応じて一括保存機能による画像の保存が行われるものとしたが、2回以上の操作に応じて一括保存機能による画像の保存が行われるようにしてもよい。また、一括保存機能を利用するための操作が、画像取得画面に設けられたボタンを押下する操作以外の操作によって行われるようにしてもよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、汎用のパーソナルコンピュータなどにインストールされる。
インストールされるプログラムは、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)や半導体メモリなどよりなる図13に示されるリムーバブルメディア111に記録して提供される。また、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供されるようにしてもよい。プログラムは、ROM102や記憶部108に、あらかじめインストールしておくことができる。
コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
なお、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本技術は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。