JP7277698B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、センサを備えた乗物用シートに係り、特に乗員を検知する乗員検知センサを備えた乗物用シートに関する。
自動車などの乗物用シートにおいて、乗員の着座を検知する乗員検知センサが搭載されたものが公知である。乗員検知センサは、シートベルトリマインダや、乗員拘束装置を作動させるため、乗員の有無を検知するのに用いられる。例えば、特許文献1には、クッションフレームのパンフレームと連結パイプとの間に、ワイヤ状部材としての複数のシートスプリングが左右に並んで架設されており、隣接するシートスプリングを連結する板状の連結部材の上に乗員検知センサを配置した乗物用シートが記載されている。
特許文献1に記載の乗物用シートにおいて、複数の連結部材のうち、乗員検知センサが配置されているもの以外の連結部材には、シートスプリングの下側に配索される電線やハーネス等が取り付けられるクリップ部材を固定するためのクリップ取付部(貫通孔)が設けられている。
特開2016-144985号公報
特許文献1の技術では、クッション部材の下面が乗員検知センサを押すことによって乗員検知センサがオン状態となるが、クリップ取付部においてクリップ部材が上方に突出している場合、乗員が着座してクッション部材が下方へと押された際に、クリップ部材がクッション部材を上方へと押し返して、乗員検知センサの感度が悪化する可能性があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、クッション部材に向かう方向に突出したクリップ部材を備える場合であっても、乗員検知センサなどのセンサの感度が悪化することのない乗物用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、シートフレームと、前記シートフレームの上に配置された、乗員の荷重を受けるための受圧部材と、前記受圧部材の上に配置されたパッド部材と、を備え、前記受圧部材の上に、乗員から得られる情報を検出するためのセンサが設けられており、前記受圧部材の裏面には、電装部材と、前記電装部材に連結されたハーネスが設けられており、前記ハーネスには、クリップ部材が取り付けられており、前記受圧部材には、前記クリップ部材が取り付けられるクリップ取付部が設けられており、前記パッド部材は、前記クリップ取付部と対向する位置に逃げ部を備え、前記逃げ部は、前記パッド部材の前記センサに対向する領域を避けて配置されていることにより解決される。
上記のように構成された本発明の乗物用シートでは、クリップ部材が取り付けられるクリップ取付部と対向する位置において、パッド部材が逃げ部を備えているため、乗員が着座してクッション部材が下方へと押された際に、クリップ部材がクッション部材を上方へと押し返すことが抑制されるので、乗員検知センサなどのセンサの感度が悪化してしまうことを抑制することが可能となる。
また、上記の構成において、前記受圧部材は、前記シートフレームに架設された複数のワイヤ部材と、複数の前記ワイヤ部材を連結する連結部材と、を備え、前記クリップ取付部は、前記連結部材に設けられているとよい。
上記の構成では、ワイヤ部材を連結する連結部材にクリップ取付部が設けられているため、クリップ部材を取り付ける作業が容易なものとなる。
また、上記の構成において、前記受圧部材は、全体が板状部材で構成されているとよい。
上記の構成では、全体が板状部材で構成された受圧部材にクリップ取付部が設けられているため、クリップ部材を取り付ける作業が容易なものとなる。
また、上記の構成において、前記逃げ部は、前記パッド部材に設けられた凹部であるとよい。
上記の構成では、パッド部材に逃げ部を形成することが容易なものとなる。
また、上記の構成において、前記パッド部材は、硬度又は密度の異なる複数の部分から構成されており、前記逃げ部は、前記複数の部分の境界を避けて配置されているとよい。
上記の構成では、硬度又は密度の異なる複数の部分から構成されたパッド部材に逃げ部を形成することが容易なものとなる。
また、前記クリップ取付部は、前記センサに隣接する位置に配置されているとよい。
上記の構成では、センサの感度が悪化してしまうことを抑制することが可能となる。
また、記凹部は複数設けられており、複数の前記凹部のうちの2つは、前記センサを挟むように配置されているとよい。
上記の構成では、センサの感度が悪化してしまうことを抑制することが可能となる。
また、前記電装部材はブロアであり、前記ブロアは、前記逃げ部と対向する位置を避けて配置されているとよい。
上記の構成では、ブロアとクリップ部材の取付位置が近くなりすぎることによってハーネスが屈曲しすぎてしまうことが回避される。
また、前記電装部材はECUであり、前記ECUは、前記逃げ部と対向する位置を避けて配置されているとよい。
上記の構成では、ECUとクリップ部材の取付位置が近くなりすぎることによってハーネスが屈曲しすぎてしまうことが回避される。
本発明の乗物用シートによれば、クリップ部材が取り付けられるクリップ取付部と対向する位置において、パッド部材が逃げ部を備えているため、乗員が着座してクッション部材が下方へと押された際に、クリップ部材がクッション部材を上方へと押し返すことが抑制されるので、乗員検知センサなどのセンサの感度が悪化してしまうことを抑制することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、ワイヤ部材を連結する連結部材にクリップ取付部が設けられているため、クリップ部材を取り付ける作業が容易なものとなる。
また、本発明の乗物用シートによれば、全体が板状部材で構成された受圧部材にクリップ取付部が設けられているため、クリップ部材を取り付ける作業が容易なものとなる。
また、本発明の乗物用シートによれば、パッド部材に逃げ部を形成することが容易なものとなる。
また、本発明の乗物用シートによれば、硬度又は密度の異なる複数の部分から構成されたパッド部材に逃げ部を形成することが容易なものとなる。
また、本発明の乗物用シートによれば、パッド部材がセンサを押さないという事態が発生し、センサが乗員から得られる情報を検出できなくなってしまうことが抑制される。
また、本発明の乗物用シートによれば、センサの感度が悪化してしまうことを抑制することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、ブロアとクリップ部材の取付位置が近くなりすぎることによってハーネスが屈曲しすぎてしまうことが回避される。
また、本発明の乗物用シートによれば、上記の構成では、ECUとクリップ部材の取付位置が近くなりすぎることによってハーネスが屈曲しすぎてしまうことが回避される。
本発明の第一及び第二の実施形態に係る車両用シートの外観図である。 本発明の第一の実施形態に係る車両用シートが備えるシートクッションフレームの斜視図である。 本発明の第一の実施形態に係る車両用シートが備えるシートクッションフレームの上面図である。 本発明の第一の実施形態に係る車両用シートが備えるシートクッションパッドの下面図である。 図4のA-A断面図である。 本発明の第一の実施形態に係る車両用シートが備えるシートクッションフレームにシートクッションパッドを載置した状態における下面図であって、クリップ部材とシートクッションパッドの凹部の位置関係を示す模式的説明図である。 本発明の第二の実施形態に係る車両用シートが備えるシートクッションフレームの斜視図である。 乗員検知センサが取り付けられた取付ブラケットを凹部に取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の第二の実施形態に係る車両用シートが備えるシートクッションフレームにシートクッションパッドを載置した状態におけるクリップ部材とシートクッションパッドの凹部の位置関係を示す模式的説明図である。 変形例に係るシートクッションパッドの下面を示す模式図である。 変形例に係るシートクッションパッドの下面を示す模式図である。 変形例に係るシートクッションパッドの下面を示す模式図である。 変形例に係るシートクッションパッドの下面を示す模式図である。 本発明の第一の実施形態の変形例に係る車両用シートの外観図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係る乗物用シートの構成について図面を参照しながら説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。また、以下の説明中、シート構成部品の材質、形状及び大きさに関する内容は、あくまでも具体例の一つに過ぎず、本発明を限定するものではない。
なお、以下では、乗物用シートの一例として車両に搭載される車両用シートを挙げ、その構成例について説明することとする。ただし、本発明は、自動車・自動二輪車・鉄道など車輪を有する地上走行用乗物に搭載される車両用シートに限定されるものではなく、例えば、地上以外を移動する航空機や船舶などに搭載されるシートにも適用され得る。
以下の説明中、「シート前後方向」とは、車両用シートの着座者から見たときの前後方向を意味し、車両の走行方向と一致する方向である。また、「シート幅方向」とは、車両用シートの横幅方向を意味し、車両用シートの着座者から見たときの左右方向と一致する。また、「上下方向」とは、車両用シートの高さ方向を意味し、車両用シートを正面から見たときの上下方向と一致している。
<車両用シートSの構成>
図1には、第一及び第二の実施形態に係る車両用シートSの斜視図を示す。なお、図1中、車両用シートSの一部については、図示の都合上、トリムカバーを外した構成にて図示している。本実施形態の車両用シートSは、図1に示すように、着座者の臀部を支える着座部分となるシートクッション1、着座者の背部を支える背もたれ部分となるシートバック2、及び、シートバック2の上部に配され、着座者の頭部を支えるヘッドレスト3を主な構成要素とする。
シートクッション1は、乗員を下方から支持する着座部である。シートクッション1は、図2に示す骨格となるシートクッションフレームFに、シートクッションパッド1aを載置して、シートクッションパッド1aをトリムカバー1bによって被覆して構成されている。
シートバック2は、乗員の背中を後方から支持する背もたれ部である。シートバック2は、不図示のシートバックフレームに、シートバックパッド2aを載置して、シートバックパッド2aをトリムカバー2bで被覆して構成されている。
ヘッドレスト3は、乗員の頭を後方から支持する頭部支持部である。ヘッドレスト3は、芯材となる不図示のヘッドレストピラーにヘッドレストパッド3aを載置して、ヘッドレストパッド3aをトリムカバー3bで被覆して構成されている。
<第一の実施形態に係るシートクッションフレームF>
図2に示すように、第一の実施形態に係るシートクッションフレームFは、左右に離間して配置された一対のサイドフレーム11と、一対のサイドフレーム11の前端部同士を連結するパンフレーム12と、一対のサイドフレーム11の後端部同士を連結する連結パイプ13とを有し、これらが溶接などによって一体に結合された枠状に形成されている。サイドフレーム11およびパンフレーム12は、金属板をプレス加工するなどして形成され、連結パイプ13は、金属パイプから形成されている。
シートクッションフレームFのパンフレーム12と連結パイプ13との間には、ワイヤ状部材としての複数のシートスプリング20が架設されている。具体的には、4本のシートスプリング20A~20Dがシート幅方向に並んで配置されており、各シートスプリング20の前端がパンフレーム12に掛止され、後端が連結パイプ13に掛止されることで、シート前後方向(換言するとシート幅方向と直交する方向)に架設されている。
各シートスプリング20は、金属線を左右に蛇行するように屈曲してなるバネである。各シートスプリング20は、シート幅方向(複数のシートスプリング20が並ぶ方向)に延びる部分である8つの左右延設部21と、シート前後方向(シートスプリング20が架設された方向)に延びる部分である7つの前後延設部22と、連結パイプ13に掛止されるパイプ掛止部23とを有している。左右延設部21は、前後に並んで配置されている。最も前の左右延設部21は、パンフレーム12に形成されたフック部12Hに掛止されている。前後延設部22は、隣接する左右延設部21の端部同士を連結するように設けられ、左右交互に配置されている。パイプ掛止部23は、最も後の左右延設部21の端部から上方に延び、上端部がフック状に湾曲するように形成されている。
シートスプリング20は、複数の連結部材30A~30Fによって連結されている。各連結部材30A~30Fは、樹脂製であり、インサート成形によりシートスプリング20A~20Dと一体に成形されている。ここで、図2に示すように、最も後方に配置された連結部材30Aは、シートスプリング20A,20Bの後端同士またはシートスプリング20C,20Dの後端同士を連結する部材である。より詳細には、連結部材30Aは、パイプ掛止部23の連結パイプ13に接触する部分を覆った状態で、シートスプリング20A,20Bのパイプ掛止部23同士またはシートスプリング20C,20Dのパイプ掛止部23同士を連結するように形成されている。
連結部材30Bは、シートスプリング20A~20Dの後端部同士を連結する部材である。より詳細には、連結部材30Bは、シートスプリング20A~20Dの最も後の左右延設部21と前後延設部22の後端部とを覆った状態で、これらを連結するように形成されている。
連結部材30Cは、シートスプリング20B,20Cの後端部同士を連結する部材である。また、連結部材30Cの左右に配置された連結部材30Dは、シートスプリング20Aまたはシートスプリング20Dの最も後の前後延設部22と後から2番目の左右延設部21を連結するように形成されている。
連結部材30Eは、シートスプリング20A~20Dの前後方向における略中央部同士を連結する部材である。連結部材30C,30D,30Eには、クリップ取付部としての貫通孔33が形成されており、貫通孔33には、クリップ部材34を取り付けることが可能となっている。ここで、図2に示すように、クリップ部材34は、連結部材30Eからシート上下方向における上方に突出しており、その周囲の領域よりも高さが高くなっている。また、クリップ部材34の下部には、シート上下方向において、連結部材30E及びシートスプリング20A~20Dの下側に配索される電線やハーネス等を取り付けることが可能となっている。
最も前方に配置された連結部材30Fは、シートスプリング20B,20Cの前端部同士を連結する部材である。より詳細には、連結部材30Fは、略板状の本体部31を有し、本体部31が、隣接するシートスプリング20B,20Cの前から2番目の前後延設部22同士を連結するように形成されている。さらに、本体部31は、シートスプリング20Bの前から2番目と3番目の左右延設部21同士を連結するとともに、シートスプリング20Cの前から2番目と3番目の左右延設部21同士を連結するように形成されている。
連結部材30Fは、本体部31の前側に、左右に離間して配置された一対の被覆部32を有している。被覆部32は、シートスプリング20B,20Cの最も前の左右延設部21と前後延設部22を覆うように形成され、本体部31と一体に成形されている。なお、シートスプリング20A,20Dの最も前の左右延設部21と前後延設部22、前から2番目の左右延設部21と前後延設部22、および、前から3番目の左右延設部21は、樹脂製の被覆部30Gによって覆われている。
連結部材30Fは、シートクッションS1のシート幅方向中央に設けられ、その一部がパンフレーム12に接触してパンフレーム12に支持されている。このような構成により、シートスプリング20B,20Cは、連結部材30Fを介してパンフレーム12に接触して支持されている。
そして、連結部材30Fには、乗員が座ったときに作動することで乗員の有無を検知するように構成された乗員検知センサ40が設けられている。乗員検知センサ40としては、従来公知の一般的な感圧センサなどを用いることが可能である。乗員が車両用シートSに着座することで、後述するシートクッションパッド1aの下面62が乗員検知センサ40の上面を押すことによって乗員検知センサ40がオン状態となる。
<シートクッションパッド1a>
図4に、本実施形態に係る車両用シートSが備えるシートクッションパッド1aの下面図を示し、図5に、図4のA-A断面図を示す。図4及び図5に示すように、シートクッションパッド1aは、乗員を支持する着座面側の上面61と、該上面と反対側の下面62を備えている。そしてシートクッションパッド1aの下面62には、逃げ部としての凹部62aが形成されている。より詳細には、シートクッションパッド1aの下面62には、下面62から上面61に向かう方向に窪んだ凹部62aが形成されている。換言すると、凹部62aは、その周囲よりも上面61と下面62との間の距離が短くなっている。
図6は、シートクッションフレームFにシートクッションパッド1aを載置した状態における下面図であって、クリップ部材34とシートクッションパッド1aの凹部62aの位置関係を示す模式的説明図である。図6に示すように、シートクッションパッド1aは、クリップ取付部としての貫通孔33が設けられた連結部材30Eと対向する位置に逃げ部としての凹部62aを備えている。したがって、逃げ部としての凹部62aが、シートクッションパッド1aにおいて乗員検知センサ40に対向する領域を避けて配置されることになる。
このように、本実施形態に係る車両用シートSでは、クリップ部材34が取り付けられる貫通孔33と対向する位置において、シートクッションパッド1aが逃げ部としての凹部62aを備えている。より詳細には、本実施形態に係る車両用シートSでは、シートクッションフレームFの前方に設けられたパンフレーム12と、シートクッションフレームFの後方に設けられた連結パイプ13との間に架設されたシートスプリング20A~20Dと、シートスプリング20A~20Dを連結する連結部材30A~30Fと、を備え、連結部材30C,30D,30Eには、クリップ取付部としての貫通孔33が形成されており、クリップ部材34が取り付けられる貫通孔33と対向する位置において、シートクッションパッド1aが逃げ部としての凹部62aを備えている。なお、本実施形態において、連結部材30C,30D,30E及びシートスプリング20A~20Dが受圧部材を構成している。
上記の様な構成によれば、乗員が着座してシートクッションパッド1aが下方へと押された際に、クリップ部材34がシートクッションパッド1aを上方へと押し返すことが抑制される。したがって、乗員が車両用シートSに着座した際に、シートクッションパッド1aの下面62が、乗員検知センサ40の上面を適切に押すこととなるので、乗員検知センサ40などのセンサの感度が悪化してしまうことが抑制される。また、シートスプリング20A~20Dを連結する連結部材30C,30D,30Eにクリップ取付部としての貫通孔33が設けられているため、クリップ部材34を取り付ける作業が容易なものとなっている。
また、本実施形態に係る車両用シートSでは、逃げ部としての凹部62aが、シートクッションパッド1aにおいて乗員検知センサ40に対向する領域を避けて配置されているため、シートクッションパッド1aの下面62が乗員検知センサ40を押さないという事態が発生し、乗員検知センサ40が乗員から得られる情報を検出できなくなってしまうことが抑制される。
また、本実施形態に係る車両用シートSでは、図2及び図3に示すように、クリップ取付部としての貫通孔33が、乗員検知センサ40に隣接する位置に配置されているため、センサの感度が悪化してしまうことが抑制される。
<第二の実施形態に係るシートクッションフレームF>
第一の実施形態に係る車両用シートSのシートクッションフレームFは、受圧部材としてシートスプリング及び連結部材を備えた例を説明したが、第二の実施形態では、受圧部材として全体が板状部材で構成されたパンフレームを備えたシートクッションフレームについて説明する。
以下、本発明の第二の実施形態に係るシートクッションフレームについて図7及び図8を参照して説明する。第一の実施形態と異なる構成のみ説明し、それ以外の構成については、第一の実施形態の構成と同様であるため、説明を省略する。
図7に、第二の実施形態に係るシートクッションフレームF2の斜視図を示す。図7に示すように、シートクッションフレームF2は、左右一対のサイドフレーム217と、各サイドフレーム217の前端部や後端部をそれぞれ連結する連結部材218(前端部側の連結部材218はパンフレーム219の下側に配置されている。)と、各サイドフレーム217及び各連結部材218の間に架設されているパンフレーム219と、から主に構成されている。
受圧部材としてのパンフレーム219は、全体が板状部材で構成されている。パンフレーム219の上面には凹部220が設けられており、その凹部220内に乗員検知センサ240が配置されている。乗員検知センサ240を凹部220に直接取り付けることも可能であるが、本実施形態では、乗員検知センサ240は取付ブラケット241に固定され、乗員検知センサ240が固定された取付ブラケット241が凹部220内に配置されるようになっている。
図7に示すように、パンフレーム219には、乗員検知センサ240の周囲にクリップ取付部としての貫通孔219Bが形成されており、貫通孔219Bには、クリップ部材34を取り付けることが可能となっている。
図7および図8に示すように、乗員検知センサ240には、乗員検知センサ240を、外部装置(図示省略。電源装置や乗員検知センサ240からの信号の処理装置等)と電気的に接続するハーネス240Aが接続されている。パンフレーム219には、開口部219Aが設けられており、開口部19Aにハーネス240Aを挿通することでハーネス240AをシートクッションフレームF2の下側に導かれている。図8に示すように、乗員検知センサ240の上面は、その周囲の領域におけるパンフレーム219の上面よりも高い位置に配置されている。
図9は、シートクッションフレームF2にシートクッションパッド1aを載置した状態におけるクリップ部材34とシートクッションパッド1aの凹部62aの位置関係を示す模式的説明図である。図9に示すように、シートクッションパッド1aは、クリップ取付部としての貫通孔219Bと対向する位置に逃げ部としての凹部62aを備えている。より詳細には、4つの貫通孔219Bの内、シート幅方向に設けられた2つの貫通孔219Bと対向する位置に凹部62aがそれぞれ設けられている。
第二の実施形態に係る車両用シートでは、受圧部材としてのパンフレーム219の上に、乗員から得られる情報を検出するための乗員検知センサ240が設けられており、シートクッションパッド1aの下面62に複数設けられた凹部62aのうちの2つが、シート幅方向において乗員検知センサ240を挟むように配置されている。このような構成によれば、乗員検知センサ240の感度が悪化してしまうことが抑制される。
<変形例>
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。上記の実施形態では、乗員検知センサなどのセンサがシートクッションに設けられ、逃げ部が設けられたパッド部材がシートクッションパッドである例を示したが、シートバックに乗員検知センサを設け、シートバックパッドに逃げ部を設ける構成とすることも可能である。
また、上記の実施形態では、センサが乗員検知センサである例を示したが、クッション部材の下面がセンサの上面を押すことによって乗員から得られる情報を検出する方式のセンサや、クッション部材の下面がセンサの上面と当接した状態で乗員から得られる情報を検出する方式のセンサであれば、他のセンサを用いることも可能である。
次に、図10乃至図12に基づいて、本実施形態の変形例に係るシートクッションパッド1Xaについて説明をする。図6及び図7に示されるように、シートクッションパッド1Xaは、それぞれ異なる材料により成形される前方クッション領域63Xと後方クッション領域64Xを備え、前方クッション領域63Xと後方クッション領域64Xとの境を境界部65Xとする。前方クッション領域63Xは、後方クッション領域64Xよりも前方に位置している。
前方クッション領域63X及び後方クッション領域64Xは、発泡成形時の硬度、密度、反発弾性率等の性能が異なるように成形される同一の原料からなる部材としてもよいし、発泡成形時の硬度、密度、反発弾性率等の性能が異なる原料でそれぞれ成形した部材としてもよいし、構造の異なる3次元網状弾性体等としてもよい。例えば、前方クッション領域63X及び後方クッション領域64Xは、ポリウレタン(PUR)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のうちそれぞれ異なる合成樹脂原料により成形することとしてよい。
例えば、後方クッション領域64Xの硬度が、前方クッション領域63Xの硬度よりも高くなるように両者の材料を選択することとしてよい。この場合の一例としては、後方クッション領域64XをPP(ポリプロピレン)ビーズ発泡により成形し、前方クッション領域63Xをポリウレタンフォームにより成形することとしてよい。
なお、前方クッション領域63X及び後方クッション領域64Xの境界部65Xは、図10に示す例では、シートクッションパッド1Xaの下面視において波状としたが、これに限られずその他の曲線状、直線状、又は2以上の異なる曲線、直線の組み合わせからなる複合形状(例えば折線等)に形成しても構わない。
図10に示す例では、境界部65Xが逃げ部としての凹部62Xaと重なっていたが、図11や図12に示すように、境界部65Xが凹部62Xaと重ならないように形成されていてもよい。また、境界部65Xが乗員検知センサなどのセンサと重なっていてもよいし、重なっていなくてもよい。逃げ部としての凹部62Xaが、境界部65Xを避けて配置されている場合、硬度又は密度の異なる複数の部分から構成されたシートクッションパッド1Xaに凹部62Xaを形成することが容易なものとなる。
さらに、図13に示すように、シートクッションパッド1Xaの硬度をシート上下方向で異なるように形成することも可能である。例えば、上方クッション領域66Xの硬度が、下方クッション領域67Xの硬度よりも低くなるように両者の材料を選択することとしてよいし、上方クッション領域66Xの硬度が、下方クッション領域67Xの硬度よりも高くなるように両者の材料を選択することとしてよい。
このとき、図13に示すように、逃げ部としての凹部62Xaが、下方クッション領域67Xのみに設けられていてもよいし、上方クッション領域66X及び下方クッション領域67Xの両方に跨って設けられていてもよい。上方クッション領域66Xの硬度が、下方クッション領域67Xの硬度よりも低くなる場合において、凹部62Xaが、下方クッション領域67Xのみに設けられている場合、センサが硬度の高い下方クッション領域67Xに接触することとなり、凹部62Xaが、上方クッション領域66X及び下方クッション領域67Xの両方に跨って設けられている場合、センサが硬度の低い上方クッション領域66Xに接触することとなる。
また、第一の実施形態に係る車両用シートSにおいて、図14に示すように、ブロア300及びEUC301を設ける構成とすることも可能である。ブロア300は、シートクッションパッド1Yaの内部に空気を流通させるために設けられており、ECU301は、ブロア300と不図示のハーネスで連結されており、ブロア300の制御を行う制御部として設けられている。具体的には、シートクッションパッド1Yaは、図14に示すように、内部に形成された通気路302と上面に形成された複数の送風口303を有し、ブロア300から通気路302内に送り込まれた空気を矢印で示すように送風口303から乗員に向けて送風可能に構成されている。ブロア300及びEUC301は、受圧部材としてのシートスプリング20や連結部材30A~30Fの裏面に設けられている。
ブロア300及びEUC301には、ブロア300やEUC301を、他の装置(図示省略)と電気的に接続する不図示のハーネスが連結されており、該ハーネスがクリップ部材34の下方部分に取り付けられている。このとき、ブロア300及びEUC301は、車両用シートSの前方において不図示のシートクッションフレームに取り付けられている。つまり、ブロア300及びEUC301が、逃げ部としての凹部62aと対向する位置(換言すると、クリップ部材を取り付けるためのクリップ取付部と対向する位置)を避けて配置されているので、ブロア300とクリップ部材34の取付位置が近くなりすぎたり、ECU301とクリップ部材34の取付位置が近くなりすぎたりすることによってハーネスが屈曲しすぎてしまうことが回避される。
また、シートクッションパッド1Yaは、シート上下方向において、乗員検知センサなどのセンサの上に通気路302を備えない構成としたり、乗員検知センサなどのセンサの上に通気路302を備える構成としたりすることが可能である。また、シートクッションパッド1Yaは、シート上下方向において、通気路302と重なる位置に逃げ部を備えない構成としたり、通気路302と重なる位置に逃げ部を備える構成としたりすることが可能である。
また、第二の実施形態に係る車両用シートSにおいて、図8に示すように、乗員検知センサ240が取付ブラケット241に固定され、乗員検知センサ240が固定された取付ブラケット241が凹部220内に配置されるようになっていたが、乗員検知センサ240の取付態様はこれに限定されるものではない。
例えば、取付ブラケット241をパンフレーム219に対してビス止めすることも可能である。また、取付ブラケット241の端部をパンフレーム219に対してかしめることで係止することも可能である。さらに、取付ブラケット241を用いることなく、パンフレーム219に乗員検知センサ240を直張りするように構成してもよい。
S 車両用シート(乗物用シート)
1 シートクッション
1a,1Xa,1Ya シートクッションパッド(パッド部材)
1b トリムカバー
2 シートバック
2a シートバックパッド(パッド部材)
2b トリムカバー
3 ヘッドレスト
3a ヘッドレストパッド
3b トリムカバー
F シートクッションフレーム
11 サイドフレーム
12 パンフレーム
13 連結パイプ
20 シートスプリング(受圧部材,ワイヤ部材)
21 左右延設部
22 前後延設部
23 パイプ掛止部
30A~30F 連結部材(受圧部材)
31 本体部
32 被覆部
33 貫通孔(クリップ取付部)
34 クリップ部材
40 乗員検知センサ(センサ)
1a,1Xa シートクッションパッド(パッド部材)
61 上面
62 下面
62a,62Xa 凹部(逃げ部)
63X 前方クッション領域
64X 後方クッション領域
65X 境界部
66X 上方クッション領域
67X 下方クッション領域
F2 シートクッションフレーム
217 サイドフレーム
218 連結部材
219 パンフレーム(受圧部材)
219A 開口部
219B 貫通孔(クリップ取付部)
220 凹部
240 乗員検知センサ
240A ハーネス
241 取付ブラケット
300 ブロア
301 EUC
302 通気路
303 送風口

Claims (9)

  1. シートフレームと、
    前記シートフレームの上に配置された、乗員の荷重を受けるための受圧部材と、
    前記受圧部材の上に配置されたパッド部材と、を備え、
    前記受圧部材の上に、乗員から得られる情報を検出するためのセンサが設けられており、
    前記受圧部材の裏面には、電装部材と、前記電装部材に連結されたハーネスが設けられており、
    前記ハーネスには、クリップ部材が取り付けられており、
    前記受圧部材には、前記クリップ部材が取り付けられるクリップ取付部が設けられており、
    前記パッド部材は、前記クリップ取付部と対向する位置に逃げ部を備え
    前記逃げ部は、前記パッド部材の前記センサに対向する領域を避けて配置されていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記受圧部材は、前記シートフレームに架設された複数のワイヤ部材と、複数の前記ワイヤ部材を連結する連結部材と、を備え、
    前記クリップ取付部は、前記連結部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記受圧部材は、全体が板状部材で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  4. 前記逃げ部は、前記パッド部材に設けられた凹部であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  5. 前記パッド部材は、硬度又は密度の異なる複数の部分から構成されており、
    前記逃げ部は、前記複数の部分の境界を避けて配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  6. 前記クリップ取付部は、前記センサに隣接する位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  7. 記凹部は複数設けられており、
    複数の前記凹部のうちの2つは、前記センサを挟むように配置されていることを特徴とする請求項4に記載の乗物用シート。
  8. 前記電装部材はブロアであり、
    前記ブロアは、前記逃げ部と対向する位置を避けて配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  9. 前記電装部材はECUであり、
    前記ECUは、前記逃げ部と対向する位置を避けて配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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