JP7277695B2 - 航空機、その制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

航空機、その制御方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、人が搭乗していない航空機、その制御方法、プログラム及び記憶媒体に関する
従来、人が搭乗していない航空機である無人航空機として、遠隔操縦可能な小型の無人航空機(通称:ドローン)が知られている。
無人航空機は、クワッドコプターやマルチコプターとも呼ばれ、複数の回転翼を備えており、この回転翼の回転数を増減させることで、無人航空機の前進・後退・旋回・ホバリング等を行う。
こうした無人航空機は、プロポと呼ばれる遠隔操作端末からの動作指示に応じて動作するほか、モニタや入力装置が一体となった操作卓から制御することも可能である。
たとえば特許文献1には、カメラ及びタッチスクリーンが設けられた遠隔制御装置を用いて、直感的に無人航空機を操縦する技術が開示されている。特許文献1に記載の技術では、遠隔制御装置の前面に取り付けられたカメラによって撮影された画像をタッチスクリーンに表示する。ユーザは、タッチスクリーン上を指で触ることによって操縦コマンドを起動する。
特開2013-144539号公報
ところで、たとえば無人航空機を室内等の限られた範囲内で使用する場合には、この限られた範囲内において、ユーザの所望の位置となるように無人航空機の位置を微調整したい場合がある。たとえば、室内の見守り又は監視のために無人航空機を使用する場合や、狭い空間等の点検作業のために無人航空機を使用する場合には、ユーザの近くに浮遊している無人航空機を、浮遊状態のまま、ユーザの所望の位置に移動させたい場合がある。
このような場合に、たとえば特許文献1に記載された技術のように遠隔制御装置を用いた無人航空機の操縦では、無人航空機の位置調整が容易ではない。たとえば室内等の限られた範囲内において、ユーザのすぐ近くに無人航空機が位置している場合に、わざわざ遠隔制御装置を用いて操縦をおこなうことは煩わしく、位置の微調整も難しい。
本発明は、より直感的な操作で飛行を制御することができる航空機、その制御方法、プログラム及び記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明の航空機は、
人が搭乗していない航空機であって、
回転翼と、
前記回転翼と外部物体との接触を抑制する保護手段と、
前記保護手段のうち、前記回転翼のある側を内側とした場合の外側に配置された近接検知手段であって、第1の方向における近接と、前記第1の方向と異なる第2の方向における近接とを検知可能な近接検知手段と、
前記近接検知手段で対象物が近接したことを検知したことに応じて、前記対象物から離れる方向に前記航空機が移動する第1の飛行動作を行うように制御する制御手段と
を有し、
前記制御手段は、
前記近接検知手段で検出された対象物の近接態様に応じて異なる飛行動作を行うように制御し、
前記第2の方向からの近接を検知することなく前記第1の方向から対象物が近接したことに応じて前記第1の方向と逆側に移動するように制御し、
前記第1の方向において対象物が近接するとともに前記第2の方向において対象物が近接することを含む第1の近接態様が前記近接検知手段で検知されたことに応じて、前記近接検知手段で検出される対象物の近接態様に応じた飛行動作が異なる複数の飛行状態のうち第1の飛行状態となるように制御する
ことを特徴とする。
本発明によれば、より直感的な操作で飛行を制御することができる。
本発明の一実施形態に係る無人航空機を含む無人航空機制御システムのシステム構成を示す図である。 図1の無人航空機の概略構成を示す図である。 無人航空機のハードウェア構成を示す図である。 無人航空機の機能構成を示すブロック図である。 位置制御部による無人航空機の位置調整を説明するための図である。 位置制御部による無人航空機の位置調整を説明するための図である。 無人航空機における位置調整のための制御処理の全体の流れを示すフローチャートである。 図7のステップS704における位置調整指示を判定する処理の詳細を示すフローチャートである。。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1及び図2を参照して、本実施形態に係る無人航空機の概略構成について説明する。図1は、本実施形態に係る無人航空機を含む無人航空機制御システムのシステム構成を示す図である。図2は、図1の無人航空機101の概略構成を示す図であって、カバー16を二点鎖線で示し、カバー16に内包される回転翼15を可視化している。
図1に示されるように、本実施形態の無人航空機制御システム100は、無人航空機101と、操作コントローラ102とを含む。無人航空機101と、操作コントローラ102とは、無線通信又は移動通信網等のネットワークを介して、相互にデータ通信可能に接続されている。
図1及び図2に示されるように、無人航空機101は、人が搭乗していない小型の航空機であって、操作コントローラ102により遠隔操縦が可能である。無人航空機101は、躯体部11と、躯体部11の下側に設けられた回転台12と、回転台12の下側に設けられた撮像部13と、を備える。
躯体部11は、基体14(基部)と、基体14に設けられた回転翼15(翼部)と、回転翼15を内包するカバー16(筐体部)と、を有する。
基体14は、平面視で十字状を有している。基体14は、制御部として機能する後述のフライトコントローラ300等(図3参照)を内包している。
回転翼15は、基体14における平面視で十字状に延びた四つの先端のそれぞれに設けられている。これにより躯体部11は、計4枚の回転翼15を有している。なお、回転翼の数は、4枚に限られず、3枚であっても、6枚であっても、8枚であってもよい。
回転翼15の動作によって、無人航空機101が飛行する。回転翼15の動作は、操作コントローラ102からの指示に応じて、フライトコントローラ300によって制御される。回転翼15の回転数を増減させることにより、無人航空機101の前進・後退・旋回・ホバリング等がおこなわれる。
カバー16は、下端側が開放された円柱状であり、四つの回転翼15の全体を内包している。カバー16の内側面は、各回転翼15に対して所定の間隔を有するように離間しており、各回転翼15に接触しないようになっている。カバー16は、回転状態の各回転翼15に対してユーザが触れないようにするための保護カバーとしての機能を有する。
なお、カバー16は、円柱状に限られず、円筒状であってもよく、その他の種々の形状をとり得る。本実施形態では、カバー16から回転台12及び撮像部13が露出しているが、カバー16は、回転台12及び撮像部13を内包していてもよい。また、カバー16は、回転翼15のそれぞれに対して一つずつ設けられていてもよい。
本実施形態の無人航空機101は、対象物が近接したことを検出する近接センサ17を備える。対象物は、たとえばユーザの手である。以下、対象物をユーザとして説明するが、対象物はこれに限られない。近接とは、近接センサ17に対し、静電容量等の物理量の変化を検知可能な所定の距離の範囲に近づくことをいう。
近接センサ17は、たとえば、静電容量の変化に応じて対象物の位置を検出する静電容量型の近接センサである。なお、近接センサ17は、赤外光型のセンサ、電磁誘導を利用した高周波発信型のセンサ、磁石を用いた磁気型のセンサ等を用いてもよく、対象物の検出方式は特に問わない。
近接センサ17は、たとえばカバー16の外側である外周面16aに設けられている。近接センサ17は、たとえばテープ状であって、カバー16の外周面16aに沿って円弧状に配置されている。
近接センサ17は、カバー16に対して2個設けられている。近接センサ17は、第一センサ部17aと、第二センサ部17bとを有する。
第一センサ部17aと第二センサ部17bとは、互いに離間して配置されている。第一センサ部17aと第二センサ部17bとは、対向するように位置している。たとえば、ユーザが無人航空機101と向き合った状態において、第一センサ部17aがユーザの右手側に位置する場合、第二センサ部17bはユーザの左手側に位置する。
操作コントローラ102(遠隔制御装置)は、無人航空機101を操縦するための送信機(遠隔操作端末)である。操作コントローラ102は、たとえばプロポーショナル・システム(比例制御システム)による制御をおこなう。これにより、操作コントローラ102が有する操作部の移動量に比例して、無人航空機101の回転翼15の回転数を制御することができる。
図3は、無人航空機101のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示されるフライトコントローラ300(制御手段)は、無人航空機101の飛行制御や位置制御を行うためのマイクロコントローラであり、CPU301、ROM302、RAM303、周辺バスインタフェース304(以下、周辺バスI/F304という。)を備えている。
CPU301は、システムバスに接続される各デバイスを統括的に制御する。また、ROM302あるいは周辺バスI/F304に接続される外部メモリ380には、CPU301の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラムが記憶されている。
また外部メモリ380には、無人航空機101の実行する機能を実現するために必要な各種プログラム等が記憶されている。RAM303は、CPU301の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU301は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM303にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
周辺バスI/F304は、各種周辺デバイスと接続するためのインタフェースである。周辺バスI/F304には、PMU310、SIMアダプタ320、無線通信用BBユニット330、移動体通信用BBユニット340、GPSユニット350、センサ360、GCU370、外部メモリ380が接続されている。
PMU310はパワーマネジメントユニットであり、無人航空機101が備えるバッテリーからESC311への電源供給を制御することができる。ESC311は、エレクトロニックスピードコントローラであり、ESC311に接続されるモータ312の回転数を制御することができる。ESC311によってモータ312を回転させることで、モータ312に接続されるプロペラ313(回転翼15)を回転させる。なお、ESC311、モータ312、プロペラ313のセットは、プロペラ313の数に応じて複数備えられている。例えば、クアッドコプターであれば、プロペラ313の数は4枚であるので、このセットが4つ必要となる。
SIMアダプタ320は、SIMカード321を挿入するためのカードアダプタである。SIMカード321の種類は特に問わない。移動体通信網を提供する通信事業者に応じたSIMカード321であればよい。
無線通信用BBユニット330は、特定の周波数帯で無線通信を行うためのベースバンドユニットである。無線通信用BBユニット330は、送信したいデータや信号からベースバンド信号を生成して変復調回路へ送出することができる。更に、受信したベースバンド信号から元のデータや信号を得ることができる。
また、無線通信用RFユニット331は、特定の周波数帯で無線通信を行うためのRF(Radio Frequency)ユニットである。無線通信用RFユニット331は、無線通信用BBユニット330から送出されたベースバンド信号を特定の周波数帯に変調してアンテナから送信することができる。更に、特定の周波数帯の信号を受信すると、これをベースバンド信号に復調することができる。
移動体通信用BBユニット340は、移動体通信網を介して通信を行うためのベースバンドユニットである。移動体通信用BBユニット340は、送信したいデータや信号からベースバンド信号を生成して変復調回路へ送出することができる。更に、受信したベースバンド信号から元のデータや信号を得ることができる。
また、移動体通信用RFユニット341は、移動体通信網を介して通信を行うためのRF(Radio Frequency)ユニットである。移動体通信用RFユニット341は、移動体通信用BBユニット340から送出されたベースバンド信号を移動体通信網の周波数帯に変調してアンテナから送信することができる。更に、移動体通信網の周波数帯の信号を受信すると、これをベースバンド信号に復調することができる。
本実施形態では、無線通信用BBユニット330と移動体通信用BBユニット340とを別のユニットとしているが、同一のユニットとしてもよい。同様に、無線通信用RFユニット331と移動体通信用RFユニット341とを同一のユニットにしてもよい。
GPSユニット350は、グローバルポジショニングシステムにより、無人航空機101の現在位置を取得することの可能な受信機である。GPSユニット350は、GPS衛星からの信号を受信し、現在位置を推定することができ、無人航空機101の飛行する高さの情報も推定をすることができるものである。
センサ360は、無人航空機101の傾き、向き、速度や周りの環境等を計測するための計測センサや、前述した近接センサ17を含む。計測センサとしては、ジャイロセンサ、加速度センサ、気圧センサ、磁気センサ、超音波センサ、又は衝撃センサ等である。これらのセンサから取得したデータに基づいて、CPU301が無人航空機101の姿勢や移動を制御する。
GCU370はジンバルコントロールユニットであり、カメラ371(撮像部13)及びジンバル372(回転台12)の動作を制御するためのユニットである。無人航空機101が飛行することにより機体に振動が発生したり、機体が不安定になったりするため、カメラ371で撮像した際にブレが発生しないよう、ジンバル372によって無人航空機101の振動を吸収し水平を維持する。また、ジンバル372によってカメラ371の遠隔操作を行うことも可能である。
以上が、無人航空機101のハードウェア構成である。これらの各構成要素がプログラム等により動作することにより、後述する無人航空機101の各機能が発揮される。無人航空機101が後述する各種処理を実行するために用いられる各種プログラム等は外部メモリ380に記録されており、必要に応じてRAM303にロードされることによりCPU301によって実行されるものである。さらに、プログラムが用いる定義ファイルや各種情報テーブルは外部メモリ380に格納されている。
次に、図4を参照して、無人航空機101の機能的な構成について説明する。図4は、無人航空機101のフライトコントローラ300の機能構成を示すブロック図である。
無人航空機101のフライトコントローラ300は、機能的には、センサ情報取得部401と、調整指示判定部402と、位置制御部403と、を備える。なお、フライトコントローラ300は、これらの機能部以外にも、無人航空機101の前進・後退・旋回・ホバリング等の飛行を制御する機能部等、一般的な無人航空機101の制御に必要な種々の機能部を備えていてもよい。
センサ情報取得部401は、ユーザの手が近接したことが近接センサ17によって検出されると、ユーザの手が近接したことを示す情報を取得すると共に、近接センサ17のどの部分がユーザの手の近接を検出したかを示す情報(以下、「センサ情報」ともいう。)を取得する。
本実施形態では、センサ情報取得部401は、第一センサ部17a及び第二センサ部17bの何れのセンサ部によってユーザの手が検出されたかを示す情報を、センサ情報として取得する。センサ情報取得部401は、取得したセンサ情報を、調整指示判定部402に出力する。
調整指示判定部402は、センサ情報取得部401から出力されたセンサ情報に基づき、近接センサ17に対するユーザの手の近接態様に応じた位置調整指示を判定する。近接態様とは、近接センサ17のどの部分に対してユーザの手が近接しているかを示す。位置調整指示とは、無人航空機101の位置を調整するための指示である。
本実施形態において、位置調整指示は、「移動指示」、「固定指示」、又は「解除指示」等を含む。「移動指示」は、無人航空機101に近接したユーザの手から離れる方向(手とは反対側)に無人航空機101を移動させる指示である。「固定指示」は、無人航空機101を移動させない固定状態とする指示である。「解除指示」は、無人航空機101の固定状態を解除して無人航空機101が自由に動ける状態とする指示である。
たとえば、調整指示判定部402は、ユーザの手の近接を検出したセンサ部が、第一センサ部17a及び第二センサ部17bの両方であるか否かに応じて、位置調整指示を判定する。調整指示判定部402は、判定した位置調整指示を示す情報を、位置制御部403に出力する。
調整指示判定部402は、近接を検出したセンサ部が、第一センサ部17a及び第二センサ部17bの何れか一方である場合には、位置調整指示を「移動指示」と判定する。この場合、調整指示判定部402は、位置調整指示が「移動指示」であるか否かを示す移動指示フラグをオンの状態とする。また、調整指示判定部402は、位置調整指示が「固定指示」であるか否かを示す固定指示フラグ、及び、位置調整指示が「解除指示」であるか否かを示す解除指示フラグを何れもオフの状態とする。
なお、ユーザの手の近接を検出していない初期状態においては、操作コントローラ102からの操作指示に応じた通常の飛行制御が優先的におこなわれ、移動指示フラグ、固定指示フラグ、及び解除指示フラグは何れもオフの状態とされている。
調整指示判定部402は、ユーザの手の近接を検出したセンサ部が、第一センサ部17a及び第二センサ部17bの両方である場合には、所定の条件に応じて、位置調整指示を「固定指示」及び「解除指示」の何れかと判定する。
本実施形態において、ユーザの手の近接を検出したセンサ部が第一センサ部17a及び第二センサ部17bの両方である場合とは、第一センサ部17aでユーザの手の近接を検出すると同時に、第二センサ部17bでユーザの手の近接を検出する場合をいう。
以下、第一センサ部17a及び第二センサ部17bの何れか一方でユーザの手の近接を検出することを「片側検出」ともいい、第一センサ部17a及び第二センサ部17bの両方でユーザの手の近接を検出することを「両側検出」ともいう。
両側検出の場合に「固定指示」及び「解除指示」の何れかと判定するための所定の条件は、両側検出の回数であってもよく、位置制御部403による無人航空機101の制御状態であってもよい。
たとえば、調整指示判定部402は、両側検出の回数が奇数であるか否かに基づいて、位置調整指示を「固定指示」及び「解除指示」の何れか一方と判定する。
調整指示判定部402は、両側検出の回数が奇数である場合には、位置調整指示を「固定指示」と判定する。この場合、調整指示判定部402は、固定指示フラグをオンの状態とし、移動指示フラグ及び解除指示フラグをオフの状態とする。
調整指示判定部402は、両側検出の回数が偶数である場合には、位置調整指示を「解除指示」と判定する。この場合、調整指示判定部402は、解除指示フラグをオンの状態とし、移動指示フラグ及び固定指示フラグをオフの状態とする。
また、たとえば、調整指示判定部402は、固定指示フラグのオン/オフの状態に基づき、位置調整指示を判定する。固定指示フラグのオン/オフの状態は、位置制御部403による無人航空機101の位置の制御状態に対応する。固定指示フラグがオンの状態である場合は、無人航空機101が自由に動ける状態である場合に対応する。固定指示フラグがオフの状態である場合は、無人航空機101が固定状態である場合に対応する。
たとえば、調整指示判定部402は、固定指示フラグがオフの状態である場合(無人航空機101が自由に動ける状態である場合)には、位置調整指示を「固定指示」と判定する。この場合、調整指示判定部402は、固定指示フラグをオンの状態とし、移動指示フラグ及び解除指示フラグをオフの状態とする。
調整指示判定部402は、固定指示フラグがオンの状態である場合(無人航空機101が固定状態である場合)には、位置調整指示を「解除指示」と判定する。この場合、調整指示判定部402は、解除指示フラグをオンの状態とし、移動指示フラグ及び固定指示フラグをオフの状態とする。
位置制御部403は、調整指示判定部402から位置調整指示が出力されると、操作コントローラ102からの指示に応じた無人航空機101の飛行制御よりも優先的に、無人航空機101の位置の制御をおこなう。位置制御部403は、調整指示判定部402から出力された位置調整指示を示す情報に従って、無人航空機101の位置を調整する。このように、位置制御部403は、近接センサ17によってユーザの手の近接が検出された場合には、操作コントローラ102からの操作指示よりも優先して、当該手の近接に応じた無人航空機101の位置調整をおこなう。
なお、無人航空機101が固定状態ではなく、かつ、近接センサ17によってユーザの手の近接が検出されなくなった場合には、フライトコントローラ300の飛行制御部によって、操作コントローラ102からの操作指示に応じた無人航空機101の飛行制御(通常の飛行制御)がおこなわれる。位置制御部403による位置制御と飛行制御部による通常の飛行制御との切り替えは、この条件に限られず、種々の条件又はタイミングで切り替えてもよい。たとえば、無人航空機101や操作コントローラ102に、位置制御と通常の飛行制御とを切り替えるためのボタンを設け、当該ボタンを押すことによって切り替えてもよい。
図5及び図6を参照して、位置制御部403による無人航空機101の位置の調整について具体的に説明する。図5及び図6は、位置制御部403による無人航空機101の位置調整を説明するための図である。図5及び図6では、ユーザの手の近接態様に応じて、無人航空機101の位置がどのように変化するか、その変化の前後を示している。
図5の(a)の状態において、無人航空機101は固定状態とされていない自由に動ける状態とされている。図5の(a)に示されるように、自由に動ける状態の無人航空機101において、ユーザの手501が第一センサ部17aに所定の距離A(たとえば、1cm~10cm程度)の間隔で近接すると、片側検出がおこなわれる。これにより、調整指示判定部402から位置制御部403へ、「移動指示」の位置調整指示を示す情報が出力される。
この場合、位置制御部403は、図5の(b)に示されるように、手501から離れる方向(矢印Eの方向)に無人航空機101が移動するように、無人航空機101の動作を制御する。
具体的には、手501が無人航空機101に向かって動く場合、位置制御部403は、手501の動きに応じて、無人航空機101が手501に対して所定の距離Aを保つように無人航空機101の動作を制御する。
このような制御によって、図5の(b)に示されるように、無人航空機101は、手501に押されるようにして位置調整される。無人航空機101の中心軸は、基準線X1からずれる。ここで、基準線X1は、図5の(a)に示される状態において、無人航空機101の中心軸を通る線である。
また、図6の(a)に示されるように、自由に動ける状態の無人航空機101において、第一センサ部17aにユーザの手501(たとえば右手)、第二センサ部17bにユーザの手501(たとえば左手)がそれぞれ所定の距離Aの間隔で近接すると、両側検出がおこなわれる。これにより、調整指示判定部402から位置制御部403に、「固定指示」の位置調整指示を示す情報が出力される。
この場合、位置制御部403は、図6の(b)に示されるように、手501が無人航空機101に向かって動いたとしても、無人航空機101が移動しないように無人航空機101の位置を固定する。すなわち、無人航空機101の中心軸が基準線X2を通った状態のままとなるように、無人航空機101の位置を固定する。ここで、基準線X2は、図6の(a)に示される状態において、無人航空機101の中心軸を通る線である。無人航空機101が固定されていることより、無人航空機101と手501との間の距離は所定の距離B(距離B<距離A)となる。
固定状態となった無人航空機101において、図6の(c)に示されるように、第一センサ部17aにユーザの手501(たとえば右手)、第二センサ部17bにユーザの手501(たとえば左手)がそれぞれ所定の距離Aの間隔で近接すると、両側検出がおこなわれる。これにより、調整指示判定部402から位置制御部403に、「解除指示」の位置調整指示を示す情報が出力される。
すなわち、位置制御部403は、図6の(a)に示される両側検出がおこなわれてから、図6の(c)に示される両側検出が再度おこなわれるまで、無人航空機101の固定状態を保持する。
「解除指示」が出力された後において、図6の(d)に示されるように、ユーザの手501が第一センサ部17aに近接し、片側検出がおこなわれると、調整指示判定部402から位置制御部403へ、「移動指示」の位置調整指示を示す情報が出力される。この場合、位置制御部403は、図6の(d)に示されるように、手501から離れる方向(矢印Eの方向)に無人航空機101が移動するように、無人航空機101の動作を制御する。
具体的には、図5の(b)に示される場合と同様、位置制御部403は、手501の動きに応じて、無人航空機101が手501に対して所定の距離Aを保つように無人航空機101の動作を制御する。
このような制御によって、図6の(e)に示されるように、無人航空機101は、手501に押されるようにして位置調整される。無人航空機101の中心軸は、基準線X2からずれる。
次に、図7及び図8を参照して、無人航空機101の位置調整方法について詳細に説明する。
図7は、無人航空機101における位置調整のための制御処理の全体の流れを示すフローチャートである。図8は、図7のステップS704における位置調整指示を判定する処理の詳細を示すフローチャートである。なお、図7の処理を開始する前の初期状態において、移動指示フラグ、固定指示フラグ、及び解除指示フラグは何れもオフの状態であるとする。
無人航空機101における位置調整のための制御処理が開始すると、まず、図7に示されるように、フライトコントローラ300は、無人航空機101が飛行中であるか否かを判定する(ステップS701)。
無人航空機101が飛行中でない場合には(ステップS701;NO)、処理を終了する。無人航空機101が飛行中である場合には(ステップS701:YES)、ステップS702に移行し、近接センサ17が、ユーザの手の近接を検出する。
続いて、センサ情報取得部401が、ステップS702において検出されたユーザの手の近接に関して、センサ情報を取得する(ステップS703)。具体的には、センサ情報取得部401が、第一センサ部17a及び第二センサ部17bの何れのセンサ部によってユーザの手が検出されたかを示す情報を取得する。
続いて、調整指示判定部402が、ステップS703において取得されたセンサ情報に基づき、ユーザの手の近接態様に応じた位置調整指示を判定する(ステップS704)。
具体的には、図8に示されるように、調整指示判定部402は、まず、センサ情報に基づき、両側検出がおこなわれたか否かを判定する(ステップS801)。
両側検出がおこなわれていない場合(ステップS801;NO)、すなわち片側検出がおこなわれた場合(図5の(a)、図6の(b)、及び図6の(d)参照)、ステップS802に移行する。
ステップS802では、調整指示判定部402は、無人航空機101が自由に動ける状態であるか否かを判定する。すなわち、固定指示フラグがオフの状態であるか否かを判定する。固定指示フラグがオフの状態である場合には、無人航空機101が自由に動ける状態であると判定し(ステップS802;YES)、ステップS803へ移行する。
ステップS803において、調整指示判定部402は、位置調整指示を「移動指示」と判定する。調整指示判定部402は、移動指示フラグをオンの状態、固定指示フラグ及び解除指示フラグを何れもオフの状態として、ステップS704の処理を終了する。
調整指示判定部402は、固定指示フラグがオンの状態である場合には、無人航空機101が自由に動ける状態でないと判定し(ステップS802;NO)、ステップS805に移行する。ステップS805では、位置調整指示を「固定指示」と判定し、固定指示フラグをオンの状態、移動指示フラグ及び解除指示フラグをオフの状態まま維持して、ステップS704の処理を終了する。
両側検出がおこなわれた場合(ステップS801;YES)、すなわち第一センサ部17a及び第二センサ部17bによって手501の近接が検出された場合(図6の(a)及び図6の(c)参照)、調整指示判定部402は、所定条件を満たしているか否かを判定する(ステップS804)。
所定の条件とは、前述した所定の条件であって、両側検出の回数であってもよく、無人航空機101の制御状態であってもよい。
所定の条件を満たしている場合(ステップS804;YES)、調整指示判定部402は、位置調整指示を「固定指示」と判定する(ステップS805)。調整指示判定部402は、固定指示フラグをオンの状態として、移動指示フラグ及び解除指示フラグを何れもオフの状態として、ステップS704の処理を終了する。
所定の条件を満たしていない場合(ステップS804;NO)、調整指示判定部402は、位置調整指示を「解除指示」と判定する(ステップS806)。調整指示判定部402は、解除指示フラグをオンの状態として、移動指示フラグ及び固定指示フラグを何れもオフの状態として、ステップS704の処理を終了する。
ステップS704の処理が終了すると、図7のステップS705へ移行する。ステップS705では、位置制御部403が、ステップS704において判定された位置調整指示に応じて、無人航空機101の動作を制御する。
ステップS704において位置調整指示が「移動指示」と判定されると、図5の(b)や図6の(e)に示されるように、位置制御部403は、手501から離れる方向(矢印Eの方向)に無人航空機101を移動させる。
ステップS704において位置調整指示が「固定指示」と判定されると、図6の(b)に示されるように、位置制御部403は、手501の動きにかかわらず、無人航空機101が移動しないように無人航空機101の位置を固定する。
ステップS704において位置調整指示が「解除指示」と判定されると、位置制御部403は、無人航空機101の固定状態を解除する。
以上の処理によって、無人航空機101の位置調整がおこなわれる。前述した処理は、無人航空機101のコンピュータを、上述した各機能部として機能させるためのプログラムとして実現されてもよい。
以上、本実施形態に係る無人航空機101、その制御方法、及びプログラムによれば、近接センサ17によってユーザの手501が近接したことが検出されると、手501から離れる方向に無人航空機101が移動する。これにより、無人航空機101に直接触れることなく、ユーザの手501で押す感覚で無人航空機101を移動させることができ、無人航空機101の位置調整を容易にすることができる。
無人航空機101を室内等の限られた範囲内で使用する場合には、ユーザのすぐ近くに浮遊している状態の無人航空機101を、浮遊状態のまま、ユーザの所望の位置に移動させたい場合がある。本実施形態によれば、このような場合に、無人航空機101に直接手を触れることなく、直感的な操作によって、たとえばユーザの邪魔とならないように無人航空機101を除けることや、ユーザが浮遊させたい場所に無人航空機を容易に移動させることができる。
本実施形態によれば、近接センサ17によって近接が検出された手501が無人航空機101に向かって動く場合、当該動きに応じて、無人航空機101が所定の距離Aを保つように制御される。よって、手501を無人航空機101に近づけることにより、手501に対して所定の距離Aの位置に無人航空機101を移動させることができる。
本実施形態によれば、近接センサ17は、静電容量型の近接センサであるので、静電容量の変化に応じてて501の位置を適切に検出することができる。たとえば暗くて狭い場所等、画像認識が難しい場合であっても、静電容量型の近接センサによって、近接する手501を適切に検出することができる。さらに、静電容量型の近接センサを用いることによって、軽量、低コスト、及び省電力な構成とすることができる。
本実施形態によれば、近接センサ17によって近接を検出する対象物がユーザの手501であるので、手501を近づける直感的な操作で無人航空機101の位置調整をおこなうことができる。
本実施形態によれば、躯体部11の外側に設けられた近接センサ17によって、無人航空機101に近接する対象物を適切に検出することができる。
本実施形態によれば、回転翼15に手501が触れないようにカバー16で保護することができると共に、カバー16の外側に設けられた近接センサ17によって、無人航空機101に近接する手501を適切に検出することができる。
本実施形態によれば、位置制御部403によって、第一センサ部17a及び第二センサ部17bの両方によって手501が近接したことを検出された場合に、無人航空機101の位置を固定するように制御される。よって、無人航空機101がユーザの所望の位置になった場合に、第一センサ部17a及び第二センサ部17bの両方に手501を近接させることによって、無人航空機101の位置をユーザの所望の位置に固定することができる。
本実施形態によれば、無人航空機101の位置を固定するように制御された固定状態において、第一センサ部17a及び第二センサ部17bの両方に手501を再度近接させるまでは、無人航空機101の固定状態が保持される。よって、たとえば固定状態を保持したいにもかかわらず近接センサ17に手501等の対象物が近接することで無人航空機101が移動してしまう等といった、ユーザの意図に反した無人航空機101の移動を抑制することができる。
本実施形態によれば、近接センサ17によって手501が近接したことが検出された場合に、操作コントローラ102からの操作指示に応じた無人航空機101の飛行制御よりも優先的に、手501から離れる方向に無人航空機101が移動するように制御される。よって、手501が近接センサ17に近接すると、操作コントローラ102による操縦に阻害されることなく、手501の近接に応じた無人航空機101の位置調整を適切におこなうことができる。
以上、本実施形態の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られず、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
たとえば、上記実施形態において、近接センサ17は、カバー16に設けられているとしたが、これに限られず、躯体部11、回転台12、及び撮像部13等、無人航空機101のどの部分に設けられていてもよい。また、近接センサ17は、テープ状に限られず、円柱型、角型、フラット型等の種々の形状をとり得る。
回転翼15は、カバー16に内包されていなくてもよく、その一部又は全体がカバー16から露出していてもよい。無人航空機101は、カバー16を有していなくてもよい。
上記実施形態では、ユーザの手の近接を検出したセンサ部が第一センサ部17a及び第二センサ部17bの両方である場合とは、第一センサ部17aでユーザの手の近接を検出すると同時に、第二センサ部17bでユーザの手の近接を検出する場合であるとして説明したが、これに限られない。たとえば、第一センサ部17aでの検出タイミングと第二センサ部17bでの検出タイミングとは同時に限られない。第一センサ部17aで検出した後に、第二センサ部17bで検出してもよい。
上記実施形態では、第一センサ部17a及び第二センサ部17bの両方によって手501が近接したことを検出された場合に、無人航空機101の位置を固定するように制御する例について説明したが、これに限られない。たとえば、第一センサ部17a又は第二センサ部17bに対して所定期間の間に連続して2回以上の手501の近接があった場合に、無人航空機101の位置を固定するように制御してもよい。
上記実施形態では、所定の距離Aで近接した手501を検出した場合に、手501に対して所定の距離Aを保つように無人航空機101を制御する例について説明したが、これに限られない。たとえば、手501に対して所定の距離A以下の所定の近接距離となるように無人航空機101を制御してもよい。
また、無人航空機101に向かって動く手501の速度に応じて、無人航空機101と手501との間の距離を変化させてもよい。無人航空機101に向かう手501の速度が速いほど、無人航空機101と手との間の距離が大きくなるように制御してもよい。これにより、勢いよく手501を無人航空機101に近づけることによって、より手501から離れる方向へと無人航空機101を移動させることができる。
また、近接センサ17は、第一センサ部17a及び第二センサ部17bを有していなくてもよく、一つのセンサ部で構成されていてもよく、三つ以上のセンサ部で構成されていてもよい。
本発明は、たとえば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現(実行可能と)するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、又はOSに供給するスクリプトデータなどの形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD-ROM、CD-R、又はCD-RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、又はDVD(DVD-ROM,DVD-R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスクなどの記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD-ROMなどの記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
11 躯体部
14 基体(基部)
15 回転翼(翼部)
16 カバー(筐体部)
17 近接センサ
17a 第一センサ部
17b 第二センサ部
101 無人航空機
300 フライトコントローラ(制御手段)
501 手(対象物)

Claims (27)

  1. 人が搭乗していない航空機であって、
    回転翼と、
    前記回転翼と外部物体との接触を抑制する保護手段と、
    前記保護手段のうち、前記回転翼のある側を内側とした場合の外側に配置された近接検知手段であって、第1の方向における近接と、前記第1の方向と異なる第2の方向における近接とを検知可能な近接検知手段と、
    前記近接検知手段で対象物が近接したことを検知したことに応じて、前記対象物から離れる方向に前記航空機が移動する第1の飛行動作を行うように制御する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記近接検知手段で検出された対象物の近接態様に応じて異なる飛行動作を行うように制御し、
    前記第2の方向からの近接を検知することなく前記第1の方向から対象物が近接したことに応じて前記第1の方向と逆側に移動するように制御し、
    前記第1の方向において対象物が近接するとともに前記第2の方向において対象物が近接することを含む第1の近接態様が前記近接検知手段で検知されたことに応じて、前記近接検知手段で検出される対象物の近接態様に応じた飛行動作が異なる複数の飛行状態のうち第1の飛行状態となるように制御する
    ことを特徴とする航空機。
  2. 人が搭乗していない航空機であって、
    回転翼と、
    前記回転翼と外部物体との接触を抑制する保護手段と、
    前記回転翼のある側を前記保護手段より内側とした場合の、前記保護手段より外側に配置された近接検知手段であって、第1の方向における近接と、前記第1の方向と異なる第2の方向における近接とを検知可能な近接検知手段と、
    前記近接検知手段で対象物が近接したことを検知したことに応じて、前記対象物から離れる方向に前記航空機が移動する第1の飛行動作を行うように制御する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記近接検知手段で検出された対象物の近接態様に応じて異なる飛行動作を行うように制御し、
    前記第2の方向からの近接を検知することなく前記第1の方向から対象物が近接したことに応じて前記第1の方向と逆側に移動するように制御し、
    前記第1の方向において対象物が近接するとともに前記第2の方向において対象物が近接することを含む第1の近接態様が前記近接検知手段で検知されたことに応じて、前記近接検知手段で検出される対象物の近接態様に応じた飛行動作が異なる複数の飛行状態のうち第1の飛行状態となるように制御する
    ことを特徴とする航空機。
  3. 複数の回転翼を有し、
    前記保護手段は、前記複数の回転翼を内包する部材であることを特徴とする請求項1または2に記載の航空機。
  4. 複数の回転翼を有し、
    前記保護手段は複数の保護部材を含み、
    前記複数の保護部材は、前記複数の回転翼のそれぞれに対して設けられた部材であることを特徴とする請求項1または2に記載の航空機。
  5. 前記近接検知手段は、水平方向における対象物の近接を検知することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の航空機。
  6. 前記近接検知手段は、第1の方向側に設置された第1のセンサと、前記第1の方向と逆の第2の方向側に設置された第2のセンサを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の航空機。
  7. 人が搭乗していない航空機であって、
    回転翼と、
    第1の方向における近接と、前記第1の方向と異なる第2の方向における近接とを検知可能な近接検知手段と、
    前記第1の方向において対象物が近接するとともに前記第2の方向において対象物が近接することを含む第1の近接態様が前記近接検知手段で検知されたことに応じて、前記近接検知手段で検出される対象物の近接態様に応じた飛行動作が異なる複数の飛行状態のうち第1の飛行状態となるように制御する制御手段と
    を有することを特徴とする航空機。
  8. 前記制御手段は、前記第1の飛行状態と異なる第2の飛行状態である場合に前記第1の近接態様が検知されたことに応じて、前記第1の飛行状態に変更するように制御することを特徴とする請求項7に記載の航空機。
  9. 前記制御手段は、
    前記第1の飛行状態においては、前記近接検知手段で対象物の特定の近接態様を検知したことに応じて、前記航空機が移動する第1の飛行動作を行うように飛行を制御し、
    前記第2の飛行状態においては、前記近接検知手段で対象物の前記特定の近接態様を検知したことに応じた前記第1の飛行動作は行わないように制御することを特徴とする請求項8に記載の航空機。
  10. 前記特定の近接態様は、前記第2の方向からの近接を検知することなく前記第1の方向から対象物が近接する近接態様であり、
    前記第1の飛行動作は、前記航空機が前記第1の方向と逆側に移動する動作であることを特徴とする請求項9に記載の航空機。
  11. 人が搭乗していない航空機であって、
    回転翼と、
    近接検知手段と、
    前記近接検知手段で検出された対象物の近接態様に応じて、前記近接検知手段で検出される対象物の近接態様に応じた飛行動作が異なる複数の飛行状態のうちいずれかの飛行状態となるように制御する制御手段であって、前記近接検知手段で前記対象物が近接したことを検知した回数に基づく飛行状態となるように制御する制御手段と
    を有することを特徴とする航空機。
  12. 前記制御手段は、前記対象物が近接した回数が所定回数であることを含む第2の近接態様が前記近接検知手段で検知されたことに応じて第2の飛行状態となるように制御することを特徴とする請求項11に記載の航空機。
  13. 前記第2の近接態様は、所定期間の間に連続して前記所定回数の前記対象物の近接があることを含むことを特徴とする請求項12に記載の航空機。
  14. 前記近接検知手段は、第1の方向における近接と、前記第1の方向と異なる第2の方向における近接とを検知可能であり、
    前記第2の近接態様は、前記第1の方向において対象物が近接するとともに前記第2の方向において対象物が近接する回数が前記所定回数であることを含むことを特徴とする請求項12または13に記載の航空機。
  15. 前記制御手段は、前記第2の飛行状態と異なる第1の飛行状態である場合に前記第2の近接態様が検知されたことに応じて、前記第2の飛行状態に変更するように制御することを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の航空機。
  16. 前記第2の飛行状態は、前記航空機が移動せずに飛行する状態であることを特徴とする請求項12乃至15のいずれか1項に記載の航空機。
  17. 前記制御手段は、前記第2の飛行状態においては、前記近接検知手段で対象物が近接したことを検知したことに応じた、前記対象物から離れる方向に前記航空機が移動する第1の飛行動作は行わないように制御することを特徴とする請求項16に記載の航空機。
  18. 前記対象物はユーザの手を含むことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の航空機。
  19. 前記近接検知手段は、静電容量型の近接センサ、赤外光型のセンサ、高周波発信型のセンサ、磁気型のセンサのうち少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の航空機。
  20. 前記制御手段はさらに、前記近接検知手段に近接する対象物の速度に応じて異なる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1項に記載の航空機。
  21. 前記制御手段はさらに、
    遠隔操作端末からの操作に応じて前記航空機の飛行を制御し、
    前記近接検知手段で対象物の近接を検知したことに応じた飛行の制御を、前記遠隔操作端末からの操作に応じた制御よりも優先して行うことを特徴とする請求項1乃至20のいずれか1項に記載の航空機。
  22. 回転翼と、
    前記回転翼と外部物体との接触を抑制する保護手段と、
    前記保護手段のうち、前記回転翼のある側を内側とした場合の外側に配置された近接検知手段と、
    を有する人が搭乗していない航空機の制御方法であって、
    前記近接検知手段で対象物が近接したことを検知したことに応じて、前記対象物から離れる方向に前記航空機が移動する第1の飛行動作を行うように制御する制御ステップ
    を有し、
    前記制御ステップは、
    前記近接検知手段で検出された対象物の近接態様に応じて異なる飛行動作を行うように制御し、
    2の方向からの近接を検知することなく1の方向から対象物が近接したことに応じて前記第1の方向と逆側に移動するように制御し、
    前記第1の方向において対象物が近接するとともに前記第2の方向において対象物が近接することを含む第1の近接態様が前記近接検知手段で検知されたことに応じて、前記近接検知手段で検出される対象物の近接態様に応じた飛行動作が異なる複数の飛行状態のうち第1の飛行状態となるように制御する
    ことを特徴とする航空機の制御方法。
  23. 回転翼と、
    前記回転翼と外部物体との接触を抑制する保護手段と、
    前記回転翼のある側を前記保護手段より内側とした場合の、前記保護手段より外側に配置された近接検知手段と、
    を有する人が搭乗していない航空機の制御方法であって、
    前記近接検知手段で対象物が近接したことを検知したことに応じて、前記対象物から離れる方向に前記航空機が移動する第1の飛行動作を行うように制御する制御ステップ
    を有し、
    前記制御ステップは、
    前記近接検知手段で検出された対象物の近接態様に応じて異なる飛行動作を行うように制御し、
    2の方向からの近接を検知することなく1の方向から対象物が近接したことに応じて前記第1の方向と逆側に移動するように制御し、
    前記第1の方向において対象物が近接するとともに前記第2の方向において対象物が近接することを含む第1の近接態様が前記近接検知手段で検知されたことに応じて、前記近接検知手段で検出される対象物の近接態様に応じた飛行動作が異なる複数の飛行状態のうち第1の飛行状態となるように制御する
    ことを特徴とする航空機の制御方法。
  24. 回転翼を有し、人が搭乗していない航空機の制御方法であって、
    第1の方向における近接と、前記第1の方向と異なる第2の方向における近接とを検知可能な近接検知ステップと、
    前記第1の方向において対象物が近接するとともに前記第2の方向において対象物が近接することを含む第1の近接態様が前記近接検知ステップで検知されたことに応じて、前記近接検知ステップで検出される対象物の近接態様に応じた飛行動作が異なる複数の飛行状態のうち第1の飛行状態となるように制御する制御ステップと
    を有することを特徴とする航空機の制御方法。
  25. 回転翼を有し、人が搭乗していない航空機の制御方法であって、
    近接検知ステップと、
    前記近接検知ステップで検出された対象物の近接態様に応じて、前記近接検知ステップで検出される対象物の近接態様に応じた飛行動作が異なる複数の飛行状態のうちいずれかの飛行状態となるように制御する制御ステップであって、前記近接検知ステップで前記対象物が近接したことを検知した回数に基づく飛行状態となるように制御する制御ステップと
    を有することを特徴とする航空機の制御方法。
  26. コンピュータを、請求項1乃至21のいずれか1項に記載された航空機の各手段として機能させるためのプログラム。
  27. コンピュータを、請求項1乃至21のいずれか1項に記載された航空機の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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