JP7277653B1 - 保安システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】保安システムは、受変電設備に設置された環境センサが出力したセンサ情報を送信するゲートウェイと、センサ情報をゲートウェイから取得するサーバ装置と、ゲートウェイからのセンサ情報の提供を、サーバ装置に対して要求し、要求に応じて提供されたセンサ情報を取得し、取得した情報を可視化する端末装置とを備え、ゲートウェイは、環境センサからセンサ情報を取得し、取得した情報を所定の時間間隔でサーバ装置に送信し、サーバ装置は、ゲートウェイから取得したセンサ情報を所定の時間間隔で端末装置に送信し、端末装置は、サーバ装置からセンサ情報を所定の時間間隔で受信し、信の都度、出力装置に出力することで、所定の時間ごとのセンサ情報の変化を継続的に可視化する。
【選択図】図1
Description
これらの定期点検業務に代わるものとして、直接現場に出動する代わりに現地に種々センサをあらかじめ設置しておき、遠隔からセンサの出力を監視する仕組みが考えられている。例えば、工場等の屋内外の設備の異常を監視し、設備に設けられたセンサからの信号を受けた中央監視装置がその故障等を通知する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下において説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施形態に限定されない。
図1は、実施形態に係る保安システムの概略を説明するための図である。同図を参照しながら、保安システム1の一例について説明する。保安システム1は、定期的な点検が法的に求められる中小規模自家用電気工作物の受変電設備において用いられる。
なお、保安システム1が備える受変電設備2の数であるnと、保安システム1が備える端末装置6の数であるmとは同一でなくてよい。受変電設備2と端末装置6とは、それぞれ対応していなくてもよい。
環境センサ30は、センサ情報として、受変電設備2の内部又は周辺の情報である環境情報を取得する。環境センサ30はインターフェイスボックス10Bに接続されている。インターフェイスボックス10Bは環境センサ30からセンサ情報を取得し、A/D変換する。インターフェイスボックス10Bは、A/D変換後のセンサ情報を、スマートゲートウェイ10Aに送信する。
スマートゲートウェイ10Aはインターフェイスボックス10Bから、A/D変換後のセンサ情報を取得し、必要に応じて加工し、所定期間保管する。また、スマートゲートウェイ10Aは、センサ処理サーバ5Bからの指示に基づき、A/D変換後のセンサ情報をセンサ処理サーバ5Bに送信する。なお、今後、スマートゲートウェイ10Aから送信するA/D変換後のセンサ情報のことも、単にセンサ情報と表現する。
スマートゲートウェイ10Aは、センサ処理サーバ5Bから、リアルタイムで連続したセンサ情報を提供するよう指示された場合、インターフェイスボックス10Bを介して取得した環境センサ30からのセンサ情報をキュービクル情報ICとして、所定の時間間隔で所定のネットワークNWを介してセンサ処理サーバ5Bに送信し続ける。キュービクル情報ICは、センサ情報の他、例えば、受変電設備2に接続される負荷の負荷電流及び負荷電圧等の情報を含んでいてもよい。
なお、環境センサ30は、インターフェイスボックス10Bを介してスマートゲートウェイ10Aと接続しているが、実質的に環境センサ30とスマートゲートウェイ10Aは接続状態にあると言える。そのため、今後、環境センサ30とスマートゲートウェイ10Aは接続している、と表現することもある。
また、スマートゲートウェイ10Aは、受変電設備2内にある図示しない漏洩電流センサから漏電データを受信する。スマートゲートウェイ10Aは、受信した漏電データを判断して漏電に関する警報を発報し、警報処理サーバ5Aに送信する機能も有している。
端末装置6は、特定のスマートゲートウェイ10Aにインターフェイスボックス10Bを介して接続された環境センサ30からの、リアルタイムで連続したセンサ情報を、センサ処理サーバ5Bに対して要求する。
端末装置6は、要求に応じたセンサ処理サーバ5Bから、環境センサ30からのリアルタイムで連続したセンサ情報を、リアルタイム情報IRとして取得する。
端末装置6は、連続的に取得するリアルタイム情報IRを、取得の都度、表示して可視化する。
センサ処理サーバ5Bは、端末装置6から、特定のスマートゲートウェイ10Aに接続された特定の環境センサ30からのセンサ情報を、リアルタイムで連続して提供するよう要求された場合、当該特定のスマートゲートウェイ10Aから、当該特定の環境センサ30によるセンサ情報を含むキュービクル情報ICを、所定の時間間隔で連続して取得し、リアルタイム情報IRとして所定の時間間隔で連続して端末装置6に提供する。
低圧配電線4には、変圧器により低電圧に変換された100[V]又は200[V]の交流電力が配電される。低圧配電線4には、様々な負荷が接続される。低圧配電線4に接続される様々な負荷の一例としては、100[V]又は200[V]の交流電力で駆動するモータ等である。
変圧器20は、高圧配電線3から受電した6600[V]の交流電力を、100[V]又は200[V]の交流電力に変換する。変圧器20は、変換した交流電力を低圧配電線4に供給する。
第1環境センサ31が温度センサである場合、第1環境情報IE1は受変電設備2内部又は周囲の温度情報である。第2環境センサ32が湿度センサである場合、第2環境情報IE2は受変電設備2内部又は周囲の湿度情報である。
なお、変圧器20に入る高圧配電線に関する高圧ケーブルシールド接地線電流を既知の手法により検出し、検出した結果を環境センサ30からの環境情報IEと同様に、インターフェイスボックス10Bに入力させることもできる。そのため、以後、インターフェイスボックス10Bに入力される環境情報IEについては、環境センサ30からの情報の他、高圧ケーブルシールド接地線電流の情報を含んでもよいものとする。高圧ケーブルシールド接地線電流を検出するための既知の方法の一例としては、高圧配電線を流れる電流のベクトル和を測定する方法がある。
インターフェイスボックス10Bは、取得した環境情報IEをA/D変換した情報と、負荷情報ILをA/D変換した情報とを、キュービクル情報ICとして、スマートゲートウェイ10Aに送信する。
スマートゲートウェイ10Aは、キュービクル情報ICを、所定の通信ネットワークNWを介してセンサ処理サーバ5Bに出力する。また、後述するが、スマートゲートウェイ10Aは、図示しない端末装置6からの要求に基づきセンサ処理サーバから、特定の環境センサ30の環境情報IEのリアルタイム情報を要求された場合、当該環境センサ30が検出した環境情報IEを含むキュービクル情報ICを、所定の時間間隔で連続してセンサ処理サーバに送信する。
また、スマートゲートウェイ10Aは、図示しない漏洩電流センサからの漏洩電流データを取得し警報を発するべきか否かを判断する。警報を発すると判断した場合、スマートゲートウェイ10Aは、警報に関するデータIWを警報処理サーバ5Aに送信する。
図3は、実施形態に係るセンサ処理サーバの機能構成図の一例を示す図である。同図を参照しながら、センサ処理サーバ5Bの機能構成図の一例について説明する。センサ処理サーバ5Bは、要求情報取得部51と、センサ情報記憶部52と、応答部53と、リアルタイム情報取得部54と、リアルタイム情報出力部55と、リアルタイム情報要求部56とを備える。
センサ処理サーバ5Bは、バスで接続された不図示のCPU、ROM又はRAM等の記憶装置等を備え、センサ処理サーバプログラムを実行することによって要求情報取得部51と、センサ情報記憶部52と、応答部53と、リアルタイム情報要求部56と、リアルタイム情報取得部54と、リアルタイム情報出力部55とを備える装置として機能する。なお、センサ処理サーバ5Bの各機能の全てまたは一部は、ASIC、PLD又はFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。センサ処理サーバプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。センサ処理サーバプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
同図には、スマートゲートウェイ10Aの一例として、“スマートゲートウェイA”と、“スマートゲートウェイB”と、“スマートゲートウェイC”とが示されている。また、環境センサ30の種類として、“環境センサa”と、“環境センサb”と、“環境センサc”とが示されている。
すなわち、本実施形態において、複数のスマートゲートウェイ10Aは、それぞれ異なる種類のセンサを備える。
応答部53は、要求情報取得部51から要求情報IREQを取得する。応答部53は、要求情報IREQに含まれる情報から、いずれのスマートゲートウェイ10Aの情報の提供が要求されているのかを確認し、要求があったスマートゲートウェイ10Aが備える環境センサ30についての情報を、センサ情報記憶部52からセンサ情報ISとして取得する。センサ情報ISには環境センサの種類に関する情報も含まれる。
リアルタイム情報要求部56は、要求情報IRSを取得すると、要求情報IRSに含まれる特定のスマートゲートウェイ10Aに対して、特定の環境センサ30が検出するセンサ情報を連続して送信するよう、要求情報IRRを出力する。
リアルタイム情報取得部54は、要求情報IRRに対する応答として、スマートゲートウェイ10Aから所定の時間間隔でキュービクル情報ICを連続して取得する。キュービクル情報ICには、要求情報IRRによって要求した環境センサ30からのセンサ情報が含まれている。所定の時間間隔とは、例えば1秒間隔等であってもよい。
リアルタイム情報取得部54は、取得したキュービクル情報ICをリアルタイム情報出力部55に出力する。
また、スマートゲートウェイ10Aとセンサ処理サーバ5B間、および、端末装置6とセンサ処理サーバ5B間の通信プロトコルは、同一でなくてもよい。本実施形態では、スマートゲートウェイ10Aとセンサ処理サーバ5B間のプロトコルは、応答性が良くデータ送受のリアルタイム性に適したUDP(User Datagram Protocol)を使用する。また、端末装置6とセンサ処理サーバ5B間のプロトコルは、ブラウザとウェブサーバ間で双方向通信を行うためのプロトコルであって、サーバとユーザのブラウザでオンライン状態を維持し双方向通信を可能とするプロトコルであるWebSochetを使用する。このようなプロトコルを使用することにより、センサ処理サーバ5Bは、環境センサ30からのセンサ情報を含むキュービクル情報ICを連続的に取得しつつ、端末装置6とはオンライン状態を維持し、キュービクル情報ICに含まれる所望の環境センサ30に関するリアルタイム情報IRを連続的に提供することができる。
また、警報処理サーバ5Aは、スマートゲートウェイ10Aからの漏電に関する警報情報を取得し、電気保安技術者にメール等にて連絡を行ったりしている。そのため、警報処理サーバ5Aが電気保安技術者に送信する漏電に関する警報についてのメールに、センサ情報をリアルタイム表示できるようにするため、センサ処理サーバ5Bと接続し情報送受するためのリンクが含まれていてもよい。すなわち、警報処理サーバ5Aから端末装置6へ送信される通知に、警報が発報されたスマートゲートウェイ10Aに接続された環境センサ30からのセンサ情報の提供を、センサ処理サーバ5Bに対し要求するための情報が含まれていてもよい。
また、センサ処理サーバ5Bにてセンサ情報の処理や保管、センサ情報の送受信を行い、警報処理サーバ5Aにて保安システムとしての運用管理を行う、と分担化されている場合には、センサ処理サーバ5Bがセンサ情報に基づき何らかの異常を検知した後、異常に関する情報を警報処理サーバ5Aに送信し、警報処理サーバ5Aにて、他の通知情報等と合わせて端末装置6に対してメール通知をするようにしてもよい。またこの場合にも、そのメール通知に、センサ情報をリアルタイム表示できるようにするため、センサ処理サーバ5Bと接続し情報送受するためのリンクが含まれていてもよい。
図5は、実施形態に係る端末装置の機能構成図の一例を示す図である。同図を参照しながら、端末装置6の機能構成の一例について説明する。端末装置6は、操作取得部61と、出力部62と、取得部63と、グラフ作成部65と、表示部66と、承認取得部67を備える。
端末装置6は、バスで接続された不図示のCPU、ROM又はRAM等の記憶装置等を備え、端末プログラムを実行することによって操作取得部61と、出力部62と、取得部63と、グラフ作成部65と、表示部66とを備える装置として機能する。なお、端末装置6の各機能の全てまたは一部は、ASIC、PLD又はFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。端末プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。端末プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
端末装置6は、例えば、ノートPC、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。端末装置6は、保安システム1を利用する電気保安技術者により保持及び使用される。
操作取得部61は、環境センサ30についての情報を取得するため、ユーザから特定のスマートゲートウェイ10Aを指定する操作を受け、当該特定のスマートゲートウェイ10Aの情報を含む要求情報IREQを出力部62に送出する。また、操作取得部61は、当該特定のスマートゲートウェイ10Aに関連付けられている環境センサ30のうち、リアルタイム情報IRを必要とする特定の環境センサ30を選択する操作を受け、当該特定の環境センサ30を指定する要求情報IRSを出力部に送出する。また、操作取得部61は、停止したいリアルタイム情報IRに関する環境センサ30を選択する操作を受け、選択された環境センサ30について、停止を要求する情報を出力部62に送出する。
出力部62は、取得した要求情報IREQ、要求情報IRS、および、リアルタイム情報IRの停止を要求する情報を、所定の通信ネットワークNWに出力し、図示しないセンサ処理サーバ5Bに送信する。
承認取得部67は、センサ処理サーバ5Bから承認情報IACKを取得する。承認情報IACKには特定のスマートゲートウェイ10Aに関連付けられた環境センサ30の種類が含まれているため、承認取得部67は、環境センサの種類を選択可能とする画面の表示データを作成し、後述する表示部66に送出する。
グラフ作成部65は、表示部66に表示させるグラフ画像に関する表示データを作成する。グラフ作成部65は、表示部66に表示させるグラフの表示エリアに対し、リアルタイム情報IRを取得する都度、リアルタイム情報IRが示す値をプロット表示させるためのデータを作成し、表示部66に出力する。すなわち、グラフ作成部65は、受変電設備2にある環境センサ30のセンサ情報について、時間ごとの変化をリアルタイムで連続的に示すグラフの表示データを作成する。
図7は、図6に示す、記憶されたリアルタイム情報IRを用いて作成したグラフの一例である。同図は、“環境センサA”、“環境センサB”及び“環境センサC”の出力値の時間ごとの変化を示す。このように、リアルタイム情報IRを記憶しておくことで、後でグラフ化して確認することができるようにしてもよい。
図8は、実施形態に係る保安システムの一連の動作について説明するための図である。同図を参照しながら、保安システム1の一連の動作について説明する。
(ステップS120)センサ処理サーバ5Bは、端末装置6から要求情報IREQを取得すると、要求情報IREQにより特定されるスマートゲートウェイ10Aが備える環境センサ30についての情報ISを、センサ情報記憶部52から取得する。センサ処理サーバ5Bは、取得した情報ISに含まれる環境センサ30の種類に関する情報を含む、承認情報IACKを、端末装置6に対して出力する。
なお、これ以降、センサ処理サーバ5Bと端末装置6間の通信は、センサ処理サーバ5Bと端末装置6のブラウザでオンライン状態を維持し双方向通信を可能とするWebSochetを使用している。
なお、これ以降、センサ処理サーバ5Bとスマートゲートウェイ10A間の通信プロトコルは、UDPを使用している。
(ステップS150)スマートゲートウェイ10Aは、要求情報IRRを受信すると、キュービクル情報ICの送信可否を判定する。ここで、送信が不可の場合とは、例えば既にキュービクル情報ICの送信を要求する端末装置6の数が上限に達している場合等である。スマートゲートウェイ10Aは、キュービクル情報ICの送信ができない場合、センサ処理サーバ5Bに対してエラー情報を出力する。センサ処理サーバ5Bは、図示しないが、このエラー情報を端末装置6に出力する。
なお、キュービクル情報ICの送信可否の判断については、センサ処理サーバ5Bにおいて、ステップS140の処理の実施前に、受信した要求情報IRSに含まれる特定のスマートゲートウェイ10Aの識別情報を用いて判断するようにしてもよい。すなわち、同一のスマートゲートウェイ10Aの識別情報を含むIRSを、ある上限数を超えて取得した場合には、当該スマートゲートウェイ10Aに対する要求情報IRRは送信不可とし、エラー情報を端末装置6に対して出力するようにしてもよい。
(ステップS170)センサ処理サーバ5Bは、スマートゲートウェイ10Aからキュービクル情報ICを取得すると、取得したキュービクル情報ICに含まれるセンサ情報を何ら加工せずそのままリアルタイム情報IRとして、通信方式をWebSochetに変更して端末装置6に出力する。
また、送信停止条件とは、センサ処理サーバ50Bがリアルタイム情報IRの送信停止要求を受信すること、又はリアルタイム情報IRの送信を開始してから所定の時間を経過したこと等であってもよい。
これにより、端末装置6は、送信停止条件となるまでの間、受信したリアルタイム情報IRを、受信の都度、グラフ表示エリアに継続的にプロットすることで、時間毎の変化を連続的に示すグラフを作成する。
(ステップS210)スマートゲートウェイ10Aは、センサ処理サーバ5Bからキュービクル情報ICの送信停止要求を取得する。スマートゲートウェイ10Aは、センサ処理サーバ5Bからキュービクル情報ICの送信停止要求を取得すると、指定された環境センサ30に関するセンサ情報を含むキュービクル情報ICの出力を停止する。
次に、図9及び図10を参照しながら、端末装置6が表示する表示画面の一例について説明する。
図9は、実施形態に係る表示画面のリアルタイム表示前の一例について説明するための図であり、図8のステップS130において環境センサ30の選択をした直後の図である。表示画面D10は、画面の構成要素として管理データ取得部D110と、センサ選択部D140と、表示選択部D150と、リアルタイム情報表示部D160とを備える。
次に、同図を参照しながら、リアルタイム表示中の一例について説明する。同図を参照しながら行う説明において、図9と同様の構成については同様の符号を付すことにより説明を省略する場合がある。
図10においては、リアルタイム情報表示部D160にグラフが表示されている点において図9とは異なる。
同図に示す一例では、センサ選択部D140により“環境センサA”、“環境センサB”及び“環境センサC”が選択されているため、リアルタイム情報表示部D160には、“環境センサA”、“環境センサB”及び“環境センサC”のセンサ情報の値がリアルタイムでプロットされ表示される。
以上説明した実施形態の保安システム1によれば、スマートゲートウェイ10Aは、受変電設備に設置された環境センサが出力したセンサ情報を送信し、センサ処理サーバ5Bは、センサ情報をスマートゲートウェイ10Aから取得し、端末装置6は、スマートゲートウェイ10Aからのセンサ情報の提供をセンサ処理サーバ5Bに対して要求し、要求に応じて提供されたセンサ情報を取得し、取得した情報を可視化する。スマートゲートウェイ10Aは、環境センサ30からセンサ情報を取得し、取得した情報を所定の時間間隔でセンサ処理サーバ5Bに送信する。センサ処理サーバ5Bは、スマートゲートウェイ10Aから取得したセンサ情報を所定の時間間隔で端末装置6に送信する。端末装置6は、センサ処理サーバ5Bからセンサ情報を所定の時間間隔で受信し、受信の都度、出力装置に出力することで、所定の時間ごとのセンサ情報の変化を継続的に可視化する。
すなわち、保安システム1によれば、環境センサ30により取得された情報を端末装置6に表示するため、好適な機能分担がされている。具体的には、環境センサ30により取得された情報は、センサ処理サーバ5Bにより仲介され、端末装置6に送信される。端末装置6は、環境センサ30の出力情報に基づいてグラフを作成する。したがって、グラフを作成する機能は、センサ処理サーバ5Bではなく端末装置6が有するため、センサ処理サーバ5Bの処理負担が少なく、送信すべき情報量も少ない。よって、本実施形態によれば、保安システム1は、受変電設備に設置されたセンサ情報を、好適な通信量でリアルタイムに監視することができる。
なお、情報の提供を停止するための最大送信可能時間は、リアルタイム情報IRの送信開始から定められていてもよいし、ユーザにより端末装置6の操作が最後に行われた時間から定められていてもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
Claims (11)
- 受変電設備に設置された環境センサが出力したセンサ情報を送信するゲートウェイと、
前記センサ情報を前記ゲートウェイから取得するサーバ装置と、
前記ゲートウェイからのリアルタイムで連続した前記センサ情報の提供を、前記サーバ装置に対して要求し、要求に応じて提供された前記センサ情報を取得し、取得した情報を可視化する端末装置とを備え、
前記端末装置は、前記サーバ装置に対して前記ゲートウェイを指定し、指定した前記ゲートウェイに接続されている前記環境センサの種類に関する情報を取得し、取得した前記環境センサの種類のうち特定の前記環境センサを選択する操作を受け付け、指定した前記ゲートウェイに接続されている前記環境センサのうち選択された前記環境センサについてリアルタイムで連続した前記センサ情報の提供を要求する要求情報を前記サーバ装置に対して送信し、
前記ゲートウェイは、前記サーバ装置から前記要求情報を受信し、前記環境センサから取得した前記センサ情報のうち前記要求情報により選択された特定の前記環境センサについての情報を所定の時間間隔で前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、前記ゲートウェイから取得した前記センサ情報を前記所定の時間間隔で前記端末装置に転送し、
前記端末装置は、前記要求情報により指定される特定の前記環境センサについての前記センサ情報を前記ゲートウェイから前記サーバ装置を介して前記所定の時間間隔で受信し、受信の都度、出力装置に出力することで、前記所定の時間ごとの前記センサ情報の変化を継続的にリアルタイムで可視化する
保安システム。 - 前記受変電設備は複数あり、
前記サーバ装置は、複数の前記受変電設備のそれぞれに設置された前記ゲートウェイと接続し、
前記環境センサは、複数の前記受変電設備のそれぞれに設置された前記ゲートウェイに対して複数接続され、
前記ゲートウェイは、自装置が設置された前記受変電設備に設置された複数の前記環境センサからそれぞれ前記センサ情報を取得して前記サーバ装置に送信する
請求項1に記載の保安システム。 - 前記端末装置は、特定の前記ゲートウェイについて、前記ゲートウェイが複数の前記環境センサから取得する前記センサ情報のうち、特定の前記環境センサから取得された前記センサ情報の提供を前記サーバ装置に対し要求する
請求項2に記載の保安システム。 - 前記サーバ装置は、
接続する複数の前記ゲートウェイを識別する情報に関連付けて、前記ゲートウェイが設置される前記受変電設備に設置されている複数の前記環境センサを識別する情報を記憶し、
前記端末装置から、特定の前記ゲートウェイからの前記センサ情報の提供について要求を受信した場合、前記ゲートウェイを識別する情報に基づいて、前記ゲートウェイが設置された前記受変電設備に設置された前記環境センサを識別する情報を取得し、
取得した前記環境センサを識別する情報に基づいて、前記ゲートウェイについて前記センサ情報の提供が可能なセンサを識別する情報を、前記端末装置に選択可能に提供する
請求項3に記載の保安システム。 - 前記サーバ装置が前記ゲートウェイから取得する情報と、前記端末装置に出力する情報とは同一である
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の保安システム。 - 前記端末装置は、特定の前記ゲートウェイからの前記センサ情報の提供の停止を前記サーバ装置に対し要求し、
前記サーバ装置は、特定の前記ゲートウェイからの前記センサ情報の提供の停止について前記端末装置から要求があった場合に、特定の前記ゲートウェイからの前記センサ情報の提供を停止する
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の保安システム。 - 前記サーバ装置は、特定の前記ゲートウェイからの前記センサ情報の提供について前記端末装置から要求があった後、所定期間経過した場合に、特定の前記ゲートウェイからの前記センサ情報の提供を停止する
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の保安システム。 - 前記サーバ装置は、前記ゲートウェイからの前記センサ情報に基づき前記受変電設備における異常の有無を判定し、
前記受変電設備に異常が有ると判定した場合、前記ゲートウェイからの前記センサ情報の提供を、前記サーバ装置に対して要求することが可能な情報を含めて前記端末装置に通知する
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の保安システム。 - さらに、警報に関するサーバを有し、
前記ゲートウェイは、前記受変電設備における異常の有無を判定し、前記警報に関するサーバに対して警報を発報し、
前記警報に関するサーバは、
前記ゲートウェイから受信した警報に基づき、前記受変電設備に異常が有ると判定した場合、前記ゲートウェイからの前記センサ情報の提供を、前記サーバ装置に対して要求することが可能な情報を含めて前記端末装置に通知する
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の保安システム。 - 前記サーバ装置は、1つの前記ゲートウェイに対する複数の前記端末装置からの要求を許容する
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の保安システム。 - 前記サーバ装置には、1つの前記ゲートウェイに対して要求を許容する前記端末装置の数の上限が定められており、
前記ゲートウェイは、前記端末装置の数が上限に達している場合、前記環境センサから取得した前記センサ情報を前記サーバ装置に対して出力しない
請求項9に記載の保安システム。
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