JP7277555B2 - 仕掛けキーパ付き釣竿 - Google Patents

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Description

本発明は、釣糸に締結された錘、釣針を引っ掛けることが可能な仕掛けキーパ付きの釣竿に関する。
従来、釣糸の先端に締結された仕掛けの釣針を固定するためのフックキーパが知られている。フックキーパは、釣り場を移動する場合など、仕掛けが絡んだり木や身体等の他物に掛かることを防止するために、釣針を引っ掛ける構造となっている。通常、フックキーパは、竿杆に固定され、釣針を引っ掛ける係止部を備えたフレーム構造となっており、軸方向に延出する両端の固定部を竿杆表面に糸止め固定する構造、或いは、一端側の固定部を竿杆表面に固定し、他端側は竿杆表面から離間した構造が知られている。後者の構造の場合、他端側から釣糸が係止部と竿杆表面との間に入り込んで糸切れ等の問題を生じるため、例えば、特許文献1には、竿杆の表面に管状体を固定して、隙間から入り込んだ釣糸が固定部と竿杆表面との間の隙間に入り込まないようにしたフックキーパが開示されている。
特開2016-10352号
上記した従来のフックキーパは、先端に釣針が配設された仕掛けには適した構造となるが、図6に示すような、ラインの途中に釣針を装着し、その先端に錘(シンカー)を装着した仕掛け(ダウンショット仕掛けとも称される)100には適切ではない。すなわち、このような仕掛けでは、釣針をフックキーパに引っ掛けると、その先の錘がぶら下がった状態となって遊んでしまい、錘によって竿杆に傷が付いたり、錘が他物に引っ掛かる可能性がある。或いは、一端側の固定部が竿杆の表面に固定され、他端側が竿杆表面から離間した構造のフックキーパでは、リールで釣糸を巻き取って錘がフックキーパの側面に当て付くように使用しても、振動などによって錘が当て付いたフックキーパから外れ易く、上記の構成と同様、錘がぶら下がった状態となってしまう。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、ダウンショット仕掛けを用いても、安定してその仕掛けを保持することが可能な仕掛けキーパ付き釣竿を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、釣針及び錘を具備した仕掛けの少なくとも錘を係止する仕掛けキーパを装着した仕掛けキーパ付き釣竿であって、前記仕掛けキーパは、穂先側に形成され竿杆の外周面に対して固定される固定部と、竿尻側に形成され竿杆表面との間で釣糸を通過させる通過部と、前記固定部と通過部との間に形成され、錘が当接する当接部と、を有し、前記当接部には、穂先側から引張力が作用した状態の釣糸の引張力が緩んだ際、前記錘が竿尻側に変位するのを規制する規制部が設けられていることを特徴とする。
上記した構成の仕掛けキーパ付きの釣竿は、釣針の下方に錘を装着した仕掛け(ダウンショット仕掛け)を用いて釣り場を移動する場合等、リールを巻き上げて仕掛けの先端に締結された錘を当接部に当て付けて保持することが可能となる。この保持状態において、穂先側からの釣糸が緩んでも、当接部に当接している錘は、規制部によって竿尻側に変位できないため、安定して仕掛けを保持することが可能となる。
なお、上記した当接部は、ダウンショット仕掛け以外の仕掛けを用いた場合でも、釣針を引っ掛けることができる構造を備えたものであっても良い。また、固定部は、糸止め等によって竿杆の外周面に直接固定されるもの、或いは、竿杆の外周面に嵌入される筒体等に固定されて、竿杆の外周面に対して間接的に固定されるものであっても良い。
本発明によれば、ダウンショット仕掛けを用いても、安定してその仕掛けを保持することが可能な仕掛けキーパ付き釣竿が得られる。
本発明に係る仕掛けキーパ付きの釣竿の主要部を示す図。 仕掛けキーパの第1の実施形態を示す斜視図。 図2に示す仕掛けキーパの側面図。 図2に示す仕掛けキーパの平面図。 図2に示す仕掛けキーパを竿尻側から見た図。 ダウンショット仕掛けを示す図。 図2に示す仕掛けキーパの使用状態を説明する斜視図。 図2に示す仕掛けキーパの使用状態を説明する図であり、(a)は側面図、(b)は平面図。 仕掛けキーパの第2の実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図。 仕掛けキーパの第3の実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図。 仕掛けキーパの第4の実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図。 仕掛けキーパの第5の実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図。
以下、図面を参照しながら本発明に係る仕掛けキーパ付き釣竿について説明する。
図1から図5は、本発明の第1の実施形態を示す図であり、図1は、釣竿の主要部を示す図、図2は、仕掛けキーパの構成を示す斜視図、図3は、図2に示す仕掛けキーパの側面図、図4は、図2に示す仕掛けキーパの平面図、そして、図5は、図2に示す仕掛けキーパを竿尻側から見た図である。
仕掛けキーパ付き釣竿(以下、釣竿と称する)1は、複数の竿杆(図示せず)を振出式に構成したり、並継式にすることで構成されており、図1に示すように、基端となる竿杆(元竿杆)1Aの外周面に仕掛けキーパ10が装着されている。前記釣竿を構成する各竿杆は、繊維強化樹脂製の管状体で形成されており、例えば、強化繊維(主に炭素繊維やガラス繊維等)にエポキシ樹脂等の合成樹脂を含浸した繊維強化樹脂プリプレグ(プリプレグシート)を芯金に巻回し加熱工程を経た後、脱芯する等、定法に従って形成することが可能である。なお、本発明に係る釣竿は、1本竿として構成されていても良く、竿杆については、中実状に構成されていても良い。
本実施形態の釣竿は、バスフィッシングに適した構造となっており、両軸受型リールを装着するように構成されている。このため、前記竿杆1Aには、上面側で魚釣用リールを固定するリールシート2が設けられており、その前側(穂先側)に移動フード3A、後側(竿尻側)に固定フード3Bが設けられている。また、竿杆1Aには、握持性を向上するために、複数のグリップ5A,5Bが設けられるとともに、リールシート2の反対側にトリガー6が設けられている。
なお、竿杆の外周面には、魚釣用リールから繰り出される釣糸を挿通させる複数の釣糸ガイド(図示せず)が固定されている。また、魚釣用リールとして、スピニングリールを装着する釣竿の場合、リールシート2は、下面側に設けられる。
前記グリップ5A,5Bの間の竿杆1Aの外周面には、仕掛けキーパ10が装着されており、釣り場を移動する際、図6に示すようなダウンショット仕掛け100を保持できるように構成されている。ここで、図6を参照して、ダウンショット仕掛け100について説明する。
ダウンショット仕掛け100は、ライン101に結束部102aを介して、ソフトルアー110等の疑似餌を取り付ける釣針(フック)102が締結されており、結束部102aの下側は、15~20cm程度の釣糸S(針下104)が締結され、その先に錘(シンカー)105が取り付けられている。取り付けられる錘105は、図に示すような球状、それ以外にも、円柱状、ナス形状等のものが用いられる。
このようなダウンショット仕掛けは、バスフィッシング等で用いられ、錘が最下端にあることから、錘を沈み物に引っ掛けて一点で魚を誘うことが可能となる。なお、本実施形態の仕掛けキーパ10は、図6に示すようなダウンショット仕掛け100以外にも、最下端に釣針が締結された仕掛けにも対応できるように構成されている。
以下、本実施形態の仕掛けキーパ10の構成について説明する。
前記仕掛けキーパ10は、一端側に形成され竿杆1Aの外周面に対して固定される固定部11と、他端側に形成され竿杆表面との間で釣糸を通過させる通過部12と、前記固定部11と通過部12との間に形成され、仕掛けの保持状態において前記錘105が当接する当接部13と、を有しており、これらは、錘が当て付いたり釣針を掛けた際に変形しにくいように、アルミニウム等の金属によって一体形成されている(本実施形態では、弾性変形可能なフレーム構造とされている)。
前記固定部11は、竿杆1Aの表面に載置されるように軸方向に延びる平坦状の板片であり、竿杆1Aの表面に載置された状態で糸20を巻回して糸止めし、表面から樹脂を塗布することで竿杆1Aの外周面に固定される。この場合、糸20の部分に、キャップを嵌めて糸20が露出しないようにしても良い。
前記当接部13は、前記固定部11から竿杆表面に対して次第に立ち上げられており、他端側(通過部側)が閉じた状態の一対の湾曲フレーム13Aを有している。湾曲フレーム13Aは左右対称に形成され、側面視で略円弧状でその中間部分13aが最も高い頂部となっている(図3参照)。また、各湾曲フレーム13Aは、装着される竿杆の外径に対して左右方向(竿杆の軸方向に対して直交する方向)に湾曲状に膨出しており、同様に平面視で略円弧状で中間部分13aが最も膨出した頂部となっている(図4参照)。
このため、当接部13は、竿杆の外周面から立ち上げられた湾曲フレーム13Aの部分に釣針を掛けることが可能となるようなリング状(平面視した際、固定部11と通過部12との間に閉じた空間が形成された二股のブリッジ形状)となっている。
前記通過部12は、竿杆1Aの表面に対して当て付いており、図8(b)に示すように釣糸Sを通過させる際、竿杆表面から離間するように変位して釣糸の通過を許容する構成となっている。すなわち、仕掛けキーパ10を上記したような金属材で、当接部13を湾曲構造(フレーム構造)とすることで、通過部12の下面は、竿杆1Aの表面に対して弾性的に点当たりして当接することが可能となる(図5参照)。
これにより、釣糸Sを湾曲フレーム13Aと竿杆1Aとの間に入れやすく、また、湾曲フレーム13Aから外れ難くすることが可能となる。この場合、通過部12の先端側12aは、図3に示すように、竿尻側に向けて次第に上昇するように形成するのが好ましく、これにより、釣糸Sを容易に通過させることができる。
前記当接部13は、ダウンショット仕掛け100を保持しようとする場合、錘105が当て付く部分であり、釣り場を移動する場合において、リールで仕掛けを巻き取ると最下端にある錘105が当接部13の側面側に当て付くようになる。このため、当接部13の中間部(頂部)13aの高さHは、使用される錘105が通過できない程度に設定されている。
なお、本実施形態の構成では、ダウンショット仕掛け以外の仕掛けの釣針を引っ掛ける使用態様も想定していることから、そのような釣針の引っ掛け操作しやすいように、頂部13aの高さHは、使用される錘が通過することができず、かつ、4mm以上確保されていることが好ましい。また、当接部13の中間部(頂部)13aにおける左右方向の幅Wについても、釣針の引っ掛け操作しやすいように、5mm以上確保されていることが好ましい。
前記当接部13には、穂先側から引張力が作用した状態の釣糸Sの引張力が緩んだ際、錘105が竿尻側に変位するのを規制するように規制部が設けられている。
本実施形態では、左右方向に膨らんだ湾曲フレーム13Aが規制部としての機能を果たしており、特に、穂先側の湾曲部13bの領域が規制部としての機能を発揮するようになっている。すなわち、図8(a)(b)に示すように、仕掛けを保持する場合、釣糸Sは、穂先側から竿杆に沿った状態となっており、錘105は、穂先側から引張力を受けた状態で保持され、湾曲フレーム13Aの側面領域、特に、穂先側の湾曲部13bに当て付いた状態となる。したがって、この状態で釣糸Sの引張力が緩んだとしても、錘105は竿尻側に変位する(図8の矢印D1方向の変位)ことが規制されることから、錘105が湾曲フレーム13Aから外れることが防止され、安定した保持状態を維持することができる。
この場合、湾曲フレーム13Aの左右方向の膨出量が大きくなれば、錘105の変位を効果的に規制することが可能となる。具体的には、湾曲フレーム13Aは、装着される竿杆の外径Dよりも左右方向に膨出させる(左右方向の幅W>竿杆の外径D;図4参照)ことで、錘105は矢印D1方向へ変位し難くなって、仕掛けをより安定して保持することが可能となる。
上述したように、本実施形態の仕掛けキーパ10は、ダウンショット仕掛け100を保持することができるとともに、釣針が最下端に設けられた仕掛けにも対応することが可能である。
ダウンショット仕掛け100を保持する場合、釣糸Sを摘まんで通過部12を介して湾曲フレーム13Aと竿杆表面との間に入れ込んでリールを巻き取れば良い(図7,図8参照)。この状態で釣糸Sは、湾曲フレーム13Aの内部空間から外れることはなく、錘105は、釣糸Sの引張力によって湾曲フレーム13Aの側面領域(穂先側の湾曲部13b)に当て付いた状態で安定して保持される。この場合、釣糸Sが緩んだとしても、上記したように、錘105は、竿尻側への移動が規制されることから、錘105が湾曲フレーム13Aから外れることが防止され、安定した保持状態が維持される。
また、ダウンショット仕掛け以外の仕掛けでは、最下端の釣針を湾曲フレーム13Aに引っ掛けて使用することが可能である。上記したように、釣針を引っ掛ける部分は、フレーム形状(二股状のブリッジ部分)となっており、上記したように、その高さHを4mm以上、幅Wを5mm以上確保することで、引っ掛け作業が容易に行えるようになる。
図9は、仕掛けキーパの第2の実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
本実施形態の仕掛けキーパ30は、屈曲した板状体として構成されており、錘105が当接する当接部33は、固定部31から竿杆1Aの表面に対して立ち上げられた形状となっている。すなわち、図9(b)に示すように、当接部33は、固定部31から次第に立ち上げられ、一定量立ち上がった位置(屈曲部33a)で水平方向に延出し、その端部側が竿杆表面との間に釣糸Sが通過する空隙となった通過部32を構成している。
板状に構成されている当接部33には、図9(a)に示すように、通過部32側に向けて次第に幅方向に広がる膨出部33Aが形成されており、その側面33bが上記した実施形態と同様、規制部を構成する。
このような構成の仕掛けキーパであっても、ダウンショット仕掛けを安定して保持することが可能となる。なお、図9(a)に示すように、当接部33のいずれかの部分に、釣針を掛ける開口36を形成しておくことが好ましい。
このような開口を形成しておくことで、上記した実施形態と同様、ダウンショット仕掛け以外の仕掛けに対応することも可能となる。
図10は、仕掛けキーパの第3の実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
本実施形態の仕掛けキーパ40は、第2実施形態と同様、屈曲した板状体として構成されており、錘105が当接する当接部43は、固定部41から竿杆1Aの表面に対して僅かに立ち上げられ、屈曲部43aでそのまま竿尻側に向けて略水平に延出するように形成されている。前記当接部43には、左右両側が竿杆1Aの側面を覆う(竿杆の外径に対して左右方向に膨出する)ように膨出部43Aが形成されており、この膨出部43Aは、最下点となる下端部43bまで湾曲状に垂れ下がり、下端部43bから先(竿尻側)は、幅方向に狭くなりながら、竿杆1Aの上面の中央に向けて湾曲状に僅かに上昇する形状となっている。そして、当接部43には、竿杆1Aの中央部で釣糸Sが挿通できるように、弾性的に点当たりする通過部42が形成されている。
前記膨出部43Aは、通過部42から仕掛けの釣糸Sを通過させて釣糸Sに引張力が作用すると、膨出部43Aの裏側に錘105の上側が当て付いて保持されるようになる。すなわち、膨出部43Aは、側面に膨出しながら下方側に向けて湾曲しているため、その裏側の湾曲面に錘105が当て付くこととなり、錘105の軸方向への変位を規制する規制部を構成する。
このような構成の仕掛けキーパであっても、ダウンショット仕掛けを安定して保持することが可能となる。なお、当接部43のいずれかの部分に、釣針を掛ける開口46を形成しておくことが好ましい。
このような開口46を形成しておくことで、上記した実施形態と同様、ダウンショット仕掛け以外の仕掛けに対応することも可能となる。
図11は、仕掛けキーパの第4の実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
本実施形態の仕掛けキーパ50は、第3実施形態の板状体を、フレーム構造としたものである。すなわち、錘が当接する当接部53は、固定部51から竿杆1Aの表面に対して僅かに立ち上げられて左右方向に分岐する二股のブリッジ形状(一対の湾曲フレーム53A)となっており、各湾曲フレーム53Aには、竿杆1Aの外径に対して左右方向に膨出し、竿杆1Aの側面を覆うように下降する屈曲部53aが形成されている。
前記湾曲フレーム53Aは、最下点となる下端部53bまで湾曲状に垂れ下がり、下端部53bから先(竿尻側)は、幅方向に狭くなりながら、竿杆1Aの上面の中央に向けて湾曲状に上昇した形状となっている。そして、竿杆1Aの中心位置で交わって、竿杆1Aの表面に弾性的に点当たりする通過部52を形成している。
前記湾曲フレーム53Aの屈曲部53aは、側面に膨出しながら下方側に向けて湾曲しているため、釣糸Sに引張力が作用すると、その裏側に錘105の上側が当て付いて錘105の軸方向への移動が規制された状態となり、錘105が竿尻側に変位するのを規制する規制部を構成する。
このような構成の仕掛けキーパであっても、ダウンショット仕掛けを安定して保持することが可能となる。また、このような構成では、各湾曲フレーム53Aに釣針を掛けることができ、上記した実施形態と同様、ダウンショット仕掛け以外の仕掛けに対応することも可能となる。
図12は、仕掛けキーパの第5の実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
本実施形態の仕掛けキーパ60は、第4実施形態と同様、フレーム構造としたものであり、錘105が当接する当接部63は、固定部61から竿杆1Aの表面に沿って延出し左右方向に分岐する二股の形状(一対の湾曲フレーム63A)で構成されている。各湾曲フレーム63Aには、竿杆1Aの外径に対して左右方向に膨出し、竿杆1Aの側面を覆うように下降する屈曲部63aが形成されている。各屈曲部の最下点となる下端部63bから先は、竿尻側に向けて略水平に延出しており、その先端は、竿杆1Aの側面に弾性的に点当たりする通過部62を形成している。
このため、湾曲フレーム63Aの屈曲部63aは、釣糸Sに引張力が作用すると、その裏側に錘105の上側が当て付いて錘105の軸方向への移動が規制された状態となり、錘105が竿尻側に変位するのを規制する規制部を構成する。
このような構成の仕掛けキーパであっても、ダウンショット仕掛けを安定して保持することが可能となる。また、このような構成では、各湾曲フレーム63Aに釣針を掛けることができ、上記した実施形態と同様、ダウンショット仕掛け以外の仕掛けに対応することも可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
例えば、釣竿は、リールシートが装着されていない構成であっても良く、グリップの形状、配設位置などは限定されることはない。また、仕掛けキーパが設置される位置については、限定されることはなく、図1において、下面側に配設しても良いし、側面側に配設しても良い。
また、上記した実施形態において、ダウンショット仕掛けの錘が当接する当接部については、フレーム構造、或いは、板状体にしたが、これらの形状は一例を示したにすぎず、その構成(湾曲形状、屈曲形状、規制部の形状、及び、釣針を引っ掛ける部分の構成など)については適宜変形することが可能である。
1 釣竿
1A 竿杆(元竿杆)
10,30,40,50,60 仕掛けキーパ
11,31,41,51,61 固定部
12,32,42,52,62 通過部
13,33,43,53,63 当接部
13A 湾曲フレーム
13b 湾曲部(規制部)
33b 側面(規制部)
100 ダウンショット仕掛け
105 錘
S 釣糸

Claims (3)

  1. 釣針及び錘を具備した仕掛けの少なくとも錘を係止する仕掛けキーパを装着した仕掛けキーパ付き釣竿であって、
    前記仕掛けキーパは、穂先側に形成され竿杆の外周面に対して固定される固定部と、竿尻側に形成され竿杆表面との間で釣糸を通過させる通過部と、前記固定部と通過部との間に形成され、錘が当接する当接部と、を有し、
    前記当接部には、穂先側から引張力が作用した状態の釣糸の引張力が緩んだ際、前記錘が竿尻側に変位するのを規制する規制部が設けられており、
    前記当接部は、前記固定部から竿杆表面に対して立ち上げられており、前記竿尻側が閉じた状態の一対の湾曲フレームを有し、
    前記一対の湾曲フレームは、装着される竿杆の外径よりも左右方向に膨出し、前記釣糸の引張力が緩んだ際、前記湾曲フレームの膨出した側面領域に、前記錘を当て付けて前記規制を行なうことを特徴とする仕掛けキーパ付き釣竿。
  2. 前記通過部は、竿杆表面に対して当て付いており、釣糸を通過させる際、竿杆表面から離間するように変位して釣糸の通過を許容し、通過部の先端側は、竿尻側に向けて次第に上昇するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の仕掛けキーパ付き釣竿。
  3. 前記竿杆には、握持、保持される複数のグリップが設けられており、
    前記仕掛けキーパは、複数のグリップ間に装着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の仕掛けキーパ付き釣竿。
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