JP7277379B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本開示は、固体撮像装置に関する。
図14は、特許文献1に開示された、MOSセンサに用いられるデータ転送回路の構成を示す図である。
このデータ転送回路は、複数のラッチドライバ回路2209Aを備える。ラッチドライバ回路2209Aは、画素データが保持されているラッチ回路2213及びリードビット線RBL1及びNRBL1を駆動するためのドライバ回路2214と、センスアンプ2210Aとプリチャージ回路2215Aとフリップフロップ2111とを備える。
この構成では、ラッチ回路2213のデータに応じてドライバ回路2214がリードビット線RBL1及びNRBL1を小振幅でドライブしセンスアンプ2210Aでラッチ回路2213内のデータを検出する。センスアンプ2210Aの出力は、複数ビットの画素データのうちのいずれか1ビットに対応する。これによれば、高速かつ低消費電力で画素データを読み出すことが可能である。また、画素データが0データ1データいずれの場合であってもドライバ回路2214及びプリチャージ回路2215Aが読出しの為に消費する電流はほぼ等しくデータに依存しない。
国際公開第2015/111368号
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、時系列に読み出すデータの状態によって、フリップフロップ111以降の回路が消費する電流は大きく異なる。画素データが大きなビット幅を持つほど、フリップフロップ111以降の回路が消費する電流は大きくなる。
このため、従来技術を、大きなビット幅を持ちフリップフロップの後段の負荷が大きいイメージセンサ(一例として、大判イメージセンサ)に用いると、時系列的に同じ画素データが続いた直後に異なる画素データを読み出す際の電流変化が自ずと大きくなり、この消費電流変化が他の回路(例えば画素)へのノイズ元となり画質に大きな影響を及ぼす場合が生じるという課題がある。
前記課題を鑑み、本開示は、A/D変換された画素データの転送時に発生するノイズを抑制し、画質劣化を抑制する固体撮像装置を提供する。
上記課題を解決するために本開示における固体撮像装置は、画素データを構成する1ビットのデジタル信号を保持するラッチ回路と、前記ラッチ回路に保持される前記デジタル信号をリードビット線対に出力するドライバ回路と、前記リードビット線対に接続されるセンスアンプと、動作クロック信号のk倍(kは2以上の整数)の周期をもつクロック信号がハイレベルであるかローレベルであるかに応じて、前記センスアンプから、出力される前記デジタル信号を正転出力するか、反転出力するかを選択するセレクタ回路とを備える。
本開示の固体撮像装置によれば、A/D変換された画素データの転送時に発生するノイズを抑制し、画質劣化を抑制することができる。
図1は、実施の形態1に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係るAD変換回路の構成例を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係るデータ転送回路の構成例を詳細に示す回路図である。 図4は、実施の形態1に係るデータ転送装置の動作例を具体的に示すタイミングチャートである。 図5は、実施の形態2に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。 図6は、実施の形態2に係るデータ転送回路の構成例を詳細に示す回路図である。 図7Aは、実施の形態2に係る多数決検知回路の構成例を詳細に示す回路図である。 図7Bは、排他的論理和回路の構成例を示す回路図である。 図8は、実施の形態2に係る画素データ例を示す図である。 図9は、実施の形態2に係るサイクル3~7における排他的論理和回路の入力状態及び反転フラグの出力状態を示す図である。 図10は、実施の形態2に係るサイクル4~8におけるデータ転送回路の出力状態を示す図である。 図11は、実施の形態2に係る動作例を示すタイミングチャートである。 図12は、実施の形態3に係るデータ転送回路の構成例を詳細に示す回路図である。 図13Aは、実施の形態3に係る多数決検知回路の構成例を詳細に示す回路図である。 図13Bは、図13A中の重みドライバの構成例を示す回路図である。 図14は、特許文献1に開示された、MOSセンサに用いられるデータ転送回路の構成を示す図である。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨では、ない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る撮像装置100の構成例を示すブロック図である。同図に示すように、撮像装置100は、例えば、カメラ又はカメラモジュールであり、光学系900、固体撮像装置1000を備えている。
光学系900は、レンズ901と、メカニカルシャッタ902とを備えている。レンズ901は、被写体からの光(例えば可視光)を集光して固体撮像装置1000の画素アレイ部102上に画像イメージを形成する。メカニカルシャッタ902は、レンズ901と固体撮像装置1000との間の光路上に位置し、画素アレイ部102上に導かれる光量を制御する。
固体撮像装置1000は、画素アレイ部102、行走査回路930、AD変換回路109、データ転送回路110、クロック生成部120、及び、画像信号処理部1001を備えている。
画像信号処理部1001は、データ転送回路110が出力したデジタルの出力データOUTPUTに対して各種信号処理(画像処理)を行う。
行走査回路930は、行単位で画素部101からの信号を読み出すために、複数の画素部101を行単位で走査する。
画素アレイ部102は、行列状に配置されている複数の画素部101を含む。ここで、画素部101は、光電変換を行う光電変換素子を含む受光部を有する。例えば、光電変換素子は、フォトダイオード或いはフォトゲートなどの光感応素子、アモルファスシリコンで構成される光電変換膜、又は、有機光電変換膜である。画素部101は、さらに、必要に応じて、光電変換により生じた信号を読み出すためのデバイス、及び初期化動作を行うためのデバイスを有する。
クロック生成部120は、クロック信号(基準クロック信号)を生成し、当該クロック信号をバイナリカウンタ104、カラムA/D変換回路106、タイミング生成回路340、列走査回路300に供給する。
図2は、AD変換回路109の構成例を示す図である。
AD変換回路109は、バイナリカウンタ104、D/A変換回路(以下DACと省略)105、複数のカラムA/D変換回路106、及び複数のカウンタ-ラッチ間データ転送バスWBUS(WBUS_1・・・WBUS_x)を備えている。
カラムA/D変換回路106は、画素部101の1/2列、1列、又は複数列ごとに設けられ、対応する画素部101から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、当該デジタル信号を保持する。図1~図3では、複数のカラムA/D変換回路106は、画素アレイ部102内の垂直信号線V1・・・Vxと一対一に対応する。つまり、x個のカラムA/D変換回路106が設けられている。
各カラムA/D変換回路106は、アナログ信号をnビットのデジタル信号に変換する機能を有する。カラムA/D変換回路106は、nビットのカウンタ回路208を有している。カウンタ回路208は、1ビットのカウンタ108をn個有し、nビットカウンタを構成している。
DAC105は、バイナリカウンタ104から入力されたバイナリ値に従ってアナログランプ電圧(三角波)を生成する。このアナログランプ電圧はカラムA/D変換回路106内の比較器107に入力されている。
各カラムA/D変換回路106は、比較器107及びカウンタ回路208を備えている。
比較器107は、DAC105によって生成されたアナログランプ電圧と、行線H1・・・Hy毎に、画素部101から垂直信号線V1・・・Vxを介して得られる画素信号のうち、対応する列の画素信号とを比較する。
カラムA/D変換回路106に含まれるnビットのカウンタ回路208は、画素部101毎に垂直信号線の電圧値とアナログランプ電圧とが一致するまでの比較時間をカウントする(カウント動作)。このカウント値がnビットの画素データである。
図3は、データ転送回路110の構成例を示す図である。
データ転送回路110は、複数の読出し回路200、タイミング生成回路340、列走査回路300を備えている。
複数の読出し回路200は、画素データのビット数と同数設けられる。同図のデータ転送回路110は、n個の読出し回路200を備える。n個の読出し回路200は、nビット画素データを出力する。nビット画素データを構成するビットを、OUTPUT_1~OUTPUT_nを表記する。各読出し回路200は、画素部101の水平方向の配置個数x個に対応して、x個のラッチドライバ回路209、プリチャージ回路215、センスアンプ210、セレクタ回路112、フリップフロップ111、出力バッファ113を備えている。図3に示すn個の読出し回路200は、セレクタ回路112においてnビット画素データを正転出力(つまり非反転出力)するか、反転出力するかを選択可能に構成されている。この選択により、例えば、同じ値の画素データが連続的に出力することを低減し、また例えば、ビット変化の大きい画素データの連続出力を緩和することができる。
図3において、ラッチドライバ回路209の数は、x×n個である。すなわち、行方向にx個、列方向にn個のラッチドライバ回路209が配列されている。各ラッチドライバ回路209は、ラッチ回路213及びドライバ回路214を含む。ドライバ回路214は、ラッチ回路213並びに、リードビット線RBL及びNRBLに接続されている。
列方向にn個並ぶラッチ回路213は、図2中のカウンタ回路208に対応するnビットの画素データをラッチする。列毎に設けられたカウンタ回路208のカウント動作完了後にカウンタ回路208内のnビットのカウント値は、画素データとしてカウンタ-ラッチ間データ転送バスWBUSを通して、データ転送回路110内のラッチ回路213に転送される。その結果、x個のnビット画素データがカウンタ-ラッチ間データ転送バスWBUS_1~WBUS_xを介して、x個×n個のラッチ回路213に格納される。
各列に配置されたn個のドライバ回路214は、リードワード線RWL1・・・RWLxによって選択される。選択された列のn個のドライバ回路214は、対応するn個のラッチ回路213に保持されるnビットのデジタル信号を、ラッチ回路213の出力よりも小さい振幅をもつ信号としてn対のリードビット線対に出力する。各リードビット線対は、リードビット線RBLおよびリードビット線NRBLからなる。このように、リードワード線RWL1・・・RWLxのいずれかが選択されると、その選択されたリードワード線に接続されているn個のラッチドライバ回路209内のラッチ回路213に保持されたnビット画素データがn対のリードビット線RBL及びNRBLに伝達される。
列走査回路300及びタイミング生成回路340には、クロック生成部120からクロック信号CLKが供給される。
列走査回路及300はリードワード線RWL1・・・RWLxを順次選択するパルス信号を生成する。
タイミング生成回路340は、及びセンスアンプ210に接続されたセンスアンプイネーブル信号線を駆動するためのパルス信号(センスアンプイネーブル信号SAE)、プリチャージ回路215に接続されたリードビット線RBL、NRBLをプリチャージするためのパルス信号(プリチャージ信号NPCG)及び、セレクタ回路112に接続されるクロックCLKの二倍の周期であるクロックCLK2を生成する。
n個のセンスアンプ210は、n対のリードビット線RBL及びNRBLから伝達された信号を増幅することで当該信号を通常のデジタル信号に変換する。得られたデジタル信号はセレクタ回路112を介してフリップフロップ111に入力され、フリップフロップ111を介して出力バッファ113から出力される。
n個のセレクタ回路112は、n個のセンスアンプ210からのnビット画素データを正転出力するか、反転出力するかを選択する。各セレクタ回路112は、正転入力端子、反転入力端子、出力端子、および制御端子を有する。正転入力端子には、対応するセンスアンプからnビット画素データ中の1ビットデータが入力される。反転入力端子にも、対応するセンスアンプからnビット画素データ中の1ビットデータが入力される。反転入力端子に入力された1ビットデータは反転される。本実施の形態では、セレクタ回路112の制御端子には、選択制御信号としてクロック信号CLK2が入力されている。各セレクタ回路112は、選択制御信号がローレベルのときに、正転入力端子に入力された1ビットデータを出力つまり正転出力し、ハイレベルのときに、反転入力端子に入力された1ビットデータを反転したデータを出力、つまり反転出力する。図3では、選択制御信号はクロック信号CLK2であるので、1列毎に正転出力と反転出力とが切り替わることになる。セレクタ回路112は、例えば、奇数列では正転出力、偶数列では反転出力することになる。
次に、データ転送回路110に関して、図1~3の回路図及び図4の波形図を用いて説明する。
以下では、図3の各列に対応するn個のラッチ回路213には対応するn個のカウンタ108から転送されたnビット画素データが保持されていることを前提に説明する。
n個のセンスアンプ210には、列走査回路300及びタイミング生成回路340によって生成されたセンスアンプイネーブル信号SAEが入力されている。各センスアンプ210は、センスアンプイネーブル信号SAEがH(ハイ)レベルに活性化された場合に、リードビット線RBL及びNRBLの微小電位差をデジタル信号に増幅及び変換し、得られた信号をセンスアンプ出力信号SAOUTに出力する。
n個のセンスアンプ210のセンスアンプ出力SAOUTは、n個のセレクタ回路112に入力される。各セレクタ回路112の選択制御信号は前述の様に読出しサイクルの2倍周期のクロック信号(CLK2)を入力とする。各セレクタ回路112の出力はフリップフロップ111の入力端子に接続される。フリップフロップ111から出力バッファ113を介して出力される信号は出力データOUTPUT_kとして出力される。ここで、kは1からnまでの整数である。
n個のプリチャージ回路215には、列走査回路300及びタイミング生成回路340によって生成されたプリチャージ信号NPCGが入力される。プリチャージ回路215は、プリチャージ信号NPCGがL(ロウ)レベルに活性化された場合にリードビット線RBL及びNRBLをHレベルにプリチャージする。
図4は、図1~図3に示したデータ転送回路110の動作例を具体的に示すタイミングチャートである。本開示の理解を容易とするため、クロック信号CLKの上に1から10までのサイクル名を記載している。図4において、横軸は時間軸を示す。また、クロック信号CLKは、固体撮像装置1000の動作の基準となるクロック信号である。クロック信号CLK2は、クロック信号CLKの2倍の周期をもつ。センサアンプイネーブル信号SAEは、ハイレベルのときn個のセンスアンプ210の出力をイネーブルにする信号である。プリチャージ信号NPCGは、ローレベルのときn個のプリチャージ回路215にn対のリードビット線RBLおよびNRBLを所定電位にプリチャージさせるための信号である。リードワード線RWL1~RWL9は、1列目~9列目の列を選択する信号であり、列走査回路300により走査される。x本あるリードワード線RWL1~RWLxのうちの9本を示している。一対のリードビット線RBLおよびNRBLは、n対のリードビット線RBLおよびNRBLのうちの1つだけを代表として示している。DATA1~DATA10は、センスアンプ210のデータ出力が変化するタイミングを示す。センスアンプ出力信号SAOUTは、n個の出力バッファ16のうちの何れか1つの出力バッファ16の出力信号を示す。出力データOUTPUTは、n本の出力信号OUTPUPT_1~OUTPUT_nのうちの何れか1つを示す。
また、以下の説明では、nビットの画素データのうちの出力データOUTPUT_1(最下位ビット)に注目して説明する。
図4では、x個のラッチ回路213(例えば出力データOUTPUT_1に対応する)のうちのリードワード線RWL1、2、3、4、9、10に対応するストレージノードSNにはLレベルが保持されており、ストレージノードNSNにはHレベルが保持されているものとする。この場合、対応するセンスアンプ出力SAOUTはLになる。
また、リードワード線RWL5、6、7、8に対応するラッチ回路213のストレージノードSNにはHレベルが保持されており、ストレージノードNSNにはLレベルが保持されているものとする。この場合、対応するセンスアンプ出力SAOUTはHになる。
図4のサイクル1以前において、列走査回路300の内部を初期化するため予めリセット信号RSTが活性化されているものとする。また、プリチャージ信号NPCGはLレベルでありリードビット線RBL、NRBLは共に所定電位(例えば電源電位)にプリチャージされている。
列走査回路300はクロックCLKのサイクル毎にリードワード線RWL1・・・RWLxを1つずつ順次Hレベルとする走査を行う回路でありクロックCLKのH期間毎にRWL1・・・RWLxを順次活性化する。この走査はリセット信号RSTによってリセットされ一旦リセットされるとリードワード線の活性化の順序はRWL1、RWL2・・・RWLxの順に再設定される。また、タイミング生成回路340はクロックの立下りエッジでセンスアンプイネーブル信号SAEをHレベルとし、一定期間を経てLレベルとなる。またSAEがLレベルに遷移するタイミングでプリチャージ信号NPCGはLレベルとなりクロックCLKの立ち上がりエッジでHレベルに遷移する回路である。
サイクル1では、前述の様に列走査回路300から出力されるリードワード線RWL1はクロックCLKのH期間でHレベル活性化されクロックCLKの立下りでLレベルとなる。RWL1がHに活性化されるとRWL1に対応したn個のラッチドライバ回路209内の最下位ビットに対応するドライバ回路214はラッチ回路213の値に応じて一対のリードビット線RBLおよびNRBLのどちらか一方の電荷をディスチャージする。ここでは、RWL1に対応したラッチ回路213内のデータであるストレージノードSNはLが記憶されているためリードビット線RBLがLレベルに遷移する。一方NRBLはHレベルを保持する。
サイクル1のクロックCLKの立下りでセンスアンプイネーブル信号SAEがHに活性化されることでリードビット線RBLおよびNRBLの電位状態に応じた信号がセンスアンプ出力SAOUTに出力される。サイクル1はRBLがLレベルに遷移し、NRBLはHレベルを保持するため出力信号SAOUTにはLレベルになる。
サイクル1では、クロックCLK2がLレベルであるため、セレクタ回路112は正転出力を選択する。つまり、セレクタ回路112は、センスアンプ出力SAOUTと同じ極性の1ビットデータをフリップフロップ111に出力する。
センスアンプイネーブル信号SAEのH期間の一定経過後、プリチャージ信号NPCGはLレベルとなることでリードビット線RBL/NRBLがプリチャージされサイクル2の動作に備える。このときセンスアンプ出力SAOUTの出力レベルのLレベルは保持される。
サイクル2のCLKの立ち上がりで、サイクル1でラッチドライバ回路209から読出した信号はフリップフロップ111と出力バッファ113を通して出力データOUTPUT_1としてLレベルが出力される。
サイクル2では、サイクル1に引き続き列走査回路から出力されるリードワード線RWL2はクロックCLKのH期間でHレベルに活性化されクロックCLKの立下りでLレベルとなる。RWL2がHに活性化されるとRWL2に対応したラッチドライバ回路209内のドライバ回路214はラッチ回路213の値に応じてリードビット線の電荷をディスチャージする。ここでは、RWL2に対応したラッチ回路213内のデータであるストレージノードSNはLが記憶されているためリードビット線RBLがLレベルに遷移する。一方NRBLはHレベルを保持する。
サイクル3のクロックCLKの立下りでセンスアンプイネーブル信号SAEがHに活性化されることでリードビット線の電位状態に応じた信号がセンスアンプ出力SAOUTに出力される。サイクル2はRBLがLレベルに遷移し、NRBLはHレベルを保持するためセンスアンプ出力SAOUTにはLレベルが出力される。
サイクル2では、クロックCLK2がHレベルであるためセンスアンプ出力SAOUTと逆極性のデータがフリップフロップ111に入力される。
センスアンプイネーブル信号SAEのH期間の一定経過後、プリチャージ信号NPCGはLレベルとなることでリードビット線RBL/NRBLがプリチャージされサイクル3の動作に備える。このときセンスアンプ出力SAOUTの出力レベルのLレベルは保持される。
サイクル3のCLKの立ち上がりで、サイクル2でラッチドライバ回路209から読出した信号はフリップフロップ111と出力バッファ113を通して出力データOUTPUT_1としてHレベルが出力される。
以下サイクル3での動作はサイクル1と同じでありサイクル4はサイクル2と同じ動作を行う。
サイクル5では、前述の様に列走査回路から出力されるリードワード線RWL5はクロックCLKのH期間でHレベル活性化されクロックCLKの立下りでLレベルとなる。RWL5がHに活性化されるとRWL5に対応したラッチドライバ回路209内のドライバ回路214はラッチ回路213の値に応じてリードビット線の電荷をディスチャージする。ここでは、RWL5に対応したラッチ回路213内のデータであるストレージノードSNはHが記憶されているためリードビット線NRBLがLレベルに遷移する。一方RBLはHレベルを保持する。
サイクル6のクロックCLKの立下りでセンスアンプイネーブル信号SAEがHに活性化されることでリードビット線の電位状態に応じた信号がセンスアンプ出力SAOUTに出力される。サイクル5はNRBLがLレベルに遷移し、RBLはHレベルを保持するためセンスアンプ出力SAOUTにはHレベルが出力される。
サイクル5では、クロックCLK2がLレベルであるためセンスアンプ出力SAOUTと同じ極性のデータがフリップフロップ111に入力される。
センスアンプイネーブル信号SAEのH期間の一定経過後、プリチャージ信号NPCGはLレベルとなることでリードビット線RBL/NRBLがプリチャージされサイクル6の動作に備える。このときセンスアンプ出力SAOUTの出力レベルのHレベルは保持される。
サイクル6のCLKの立ち上がりで、サイクル5でラッチドライバ回路209から読出した信号はフリップフロップ111と出力バッファ113を通して出力データOUTPUT_1としてHレベルが出力される。
サイクル6では、サイクル5に引き続き列走査回路から出力されるリードワード線RWL6はクロックCLKのH期間でHレベルに活性化されクロックCLKの立下りでLレベルとなる。RWL6がHに活性化されるとRWL6に対応したラッチドライバ回路209内のドライバ回路214はラッチ回路213の値に応じてリードビット線の電荷をディスチャージする。ここでは、RWL6に対応したラッチ回路213内のデータであるストレージノードSNはHが記憶されているためリードビット線NRBLがLレベルに遷移する。一方RBLはHレベルを保持する。
サイクル7のクロックCLKの立下りでセンスアンプイネーブル信号SAEがHに活性化されることでリードビット線の電位状態に応じた信号がセンスアンプ出力SAOUTに出力される。サイクル6はNRBLがLレベルに遷移し、RBLはHレベルを保持するためセンスアンプ出力SAOUTにはHレベルが出力される。
サイクル6では、クロックCLK2がHレベルであるためセンスアンプ出力SAOUTと逆極性のデータがフリップフロップ111に入力される。
センスアンプイネーブル信号SAEのH期間の一定経過後、プリチャージ信号NPCGはLレベルとなることでリードビット線RBL/NRBLがプリチャージされサイクル7の動作に備える。このときセンスアンプ出力SAOUTの出力レベルのHレベルは保持される。
サイクル7のCLKの立ち上がりで、サイクル6でラッチドライバ回路209から読出した信号はフリップフロップ111と出力バッファ113を通して出力データOUTPUT_1としてLレベルが出力される。
以下サイクル7での動作はサイクル5と同じでありサイクル8はサイクル6と同じ動作を行う。
また、サイクル9での動作はサイクル1、3と同じでありサイクル10はサイクル2、4と同じ動作を行う。
以降画素データに応じた読出しをサイクルx+1回繰り返すことでRWLxに対応する画素データまでの読出しを行う。
この本実施の形態では、奇数サイクルに対応する画素データを正転データとしてフリップフロップ111から読出し、偶数サイクルに対応する画素データを反転データとして読み出している。画像信号処理部1001はサイクル毎にデータの正転、反転を偶数サイクルでは、さらにデータを反転した後に各種画像処理を行う。
以上の様に、この実施の形態では、リードワード線RWL1、2、3、4、9、10に対応したラッチドライバ回路209に同じデータが記憶され、リードワード線RWL5、6、7、8に対応した全てのラッチドライバ回路209にリードワード線RWL1に対応したラッチ回路ドライバ209に記憶されていたデータとは逆のデータが記憶されている場合においてもフリップフロップは遷移状態を増加させることが出来る。
前述の様に従来の固体撮像装置では、電流を消費しない状態が続いた後に複数サイクルでの平均電流消費の変動が大きく、電源ノイズを発生させる。この実施例では、同じデータが続いた場合においてフリップフロップ111の活性率を増加させることで複数サイクルにおける平均消費電流の変動を抑えることができるため、画質の向上を行うことが可能になる。
以上説明してきたように本実施の形態における固体撮像装置は、画素データを構成する1ビットのデジタル信号を保持するラッチ回路213と、前記ラッチ回路213に保持される前記デジタル信号をリードビット線対(RBL、NRBL)に出力するドライバ回路214と、前記リードビット線対(RBL、NRBL)に接続されるセンスアンプ210と、前記センスアンプ210から、出力される前記デジタル信号を正転出力するか、反転出力するかを選択するセレクタ回路112とを備える。
この構成によれば、同じ画素データが続いた場合には、連続する画素データ間のビット変化を抑制することも可能であり、データ転送による平均的な消費電流の変動を抑制する。これにより、ノイズの発生を抑制して画質劣化を抑制することができる。
また、本実施の形態における固体撮像装置は、光電変換を行う複数の画素部101が行列状に配置される画素アレイ部102と、複数の画素部101からの列毎のアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換部109と、デジタル信号を保持する列毎に配置される複数のラッチ回路213と、複数のラッチ回路213に保持されるデジタル信号を列毎に順次出力する複数のドライバ回路214と、複数のドライバ回路214に接続される複数のリードビット線対RBL、NRBLと、複数のリードビット線対RBL、NRBLに接続される複数のセンスアンプ210と、複数のセンスアンプ210から、順次出力されるデジタル信号を列毎に正転出力するか、反転出力するかを選択する複数のセレクタ回路112と、を備える。
この構成によれば、同じ画素データが続いた場合には、連続する画素データ間のビット変化を抑制することも可能であり、データ転送による平均的な消費電流の変動を抑制し、これにより、ノイズの発生を抑制して画質劣化を抑制することができる。
ここで、AD変換部109は、アナログ信号をn(nは2以上の整数)ビットのデジタル信号に変換し、複数のラッチ回路213は、列毎にn個配置され、複数のドライバ回路214は、列毎にn個配置され、複数のリードビット線対は、n個配置され、複数のリードビット線対のそれぞれは、行方向に並ぶドライバ回路214を接続し、複数のセンスアンプ210は、n個配置され、複数のセレクタ回路112は、n個配置されてもよい。
この構成によれば、nビットの画素データの転送時に、イズの発生を抑制して画質劣化を抑制することができる。
ここで、複数のセレクタ回路112は、動作クロック信号のk(kは2以上の整数)倍の周期をもつクロック信号をセレクト制御信号として入力してもよい。
この構成によれば、k列毎に正転出力と反転出力とを切り替えることができる。言い換えれば、連続するk列の画素データを連続して正転出力し、その後、連続するk列の画素データを反転出力することを繰り返すことができる。正転出力と反転出力との選択によって出力データに変化を与えることができ、同じ画素データが連続した直後に発生する大きなノイズを抑制することができる。
ここで、固体撮像装置は、複数のセレクタ回路112から出力されるデジタル信号を出力する複数の出力バッファ113と、複数の出力バッファ113からの信号をデジタル処理するための信号処理部とを備えてもよい。
なお、本構成は、固体撮像装置のみならず、順次読み出しを行う半導体記憶装置における読み出しの低ノイズ化にも応用可能である。
(実施の形態2)
以下、図面を参照しながら、実施の形態2に係る固体撮像装置の構成及び動作について、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図5は、実施の形態2に係る撮像装置100bの構成を示すブロック図である。同図に示すように、撮像装置100bは、光学系900、固体撮像装置1000bを備え、例えばカメラ又はカメラモジュールである。
固体撮像装置1000bは、画素アレイ部102、行走査回路930、AD変換回路109、データ転送回路140、クロック生成部120、及び、画像信号処理部1001bを備えている。
データ転送回路140は出力データOUTPUT及び反転認識信号FLIPOUTを出力するブロックである。
画像信号処理部1001bは、データ転送回路が出力したデジタルの出力データOUTPUT及び反転認識信号FLIPOUTに対して各種信号処理(画像処理)を行うブロックである。
これらデータ転送回路140、画像信号処理部1001以外の構成は実施の形態1で示した撮像装置100と同じである。
図6は、本開示の実施の形態2に係るデータ転送回路140の構成例を詳細に示す回路図である。
図6のデータ転送回路140は図5のデータ転送回路140の詳細を示しており、図1に示した様に画素を水平方向にx個配置されており、これに対応して図6に示したデータ転送回路140はラッチドライバ回路209を水平方向にx個備え、プリチャージ回路215とセンスアンプ210、セレクタ回路112、フリップフロップ115、116、117、出力バッファ113、一致検出回路206を備えた読出し回路201と多数決検知回路500、タイミング生成回路341、列走査回路300で構成される。
先の実施の形態1で示した図3に含まれる、センスアンプ210、プリチャージ回路215、ラッチドライバ回路209、列走査回路300は同じである。
また、図6では、タイミング生成回路341は図3のタイミング生成回路340から、クロックCLK2の出力を省いた構成である。
一致検出回路206はセンスアンプ210からの出力を入力とし、複数のフリップフロップFF115、116、117、と排他的論理和回路400とセレクタ回路112によって構成されており、2つのフリップフロップFF115、116は縦続接続されている。フリップフロップ116の出力はセレクタ回路112の入力に接続される。
排他的論理和回路400は、センスアンプ210から順次出力されるデジタル信号としての第1のデジタル信号と次のサイクルで出力される第2のデジタル信号とを比較する比較回路として動作する。比較結果は、一致するかしないかを示す排他的論理和信号EXOROUTとして出力される。具体的には、排他的論理和回路400はセレクタ112回路の出力および、フリップフロップ115の出力を入力とし、排他的論理和信号EXOROUTを出力する。この排他的論理和回路400の出力は多数決検知回路500の入力に接続され、多数決検知回路500の出力がセレクタ回路112のセレクト信号に接続される。セレクタ回路112の出力はフリップフロップ117の入力に接続され出力バッファ113の入力に接続される。
尚、データ転送回路140は読出し回路201が5つで構成されているものとする。
排他的論理和回路400はINpreとInPostの2つの入力を持ち、EXOROUTを出力回路である。INpreとInPostが異なる入力レベル(HレベルもしくはLレベル)の場合、EXOROUTとしてHレベルを出力する。
尚、図6では、排他的論理和回路400のINpre、InPostにEXOROUTに5つある読出し回路201毎にそれぞれ1、5のサフィックスを付加している。
多数決検知回路500は読出し回路201から出力される排他的論理和出力EXOROUT_1・・・EXOROUT_5、リセット信号RSTIN、クロックCLK、センスアンプイネーブル信号SAEを入力とし、EXOROUT_1~5のHレベルの総数が3(ハミング距離3)以上の場合は選択制御信号SELOUTにHを、EXOROUT_1~5のHレベルの総数が2(ハミング距離2)以下の場合は選択制御信号SELOUTにLを出力する回路である。
図7Aは多数決検知回路500の構成例を詳細に示す回路図である。また、図7Bは、排他的論理和回路400の構成例を示す回路図である。
尚、図7Aでは、図6同様に排他的論理和回路400のINpre、InPostにEXOROUTに5つある読出し回路201毎にそれぞれ1、5のサフィックスを付加している。
多数決検知回路500はセンスアンプ211と5つの一致検出ドライバ510、プルアップ回路520、フリップフロップ118、119で構成されている。検出ノード(MISS)、検出ノード(HIT)にはプルアップ回路520が接続され、5つの一致検出ドライバとセンスアンプ211が接続されている。検出ノード(MISS)、検出ノード(HIT)の電位状態はEXOROUT_1・・・EXOROUT_5の信号状態によって決定され、5ビットあるEXOROUT_1・・・EXOROUT_5のHレベルが3以上の場合は検出ノード(HIT)の電位は検出ノード(MISS)の電位よりも下がり、Hレベルが2以下の場合は検出ノード(MISS)の電位は検出ノード(HIT)の電位よりも下がる。
この検出ノード(HIT)と検出ノード(MISS)の電位関係を後段のセンスアンプ211が増幅しFLIP_Iに出力する。出力されたFLIP_Iは縦続接続された2つのフリップフロップ118、119を経て反転認識信号FLIPOUTを出力する。
フリップフロップ118、119はそれぞれクロックCLKの立ち上がりでデータを更新する。
このデータ転送回路140に関して、図6、図7A、図7Bの回路図、図8、図9、図10の状態表波形及び図11の波形図を用いて説明する。
なお、本実施の形態においても先の実施の形態同様にカウンタ回路208から、ラッチ回路213への画素データの書き込みに関する図及び記載は省略しており、ラッチ回路213には後述する画素データが保持されていることを前提に説明する。
図8は、各RWL1、2、3、4、5、6に対応した画素データ例を示す図である。この画素データ例は、上記各RWL1~6のそれぞれに対応するn(本実施形態ではn=5)個のラッチ回路213内のストレージノードSNの状態を示している。
データは5ビットのデータでありRWL1に対応する5つのラッチ回路213のデータはDATA1に対応して全てLレベルであり、RWL2に対応する5つのラッチ回路213のデータはDATA2に対応して全てHレベルである。以降RWL3、4、5、6には図8で示すDATA3、4、5、6のデータが記憶されているものとする。
図11は図5、6に示したデータ転送回路140の動作例を具体的に示すタイミングチャートである。本開示の理解を容易とするため、クロック信号CLKの上に1から7までのサイクル名を記載している。
サイクル1以前において、列走査回路300の内部を初期化するため予めリセット信号RSTが活性化されているものとする。また、プリチャージ信号NPCGはLレベルでありリードビット線RBL、NRBLは電源電位にプリチャージされている。
読出しに関する列走査回路300の動作は実施の形態1と同様である。またタイミング生成回路341が出力するセンスアンプイネーブル信号SAE、プリチャージ信号NPCGの動作も実施の形態1のタイミング生成回路340と同様である。
尚、列走査回路300、タイミング生成回路341の回路の詳細は省いている。
一致検出回路206のフリップフロップFF115、116、117はCLKの立ち上がりでデータを取り込み次CLKの立ち上がりで入力されたデータを出力する。
サイクル1では、図8で示した通り画素データがすべてLであるため図11に示した様にクロックの立下りから、次サイクルのクロックCLKの立下りまでセンスアンプ出力SAOUT_1・・・SAOUT_5から、Lレベルの信号(DATA1)が出力される。
サイクル2のCLKの立ち上がりにおいて、図11に示した様に前サイクルでセンスアンプ出力から、読み出されたDATA1がフリップフロップ115を介してInPreに出力されサイクル2の期間保持される。
また、サイクル2では、図8で示した通り画素データがすべてHであるためクロックの立下りから、次サイクルのクロックCLKの立下りまでセンスアンプ出力SAOUT_1・・・SAOUT_5から、Hレベルの信号(DATA2)が出力される。
サイクル3のCLKの立ち上がりにおいて、図11に示した様に前サイクルでセンスアンプ出力から、読み出されたDATA2がフリップフロップ115を介してInPreに出力されサイクル3の期間保持される。
また、サイクル3のCLKの立ち上がりにおいて、前サイクルでフリップフロップ115出力から、読み出されたDATA1がフリップフロップ116とセレクタ回路112を介してInPostに出力されサイクル3の期間保持される。
このときセレクタ回路112の選択制御信号SELOUTは多数決検知回路500に外部から、供給されるリセット信号RSTINがサイクル1、2、3に渡って活性化されているためサイクル1~3までは、Lレベルを出力している。
またサイクル3では、図8で示した通り画素データはDATA<5:1>は01011であるため、クロックの立下りから、サイクル3のクロックの立下りまでセンスアンプ出力であるSAOUT_1はHを、SAOUT_2はHを、SAOUT_3はLを、SAOUT_4はHを、SAOUT_5はLを、それぞれ出力する(DATA3)。
サイクル3では、排他的論理和回路400は前述のように、DATA1とDATA2のそれぞれのビットの排他的論理和結果を出力する。DATA1とDATA2は5ビットすべて反転した状態にあるため排他的論理和EXOROUT_1・・・_5は全てHレベルを出力する。
この時、多数決検知回路500は図7で示すように、クロックCLKのH期間では、多数決検知回路500内の一致検出ドライバ510のNchトランジスタペア501、502のうちHITノードに接続されたNchトランジスタペア502がグランドと導通状態となりHITノードの電位が低下する。
サイクル3のクロックCLKの立下りでセンスアンプイネーブル信号SAEが立ち上がるとセンスアンプはHITノードの電位がMISSノードよりも電位が低いためセンスアンプに接続されたDA_HITの電位がLレベルに遷移する。
そのため、反転フラグFLIP_Iの電位がHレベルに遷移し、反転フラグFLIP_Iの出力は次サイクルのセンスアンプイネーブル信号SAEの立ち上がりまで保持される。
サイクル4のクロックの立ち上がりでは、前サイクル期間においてInPostに保持されていたDATA1がフリップフロップ117と出力バッファ113を介して出力データOUTPUT_1~5に出力され同サイクル期間中保持される。
また、サイクル4では、前サイクルで出力された反転フラグFLIP_IのHレベルがCLKの立ち上がりで選択制御信号SELOUTにHレベルとして出力され同サイクル期間中保持される。
サイクル4のCLKの立ち上がりにおいて、図11に示した様に前サイクルでセンスアンプ出力から、読み出されたDATA3がフリップフロップ115を介してInPreに出力されサイクル4の期間保持される。
また、サイクル4のCLKの立ち上がりにおいて、前サイクルでフリップフロップ115出力から、読み出されたDATA2がフリップフロップ116とセレクタ回路112を介してInPostに出力されサイクル4の期間保持される。
このとき前サイクルで出力された反転フラグFLIP_IのHレベルがCLKの立ち上がりで選択制御信号SELOUTにHレベルとして出力され同サイクル期間中保持されるため、セレクタ回路112はフリップフロップ116の反転信号を出力する。つまりINPostにはDATA2の反転信号が出力される事になる。
同サイクルでは、排他的論理和回路400の入力にはINPostに出力されたDATA2の反転信号と、INPreに出力されたDATA3の信号の2種類の信号が入力されそれぞれのビット毎に一致・不一致の検出を行う。このときEXOROUT<5:1>は01011となる。
この時、多数決検知回路500は図7で示すように、クロックCLKのH期間では、多数決検知回路500内の一致検出ドライバ510のNchトランジスタペア501、502のうちMISSノードに接続されたNchトランジスタペア501が2つ、HITノードに接続されたNchトランジスタペアが3つグランドに導通状態となる。
この場合MISS/HIT双方のノードの電位が低下するが、グランドに導通しているNchトランジスタペア数が多いHITノードの電位がMISSノードの電位よりも低くなる。
サイクル4のクロックCLKの立下りでセンスアンプイネーブル信号SAEが立ち上がるとセンスアンプはHITノードの電位がMISSノードよりも電位が低いためセンスアンプに接続されたDA_HITの電位がLレベルに遷移する。
そのため、反転フラグFLIP_Iの電位がHレベルに遷移し、反転フラグFLIP_Iの出力は次サイクルのセンスアンプイネーブル信号SAEの立ち上がりまで保持される。
サイクル5のクロックCLKの立ち上がりでは、前サイクル期間においてInPostに保持されていたDATA2の反転信号がフリップフロップ117と出力バッファ113を介して出力データOUTPUT_1~5に出力され同サイクル期間中保持される。
また、サイクル5のクロックCLK立ち上がりでは、前サイクルで保持されていた選択制御信号SELOUTのHレベル出力がフリップフロップ119を介してHレベルとして出力され同サイクル期間中保持される。
また、サイクル5では、前サイクルで出力された反転フラグFLIP_IのHレベルがCLKの立ち上がりで選択制御信号SELOUTにHレベルとして出力され同サイクル期間中保持される。
サイクル5のCLKの立ち上がりにおいて、図11に示した様に前サイクルでセンスアンプ出力から、読み出されたDATA4がフリップフロップ115を介してInPreに出力されサイクル5の期間保持される。
また、サイクル5のCLKの立ち上がりにおいて、前サイクルでフリップフロップ115出力から、読み出されたDATA3がフリップフロップ116とセレクタ回路112を介してInPostに出力されサイクル5の期間保持される。
このとき前サイクルで出力された反転フラグFLIP_IのHレベルがCLKの立ち上がりで選択制御信号SELOUTにHレベルとして出力され同サイクル期間中保持されるため、セレクタ回路112はフリップフロップ116の反転信号を出力する。つまりINPostにはDATA3の反転信号が出力される事になる。
同サイクルでは、排他的論理和回路400の入力にはINPostに出力されたDATA3の反転信号と、INPreに出力されたDATA4の信号の2種類の信号が入力されそれぞれのビット毎に一致・不一致の検出を行う。このときEXOROUT<5:1>は10000となる。
この時、多数決検知回路500は図7で示すように、クロックCLKのH期間では、多数決検知回路500内の一致検出ドライバ510のNchトランジスタペア501、502のうちMISSノードに接続されたNchトランジスタペア501が4つ、HITノードに接続されたNchトランジスタペアが1つグランドに導通状態となる。
この場合MISS/HIT双方のノードの電位が低下するが、グランドに導通しているNchトランジスタペア数が多いMISSノードの電位がHITノードの電位よりも低くなる。
サイクル5のクロックCLKの立下りでセンスアンプイネーブル信号SAEが立ち上がるとセンスアンプはMISSノードの電位がHITノードよりも電位が低いためセンスアンプに接続されたDA_HITの電位がHレベルに遷移する。
そのため、反転フラグFLIP_Iの電位がLレベルに遷移し、反転フラグFLIP_Iの出力は次サイクルのセンスアンプイネーブル信号SAEの立ち上がりまで保持される。
サイクル6のクロックの立ち上がりでは、前サイクル期間においてInPostに保持されていたDATA3の反転信号がフリップフロップ117と出力バッファ113を介して出力データOUTPUT_1~5に出力され同サイクル期間中保持される。
また、サイクル6のクロックCLK立ち上がりでは、前サイクルで保持されていた選択制御信号SELOUTのHレベル出力がフリップフロップ119を介してHレベルとして出力され同サイクル期間中保持される。
また、サイクル6では、前サイクルで出力された反転フラグFLIP_IのLレベルがCLKの立ち上がりで選択制御信号SELOUTにLレベルとして出力され同サイクル期間中保持される。
サイクル6のCLKの立ち上がりにおいて、図11に示した様に前サイクルでセンスアンプ出力から、読み出されたDATA5がフリップフロップ115を介してInPreに出力されサイクル6の期間保持される。
また、サイクル6のCLKの立ち上がりにおいて、前サイクルでフリップフロップ115出力から、読み出されたDATA4がフリップフロップ116とセレクタ回路112を介してInPostに出力されサイクル6の期間保持される。
このとき前サイクルで出力された反転フラグFLIP_IのLレベルがCLKの立ち上がりで選択制御信号SELOUTにLレベルとして出力され同サイクル期間中保持されるため、セレクタ回路112はフリップフロップ116の信号をそのまま出力する。つまりINPostにはDATA4の信号が出力される事になる。
同サイクルでは、排他的論理和回路400の入力にはINPostに出力されたDATA4の信号と、INPreに出力されたDATA5の信号の2種類の信号が入力されそれぞれビット毎に一致・不一致の検出を行う。このときEXOROUT<5:1>は11000となる。
この時、多数決検知回路500は図7で示すように、クロックCLKのH期間では、多数決検知回路500内の一致検出ドライバ510のNchトランジスタペア501、502のうちMISSノードに接続されたNchトランジスタペア501が3つ、HITノードに接続されたNchトランジスタペアが2つグランドに導通状態となる。
この場合MISS/HIT双方のノードの電位が低下するが、グランドに導通しているNchトランジスタペア数が多いMISSノードの電位がHITノードの電位よりも低くなる。
サイクル6のクロックCLKの立下りでセンスアンプイネーブル信号SAEが立ち上がるとセンスアンプはMISSノードの電位がHITノードよりも電位が低いためセンスアンプに接続されたDA_HITの電位がHレベルに遷移する。
そのため、反転フラグFLIP_Iの電位がLレベルに遷移し、反転フラグFLIP_Iの出力は次サイクルのセンスアンプイネーブル信号SAEの立ち上がりまで保持される。
サイクル7のクロックの立ち上がりでは、前サイクル期間においてInPostに保持されていたDATA4の信号がフリップフロップ117と出力バッファ113を介して出力データOUTPUT_1~5に出力され同サイクル期間中保持される。
また、サイクル7のクロックCLK立ち上がりでは、前サイクルで保持されていた選択制御信号SELOUTのLレベル出力がフリップフロップ119を介してLレベルとして出力され同サイクル期間中保持される。
また、サイクル7では、前サイクルで出力された反転フラグFLIP_IのLレベルがCLKの立ち上がりで選択制御信号SELOUTにLレベルとして出力され同サイクル期間中保持される。
サイクル7のCLKの立ち上がりにおいて、図11に示した様に前サイクルでセンスアンプ出力から、読み出されたDATA6がフリップフロップ115を介してInPreに出力されサイクル7の期間保持される。
また、サイクル7のCLKの立ち上がりにおいて、前サイクルでフリップフロップ115出力から、読み出されたDATA5がフリップフロップ116とセレクタ回路112を介してInPostに出力されサイクル7の期間保持される。
このとき前サイクルで出力された反転フラグFLIP_IのLレベルがCLKの立ち上がりで選択制御信号SELOUTにLレベルとして出力され同サイクル期間中保持されるため、セレクタ回路112はフリップフロップ116の信号をそのまま出力する。つまりINPostにはDATA5の信号が出力される事になる。
同サイクルでは、排他的論理和回路400の入力にはINPostに出力されたDATA5の信号と、INPreに出力されたDATA6の信号の2種類の信号が入力され、それぞれビット毎に一致・不一致の検出を行う。このときEXOROUT<5:1>は00100となる。
この時、多数決検知回路500は、図7で示すように、クロックCLKのH期間では、多数決検知回路500内の一致検出ドライバ510のNchトランジスタペア501、502のうちMISSノードに接続されたNchトランジスタペア501が4つ、HITノードに接続されたNchトランジスタペアが1つグランドに導通状態となる。
この場合、MISS/HIT双方のノードの電位が低下するが、グランドに導通しているNchトランジスタペア数が多いMISSノードの電位がHITノードの電位よりも低くなる。
サイクル6のクロックCLKの立下りでセンスアンプイネーブル信号SAEが立ち上がるとセンスアンプはMISSノードの電位がHITノードよりも電位が低いためセンスアンプに接続されたDA_HITの電位がHレベルに遷移する。
そのため、反転フラグFLIP_Iの電位がLレベルに遷移し、反転フラグFLIP_Iの出力は次サイクルのセンスアンプイネーブル信号SAEの立ち上がりまで保持される。
以降サイクル8・・・x+3サイクルかけてx列の画素データの読出しを行う。
図9は、実施の形態2に係るサイクル3~7における排他的論理和回路の入力状態及び反転フラグの出力状態を示す図である。図9では、入力状態として、サイクル3から、サイクル7までのInPreのデータとInPostのデータを示している。
サイクル3では、排他的論理和入力INPostのDATA1と排他的論理和入力INPreのDATA2に入力された5ビットのすべてのビットが異なることから、ハミング距離は5であり、多数決検知回路500は同サイクルでは、FLIP_IにHレベルが出力される。
サイクル4では、前サイクルでFLIP_IがHレベルを出力したため多数決検知回路500は排他的論理和入力INPostのDATA2の反転と排他的論理和入力INPreのDATA3を比較することになる。5ビットデータのハミング距離は3であり多数決検知回路500は同サイクルでは、FLIP_IにHレベルが出力される。
サイクル5では、前サイクルでFLIP_IがHレベルを出力したため多数決検知回路500は排他的論理和入力INPostのDATA3の反転と排他的論理和入力INPreのDATA4を比較することになる。5ビットデータのハミング距離は1であり多数決検知回路500は同サイクルでは、FLIP_IにLレベルが出力される。
サイクル6では、前サイクルでFLIP_IがLレベルを出力したため多数決検知回路500は排他的論理和入力INPostのDATA4と排他的論理和入力INPreのDATA5を比較することになる。5ビットデータのハミング距離は2であり多数決検知回路500は同サイクルでは、FLIP_IにLレベルを出力する。
サイクル7では、前サイクルでFLIP_IがLレベルを出力したため多数決検知回路500は排他的論理和入力INPostのDATA5と排他的論理和入力INPreのDATA6を比較することになる。5ビットデータのハミング距離は1であり多数決検知回路500は同サイクルでは、FLIP_IにLレベルを出力する。
図10は、実施の形態2に係るサイクル4~8におけるデータ転送回路140の出力状態を示す図である。同図では、サイクル4からサイクル8までのデータ転送回路140が出力する出力データOUTPUT_<5:1>及び反転認識信号FLIPOUTの状態を示している。
サイクル4では、出力データOUTPUT_<5:1>にはDATA1のデータとともにFLIPOUTとしてLレベルが出力される。サイクル5では、出力データOUTPUT_<5:1>にはDATA2の反転データとともにFLIPOUTとしてHレベルが出力される。
サイクル6では、出力データOUTPUT_<5:1>にはDATA3の反転データとともにFLIPOUTとしてHレベルが出力される。
サイクル7では、出力データOUTPUT_<5:1>にはDATA4のデータとともにFLIPOUTとしてHレベルが出力される。
サイクル8では、出力データOUTPUT_<5:1>にはDATA5のデータとともにFLIPOUTとしてHレベルが出力される。
以上の様に、本実施の形態では、5ビットある画素データの読出しにおいて、次サイクルの画素データがハミング距離3以上の場合において出力データを反転として出力することでデータ転送回路140から出力されるデータの遷移確率を低減することが可能である。図10に示したように、画素に対応した信号はそれぞれレイテンシ3でFLIPOUTとともに出力される。この時、任意の出力データOUTPUTに着目した場合、前後サイクルの出力データOUTPUTと比較してハミング距離が3以上になっていない事がわかる。
また反転認識信号FLIPOUTを付加して出力するため画像信号処理部では、FLIPOUT信号を参照することで画像信号処理部に伝達されたデータが正転データか反転データを判定して本来の画素データにデコードをすればよい。
また本実施の形態では、説明のためデータのビット幅を5ビットとしたが、ビット幅は限定されるものでは、ない。ビット幅nを持つデータ転送回路の場合は出力されるデータの前後サイクルの最大ハミング距離をn/2以下に抑えることができるためよりビット幅の大きく、データ転送回路から、画像信号処理部までの配線負荷が大きい大判センサなどにおいては消費電流とノイズの低減に大きな効果をもたらす。
以上説明してきたように本実施の形態における固体撮像装置は、さらに、センスアンプ210から順次出力されるデジタル信号としての第1のデジタル信号と次のサイクルで出力される第2のデジタル信号とを比較する比較回路(つまり排他的論理和回路400)を備え、セレクタ回路112は、比較回路の比較結果に応じて反転出力するか、正転出力するかを選択する。
この構成によれば、連続する第1のデジタル信号と第2のデジタル信号とが異なる値である場合でも、セレクタ回路112の出力においてビット変化を抑制することが可能であり、データ転送による平均的な消費電流の変動を抑制する。これにより、ノイズの発生を抑制して画質劣化を抑制することができる。
また、本実施の形態における固体撮像装置は、複数のセンスアンプ210から順次出力されるデジタル信号としての第1の画素データと次のサイクルで出力される第2の画素データとをビット毎に比較する複数の排他的論理和回路400と、複数の排他的論理和回路400の比較結果から不一致の数による多数決結果を検出する多数決検出回路500とを備え、複数のセレクタ回路112は、多数決結果に応じて反転出力するか、正転出力するかを選択する。
この構成によれば、連続する画素データ間のビット変化を抑制することにより、データ転送による平均的な消費電流の変動を抑制し、これにより、ノイズの発生を抑制して画質劣化を抑制することができる。
ここで、多数決結果が真である場合、複数のセレクタ回路112はデジタル信号を反転出力してもよい。
ここで、多数決結果が偽である場合、複数のセレクタ回路112はデジタル信号を正転出力してもよい。
ここで、多数決検出回路500は、多数決結果示す信号を、デジタル信号が反転しているか正転しているかを示す信号FLIPOUTとして、デジタル信号と同時に出力してもよい。
この構成によれば、デジタル信号が反転しているか正転しているかを示す信号によって、デジタル信号の値を確定する処理を容易にすることができる。
ここで、多数決検出回路500は、複数の排他的論理和回路400に対応する複数の一致検出ドライバ回路510と、第1抵抗素子(521)を介して所定電位にプルアップされた第1配線(HIT)と、第2抵抗素子(522)を介して所定電位にプルアップされた第2配線(MISS)と、第1配線および第2配線に接続された検出回路(つまりセンスアンプ211)とを備え、複数の一致検出ドライバ回路510のそれぞれは、対応する排他的論理和回路400の比較結果が不一致を示すとき、第1配線の電位を下げ、対応する排他的論理和回路400の比較結果が一致を示すとき、第2配線の電位を下げ、検出回路(つまりセンスアンプ211)は、第1配線の電位が第2配線の電位よりも低いとき、多数決結果が真であると検出し、第1配線の電位が第2配線の電位よりも高いとき、多数決結果が偽であると検出してもよい。
この構成によれば、多数決結果を第1配線および第2配線の電位差として検出する簡単な回路構成にすることができる。
ここで、複数の一致検出ドライバ回路510のそれぞれは、第1配線とグランドとの間にカスコード接続された第1トランジスタ対502と、第2配線とグランドとの間にカスコード接続された第2トランジスタ対501とを有し、第1トランジスタ対502を構成する一方のトランジスタ26のゲートには、対応する排他的論理和回路400の比較結果を示す信号が入力され、第2トランジスタ対501を構成する一方のトランジスタ25のゲートには、対応する排他的論理和回路400の比較結果を反転した信号が入力されもよい。
この構成によれば、一致検出ドライバ回路を、4つのトランジスタと、1つの反転回路で構成することができる。
尚、本実施の形態では、画素の出力データが持つすべてのビット幅に対して多数決を取る構成としているが、たとえば画素のnビット幅のデータに対して、上位n/2ビット、下位n/2ビットの読出しデータ毎にそれぞれ多数決を取りそれぞれの出力データに反転認識信号を持たせることでさらに電力の最適化を図る事ができる。
(実施の形態3)
以下、図面を参照しながら、実施の形態3に係る固体撮像装置の構成及び動作について、実施の形態1、2との相違点を中心に説明する。
図12は本開示の実施の形態3に係るデータ転送回路140の構成例を詳細に示す図である。また、図13Aは、実施の形態3に係る多数決検知回路550の構成例を詳細に示す回路図である。図13Bは、図13A中の重みドライバ511の構成例を示す回路図である。
図12のデータ転送回路140は、図6と比べて、画素データが5ビットである代わりにnビットになっている点と、多数決検知回路500の代わりに多数決検知回路550を備える点が主に異なっている。以下、異なる点を中心に説明する。
多数決検知回路550は、nビットが偶数である場合であっても、多数決において半々の引き分けになるケースを、半々でない多数決結果に強制的に変更するように構成されている。
図133Aの多数決検知回路550は、図7Aと比べて、ビット数が5からnになっている点と、重みドライバ511が追加されている点とが異なっている。
重みドライバ511は、不一致の数、または、一致の数に重み付けを行う重み付け回路である。図13Bの構成例では、重みドライバ511は、不一致の数に重み付けを行う。そのため、重みドライバ511は、Nchトランジスタペア503を備える。Nchトランジスタペア503は、検出ノードMISSとグランドとの間にカスコード接続される。Nchトランジスタペア503の各トランジスタのゲートには、クロック信号CLKが入力される。
このように、重みドライバ511は、検出ノードMISSに一致検出ドライバ510のNchトランジスタペア501または502と同様のNchトランジスタペア503を配置しグランドレベルに接続している。
このNchトランジスタペア503で構成される重みドライバ511はクロック信号CLKのH期間でMISSノードの電位を下げる動作を行う。
実施の形態2では、画素データが5ビットの幅を持つ奇数ビットとして説明を行った。画素データが奇数ビットの場合は順次読出しを行う画素データのハミング距離はn/2を取り得ない。つまり、画素でーが奇数ビットの場合は、必ず多数決が成り立つので、半々のドローの多数決結果になり得ない。
しかしながら、画素データが偶数ビット(n)の場合はハミング距離がn/2の場合があり得るため順次画素読出しを行う中では、ハミング距離n/2の場合多数決が決まらず(つまり引き分けになり)、実施の形態2の多数決検知回路500では、トランジスタのばらつきや温度条件、電圧条件、ノイズなどの外乱によって安定性を欠く反転フラグFLIP_Iが出力されること場合が起こり得るので、消費電力の増加につながりかねない。
これに対して、実施の形態3の多数決検知回路550では、ハミング距離がn/2の場合においてMISSノードがHITノードよりも電位が下がるため反転フラグFLIP_IはLとして出力されることになり多数決検知回路550は安定した反転フラグFLIP_Iを出力することが可能となり、消費電力、ノイズの低減を行うことが可能となる。
以上説明してきたように、本実施の形態における固体撮像装置において多数決検出回路500は、さらに、不一致の数、または、一致の数に重み付けを行う重み付け回路(つまり重みドライバ511)を備える。
この構成によれば、多数決の結果が引き分けになることを回避することができる。つまり不一致の数と一致の数が同数になることを回避することができる。言い換えれば、nビットが偶数である場合であっても、多数決において半々の引き分けになるケースを、半々でない多数決結果に強制的に変更し、回路動作を安定させることができる。
なお、図13Bにおいて、Nchトランジスタペア503は、検出ノードMISSとグランドとの間ではなく、検出ノードHITとグランドとの間にカスコード接続してもよい。こうすれば、重みドライバ511は、多数決において一致の数に重み付けを行うことができる。
また、重みドライバ511を複数個備えてもよい。これにより、重みを付つける数(ビット数)を大きくすることができる。
以上説明したように、本開示は、電源電圧の低電圧化および画質特性の改善を実現することができ、MOS固体撮像装置や有機膜固体撮像装置を利用した車載監視用カメラ、放送用や映画製作用などプロ用カメラ、デジタルスチルカメラ、ムービー、公共監視カメラ、医療用内視鏡カメラ等幅広い用途に有用である。
11、12、17、18、20、21、22、 Pchトランジスタ
13、14、19、23、24、25、26、27、28、29、30 Nchトランジスタ
15 インバータ
16 出力バッファ
100、100b 撮像装置
101 画素部
102 画素アレイ部
104 バイナリカウンタ
105 DAC
106 カラムA/D変換回路
107 比較器
108 カウンタ
109 AD変換回路
110、140 データ転送回路
111、115、116、117、118、119 フリップフロップ
112 セレクタ回路
113 出力バッファ
120 クロック生成部
200、201 読出し回路
206 一致検出回路
208 カウンタ回路
209 ラッチドライバ回路
210、211 センスアンプ
213 ラッチ回路
214 ドライバ回路
215 プリチャージ回路
300 列走査回路
340、341 タイミング生成回路
400 排他的論理和回路
500、550 多数決検知回路
501、502、503 Nchトランジスタペア
510 一致検出ドライバ
511 重みドライバ
520 プルアップ回路
900 光学系
901 レンズ
902 シャッタ
930 行走査回路
1000、1000b 固体撮像装置
1001 画像信号処理部
WBUS_1、WBUS_2、WBUS_x-1、WBUS_x カウンタ-ラッチ間データ転送バス
V1、Vx 垂直信号線
RWL1、RWLx リードワード線
SAE センスアンプイネーブル信号
NPCG プリチャージ信号
OUTPUT、OUTPUT_1、OUTPUT_5、OUTPUT_n 出力データ
SELOUT 選択制御信号
FLIPOUT 反転認識信号
FLIP_I 反転フラグ
RBL、NRBL リードビット線
DA、NDA、DA_HIT、NDA_HIT センスアンプ内検出ノード
RST、RSTIN リセット信号
CLK、CLK2 クロック信号
SAOUT_1、SAOUT_5、SAOUT_n センスアンプ出力
SN、NSN ストレージノード
INPre_1、INPre、INPre_n 排他的論理和入力
INPost_1、INPost、INPost_n 排他的論理和入力
EXOROUT_1、EXOROUT_5、EXOROUT_n 排他的論理和出力
MISS、MISS 検出ノード

Claims (11)

  1. 画素データを構成する1ビットのデジタル信号を保持するラッチ回路と、
    前記ラッチ回路に保持される前記デジタル信号をリードビット線対に出力するドライバ回路と、
    前記リードビット線対に接続されるセンスアンプと、
    動作クロック信号のk倍(kは2以上の整数)の周期をもつクロック信号がハイレベルであるかローレベルであるかに応じて、前記センスアンプから、出力される前記デジタル信号を正転出力するか、反転出力するかを選択するセレクタ回路と、を備える
    固体撮像装置。
  2. 光電変換を行う複数の画素部が行列状に配置される画素アレイ部と、
    複数の前記画素部からの列毎のアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換部と、
    前記デジタル信号を保持する列毎に配置される複数の前記ラッチ回路と、
    複数の前記ラッチ回路に保持される前記デジタル信号を列毎に順次出力する複数の前記ドライバ回路と、
    複数のドライバ回路に接続される複数の前記リードビット線対と、
    複数のリードビット線対に接続される複数の前記センスアンプと、
    複数のセンスアンプから、順次出力される前記デジタル信号を列毎に正転出力するか、反転出力するかを選択する複数の前記セレクタ回路と、を備える
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 光電変換を行う複数の画素部が行列状に配置される画素アレイ部と、
    複数の前記画素部からの列毎のアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換部と、
    前記デジタル信号を保持する列毎に配置される複数のラッチ回路と、
    複数の前記ラッチ回路に保持される前記デジタル信号を列毎に順次出力する複数のドライバ回路と、
    複数の前記ドライバ回路に接続され、前記デジタル信号が出力される複数のリードビット線対と、
    複数の前記リードビット線対に接続される複数のセンスアンプと、
    複数の前記センスアンプから、順次出力される前記デジタル信号を列毎に正転出力するか、反転出力するかを選択する複数のセレクタ回路と、
    複数の前記センスアンプから順次出力される前記デジタル信号としての第1の画素データと次のサイクルで出力される第2の画素データとをビット毎に比較する複数の比較回路と、
    複数の前記比較回路の比較結果から不一致の数による多数決結果を検出する多数決検出回路と、を備え、
    複数の前記セレクタ回路は、前記多数決結果に応じて反転出力するか、正転出力するかを選択する
    体撮像装置。
  4. 前記多数決結果が真である場合、複数の前記セレクタ回路は前記デジタル信号を反転出力する
    請求項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記多数決結果が偽である場合、複数の前記セレクタ回路は前記デジタル信号を正転出力する
    請求項またはに記載の固体撮像装置。
  6. 前記多数決検出回路は、多数決結果示す信号を、前記デジタル信号が反転しているか正転しているかを示す信号として、前記デジタル信号と同時に出力する
    請求項のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記AD変換部は、前記アナログ信号をn(nは2以上の整数)ビットのデジタル信号に変換し、
    複数の前記ラッチ回路は、列毎にn個配置され、
    複数の前記ドライバ回路は、列毎にn個配置され、
    複数の前記リードビット線対は、n個配置され、
    複数の前記リードビット線対のそれぞれは、行方向に並ぶドライバ回路を接続し、
    複数の前記センスアンプは、n個配置され、
    複数の前記セレクタ回路は、n個配置される
    請求項のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  8. 複数の前記セレクタ回路から出力される前記デジタル信号を出力する複数の出力バッファと、
    複数の前記出力バッファからの信号をデジタル処理するための信号処理部と、を備える
    請求項のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  9. 前記多数決検出回路は、
    複数の前記比較回路に対応する複数の一致検出ドライバ回路と、
    第1抵抗素子を介して所定電位にプルアップされた第1配線と、
    第2抵抗素子を介して前記所定電位にプルアップされた第2配線と、
    前記第1配線および前記第2配線に接続された検出回路と、を備え、
    複数の前記一致検出ドライバ回路のそれぞれは、対応する比較回路の比較結果が不一致を示すとき、前記第1配線の電位を下げ、対応する比較回路の比較結果が一致を示すとき、前記第2配線の電位を下げ、
    前記検出回路は、前記第1配線の電位が第2配線の電位よりも低いとき、前記多数決結果が真であると検出し、前記第1配線の電位が第2配線の電位よりも高いとき、前記多数決結果が偽であると検出する
    請求項のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  10. 複数の前記一致検出ドライバ回路のそれぞれは、
    前記第1配線とグランドとの間にカスコード接続された第1トランジスタ対と、
    前記第2配線とグランドとの間にカスコード接続された第2トランジスタ対とを有し、
    前記第1トランジスタ対を構成する一方のトランジスタのゲートには、対応する比較回路の比較結果を示す信号が入力され、
    前記第2トランジスタ対を構成する一方のトランジスタのゲートには、対応する比較回路の比較結果を反転した信号が入力される
    請求項に記載の固体撮像装置。
  11. 前記多数決検出回路は、さらに、
    不一致の数、または、一致の数に重み付けを行う重み付け回路を備える
    請求項3~6、9、10のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
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