JP7276637B1 - 水アトマイズ金属粉末の製造方法および水アトマイズ金属粉末の製造装置 - Google Patents

水アトマイズ金属粉末の製造方法および水アトマイズ金属粉末の製造装置 Download PDF

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Abstract

低コストで生産性の高い水アトマイズ法で、非晶質化度を有し、高い見掛密度および高い円形度を有する金属粉末を製造可能な水アトマイズ金属粉末の製造方法および製造装置を提供する。落下する溶融金属流に対して冷却水を噴射し、溶融金属流と冷却水を衝突させて溶融金属流を分断して金属粉末とする水アトマイズ金属粉末の製造方法であって、冷却水は、落下する溶融金属流に向かって、溶融金属流の周囲から下向きに、中心点に集まるように噴射される。溶融金属流は、前記中心点から水平距離において偏心量Eだけ離れた位置で冷却水に接触する。偏心量Eは、冷却水ノズルの先端から、前記中心点までの垂直距離Lとの関係において、E/Lの値が0.05~0.20の範囲である。

Description

本発明は、水アトマイズ金属粉末の製造方法および水アトマイズ金属粉末の製造装置に関するものである。本発明の水アトマイズ金属粉末の製造方法および水アトマイズ金属粉末の製造装置は、特に、Fe、Ni及びCoの合計含有量が原子分率で76.0at%以上86.0at%以下であり、見掛密度が高く、円形度が高く、非晶質化度が高い軟磁性金属粉末の製造に適する。
ハイブリッド自動車(HV)、電気自動車(EV)及び燃料電池自動車(FCV)の生産台数が増加しており、それらの自動車に使用するリアクトルやモーターコアの低鉄損化、高効率化及び小型化が要望されている。
これらリアクトルやモーターコアは、これまでは電磁鋼板を薄くして積層させて製作されてきた。最近では、形状設計の自由度が高い金属粉末を圧縮成形することによって作製したモーターコアが注目されている。
リアクトルやモーターコアの低鉄損化のためには、原料として使用する金属粉末を非晶質化させることが有効であると考えられている。
さらには、リアクトルやモーターの小型化・軽量化・高出力化のためには原料として使用する金属粉末の磁束密度を増大させる必要がある。そのためには、Fe、Ni及びCoの合計含有量を多くすることが重要であり、前記合計含有量が原子分率で76.0at%以上である非晶質化軟磁性金属粉末の要求が高まっている。
また、金属粉末として、アトマイズ金属粉末(アトマイズ法により製造された金属粉末)を圧縮成形してリアクトルやモーターコアとして使用する際、コアロスが低いことが、前記リアクトルやモーターコアの低損失・高効率化のためにも重要である。このためには、アトマイズ金属粉末の非晶質化度が高いことが重要である。さらに、前記コアロスは、アトマイズ金属粉末の形状にも影響されることが多い。すなわちアトマイズ金属粉末の形状が球形化しているほどコアロスが低減する傾向にある。さらに球形化と見掛密度には密接な関係があり、見掛密度が高い程、金属粉末の形状は球形化する。近年、リアクトルやモーターコアの原料として使用されるアトマイズ金属粉末には、見掛密度3.5g/cm以上の特性が求められる。
以上から、リアクトルやモーターコアの原料として用いるアトマイズ金属粉末の特性として、以下の2点が求められている。
1)モーターの小型化・高性能化のため、Fe、Ni及びCoを高濃度で含有すること
2)低損失・高効率化のため、金属粉末の非晶質化度が高く、かつ見掛密度及び円形度が高いこと
さらに自動車のHV、EV及びFCVの増加に伴うアトマイズ金属粉末の需要増から、以下が求められている。
3)低コスト及び高生産性であること
特開2001-64704号公報 特開2012-111993号公報
アトマイズ法によって金属粉末の非晶質化と形状制御を行う手段として、特許文献1に示す方法が提案されている。
特許文献1では、溶融金属流を噴射圧力15~70kg/cmのガスジェットで分断し、10mm以上200mm以下の距離を落下させながら拡散させて、水流に入射角30~90°で突入させることによって、金属粉末を得る方法が開示されている。また、特許文献1では、入射角が30°未満では非晶質粉末を得られず、入射角が90°超では偏平楕円体といった円形度の低い形状の粉末粒子となる傾向が見られる。
ところで、アトマイズ法で溶融金属流を分断する方法としては、水アトマイズ法とガスアトマイズ法がある。水アトマイズ法は溶融金属流に冷却水を噴射して溶鋼を分断して金属粉末を得る方法で、ガスアトマイズ法は溶融金属流に不活性ガスを噴射する方法である。特許文献1では、最初に溶融金属流の分断をガスで行うガスアトマイズ法を開示している。
水アトマイズ法では、ノズル等より噴射した水ジェットで溶鋼の流れを分断し、粉末状の金属(金属粉末)にするとともに、水ジェットで金属粉末の冷却も行ってアトマイズ金属粉末を得ている。一方、ガスアトマイズ法では、ノズルより噴射した不活性ガスを用いる。ガスアトマイズ法の場合、溶鋼を冷却する能力が低いので、アトマイズ後に別途冷却する設備を備える場合がある。
金属粉末を製造する上では、水アトマイズ法はガスアトマイズ法に比べて、水のみを用いるので生産能力が高く、低コストである。ただし、水アトマイズ法によって製造された金属粉末(水アトマイズ金属粉末)は、不定形状であり、特に非晶質化された金属粉末を得ようとして分断と冷却を同時に行うと、分断されたときのままで溶鋼が凝固するため、見掛密度が3.5g/cm未満となる。
一方、ガスアトマイズ法では、不活性ガスを大量に使用する必要があり、かつアトマイズする際の溶鋼を分断する能力は水アトマイズ法には劣る。ただし、ガスアトマイズ法によって製造された金属粉末は、分断から冷却までの時間が水アトマイズ法に比べて長い。そのため、分断してから凝固するまでに溶鋼の表面張力によって球形状になってから冷却されるため、形状は水アトマイズ金属粉末に比べて球に近く見掛密度が高い傾向にある。
特許文献1に記載の技術では、ガスアトマイズ後の冷却で水の噴射角度(入射角度)を調整することにより、金属粉末の球状化と非晶質化を両立している。しかし、上記の通り、ガスアトマイズ法は生産性が低く、大量の高圧不活性ガスを使用するために製造コストが高いことが課題である。さらに、ガスアトマイズ法で製造した金属粉末は、ガスアトマイズ時における分断エネルギーが水アトマイズに比べて小さいため、一般的に平均粒子径(D50)が50μm超と大きくなる傾向にある。
この点、特許文献2では、スプレーノズルから水を斜め下向きにV字状に交差させて噴射し、その交差している中央部に溶鋼を落下させて、溶鋼を微粒化して球形化する技術が開示されている。特許文献2に記載の技術では、水アトマイズ法を採用し、スプレーノズルから噴射する水をV字状に交差させ、その交差分に向かって溶鋼を落下させることにより、微粒の金属粉末を得ている。この技術は、微粒の金属粉末を得るには良い手段であるが、水を中心点に集中させずに分散させているため、一部の水は溶鋼の分断や冷却に全く寄与しない。そのため、この方法では冷却能力を上げることに不向きである。そのため、この方法で得られた金属粉末は、非晶質化しにくいという問題がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、低コストで生産性の高い水アトマイズ法で、Fe、Ni及びCoの合計含有量が76.0at%以上であり、平均粒子径(D50)が50μm以下であり、高い非晶質化度を有し、高い見掛密度および高い円形度を有する金属粉末を製造可能な水アトマイズ金属粉末の製造方法および製造装置を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた。
通常、水アトマイズ法では、溶鋼が鉛直に落下してきたところに冷却水が同じ場所に集中するように、ノズルチップが円周状にかつ下向きに取付角度をもって配置される。
通常は、その冷却水が集中する中央(中心点)にむかって溶融金属流を落下させるが、本発明者らは、図1に示すように、溶融金属流の落下位置を、冷却水が集中する中央(中心点)から外れた位置とすることが有効であることを知見した。
そして、本発明者らは、冷却水と溶融金属流が衝突する位置と、冷却水が集中する中心点との水平距離E(以下、偏心量Eともいう。)と、冷却水の噴射距離の垂直成分(冷却水ノズルの先端から前記中心点までの垂直距離)Lの比(E/L)を0.05~0.20とすることが有効であることを知見した。前記Lは300mm以下であることが好ましく、250mm以下であることがより好ましい。なお、本明細書において垂直とは、水平面に対して垂直(すなわち、鉛直)であることを意味する。
さらに、本発明者らは、冷却水の水量と溶融金属流の落下量の比(水/溶鋼比)を50以上とすることが好ましいことを知見した。
本発明は、以下のことを要旨とする。
[1]落下する溶融金属流に対して冷却水を噴射し、前記溶融金属流と前記冷却水を衝突させて前記溶融金属流を分断して金属粉末とする水アトマイズ金属粉末の製造方法であって、
前記冷却水は、前記溶融金属流に向かって、前記溶融金属流の周囲から下向きに、中心点に集まるように噴射され、
前記溶融金属流は、前記中心点から水平距離において偏心量Eだけ離れた位置で前記冷却水に接触し、
前記偏心量Eは、前記冷却水を噴射する冷却水ノズルの先端から前記中心点までの垂直距離Lとの関係において、E/Lの値が0.05~0.20の範囲である、水アトマイズ金属粉末の製造方法。
[2]前記冷却水の噴射圧が10MPa以上で、かつ、前記溶融金属流の落下量M(kg/min)に対する前記冷却水の水量F(kg/min)の比であるF/Mが50以上である、[1]に記載の水アトマイズ金属粉末の製造方法。
[3]前記金属粉末は、Fe、Ni及びCoの合計含有量が原子分率で76.0at%以上86.0at%以下であり、見掛密度が3.5g/cm以上であり、円形度が0.90以上であり、平均粒子径(D50)が50μm以下であり、非晶質化度が95%以上である、[1]または[2]に記載の水アトマイズ金属粉末の製造方法。
[4]落下する溶融金属流に対して冷却水を噴射し、前記溶融金属流と前記冷却水を衝突させて前記溶融金属流を分断して金属粉末とする水アトマイズ金属粉末の製造装置であって、
前記冷却水を、前記溶融金属流に向かって、前記溶融金属流の周囲から下向きに、中心点に集まるように噴射する複数の冷却水ノズルと、
前記溶融金属流を、前記中心点から水平距離において偏心量Eだけ離れた位置で前記冷却水に接触させるように供給する溶鋼ノズルとを備え、
前記偏心量Eは、前記冷却水ノズルの先端から前記中心点までの垂直距離Lとの関係において、E/Lの値が0.05~0.20の範囲である、水アトマイズ金属粉末の製造装置。
本発明により、Fe、Ni及びCoの合計含有量が76.0at%以上であり、平均粒子径(D50)が50μm以下であり、非晶質化度が95%以上であり、見掛密度が3.5g/cm以上であり、円形度が0.90以上である金属粉末を水アトマイズ法により製造することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る水アトマイズ金属粉末の製造装置を模式的に示す図であり、溶融金属流の落下位置が溶鋼ノズルを水平方向にずらすことにより偏心した製造装置の例を示したものである。 図2は、本発明の他の実施形態に係る水アトマイズ金属粉末の製造装置を模式的に示す図であり、溶鋼ノズルを鉛直方向に対し斜めに配置することにより偏心した製造装置の例を示したものである。 図3は、水アトマイズ金属粉末の製造設備の構成例を模式的に示す図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
本実施形態の水アトマイズ金属粉末の製造方法は、落下する溶融金属流に対して冷却水を噴射し、前記溶融金属流と前記冷却水を衝突させて前記溶融金属流を分断して金属粉末とする水アトマイズ金属粉末の製造方法である。冷却水は、落下する溶融金属流に向かって、前記溶融金属流の周囲から下向きに、中心点に集まるように噴射される。
溶融金属流は、冷却水が集中する中心点に対し、偏心量Eだけ偏心した位置において、冷却水と接触するように供給される。偏心量Eは、冷却水の噴射距離の垂直成分(冷却水ノズルの先端から、中心点までの垂直距離)Lとの関係において、E/Lの値が0.05~0.20の範囲となるように設定されている。前記E/Lの値は、0.07以上であることが好ましい。また、前記E/Lの値は、0.12以下であることが好ましい。
また、噴射する冷却水の噴射圧が10MPa以上で、かつ、溶融金属流の落下量M(kg/min)に対する前記冷却水の水量F(kg/min)の比であるF/Mが50以上であることが好ましく、60以上としてもよい。
そして、本実施形態において得られる金属粉末は、Fe、Ni及びCoの合計含有量が原子分率で76.0at%以上86.0at%以下であり、見掛密度が3.5g/cm以上であり、円形度が0.90以上であり、平均粒子径(D50)が50μm以下であり、非晶質化度が95%以上である。
次に、本実施形態に係る好適な水アトマイズ金属粉末の製造装置について説明しつつ、水アトマイズ金属粉末の製造方法について説明する。
図1は、本実施形態に係る水アトマイズ金属粉末の製造装置(以下、アトマイズ装置ともいう。)を模式的に示す図である。図1に示すアトマイズ装置は、溶融金属流の落下位置が、冷却水が集中する中心点に対し、溶鋼ノズルを水平方向にずらすことにより、偏心した位置とされている。
図2は、本発明の他の実施形態に係るアトマイズ装置を模式的に示す図である。図2に示すアトマイズ装置は、溶鋼ノズルを鉛直方向に対し斜めに配置することにより、溶融金属流の落下位置が、冷却水が集中する中心点に対し、偏心した位置とされている。
図3は、アトマイズ装置を含む水アトマイズ金属粉末の製造設備の構成を模式的に示す図である。
図1に示すアトマイズ装置14は、タンディッシュ1、溶鋼ノズル3、ノズルヘッダー4、冷却水ノズル(スプレーノズル)5A、5B、高圧ポンプからの送水管18及びチャンバー19を有する。
タンディッシュ1は、溶解炉で溶かした溶鋼2が注ぎ込まれる容器状の部材である。タンディッシュ1としては、通常公知のものを用いればよい。図1に示す通り、タンディッシュ1の底には溶鋼ノズル3を接続するための開口が形成されている。
溶鋼2の組成を調整すれば、製造される金属粉末9の組成を調整できる。本実施形態の製造方法は、Fe、Ni及びCoの合計含有量が原子分率で76.0at%以上86.0at%以下であり、平均粒子径(D50)が50μm以下である水アトマイズ金属粉末の製造に適する。また、上記の金属粉末9は、Si、P及びBから選ばれる少なくとも1種を含有することも好ましい。あるいは、さらにCuを含有することも好ましい。上記組成の金属粉末を製造するためには、溶鋼2の組成を上記範囲に調整すればよい。
溶鋼ノズル3は、タンディッシュ1の底の開口に接続される筒状体である。溶鋼ノズル3の内部を溶鋼2が通る。溶鋼ノズル3の長さが長いとその内部を通過する間に溶鋼2の温度が低下する。したがって、溶解炉での溶解温度は、溶鋼ノズル3で温度が低下することを見越して、決定する必要がある。溶鋼ノズル3の長さは、ノズルヘッダー4の厚さに応じて定められる。冷却水の噴射圧が高くなると耐圧の関係でノズルヘッダー4の厚さを厚くする必要があるため、溶鋼ノズル3の長さも変更する必要がある。溶鋼ノズル3の噴射孔径によって、落下する単位時間あたりの溶鋼量(溶融金属流の落下量)M(kg/min)を調整することができる。
スプレーノズル5A、5Bは、溶融金属流6に衝突させる冷却水7を吐出させるための好適なノズルである。スプレーノズル5A、5Bは、溶鋼ノズル3内を通って落下する溶融金属流6に対して冷却水7を噴射し、溶融金属流6と冷却水7を衝突させる。これにより、溶融金属流6が分断され金属粉末9が得られる。スプレーノズル5A、5Bは、冷却水7を、溶融金属流6に向かって、溶融金属流6の周囲から下向きに、中心点11に集まるように噴射する。
図1に示すアトマイズ装置14において、溶鋼ノズル3は、その軸方向が鉛直方向に沿うように配置されている。溶鋼ノズル3は、溶融金属流6を、中心点11から水平距離において偏心量Eだけ離れた位置で冷却水7に接触させるように供給する。溶鋼ノズル3は、偏心量Eが、冷却水ノズル(スプレーノズル)の先端から、中心点11までの垂直距離Lとの関係において、E/Lの値が0.05~0.20の範囲となるように配置される。なお、複数の冷却水ノズル(スプレーノズル)は、該ノズルの先端の高さが同じ高さとなるように配置される。
溶融金属流6の落下量M(kg/min)に対するスプレーノズル5A、5Bの吐出口から吐出される冷却水7の水量F(kg/min)の比を、水/溶鋼比(F/M)とする。本実施形態では、この水/溶鋼比(F/M)を50以上になるように調整することが好ましい。なお、前記冷却水の水量Fは、すべての冷却水ノズル(スプレーノズル)から吐出される冷却水の合計の水量である。
水/溶鋼比(F/M)が50未満であると、冷却速度が遅く、金属粉末の一部または全部が結晶化しやすくなるため、所望の非晶質化度が得られない可能性がある。また、水/溶鋼比(F/M)は、好ましくは80以上である。水/溶鋼比(F/M)は、より好ましくは100以上である。
図2は、他の実施形態に係るアトマイズ装置を模式的に示す図である。図2に示すアトマイズ装置は、溶鋼ノズル3(溶鋼ノズル3の軸方向)を鉛直方向に対し斜めに配置することにより偏心した製造装置の例を示したものである。なお、図1と図2は、溶鋼ノズル3の配置角度が異なるだけで、基本構成は同じであるため、溶鋼ノズル3以外の説明を省略する。
図2では、溶鋼ノズル3を鉛直方向に対し斜めに配置した場合における、偏心量Eと、冷却水ノズルの先端から、冷却水が集中する中心点までの垂直距離(冷却水の噴射距離の垂直成分)Lを示している。図2にも示されるように、偏心量Eとは、冷却水と溶融金属流が衝突する位置と、冷却水が集中する中心点との水平距離である。冷却水の噴射距離の垂直成分Lは、冷却水ノズル5の先端から、冷却水が集中する中心点までの距離の垂直成分である。
図3は、水アトマイズ金属粉末の製造設備の構成例を示す模式図である。図3に示す水アトマイズ金属粉末の製造設備は、アトマイズ装置14、冷却水用高圧ポンプ17、及び冷却水タンク15を含む。そして、本発明においては、アトマイズ装置14として、図1や図2に示されるようなアトマイズ装置を用いる。冷却水については、冷却水用温度調節機16を用いて、冷却水タンク15中の温度が調整され、冷却水用高圧ポンプ17に送られ、冷却水用高圧ポンプ17から冷却水用配管(高圧ポンプからの送水管)18を通してアトマイズ装置14に送られる。さらにアトマイズ装置14において、落下する溶融金属流6に対して冷却水ノズル(スプレーノズル)5より冷却水7が噴射され、上記溶融金属流6を分断して金属粉末とし、かつその金属粉末を冷却して、金属粉末を製造する。なお、冷却水用高圧ポンプ17は、図3では一台のみ記載しているが、夫々の冷却水ノズル(スプレーノズル)ごとに二台以上設けてもよい。
複数の冷却水ノズル(スプレーノズル)5は、上から見ると、円状に配されており、それぞれの冷却水ノズル5から、円の中心(冷却水が集中する位置である中心点11)に向かうように冷却水が噴射される。中心点11は、それぞれの冷却水ノズルの軸方向の直線(軸線)が集中する位置である。なお、図1~3では、複数の冷却水ノズルのうち、上から見て、3時と9時の方向の2本の冷却水ノズル(スプレーノズル)のみを図示している。
本発明では、溶融金属流6は、溶融金属流6と冷却水との衝突位置と、冷却水が集中する位置である中心点11との水平距離(偏心量E)が、冷却水の噴射距離の垂直成分(冷却水ノズルの先端から、中心点までの垂直距離)Lとの関係において、E/Lの値が0.05~0.20の範囲となるように、冷却水が集中する位置である中心点11から水平方向にずらした位置に落下するようにされている。
次に、得られた金属粉末について、平均粒子径、見掛密度、円形度および非晶質化度の測定方法について説明する。
見掛密度は、JIS Z 2504:2012に準拠して測定する。
円形度は、モフォロギ社製の粒子画像分析装置(G3SE)を使用し、プレパラート上に分散させた金属粉末の投影画像を約5000個撮影し、投影画像の各金属粉末データを二値化することによって、画像解析を行って求めた体積平均値(C50)の値を用いた。具体的には、体積平均値(C50)は、以下のように求める。上記画像解析によって、各金属粉末の投影面積と周囲長さを測定する。そして、各金属粉末について、円形度(=2(π×金属粉末の投影面積)1/2/周囲長さ)を算出する。各金属粉末の投影面積と同じ面積を持つ円の直径(円相当径)を算出し、その直径と同じ直径を有する球の体積を算出する。これにより、各金属粉末の円形度と体積が得られ、各円形度における体積頻度を算出することができる。そして、画像解析した全金属粉末の円形度について昇順で並べ、全金属粉末の体積の総和の50%に相当する金属粉末の円形度を体積平均値(C50)とする。
非晶質化度は、得られた金属粉末について、金属粉末以外のゴミを除去したのち、X線回折法により、非晶質相からのハローピークおよび結晶からの回折ピークを測定し、WPPD法により算出する。ここでいう「WPPD法」とは、Whole-powder-pattern decomposition methodの略であり、虎谷秀穂:日本結晶学会誌,vol.30(1988),No.4,253~258ページに詳しい説明がある。
平均粒子径は、積算法によって平均粒子径(D50)を算出する。また、レーザー回折/散乱式粒度分布測定を用いることも可能である。なお、平均粒子径(D50)は、粒子径分布における体積基準の累積50%の粒子径(メジアン径)である。
本発明によれば、Fe、Ni及びCoの合計含有量が原子分率で76.0at%以上86.0at%以下であり、見掛密度が3.5g/cm以上であり、円形度が0.90以上であり、平均粒子径(D50)が50μm以下であり、非晶質化度が95%以上の金属粉末を水アトマイズ法により得られる。
また、本発明で得られた水アトマイズ金属粉末を原料として成形した部材に、適切な熱処理を施せば、ナノサイズの結晶が析出する。
特に、本発明で得られたFe、Ni及びCoの合計含有量が多い水アトマイズ金属粉末を原料として用いれば、当該金属粉末を原料として成形したリアクトルやモーターに、適切な熱処理を施すことで、低損失性と高磁束密度の両立が可能となる。
加えて近年では、まてりあVol.41 No.6 P.392, Journal of Applied Physics 105, 013922(2009)、特許第4288687号公報、特許第4310480号公報、特許第4815014号公報、WO2010/084900号、特開2008-231534号公報、特開2008-231533号公報、特許第2710938号公報などに示されるように磁束密度の大きなヘテロアモルファス材料や、ナノ結晶材料が開発されている。これらの材料に用いられるFe、Ni及びCoの含有量が多い金属粉末を水アトマイズ法により製造するに際して、本発明はきわめて有利に適合する。特にat%(原子分率)でFe系成分濃度が76.0%以上となると、従来技術では非晶質化度を高めることが非常に困難であった。
しかし、本発明の製造方法を適用すれば、Fe系成分濃度が76.0at%以上であっても、見掛密度が3.5g/cm以上であり、円形度(C50)が0.90以上であり、平均粒子径(D50)が50μm以下であり、非晶質化度が95%以上である金属粉末を得ることができる。
特に、本発明で得られたFe、Ni及びCoの合計含有量が多い金属粉末を原料として用いれば、当該金属粉末を原料として成形したリアクトルやモーターに、適切な熱処理を施すことで、低損失性と高磁束密度の両立が可能となる。
以下、本発明の実施例を説明する。ただし、本発明は、以下の実施例に限定されない。本実施例では、図1、図2に示すアトマイズ装置、および、図3に示す水アトマイズ金属粉末の製造設備と同様の構成を有するアトマイズ装置と製造設備を用いて、金属粉末を製造した。その際、アトマイズ条件を変更することで、本発明の発明例および比較例を実施した。
溶融金属流の落下量を4~5kg/minとした。アトマイズ装置には、12本の冷却水ノズル(スプレーノズル)を設置した。前記冷却水ノズルは、溶融金属流の落下方向(鉛直方向)に対する垂直面上に、上方から見て円周状に等間隔で設置され、溶融金属流に向けて吐出される冷却水の軌道で形成される収束角度αは24°とした(図1の角度αを参照)。前記冷却水ノズルはすべて噴射した水が扇形状に広がるフラットスプレーノズルとした。冷却水の水量(12本の冷却水ノズルから噴射する冷却水の合計水量)Fは250kg/minとし、それぞれの冷却水ノズルから噴射する冷却水の噴射圧は15MPaとした。
発明例および比較例の製造方法を実施するにあたり、以下の成分系となるように調整した原料(溶鋼)を準備した。
具体的には、以下の組成の軟磁性材料を準備した。なお「%」は、「at%」(原子分率)を意味する。(i)~(v)はFe系軟磁性原料、(vi)はFe+Co系軟磁性材料、(vii)はFe+Co+Ni系軟磁性材料である。
(i) Fe76.0%-Si9.0%-B10.0%-P5.0%
(ii) Fe78.0%-Si9.0%-B9.0%-P4.0%
(iii)Fe80.0%-Si8.0%-B8.0%-P4.0%
(iv) Fe82.8%-B11.0%-P5.0%-Cu1.2%
(v) Fe84.8%-Si4.0%-B10.0%-Cu1.2%
(vi) Fe69.8%-Co15.0%-B10.0%-P4.0%-Cu1.2%
(vii)Fe69.8%-Ni1.2%-Co15.0%-B9.4%-P3.4%-Cu1.2%
表1および表2に、発明例と比較例の原料条件、アトマイズ条件、および製造した金属粉末の評価結果を示す。
Figure 0007276637000001
Figure 0007276637000002
実施例および比較例では、各成分(i)~(vii)について、各成分になるように鉄などの原料を高周波溶解炉に入れて、高周波をかけて溶解した。その際、アトマイズ前の溶解温度は1500~1650℃の範囲とした。鉄成分が高いほど融点が高くなるため、溶解温度は高くなる。目的の溶解温度になったら、高周波溶解炉を傾動させてタンディッシュに溶鋼を注いだ。タンディッシュの底には所定の穴径の溶鋼ノズルが設置されており、溶融金属流の落下量は4~5kg/minの範囲となるように調整した。各例でのアトマイズ条件は表1に示すように、収束角度α、冷却水ノズルの種類及び本数、冷却水の噴射圧(各冷却水ノズルから噴射する冷却水の噴射圧)、冷却水の水量(12本の冷却水ノズルから噴射する冷却水の合計水量)を調整した。なお、ノズルの種類として、扇形15°スプレーとは、噴射した水が扇形状に広がる冷却水ノズル(フラットスプレーノズル)で、かつ、前記扇形の中心角(広がり角度)が15°となるフラットスプレーノズルを用いたことを指す。なお、横に広がるフラットスプレーをノズルに設置する際、ノズルの幅広がり方向は水平になるように設置した。
本発明においては、通常、下向き円錐状に噴射しているアトマイズ水の中心(すなわち前記円錐の頂点)に向かって溶鋼を落下させるところ、中心から偏心(ずらして)溶鋼を落下させた。
発明例では、溶融金属流と冷却水との接触する位置と、冷却水が集中する中心点との水平距離である偏心量E(mm)は、冷却水の噴射距離の垂直成分(冷却水ノズルの先端から、中心点までの垂直距離)L(mm)との関係において、E/Lが0.05~0.20の範囲になるように偏心させた。発明例1~4においては、溶鋼ノズルを図1に示すように垂直に配置し、発明例5~6においては、偏心量Eが大きいので、溶鋼ノズルを図2に示すように斜めに配置した。
これに対し、比較例1は、溶融金属流と冷却水の接触する位置を冷却水が集中する中心点から偏心させない場合(偏心量E=0、E/L=0)である。また、比較例2は、偏心量を大きくして、偏心量Eと冷却水の噴射距離の垂直成分Lとの関係をE/L=0.25とした場合である。
製造した金属粉末の評価において、円形度(C50)、平均粒子径(D50)、見掛密度、非晶質化度については、以下の方法(詳細については上述したとおり)で測定した。
見掛密度は、JIS Z 2504:2012に準拠して測定した。
円形度は、モフォロギ社製の粒子画像分析装置(G3SE)を使用し、プレパラート上に分散させた粉末粒子の投影画像を約5000個撮影し、投影画像の各金属粉末データを二値化することによって、画像解析を行って求めた体積平均値(C50)の値を用いた。
非晶質化度は、得られた金属粉末について、金属粉末以外のゴミを除去したのち、X線回折法により、非晶質相からのハローピークおよび結晶からの回折ピークを測定し、WPPD法により算出した。
平均粒子径は、積算法によって平均粒子径(D50)を算出した。レーザー回折/散乱式粒度分布測定を用いた。
見掛密度は3.5g/cm以上、円形度(C50)は0.90以上、平均粒子径(D50)は50μm以下、非晶質化度は95%以上を目標値とし、見掛密度、円形度、平均粒子径および非晶質化度の全てが目標値に達していれば合格(○)とし、見掛密度、円形度、平均粒子径および非晶質化度のいずれかが目標値に達していなければ不合格(×)とした。
発明例1~6はすべて、E/Lが0.05~0.20の範囲であり、この条件で製造した金属粉末は、見掛密度、円形度、平均粒子径、非晶質化度がすべて目標値を上回って合格となった。
比較例1は、溶融金属流と冷却水の接触する位置を冷却水が集中する中心点から偏心させなかった場合(偏心量E=0、E/L=0)であるが、見掛密度、円形度がすべての組成において目標値に達しなかった。
比較例2は、E/Lが0.20を超えて0.25とした場合であるが、見掛密度がすべての組成において目標値に達しなかった。さらに、一部の組成において円形度が目標値に達しなかった。
以上のように本発明の範囲内の条件である発明例1~6で製造した金属粉末はすべて合格となった。一方、本発明の範囲外の条件である比較例1~2で製造した金属粉末はすべて不合格となった。
以上より、E/Lが0.05~0.20の範囲で、Fe、Ni及びCoの合計含有量が原子分率で76.0at%以上86.0at%以下であり、見掛密度が3.5g/cm以上であり、円形度が0.90以上であり、平均粒子径(D50)が50μm以下であり、非晶質化度が95%以上である水アトマイズ金属粉末を製造できた。
1 タンディッシュ
2 溶鋼
3 溶鋼ノズル
4 ノズルヘッダー
5、5A、5B 冷却水ノズル(スプレーノズル)
6 溶融金属流
7 冷却水
9 金属粉末
10 収束角度(向かい合う2本のノズルの取付角度:頂角)α
11 冷却水が集中する位置(中心点)
14 アトマイズ装置
15 冷却水タンク
16 冷却水用温度調節機
17 冷却水用高圧ポンプ
18 冷却水用配管(高圧ポンプからの送水管)
19 チャンバー

Claims (4)

  1. 落下する溶融金属流に対して冷却水を噴射し、前記溶融金属流と前記冷却水を衝突させて前記溶融金属流を分断して金属粉末とする水アトマイズ金属粉末の製造方法であって、
    前記冷却水は、前記溶融金属流に向かって、前記溶融金属流の周囲から下向きに、中心点に集まるように噴射され、
    前記溶融金属流は、前記中心点から水平距離において偏心量Eだけ離れた位置で前記冷却水に接触し、
    前記偏心量Eは、前記冷却水を噴射する冷却水ノズルの先端から前記中心点までの垂直距離Lとの関係において、E/Lの値が0.05~0.20の範囲である、水アトマイズ金属粉末の製造方法。
  2. 前記冷却水の噴射圧が10MPa以上で、かつ、前記溶融金属流の落下量M(kg/min)に対する前記冷却水の水量F(kg/min)の比であるF/Mが50以上である、請求項1に記載の水アトマイズ金属粉末の製造方法。
  3. 前記金属粉末は、Fe、Ni及びCoの合計含有量が原子分率で76.0at%以上86.0at%以下であり、見掛密度が3.5g/cm以上であり、円形度が0.90以上であり、平均粒子径(D50)が50μm以下であり、非晶質化度が95%以上である、請求項1または2に記載の水アトマイズ金属粉末の製造方法。
  4. 落下する溶融金属流に対して冷却水を噴射し、前記溶融金属流と前記冷却水を衝突させて前記溶融金属流を分断して金属粉末とする水アトマイズ金属粉末の製造装置であって、
    前記冷却水を、前記溶融金属流に向かって、前記溶融金属流の周囲から下向きに、中心点に集まるように噴射する複数の冷却水ノズルと、
    前記溶融金属流を、前記中心点から水平距離において偏心量Eだけ離れた位置で前記冷却水に接触させるように供給する溶鋼ノズルとを備え、
    前記偏心量Eは、前記冷却水ノズルの先端から前記中心点までの垂直距離Lとの関係において、E/Lの値が0.05~0.20の範囲である、水アトマイズ金属粉末の製造装置。
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