JP7276588B2 - 液体貯留容器 - Google Patents

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Description

本発明は、吸引した廃液等の液体を貯留する液体貯留容器に関する。
特許文献1には、液体の貯留容器を備える吸引装置が記載されている。特許文献1に記載の貯留容器は、廃液貯留部と水封部とを備える。
廃液貯留部は、それぞれが縦長で三連の筒状である。水封部は、廃液貯留部と同様に縦長の筒状である。水封部は、三連の廃液貯留部に並ぶように配置されている。
また、廃液を吸引するためのポンプは、水封部の出口に配置されている。
特許第5722422号公報
特許文献1に示す構造では、貯留容器が横転したとき、廃液貯留部に貯留された液体が、水封部を介して、吸引装置であるポンプに流入してしまう可能性が高い。液体がポンプに流入すると、ポンプは故障してしまう。
したがって、本発明の目的は、貯留容器が横転したときに、廃液貯留部等の液体貯留部に貯留された液体がポンプに流入し難い構造を提供することである。
この発明の液体貯留容器は、主筐体を備える。主筐体は、上壁、下壁、および、上壁および下壁に接続する複数の側壁を有し、上壁、下壁、および、複数の側壁によって囲まれる内部空間を有する。複数の側壁は、第1側壁、第2側壁、および、第3側壁を有する。第1側壁と第2側壁とは、それぞれに平板状であり、互いに平行でなく、互いに接続する。第3側壁は、第1側壁における第2側壁への接続端と反対側の端部、および、第2側壁における第1側壁への接続端と反対側の端部に接続する。内部空間は、主筐体の内部に形成された内壁と第3側壁によって区画された水封室と、内壁と第1側壁、第2側壁および第3側壁によって区画された液体貯留部と、を備える。液体貯留部は、液体を吸入するための気体の流路において水封部よりも上流側になる。水封室は、吸引装置と連通可能な第1室と、液体貯留部と連通可能な第2室と、第1室と第2室を区画する水封部と、を備える。液体貯留部は、液体が流入する第1流入孔を備える。
この構成では、液体貯留容器が横転する場合、液体貯留部が当接する第1側壁または第2側壁が底面となり易い。そして、横転した場合、水封室(水封部)は、液体貯留部における液体が主に残る部分よりも上側になる。
この発明によれば、液体貯留部に貯留された液体が水封室に流入し難くなり、ひいては、水封室に接続する吸引装置に流入し難くなる。
図1は、第1の実施形態に係る液体貯留容器の外観斜視図である。 図2は、第1の実施形態に係る液体貯留容器の三面図である。 図3は、第1の実施形態に係る液体貯留容器の三つの断面図である。 図4(A)は、第1の実施形態に係る液体貯留容器の主筐体の斜視図であり、図4(B)は、この主筐体の断面も示す斜視図である。 図5は、第1の実施形態に係る液体貯留容器の主筐体の五面図である。 図6(A)は、第1の実施形態に係る液体貯留容器の補助部材の斜視図であり、図6(B)は、補助部材の二面図である。 図7は、第1の実施形態に係る液体吸引装置の外観斜視図である。 図8は、液体吸引装置の装置本体の外観斜視図である。 図9は、第2の実施形態に係る液体貯留容器の外観斜視図である。 図10は、第3の実施形態に係る液体貯留容器の外観斜視図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る液体貯留容器および液体吸引装置について、図を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る液体貯留容器の外観斜視図である。図2は、第1の実施形態に係る液体貯留容器の三面図である。図3は、第1の実施形態に係る液体貯留容器の三つの断面図である。図4(A)は、第1の実施形態に係る液体貯留容器の主筐体の斜視図であり、図4(B)は、この主筐体の断面も示す斜視図である。図5は、第1の実施形態に係る液体貯留容器の主筐体の五面図である。図6(A)は、第1の実施形態に係る液体貯留容器の補助部材の斜視図であり、図6(B)は、補助部材の二面図である。
図1、図2、および、図3に示すように、液体貯留容器1は、主筐体10と補助部材20とを備える。補助部材20は、主筐体10に取り付けられている。
(主筐体10の構成)
主筐体10は、透光性を有する材料からなる。すなわち、主筐体10は、外部から内部が目視可能な材料からなる。例えば、主筐体10は、透光性を有するプラスチック等からなる。なお、主筐体10は、貯留する液体に反応しないもしくは略反応しない材料であるとよい。
図4(A)、図4(B)、および、図5に示すように、主筐体10は、直方体である。より具体的には、主筐体10は、上壁111、下壁112、側壁121、側壁122、側壁123、および、側壁124を備える。側壁121が、本発明の「第1側壁」に対応し、側壁122が、本発明の「第2側壁」に対応し、側壁123が、本発明の「第4側壁」に対応し、側壁124が、本発明の「第5側壁」に対応し、側壁123と側壁124との組が、本発明の「第3側壁」に対応する。
上壁111、下壁112、側壁121、側壁122、側壁123、および、側壁124は板状である。上壁111と下壁112とは、平面視した形状が同じである。側壁121と側壁123とは、平面視した形状が同じであり、側壁122と側壁124とは、平面視した形状が同じである。
上壁111と下壁112とは、離間して配置されており、互いの主面が対向している。側壁121と側壁123とは、離間して配置されており、互いの主面が対向している。側壁122と側壁124とは、離間して配置されており、互いの主面が対向している。なお、主面とは、各壁において、他の面と比較して寸法の大きな面であり、壁としての主たる機能を実現する面である。以下、各種の壁についても、主面の概念は同じである。
上壁111と下壁112とは、側壁121、側壁122、側壁123、および、側壁124によって接続される。上壁111の主面および下壁112の主面は、側壁121の主面、側壁122の主面、側壁123の主面、および、側壁124の主面に対して直交する。側壁121の主面および側壁123の主面は、上壁111の主面、下壁112の主面、側壁122の主面、および、側壁124の主面に対して直交する。側壁122の主面および側壁123の主面は、上壁111の主面、下壁112の主面、側壁121の主面、および、側壁123の主面に対して直交する。
これにより、主筐体10は、上壁111、下壁112、側壁121、側壁122、側壁123、および、側壁124によって囲まれる、直方体の内部空間を有する。
主筐体10は、さらに、内壁131、内壁132、および、水封壁141を備える。内壁131、内壁132、および、水封壁141は、板状である。
内壁131は、側壁122および側壁124に対して平行に、側壁121および側壁123に対して直交するように配置される。内壁132は、側壁121および側壁123に対して平行に、側壁122および側壁124に対して直交するように配置される。水封壁141は、内壁132に対して平行に、側壁121および側壁123に対して平行に、側壁122および側壁124に対して直交するように配置される。
内壁131および内壁132は、上壁111に接続するとともに、下壁112に接続する。内壁131は、側壁123に接続する。内壁132は、側壁124に接続する。内壁131における側壁123への接続端と反対側の端部と、内壁132における側壁124への接続端と反対側の端部とは、接続する。
水封壁141は、上壁111に接続する。水封壁141は、下壁112には接続せず、水封壁141と下壁112との間には、開口部142が存在する。水封壁141は、側壁124に接続するとともに、内壁131に接続する。
このような構成によって、主筐体10の内部空間は、空間161、空間162、空間163に分けられる。空間161は、上壁111、下壁112、側壁121、側壁122、側壁123における側壁122側の部分、側壁124における側壁121側の部分、内壁131、および、内壁132によって囲まれる空間である。空間162は、側壁123における側壁124側の部分、側壁124における側壁123側の部分、内壁131における側壁123側の部分、および、水封壁141によって囲まれる空間である。空間163は、側壁124における側壁121および側壁123に接続しない中央付近の部分、内壁131における内壁132側の部分、内壁132、および、水封壁141によって囲まれる空間である。空間162と空間163とは、開口部142を通じて繋がっている。
また、主筐体10は、壁150を備える。壁150は、上壁111、および、側壁122に接続し、上壁111および側壁122とともに、空間170を形成する。空間170は、空間161に連通しない。
上壁111には、孔181、孔182、孔183、孔184、および、孔185を有する。孔181、孔182、孔183、孔184、および、孔185は、上壁111を貫通する。孔183が、本発明の「第1孔」に対応し、孔184が、本発明の「第2孔」に対応する。
孔181は、側壁124と内壁132との接続する角部の近傍に配置されている。孔181は、内壁132よりも側壁121側に配置されている。これにより、孔181は、空間161を、主筐体10の上壁111側の外部に連通する。
孔182は、側壁122と内壁131との接続する角部の近傍に配置されている。孔182は、内壁131よりも側壁122側に配置されている。これにより、孔182は、空間161を、主筐体10の上壁111側の外部に連通する。
孔183は、主筐体10を平面視して、側壁121および側壁122から最も遠い位置に配置されている。より具体的には、孔183は、側壁123と側壁124との接続する角部の近傍に配置されている。これにより、孔183は、空間162を、主筐体10の上壁111側の外部に連通する。
孔184は、側壁124の近傍で、内壁132と水封壁141との間の位置に、配置されている。なお、この際、孔184は、内壁132よりも水封壁141に近い位置に配置されていることが好ましい。これにより、孔184は、空間163を、主筐体10の上壁111側の外部に連通する。
孔185は、上壁111を平面視して、側壁122と壁150とに囲まれる領域内に配置されている。これにより、孔185は、空間170を、主筐体10の上壁111側の外部に連通する。
(補助部材20の構成)
図6(A)は、補助部材の斜視図であり、図6(B)は、補助部材の二面図である。図6(B)では、上面図およびD-D断面図を示している。
図6(A)および図6(B)に示すように、補助部材20は、主壁211、側壁221、側壁222、側壁223、側壁224、および、壁230を備える。主壁211、側壁221、側壁222、側壁223、側壁224、および、壁230は、それぞれ矩形の平板である。側壁221と側壁223とは、同じ形状であり、側壁222と側壁224とは、同じ形状である。
側壁221、側壁222、側壁223、および、側壁224は、主壁211の外周に沿って配置されている。側壁221と側壁223とは、対向し、側壁222と側壁224とは、対向している。側壁221、側壁222、側壁223、および、側壁224は、主壁211に接続し、主壁211の主面に対して立設している。壁231は、側壁221と側壁223との間に、側壁221および側壁223に対して平行に配置されている。
これにより、補助部材20は、凹部241と凹部242とを有する。凹部241は、主壁211を底部とし、側壁223、側壁222、壁230、および、側壁224によって囲まれる空間によって形成される。凹部242は、主壁211を底部とし、側壁221、側壁222、壁230、および、側壁224によって囲まれる空間によって形成される。
(液体貯留容器1の構造)
図1、図2、図3に示すように、補助部材20は、主筐体10の上壁111に配置される。この際、補助部材20の凹部241および凹部242の開口面は、主筐体10の上壁111側となる。上壁111に直交する方向に視て(液体貯留容器1を平面視して)、補助部材20の側壁223は、主筐体10の側壁123に重なり、補助部材20の側壁222は、主筐体10の側壁122に重なる。補助部材20の側壁224は、主筐体10の側壁124に重なる。
また、液体貯留容器1を平面視して、補助部材20の側壁221は、主筐体10における孔181の配置位置と、孔184および孔185の配置位置と、の間に配置される。さらに、液体貯留容器1を平面視して、壁230は、主筐体10における孔182および孔183の配置位置と、孔184の配置位置と、の間に配置される。
このような構成によって、孔182と孔183とは、連通路に相当する補助部材20の凹部241によって連通する。孔184と孔185とは、補助部材20の凹部242によって連通する。
これにより、液体貯留容器1の空間161は、孔181を介して、液体貯留容器1の外部に連通する。空間161は、孔182、凹部241の開口を上壁111によって塞いだ空間、および、孔183を介して、空間162に連通する。空間162は、開口部142を介して空間163に連通する。空間163は、孔184、凹部242の開口を上壁111によって塞いだ空間、および、孔185を介して、空間170に連通する。
このような構成からなる液体貯留容器1では、次のように、廃液を貯留する。
図3に示すように、水封用の水WSは、空間162と空間163とに貯留される。この際、水WSは、開口部142が水中に埋まる高さまで貯留される。すなわち、主筐体10における空間162および空間163を形成する部分が、水封室となり、空間162および空間163に貯留する水WSと水封壁141が、水封部となる。
図1、図3に示すように、孔181には、吸引用のホースDHが装着されている。また、図示を省略しているが、吸引装置の配置用空間である空間170には、吸引力を発生させるポンプ、ブロア等の吸引装置が配置されている。吸引装置は、空間170内の気体を、主筐体10(液体貯留容器1)の外部に排出する。吸引装置が動作すると、気体は、空間170、凹部242の開口を上壁111によって塞いだ空間、空間163、空間162、空間161の順に引き込まれる。これにより、ホースDHから空間161に気体が引き込まれる。
したがって、吸引装置が動作すると、図3の流路P1に示すように、気体は、ホースDHから孔181を介して、空間161に流入する。空間161内に流入した気体は、図3の流路P2に示すように、孔182、凹部241の開口を上壁111によって塞いだ空間、孔183を介して、空間162に流入する。空間162に流入した気体は、図3の流路P3に示すように、開口部142を介して、空間163に流入する。空間163に流入した気体は、図3の流路P4に示すように、孔184、凹部242の開口を上壁111によって塞いだ空間、孔185を介して、空間170に流入し、吸引装置によって、液体貯留容器1の外部に排出される。
この気体の流れによって、ホースDHから空間161内には、廃液WLが流れ込む。孔182が上壁111に配置されることで、廃液WLは、空間161に貯留される。すなわち、主筐体10における空間161を形成する部分が、廃液貯留部(本発明の「液体貯留部」に対応する。)となる。
そして、液体貯留容器1は、上述の構成を備えることによって、次の作用効果を奏する。
液体貯留容器1では、廃液貯留部を構成する空間161は、液体貯留容器1を平面視して、側壁121および側壁122に沿うL字形状である。したがって、廃液WLが貯留されると、重心は、側壁123側よりも側壁121側となり、側壁124側よりも側壁122側になる。このため、液体貯留容器1は、横転する場合、側壁121または側壁122が底面となる。
液体貯留容器1では、水封部は、側壁121よりも側壁123に近く、側壁122よりも側壁124に近い位置に配置される。したがって、側壁121を底面として横転した場合、水封部は、廃液貯留部における側壁121に面する部分よりも上側になる。また、側壁122を底面として横転した場合、水封部は、廃液貯留部における側壁122に面する部分よりも上側になる。これにより、横転による水封部への廃液の流入は、抑制される。そして、廃液の吸引装置への流入は、抑制される。
特に、水封部は、側壁121および側壁122から最も遠い、側壁123と側壁124との接続する角部に配置される。これにより、横転による水封部への廃液の流入は、さらに抑制される。さらに、水封部への最上流部(廃液貯留部に間接的に連通する部分)となる孔183は、側壁123と側壁124との接続する角部に配置される。これにより、横転による水封部への廃液の流入は、より一層抑制される。
ここで、孔182および孔183は、側壁123の近傍に配置されている。これにより、側壁121を底面として液体貯留容器1が横転した場合に、孔182および孔183は、廃液WLから遠い位置となり、廃液WLは、孔182および孔183に殆ど流れ込まない。
また、孔183および孔184は、側壁124の近傍に配置されている。これにより、側壁122を底面として液体貯留容器1が横転した場合、孔183および孔184は、廃液WLから遠い位置となり、廃液WLは、孔183および孔184に殆ど流れ込まない。
また、孔183は、主筐体10を平面視して、側壁121および側壁122から最も遠い位置に配置されている。これにより、側壁121を底面として横転しても、側壁122を底面として横転しても、廃液WLは、孔183に殆ど流れ込まない。
したがって、液体貯留容器1は、横転しても、吸引装置が配置された空間170に、廃液WLが流れ込むことを抑制できる。これにより、液体貯留容器1は、横転による吸引装置の故障を抑制できる。
また、孔184が側壁124の近傍に配置されていることで、側壁122を底面として液体貯留容器1が横転した場合、水WSが空間170に流れ込むことも抑制できる。これにより、液体貯留容器1は、横転による吸引装置の故障を、さらに抑制できる。
なお、この際、孔183の位置と水WSの量との関係は、側壁122と孔183との距離が、側壁122を底面として液体貯留容器1が横転した場合の空間163における水WSの深さよりも大きくなるように、設定していればよい。そして、さらにこの水WSの量から、液体貯留容器1は、横転していない状態(定常状態)において、この水WSの量によって開口部142が水没ように、開口部142の高さを設定すればよい。これにより、水WSが孔183を介して、吸引装置側に流れ込むことを、より抑制できる。
また、孔184の位置および水WSの量は、孔184と内壁132との距離が、側壁121を底面として液体貯留容器1が横転した場合の空間163における水WSの深さよりも大きくなるように、設定するとよい。これにより、水WSが孔183を介して、吸引装置側に流れ込むことを、より抑制できる。
なお、孔182は、側壁121よりも側壁123に近いほど好ましい。しかしながら、孔182と側壁123との距離は、貯留する廃液WLと空間161の体積によって適宜調整できる。すなわち、少なくとも、孔182と側壁121との距離が、側壁121を底面とした空間161における廃液WLの深さよりも大きくなっていればよい。例えば、一例として、孔182と側壁123との距離は、側壁121と側壁123との距離の約1/2未満にすればよい。
また、孔182は、側壁122よりも内壁131に近いほど好ましい。しかしながら、孔182と内壁131との距離は、貯留する廃液WLと空間161の体積によって適宜調整できる。すなわち、少なくとも、孔182と内壁131との距離が、側壁122を底面とした空間161における廃液WLの深さよりも大きくなっていればよい。例えば、一例として、孔182と内壁131との距離は、側壁122と内壁131との距離の約1/2未満にすればよい。
孔183の位置は、側壁121よりも側壁123に近く、内壁131よりも側壁124に近いほど好ましい。ただし、孔182が上述の位置にあれば、孔183は、液体貯留容器1を平面視して、空間162に重なっていればよい。
孔184の位置は、側壁121よりも側壁123に近く、内壁131よりも側壁124に近いほど好ましい。ただし、孔183と同様に、孔182が上述の位置にあれば、孔184は、液体貯留容器1を平面視して、空間163に重なっていればよい。
また、液体貯留容器1は、廃液貯留部から吸引装置まで、複数の方向に延びる流路を介して、言い換えれば、複数回屈折する流路を介して、繋がっている。具体的には、廃液貯留部は、側壁121および側壁123に平行な方向に延び、上壁111の外面に接する部分を有する流路P2、水封部を構成する空間162において縦方向に延びる流路、下壁112の内面に接し、側壁122および側壁124に平行な方向に延び、開口部142を介する流路P3、数風部を構成する空間163において縦方向に延びる流路、側壁121および側壁123に平行な方向に延び、上壁111の外面に接する部分を有する流路P4、および、空間170内において、縦方向に延びる流路を介して、吸引装置に繋がっている。
これにより、廃液WLが吸引装置までに達する流路は、複数の方向に延び、立体的に配置され、屈曲する部分を有する。したがって、廃液WLが吸引装置まで流入することは、さらに抑制される。
また、この構成では、廃液貯留部を構成する空間161は、側壁121(第1側壁)、側壁122(第2側壁)、側壁123、および、側壁124に面している。そして、側壁121(第1側壁)、側壁122(第2側壁)、側壁123、および、側壁124は、透光性を有する。これにより、液体貯留容器1は、直方体の四面のいずれからでも、空間161内を視認できる。すなわち、液体貯留容器1は、側方のいずれの方向から観ても、廃液WLの貯留状態を視認できる。
(液体吸引装置2の構成)
図7は、第1の実施形態に係る液体吸引装置の外観斜視図である。図8は、液体吸引装置の装置本体の外観斜視図である。
図7に示すように、上述の構成からなる液体貯留容器1は、液体吸引装置2に用いられる。図7、図8に示すように、液体吸引装置2は、液体貯留容器1および装置本体90を備える。装置本体90は、直方体形状であり、上壁911、下壁912、側壁921、および、側壁922を備える。上壁911と下壁912とは、離間して配置されており、互いの主面が対向している。側壁921と側壁922とは、上壁911と下壁912とに接続する。側壁921と側壁922とは、互いの主面が直交するように配置されている。側壁921と側壁922とは、接続する。
この構成によって、装置本体90は、2側面に開口する凹部93を有する。凹部93の形状は、液体貯留容器1の外形形状と略同じである。
液体貯留容器1は、側壁221が、装置本体90の側壁921に、近接または当接し、平行になるように、側壁222が、装置本体90の側壁922に、近接または当接し、平行になるように、凹部93に収容される。
この構成では、液体貯留容器1の側壁223および側壁224が、装置本体90の外方に露出する。これにより、使用者は、液体貯留容器1の廃液貯留部における廃液WLの貯留状態を、二方から視認できる。また、使用者は、液体貯留容器1の水封部の水WSの状態を、二方から視認できる。
なお、装置本体90には、図示を省略しているが、吸引装置の駆動回路モジュールが内蔵されている。駆動回路モジュールは、液体貯留容器1が装置本体90に装着されることによって、吸引装置に接続する。吸引装置は、駆動回路モジュールからの電力を受けて、動作する。そして、このような駆動回路モジュールは、例えば、図7、図8に示すように、装置本体90の上壁911の上面に配置された操作部95からの操作入力を受けて、駆動、停止する。
また、装置本体90は、図7、図8に示すように、把手部94を備える。これにより、液体吸引装置2の持ち運びが容易になる。なお、把手部94は省略してもよい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る液体貯留容器について、図を参照して説明する。図9は、第2の実施形態に係る液体貯留容器の外観斜視図である。
図9に示すように、第2の実施形態に係る液体貯留容器の主筐体10Aは、第1の実施形態に係る液体貯留容器1の主筐体10に対して、側壁123、側壁124を備えず、側壁125を備える点で異なる。また、この側壁125を備えることによって、水封部の構成において異なる。主筐体10Aの他の構成は、主筐体10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
側壁125は、主面が曲面である。主筐体10Aを平面視して、側壁125は、円弧状であり、外側に膨らむ形状である。側壁125は、側壁121における側壁122への接続端と反対側の端部、および、側壁122における側壁121への接続端と反対側の端部に接続する。これにより、主筐体10Aは、上壁111、下壁112、側壁121、側壁122、および、側壁125によって囲まれる内部空間を有する。側壁125が、本発明の「第3側壁」に対応する。
水封部を構成する空間162Aおよび空間163Aは、側壁121および側壁122から離間した位置に配置されている。言い換えれば、空間162Aおよび空間163Aは、主筐体10Aの平面視において、側壁121および側壁122から空間161を介する位置に配置されている。より具体的には、主筐体10Aを平面視して、空間162Aおよび空間163Aは、側壁125によって形成される円弧の中点MPの近傍に配置される。
これにより、主筐体10Aを含む液体貯留容器は、第1の実施形態に係る液体貯留容器1と同様に、廃液WLが吸引装置に流れ込むことを抑制できる。
さらに、主筐体10Aでは、空間162Aに連通する孔183、および、空間163Aに連通する孔184は、中点MPの近傍に配置される。これにより、主筐体10Aを含む液体貯留容器は、廃液WLが吸引装置に流れ込むことを、さらに抑制できる。
また、この構成では、主筐体10Aの重心は、側壁121および側壁122にさらに近づく。これにより、横転時における底面は、側壁121または側壁122になり易い。したがって、主筐体10Aを含む液体貯留容器は、廃液WLが吸引装置に流れ込むことを、さらに抑制できる。
なお、第2の実施形態では、側壁125は、平面視して円弧となる形状である。しかしながら、側壁125は、平面視して3以上の直線が所定の角度で接続する屈曲線となる形状であってもよく、屈曲線と円弧とが混ざる形状であってもよい。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る液体貯留容器について、図を参照して説明する。図10は、第3の実施形態に係る液体貯留容器の外観斜視図である。
図10に示すように、第3の実施形態に係る液体貯留容器の主筐体10Bは、第1の実施形態に係る液体貯留容器の主筐体10に対して、壁150Bの形成位置において異なる。主筐体10Bの他の構成は、主筐体10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
壁150Bは、側壁122の外面側に配置される。これにより、吸引装置が内蔵される空間170Bは、主筐体10Bにおける側壁122の外側に配置される。
このような構成であっても、主筐体10Bを備える液体貯留容器は、第1の実施形態に係る液体貯留容器1と同様に、廃液WLが吸引装置に流れ込むことを、抑制できる。
なお、第3の実施形態では、壁150Bおよび空間170Bを側壁122の外面に配置する態様を示した。しかしながら、壁150Bおよび空間170Bは、側壁121の外面、側壁123の外面、上壁111の外面等、主筐体10Bの外面を構成する他の壁の外面に配置されていてもよい。この際、空間170Bに連通する孔185と孔184とを繋ぐ流路は、複数の壁を経由する方が好ましい。すなわち、複数の方向に屈曲する流路を形成することが好ましい。これにより、液体貯留容器は、廃液WLが吸引装置に流れ込むことを、より確実に抑制できる。
また、上述の各実施形態の構成は、適宜組み合わせることが可能であり、組合せに応じた作用効果を奏することができる。
1:液体貯留容器
2:液体吸引装置
10、10A、10B:主筐体
13:空間
20:補助部材
90:装置本体
93:凹部
94:把手部
95:操作部
111:上壁
112:下壁
121、122、123、124、125:側壁
131、132:内壁
141:水封壁
142:開口部
150、150B:壁
161、162、162A、163、163A、170、170B:空間
181、182、183、184、185:孔
211:主壁
221、222、223、224:側壁
230、231:壁
241、242:凹部
911:上壁
912:下壁
921、922:側壁

Claims (4)

  1. 上壁、下壁、および、前記上壁および前記下壁に接続する複数の側壁を有し、前記上壁、前記下壁、および、前記複数の側壁によって囲まれる内部空間を有する主筐体を備え、
    前記複数の側壁は、第1側壁、第2側壁、および、第3側壁を有し、
    前記第1側壁と前記第2側壁とは、それぞれに平板状であり、互いに平行でなく、互いに接続し、
    前記第3側壁は、前記第1側壁における前記第2側壁への接続端と反対側の端部、および、前記第2側壁における前記第1側壁への接続端と反対側の端部に接続し、
    前記内部空間は、前記主筐体の内部に形成された内壁と、前記第3側壁によって区画された水封部を有する水封室と、前記内壁と前記第1側壁、前記第2側壁および前記第3側壁によって区画された液体貯留部と、を備え、
    前記水封室は、吸引装置と連通可能な第1室と、前記液体貯留部と連通可能な第2室と、前記第1室と前記第2室を区画する前記水封部と、を備え、
    前記液体貯留部は、液体が流入する第1流入孔を備え、
    前記上壁には、前記水封室と前記液体貯留部とを連通させる第1孔を有し、
    前記上壁に直交する方向から観る、前記主筐体の平面視において、前記第1孔は、前記水封室と重なり、前記第1側壁および前記第2側壁より前記第3側壁に近接する位置に配置されている、
    液体貯留容器。
  2. 前記第3側壁は、前記第1側壁に平行で前記第2側壁に接続する第4側壁と、前記第2側壁に平行で前記第1側壁に接続する第5側壁とを有し、
    前記第1孔は、前記第4側壁と前記第5側壁とが接続する角部に近接して配置されている、
    請求項に記載の液体貯留容器。
  3. 貯留する液体を吸引する吸引力を発生させる吸引装置が収容される吸引装置配置用の空間と、
    該吸引装置配置用の空間と前記水封室の前記第1室とを連通する連通路を形成する補助部材と、
    前記上壁に形成され、前記補助部材が形成する連通路と前記水封室の前記第1室とを連通する第2孔と、
    を備え、
    吸引装置配置用の空間は、前記上壁以外に面して配置されている、
    請求項1または請求項に記載の液体貯留容器。
  4. 前記複数の側壁は、透光性を有する、
    請求項1乃至請求項のいずれかに記載の液体貯留容器。
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