JP7275714B2 - 軸受状態監視方法及び軸受状態監視システム - Google Patents
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Description
(1) 転がり軸受の運転状態を監視する軸受状態監視方法であって、
加速度センサにより前記転がり軸受から発生する加速度を加速度信号として検出する工程と、
前記加速度信号をエンベロープ解析して、前記転がり軸受の損傷に起因する特徴周波数出力を取得する工程と、
前記加速度及び前記特徴周波数出力を、予め設定されたそれぞれの診断閾値と比較する工程と、
前記加速度及び前記特徴周波数出力が、それぞれの診断閾値より大きいとき、前記転がり軸受の異常として診断する工程と、
前記診断の結果を出力する工程と、
を備える軸受状態監視方法。
(2) 転がり軸受の運転状態を監視する軸受状態監視システムであって、
前記転がり軸受から発生する加速度を加速度信号として検出する加速度センサと、
前記加速度信号をエンベロープ解析して、前記転がり軸受の損傷に起因する特徴周波数出力を取得し、前記加速度、及び前記特徴周波数出力を、予め設定されたそれぞれの診断閾値と比較して、前記加速度及び前記特徴周波数出力が、それぞれの前記診断閾値より大きいとき、前記転がり軸受の異常として診断する診断装置と、
を備える軸受状態監視システム。
したがって、出力装置60は、軸受異常と軸受予兆とで2段階の警告を出力することができる。
例えば、転がり軸受は、軸受形式に限定されず、図1に示す玉軸受を含む全ての形式の転がり軸受に適用することができる。また、転がり軸受が搭載される全ての回転機械装置を対象とすることができ、同様の効果を奏する。
(1) 転がり軸受の運転状態を監視する軸受状態監視方法であって、
加速度センサにより前記転がり軸受から発生する加速度を加速度信号として検出する工程と、
前記加速度信号をエンベロープ解析して、前記転がり軸受の損傷に起因する特徴周波数出力を取得する工程と、
前記加速度及び前記特徴周波数出力を、予め設定されたそれぞれの診断閾値と比較する工程と、
前記加速度及び前記特徴周波数出力が、それぞれの診断閾値より大きいとき、前記転がり軸受の異常として診断する工程と、
前記診断の結果を出力する工程と、
を備える軸受状態監視方法。
この構成によれば、軸受の加速度及び特徴周波数により軸受異常の有無を監視するので、軸受状態監視結果の信頼性が向上する。
この構成によれば、軸受に異常が発生する可能性がある異常予兆を出力することができ、異常に至る前に軸受在庫の確認などを促すことができる。
前記比較工程は、前記温度を予め設定された診断閾値と比較し、
前記診断工程は、前記温度、前記加速度及び前記特徴周波数出力のすべてが、それぞれの診断閾値より大きいとき、前記転がり軸受の異常として診断する、(1)に記載の軸受状態監視方法。
この構成によれば、転がり軸受の温度、加速度及び特徴周波数出力により軸受異常の有無を監視するので、軸受状態監視結果の信頼性が向上する。
この構成によれば、軸受に異常が発生する可能性がある異常予兆を出力することができ、異常に至る前に軸受在庫の確認などを促すことができる。
前記転がり軸受から発生する加速度を加速度信号として検出する加速度センサと、
前記加速度信号をエンベロープ解析して、前記転がり軸受の損傷に起因する特徴周波数出力を取得し、前記加速度、及び前記特徴周波数出力を、予め設定されたそれぞれの診断閾値と比較して、前記加速度及び前記特徴周波数出力が、それぞれの前記診断閾値より大きいとき、前記転がり軸受の異常として診断する診断装置と、
を備える軸受状態監視システム。
この構成によれば、軸受の加速度及び特徴周波数により軸受異常の有無を監視するので、軸受状態監視結果の信頼性を向上させることができる。
この構成によれば、軸受に異常が発生する可能性がある異常予兆を出力することができ、異常に至る前に軸受在庫の確認などを促すことができる。
前記診断装置は、前記温度を予め設定された診断閾値と比較し、前記温度、前記加速度及び前記特徴周波数出力のすべてが、それぞれの診断閾値より大きいとき、前記転がり軸受の異常として診断する、(5)に記載の軸受状態監視システム。
この構成によれば、転がり軸受の温度、加速度及び特徴周波数出力により軸受異常の有無を監視するので、軸受状態監視結果の信頼性が向上する。
この構成によれば、軸受に異常が発生する可能性がある異常予兆を出力することができ、異常に至る前に軸受在庫の確認などを促すことができる。
20 転がり軸受
30 加速度センサ
40 温度センサ
50 診断装置
51 特徴周波数評価部
55 加速度評価部
56 温度評価部
60 出力装置
Claims (8)
- 転がり軸受の運転状態を監視する軸受状態監視方法であって、
加速度センサにより前記転がり軸受から発生する加速度を加速度信号として検出する工程と、
前記加速度信号をエンベロープ解析して、前記転がり軸受の損傷に起因する特徴周波数出力を取得する工程と、
前記加速度及び前記特徴周波数出力を、予め設定されたそれぞれの診断閾値と比較する工程と、
前記比較の結果に基づき、前記転がり軸受の異常の有無および異常予兆を診断する工程と、
前記診断の結果を出力する工程と、
を備え、
前記加速度及び前記特徴周波数出力が、それぞれの診断閾値より大きいとき、前記転がり軸受の異常として診断する軸受状態監視方法。 - 前記加速度が前記診断閾値以下であり、且つ前記特徴周波数出力が前記診断閾値より大きいとき、前記転がり軸受の異常予兆と診断する、請求項1に記載の軸受状態監視方法。
- 温度センサにより前記転がり軸受の温度を検出する工程を、さらに備え、
前記比較工程は、前記温度を予め設定された診断閾値と比較し、
前記診断工程は、前記温度、前記加速度及び前記特徴周波数出力のすべてが、それぞれの診断閾値より大きいとき、前記転がり軸受の異常として診断する、請求項1に記載の軸受状態監視方法。 - 前記温度、及び前記加速度の少なくとも一方が、それぞれの前記診断閾値以下であり、
且つ前記特徴周波数出力が前記診断閾値より大きいとき、前記転がり軸受の異常予兆と診断する、請求項3に記載の軸受状態監視方法。 - 転がり軸受の運転状態を監視する軸受状態監視システムであって、
前記転がり軸受から発生する加速度を加速度信号として検出する加速度センサと、
前記加速度信号をエンベロープ解析して、前記転がり軸受の損傷に起因する特徴周波数出力を取得し、前記加速度、及び前記特徴周波数出力を、予め設定されたそれぞれの診断閾値と比較して、前記比較の結果に基づき、前記転がり軸受の異常の有無および異常予兆を診断し、前記加速度及び前記特徴周波数出力が、それぞれの前記診断閾値より大きいとき、前記転がり軸受の異常として診断する診断装置と、
を備える軸受状態監視システム。 - 前記加速度が前記診断閾値以下であり、且つ前記特徴周波数出力が前記診断閾値より大きいとき、前記転がり軸受の異常予兆と診断する、請求項5に記載の軸受状態監視システム。
- 温度センサにより前記転がり軸受の温度を検出する温度センサを、さらに備え、
前記診断装置は、前記温度を予め設定された診断閾値と比較し、前記温度、前記加速度及び前記特徴周波数出力のすべてが、それぞれの診断閾値より大きいとき、前記転がり軸受の異常として診断する、請求項5に記載の軸受状態監視システム。 - 前記温度、及び前記加速度の少なくとも一方が、それぞれの前記診断閾値以下であり、且つ前記特徴周波数出力が前記診断閾値より大きいとき、前記転がり軸受の異常予兆と診断する、請求項7に記載の軸受状態監視システム。
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JP2019053780A JP7275714B2 (ja) | 2019-03-20 | 2019-03-20 | 軸受状態監視方法及び軸受状態監視システム |
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2019
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