JP7275649B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録装置に関する。
従来から、ヘッドから媒体に向かって液滴を吐出し、ドットを形成して画像などを記録する記録装置が知られていた。このような記録装置で品質の高い記録を実行するためには、ヘッドと媒体とを適正な間隔に設定する必要がある。例えば、特許文献1には、媒体としての被記録材の厚みに応じて、ヘッドと被記録材を支持するプラテンとの間隔であるプラテンギャップを増減調整可能な記録装置が開示されている。
特開2009-248535号公報
しかしながら、特許文献1の記録装置は、ヘッドが媒体に接触する、いわゆるヘッド擦れが生じないように、媒体の浮き上がりなどを考慮して、ある程度のマージンを持ってプラテンギャップである第2間隔を設定する。このように、マージンを持った第2間隔が設定された場合、ヘッドと媒体との間に発生する気流の影響が増大して、ヘッドから吐出された液滴の着弾位置のばらつきが大きくなるために、記録品質が低下してしまうという課題があった。
本願の記録装置は、媒体を支持する支持部と、前記支持部に対して主走査方向に相対的に走査され、前記支持部に支持された前記媒体に対して液滴を吐出するヘッドと、前記主走査方向において、前記媒体の記録領域を挟む第1領域及び第2領域のうち少なくとも一方に設けられる間隔変更部と、を備え、前記間隔変更部は、前記支持部が前記媒体を支持する面と直交する方向から見たとき、前記記録領域と重複しないように設けられ、鉛直方向に沿う前記間隔変更部と前記ヘッドとの間隔である第1間隔は、前記記録領域における前記支持部と前記ヘッドとの間隔である第2間隔よりも狭い、ことを特徴とする。
上記の記録装置において、前記間隔変更部は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に設けられることが好ましい。
上記の記録装置において、前記第1領域は、前記記録領域と前記ヘッドにメンテナンスを行う領域であるメンテナンス領域との間の領域であることが好ましい。
上記の記録装置は、前記第2間隔に応じて、前記間隔変更部の高さを変更し前記第1間隔を調整する高さ調整部を備えることが好ましい。
上記の記録装置において、前記間隔変更部は、前記主走査方向に沿って移動可能であることが好ましい。
上記の記録装置は、前記媒体に記録させる記録データに含まれる前記記録領域の情報に応じて、前記間隔変更部の前記主走査方向の位置を調整する位置調整部を備えることが好ましい。
実施形態に係る記録装置の概略構成を示す正面図。 記録装置の概略構成を示すブロック図。 ヘッドにおけるノズルの配列の例を示す模式図。 記録部を拡大して示す平面図。 記録部を拡大して示す側面図。 媒体に記録された罫線の画像を示す図。 液滴の着弾位置を示す図。 液滴の着弾位置を示す図。 液滴の着弾位置を示す図。 液滴の着弾位置を示す図。 液滴の着弾位置を示す図。 第2間隔と縦罫線の幅との関係を示すグラフ。 変形例1に係る記録装置の記録部を拡大して示す側面図。 液滴の着弾位置を示す図。 変形例2に係る記録装置の記録部を拡大して示す側面図。 変形例3に係る記録装置の記録部を拡大して示す平面図。 変形例4に係る記録装置の記録部を拡大して示す平面図。 記録装置の記録部を拡大して示す平面図。
以下に本発明を具体化した実施形態について、図面を参照して説明する。以下は、本発明の一実施形態であって、本発明を限定するものではない。なお、以下の各図においては、説明を分かりやすくするため、実際とは異なる尺度で記載している場合がある。また、図面に付記する座標においては、Z軸に沿う両方向は上下方向であり矢印方向が上方向、X軸に沿う両方向は前後方向であり矢印と反対方向が前方向、Y軸に沿う両方向は左右方向であり矢印方向が左方向、X-Y平面が水平面としている。また、各軸を示す矢印の先端をプラス、基端をマイナスとする。また、X軸に沿う両方向は主走査方向に対応し、Y軸は副走査方向に対応し、Z軸は鉛直方向に対応する。
1.実施形態
図1は、実施形態に係る記録装置1の概略構成を示す正面図である。図2は、記録装置1の概略構成を示すブロック図である。図3は、ヘッド13におけるノズルの配列の例を示す模式図である。図4は、記録部10を拡大して示す平面図である。図5は、記録部10を拡大して示す側面図である。なお、図3は、ヘッド13のノズル面13Sを下から見た様子を示している。図4は、記録部10を上から見た様子を示している。図5は、記録部10をY軸に沿って見た様子を示している。
まず、記録装置1の構成について図1から図5を参照して説明する。
記録装置1は、プリンター100及びプリンター100に接続される画像処理装置110によって構成されている。プリンター100は、画像処理装置110から受信する記録データに基づいて、ロール方式で供給される長尺の媒体5に所望の画像を記録するインクジェットプリンターである。
画像処理装置110の基本構成について説明する。
図1及び図2に示すように、画像処理装置110は、プリンター制御部111、入力部112、表示部113、記憶部114などを備え、プリンター100に記録を行わせる記録ジョブの制御を行う。画像処理装置110は、好適例としてパーソナルコンピューターを用いて構成している。
画像処理装置110が動作するソフトウェアには、記録する画像データを扱う一般的な画像処理アプリケーションソフトウェアや、プリンター100の制御や、プリンター100に記録を実行させるための記録データを生成するプリンタードライバーソフトウェアが含まれる。以下、画像処理アプリケーションソフトウェアをアプリケーションと言い、プリンタードライバーソフトウェアをプリンタードライバーと言う。すなわち、画像処理装置110は、画像データに基づく記録画像をプリンター100に記録させるための記録データを介してプリンター100を制御する。なお、プリンタードライバーは、ソフトウェアによる機能部として構成される例に限定するものではなく、例えば、ファームウェアによって構成されても良い。
プリンター制御部111は、CPU(Central Processing Unit)115や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)116、DSP(Digital Signal Processor)117、メモリー118、インターフェイス119などを備え、記録装置1全体の集中管理を行う。
入力部112は、ヒューマンインターフェイスとして情報入力手段である。具体的には、例えば、キーボードやマウスポインター、あるいは情報入力機器が接続されるポートなどである。
表示部113は、ヒューマンインターフェイスとしての情報表示手段であり、プリンター制御部111の制御の基に、入力部112から入力される情報や、プリンター100に記録する画像、記録ジョブに関係する情報などが表示される。
記憶部114は、ハードディスクドライブ(HDD)やメモリーカードなどの書き換え可能な記憶媒体であり、画像処理装置110が動作するソフトウェアや、記録する画像、記録ジョブに関係する情報などが記憶される。
メモリー118は、CPU115が動作するプログラムを格納する領域や動作する作業領域などを確保する記憶媒体であり、RAM、EEPROMなどの記憶素子によって構成される。
次に、プリンター100の基本構成について説明する。
プリンター100は、記録部10、移動部20、制御部30、ギャップ調整部60、メンテナンス部70などから構成されている。画像処理装置110から記録データを受信したプリンター100は、制御部30によって記録部10、移動部20、ギャップ調整部60を制御し、媒体5に画像を記録する。
記録データは、画像データを、画像処理装置110が備えるアプリケーション及びプリンタードライバーによってプリンター100で記録できるように変換処理した画像形成用のデータであり、プリンター100を制御するコマンド、及び使用する媒体5の情報を含んでいる。画像データは、例えば、デジタルカメラなどによって得られた一般的なフルカラーのイメージ情報やテキスト情報などである。
記録部10は、ヘッドユニット11、インク供給部12、媒体5を支持する支持部としてのプラテン15などから構成されている。
図2及び図3に示すように、ヘッドユニット11は、インク等を液滴として吐出する複数のノズル43とノズル43が列設されたノズル面13Sとを有するヘッド13、及びヘッド制御部14を備えている。ヘッドユニット11は、キャリッジ41に搭載され、主走査方向に移動するキャリッジ41に伴って往復移動する。ヘッド13を含むヘッドユニット11が主走査方向に移動しながら制御部30の制御の下に、プラテン15に支持される媒体5に液滴を吐出することによって、主走査方向に沿ったドットの列であるラスタラインが媒体5に形成される。
インク供給部12は、インクタンク及びインクタンクからヘッド13にインクを供給するインク供給路などを備えている。インクタンク、インク供給路、及び同一インクを吐出するノズルまでのインク供給経路は、インク毎に独立して設けられている。
インクには、例えば、濃インク組成物からなるカラーインクセットとして、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色のインクセットにブラック(K)を加えた4色のインクセットなどがある。また、例えば、それぞれの色材の濃度を淡くした淡インク組成物からなるライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)、ライトイエロー(Ly)、ライトブラック(Lk)などのインクセットを加えた8色のカラーインクセットなどがある。
液滴を吐出する方式には、ピエゾ方式を用いている。ピエゾ方式は、圧力室に貯留されたインクに圧電素子により記録情報信号に応じた圧力を加え、圧力室に連通するノズル43から液滴を吐出し記録する方式である。なお、液滴を吐出する方式は、これに限定するものではなく、インクを液滴に噴射させ、記録メディア上にドット群を形成する他の記録方式であってもよい。例えば、ノズルとノズルの前方に置いた加速電極間の強電界でノズルからインクを液滴に連続噴射させ、液滴が飛翔する間に偏向電極から記録情報信号を与えて記録を行う方式、または液滴を偏向することなく記録情報信号に対応して噴射させる方式である静電吸引方式、小型ポンプでインクに圧力を加え、ノズルを圧電素子などで機械的に振動させることにより、強制的に液滴を噴射させる方式、インクを記録情報信号に従って微小電極で加熱発泡させ、液滴を噴射し記録を行う方式であるサーマルジェット方式などであってもよい。
移動部20は、主走査部40、副走査部50などから構成され、制御部30の制御の下に、媒体5とヘッド13とを相対移動させる。
主走査部40は、キャリッジ41、ガイド軸42、キャリッジモーター(図示省略)などから構成されている。ガイド軸42は、主走査方向に延在しキャリッジ41を摺接可能な状態で支持する。キャリッジモーターは、キャリッジ41をガイド軸42に沿って往復移動させる際の駆動源となる。主走査部40は、制御部30の制御の下にキャリッジ41をガイド軸42に沿って主走査方向に移動させる主走査動作を行い媒体5に対してキャリッジ41を相対移動させる。これにより、ヘッド13は、主走査方向に走査され、プラテン15に支持された媒体5の全幅に対して液滴を吐出することが可能となる。
副走査部50は、供給部51、収納部52、搬送ローラー53などから構成されている。供給部51は、媒体5がロール状に巻かれたリールを回転可能に支持し、媒体5を搬送経路に送り出す。収納部52は、媒体5を巻き取るリールを回転可能に支持し、記録が完了した媒体5を搬送経路から巻き取る。搬送ローラー53は、媒体5を主走査方向と交差する副走査方向に移動させる駆動ローラーや媒体5の移動に伴って回転する従動ローラーなどから成り、媒体5を供給部51から記録部10を経由し、収納部52に搬送する搬送経路を構成する。副走査部50は、記録領域において、制御部30の制御の下に媒体5を主走査方向と交差する副走査方向に移動させる副走査動作を行い、ヘッド13に対して媒体5を相対移動させる。
図4及び図5に示すように、メンテナンス部70は、ヘッド13に対してメンテナンスを行うものであり、主走査方向において、媒体5の一方の外側に設けられる。メンテナンス部70は、Z軸からの平面視にて、主走査方向に沿って往復移動するヘッド13と重なる位置に配置される。例えば、メンテナンス部70は、ヘッド13のノズル43内のインクを吸引する吸引部71、ノズル面13Sに付着したインクを除去する可撓性のブレードを有するワイピング部72、ノズル43からインクを吐出させるフラッシング部73を備えている。ヘッド13に対してメンテナンスを行うことにより、吐出不良の回復や防止を図ることができる。
制御部30は、インターフェイス31、CPU32、メモリー33、駆動制御部34などを備え、プリンター100の制御を行う。
インターフェイス31は、画像処理装置110のインターフェイス119に接続され、画像処理装置110とプリンター100との間でデータの送受信を行う。画像処理装置110とプリンター100との間は、直接、ケーブル等で接続してもよいし、ネットワーク等を介して間接的に接続してもよい。また、無線通信を介して、画像処理装置110とプリンター100との間でデータの送受信を行ってもよい。
CPU32は、プリンター100全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー33は、CPU32が動作するプログラムを格納する領域や動作する作業領域などを確保する記憶媒体であり、RAM、EEPROMなどの記憶素子によって構成される。CPU32は、メモリー33に格納されているプログラム、及び画像処理装置110から受信した記録データに従って、駆動制御部34を介して記録部10、移動部20を制御する。記録する画像データは、インターフェイス119に接続される外部電子機器200から取得することができる。
駆動制御部34は、移動制御信号生成回路35、吐出制御信号生成回路36、駆動信号生成回路37、ギャップ制御回路38を含み、CPU32の制御に基づいて、記録部10、移動部20、ギャップ調整部60、メンテナンス部70など、プリンター100の各部の動作を制御する。
移動制御信号生成回路35は、CPU32からの指示に従って、移動部20の主走査部40及び副走査部50を制御する信号を生成する回路である。
吐出制御信号生成回路36は、記録データに基づき、CPU32からの指示に従って、インクを吐出するノズルの選択、吐出する量の選択、吐出するタイミングの制御などをするためのヘッド制御信号を生成する回路である。
駆動信号生成回路37は、ヘッド13の圧電素子を駆動する駆動信号を含む基本駆動信号を生成する回路である。
ギャップ制御回路38は、CPU32からの指示に従って、ギャップ調整部60を制御する信号を生成する回路である。
駆動制御部34は、ヘッド制御信号と基本駆動信号とに基づいて、各ノズルのそれぞれに対応する圧電素子を選択的に駆動する。
図3に示すように、ヘッド13は、各インクを吐出するための複数のノズル43が所定のノズルピッチNPで並んで形成されたノズル列130を備えている。例えば、ノズル列130は、#1~#400のノズル43で構成され、ブラックインクノズル列K、シアンインクノズル列C、マゼンタインクノズル列M、イエローインクノズル列Yを備えている。ノズル列130は、副走査方向と交差する主走査方向に沿って、ノズル列ピッチNLPで、各ノズル列130が平行になるように整列して並んでいる。また、各ノズル43には、各ノズル43に連通する圧力室に圧力を加えて液滴を吐出させるための圧電素子が設けられている。ヘッド13は、ギャップ調整部60によって、プラテン15との第2間隔PG2を調整可能に構成されている。
図4及び図5に示すように、ギャップ調整部60は、プラテン15とヘッド13との第2間隔PG2を調整する。ギャップ調整部60は、プラテン15を支持するベースフレーム63とガイド軸42の両端部を支持する2つのガイド軸支持部61との間に設けられている。ギャップ調整部60は、ギャップ制御回路38からの信号によって制御される駆動モーター(図示省略)を有し、駆動モーターの駆動により、ガイド軸支持部61をZ軸に沿って上下方向に移動させることができる。ギャップ調整部60を上下方向に移動させる機構としては、例えば、カムを回転させることにより行う機構や、ボールねじとボールナットとを組み合わせた機構や、リニアガイド機構などを採用することができる。
次に、間隔変更部について説明する。
図4及び図5に示すように、間隔変更部とは、ヘッド13が主走査方向に走査された場合に、媒体5の記録領域PAの外側におけるヘッド13下の間隔を変更する部材である。間隔変更部は、主走査方向において、媒体5の記録領域PAとメンテナンス部70が配置されるメンテナンス領域MAとの間の第1領域及び記録領域PAを介して第1領域と対向する位置の第2領域のうち少なくとも一方に設けられる。本実施形態では、間隔変更部として第1の間隔変更部81(第1領域の間隔変更部)及び第2の間隔変更部82(第2領域の間隔変更部)を有する構成を例示する。すなわち、第1の間隔変更部81及び第2の間隔変更部82は、主走査方向における記録領域PAの外側に設けられている。
第1の間隔変更部81及び第2の間隔変更部82は、プラテン15上に設けられ、Z軸からの平面視にて、主走査方向に沿って往復移動するヘッド13と重なる位置に配置される。また、第1の間隔変更部81及び第2の間隔変更部82は、プラテン15が媒体5を支持する面と直交する方向から見たとき、つまり、Z軸からの平面視にて記録領域PAと重複しないように設けられる。第1の間隔変更部81及び第2の間隔変更部82は、副走査方向における長さがヘッド13の長さと同じ、もしくは、それよりも長い矩形状を成し、その高さは、媒体5の厚さよりも高く、ヘッド13のノズル面13Sよりも低い。つまり、Z軸に沿う、第1の間隔変更部81及び第2の間隔変更部82とヘッド13との第1間隔PG1は、プラテン15とヘッド13との第2間隔PG2よりも狭い。
以上の構成により、制御部30は、副走査部50によって記録部10に供給された媒体5に対し、ヘッド13を支持するキャリッジ41を主走査方向に移動させながらヘッド13から液滴を吐出する主走査動作と、副走査部50により主走査方向と交差する副走査方向に媒体5を移動させる副走査動作とを繰り返すことにより、媒体5に所望の画像を記録する。
なお、本実施形態では、記録装置1が画像処理装置110とプリンター100とで構成された例を示したが、プリンターに画像処理装置の機能が含まれた構成であってもよい。
また、本実施形態では、プリンターの一例として、長尺の媒体5をロール方式で供給する構成を例に上げて説明したが、これに限定するものではない。例えば、プリンターは、予め所定の長さにカットされた単票紙を枚葉方式で供給する構成であってもよい。
次に、ヘッド13とプラテン15との間に生じる気流の影響について説明する。
制御部30は、媒体5の厚さや材質に応じて、ヘッド13とプラテン15との第2間隔PG2を設定する。プラテン15から浮き上がり易い材質の媒体5を使用する場合、第2間隔PG2は、媒体5がヘッド13に接触するヘッド擦れを避けるために、浮き上がりが生じ難い媒体5より大きな間隔に設定される。第2間隔PG2が大きな間隔に設定され、ヘッド13と媒体5との空間が広がるほど、ヘッド13が吐出した液滴の着弾位置のばらつきが大きくなる傾向があり、記録品質が低下してしまう場合がある。着弾位置のばらつきが大きくなる要因の一つとして、ヘッド13が主走査方向に移動することによって、ヘッド13のノズル面13Sと媒体5との間に発生する気流が影響していることが分かっている。気流はヘッド13の主走査移動において発生し、ヘッド13の移動方向を反転させて吐出した液滴が残留する気流の影響を受ける。
図6は、媒体5に記録された罫線の画像を示す図である。図7から図11は、液滴の着弾位置を示す図である。なお、図7から図11の縦軸は1目盛当たり5mm、横軸は1目盛当たり0.1mmを表している。
図6から図11に示す図は、この気流の影響を評価するため、ヘッド13を、記録領域PAを通過するように一旦+X方向に主走査移動させ、その後移動方向を-X方向に反転して、ヘッド13が記録領域PAに入った直後に全ノズルから同時に1ショットのKインクの液滴を吐出して縦罫線45を記録したものである。
ノズル43から極微量の液滴を吐出して媒体5に対して確実に着弾させるために、液滴の初速は、比較的高く設定される。これにより、ノズル43から吐出された液滴は、飛翔中に引き伸ばされて、メイン液滴46と、メイン液滴46より質量の小さいサテライト液滴47とに分離し、媒体5にはメイン液滴46に続いてサテライト液滴47が着弾する。
図6及び図7は、第1、第2の間隔変更部81,82が設けられていない記録装置、すなわち従来技術の記録装置で縦罫線を記録した結果を示している。なお、ヘッド13とプラテン15との第2間隔PG2は、2.71mmに設定されている。サテライト液滴47は、液滴の質量が小さいために気流の影響を受けやすく、吐出に先立って+X方向に移動したヘッド13によって引き起こされた+X方向の気流の影響を受け、メイン液滴46の着弾位置より+X方向に着弾している。この着弾位置ずれは、図6に示すように、縦罫線45が2本の線になってしまったり、その幅が太くなってぼけてしまったりするなどの記録品質の低下を招く。図7に示すように、着弾位置のずれ、すなわち縦罫線45の幅は0.258mmであった。この着弾位置ずれは、第2間隔PG2が大きくなるほど拡大する。
図8から図11は、間隔変更部である第1、第2の間隔変更部81,82とヘッド13との第1間隔PG1をパラメーターとして縦罫線45を記録した結果を示している。なお、第1、第2の間隔変更部81,82の主走査方向における長さは、ヘッド13の主走査方向における長さよりも長い60mmである。第2間隔PG2は2.71mmに固定されている。
図8は、第1間隔PG1を2.45mmに設定した場合の着弾位置ずれを示している。この条件で記録した縦罫線45の幅は0.226mmであった。
図9は、第1間隔PG1を1.76mmに設定した場合の着弾位置ずれを示している。この条件で記録した縦罫線45の幅は0.206mmであった。
図10は、第1間隔PG1を1.06mmに設定した場合の着弾位置ずれを示している。この条件で記録した縦罫線45の幅は0.186mmであった。
図11は、第1間隔PG1を0.01mmに設定した場合の着弾位置ずれを示している。この条件で記録した縦罫線45の幅は0.111mmであった。
図12は、第2間隔PG2と縦罫線45の幅との関係を示すグラフである。図12の縦軸は縦罫線45の幅を表し、横軸は第1間隔PG1を表している。なお、図中の2点鎖線で示す直線は、第1、第2の間隔変更部81,82が設けられていない従来技術の記録装置で記録した場合の縦罫線45の幅を参考に示している。
上述したように、従来技術の記録装置で縦罫線45を記録した場合の幅は、0.258mmである。図12に示すように、第1、第2の間隔変更部81,82が設けられた記録装置1で縦罫線45を記録した場合、全てのポイントにおいて従来技術より縦罫線45の幅が狭く記録される。これは、間隔変更部である第1、第2の間隔変更部81,82を設けることにより、前の主走査動作によって発生した気流が第1、第2の間隔変更部81,82によって抑制され、メイン液滴46とサテライト液滴47との着弾位置ずれが小さくなり、記録品質が向上することを意味する。さらに、第1間隔PG1を狭くする程、縦罫線45の幅が狭く記録されるので、ヘッド13と接触しない範囲で、出来るだけ高い第1、第2の間隔変更部81,82を設けることが好ましい。
本実施形態では、間隔変更部として第1の間隔変更部81及び第2の間隔変更部82が設けられた構成を例示した。この構成の場合、両方向記録及び片方向記録ともに記録品質を向上させることができる。なお、間隔変更部として第1の間隔変更部81及び第2の間隔変更部82のうちの一方が設けられた構成であってもよい。この構成の場合、片方向記録において記録品質を向上させることができる。
以上述べたように、本実施形態に係る記録装置1によれば、以下の効果を得ることができる。
記録装置1は、主走査方向における記録領域PAの外側に第1の間隔変更部81及び第2の間隔変更部82を有している。第1の間隔変更部81及び第2の間隔変更部82とヘッド13との第1間隔PG1は、プラテン15とヘッド13との第2間隔PG2よりも狭い。これにより、ヘッド13と媒体5との間に発生する気流の影響が減少し、ヘッド13から吐出された液滴の着弾位置のばらつきが小さくなる。したがって、媒体5の浮き上がりを考慮した第2間隔PG2が設定された場合であっても、記録品質を向上することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
2.変形例1
図13は、変形例1に係る記録装置201の記録部10を拡大して示す側面図である。図14は、液滴の着弾位置を示す図である。変形例1に係る記録装置201の構成について説明する。なお、実施形態と同一の構成部位については、同一の番号を附し、重複する説明は省略する。
記録装置201は、間隔変更部を有している。間隔変更部は、主走査方向において、記録領域PAを挟む第1領域及び第2領域にそれぞれ第1の間隔変更部281及び第2の間隔変更部282が設けられる。
第1の間隔変更部281及び第2の間隔変更部282は、プラテン15上に設けられ、Z軸からの平面視にて、主走査方向に沿って往復移動するヘッド13と重なる位置に配置される。第1の間隔変更部281及び第2の間隔変更部282は、副走査方向における長さがヘッド13の長さと同じ、もしくは、それよりも長い矩形状を成し、その高さは、媒体5の厚さよりも高く、ヘッド13のノズル面13Sよりも低い。
第1、第2の間隔変更部281,282の主走査方向における長さは、ヘッド13の長さよりも短い8mmである。また、第1間隔PG1は1.06mm、第2間隔PG2は2.71mmである。図14は、第1、第2の間隔変更部281,282を使用して、実施形態と同様に縦罫線45を記録した結果を示している。この条件で記録した縦罫線45の幅は0.194mmであり、従来技術の記録装置で記録した縦罫線の幅0.258mmよりも狭く、メイン液滴46とサテライト液滴47との着弾位置ずれが小さくなっている。したがって、主走査方向における長さがヘッド13の長さよりも短い第1、第2の間隔変更部281,282を用いた場合であっても、記録品質を向上させることができる。
3.変形例2
図15は、変形例2に係る記録装置301の記録部10を拡大して示す側面図である。変形例2に係る記録装置301の構成について説明する。なお、実施形態と同一の構成部位については、同一の番号を附し、重複する説明は省略する。
記録装置301は、間隔変更部を有している。間隔変更部は、主走査方向において、記録領域PAを挟む第1領域及び第2領域にそれぞれ第1の間隔変更部381及び第2の間隔変更部382が設けられる。
第1の間隔変更部381及び第2の間隔変更部382は、プラテン15内からせり上がるように設けられ、Z軸からの平面視にて、主走査方向に沿って往復移動するヘッド13と重なる位置に配置される。第1の間隔変更部381及び第2の間隔変更部382は、副走査方向における長さがヘッド13の長さと同じ、もしくは、それよりも長い矩形状を成し、その高さは、媒体5の厚さよりも高く、ヘッド13のノズル面13Sよりも低い。
第1の間隔変更部381は、第1の接続部381aによって一方のガイド軸支持部61に接続され、第2の間隔変更部382は、第2の接続部382aによって他方のガイド軸支持部61に接続されている。すなわち、第1の間隔変更部381及び第2の間隔変更部382は、ガイド軸支持部61に支持されている。これにより、第1の間隔変更部381及び第2の間隔変更部382は、ギャップ調整部60によってガイド軸42と共に上下方向に移動可能となる。
制御部30は、使用する媒体5に応じてギャップ調整部60を駆動し、ヘッド13とプラテン15との第2間隔PG2を調整する。これと同時に、第1の間隔変更部381及び第2の間隔変更部382の高さが調整される。換言すると、ギャップ調整部60は、第2間隔PG2に応じて第1の間隔変更部381及び第2の間隔変更部382の高さを変更し第1間隔PG1を調整する高さ調整部としての機能を備えている。これにより、使用する媒体5に応じて第2間隔PG2が変更された場合であっても、第1の間隔変更部381及び第2の間隔変更部382とヘッド13との第1間隔PG1を一定の間隔に保つことができる。
4.変形例3
図16は、変形例3に係る記録装置401の記録部10を拡大して示す平面図である。変形例3に係る記録装置401の構成について説明する。なお、図16では、説明の便宜上、ガイド軸42、キャリッジ41、ヘッド13及び媒体5の図示を省略している。また、実施形態と同一の構成部位については、同一の番号を附し、重複する説明は省略する。
記録装置401は、間隔変更部を有している。間隔変更部は、主走査方向において、記録領域PA(図5参照)を挟む第1領域及び第2領域にそれぞれ第1の間隔変更部481及び第2の間隔変更部482が設けられる。
第1の間隔変更部481及び第2の間隔変更部482は、プラテン15上に設けられ、Z軸からの平面視にて、主走査方向に沿って往復移動するヘッド13と重なる位置に配置される。第1の間隔変更部481及び第2の間隔変更部482は、副走査方向における長さがヘッド13の長さと同じ、もしくは、それよりも長い矩形状を成し、その高さは、媒体5の厚さよりも高く、ヘッド13のノズル面13Sよりも低い。
プラテン15には、主走査方向に沿って伸びる2本の溝部15aが設けられている。第1の間隔変更部481及び第2の間隔変更部482は、溝部15aと摺動可能に係合する係合部(図示省略)を備えている。すなわち、第1の間隔変更部481及び第2の間隔変更部482は、主走査方向に沿って移動可能に構成されている。これにより、主走査方向における媒体5の幅が異なる媒体を使用した場合でも、第1の間隔変更部481及び第2の間隔変更部482を好適な位置に設置することができる。
第1の間隔変更部481及び第2の間隔変更部482の主走査方向における位置は、作業者が手動で変更してもよい。また、第1の間隔変更部481及び第2の間隔変更部482の主走査方向における位置は、制御部30が使用する媒体5の幅に応じて自動で変更させてもよい。第1の間隔変更部481及び第2の間隔変更部482を移動させる移動機構としては、ボールねじとボールナットとを組み合わせた機構や、リニアガイド機構などを採用することができる。
5.変形例4
図17及び図18は、変形例4に係る記録装置501の記録部10を拡大して示す平面図である。変形例4に係る記録装置501の構成について説明する。なお、図17及び図18では、説明の便宜上、ガイド軸42、キャリッジ41、ヘッド13の図示を省略している。また、実施形態と同一の構成部位については、同一の番号を附し、重複する説明は省略する。
記録装置501は、間隔変更部を有している。間隔変更部は、主走査方向において、記録領域PAを挟む第1領域及び第2領域にそれぞれ第1の間隔変更部581及び第2の間隔変更部582が設けられる。
第1の間隔変更部581は、第1の間隔変更部581の主走査方向の位置を調整する位置調整部としての第1位置調整部586を介してプラテン15上に設けられている。第2の間隔変更部582は、第2の間隔変更部582の主走査方向の位置を調整する位置調整部としての第2位置調整部587を介してプラテン15上に設けられている。第1の間隔変更部581及び第2の間隔変更部582は、Z軸からの平面視にて、主走査方向に沿って往復移動するヘッド13と重なる位置に配置される。第1の間隔変更部581及び第2の間隔変更部582は、副走査方向における長さがヘッド13の長さと同じ、もしくは、それよりも長い矩形状を成している。位置調整部586,587の高さは、媒体5の厚さよりも高く、第1の間隔変更部581及び第2の間隔変更部582の上面の高さは、ヘッド13のノズル面13Sよりも低い。
第1位置調整部586は、第1の間隔変更部581を支持し、第1の間隔変更部581をX軸に沿うマイナス方向にスライドさせる移動機構を備えている。第2位置調整部587は、第2の間隔変更部582を支持し、第2の間隔変更部582をX軸に沿うプラス方向にスライドさせる移動機構を備えている。第1の間隔変更部581及び第2の間隔変更部582をスライドさせる移動機構としては、ボールねじとボールナットとを組み合わせた機構や、リニアガイド機構などを採用することができる。
制御部30は、画像処理装置110から受信した記録データに含まれる媒体5の記録領域PAの情報に応じて、第1位置調整部586及び第2位置調整部587の移動機構を駆動し、第1の間隔変更部581及び第2の間隔変更部582の主走査方向の位置を調整する。図17は、媒体5の幅に対して記録領域PAが広い場合に、第1位置調整部586によって調整された第1の間隔変更部581及び第2位置調整部587によって調整された第2の間隔変更部582の位置を示している。図18は、媒体5の幅に対して記録領域PAが狭い場合に、第1位置調整部586によって調整された第1の間隔変更部581及び第2位置調整部587によって調整された第2の間隔変更部582の位置を示している。図18に示すように、第1の間隔変更部581及び第2の間隔変更部582は、記録領域PAの位置に合わせてスライドし、記録領域PA外の媒体5の余白を覆う。これにより、媒体5の幅に対して記録領域PAの幅が増減した場合でも、第1の間隔変更部581及び第2の間隔変更部582を好適な位置に設置することができる。また、主走査方向における第1の間隔変更部581と第2の間隔変更部582との間隔が狭くなり、ヘッド13を移動させる距離が短くなるので、記録速度を向上させることができる。
以下に、実施形態から導き出される内容を記載する。
記録装置は、媒体を支持する支持部と、前記支持部に対して主走査方向に相対的に走査され、前記支持部に支持された前記媒体に対して液滴を吐出するヘッドと、前記主走査方向において、前記媒体の記録領域を挟む第1領域及び第2領域のうち少なくとも一方に設けられる間隔変更部と、を備え、前記間隔変更部は、前記支持部が前記媒体を支持する面と直交する方向から見たとき、前記記録領域と重複しないように設けられ、鉛直方向に沿う前記間隔変更部と前記ヘッドとの間隔である第1間隔は、前記記録領域における前記支持部と前記ヘッドとの間隔である第2間隔よりも狭い、ことを特徴とする。
この構成によれば、記録装置は、ヘッドと媒体との間隔を調整する間隔変更部を有している。本願の発明者らは、主走査方向における記録領域の外側に間隔変更部を設け、間隔変更部とヘッドとの第1間隔を記録領域の支持部とヘッドとの第2間隔よりも狭くすることで、ヘッドと媒体との間に発生する気流の影響が減少し、ヘッドから吐出された液滴の着弾位置のばらつきが小さくなることを見出した。これにより、媒体の浮き上がりを考慮した第2間隔が設定された場合であっても、記録品質を向上することができる。
上記の記録装置において、前記間隔変更部は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に設けられることが好ましい。
この構成よれば、両方向記録及び片方向記録ともに記録品質を向上させることができる。
上記の記録装置において、前記第1領域は、前記記録領域と前記ヘッドにメンテナンスを行う領域であるメンテナンス領域との間の領域であることが好ましい。
この構成よれば、記録領域とメンテナンス領域との間のデッドスペースを生かしつつ記録品質を向上させることができる。
上記の記録装置は、前記第2間隔に応じて、前記間隔変更部の高さを変更し前記第1間隔を調整する高さ調整部を備えることが好ましい。
この構成によれば、第2間隔が変更された場合であっても、間隔変更部とヘッドとの第1間隔を一定の間隔に保つことができる。
上記の記録装置において、前記間隔変更部は、前記主走査方向に沿って移動可能であることが好ましい。
この構成によれば、主走査方向における媒体の幅が異なる媒体を使用した場合でも、間隔変更部を好適な位置に設置することができる。
上記の記録装置は、前記媒体に記録させる記録データに含まれる前記記録領域の情報に応じて、前記間隔変更部の前記主走査方向の位置を調整する位置調整部を備えることが好ましい。
この構成によれば、媒体における記録領域の幅が増減した場合でも、間隔変更部を好適な位置に設置することができる。
1,201,301,401,501…記録装置、5…媒体、10…記録部、11…ヘッドユニット、12…インク供給部、13…ヘッド、15…支持部としてのプラテン、15a…溝部、20…移動部、30…制御部、40…主走査部、42…ガイド軸、45…縦罫線、46…メイン液滴、47…サテライト液滴、50…副走査部、51…供給部、52…収納部、60…ギャップ調整部、70…メンテナンス部、81,281,381,481,581…第1の間隔変更部、82,282,382,482,582…第2の間隔変更部、100…プリンター、110…画像処理装置、200…外部電子機器、586…第1位置調整部、587…第2位置調整部、MA…メンテナンス領域、PA…記録領域、PG1…第1間隔、PG2…第2間隔。

Claims (5)

  1. 媒体を支持する支持部と、
    前記支持部に対して主走査方向に相対的に走査され、前記支持部に支持された前記媒体に対して液滴を吐出するヘッドと、
    前記主走査方向において、前記媒体の記録領域を挟む第1領域及び第2領域のうち少なくとも一方に設けられる間隔変更部と、
    を備え、
    前記間隔変更部は、前記支持部が前記媒体を支持する面と直交する方向から見たとき、前記記録領域と重複しないように設けられ、
    鉛直方向に沿う前記間隔変更部と前記ヘッドとの間隔である第1間隔は、前記記録領域における前記支持部と前記ヘッドとの間隔である第2間隔よりも狭く、
    さらに、前記第2間隔に応じて、前記間隔変更部の高さを変更し前記第1間隔を調整する高さ調整部を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 媒体を支持する支持部と、
    前記支持部に対して主走査方向に相対的に走査され、前記支持部に支持された前記媒体に対して液滴を吐出するヘッドと、
    前記主走査方向において、前記媒体の記録領域を挟む第1領域及び第2領域のうち少なくとも一方に設けられる間隔変更部と、
    を備え、
    前記間隔変更部は、前記支持部が前記媒体を支持する面と直交する方向から見たとき、前記記録領域と重複しないように設けられ、
    鉛直方向に沿う前記間隔変更部と前記ヘッドとの間隔である第1間隔は、前記記録領域における前記支持部と前記ヘッドとの間隔である第2間隔よりも狭く、
    さらに、前記媒体に記録させる記録データに含まれる前記記録領域の情報に応じて、前記間隔変更部の前記主走査方向の位置を調整する位置調整部を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 前記間隔変更部は、前記第1領域及び前記第2領域の両方に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記第1領域は、前記記録領域と前記ヘッドにメンテナンスを行う領域であるメンテナンス領域との間の領域である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  5. 前記間隔変更部は、前記主走査方向に沿って移動可能である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置。
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