JP7275200B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技を行うことが可能な遊技機に関する。
従来、遊技機として、遊技価値である遊技球を遊技領域に発射し、入賞口などの入賞領域に遊技球が入賞すると賞球が遊技者に払い出され、さらに、識別情報の変動表示の結果に応じて遊技状態を変更可能な遊技機(例えば、パチンコ機)が知られている。
そのような遊技機において、入賞領域を開閉する開閉部材の上面に遊技球を蛇行させるための突起部(減速部)を設けた遊技機が知られている(例えば、特許文献1)。また、入賞領域を開閉する開閉部材の上面を流下する遊技球の流下速度を低下させる規制片(減速部)を設けた遊技機が知られている(例えば、特許文献2)。
特開2016-087320号公報 特開2014-079497号公報
ところで、特許文献1~2のいずれの遊技においても、遊技球を減速させることは可能であるが、開閉部材によって入賞領域を閉鎖したときに減速部と開閉部材の先端部との間に遊技球が挟まってしまい、流下経路を流下する遊技球が詰まるおそれがある。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技球を効果的に減速させて入賞領域への流入を促しつつ、遊技球の詰まりを防止することができる遊技機を提供することにある。
(手段1)上記の課題を解決するため、本発明は、遊技盤を備える遊技機であって、遊技球の流下経路と、前記流下経路を流下する遊技球が流入可能な入賞領域と、前記流下経路を流下する遊技球を減速させる減速機構と、を備え、前記減速機構は、前記遊技盤側から前記流下経路を流下する遊技球側に向けて設けられ、遊技球の流下方向に沿って配置された複数の第1減速部と、前記遊技盤側と反対側から前記流下経路を流下する遊技球側に向けて設けられ、遊技球の流下方向に沿って配置された複数の第2減速部と、を含み、前記第1減速部と前記第2減速部とは形状が異なり、前記複数の第2減速部のうちの少なくとも1つは前記第1減速部よりも突出量が小さくなっており、前記複数の第2減速部は上流側の第2減速部のほうが下流側の第2減速部よりも突出量が大きい。
よって、上流側の第2減速部は下流側の第2減速部よりも突出量を大きくなっているので遊技球を効果的に減速させて入賞領域への流入を促すことができ、また、第1減速部の形状と第2減速部の形状とを異ならせるとともに第2減速部は第1減速部よりも突出量が小さくなっているので、遊技球の詰まりを防止することができる。
(手段2)手段1の遊技機において、前記流下経路を覆うカバーを備え、前記第2減速部の下端部は遊技球と接触する面積が最小になる形状に形成されており、前記開閉部材が閉鎖されるときに該開閉部材と前記カバーとの間で挟まった遊技球が前記第2減速部の下端部と接触したときに、該遊技球を上方に逃がすことが可能である。
(手段3)手段1又は手段2の遊技機において、前記流下経路を覆うカバーを備え、最下流の第2減速部の形状を上流側の第2減速部の形状と異ならせ、前記開閉部材が閉鎖されるときに該開閉部材と前記カバーとの間で挟まった遊技球を前記最下流の第2減速部によって上方に逃がすことが可能である。
パチンコ機の正面図である。 遊技盤ユニットを単独で示す正面図である。 球通路ユニットを単独で示す正面図である。 可変入賞装置の上方の流下経路の拡大図である。 遊技盤側に形成された減速片の拡大図である。 窓側に形成された減速片の拡大図である。 球通路ユニットの断面図である。 流下経路内の各部の寸法を示す説明図である。 遊技盤の正面図である。 遊技盤、外レール、レールベースの分解斜視図である。 遊技盤、外レール、レールベースの断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、パチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と略称する。)1の正面図である。また、パチンコ機1は、遊技球を遊技媒体として用いるものであり、遊技者は、遊技場運営者から遊技球を借り受けてパチンコ機1による遊技を行う。なお、パチンコ機1における遊技において、遊技球はその1個1個が遊技価値を有した媒体であり、遊技の成果として遊技者が享受する特典(利益)は、例えば遊技者が獲得した遊技球の数に基づいて遊技価値に換算することができる。以下、図1を参照しつつパチンコ機1の全体構成について説明する。
[全体構成]
パチンコ機1は、その本体として主に外枠ユニット2、一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7(プラ枠、遊技機枠)を備えている。遊技者に相対する正面からみて、その最も前面側には一体扉ユニット4が位置している。一体扉ユニット4の背面側(奥側)には内枠アセンブリ7が位置しており、内枠アセンブリ7の外側を囲むようにして外枠ユニット2が配置されている。
外枠ユニット2は、木材及び金属材を縦長の矩形状に組み合わせた構造体であり、この外枠ユニット2は、遊技場内の島設備(図示されていない)に対してねじ等の締結具を用いて固定されるものである。なお、縦長矩形状の外枠ユニット2において、上下の短辺に相当する部位には木材が用いられており、左右の長辺に相当する部位には金属材が用いられている。
一体扉ユニット4は、その下部位置に受皿ユニット6が一体化された構造である。一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7は、外枠ユニット2を介して島設備に取り付けられ、これらはそれぞれ図示しないヒンジ機構を介して開閉式に動作する。図示しないヒンジ機構の開閉軸線は、パチンコ機1の正面からみて左側端部に沿って垂直方向に延びている。
図1中の正面からみて内枠アセンブリ7の右側縁部には、その内側に統一錠ユニットが設けられている。また、これに対応して一体扉ユニット4及び外枠ユニット2の右側縁部(裏側)にも、それぞれ図示しない施錠具が設けられている。図1に示されるように、外枠ユニット2に対して一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7が閉じた状態で、その裏側にある統一錠ユニットは施錠具とともに一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7の開放を不能にしている。
また、受皿ユニット6の右側縁部には鍵穴付きのシリンダ錠6aが設けられている。例えば、遊技場の管理者が専用キーを鍵穴に差し込んでシリンダ錠6aを時計回りに捻ると、統一錠ユニットが作動して内枠アセンブリ7とともに一体扉ユニット4の開放が可能な状態となる。これら全体を外枠ユニット2から前面側へ開放する(扉のように動かす)と、前面側にてパチンコ機1の裏側が露出することになる。
一方、シリンダ錠6aを反時計回りに捻ると、内枠アセンブリ7は施錠されたままで一体扉ユニット4の施錠だけが解除され、一体扉ユニット4が開放可能となる。一体扉ユニット4を前面側へ開放すると遊技盤ユニット8が直に露出し、この状態で遊技場の管理者が盤面内での球詰まり等の障害を取り除くことができる。また、一体扉ユニット4を開放すると、受皿ユニット6も一緒に前面側へ開放される。
また、パチンコ機1は、遊技用ユニットとして上記の遊技盤ユニット8を備えている。遊技盤ユニット8は、一体扉ユニット4の背後(内側)で上記の内枠アセンブリ7に支持されている。遊技盤ユニット8は、例えば一体扉ユニット4を前面側へ開放した状態で内枠アセンブリ7に対して着脱可能である。一体扉ユニット4には、その中央部に縦長円形状の窓4aが形成されており、この窓4a内にガラスユニット(参照符号なし)が取り付けられている。ガラスユニットは、例えば窓4aの形状に合わせてカットされた2枚の透明板(ガラス板)を組み合わせたものである。ガラスユニットは、一体扉ユニット4の裏側に図示しない取り付け具を介して取り付けられる。遊技盤ユニット8の前面には遊技領域9a(盤面、遊技盤)が形成されており、この遊技領域9aは窓4aを通じて前面側から遊技者に視認可能である。一体扉ユニット4が閉じられると、ガラスユニットの内面と盤面との間に遊技球が流下できる空間が形成される。
受皿ユニット6は、全体的に一体扉ユニット4から前面側へ突出した形状をなしており、その上面に上皿6bが形成されている。この上皿6bには、遊技者に貸し出された遊技球(貸球)や入賞により獲得した遊技球(賞球)を貯留することができる。また、受皿ユニット6には、上皿6bの下段位置に下皿6cが形成されている。この下皿6cには、上皿6bが満杯の状態でさらに払い出された遊技球が貯留される。なお、本実施形態のパチンコ機1はカードユニットに接続する機種であり、遊技者が借り受けた遊技球は、賞球とは別に裏側の払出装置ユニットから受皿ユニット6(上皿6b又は下皿6c)に払い出される。
受皿ユニット6の上面には貸出操作部6dが設けられており、この貸出操作部6dには、球貸ボタン6e及び返却ボタン6fが配置されている。図示しないカードユニットに有価媒体(例えば磁気記録媒体、記憶IC内蔵媒体等)を投入した状態で球貸ボタン6eを遊技者が操作すると、予め決められた度数単位(例えば5度数)に対応する個数(例えば125個)分の遊技球が貸し出される。このため貸出操作部6dの上面には度数表示部(図示されていない)が配置されており、この度数表示部には、カードユニットに投入されている有価媒体の残存度数が表示される。なお、遊技者は、返却ボタン6fを操作することで、度数が残存している有価媒体の返却を受けることができる。本実施形態ではカードユニットに接続する遊技機を例に挙げているが、パチンコ機1は現金機(カードユニットに接続しない遊技機)であってもよい。
受皿ユニット6の右下部には、ハンドルユニット6gが設置されている。遊技者はこのハンドルユニット6gを操作することで、遊技領域9aに向けて遊技球を発射する(打ち込む)ことができる(球発射装置)。発射された遊技球は、遊技盤ユニット8の下縁部から左側縁部に沿って上昇し、図示しない外バンドに案内されて遊技領域9a内に放り込まれる。遊技領域9a内には多数の障害釘や風車(図中参照符号なし)等が配置されており、放り込まれた遊技球は障害釘や風車により誘導・案内されながら遊技領域9a内を流下する。なお、遊技領域9a内(盤面、遊技盤)の構成については、別の図面を参照しながらさらに後述する。
一体扉ユニット4には、演出用の構成要素としてレンズユニット47及び右上電飾ユニット49が設置されている。このうちレンズユニット47にはランプ46が組み込まれており、右上電飾ユニット49には右側のランプ50が組み込まれている。
上述した各種ランプ46,50は、例えば内蔵するLEDの発光(点灯や点滅、輝度階調の変化、色調の変化等)により演出を実行する。また、一体扉ユニット4にはそれぞれスピーカ54a~54dが組み込まれている。これらスピーカ54a~54dは、効果音やBGM、音声等(音響全般)を出力して演出を実行するものである。
また、受皿ユニット6の中央には、上皿6bの手前位置に演出ボタン45が設置されている。遊技者は、この演出ボタン45を押し込み操作することで演出内容(例えば液晶表示器42に表示される背景画面)を切り替えたり、例えば図柄の変動中や大当りの確定表示中、あるいは大当り遊技中に何らかの演出(予告演出、確変昇格演出、大役中の昇格演出等)を発生させたりすることができる。
さらに、演出ボタン45の周囲には、演出ボタン45を取り囲むようにジョグダイアル45aが設置されている(操作入力受付手段、回転型セレクター)。遊技者は、このジョグダイアル45aを回転させることで、例えば液晶表示器42に表示される演出内容を変化させることができる。
[遊技盤ユニットの構成]
図2に示すように、遊技盤ユニット8は、ベースとなる遊技盤9を備えており、この遊技盤9の前面側に遊技領域9aが形成されている。遊技盤9は、例えば透明樹脂板で構成されており、遊技盤ユニット8が内枠アセンブリ7に固定された状態で、遊技盤9の前面は窓4aに略平行となる。遊技盤9の前面には、略円形状に設置された発射レール(参照符号なし)の内側に上記の遊技領域9aが形成されている。
遊技領域9aの左側部分は、通常遊技状態(低確率非時間短縮状態)で使用される第1遊技領域(左打ち領域)であり、遊技領域9aの右側部分は、有利遊技状態(大当り遊技状態、小当り遊技状態、低確率時間短縮状態、高確率時間短縮状態、高確率非短縮状態等)で使用される第2遊技領域(右打ち領域)である。遊技球は案内通路9b(発射レールや遊技領域の天井部、誘導部など)によって第2遊技領域に導かれる。
左打ち領域には、第1始動入賞口12や、普通入賞口などが設けられている。また、右打ち領域には、球通路ユニット13が設けられている。球通路ユニット13は、各種入賞装置や流下経路、遊技球の回収口を1つの装置としてユニット化したものである。
遊技領域9a内に発射された遊技球は、その流下の過程で第1始動入賞口12や普通入賞口に流入したり、球通路ユニット13内に流入する。
図3に示すように、球通路ユニット13は、ベース板13aと、透明な樹脂で形成されたカバー13bを備えている。そして、ベース板13aにカバー13bを取り付けることにより遊技球の流下経路14が形成されている。
球通路ユニット13には、流下経路14の上流側から下流側にかけて、始動ゲート15、可変入賞装置16、可変始動入賞装置17が設けられている。
なお、本実施形態において、各入賞口に遊技球が入球(流入)することを「入賞」ともいう。特に、始動入賞口(第1始動入賞口、第2始動入賞口)への入賞を始動入賞ともいう。
可変入賞装置16は、第1始動入賞口12や後述する第2始動入賞口17bに遊技球が入賞し、規定の条件が満たされた場合(特別図柄が大当りの態様で停止表示された場合)に作動可能となる。
可変入賞装置16は、板状の開閉部材16a及び大入賞口16bを備えている。開閉部材16aは、例えば図示しないソレノイドを用いたリンク機構の働きにより、遊技盤9の厚み方向(換言すると、前後方向)に往復移動可能である。大入賞口16bは開閉部材16aの前後方向の移動によって開閉される。そして、開閉部材16aは、その上面が左側に向けて下り傾斜となるように取り付けられている。常態では、開閉部材16aは、遊技盤9の盤面から遊技者側に突出し、大入賞口16bを閉鎖している。そして、開閉部材16aによって大入賞口16bが閉鎖されている場合は、流下経路14を流下する遊技球は、開閉部材16aの上面を開閉部材16aの移動方向と直交又は略直交する方向(図中、左斜め下の方向)に流下する。よって、この場合は、可変入賞装置16内に遊技球を流入させることができない。そして、可変入賞装置16が作動すると、開閉部材16aが盤面の内部に引き込まれ、可変入賞装置16内への遊技球の流入が可能になる。可変入賞装置16内に遊技球が流入すると、可変入賞装置16内に設けられた大入賞口16bへ遊技球を入球させることが可能になる。可変入賞装置16(大入賞口16b)内には、V入賞口が設けられている。V入賞口に遊技球が入球すると確変状態(高確率状態)に制御される。なお、以下、大入賞口16bを単に大入賞口と称することがある。なお、V入賞口に遊技球が入球した場合に小当り遊技状態から大当り遊技状態に制御されるようにしてもよい。
可変始動入賞装置17は、遊技球が始動ゲート15を通過し、規定の条件が満たされた場合(普通図柄が当りの態様で停止表示された場合)に作動可能となる。
可変始動入賞装置17は、板状の開閉部材17a及び第2始動入賞口17bを備えている。開閉部材17aは、例えば図示しないソレノイドを用いたリンク機構の働きにより、遊技盤9の厚み方向(換言すると、前後方向)に往復移動可能である。そして、開閉部材17aは、その上面が右側に向けて下り傾斜となるように取り付けられている。また、第2始動入賞口17bは開閉部材17aの右側方に設けられている。常態では、開閉部材17aは、遊技盤9の盤面内に引き込まれた状態になっている。この状態では、流下経路14を流下する遊技球は、開閉部材17aの上面を流下することができないため、開閉部材17aの突出位置に相当する部分から遊技球は可変始動入賞装置17の下流側に流下する。そして、可変始動入賞装置17が作動すると、開閉部材17aが遊技盤9の盤面から遊技者側に突出する。このとき、流下経路14を流下する遊技球は開閉部材17aの上面を流下することが可能になる。これにより、開閉部材17aの上面を流下する遊技球を第2始動入賞口17bに流入させることが可能になる。
その他、図2に示すように、遊技領域9a内にはアウト口18が形成されており、各種入賞口に入球(入賞)しなかった遊技球は最終的にアウト口18を通じて遊技盤ユニット8の裏側へ回収される。なお、普通入賞口や第1始動入賞口12、第2始動入賞口17b、大入賞口16bに入賞した遊技球も含めて、遊技領域9a内に打ち込まれた全ての遊技球は遊技盤ユニット8の裏側へ回収される。回収された遊技球は、図示しないアウト通路アセンブリを通じてパチンコ機1の裏側から枠外へ排出され、さらに図示しない島設備の補給経路に合流する。なお、遊技球が循環する循環型の遊技機のように、遊技球が枠外に排出されることなく、再度遊技球発射機構へと供給する構成としてもよい。
[流下経路の構成]
次に、本実施形態の球通路ユニット13内に形成されている流下経路14のうち、可変入賞装置16の開閉部材16aの上面側を通る流下経路14の構成について詳しく説明する。
図4に示すように、開閉部材16aが大入賞口16bを閉鎖しているときに、流下経路14の上流側から図中の矢印Aの経路を通って流下してきた遊技球Rは、図中の矢印Bの経路を通って開閉部材16aの上面に落下する。そして、開閉部材16aの上面に落下した遊技球Rは、開閉部材16aの上面を開閉部材16aの移動方向aと直交又は略直交する方向bに向かう図中矢印Cの経路を通って流下する。そして、開閉部材16aの上面からステージ19に落下する図中矢印Dの経路を通り、さらにステージ19から落下する図中矢印Eの経路を通って可変入賞装置16の下流側に流下する。
流下経路14には、流下経路14を流下する遊技球Rの流下速度を減速させる減速機構20が設けられている。減速機構20は、開閉部材16aの上面を流下する遊技球Rを減速させる複数の減速片21、開閉部材16aの上流側に配置された複数の減速片22、流下経路14の通路幅の変化などにより遊技球Rの流下速度を減速させるものである。
減速片21は、開閉部材16aの上面を流下してステージ19に落下するまでの図中矢印C及びDの経路に設けられている。そして、減速片21は、球通路ユニット13のベース板13aに形成された4つの第1減速片21aと、球通路ユニット13のカバー13bに形成された4つの第2減速片21bとを備えている。
第1減速片21aと第2減速片21bはそれぞれ遊技球Rの流下方向に沿って配置されている。具体的には、第1減速片21aと第2減速片21bは遊技球Rの流下方向に沿って交互に配置されている。このため、第1減速片21aと第2減速片21bとが前後方向で向き合うことなく互い違いになっている。
このような配置とすることにより、開閉部材16aの上面を流下する遊技球Rは第1減速片21aと第2減速片21bに交互の接触しながら蛇行する。これにより、遊技球Rの流下速度が減速するようになっている。そして、遊技球Rの流下速度が減速すると開閉部材16aの上面で遊技球Rが滞留しやすくなるため、開閉部材16aが開放されたときに遊技球Rの大入賞口16bへの流入が促される。
第1減速片21aは、遊技盤9側から流下経路14を流下する遊技球Rに向けて突出するように設けられている(図7参照)。また、第2減速片21bは、窓4a側(すなわち、遊技盤9側の反対側)から流下経路14を流下する遊技球Rに向けて突出するように設けられている(図7参照)。そして、第1減速片21aと第2減速片21bは互いに異なる形状に形成されている。
図5に示すように、第1減速片21aは、遊技球の流下方向と直交する方向に延びる四角錐台状に形成されている。そして、遊技球が当接しても遊技球の流下が阻害されることがないように、各辺のうち少なくとも遊技球の流下方向における上流側の辺が面取りされている。また、4つの第1減速片21aは全て同一形状になっている。
図6に示すように、第2減速片21bは、遊技球の流下方向と直交する方向に延びる四角錐台の下端部を先細な形状にするとともに徐々に突出量が小さくなるように緩やかな傾斜を付けた形状(換言するとテーパ状)となっている。また、第2減速片21bは、第1減速片21aと同様に遊技球が当接しても遊技球の流下が阻害されることがないように、各辺のうち少なくとも遊技球の流下方向における上流側の辺が面取りされている。このような形状とすることにより、遊技球が第2減速片21bの下端部と接触する面積が最小になるようになっている。
なお、本実施形態では、開閉部材16aが閉鎖されるときに球通路ユニット13のカバー13bと開閉部材16aとの間に遊技球が挟み込まれ、この遊技球が上方に逃げようとする場合に、この遊技球は第2減速片21bに最初に接触する可能性があるので第2減速片21bにテーパを設ける構成としている。
また、本実施形態では、第2減速片21bの下端部(振分部)は、遊技球が挟み込まれて上方に逃げようとする場合に、上方に向かうにつれて左側又は右側のいずれかの上方に振り分けられるように、逆三角形状としている。
また、本実施形態では、第1減速片21aと第2減速片21bとでは、面取り部分は同じ曲率で構成されている。しかし、第1減速片21aはベース板13aから(突出量が大きい分)傾斜を設けた形状とし、第2減速片21bはカバー13bから垂直に立ち上がる形状としているため、それぞれ減速片21a,21b自体の形状は異なるものとなっている。
[第1減速片21a、第2減速片21b及び流下経路14の通路幅の各寸法について]
次に、第1減速片21a、第2減速片21b及び流下経路14の通路幅の各寸法について図7及び図8を用いて説明する。なお、遊技球の直径を11mmとして各寸法が設定されている。また、開閉部材16aの上面側の流下経路14の通路幅は13.9mmとして各寸法が設定されている。なお、各寸法は一例であり、この寸法に限らなくてもよい。
図7に示すように、第1減速片21aの突出量は2.2mmとなっている。そして、第1減速片21aの先端から球通路ユニット13のカバー13bの内壁までの距離は11.7mmとなっている。
また、最上流の第2減速片21bの突出量は2.0mmとなっている。そして、最上流側の第2減速片21bの先端から球通路ユニット13のベース板13aの内壁までの距離は11.9mmとなっている。
また、下流側の3つの第2減速片21bの突出量は1.0mmとなっている。そして、下流側の3つの第2減速片21bの先端から球通路ユニット13のベース板13aの内壁までの距離は12.9mmとなっている。そして、第1減速片21aと下流側の3つの第2減速片21bとの間の遊技球の通路幅は12.1mmとなっている。よって、最上流の第2減速片21bと第1減速片31aの突出量の差分の方が、最上流の第2減速片21bと最上流以外の第2減速片21bの突出量の差分よりも小さいため、最上流側の通路幅が絞られて狭くなる。これにより、最上流側で遊技球の流下速度を効果的に減速させることができる。
さらに、第2減速片21bの下端部のテーパについて、開閉部材16aの傾斜にあわせて上方向(開閉部材16aの傾斜に対して垂直な方向)に向かうにつれて突出量が大きくなり、さらに大入賞口16bから上方に向かうにつれて突出量が多くなるように45度の傾斜を設けて構成されている。
また、第2減速片21bの下端部のテーパは、開閉部材16aの上面から、遊技球の半径(例えば、5.5mm)となる位置においては、少なくとも突出量が最大(例えば、1mm)となっている。
図8に示すように、遊技球の流下方向における第1減速片21a同士の間隔は11.1mmとなっている。また、遊技球の流下方向における第2減速片21b同士の間隔は11.7mmとなっている。そして、遊技球の流下方向における第1減速片21aと第2減速片21bの間隔は4.6mmとなっている。また、図示は省略するが第1減速片21aの長手方向の長さが6.6mmとなっている。
さらに、最下流の第2減速片21bの長手方向の長さが7.6mmとなっている。そして、最下流の第2減速片21bの下端から開閉部材16aの上面までの距離が2.4mmとなっている。
また、下流側の3つの第2減速片21bの長手方向の長さが5.6mmとなっている。そして、下流側の3つの第2減速片21bの下端から開閉部材16aの上面までの距離が4.4mmとなっている。
以上、図4~図7により説明したように、第2減速片21bの突出量を第1減速片21aよりも小さくし、また、第2減速片21bの下端部の形状を遊技球と接触する面積が小さくなる形状として第1減速片21aと異なる形状としている。よって、開閉部材16aが閉鎖されるときに球通路ユニット13のカバー13bと開閉部材16aとの間に遊技球が挟み込まれ、この遊技球が上方に逃げようとする場合に、第2減速片21bによって遊技球の上方への逃げが阻害されることを防止できる。このため、遊技球をスムーズに上方に逃がすことができる(図6参照)。これにより、開閉部材16aを閉鎖したときに遊技球が挟み込まれて遊技球が詰まることを防止できる。
そして、最上流の第2減速片21bは下流側の3つの第2減速片21bよりも突出量が大きいので、遊技球を確実に第2減速片21bに接触させて遊技球の流下速度を確実に減速させることができる。
なお、本実施形態では、最下流の第2減速片21bを、上流側の3つの第2減速片21bよりも上下方向に長くすることにより、最下流の第2減速片21bの形状を上流側の3つの第2減速片21bと異ならせている(図6参照)。また、最下流の第2減速片21bは開閉部材16aよりも下流側に配置されている(図7参照)。これにより、最下流の第2減速片21bの近傍で開閉部材16aとカバー13bとの間に遊技球が挟み込まれて、図中矢印Dの経路(図4参照)への遊技球の流下が阻害されても、この遊技球が最下流の第2減速片21bに接触しやすくなるので、遊技球を上方に逃がすことができる。この場合、遊技球は左上方に逃げてから下流側に流下する。
また、本実施形態では、開閉部材16aは板厚方向でのがたつきが生じないようにソレノイドに取り付けられたリンク機構に締結されている。よって、開閉部材16aの上下方向の動きが規制されるため、開閉部材16aの上面を遊技球が流下しているときに開閉部材16aが沈み込むことが防止されている。仮に開閉部材16aが沈み込んでしまうと第1減速片21a及び第2減速片21bに遊技球が接触しないおそれがある。しかし、開閉部材16aの沈み込みを防止することにより、第1減速片21a及び第2減速片21bに確実に遊技球を接触させ、遊技球を確実に減速させることができる。
そして、本実施形態の減速機構20では、(1)下流側の3つよりも突出量の大きい最上流の第2減速片21bに遊技球を接触させることで遊技球を減速させ、(2)第2減速片21bよりも突出量の大きい第1減速片21aに遊技球を接触させることで遊技球を減速させ、(3)通路幅の最短距離を遊技球の直径よりも僅かに大きい11.7mmとすることによる減速により遊技球を減速させる。さらに、開閉部材16aの手前でも減速片22によって遊技球が減速させる。このように、開閉部材16aの手前での減速と、開閉部材16aの上面側での減速との相乗効果により、遊技球の減速効果を高めることができる。これにより、大入賞口16bに遊技球の流入を促すことができる。
さらに、開閉部材16aの手前でも減速片22(第2減速機構)によって遊技球を減速させることができる。このように、開閉部材16aの手前での減速と、開閉部材16aの上面側での減速(第1減速機構)との相乗効果により、遊技球の減速効果を高めることができる。これにより、大入賞口16bに遊技の流入を促すことができる。
[レールの構成]
次に、遊技盤9において案内通路9bの同様の案内通路を形成するための外レール803の取り付け方法について説明する。
図9~図11に示すように遊技盤9には、遊技領域を確定するとともに外レール803を取り付けるためのレールベース801が取り付けられている。これにより、遊技盤9の前面側に遊技領域9aが形成されている。
そして、遊技盤9には、レールベース801を介して外レール803が取り付けられている。外レール803は、可撓性のある部材(例えば、アルミニウム)で矩形板状に形成されている。
そして、外レール803は、レールベース801のガイド面801aに一面側が取り付けられている。レールベース801の内面は上方側が頂点となるように略円弧状に屈曲している。したがって、外レール803をレールベース801に取り付けると、外レール803は上方側が頂点となるように略円弧状に屈曲した状態となる。また、レールベース801のガイド面801aは遊技球が前方向に流れにくくなるように手前側から奥側に向かって傾斜している。そして、発射装置により発射された遊技球(図30中A)は外レール803によって遊技領域802に案内される。
外レール803には、遊技盤9に対して位置決めするための位置決め孔803aが形成されている。位置決め孔803aは、外レール803の長手方向に沿って離間するように複数個所に形成されている。位置決め孔803aの配置間隔が均等にならないように位置が決められている。
そして、外レール803は、位置決め孔803aをレールベース801の内面に設けられている位置決め突起801bに挿入することにより、遊技盤9に対して位置決めされる。
そして、外レール803が遊技盤9に取り付けられた状態において、外レール803の一端側(換言すると、発射装置側)の始端803bから左端803cまでの範囲を第1の範囲H1とし、外レール803の左端803cから上端803dまでの範囲を第2の範囲H2とし、外レールの上端803dから他端側の終端803eまでの範囲を第3の範囲H3として設定する。
この場合に、変形例7では、第1の範囲H1に形成された位置決め孔803aの数(例えば、3個)の方が第2の範囲H2に形成された位置決め孔803aの数(例えば、2個)より多く、第2の範囲H2に形成された位置決め孔803aの数(例えば、2個)の方が第3の範囲H3に形成された位置決め孔803aの数(例えば、0個)よりも多くなっている。なお、本実施形態では、位置決め孔803aは、第3の範囲H3に形成されておらず、また、外レール803の左端803cおよび上端803dには形成されていない。さらに、位置決め孔803aは、遊技領域802に向けて発射された遊技球が接触しない位置に形成されている。
このように、変形例7では、遊技球から受ける衝撃が大きく、かつ、外レール803の配置について特に正確さが求められる発射装置側に位置決め孔803aの数を多くしているので、発射装置側の外レール803のずれや振動を確実に防止することができる。また、遊技球から受ける衝撃が小さく、かつ、遊技に与える影響が少ない終端側は位置決め孔803aの数を少なくしているので、外レール803の加工やレールベース801への取り付けを容易にすることができる。また、位置決め孔803aは、遊技球が接する可能性の高い外レール803の左端803cおよび上端803dには形成されていないので、外レール803のずれや振動を確実に防止することができる。
なお、位置決め孔803aの数について、上述した構成以外の構成としても同様の効果を得ることが可能である。
例えば、第1の範囲H1に形成された位置決め孔803aの数は第2の範囲H2に形成された位置決め孔803aの数以上であり、第2の範囲H2に形成された位置決め孔803aの数は第3の範囲H3に形成された位置決め孔803aの数以上にすることが可能である。
また、例えば、第1の範囲H1に形成された位置決め孔803aの数は第3の範囲H3に形成された位置決め孔803aの数以上であり、第2の範囲H2に形成された位置決め孔803aの数は第3の範囲H3に形成された位置決め孔803aの数以上にすることが可能である。
また、例えば、第1の範囲H1に形成された位置決め孔803aの数は、第2の範囲H2に形成された位置決め孔803aの数以上、かつ第3の範囲H3に形成された位置決め孔803aの数以上にすることが可能である。
また、外レール803が遊技盤9に取り付けられた状態において、外レール803の一端側(換言すると、発射装置側)の始端803bから左端803cまでの範囲を第4の範囲H4とし、外レール803の左端803cから他端側の終端803eまでの範囲を第5の範囲H5として設定する。この場合に、第4の範囲H4に形成された位置決め孔803aの数(例えば、3個)の方が第5の範囲H5に形成された位置決め孔803aの数(例えば、2個)より多くすることが可能である。
また、外レール803が遊技盤9に取り付けられた状態において、外レール803の一端側(換言すると、発射装置側)の始端803bから上端803dまでの範囲を第6の範囲H6とし、外レール803の上端803dから他端側の終端803eまでの範囲を第7の範囲H7として設定する。この場合に、第6の範囲H6に形成された位置決め孔803aの数(例えば、6個)の方が第7の範囲H7に形成された位置決め孔803aの数(例えば、0個)より多くすることが可能である。
また、外レール803が遊技盤9に取り付けられた状態において、外レール803の一端側(換言すると、発射装置側)の始端803bから外レール803の中間点までの範囲を第8の範囲H8とし、外レール803の中間点から他端側の終端803eまでの範囲を第9の範囲H9として設定する。この場合に、第8の範囲H8に形成された位置決め孔803aの数(例えば、4個)の方が第9の範囲H9に形成された位置決め孔803aの数(例えば、1個)より多くすることが可能である。
以上のような構成とすることにより、変形例7は下記(A)~(T)に示す発明を含むものである。
(A)遊技を行うことが可能な遊技機において、
遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技盤に設けられた外レールと、を備え、
前記外レールには、前記遊技盤への取り付け位置を案内する所定の案内部が複数形成されており、
前記外レールが遊技盤に設けられた状態において、
前記外レールの始端から左端までの範囲を第1の範囲と設定し、
前記外レールの左端から上端までの範囲を第2の範囲と設定し、
前記外レールの上端から終端までの範囲を第3の範囲と設定し、
前記第1の範囲に形成された前記所定の案内部の数の方が前記第2の範囲に形成された前記所定の案内部の数よりも多く、前記第2の範囲に形成された前記所定の案内部の数の方が前記第3の範囲に形成された前記所定の案内部の数よりも多いことを特徴とする遊技機。
(B)遊技を行うことが可能な遊技機において、
遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技盤に設けられた外レールと、を備え、
前記外レールには、前記遊技盤への取り付け位置を案内する所定の案内部が複数形成されており、
前記外レールが遊技盤に設けられた状態において、
前記外レールの始端から左端までの範囲を第1の範囲と設定し、
前記外レールの左端から上端までの範囲を第2の範囲と設定し、
前記外レールの上端から終端までの範囲を第3の範囲と設定し、
前記所定の案内部は、前記第3の範囲には形成されていないことを特徴とする遊技機。
(C)遊技を行うことが可能な遊技機において、
遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技盤に設けられた外レールと、を備え、
前記外レールには、前記遊技盤への取り付け位置を案内する所定の案内部が複数形成されており、
前記外レールが遊技盤に設けられた状態において、
前記外レールの始端から左端までの範囲を第1の範囲と設定し、
前記外レールの左端から上端までの範囲を第2の範囲と設定し、
前記外レールの上端から終端までの範囲を第3の範囲と設定し、
前記第1の範囲に形成された前記所定の案内部の数は前記第2の範囲に形成された前記所定の案内部の数以上であり、前記第2の範囲に形成された前記所定の案内部の数は前記第3の範囲に形成された前記所定の案内部の数以上であることを特徴とする遊技機。
(D)遊技を行うことが可能な遊技機において、
遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技盤に設けられた外レールと、を備え、
前記外レールには、前記遊技盤への取り付け位置を案内する所定の案内部が複数形成されており、
前記外レールが遊技盤に設けられた状態において、
前記外レールの始端から左端までの範囲を第1の範囲と設定し、
前記外レールの左端から上端までの範囲を第2の範囲と設定し、
前記外レールの上端から終端までの範囲を第3の範囲と設定し、
前記第1の範囲に形成された前記所定の案内部の数は前記第3の範囲に形成された前記所定の案内部の数以上であり、前記第2の範囲に形成された前記所定の案内部の数は前記第3の範囲に形成された前記所定の案内部の数以上であることを特徴とする遊技機。
(E)遊技を行うことが可能な遊技機において、
遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技盤に設けられた外レールと、を備え、
前記外レールには、前記遊技盤への取り付け位置を案内する所定の案内部が複数形成されており、
前記外レールが遊技盤に設けられた状態において、
前記外レールの始端から左端までの範囲を第1の範囲と設定し、
前記外レールの左端から上端までの範囲を第2の範囲と設定し、
前記外レールの上端から終端までの範囲を第3の範囲と設定し、
前記第1の範囲に形成された前記所定の案内部の数は前記第2の範囲に形成された前記所定の案内部の数以上、かつ前記第3の範囲に形成された前記所定の案内部の数以上であることを特徴とする遊技機。
(F)遊技を行うことが可能な遊技機において、
遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技盤に設けられた外レールと、を備え、
前記外レールには、前記遊技盤への取り付け位置を案内する所定の案内部が複数形成されており、
前記外レールが遊技盤に設けられた状態において、
前記外レールの始端から左端までの範囲を第4の範囲と設定し、
前記外レールの左端から終端までの範囲を第5の範囲と設定し、
前記第4の範囲に形成された前記所定の案内部の数の方が前記第5の範囲に形成された前記所定の案内部の数より多いことを特徴とする遊技機。
(G)遊技を行うことが可能な遊技機において、
遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技盤に設けられた外レールと、を備え、
前記外レールには、前記遊技盤への取り付け位置を案内する所定の案内部が複数形成されており、
前記外レールが遊技盤に設けられた状態において、
前記外レールの始端から上端までの範囲を第6の範囲と設定し、
前記外レールの上端から終端までの範囲を第7の範囲と設定し、
前記第6の範囲に形成された前記所定の案内部の数の方が前記第7の範囲に形成された前記所定の案内部の数より多いことを特徴とする遊技機。
(H)遊技を行うことが可能な遊技機において、
遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技盤に設けられた外レールと、を備え、
前記外レールには、前記遊技盤への取り付け位置を案内する所定の案内部が複数形成されており、
前記外レールが遊技盤に設けられた状態において、
前記外レールの始端から中間までの範囲を第8の範囲と設定し、
前記外レールの中間から終端までの範囲を第9の範囲と設定し、
前記第8の範囲に形成された前記所定の案内部の数の方が第9の範囲に形成された前記所定の案内部の数より多いことを特徴とする遊技機。
(I)前記所定の案内部は、前記外レールの左端および上端には形成されていないことを特徴とする(A)から(H)のうちのいずれかに記載の遊技機。
(J)前記所定の案内部は、遊技球が接触しない位置に形成されていることを特徴とする(A)から(I)のうちのいずれかに記載の遊技機。
(K)前記外レールは、前記遊技盤に取り付けられたレールベースのガイド面に沿うように支持されており、レールベースのガイド面は、遊技球が前方向に流れにくくなるように傾斜していることを特徴とする(A)から(J)のうちのいずれかに記載の遊技機。
(L)前記所定の案内部は、配置間隔が均等ではないことを特徴とする(A)から(J)のうちのいずれかに記載の遊技機。
[上記実施形態の効果]
(a)上記実施形態では、
遊技盤(本例では、遊技盤9)を備える遊技機(本例では、パチンコ機1)であって、
遊技球の流下経路(本例では、流下経路14)と、
前記流下経路を流下する遊技球が流入可能な入賞領域(本例では、大入賞口16b)と、
前記流下経路を流下する遊技球を減速させる減速機構(本例では、減速機構20)と、を備え、
前記減速機構は、
前記遊技盤側から前記流下経路を流下する遊技球側に向けて設けられ、遊技球の流下方向に沿って配置された複数の第1減速部(本例では、第1減速片21a)と、
前記遊技盤側と反対側から前記流下経路を流下する遊技球側に向けて設けられ、遊技球の流下方向に沿って配置された複数の第2減速部(本例では、第2減速片21b)と、を含み、
前記第1減速部と前記第2減速部とは形状が異なり(本例では、図5及び図6)、
前記複数の第2減速部のうちの少なくとも1つは前記第1減速部よりも突出量が小さくなっており(本例では、図7)、
前記複数の第2減速部は上流側の第2減速部のほうが下流側の第2減速部よりも突出量が大きい(本例では、図7)。
よって、上流側の第2減速片21bは下流側の第2減速片21bよりも突出量を大きくなっているので遊技球を効果的に減速させて入賞領域への流入を促すことができ、また、第1減速片21aの形状と第2減速片21bの形状とを異ならせるとともに第2減速片21bは第1減速片21aよりも突出量が小さくなっているので、遊技球の詰まりを防止することができる。
(b)また、上記実施形態では、遊技領域が形成された遊技盤(本例では、遊技盤9)と、前記遊技盤に設けられたレール(本例では、外レール803)と、を備え、前記レールには、前記遊技盤への取り付け位置を案内する所定の案内部(本例では、位置決め孔803a)が複数形成されており、前記レールが遊技盤に設けられた状態において、前記レールの始端から左端までの範囲を第1の範囲(本例では、H1)と設定し、前記レールの左端から上端までの範囲を第2の範囲(本例では、H2)と設定し、前記レールの上端から終端までの範囲を第3の範囲(本例では、H3)と設定し、前記第1の範囲に形成された前記所定の案内部の数の方が前記第2の範囲に形成された前記所定の案内部の数よりも多く、前記第2の範囲に形成された前記所定の案内部の数の方が前記第3の範囲に形成された前記所定の案内部の数よりも多い(本例では、図59~図61)。よって、レールのずれや振動を確実に防止することができ、遊技球の軌道を安定させることができるので、遊技の興趣を高めることができる。
[変形例]
上記実施形態では、減速片21,22を設けることにより遊技球の流下速度を減速させる例を挙げたが、例えば、流下経路の通路幅を異ならせるなど、上記実施形態と異なる態様により遊技球の流下速度を減速させる構成としてもよい。例えば、遊技球が下流側に流下するにしたがって遊技球の直径に近づくことによって流下経路の通路幅が絞られるなどのように、減速片を設ける態様とは異なる構成の減速機構(第3減速機構)を設けるなど、上記実施形態と異なる態様の減速機構、又は上記実施形態と異なる態様の減速機構の付加により遊技球の流下速度を減速させる構成としてもよい。
上記実施形態では、全ての第1減速片21aの突出量を第2減速片21bの突出量よりも大きくする例を挙げたが、少なくともいずれか1つの突出量が大きければ全ての突出量を大きくしなくてもよい。
上記実施形態では、最上流の第2減速片21bの突出量を下流側の3つの第2減速片21bの突出量よりも大きくしたが、上流側の第2減速片21bの突出量が大きい構成であれば、最上流以外の第2減速片21bの突出量を下流側の第2減速片21bの突出量よりも大きくしてもよい。
上記実施形態では、第1減速片21aと第2減速片21bとを異なる形状とする例を挙げたが、第1減速片21aと第2減速片21bとを突出量のみを異ならせて、形状は同一形状としてもよい。
上記実施形態では、最上流の第2減速片21bは残りの下流側の3つの第2減速片21bよりも流下経路14内への突出量を大きくする例を挙げたが、全ての第2減速片21bを同一の突出量としてもよい。例えば、全ての第2減速片21bの突出量を1mmに設定することが挙げられる。これにより、開閉部材16aによる遊技球の挟み込みをより効果的に防止することができる。
本発明は上述した一実施形態に制約されることなく、種々に変形して実施することができる。一実施形態で挙げた演出の態様や各種数値はあくまで例示であり、上述した内容に限定されるものではない。
1 パチンコ機
9 遊技盤
9a 遊技領域
13 球通路ユニット

Claims (1)

  1. 遊技盤を備える遊技機であって、
    遊技球の流下経路と、
    前記流下経路を流下する遊技球が流入可能な入賞領域と、
    前記流下経路を流下する遊技球を減速させる減速機構と、を備え、
    前記減速機構は、
    前記遊技盤側から前記流下経路を流下する遊技球側に向けて設けられ、遊技球の流下方向に沿って配置された複数の第1減速部と、
    前記遊技盤側と反対側から前記流下経路を流下する遊技球側に向けて設けられ、遊技球の流下方向に沿って配置された複数の第2減速部と、を含み、
    前記第1減速部と前記第2減速部とは形状が異なり、
    前記複数の第2減速部のうちの少なくとも1つは前記第1減速部よりも突出量が小さくなっており、
    前記複数の第2減速部は上流側の第2減速部のほうが下流側の第2減速部よりも突出量が大きい
    ことを特徴とする遊技機。
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