JP7274888B2 - 便器装置 - Google Patents

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Description

本発明は、便器装置に関する。
一般に、便器装置の便鉢内には洗浄水が所定の水位で貯留されている。ところが、排水経路に異物が混入した際に、洗浄水の水位が上昇すると、洗浄水が便器から溢れて漏水や漏電等の大きな被害が生じる虞がある。例えば、特許文献1には、便器の上端部から便鉢の内部に洗浄水を流すリムの内部に水位検出センサが設けられている水洗式便器が開示されている。
特開2017-145658号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている水洗式便器では、便器の上面で覆われ且つ便鉢の内部とは別室である第一リム導水路の内部に水位検出センサが設けられている。即ち、特許文献1に開示されている水洗式便器では、水位検出センサが便器に設けられているので、水位を検出する位置の高さを変更したい場合に、便器そのものを取り換える又は製造し直さなければならない。また、特許文献1に開示されている水洗式便器では、第一リム導水路の内側及び水位検出センサに手や清掃具を挿入し難く、水位センサの清掃及びメンテナンスに手間がかかり、洗浄水の上昇の誤検知が発生する虞があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、便鉢の内部の洗浄水の水位を検知する水位センサの取り扱いが容易であって、水位センサの誤検知を防止できる便器装置を提供する。
本発明の便器装置は、便鉢を有する便器と、前記便器の後方に設けられた機能部と、前記機能部の前側に設けられ且つ前記便鉢の後端より前側において前記便鉢の上端部から下側に突出する水位センサと、を備え、前記水位センサは、金属製の電極と、前記電極を収容し、少なくとも下側が開放されている電極カバーと、を備え、前記電極カバーには上下方向において互いに異なる位置の通水孔が複数形成されている。
本発明の便器装置は、便鉢を有する便器と、前記便器の後方に設けられた機能部と、前記機能部の前側に設けられ且つ前記便鉢の後端より前側において前記便鉢の上端部から下側に突出する水位センサと、を備え、前記機能部の下側に下面が水平なスペーサーが設けられ、前記水位センサは前記下面に取り付けられている。
上述のように構成された便器装置では、水位センサが機能部に設けられているので、従来のように水位センサが陶器製の便器に設けられている場合と異なり、同じ便器に対して機能部の交換や後付けによって容易に水位センサの取り付け、取り外し、設置位置の変更及びメンテナンスが行われる。また、上述のように構成された便器装置では、水位センサの先端が便鉢の内部空間に位置していることによって、従来のように水位センサがリムとほぼ同じ高さに形成されている場合に比べて、洗浄水の詰まり等の異常がいち早く検知される。また、異常発生時における水位の上昇及び異常解消時における水位の低下が正確に検知されるので、水位センサの誤検知が防止される。
また、本発明の便器装置では、前記水位センサは左右方向において間隔をあけて2つ設けられていてもよい。
上述のように構成された便器装置では、1つの水位センサのみで洗浄水の水位が検知される場合に比べて、洗浄水の水面全体の水位が正確に検知される。そのため、例えば洗浄水の水位は上昇していないにも関わらず電極に洗浄水がかかった場合等のように、水位の上昇を検知しなくてもよい場合に水位の上昇を検知してしまうというような誤検知が防止される。
また、本発明の便器装置では、前記水位センサは、金属製の電極と、前記電極を収容し、少なくとも下側が開放されている電極カバーと、を備えてもよい。
上述のように構成された便器装置では、電極の側方が電極カバーに囲まれるので、洗浄水の水位が電極の下方から徐々に上昇した場合に洗浄水が電極に接触する。そのため、前述の例のように水位の上昇を検知しなくてもよい場合に水位の上昇を検知してしまうというような誤検知が防止される。
また、本発明の便器装置では、前記電極カバーには上下方向において互いに異なる位置の通水孔が複数形成されていてもよい。
上述のように構成された便器装置では、洗浄水の水位が電極の下方から徐々に上昇した際に、下側に形成された通水孔から電極カバーの内側に洗浄水が流入する。そのため、電極カバーの1カ所に通水孔が形成されている場合又は電極カバーの同じ高さに通水孔が複数形成されている場合に比べて、前述の例のように水位の上昇を検知しなくてもよい場合に水位の上昇を検知してしまうというような誤検知が防止される。
また、本発明の便器装置では、前記機能部の下側に下面が水平な水平保持スペーサーが設けられ、前記水位センサは前記下面に取り付けられていてもよい。
上述のように構成された便器装置では、機能部の前側が平坦ではなく、機能部の前側に湾曲部が設けられていても、水位センサがスペーサーの下面によって水平に配置される。即ち、機能部の前側の形状によらず、水位センサを水平に且つ容易に設置できる。そのことによって、水位センサの誤検知が防止される。
また、本発明の便器装置では、前記水位センサの少なくとも前記機能部より下側に突出する部分の前方及び側方を囲む三方カバーを備えてもよい。
上述のように構成された便器装置では、三方カバーが設けられることによって、水位センサが前方及び側方からの洗浄水や汚物等によって直接汚れ難くなる。また、三方カバーの下側は開放されているので、洗浄水の水位が電極の下方から徐々に上昇した際に良好に検知される。このことによって、やや複雑な形状を有する水位センサであっても頻繁に清掃される必要はなく、三方カバーの前面及び側面が容易に清掃される。水位センサの清浄度が高まれば、水位センサの誤検知が防止される。
本発明の便器装置によれば、便鉢の内部の洗浄水の水位を検知する水位センサの取り扱いを容易にし、水位センサの誤検知を防止できる。
本発明の一実施形態の便器装置の斜視図である。 図1に示す便器装置の左右方向の中央で便器装置を前後方向に沿って切断した断面図である。 図1に示す便器装置の上側の部分の正面図であり、便器を破断して示した図である。 図3に示す構成の一部を破断及び拡大した図である。 図2に示す構成の一部を破断及び拡大した図である。
本発明の一実施形態の便器装置について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態の便器装置100の斜視図である。図1に示すように、便器装置100は、便鉢12を有する便器10と、便鉢12の内部空間(内部)14に洗浄水5を供給可能に構成された便器10の後方に設けられた機能部30と、機能部30の前側に設けられた水位センサ50とを備えている。便器装置100は、便器10に対して開閉可能に設けられた便座21と、便座21に対して開閉可能に設けられた便蓋22とをさらに備えている。図1では、閉状態の便座21と開状態の便蓋22が示されており、閉状態の便蓋22は便座21を介して便鉢12の開口部16を上側から覆う。
以下では、便器装置100の使用者が便座21に着座した状態で視線の奥側を前側とし、同状態で使用者の背後側を後側とし、前側と後側とを結ぶ方向を前後方向という。また、便座21に着座した利用者から見て左側を「左側」とし、右側を「右側」とし、左側と右側とを結ぶ方向を左右方向という。また、便器装置100が設置されている床面から離れている側を「上側」とし、床面に近い側を「下側」とし、上側と下側とを結ぶ方向を上下方向という。
図2は、便器装置100の左右方向の中央で便器装置100を前後方向に沿って切断した断面図である。図2に示すように、機能部30は、カバー24で覆われた状態で便器10の後方に設けられている。便器装置100では、使用者の操作によって、又は自動的に、便器10の上部に設けられたリム18の下側周縁を介して便鉢12の上端部の径方向外側且つ周方向全体から便鉢12の内壁面に洗浄水5が供給される。既に便鉢12に貯留されていた洗浄水5は、汚物等と共に、便鉢12の下端部に接続されている排水経路8及び不図示の排水管を通って便器装置100の外部に排出される。したがって、通常時には、洗浄水5が所定の水位6-1で便鉢12に貯留されている。
機能部30は、概ね前後方向及び左右方向に拡がって所定の大きさを有するベースプレート32を備えている。ベースプレート32には、上述のように洗浄水5を便鉢12に供給する機能を含めて機能部30の各種機能を発現させるための構成が設けられている。機能部30の機能の1つとして、例えば使用者の局部を洗浄する機能が挙げられる。
図3は、便器装置100の上側の部分の正面図であり、便器10を破断して示した図である。図4は、図3に示す便器装置100の正面図の部分拡大図である。図4に示すように、機能部30には、使用者の局部を洗浄するための局部洗浄ノズル35及びビデノズル36が設けられている。
局部洗浄ノズル35及びビデノズル36は、左右方向の略中央部のベースプレート32の上側に、互いに隣り合って配置されている。また、局部洗浄のための洗浄水を内部空間14で使用者に対して後側斜め下側から前側斜め上側に向けて的確に吐出するために、機能部30の後側から前側に向かうにしたがって下降するように進出可能になっている。そのため、ベースプレート32の前部且つ左右方向の略中央部には、後側から前側に向かうにしたがって略一定の傾斜角度で下降する傾斜部34が形成されている。
図3及び図4に示すように、傾斜部34は、前後方向に沿って正面視すると、左右方向の中央部の平坦部41と、平坦部41の左右方向の両端から左右方向において平坦部41から離れるにしたがって上側に移動する湾曲部42とを有する。平坦部41は、左右方向において局部洗浄ノズル35及びビデノズル36とこれらのノズルの隔壁が設置されているノズル設置領域44と略同じ大きさで形成されている。
局部洗浄ノズル35及びビデノズル36の少なくとも一方は、便鉢12に進出する際にノズル通過領域19を通過する。ノズル通過領域19は、平坦部41の前端縁と、2つの湾曲部42のそれぞれの前端縁と、2つの湾曲部42の左右方向において平坦部41と隣接する側とは反対側の前端縁の先端同士を結ぶ仮想線で囲まれる空間領域である。機能部30は、ノズル通過領域19に対して開閉可能に設けられたシャッター26を備えている。シャッター26の上端縁を中心軸として、シャッター26の下端縁が上下方向に回転可能になっている。
図4に示すように、水位センサ50は、便鉢12に貯留されている洗浄水5の水位が水位6-1より高い水位6-2以上になっているか否かを検知する。図5は、図2に示す便器装置100の断面図の部分拡大図である。図5に示すように、水位センサ50は、便鉢12の後端15より前側において、便鉢12の上端(上端部)17から下側に突出する検知部60と、検知部60によって検知された水位に関する情報を機能部に伝達する伝達部90と、上部電極カバー(電極カバー)68及び下部電極カバー(電極カバー)69とを備えている。
検知部60は、左右方向においてノズル設置領域44より広い間隔をあけて配置された2本の電極(水位センサ)62-1,62-2を有する。以下、電極62-1,62-2に共通する内容について説明する際には、電極62-1,62-2をまとめて電極62と記載する。電極62は、前後方向に沿って延在する被支持部63と、被支持部63の前側の先端から上下方向に沿って下側に直線状に垂下する垂下部64とを有する。被支持部63の後側には、平面視で環状に曲げられた環状端65が設けられている。
金属製の電極62は、上部電極カバー68及び下部電極カバー69に収容されてベースプレート32に取り付けられている。上部電極カバー68は、上下方向に延在する円柱部76と、円柱部76の上端部から前側に突出する前片部71と、円柱部76の上端部から後側に突出する後片部72とを備えている。円柱部76の径方向略中央には、円柱部76の上端から下側の所定の高さまで上下方向に延材する貫通孔77と、前述の所定の高さから円柱部76の下端まで上下方向に延在する貫通孔78が形成されている。貫通孔77の直径は、垂下部64の直径より僅かに大きい。貫通孔78の直径は、貫通孔77の直径より大きい。円柱部76において前述の所定の高さよりさらに下側の高さから下端までの外周面は、ねじ切りされている。
前片部71の上面は平坦になっており、前片部71の下面は前側に進むにしたがって上昇する。後片部72の上面及び下面は、傾斜部34の傾斜に沿って後側に進むにしたがって上昇した後、平坦になっている。後片部72の外周縁には、上側に立ち上がる周壁74が設けられている。後片部72の後端部の平坦な上面73の平面視略中央には、上側に突出する突起75が設けられている。上部電極カバー68の上下方向の大きさは、環状端65を突起75に掛けて上面73に載せ、且つ垂下部64を貫通孔77,78に挿通させた状態で垂下部64の先端が円柱部76の下端より下側に突出するように適宜設定されている。
下部電極カバー69は、上下方向に延材する筒状部81を備えている。円柱部76の外周面の下側に筒状部81が螺合できるようにするため、筒状部81において上端から下側の所定の高さまでの内周面は、ねじ切りされている。前述の所定の高さより下側の高さ82-1の前側と後側の筒状部81には、側面視円形の通水孔83-1が形成されている。前述の所定の高さよりさらに下側であって高さ82-1より上側の高さ82-2の左側と右側の筒状部81には、側面視円形の通水孔83-2が形成されている。高さ82-1,82-2は、通水孔83-1,83-2のそれぞれの中心の高さを意味する。下部電極カバー69の上下方向の大きさは、円柱部76の外周面の下側に筒状部81の内周面の上側が螺合した状態で垂下部64の先端が筒状部81の下端より上側に位置するように適宜設定されている。筒状部81の内径は、ねじ切りされている部分より上側の円柱部76の外径より小さい。筒状部81の外径は、ねじ切りされている部分より上側の円柱部76の外径より大きい。
左右方向において平坦部41に近い側の湾曲部42には、円柱部76の上端から前述の所定の高さまでの部分が挿通可能な挿通孔88が形成されている。前述のように環状端65を突起75に掛けて上面73に載せ、且つ垂下部64を貫通孔77,78に挿通させた状態で、垂下部64と、貫通孔78が形成されている部分の円柱部76が挿通孔88に挿通している。側面視において、挿通孔88から下側に突出する円柱部76の下端部に、筒状部81の上端部が径方向の外側から嵌まっている。
平坦部41の下面と筒状部81の上端面との間に、水平保持スペーサー(スペーサー)84が配置されている。水平保持スペーサー84は、側面視で略直角三角形をなすように形成されている。水平保持スペーサー84の上面は、平坦部41の下面に接し、後側から前側に進むにしたかって下降する。一方、水平保持スペーサー84の下面85は、前後方向及び左右方向において水平である。水平保持スペーサー84が上下方向において平坦部41と筒状部81との間に挟まれて固定されている。水平保持スペーサー84の左右方向の大きさは、少なくとも平坦部41より大きく、電極62-1,62-2同士の間隔より大きい。図4に示すように、筒状部81が水平保持スペーサー84を介して傾斜部34に取り付けられることによって、筒状部81に螺合する円柱部76が水平になり、上下方向における電極62-1,62-2の位置が揃っている。
前述の取り付け構造では、水位センサ50のうち被支持部63が機能部30に露出している。局部洗浄ノズル35及びビデノズル36が濡れた状態で機能部30に収容された後に、局部洗浄ノズル35及びビデノズル36に付着していた水滴等が2つの被支持部63に付着すると、水位センサ50がショートしてしまう。そこで、電極62-1が収容されている上部電極カバー68とビデノズル36との間には、隔壁部97が設けられている。
図5に示すように、伝達部90は、金属製の環状端91と、被覆された電気コード92を備えている。環状端91は、環状端65の上側に接して突起75に掛けられている。環状端91は、上方からワッシャ98によって押さえられている。環状端91から後側に延在する部分に電気コード92が接続されている。電気コード92の環状端91に接続されている側とは反対側の端部は、機能部30の種々の機能を発揮させるための電源(図示略)とは絶縁された不図示の絶縁変圧器に接続されている。したがって、2つの電気コード92を介して、電極62-1,62-2に絶縁変圧器からの二次側電圧が供給されている。
図4に示すように、洗浄水5の水位が水位6-2以上になると、電極62-1,62-2の先端66,66が共に洗浄水5に接触するので、洗浄水5の導電性によって、電極62-1,62-2が通電する。電極62-1,62-2で検知された電気信号は、電極62-1,62-2に接続され且つ電気コード92とは異なる電気コード(図示略)を介して、図1に示す電気信号発信部102に送信される。電気信号発信部102は、電極62-1,62-2から電気信号を受信した際に、異常を知らせる音を発信する、あるいは便器装置100から離れた場所に設置されている管理室に異常を知らせる音や信号を発信する。
図4に示すように、機能部30には、水平保持スペーサー84を介して傾斜部34に取り付けられた状態の筒状部81を部分的に囲む三方カバー95が設けられている。三方カバー95は、2つの電極62-1,62-2の先端がそれぞれ収容されている筒状部81,81の前側と、電極62-1の先端が収容されている筒状部81の右側と、電極62-2の先端が収容されている筒状部81の左側とを囲んでいる。三方カバー95の下側は、開放されている。三方カバー95は、水平保持スペーサー84と一体に形成されている。
以上説明した便器装置100は、便鉢12を有する便器10と、便器10の後方に設けられた機能部30と、機能部30の前側に設けられ且つ後端15より前側において上端17から下側に突出する水位センサ50と、を備える。便器装置100によれば、水位センサ50が機能部30に設けられているので、従来のように水位センサが陶器製の便器に設けられている場合とは異なり、同じ便器に対して機能部30の交換や後付けによって水位センサ50の取り付け、取り外し、設置位置の変更及びメンテナンスを容易に行うことができる。また、便器装置100では、先端66が内部空間14に位置していることによって、従来のように水位センサがリムと略同じ高さに形成されている場合に比べて、洗浄水5の詰まり等の異常をいち早く検知できる。即ち、図4に示すように、洗浄水5の水位が通常時の水位6-1から上昇しても従来のように上端17より高くなるより前に、上端17より低い水位6-2に達した時点で、水位の上昇による異常や排水経路の異物混入を検知できる。また、異常発生時における水位の上昇及び異常解消時における水位の低下を正確に検知できるので、水位センサ50の誤検知を防止できる。
また、便器装置100では、電極62-1,62-2は左右方向において間隔をあけて2つ設けられている。便器装置100によれば、1つの水位センサのみで洗浄水の水位が検知される場合に比べて、洗浄水5の水面全体の水位を正確に検知できる。そのため、例えば洗浄水5の水位は上昇していないにも関わらず、電極62-1,62-2に洗浄水5がかかった場合や使用後の洗浄時に洗浄水5が旋回して電極62-1,62-2の近傍の水位が一時的に上昇した場合等のように、水位の上昇を検知しなくてもよい場合に水位の上昇を検知してしまうというような誤検知を防止できる。
また、便器装置100は、水位センサ50は、金属製の電極62-1,62-2と、これらの電極62-1,62-2を収容して下側が開放されている上部電極カバー68及び下部電極カバー69と、を備えている。便器装置100によれば、電極62-1,62-2の外周が上部電極カバー68及び下部電極カバー69に囲まれるので、洗浄水5の水位が電極62-1,62-2の下方から徐々に上昇した場合に洗浄水5が電極62-1,62-2に接触する。そのため、前述の例のように水位の上昇を検知しなくてもよい場合に水位の上昇を検知してしまうというような誤検知を防止できる。
また、便器装置100では、下部電極カバー69には上下方向において互いに異なる位置の通水孔83-1,83-2が複数形成されている。便器装置100によれば、洗浄水5の水位が電極62-1,62-2の下方から徐々に上昇した際に、先ず通水孔83-2から下部電極カバー69の内側に洗浄水5が流入する。その後、通水孔83-2より上側に形成された通水孔83-1から下部電極カバー69の内側に洗浄水5が流入する。そのため、電極カバーの1カ所に通水孔が形成されている場合又は電極カバーの同じ高さに通水孔が複数形成されている場合に比べて、前述の例のように水位の上昇を検知しなくてもよい場合に水位の上昇を検知してしまうというような誤検知を防止できる。
また、便器装置100では、機能部30の前側には湾曲部42が設けられ、湾曲部42の少なくとも一部を含む機能部30の下側に、下面が水平な水平保持スペーサー84が設けられている。水位センサ50は、水平保持スペーサー84の下面に取り付けられている。便器装置100によれば、機能部30の前側が平坦ではなく、機能部30の前側に湾曲部42が設けられていても、水位センサ50を水平保持スペーサー84の下面によって水平に配置できる。そのことによって、水位センサ50の誤検知を防止できる。
また、便器装置100では、水位センサ50の機能部30より下側に突出する部分の前方及び側方を囲む三方カバー95を備えている。便器装置100によれば、三方カバー95が設けられることによって、水位センサ50が前方及び側方からの洗浄水5や汚物等によって直接汚れるのを防止できる。また、三方カバー95の下側は開放されているので、洗浄水5の水位が電極62-1,62-2の下方から徐々に上昇した際に、水位の上昇を良好に検知できる。このことによって、やや複雑な形状を有する水位センサ50を頻繁に清掃する必要はなく、三方カバー95の前面及び側面を清掃すればよい。このことによって、水位センサ50の清浄度を高め、水位センサ50の誤検知を防止できる。
なお、本発明の便器装置100は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。
例えば、上述の実施形態では2つの水位センサ50が設けられていることを説明したが、水位センサは1つだけ設けられていてもよい。その場合は、1つの水位センサが電極カバーを備えて、前述のような水位の上昇を検知しなくてもよい場合に水位の上昇を検知してしまうというような誤検知を防止可能に構成されていることが好ましい。
また、上述の実施形態では、水位センサ50の機能部30への取り付け構造として、電極62を設置した上部電極カバー68を、傾斜部34及び水平保持スペーサー84を介して下部電極カバー69で下側から締め付ける構造を説明した。しかしながら、水位センサ50の機能部30への取り付け構造は前述の構造に限定されない。例えば、水平保持スペーサー84が機能部30の前側にビス等で留められ、下面85に水位センサ50が取り付けられていてもよい。
また、上述の実施形態では、平坦部41の左右方向両側に湾曲部42が設けられている傾斜部34について説明したが、機能部30の前側の形状は前述の形状に限定されず、任意の形状を有していてよい。どのような形状を有していても、機能部30の下側に水平保持スペーサー84を設ければ、水平保持スペーサー84の下面によって水位センサ50を水平に配置できる。
また、上述の実施形態では電気信号発信部102が便器装置100のリモートコントローラや操作部が設置される位置と同様の位置に設けられている例を説明した。しかしながら、電気信号発信部102の設置場所は特に限定されず、便器装置100の管理形態に応じて適宜決められる。例えば、電気信号発信部102は、機能部30に配置されていてもよい。
5…洗浄水
10…便器
12…便鉢
14…内部空間(内部)
15…後端
17…上端(上端部)
30…機能部
50…水位センサ
62…電極
68…上部電極カバー(電極カバー)
69…下部電極カバー(電極カバー)
83-1,83-2…通水孔
84…水平保持スペーサー(スペーサー)
85…下面
95…三方カバー
100…便器装置

Claims (7)

  1. 便鉢を有する便器と、
    前記便器の後方に設けられた機能部と、
    前記機能部の前側に設けられ且つ前記便鉢の後端より前側において前記便鉢の上端部から下側に突出する水位センサと、
    を備え
    前記水位センサは、
    金属製の電極と、
    前記電極を収容し、少なくとも下側が開放されている電極カバーと、
    を備え、
    前記電極カバーには上下方向において互いに異なる位置の通水孔が複数形成されている便器装置。
  2. 便鉢を有する便器と、
    前記便器の後方に設けられた機能部と、
    前記機能部の前側に設けられ且つ前記便鉢の後端より前側において前記便鉢の上端部から下側に突出する水位センサと、
    を備え、
    前記機能部の下側に下面が水平なスペーサーが設けられ、
    前記水位センサは前記下面に取り付けられている便器装置。
  3. 前記水位センサは左右方向において間隔をあけて2つ設けられている、
    請求項1または2に記載の便器装置。
  4. 前記水位センサは、
    金属製の電極と、
    前記電極を収容し、少なくとも下側が開放されている電極カバーと、
    を備える、
    請求項に記載の便器装置。
  5. 前記電極カバーには上下方向において互いに異なる位置の通水孔が複数形成されている、
    請求項に記載の便器装置。
  6. 前記機能部の下側に下面が水平なスペーサーが設けられ、
    前記水位センサは前記下面に取り付けられている、
    請求項1に記載の便器装置。
  7. 前記水位センサの少なくとも前記機能部より下側に突出する部分の前方及び側方を囲む三方カバーを備える、
    請求項1からのいずれか一項に記載の便器装置。
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