JP7273618B2 - 加工装置 - Google Patents
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例えば、被加工物を加工する加工装置が、被加工物にレーザー光線を照射してアブレーション加工等を施しカーフを形成するレーザー加工装置である場合にも、上記問題は発生し得る。
本実施形態においては、被加工物Wは、環状フレームFによってダイシングテープTを介してハンドリング可能に支持されているが、これに限定されるものではない。
保持手段15の周囲には、環状フレームFを挟持固定するクランプ152が、周方向に均等間隔を空けて複数配設されている。
筐体40内には、被加工物Wからの反射光を捉える対物レンズやミラー等の光学系、及び反射光に対応した電気信号を出力する撮像素子44(CCD)等が配設されている。図示しない光学系が捉えた被加工物Wからの反射光は、撮像素子44により光電変換され画像情報として、図1に示すモニタ2に出力される。
例えば装置筐体13の-X方向側の前面には、撮像手段4が撮像した画像を表示画面24に表示するとともに画面基準線となるヘアラインを表示するモニタ2が配設されている。モニタ2は、例えば入力画面22も表示され、オペレータが入力画面22に触れて加工装置1の制御手段9に対して加工条件等を入力可能なタッチパネル式のものであるが、これに限定されるものではなく、キーボード等の入力端末から制御手段9に加工条件等が入力可能となっていてもよい。
モニタ2の表示画面24は、撮像手段4により撮像された画像を表示するのみならず、入力された加工条件等の各種情報、及び制御手段9による処理等も表示可能である。
そして、被加工物Wの表面Waが撮像手段4によって撮像されて、図2に示す撮像画像GAが形成され、撮像画像GAがモニタ2の表示画面24に表示される。
この切削ブレード173の取り付けによって撮像手段4の2本のヘアライン24aとカーフKとの位置ずれ、即ち、切削ブレード173の中心線とのヘアライン中心線24c(モニタ2の表示画面24に示される画面基準線)との位置ずれが生じる。
若しくは、被加工物Wの切削を実施していくと、加工手段17が振動することで加工手段17に対する撮像手段4の取り付けが緩んで、2本のヘアライン24aとカーフKとが位置ずれする場合がある。そして、その対応としてヘアライン合わせを実施する。
2本のヘアライン24aとストリートSとの位置ずれ、即ち、本実施形態においては、ヘアライン中心線24cとストリートSの中心線との位置ずれが生じる原因としては、加工熱による被加工物Wの径方向への伸び、即ち、図4に示すストリートSの幅SLが拡がったこと等を原因とする。または、設定したインデックス量と、被加工物Wのインデックス量とが異なっていることを原因とする。そして、その対応としてカット位置補正を実施する。
図1に示す記憶部99には、ティーチング処理時において、図2に示すアライメントマークMAの中心から拡がる前のストリートSの幅の中心を通る中心線Sdまでの距離Ly1が記憶されている。そして、ストリートずれ量認識部91による制御の下で、撮像手段4がY軸移動手段12によってY軸方向に距離Ly1だけ移動する。そして、ストリートずれ量認識部91は、アライメントマークMAの中心に撮像手段4のヘアライン中心線24cが位置づけられるか否かを確認し、位置づけられない場合には図5に示す撮像画像GBにおいてストリートずれが発生していると判断する。
カーフずれ補正設定部92によるカーフずれ補正の設定とストリートずれ補正設定部93によるストリートずれ補正の設定とを実施した後、被加工物Wを加工手段17で上記のように切削加工し、被加工物Wに新たなカーフを例えば数本形成する。
例えば、図6に示すように、新たなカーフK1を撮像した撮像画像GCにおいて、先に説明したように、カーフずれ補正設定部92によるカーフずれ補正の設定とストリートずれ補正設定部93によるストリートずれ補正の設定とを既に実施後にもかかわらず、カーフずれ量認識部90が、モニタ2の表示画面24に表示されているヘアライン中心線24cに対して被加工物Wに新たに形成されたカーフK1の中心線K1cがY軸方向にずれたカーフずれ量を新たに認識し、また、ストリートずれ量認識部91がストリートずれ量、即ち、ストリートSの中心線Seとヘアライン中心線24cとの間のズレ量を新たに認識する場合がある。
制御手段9に含まれる判断部94による撮像手段4の取り付け緩みの発生の有無の判断は、上記実施形態1のように行われる代わりに、以下に説明する実施形態2のように行われてもよい。
カーフずれ補正設定部92によるカーフずれ補正の設定とストリートずれ補正設定部93によるストリートずれ補正の設定とを実施した後、制御手段9による制御の下で、被加工物Wを加工手段17で切削加工し、被加工物Wに新たなカーフを例えば数本形成した直後に、保持手段15による被加工物Wの切削送り等を停止させ該カーフを被加工物Wに形成する加工を停止する。そして、図1に示す撮像手段4の撮像視野内に位置付けられている図7に示す新たなカーフK1が、撮像手段4により撮像される。そして、被加工物Wの表面Waの新たなカーフK1、ストリートS、及びデバイスD等が写った図7に示す撮像画像GDがモニタ2の表示画面24に表示される。
なお、仮に、カーフずれ量認識部90が新たに認識したカーフずれ量が、予め設定したカーフずれ閾値Ly6未満となり、一方、ストリートずれ量認識部91が新たに認識したストリートずれ量が、予め設定したストリートずれ閾値Ly6以上となった場合においても、判断部94は撮像手段4の取り付けが緩んでいる可能性があると判断する。
または、カーフずれ量認識部90が新たに認識したカーフずれ量が、予め設定したカーフずれ閾値Ly6以上であり、かつ、ストリートずれ量認識部91が新たに認識したストリートずれ量が、予め設定したストリートずれ閾値Ly6以上であった場合においても、判断部94は撮像手段4の取り付けが緩んでいる可能性があると判断する。
例えば、カーフずれ量認識部90が新たに認識したカーフずれ量が、予め設定したカーフずれ閾値Ly6未満であり、かつ、ストリートずれ量認識部91が新たに認識したストリートずれ量が、予め設定したストリートずれ閾値Ly6未満であった場合には、判断部94は撮像手段4の取り付けが緩んでいないと判断する。この場合には、被加工物Wが保持手段15に対して中心がずれて吸引保持されてしまっていたり、先に実施したカーフずれ補正やカット位置補正における各補正値の設定に誤りが発生してしまっていたりすることが疑われる。
1:加工装置 10:基台 100:コラム
15:保持手段 15a:保持面 151:回転手段 152:クランプ
11:X軸移動手段 110:ボールネジ 112:モータ
12:Y軸移動手段 120:ボールネジ 122:モータ
16:Z軸移動手段 160:ボールネジ 162:モータ
17:加工手段 170:スピンドル 171:ハウジング 173:切削ブレード
4:撮像手段 40:筐体 42:照明 44:撮像素子
9:制御手段 99:記憶部 90:カーフずれ量認識部 91:ストリートずれ量認識部 92:カーフずれ補正設定部 93:ストリートずれ補正設定部 94:判断部
2:モニタ 24:表示画面 24a:ヘアライン 24c:ヘアライン中心線 22:入力画面
Claims (2)
- ストリートによって区画された領域にデバイスが形成された被加工物を保持する保持面を備える保持手段と、該保持手段に保持された被加工物を該ストリートに沿って加工する加工手段と、該保持手段を該加工手段に向けて加工送りする方向となるX軸方向に移動させるX軸移動手段と、該保持手段と該加工手段とを相対的に水平面で該X軸方向に直交するY軸方向に移動させるY軸移動手段と、該加工手段に配設され被加工物を上方から撮像する撮像手段と、該撮像手段が撮像した画像を画面に表示するとともに画面基準線となるヘアラインを表示するモニタと、装置制御を行う制御手段と、を備える加工装置であって、
該制御手段は、
該撮像手段が撮像し該モニタに表示された画像を用いて、該ヘアラインに対して該加工手段によって被加工物に形成されたカーフの中心が該Y軸方向にずれたカーフずれ量を認識するカーフずれ量認識部と、
該画像を用いて、該ヘアラインに対して該ストリートの中心が該Y軸方向にずれたストリートずれ量を認識するストリートずれ量認識部と、
該カーフずれ量認識部が認識した該カーフずれ量を無くすように、該Y軸方向における該カーフずれ量が発生した方向の反対方向で該カーフずれ量分の補正値を設定するカーフずれ補正設定部と、
該ストリートずれ量認識部が認識した該ストリートずれ量を無くすように、該Y軸方向における該ストリートずれ量が発生した方向の反対方向で該ストリートずれ量分の補正値を設定するストリートずれ補正設定部と、
該撮像手段の取り付けの緩みの発生の有無を判断する判断部と、を備え、
該制御手段による制御の下で、該保持手段に保持された被加工物に該加工手段で該ストリートに沿ってカーフを形成する加工を一時停止させ、該撮像手段で被加工物に形成された該カーフを撮像した画像において、該カーフずれ補正設定部によるカーフずれ補正の設定と該ストリートずれ補正設定部によるストリートずれ補正の設定とを実施した後、被加工物を該加工手段で加工し、被加工物に新たなカーフを形成し、該撮像手段で該新たなカーフを撮像し、
該判断部は、該新たなカーフを撮像した画像において、該カーフずれ量認識部が新たにカーフずれ量を認識し、該ストリートずれ量認識部が新たにストリートずれ量を認識し、かつ該新たに認識されたカーフずれ量と該新たに認識されたストリートずれ量とが一致していたら、該撮像手段の取り付けが緩んでいる可能性があると判断する加工装置。 - ストリートによって区画された領域にデバイスが形成された被加工物を保持する保持面を備える保持手段と、該保持手段に保持された被加工物を該ストリートに沿って加工する加工手段と、該保持手段を該加工手段に向けて加工送りする方向となるX軸方向に移動させるX軸移動手段と、該保持手段と該加工手段とを相対的に水平面で該X軸方向に直交するY軸方向に移動させるY軸移動手段と、該加工手段に配設され被加工物を上方から撮像する撮像手段と、該撮像手段が撮像した画像を画面に表示するとともに画面基準線となるヘアラインを表示するモニタと、装置制御を行う制御手段と、を備える加工装置であって、
該制御手段は、
該撮像手段が撮像し該モニタに表示された画像を用いて、該ヘアラインに対して該加工手段によって被加工物に形成されたカーフの中心が該Y軸方向にずれたカーフずれ量を認識するカーフずれ量認識部と、
該画像を用いて、該ヘアラインに対して該ストリートの中心が該Y軸方向にずれたストリートずれ量を認識するストリートずれ量認識部と、
該カーフずれ量認識部が認識した該カーフずれ量を無くすように、該Y軸方向における該カーフずれ量が発生した方向の反対方向で該カーフずれ量分の補正値を設定するカーフずれ補正設定部と、
該ストリートずれ量認識部が認識した該ストリートずれ量を無くすように、該Y軸方向における該ストリートずれ量が発生した方向の反対方向で該ストリートずれ量分の補正値を設定するストリートずれ補正設定部と、
該撮像手段の取り付けの緩みの発生の有無を判断する判断部と、を備え、
該制御手段による制御の下で、該保持手段に保持された被加工物に該加工手段で該ストリートに沿ってカーフを形成する加工を一時停止させ、該撮像手段で被加工物に形成された該カーフを撮像した画像において、該カーフずれ補正設定部によるカーフずれ補正の設定と該ストリートずれ補正設定部によるストリートずれ補正の設定とを実施した後、被加工物を該加工手段で加工し、被加工物に新たなカーフを形成し、該撮像手段で該新たなカーフを撮像し、
該判断部は、該新たなカーフを撮像した画像において、該カーフずれ量認識部が新たに認識したカーフずれ量が予め設定したカーフずれ閾値以上の場合、又は該ストリートずれ量認識部が新たに認識したストリートずれ量が予め設定したストリートずれ閾値以上の場合に、該撮像手段の取り付けが緩んでいる可能性があると判断する加工装置。
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