JP7273618B2 - 加工装置 - Google Patents

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本発明は、半導体ウェーハ等の被加工物に加工を施す加工装置に関する。
例えば、半導体ウェーハ等の被加工物を切削ブレードで切削する切削装置は、切削ブレードで被加工物に形成され撮像手段で撮像されたカーフと切削装置に配設されたモニタの画面に予め表示させている基準線となるヘアライン(カメラ等の撮像手段の視野に設定された中心線)とを一致させヘアラインの中心とカーフの中心とを合わせるヘアライン合わせを、ブレード交換時又は切削加工中等の適宜のタイミングに行っている。このようなヘアライン合わせによって、切削ブレードと撮像手段(カメラ)との位置合わせがなされることで、実際の切削によりこれからさらに形成されるカーフとヘアラインの誤差とが修正される(例えば、特許文献1参照)。
また、ストリートで区画された領域にデバイスが形成された被加工物をストリートに沿って切削加工する場合には、アライメントマークをカメラ等の撮像手段で撮像してストリートの位置を認識している。即ち、被加工物のデバイス表面には、同一の回路パターンが形成されており、例えば、回路パターンのうちの特徴的な形状を有する一つのパターンが、アライメントマークとして装置に設定される。そして、ストリートは、アライメントマークから所定方向に所定距離離間した位置に設定されているため、アライメントマークを見つけることでストリートの位置を認識することが可能となる。そして、ヘアライン合わせが既に行われている切削装置においては、撮像手段のヘアラインを被加工物の狙いのストリートの中心に合わせることで、切削ブレードが狙いのストリートの中心を切削してカーフを形成することができる。
撮像手段が撮像した画像を映すモニタの画面には、先に説明したヘアラインが表示され、ヘアラインとカーフとは一致しているがヘアラインとストリートとがずれている場合があるので、ヘアラインがストリートと一致するようにする補正(カット位置補正)を切削装置は例えば切削加工中の適宜のタイミングに実施している。このようにカット位置補正で、ストリートとヘアラインとが位置合わせされ、ヘアライン合わせで、カーフとヘアラインとが位置合わせされる。これによって、デバイスに切り込むことなく切削ブレードが狙いのストリートの中心を正確に切削する加工が実施可能になる
特開2008-258496号公報
切削ブレードを備える切削手段に向かって被加工物をX軸方向に切削送りする切削加工中においては、例えば切削加工を一時停止して撮像手段で被加工物に形成されたカーフをモニタに表示して、カーフが正常に形成されているか否かを判断するカーフチェックを行う。このとき、カーフの状態を観察する他、ヘアラインと形成されたカーフとが位置ずれしている場合があるので先に説明したヘアライン合わせを行う。又は、ヘアラインとストリートとがずれている場合があるのでカット位置補正を行う。
上記ヘアライン合わせでは、切削ブレードの取り付け具合等を原因としてヘアラインに対してカーフがストリートの幅方向(X軸方向に水平面において直交するY軸方向)にずれたのを補正する。また、上記カット位置補正では、加工熱による被加工物の径方向への伸び等を原因としてヘアラインに対してストリートがY軸方向にずれたのを補正する。
しかし、ヘアライン合わせを行ったのにもかかわらず、その直後にカーフのヘアラインに対する位置ずれが発生したり、カット位置補正を行ったのにもかかわらず、その直後にヘアラインのストリートに対する位置ずれが発生したりすることがある。これは、例えば切削手段が切削を行うことで生じ得る撮像手段(カメラ)の取り付けの緩みに起因することがある。
例えば、被加工物を加工する加工装置が、被加工物にレーザー光線を照射してアブレーション加工等を施しカーフを形成するレーザー加工装置である場合にも、上記問題は発生し得る。
よって、被加工物をストリートに沿って加工する加工装置においては、カーフやストリートのヘアラインに対する上記位置ずれを発生させる要因となる撮像手段(カメラ)の取り付けの緩みを判断できるようにするという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、ストリートによって区画された領域にデバイスが形成された被加工物を保持する保持面を備える保持手段と、該保持手段に保持された被加工物を該ストリートに沿って加工する加工手段と、該保持手段を該加工手段に向けて加工送りする方向となるX軸方向に移動させるX軸移動手段と、該保持手段と該加工手段とを相対的に水平面で該X軸方向に直交するY軸方向に移動させるY軸移動手段と、該加工手段に配設され被加工物を上方から撮像する撮像手段と、該撮像手段が撮像した画像を画面に表示するとともに画面基準線となるヘアラインを表示するモニタと、装置制御を行う制御手段と、を備える加工装置であって、該制御手段は、該撮像手段が撮像し該モニタに表示された画像を用いて、該ヘアラインに対して該加工手段によって被加工物に形成されたカーフの中心が該Y軸方向にずれたカーフずれ量を認識するカーフずれ量認識部と、該画像を用いて、該ヘアラインに対して該ストリートの中心が該Y軸方向にずれたストリートずれ量を認識するストリートずれ量認識部と、該カーフずれ量認識部が認識した該カーフずれ量を無くすように、該Y軸方向における該カーフずれ量が発生した方向の反対方向で該カーフずれ量分の補正値を設定するカーフずれ補正設定部と、該ストリートずれ量認識部が認識した該ストリートずれ量を無くすように、該Y軸方向における該ストリートずれ量が発生した方向の反対方向で該ストリートずれ量分の補正値を設定するストリートずれ補正設定部と、該撮像手段の取り付けの緩みの発生の有無を判断する判断部と、を備え、該制御手段による制御の下で、該保持手段に保持された被加工物に該加工手段で該ストリートに沿ってカーフを形成する加工を一時停止させ、該撮像手段で被加工物に形成された該カーフを撮像した画像において、該カーフずれ補正設定部によるカーフずれ補正の設定と該ストリートずれ補正設定部によるストリートずれ補正の設定とを実施した後、被加工物を該加工手段で加工し、被加工物に新たなカーフを形成し、該撮像手段で該新たなカーフを撮像し、該判断部は、該新たなカーフを撮像した画像において、該カーフずれ量認識部が新たにカーフずれ量を認識し、該ストリートずれ量認識部が新たにストリートずれ量を認識し、かつ該新たに認識されたカーフずれ量と該新たに認識されたストリートずれ量とが一致していたら、該撮像手段の取り付けが緩んでいる可能性があると判断する加工装置である。
また、上記課題を解決するための本発明は、ストリートによって区画された領域にデバイスが形成された被加工物を保持する保持面を備える保持手段と、該保持手段に保持された被加工物を該ストリートに沿って加工する加工手段と、該保持手段を該加工手段に向けて加工送りする方向となるX軸方向に移動させるX軸移動手段と、該保持手段と該加工手段とを相対的に水平面で該X軸方向に直交するY軸方向に移動させるY軸移動手段と、該加工手段に配設され被加工物を上方から撮像する撮像手段と、該撮像手段が撮像した画像を画面に表示するとともに画面基準線となるヘアラインを表示するモニタと、装置制御を行う制御手段と、を備える加工装置であって、該制御手段は、該撮像手段が撮像し該モニタに表示された画像を用いて、該ヘアラインに対して該加工手段によって被加工物に形成されたカーフの中心が該Y軸方向にずれたカーフずれ量を認識するカーフずれ量認識部と、該画像を用いて、該ヘアラインに対して該ストリートの中心が該Y軸方向にずれたストリートずれ量を認識するストリートずれ量認識部と、該カーフずれ量認識部が認識した該カーフずれ量を無くすように、該Y軸方向における該カーフずれ量が発生した方向の反対方向で該カーフずれ量分の補正値を設定するカーフずれ補正設定部と、該ストリートずれ量認識部が認識した該ストリートずれ量を無くすように、該Y軸方向における該ストリートずれ量が発生した方向の反対方向で該ストリートずれ量分の補正値を設定するストリートずれ補正設定部と、該撮像手段の取り付けの緩みの発生の有無を判断する判断部と、を備え、該制御手段による制御の下で、該保持手段に保持された被加工物に該加工手段で該ストリートに沿ってカーフを形成する加工を一時停止させ、該撮像手段で被加工物に形成された該カーフを撮像した該画像において、該カーフずれ補正設定部によるカーフずれ補正の設定と該ストリートずれ補正設定部によるストリートずれ補正の設定とを実施した後、被加工物を該加工手段で加工し、被加工物に新たなカーフを形成し、該撮像手段で該新たなカーフを撮像し、該判断部は、該新たなカーフを撮像した画像において、該カーフずれ量認識部が新たに認識したカーフずれ量が予め設定したカーフずれ閾値以上の場合、又は該ストリートずれ量認識部が新たに認識したストリートずれ量が予め設定したストリートずれ閾値以上の場合に、該撮像手段の取り付けが緩んでいる可能性があると判断する加工装置である。
本発明に係る加工装置は、加工手段に配設され被加工物を上方から撮像する撮像手段と、撮像手段が撮像した画像を画面に表示するとともに画面基準線となるヘアラインを表示するモニタと、装置制御を行う制御手段と、を備える加工装置であって、制御手段は、撮像手段が撮像しモニタに表示された画像を用いて、ヘアラインに対して加工手段によって被加工物に形成されたカーフの中心がY軸方向にずれたカーフずれ量を認識するカーフずれ量認識部と、該画像を用いて、ヘアラインに対してストリートの中心がY軸方向にずれたストリートずれ量を認識するストリートずれ量認識部と、カーフずれ量認識部が認識したカーフずれ量を無くすように、Y軸方向におけるカーフずれ量が発生した方向の反対方向でカーフずれ量分の補正値を設定するカーフずれ補正設定部と、ストリートずれ量認識部が認識したストリートずれ量を無くすように、Y軸方向におけるストリートずれ量が発生した方向の反対方向でストリートずれ量分の補正値を設定するストリートずれ補正設定部と、撮像手段の取り付けの緩みの発生の有無を判断する判断部と、を備えており、制御手段による制御の下で、保持手段に保持された被加工物に加工手段でストリートに沿ってカーフを形成する加工を一時停止させ、撮像手段で被加工物に形成されたカーフを撮像した画像において、カーフずれ補正設定部によるカーフずれ補正の設定とストリートずれ補正設定部によるストリートずれ補正の設定とを実施した後、被加工物を加工手段で加工し、被加工物に新たなカーフを形成し、撮像手段で新たなカーフを撮像し、判断部は、新たなカーフを撮像した画像において、カーフずれ量認識部が新たにカーフずれ量を認識し、ストリートずれ量認識部が新たにストリートずれ量を認識し、かつ新たに認識されたカーフずれ量と新たに認識されたストリートずれ量とが一致していたら、撮像手段の取り付けが緩んでいる可能性があると判断することで、ストリートに対するカーフのずれ及びヘアラインに対するカーフのずれを発生させる要因となる撮像手段の取り付けの緩みを認識できるようになる。
また、本発明に係る加工装置は、加工手段に配設され被加工物を上方から撮像する撮像手段と、撮像手段が撮像した画像を画面に表示するとともに画面基準線となるヘアラインを表示するモニタと、装置制御を行う制御手段と、を備える加工装置であって、制御手段は、撮像手段が撮像しモニタに表示された画像を用いて、ヘアラインに対して加工手段によって被加工物に形成されたカーフの中心がY軸方向にずれたカーフずれ量を認識するカーフずれ量認識部と、該画像を用いて、ヘアラインに対してストリートの中心がY軸方向にずれたストリートずれ量を認識するストリートずれ量認識部と、カーフずれ量認識部が認識したカーフずれ量を無くすように、Y軸方向におけるカーフずれ量が発生した方向の反対方向でカーフずれ量分の補正値を設定するカーフずれ補正設定部と、ストリートずれ量認識部が認識したストリートずれ量を無くすように、Y軸方向におけるストリートずれ量が発生した方向の反対方向でストリートずれ量分の補正値を設定するストリートずれ補正設定部と、撮像手段の取り付けの緩みの発生の有無を判断する判断部と、を備えており、制御手段による制御の下で、保持手段に保持された被加工物に加工手段でストリートに沿ってカーフを形成する加工を一時停止させ、撮像手段で被加工物に形成されたカーフを撮像した画像において、カーフずれ補正設定部によるカーフずれ補正の設定とストリートずれ補正設定部によるストリートずれ補正の設定とを実施した後、被加工物を加工手段で加工し、被加工物に新たなカーフを形成し、撮像手段で新たなカーフを撮像し、判断部は、新たなカーフを撮像した画像において、カーフずれ量認識部が新たに認識したカーフずれ量が予め設定したカーフずれ閾値以上の場合、又はストリートずれ量認識部が新たに認識したストリートずれ量が予め設定したストリートずれ閾値以上の場合に、撮像手段の取り付けが緩んでいる可能性があると判断することで、ストリートに対するカーフのずれ及びヘアラインに対するカーフのずれを発生させる要因となる撮像手段の取り付けの緩みを認識できるようになる。
加工装置の一例を示す斜視図である。 ターゲット画像の登録等のためにモニタの表示画面に表示された撮像画像を説明する説明図である。 加工手段が所定のY軸座標位置に位置付けられることで、モニタに表示された撮像画像中に示されるストリートの中心線とモニタの表示画面に示される画面基準線である2本のヘアラインのヘアライン中心線とが合った状態を説明する説明図である。 モニタに表示された撮像画像中に示されるストリートの中心線とモニタの表示画面に示される画面基準線である2本のヘアラインのヘアライン中心線とが合った状態で被加工物に形成されたカーフを説明する説明図である。 カーフのヘアラインに対する位置ずれ、及びストリートのヘアラインに対する位置ずれが発生した状態を説明する説明図である。 カーフずれ補正設定部によるカーフずれ補正の設定とストリートずれ補正設定部によるストリートずれ補正の設定とを既に実施しているにもかかわらず、新たに認識されたカーフずれ量と新たに認識されたストリートずれ量とが一致している状態を説明する説明図である。 新たなカーフを撮像した画像において、カーフずれ量認識部が新たに認識したカーフずれ量が予め設定したカーフずれ閾値以上となっている場合を説明する説明図である。
図1に示す加工装置1は、例えば、保持手段15に保持された板状の被加工物Wに対して、加工手段17の切削ブレード173を回転させ切り込ませて切削加工を施す装置である。なお、加工装置1は、被加工物Wにレーザー光線を照射してアブレーションさせてカーフ(加工溝)を形成するレーザー加工装置であってもよい。
図1に示す被加工物Wは、例えば、シリコンを母材とする外形が円形の半導体ウェーハであり、図1において上側を向いている表面Waには、直交差する複数のストリートSが形成されており、ストリートSによって格子状に区画された各領域にはIC等のデバイスDがそれぞれ形成されている。被加工物Wの裏面Wbは、ダイシングテープTが貼着されて保護されている。なお、被加工物Wはシリコン以外にガリウムヒ素、サファイア、セラミックス、樹脂、窒化ガリウム、又はシリコンカーバイド等で構成されていてもよいし、その外形も円形状ではなく、例えば、矩形状に形成されていてもよい。
本実施形態においては、被加工物Wは、環状フレームFによってダイシングテープTを介してハンドリング可能に支持されているが、これに限定されるものではない。
加工装置1の基台10上には、加工送り方向であるX軸方向に保持手段15を往復移動させるX軸移動手段11が配設されている。X軸移動手段11は、X軸方向の軸心を有するボールネジ110と、ボールネジ110と平行に配設された一対のガイドレール111と、ボールネジ110を回動させるモータ112と、内部のナットがボールネジ110に螺合し底部がガイドレール111に摺接する可動板113とから構成される。そして、モータ112がボールネジ110を回動させると、これに伴い可動板113がガイドレール111にガイドされてX軸方向に移動し、可動板113上に配設された保持手段15がX軸方向に移動する。
被加工物Wを保持する保持手段15は、例えば、その外形が円形状であり、ポーラス部材等からなる水平面と平行な保持面15a上で被加工物Wを吸引保持する。保持手段15は、その底面側に配設され軸方向がZ軸方向である回転手段151を介して可動板113上に固定されている。
保持手段15の周囲には、環状フレームFを挟持固定するクランプ152が、周方向に均等間隔を空けて複数配設されている。
基台10上の後方側(+X方向側)には、門型コラム100がX軸移動手段11を跨ぐように立設されている。門型コラム100の前面には、X軸方向に水平面において直交するY軸方向に加工手段17を往復移動させるY軸移動手段12が配設されている。Y軸移動手段12は、Y軸方向の軸心を有するボールネジ120と、ボールネジ120と平行に配設された一対のガイドレール121と、ボールネジ120を回動させるモータ122と、内部のナットがボールネジ120に螺合し側部がガイドレール121に摺接する可動板123とから構成される。そして、モータ122がボールネジ120を回動させると、これに伴い可動板123がガイドレール121にガイドされてY軸方向に移動し、可動板123上にZ軸移動手段16を介して配設された加工手段17がY軸方向にインデックス送りされる。
可動板123上には、X軸方向及びY軸方向に対して直交するZ軸方向(鉛直方向)に加工手段17を往復移動させるZ軸移動手段16が配設されている。Z軸移動手段16は、Z軸方向の軸心を有するボールネジ160と、ボールネジ160と平行に配設された一対のガイドレール161と、ボールネジ160を回動させるモータ162と、内部のナットがボールネジ160に螺合し側部がガイドレール161に摺接する支持部材163とから構成される。そして、モータ162がボールネジ160を回動させると、これに伴い支持部材163がガイドレール161にガイドされてZ軸方向に移動し、支持部材163が支持する加工手段17がZ軸方向に切込み送りされる。
加工手段17は、軸方向がY軸方向であるスピンドル170と、支持部材163の下端に固定されスピンドル170を回転可能に支持するハウジング171と、スピンドル170を回転させる図示しないモータと、スピンドル170に装着される円環状の切削ブレード173とを備えており、図示しないモータがスピンドル170を回転駆動することに伴って切削ブレード173も高速で回転する。
加工装置1は、加工手段17に配設され保持手段15で保持された被加工物Wを上方から撮像する撮像手段4を備えている。撮像手段4は、例えば、加工手段17のハウジング171の-X方向側の側面に取り付けネジ等を介して取り付けられているカメラである。
撮像手段4は、外部光が遮光される筒状の筐体40を備えており、例えば筐体40の側面には被加工物Wの上方から被加工物Wを照らす照明42が取り付けられている。照明42は、LED又はキセノンランプ等の図示しない光源が生み出す光を光ファイバー等の伝送光学系を介して筐体40内に伝搬する。
筐体40内には、被加工物Wからの反射光を捉える対物レンズやミラー等の光学系、及び反射光に対応した電気信号を出力する撮像素子44(CCD)等が配設されている。図示しない光学系が捉えた被加工物Wからの反射光は、撮像素子44により光電変換され画像情報として、図1に示すモニタ2に出力される。
図1に示すように、加工装置1は、装置全体の制御を行う制御手段9を備えている。CPU及びメモリ等で構成される制御手段9は、X軸移動手段11、Y軸移動手段12、及びZ軸移動手段16等に電気的に接続されており、制御手段9の制御の下で、X軸移動手段11による保持手段15の加工送り動作、Y軸移動手段12による加工手段17のインデックス送り動作、及びZ軸移動手段16による加工手段17の切込み送り動作等が制御される。
例えば、Y軸移動手段12のモータ122は、図示しないパルス発振器からドライバを介して供給される駆動パルスによって動作するパルスモータである。そして、制御手段9は、Y軸移動手段12のモータ122に供給される駆動パルス数をカウントすることにより、Y軸移動手段12によってインデックス送りされる保持手段15の位置を逐次認識しながら定めることが可能となる。
例えば、Y軸移動手段12のモータ122をサーボモータとしてもよい。この場合、サーボモータのロータリエンコーダは、サーボアンプとしての機能も有する制御手段9に接続されており、制御手段9の出力インターフェイスからサーボモータに対して動作信号が供給された後、エンコーダ信号(サーボモータの回転数)を制御手段9の入力インターフェイスに対して出力する。そして、エンコーダ信号を受け取った制御手段9によって、保持手段15のインデックス送り位置が逐次認識及び決定される。
例えば、加工装置1の基台10上には、加工装置1を覆う装置筐体13が配設されており、装置筐体13内には先に説明した各加工装置1の各構成用件が収容される加工室が画成される。
例えば装置筐体13の-X方向側の前面には、撮像手段4が撮像した画像を表示画面24に表示するとともに画面基準線となるヘアラインを表示するモニタ2が配設されている。モニタ2は、例えば入力画面22も表示され、オペレータが入力画面22に触れて加工装置1の制御手段9に対して加工条件等を入力可能なタッチパネル式のものであるが、これに限定されるものではなく、キーボード等の入力端末から制御手段9に加工条件等が入力可能となっていてもよい。
モニタ2の表示画面24は、撮像手段4により撮像された画像を表示するのみならず、入力された加工条件等の各種情報、及び制御手段9による処理等も表示可能である。
表示画面24には、撮像手段4が撮像した画像と共に画面基準線となるヘアライン24aを表示させることができる。ヘアライン24aは、本実施形態においては、図1に示すように破線で示され表示画面24内において平行に延在する2本の線であるが、1本の線であってもよい。また、図1に示すように、例えば表示画面24には、2本のヘアライン24aの間の中点を通り2本のヘアライン24aに平行に延在する1本のヘアライン中心線24cが一点鎖線で表示される。
以下に、図1に示す加工装置1を用いて被加工物Wを切削する場合の、加工装置1の各構成部位の動作について説明する。なお、被加工物Wの切削加工を開始する前の加工装置1は、撮像手段4の撮像視野に設定された2本のヘアライン24aの間のヘアライン中心線24cと切削ブレード173の刃厚方向の中心線とは合致した状態になっている。また、例えば、切削ブレード173の最下端が保持手段15の保持面15aに接触するときの切削ブレード173の高さを加工装置1に認識させるセットアップ等も既に行われた状態になっている。
まず、例えば、オペレータがモニタ2の入力画面22上に表示される複数のデバイスデータから、これから加工する被加工物Wに対応するデバイスデータを選択して、制御手段9に入力する。デバイスデータとは、被加工物Wの種類や厚さ等に基づいて定められた加工条件であり、ワーク形状・サイズ、インデックスサイズ(インデックス量)、X軸方向における切削送り速度、加工手段17のスピンドル回転数、及びブレードハイト等を含むデータである。インデックスサイズとは、ストリートSの幅方向の中心線からその隣のストリートSの幅方向の中心線までの距離であり、加工手段17のインデックス送りの際に用いられる。
被加工物Wが、表面Waが上側になるように保持手段15の保持面15a上に載置される。そして、図示しない吸引源により生み出される吸引力が保持面15aに伝達されることにより、保持手段15が被加工物WをダイシングテープTを介して吸引保持する。また、環状フレームFがクランプ152により挟持固定される。なお、保持手段15の保持面15aの中心と吸引保持された被加工物Wの中心とは略合致した状態になる。
そして、被加工物Wを吸引保持した保持手段15が、図1に示すX軸移動手段11によってX軸方向に移動される。また、撮像手段4が、Y軸移動手段12によってY軸方向に移動され、撮像手段4の図示しない対物レンズの直下に被加工物Wの例えば略中心が位置する状態になる。
そして、被加工物Wの表面Waが撮像手段4によって撮像されて、図2に示す撮像画像GAが形成され、撮像画像GAがモニタ2の表示画面24に表示される。
図2に示すように、表示画面24に表示された撮像画像GAに写る被加工物WのデバイスDの表面には、同一の回路パターンが形成されている。そして、該回路パターンのうちの特徴的な形状を有する一つのパターンが、オペレータによりアライメントマークMAとして選定される。アライメントマークMAは、複数のデバイスDの一つずつについて、同様の位置、例えば、デバイスDのコーナー部分(図2においては左下隅)に形成されている。なお、アライメントマークは、回路パターンの一部でなくてもよい。該アライメントマークMAは、ターゲット画像GTとして登録され図1に示す加工装置1のメモリなどからなる記憶部99に記憶される。
図2に示すアライメントマークMAが選定されるのに伴って、アライメントマークMAからストリートSまでの距離と方向とが、記憶部99に記憶される。即ち、ピクセル数のカウント等により、アライメントマークMAの中心からストリートSの幅の中心を通る中心線Scまでの距離Lx1及びアライメントマークMAの中心からストリートSの幅の中心を通る中心線Sdまでの距離Ly1が図1に示す記憶部99に記憶される。ストリートSの幅は、例えば、幅SLである。
上記ターゲット画像GTの登録等は、オペレータのマニュアル操作によって行われても良いし、加工装置1の制御手段9による自動処理で行われても良い。上記ターゲット画像GTの登録等は、ティーチング処理(Teaching処理)等と呼ばれることもあり、同種類の被加工物Wを連続的に複数枚切削する場合においては、一枚目の被加工物Wを切削する前に一度行われれば、二枚目以降の被加工物Wを保持手段15で新たに吸引保持した後に行う必要はない。
また、例えば、図2に示す撮像画像GAの複数のデバイスDの表面に形成された各アライメントマークMAのY軸方向における座標が一致するように、図1に示す保持手段15が所定の角度θだけ回転することで、ストリートSがX軸方向と平行に合わせられるθ合わせ(平行出し)が実施される。なお、ストリートSがX軸方向に平行になるようにして図1に示す保持手段15の保持面15aに被加工物Wを吸引保持させる機構を加工装置1が備えている場合には、該θ合わせを行わなくてもよい。
上記ティーチング処理で得られた情報を基にして、加工装置1の制御手段9は、撮像手段4によって得られた撮像画像を用いて、撮像画像中のアライメントマークMAとターゲット画像GTとのパターンマッチング等の画像処理を実施し、保持手段15によって吸引保持された被加工物Wの切削ブレード173を切り込ませる狙いのストリートSのY軸座標位置の検出を自動的に行う(所謂、オートアライメントを行う)。
ここで、切削加工開始前において、撮像手段4の加工手段17のハウジング171への取り付けの緩みが無く、適切に取り付けがなされているため、図1に示す撮像手段4の視野に設定された2本のヘアライン24aのヘアライン中心線24c、換言すれば、撮像手段4により形成される撮像画像が表示されるモニタ2の表示画面24のヘアライン中心線24c(画面基準線24c)と被加工物WのストリートSの中心線とを合致させると(カット位置補正を行うと)、また、ヘアライン中心線24c(画面基準線24c)とカーフの中心線とを合致させると(ヘアライン合わせを行うと)、切削ブレード173の刃厚方向の中心と狙いのストリートSの中心線とが合致するように加工装置1は設計されている。
したがって、ストリートSのY軸座標位置の検出が行われた後、例えば、図1に示す制御手段9による制御の下で、Y軸移動手段12がY軸方向に加工手段17をインデックス送りして、撮像手段4により撮像されモニタ2に表示された図3に示す撮像画像GB中に示される狙いのストリートSの中心線とモニタ2の表示画面24に示されるヘアライン中心線24cとが合うように、図1に示す加工手段17が所定のY軸座標位置に位置付けられる。
この状態で、図1に示すスピンドル170が回転することに伴い、切削ブレード173が回転する。さらに、Z軸移動手段16によって加工手段17が-Z方向に向かって切込み送りされ、切削ブレード173の最下端が被加工物Wを例えば完全に切断しダイシングテープTに切り込む所定の高さ位置に加工手段17が位置付けられる。
被加工物Wを保持する保持手段15が所定の切削送り速度で例えば+X方向側に送り出されることで、回転する切削ブレード173がストリートSに沿って被加工物Wの表面Wa側から切り込んでいく。そして、被加工物Wに図4に示すカーフKが形成され、被加工物Wが切断されていく。切削ブレード173が一本のストリートSを切削し終えるX軸方向の所定の位置まで被加工物Wが送られると、被加工物Wの切削送りが一度停止され、切削ブレード173が被加工物Wから離間し、次いで、Y軸移動手段12がインデックスサイズ分加工手段17をY軸方向にインデックス送りしながら、保持手段15が-X方向に移動し原点位置に戻る。
順次同様の切削を行うことにより、X軸方向の全てのストリートSに沿って被加工物Wを切削する。さらに、図1に示す保持手段15により被加工物Wを90度回転させてから同様の切削加工を行うことで、全てのストリートSに沿って被加工物Wを切削して、被加工物WをデバイスDを備えるチップに分割できる。なお、被加工物WをカーフK(フルカット溝)で分割するのではなく、被加工物Wにハーフカット溝であるカーフを形成してもよい。
上述した切削作業を繰り返して被加工物Wを連続的に一枚、二枚、三枚等と切削していく途中、又は、一枚目の被加工物Wを切削している途中において、図1に示す加工装置1では、制御手段9による制御の下で切削中に保持手段15の切削送り動作等を一時停止して、切削ブレード173で被加工物Wに形成されたカーフKの撮像を撮像手段4が行う。そして、形成された撮像画像をモニタ2の表示画面24に表示させ、該撮像画像を用いてカーフチェックを行い、カーフKが正常であるか(例えば、チッピングが許容の大きさに収まるか等)を確認したり、モニタ2の表示画面24に表示されたヘアライン24aのヘアライン中心線24cとカーフKとに位置ずれが生じている場合にはヘアライン合わせを行ったり、ヘアライン中心線24cとストリートSとにずれが生じている場合にはカット位置補正を行ったりしている。該カーフチェックのタイミングは、例えば上述したデバイスデータの制御手段9に対する入力時においてオペレータが設定したり、又は、制御手段9によって自動的に設定されたりする。
2本のヘアライン24aとカーフKとの位置ずれが生じる原因としては、例えば、切削ブレード173のスピンドル170に対する取り付けである。
この切削ブレード173の取り付けによって撮像手段4の2本のヘアライン24aとカーフKとの位置ずれ、即ち、切削ブレード173の中心線とのヘアライン中心線24c(モニタ2の表示画面24に示される画面基準線)との位置ずれが生じる。
若しくは、被加工物Wの切削を実施していくと、加工手段17が振動することで加工手段17に対する撮像手段4の取り付けが緩んで、2本のヘアライン24aとカーフKとが位置ずれする場合がある。そして、その対応としてヘアライン合わせを実施する。
2本のヘアライン24aとストリートSとの位置ずれ、即ち、本実施形態においては、ヘアライン中心線24cとストリートSの中心線との位置ずれが生じる原因としては、加工熱による被加工物Wの径方向への伸び、即ち、図4に示すストリートSの幅SLが拡がったこと等を原因とする。または、設定したインデックス量と、被加工物Wのインデックス量とが異なっていることを原因とする。そして、その対応としてカット位置補正を実施する。
ヘアライン合わせ及びカット位置補正について具体的に説明する。図1に示す制御手段9による制御の下で、加工手段17が例えば切削加工開始から1枚目の被加工物WにストリートSに沿って図5に示すような1本のカーフKを形成した直後に、保持手段15による被加工物Wの切削送り等が停止し該カーフKを被加工物Wに形成する加工が停止する。そして、加工手段17が1本目のカーフKを被加工物Wに形成した位置に停止している状態で、撮像手段4の撮像視野内に位置付けられている該カーフKが、撮像手段4により撮像される。そして、被加工物Wの表面WaのカーフK、ストリートS、及びデバイスD等が写った図5に示す撮像画像GBがモニタ2の表示画面24に表示される。
図1に示すように、本発明に係る加工装置1の制御手段9は、撮像手段4が撮像しモニタ2に表示された図5に示す撮像画像GBを用いて、2本のヘアライン24aに対して加工手段17によって被加工物Wに形成されたカーフKの中心がY軸方向にずれたカーフずれ量Ly2を認識するカーフずれ量認識部90と、カーフずれ量認識部90が認識したカーフずれ量Ly2を無くすように、Y軸方向においてカーフずれ量Ly2が発生した方向の反対方向でカーフずれ量Ly2分の補正値を設定するカーフずれ補正設定部92と、図5に示す撮像画像GBを用いて、2本のヘアライン24aに対してストリートSの中心がY軸方向にずれたストリートずれ量Ly3を認識するストリートずれ量認識部91と、ストリートずれ量認識部91が認識したストリートずれ量Ly3を無くすように、Y軸方向においてストリートずれ量Ly3が発生した方向の反対方向でストリートずれ量Ly3分の補正値を設定するストリートずれ補正設定部93と、備えている。
カーフずれ量認識部90は、例えば、図5に示す撮像画像GBの各画素の輝度の違いを基にして、所定の輝度の画素からなるカーフKを検出し、そして、任意の複数のX軸座標位置におけるカーフKにおけるY軸方向の画素の総和をカウントしてカーフKの幅を算出し、さらに、カーフKの幅の中心線Kcを検出する。そして、モニタ2の表示画面24に表示されているヘアライン中心線24cに対して被加工物Wに形成されたカーフKの中心線KcがY軸方向にずれたカーフずれ量を画素カウントして認識する。例えば、図5に示すように、カーフずれ量は、カーフずれ量Ly2となり、カーフずれ量認識部90は、カーフずれが発生していると認識する。
図1に示すカーフずれ補正設定部92は、カーフずれ量認識部90が認識したカーフずれ量Ly2を無くすように、Y軸方向におけるカーフずれ量Ly2が発生した方向(+Y方向)の反対方向(-Y方向)でカーフずれ量Ly2分の補正値を設定する。具体的には、制御手段9による制御の下で、Y軸移動手段12が撮像手段4を移動し、撮像手段4の撮像視野に設定されている2本のヘアライン24aのヘアライン中心線24c(モニタ2の表示画面24に示される画面基準線)と図5に示すカーフKの中心線Kcとを一致させる。カーフずれ補正設定部92は、この際の撮像手段4の移動量Ly2をカーフずれ量Ly2が発生した方向(+Y方向)の反対方向(-Y方向)とひもづけて、補正値Ly2として図1に示す記憶部99に記憶させる。
これによって、制御手段9による制御の下で、被加工物Wにこれから新たにカーフKを形成していく際の図1に示すY軸移動手段12による加工手段17のインデックス送り時に該補正値Ly2をヘアライン補正量として適用することで、図5に示す被加工物Wに形成されたカーフKのカーフずれ量が発生した方向の反対方向、即ち、カーフずれ方向を打ち消す方向に補正値Ly2だけ移動させた位置を加工手段17の切削ブレード173の実加工位置とすることが可能となる。
ストリートずれ量認識部91は、ティーチング処理時に記憶した図2に示すターゲット画像GTを用いて、図5に示す撮像画像GB中のアライメントマークMAをパターンマッチングにより検出する。
図1に示す記憶部99には、ティーチング処理時において、図2に示すアライメントマークMAの中心から拡がる前のストリートSの幅の中心を通る中心線Sdまでの距離Ly1が記憶されている。そして、ストリートずれ量認識部91による制御の下で、撮像手段4がY軸移動手段12によってY軸方向に距離Ly1だけ移動する。そして、ストリートずれ量認識部91は、アライメントマークMAの中心に撮像手段4のヘアライン中心線24cが位置づけられるか否かを確認し、位置づけられない場合には図5に示す撮像画像GBにおいてストリートずれが発生していると判断する。
該判断を行ったストリートずれ量認識部91による制御の下で、撮像手段4がY軸移動手段12によってさらにY軸方向に移動され、撮像手段4の撮像視野に設定されているヘアライン中心線24c(モニタ2の表示画面24に示される画面基準線)とアライメントマークMAの中心とが一致する。この両者の一致を行った際の撮像手段4のY軸方向におけるさらなる移動量Ly3が、図5に示すストリートずれ量Ly3としてストリートずれ量認識部91によって認識される。ストリートずれ量Ly3は、例えば、幅SLが拡がった後の図5に示す幅SMのストリートSの中心線Seからヘアライン中心線24cまでの距離である。
ストリートずれ補正設定部93は、ストリートずれ量認識部91が認識したストリートずれ量Ly3を無くすように、Y軸方向におけるストリートずれ量Ly3が発生した方向(+Y方向)の反対方向(-Y方向)でストリートずれ量Ly3の補正値を設定する。即ち、ストリートずれ補正設定部93は、撮像手段4の移動量Ly3をストリートずれ量Ly3が発生した方向(+Y方向)の反対方向(-Y方向)とひもづけて記憶部99に記憶させる。これによって、制御手段9による制御の下で、被加工物Wに新たにカーフKを形成していく際のY軸移動手段12による加工手段17のインデックス送り時に該補正値Ly3をカット位置補正量として適用することで、図5に示すストリートずれ量が発生した方向の反対方向、即ち、ストリートずれ方向を打ち消す方向に補正値Ly3だけ移動させた位置を加工手段17の切削ブレード173の実加工位置とすることが可能となる。
図1に示すカーフずれ補正設定部92による上記カーフずれ補正の設定とストリートずれ補正設定部93による上記ストリートずれ補正の設定とを実施した後、制御手段9による制御の下で、再び被加工物Wが加工手段17で切削加工される。即ち、被加工物Wを保持する保持手段15が所定の切削送り速度で例えば+X方向側に送り出されることで、回転する切削ブレード173がストリートSに沿って被加工物Wの表面Wa側から切り込んでいく。
切削ブレード173が新たな一本のストリートSを切削し終えるX軸方向の所定の位置まで被加工物Wが送られると、被加工物Wの切削送りが一度停止され、切削ブレード173が被加工物Wから離間し、次いで、Y軸移動手段12が切削ブレード173をY軸方向にインデックス送りしながら、保持手段15が-X方向に移動し原点位置に戻る。該インデックス送りにおいては、Y軸移動手段12による加工手段17のY軸方向へのインデックス送りの送り量が、上述したヘアライン補正量である補正値Ly2及びカット位置補正量である補正値Ly3に応じて補正される。
(判断部94による撮像手段4の取り付けの緩み発生の有無の判断の実施形態1)
カーフずれ補正設定部92によるカーフずれ補正の設定とストリートずれ補正設定部93によるストリートずれ補正の設定とを実施した後、被加工物Wを加工手段17で上記のように切削加工し、被加工物Wに新たなカーフを例えば数本形成する。
図1に示す制御手段9による制御の下で、加工手段17が例えば被加工物WにストリートSに沿って数本の新たなカーフを形成した直後に、保持手段15による被加工物Wの切削送り等が停止し該カーフを被加工物Wに形成する加工を停止する。そして、撮像手段4の撮像視野内に位置付けられている新たなカーフが、撮像手段4により撮像される。そして、被加工物Wの表面Waの新たなカーフK1、ストリートS、及びデバイスD等が写った図6に示す撮像画像GCがモニタ2の表示画面24に表示される。
図1に示すように、制御手段9は、切削加工中に生じ得る撮像手段4の取り付けの緩みの発生の有無を判断する判断部94を備えている。以下に、撮像手段4の取り付け緩みの発生の有無の判断を判断部94がどのように行っていくかについて説明する。
例えば、図6に示すように、新たなカーフK1を撮像した撮像画像GCにおいて、先に説明したように、カーフずれ補正設定部92によるカーフずれ補正の設定とストリートずれ補正設定部93によるストリートずれ補正の設定とを既に実施後にもかかわらず、カーフずれ量認識部90が、モニタ2の表示画面24に表示されているヘアライン中心線24cに対して被加工物Wに新たに形成されたカーフK1の中心線K1cがY軸方向にずれたカーフずれ量を新たに認識し、また、ストリートずれ量認識部91がストリートずれ量、即ち、ストリートSの中心線Seとヘアライン中心線24cとの間のズレ量を新たに認識する場合がある。
図1に示すカーフずれ量認識部90が新たに認識したカーフずれ量が、例えば、図6に示すカーフずれ量Ly4となり、図1に示すストリートずれ量認識部91が新たに認識したストリートずれ量が、図6に示すストリートずれ量Ly4となり、カーフずれ量Ly4とストリートずれ量Ly4が一致した値になったとする。なお、カーフずれ量認識部90によるカーフずれ量Ly4の認識手順、及びストリートずれ量認識部91によるストリートずれ量Ly4の認識手順は、先に説明した手順と同様に行われる。
カーフずれ補正設定部92によるカーフずれ補正の設定とストリートずれ補正設定部93によるストリートずれ補正の設定とを既に実施しているにもかかわらず、図6に示すように、新たに認識されたカーフずれ量Ly4と新たに認識されたストリートずれ量Ly4とが一致するのは、図1に示す撮像手段4の加工手段17のハウジング171に対する取り付けが切削加工中に発生する振動等によって緩んでしまったことに起因する。なお、本発明の発明者は過去に行った実験から、上記因果関係を発見した。
そして、判断部94は、カーフずれ補正設定部92によるカーフずれ補正の設定とストリートずれ補正設定部93によるストリートずれ補正の設定とを既に実施しているにもかかわらず、図6に示すように、新たに認識されたカーフずれ量Ly4と新たに認識されたストリートずれ量Ly4とが一致したことから、撮像手段4の取り付けが緩んでいる可能性があると判断する。
例えば、判断部94は、撮像手段4の取り付けが緩んでいる可能性があると判断した場合には、オペレータに対する警告を装置スピーカーから発報又はモニタ2の表示画面24で表示してもよい。オペレータが、該警告によって撮像手段4の取り付けの緩みが発生した可能性があることを認識したら、例えば、加工装置1を一度停止させて撮像手段4の取り付けのメンテナンスを行うことができる。したがって、加工装置1において、カーフずれ補正設定部92によるカーフずれ補正の設定とストリートずれ補正設定部93によるストリートずれ補正の設定とを再び繰り返しながら加工を行っていく必要が無くなり、制御手段9に掛かる負荷を軽減することが可能となる。
なお、カーフずれ補正設定部92によるカーフずれ補正の設定とストリートずれ補正設定部93によるストリートずれ補正の設定とを既に実施しているにもかかわらず、カーフずれ量認識部90により新たにカーフずれ量が認識されてしまい、また、ストリートずれ量認識部91により新たにストリートずれ量が認識されてしまい、かつ該両ずれ量が一致していない場合には、被加工物Wが保持手段15に対して中心がずれて吸引保持されてしまっていたり、先に実施したカーフずれ補正やカット位置補正における各補正値の設定に誤りが発生してしまっていたりすることが疑われる。
(判断部94による撮像手段4の取り付けの緩み発生の有無の判断の実施形態2)
制御手段9に含まれる判断部94による撮像手段4の取り付け緩みの発生の有無の判断は、上記実施形態1のように行われる代わりに、以下に説明する実施形態2のように行われてもよい。
カーフずれ補正設定部92によるカーフずれ補正の設定とストリートずれ補正設定部93によるストリートずれ補正の設定とを実施した後、制御手段9による制御の下で、被加工物Wを加工手段17で切削加工し、被加工物Wに新たなカーフを例えば数本形成した直後に、保持手段15による被加工物Wの切削送り等を停止させ該カーフを被加工物Wに形成する加工を停止する。そして、図1に示す撮像手段4の撮像視野内に位置付けられている図7に示す新たなカーフK1が、撮像手段4により撮像される。そして、被加工物Wの表面Waの新たなカーフK1、ストリートS、及びデバイスD等が写った図7に示す撮像画像GDがモニタ2の表示画面24に表示される。
例えば、図7に示すように、新たなカーフK1を撮像した撮像画像GDにおいて、先に説明したように、図1に示すカーフずれ補正設定部92によるカーフずれ補正の設定とストリートずれ補正設定部93によるストリートずれ補正の設定とを既に実施した後にもかかわらず、カーフずれ量認識部90が、モニタ2の表示画面24に表示されているヘアライン中心線24cに対して被加工物Wに新たに形成されたカーフK1の中心線K1cがY軸方向にずれたカーフずれ量を新たに認識する場合がある。又は、ストリートずれ量認識部91がストリートずれ量、即ち、ストリートSの中心線Seとヘアライン中心線24cとの間のズレ量を新たに認識する場合がある。
図1に示す制御手段9の記憶部99には、予め、図7に示すカーフずれ量Ly5に対するカーフずれ閾値Ly6が設定されている、及びストリートずれ量Ly7に対するストリートずれ閾値Ly6が設定されている。該2つの閾値は、実験的、経験的、又は理論的に、撮像手段4の取り付けが緩んでいる可能性の有無を判断部94が判断するために設定される数値である。なお、予め設定されるカーフずれ量に対するカーフずれ閾値と予め設定されるストリートずれ量に対するストリートずれ閾値とは異なる数値であってもよい。
一例として、図1に示すカーフずれ量認識部90が新たに認識したカーフずれ量が、例えば、図7に示すようにカーフずれ量Ly5となり、ストリートずれ量認識部91が新たに認識したストリートずれ量が図7に示すLy7となった場合について説明する。カーフずれ量認識部90によるカーフずれ量Ly5の認識手順及びストリートずれ量認識部91によるストリートずれ量Ly7の認識手順は、先に説明した手順と同様に行われる。
図1に示す判断部94は、図7に示すように、ストリートずれ量認識部91が新たに認識したストリートずれ量Ly7が、ストリートずれ閾値Ly6以上の場合に撮像手段4の取り付けが緩んでいる可能性があると判断する。また、カーフずれ量認識部90が新たに認識したカーフずれ量Ly5がカーフずれ閾値Ly6以上の場合に撮像手段4の取り付けが緩んでいる可能性があると判断する。
なお、仮に、カーフずれ量認識部90が新たに認識したカーフずれ量が、予め設定したカーフずれ閾値Ly6未満となり、一方、ストリートずれ量認識部91が新たに認識したストリートずれ量が、予め設定したストリートずれ閾値Ly6以上となった場合においても、判断部94は撮像手段4の取り付けが緩んでいる可能性があると判断する。
または、カーフずれ量認識部90が新たに認識したカーフずれ量が、予め設定したカーフずれ閾値Ly6以上であり、かつ、ストリートずれ量認識部91が新たに認識したストリートずれ量が、予め設定したストリートずれ閾値Ly6以上であった場合においても、判断部94は撮像手段4の取り付けが緩んでいる可能性があると判断する。
例えば、カーフずれ量認識部90が新たに認識したカーフずれ量が、予め設定したカーフずれ閾値Ly6未満であり、かつ、ストリートずれ量認識部91が新たに認識したストリートずれ量が、予め設定したストリートずれ閾値Ly6未満であった場合には、判断部94は撮像手段4の取り付けが緩んでいないと判断する。この場合には、被加工物Wが保持手段15に対して中心がずれて吸引保持されてしまっていたり、先に実施したカーフずれ補正やカット位置補正における各補正値の設定に誤りが発生してしまっていたりすることが疑われる。
例えば、判断部94は、撮像手段4の取り付けが緩んでいる可能性があると判断した場合には、オペレータに対する警告を装置スピーカーから発報又はモニタ2の表示画面24で表示してもよい。オペレータが、該警告によって撮像手段4の取り付けの緩みが発生した可能性があることを認識したら、例えば、加工装置1を一度停止させて撮像手段4の取り付けのメンテナンスを行うことができる。したがって、加工装置1において、カーフずれ補正設定部92によるカーフずれ補正の設定とストリートずれ補正設定部93によるストリートずれ補正の設定とを再び繰り返しながら加工を行っていく必要が無くなり、制御手段9に掛かる負荷を軽減することが可能となる。
本発明に係る加工装置1は上記実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。また、添付図面に図示されている加工装置1の各構成の形状等についても、これに限定されず、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。
W:被加工物 Wa:被加工物の表面 Wb:被加工物の裏面 S:ストリート D:デバイス F:環状フレーム T:ダイシングテープ
1:加工装置 10:基台 100:コラム
15:保持手段 15a:保持面 151:回転手段 152:クランプ
11:X軸移動手段 110:ボールネジ 112:モータ
12:Y軸移動手段 120:ボールネジ 122:モータ
16:Z軸移動手段 160:ボールネジ 162:モータ
17:加工手段 170:スピンドル 171:ハウジング 173:切削ブレード
4:撮像手段 40:筐体 42:照明 44:撮像素子
9:制御手段 99:記憶部 90:カーフずれ量認識部 91:ストリートずれ量認識部 92:カーフずれ補正設定部 93:ストリートずれ補正設定部 94:判断部
2:モニタ 24:表示画面 24a:ヘアライン 24c:ヘアライン中心線 22:入力画面

Claims (2)

  1. ストリートによって区画された領域にデバイスが形成された被加工物を保持する保持面を備える保持手段と、該保持手段に保持された被加工物を該ストリートに沿って加工する加工手段と、該保持手段を該加工手段に向けて加工送りする方向となるX軸方向に移動させるX軸移動手段と、該保持手段と該加工手段とを相対的に水平面で該X軸方向に直交するY軸方向に移動させるY軸移動手段と、該加工手段に配設され被加工物を上方から撮像する撮像手段と、該撮像手段が撮像した画像を画面に表示するとともに画面基準線となるヘアラインを表示するモニタと、装置制御を行う制御手段と、を備える加工装置であって、
    該制御手段は、
    該撮像手段が撮像し該モニタに表示された画像を用いて、該ヘアラインに対して該加工手段によって被加工物に形成されたカーフの中心が該Y軸方向にずれたカーフずれ量を認識するカーフずれ量認識部と、
    該画像を用いて、該ヘアラインに対して該ストリートの中心が該Y軸方向にずれたストリートずれ量を認識するストリートずれ量認識部と、
    該カーフずれ量認識部が認識した該カーフずれ量を無くすように、該Y軸方向における該カーフずれ量が発生した方向の反対方向で該カーフずれ量分の補正値を設定するカーフずれ補正設定部と、
    該ストリートずれ量認識部が認識した該ストリートずれ量を無くすように、該Y軸方向における該ストリートずれ量が発生した方向の反対方向で該ストリートずれ量分の補正値を設定するストリートずれ補正設定部と、
    該撮像手段の取り付けの緩みの発生の有無を判断する判断部と、を備え、
    該制御手段による制御の下で、該保持手段に保持された被加工物に該加工手段で該ストリートに沿ってカーフを形成する加工を一時停止させ、該撮像手段で被加工物に形成された該カーフを撮像した画像において、該カーフずれ補正設定部によるカーフずれ補正の設定と該ストリートずれ補正設定部によるストリートずれ補正の設定とを実施した後、被加工物を該加工手段で加工し、被加工物に新たなカーフを形成し、該撮像手段で該新たなカーフを撮像し、
    該判断部は、該新たなカーフを撮像した画像において、該カーフずれ量認識部が新たにカーフずれ量を認識し、該ストリートずれ量認識部が新たにストリートずれ量を認識し、かつ該新たに認識されたカーフずれ量と該新たに認識されたストリートずれ量とが一致していたら、該撮像手段の取り付けが緩んでいる可能性があると判断する加工装置。
  2. ストリートによって区画された領域にデバイスが形成された被加工物を保持する保持面を備える保持手段と、該保持手段に保持された被加工物を該ストリートに沿って加工する加工手段と、該保持手段を該加工手段に向けて加工送りする方向となるX軸方向に移動させるX軸移動手段と、該保持手段と該加工手段とを相対的に水平面で該X軸方向に直交するY軸方向に移動させるY軸移動手段と、該加工手段に配設され被加工物を上方から撮像する撮像手段と、該撮像手段が撮像した画像を画面に表示するとともに画面基準線となるヘアラインを表示するモニタと、装置制御を行う制御手段と、を備える加工装置であって、
    該制御手段は、
    該撮像手段が撮像し該モニタに表示された画像を用いて、該ヘアラインに対して該加工手段によって被加工物に形成されたカーフの中心が該Y軸方向にずれたカーフずれ量を認識するカーフずれ量認識部と、
    該画像を用いて、該ヘアラインに対して該ストリートの中心が該Y軸方向にずれたストリートずれ量を認識するストリートずれ量認識部と、
    該カーフずれ量認識部が認識した該カーフずれ量を無くすように、該Y軸方向における該カーフずれ量が発生した方向の反対方向で該カーフずれ量分の補正値を設定するカーフずれ補正設定部と、
    該ストリートずれ量認識部が認識した該ストリートずれ量を無くすように、該Y軸方向における該ストリートずれ量が発生した方向の反対方向で該ストリートずれ量分の補正値を設定するストリートずれ補正設定部と、
    該撮像手段の取り付けの緩みの発生の有無を判断する判断部と、を備え、
    該制御手段による制御の下で、該保持手段に保持された被加工物に該加工手段で該ストリートに沿ってカーフを形成する加工を一時停止させ、該撮像手段で被加工物に形成された該カーフを撮像した画像において、該カーフずれ補正設定部によるカーフずれ補正の設定と該ストリートずれ補正設定部によるストリートずれ補正の設定とを実施した後、被加工物を該加工手段で加工し、被加工物に新たなカーフを形成し、該撮像手段で該新たなカーフを撮像し、
    該判断部は、該新たなカーフを撮像した画像において、該カーフずれ量認識部が新たに認識したカーフずれ量が予め設定したカーフずれ閾値以上の場合、又は該ストリートずれ量認識部が新たに認識したストリートずれ量が予め設定したストリートずれ閾値以上の場合に、該撮像手段の取り付けが緩んでいる可能性があると判断する加工装置。
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