JP7271861B2 - 画像処理システム及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理システム及び画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7271861B2
JP7271861B2 JP2018048629A JP2018048629A JP7271861B2 JP 7271861 B2 JP7271861 B2 JP 7271861B2 JP 2018048629 A JP2018048629 A JP 2018048629A JP 2018048629 A JP2018048629 A JP 2018048629A JP 7271861 B2 JP7271861 B2 JP 7271861B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image processing
image data
procedure
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018048629A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019160098A (ja
Inventor
英俊 山下
勝彰 西谷
美佳 井上
裕之 ▲柳▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2018048629A priority Critical patent/JP7271861B2/ja
Publication of JP2019160098A publication Critical patent/JP2019160098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7271861B2 publication Critical patent/JP7271861B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、画像処理システム及び画像処理方法に関する。
一般にデジタル複写機又はプリンタといった画像処理装置は、複写画質等の複写条件を標準の値に設定されている標準モードで複写を行なう。しかしながら、標準モードにて複写を行なった場合、原稿の画像又は個々のユーザの好みに応じて複写条件の最適な設定が異なるため、必ずしも満足しうる画質で複写ができるとは限らない。
そこで、複写時の設定変更の簡易化を目的として、プレビュー画面にてユーザが指定した画像位置の色情報を取得し、当該色情報に対応した濃度域において濃度値を調整させるための調整画面を表示し、ユーザによる濃度域毎の濃度調整を補助する技術が既に知られている(例えば特許文献1)。
しかしながら、従来の構成では画像調整前後の確認のみが可能であり、個人の主観による色相等の多様な好み又は画像調整を行う領域の選択に関して、十分に反映できなかったり、複写条件の変更方法が複雑で、画質の調整に時間が掛かったりするという問題があった。また、従来は複写機本体の操作部で色調整を行う必要があり、ユーザが操作する場所を制限するものであった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、スマートフォン等の外部端末にて複写機が保持する画像データの色調整を行い、当該色調整結果を複写機の画像データに反映させることを可能にする。
そこで上記課題を解決するため、画像処理システムは、画像処理装置及び情報端末を含み、前記画像処理装置は、画像データを前記情報端末と送受信する第1の通信部と、複数の画像データを合成する合成部と、ユーザからの操作を受け付ける第1の表示操作部とを有し、前記情報端末は、画像データを前記画像処理装置と送受信する第2の通信部と、前記画像データに画像処理を行う画像処理部と、ユーザからの操作を受け付ける第2の表示操作部とを有し、前記画像処理システムは、前記第2の通信部が、第1の画像データの一部である前記第1の通信部から送信された第2の画像データを受信し、前記画像処理部、前記送信された第2の画像データに画像処理を行い、前記第1の通信部は、前記第2の通信部から送信された前記画像処理を行った第2の画像データを受信し、前記合成部、前記画像処理を行った第2の画像データと、前記第1の画像データとを合成し、前記第1の表示操作部は、前記第2の画像データが、第1の画像データの一部である場合、前記第1の画像データの一部を決定するユーザからの操作を受け付け、前記第2の表示操作部は、前記画像処理部が画像処理を行うためのユーザからの操作を受け付け、前記第2の表示操作部、表示する画像のサイズに基づいて、前記ユーザからの操作を受けけるボタンの表示位置を変更し、前記第2の表示操作部、表示する画像の個数に基づいて、前記ユーザからの操作を受けけるボタンの表示位置を変更する第1の処理と、前記第2の通信部、前記第1の画像データ及び前記第1の画像データのうち画像処理を行う領域を示す情報を受信し、前記画像処理部、前記領域に画像処理を行い、前記第2の表示操作部、前記第1の画像データ、前記領域の拡大画像及び前記第1の画像データに画像処理後の前記領域を合成した画像を同時に表示する第2の処理とを選択的に実行する
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、スマートフォン等の外部端末にて複写機が保持する画像データの色調整を行い、当該色調整結果を複写機の画像データに反映させることができる。
本発明の実施の形態における画像処理システム1000の全体構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における複写機100のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるスマートフォン200のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における複写機100の機能構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるスマートフォン200の機能構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における複写機100の操作部パネル201で画質調整を行う領域を指定する手順を説明するための図である。 本発明の実施の形態における複写機100とスマートフォン200間の画像データの転送手順を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるスマートフォン200で複写機100から画像データを取得する手順を説明するための図である。 本発明の実施の形態における画像編集及び画像印刷の手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態における複写機100の操作部アプリ画面表示の例(1)を示す図である。 本発明の実施の形態における複写機100の操作部アプリ画面表示の例(2)を示す図である。 本発明の実施の形態における複写機100の操作部パネル201による画像編集の例を示す図である。 本発明の実施の形態における複写機100の操作部パネル201による画像編集の手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態における複写機100の操作部パネル201による画像編集の領域指定の例を示す図である。 本発明の実施の形態における複写機100の操作部パネル201による画像編集の色相指定の例(1)を示す図である。 本発明の実施の形態における複写機100の操作部パネル201による画像編集の色相指定の例(2)を示す図である。 本発明の実施の形態における複写機100の操作部パネル201による画像編集の色相指定の例(3)を示す図である。 本発明の実施の形態における複写機100の操作部パネル201による画像編集前後の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるPC202による画像編集の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるPC202による画像編集の色相指定の例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態における画像処理システム1000の全体構成例を示す図である。画像処理システム1000は、複写機100及びスマートフォン200を有する。
原稿は、ユーザによって複写機100のスキャナにセットされ、記載内容を読取られる。スキャナは、読取った原稿を画像データとして保持し、画像処理部(図4にて後述)に送る。画像処理部は、複写機の表示部に画像データを送信し表示させる。ユーザは画質を調整したい部分を選択し指定する(図6にて後述)。
複写機100の操作部は、ユーザに指定された画像データの領域を画像データ処理部に伝える。画像データ処理部は指定された領域の画像データを、例えばユーザのスマートフォン200に転送する(図7にて後述)。
ユーザは、スマートフォン200に転送された画像をスマートフォン200で動作するアプリケーションソフトウェア(以下、「アプリ」という。)にて画質の調整を行う。アプリは、どのようなアプリでもよく、一般に普及されていて、普段使用している写真加工のアプリでもよい。
スマートフォン200において画質調整を終えたら、ユーザは、スマートフォン200から複写機100へ画質調整後の画像データを転送させる。
複写機100は、スマートフォン200から画質調整後の画像が転送されると、ユーザに指定された領域の画像をスマートフォン200から転送された画像に差し替えて印刷を行う。
スマートフォン200の代わりに、PC(Personal Computer)を用いて同様の処理が可能である。例えば、デスクトップPCでは、複写機100において操作を行った後、画質の調整を行うため当該デスクトップPCが設置されている席に戻って処理を行う。また、ノートPCでは席に戻る必要はなく、片手でパソコンを支えながらもう一方の手で画質調整の操作を行う。PCにおいて当該処理を行う場合、ユーザは広い画面を使用して作業することができる。
また、スマートフォン200で写真を撮ることは広く一般的であり、そのため写真の画質を調整するアプリも豊富に存在する。そのため、スマートフォン200は、ユーザが複写機100に近接する位置で画質調整を行うことに適している。さらに、ユーザは、スマートフォン200を所持しての移動が容易であるため、例えば、ある複写機100から取得した画像を移動中に画質調整し、移動先の他の複写機100に転送し印刷するといったことも可能となる。
図2は、本発明の実施の形態における複写機100のハードウェア構成例を示す図である。図2に示されるように、複写機100は、それぞれ相互に接続されているCPU1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、ネットワークインタフェース1004、表示装置1005、入力装置1006、スキャナ装置1007及びプリンタ装置1008等を有する。
CPU(Central Processing Unit)1001は、起動指示を受けると、補助記憶装置1003から複写機100での処理を実現するプログラムを読み出して、記憶装置1002に展開し、当該プログラムに従って複写機100に係る機能を実現する。補助記憶装置1003は、プログラムを記憶すると共に、必要なデータを記憶する。
ネットワークインタフェース1004は、スマートフォン200、後述するPC202又はサーバ300等と通信を行うための有線又は無線のインタフェースである。
表示装置1005は、複写機100に備え付けられた液晶ディスプレイ等の表示装置である。入力装置1006は、ユーザから複写機100への操作の入力を受け付ける装置である。表示装置1005及び入力装置1006は、例えば、タッチパネルのように、表示手段及び入力手段を共に有するひとつの装置であってもよい。
スキャナ装置1007は、原稿を読み取って画像データとして取得し、記憶装置1002又は補助記憶装置1003に画像データを格納する。プリンタ装置1008は、画像データに基づいて、紙等の印刷媒体に印刷を行う。
図3は、本発明の実施の形態におけるスマートフォン200のハードウェア構成例を示す図である。図3に示されるように、スマートフォン200は、それぞれ相互に接続されているCPU2001、記憶装置2002、補助記憶装置2003、ネットワークインタフェース2004、表示装置2005及び入力装置2006等を有する。
CPU2001は、起動指示を受けると、補助記憶装置2003からスマートフォン200での処理を実現するプログラムを読み出して、記憶装置2002に展開し、当該プログラムに従ってスマートフォン200に係る機能を実現する。補助記憶装置2003は、プログラムを記憶すると共に、必要なデータを記憶する。
ネットワークインタフェース2004は、複写機100又はサーバ300等と通信を行うための有線又は無線のインタフェースである。
表示装置2005は、スマートフォン200に備え付けられた液晶ディスプレイ等の表示装置である。入力装置2006は、ユーザからスマートフォン200への操作の入力を受け付ける装置である。表示装置2005及び入力装置2006は、例えば、タッチパネルのように、表示手段及び入力手段を共に有するひとつの装置であってもよい。また、入力装置2006は、さらにカメラを含んでもよい。
なお、後述するPC202及び複写機100の操作部パネル201も図3と同様のハードウェア構成を有していてもよい。
図4は、本発明の実施の形態における複写機100の機能構成例を示す図である。図4に示されるように、複写機100は、制御部11、表示部12、操作部13、通信部14、画像処理部15、読取部16、印刷部17及び記憶部18を有する。これら各部は、複写機100にインストールされた1以上のプログラムがCPU1001に実行させる処理により実現される。また、表示部12は、表示装置1005により実現され、操作部13は、入力装置1006により実現される。また、読取部16は、スキャナ装置1007により実現され、印刷部17は、プリンタ装置1008により実現される。また、記憶部18は、記憶装置1002及び補助記憶装置1003により実現される。
制御部11は、複写機100の各機能部を含む全体を制御する。
表示部12は、画像、原稿レイアウト、ユーザインタフェースに係るボタン、複写機100の状態等を表示する。
操作部13は、例えば、表示部12に表示されたボタン又は物理的なスイッチ等のユーザインタフェースを介して、ユーザからの操作を受け付ける。また、操作部13は、ユーザから画質を調整する画像の領域を指定する入力を受け付ける。
通信部14は、スマートフォン200、サーバ300又はPC202等と通信を行う。
画像処理部15は、画像データの一部の領域のデータを抽出する機能、画像データに色相の変更等の画像編集を行う機能を有する。また、画像処理部15は、表示部12に画像データを送信し、当該画像データを表示させる。
読取部16は、原稿を読み取り、画像データとして取得し、記憶部18に記憶させる。印刷部17は、記憶部18に記憶されている画像データに基づいて、紙等の印刷媒体に印刷を行う。
記憶部18は、画像データ及び各機能部が必要とする情報を記憶する。また、記憶部18は、各機能部から必要に応じて記憶している情報を読み出される。
図5は、本発明の実施の形態におけるスマートフォン200の機能構成例を示す図である。図5に示されるように、スマートフォン200は、制御部21、表示部22、操作部23、通信部24、画像処理部25及び記憶部26を有する。これら各部は、スマートフォン200にインストールされた1以上のプログラムがCPU2001に実行させる処理により実現される。また、表示部22は、表示装置2005により実現され、操作部23は、入力装置2006により実現され、記憶部26は、記憶装置2002及び補助記憶装置2003により実現される。
制御部21は、スマートフォン200の各機能部を含む全体を制御する。
表示部22は、画像、原稿レイアウト、ユーザインタフェースに係るボタン等を表示する。
操作部23は、例えば、表示部22に表示されたボタン又は物理的なスイッチ等のユーザインタフェースを介して、ユーザからの操作を受け付ける。また、操作部23は、ユーザから画像データに対する画像編集に係る入力を受け付ける。
通信部24は、スマートフォン200、サーバ300又はPC202等と通信を行う。
画像処理部25は、画像データに色相の変更等の画像編集を行う機能を有する。画像処理部25は、スマートフォン200にインストールされたアプリによって実現されてよい。
記憶部26は、画像データ及び各機能部が必要とする情報を記憶する。また、記憶部26は、各機能部から必要に応じて記憶している情報を読み出される。
なお、後述するPC202及び複写機100の操作部パネル201も図5と同様の機能構成を有していてもよい。
図6は、本発明の実施の形態における複写機100の操作部パネル201で画質調整を行う領域を指定する手順を説明するための図である。図6は、複写機100の操作部パネル(タッチパネル)201にて、画質調整を行う領域を指定する実施例である。操作部パネル201を拡大した図6a及び図6bにて説明する。
複写機100の画像処理部15は、読取部16から原稿の画像データを取得し、表示部12に送信して、複写機100の操作部パネル201に当該原稿を表示させる。
図6aでは、画像処理部15は、操作部パネル201に画像データを加工せず表示させている。図6aに示されるように、操作部パネル201はタッチパネルであり、ユーザは画質の調整を行う領域を、指をスライドさせることにより指定することができる。
図6bでは、画像処理部15は、画像データを分類に分けて操作部パネル201に表示させている。図6bの例において、画像処理部15は、(1)表題、(2)本文、(3)写真と領域を分けて、例えば点線等で、当該領域が判別できるように操作部パネル201に表示させる。ユーザは、画質調整したい領域をタッチして指定する。領域の区分は、画像処理部15が有する機能を用いて行われる。
なお、画質調整を行う領域の指定は、複写機100が自動判別した結果に基づいて実行されてもよい。すなわち、画像処理部15が、例えば、原稿のカラー写真の領域を判別して、当該領域を画質調整を行う領域として指定してもよい。
また、画質調整を行う領域の指定をスマートフォン200のアプリを用いて行ってもよい。スマートフォン200の場合、操作画面が小さいため、図6aの指でのスライド操作による領域の指定が困難な場合があるが、図6bと同様に、原稿の文字部と写真部の領域を自動分割するアプリを使用すれば、問題は解決される。すなわち、スマートフォン200における画質調整を行う領域の指定は、図6a及び図6bに示される操作部パネル201の画面を用いる手順と同様であってもよい。
また、複写機100の機種によっては、タッチパネル形式の操作部がないものがある。スマートフォン200を使用することにより、複写機100にタッチパネル形式の操作部がない場合でも画質調整を行う領域の指定が可能となる。スマートフォン200で画像範囲の選択を行う場合、複写機100からスマートフォン200へスキャナ装置1007で読取った画像データを送信する必要がある。当該送信方式及び方法については、図7、図8にて説明する。
図7は、本発明の実施の形態における複写機100とスマートフォン200間の画像データの転送手順を説明するための図である。図7において、複写機100の画像処理部15は、ユーザにより指定された領域の画像をスマートフォン200に転送する例を以下説明する。
第1の例として、Wi-Fi(登録商標)が考えられる。スマートフォン200は、Wi-Fi設定をONにして複写機100のIDを検索及び接続を行い、スマートフォン200のアプリから複写機100に対して画像転送の要求(図8にて後述)を行うと、複写機100はスマートフォン200に対し通信部14を介して画像調整を行う領域の画像データを転送する。スマートフォン200は通信部24を介して画像調整を行う領域の画像データを受信し、記憶部26に保存する。また、複写機100からWi-Fiを使用して自機周辺のスマートフォン200のIDを検索してもよい。その場合は、検索の結果、接続可能なスマートフォン200のIDを全て表示部12に表示し、ユーザが自分のスマートフォン200を選択すると、複写機100は、当該スマートフォン200に対し、画質調整を行う領域の画像の転送を行う。また、原稿の画像データは、画質調整を行う切取り画像の領域の画像位置情報、すなわち切取り位置情報と共に、複写機100の記憶部18に保存される。図7において、原稿画像内の点線で「切取り位置情報」が示されている。
第2の例として、Bluetooth(登録商標)が考えられる。Bluetoothを使用した転送方法は上記Wi-Fiを使用する転送方法と同様である。
第3の例として、複写機100は、画質調整を行う領域の画像を、複写機100にネットワークを介して接続されるサーバ300に送信する。続いて、画像処理部15は、表示部12に保存先のURLを取得できるQRコード(登録商標)を表示する。スマートフォン200はカメラにてQRコードを読み取ると、QRコードに含まれるURLが示すサーバ300上の画像の保存先にアクセスし、サーバ300上で画質の調整を行うことができる。なお、表示部12に保存先のURLが直接表示されてもよい。また、スマートフォン200の記憶部26の空き容量に余裕がある場合、サーバ300のストレージ301に保存されている画像をスマートフォン200にダウンロードし、スマートフォン200の記憶部26上で画質の調整を行ってもよい。図7においては、サーバ300から画像をダウンロードし、画質調整を行った後、アップロードする例が示されている。原稿画像データは、画質調整を行う領域の画像位置情報と共に、複写機100の記憶部18に保存するか、またはサーバ300のストレージ301に保存してもよい。
なお、第3の例においては、画質調整を行う画像をサーバ300のストレージ301に保存しているため、ユーザが画質調整に長けた他のユーザにURLを送信することにより、画像を共有でき、より綺麗に調整してもらうといったことも可能となる。
スマートフォン200のアプリにて画質を調整した後、スマートフォン200から複写機100に画質調整後の画像を転送する方法は、第1の例及び第2の例においては、上記同様にWi-Fi及びBluetoothにて複写機100と接続し、画像を複写機100内の記憶部18に転送及び保存する(図8にて後述)。
第3の例においては、スマートフォン200のアプリで画質の調整を行った後、複写機100が画像をアップロードした同じURL先に、画像を保存することにより、複写機100は当該URLを参照することで画質調整後の画像を取得することができる。
最後に合成画像を印刷する方法は、第1の例及び第2の例については、スマートフォン200から複写機100へWi-FiおよびBluetoothを介して画像転送後、例えば、ユーザが複写機100の操作部13のコピー開始ボタンを押すと、画像処理部15が、記憶部18に記憶されている原稿読み取り画像及び切り取られた画像位置情報に基づいて、スマートフォン200で画質調整後に転送されてきた画像を原稿読み取り画像と合成し、制御部11は、印刷部17にて印刷を開始させる。
第3の例については、スマートフォン200にて画質調整後の画像がURLが示すサーバ300のストレージ301に保存された後、ユーザが複写機100の操作部13のコピー開始ボタンを押下すると、画像処理部15が複写機100の記憶部18に保存されている、原稿読み取り画像及び切り取られた画像位置情報に基づいて、URLが示すサーバ300のストレージ301に保存されている画質調整後の画像を取得して原稿読み取り画像と合成し、制御部11は、印刷部17にて印刷を開始させる。なお、画質調整後の画像に、原稿画像との関連付けをするためのタグ情報を添付してそれを参照することで、原稿画像と画質調整後の画像とを関連付けることが可能となる。また、原稿画像にURLを関連付けておくことで、画質調整後の画像をURLが示すサーバ300上のリソースを参照して、原稿画像と画質調整後の画像とを関連付けることが可能となる。
なお、原稿読み取り画像と切り取られた画像位置情報もサーバ300上に保存した場合は、サーバ300に接続されているいずれの複写機100からも画像を合成し印刷することが可能となる。
また、全ての例において、画像を合成する時に、画質調整前後で画像のサイズ又はファイル形式が異なる場合が考えられる。複写機100の画像処理部15は、サイズが異なる場合は、画質調整前のサイズになるように画質調整後の画像のサイズを拡大または縮小する。また、ファイル形式が異なる場合は、画像処理部15で調整前の形式に変換可能であれば変換し、変換ができない場合は、複写機100の表示部12に画質調整後の画像のファイル形式を、他のファイル形式に変更するよう表示しユーザに伝える。
図8は、本発明の実施の形態におけるスマートフォン200で複写機100から画像データを取得する手順を説明するための図である。画質調整をするために切り取られた画像を、スマートフォン200が取得し、アプリで画質調整後に複写機100またはサーバ300に送信する方法について説明する。図8a及び図8bは、画像を取得及び送信するための専用アプリの画面であり、画質調整を行う一般的なアプリとは異なる。
複写機100とスマートフォン200とがWi-Fi又はBluetoothで接続されている場合は、スマートフォン200は、図8aに示される「画像の取得」ボタンを押下されることにより、複写機100の操作部13で範囲を指定した画像データを、複写機100から取得できる。
複写機100に関連付けられるサーバ300のストレージ301に画像が保存されている場合は、図7で説明したとおり複写機100の操作部13にQRコードが表示されるので、スマートフォン200の一般的なQRコード読み取りアプリ(図示せず)を使用して読み取ることにより、スマートフォン200は、サーバ300のストレージ301の画像保存先のリンクを取得することができる。
画質調整後の画像の送信について、複写機100とスマートフォン200とがWi-Fi又はBluetoothで接続されている場合は、スマートフォン200は、図8bに示される「画像の送信」ボタンを押下されることにより、画質調整後の画像を複写機100に送信することができる。
スマートフォン200が、サーバ300のストレージ301に保存されている画像の画質調整を行った場合は、画質調整を行ったスマートフォン200の一般的な画質調整アプリ(図示せず)にて、画質調整後の画像をQRコードで読み取った同じリンク先に保存する。
スマートフォン200が、画質調整後の画像を送信した後、複写機100の操作部13のコピー開始ボタン又は印刷ボタン、あるいは図8bに示される専用ソフトの「印刷」ボタンを押下することで、複写機100は、図7で説明したように合成画像の印刷を開始する。
なお、図6で説明した画質調整を行う領域をスマートフォン200が選択する場合は、図8aに示される「画像領域の選択」のボタンを押下すると、原稿全体の画像がスマートフォン200に送信及び表示される。ここで、スマートフォン200が受信する原稿全体の画像は、画質調整を行う領域を指定するための表示を可能とする最低限の解像度あるいは色数を有する簡便なものでもよい。表示された後は図6a及び図6bと同じように画質調整を行う領域を選択し、領域の送信ボタンを押下すると、選択した画像領域情報が複写機100に送信される。また本専用アプリには、図8bに示される様な切取った画像の画質調整ソフトも付属している。画質調整の行い易さの点では、普段使い慣れている一般の画質調整アプリより劣るかもしれないが、複写機100に係る専用アプリのため、画質の調整結果は画像データではなく、複写機100内の画像処理ソフトのパラメータのみを送れば良い。したがって、通常、画像処理ソフトのパラメータは画像データそのものよりはるかに容量が少ないため、複写機100との通信速度が短時間で済み、印刷までの時間を短くできるメリットがある。
また、他の実施例として、複写機100の操作部13(タッチパネル)にて一般のスマートフォン200のアプリをダウンロードして使用可能な場合は、スマートフォン200を使用せずに、複写機100単体で上記実施例を行うことが可能となる。
図9は、本発明の実施の形態における画像編集及び画像印刷の手順を説明するためのフローチャートである。図9では、複写機100の操作部パネル201において動作する操作部アプリによって画質調整を行う手順を説明する。
ステップS101において、図6で説明したように、複写機100の操作部パネル201において、画質調整を行う領域すなわち画像調整領域の指定を行う。続いて、ステップS102において、図10及び図11に示されるように、原稿の全体画像及び領域指定された画像が操作部アプリの画面上に表示される。
図10は、本発明の実施の形態における複写機100の操作部アプリ画面表示の例(1)を示す図である。図10において、複写機100の操作部パネル201上で表示及び動作する操作部アプリの画面表示の例を説明する。原稿には、写真A、写真B及び写真Cが含まれる。なお、スマートフォン200又はPC202のアプリが、図10に示されるような画面表示及び動作を実行してもよい。「編集機能一覧」は、編集機能を実行するためのボタンが複数配置されている領域を表す。
図10aは、写真Aを編集するとした場合の操作部パネル201の画面表示を示す。画面左側に原稿の全体表示、画面中央に領域指定された編集する箇所、すなわち「写真A」が拡大表示される。このとき、「編集機能一覧」は、画面右側に表示される。
図10bは、「写真A」を編集した場合の操作部パネル201の画面表示を示す。図10bに示されるように、拡大図「写真A」を編集機能一覧の機能により編集(横線の網掛け)を行うと、原稿の全体図へも編集結果が反映される。全体画像及び拡大図が表示されることで、画像全体の変化を確認しながら拡大図で微調整を行うことが可能となり、編集後の画像を原稿と合成した時の全体の調和具合が一目で確認できるため調整に要する時間が少なくなり、ユーザの利便性が向上する。
図10cは、「写真A」に加えて、「写真B」も拡大表示した場合の画面表示を示す。図10bと同様に、「写真B」の編集(縦線の網掛け)を行うと、原稿の全体図へも編集結果が反映される。また、図10cにおいて、「編集機能一覧」は、図10a及び図10bとは異なり拡大図の表示位置に応じて、画面下部に表示される。
図11は、本発明の実施の形態における複写機100の操作部アプリ画面表示の例(2)を示す図である。図11において、複写機100の操作部パネル201上で表示及び動作する操作部アプリの画面表示の例を説明する。なお、スマートフォン200又はPC202のアプリが、図11に示されるような画面表示及び動作を実行してもよい。「編集機能一覧」は、編集機能を実行するためのボタンが複数配置されている領域を表す。
図11aは、拡大図の水平方向すなわちX軸方向の長さが、拡大図の垂直方向すなわちY軸方向の長さより短い場合の画面表示を示す。図11aに示されるように、「編集機能一覧」は、画面右側に表示される。
図11bは、拡大図のX軸方向の長さが、拡大図のY軸方向の長さより長い場合の画面表示を示す。図11bに示されるように、「編集機能一覧」は、画面下部に表示される。すなわち、「編集機能一覧」の表示位置を変更することによって、拡大図を大きく表示することができる。
なお、「編集機能一覧」のボタンの配置については、ユーザがボタンの位置を設定してもよく、図11a及び図11bのように、拡大図の縦横比から自動で最大表示画面になるようにしてもよい。図11a及び図11bは、拡大図のX軸の長さ<拡大図のY軸の長さの場合、「編集機能一覧」を右側に配置し、拡大図のX軸の長さ>拡大図のY軸の長さの場合、「編集機能一覧」を下側に配置する。
また、「編集機能一覧」のボタンの配置は、表示する拡大図の個数により決定されてもよい。例えば、図11cに示されるように、拡大図がふたつの場合、「編集機能一覧」は、下側に配置されてもよい。
図9に戻る。ステップS103において、操作部アプリにて、鮮やかさの補正を行う。続いて、画像調整が終了したら、図10又は図11に示されるように、編集画面の「完了」ボタンを押下する(S104のYes)と、ステップS105に進む。編集画面の「完了」ボタンが押下されない(S104のYes)ときは、ステップS103の処理を繰り返す。
ステップS105において、通常の印刷アプリへ移行する。通常の印刷アプリとは、複写機100において印刷を実行する通常使用されるアプリである。続いて、印刷アプリは、他に編集する箇所はあるかユーザに確認を行う。他に編集する箇所がある場合(S106のYes)、ステップS101に進み、再度画像調整を開始する。他に編集する箇所がない場合(S106のNo)、ステップS107に進み、画像調整後の画像と全体画像とが合成された画像の印刷を実行して処理を終了する。
図12は、本発明の実施の形態における複写機100の操作部パネル201による画像編集の例を示す図である。図12に示されるように、複写機100は、原稿を読み込み、色味をあざやかにする画像編集を行う領域を指定し、当該領域の色味調整を行う。原稿中の点線で示される領域にあるボールの色味が変更されている。
図13は、本発明の実施の形態における複写機100の操作部パネル201による画像編集の手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS201において、複写機100は、読取部16を介して原稿をスキャンする。続いて、複写機100は、操作部パネル201を介して、ユーザから変更する領域と色相を指定され、変更を行う(S202)。ステップS203において、複写機100は、操作部パネル201に、変更前の画像「Before」と、変更後の画像「After」を表示する。続いて、複写機100は、変更後の画像を印刷部17に出力し、印刷を実行する。
図14は、本発明の実施の形態における複写機100の操作部パネル201による画像編集の領域指定の例を示す図である。図14に示されるように、例えば、2分割の場合の領域指定では、「上半分」、「下半分」、「右半分」又は「左半分」のように、領域を指定することができる。ここで、領域選択は、例として2分割としているが、分割数は変更可能である。
図15は、本発明の実施の形態における複写機100の操作部パネル201による画像編集の色相指定の例(1)を示す図である。図15に示されるように、色相指定では例として、「カラー調整」又は「カラーバランス」を指定して調整することができる。
図16は、本発明の実施の形態における複写機100の操作部パネル201による画像編集の色相指定の例(2)を示す図である。図16に示されるように、カラー調整は、最大3つの色相を選択し、それぞれの色相に応じて変更できる。図16の例では、レッドとマゼンタを選択し、レッドはイエローよりかマゼンタよりか、マゼンタはブルーよりかレッドよりかを選択することで、色相の変更が可能となる。
カラー調整及びカラーバランスは、複写機100に搭載されている既存のUI(User Interface)画面での調整となるため、複写機100の操作部13に慣れたユーザは、時間短縮と精度向上ができる。色相変更は既存のUI画面と同じとすることで、操作性の共通性を高め、精度良く短時間で出力することができる。
図17は、本発明の実施の形態における複写機100の操作部パネル201による画像編集の色相指定の例(3)を示す図である。図17に示されるように、カラーバランスは、CMYK別に濃淡の段階を調整できる。
図18は、本発明の実施の形態における複写機100の操作部パネル201による画像編集前後の表示例を示す図である。図18に示されるように、複写機100は、操作部パネル201に、変更前の画像「Before」と、変更後の画像「After」を並行して表示する。画質調整を行った領域のあざやかさが、変更前の画像と変更後の画像を直接比較することで、印刷出力前によく確認できる。そのため、例えば変更が不十分であった場合に印刷してしまうことを防ぎ、用紙の節約にもなる。
図19は、本発明の実施の形態におけるPC202による画像編集の例を示す図である。
原稿は、ユーザによって複写機100のスキャナ装置1007にセットされ、記載内容を読み取られる。
スキャナ装置1007を制御する読取部16は、読み取った原稿を画像データとして保持し、画像処理部15に送る。
画像処理部15は、通信部14を介して、LAN(Local Area Network)で接続されたノートPCへ画像データを送信する。当該原稿のスキャン、画像データの保持及び送信は、複写機100側からでもPC202側からでも、双方指示を出すことが可能であってよい。また、図19では、読み取ったデータをそのまま送信する形態にしているが、送信前に、図6で説明したスマートフォン200による実施例のように、複写機100の操作部13に画像データを送信し表示させ、ユーザが画質調整を行う領域を指定し、当該領域の画像データのみを、PC202に送信してもよい。領域を指定した場合は、図7と同様に、画像データ全体に対する当該領域の位置情報を保持しておく。当該位置情報は、画像合成時の必要情報として使用される。
他の実施例として、図7で説明したスマートフォンによる実施例のように、PC202は、URL「http://www...」によるリンクをメール等で受け取り、当該リンクにて指定される複写機100がサーバ300上に確保しているストレージ301を利用して、サーバ300上で、画像データのやりとり及び画像データの編集を完結させてもよい。
ユーザは、PC202に転送された画像を、PC202で動作するソフトウェアにて画質の調整を行う(図20にて後述)。ソフトウェアは例えば、複写機100のスキャナドライバの詳細設定画面、または、一般的に普及されていて、普段よく使用している画像編集及び解析できるものが想定でき、複写機100と連動できるものでよい。例えば、TWAINに準拠するソフトウェア等がある。
画質調整を完了すると、ユーザが、今度は反対にPC202から複写機100へ、画質調整後の画像を転送する。
複写機100は、PC202から画質調整後の画像が転送されると、ユーザに指定された範囲の画像を、PC202から転送された画像に差し替えて印刷を行う。
PC202を用いて画質調整を行うメリットは、複写機100の操作部パネル201よりも画面が大きいため、一度にたくさんの情報を表示できること、および画像が見易く画質調整項目を多く表示可能であり画質調整がしやすいことが挙げられる。
図20は、本発明の実施の形態におけるPC202による画像編集の色相指定の例を示す図である。
PC202は、複写機100のスキャナ装置1007から送られてきた原稿の画像データを、PC202で動作する編集及び加工を行うソフトウェアに表示させる。
複写機100から受信した画像データは、スキャナで読み取った状態のまま、すなわち原稿全体の画像データでも、複写機100側から送信前に調整箇所を指定してその領域だけ切り取った状態のままでも、どちらでもよい。ここで、画像データが受信された際、特定の画像編集ソフトが自動で立ち上がるようにシステムが構成されていてもよいし、ユーザが好みに合わせて手動でソフトウェアを起動してもよい。
複写機100から受信した画像データが原稿全体の画像データである場合は、画像データの画質調整の前に、画質調整を行う領域を指定する。このとき、ユーザが、調整を行う範囲を自由に指定する場合と、いくつかの領域別に分かれた画像情報を選択する場合の2つを想定する。ユーザが自由に指定する場合は、画質の調整を行いたい範囲をドラッグにより示して指定する。指定される領域は、離れた範囲が2つ以上であってもよい。一方、領域別に選択する場合は、例えば、あらかじめ複写機100で画像データの領域の情報を写真部と文字部に分離しておく。当該分離に係る情報も含めて画像データを受信した状態で、画像データを表示し、その際に例えば図20の「before」に示されるように領域をA(写真)とB(文字部)といった形で表示する。ユーザは、画質調整したい領域を1以上選択する。ここで、領域の区分けは複写機100の画像処理部15の機能を用いて行う。
複写機100側で領域を区分けする場合は、PC202は、画質調整箇所を指定した画像データの他に、画像データの大きさ及び画質調整箇所の位置情報を合わせて受信する。いずれの場合も、画質調整する画像の切り取り時に画像データ全体の情報に対する、画質調整箇所の位置情報を複写機100あるいはPC202のそれぞれの記憶部内に画像の合成が完了するまで保持しておく必要がある。
PC202は、指定された画質調整箇所の画像データを大きく表示して画質調整を行う。図20に示される「補正機能一覧」の項目を実行することにより画質調整を行うとき、補正機能としては、例えば、フィルタ調整、階調補正、彩度調整、濃度調整、色相調整等が挙げられ、ユーザが様々に設定を変更して、好みの色味になるように反映できる。
画質調整が完了すると、画像の合成が行われる。画像の合成は、PC202側のソフトウェアによって行われてもよいし、画質調整後の画像データを複写機100側に送ってから画像処理部15で行われてもよい。画質調整する画像を切り抜く前の元のスキャン画像データ全体に対する画質調整箇所の位置情報を参照し、当該位置情報が対応する画像データを画質調整後の画像データに差し替える。
次に画像の確認及び印刷が行われる。PC202側で確認し、複写機100に印刷を実行させる場合を示す。
図20の「after」に示されるように、PC202は、画質調整後の画像を合成したデータをプレビュー表示する。ユーザがプレビューを確認し、調整不十分と判断した場合は、調整作業に戻り、再度調整が終わったら、調整後のデータが再度プレビュー表示される。これらを繰り返し、調整がOKとなったら、「印刷実行」ボタンを押下して画質調整後の画像を出力する。印刷は、プリンタドライバ等が起動して処理される。PC202側で、印刷まで完了させる場合、要する時間が短縮される。
複写機100側で確認及び印刷を行う場合は、合成した画像データ、あるいは調整箇所の画像データを「複写機へ送信」ボタンを押下して送信する。そして、図7で説明したスマートフォン200、または図13で説明した複写機100の操作部パネル201の実施例と同様にして、印刷を実行する。画質調整箇所の画像データは、複写機100で合成をしてから印刷が行われる。この場合、複数の実施例が考えられる。
まず、送信する画像データについて、例えば、複写機100側にもPC202側での編集及び加工ソフトウェアと同等の機能の編集機能又はアプリが搭載されている場合、最終的に複写機100側で画像処理を実行することも想定できる。その際は、画像データそのものではなく、画像編集に係るパラメータ又は設定値等が送信されてもよい。パラメータ又は設定値は、画像データに比べ少量のデータであるため、送信負荷が軽減される。
次に、複写機100側において、画像関連データが受信されたとき、自動で確認及び印刷画面が立ち上がってもよいし、ユーザによる手動でボタン操作がされて確認及び印刷がされてもよい。複写機100側において、パラメータ又は設定値が受信された場合には、編集アプリ等が立ち上がり、受信された情報に基づいて、編集機能が自動でセットされることも想定できる。
上述のように、本発明の実施の形態によれば、複写機100が原稿をスキャンして取得した画像データのうち、画質調整を行う一部の領域の画像データを、スマートフォン200が取得し、スマートフォン200で動作する画像処理アプリによって画質調整を行う。画質調整を行った後の画像データが、スマートフォン200から複写機100に送信され、複写機100は、受信した画像データとスキャンして取得した画像データとを合成して、印刷を実行する。すなわち、スマートフォン等の外部端末にて複写機が保持する画像データの色調整を行い、当該色調整結果を複写機の画像データに反映させることができる。
なお、本発明の実施の形態において、複写機100は、画像処理装置の一例であり印刷する機能を有する機器であればこれに限られない。また、スマートフォン200、操作部パネル201、PC202は、情報端末の一例である。通信部14は、第1の通信部の一例である。通信部24は、第2の通信部又は通信部の一例である。画像処理部15は、合成部の一例である。画像処理部25は、画像処理部の一例である。表示部12及び操作部13は、第1の表示操作部の一例である。表示部22及び操作部23は、第2の表示操作部の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1000 画像処理システム
100 複写機
200 スマートフォン
300 サーバ
201 操作部パネル
202 PC
1001 CPU
1002 記憶装置
1003 補助記憶装置
1004 ネットワークインタフェース
1005 表示装置
1006 入力装置
1007 スキャナ装置
1008 プリンタ装置
2001 CPU
2002 記憶装置
2003 補助記憶装置
2004 ネットワークインタフェース
2005 表示装置
2006 入力装置
11、21 制御部
12、22 表示部
13、23 操作部
14、24 通信部
15、25 画像処理部
16 読取部
17 印刷部
18、26 記憶部
特許第5814612号公報

Claims (4)

  1. 画像処理装置及び情報端末を含む画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    画像データを前記情報端末と送受信する第1の通信部と、
    複数の画像データを合成する合成部と
    ユーザからの操作を受け付ける第1の表示操作部とを有し、
    前記情報端末は、
    画像データを前記画像処理装置と送受信する第2の通信部と、
    前記画像データに画像処理を行う画像処理部と
    ユーザからの操作を受け付ける第2の表示操作部とを有し、
    前記画像処理システムは、
    前記第2の通信部が、第1の画像データの一部である前記第1の通信部から送信された第2の画像データを受信し、
    前記画像処理部、前記送信された第2の画像データに画像処理を行い、
    前記第1の通信部は、前記第2の通信部から送信された前記画像処理を行った第2の画像データを受信し、
    前記合成部、前記画像処理を行った第2の画像データと、前記第1の画像データとを合成し、
    前記第1の表示操作部は、前記第2の画像データが、第1の画像データの一部である場合、前記第1の画像データの一部を決定するユーザからの操作を受け付け、
    前記第2の表示操作部は、前記画像処理部が画像処理を行うためのユーザからの操作を受け付け、
    前記第2の表示操作部、表示する画像のサイズに基づいて、前記ユーザからの操作を受けけるボタンの表示位置を変更し、
    前記第2の表示操作部、表示する画像の個数に基づいて、前記ユーザからの操作を受けけるボタンの表示位置を変更する第1の処理と、
    前記第2の通信部、前記第1の画像データ及び前記第1の画像データのうち画像処理を行う領域を示す情報を受信し、
    前記画像処理部、前記領域に画像処理を行い、
    前記第2の表示操作部、前記第1の画像データ、前記領域の拡大画像及び前記第1の画像データに画像処理後の前記領域を合成した画像を同時に表示する第2の処理とを選択的に実行する画像処理システム。
  2. 前記第2の画像データが、第1の画像データの一部である場合、
    前記第1の画像データの一部は、前記画像処理装置に決定される請求項1記載の画像処理システム。
  3. 前記第2の通信部は、前記第1の画像データに画像処理後の前記領域を合成したデータを前記第1の通信部に送信せず、前記領域の画像処理に係るパラメータ又は設定値を前記第1の通信部に送信する、請求項1又は2記載の画像処理システム。
  4. 画像処理装置及び情報端末を含む画像処理システムで実行される画像処理方法であって、
    前記画像処理装置は、
    画像データを前記情報端末と送受信する第1の通信手順と、
    複数の画像データを合成する合成手順と
    ユーザからの操作を受け付ける第1の表示操作手順を実行し、
    前記情報端末は、
    画像データを前記画像処理装置と送受信する第2の通信手順と、
    前記画像データに画像処理を行う画像処理手順と
    ユーザからの操作を受け付ける第2の表示操作手順を実行し、
    前記画像処理システムは、
    前記情報端末、第1の画像データの一部である前記第1の通信手順により送信された第2の画像データを受信する手順を実行し、
    前記情報端末、前記送信された第2の画像データに画像処理を行う手順を実行し、
    前記画像処理装置、前記第2の通信手順により送信された前記画像処理を行った第2の画像データを受信する手順を実行し、
    前記画像処理装置、前記画像処理を行った第2の画像データと、前記第1の画像データとを合成する手順を実行し、
    前記画像処理装置、前記第2の画像データが、第1の画像データの一部である場合、前記第1の画像データの一部を決定するユーザからの操作を受け付ける前記第1の表示操作手順を実行し、
    前記情報端末、前記画像処理手順において、画像処理を行うためのユーザからの操作を受け付ける前記第2の表示操作手順を実行し、
    前記情報端末、前記第2の表示操作手順において、表示する画像のサイズに基づいて、前記ユーザからの操作を受けけるボタンの表示位置を変更する手順を実行し、
    前記情報端末、前記第2の表示操作手順において、表示する画像の個数に基づいて、前記ユーザからの操作を受けけるボタンの表示位置を変更する手順を実行する第1の処理と、
    前記情報端末、前記第2の通信手順において、前記第1の画像データ及び前記第1の画像データのうち画像処理を行う領域を示す情報を受信し、
    前記情報端末、前記画像処理手順において、前記領域に画像処理を行い、
    前記情報端末、前記第2の表示操作手順において、前記第1の画像データ、前記領域の拡大画像及び前記第1の画像データに画像処理後の前記領域を合成した画像を同時に表示する第2の処理とを選択的に実行する画像処理方法。
JP2018048629A 2018-03-15 2018-03-15 画像処理システム及び画像処理方法 Active JP7271861B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018048629A JP7271861B2 (ja) 2018-03-15 2018-03-15 画像処理システム及び画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018048629A JP7271861B2 (ja) 2018-03-15 2018-03-15 画像処理システム及び画像処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019160098A JP2019160098A (ja) 2019-09-19
JP7271861B2 true JP7271861B2 (ja) 2023-05-12

Family

ID=67992623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018048629A Active JP7271861B2 (ja) 2018-03-15 2018-03-15 画像処理システム及び画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7271861B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006203857A (ja) 2004-12-20 2006-08-03 Canon Inc 画像編集装置、画像編集方法、画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP2008028550A (ja) 2006-07-19 2008-02-07 Ricoh Co Ltd 画像処理装置と画像処理方法とプログラム
JP2015166953A (ja) 2014-03-04 2015-09-24 三菱電機株式会社 プラント監視画面表示装置
JP2016182710A (ja) 2015-03-26 2016-10-20 コニカミノルタ株式会社 画像生成装置、画像生成装置の制御プログラム、画像生成装置の制御方法。
JP2018023022A (ja) 2016-08-04 2018-02-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理システム及び画像処理方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04372014A (ja) * 1991-06-21 1992-12-25 Oki Electric Ind Co Ltd ウィンドウ・システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006203857A (ja) 2004-12-20 2006-08-03 Canon Inc 画像編集装置、画像編集方法、画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP2008028550A (ja) 2006-07-19 2008-02-07 Ricoh Co Ltd 画像処理装置と画像処理方法とプログラム
JP2015166953A (ja) 2014-03-04 2015-09-24 三菱電機株式会社 プラント監視画面表示装置
JP2016182710A (ja) 2015-03-26 2016-10-20 コニカミノルタ株式会社 画像生成装置、画像生成装置の制御プログラム、画像生成装置の制御方法。
JP2018023022A (ja) 2016-08-04 2018-02-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理システム及び画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019160098A (ja) 2019-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8259345B2 (en) Image processing apparatus, control method of image processing apparatus, program, and storage medium
US8472051B2 (en) Image forming apparatus and method for displaying preview image of top page of multiple sub-jobs of a print job
JP4695676B2 (ja) 画像形成装置、プログラム、記録媒体、及びプレビュー表示方法
US8301898B2 (en) Image processing system
US8373907B2 (en) Image processing apparatus including a usage-log managing unit for managing usage log information about a processed image data and image processing method
CN101272434B (zh) 图像提供设备及其控制方法、打印设备及其控制方法、以及打印系统
JP4581008B2 (ja) 画像送信装置
JP4502390B2 (ja) 画像処理装置およびその方法
US9098792B2 (en) Print controlling apparatus, image forming apparatus, method of color revising and computer-readable recording medium
JP2010035021A (ja) 画像処理装置及びプレビュー表示方法
JP2010035019A (ja) 画像形成装置及びプレビュー表示方法
JP4759038B2 (ja) 画像形成装置及びプレビュー表示方法
US8422054B2 (en) Remote copy system, image forming apparatus, control method therefor, and storage medium
US6961153B1 (en) Image inputting apparatus, image inputting system and control method of image inputting apparatus
US8384920B2 (en) Image processing apparatus and method, and program for implementing the method
JP4996562B2 (ja) 画像形成装置及び画像処理方法
JP6438852B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置および画像処理方法
US20100110464A1 (en) Multi-function peripheral device with scanning customization
JP7271861B2 (ja) 画像処理システム及び画像処理方法
JP2009225270A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP2009016936A (ja) 画像形成システム及び画像形成システムの制御方法
JP2014017636A (ja) 画像読取装置及びプログラム
US9883059B2 (en) Image forming apparatus and terminal apparatus using short-range communication for retrieving image data from a network apparatus, displaying the image data on the terminal apparatus and printing the image data on the image forming apparatus
JP2016039567A (ja) 情報処理端末、画像処理装置、それらの制御方法、プログラム、及び画像処理システム
US20110096363A1 (en) Image processing apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230410

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7271861

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151