JP7271790B2 - 多層基板、プローブユニット、及び超音波内視鏡 - Google Patents

多層基板、プローブユニット、及び超音波内視鏡 Download PDF

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Description

本発明は、多層基板、プローブユニット、及び超音波内視鏡に関する。
従来、医療分野及び工業分野において、各種検査のために超音波内視鏡が広く用いられている。医療用の超音波内視鏡は、患者等の被検体内に挿入される挿入部の先端に超音波振動子が設けられており、超音波によって被検体の体内画像を取得する。
医療用の超音波内視鏡において、患者等の負担軽減等を目的として、挿入部の先端の小型化、細径化に関する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、超音波振動子に接続されているフレキシブル基板に対して、ケーブルを長さ方向にずらして接続することにより、挿入部の先端を細径化している。
特許第4812050号公報
しかしながら、特許文献1では、フレキシブル基板とケーブルとの接続部を内包する先端硬質部の長さ(以下において、先端硬質長という)を短くすることができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、先端硬質長が短い多層基板、プローブユニット、及び超音波内視鏡を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る多層基板は、積層方向に沿って積層されている表面側層、中間層、及び裏面側層を有し、前記積層方向と直交する方向のうち長手方向の一端側に超音波振動子が電気的に接続される多層基板であって、前記多層基板に接続される、複数のシールド線のグランド線が接続されるグランド端子であって、前記長手方向の他端側において、前記表面側層及び前記裏面側層の一部をなすグランド端子と、前記複数のシールド線の信号線がそれぞれ接続される複数の信号線接続端子を有し、前記長手方向の前記グランド端子の近傍において、前記表面側層及び前記裏面側層の一部をなし、かつ前記長手方向に沿って配置されている複数の信号線接続端子列と、熱伝導性を有し、前記中間層において前記他端に延在している配線と、を備える。
また、本発明の一態様に係る多層基板は、前記配線は、前記表面側層及び前記裏面側層に設けられている配線と前記積層方向に沿って投影した配線パターンが異なる。
また、本発明の一態様に係る多層基板は、熱伝導性を有し、前記表面側層及び前記裏面側層と前記中間層との間に設けられている熱伝導部を有する。
また、本発明の一態様に係る多層基板は、当該多層基板を前記積層方向に沿って平面視したとき、前記グランド端子及び前記信号線接続端子列の両端は、当該多層基板の端部から0.005mm以上0.2mm以下の領域に位置している。
また、本発明の一態様に係る多層基板は、前記長手方向の端部の近傍に位置し、前記表面側層の前記グランド端子と前記裏面側層の前記グランド端子とを電気的に接続しているビアを備える。
また、本発明の一態様に係る多層基板は、前記ビアは、前記積層方向に沿って前記グランド端子に重なる位置に設けられている。
また、本発明の一態様に係る多層基板は、前記超音波振動子が有する複数の各圧電素子がそれぞれ接続される複数の素子接続端子を有し、前記長手方向の前記一端側に設けられており、前記長手方向に沿って配置されている複数の素子接続端子列を備える。
また、本発明の一態様に係る多層基板は、前記信号線接続端子の配列方向において、前記信号線接続端子の幅は、前記素子接続端子の幅よりも大きい。
また、本発明の一態様に係る多層基板は、前記信号線接続端子の配列方向において、前記信号線接続端子列の幅は、前記素子接続端子列の幅よりも大きい。
また、本発明の一態様に係る多層基板は、前記信号線接続端子間の幅、及び前記素子接続端子間の幅は、前記表面側層及び前記裏面側層に設けられている配線の幅よりも小さい。
また、本発明の一態様に係る多層基板は、前記素子接続端子列は、前記表面側層又は前記裏面側層の一部をなす。
また、本発明の一態様に係るプローブユニットは、複数のシールド線と、積層方向に沿って積層されている表面側層、中間層、及び裏面側層を有し、前記積層方向と直交する方向のうち長手方向の一端側に超音波振動子が電気的に接続される多層基板と、を備えるプローブユニットであって、前記多層基板は、前記多層基板に接続される、複数のシールド線のグランド線が接続されるグランド端子であって、前記長手方向の他端側において、前記表面側層及び前記裏面側層の一部をなすグランド端子と、前記複数のシールド線の信号線がそれぞれ接続される複数の信号線接続端子を有し、前記長手方向の前記グランド端子の近傍において、前記表面側層及び前記裏面側層の一部をなし、かつ前記長手方向に沿って配置されている複数の信号線接続端子列と、熱伝導性を有し、前記中間層において前記他端に延在している配線と、を有する。
また、本発明の一態様に係る超音波内視鏡は、超音波を送受信する超音波振動子と、複数のシールド線と、積層方向に沿って積層されている表面側層、中間層、及び裏面側層を有し、前記積層方向と直交する方向のうち長手方向の一端側に前記超音波振動子が電気的に接続される多層基板と、を備える超音波内視鏡であって、前記多層基板は、前記多層基板に接続される、複数のシールド線のグランド線が接続されるグランド端子であって、前記長手方向の他端側において、前記表面側層及び前記裏面側層の一部をなすグランド端子と、前記複数のシールド線の信号線がそれぞれ接続される複数の信号線接続端子を有し、前記長手方向の前記グランド端子の近傍において、前記表面側層及び前記裏面側層の一部をなし、かつ前記長手方向に沿って配置されている複数の信号線接続端子列と、熱伝導性を有し、前記中間層において前記他端に延在している配線と、を有する。
本発明によれば、先端硬質長が短い多層基板、プローブユニット、及び超音波内視鏡を実現することができる。
図1は、実施の形態1に係る多層基板を含む内視鏡システム全体を模式的に示す図である。 図2は、図1に示す超音波内視鏡の挿入部の先端構成を模式的に示す斜視図である。 図3は、図1に示す超音波内視鏡の挿入部の先端構成を模式的に示す分解斜視図である。 図4は、フレキシブル基板にケーブル群が接続されている様子を表す図である。 図5は、フレキシブル基板の斜視図である。 図6は、基板の拡大図である。 図7は、基板の拡大図である。 図8は、基板の拡大図である。 図9は、基板の拡大図である。 図10は、フレキシブル基板の部分的な投影図である。 図11は、フレキシブル基板の部分的な投影図である。 図12は、フレキシブル基板の部分的な投影図である。 図13は、ケーブル群とフレキシブル基板との接続部の拡大図である。 図14は、ケーブル群とフレキシブル基板との接続部の拡大図である。 図15は、超音波内視鏡の先端部の内部構成を表す切欠き図である。 図16は、第1の基板及び第2の基板の配線の様子を表す図である。 図17は、第1の基板の部分拡大図である。 図18は、第1の基板の部分拡大図である。 図19は、実施の形態2に係る多層基板の部分断面図である。 図20は、超音波内視鏡の先端部の側面図である。 図21は、超音波内視鏡の先端部の内部構成を表す切欠き図である。 図22は、実施の形態4に係る多層基板の断面図である。 図23は、超音波内視鏡の先端部の内部構成を表す切欠き図である。
以下に、図面を参照して本発明に係る多層基板、プローブユニット、及び超音波内視鏡の実施の形態を説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。本発明は、多層基板、プローブユニット、及び超音波内視鏡一般に適用することができる。
また、図面の記載において、同一又は対応する要素には適宜同一の符号を付している。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(実施の形態1)
〔内視鏡システムの構成〕
図1は、実施の形態1に係る多層基板を含む内視鏡システム全体を模式的に示す図である。内視鏡システム1は、超音波内視鏡を用いて人等の被検体内の超音波診断を行うシステムである。この内視鏡システム1は、図1に示すように、超音波内視鏡2と、超音波観測装置3と、内視鏡観察装置4と、表示装置5と、光源装置6と、を備える。
超音波内視鏡2は、その先端部に、超音波観測装置3から受信した電気的なパルス信号を超音波パルス(音響パルス)に変換して被検体へ照射するとともに、被検体で反射された超音波エコーを電圧変化で表現する電気的なエコー信号に変換して出力する。
超音波内視鏡2は、通常は撮像光学系及び撮像素子を有しており、被検体の消化管(食道、胃、十二指腸、大腸)、又は呼吸器(気管、気管支)へ挿入され、消化管や、呼吸器の撮像を行うことが可能である。また、その周囲臓器(膵臓、胆嚢、胆管、胆道、リンパ節、縦隔臓器、血管等)を、超音波を用いて撮像することが可能である。また、超音波内視鏡2は、光学撮像時に被検体へ照射する照明光を導くライトガイドを有する。このライトガイドは、先端部が超音波内視鏡2の被検体への挿入部の先端まで達している一方、基端部が照明光を発生する光源装置6に接続されている。
超音波内視鏡2は、図1に示すように、挿入部21と、操作部22と、ユニバーサルコード23と、コネクタ24と、を備える。挿入部21は、被検体内に挿入される部分である。この挿入部21は、図1に示すように、先端側に設けられ、超音波を送受信する超音波振動子7を保持する硬性の先端硬質部211と、先端硬質部211の基端側に連結され湾曲可能とする湾曲部212と、湾曲部212の基端側に連結され可撓性を有する可撓管部213と、を備える。ここで、挿入部21の内部には、具体的な図示は省略したが、光源装置6から供給された照明光を伝送するライトガイド、各種信号を伝送する複数の信号ケーブルが引き回されているとともに、処置具を挿通するための処置具用挿通路が形成されている。なお、本明細書では、挿入部21の超音波振動子7側を先端側、操作部22に連なる側を基端側とする。
図2は、本実施の形態に係る超音波内視鏡の挿入部の先端構成を模式的に示す斜視図である。図3は、本実施の形態に係る超音波内視鏡の挿入部の先端構成を模式的に示す分解斜視図である。図2に示すように、超音波振動子7は、例えばコンベックス振動子であるが、ラジアル振動子、又はリニア振動子であってもよい。超音波内視鏡2には、超音波振動子7として例えば128個の圧電素子がアレイ状に設けられており、送受信にかかわる圧電素子を電子的に切り替えたり、各圧電素子の送受信に遅延をかけたりすることで、電子的に走査させる。ただし、圧電素子の数は、特に限定されない。
先端硬質部211は、超音波振動子7が設けられた超音波機能部211Aと、外部からの光を取り込む対物レンズなどを含む撮像光学系に光を入射する観察窓215a、及び、照明光を集光して外部に出射する照明光学系の一部である照明窓215bを有する第2筐体215からなる内視鏡機能部211Bと、を備える。第2筐体215には、挿入部21内に形成された処置具用挿通路に連通し、挿入部21の先端から処置具を突出させる処置具突出口215cが形成されている。内視鏡機能部211Bは、一端で超音波機能部211Aと着脱自在に接続するとともに、他端で湾曲部212に接続している。
超音波機能部211Aは、絶縁性を有する単一の樹脂を用いて形成され、上述したように、内視鏡機能部211Bと着脱自在に接続している。具体的には、超音波機能部211Aは、超音波振動子7と、超音波振動子7を保持する第1筐体214と、を備える。第1筐体214は、超音波振動子7を保持する本体部214aと、本体部214aから突出し、内視鏡機能部211Bと接続する接続部214bと、を有する。以下において、第1筐体214の長手方向に沿った長さを先端硬質長L1とする。接続部214bに対して、内視鏡機能部211Bの第2筐体215は、湾曲部212と接続する側と反対側の端部に設けられ、第1筐体214と接続する穴である穴部215dを有する。超音波機能部211Aと内視鏡機能部211Bとは、接続部214bが穴部215dに嵌合することで接続する。この際、接着剤やネジ止めなどの公知の方法で両者を固定してもよい。
図1に戻り、操作部22は、挿入部21の基端側に連結され、医師等からの各種操作を受け付ける部分である。この操作部22は、図1に示すように、湾曲部212を湾曲操作するための湾曲ノブ221と、各種操作を行うための複数の操作部材222と、を備える。また、操作部22には、処置具用挿通路に連通し、当該処置具用挿通路に処置具を挿通するための処置具挿入口223が形成されている。
ユニバーサルコード23は、操作部22から延在し、各種信号を伝送する複数の信号ケーブル、及び光源装置6から供給された照明光を伝送する光ファイバ等が配設されたケーブルである。
コネクタ24は、ユニバーサルコード23の先端に設けられている。そして、コネクタ24は、超音波ケーブル31、ビデオケーブル41、及び光ファイバケーブル61がそれぞれ接続される第1~第3コネクタ部241~243を備える。
超音波観測装置3は、超音波ケーブル31(図1参照)を介して超音波内視鏡2に電気的に接続し、超音波ケーブル31を介して超音波内視鏡2にパルス信号を出力するとともに超音波内視鏡2からエコー信号を入力する。そして、超音波観測装置3は、当該エコー信号に所定の処理を施して超音波画像を生成する。
内視鏡観察装置4は、ビデオケーブル41(図1参照)を介して超音波内視鏡2に電気的に接続し、ビデオケーブル41を介して超音波内視鏡2からの画像信号を入力する。そして、内視鏡観察装置4は、当該画像信号に所定の処理を施して内視鏡画像を生成する。
表示装置5は、液晶又は有機EL(Electro Luminescence)、プロジェクタ、CRT(Cathode Ray Tube)などを用いて構成され、超音波観測装置3にて生成された超音波画像や、内視鏡観察装置4にて生成された内視鏡画像等を表示する。
光源装置6は、光ファイバケーブル61(図1参照)を介して超音波内視鏡2に接続し、光ファイバケーブル61を介して被検体内を照明する照明光を超音波内視鏡2に供給する。
〔ケーブル群の構成〕
図3に示すケーブル群8は、第1筐体214の内部でフレキシブル基板を経由して超音波振動子7に接続されている。図4は、フレキシブル基板にケーブル群が接続されている様子を表す図である。図4に示すように、ケーブル群8は、例えば4つのシールド線81~84に分けられている。ただし、シールド線の数は特に限定されない。そして、グランド線81a~84a及びグランド線81a~84aの内側に挿通されているそれぞれ32本の信号線81b~84bは、それぞれ基板91~94に接続されている。信号線81b~84bの総数(128本)は、超音波振動子7の圧電素子の総数(128個)と同じ数であり、複数の信号線81b~84bに含まれる1本の信号線は、それぞれ基板91~94を経由して超音波振動子7の1つの圧電素子に接続される。ただし、信号線81b~84bの総数は、特に限定されず、圧電素子と同数であればよい。
〔フレキシブル基板の構成〕
図5は、超音波振動子7の圧電素子、及び、複数の信号線81b~84bと電気的に接続するフレキシブル基板の斜視図である。図5に示すように、フレキシブル基板9は、積層方向に沿って積層されている可撓性を有する多層基板であり、基板91~94からなる。すなわち、図4に示す基板91~94を積層させることにより、図5に示すフレキシブル基板9が形成されている。ただし、多層基板は、可撓性を有していなくてもよい。フレキシブル基板9は、一端(図5のフレキシブル基板9の長手方向左側)にケーブル群8のシールド線81~84が接続され、他端(図5のフレキシブル基板9の長手方向右側)に超音波振動子7の圧電素子が接続される。以下において、基板91側を表面側、基板94側を裏面側とする。すなわち、表面側層が基板91であり、中間層が基板92及び基板93であり、及び裏面側層が基板94である。
図6~図9は、基板の拡大図である。図6は基板91、図7は基板92、図8は基板93、図9は基板94をそれぞれ表している。以下において、各端子や配線の数を例示するが、これらの数は特に限定されず、超音波振動子7の数に応じて変更可能である。
図6に示すように、基板91には、グランド端子911Gと、それぞれ32個の信号線接続端子912T、913T(信号線接続端子列)と、それぞれ32個の素子接続端子914T~917T(素子接続端子列)と、グランド端子918Gと、が形成されている。グランド端子911Gは、積層方向(図6の紙面と直交する方向)と直交する長手方向の片側の端部(図6の左側)に設けられており、グランド線81a及び82aが接続される。信号線接続端子912Tは、グランド端子911Gの近傍に設けられており、32本の信号線82bがそれぞれ接続される。信号線接続端子913Tは、信号線接続端子912Tに隣接して設けられており、32本の信号線81bがそれぞれ接続される。信号線接続端子912Tと信号線接続端子913Tとは、フレキシブル基板9の長手方向に沿って、位置をずらして配置されている。素子接続端子914T~917Tは、積層方向と直交する方向のうち長手方向の片側の端部(図6の長手方向右側)に設けられており、超音波振動子7の各圧電素子がそれぞれ電気的に接続される。素子接続端子914T~917Tは、表面層側に設けられており、フレキシブル基板9の長手方向に沿って、位置をずらして配置されている。グランド端子918Gは、積層方向と直交する方向のうちの長手方向の片側の端部(図6の長手方向右側)に設けられており、超音波振動子7のグランド線が接続される。ビア951V~958Vは、それぞれグランド端子911G~グランド端子918Gと基板92とを導通させる。配線912a~917aは、信号線接続端子912T~素子接続端子917Tとビア952V~957Vとをそれぞれ接続する。配線916bは、熱伝導性を有し、素子接続端子916Tから基板91の上下方向の端まで延在している。配線918aは、超音波振動子7のグランド線と接続される。
図7に示すように、配線921a、922aは、熱伝導性を有し、基板92の端まで延在している。配線921bは、ビア952Vとビア955Vと接続されている。配線922bは、ビア953Vとビア954Vと接続されている。
図8に示すように、ビア971V~975Vは、それぞれ基板94(図9参照)と導通している。配線931aは、熱伝導性を有し、ビア972Vから基板93の端まで延在している。配線931bは、ビア972Vとビア973Vと接続されている。
図9に示すように、基板94には、グランド端子941Gと、それぞれ32個の信号線接続端子942T、943T(信号線接続端子列)と、が形成されている。グランド端子941Gは、積層方向(図9の紙面と直交する方向)と直交する方向のうち長手方向の片側の端部(図9の長手方向左側)に設けられており、グランド線83a及び84aが接続される。信号線接続端子942Tは、グランド端子941Gの近傍に設けられており、32本の信号線83bがそれぞれ接続される。信号線接続端子943Tは、信号線接続端子942Tに隣接して設けられており、32本の信号線84bがそれぞれ接続される。すなわち、信号線接続端子942Tと信号線接続端子943Tとは、フレキシブル基板9の長手方向に沿って、位置をずらして配置されている。ビア971Vは、グランド端子941Gと基板93とを導通させる。ビア972Vは、信号線接続端子942Tと基板93とを導通させる。ビア973Vは、基板94と基板93とを導通させる。ビア974Vは、ビア962V、956Vを経由して、基板94と基板91とを導通させる。ビア975Vは、ビア963V、957Vを経由して、基板94と基板91とを導通させる。配線942aは、信号線接続端子942Tとビア972Vとを接続する。配線943aは、信号線接続端子943Tとビア974Vとを接続する。配線944aは、ビア973Vとビア975Vとを接続する。配線946aは、熱伝導性を有し、ビア975Vから基板94の端まで延在している。
フレキシブル基板9を積層方向に沿って平面視した図6、9において、グランド端子911G、信号線接続端子912T、信号線接続端子913T、グランド端子941G、信号線接続端子942T、及び信号線接続端子943Tの長手方向に交差する配列方向(図6、図9の上下方向)における両端は、フレキシブル基板9の端部から0.005mm以上0.2mm以下の領域に位置していることが好ましい。フレキシブル基板9を小型化し、挿入部21の先端を小型化するためである。超音波内視鏡2を体内に挿入する上で、患者の体への負担をより軽減するために挿入部21の先端の大きさを小型化することは非常に重要である。
図10~図12は、フレキシブル基板の部分的な投影図である。具体的には、図10~図12は、図5の矢印Vで示す方向(図6~図9の下方)からフレキシブル基板9を見た場合に、端子、配線、及びビア等を矢印Vに沿った方向に投影して図示した投影図である。従って、一部の端子や配線等は重なっており、一体的に図示した部分や一部のみを図示部分がある。また、図10は、図6の領域A1に対応する図であり、図11は、図6の領域A2に対応する図であり、図12は、図6の領域A3に対応する図である。
基板91~94の間には、絶縁層としてポリイミド基材95~97が配置されている。ポリイミド基材95~97には、熱伝導性を有し、表面側層である基板91及び裏面側層である基板94と中間層である基板92及び基板93との間に設けられている熱伝導部であるビアが形成されている。
また、基板91の表面及び基板94の裏面は、レジスト98、99にそれぞれ覆われている。レジスト98、99は、基板91の表面及び基板94の裏面を、各端子部分のみを露出させ、それ以外の部分を保護する。
図10に示すように、グランド端子911Gとグランド端子941Gとは、積層方向において互いに対向しており、基板91と基板94との一部をなす。また、信号線接続端子912T及び信号線接続端子913Tと信号線接続端子942T及び信号線接続端子943Tとは、積層方向において互いに対向しており、基板91と基板94との一部をなす。
グランド端子911Gとグランド端子941Gとは、ビア951V、961V、971Vにより接続されており、同電位とされている。換言すると、フレキシブル基板9は、長手方向の端部の近傍に位置し、表面側層のグランド端子911Gと裏面側層のグランド端子941Gとを電気的に接続しているビア951V、961V、971Vを備える。そして、これらのビア951V、961V、971Vは、積層方向において、グランド端子911G及びグランド端子941Gに重なる位置に設けられている。さらに、図8に示すように、ビア971Vとビア964Vとは、電極971aにより接続されており、図12に示すように、ビア964Vは、ビア958Vを経由してグランド端子918Gに接続されていることにより、グランド端子918Gは、グランド端子911G及びグランド端子941Gと同電位とされている。
図10~図12を参照し、信号線接続端子912Tは、配線912a、ビア952V、配線921b、ビア955V、配線915aを経由して、素子接続端子915Tに接続されている。
信号線接続端子913Tは、配線913a、ビア953V、配線922b、ビア954V、配線914aを経由して、素子接続端子914Tに接続されている。
信号線接続端子942Tは、配線942a、ビア972V、配線931b、ビア973V、配線944a、ビア975V、ビア963V、ビア957V、配線917aを経由して、素子接続端子917Tに接続されている。
信号線接続端子943Tは、配線943a、ビア974V、ビア962V、ビア956V、配線916aを経由して、素子接続端子916Tに接続されている。
図13は、ケーブル群とフレキシブル基板との接続部の拡大図である。図13に示すように、ケーブル群8のシールド線81~84がフレキシブル基板9の信号線接続端子912T、913T、942T、943Tの表面側及び裏面側に接続される。
図14は、ケーブル群とフレキシブル基板との接続部の拡大図である。図14に示すように、フレキシブル基板9の表面側において、基板91のグランド端子911Gにグランド線81a、82aが接続され、信号線接続端子912Tに信号線82bが接続され、信号線接続端子913Tに信号線81bが接続される。同様に、フレキシブル基板9の裏面側において、基板94のグランド端子941Gにグランド線83a、84aが接続され、信号線接続端子942Tに信号線83bが接続され、信号線接続端子943Tに信号線84bが接続される。
図15は、超音波内視鏡の先端部の内部構成を表す切欠き図である。図15に示すように、互いに接続されたケーブル群8とフレキシブル基板9とは、超音波振動子7の圧電素子に接続されて第1筐体214の内部に収容される。このとき、フレキシブル基板9を湾曲させて第1筐体214に収容することにより、先端硬質長L1を短くすることができる。
以上説明したように、フレキシブル基板9の信号線接続端子912T、信号線接続端子913T、信号線接続端子942T、及び信号線接続端子943Tは、それぞれ素子接続端子915T、素子接続端子914T、素子接続端子917T、及び素子接続端子916Tにこの順に接続されており、ケーブル群8の128本の信号線と超音波振動子7の128個の圧電素子とを接続する。このフレキシブル基板9によれば、ケーブル群8をフレキシブル基板9の両面に対向して接続することができるため、先端硬質長L1を短くすることができる。
また、フレキシブル基板9では、基板91の信号線接続端子912T、913T、又は基板94の信号線接続端子942T、943Tの一方に信号線81b、82b、又は信号線83b、84bを半田付けし、その後フレキシブル基板9を反転させて他方の半田付けを行う。基板94の半田付けを行った後に基板91の半田付けを行う場合、フレキシブル基板9は、4層の基板91~94からなるため、基板91の信号線接続端子912T、913Tに信号線81b、82bを半田付けする際に、中間層である基板92、93が基板91から基板94へ伝わる熱を低減させるとともに、配線921a、922a、931a、916a、946aが端面から放熱することにより、先に半田付けを行った基板94の半田が熱により再溶融することが防止されている。基板91の半田付けを行った後に基板94の半田付けを行う場合も同様に、基板92、93が断熱するとともに、配線921a、922a、931a、916a、946aが端面から放熱し、基板91の半田が再溶融することが防止される。
図16は、第1の基板及び第2の基板の配線の様子を表す図である。図16は、図6の部分B1を拡大した図であり、基板91の各配線と基板92の各配線とを重ねて図示している。図16において、ハッチングにより強調した配線912aの一部である部分9121と、配線922aの一部である部分9221とは、重なる面積ができるだけ小さくなるように配置されている。このように、中間層である基板92の配線922aは、表面側層である基板91に設けられている配線912aと積層方向(図16の紙面に直交する方向)に沿って投影した配線パターンが異なる。その結果、積層方向に沿って投影した配線パターンが同一である場合よりも、配線912aと配線922aとの間の距離を大きくすることができ、半田付けを行う場合に、配線912aから配線922aへ伝わる熱を低減させることができる。
同様に、ハッチングにより強調した配線913aの一部である部分9131と、配線921bの一部である部分9211とは、重なる面積ができるだけ小さくなるように配置されている。このように、中間層である基板92の配線921bは、表面側層である基板91に設けられている配線913aと積層方向に沿って投影した配線パターンが異なる。その結果、半田付けを行う場合に、配線913aから配線921bへ伝わる熱を低減させることができる。
図16では、部分B1について、中間層である基板92の配線が、表面側層である基板91に設けられている配線と積層方向に沿って投影した配線パターンが異なることを説明したが、フレキシブル基板9の全域において、中間層である基板92の配線が、表面側層である基板91に設けられている配線と積層方向に沿って投影した配線パターンが異なることが好ましい。さらに、中間層である基板93の配線が、裏面側層である基板94に設けられている配線と積層方向に沿って投影した配線パターンが異なることが好ましい。その結果、フレキシブル基板9の全域において、半田付けを行う場合に、基板91又は基板94の配線から基板92又は基板93の配線へ伝わる熱を低減させることができる。
図17、図18は、第1の基板の部分拡大図である。具体的には、図17は、図6の部分B2を拡大した部分拡大図であり、図18は、図6の部分B3を拡大した部分拡大図である。図17に示す信号線接続端子912Tの配列方向の幅dSLは、図18に示す素子接続端子914Tの配列方向の幅dSFより大きい。このように、フレキシブル基板9では、配列方向において、信号線接続端子912T、913T、942T、943Tの幅は、素子接続端子914T~917Tの幅よりも大きい。そして、フレキシブル基板9では、配列方向において、信号線接続端子912T、913T、942T、943Tの幅及び素子接続端子914T~917Tの幅は、表面側層及び裏面側層に設けられている配線の幅よりも小さい。その結果、フレキシブル基板9の先端側(超音波振動子7側)の幅を小さくすることができるため、挿入部21を小型化することができる。
(実施の形態2)
図19は、実施の形態2に係る多層基板の部分断面図である。図19に示すように、フレキシブル基板9Aは、基板91Aと、ポリイミド基材101~103と、中継基板104と、断熱性が高い断熱層105と、中継基板106と、を備える。基板92、基板93、基板94、ポリイミド基材95~97、レジスト99は、実施の形態1と同様であってよいので、説明を省略する。
基板91Aには、グランド端子911Gと、信号線接続端子912Tと、信号線接続端子913Tとが形成されている。基板91Aの表面は、レジスト98Aに保護されている。
グランド端子911Gは、ポリイミド基材101のビア1011V、ポリイミド基材102のビア1021V、ポリイミド基材103のビア1031V、及び断熱層105のビア1051V、中継基板106の中継端子1061を経由し、実施の形態1と同様の経路を経て、グランド端子941Gと同電位とされている。
信号線接続端子912Tは、配線912a、ポリイミド基材101のビア1012V、ポリイミド基材102のビア1022V、ポリイミド基材103のビア1032V、及び断熱層105のビア1052V、中継基板106の中継端子1062を経由し、実施の形態1と同様の経路を経て、素子接続端子915Tに接続されている。
信号線接続端子913Tは、配線913a、ポリイミド基材101のビア1013V、ポリイミド基材102のビア1023V、ポリイミド基材103のビア1033V、及び断熱層105のビア1053V、中継基板106の中継端子1063を経由し、実施の形態1と同様の経路を経て、素子接続端子914Tに接続されている。
以上説明したように、フレキシブル基板9Aでは、基板91Aと基板94との間に断熱性が高い断熱層105が配置されているため、基板91Aから基板94へ伝わる熱を低減させる効果が高い。さらに、断熱層105が異方導電性接着剤である場合、積層方向の導電性を保持しながら層方向の絶縁性が保たれ、基板91Aから基板94へ伝わる熱を低減させる効果がより高くすることができる。
(実施の形態3)
図20は、超音波内視鏡の先端部の側面図である。図20に示すように、実施の形態3において、超音波振動子7Bは、ラジアル振動子であり、第1筐体214Bに保持されている。超音波振動子7Bがラジアル振動子である場合、先端硬質長L2は第1筐体214Bの長さである。
図21は、超音波内視鏡の先端部の内部構成を表す切欠き図である。図21に示すように、超音波振動子7Bには、3枚のフレキシブル基板9Bが接続されており、フレキシブル基板9Bには、3本のケーブル群8Bが接続されている。このように、複数の基板は、積層されていなくてもよい。
(実施の形態4)
図22は、実施の形態4に係る多層基板の断面図である。図22に示すように、フレキシブル基板9Cは、基板301~306と、基板301~306の間に配置されているポリイミド基材307、308、312、313と、ポリイミド基材308と基板303とを接着する接着層309と、ポリイミド基材312と基板304とを接着する接着層311と、断熱層310と、を備える。基板301の表面及び基板306の裏面は、レジスト314、315にそれぞれ覆われている。
基板301のグランド端子3011Gと基板306のグランド端子3061Gとは、積層方向において互いに対向して設けられている。また、基板301の信号線接続端子3012T及び信号線接続端子3013Tと基板306の信号線接続端子3062T及び信号線接続端子3063Tとは互いに対向して設けられている。また、基板301の素子接続端子3014T~3016Tと基板306の素子接続端子3064T~3066Tとは互いに対向して設けられている。また、基板301のグランド端子3017Gと基板306のグランド端子3067Gとは互いに対向して設けられている。
グランド端子3011Gは、ビア3071V、ビア3081V、基板303の配線、ビア3082V、基板302の配線、ビア3083V、基板303の配線、ビア3084V、ビア3076Vを経由してグランド端子3017Gに接続されており、同電位とされている。同様に、グランド端子3061Gは、ビア3131V、ビア3121V、基板304の配線、ビア3122V、基板305の配線、ビア3123V、基板304の配線、ビア3124V、ビア3136Vを経由してグランド端子3067Gに接続されており、同電位とされている。
信号線接続端子3012Tは、配線3012a、ビア3072V、基板302の配線、ビア3075V、配線3016aを経由して、素子接続端子3016Tに接続されている。
信号線接続端子3013Tは、配線3013a、ビア3073V、基板302の配線、ビア3074Vを経由して、素子接続端子3015Tに接続されている。また、信号線接続端子3013Tは、配線3013bを経由して、素子接続端子3014Tに接続されている。
信号線接続端子3062Tは、配線3062a、ビア3132V、基板305の配線、ビア3135V、配線3066aを経由して、素子接続端子3066Tに接続されている。
信号線接続端子3063Tは、配線3063a、ビア3133V、基板305の配線、ビア3134Vを経由して、素子接続端子3065Tに接続されている。また、信号線接続端子3063Tは、配線3063bを経由して、素子接続端子3064Tに接続されている。
図23は、超音波内視鏡の先端部の内部構成を表す切欠き図である。図23に示すように、フレキシブル基板9Cの先端側は、略直角に対向する2方向に屈曲されてコンベックス型の超音波振動子7Cに接続され、第1筐体214Cに収容される。
以上説明したように、フレキシブル基板9Cでは、基板301と基板306との間に断熱性が高い断熱層310が配置されているため、基板301から基板306へ伝わる熱を低減させる効果が高い。さらに、先端が2つに分かれて屈曲されたフレキシブル基板9Cの両側に超音波振動子7Cを接続することができるため、先端硬質長L3である第1筐体214Cの長さを短くすることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、以上のように表し、かつ記述した特定の詳細及び代表的な実施の形態に限定されるものではない。従って、添付のクレーム及びその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神又は範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 内視鏡システム
2 超音波内視鏡
3 超音波観測装置
4 内視鏡観察装置
5 表示装置
6 光源装置
7、7B、7C 超音波振動子
8、8B ケーブル群
9、9A、9B、9C フレキシブル基板
21 挿入部
22 操作部
23 ユニバーサルコード
24 コネクタ
31 超音波ケーブル
41 ビデオケーブル
61 光ファイバケーブル
81~84 複数のシールド線
81a~84a グランド線
81b~84b 信号線
91~94、91A、301~306 基板
95~97、101、102、103、307、308、312、313 ポリイミド基材
98、99、314、315 レジスト
104、106 中継基板
105、310 断熱層
211 先端部
211A 超音波機能部
211B 内視鏡機能部
212 湾曲部
213 可撓管部
214、214B 第1筐体
214a 本体部
214b 接続部
214c 延在部
215 第2筐体
215a 観察窓
215b 照明窓
215c 処置具突出口
215d 穴部
221 湾曲ノブ
222 操作部材
223 処置具挿入口
241 第1コネクタ部
242 第2コネクタ部
243 第3コネクタ部
309、311 接着層
911G、918G、941G、3011G、3017G、3061G、3067G グランド端子
912T、913T、942T、943T、3012T、3013T、3062T、3063T 信号線接続端子
912a、913a、914a、915a、916a、916b、917a、918a、921a、921b、922a、922b、931a、931b、942a、943a、944a、946a、3012a、3013a、3013b、3016a、3062a、3063a、3066a 配線
914T~917T、3014T~3016T、3064T~3066T 素子接続端子
951V~958V、961V~964V、971V~975V、1011V、1012V、1021V、1022V、1031V、1032V、1051V~1053V、3071V~3076V、3081V~3084V、3121V~3124V、3131V~3136V ビア
971a 電極
1061、1062 中継端子

Claims (13)

  1. 積層方向に沿って積層されている表面側層、中間層、及び裏面側層を有し、前記積層方向と直交する方向のうち長手方向の一端側に超音波振動子が電気的に接続される多層基板であって、
    前記多層基板に接続される、複数のシールド線のグランド線が接続されるグランド端子であって、前記長手方向の他端側において、前記表面側層及び前記裏面側層の一部をなすグランド端子と、
    前記複数のシールド線の信号線がそれぞれ接続される複数の信号線接続端子を有し、前記長手方向の前記グランド端子の近傍において、前記表面側層及び前記裏面側層の一部をなし、かつ前記長手方向に沿って配置されている複数の信号線接続端子列と、
    熱伝導性を有し、前記中間層において前記他端に延在している配線と、
    を備える多層基板。
  2. 前記配線は、前記表面側層及び前記裏面側層に設けられている配線と前記積層方向に沿って投影した配線パターンが異なる請求項1に記載の多層基板。
  3. 熱伝導性を有し、前記表面側層及び前記裏面側層と前記中間層との間に設けられている熱伝導部を有する請求項1に記載の多層基板。
  4. 当該多層基板を前記積層方向に沿って平面視したとき、前記グランド端子及び前記信号線接続端子列の両端は、当該多層基板の端部から0.005mm以上0.2mm以下の領域に位置している請求項1に記載の多層基板。
  5. 前記長手方向の端部の近傍に位置し、前記表面側層の前記グランド端子と前記裏面側層の前記グランド端子とを電気的に接続しているビアを備える請求項1に記載の多層基板。
  6. 前記ビアは、前記積層方向に沿って前記グランド端子に重なる位置に設けられている請求項5に記載の多層基板。
  7. 前記超音波振動子が有する複数の各圧電素子がそれぞれ接続される複数の素子接続端子を有し、前記長手方向の前記一端側に設けられており、前記長手方向に沿って配置されている複数の素子接続端子列を備える請求項1に記載の多層基板。
  8. 前記信号線接続端子の配列方向において、前記信号線接続端子の幅は、前記素子接続端子の幅よりも大きい請求項7に記載の多層基板。
  9. 前記信号線接続端子の配列方向において、前記信号線接続端子列の幅は、前記素子接続端子列の幅よりも大きい請求項7に記載の多層基板。
  10. 前記信号線接続端子間の幅、及び前記素子接続端子間の幅は、前記表面側層及び前記裏面側層に設けられている配線の幅よりも小さい請求項7に記載の多層基板。
  11. 前記素子接続端子列は、前記表面側層又は前記裏面側層の一部をなす請求項7に記載の多層基板。
  12. 複数のシールド線と、
    積層方向に沿って積層されている表面側層、中間層、及び裏面側層を有し、前記積層方向と直交する方向のうち長手方向の一端側に超音波振動子が電気的に接続される多層基板と、
    を備えるプローブユニットであって、
    前記多層基板は、
    前記多層基板に接続される、複数のシールド線のグランド線が接続されるグランド端子であって、前記長手方向の他端側において、前記表面側層及び前記裏面側層の一部をなすグランド端子と、
    前記複数のシールド線の信号線がそれぞれ接続される複数の信号線接続端子を有し、前記長手方向の前記グランド端子の近傍において、前記表面側層及び前記裏面側層の一部をなし、かつ前記長手方向に沿って配置されている複数の信号線接続端子列と、
    熱伝導性を有し、前記中間層において前記他端に延在している配線と、
    を有するプローブユニット。
  13. 超音波を送受信する超音波振動子と、
    複数のシールド線と、
    積層方向に沿って積層されている表面側層、中間層、及び裏面側層を有し、前記積層方向と直交する方向のうち長手方向の一端側に前記超音波振動子が電気的に接続される多層基板と、
    を備える超音波内視鏡であって、
    前記多層基板は、
    前記多層基板に接続される、複数のシールド線のグランド線が接続されるグランド端子であって、前記長手方向の他端側において、前記表面側層及び前記裏面側層の一部をなすグランド端子と、
    前記複数のシールド線の信号線がそれぞれ接続される複数の信号線接続端子を有し、前記長手方向の前記グランド端子の近傍において、前記表面側層及び前記裏面側層の一部をなし、かつ前記長手方向に沿って配置されている複数の信号線接続端子列と、
    熱伝導性を有し、前記中間層において前記他端に延在している配線と、
    を有する超音波内視鏡。
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