JP7324181B2 - 超音波内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波内視鏡に関する。
近年、医療現場において、被検者の体内に超音波を照射し、その反射波を受信して映像化することにより、体内の状態を観察する超音波内視鏡が使用されている。
このような超音波内視鏡は、例えば特許文献1に開示されているように、超音波振動子を構成する圧電素子を備える先端部と、先端部の基端に接続された湾曲部及び軟性部と、湾曲部及び軟性部に挿通される複数の同軸ケーブルと、圧電素子と同軸ケーブルと電気的に接続する配線基板と、を備える。
特開2019-054962号公報
ところで、同軸ケーブルは、絶縁被覆された1本の信号線の周囲をシールド層、及び外皮で覆うため、同軸ケーブルの外径が大きくなり、超音波内視鏡を細径化することが困難であった。
そこで、この同軸ケーブルに代えて非同軸ケーブルを適用することにより、超音波内視鏡を細径化することが考えられる。しかしながら、非同軸ケーブルに含まれる複数の信号線と超音波振動子との接続において、信号線の長さに起因して超音波画像に画質劣化(例えば、ムラ)が生じる場合があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、超音波画像の画質劣化を抑制でき、かつ細径化が可能な超音波内視鏡を提供することを目的とする。
第1態様の超音波内視鏡は、複数の超音波振動子が配列された超音波振動子アレイを有する先端部を含む挿入部と、挿入部に挿通されるケーブルと、複数の超音波振動子とケーブルとを電気的に接続する基板であって、先端部に配置される基板と、を備える超音波内視鏡であって、ケーブルは、複数の信号線及び複数のグランド線からなる第1のケーブル束と、第1のケーブル束を被覆する第1のシールド層と、を含む非同軸ケーブルと、複数の非同軸ケーブルからなる第2のケーブル束を被覆する外皮と、を有し、基板は、複数の超音波振動子にそれぞれ接続された複数の電極パッドを備え、ケーブルから各第1のケーブル束が個々に引き出され、さらに第1のケーブル束の各信号線が引き出されて基板の電極パッドに電気的に接続され、複数の超音波振動子は、同時に駆動される複数の駆動単位で構成され、各駆動単位の複数の電極パッドに各第1のケーブル束の複数の信号線が接続されて信号線群が構成され、信号線群は少なくとも第1のケーブル束の先端からの長さが異なる2種類以上の信号線を含む。
第2態様の超音波内視鏡において、信号線群において、各第1のケーブル束における信号線は等しい長さを有し、かつ第1のケーブル束同士おいて、信号線は2種類以上の長さを備える。
第3態様の超音波内視鏡において、信号線群において、各第1のケーブル束における信号線は異なる2種類以上の長さを含む。
第4態様の超音波内視鏡において、各第1のケーブル束における信号線は、すべて異なる長さを有する。
第5態様の超音波内視鏡において、信号線群において、少なくとも1本の異なる長さの信号線を含む。
第6態様の超音波内視鏡において、ケーブルは、外皮の内側に、第2のケーブル束を被覆する第2のシールド層を備える。
第7態様の超音波内視鏡において、ケーブルは、第2のケーブル束と第2のシールド層との間に、第2のケーブル束を被覆する樹脂層を備える。
第8態様の超音波内視鏡において、ケーブルは、外皮の内側に、第2のケーブル束を被覆する樹脂層を備える。
第9態様の超音波内視鏡において、樹脂層は、フッ素系の樹脂層である。
本発明の超音波内視鏡によれば、超音波画像の画質劣化を抑制でき、かつ細径化が可能になる。
図1は超音波検査システムの構成の一例を示す概略構成図である。 図2は図1の超音波内視鏡の先端部、及びその近傍を示す部分拡大平面図である。 図3は図2のIII-III線に沿った断面図である。 図4は図3に示すIV-IV線に沿った断面図である。 図5は基板と非同軸ケーブルとの接続構造を示す図である。 図6は図5のVI-VI線に沿った非同軸ケーブルの断面図である。 図7は図5のVII-VII線に沿ったケーブルの断面図である。 図8は複数の超音波振動子と複数の非同軸ケーブルとの接続関係の第1の実施形態を説明する図である。 図9は複数の超音波振動子と複数の非同軸ケーブルとの接続関係の第2の実施形態を説明する図である。 図10は複数の超音波振動子と複数の非同軸ケーブルとの接続関係の第3の実施形態を説明する図である。
以下、添付図面に従って本発明に係る超音波内視鏡の好ましい実施形態について説明する。
図1は、実施形態の超音波内視鏡12を使用する超音波検査システム10の一例を示す概略構成図である。
図1に示すように、超音波検査システム10は、超音波内視鏡12と、超音波画像を生成する超音波用プロセッサ装置14と、内視鏡画像を生成する内視鏡用プロセッサ装置16と、体腔内を照明する照明光を超音波内視鏡12に供給する光源装置18と、超音波画像及び内視鏡画像を表示するモニタ20と、を備える。また、超音波検査システム10は、洗浄水などを貯留する送水タンク21aと、体腔内の吸引物を吸引する吸引ポンプ21bとを備える。
超音波内視鏡12は、被検体の体腔内に挿入される挿入部22と、挿入部22の基端部に連設され、術者が操作を行うための操作部24と、操作部24に一端が接続されたユニバーサルコード26とを有する。
操作部24には、送水タンク21aからの送気送水管路(不図示)を開閉する送気送水ボタン28aと、吸引ポンプ21bからの吸引管路(不図示)を開閉する吸引ボタン28bとが並設される。また、操作部24には、一対のアングルノブ29、29と処置具挿入口30とが設けられる。
ユニバーサルコード26の他端部には、超音波用プロセッサ装置14に接続される超音波用のコネクタ32aと、内視鏡用プロセッサ装置16に接続される内視鏡用のコネクタ32bと、光源装置18に接続される光源用のコネクタ32cとが設けられる。超音波内視鏡12は、これらのコネクタ32a、32b及び32cを介してそれぞれ超音波用プロセッサ装置14、内視鏡用プロセッサ装置16及び光源装置18に着脱自在に接続される。また、コネクタ32cには、送水タンク21aに接続される送気送水用チューブ34aと、吸引ポンプ21bに接続される吸引用チューブ34bとが備えられる。
挿入部22は、先端側から順に、超音波観察部36と内視鏡観察部38とを有する先端部40と、先端部40の基端側に連設された湾曲部42と、湾曲部42の基端側と操作部24の先端側との間を連結する軟性部43とを有する。
湾曲部42は、操作部24に設けられた一対のアングルノブ29、29を回動操作することにより、遠隔的に湾曲操作される。これにより、先端部40を所望の方向に向けることができる。
超音波用プロセッサ装置14は、後述する超音波観察部36の超音波振動子ユニット46(図2参照)の超音波振動子アレイ50に超音波を発生させるための超音波信号を生成して供給する。また、超音波用プロセッサ装置14は、超音波が放射された観察対象部位から反射されたエコー信号を超音波振動子アレイ50で受信して取得し、取得したエコー信号に対して各種の信号処理を施してモニタ20に表示される超音波画像を生成する。
内視鏡用プロセッサ装置16は、内視鏡観察部38において光源装置18からの照明光に照明された観察対象部位から取得された撮像画像信号を受信して取得し、取得した画像信号に対して各種の信号処理及び画像処理を施して、モニタ20に表示される内視鏡画像を生成する。
超音波用プロセッサ装置14及び内視鏡用プロセッサ装置16が、別々に設けられた2台の装置(コンピュータ)によって構成されている。ただし、これに限定されるものではなく、1台の装置によって超音波用プロセッサ装置14及び内視鏡用プロセッサ装置16の双方が構成されてもよい。
光源装置18は、内視鏡観察部38を用いて体腔内の観察対象部位を撮像して画像信号を取得するために、赤光、緑光及び青光などの3原色光からなる白色光又は特定波長光などの照明光を発生させて、超音波内視鏡12内のライトガイド(不図示)などを伝搬し、内視鏡観察部38から出射して体腔内の観察対象部位を照明する。
モニタ20は、超音波用プロセッサ装置14及び内視鏡用プロセッサ装置16により生成された各映像信号を受けて超音波画像及び内視鏡画像を表示する。これらの超音波画像及び内視鏡画像の表示は、いずれか一方のみの画像を適宜切り替えてモニタ20に表示したり両方の画像を同時に表示したりすることも可能である。
なお、本実施形態では、一台のモニタ20に超音波画像及び内視鏡画像を表示するが、超音波画像表示用のモニタと、内視鏡画像表示用のモニタとが別々に設けられてもよい。また、モニタ20以外の表示形態、例えば、術者が携帯する端末のディスプレイに表示する形態にて超音波画像及び内視鏡画像を表示してもよい。
次に、図2から図4を参照して先端部40の構成を説明する。
図2は、図1に示す先端部40及びその近傍を示す部分拡大平面図である。図3は、図2に示すIII-III線に沿った断面図であり、先端部40をその長手軸方向に沿った中心線で切断した縦断面図である。図4は、図3に示すIV-IV線に沿った断面図であり、先端部40の超音波観察部36の超音波振動子アレイ50の円弧構造の中心線で切断した横断面図である。
図2及び図3に示すように、先端部40には、先端側に超音波画像を取得するための超音波観察部36と、基端側に内視鏡画像を取得するための内視鏡観察部38とが搭載される。また、先端部40には、超音波観察部36と内視鏡観察部38との間に処置具導出口44が設けられている。
内視鏡観察部38は、観察窓82、対物レンズ84、固体撮像素子86、照明窓88、洗浄ノズル90、及び配線ケーブル92などから構成される。
処置具導出口44は、挿入部22の内部に挿通される処置具チャンネル45に接続される。図1の処置具挿入口30から挿入された処置具(不図示)が、処置具チャンネル45を介して処置具導出口44から体腔内に導出される。
超音波観察部36は、図2から図4に示すように、超音波振動子ユニット46と、超音波振動子ユニット46を保持する外装部材41と、超音波振動子ユニット46に基板60を介して電気的に接続されるケーブル100と、を備える。なお、外装部材41は、硬質樹脂などの硬質部材からなり、先端部40の一部を構成する。
超音波振動子ユニット46は、複数の超音波振動子48からなる超音波振動子アレイ50と、超音波振動子アレイ50の幅方向(挿入部22の長手軸方向に直交する方向)の端部側に設けられる電極52と、各超音波振動子48を下面側から支持するバッキング材層54と、バッキング材層54の幅方向の側面に沿って配設され、電極52に接続される基板60と、外装部材41とバッキング材層54との間の内部空間55に充填される充填剤層80と、を有する。
基板60は、複数の超音波振動子48とケーブル100とを電気的に接続できれば、特に、その構造は限定されない。
基板60は、例えば、柔軟性を有するフレキシブル基板(フレキシブルプリント基板(FPC(Flexible Printed Circuit))ともいう)、柔軟性を有さない剛性の高いリジッド基板からなるプリント配線回路基板(PCB(Printed Circuit Board)ともいう)、又はプリント配線基板(PWB(Printed Wired Board)ともいう)等の配線基板から構成されることが好ましい。
超音波振動子ユニット46は、超音波振動子アレイ50の上に積層された音響整合層76と、音響整合層76の上に積層された音響レンズ78とを有する。すなわち、超音波振動子ユニット46は、音響レンズ78、音響整合層76、超音波振動子アレイ50及びバッキング材層54を有する積層体47として構成される。
超音波振動子アレイ50は、外側に向けて凸円弧状に配列された複数の直方体形状の超音波振動子48から構成されている。この超音波振動子アレイ50は、例えば48から192個の超音波振動子48からなる48から192チャンネルのアレイである。これらの超音波振動子48は、それぞれ圧電体49を有している。
超音波振動子アレイ50は電極52を有する。電極52は、超音波振動子48毎に個々に独立した個別電極52aと、超音波振動子48の全てに共通の共通電極である振動子グランド52bとを有する。図4では、複数の個別電極52aは、複数の超音波振動子48の端部の下面に配置され、振動子グランド52bは、超音波振動子48の端部の上面に配置される。
基板60は、48から192個の超音波振動子48の個別電極52aとそれぞれ電気的に接続する48~192個の配線(不図示)と、この配線を介して超音波振動子48にそれぞれ接続される複数の電極パッド62とを有する。
超音波振動子アレイ50は、複数の超音波振動子48を一例として、一次元アレイ状に予め定められたピッチで配列された構成を有する。超音波振動子アレイ50を構成する各超音波振動子48は、先端部40の軸線方向(挿入部22の長手軸方向)に沿って凸湾曲状に等間隔で配列されており、超音波用プロセッサ装置14(図1参照)から入力される駆動信号に基づいて順次駆動される。これにより、図2に示す超音波振動子48が配列された範囲を走査範囲としてコンベックス電子走査が行われる。
音響整合層76は、被検体と超音波振動子48との間の音響インピーダンス整合をとるためのものである。
音響レンズ78は、超音波振動子アレイ50から発せられる超音波を観察対象部位に向けて収束させるためのものである。この音響レンズ78は、例えば、シリコン系樹脂(ミラブル型シリコンゴム及び液状シリコンゴムなど)、ブタジエン系樹脂又はポリウレタン系樹脂によって形成されている。また、音響レンズ78には、必要に応じて酸化チタン、アルミナ又はシリカなどの粉末が混合される。これにより、音響レンズ78は、音響整合層76において被検体と超音波振動子48との間の音響インピーダンス整合をとり、かつ、超音波の透過率を高めることができる。
バッキング材層54は、図3及び図4に示すように、複数の超音波振動子48の配列面に対して内側となる、すなわち超音波振動子アレイ50の背面(下面)に配設される。バッキング材層54は、バッキング材からなる部材の層で構成される。バッキング材層54は、超音波振動子アレイ50を機械的に、かつ、柔軟に支持すると共に、複数の超音波振動子48から発振され、もしくは観察対象から反射して伝播した超音波信号のうち、バッキング材層54側に伝播した超音波を減衰させる役割を有する。このため、バッキング材は、硬質ゴムなどの剛性を有する材料からなり、超音波減衰材(フェライト、セラミックスなど)が必要に応じて添加されている。
充填剤層80は、外装部材41とバッキング材層54との間の内部空間55を埋めるものであって、基板60、同軸ケーブル110及び各種の配線部分を固定する役割を有する。また、充填剤層80は、バッキング材層54との境界面において、超音波振動子アレイ50からバッキング材層54側に伝播した超音波信号を反射しないように、バッキング材層54との音響インピーダンスが一定以上の精度で整合していることが好ましい。更に、複数の超音波振動子48において発生した熱を放熱する効率を高めるために、充填剤層80は、放熱性を有する部材で構成されていることが好ましい。充填剤層80が放熱性を有する場合には、バッキング材層54、基板60及び同軸ケーブル110などから熱を受け取るため、放熱効率を向上できる。
上記のように構成された超音波振動子ユニット46によれば、超音波振動子アレイ50の各超音波振動子48が駆動され、超音波振動子48の電極52に電圧が印加されると、圧電体49が振動して超音波を順次発生し、被検体の観察対象部位に向けて超音波が照射される。そして、複数の超音波振動子48をマルチプレクサなどの電子スイッチで順次駆動させることで、超音波振動子アレイ50が配された曲面に沿った走査範囲、例えば曲面の曲率中心から数十mm程度の範囲で超音波が走査される。
また、観察対象部位から反射されたエコー信号を受信すると、圧電体49が振動して電圧が発生し、この電圧を受信した超音波エコーに応じた電気信号として超音波用プロセッサ装置14に出力する。そして、超音波用プロセッサ装置14において各種の信号処理が施されてから、超音波画像としてモニタ20に表示される。
実施形態において、図4に示した基板60は、一端において複数の個別電極52aと電気的に接続される複数の電極パッド62と、振動子グランド52bと電気的に接続されるグランド電極パッド64とを有する。なお、図4では、ケーブル100が省略されている。
基板60と個別電極52aとの電気的な接合は、例えば、導電性を有する樹脂材によって確立できる。樹脂材としては、熱硬化性樹脂に微細な導電性粒子を混ぜ合わせたものを膜状に成型したACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電フィルム)又はACP(Anisotropic Conductive Paste:異方性導電ペースト)を例示できる。
別の樹脂材として、例えば、エポキシ又はウレタンなどのバインダー樹脂の中に金属粒子などの導電性のフィラーを分散させて、接着後にフィラーが導電パスを形成する樹脂材であってもよい。この樹脂材として、銀ペーストなどの導電性ペーストが例示できる。
図3に示すように、ケーブル100は、複数の非同軸ケーブル110と、複数の非同軸ケーブル110を被覆する外皮102とを備える。非同軸ケーブル110に含まれる信号線が、基板60の電極パッド62に電気的に接合される。
次に図面を参照して、基板60とケーブル100との接続構造を説明する。
図5は、基板60とケーブル100とを含む部分の拡大図である。図6はVI-VI線に沿う断面図である。図7はVII-VII線に沿う断面図である。
図5に示すように、基板60は、基端の側の辺60aに沿って配置された複数の電極パッド62と、複数の電極パッド62と辺60aとの間に配置されたグランド電極パッド64とを有する。グランド電極パッド64は、辺60aに平行に配置される。
ケーブル100が、基板60の辺60aに対向する位置に配置される。ケーブル100は、複数の非同軸ケーブル110と、複数の非同軸ケーブル110を覆う外皮102と、を備える。電極パッド62と非同軸ケーブル110の信号線112とが電気的に接合される。非同軸ケーブル110は、辺60aと直交する辺60b及び辺60cと平行に配置される。ただし、基板60と非同軸ケーブル110との位置関係は、特に限定されない。
次に、非同軸ケーブル110の構造について説明する。図6に示すように、非同軸ケーブル110は、複数の信号線112と、複数のグランド線114とを有する。信号線112は、例えば、導体112aと、導体112aの周囲を被覆する絶縁層112bと、から構成される。導体112aは、例えば、銅又は銅合金の素線で構成される。素線には、例えば、錫メッキ、銀メッキ等のメッキ処理が施される。導体112aは、0.03mmから0.04mmの直径を有する。
絶縁層112bは、例えば、フッ化エチレンプロピレン(FEP)、パーフルオロアルコキシ(PFA)等の樹脂材料により構成できる。絶縁層112bは、0.015mmから0.025mmの厚みを有する。
グランド線114は、信号線112と同一の直径を有する導体で構成される。グランド線114は、銅又は銅合金の素線、又は銅又は銅合金の複数の素線を撚り合わせた撚線で構成される。
複数の信号線112と、複数のグランド線114とが撚り合わされることにより、第1のケーブル束116が構成される。
非同軸ケーブル110は、第1のケーブル束116の周囲を被覆する第1のシールド層118を備える。第1のシールド層118は、接着剤を介して金属箔をラミネートした絶縁フィルムで構成できる。絶縁フィルムはポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムで構成される。また、金属箔はアルミニウム箔又は銅箔で構成される。
非同軸ケーブル110は、複数の信号線112を1セットとして第1のシールド層118によりシールドされる。非同軸ケーブル110単位で信号線112が取り扱われる。
図6に示すように、実施形態の非同軸ケーブル110において、第1のケーブル束116は、4本の信号線112と3本のグランド線の7本が撚り合わされて構成される。4本の信号線112の中の1本の信号線112が中心に配置される。残りの3本の信号線112と3本のグランド線114とが、中心の信号線112の周囲に、隣接して配置される。ただし、第1のケーブル束116における、信号線112の本数、グランド線114の本数、及びこれらの配置は、図6の構造に限定されない。
次に、ケーブル100の構造について説明する。図7に示すように、ケーブル100は複数の非同軸ケーブル110を備える。複数の非同軸ケーブル110により、第2のケーブル束104が構成される。
外皮102が、第2のケーブル束104を被覆する。外皮102は、押出し被覆されたPFA、FEP、エチレン・四フッ化エチレン共重合体(ETFE)、ポリ塩化ビニル(PVC)等のフッ素系の樹脂材料で構成できる。外皮102は、巻回された樹脂製テープ(PETテープ)で構成できる。外皮102による第2のケーブル束104の被覆は、第2のケーブル束104の外側を直接的に被覆する場合と、間接的に被覆する場合とを含む。間接的な被覆は、外皮102と第2のケーブル束104との間に他の層を配置することを含む。
実施形態のケーブル100は、外皮102と第2のケーブル束104との間に、内側から順に、樹脂層106と第2のシールド層108とを備える。樹脂層106は第2のケーブル束104を被覆する。樹脂層106は、例えば、上述のフッ素系の樹脂材料、樹脂製テープで構成できる。
第2のシールド層108は、例えば、複数本の素線を編み組むことで構成できる。素線は、メッキ処理(錫メッキ又は銀メッキ)された銅線又は銅合金線等で構成される。
ケーブル100は、上述した構成以外に樹脂層106及び第2のシールド層108を何れも備えない場合、樹脂層106及び第2のシールド層108のいずれか一方のみを備える場合であってもよい。
実施形態のケーブル100は、16本の非同軸ケーブル110を含んでおり、64本の信号線112を含んでいる。非同軸ケーブル110及び信号線112の数はこの数値に限定されない。
上述したように、ケーブル100に含まれる非同軸ケーブル110は、従来の同軸ケーブルとは異なり、信号線112ごとにシールド層、及び外皮を備えていない。特に、複数の非同軸ケーブル110でケーブル100を構成した場合、ケーブル100は、従来の同軸ケーブルと比較して細径化が可能になる。また、同軸ケーブルと外径が同じ場合、ケーブル100は、従来の同軸ケーブルと比較してより多くの信号線112を備えることができる。
次に、基板60と非同軸ケーブル110との接続構造を詳細に説明する。図5に示すように、基板60の基端側において、ケーブル100の樹脂層106(不図示)、第2のシールド層108(不図示)、及び外皮102が除去され、複数の非同軸ケーブル110が露出する。また、基板60の基端側において、各々の非同軸ケーブル110の第1のシールド層118が除去され、第1のケーブル束116が露出する。
第1のシールド層118は基板60の上に位置し、基板60と第1のシールド層118は、基板60の主面と直交する方向から見て(以下、平面視)、少なくとも一部が重なり合う。第1のケーブル束116は基板60の上でのみ露出し、基板60と第1のケーブル束116とは基板60の上でのみ重なり合う。第1のケーブル束116は基板60からはみ出ないので、第1のケーブル束116は基板60と全部重ね合わされる。
基板60と第1のケーブル束116とが、固定部130により固定され、基板60と各第1のケーブル束116との相対位置が固定される。固定部130は、基板60と重なる状態で、基板60と第1のケーブル束116とを固定する。複数の信号線112と複数のグランド線114との撚線により構成された第1のケーブル束116は、先端116aにおいて、各信号線112に解きほぐされる。解きほぐされた各信号線112は、基板60に配置された電極パッド62と電気的に接合される。先端116aは各信号線112に解きほぐされる開始位置である。なお、一部の第1のケーブル束116において、理解を容易にするため固定部130を省略する。
上述したように非同軸ケーブル110の各信号線112は、導体112aと絶縁層112bとで構成され、同軸ケーブルとは異なり、信号線112ごとにシールド層が設けられていない。そのため、電極パッド62と信号線112とを電気的に接合する配線作業、その後のハンドリング、及びプローブへの組立工程の際に、信号線112は断線しやすくなる。
実施形態では、好ましくは、基板60と第1のケーブル束116とが固定部130により固定される。したがって、ケーブル100、又は非同軸ケーブル110に応力が加わった際、電極パッド62と信号線112との接合部に応力が伝達されることが抑制され、信号線112の断線が防止できる。
固定部130は、基板60と第1のケーブル束116との相対的な位置関係が固定できる限り、特に限定されず、例えば、接着剤、半田、及びクランプ部材のいずれか又はその組み合わせを適用できる。固定部130は、基板60と第1のケーブル束116とを個別に固定でき、また基板60と複数の第1のケーブル束116とを一括して固定できる。
基板60のグランド電極パッド64には、各第1のケーブル束116のグランド線114が電気的に接合される。各第1のケーブル束116に含まれる、少なくとも1本のグランド線114が、グランド電極パッド64に電気的に接合される。複数のグランド線114は、第1のケーブル束116において接触する。したがって、各第1のケーブル束116の少なくとも1本のグランド線114をグランド電極パッド64に電気的に接合することにより、複数の第1のケーブル束116の接地電位を同一の電位にできる。グランド電極パッド64に電気的に接合されるグランド線114を少なくすることにより、配線が占める領域を小さくできる。結果として、先端部40の細径化が可能になる。
図5に示す接続構造では、各非同軸ケーブル110に対応する各電極パッド62がまとめて配置される。すなわち、4本の信号線112と電気的に接合される4個の電極パッド62が、基板60の上で、まとめて配置される。非同軸ケーブル110に対応する電極パッド62は、非同軸ケーブル110の延長方向に配置される電極パッド62であることが好ましい。また、各非同軸ケーブル110の信号線112は、隣接する非同軸ケーブル110に対応する電極パッド62には電気的に接合されていないことが好ましい。信号線112に応力が加えられることを抑制できる。
図5に示す接続構造では、非同軸ケーブル110の信号線112に接続される電極パッド62の位置は、隣接する非同軸ケーブル110の間で異なる。辺60bに最も近い非同軸ケーブル110に対応する電極パッド62と、辺60bに次に近い非同軸ケーブル110に対応する電極パッド62とを比較すると、固定部130により固定された第1のケーブル束116の先端116aからの距離Lが異なる。第1のケーブル束116同士の間で異なる2種類の距離Lが存在する。
その結果、非同軸ケーブル110の信号線112に対応する複数の電極パッド62が、平面視において、複数の電極パッド62ごとにジグザグに配置される。隣接する複数の電極パッド62間の間隔を狭めることができ、ジグザグに配置されていない場合(複数の電極パッド62が辺60aに沿って直線に配置される場合)に比較して、複数の電極パッド62を高密度に配置できる。
実施形態では2種類の距離Lを示したが、2種類以上の距離Lを設定できる。複数の電極パッド62をより高密度に配置できる。
ジグザグに配置された電極パッド62ごとに対応して、非同軸ケーブル110の第1のケーブル束116同士の間で、信号線112の長さは異なる。
一方で、非同軸ケーブル110の単位でみれば、複数の信号線112に対応する電極パッド62と、第1のケーブル束116の先端116aとの距離Lは等しい。
次に、図8を参照して、複数の超音波振動子48と、複数の非同軸ケーブル110との接続関係の第1の実施形態を説明する。超音波振動子アレイ50が、例えば、64個の超音波振動子48を含む場合を説明する。
図8に示すように、64個の超音波振動子48は、同時に駆動される4個の駆動単位U1、U2、U3及びU4で構成される。実施形態では1個の駆動単位U1はP1、P2からP16の16個(16チャンネル)の超音波振動子48を含んでいる。16チャンネルの超音波振動子48をまとめて駆動することにより、一つの超音波ビームが形成される。このようにすることで、所望の強度の超音波ビームが形成できる。駆動単位U2はP17からP32(不図示)の16個(16チャンネル)の超音波振動子48を含み、駆動単位U3はP33からP48(不図示)の16個(16チャンネル)の超音波振動子48を含み、駆動単位U4はP49、P50からP64の16個(16チャンネル)の超音波振動子48を含む。
上述したように、非同軸ケーブル110の各信号線112は、同軸ケーブルとは異なり、信号線112ごとにシールド層が設けられていない。そのため、信号線112の長さが、信号線112の電気容量の大きさに影響を与える。第1のケーブル束116の先端からの信号線112の長さ(距離L)が長いほど電気容量が大きくなり、信号線112の長さ(距離L)が短いほど電気容量が小さくなる。信号線112の長さが、送受信感度の減衰量に影響を与える。信号線112の長さ(距離L)が長いほど送受信信号の減衰量が大きくなり、送受信感度に影響を与える。
図5に示す接続構造では、2種類に距離Lが存在する。この状況において、例えば、駆動単位U1の16チャンネル全てに、距離Lの短い信号線112が電気的に接続され、駆動単位U4の16チャンネル全てに、距離Lの長い信号線112が電気的に接続される場合が発生しうる。
この場合、駆動単位U4の超音波振動子48から生成される超音波ビームが、駆動単位U1の超音波振動子48から生成される超音波ビームより小さくなる。駆動単位U1と駆動単位U4とでは、信号線112の長さに起因して、生成される超音波ビームの強弱の差が大きくなる。その結果、超音波画像の画質劣化(例えば、ムラ)が生じる。
第1の実施形態では、図8に示すように、駆動単位U1に電気的に接続する複数の電極パッド62に、各第1のケーブル束116の複数の信号線112が接続されて信号線群G1が構成される。第1の実施形態では、各第1のケーブル束116における複数の信号線112は、等しい長さ(距離L)を有している。
さらに、第1のケーブル束116同士おいて、信号線112は2種類以上の長さを備える。すなわち、第1のケーブル束116の単位で見れば、信号線112は等しい長さを有する。信号線群G1で見れば、先端からの長さの異なる(距離Lの異なる)信号線112で構成される2種類の第1のケーブル束116を備える。
同様に駆動単位U2、U3及びU4の複数の電極パッド62に接続される信号線群G2、G3及びG4も第1のケーブル束116の先端からの長さが異なる2種類以上(2種類の距離L)の信号線112を含む。
信号線群G1、G2、G3、及びG4において信号線112は2種類以上の長を有していてもよい。
例えば、信号線群G1は、短い信号線112で構成される第1のケーブル束116と、長い信号線112で構成される第1のケーブル束116と、2種類の第1のケーブル束で構成される。
各信号線群G1、G2、G3及びG4が2種以上の長さ(距離L)の信号線112を含んでいるので、駆動単位U1、U2、U3及びU4の間で、生成される超音波ビームの強弱の差を小さくできる。その結果、超音波画像の画質が劣化することを抑制できる。
次に、図9を参照して、複数の超音波振動子48と、複数の非同軸ケーブル110との接続関係の第2の実施形態を説明する。第1の実施形態と同様の構成には同様の符号を付して説明を省略する場合がある。
第2の実施形態の信号線群G1は、第1のケーブル束116における4本の信号線112は、それぞれ異なる長さを有している。第1のケーブル束116の4本の信号線112はすべて異なる長さを有している。同様に、信号線群G2、G3及びG4は、第1のケーブル束116の4本の信号線112はすべて異なる長さを有している。すなわち、平面視において、第1のケーブル束116に対応する複数の電極パッド62は、ケーブル長手軸方向(辺60b(不図示)に沿った方向)に沿って順次ずれて配置されている。ただし、各信号線群G1、G2、G3及びG4の第1のケーブル束116に含まれる信号線112は、すべての長さが異なる必要はなく、第1のケーブル束116は、少なくとも2種類の長さの信号線112を含んでいればよい。
第2の実施形態の信号線群G1、G2、G3及びG4が2種以上の長さ(距離L)の信号線112を含んでいるので、第1の実施形態と同様に、駆動単位U1、U2、U3及びU4の間で、生成される超音波ビームの強弱の差を小さくできる。その結果、超音波画像の画質が劣化することを抑制できる。
次に、図10を参照して、複数の超音波振動子48と、複数の非同軸ケーブル110との接続関係の第3の実施形態を説明する。第1の実施形態、及び第2の実施形態と同様の構成には同様の符号を付して説明を省略する場合がある。
第3の実施形態の信号線群G1は、複数の第1のケーブル束116を備え、その1つの第1のケーブル束116が、少なくとも1本の異なる長さの信号線112を備える。信号線群G1は、1本の異なる長さの信号線112を除き、同じ長さの信号線112を備える。同様に、信号線群G2、G3及びG4は、複数の第1のケーブル束116を備え、1つの第1のケーブル束116が、少なくとも1本の異なる長さの信号線112を備える。信号線群G1は、少なくとも2種類の長さの信号線112を含んでいる。
第3の実施形態の信号線群G1、G2、G3及びG4が2種以上の長さ(距離L)の信号線112を含んでいるので、第1の実施形態と同様に、駆動単位U1、U2、U3及びU4の間で、生成される超音波ビームの強弱の差を小さくできる。その結果、超音波画像の画質が劣化することを抑制できる。
以上、本発明について説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
10 超音波検査システム
12 超音波内視鏡
14 超音波用プロセッサ装置
16 内視鏡用プロセッサ装置
18 光源装置
20 モニタ
21a 送水タンク
21b 吸引ポンプ
22 挿入部
24 操作部
26 ユニバーサルコード
28a 送気送水ボタン
28b 吸引ボタン
29 アングルノブ
30 処置具挿入口
32a コネクタ
32b コネクタ
32c コネクタ
34a 送気送水用チューブ
34b 吸引用チューブ
36 超音波観察部
38 内視鏡観察部
40 先端部
41 外装部材
42 湾曲部
43 軟性部
44 処置具導出口
45 処置具チャンネル
46 超音波振動子ユニット
47 積層体
48 超音波振動子
49 圧電体
50 超音波振動子アレイ
52 電極
52a 個別電極
52b 振動子グランド
54 バッキング材層
55 内部空
0 基板
60a 辺
60b 辺
60c 辺
62 電極パッド
64 グランド電極パッド
76 音響整合層
78 音響レンズ
80 充填剤層
82 観察窓
84 対物レンズ
86 固体撮像素子
88 照明窓
90 洗浄ノズル
92 配線ケーブル
100 ケーブル
102 外皮
104 第2のケーブル束
106 樹脂層
108 第2のシールド層
110 非同軸ケーブル
112 信号線
112a 導体
112b 絶縁層
114 グランド線
116 第1のケーブル束
116a 先端
118 第1のシールド層
130 固定部
G1 信号線群
G2 信号線群
G3 信号線群
G4 信号線群
U1 駆動単位
U2 駆動単位
U3 駆動単位
U4 駆動単位

Claims (6)

  1. 複数の超音波振動子が配列された超音波振動子アレイを有する先端部を含む挿入部と、
    前記挿入部に挿通されるケーブルと、
    前記複数の超音波振動子と前記ケーブルとを電気的に接続する基板であって、前記先端部に配置される基板と、
    を備える超音波内視鏡であって、
    前記ケーブルは、
    複数の信号線及び複数のグランド線からなる第1のケーブル束と、前記第1のケーブル束を被覆する第1のシールド層と、を含む非同軸ケーブルと、
    複数の前記非同軸ケーブルからなる第2のケーブル束を被覆する外皮と、
    を有し、
    前記基板は、前記複数の超音波振動子にそれぞれ接続された複数の電極パッドを備え、
    前記ケーブルから各前記第1のケーブル束が個々に引き出され、さらに第1のケーブル束の各前記信号線が引き出されて前記基板の前記電極パッドに電気的に接続され、
    前記複数の超音波振動子は、同時に駆動される複数の駆動単位で構成され、
    各前記駆動単位の複数の前記電極パッドに各前記第1のケーブル束の複数の前記信号線が接続されて信号線群が構成され、前記信号線群は少なくとも前記第1のケーブル束の先端からの長さが異なる2種類以上の信号線を含
    前記信号線群において、各前記第1のケーブル束における前記信号線は異なる2種類以上の長さを含む、超音波内視鏡。
  2. 各前記第1のケーブル束における前記信号線は、すべて異なる長さを有する、請求項に記載の超音波内視鏡。
  3. 前記ケーブルは、前記外皮の内側に、前記第2のケーブル束を被覆する第2のシールド層を備える、請求項1又は2に記載の超音波内視鏡。
  4. 前記ケーブルは、前記第2のケーブル束と前記第2のシールド層との間に、前記第2のケーブル束を被覆する樹脂層を備える、請求項に記載の超音波内視鏡。
  5. 前記ケーブルは、前記外皮の内側に、前記第2のケーブル束を被覆する樹脂層を備える、請求項1又は2に記載の超音波内視鏡。
  6. 前記樹脂層は、フッ素系の樹脂層である。請求項又はに記載の超音波内視鏡。
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