JP7270673B2 - 交通管制装置 - Google Patents
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Description
実施の形態1は、交通管制装置と、無線通信により交通管制装置に接続されてその走行経路が管制される複数の車両と、から構成される交通管制システムにおいて、走行車線を走行する第1の車両から、走行車線から対向車線に進入して走行することを要求する回避許可要求を受信する回避要求受信部と、対象車両から走行車両情報を受信し、対向車線を走行する近隣車両から走行車両情報を受信する走行車両情報受信部と、走行車両情報に含まれる各目標走行経路情報から対象車両と近隣車両の走行経路の重複を判定する走行経路重複判定部と、走行車両情報に含まれる各車両情報から対象車両と近隣車両のどちらの車両を優先するかを判定する優先度判定部と、優先度判定部の判定結果に基づいて対象車両と近隣車両に走行指示を与える走行指示生成部と、を備える交通管制装置に関するものである。
なお、対象車両と近隣車両の走行経路の重複については、後で説明する。
なお、各図において、同一部分もしくは相当部分は、同一符号で示し、重複する説明は、省略する。
交通管制システム1000は、交通管制装置1、ネットワーク網2、複数の基地局3、および複数の車両20から構成されている。交通管制装置1は、ネットワーク網2に接続されている。
複数の車両20は、無線通信により、近隣の基地局3に接続されている。複数の基地局3が道路網をカバーできるように、各地点に分散して設けられている。基地局3は、4G、5G等のセルラー方式の無線通信の規格を用いて、通信圏内に存在する車両20に搭載された移動端末機器と無線通信を行う無線局であり、ネットワーク網2に接続されている。
したがって、複数の車両20と交通管制装置1とは、基地局3およびネットワーク網2を介して通信接続される。
なお、図1の交通管制システム1000の説明では、複数の車両、複数の基地局をそれぞれ区別する必要がないため、車両20、基地局3と記載している。
以降の説明において、各車両の区別をする必要がある場合は、例えば第一の車両200、第二の車両201と記載する。
交通管制装置1は、第一の車両200が対向車線に進入した場合、対向車線を走行中の第二の車両201の走行経路が重複しないかどうか確認する。
第一の車両200と第二の車両201の走行経路が重複する場合、交通管制装置1は、第一の車両200および第二の車両201のどちらの車両を優先するかを判定し、第一の車両200あるいは第二の車両201の一方を優先走行させる走行指示を送信する。その結果、優先走行させるべき車両を優先走行させて、適切な交通を確保できる交通管制が実現できる。
なお、以降の説明では、わかりやすいように、適宜第一の車両を「対象車両」、第二の車両を「近隣車両」と記載する。
また、対象車両200とは、障害物202が存在する車線を走行する車両を表し、近隣車両201とは、対象車両200の対向車線を走行する車両を表す。
交通管制装置1は、通信部40、回避要求受信部41、走行車両情報要求部42、走行車両情報受信部43、走行経路重複判定部44、優先度判定部45、走行指示生成部46を備える。
目標走行経路情報は、将来の各時刻の車両の位置等を示す時系列の走行計画データである。
また、車両情報には、車両の種別、車両の輪郭形状、自動車制動時の最大許容減速度などの車両の基本情報、および車両の緊急性等の情報が含まれる。緊急性等の情報には、後で説明する車両の優先度の判定に必要な情報(例えば、急病の搭乗者の有無、乗車人数など)も含まれる。
実施の形態1では、優先度判定部45は、以下に詳細を説明する複数のルールを組み合わせて、車両間の優先度を判定する。
そして、優先度判定部45は、対象車両200と近隣車両201のどちらの優先度評価値が高いかを判断する。対象車両200と近隣車両201の優先度評価値が同じ場合には、近隣車両201を優先させる。
ルール1:急病の搭乗者の車両を優先する(100点)。
ルール2:課金した搭乗者の車両を優先する(10点)。
ルール3:乗車人数が多い車両を優先する(5点)。
ルール4:予定到着時刻から遅れている車両を優先する(1点)。
ルール5:目的地までの予定走行距離が長い車両を優先する(1点)。
ルール6:充電残量が少ない車両を優先する(1点)。
ルール7:交通量が多い方向の車両を優先する(1点)。
ルール8:進行方向の交通事情が悪いために、優先しても意味がない車両(-100点)。
ルール9:近隣車両201が、対象車両200の走行経路を阻害しない位置で停止することができない(対象車両のみに適用、-1000点)。
なお、ルール9は近隣車両201に最大許容減速度があり、その最大許容減速度と停止位置204までの距離を用いて、対象車両200の走行経路を阻害しない位置で停止することができない場合が該当する。
交通管制装置1の各機能は、交通管制装置1が備えた処理回路により実現される。交通管制装置1は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置70(コンピュータ)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク等の記憶装置71、データ通信を行う通信装置72等を備えている。通信装置72は、ネットワーク2に接続され、データ通信を行う。
交通管制装置1のハードディスク等の記憶装置71には、交通管制装置1の各機能のためのプログラムが記憶されている。交通管制装置1の各機能は、演算処理装置70が、記憶装置71に記憶されたプログラムを実行し、記憶装置71、通信装置72等のハードウエアと協働することにより実現される。
車両20は、車載ネットワーク21、通信装置22、ロケータ23、ナビゲーション装置24、自動運転制御装置25、動力制御装置26、ブレーキ制御装置27、自動操舵制御装置28、およびライト制御装置29を備えている。
ロケータ23は、GPSアンテナ等から得た自車両の位置情報(緯度、経度、標高)および自動運転制御装置25が備える周辺監視装置25aから得た情報等と、高精度の地図データとをマッチングし、自車両の高精度な位置情報を認識する。
自動運転制御装置25の構成、および機能については、後で説明する。
ブレーキ制御装置27は、自車両の速度が目標速度に追従するように、電動ブレーキ装置27aのブレーキ動作を制御する。
自動操舵制御装置28は、操舵角が目標操舵角に追従するように、電動操舵装置28aを制御する。
ライト制御装置29は、自動運転制御装置25からの操作指令に従って、方向指示器29aを制御する。
自動運転制御装置25は、センサ情報取得部251、認知部252、通信部253、目標走行経路生成部254、管理部255、および車両制御指令生成部256を備えている。
走行道路の状態として、道路の形状、車線、障害物の有無、歩行者の有無、道路標識情報、車線変更の禁止区間等の道路の交通ルール、信号情報、および渋滞情報等が認知される。
交通管制装置1の要求に基づかずに、走行車両情報を常に送信するように構成してもよい。
交通管制装置1は、受信した各車両の目標走行経路情報と回避許可要求に基づいて、各車両に走行指示を送信する。自動運転制御装置25は、交通管制装置1から受信したどちらの車両を優先するかを含む走行指示に従って、車両の自動運転を行う。
走行指示が停止指示の場合には、特定地点の手前で停止する目標経路を車両制御指令生成部256に出力する。
なお、近隣車両201に対しても、減速指示、継続走行指示等の走行指示を出す場合もある。
走行指示が減速指示の場合には、特定地点を所定時刻以後に所定速度以下で通過する目標経路を車両制御指令生成部256に出力する。
継続走行指示の場合には、現在の速度を保って走行を継続する。
自動運転制御装置25が備えた処理回路により実現される。自動運転制御装置25は、図7に示すように、CPU等の演算処理装置80(コンピュータ)、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶装置81、データ通信を行う通信装置82等を備えている。
通信装置82は、車載ネットワーク21、アンテナ22aに接続され、データ通信を行う。
自動運転制御装置25の記憶装置81には、各機能のためのプログラムが記憶されている。自動運転制御装置25の各処理は、演算処理装置80が記憶装置81に記憶されたプログラムを実行し、記憶装置81、通信装置82等の他のハードウエアと協働することにより実現される。
交通管制装置1により、近隣車両201が優先されると判定されたケースを図8で説明する。このとき、対象車両200には停止指示が送信される。停止指示で指定する停止位置203は、対象車両200が移動できる範囲で、障害物202との接触を回避できる位置に設定される。近隣車両201には、継続走行指示が送信される。
交通管制装置1により、対象車両200が優先されると判定されたケースであって、近隣車両201が対象車両200に対して近くの位置にあるケースを図9で説明する。このとき、近隣車両201には、停止指示が送信され、対象車両200には回避許可指示が送信される。なお、停止指示で指定する停止位置204は、対象車両200が近隣車両201との接触を回避できる範囲で、設定される。
ここで、近隣車両201が対象車両200に対して近くの位置にあるとは、対象車両200と近隣車両201との距離が対象車両200と近隣車両201の走行速度を考慮した所定の距離よりも短い場合をいう。
交通管制装置1により、対象車両200が優先されると判定されたケースであって、近隣車両201が対象車両200に対して、遠くの位置にあるケースを図10で説明する。このとき、近隣車両201には、減速指示が送信され、対象車両200には回避許可指示が送信される。なお、対象車両200の走行経路が阻害されないように、減速指示に基づく減速を開始する位置である減速位置205と速度が設定される。
ここで、近隣車両201が対象車両200に対して遠くの位置にあるとは、対象車両200と近隣車両201との距離が対象車両200と近隣車両201の走行速度を考慮した所定の距離よりも長い場合をいう。
この処理は、例えば一定の演算周期毎に、繰り返し実行される。
具体的には、対象車両200の優先度評価値が高い場合は、対象車両200に対して、回避許可指示を送信するとともに、衝突を回避するために近隣車両201に対して停止指示、または減速指示を送信する。
近隣車両201の優先度評価値が高い場合は、対象車両200に対して、停止指示を送信し、近隣車両201に対して、継続走行指示を送信する。
この処理は、例えば一定の演算周期毎に、繰り返し実行される。
回避許可指示に近隣車両201に対する対向車線の停止位置の情報が含まれていた場合には、その地点を回避するように走行させる。
このため、実施の形態1では、車両の優先度を考慮し、適切な交通を確保できる交通管制装置が得られる。
実施の形態2は、障害物が自己走行可能である場合に対応する交通管制装置に関するものである。
実施の形態2の図14~図16において、実施の形態1と同一あるいは相当部分は、同一の符号を付している。
実施の形態1では、障害物は固定で移動しなかったが、実施の形態2では、障害物は自己走行可能である場合を想定している。
自己走行可能な障害物206の例として、例えば、通常の車両と同様の速度で走行車線を走行できる物流配送ロボット車、および乗客を乗せることができる自動運転バス等が挙げられる。
自己走行可能な障害物206は、交通管制装置1とネットワーク網2および基地局3を介して、通信可能であり、交通管制装置1に対して、走行車両情報を送信することを前提とする。また、交通管制装置1は、自己走行可能な障害物206が走行車線に沿って走行可能か判定でき、走行指示ができることを前提とする。例えば、路肩に寄って、後続車両を通過させることは、想定していない。
交通管制装置1で障害物が移動可能か判断できない、または走行指示できない場合は、実施の形態1で説明したように、障害物は固定で移動しないとして扱う。
なお、以降の説明では、自己走行可能な障害物206を、適宜障害物206と記載する。
また、自己走行可能な障害物206が交通管制装置1に送信する走行車両情報には、少なくとも交通管制装置1の判定に必要な車両の種別、乗降に必要な停車時間を含む。
交通管制装置1は、第一の車両200が自己走行可能な障害物206が停止状態から走行車線に沿って走行方向に移動するのを待機できるか、および自己走行可能な障害物206に走行指示を送信して走行させることができることについても判定する。
なお、以降の説明では、わかりやすいように、実施の形態1と同様に、適宜第一の車両を「対象車両」、第二の車両を「近隣車両」と記載する。
交通管制装置1により障害物206が自己走行可能と判定された場合であって、障害物206に走行指示を出すケースを図14で説明する。このとき、対象車両200には自己走行可能な障害物206の走行に合わせて追従するように追従指示が送信される。近隣車両201には継続走行指示が送信される。
交通管制装置1により障害物206が自己走行可能と判定された場合であって、自己走行可能な障害物206の走行開始を待機するケースを図15で説明する。このとき、対象車両200には自己走行可能な障害物206から適切な距離だけ離れた待機位置207で停止するよう、待機指示が送信される。近隣車両201には継続走行指示が送信される。
実施の形態2における交通管制装置1では、障害物情報取得部47が追加されている。 通信部40~走行指示生成部46の機能については、実施の形態1と同様である。
障害物情報取得部47は、走行車線を監視するカメラ等の監視機器から得る障害物206の種別、および自己走行可能な障害物206から送信される走行車両情報に基づいて、障害物206は自己走行が可能かどうか、走行を開始するタイミングはいつか、あるいは命令可能かを判断する。
実施の形態2の車両20のシステム構成は、実施の形態1と同じである。実施の形態2の自動運転制御装置25の構成は、実施の形態1の図5と同じであるが、管理部255の機能が異なる。自己走行可能な障害物206に対する対応が追加されている。具体的な管理部255の機能については、対象車両200の自動運転制御装置25の処理のフローチャート(図19)の説明の中で記載する。
具体的対応は、S401→S101、S403→S102、S404→S103、S405→S104、S406→S105、S407→S106、S408→S107である。
ステップ410(S410)において、許容待機時間以内かどうかは、例えば、障害物206が自動運転バスであるとき、対象車両200の許容待機時間と乗客が乗降を完了するまでの停車時間と比較して判定する。
具体的対応は、S501→S201、S502→S202、S503→S203、S504→S204、S506→S206、S507→S207、S508→S208である。
停止指示の場合はステップ507(S507)に進む。回避許可指示の場合はステップ508(S508)に進む。待機指示の場合はステップ509(S509)に進む。追従指示の場合にはステップ510(S510)に進む。
したがって、実施の形態2の交通管制装置は、車両の優先度を考慮し、適切な交通を確保できる交通管制装置が得られる。さらに、実施の形態2の交通管制装置は、障害物が自己走行可能である場合にも適切に対応できる。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組合せる場合が含まれるものとする。
21 車載ネットワーク、22 通信装置、22a アンテナ、23 ロケータ、
24 ナビゲーション装置、24a ヒューマンインターフェイス、24b スピーカ、24c ディスプレイ、25 自動運転制御装置、25a 周辺監視装置、
26 動力制御装置、26a 動力機、27 ブレーキ制御装置、
27a 電動ブレーキ装置、28 自動操舵制御装置、28a 電動操舵装置、
29 ライト制御装置、29a 方向指示器、40 通信部、41 回避要求受信部、
42 走行車両情報要求部、43 走行車両情報受信部、44 走行経路重複判定部、
45 優先度判定部、46 走行指示生成部、47 障害物情報取得部、
70 演算処理装置、71 記憶装置、72 通信装置、80 演算処理装置、
81 記憶装置、82 通信装置、200 第一の車両、200 対象車両、
201 第二の車両、201 近隣車両、202 障害物、203 停止位置、
204 停止位置、205 減速位置、206 自己走行可能な障害物、
207 待機位置、251 センサ情報取得部、252 認知部、253 通信部、
254 目標走行経路生成部、255 管理部、256 車両制御指令生成部、
1000 交通管制システム。
Claims (6)
- 交通管制装置と、無線通信により前記交通管制装置に接続され、その走行経路が前記交通管制装置で管制される複数の車両と、を備える交通管制システムに用いられる交通管制装置において、
走行車線を走行する第1の車両から、障害物を回避するために前記走行車線から対向車線に進入して走行することを要求する第1要求を受信する第1要求受信部と、
前記第1の車両から第1の走行車両情報を受信し、前記対向車線を走行する第2の車両から第2の走行車両情報を受信する走行車両情報受信部と、
前記第1の走行車両情報に含まれる第1の目標走行経路情報および前記第2の走行車両情報に含まれる第2の目標走行経路情報から前記第1の車両の走行経路と前記第2の車両の走行経路の重複を判定する走行経路重複判定部と、
前記第1の走行車両情報に含まれる第1の車両情報および前記第2の走行車両情報に含まれる第2の車両情報から前記第1の車両と前記第2の車両のどちらの車両を優先するかを判定する優先度判定部と、
前記優先度判定部の判定結果に基づいて前記第1の車両と前記第2の車両に走行指示を与える走行指示生成部と、
さらに、前記走行車線を監視する監視機器から得る前記走行車線上の前記第1の車両の走行先にある前記障害物の種別、および前記障害物のうち前記走行車線上の前記交通管制装置と通信可能な障害物から受信した当該障害物の車両情報に基づいて、
前記障害物が自己走行可能かどうか、および前記障害物に対して命令可能かを判断する、障害物情報取得部と、を備える交通管制装置。 - 前記優先度判定部は、優先度に応じてそれぞれの評価点が設定されている複数のルールを備え、前記第1の車両と前記第2の車両に対して、前記第1の車両情報および前記第2の車両情報に基づいて、前記ルールが満たされるか否かを判定し、満たされたルールの前記評価点を合計して優先度評価値とし、前記第1の車両の優先度評価値および前記第2の車両の優先度評価値に基づいて、前記第1の車両および前記第2の車両のどちらの車両を優先するかを判定する請求項1に記載の交通管制装置。
- 前記走行経路重複判定部は、前記第1の車両の前記走行経路と前記第2の車両の前記走行経路とが重複すると判定した場合は、
前記走行指示は、前記第1の車両の優先度評価値の方が前記第2の車両の優先度評価値よりも高い場合は、前記第1の車両に対向車線に進入して走行することを許可するとともに、前記第2の車両と前記第1の車両との距離が前記第1の車両と前記第2の車両の走行速度を考慮した所定の距離よりも短い場合は前記第2の車両に停止を指示するものであり、前記第2の車両と前記第1の車両との距離が前記所定の距離よりも長い場合は、前記第2の車両に減速を指示するものであり、
前記第2の車両の優先度評価値の方が前記第1の車両の優先度評価値よりも高い場合は、前記第1の車両に停止を指示し、前記第2の車両に走行を継続する指示を行うものであり、
前記走行経路重複判定部は、前記第1の車両の前記走行経路と前記第2の車両の前記走行経路とが重複しないと判定した場合は、
前記走行指示は、前記第1の車両に対向車線に進入して走行することを許可し、前記第2の車両に走行を継続する指示を行う、請求項2に記載の交通管制装置。 - 前記第1の車両および前記第2の車両から受信する前記目標走行経路情報は、少なくとも前記第1の車両および前記第2の車両の将来の各時刻における車両の位置、車両の進行方向、車両の速度、走行車線、車線変更を行う位置の内の1つを含む時系列の走行計画情報である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の交通管制装置。
- 前記優先度判定部は、さらに前記第1の車両の後続車の優先度評価値、および前記第2の車両の後続車の優先度評価値を含めて、前記第1の車両と前記第2の車両のどちらの車両を優先するかを判定し、
前記走行指示生成部は、前記優先度判定部が判定した結果に基づいて前記第1の車両と前記第2の車両に前記走行指示を与える請求項1に記載の交通管制装置。 - 前記障害物が自己走行可能な障害物である場合、前記障害物情報取得部は、前記自己走行可能な障害物が命令可能であると判定し、
前記自己走行可能な障害物が前記第1の車両の待機時間なしに走行を開始する場合は、
前記第1の車両に前記対向車線に進入せずに、前記走行車線を継続して、前記自己走行可能な障害物に追従して走行する指示を行い、
前記第2の車両に走行を継続する指示を行い、
前記自己走行可能な障害物に対して、走行を開始する指示を行い、
前記自己走行可能な障害物が、前記第1の車両の許容待機時間内に走行を開始する場合は、
前記第1の車両に前記対向車線に進入せずに、一旦待機し、前記自己走行可能な障害物が走行を開始した場合、前記自己走行可能な障害物に追従して走行する指示を行い、
前記第2の車両に走行を継続する指示を行い、
前記自己走行可能な障害物に対して、前記許容待機時間内に走行を開始する指示を行う請求項1に記載の交通管制装置。
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