JP7270633B2 - 上咽頭がん治療用キノリン誘導体 - Google Patents

上咽頭がん治療用キノリン誘導体 Download PDF

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Description

本発明は、医薬品技術の分野に関し、詳しく言えば、上咽頭がんの治療におけるキノリン誘導体の用途に関する。
上咽頭がんは上咽頭腔の上部と側壁に発生する悪性腫瘍で、中国では発生率が高い悪性腫瘍の一つである。耳鼻咽喉科領域の悪性腫瘍では発生率が最も高い。世界保健機関(WHO)は上咽頭がんを角化型扁平上皮がん、非角化型がん(分化型、未分化型を含む)の2つのタイプに分類している。両者の違いは主に明らかな角化現象があるかどうかである。前者の場合は高齢者に多発し、明らかな角化現象が認められ、EBウイルス感染との関連性が低い。上咽頭がんでは後者が殆どであり、明らかな角化現象は認められず、非角化型がん(とりわけ未分化型)はEBウイルスの感染との関連性が高い。非角化型がんでは、分化型のがん細胞に明瞭な境界があり、積層化された又は積み上げられるように並べられるが、未分化型のがん細胞には境界が不明瞭であり、合体した形で、一部は紡錘形であり、非角化型がん(とりわけ未分化型)では豊富なリンパ球浸潤がよく見られる。中国では、上咽頭がんは一般に上皮内がんと浸潤がんの2つのタイプに大別され、さらに浸潤がんは微小浸潤がん、扁平上皮がん(高、中、低分化)、腺がん(高、中、低分化)、濾胞核腫、未分化がんの5つのサブタイプを含む。
陳斯沢らは「NLK表達在鼻咽癌中的診断意義及作用研究」で、上咽頭がんの殆どが放射線療法に中等度の感受性を示し、放射線療法が上咽頭がんの治療では第1の選択であると述べている。しかしながら、分化度が比較的高いがん、経過が長く、放射線療法後に再発した症例では、手術による切除、化学療法も不可欠な手段である。鼻咽頭の構造が複雑で、疾患の発生部位が隠れた深部の場所であるため、治療の難易度が増し、また、個別化された特異的な治療方法と薬物がまだないため、治療の手段に多様性が欠けている。これゆえに、上咽頭がんの治療には満足のいく効果が得られず、5年生存率が高くない。
国際特許公開第WO2008112407号
陳斯沢ら,NLK表達在鼻咽癌中的診断意義及作用研究.
本発明の一態様では、治療を必要とする患者に治療有効量の次に示す式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩を投与することを含む上咽頭がんの治療方法が提供される。
式(I)の化合物の化学名は、1-[[[4-(4-フルオロ-2-メチル-1H-インドール-5-イル)オキシ-6-メトキシキノリン-7-イル]オキシ]メチル]シクロプロピルアミンであり、その構造式は次に示される。
Figure 0007270633000001
本発明のいくつかの特定の実施形態において、治療を必要とする患者に治療有効量の式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩を投与することを含む上咽頭の角化型扁平上皮がんの治療方法が提供される。
本発明のいくつかの特定の実施形態において、非角化型上咽頭がんの治療方法が提供される。前記非角化型上咽頭がんは分化型、未分化型を含み、前記方法は治療を必要とする患者に治療有効量の式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩を投与することを含む。
本発明のいくつかの特定の実施形態において、治療を必要とする患者に治療有効量の式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩を投与することを含む上皮内上咽頭がんの治療方法が提供される。
本発明のいくつかの特定の実施形態において、浸潤上咽頭がんの治療方法が提供される。前記浸潤上咽頭がんの非限定的な例としては、扁平上皮がん、腺がん、微小浸潤がん、濾胞核腫、未分化上咽頭がんが挙げられ、前記方法は治療を必要とする患者に治療有効量の式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩を投与することを含む。
本発明のいくつかの特定の実施形態において、治療を必要とする患者に治療有効量の式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩を投与することを含む晩期及び/又は転移性上咽頭がんの治療方法が提供される。本発明のいくつかの特定の実施形態において、前記晩期及び/又は転移性上咽頭がんは頸部のリンパ節、脾臓及び/又は肺に転移している。本発明のいくつかの特定の実施形態において、前記上咽頭がんは、外科的に切除できない。本発明のいくつかの特定の実施形態において、前記上咽頭がんを有する患者は以前に化学療法、モノクローナル抗体療法及び/又は放射線療法を受けている。本発明のいくつかの好ましい実施形態において、前記上咽頭がんを有する患者は化学療法、モノクローナル抗体療法及び/又は放射線療法が投与された後、疾患が進行している。本発明のいくつかのより好ましい実施形態において、前記上咽頭がんを有する患者に既に投与されている化学療法薬はゲムシタビン、カペシタビン、シスプラチン、ロバプラチン、ネダプラチン、5-フルオロウラシル、パクリタキセル、ドセタキセル及び/又はシクロホスファミドを含む。前記上咽頭がんを有する患者に既に投与されているモノクローナル抗体治療薬はセツキシマブ、ベバシズマブ及び/又はSHR-1210を含む。
本発明のいくつかの特定の実施形態において、治療を必要とする患者に治療有効量の式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩を投与することを含む上咽頭がんの再発に
対する予防及び/又は治療方法が提供される。化合物(I)はその遊離塩基の形態で投与されてもよいし、その塩、水和物、プロドラッグの形態で投与されてもよく、当該プロドラッグは生体内に化合物(I)の遊離塩基の形態に変換される。例えば、化合物(I)の薬学的に許容される塩は本発明の範囲に含まれ、本分野の周知の方法で様々な有機酸又は無機酸から前記塩を生成できる。
本発明のいくつかの特定の実施形態において、化合物(I)の塩酸塩の形態で投与される。いくつかの特定の実施形態において、化合物(I)の一塩酸塩又は二塩酸塩の形態で投与される。いくつかの特定の実施形態において、化合物(I)の塩酸塩の結晶の形態で投与される。いくつかの特定の実施形態において、化合物(I)の二塩酸塩の結晶の形態で投与される。
式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩は様々な経路で投与され得る。当該経路の非限定的な例としては、経口投与、非経口投与、腹膜内投与、静脉内投与、動脈内投与、経皮投与、舌下投与、筋肉内投与、経直腸投与、経頬投与、鼻腔内投与、吸入投与、経膣投与、眼内投与、局所投与、皮下投与、脂肪層内投与、関節内投与、髄腔内投与が挙げられる。いくつかの特定の実施形態において、経口投与され、剤形は錠剤、カプセル剤、粉末剤、顆粒剤、滴丸剤、ペースト剤、散剤等を含み、中でも錠剤、カプセル剤であることが好ましい。前記錠剤は、通常の錠剤、分散錠、発泡錠、徐放錠、放出制御型錠剤、腸溶錠であってよく、前記カプセル剤は、通常のカプセル、徐放カプセル、放出制御型カプセル、腸溶カプセルであってよい。前記経口製剤は通常の方法を用いて本分野で周知の薬学的に許容される担体から製造できる。薬学的に許容される担体は充填剤、吸収剤、湿潤剤、バインダー、崩壊剤、潤滑剤等を含む。充填剤はデンプン、ラクトース、マンニトール、微結晶セルロース等を含む。吸収剤は硫酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、炭酸カルシウム等を含む。湿潤剤は水、エタノール等を含む。バインダーはヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポビドン、微結晶セルロース等を含む。崩壊剤はクロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、界面活性剤、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等を含む。潤滑剤はステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、アエロジル、タルク等を含む。医薬品添加物にはさらに着色剤、甘味料等が含まれる。
本発明のいくつかの特定の実施形態において、患者に投与する1日量は2mg~20mgであってよい。いくつかの特定の実施形態において、患者に投与する1日量は5mg~20mgである。いくつかの特定の実施形態において、患者に投与する1日量は10mg~16mgである。本発明のいくつかの特定の実施形態において、患者に投与する1日量は10mg~14mgである。いくつかの特定の実施形態において、患者に投与する1日量は8mg、10mg、12mg、14mg又は16mgである。
上記の治療方法において、式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩を単位用量又は複数用量で、1日1回又は複数回で投与してよい。本発明のいくつかの特定の実施形態において、式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩を1日1回で投与する。
式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩の投与量は、疾患の重症度、疾患の反応、関連する治療の毒性、患者の年齢と健康状態により決定できる。好ましくは、式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩を間隔投与の方式で投与する。前記間隔投与には投与期間と休薬期間が含まれ、投与期間において式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩を1日1回又は複数回で投与してよい。例えば、投与期間において、式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩を毎日投与する。次に、休薬期間において一定期間で投与を停止した後、次は投与期間、その次は休薬期間である。このように複数回繰り返してよい。投与期間と休薬期間の日数の比の値は2:0.5~5であり、好ましくは2
:0.5~3であり、より好ましくは2:0.5~2であり、さらに好ましくは2:0.5~1である。
いくつかの特定の実施形態において、2週間連続投与して2週間休薬する。いくつかの特定の実施形態において、1日当たり1回で、14日間投与を続けた後、14日間休薬する。次に1日当たり1回で、14日間投与を続けた後、14日間休薬する。このように14日間連続投与して14日間休薬するような間隔投与は複数回繰り返すことができる。
いくつかの特定の実施形態において、2週間連続投与して1週間休薬する。いくつかの特定の実施形態において、1日当たり1回で、14日間投与を続けた後、7日間休薬する。次に1日当たり1回で、14日間投与を続けた後、7日間休薬する。このように14日間連続投与して7日間休薬するような間隔投与は複数回繰り返すことができる。
いくつかの特定の実施形態において、5日間連続投与して2日間休薬する。いくつかの特定の実施形態において、1日当たり1回で、5日間投与を続けた後、2日間休薬する。次に1日当たり1回で、5日間投与を続けた後、2日間休薬する。このように5日間連続投与して2日間休薬するような間隔投与は複数回繰り返すことができる。
いくつかの実施形態において、式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩は、唯一の有効成分として単独で、上咽頭がんを有する患者に投与される。いくつかの実施形態において、式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩は、他の抗腫瘍薬と同時に、又は順に、上咽頭がんを有する患者に投与される。いくつかの実施形態において、他の抗腫瘍薬の非限定的な例としては、アルキル化剤、白金錯体、フルオロピリミジン誘導体、カンプトテシンとその誘導体、アントラキノン系抗腫瘍性抗生物質、タキサン系化合物、モノクローナル抗体系抗がん剤が挙げられる。
本発明の別の態様では、上咽頭がん治療用医薬組成物の製造における、式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩の用途が提供される。
本発明の別の態様では、式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩と、少なくとも1種の薬学的に許容される担体とを含む上咽頭がん治療用医薬組成物が提供される。
本発明の別の態様では、(a)少なくとも1つの単位用量の式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩を含む医薬組成物と、(b)上咽頭がんの治療に関する取扱説明書とを含むキットが提供される。
本願で特に説明がない限りは、本明細書と特許請求の範囲で使用される次の用語は次に記載の意味を有するものである。「患者」とは哺乳動物であり、好ましくはヒトである。
「薬学的に許容される」とは、物質が医薬組成物を製造するために使用される場合、当該医薬組成物は一般に安全で、非毒性で且つ生物学又は他の分野では不適合なものとされず、当該物質が含まれる場合には、薬物としてヒトへの使用が許容されることを意味する。
「薬学的に許容される塩」の非限定的な例としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸と形成された酸付加塩、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、カプロン酸、ヘプタン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2-エタンジスルホン酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-クロロベンゼンスル
ホン酸、p-トルエンスルホン酸、3-フェニルプロピオン酸、ピバル酸、tert-ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸等の有機酸と形成された酸付加塩が挙げられる。
「治療有効量」とは、疾患を治療するために化合物がヒトに投与される場合に、当該疾患に対する抑制を実現できるのに十分な用量のことである。
「治療」とは治療有効量の化合物が投与されることであり、次に掲げるものを含む。
(1)病理学的に又は症候学的に前記疾患を罹患している又は同疾患が出現しているヒトにおける当該疾患に対する抑制(即ち、病理学的に及び/又は症候学的に進行することに対する阻止)、又は
(2)病理学的に又は症候学的に前記疾患を罹患している又は同疾患が出現しているヒトにおける当該疾患に対する改善(即ち、病理学的に及び/又は症候学的に逆転させること)。
「CR」とは完全に寛解されることである。具体的には、腫瘍の標的病変が消失し、新たな病変が出現せず、しかも腫瘍マーカーが正常であることが、少なくとも4週間維持されることである。
「PR」とは一部寛解されることである。具体的には、腫瘍における標的病変の最長径の和がベースラインに対して30%以上減少していることが、少なくとも4週間維持されることである。
「PD」とは疾患が進行していることである。具体的には、腫瘍における標的病変の最長径の和がベースラインに対して20%以上増加していることである。
「SD」とは疾患が安定していることである。具体的には、腫瘍の標的病変はPRレベルまでは減少しておらず、PDレベルまでも増加しておらず、両者の間の状態のことである。
「qd」とは1日1回服用することである。
「晩期」には「局所的に晩期である」ことが含まれる。
実施例1:
1-[[[4-(4-フルオロ-2-メチル-1H-インドール-5-イル)オキシ-6-メトキシキノリン-7-イル]オキシ]メチル]シクロプロピルアミン二塩酸塩の製造。
Figure 0007270633000002
国際特許公開第WO2008112407号で実施例24に記載の方法を参照して1-[[[4-(4-フルオロ-2-メチル-1H-インドール-5-イル)オキシ-6-メトキシキノリン-7-イル]オキシ]メチル]シクロプロピルアミンを製造する。次に、明細書で塩の形態の実施例に記載の製造方法を参照して、表題化合物を製造する。
実施例2:
1-[[[4-(4-フルオロ-2-メチル-1H-インドール-5-イル)オキシ-6-メトキシキノリン-7-イル]オキシ]メチル]シクロプロピルアミン二塩酸塩(実施例1の化合物)のカプセルの製造。
原材料と添加物の使用量は1000粒で、実施例1の化合物14.16g、マンニトール89g、微結晶セルロース138.4g、ヒドロキシプロピルセルロース5.9g、ステアリン酸マグネシウム0.99gである。
実施例1の化合物を粉砕し、80メッシュの篩に通す。次にマンニトール、ヒドロキシプロピルセルロースと均一に混合する。次に、配合に記載された量で微結晶セルロースを加え、均一に混合して、0.8mm篩に通す。最後に、配合に記載された量でステアリン酸マグネシウムを加え均一に混合して、カプセルに注入する。
化合物Iの二塩酸塩の含有量が上記と異なるカプセルは、上記と同じ割合の配合で製造する。
実施例3:
患者登録の条件:
1)病理学的に又は細胞学的に上咽頭がんと明確に診断された者。
2)(RECIST 1.1基準で)病変部位の測定が可能である者。
3)従来の有効な療法は見つからなかった、又は従来の治療を受けて失敗に終わった、又は再発している者。
4)ボディマス指数(BMI)が20以上且つ25以下である者。
5)年齢は18以下且つ70以下で、ECOG評定尺度では0~1点とされ、生存期間は3か月を超えると予測される者。
6)主な器官は機能に異常がない者。
7)女性の場合は、試験期間と試験終了後から6か月までに避妊措置(子宮内避妊具「IUD」、コンドーム等)をとることに同意する必要がある。登録前7日までに、血清又は尿による妊娠検査で陰性とされ、且つ非授乳期の被験者とする。男性の場合は、試験期間と試験終了後から6か月までに避妊措置をとることに同意する必要がある。
8)被験者はコンプライアンスがよく、自発的に本試験に参加し、インフォームドコンセ
ントへの署名をする。
治療計画:
放射線療法期間中又は放射線療法後に、実施例1の化合物をカプセルで、12mg qdで患者に投与し、2週間連続投与して1週間休薬し、その後も2週間の投与と1週間の休薬を1クールとして投与を続け、定期的に標的病変の評価を行う。評価の結果によって治療計画を終了する。
実施例4:上咽頭がんに対する治療効果
患者は53歳の男性で、2014年11月19日に鼻咽頭鏡検査と生検により非角化型上咽頭がんの未分化型と確診され、2014年11月29日に上咽頭MRIの所見では両側の顎部、下頸部に多発性のリンパ節腫大影が見られる。
2014年12月16日~2015年1月26日にパクリタキセル+シスプラチン+5-フルオロウラシルを投与して導入化学療法を3クール行い、化学療法が計画通りに行われた。2015年2月25日~2015年4月に、鼻咽頭に68Gy、左頸部及び右頸部のリンパ節に70Gyの線量で、合計で30回放射線療法を行うとともに、セツキシマブ+シスプラチンの投与による化学療法を行い、定期的な再検査で、病状は安定している。
2015年11月20日に、PET-CTの所見では、上咽頭がんに対する放射線療法後の脾臓転移とされ、疾患が進行している。2016年1月8日に、EBV-DNA検査では、上咽頭がんの再発の可能性有りとされる。2016年1月27日~2016年5月27日に、患者はインフォームドコンセントへの同意署名のうえML29153臨床試験に登録され、ドセタキセル+シクロホスファミド+ベバシズマブを6クール投与し、化学療法は計画通りに行われた。治療期間中に骨髄抑制等の副作用が出現するが、対症療法により寛解される。
2016年6月~2017年7月に、ベバシズマブを14クール投与し、投与期間中に再検査したころ腫瘍の状態が安定的であり、後に再検査して所見では腹部大動脈の側方に多発性リンパ節が見られ、PDと評価される。
後に1日1回で実施例1の化合物12mgをカプセルによって患者に経口投与して治療する(2週間の連続投与と1週間の休薬を1クールとする)。2クールの治療後、増強CTの所見では腹部大動脈の左前方のリンパ節、腹部大動脈の右前方のリンパ節がやや縮小していることが見られ、RECIST1.1評価でPRとされる。標的病変の和が12mmであり、ベースラインに対して7mm縮小している。4クールの治療後、RECIST1.1評価でPRとされる。標的病変の和が10mmであり、ベースラインに対して9mm縮小している。8クールの治療後、標的病変の和が9mmであり、ベースラインに対して10mm縮小している。
実施例1の化合物のカプセルを投与する期間に、III度の高血圧が確認され、対応の薬物治療と用量低減後に高血圧が寛解される。
実施例5:上咽頭がんに対する治療効果
患者は58歳の女性で、2012年2月にPET-CT所見では上咽頭がんとされ、生検により病理学的に未分化型の非角化型がんと診断される。CTの所見では右咽頭後リンパ節、右頸部レベルIIリンパ節、右中肺野の結節転移が見られる。
2012年4月18日~2012年8月22日にゲムシタビン+シスプラチンを投与して、化学療法を6クール行ったところ、治療効果の評価でPRとされる。2016年4月
21日に再検査してCTの所見では肺内腫瘍の増大、腋窩リンパ節の増大が見られ、疾患が進行している。
2016年6月16日~2016年10月18日にドセタキセル+シクロホスファミドを投与して、化学療法を6クール行ったところ、治療効果の評価でPRとされる。投与期間にIII度の白血球減少、II度の血小板減少、微熱の症状が出現しており、対症療法を行って好転する。2017年2月10日の再検査でCTの所見では疾患が進行しているとされる。
2017年3月2日から患者に1日1回で実施例1の化合物12mgをカプセルによって経口投与して治療する(2週間の連続投与と1週間の休薬を1クールとする)。2017年4月12日に2クールの治療後、増強CTの所見では右中肺野の結節が縮小していることが見られ、RECIST1.1評価でPRとされる。標的病変の和が30mmであり、ベースラインに対して17mm縮小している。実施例1の化合物のカプセルの投与治療を続ける。
2017年5月22日に4クールの化学療法後、増強CTの所見では右中肺野の結節がやや縮小していることが見られ、RECIST1.1評価でPRとされる。標的病変の和が28mmであり、ベースラインに対して19mm縮小している。実施例1の化合物のカプセルの投与治療を続ける。2017年7月3日に6クールの治療後、増強CTの所見では右中肺野の結節がやや縮小していることが見られ、RECIST1.1評価でPRとされる。標的病変の和が24mmであり、ベースラインに対して23mm縮小している。実施例1の化合物のカプセルの投与治療を続ける。2017年8月14日~2017年11月6日に12クールの治療後、増強CTの所見では右中肺野の結節に変化はなく、RECIST1.1評価でPRとされる。治療効果の評価では標的病変の和が24mmであり、ベースラインに対して23mm縮小している。2018年1月29日に16クールの化学療法後、増強CTの所見では右中肺野の結節に変化はなく、RECIST1.1評価でPRとされる。治療効果の評価では標的病変の和が23mmであり、ベースラインに対して24mm縮小している。
実施例6:上咽頭がんに対する治療効果
患者は44歳の男性で、鼻咽頭鏡検査と生検により非角化型上咽頭がんの未分化型と確診され、上咽頭+頸部MRIの所見では右頸動脈鞘、深頸部に多発性のリンパ節腫大と転移が見られる。
ドセタキセル+シスプラチン+カペシタビンを投与して、多剤併用による化学療法を3クール行ったところ、治療効果ではPRとされる。治療期間中に副作用が少ない。化学療法の終了から1か月後にIMRT(強度変調放射線治療)を行い、線量はGTVで70Gy/33f、GTVnd(R/L)で66Gy/33f、CTVで62Gy/33fとする。同時に、シスプラチンを投与して2クールの化学療法後に病状が安定するようになり、定期的に再検査を行う。
CTによる再検査では、両側の肺野に複数の結節が散在するため、疾患が進行しているとされる。肺腫瘍穿刺により病理学的に検査した結果では、非角化型上咽頭がんの未分化型の化学療法後の肺転移IV期と確定される。ゲムシタビン+シスプラチン+SHR-1210を投与して、多剤併用による化学療法を6クール行ったところ、治療効果の評価ではPRとされる。化学療法後にII度の白血球減少が出現しており、白血球数を上げる治療を行って好転している。次にゲムシタビン+シスプラチン+SHR-1210の投与を続け、多剤併用による化学療法を8クール行ったところ、治療効果の評価ではPRとされる。後に治療効果の評価で疾患が進行している(PD)とされる。
3か月後、患者に1日1回で、実施例1の化合物12mgをカプセルによって経口投与して治療する(2週間の連続投与と1週間の休薬を1クールとする)。2クールの治療後、増強CTの所見では右下葉の気管傍リンパ節、右下肺の結節と右副腎の結節がやや縮小していることが見られ、RECIST1.1評価ではSDとされる。標的病変の和が47mmであり、ベースラインに対して18mm縮小している。実施例1の化合物のカプセルの投与治療を続ける。4クール治療後、増強CTの所見では右下葉の気管傍リンパ節、右下肺の結節と右副腎の結節がやや縮小していることが見られ、RECIST1.1評価ではPRとされる。標的病変の和が42mmであり、ベースラインに対して23mm縮小している。
実施例1の化合物のカプセルの投与期間中に、II度とIII度の高血圧が連続して発生する。その後、同時期に降圧薬を使用し、投与量をそれぞれ10mg、8mgと連続して減薬すると、症状が寛解される。

Claims (14)

  1. 上咽頭がんの予防及び/又は治療用医薬組成物であって、下記式(I)に示す化合物又はその薬学的に許容される塩を有効成分として含前記上咽頭がんが晩期及び/又は転移性及び/又は再発性上咽頭がんであることを特徴とする、上咽頭がんの予防及び/又は治療用医薬組成物。
    Figure 0007270633000003
  2. 前記上咽頭がんが角化型扁平上皮がん又は非角化型上咽頭がんであり、好ましくは、前記非角化型上咽頭がんは分化型又は未分化型であることを特徴とする、請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 前記上咽頭がんが上皮内がん又は浸潤がんであり、好ましくは、前記浸潤がんは扁平上皮がん、腺がん、微小浸潤がん、濾胞核腫又は未分化上咽頭がんであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の医薬組成物。
  4. 前記上咽頭がんが晩期及び/又は転移性上咽頭がんであり、好ましくは、前記転移性上
    咽頭がんは頸部のリンパ節、脾臓及び/又は肺に転移していることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  5. 前記上咽頭がんが外科的に切除できないことを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  6. 前記上咽頭がんを有する患者は以前に化学療法、モノクローナル抗体療法及び/又は放射線療法を受けており、好ましくは、前記上咽頭がんを有する患者は化学療法、モノクローナル抗体療法及び/又は放射線療法を受けた後、疾患が進行していることを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  7. 前記上咽頭がんを有する患者に以前に投与された化学療法薬はゲムシタビン、カペシタビン、シスプラチン、ロバプラチン、ネダプラチン、5-フルオロウラシル、パクリタキセル、ドセタキセル及び/又はシクロホスファミドを含み、前記上咽頭がんを有する患者に既に投与されているモノクローナル抗体治療薬はセツキシマブ、ベバシズマブ及び/又はSHR-1210を含むことを特徴とする、請求項6に記載の医薬組成物。
  8. 前記式(I)の化合物の薬学的に許容される塩が、前記式(I)の化合物と、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、カプロン酸、ヘプタン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2-エタンジスルホン酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-クロロベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、3-フェニルプロピオン酸、ピバル酸、tert-ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸のいずれかの酸と形成している塩であり、好ましくは塩酸塩であり、より好ましくは二塩酸塩であることを特徴とする、請求項1~7のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  9. 前記式(I)に示す化合物又は薬学的に許容されるその塩の投与される1日量は2mg~20mgであり、好ましくは5mg~20mgであり、より好ましくは10mg~16mgであり、更に好ましくは10mg~14mgであり、更に好ましくは8mg、10mg、12mg、14mg又は16mgであることを特徴とする、請求項1~8のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  10. 投与期間と休薬期間が交替する方式で式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩が投与され、投与期間と休薬期間の日数による比の値は2:0.5~5であり、好ましくは2:0.5~3であり、より好ましくは2:0.5~2であり、更に好ましくは2:0.5~1であることを特徴とする、請求項1~9のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  11. 投与期間と休薬期間が交替する方式で2週間連続投与されて2週間休薬され、2週間連続投与されて1週間休薬され、または5日間連続投与されて2日間休薬されることを特徴とする、請求項10に記載の医薬組成物。
  12. 前記式(I)に示す化合物又は薬学的に許容されるその塩と、少なくとも1種の薬学的に許容される担体を含む、請求項1~11のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  13. 前記式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩は、他の抗腫瘍薬と同時に、又は順に、上咽頭がんを有する患者に投与され、さらに好ましくは、前記他の抗腫瘍薬は、アルキル化剤、白金錯体、フルオロピリミジン誘導体、カンプトテシンとその誘導体、アン
    トラキノン系抗腫瘍性抗生物質、タキサン系化合物、又はモノクローナル抗体系抗がん剤であることを特徴とする、請求項1~12のいずれか1項に記載の医薬組成物。
  14. (a)少なくとも1つの単位用量の、下記式(I)
    Figure 0007270633000004

    に示す化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物と、(b)上咽頭がんの治療に関する取扱説明書とを含む上咽頭がん治療用キット。
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