JP7270553B2 - 金属合金において押し出された形材/部分の湾曲したものを形成する方法及び装置 - Google Patents

金属合金において押し出された形材/部分の湾曲したものを形成する方法及び装置 Download PDF

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Description

本開示は、湾曲した金属合金形材(curved metal alloy profile)、より詳細には、1つの押出曲げプロセスにおいて予め設計された湾曲部を有するアルミニウム合金形材を形成するための方法及び装置に関する。
陸上、海上及び航空輸送において使用される金属構成要素の重量を減らすことは、燃料消費量の削減につながり、それ故、CO排出量の削減につながる。アルミニウム合金形材は、航空機産業におけるシートレール、ストリンガー及びフレーム、並びに自動車産業における窓フレーム及びルーフレールを含む、輪郭が非常に複雑な超軽量構成要素の構造物の生産のための産業製造における建設要素として広く使用される。これは主に、軽量で、強く、硬い構造物の建設を容易にするためである。空力抵抗の低減及び審美性の向上の要求を考慮すると、良く適合した特性を有する高精度の湾曲したアルミニウム合金形材の製造及び適用が大いに必要である。
アルミニウム合金形材を湾曲させるために、いくつかの広く認められている方法がある。通常、形状の圧延又は押出による直線的な形材の製造から始まり、引っ張り曲げ、回転引き出し曲げ(rotary draw bending)、プレス曲げ、又はロール曲げ(3、4、及び6ロール曲げ)などの後続の2回目の曲げプロセスが続く。しかしながら、これらの手順には次のような欠点がある。(i)複数のプロセスが所望の曲率を有する形材を実現するために必要であり、製造の生産性が大幅に低下し;(ii)スプリングバック(spring-back)及び断面変形が、2回目の曲げプロセスで加えられる高い外部曲げのひずみにより通常発生し;(iii)中空断面に関して、様々なフィラー及びマンドレルが、潜在的な断面の変形及び座屈を回避するために、2回目の曲げプロセスにおいて使用され;(iv)曲げ形材のために必要とされる高い力のため、重機が必要であり;及び(v)骨組みが薄すぎるか又は曲率が高すぎる場合、多くの中空形材が曲げられることができないためである。
向上した生産性に対する挑戦は、増大した生産性で、正確な曲率、歪みのない断面及び明確な特性を有する湾曲した形材を製造することである。
本開示の態様によると、押出装置の押出チャンバに材料を提供することであって、押出チャンバが押出開口を含み、押出装置が押出チャンバの内部と連通する第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素を含み、第1及び第2の圧縮要素が押出チャンバに対して独立に移動可能である、ことと、押出チャンバ内に材料を圧縮し且つ押出開口にわたる押出材料において速度の勾配を引き起こすために、第1及び第2の圧縮要素のうちの少なくとも1つを移動することと、速度勾配が湾曲した形材の押出物を形成するように、押出開口を通して材料を押し出すことと、を含む、材料を押し出す方法が提供される。
本開示の態様によると、押出材料を受け取る押出チャンバであって、押出開口部を含む、押出チャンバと、第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素であって、第1及び第2の圧縮要素が、押出チャンバの内部と連通しており、押出チャンバに対して独立して移動可能である、第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素と、を含む、材料を押し出す装置が提供される。
本方法は、材料を押出チャンバ内に圧縮するために第1及び第2の圧縮要素の両方を移動することを含み得る。本方法は、第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素を異なる速度で移動することを含み得る。
第1及び第2の圧縮要素を移動することは、第1及び第2の圧縮要素を共通の軸に沿って移動することを含み得る。第1及び第2の圧縮要素を共通の軸に沿って移動することは、第1及び第2の圧縮要素を共通の軸に沿って反対方向に互いに向かって移動することを含み得る。押出開口部の断面の平面は、押出開口部を通して材料を押し出すことが共通の軸に実質的に垂直な押出開口部を通して材料を押し出すことを含むように、共通の軸に平行であり得る。
第1及び第2の圧縮要素を移動することは、第1の軸に沿って第1の圧縮要素を移動することと、第1の軸とは異なる第2の軸に沿って第2の圧縮要素を移動することを含み得る。第1の軸及び第2の軸は互いに平行であり得る。押出開口部の断面の平面は、押出開口部を通して材料を押し出すことが第1及び第2の軸に実質的に平行な押出開口部を通して材料を押し出すことを含むように、第1及び第2軸と垂直であり得る。
第1の軸及び第2の軸は、互いに角度をなし得る。押出開口部の断面の平面は、押出開口部を通る材料を押し出すことが線と実質的に平行な押出開口部を通る材料を押し出すことを含むように、第1及び第2の軸を二等分する線に垂直であり得る。
本方法は、押出された材料の湾曲を制御するために、押出開口部に隣接するガイド手段を提供することをさらに含み得る。本方法は、押出開口部の反対側の押出チャンバ内にマンドレルを提供することをさらに含み得る。押出開口部を通して材料を押し出すことは、マンドレル及び開口部によって画定された中空断面を用いて材料を押し出すことを含み得る。押出材料の中空断面を画定するマンドレルの断面の平面は、押出開口部の断面の平面と平行であり得る。
本方法は、材料を押出チャンバに供給する前に材料を予熱することをさらに含み得る。
第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素は、同時に移動するように構成され得る。第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素は、異なる速度で移動するように構成され得る。第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素は、それらの移動方向に垂直な異なる断面積を有し得る。
第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素は、共通の軸に沿って移動するように構成され得る。
第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素は、共通の軸に沿って反対方向に互いに向かって移動するように構成され得る。押出開口部の断面の平面は、共通の軸に平行であり得る。
第1の圧縮要素は、第1の軸に沿って移動するように構成されることができ、第2の圧縮要素は、第1の軸とは異なる第2の軸に沿って移動するように構成されることができる。第1の軸と第2の軸は、互いに平行であり得る。押出開口部の断面の平面は、第1及び第2の軸と垂直であり得る。
第1の軸及び第2の軸は、互いに角度をなし得る。押出開口部の断面の平面は、第1の軸及び第2の軸を二等分する線と垂直であり得る。
押出材料は、金属合金であり得る。金属合金は、アルミニウム合金又はマグネシウム合金であり得る。押出開口部は、開口部の形状を定める押出ダイによって提供され得る。
本装置は、押し出された材料の湾曲を制御するために、押出開口部に隣接するガイド手段をさらに含み得る。装置は、押出開口部の反対側の押出チャンバにおけるマンドレルをさらに含み得る。
押出材料は、予熱され得る。押出チャンバは、円筒形であり得る。押出チャンバの断面積は、押出開口部の断面積より大きくてもよい。
本開示によると、
(i)横方向押出設定、前方押出設定又は傾斜した押出設定を提供することと;
(ii)熱間押出のためにそれを押出コンテナに移す前に、金属合金ビレットを予熱すること、又は、非加熱合金ビレットを冷間押出のための押出コンテナに直接移すことと;
(iii)対応する2つのパンチを介して2つのダミーブロックに同時に圧力を加えることであって、ダイの開口部を通して絞るために金属合金ビレットが押出ダイに押し付けられる、加えることと;
(iv)ダイの開口部にわたる速度勾配を形成し、長い押出部分の湾曲した形材を作成するように、2つのパンチの速度を調整することと、
を含む、湾曲した金属合金形材を形成する方法が提供される。
これは次の利点を有する。
(i)断面の歪み又は薄化、スプリングバック、しわ及び折り畳みなどの欠陥がない湾曲した形材を形成し、曲げは、外部の曲げ力ではなく、内部の差分的な材料の流れに基づいた、プロセスに固有のものであり;
(ii)冷間押出のために超微細結晶粒サイズの形材を形成し、それゆえ、コンテナの交差変形領域でのせん断応力によって引き起こされる厳しい塑性変形(SPD)による機械的特性を改善し;
(iii)1回の押出曲げ手順にいて調整可能な任意の曲率を有する形材を形成し、製造効率を大幅に向上させ;
(iv)曲げプロセスにフィラー又は余分な重機が不要であり、生産コストを大幅に削減する。
図1aは、当該技術分野で知られた押出装置の略図である。 図1bは、当該技術分野で知られた押出装置の略図である。 図2は、本実施形態に係る押出装置の略図である。 図3aは、本実施形態に係る別の押出装置の略図である。 図3bは、図3aにおけるm-m線を通した断面図である。 図4は、本実施形態に係るさらに別の押出装置の略図である。 図5は、本実施形態に係る押出装置の第1、第2及び第3の軸の配置の略図である。
本開示の例示的な実施形態が、図面を参照してここに記載される。
詳細な説明及び図面を通して、同様の参照番号は同様の部分を言及する。
図1aは、当該技術分野で知られた押出装置を示す。円筒状の押出チャンバ102は、2つの開口端104及び106を有する。設計された開口部110を有する押出ダイ108は、第1の開口端104に設けられている。開口部110の幾何学的形状は、押し出される材料を選択された形状で形成するように設計されている。熱間又は冷間ビレット112は、第2の開口端106から押出チャンバ102内に配置される。
パンチ114は、第2の開口端106に位置付けられる。その作用面116は通常、ダミーブロック118によって保護されている。パンチ114は、ダミーブロック116とともに圧縮要素として機能し、押出チャンバ102に沿って速度vで移動し、ビレット112をダイの開口部110に押し通し、直線的な押出物120を生成する。
当技術分野で知られた別の押出装置が図1bに示される。この場合、押出チャンバ130は、直線的な円筒ではなく、L字形の横断面を有する。このようにして、ビレット132は、直線的な押出物136を形成するために、直線的な部分134に沿って押し込まれる。直線的な部分134は、押出物136が直線的に形成されることを確保するために十分な長さである。
直線的な押出物120又は136が生成されると、延伸曲げ、回転延伸曲げ、プレス曲げ、又はロール曲げなどの曲げプロセスが、湾曲した一片を形成するために使用される。しかしながら、このやり方で押出物の湾曲した部分を形成することは、上述したように、製造生産性の低下、スプリングバック、断面変形、並びに様々なフィラー、マンドレル及び重機の必要性などの欠点を有する。
図2は、本開示に係る押出装置200を示す。円筒状の押出チャンバ202は、2つの開口端204及び206を有する。熱間又は冷間ビレット208は、第1の開口端204及び/又は第2の開口端206から押出チャンバ202内に配置される。例えば、アルミニウム合金ビレットは、温間又は熱間押出のために350-550℃に予熱され得るか、又は冷間押出のために加熱されないままであり得る。第1のパンチ210は、第1の開口端204に位置付けられる。第2のパンチ212は、第2の開口端206に位置付けられる。第1及び第2のパンチ210及び212の個々の作用面214及び216は、個々のダミーブロック218及び220によって保護されている。設計された開口部224を有する押出ダイ222が、押出チャンバ202の側壁に設けられる。
第1のパンチ210はダミーブロック218と共に第1の圧縮要素として機能し、第2のパンチ212はダミークロック220とともに第2の圧縮要素として機能する。当業者は、これらの圧縮要素が他の適切な圧縮手段に置き換えられ得ることを認識する。第1及び第2の圧縮要素は、押出チャンバ202に対して独立して移動可能である。以下に説明するように、これは、特にその曲率に関して、押出物の外形(profile)が制御されることを可能にする。
動作中、圧力が、対応する2つのパンチ210及び212を介して2つのダミーブロック218及び220に同時に加えられる。第1のパンチ210の速度はvであり、第2のパンチ212の速度はvである。パンチが互いに向かって移動すると、ビレット208は、ダイの開口部224を介して押出チャンバ202から横方向に押し出される。その出口方向は、パンチが動く方向に垂直である。
湾曲した押出物を生成するために、圧縮要素の各々によって提供される質量流の比率が調整され得る。一実施形態では、パンチ210及び212の速度は、湾曲した押出物を提供するために調整され得る。一方のパンチが他方よりも速く移動すると、ダイの開口部224にわたって流速の勾配が作り出される。したがって、押し出された形材は、より低い押出速度を有する押出チャンバ202側に向かって曲がる。図2では、第1のパンチ210の速度vは、第2のパンチ212の速度vよりも大きい。したがって、押出物226は、第2の開口端206に向かって曲がる。別の実施形態では、第1のダミーブロック218の面積は、第2のダミーブロック220の面積よりも大きい。この例では、v=vの場合であっても、押し出された形材は、図2に示されるように下向きに曲がることになる。
本質は、単位時間当たりにダイの出口222に流入する材料の体積(volume)を制御することであり、これはQ=Svとして表され得る。ここで、Sは断面積であり、vは速度である。したがって、速度v及び/又は第1のダミーブロック218の面積を増大することは、下側と比較して、ダイの出口222の上側により多くの材料の流入を引き起こすことができる。
2つの押出パンチを使用して、押出ダイの開口部の出口にわたって流速の勾配の制御を作り出すことにより、押出操作及び曲げ操作が同時に実行される。これは、曲率を提供するために直線的に押し出された一片の後処理の必要性を取り除き、上述した問題を克服する。
2つのパンチの速度の比(又は、より一般的には物質流Qの比率)を調整することにより、押出物226の曲率が調整され得る。速度比がv/vとして定義されている場合、低い速度比は、ダイの出口での材料の流速の勾配を増大させ、より大きな曲率を引き起こす傾向がある。この速度比が1/3よりも小さい場合、曲げの曲率は減少した速度比によって大幅に増加する。最大の曲率場合、下側のパンチ212の速度がゼロとなる。速度比は、押出中に変更され得る。これは、押出が進行するにつれて押出物226の曲率が変更されることを可能にし、より複雑な押し出しを可能にする。
加えて、押出チャンバ202及び開口部224の相対的な断面積は、曲率を変更するために調整され得る。押出比は、ビレットの断面積と押し出された形材の断面積との比として定義される。これらの面積は、それぞれ、押出チャンバ202及び押出開口部224の断面積を調整することにより制御される。固体の円形棒の押出の場合、押出比は、押出チャンバ202と開口部224との直径比の二乗として定義されることができる。管状の円形の押出(中空棒)の場合、D1 2/(D2 2-D3 2)として定義され得る。ここで、D1、D2、D3は、押出チャンバ202、開口部224及びチューブの壁厚を定めるために出口のダイの反対側の押出チャンバの内壁に固定されたマンドレルの個々の直径である。
より大きい押出比は、ダイの出口での材料の流速の勾配を増大させ、より大きい曲率を引き起こす傾向がある。押出チャンバ202の直径が一定の場合、開口部224の直径が小さくなるにつれて、押出物226の曲率が大きくなる。逆に、開口部224の直径が増加するにつれて、押出物226の曲率は減少する。特に、速度比が0.5よりも大きい場合、押出比を変更する効果は、速度比を変更する効果よりも小さくなる。この値を下回ると、速度比v/vが小さくなるにつれて、押出比の効果が大きくなる。
図3aは、本開示に係る代替的な押出装置300を示す。本装置300は、単一のパンチの代わりに2つの隣接するパンチが使用されることを除いて、図1aの装置100と同様である。円筒形の押出チャンバ302は、2つの開口端304及び306を有する。熱間又は冷間ビレット308は、第2の開口端306から押出チャンバ302内に配置される。第1及び第2のパンチ310及び312は、第2の開口端306で互いに隣接して位置付けられる。第1及び第2のパンチ310及び312の個々の作用面314及び316は、個々のダミーブロック318及び320によって保護されている。設計された開口部324を有する押出ダイ322は、第1の開口端304に設けられる。
第1のダミーブロック318の長さは、第2のダミーブロック320の長さよりも大きく示されている。第2のダミーブロック320が第1のダミーブロック318よりも速く移動する場合、第2のダミーブロック320は第1のダミーブロック318を完全に通過し得る。この場合、ビレット308は、第1のダミーブロック318と第2のダミーブロック320との間の隙間からチャンバ302に流出し得る。第1のダミーブロックのより長い外形(profile)を実現することにより、この状況が緩和される。
動作中、圧力が、対応する2つのパンチ310及び312を介して2つのダミーブロック318及び320に同時に加えられる。第1のパンチ310の速度はvであり、第2のパンチ312の速度はvである。パンチが互いに並んで移動すると、ビレット308は、ダイの開口部324を介して押出チャンバ302から押し出される。
上記実施形態のように、一方のパンチが他方よりも速く移動するとき、ダイの開口部324にわたる流速の勾配が作り出される。したがって、押し出された形材は、より低い押出速度を有する押出チャンバ302側に向かって曲がる。図3aでは、第1のパンチ310の速度vは、第2のパンチ312の速度vよりも大きい。したがって、押出物326は、第2のパンチ312を有する円筒状の押出チャンバ302側に向かって曲がる。追加的又は代替的に、ダミーブロック318及び320の面積は、この効果を提供するために調整され得る。図3bは、その移動方向に垂直な異なる断面積を有するダミーブロック318及び320を示す。
図4は、本開示に係るさらに別の代替的な押出装置400を示す。本装置は、第1の穴404、第2の穴405、及び中央コンテナ406を有するY字形の押出チャンバ402を含む。第1の穴404及び第2の穴405は、互いにある角度で位置付けられ、中央コンテナ406に合うように合流し、Y字形を形成する。第1の穴404、第2の穴405、及び中央コンテナ406の各々は、合流点の反対側に開口端を有する。
第1の熱間又は冷間ビレット407は、第1の穴404の開口端に配置される。第2の熱間又は冷間ビレット408は、第2の穴405の開口端に配置される。第1のパンチ410は、第1の穴410の開口端に位置付けられている。第2のパンチ412は、第2の穴405の開口端に位置付けられている。第1及び第2のパンチ410及び412の個々の作用面414及び416は、個々のダミーブロック418及び420によって保護されている。設計された開口部424を有する押出ダイ422は、中央コンテナ406の開口端に設けられている。
動作中、圧力が、対応する2つのパンチ410及び412を介して2つのダミーブロック418及び420に同時に加えられる。第1のパンチ410の速度はvであり、第2のパンチ412の速度はvである。パンチが互いに向かって移動すると、ビレット408は、ダイの開口部424を介して押出チャンバ402から横方向に押し出される。
上記実施形態のように、一方のパンチが他方よりも速く移動するとき、ダイの開口部424にわたって流速の勾配が作り出される。したがって、押し出された形材は、より低い押出速度を有する押出チャンバ402側に向かって曲がる。図4では、第1のパンチ410の速度vは、第2のパンチ412の速度vよりも大きい。したがって、押出物426は、第2の穴405に向かって曲がる。追加的又は代替的には、ダミーブロック418及び420の面積は、この効果を提供するために調整され得る。
図2乃至図4を参照して上述した実施形態では、第1及び第2の圧縮要素は、図5に示される角度αで位置付けられ得る。図5では、第1及び第2の軸は第1及び第2の圧縮要素に対応し、第3の軸は、第1及び第2の軸を二等分し、ダイの開口部からの押出方向に対応する。したがって、押出開口部の断面の平面は、第1及び第2の軸を二等分する線に垂直であり、第3の軸はこの線に平行である。
第1の軸は、押出装置からの押出物の流れの方向(すなわち、第3の軸)に対してβ=180°-α/2の角度である。同様に、第2の軸は、第3の軸に対してβ=180°-α/2の角度である。
β<180°の角度を有することにより、ビレットが押出チャンバの入口から押出チャンバの出口を通過する間に、せん断応力が加えられ得る。第1の軸と第3の軸との間の交差部(及び同様に第2の軸と第3の軸の交差部)に加わるせん断応力は、軸の交差部でビレットの激しい塑性変形(SPD)を引き起こす。ビレットのSPDにより超微細粒径の押し出された形材が得られ、それにより押し出された形材の機械的特性が改善される。ビレットのSPDは、角度βが減少するにつれて(すなわち、角度αが増加するにつれて)増加し、それにより、減少した角度βを有するSPDから生じる改善された機械的特性が生じる。
第1及び第2の軸は、0°≦α≦360°の角度で配置され得る。図2に模式的に例示される押出装置は、a=180°の角度に対応する。図3に模式的に例示される押出装置は、a=0°の角度に対応する。図4に模式的に例示される押出装置は、0°乃至360°の間の任意の角度を有し得る。
上記実施形態のいずれかを使用することにより、歪みのない断面を有する湾曲した部分が、押出ダイ内の非対称な流れを利用することにより達成され得る。それは、外部の曲げ力ではなく、内部の差分的な材料の流れに基づく自然の曲げプロセスであるため、断面の歪み及び薄化などの欠陥を回避する。押出プロセス及び曲げプロセスを単一のプロセスに組み合わせることは、余分な外部曲げ装置の複雑さを回避する。
この効果は、(パンチ及びダミーブロックで形成される)圧縮要素の速度v及びvの変動によって実現される。しかしながら、いくつかの実施形態では、圧縮要素は同じ速度で移動し、押出開口部にわたる速度の勾配は、幾何学的特徴に応じる(例えば、一方のダミーブロック/圧縮要素の表面積が他方と比較して大きい)。他の例では、幾何学的特徴及び圧縮要素の速度の組み合わせは、押出開口部で所望の速度勾配をもたらし得る。
上記実施形態のいずれにおいても、ダイの開口部224の外部のガイドは、正確な湾曲精度を確保するために使用され得る。上記実施形態のいずれかは、固体(solid)の棒又は管の押し出しに使用され得る。中空押出の場合、マンドレルは、押出チャンバの出口のダイの反対側の内壁に固定され得る。ダイの開口部のサイズに対するマンドレルのサイズは、押し出された管の壁厚を定義することになる。チューブの曲率は、チューブの壁厚の増加とともに減少する。しかしながら、曲率に対する壁厚の影響は、速度比の影響と比較して小さい。そうでなければ、丸い管の押し出しでも前述の丸い棒の押し出しにおいて同様の傾向が発生する。
上記の実施形態のいずれかは、従来の押出手順によって製造されることができる任意の材料において湾曲した形材を生成するために使用され得る。主な用途は、金属合金の押し出しである。これらは、アルミニウム、マグネシウム、銅、鋼、チタン及びニッケルを含む。これは最も商業的に実現可能な用途が存在する可能性が高いところであるため、本システムはアルミニウムに関して記載されているが、実施は専らアルミニウムに関連しているわけではない。
上記実施形態のいずれも、熱間又は冷間押出用に使用され得る。熱間押出の場合、使用される熱間金属ビレットは、熱間押出プロセスで一般的に使用される温度まで加熱される、事実上任意の金属合金ビレットであり得る。3T(True Temperature Technology)の設備は、押出部の出口の温度を記録するために使用される。押出速度比を一定に保ちながら2つのパンチの押出速度を調整することにより、溶体化熱処理(SHT)が行われる適切な温度に出口の温度が維持される。押出品の目標出口温度は、金属合金に依存する。6xxxシリーズのアルミニウム合金の場合、固溶化熱処理(solution heat treatment)のための500-530℃の範囲の温度が最適な機械的特性を実現するためにダイの出口で実現されるべきである。押出された部分は、合金及び最終的な機械的特性の要件に応じて、水、ミストスプレー又は空冷を使用してSHTの後に急冷され得る。
上記の図2乃至4において記載された実施形態は2つの圧縮要素を含むが、更なる圧縮要素が他の平面の湾曲を制御するために組み込まれることができることを理解されたい。
本開示の更なる実施形態は、以下の節で説明される。

1.材料を押し出す方法であって、
押出装置の押出チャンバに材料を提供することであって、前記押出チャンバが押出開口部を含み、前記押出装置が前記押出チャンバの内部と連通する第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素を含み、前記第1及び第2の圧縮要素が前記押出チャンバに対して独立に移動可能である、ことと、
前記押出チャンバ内に前記材料を圧縮し且つ前記押出開口部にわたる前記押出材料において速度の勾配を引き起こすために、前記第1及び第2の圧縮要素のうちの少なくとも1つを移動することと、
前記速度の勾配が湾曲した形材の押出物を形成するように、前記押出開口部を通して前記材料を押し出すことと、
を含む、方法。

2.前記材料を前記押出チャンバに圧縮するために前記第1及び第2の圧縮要素の両方を移動させることを含む、節1に記載の方法。

3.前記第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素を異なる速度で移動させることを含む、節2に記載の方法。

4.前記第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素は、その移動方向に垂直な異なる断面積を有する、節2又は3に記載の方法。

5.前記第1及び第2の圧縮要素を移動させることは、共通の軸に沿って前記第1及び第2の圧縮要素を移動させることを含む、節1乃至4のいずれか一節に記載の方法。

6.共通の軸に沿って前記第1及び第2の圧縮要素を移動させることは、前記共通の軸に沿って反対方向に互いに向かって前記第1及び第2の圧縮要素を移動させることを含む、節5に記載の方法。

7.前記押出開口部を通して前記材料を押し出すことが前記共通の軸に実質的に垂直な前記押出開口部を通して前記材料を押し出すことを含むように、前記押出開口部の断面の平面は、共通の軸と平行である、節5又は6に記載の方法。

8.第1及び第2の圧縮要素を移動させることは、第1の軸に沿って前記第1の圧縮要素を移動させることと、前記第1の軸とは異なる第2の軸に沿って前記第2の圧縮要素を移動させることと、を含む、節1乃至4のいずれか一節に記載の方法。

9.前記第1の軸及び前記第2の軸は、互いに平行である、節8に記載の方法。

10.押出開口部を通して材料を押し出すことが前記第1及び第2の軸に実質的に平行な前記押出開口部を通して前記材料を押し出すことを含むように、前記押出開口部の断面の平面は、前記第1及び第2の軸と垂直である、節9に記載の方法。

11.前記第1の軸及び前記第2の軸は、互いに角度をなす、節8に記載の方法。

12.前記押出開口部を通して前記材料を押し出すことが線に平行な前記押出開口部を通して前記材料を実質的に押し出すことを含むように、前記押出開口部の断面の平面は、第1及び第2の軸を二等分する前記線と垂直である、節11に記載の方法。

13.前記材料は、金属合金である、節1乃至12のいずれか一節に記載の方法。

14.前記金属合金は、アルミニウム合金又はマグネシウム合金である、節13に記載の方法。

15.前記押出開口部は、前記開口部の幾何学的形状を画定する押出ダイにより提供される、節1乃至14のいずれか一節に記載の方法。

16.前記押し出される材料の湾曲を制御するために、前記押出開口部に隣接するガイド手段を提供することをさらに含む、節1乃至15のいずれか一節に記載の方法。

17.前記押出開口部の反対側の前記押出チャンバ内にマンドレルを提供することをさらに含む、節1乃至16のいずれか一節に記載の方法。

18.前記押出開口部を通して前記材料を押し出すことは、前記マンドレル及び開口部によって画定された中空断面を用いて前記材料を押し出すことを含む、節17に記載の方法。

19.前記材料を前記押出チャンバに提供する前に、前記材料を予熱することをさらに含む、節1乃至18のいずれか一節に記載の方法。

20.前記押出チャンバは、円筒形である、節1乃至19のいずれか一節に記載の方法。

21.前記押出チャンバの断面積は、前記押出開口部の断面積よりも大きい、節20に記載の方法。

22.材料を押し出す装置であって、
押出材料を受け取る押出チャンバであって、押出開口部を含む前記押出チャンバと、
第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素であって、前記第1及び第2の圧縮要素が、前記押出チャンバの内部と連通しており、前記押出チャンバに対して独立して移動可能である、前記第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素と、
を含む、装置。

23.前記第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素は、同時に移動するように構成される、節22に記載の装置。

24.前記第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素は、異なる速度で移動するように構成される、節23に記載の装置。

25.前記第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素は、その移動方向に垂直な異なる断面積を有する、節23又は24に記載の装置。

26.前記第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素は、共通の軸に沿って移動するように構成される、節22乃至25のいずれか一節に記載の装置。

27.前記第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素は、前記共通の軸に沿って反対方向に互いに向かって移動するように構成される、節26に記載の装置。

28.前記押出開口部の断面の平面は、前記共通の軸と平行である、節26又は27に記載の装置。

29.前記第1の圧縮要素は、第1の軸に沿って移動するように構成され、前記第2の圧縮要素は、前記第1の軸とは異なる第2の軸に沿って移動するように構成される、節22乃至25のいずれか一節に記載の装置。

30.前記第1の軸及び前記第2の軸は、互いに平行である、節29に記載の装置。

31.前記押出開口部の断面の平面は、第1及び第2の軸と垂直である、節30に記載の装置。

32.前記第1の軸及び前記第2の軸は、互いに角度をなす、節29に記載の装置。

33.前記押出開口部の断面の平面は、前記第1及び第2の軸を二等分する線と垂直である、節32に記載の装置。

34.前記押出材料は、金属合金である、節22乃至32のいずれか一節に記載の装置。

35.前記金属合金は、アルミニウム合金又はマグネシウム合金である、節24に記載の装置。

36.前記押出開口部は、前記開口部の幾何学的形状を画定する押出ダイによって提供される、節22乃至35のいずれか一節に記載の装置。

37.前記押し出される材料の湾曲を制御するために、前記押出開口部に隣接するガイド手段をさらに含む、節22乃至36のいずれか一節に記載の装置。

38.前記押出開口部の反対側の前記押出チャンバ内にマンドレルをさらに含む、節22乃至37のいずれか一節に記載の装置。

39.前記押出材料は、予熱される、節22乃至38のいずれか一節に記載の装置。

40.前記押出チャンバは、円筒形である、節22乃至39のいずれか一節に記載の装置。

41.前記押出チャンバの断面積は、前記押出開口部の断面積よりも大きい、節40に記載の装置。

42.前記材料が押し出されるにつれて速度比を変化させるために、前記第1の圧縮要素及び/又は前記第2の圧縮要素の移動速度を変化させることをさらに含む、節1乃至21のいずれか一節に記載の方法。

43.前記第1の圧縮要素及び/又は前記第2の圧縮要素は、変動する速度で移動するように構成される、節22乃至41のいずれか一節に記載の装置。

Claims (22)

  1. 材料を押し出す方法であって、
    押出装置の押出チャンバに材料を提供することであって、前記押出チャンバが押出開口部を含み、前記押出装置が前記押出チャンバの内部と連通する第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素を含み、前記第1及び第2の圧縮要素が前記押出チャンバに対して独立に移動可能である、ことと、
    前記押出チャンバ内に前記材料を圧縮し且つ前記押出開口部にわたる前記押出材料において速度の勾配を引き起こすために、前記第1及び第2の圧縮要素を移動することと、
    前記速度の勾配が湾曲した形材の押出物を形成するように、前記押出開口部を通して前記材料を押し出すことと、
    を含み、
    前記第1の圧縮要素及び前記第2の圧縮要素を移動することは、前記第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素を異なる速度で共通の軸に沿って移動することを含み、前記第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素を異なる速度で共通の軸に沿って移動することは前記第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素を互いに向かって移動することを含む、方法。
  2. 前記共通の軸に沿って前記第1及び第2の圧縮要素を移動することは、前記共通の軸に沿って反対方向に互いに向かって前記第1及び第2の圧縮要素を移動することを含み、及び/又は、
    前記押出開口部を通して前記材料を押し出すことが前記共通の軸に実質的に垂直な前記押出開口部を通して前記材料を押し出すことを含むように、前記押出開口部の断面の平面は、共通の軸と平行である、請求項1に記載の方法。
  3. 材料を押し出す方法であって、
    押出装置の押出チャンバに材料を提供することであって、
    前記押出チャンバは、第1の穴、第2の穴及び中央コンテナを有するY字形の押出チャンバであり、前記第1の穴及び前記第2の穴は互いにある角度で位置付けられて中央コンテナに合うように合流し、前記第1の穴、前記第2の穴及び前記中央コンテナの各々は、合流点の反対側に開口端を有し、
    前記押出チャンバに前記材料を提供することは、第1の熱間又は冷間ビレットを前記第1の穴の開口端に配置することと、第2の熱間又は冷間ビレットを前記第2の穴の開口端に配置することとを含み、
    前記押出装置は、前記中央コンテナの開口端に設けられた押出ダイであって、押出開口部を備える前記押出ダイを備え、
    前記押出装置は、第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素を備え、前記第1及び第2の圧縮要素は前記押出チャンバの内部と連通し、前記第1の圧縮要素は前記押出チャンバに対して前記第1の穴内で移動可能であり、前記第2の圧縮要素は前記押出チャンバに対して前記第2の穴内で独立に移動可能である、前記提供することと、
    前記押出チャンバ内に前記材料を圧縮し且つ前記押出開口部にわたる前記押出材料において速度の勾配を引き起こすために、前記第1及び第2の圧縮要素を移動することと、
    前記速度の勾配が湾曲した形材の押出物を形成するように、前記押出開口部を通して前記材料を押し出すことと、
    を含む、方法。
  4. 前記第1及び第2の圧縮要素を移動することは、第1の軸に沿って前記第1の圧縮要素を移動することと、前記第1の軸とは異なる第2の軸に沿って前記第2の圧縮要素を移動することと、を含み、前記第1の軸及び前記第2の軸は、互いに角度をなし、
    前記押出開口部を通して前記材料を押し出すことが線に平行な前記押出開口部を通して前記材料を実質的に押し出すことを含むように、前記押出開口部の断面の平面は、第1及び第2の軸を二等分する前記線と垂直である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1の圧縮要素及び前記第2の圧縮要素は、その移動方向に垂直な異なる断面積を有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記材料は、金属合金である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記金属合金は、アルミニウム合金又はマグネシウム合金である、請求項6に記載の方法。
  8. 前記押し出される材料の湾曲を制御するために、前記押出開口部に隣接するガイド手段を提供することをさらに含む、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記押出開口部の反対側の前記押出チャンバ内にマンドレルを提供することをさらに含む、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記押出開口部を通して前記材料を押し出すことは、前記マンドレル及び開口部によって画定された中空断面を用いて前記材料を押し出すことを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記材料を前記押出チャンバに提供する前に、前記材料を予熱することをさらに含む、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記方法は、溶体化熱処理SHTが行われる目標温度に前記押出開口部からの出口での前記押し出される材料の前記温度が維持されるように、押出速度比を一定に保ちながら前記第1及び第2の圧縮要素の前記速度を調整することを含む、請求項10に記載の方法。
  13. 記押し出される材料は、水、ミストスプレー又は空冷を使用してSHTの後に冷まされる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記材料が押し出されるにつれて速度比を変化させるために、前記第1の圧縮要素及び前記第2の圧縮要素のうちの少なくとも1つの移動速度を変化させることをさらに含む、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の方法。
  15. 材料を押し出す装置であって、
    押出材料を受け取る押出チャンバであって、押出開口部を含む、前記押出チャンバと、
    第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素であって、前記第1及び第2の圧縮要素が、前記押出チャンバの内部と連通しており、前記押出チャンバに対して独立して移動可能である、前記第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素と、
    を含み、
    前記第1及び第2の圧縮要素は、前記押出チャンバ内に前記材料を圧縮し且つ前記押出開口部にわたる前記押出材料において速度の勾配を引き起こすために移動されるように構成され、その結果、前記材料が前記押出開口部を通して押し出されるときに前記速度の勾配が湾曲した形材の押出物を形成し、
    前記第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素は、共通の軸に沿って異なる速度で移動するように構成され、前記第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素は前記共通の軸に沿って互いに向かって移動されるように構成される、装置。
  16. 前記第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素は、前記共通の軸に沿って反対方向に互いに向かって移動するように構成され、
    前記押出開口部の断面の平面は、前記共通の軸と平行である、請求項15に記載の装置。
  17. 材料を押し出す装置であって、前記装置は、
    押出材料を受けるための押出チャンバであって、前記押出チャンバは、第1の穴、第2の穴及び中央コンテナを有するY字形の押出チャンバであり、前記第1の穴及び前記第2の穴は互いにある角度で位置付けられて中央コンテナに合うように合流し、前記第1の穴、前記第2の穴及び前記中央コンテナの各々は、合流点の反対側に開口端を有し、前記押出チャンバは、第1の熱間又は冷間ビレットを前記第1の穴の開口端に受けるために且つ第2の熱間又は冷間ビレットを前記第2の穴の開口端に受けるために構成される、前記押出チャンバと、
    前記中央コンテナの開口端に設けられた押出ダイであって、押出開口部を備える前記押出ダイと、
    第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素であって、前記第1及び第2の圧縮要素は前記押出チャンバの内部と連通し、前記第1の圧縮要素は前記押出チャンバに対して前記第1の穴内で移動可能であり、前記第2の圧縮要素は前記押出チャンバに対して前記第2の穴内で独立に移動可能である、前記第1の圧縮要素及び前記第2の圧縮要素と、
    を備え、
    前記第1及び第2の圧縮要素は、前記押出チャンバ内に前記材料を圧縮し且つ前記押出開口部にわたる前記押出材料において速度の勾配を引き起こすために移動されるように構成され、その結果、前記材料が前記押出開口部を通して押し出されるときに前記速度の勾配が湾曲した形材の押出物を形成する、装置。
  18. 前記第1の圧縮要素は、第1の軸に沿って移動するように構成され、前記第2の圧縮要素は、前記第1の軸とは異なる第2の軸に沿って移動するように構成され、前記第1の軸及び前記第2の軸は、互いに角度をなし、前記押出開口部の断面の平面は、前記第1及び第2の軸を二等分する線と垂直である、請求項17に記載の装置。
  19. 前記第1の圧縮要素及び第2の圧縮要素は、同時に移動するように構成される、請求項15乃至18のいずれか一項に記載の装置。
  20. 前記第1の圧縮要素及び前記第2の圧縮要素は、その移動方向に垂直な異なる断面積を有する、請求項15乃至19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記押し出される材料の湾曲を制御するために、前記押出開口部に隣接するガイド手段と、
    前記押出開口部の反対側の前記押出チャンバ内にマンドレルと、のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項15乃至20のいずれか一項に記載の装置。
  22. 前記第1の圧縮要素及び前記第2の圧縮要素のうちの少なくとも1つは、変動する速度で移動するように構成される、請求項15乃至20のいずれか一項に記載の装置。
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