JP7269352B2 - 制御装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

制御装置、制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、制御装置、制御方法およびプログラムに関する。
モビリティをリースしているユーザがリース料の支払いを滞納した場合に、ネットワークを介して遠隔から当該モビリティの起動を制限させる制御を実行する情報処理装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] WO2016/167350
解決しようとする課題
上記の情報処理装置によれば、ネットワークの通信状態が不良な場合や、ネットワークを介した上記の制御のためにモビリティに搭載された通信端末の通信機能がオフにされている場合には、当該モビリティの起動を制限させることができなかった。
一般的開示
本発明の一態様においては、制御装置を提供する。制御装置は、取得部を備えてもよい。取得部は、二次電池を交換する交換ステーションに二次電池を返却したユーザを識別可能な識別情報を取得してもよい。制御装置は、出力部を備えてもよい。出力部は、識別情報に基づいて、サービスを利用しているユーザのサービスに対する支払い状況を調べ、支払い状況が予め定めた第1条件を満たす場合に、交換ステーションがユーザに貸し出す二次電池に制御情報を書き込む指示を出力してもよい。
制御情報には、貸し出す二次電池の特性を制限することが示されていてもよい。
貸し出す二次電池の特性を制限することは、貸し出す二次電池への充電量を予め定められた閾値以下に制限すること、貸し出す二次電池から貸し出す二次電池の利用先への放電量を予め定められた閾値以下に制限すること、および、貸し出す二次電池から貸し出す二次電池の利用先への最大出力を予め定められた閾値以下に制限すること、のうちの少なくとも何れかを含んでもよい。
制御情報には、貸し出す二次電池に書き込まれてから予め定められた時間を経過したことに応じて、貸し出す二次電池の特性をよりいっそう制限することが示されていてもよい。
制御情報には、貸し出す二次電池の利用先の特性を制限することが示されていてもよい。
利用先の特性を制限することは、利用先の最大出力を予め定められた閾値以下に制限することを含んでもよい。
制御情報には、貸し出す二次電池に書き込まれてから予め定められた時間を経過したことに応じて、利用先の特性をよりいっそう制限することが示されていてもよい。
制御情報には、貸し出す二次電池の利用先で警告を発することが示されていてもよい。
制御情報には、貸し出す二次電池に書き込まれてから予め定められた時間を経過したことに応じて、利用先での警告を強化することが示されていてもよい。
制御情報には、貸し出す二次電池がユーザに貸し出された後に交換ステーションまたは他の交換ステーションに返却されたことに応じて制御情報が無効化されることが示されていてもよい。
指示は、ユーザに警告する指示を更に含んでもよい。
第1条件は、支払い状況が不良なことであってもよい。予め定められた第2条件は、支払い状況が不良であるが第1条件の不良の度合よりも軽いことであってもよい。出力部は、支払い状況が第1条件を満たさずに第2条件を満たす場合に、ユーザに次回貸し出す二次電池に制御情報を書き込む旨をユーザに予告する指示を出力してもよい。
本発明の一態様においては、制御方法を提供する。制御方法は、取得段階を備えてもよい。取得段階は、二次電池を交換する交換ステーションに二次電池を返却したユーザを識別可能な識別情報を取得してもよい。制御方法は、出力段階を備えてもよい。出力段階は、識別情報に基づいて、サービスを利用しているユーザのサービスに対する支払い状況を調べ、支払い状況が予め定めた第1条件を満たす場合に、交換ステーションがユーザに貸し出す二次電池に制御情報を書き込む指示を出力してもよい。
本発明の一態様においては、コンピュータに上記の制御方法を実行させるためのプログラムが提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態による制御システム1の概略図の一例である。 本実施形態による制御装置100のブロック図の一例である。 本実施形態による制御装置100において、一例として、格納部103に格納される表である。 本実施形態による交換ステーション200のブロック図の一例である。 本実施形態による制御方法のフロー図の一例である。 本実施形態による制御システム2の概略図の一例である。 本実施形態による制御装置150のブロック図の一例である。 本実施形態による制御方法のフロー図の一例である。 本発明の複数の態様が全体的又は部分的に具現化されうるコンピュータ1200の例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して、重複する説明を省く場合がある。
図1は、本実施形態による制御システム1の概略図の一例である。制御システム1は、二次電池10に蓄えられた電気で駆動する車両20と、二次電池10を交換する交換ステーション200と、通信ネットワーク50を介して交換ステーション200と通信する制御装置100と、通信ネットワーク50を介して制御装置100と通信するファイナンス管理サーバ300とを備える。通信ネットワーク50は、有線、無線を問わない。
制御システム1は、リースやローンなどの第1サービスを享受する対価を支払う債務を負っているユーザ25の当該対価の支払い状況が不良である場合に、ユーザ25が利用する他の第2サービスに制限を加え、これにより、ユーザ25に対して注意喚起を行う。
本実施形態における上記の第1サービスは、一例として、車両20をユーザ25にリースするサービスである。第1サービスは、他の一例として、ユーザ25が購入した住宅等の購入代金をユーザ25にローンするサービスであってもよい。上記の対価の支払い方法は、例えば、ユーザ25の指定口座から自動引き落としであってもよく、ユーザ25による指定口座への振込であってもよい。上記の対価の支払い頻度は、毎月であってもよく、毎年であってもよい。
上記の第2サービスは、ユーザ25により利用されて残SOC(State of Charge)が低下した二次電池10を引き取り、残SOCが相対的に高い二次電池10をユーザ25に貸し出すサービスである。なお、ユーザ25から引き取る当該二次電池10の残SOCは、例えば、ユーザ25によって外部で充電された、ユーザ25に貸し出してから1度も利用されなかった、などの理由により、当該二次電池10を貸し出したときの残SOCに比べて低下していなくてもよい。
二次電池10は、メモリ11を有する。二次電池10は、例えば、全固体電池、リチウムイオン電池などである。二次電池10は、ユーザ25によって持ち運びされることができる。本実施形態における二次電池10には、例えば111、222、333などの固有の二次電池IDが割り振られている。本実施形態における二次電池10のメモリ11には、当該二次電池IDに加えて、制御情報が書き込まれる。なお、二次電池IDは、ユーザ25を識別可能な識別情報の一例である。
ユーザ25は、上記の第1サービスおよび第2サービスを利用する。本実施形態における各ユーザ25には、例えばabc、def、ghiなどの固有のユーザIDが割り振られている。本実施形態において、ユーザIDは、ユーザ25によって所持されるIDカードに書き込まれており、IDカードは、ユーザ25が交換ステーション200で二次電池10を交換するときに、ユーザ25によって交換ステーション200に提示される。なお、ユーザIDは、上記の識別情報の一例である。
車両20は、例えば自動二輪車である。車両20は、自動三輪車、自動四輪車などの他のタイプの電気自動車(EV)であってもよい。車両20は、ハイブリッドカーであってもよく、電動自転車であってもよい。
車両20は、二次電池10の利用先の一例である。二次電池10の利用先は、住宅、工場、ビルなどの建物であってもよい。本実施形態における二次電池10の各利用先には、例えばXXX、YYY、ZZZなどの固有の利用先IDが割り振られている。利用先が車両20である場合、利用先IDは、VIN(Vehicle Identification Number)であってもよい。本実施形態において、利用先IDは、ユーザ25が二次電池10を利用先に接続するときに、利用先によって二次電池10のメモリ11に書き込まれる。なお、利用先IDは、ユーザIDと共にIDカードに書き込まれていてもよい。なお、利用先IDは、上記の識別情報の一例である。
交換ステーション200は、ユーザ25によって返却された二次電池10を収容して充電する。交換ステーション200は、例えば当該二次電池10から二次電池IDを読み取るなどの方法によって、二次電池10を返却したユーザ25を識別可能な識別情報を取得する。本実施形態による交換ステーション200は更に、当該識別情報を、通信ネットワーク50を介して制御装置100に送信する。
また、本実施形態による交換ステーション200は、制御装置100から指示情報を受信したことに応じて、当該指示情報に示される指示を実行し、ユーザ25に二次電池10を貸し出す。交換ステーション200は、当該指示情報に、ユーザ25に貸し出す二次電池10に制御情報を書き込む指示が示されている場合には、当該指示に従って当該二次電池10に当該制御情報を書き込む。本実施形態による交換ステーション200は、当該指示情報に、特定の音声メッセージをユーザ25に向けて発声する指示が示されている場合には、当該指示に従って発声してもよい。
本実施形態による制御装置100は、例えばサーバであって、通信ネットワーク50を介して複数の交換ステーション200と通信し、また、通信ネットワーク50を介してファイナンス管理サーバ300と通信する。本実施形態による制御装置100は、交換ステーション200から受信した識別情報を用いて、ファイナンス管理サーバ300に対し、当該識別情報に対応するユーザ25の上記の第1サービスに対する支払い状況を照会させる。制御装置100は、ユーザ25の当該支払い状況が予め定められた第1条件を満たす場合に、当該ユーザ25に貸し出す二次電池10に制御情報を書き込む指示を示した上記の指示情報を、交換ステーション200に送信する。
ファイナンス管理サーバ300は、通信ネットワーク50を介して制御装置100と通信する。ファイナンス管理サーバ300は、上述したリースやローンなどの第1サービスを享受する対価を支払う債務を負っているユーザ25の、当該対価の支払い状況を管理する。ファイナンス管理サーバ300は、制御装置100から識別情報を受信すると、当該識別情報からユーザ25を特定し、ユーザ25の当該支払い状況の照会結果を示す情報を当該識別情報と共に制御装置100に送信する。
なお、ユーザ25は、交換ステーション200で貸し出される二次電池10で上記の制御情報に示される処理が実行される理由が、ユーザ25の第1サービスに対する支払い状況が上記の第1条件を満たしているためであることを、予め知っているものとする。例えば、ユーザ25が上記の第2サービスを利用するための契約締結時に、第2サービスの運営会社から、かかる説明を受けていてもよい。
図2は、本実施形態による制御装置100のブロック図の一例である。制御装置100は、制御部101と、格納部103とを備える。制御部101は、取得部111と、出力部113とを有する。
取得部111は、交換ステーション200に二次電池10を返却したユーザ25を識別可能な識別情報を取得する。本実施形態の取得部111は、交換ステーション200から当該識別情報を受信する。取得部111は、当該識別情報を出力部113に出力する。上述の通り、当該識別情報は、例えばユーザID、利用先IDおよび二次電池IDのうちの少なくも一つのIDであってもよい。
出力部113は、取得部111から入力された識別情報に基づいて、上記の第1サービスを利用しているユーザ25の第1サービスに対する支払い状況を調べ、当該支払い状況が上記の第1条件を満たす場合に、交換ステーション200が当該ユーザに貸し出す二次電池10に制御情報を書き込む指示を出力する。本実施形態の出力部113は、ファイナンス管理サーバ300に対して、当該識別情報を送信し、当該識別情報に対応するユーザ25の上記の第1サービスに対する支払い状況を照会させる。本実施形態の出力部113は更に、ファイナンス管理サーバ300から当該照会の結果を示す情報を取得することによって、当該支払い状況を調べる。
本実施形態の出力部113は、取得部111から入力された識別情報と、当該識別情報から特定されるユーザ25について調べた支払い状況と、支払い状況に応じた制御情報の有無および制御情報の内容とを、互いに紐付けて格納部103に格納する。本実施形態の出力部113は更に、上記の指示を示す指示情報を、対応する識別情報と共に、通信ネットワーク50を介して交換ステーション200に送信する。
格納部103は、制御装置100の各構成を制御するためのシーケンスおよびプログラムの他、上記の各情報を格納する。格納部103は、制御部101により参照される。
図3は、本実施形態による制御装置100において、一例として、格納部103に格納される表である。当該表は、格納部103に格納される複数の識別情報に対応するユーザ25の人数+1の行数と、6列のマトリックス状である。
1行目には、各列に格納される情報の識別名称が示されており、1列目から6列目まで順に、ユーザ名、ユーザID、利用先ID、二次電池ID、支払状況、指示が示されている。2行目以降には、1列目から6列目まで順に、各ユーザ25の、1行目に示された各識別名称に対応する情報が格納されている。ただし、当該表の4列目には、1つの行内に、ユーザ25が交換ステーション200に返却した二次電池10の二次電池ID、および、交換ステーション200がユーザ25に貸し出す二次電池10の二次電池ID、の2つが格納されている。
なお、本実施形態において、第1サービスを利用しているユーザ25の第1サービスに対する支払い状況は、当該表の5列目に示すように、「滞納している」ことと滞納期間[月]および滞納回数[回目]との組み合わせや、当該表中に一例として「O.K.」と示す「滞納していない」こと、などの情報であってもよい。
図4は、本実施形態による交換ステーション200のブロック図の一例である。交換ステーション200は、制御部201と、格納部203とを備える。交換ステーション200は更に、複数の二次電池10を収容して充電する収容充電部205と、ユーザ25によって提示されたIDカードのユーザIDを読み取る読取部207と、音声メッセージを発声する発声部209とを備える。
制御部201は、ユーザ25によって収容充電部205内に返却された二次電池10から二次電池IDを読み取る。なお、当該二次電池10に利用先IDも書き込まれている場合には、すなわち当該二次電池10がユーザ25によって利用先に接続されていた場合には、制御部201は更に、当該二次電池10から利用先IDも読み取る。
制御部201はまた、読取部207によって読み取られたユーザIDが入力される。制御部201は、通信ネットワーク50を介して、これらの識別情報を制御装置100に送信する。
制御部201はまた、通信ネットワーク50を介して制御装置100から指示情報を識別情報と共に受信すると、当該指示情報に示される指示を実行し、当該識別情報から特定されるユーザ25に二次電池10を貸し出す。より具体的には、制御部201は、当該指示情報に、ユーザ25に貸し出す二次電池10に制御情報を書き込む指示が示されている場合には、当該指示に従って当該二次電池10に当該制御情報を書き込み、ユーザ25に当該二次電池10を貸し出す。制御部201はまた、当該指示情報に、特定の音声メッセージをユーザ25に向けて発声する指示が示されている場合には、当該指示に従って発声部209に当該音声メッセージを発声させる。
図5は、本実施形態による制御方法のフロー図の一例である。図5に示すフローは、一例として、交換ステーション200からユーザ25に貸し出された二次電池10が、ユーザ25の車両20に搭載されて使用されたことにより開始する。
ユーザ25は、二次電池10を車両20から取外し、交換ステーション200に返却する(ステップS101)。このとき、ユーザ25は、所持しているIDカードを交換ステーション200の読取部207に提示する。
交換ステーション200は、当該二次電池10のメモリ11から二次電池IDおよび利用先IDを読み出し、IDカードからユーザIDを読み取る。交換ステーション200は、通信ネットワーク50を介して、二次電池ID、利用先IDおよびユーザIDを含む識別情報を制御装置100に送信する(ステップS103)。
制御装置100は、交換ステーション200から識別情報を取得すると、当該識別情報に基づいて、上記の第1サービスを利用しているユーザ25の、当該第1サービスに対する支払い状況を調べる。より具体的には、制御装置100は、ファイナンス管理サーバ300に対して、当該識別情報を送信し、当該識別情報に対応するユーザ25の上記の第1サービスに対する支払い状況を照会させる(ステップS105)。
ファイナンス管理サーバ300は、制御装置100から識別情報を受信すると、当該識別情報からユーザ25を特定し、ユーザ25の当該支払い状況の照会結果を示す情報を当該識別情報と共に制御装置100に送信する(ステップS107)。
制御装置100は、照会結果を示す情報に示されるユーザ25の当該支払い状況が上記の第1条件を満たす場合に(ステップS109:YES)、交換ステーション200がユーザ25に貸し出す二次電池10に制御情報を書き込む指示を出力する(ステップS111)。ステップS111において、当該指示は、ユーザ25に警告する指示を更に含む。
当該警告の一例は、ユーザ25の第1サービスに対する支払い状況が第1条件を満たすことを理由としてユーザ25に貸し出す二次電池10に制御情報を書き込む旨を知らせる音声メッセージの発声であってもよい。また、当該警告の他の例は、当該支払い状況が第1条件を満たすことを知らせる音声メッセージの発声や、当該二次電池10に制御情報を書き込む旨を知らせる音声メッセージの発声や、単なるビープ音の発声や、単なるランプの発光であってもよい。
本実施形態において、上記の第1条件は、第1サービスを利用しているユーザ25の第1サービスに対する支払い状況が不良なことである。当該支払い状況が不良なことの一例は、ユーザ25が車両20をリース契約していて、毎月の特定の引き落とし日にユーザ25の指定口座からリース料金の自動引き落としができない事態が1回発生したことや、当該事態が予め定められた回数連続して発生したことや、当該事態が合計で予め定められた回数発生したことであってもよい。また、当該支払い状況が不良なことの他の一例は、当該事態が発生してから滞納状態が予め定められた期間続いている状況や、当該状況が予め定められた回数連続して発生したことや、当該状況が合計で予め定められた回数発生したことであってもよい。
制御装置100は、上記の指示を示した指示情報を識別情報と共に、通信ネットワーク50を介して交換ステーション200に送信する(ステップS119)。交換ステーション200は、制御装置100から指示情報を受信したことに応じて、当該指示情報に示される指示を実行する(ステップS121)。より具体的には、ステップS121において、交換ステーション200の制御部201は、ユーザ25に貸し出す二次電池10に制御情報を書き込み、発声部209を介してユーザ25に警告する。そして、交換ステーション200は、制御情報を書き込んだ二次電池10をユーザ25に貸し出し(ステップS123)、当該フローは終了する。なお、ステップS121において、交換ステーション200は、ユーザ25の識別情報も併せて、当該二次電池10に書き込んでもよい。
上記の支払い状況が不良な場合、当該制御情報には、ユーザ25が利用する上記の第2サービスに制限を加えることが示されている。より具体的には、当該制御情報には、ユーザ25に貸し出す二次電池10の特性を制限すること、ユーザ25に貸し出す二次電池10の利用先の特性を制限すること、および、ユーザ25に貸し出す二次電池10の利用先で警告を発すること、のうちの少なくとも何れかの処理が示されている。制御装置100は、当該制御情報に示す処理内容を、上記の支払い状況の不良度合に応じて定めてもよい。換言すると、制御装置100は、上記の支払い状況が特定の不良度合である場合に、特定の処理内容を示す制御情報を採用してもよい。
ユーザ25に貸し出す二次電池10の特性を制限することは、一例として、当該二次電池10への充電量を予め定められた閾値以下に制限すること、当該二次電池10から当該二次電池10の利用先への放電量を予め定められた閾値以下に制限すること、および、当該二次電池10から当該二次電池10の利用先への最大出力を予め定められた閾値以下に制限すること、のうちの少なくとも何れかを含んでもよい。同様に、ユーザ25に貸し出す二次電池10の利用先の特性を制限することは、一例として、当該利用先の最大出力を予め定められた閾値以下に制限することを含んでもよい。
ユーザ25に貸し出す二次電池10に、当該二次電池10への充電量を予め定められた閾値以下に制限する制御情報が書き込まれた場合について、具体例を詳述する。例えば、当該二次電池10に当該制御情報が書き込まれた時点で、収容充電部205による当該二次電池10への充電が完了しておらず、当該二次電池10の充電量が未だ当該閾値以下である場合には、その状態のまま、当該二次電池10への充電が終了されるように、当該二次電池10は機能してもよい。また例えば、当該二次電池10に当該制御情報が書き込まれた時点で、収容充電部205による当該二次電池10への充電が完了しており、当該二次電池10の充電量が既に当該閾値よりも大きい場合には、収容充電部205に収容されている他の残SOCが低い二次電池10などに向けて放電してもよい。
当該二次電池10への充電量の閾値は、当該二次電池10が電力を放電できないほどに低い値または零であってもよい。しかしながら、この場合、当該二次電池10を搭載された車両20が起動することができずに交換ステーション200周囲に留まって混雑する事態が生じるので、当該閾値は、少なくとも車両20が起動して交換ステーション200から離れることができる充電量よりも高いことが好ましい。
ユーザ25に貸し出す二次電池10に、当該二次電池10から当該二次電池10の利用先への放電量を予め定められた閾値以下に制限する制御情報が書き込まれた場合について、具体例を詳述する。例えば、当該二次電池10がSOC=100%の満充電状態でユーザ25に貸し出され、ユーザ25の車両20で使用されたとしても、SOC=100%~90%までの範囲でしか二次電池10の電力を車両20に出力することができないように機能してもよい。この場合、当該二次電池10が搭載された車両20のユーザインタフェース上では、当該二次電池10が搭載された時点で、実際よりも低い残充電量の指標をユーザ25に向けて表示してもよい。
ユーザ25に貸し出す二次電池10に、当該二次電池10から当該二次電池10の利用先への最大出力を予め定められた閾値以下に制限する制御情報が書き込まれた場合について、具体例を詳述する。例えば、当該二次電池10が搭載された車両20を操作するユーザ25が、当該車両20のアクセルを大きく踏み込み、当該二次電池10に当該閾値を上回る出力を出させることによって車両20を加速させようとしても、当該二次電池10は最大で当該閾値の出力までしか出さないように機能してもよい。
ユーザ25に貸し出す二次電池10に、当該二次電池10の利用先で警告を発する制御情報が書き込まれた場合、例えば、当該二次電池10が搭載された車両20内で、車両20を操作するユーザ25に向けて警告音や警告音声メッセージが発声されてもよい。
このように、本実施形態による制御装置100は、ユーザ25の第1サービスに対する支払い状況が上記の第1条件を満たす場合に、例えば交換ステーション200に向けて、ユーザ25に貸し出す二次電池10に制御情報を書き込む指示を出力する。換言すると、制御装置100は、通信ネットワーク50を介して利用先または二次電池10と通信することなく、利用先において当該制御情報に示される処理を二次電池10に実行させる。
これにより、制御装置100は、通信ネットワーク50の通信状態が不良な場合、あるいは車両20の通信機能がオフにされている場合にも、ユーザ25に対して注意喚起を行うことができる。また、制御装置100は、車両20または二次電池10と通信ネットワーク50を介して通信するコストを不要とすることができる。
また、ユーザ25は、上記で例示した様々な処理を実行させる制御情報が書き込まれた二次電池10を車両20などの利用先で使用した際に、当該利用先の動作に不便さや不快さを感じる場合がある。換言すると、制御装置100は、交換ステーション200に、当該制御情報を二次電池10に書き込んでユーザ25に貸し出させることによって、ユーザ25に不便さや不快さを与えることができる場合がある。その結果、制御装置100は、ユーザ25に対して、当該不便さや不快さを解消させたい気持ちにさせ、上記の第1サービスに対する支払い状況が上記の第1条件を満たさなくなるように、すなわち当該支払い状況が良好になるように行動させることができる。例えば、制御装置100は、ユーザ25に対して、滞納しているリース料金の支払いを促すことができる。
しかしながら、ユーザ25は、上記で例示した様々な処理を実行させる制御情報が書き込まれた二次電池10を車両20などの利用先で使用しても、当該利用先の動作に不便さや不快さを感じない場合がある。そこで、一例として、当該制御情報に、ユーザ25に貸し出す二次電池10の特性を制限することが示されている場合、当該制御情報には更に、当該二次電池10に書き込まれてから予め定められた時間を経過したことに応じて、当該二次電池10の特性をよりいっそう制限することが示されていてもよい。また同様に、当該制御情報に、ユーザ25に貸し出す二次電池10の利用先の特性を制限することが示されている場合、当該制御情報には更に、当該二次電池10に書き込まれてから予め定められた時間を経過したことに応じて、当該利用先の特性をよりいっそう制限することが示されていてもよい。
例えば、当該制御情報には、当該二次電池10に書き込まれてから1日が経過したことに応じて、当該二次電池10から当該二次電池10の利用先への最大出力に対して設定した閾値がより低くなること、すなわち、当該二次電池10から当該利用先への出力がより小さくなることが示されていてもよい。また例えば、当該制御情報には、当該二次電池10に書き込まれてから2日が経過したことに応じて、当該利用先の最大出力に対して設定した閾値がより低くなること、すなわち、当該利用先の出力がより小さくなることが示されていてもよい。
また同様に、当該制御情報に、ユーザ25に貸し出す二次電池10の利用先で警告を発することが示されている場合、当該制御情報には更に、当該二次電池10に書き込まれてから予め定められた時間を経過したことに応じて、当該利用先での警告を強化することが示されていてもよい。例えば、当該制御情報には、当該二次電池10に書き込まれてから12時間が経過したことに応じて、当該利用先での警告音声メッセージの発声音量を大きくしてもよい。また例えば、当該制御情報には、当該二次電池10に書き込まれてから6時間が経過したことに応じて、ユーザ25に貸し出す二次電池10の利用先で警告を発することに、ユーザ25に貸し出す二次電池10の特性を制限することを追加することが示されていてもよい。
ユーザ25は、このような予め定められた時間の経過後に制限や警告が増強する処理を実行させる制御情報が書き込まれた二次電池10を車両20などの利用先で使用した際に、最初は当該利用先の動作に不便さや不快さを感じなくても、予め定められた時間の経過後に不便さや不快さを感じる可能性が高い。換言すると、制御装置100は、交換ステーション200に、当該制御情報を二次電池10に書き込んでユーザ25に貸し出させることによって、当該制限や警告が増強する処理が実行されない場合に比べてより確実にユーザ25に不便さや不快さを与えることができる。なお、上記の制御情報には、時間の経過と共に制限や警告が増強していく処理を実行させることが示されていてもよい。
また、制御装置100は、上記のステップS111で説明したように、上記の制御情報を書き込む指示に、ユーザ25に警告する指示を含ませる。これにより、制御装置100は、当該制御情報が書き込まれた二次電池10をユーザ25が車両20などの利用先に接続してしまう前に、ユーザ25に対して交換ステーション200から警告させることができる。例えば、ユーザ25は、車両20に当該二次電池10を搭載せずに、滞納しているリース料の支払いを済ませた後、再度交換ステーション200で二次電池10を交換することによって、車両20で上記の不便さや不快さを感じることを回避することができる。その結果として、制御装置100は、ユーザ25に対して、滞納しているリース料金の支払いを促すことができる。
ここで、本実施形態の制御装置100は、上記の第1条件とは異なる予め定められた第2条件として、支払い状況が不良であるが第1条件の不良の度合よりも軽いこと、を用いる。上記のステップS109において、制御装置100の出力部113は、ユーザ25の第1サービスに対する支払い状況が第1条件を満たさずに(ステップS109:NO)、第2条件を満たす場合に(ステップS115:YES)、当該ユーザ25に次回貸し出す二次電池10に制御情報を書き込む旨を、当該ユーザ25に予告する指示を出力する(ステップS117)。
第2条件に関する具体例として、上記の第1条件が、ユーザ25が車両20をリース契約していて、毎月の特定の引き落とし日にユーザ25の指定口座からリース料金の自動引き落としができない事態が1回発生したことである場合には、上記の第2条件は、当該引き落とし日の数日前の時点でユーザ25の指定口座にリース料金分の残高が確認できないことであってもよい。また、上記の第1条件が、当該事態が予め定められた回数連続して発生したことである場合には、上記の第2条件は、当該事態が1回発生したことや、当該事態が当該予め定められた回数未満の回数連続して発生したことであってもよい。また、上記の第1条件が、当該事態が合計で予め定められた回数発生したことである場合には、上記の第2条件は、当該事態が合計で当該予め定められた回数未満の回数発生したことであってもよい。
また、上記の第1条件が、当該事態が発生してから滞納状態が予め定められた期間続いている状況や、当該状況が予め定められた回数連続して発生したことや、当該状況が合計で予め定められた回数発生したことである場合には、上記の第2条件は、それぞれの第1条件に対応して、当該事態が発生してから滞納状態が当該予め定められた期間未満の期間続いている状況や、当該状況が当該予め定められた回数未満の回数連続して発生したことや、当該状況が合計で当該予め定められた回数未満の回数発生したことであってもよい。
ステップS115において、制御装置100の出力部113は、ユーザ25の第1サービスに対する支払い状況が第2条件も満たさない場合に(ステップS115:NO)、ユーザ25に貸し出す二次電池10に制御情報を書き込んだり、ユーザ25に警告または予告したりする特別な処理を行わずに、当該ユーザ25に二次電池10を貸し出す指示を出力する(ステップS118)。なお、ユーザ25が第1サービスを利用していない場合は、ユーザ25の第1サービスに対する支払い状況が第1条件も第2条件も満たしていないと判断してもよい。
上記のステップS117およびステップS118のそれぞれに続けて、上記で説明したステップS119~ステップS123が実行される。ただし、ステップS117に続く場合には、交換ステーション200の制御部201は、ステップS121において、ユーザ25に貸し出す二次電池10に制御情報を書き込むことなく、発声部209に、ユーザ25に次回貸し出す二次電池10に制御情報を書き込む旨を予告する音声メッセージを発声させ、ステップS123において、制御情報を書き込んでいない二次電池10をユーザ25に貸し出す。例えば、ユーザ25は、交換ステーション200で次回二次電池10を交換するまでに、滞納しているリース料の支払いを済ませることによって、車両20で上記の不便さや不快さを感じることを回避することができる。その結果として、制御装置100は、ユーザ25に対して、滞納しているリース料金の支払いを促すことができる。
また、ステップS118に続く場合には、交換ステーション200の制御部201は、ステップS121において、ユーザ25に貸し出す二次電池10に制御情報を書き込むことも、発声部209に特定の音声メッセージを発声させることも実行せずに、ステップS123において、制御情報を書き込んでいない二次電池10をユーザ25に貸し出す。
以上の実施形態において、制御装置100の取得部111は、定期的にファイナンス管理サーバ300と通信し、ファイナンス管理サーバ300から、第1サービスを利用している複数のユーザ25のうちの、第1サービスに対する支払い状況が第1条件を満たす1又は複数のユーザ25をリストアップしたリスト情報を取得してもよい。この場合、取得部111は、ファイナンス管理サーバ300からリスト情報を取得する度に、格納部103に格納してあるリスト情報を更新してもよい。
また、これに代えて、制御装置100の取得部111は、定期的にファイナンス管理サーバ300と通信し、ファイナンス管理サーバ300から、交換ステーション200を予め定められた頻度以上で利用する複数のユーザ25のうちの、第1サービスに対する支払い状況が第1条件を満たす1又は複数のユーザ25をリストアップしたリスト情報を取得してもよい。この場合も上記と同様に、取得部111は、ファイナンス管理サーバ300からリスト情報を取得する度に、格納部103に格納してあるリスト情報を更新してもよい。
これらの場合、制御装置100は、交換ステーション200から識別情報を取得した場合に、当該識別情報に基づいて、上記の第1サービスを利用しているユーザ25の当該第1サービスに対する支払い状況を、格納部103に格納してある上記のリスト情報から調べることができる。これにより、交換ステーション200からユーザ25に二次電池10を貸し出すまでの時間を短縮することができる。
図6は、本実施形態による制御システム2の概略図の一例である。制御システム2は、制御システム1の制御装置100および交換ステーション200を備えず、その代わりに、制御システム1の制御装置100および交換ステーション200の各機能を統合した、制御装置150を備える。なお、以降の説明において、上記で説明した構成と同じ構成には、上記で説明した構成に付した参照番号と同一の又は同様の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図7は、本実施形態による制御装置150のブロック図の一例である。制御装置150は、制御装置100と異なる点として、交換ステーション200が備えていた収容充電部205、読取部207および発声部209のそれぞれと同じ機能を有する、収容充電部105、読取部107および発声部109を備える。また、制御装置150の制御部101は、制御装置100の制御部101が有していた取得部111および出力部113に加えて、出力部113から入力される指示内容に応じて二次電池10に制御情報を書き込む書込部115を有する。
また、本実施形態の取得部111は、定期的にファイナンス管理サーバ300と通信し、ファイナンス管理サーバ300から、制御装置150を予め定められた頻度以上で利用する複数のユーザ25のうちの、第1サービスに対する支払い状況が第1条件を満たす1又は複数のユーザ25をリストアップしたリスト情報を取得して、格納部103に格納しているリスト情報を更新する。また、本実施形態の出力部113は、取得部111から識別情報を入力されると、当該識別情報に基づいて、上記の第1サービスを利用しているユーザ25の当該第1サービスに対する支払い状況を、格納部103に格納してある上記のリスト情報から調べる。
図8は、本実施形態による制御方法のフロー図の一例である。図8に示すフローは、一例として、制御装置150がファイナンス管理サーバ300と通信するタイミングになったことにより開始する。
制御装置150は、ファイナンス管理サーバ300に対して、制御装置150を予め定められた頻度以上で利用する複数のユーザ25の複数の識別情報を送信し、当該複数の識別情報に対応する複数のユーザ25の上記の第1サービスに対する支払い状況を照会させる(ステップS201)。
ファイナンス管理サーバ300は、制御装置150から複数の制御情報を受信すると、当該複数の制御情報から複数のユーザ25を特定し、当該複数のユーザ25のうちの、第1サービスに対する支払い状況が第1条件を満たす1又は複数のユーザ25をリストアップしたリスト情報を制御装置150に送信する(ステップS203)。制御装置150は、ファイナンス管理サーバ300から受信した当該リスト情報によって、格納部103に格納されているリスト情報を更新する。
ユーザ25は、制御装置150から貸し出されて車両20で使用した二次電池10を、制御装置150に返却する(ステップS205)。このとき、ユーザ25は、所持しているIDカードを制御装置150の読取部107に提示する。
制御装置150の取得部111は、当該二次電池10のメモリ11から二次電池IDおよび利用先IDを読み出し、読取部107からユーザIDを入力されることにより、識別情報を取得する。制御装置150の出力部113は、取得部111から入力される当該識別情報に基づいて、上記の第1サービスを利用しているユーザ25の、当該第1サービスに対する支払い状況を調べる(ステップS207)。より具体的には、出力部113は、格納部103に格納されている上記のリスト情報を参照し、当該識別情報から特定されるユーザ25の当該第1サービスに対する支払い状況を調査する。
以降のステップS209~S218のそれぞれは、図5のフローを用いて上記で説明したステップS109~S118と同様の処理内容なので、重複する説明を省略する。
ステップS221において、出力部113は、ユーザ25に貸し出す二次電池10に制御情報を書き込む指示を出力する場合には、当該指示を書込部115に出力し、書込部115は収容充電部105に収容されている当該二次電池10に当該制御情報を書き込む。
ステップS221において、出力部113は、ユーザ25に警告または予告する指示を出力する場合には、当該指示を発声部109に出力し、発声部109は格納部103を参照することによって特定の音声メッセージを発声する。
そして、制御装置150は、二次電池10をユーザ25に貸し出し(ステップS223)、当該フローは終了する。なお、ステップS221において、ユーザ25に貸し出す二次電池10に制御情報を書き込む指示を出力する場合には、当該二次電池10には当該制御情報が書き込まれている。なお、ステップS221において、制御装置150は、ユーザ25の識別情報も併せて、当該二次電池10に書き込んでもよい。
以上の実施形態による制御装置150は、上記で説明した複数の実施形態による制御装置100が有する効果と同様の効果を有することができる。制御装置150は更に、通信状態が不安定で、ファイナンス管理サーバ300との通信が困難な地域に設置されている場合にも、単独で上記の制御方法を実行し、ユーザ25に二次電池10を貸し出すことができる。通信状態が不安定になる理由として、例えばファイナンス管理サーバ300に電力が供給されなくなって通信網が断たれることであってもよく、ファイナンス管理サーバ300に供給される電力はあるけれども通信状態が悪いだけの理由で通信網が断たれることであってもよい。
以上の複数の実施形態において、二次電池10に書き込まれる制御情報には、二次電池10がユーザ25に貸し出された後に交換ステーション200または他の交換ステーション200に返却されたことに応じて、当該制御情報が無効化されることが示されていてもよい。この場合、制御装置100、150は、第1サービスを利用しているユーザ25の第1サービスに対する支払い状況が第1条件を満たしていないにも拘わらず、意図せずに制御情報が書き込まれた二次電池10が当該ユーザ25に貸し出されることを防ぐことができる。
以上の複数の実施形態において、制御装置100、150の出力部113は、上記の第1条件を満たす場合として、第1サービスを利用しているユーザ25の第1サービスに対する支払い状況が不良な場合に、当該ユーザ25に貸し出す二次電池10に制御情報を書き込む指示を出力する構成として説明した。これに代えて、出力部113は、上記の第1条件を満たす場合として、第1サービスを利用しているユーザ25の第1サービスに対する支払い状況が不良ではない場合に、当該ユーザ25に貸し出す二次電池10に制御情報を書き込む指示を出力してもよい。
ただし、この場合、当該ユーザ25に貸し出す二次電池10は、予め制限が加えられるように構成されており、当該二次電池10に書き込む制御情報には、ユーザ25が利用する上記の第2サービスに制限を加えないことが示されている。より具体的には、当該制御情報には、ユーザ25に貸し出す二次電池10の特性を制限することを解除すること、ユーザ25に貸し出す二次電池10の利用先の特性を制限することを解除すること、および、ユーザ25に貸し出す二次電池10の利用先で警告を発することを抑止すること、のうちの少なくとも何れかの処理が示されていてもよい。
以上の複数の実施形態において、ユーザ25を識別可能な識別情報の一例であるユーザIDおよび利用先IDは、ユーザ25によって所持されるIDカードに書き込まれており、ユーザ25が交換ステーション200または制御装置150で二次電池10を交換するときにIDカードを交換ステーション200の読取部207または制御装置150の読取部107にかざすことによって読み取られる構成として説明した。これに代えて、ユーザIDおよび利用先IDは、例えば車両20によって二次電池10のメモリ11に書き込まれ、交換ステーション200または制御装置150によって二次電池IDと共に読み出されてもよい。
以上の複数の実施形態において、制御装置100、150の出力部113が出力する指示に、ユーザ25に貸し出す二次電池10へ制御情報を書き込む指示の他、ユーザ25に警告する指示が含まれている場合、交換ステーション200の発声部209または制御装置150の発声部109から特定の音声メッセージを発声させる構成として説明した。これに代えて、かかる場合に、交換ステーション200または制御装置150が有するディスプレイに警告画面を表示してもよく、ユーザ25が所有している通信端末に警告メッセージを送信してもよい。
本発明の様々な実施形態は、フローチャートおよびブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置のセクションを表わしてよい。特定の段階およびセクションが、専用回路、コンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、および/またはコンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタルおよび/またはアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)および/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、および他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供され、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
図9は、本発明の複数の態様が全体的又は部分的に具現化されうるコンピュータ1200の例を示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該装置の1又は複数の「部」として機能させ、又は当該オペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、本発明の実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。このようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、グラフィックコントローラ1216、及びディスプレイデバイス1218を含み、これらはホストコントローラ1210によって相互に接続される。コンピュータ1200はまた、通信インターフェース1222、ハードディスクドライブ1224、DVD-ROMドライブ1226、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、これらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続される。コンピュータはまた、ROM1230及びキーボード1242のようなレガシの入出力ユニットを含み、これらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続される。
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、これにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又は当該グラフィックコントローラ1216自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示させる。
通信インターフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVD-ROMドライブ1226は、プログラム又はデータをDVD-ROM1201から読み取り、ハードディスクドライブ1224にRAM1214を介してプログラム又はデータを提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM1230は、内部に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
プログラムが、DVD-ROM1201又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもあるハードディスクドライブ1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インターフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インターフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、ハードディスクドライブ1224、DVD-ROM1201、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、ハードディスクドライブ1224、DVD-ROMドライブ1226(DVD-ROM1201)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような、様々なタイプの情報が、情報処理されるべく、記録媒体に格納されてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、これにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
以上の説明によるプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、これにより、プログラムをコンピュータ1200にネットワークを介して提供する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、技術的に矛盾しない範囲において、特定の実施形態について説明した事項を、他の実施形態に適用することができる。また、各構成要素は、名称が同一で、参照符号が異なる他の構成要素と同様の特徴を有してもよい。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
1、2 制御システム、10 二次電池、11 メモリ、20 車両、25 ユーザ、50 通信ネットワーク、100、150 制御装置、101 制御部、103 格納部、105 収容充電部、107 読取部、109 発声部、111 取得部、113 出力部、115 書込部、200 交換ステーション、201 制御部、203 格納部、205 収容充電部、207 読取部、209 発声部、300 ファイナンス管理サーバ、1200 コンピュータ、1201 DVD-ROM、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インターフェース、1224 ハードディスクドライブ、1226 DVD-ROMドライブ、1230 ROM、1240 入出力チップ、1242 キーボード

Claims (19)

  1. 二次電池を交換する交換ステーション、および、ファイナンス管理サーバと通信ネットワークを介して通信する制御装置であって、
    前記交換ステーションに二次電池を返却したユーザを識別可能な識別情報を前記交換ステーションから受信する取得部と、
    前記ファイナンス管理サーバに前記識別情報を送信し、前記ファイナンス管理サーバから、サービスを利用している前記ユーザの前記サービスに対する支払い状況を前記ファイナンス管理サーバが照会した結果を示す情報を受信し、前記支払い状況が予め定めた第1条件を満たす場合に前記ユーザに貸し出す二次電池に制御情報を書き込ませるための指示を含む情報を前記交換ステーションに送信する出力部と
    を備える制御装置。
  2. 二次電池を交換する交換ステーションと通信ネットワークを介して通信する制御装置であって、
    サービスに対する支払い状況が第1条件を満たす1または複数のユーザをリストアップしたリスト情報を格納する格納部と、
    前記交換ステーションに二次電池を返却したユーザを識別可能な識別情報を前記交換ステーションから受信する取得部と、
    前記識別情報に基づいて、前記サービスを利用している前記ユーザの前記支払い状況を前記リスト情報から調べ、前記ユーザの前記支払い状況が予め定めた第1条件を満たす場合に、前記ユーザに貸し出す二次電池に制御情報を書き込ませるための指示を含む情報を前記交換ステーションに送信する出力部と
    を備える制御装置。
  3. 二次電池を交換する交換ステーションに設けられ、ファイナンス管理サーバと通信ネットワークを介して通信する制御装置であって、
    前記交換ステーションに二次電池を返却したユーザを識別可能な識別情報を、前記ユーザにより返却された前記二次電池のメモリから読み出すこと、および、前記ユーザにより提示されるIDカードを読み取ること、の少なくとも一方によって取得する取得部と、
    前記ファイナンス管理サーバに前記識別情報を送信し、前記ファイナンス管理サーバから、サービスを利用している前記ユーザの前記サービスに対する支払い状況を前記ファイナンス管理サーバが照会した結果を示す情報を受信し、前記支払い状況が予め定めた第1条件を満たす場合に、前記ユーザに貸し出す二次電池に制御情報を書き込ませるための指示を出力する出力部と、
    前記指示に応じて、前記貸し出す前記二次電池に前記制御情報を書き込む書込部と
    を備える制御装置。
  4. 二次電池を交換する交換ステーションに設けられる制御装置であって、
    サービスに対する支払い状況が第1条件を満たす1または複数のユーザをリストアップしたリスト情報を格納する格納部と、
    前記交換ステーションに二次電池を返却したユーザを識別可能な識別情報を、前記ユーザにより返却された前記二次電池のメモリから読み出すこと、および、前記ユーザにより提示されるIDカードを読み取ること、の少なくとも一方によって取得する取得部と、
    前記識別情報に基づいて、前記サービスを利用している前記ユーザの前記支払い状況を前記リスト情報から調べ、前記ユーザの前記支払い状況が予め定めた第1条件を満たす場合に、前記ユーザに貸し出す二次電池に制御情報を書き込ませるための指示を出力する出力部と、
    前記指示に応じて、前記貸し出す前記二次電池に前記制御情報を書き込む書込部と
    を備える制御装置。
  5. 前記制御情報充電および放電の少なくとも一方に関する特性を制限するように前記貸し出す二次電池を機能させる制御情報を含む
    請求項1から4のいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 前記特性を制限することは、前記貸し出す二次電池への充電量を予め定められた閾値以下に制限すること、前記貸し出す二次電池から前記貸し出す二次電池の利用先への放電量を予め定められた閾値以下に制限すること、および、前記貸し出す二次電池から前記貸し出す二次電池の利用先への最大出力を予め定められた閾値以下に制限すること、のうちの少なくとも何れかを含む、
    請求項に記載の制御装置。
  7. 前記制御情報前記制御情報が前記貸し出す二次電池に書き込まれてから予め定められた時間を経過したことに応じて、前記特性をよりいっそう制限して前記特性をより低下させるように前記貸し出す二次電池を機能させる制御情報を含む
    請求項5または6に記載の制御装置。
  8. 前記制御情報出力特性を制限するように前記貸し出す二次電池の利用先を機能させる制御情報を含む
    請求項1からのいずれか一項に記載の制御装置。
  9. 前記出力特性を制限することは、前記利用先の最大出力を予め定められた閾値以下に制限することを含む、
    請求項に記載の制御装置。
  10. 前記制御情報前記制御情報が前記貸し出す二次電池に書き込まれてから予め定められた時間を経過したことに応じて、前記出力特性をよりいっそう制限して前記出力特性をより低下させるように前記利用先を機能させる制御情報を含む
    請求項8または9に記載の制御装置。
  11. 前記制御情報警告音または警告音声メッセージを発声するように前記貸し出す二次電池の利用先を機能させる制御情報を含む
    請求項1から10のいずれか一項に記載の制御装置。
  12. 前記制御情報前記制御情報が前記貸し出す二次電池に書き込まれてから予め定められた時間を経過したことに応じて、前記警告音または前記警告音声メッセージを発声する音量を大きくするように前記利用先を機能させること、および、充電および放電の少なくとも一方に関する特性を制限するように前記貸し出す二次電池を機能させること、の少なくとも一方を行う制御情報を含む
    請求項11に記載の制御装置。
  13. 前記出力部は、前記支払い状況が予め定めた第1条件を満たす場合に、前記指示と共に、前記ユーザに警告する指示も出力する
    請求項1から1のいずれか一項に記載の制御装置。
  14. 前記第1条件は、前記支払い状況が不良なことであり、予め定められた第2条件は、前記支払い状況が不良であるが前記第1条件の不良の度合よりも軽いことであり、
    前記出力部は、前記支払い状況が前記第1条件を満たさずに前記第2条件を満たす場合に、前記ユーザに次回貸し出す二次電池に前記制御情報を書き込む旨を前記ユーザに予告する指示を出力する、
    請求項1から1のいずれか一項に記載の制御装置。
  15. 二次電池を交換する交換ステーション、および、ファイナンス管理サーバと通信ネットワークを介して通信する制御装置によって実行される制御方法であって、
    前記交換ステーションに二次電池を返却したユーザを識別可能な識別情報を前記交換ステーションから受信する取得段階と、
    前記ファイナンス管理サーバに前記識別情報を送信し、前記ファイナンス管理サーバから、サービスを利用している前記ユーザの前記サービスに対する支払い状況を前記ファイナンス管理サーバが照会した結果を示す情報を受信し、前記支払い状況が予め定めた第1条件を満たす場合に前記ユーザに貸し出す二次電池に制御情報を書き込ませるための指示を含む情報を前記交換ステーションに送信する出力段階と
    を備える制御方法。
  16. 二次電池を交換する交換ステーションと通信ネットワークを介して通信する制御装置によって実行される制御方法であって、
    前記交換ステーションに二次電池を返却したユーザを識別可能な識別情報を前記交換ステーションから受信する取得段階と、
    サービスに対する支払い状況が第1条件を満たす1または複数のユーザをリストアップしたリスト情報から、前記識別情報に基づいて、前記サービスを利用している前記ユーザの前記支払い状況を調べ、前記ユーザの前記支払い状況が予め定めた第1条件を満たす場合に、前記ユーザに貸し出す二次電池に制御情報を書き込ませるための指示を含む情報を前記交換ステーションに送信する出力段階と
    を備える制御方法。
  17. 二次電池を交換する交換ステーションに設けられ、ファイナンス管理サーバと通信ネットワークを介して通信する制御装置によって実行される制御方法であって、
    前記交換ステーションに二次電池を返却したユーザを識別可能な識別情報を、前記ユーザにより返却された前記二次電池のメモリから読み出すこと、および、前記ユーザにより提示されるIDカードを読み取ること、の少なくとも一方によって取得する取得段階と、
    前記ファイナンス管理サーバに前記識別情報を送信し、前記ファイナンス管理サーバから、サービスを利用している前記ユーザの前記サービスに対する支払い状況を前記ファイナンス管理サーバが照会した結果を示す情報を受信し、前記支払い状況が予め定めた第1条件を満たす場合に、前記ユーザに貸し出す二次電池に制御情報を書き込ませるための指示を出力する出力段階と、
    前記指示に応じて、前記貸し出す前記二次電池に前記制御情報を書き込む書込段階と
    を備える制御方法。
  18. 二次電池を交換する交換ステーションに設けられる制御装置によって実行される制御方法であって、
    前記交換ステーションに二次電池を返却したユーザを識別可能な識別情報を、前記ユーザにより返却された前記二次電池のメモリから読み出すこと、および、前記ユーザにより提示されるIDカードを読み取ること、の少なくとも一方によって取得する取得段階と、
    サービスに対する支払い状況が第1条件を満たす1または複数のユーザをリストアップしたリスト情報から、前記識別情報に基づいて、前記サービスを利用している前記ユーザの前記支払い状況を調べ、前記ユーザの前記支払い状況が予め定めた第1条件を満たす場合に、前記ユーザに貸し出す二次電池に制御情報を書き込ませるための指示を出力する出力段階と、
    前記指示に応じて、前記貸し出す前記二次電池に前記制御情報を書き込む書込段階と
    を備える制御方法。
  19. 前記制御装置に請求項15から18のいずれか一項に記載の制御方法を実行させるためのプログラム。
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