JP7267019B2 - ビークルユニット及びビークルユニットの移動制御方法 - Google Patents

ビークルユニット及びビークルユニットの移動制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、複数のビークルを含むビークルユニット及びビークルユニットの移動制御方法に関する。
水中を移動する複数のビークルを移動させる技術の一つとして、音響通信を行って、相対位置を確認しつつ、移動制御を行うシステムがある(例えば、特許文献1)。
特開2017-165333号公報
特許文献1に記載のシステムは、複数のビークルの位置の基準となる水上航行体が水上を航行する。また、水上航行体は、音響測位装置を用いて、複数の水中航行体の位置を検出し、検出した結果に基づいて、水中航行体の位置の制御を行う。このため、常に水上に航行体が露出していることになる。また、水上航行体と通信できる数に限りがあり、群を構成するビークルの数が制限される。
本開示は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、水中を航行する多数のビークルの相対位置の制御を効率よく制御できるビークルユニット及びビークルユニットの移動制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の少なくとも一実施形態は、第1筐体と、前記第1筐体の3次元方向の移動を制御する第1慣性航法装置と、音波発生装置と、高さ方向の位置を検出する第1高度計測部と、位置情報検出装置と、移動経路の情報を記憶する第1制御装置と、を含み水中を移動するリーダー機と、第2筐体と、前記第2筐体の3次元方向の移動を制御する第2慣性航法装置と、前記音波発生装置から出力される音波を受信する受信装置と、高さ方向の位置を検出する第2高度計測部と、前記リーダー機との3次元の相対位置の情報を記憶する第2制御装置と、を含み、水中を移動する少なくとも1つのフォロワー機と、を備え、前記第1制御装置は、前記音波発生装置から音波を出力させ、前記第2制御装置は、前記受信装置で受信した音波に基づいて前記リーダー機との相対位置を算出し、前記第2高度計測部で検出した高さ方向の位置及び前記リーダー機との相対位置に基づいて前記第2慣性航法装置を制御して前記フォロワー機を移動させるビークルユニットを提供する。
また、前記リーダー機は、所定の時間間隔で水面に浮上し、前記位置情報検出装置で位置情報を検出し、前記第1制御装置は、前記移動経路、前記位置情報検出装置で検出した位置情報及び前記第1高度計測部で検出した高さ方向の位置に基づいて前記第1慣性航法装置を制御して前記リーダー機を移動させることが好ましい。
また、前記第2制御装置は、高さ方向の位置が基準を満たさないと判定した場合、高さ方向の位置を補正し、高さ方向の位置が基準を満たし、かつ、水平方向の位置が基準を満たさないと判定した場合、水平方向の位置を補正することが好ましい。
また、前記第2制御装置は、水平方向の位置が基準を満たさないと判定した場合、推進方向の位置を補正し、その後、水平方向に平行で、推進方向に交差する方向の位置を補正することが好ましい。
また、前記フォロワー機は、識別情報を含む信号を出力する出力装置を含み、前記リーダー機は、前記出力装置から送信される信号を受信する受信装置を含み、前記第1制御装置は、前記受信装置で受信した信号に基づいて、前記フォロワー機の状態の情報を取得することが好ましい。
また、前記出力装置は、前記リーダー機の位置に基づいて、ビームフォーミングした信号を出力することが好ましい。
また、前記音波発生装置は、前記フォロワー機の位置に基づいて、ビームフォーミングした信号を出力することが好ましい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の少なくとも一実施形態は、リーダー機と複数のフォロワー機とを含み、水中を3次元方向に移動可能な複数のビークルを移動させる複数のビークルの移動制御方法であって、前記リーダー機から音波を出力するステップと、前記フォロワー機が音波を受信し、前記リーダー機との相対位置を取得するステップと、前記フォロワー機が高さ方向の位置を検出するステップと、前記フォロワー機は、検出した高さ方向の位置及び前記リーダー機との相対位置に基づいて移動させるステップと、を含むビークルユニットの移動制御方法を提供する。
また、前記リーダー機が所定の時間間隔で水面に浮上し、位置情報を検出するステップと、前記リーダー機が、予め設定された移動経路、検出した位置情報及び高さ情報に基づいて移動するステップをさらに含むことが好ましい。
また、前記フォロワー機は、高さ方向の位置が基準を満たさないと判定した場合、高さ方向の位置を補正し、高さ方向の位置が基準を満たし、かつ、水平方向の位置が基準を満たさないと判定した場合、水平方向の位置を補正することが好ましい。
また、前記フォロワー機は、水平方向の位置が基準を満たさないと判定した場合、推進方向の位置を補正し、その後、水平方向に平行で、推進方向に交差する方向の位置を補正することが好ましい。
また、前記フォロワー機が、識別情報を含む信号を出力するステップと、前記リーダー機が、前記フォロワー機から送信される信号を受信し、受信した信号に基づいて、前記フォロワー機の状態の情報を取得するステップと、を含むことが好ましい。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、水中を航行する多数のビークルの相対位置の制御を効率よく制御することができる。
図1は、ビークルユニットの概略構成を示す上面図である。 図2は、ビークルユニットの概略構成を示す側面図である。 図3は、リーダー機の主要構成を示すブロック図である。 図4は、フォロワー機の主要構成を示すブロック図である。 図5は、リーダー機の移動制御方法の一例を示すフローチャートである。 図6は、フォロワー機の移動制御方法の一例を示すフローチャートである。 図7は、フォロワー機の移動制御のアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。 図8は、フォロワー機の推進方向における位置の制御を説明するための説明図である。 図9は、フォロワー機の推進方向における位置の制御を説明するための説明図である。 図10は、フォロワー機の水平方向における姿勢の制御を説明するための説明図である。 図11は、フォロワー機の水平方向における姿勢の制御を説明するための説明図である。 図12は、ビーグルユニットの移動の一例を示す模式図である。 図13は、ビークルユニットで送受信される音波の一例を示す模式図である。 図14は、ビークルユニットで送受信される音波の一例を示す模式図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
図1は、ビークルユニットの概略構成を示す上面図である。図2は、ビークルユニットの概略構成を示す側面図である。ビークルユニット10は、1つのリーダー機12と、4つのフォロワー機14、14、14、14とを含む。以下、4つのフォロワー機14、14、14、14に共通する事項を説明する場合、フォロワー機14として説明する。また、本実施形態では、フォロワー機14を4つとしたが、フォロワー機14の数は、特に限定されず、1つ以上あればよい。リーダー機12とフォロワー機14は、水中を航行する水中航行体である。
ビークルユニット10は、リーダー機12と複数のフォロワー機14とは、予め設定された相対位置に配置された状態で、つまり所定のフォーメーションで、1つの群で移動を行う。具体的には、ビークルユニット10は、リーダー機12の位置を基準として、4つのフォロワー機14、14、14、14が3次元の所定の位置に配置された状態で移動する。リーダー機12は、水面を基準として深さDaとなる位置で移動する。
フォロワー機14は、水平方向おいて、リーダー機12と自機とを結んだ線と推進方向とのなす角がβとなり、推進方向と深さ方向とで形成される面において、リーダー機12と自機とを結んだ線と推進方向とのなす角がαとなる。また、フォロワー機14は、水面を基準として深さDbとなる位置で、リーダー機12との深度差、深さ方向の距離が、深さDとなる。同様にフォロワー機14は、水平方向おいて、リーダー機12と自機とを結んだ線と推進方向とのなす角がβとなり、推進方向と深さ方向とで形成される面において、リーダー機12と自機とを結んだ線と推進方向とのなす角がαとなる。また、フォロワー機14は、水面を基準として深さDcとなる位置で、リーダー機12との深度差、深さ方向の距離が、深さDとなる。同様にフォロワー機14は、水平方向おいて、リーダー機12と自機とを結んだ線と推進方向とのなす角がβとなる。フォロワー機14は、水平方向おいて、リーダー機12と自機とを結んだ線と推進方向とのなす角がβとなる。フォロワー機14とフォロワー機14は、推進方向と深さ方向とで形成される面における図示は省略しているが、所定の深さ、所定の角度に配置される。推進方向と深さ方向とで形成される面における図示は省略しているが、所定の深さ、所定の角度に配置される。
図3は、リーダー機の主要構成を示すブロック図である。リーダー機12は、筐体20と、第1慣性航行装置21と、音波発生装置22と、短パルス受信装置(受信装置)24と、第1高度計測装置26と、位置情報検出装置28と、第1制御装置30と、を備える。リーダー機12は、上記構成に加え、水中航行体として備える各種構成を備えている。筐体20は、リーダー機12の各部を収納する外殻である。
第1慣性航行装置21は、駆動力を発生させ、筐体20を推進し、姿勢を変化させる機器である。第1慣性航行装置21は、上下ラダー32と、左右エレベータ34と、メインスラスタ36と、を有する。上下ラダー32は、筐体20の上下方向にそれぞれ突出する舵板を有し、舵板を上下方向に延びる軸を軸として回転させる。上下ラダー32は、軸に沿って舵板の向きを変えることで、筐体20に上下方向の周りに回転する方向の力を作用させる。左右エレベータ34は、筐体20の左右方向にそれぞれ突出する舵板を有し、舵板を左右方向に延びる軸を軸として回転させる。左右エレベータ34は、軸に沿って舵板の向きを変えることで、筐体20に左右方向の周りに回転する方向の力を作用させる。つまり、左右エレベータ34は、筐体20を浮上させる方向、沈降させる方向に回転させる。メインスラスタ36は、プロペラ、ジェット推進機であり、筐体20に推進方向に推進させる力を作用させる。第1慣性航行装置21は、メインスラスタ36で推進させつつ、上下ラダー32及び左右エレベータ34の向きを制御することで、筐体20の姿勢を変化させることができる。
音波発生装置22は、音響信号を出力する。音波発生装置22は、リーダー機12の自己位置情報のみを変調して短パルスで送波する。短パルス音は、複雑な通信プロトコルに基づくものではなく短時間のパルス信号である。音波発生装置22は、リーダー機12が出力したことがわかる音波を出力すればよいが、リーダー機12の現在位置、姿勢情報を変調して短パルス音に乗せて送信することが好ましい。位置情報としては、リーダー機12の自己位置のZ軸方向の値(すなわち深度情報)を送ることが好ましい。深さ方向の情報を出力することで、相対位置をより高い精度で特定することができる。短パルス受信装置24は、フォロワー機から送信される音響信号を受信する。短パルス受信装置24は、センサアレイで構成され、音響信号を受信することで、音響信号を出力したフォロワー機14の方向を検出する。
第1高度計測装置26は、高さ情報、つまり基準位置からの高さ(鉛直方向の距離)を検出する。リーダー機12は、水中航行体である。このため、第1高度計測装置26は、水面からの深さ(深度)を計測する深度計である。
位置情報検出装置28は、地球上での絶対座標を検出する。位置情報検出装置28としては、全球測位衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)で、衛星から出力される信号を受信して位置座標を検出する装置を用いることができる。具体的構成例として、グローバル・ポジショニング・システム(GPS:Global Positioning System)等の測位システムを利用して位置を検出するための測位装置が挙げられる。
第1制御装置30は、リーダー機12の各部の動作を制御する、第1制御装置30は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路を含み、移動制御に関する各種の処理を行う演算部と、各種データを記憶する記憶部とを備える。第1制御装置30は、記憶部に移動制御プログラム40と、移動経路データ42と、フォロワー機データ44と、が記憶される。移動制御プログラム40は、リーダー機12の移動を制御するプログラムである。移動経路データ42は、リーダー機12に対して設定された移動経路である。移動経路データ42は、位置情報検出装置28で検出する座標と、第1高度計測装置26で計測される深度とを組み合わせた3次元の移動経路のデータである。フォロワー機データ44は、フォロワー機14から送られた情報である。フォロワー機14から出力された信号の受信タイミング等を記憶する。
図4は、フォロワー機の主要構成を示すブロック図である。フォロワー機14は、筐体50と、第2慣性航行装置51と、ソナー52と、短パルス送信装置(出力装置)54と、第1高度計測装置26と、位置情報検出装置28と、第2制御装置30と、を有する。フォロワー機14は、上記構成に加え、水中航行体として備える各種構成を備えている。筐体50は、フォロワー機14の各部を収納する外殻である。
第2慣性航行装置51は、駆動力を発生させ、筐体50を推進し、姿勢を変化させる機器である。第2慣性航行装置51は、上下ラダー72と、左右エレベータ74と、メインスラスタ76と、を有する。上下ラダー72は、筐体50の上下方向にそれぞれ突出する舵板を有し、舵板を上下方向に延びる軸を軸として回転させる。上下ラダー72は、軸に沿って舵板の向きを変えることで、筐体50に上下方向の周りに回転する方向の力を作用させる。左右エレベータ74は、筐体50の左右方向にそれぞれ突出する舵板を有し、舵板を左右方向に延びる軸を軸として回転させる。左右エレベータ74は、軸に沿って舵板の向きを変えることで、筐体50に左右方向の周りに回転する方向の力を作用させる。つまり、左右エレベータ74は、筐体50を浮上させる方向、沈降させる方向に回転させる。メインスラスタ76は、プロペラ、ジェット推進機であり、筐体50に推進方向に推進させる力を作用させる。第2慣性航行装置51は、メインスラスタ76で推進させつつ、上下ラダー72及び左右エレベータ74の向きを制御することで、筐体50の姿勢を変化させることができる。
ソナー52は、音波発生装置22から出力された音響信号を受信する。ソナー52は、アレイ素子90と、信号処理部92と、を有する。アレイ素子90は、音響信号を受信する素子が列状に配置されている。信号処理部92は、アレイ素子90で検出した音響信号を処理し、リーダー機12から出力された音響信号の水平方向及び垂直方向の到来角を検出する。信号処理部92は、アレイ素子90で取得した信号を、ビームフォーマー法やMUSIC(MUltiple SIgnal Classification)など、既存の到来角計測技術を用いて、処理して、到来角を検出する。短パルス送信装置54は、フォロワー機14を示す識別情報のみを変調して短パルスで送波する。
第2高度計測装置56は、高さ情報、つまり基準位置からの高さ(鉛直方向の距離)を検出する。フォロワー機14は、水中航行体である。このため、第2高度計測装置56は、水面からの深さを計測する深度計である。
第2制御装置60は、フォロワー機14の各部の動作を制御する、第2制御装置60は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路を含み、移動制御に関する各種の処理を行う演算部と、各種データを記憶する記憶部とを備える。第2制御装置60は、記憶部に移動制御プログラム80と、基準相対位置データ82と、が記憶される。移動制御プログラム80は、フォロワー機14の移動を制御するプログラムである。基準相対位置データ82は、リーダー機12に対する水平方向及び垂直方向の角度、水面に対する深度、リーダー機12との深さ方向の距離つまり深度差の情報を含む。
次に図5及び図6を用いて、ビークルユニット10の各部の動作、つまり、リーダー機12の動作とフォロワー機14の動作を説明する。図5は、リーダー機の移動制御方法の一例を示すフローチャートである。リーダー機12は、第1制御装置30で各部の動作を制御することで、図5に示す処理を実行する。また、図5は、処理の一例であり、図5に示す各処理の一部を並列で実行してもよいし、別々の処理として実行してもよい。
リーダー機12は、位置情報取得タイミングであるかを判定する(ステップS12)。位置情報取得タイミングは、予め設定した時間間隔ごととしても、リーダー機12の移動の状態を検出し、所定の条件が成立した場合としてもよい。リーダー機12は、位置情報取得タイミングではない(ステップS12でNo)と判定した場合、ステップS20に進む。リーダー機12は、位置情報取得タイミングである(ステップS12でYes)と判定した場合、水面に浮上し(ステップS14)、位置情報検出装置28で位置情報を取得し(ステップS16)、水中に沈降する(ステップS18)。リーダー機12は、水面に浮上することで、位置情報検出装置28により位置情報の取得が可能な状態となり、位置情報取得後、沈降することで、移動経度データ42で設定されている深度に移動する。
リーダー機12は、ステップS12でNoと判定した場合、または、位置情報を取得した後、沈降した場合、高さ情報を取得する(ステップS20)。リーダー機12は、高さ情報を取得したら、高さ情報と位置情報と移動経路の情報に基づいて、移動を行う(ステップS22)。リーダー機12は、高さ情報と位置情報と、予め設定されている移動経路と、を比較し、移動経路に沿ってリーダー機12を移動するように、第1慣性航行装置21の制御値を決定し、第1慣性航行装置21を駆動する。なお、位置情報は、位置情報検出装置28で検出した位置情報を基準とし、検出した位置から移動した情報、つまり第1慣性航行装置21で航行した情報の蓄積値を加えて、現在の位置を算出してもよい。
リーダー機12は、ステップS22で移動を行ったら、音波出力タイミングであるかを判定する(ステップS24)。音波出力タイミングは、予め設定した時間間隔ごととしても、リーダー機12の移動の状態を検出し、所定の条件が成立した場合としてもよい。リーダー機12は、音波出力タイミングではない(ステップS24でNo)と判定した場合、ステップS20に進む。リーダー機12は、音波出力タイミングである(ステップS12でYes)と判定した場合、音波発生装置22で自身の位置情報を含む音響信号を出力する(ステップS26)。
リーダー機12は、ステップS24でNoと判定した場合、または、音波を出力した場合、信号を受信したかを判定する(ステップS28)。つまり、リーダー機12は、短パルス受信装置24で、短パルス信号を受信したかを判定する。リーダー機12は、短パルス受信装置24で短パルス信号を受信した(ステップS28でYes)と判定した場合、受信した情報をフォロワー機データ44に記憶し(ステップS30)、本処理を終了する。リーダー機12は、短パルス受信装置24で短パルス信号を受信していない(ステップS28でNo)と判定した場合、本処理を終了する。
リーダー機12は、位置情報検出装置28で位置情報を定期的に検出し、かつ、第1慣性航法装置21を用いて、自己位置を推定しながら、目的位置まで移動する。位置情報検出装置28で位置情報を定期的に検出することで、第1慣性航法装置21を用いた移動量の推定で生じる位置推定誤差の蓄積を抑制することができ、高い精度での移動が可能となる。これにより、位置情報検出装置28を用いた検出が困難な水中での移動でも高い精度での移動が可能となる。また、高度の情報は、第1高度計測装置26で取得することで、高さ方向の位置のずれの蓄積を抑制することができる。また、リーダー機12から音響信号を出力することで、フォロワー機14がリーダー機との相対位置が検出できるようにする。また、リーダー機12は、フォロワー機14からの短パルスを受信することで、フォロワー機14が追従して移動している情報を取得することができる。また、リーダー機12は、移動経路データ42を上位の管制システムとの通信で更新、変更するようにしてもよい。
図6は、フォロワー機の移動制御方法の一例を示すフローチャートである。次に、フォロワー機14の動作を説明する。フォロワー機14は、音波受信タイミングであるかを判定する(ステップS50)。音波受信タイミングは、移動制御プログラム80で設定されており、所定の時間間隔としてもよく、ソナー52をONにしておき、音波を受信した場合、音波受信タイミングであると判定してもよい。フォロワー機14は、音波受信タイミングではない(ステップS50でNo)と判定した場合、本処理を終了する。
フォロワー機14は、音波受信タイミングである(ステップS50でYes)と判定した場合、ソナー52で音波を受信し、音響信号を出力したリーダー機12との相対位置を算出する処理を実行する(ステップS52)。フォロワー機14は、リーダー機12との相対位置を算出する処理を実行したら、相対位置情報の取得が完了したかを判定する(ステップS54)。つまり、フォロワー機14は、ステップS52でリーダー機12との相対位置が検出できたかを判定する。フォロワー機14は、相対位置情報の取得が完了していない(ステップS54でNo)と判定した場合、本処理を終了する。
フォロワー機14は、相対位置情報の取得が完了した(ステップS54でYes)と判定した場合、短パルス信号を出力する(ステップS56)。フォロワー機14は、短パルス信号で、相対位置情報が取得できていることをリーダー機に短パルス信号で伝達する。次に、フォロワー機14は、第2高度計測装置56で高さ情報を取得する(ステップS58)。次にフォロワー機14は、高さ方向の位置(深度情報、高度情報)と相対位置情報とに基づいて、第2慣性航行装置51を制御し、移動を行い(ステップS60)、本処理終了する。つまり、フォロワー機14は、高さ情報、相対位置情報に基づいて移動を制御することで、基準相対位置データ82で設定した所定の高度であり、かつ、リーダー機12に対して所定の位置となる位置に移動させることができる。
フォロワー機14は、図6の処理を実行することで、予め設定されたフォーメーションとなるようにそれぞれ位置取りしながら、リーダー機12に追従して移動することができる。フォロワー機14は、リーダー機12との相対位置と、高さ情報を取得し、相対位置と高さ情報と、設定された基準相対位置となるように、移動することで、リーダー機12と所定のフォーメーションを維持して移動することができる。フォロワー機14は、リーダー機12から送信される音響信号をソナー52で受信し,アレイ信号処理により,リーダー機12とフォロワー機14の相対角を計測し、予め設定されたフォーメーションの相対角指令値(所望方位)に合致するように、フィードバック制御で移動を制御する。これにより、フォロワー機14は、GNSS等を用いた位置情報を取得することなく、フォーメーション制御を行うことができる。
以上より、ビークルユニット10は、フォロワー機14がリーダー機12から出力される音響信号を受信して算出した相対位置情報と、高さ情報とに基づいて、位置を特定し、移動を制御する。これにより、フォロワー機14でGNSS等を使用した絶対座標を取得せずに、移動を制御することができ、ビークルユニット10のフォーメーション制御を行うことができる。
また、リーダー機12が自機の位置を音響信号で通知することで、フォロワー機14はリーダー機12に対する位置を制御できるため、ビークル毎に個別の情報を送信する必要がなく、リーダー機12がフォロワー機14の位置を推定する必要もないため、リーダー機12からの音響信号が届く範囲に任意の数のフォロワー機14を配置することができる。つまり、通信機器で追従させるフォロワー機の数が制限されることを抑制できる。
また、ビークルユニット10は、フォロワー機14に音響信号を検出する装置と高さ方向の位置を検出する装置を備えていればよく、自機の移動を高度に制御し、位置を推定する慣性航法装置が不要となる。これにより、装置構成を簡単にすることができ、制御を簡単にすることができる。
また、ビークルユニット10は、フォロワー機14がGNSS等で位置情報を取得する必要がないため、リーダー機12のみが所定の間隔で浮上すればよい。これにより、浮上、沈降で生じるエネルギーロスを少なくすることができる。また、水上を航行する航行体への影響の発生を抑制することができる。
また、ビークルユニット10は、リーダー機12が位置情報を取得するための浮上、沈降(潜航)動作を行っている間は、リーダー機12とフォロワー機14との間で相対位置の検出を行わないようにしてもよい。また、フォロワー機14は、深度位置を維持する設定とすることで、リーダー機12に追従して浮上することを抑制することもできる。このように、フォロワー機14は、自機で検出した高さ情報で高さ方向の位置を制御し、リーダー機12に追従して浮上、沈降しない制御とすることで、エネルギー効率を向上させることができ効率よく移動することができる。
ここで、ビークルユニット10は、リーダー機12とフォロワー機14とが高さ方向に差がある位置を基準相対位置とすることが好ましい。つまり、フォロワー機14に設定する深さ位置をリーダー機12と異なる深さ位置とすることが好ましい。これにより、音響信号で検出した相対位置と高さ情報で、リーダー機12に対するフォロワー機14の位置を1点に特定することができる。
また、フォロワー機14からリーダー機12に短パルス信号を用いて定期的に信号を送信することで、リーダー機12にフォロワー機14が追従できていることを通知得ることができる。また、仮に、フォロワー機14がリーダー機12に追従できなくなった場合も、リーダー機12でどの位置までフォロワー機14追従してしたかを確認することができる。
次に、図7を用いて、フォロワー機の移動制御のアルゴリズム、つまり、ステップS60で実行する移動処理について説明する。図7は、フォロワー機の移動制御のアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。なお、リーダー機12のステップS22の処理も同様の処理で実行することができる。フォロワー機14は、リーダー機12との相対位置と、リーダー機12の推進方向と、深さ方向(鉛直方向)を基準として、3軸と、3軸周りの回転方向が特定される。
フォロワー機14は、ピッチ・ロール角偏差を計算し(ステップS132)、ピッチ・ロール角の偏差が大きいかを判定する(ステップS134)。フォロワー機14は、ピッチ・ロール角の偏差が大きい(ステップS134でYes)と判定した場合、左右エレベータ74、上下ラダー72を駆動して、姿勢を制御する(ステップS136)。
フォロワー機14は、ピッチ・ロール角の偏差が小さい(ステップS134でNo)と判定した場合、高度偏差を計算し(ステップS138)、高度偏差が大きいかを判定する(ステップS140)。高度偏差は、設定されている深度と検出した深度との差であり、閾値を基準として判定すればよい。フォロワー機14は、高度偏差が大きい(ステップS140でYes)と判定した場合、左右エレベータ74を駆動する(ステップS142)。フォロワー機14は、左右エレベータ74を駆動することで、上昇または下降し、高度を調整できる。
フォロワー機14は、高度偏差が小さい(ステップS140でNo)と判定した場合、垂直方位偏差を計算する(ステップS144)。垂直方向偏差は、フォロワー機14の推進方向と鉛直方向とを通る平面におけるリーダー機12とフォロワー機14の、基準相対位置と検出した相対位置の偏差である。
フォロワー機14は、垂直偏差が大きい(ステップS146でYes)と判定した場合、メインスラスタ76を駆動する(ステップS148)。フォロワー機14は、メインスラスタ76を駆動することで、リーダー機12との距離を調整することができる。なお、フォロワー機14は、すでにメインスラスタ76で所定の推進力が生じている場合、検出結果に基づいて、メインスラスタ76の出力を調整すればよい。
フォロワー機14は、垂直偏差が小さい(ステップS148でNo)と判定した場合、水平方向変位を計算し(ステップS150)、上下ラダー72を駆動し、水平方向の位置を補正する(ステップS152)。
フォロワー機14は、姿勢制御、高さ制御、垂直偏差、水平偏差の順で制御を行うことで、効率よく制御を行うことができる。また、高さ制御を、垂直偏差、水平偏差よりも優先して制御することで、フォロワー機14とリーダー機12との相対距離を所定範囲に維持しやすくすることができる。また、姿勢制御を他の制御よりも優先することで、姿勢のずれにより、他の制御が計算からずれることを抑制できる。
ここで、フォロワー機14は、移動制御は、モデル予測制御を用いることが好ましい。移動制御は、図7に示すように、垂直面(推進方向と鉛直方向で形成される面)の位置制御と、水平面の位置制御を別の制御として、順番に実行する。
以下、垂直面図8は、フォロワー機の推進方向における位置の制御を説明するための説明図である。図9は、フォロワー機の推進方向における位置の制御を説明するための説明図である。図8は、モデル予測制御で、現在の位置P1と、将来の予測位置P2との関係を示している。図9は、フォロワー機14の計測値と、相対角の関係を示している。
モデル予測制御は、逐次制約付き最適化問題を解くことにより、次の時刻の最適な制御入力u(m=1,2、・・・、M)を求める。ここで、Mは、フォロワー機14の数である。本実施例では,一般化した制御入力として前後・左右・上下方向およびロール・ピッチ・ヨーの速度もしくは角速度指令値を想定し,それぞれu、v、w、p、qとする。これらの制御入力をまとめると、下記(式1)となる。
Figure 0007267019000001
ここで、これらの速度・角速度指令値は、現実の制御入力(メインスラスタの回転速度やエレベータ・ラダーの舵角指令など)に換算する必要がある。フォロワー機14mの6次元の位置姿勢は、下記式(2)とする。
Figure 0007267019000002

垂直面の制御を行う場合、v、p、rが0となる。また、ロール角φ=0とすることができる。
次に,評価関数として、下記(式3)を導入する。
Figure 0007267019000003

ここで,Am,V(k+m)とAref m,Vは、それぞれリーダー・フォロワーの垂直面相対角(ワールド座標系)およびその目標値を表し、kは現在時刻を表す.また,zref m,Vは深度の目標値を表し,Nは、予測ホライズ(先読みするステップの数)である。係数Wと係数Wは、それぞれ垂直面相対角と深度に対する重みを表す。(式3)の評価関数は、角度と位置という次元が異なる値を加算しているため、これらの係数は次元や絶対値の違いを考慮して決定する必要がある.
(式3)の評価関数は,制御入力uの関数となる。そこで未来の予測値Am,V(k+n)およびZm(k+n)を、制御入力uを用いて表現する。垂直面に運動を限定すると、水中ビークルの運動モデルは、下記(式4)の行列式であらわすことができる。(式4)の左辺は、変化率を表す。
Figure 0007267019000004

ヨー角ψは変化しない前提であるが、初期値が0以外の場合もあるため、(式4)で0とならない。制御入力は、6次元だが垂直面での運動のみを考慮する場合には、上式の通り三つの制御入力のみを最適化する。v、p、rはいずれも0とする。
前後方向(推進方向)の移動による垂直面相対角の変化は、図8に示す位置関係から下記(式5)となる。ここで、短時間であり、リーダー機12の相対的な移動量を微小と仮定としている。
Figure 0007267019000005

ここで、図9に示す通り、Am、V(k)=α(k)-θ(k)であり、α(k)、はフォロワー機14mのソナーによるリーダー機12の方位観測値である。また、Dは、リーダー機14とフォロワー機14mの深度差を表し、Tは処理周期を表す。さらに、前後方向の変化量は、下記(式6)となる。
Figure 0007267019000006

ここで、ヨー角は変化しないため常にψ(k)となるため、評価関数の第一項をセンサ観測値と制御入力のみで表現することができる。第二項の深度評価も同様であり、運動モデルの(式4)の二つ目の式を用いることで、下記(式7)で表すことができる。
Figure 0007267019000007

現在時刻の高さ情報Z(k)は、深度計で計測できる値でありuとwは制御入力である。
ここで、処理の制度を高くする、制御を簡単にするために、下記式(8)のような制約条件を設定することが好ましい。ピッチ角上下限の制約を設けることで、ピッチ角を概ね0付近に制限することができる。
Figure 0007267019000008
フォロワー機14は、制約付き最適化問題を逐次二次計画法などの公知技術を用いて処理周期毎に解き、その最適解となる下記(式9)を次の制御入力とすることで、制御を実行することができる。
Figure 0007267019000009
次に、水平面の制御をモデル予測制御で行う一例について説明する。図10は、フォロワー機の水平方向における姿勢の制御を説明するための説明図である。図11は、フォロワー機の水平方向における姿勢の制御を説明するための説明図である。水平面の位置制御を実行する場合、垂直面での制御は行わないことで、効率よく制御を行うことができる。水平面の制御を行う場合、w、p、qのそれぞれが0となる。また、φ、θも0とすることができる。
図10に示すように、水平面の群制御では、深さ変位を用いることができず音響信号で検出した相対位置のみでの制御となるため、リーダー機12とフォロワー機4の相対距離を制御することはできない。ビークルユニット10は、図11に示すように、水平面で群制御を行う際に、フォロワー機14は、リーダーに対する相対角指令値のみを制御する。つまり、図11に示すように,フォロワー機14の水平面相対角を指令値と一致させる制御を行う。フォロワー機14が、リーダー機12とフォロワー機14を結んだ直線状のどの位置に存在しているかは制御しない。なお、上述したように、リーダー機12とフォロワー機14との距離は、垂直面の制御で所定の距離に移動させることができる。
フォロワー機14は、ヨーレート指令値を下記式で表すことで、針路をx軸に合わせることができる。つまり、フォロワー機14を位置P3から位置P4の位置に移動させることができる。ここで,Kは正の制御ゲインである。
Figure 0007267019000010

針路が x軸と一致しているとき、水平方位の観測値β(k)は、リーダー機12とフォロワー機14の水平面相対角Am,H(k)に一致する。
以上より、フォロワー機14は、
Figure 0007267019000011

となるまで、
Figure 0007267019000012
を入力してフォロワー機14にx軸を直進させる。Vref は速度指令値である。これにより、フォロワー機14は、位置Pに移動する。
(式11)、(式12)の関係を満足することで、所望フォーメーションを達成できる。次に、フォーメーションを維持することができるように、フォロワー14の向きを制御するために、(式11)、(式12)の関係を満足したのち、下記(式13)を満たす制御を実行する。
Figure 0007267019000013
フォロワー機14は、(式13)の制御を実行し、相対角の変位が大きくなった場合、(式10)から(式12)の処理を実行する。
図12は、ビーグルユニットの移動の一例を示す模式図である。図12は、移動軌跡102が、リーダー機12の軌跡であり、移動軌跡104、106が、フォロワー機14の軌跡である。以上のように、モデル予測制御で水平面の位置制御を行うとで、各時間(t0、t1、t2)で、リーダー機12と、フォロワー機14の相対位置が維持できており、移動軌跡102、104、106が同様の軌跡となり、フォロワー機14がリーダー機12を追従できていることがわかる。このように、モデル予測制御を用いることで、効率よく制御を行うことができる。
次に、図13及び図14を用いて、ビークルユニットの好ましい通信方法について説明する。図13は、ビークルユニットで送受信される音波の一例を示す模式図である。図14は、ビークルユニットで送受信される音波の一例を示す模式図である。なお、図13、14では、垂直面について記載しているが,水平面についても同様の処理を行う。
図13に示すリーダー機12は、音波発生装置22から出力する音波110、112をそれぞれのフォロワー機14に向けてビームフォーミングした状態で出力する。つまり、範囲を絞って出力する。リーダー機12は、音波発生装置22のセンサアレイを用いることで、ビームフォーミングを行うことができる。リーダー機12は、設定されている相対角指令値Aref mvに対応した方位へ短パルス音を送信する。なお、音波110、112は、相対角指令値Aref mvを含む所定角度範囲に出力する。これにより、相対的な位置が基準位置からずれている場合でもフォロワー機14で音波を受信することができる。また、リーダー機12は、音波110、112の出力方向を走査して所定角度範囲に出力してもよい。リーダー機12は、フォロワー機は到来した短パルス音の方位を短パルス受信装置24のセンサアレイを用いて推定することで,フォロワー機14の方位を特定し、その方向に音響信号を出力してもよい。センサアレイを用いた方位推定処理には,ビームフォーマー法やMUSIC(MUltiple SIgnal Classification)など公知技術を用いる。
次に、図14に示すように、フォロワー機14、14は、短パルス送波装置54から出力する音波114、116をリーダ機12に向けてビームフォーミングした状態で出力する。つまり、範囲を絞って出力する。フォロワー機14もビームフォーミングした音波114、116を所定角度範囲に出力してもよいし、操作させてもよい。
このように、ビームフォーミングすることで、必要な方向に向けて音波を出力することができ、周囲の装置に影響を与える恐れを低減することができ、ロバスト性を高くすることができる。
実施形態及び変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態及び変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 ビークルユニット
12 リーダー機
14 フォロワー機
20、50 筐体
21 第1慣性航行装置
22 音波発生装置
24 短パルス受信装置
26 第1高度計測装置
28 位置情報検出装置
30 第1制御装置
32 上下ラダー
34 左右エレベータ
36 メインスラスタ
40 移動制御プログラム
42 移動経路データ
44 フォロワー機データ
51 第2慣性航行装置
52 ソナー(受信装置)
54 短パルス送波装置
56 第2高度計測装置
60 第2制御装置
72 上下ラダー
74 左右エレベータ
76 メインスラスタ
80 移動制御プログラム
82 基準相対位置データ
90 アレイ素子
92 信号処理部

Claims (12)

  1. 第1筐体と、前記第1筐体の3次元方向の移動を制御する第1慣性航法装置と、音波発生装置と、高さ方向の位置を検出する第1高度計測部と、位置情報検出装置と、移動経路の情報を記憶する第1制御装置と、を含み水中を移動するリーダー機と、
    第2筐体と、前記第2筐体の3次元方向の移動を制御する第2慣性航法装置と、前記音波発生装置から出力される音波を受信する受信装置と、高さ方向の位置を検出する第2高度計測部と、前記リーダー機との3次元の相対位置の情報を記憶する第2制御装置と、を含み、水中を移動する少なくとも1つのフォロワー機と、
    を備え、
    前記第1制御装置は、前記音波発生装置から音波を出力させ、
    前記第2制御装置は、前記受信装置で受信した音波に基づいて前記リーダー機との相対的な方位を算出し、前記第2高度計測部で検出した高さ方向の位置及び前記リーダー機との相対的な方位に基づいて、前記第2慣性航法装置を制御して前記フォロワー機を移動させるビークルユニット。
  2. 前記リーダー機は、所定の時間間隔で水面に浮上し、前記位置情報検出装置で位置情報を検出し、
    前記第1制御装置は、前記移動経路、前記位置情報検出装置で検出した位置情報及び前記第1高度計測部で検出した高さ方向の位置に基づいて前記第1慣性航法装置を制御して前記リーダー機を移動させる請求項1に記載のビークルユニット。
  3. 前記第2制御装置は、高さ方向の位置が基準を満たさないと判定した場合、高さ方向の位置を補正し、
    高さ方向の位置が基準を満たし、かつ、水平面上における推進方向と直交する方向まわりの前記リーダー機に対する角度が基準を満たさないと判定した場合、水平方向の前記リーダー機に対する位置を補正する請求項1または請求項2に記載のビークルユニット。
  4. 前記第2制御装置は、水平方面上における推進方向と直交する方向まわりの前記リーダー機に対する角度が基準を満たさないと判定した場合、推進方向の位置を補正し、その後、水平方向に平行で、推進方向に直交する方向の位置を補正する請求項3に記載のビークルユニット。
  5. 前記フォロワー機は、識別情報を含む信号を出力する出力装置を含み、
    前記リーダー機は、前記出力装置から送信される信号を受信する受信装置を含み、
    前記第1制御装置は、前記受信装置で受信した信号に基づいて、前記フォロワー機の状態の情報を取得する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のビークルユニット。
  6. 前記出力装置は、前記リーダー機の位置に基づいて、ビームフォーミングした信号を出力する請求項5に記載のビークルユニット。
  7. 前記音波発生装置は、前記フォロワー機の位置に基づいて、ビームフォーミングした信号を出力する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のビークルユニット。
  8. リーダー機と複数のフォロワー機とを含み、水中を3次元方向に移動可能な複数のビークルを移動させる複数のビークルの移動制御方法であって、
    前記リーダー機から音波を出力するステップと、
    前記フォロワー機が音波を受信し、前記リーダー機との相対的な方位を取得するステップと、
    前記フォロワー機が高さ方向の位置を検出するステップと、
    前記フォロワー機は、検出した高さ方向の位置及び前記リーダー機との相対的な方位に基づいて移動させるステップと、を含むビークルユニットの移動制御方法。
  9. 前記リーダー機が所定の時間間隔で水面に浮上し、位置情報を検出するステップと、
    前記リーダー機が、予め設定された移動経路、検出した位置情報及び高さ情報に基づいて移動するステップをさらに含む請求項8に記載のビークルユニットの移動制御方法。
  10. 前記フォロワー機は、高さ方向の位置が基準を満たさないと判定した場合、高さ方向の位置を補正し、高さ方向の位置が基準を満たし、かつ、水平面上における推進方向と直交する方向まわりの前記リーダー機に対する角度の位置が基準を満たさないと判定した場合、水平方向の前記リーダー機に対する位置を補正する請求項8または請求項9に記載のビークルユニットの移動制御方法。
  11. 前記フォロワー機は、水平方面上における推進方向と直交する方向まわりの前記リーダー機に対する角度が基準を満たさないと判定した場合、推進方向の位置を補正し、その後、水平方向に平行で、推進方向に直交する方向の位置を補正する請求項10に記載のビークルユニットの移動制御方法。
  12. 前記フォロワー機が、識別情報を含む信号を出力するステップと、
    前記リーダー機が、前記フォロワー機から送信される信号を受信し、受信した信号に基づいて、前記フォロワー機の状態の情報を取得するステップと、を含む請求項8から請求項11のいずれか一項に記載のビークルユニットの移動制御方法。
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