JP7266180B2 - ロータ及びそれを備えたモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ロータ及びそれを備えたモータに関する。
従来、モータの応答性向上が求められており、これに対応した技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1~3には、ロータバックヨークに肉抜き構造を設けることにより、ロータバックヨークの質量及びロータのイナーシャを低減して、モータの応答性を向上させる構成が提案されている。
特開2007-14178号公報 特許第3677752号公報 特許第6022077号公報
ところで、近年、車両のブレーキ制御等の用途において、モータの応答性をさらに向上させる要請が高まってきており、これに応じてロータのイナーシャをさらに低減させる必要が生じてきている。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的は、イナーシャが低減されたロータ及びそれを備えたモータを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係るロータは、所定の軸線回りに回転可能に設けられたシャフトと、軸心に貫通孔を有し、前記シャフトが前記貫通孔に挿通されて前記シャフトに回転一体に連結されたロータバックヨークと、前記ロータバックヨークの外周面に固着され、前記ロータバックヨークの外周方向である周方向に沿って互いに異なる極性の磁極が交互に配置された磁石と、を備えたロータであって、前記ロータバックヨークは、その内周面から前記ロータバックヨークの半径方向である径方向の外側に向かって延びるように、かつ前記周方向に所定の間隔をあけて設けられた複数の第1切り欠き部を有し、前記複数の第1切り欠き部のそれぞれは、前記軸線と平行な方向に沿って前記ロータバックヨークの一端面から該一端面と対向する他端面まで延び、前記軸線と平行な方向から見て、前記ロータバックヨークの軸心と前記磁極の中心とを通る仮想線上に前記第1切り欠き部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、ロータバックヨークの質量を低減して、ロータのイナーシャを低減できる。
本発明に係るモータは、前記ロータと、前記ロータバックヨークと前記径方向の外側に所定の間隔をあけて設けられたステータと、を少なくとも備えたことを特徴とする。
この構成によれば、ロータバックヨークの質量、ひいてはロータのイナーシャが低減できるため、高い応答性を有するモータを実現することができる。
本発明のロータによれば、ロータバックヨークの質量を低減して、ロータのイナーシャを低減できる。また、本発明のモータによれば、高い応答性を有するモータを実現することができる。
本発明の実施形態1に係るモータの断面模式図である。 ロータの断面模式図である。 ロータ及びステータでの磁束の流れを示す断面模式図である。 変形例に係るロータバックヨークの部分斜視図である。 本発明の実施形態2に係るロータの断面模式図である。 別のロータの断面模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(実施形態)
[モータの構成]
図1は、本実施形態に係るモータの断面模式図をそれぞれ示す。なお、図1は、モータ100の構造を模式的に図示しているものであって、実際の形状や寸法とは異なっている。
図1に示すように、モータ100は、モータケース10とブラケット20とロータ30とステータ80と軸受91,92とを備えている。なお、以降の説明において、ロータ30の半径方向を径方向と、ロータ30の外周方向を周方向と、ロータ30に設けられたシャフト50の延びる方向を軸方向と、それぞれ呼ぶことがある。また、軸方向に延びるシャフト50の中心線を回転軸線または単に軸線と呼ぶことがある。軸方向は軸線と平行な方向に相当する。また、径方向において、ロータバックヨーク40の軸心側を径方向内側または単に内側と呼び、ステータ80が配設された側を径方向外側または単に外側と呼ぶことがある。
モータケース10は、両端が開口された有底筒状の金属部材であり、内部にロータ30とステータ80とが収容され、モータケース10の開口をそれぞれ覆うようにブラケット20が設けられている。
ロータ30は、モータケース10の内部に収容されており、ロータバックヨーク40にシャフト50が挿通されている。また、ロータバックヨーク40には、その外周面に周方向に沿って複数の磁石60が配置されており、互いに隣り合う磁石60は磁極の極性が異なっている。シャフト50の一方の端部は、ブラケット20を貫通して、モータケース10の外部に突出するように設けられている。ロータ30及びロータ30の各部品の構造等については後で詳述する。
ステータ80は、モータケース10の内部に収容され、かつロータ30の径方向外側にロータ30と所定の間隔をあけて設けられている。ステータ80は、モータケース10の内周面に固定されたヨーク81と、ヨーク81の周方向に沿って所定の間隔をあけて設けられた複数の突極82(図3参照)と、複数の突極82のそれぞれに巻回された複数のコイル83とで構成されている。
軸受91,92はモータケース10の内部にそれぞれ取付けられ、シャフト50を回転軸線回りに回転可能に支持している。
以上説明したように、図1に示すモータ100は磁石60がロータバックヨーク40の外周面に配置された、いわゆるSPM(Surface Permanent Magnet)モータである、
モータ100は、以下のように動作する。図示しない電源接続部を通じて、互いに電気角で120°の位相差を有する3相の電流がそれぞれ複数のコイル83に供給されてステータ80が励磁され、回転磁界が発生する。この回転磁界と、ロータ30に設けられた磁石60が発生する磁界とが相互作用して、ロータ30に回転トルクが発生し、シャフト50が軸受91,92に支持されて回転軸線回りに回転する。
[ロータの構成]
図2は、図1のII-II線での断面模式図を示し、軸方向と直交する断面でのロータの模式図に相当する。また、図3は、ロータ及びステータにおける磁束の流れを模式的に示し、(a)図は、比較のためのロータ30及びステータ80を、(b)図は、本実施形態に係るロータ30及びステータ80をそれぞれ示している。なお、図3は、図2と同様に軸方向と直交する断面を示している。また、説明を分かりやすくするために、図3においてシャフト50の図示を省略している。
図2に示すように、ロータ30はシャフト50とロータバックヨーク40と複数の磁石60とを有しており、シャフト50は回転軸線回りに回転可能に設けられた、いわゆる中空シャフトである。
ロータバックヨーク40は、軸心に貫通孔42を有し、シャフト50が貫通孔42に挿通されてシャフト50に回転一体に連結されている。ロータバックヨーク40は、環状に形成された所定形状の複数の電磁鋼板を軸方向に積層して構成される。また、ロータバックヨーク40は、その内周面から径方向外側に向かって延びるように、かつ周方向に所定の間隔をあけて設けられた複数の第1切り欠き部41を有している。なお、ロータバックヨーク40の貫通孔42にシャフト50に圧入されることで、ロータバックヨーク40はシャフト50に回転一体に連結される。
軸方向から見て、回転軸線と磁石60の中心、つまり磁極の中心とを通る仮想線上に第1切り欠き部41が設けられている。また、複数の第1切り欠き部41のそれぞれは、軸方向に沿ってロータバックヨーク40の一端面からこれと対向する他端面まで延びて設けられている。
なお、ロータバックヨーク40は、所定の形状を有する複数の電磁鋼板(図示せず)が軸方向に積層された複数の分割バックヨーク44(図4参照)を周方向に接続することで構成されている。また、複数の磁石60はそれぞれ、周方向に所定の間隔をあけてロータバックヨーク40の外周面に配置されるとともに、樹脂モールド部70に覆われて、当該外周面に固着されている。
このように構成されたロータ30を有するモータ100において、ステータ80に設けられた所定のコイル83に電流を流すと、図3に示すように、ステータ80及びロータ30のそれぞれに磁束が流れる。このとき、図3の(a)図に示すように、互いに隣り合う磁石60の間に位置するロータバックヨーク40では、磁束密度が高くなる一方、ロータバックヨーク40の軸心と磁石60の中心(磁極の中心)とを通る仮想線上では磁束密度が低くなっている。従って、前述したように、回転軸線と磁石60の中心(磁極の中心)とを通る仮想線上に第1切り欠き部41を設けることで、図3の(b)図に示すように、磁石60と接するロータバックヨーク40の外周部40a(図4参照)には磁束の飽和を生じない磁路が形成される。
このようにすることで、本実施形態のモータ100は、図3の(a)図に示すロータ30を有するモータ100とトルクがほぼ同じとなった。
[効果等]
以上説明したように、本実施形態に係るロータ30は、回転軸線(軸線)回りに回転可能に設けられたシャフト50と、軸心に貫通孔42を有し、シャフト50が貫通孔42に挿通されてシャフト50に回転一体に連結されたロータバックヨーク40と、ロータバックヨーク40の外周面に固着され周方向に沿って互いに異なる極性の磁極が交互に配置された磁石60と、を備えている。
ロータバックヨーク40は、その内周面から径方向外側に向かって延びるように、かつ周方向に所定の間隔をあけて設けられた複数の第1切り欠き部41を有している。複数の第1切り欠き部41のそれぞれは、軸方向に沿ってロータバックヨーク40の一端面からこれと対向する他端面まで延びている。
ロータ30をこのように構成することで、ロータバックヨーク40の質量を低減して、ロータ30のイナーシャを低減できる。このことにより、モータ100の応答性を高めることができる。特に、ブレーキ制御に用いられるモータ100において、速度-トルク(S-T)特性の全域に亘って、モータ100の応答性を高める必要があるが、本実施形態によれば、この要求を満足することができる。
また、ロータ30のイナーシャを低減するために、ロータバックヨーク40の外径とシャフト50の直径とが近くなるようにロータ30の設計がなされる場合がある。しかし、このような場合、特許文献1~3に開示された従来の構成では、シャフト50を囲むようにロータバックヨーク40を残す必要があり、肉抜き部を大きくすることが難しく、ロータバックヨーク40の質量を十分に低減できなかった。
一方、本実施形態によれば、シャフト50の内周面に到達するように第1切り欠き部41を設けることで、ロータバックヨーク40の質量を容易に低減することができる。また、外周部40aを残しつつロータバックヨーク40の内周面に到るように第1切り欠き部41を設けているため、ロータ30のイナーシャを低減しつつ、モータ100のトルクの低下を抑制することができる。
また、ロータバックヨーク40の外径とシャフト50の直径との間に一定以上の差が設けられる場合も、本実施形態のロータ30は有用である、前述したように、ロータバックヨーク40を電磁鋼板が積層された分割バックヨーク44を周方向に接続して構成する場合、本実施形態によれば、電磁鋼板の各々の形状を同じにできるため、ロータバックヨーク40の設計及び組立が容易となる。なお、ロータバックヨーク40の強度は、第1切り欠き部41の周方向の幅を適切に設定することで確保できる。
また、軸方向に沿ってロータバックヨーク40の一端面から他端面まで延びるように第1切り欠き部41を形成することで、ロータバックヨーク40の質量をより低減できる。
磁石60と接するロータバックヨーク40の外周部40aは、磁束の飽和を生じない磁路を有しているのが好ましい。
このようにすることで、ロータ30で発生する磁束を有効に利用でき、モータ100のトルクの低下を抑制できる。
また、回転軸線と平行な方向、つまり、軸方向から見て、ロータバックヨーク40の軸心と磁石60の磁極の中心とを通る仮想線上に第1切り欠き部41がそれぞれ設けられているのが好ましい。
このようにすることで、磁石60と接するロータバックヨーク40の外周部40aに磁束の飽和を生じない磁路を形成することができ、ロータ30で発生する磁束を有効に利用でき、モータ100のトルクの低下を抑制できる。
また、シャフト50を中空構造とすることで、シャフト50の質量を低減でき、ロータ30のイナーシャをさらに低減できる。このことにより、モータ100の応答性をより高めることができる。なお、シャフト50の強度、言い換えると、シャフト50の材質や中空率はモータ100の仕様や負荷等に応じて適宜決められる。
本実施形態に係るモータは、ロータ30と、ロータバックヨーク40と径方向外側に所定の間隔をあけて設けられたステータ80と、を少なくとも備えている。
本実施形態によれば、ロータバックヨーク40の質量、ひいてはロータ30のイナーシャが低減できるため、高い応答性を有するSPMモータを実現することができる。
<変形例>
図4は、本変形例に係るロータバックヨークの部分斜視図を示し、(a)図は、本変形例に係るロータバックヨークを、(b)図は、実施形態1に係るロータバックヨークをそれぞれ示している。なお、図4において、実施形態1と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図4の(a)図に示すように、本変形例に係る構成は、ロータバックヨーク40の内周面に、軸方向に沿って所定の間隔をあけて複数の第2切り欠き部44が設けられている点で実施形態1に示す構成、つまり、図4の(b)図に示す構成と異なる。
本変形例によれば、ロータバックヨーク40の質量、ひいてはロータ30のイナーシャをさらに低減できる。例えば、図3の(a)図に示すロータバックヨーク40を図1に示すモータ100に適用することで、実施形態1に示す場合に比べて、ロータバックヨーク40の質量を約4%、ロータ30のイナーシャを約3%低減することができた。
(実施形態2)
図5は、本実施形態に係るロータの断面模式図を示し、(a)図は全体図を、(b)図は(a)図における破線で囲まれた部分の拡大図をそれぞれ示す。なお、図5において、実施形態1と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態に係る構成は、以下の点で実施形態1に示す構成と異なる。まず、シャフト50に、周方向に沿って所定の間隔をあけて複数の歯部51が設けられている。歯部51は、シャフト50を外周面から切り欠くことで形成されており、歯部51の歯先はシャフト50の外周面に相当する。次に、歯部51と第1切り欠き部41とが互いにインボリュート嵌合している。具体的には、互いに隣り合う2つの歯部51と1つの第1切り欠き部41とが互いにインボリュート嵌合している。
また、歯部51の歯面と第1切り欠き部41の側面、いわば、第1切り欠き部41の歯面とは歯面合わせがなされて、2つの歯部51と1つの第1切り欠き部41とが互いにインボリュート嵌合するように、それぞれ形状が設定されている。また、ロータ30の内周面と歯部51の歯元とは所定の間隔をあけて配置され、歯部51の歯先と第1切り欠き部41の底面とは同様に所定の間隔をあけて配置されている。
本実施形態によれば、実施形態1に示す構成に対して、ロータ30のイナーシャをさらに低減して、モータ100の応答性を向上させることができる。具体的には、シャフト50の肉厚を部分的に薄くすることで、シャフト50自体の質量を低減し、ロータ30のイナーシャをさらに低減できる。
また、歯部51と第1切り欠き部41とを互いにインボリュート嵌合させることで、シャフト50とロータバックヨーク40との結合力を高められ、モータ100の回転時にロータバックヨーク40が空転するのを防止し、モータ100のトルク低下を抑制できる。
また、歯部51の歯面と第1切り欠き部41の側面とが互いに歯面合わせされているため、シャフト50及びロータバックヨーク40の形状管理が容易となる。
なお、本実施形態では、互いに隣り合う2つの歯部51と1つの第1切り欠き部41とが互いにインボリュート嵌合した例を示したが、特にこれに限定されない。互いに隣り合う3つ以上の歯部51と1つの第1切り欠き部41とが互いにインボリュート嵌合するようにしてもよい。また、図6に示すようにロータ30を構成してもよい。
図6は、本実施形態に係る別のロータの断面模式図を示し、(a)図は全体図を、(b)図は(a)図における破線で囲まれた部分の拡大図をそれぞれ示す。なお、図6において、実施形態1と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図6に示すように、1つの歯部51と1つの第1切り欠き部41とが互いにインボリュート嵌合するようにしてもよい。
なお、複数の歯部51が1つの第1切り欠き部41にインボリュート嵌合するようにロータ30を構成することで、歯部51の体積、ひいてはシャフト50の質量をより大きく低減できる。このことにより、ロータ30のイナーシャをより大きく低減できる。
(その他の実施形態)
なお、変形例を含む実施形態1,2に示す各構成要素を適宜組み合わせて、新たな実施形態とすることもできる。例えば、変形例に示す第2切り欠き部44を実施形態2に示すロータバックヨーク40に適用してもよい。また、ロータ30のイナーシャに関してモータ100の要求性能を満たしていれば、シャフト50を中実構造としてもよい。
また、変形例を含む実施形態1,2において、複数の磁石60がロータバックヨーク40の外周面に固着された例を示したが、周方向に沿って互いに異なる磁極が交互に配置された環状の磁石60が当該外周面に固着されていてもよい。
また、シャフト50とロータバックヨーク40との連結方法は、圧入に限られず、他の方法を用いてもよい。例えば、レーザ溶接により、シャフト50とロータバックヨーク40とを互いに接合するようにしてもよい。
本発明のロータは、ロータバックヨークの質量を低減して、ロータのイナーシャを低減でき、高い応答性を要するSPMモータに適用する上で有用である。
10 モータケース
20 ブラケット
30 ロータ
40 ロータバックヨーク
40a 外周部
41 第1切り欠き部
42 貫通孔
43 第2切り欠き部
44 分割バックヨーク
50 シャフト
51 歯部
60 磁石
70 樹脂モールド部
80 ステータ
81 ヨーク
82 突極
83 コイル
91,92 軸受
100 モータ

Claims (7)

  1. 所定の軸線回りに回転可能に設けられたシャフトと、軸心に貫通孔を有し、前記シャフトが前記貫通孔に挿通されて前記シャフトに回転一体に連結されたロータバックヨークと、前記ロータバックヨークの外周面に固着され、前記ロータバックヨークの外周方向である周方向に沿って互いに異なる極性の磁極が交互に配置された磁石と、を備えたロータであって、
    前記ロータバックヨークは、その内周面から前記ロータバックヨークの半径方向である径方向の外側に向かって延びるように、かつ前記周方向に所定の間隔をあけて設けられた複数の第1切り欠き部を有し、
    前記複数の第1切り欠き部のそれぞれは、前記軸線と平行な方向に沿って前記ロータバックヨークの一端面から該一端面と対向する他端面まで延び
    前記軸線と平行な方向から見て、前記ロータバックヨークの軸心と前記磁極の中心とを通る仮想線上に前記第1切り欠き部が設けられていることを特徴とするロータ。
  2. 請求項1に記載のロータにおいて、
    前記磁石は、前記周方向に所定の間隔をあけて複数設けられており、
    互いに隣り合う磁石は互いに磁極が異なっていることを特徴とするロータ。
  3. 請求項1または2に記載のロータにおいて、
    前記磁石と接する前記ロータバックヨークの外周部は、磁束の飽和を生じない磁路を有していることを特徴とするロータ。
  4. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のロータにおいて、
    前記ロータバックヨークの内周面には、前記軸線と平行な方向に沿って所定の間隔をあけて複数の第2切り欠き部が設けられていることを特徴とするロータ。
  5. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のロータにおいて、
    前記シャフトには、複数の歯部が前記周方向に沿って所定の間隔をあけて設けられており、
    前記歯部と前記第1切り欠き部とが互いにインボリュート嵌合していることを特徴とするロータ。
  6. 請求項に記載のロータにおいて、
    互いに隣り合う複数の前記歯部と1つの前記第1切り欠き部とが互いにインボリュート嵌合していることを特徴とするロータ。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のロータと、
    前記ロータバックヨークと前記径方向の外側に所定の間隔をあけて設けられたステータと、を少なくとも備えたことを特徴とするモータ。
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