JP7266124B1 - 情報処理サーバ、情報処理プログラム、及び、情報処理システム - Google Patents
情報処理サーバ、情報処理プログラム、及び、情報処理システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7266124B1 JP7266124B1 JP2022011301A JP2022011301A JP7266124B1 JP 7266124 B1 JP7266124 B1 JP 7266124B1 JP 2022011301 A JP2022011301 A JP 2022011301A JP 2022011301 A JP2022011301 A JP 2022011301A JP 7266124 B1 JP7266124 B1 JP 7266124B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal device
- information processing
- printer
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000010365 information processing Effects 0.000 title claims description 96
- 238000007639 printing Methods 0.000 claims abstract description 164
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 94
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 64
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 32
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 5
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 29
- 239000000463 material Substances 0.000 description 14
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 12
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000004044 response Effects 0.000 description 8
- 230000009471 action Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 4
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 4
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 3
- MMOXZBCLCQITDF-UHFFFAOYSA-N N,N-diethyl-m-toluamide Chemical compound CCN(CC)C(=O)C1=CC=CC(C)=C1 MMOXZBCLCQITDF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
【課題】マルチベンダー対応のアプリケーションプログラムを介し他社デバイスから取得した情報を有効活用し役立てる。【解決手段】情報管理サーバ100は、第1メーカ製の第1プリンタ200に対して第1印刷指示を出力可能に構成された第1端末装置400、及び、第2メーカ製の第2プリンタ300に対して第2印刷指示を出力可能に構成された第2端末装置500、の両方に接続可能なインタフェース190を有し、プロセッサ110は、所定期間における、第1プリンタ200の印刷枚数の第1総量を取得し、第1印刷指示による第1プリンタ200の印刷回数を第1端末装置400から取得し、第2印刷指示による第2プリンタ300の印刷回数を第2端末装置500から取得し、取得された第1総量と取得された第1印刷指示による印刷回数とに基づき、所定期間における、第2プリンタ300の印刷枚数の第2総量を推定する。【選択図】図2
Description
本発明は、複数の印刷デバイスを備えた情報処理システムに備えられる情報処理サーバ、その情報処理システムにおいて実行される情報処理プログラム、及びその情報処理システムに関する。
例えば、複数の印刷デバイスと、複数の端末装置と、サーバと、を備えたシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。各端末装置は、複数の印刷デバイスのうち対応する1つの印刷デバイス装置に対して印刷指示を出力可能であり、各印刷デバイスは、対応する端末装置からの印刷指示に応じて印刷を実行する。端末装置と印刷デバイスとの間のやりとりはサーバによってモニタされ、管理される。
一般に、あるメーカの印刷デバイス(以下適宜、自社デバイスと称する)とこれに接続される端末装置との間は、対応する通信規格に基づいて通信が行われ、前述の印刷指示は、当該通信規格に対応した適宜のアプリケーションプログラム(以下適宜、自社アプリケーションと称する)に基づいて実行される。自社アプリケーションプログラムは、端末装置から印刷指示が出力され自社デバイスで印刷が行われると、その履歴に応じて、自社デバイスの識別情報や印刷回数や印刷枚数等の各種情報を、例えば上記メーカが管理するサーバ(以下適宜、自社サーバと称する)へと送信する。
このとき、自社サーバは、自社デバイスに対し直接通信可能に接続されている場合があり、その場合は、自社サーバは、前述のように端末装置の自社アプリケーションプログラムから送信されてきた各種情報と、自社デバイスから直接送信されてきた情報とに基づき、当該自社デバイスに関する種々の解析や分析を行うことができる。
このとき、自社サーバは、自社デバイスに対し直接通信可能に接続されている場合があり、その場合は、自社サーバは、前述のように端末装置の自社アプリケーションプログラムから送信されてきた各種情報と、自社デバイスから直接送信されてきた情報とに基づき、当該自社デバイスに関する種々の解析や分析を行うことができる。
ここで、近年、Internet Printing Protocol等のマルチベンダー対応の通信規格が提唱され、このような通信規格に対応し、いずれのメーカの印刷デバイスに対しても端末装置から印刷指示を実行可能なマルチベンダー対応のアプリケーションプログラムが実用化されている。自社アプリケーションがこのマルチベンダー対応のアプリケーションプログラムであった場合、1つの端末装置から、自社デバイスのみならず、自社デバイスとは異なる他のメーカの印刷デバイス(以下適宜、他社デバイスと称する)に対しても印刷指示が出力される場合がある。その場合、上記自社サーバは、他社デバイスからも前述の識別情報や印刷回数や印刷枚数等の各種情報を取得できることになる。
また、自社アプリケーションプログラムが上記マルチベンダー対応のアプリケーションプログラムであった場合、他社デバイスに対し印刷指示を出力する、上記1つの端末装置とは異なる他の端末装置において用いられる場合もある。この場合においても、上記自社サーバは、他社デバイスからも前述の識別情報や印刷回数や印刷枚数等の各種情報を取得できることになる。
このようにしてマルチベンダー対応のアプリケーションプログラムを介し他社デバイスから取得した情報を何らかの形で活用できれば便利であるが、そのような技術は、従来存在しなかった。
また、自社アプリケーションプログラムが上記マルチベンダー対応のアプリケーションプログラムであった場合、他社デバイスに対し印刷指示を出力する、上記1つの端末装置とは異なる他の端末装置において用いられる場合もある。この場合においても、上記自社サーバは、他社デバイスからも前述の識別情報や印刷回数や印刷枚数等の各種情報を取得できることになる。
このようにしてマルチベンダー対応のアプリケーションプログラムを介し他社デバイスから取得した情報を何らかの形で活用できれば便利であるが、そのような技術は、従来存在しなかった。
本発明の目的は、マルチベンダー対応のアプリケーションプログラムを介し他社デバイスから取得した情報を有効活用し役立てることができる、情報処理サーバ、情報処理プログラム、及び、情報処理システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、所定の情報処理アプリケーションプログラムを介し第1メーカ製の第1印刷デバイスに対して第1印刷指示を出力可能に構成された第1端末装置、及び、前記情報処理アプリケーションプログラムを介し第2メーカ製の第2印刷デバイスに対して第2印刷指示を出力可能に構成された第2端末装置、の両方に接続可能な通信インタフェースと、制御部と、を有する情報処理サーバであって、前記制御部は、所定期間における、前記第1印刷デバイスの印刷関連状態量の第1総量を取得する第1総量取得処理と、前記所定期間において前記情報処理アプリケーションプログラムに基づく前記第1印刷指示による前記第1印刷デバイスの第1印刷関連状態量を、前記通信インタフェースを介して前記第1端末装置から取得する第1取得処理と、前記所定期間において前記情報処理アプリケーションプログラムに基づく前記第2印刷指示による前記第2印刷デバイスの第2印刷関連状態量を、前記通信インタフェースを介して前記第2端末装置から取得する第2取得処理と、前記第1総量取得処理により取得された前記第1総量と前記第1取得処理により取得された前記第1印刷関連状態量とに基づき、前記所定期間における、前記第2印刷デバイスの前記印刷関連状態量の第2総量を推定する第1総量推定処理と、を実行する。
本願発明の情報処理サーバでは、制御部が実行する第1総量取得処理において、所定期間における、第1印刷デバイスの印刷関連状態量の第1総量が取得される。印刷関連状態量の例としては、例えば印刷回数、印刷枚数、消耗材消費量情報等、が挙げられる。例えば情報処理サーバが第1印刷デバイスのメーカが管理又は運営するサーバである場合には、第1総量取得処理において情報処理サーバは第1印刷デバイスから直接印刷関連状態量を取得することもできる。
また、情報処理サーバは、通信インタフェースを介し、第1端末装置に対し通信可能に接続されている。第1端末装置は、第1印刷デバイスに対し所定の情報処理アプリケーションプログラムに基づく第1印刷指示を出力可能である。これに対応して、情報処理サーバでは、制御部が実行する第1取得処理において、所定期間における第1印刷指示による第1印刷デバイスの第1印刷関連状態量が、第1端末装置から取得される。
また、情報処理サーバは、通信インタフェースを介し、第1端末装置に対し通信可能に接続されている。第1端末装置は、第1印刷デバイスに対し所定の情報処理アプリケーションプログラムに基づく第1印刷指示を出力可能である。これに対応して、情報処理サーバでは、制御部が実行する第1取得処理において、所定期間における第1印刷指示による第1印刷デバイスの第1印刷関連状態量が、第1端末装置から取得される。
第1総量取得処理で取得された第1印刷デバイスの印刷関連状態量の第1総量は、第1取得処理で取得された、情報処理アプリケーションプログラムに基づく第1印刷指示により実行された印刷による第1印刷関連状態量と、それ以外の指示で実行された印刷による印刷関連状態量と、の和である。したがって、例えば第1総量から第1印刷関連状態量を差し引くことで、上述した第1印刷指示以外の指示によって第1印刷デバイスにより実行された印刷による、印刷関連状態量の値を知ることができる。この結果、第1印刷指示に基づく第1印刷デバイスの上記第1印刷関連状態量と、第1印刷デバイスの印刷関連状態量の第1総量との間の相関関係、例えばそれら2つの比率、を算出することもできる。前述のように情報処理サーバが第1印刷デバイスのメーカのサーバである場合は、自社デバイスにおける上記相関関係の算出を自社サーバで行うことで、自社デバイスに関する種々の解析や分析を行うことができる。
一方、本願発明において、第2印刷デバイスに対し第2印刷指示を出力可能である第2端末装置が、第1端末装置と共通の上記所定の情報処理アプリケーションプログラム、すなわちいわゆるマルチベンダー対応のプログラムを使用している。情報処理サーバは、上記通信インタフェースを介しこの第2端末装置に対しても通信可能である。これに対応し、情報処理サーバでは、制御部が実行する第2取得処理において、所定期間における第2印刷指示による第2印刷デバイスの第2印刷関連状態量が、第2端末装置から取得される。前述のように情報処理サーバが第1印刷デバイスのメーカのサーバである場合は、情報処理サーバは、他社デバイスである第2印刷デバイスの第2印刷関連状態量を取得できることとなる。
このとき、第1端末装置からの第1印刷指示及び第2端末装置からの第2印刷指示において、マルチベンダー対応の共通の情報処理アプリケーションプログラムが使用されている。したがって、前述のようにして算出された、第1印刷指示に基づく第1印刷関連状態量と第1総量との相関関係とほぼ同じ相関関係が、第2印刷指示に基づく第2印刷デバイスの上記第2印刷関連状態量と、第2印刷デバイスの印刷関連状態量の第2総量と、の間においても成立すると仮定することが可能となる。
本願発明では、例えばこのような仮定が成立することを前提として、制御部が実行する第1総量推定処理において、上記所定期間における、他社デバイスである第2印刷デバイスの印刷関連状態量の第2総量が推定される。具体的には、例えば、前述のようにして算出された、第1印刷指示に基づく第1印刷関連状態量と第1総量との比率とほぼ同じ比率を、第2印刷指示に基づく第2印刷関連状態量と第2総量と、の間においても成立するとみなす。
すなわち、
第2総量≒(第1総量/第1印刷関連状態量)×第2印刷関連状態量
により、所定期間における第2印刷デバイスの印刷関連状態量の第2総量を推定することができる。
第2総量≒(第1総量/第1印刷関連状態量)×第2印刷関連状態量
により、所定期間における第2印刷デバイスの印刷関連状態量の第2総量を推定することができる。
以上説明したように、本願発明の情報処理サーバは、第1メーカの第1印刷デバイスの印刷関連状態量の第1総量さえ取得できれば、その第1総量と、第1及び第2端末装置から取得した第1及び第2印刷関連状態量とに基づき、第2メーカの第2印刷デバイスの印刷関連状態量の第2総量を推定することができる。すなわち、情報処理サーバは、他社デバイスである第2印刷デバイスの印刷関連状態量の第2総量を取得できなくても、当該第2総量のおおよその値を推定して得ることができるので、その情報有効活用し役立てることができる。
本発明によれば、マルチベンダー対応のアプリケーションプログラムを介し他社デバイスから取得した情報を有効活用し役立てることができる。
本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
本発明の一実施形態に係る印刷処理システムを図1に示す。
<印刷処理システムの概要>
図1において、この印刷処理システム1は、情報管理サーバ100と、第1プリンタ200と、第2プリンタ300と、を含んでいる。印刷処理システム1が情報処理システムの一例であり、第1プリンタ200が第1印刷デバイスの一例であり、第2プリンタ300が第2印刷デバイスの一例であり、情報管理サーバ100が情報処理サーバの一例であり、管理サーバの一例でもある。この例では、第1プリンタ200は1名の第1ユーザにより使用され、これに対応して1つの第1端末装置400が設けられている。第2プリンタ300は上記第1ユーザとは別の1名の第2ユーザにより使用され、これに対応して1つの第2端末装置500が設けられている。
情報管理サーバ100は、第1プリンタ200を操作する第1端末装置400に対し、通信可能に接続されており、情報管理サーバ100はまた第1プリンタ200と互いに通信可能に接続されている。
また、情報管理サーバ100は、第2プリンタ300を操作する第2端末装置500に対し、通信可能に接続されている。なお、情報管理サーバ100は第2プリンタ300に対しては通信可能に接続されていない。
図1において、この印刷処理システム1は、情報管理サーバ100と、第1プリンタ200と、第2プリンタ300と、を含んでいる。印刷処理システム1が情報処理システムの一例であり、第1プリンタ200が第1印刷デバイスの一例であり、第2プリンタ300が第2印刷デバイスの一例であり、情報管理サーバ100が情報処理サーバの一例であり、管理サーバの一例でもある。この例では、第1プリンタ200は1名の第1ユーザにより使用され、これに対応して1つの第1端末装置400が設けられている。第2プリンタ300は上記第1ユーザとは別の1名の第2ユーザにより使用され、これに対応して1つの第2端末装置500が設けられている。
情報管理サーバ100は、第1プリンタ200を操作する第1端末装置400に対し、通信可能に接続されており、情報管理サーバ100はまた第1プリンタ200と互いに通信可能に接続されている。
また、情報管理サーバ100は、第2プリンタ300を操作する第2端末装置500に対し、通信可能に接続されている。なお、情報管理サーバ100は第2プリンタ300に対しては通信可能に接続されていない。
<情報管理サーバ>
情報管理サーバ100は、例えば第1プリンタ200のメーカが設置及び管理するサーバであり、プロセッサ110と、記憶装置115と、インタフェース190と、を有している。第1プリンタ200のメーカが第1メーカの一例である。これらプロセッサ110、記憶装置115、及びインタフェース190は、バス105を介して互いに接続されている。
情報管理サーバ100は、例えば第1プリンタ200のメーカが設置及び管理するサーバであり、プロセッサ110と、記憶装置115と、インタフェース190と、を有している。第1プリンタ200のメーカが第1メーカの一例である。これらプロセッサ110、記憶装置115、及びインタフェース190は、バス105を介して互いに接続されている。
記憶装置115は、揮発性記憶装置120と、不揮発性記憶装置130と、を備えている。
揮発性記憶装置120は、例えば、DRAMであり、ユーザID記憶領域121、及び、デバイス番号記憶領域122を有している。不揮発性記憶装置130は、例えば、ハードディスクドライブ、あるいはソリッドステートドライブであり、プログラム記憶領域131を有している。
プログラム記憶領域131には各種プログラムが格納されている。各種プログラムには、後述の図2のソフトウェアブロック図等に基づく本実施形態の処理に係わる各種のプログラムが含まれる。
揮発性記憶装置120は、例えば、DRAMであり、ユーザID記憶領域121、及び、デバイス番号記憶領域122を有している。不揮発性記憶装置130は、例えば、ハードディスクドライブ、あるいはソリッドステートドライブであり、プログラム記憶領域131を有している。
プログラム記憶領域131には各種プログラムが格納されている。各種プログラムには、後述の図2のソフトウェアブロック図等に基づく本実施形態の処理に係わる各種のプログラムが含まれる。
なお、記憶装置115は上述した装置要素での構成に限られず、例えば、RAM、ROM、EEPROM、HDD、着脱されるUSBメモリ等の可搬記録媒体、プロセッサ110が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成されてもよい。また、記憶装置115は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。non-transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。また、non-transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。後述する第1及び第2プリンタ200,300の記憶装置215,315についても同様である。
プロセッサ110は、データ処理を行う装置、例えばCPUであり、プログラム記憶領域131に格納された本実施形態の処理に関するプログラムを含む、各種プログラムを実行する。プロセッサ110は、通信可能に接続された第1端末装置400、第1プリンタ200、第2端末装置500に対するデータ通信を含む、後述の図2等に示す各種の処理を行う。なお、プロセッサ110と本実施形態の処理に関するプログラムの対応する部分とが、制御部の一例である。
なお、本実施形態においては、第2プリンタ300は、前述の第1プリンタ200のメーカとは異なる別のメーカの製品であり、そのため後述するように情報管理サーバ100は第2プリンタ300に対してはアクセス不可能となっている。第2プリンタ300のメーカが第2メーカの一例である
なお、本実施形態においては、第2プリンタ300は、前述の第1プリンタ200のメーカとは異なる別のメーカの製品であり、そのため後述するように情報管理サーバ100は第2プリンタ300に対してはアクセス不可能となっている。第2プリンタ300のメーカが第2メーカの一例である
インタフェース190は、他の装置と通信するための有線LANインタフェース又は無線インタフェースであり、適宜のネットワークに接続されている。インタフェース190が通信インタフェースの一例である。
<第1プリンタ>
第1プリンタ200は、例えば、上記第1端末装置400の第1ユーザによって保有されている。第1プリンタ200は、印刷部290と、搬送部295と、プロセッサ210と、記憶装置215と、例えば液晶ディスプレイからなり種々の情報を表示可能な表示部(図示せず)と、ユーザによる種々の指示操作を受け付け可能な操作部(図示せず)と、通信部285と、通信インタフェース270と、を有している。これら印刷部290、プロセッサ210、記憶装置215、表示部、操作部、通信部285、及び通信インタフェース270は、バス205を介して互いに接続されている。
第1プリンタ200は、例えば、上記第1端末装置400の第1ユーザによって保有されている。第1プリンタ200は、印刷部290と、搬送部295と、プロセッサ210と、記憶装置215と、例えば液晶ディスプレイからなり種々の情報を表示可能な表示部(図示せず)と、ユーザによる種々の指示操作を受け付け可能な操作部(図示せず)と、通信部285と、通信インタフェース270と、を有している。これら印刷部290、プロセッサ210、記憶装置215、表示部、操作部、通信部285、及び通信インタフェース270は、バス205を介して互いに接続されている。
記憶装置215は、揮発性記憶装置220と、不揮発性記憶装置230とを、含んでいる。揮発性記憶装置220は、例えば、DRAMであり、所定の種々の情報記憶領域を備えている。不揮発性記憶装置230は、例えばフラッシュメモリであり、プログラム記憶領域232を備えている。プログラム記憶領域232には各種プログラムが格納されている。各種プログラムには、後述の図2のソフトウェアブロック図、図4のシーケンスチャート、等に基づく本実施形態の処理に係わる各種のプログラムが含まれる。これらのプログラムは、例えば、ファームウェアとしてプログラム記憶領域232に予め格納されている。
プロセッサ210は、データ処理を行う装置であり、例えば、CPUである。プロセッサ210は、プログラム記憶領域232に格納された各種プログラムを実行し、本実施形態の印刷処理システム1に関する処理手法をプロセッサ110や第1端末装置400と協働して実行する。
通信インタフェース270は、他の装置と通信するための有線または無線のインタフェースである。
搬送部295は、給紙トレイ中の用紙を取り出して所定の搬送経路に沿って搬送する。
印刷部290は、搬送部295により搬送される用紙に対して所定の方式で画像を形成する。以下は、インクジェット方式で画像が形成される場合を例にとって説明する。印刷部290は、第1端末装置400からの印刷指示(以下適宜、「第1印刷指示」と称する)と共に送信された印刷ジョブ、若しくは、操作部での操作に基づき自ら生成した印刷ジョブに応じて、カートリッジホルダ251に着脱可能に装着されるインクカートリッジ250のインクを用いて用紙に対し画像の形成を行う。
通信部285は、例えば端子などであり、カートリッジホルダ251に装着されたインクカートリッジ250が有するカートリッジメモリ(ICチップ)に電気的に接続される。
インクカートリッジ250には、それぞれカートリッジメモリ(図示省略)が備えられ、このカートリッジメモリに、上記通信部285を介して読み取り可能にカートリッジ情報が記憶されている。
<第1端末装置>
第1端末装置400は、例えばユーザの所有するスマートフォンやタブレットやPC等の情報端末であり、情報管理サーバ100及び第1プリンタ200に通信可能に接続される。第1端末装置400は、プロセッサと、記憶装置と、インタフェースと、を有している(図示省略)。
第1端末装置400は、例えばユーザの所有するスマートフォンやタブレットやPC等の情報端末であり、情報管理サーバ100及び第1プリンタ200に通信可能に接続される。第1端末装置400は、プロセッサと、記憶装置と、インタフェースと、を有している(図示省略)。
記憶装置に備えられたプログラム記憶領域には各種プログラムが記憶されている。各種プログラムには、後述の図2のソフトウェアブロック図、図4のシーケンスチャート等に基づく本実施形態の処理に係わる情報処理プログラムが含まれる。この情報処理プログラムは、Internet Printing Protocol等のマルチベンダー対応の通信規格に対応するもので、上記第1メーカ及び第2メーカを含むいずれのメーカの印刷デバイスに対しても印刷指示を実行可能となる、いわゆるマルチベンダー対応のアプリケーションプログラムである。この情報処理プログラムが所定の情報処理アプリケーションプログラムの一例である。
プロセッサは、上記プログラム記憶領域に格納された本実施形態の処理に関するプログラムを実行する。プロセッサは、通信可能に接続された情報管理サーバ100及び第1プリンタ200に対するデータ通信を含む、後述の図4に示す各種の処理を行う。プロセッサは、本実施形態の処理手法を、情報管理サーバ100や第1プリンタ200と協働して実行する。
<第2プリンタ>
第2プリンタ300は、例えば、上記第2端末装置500の第2ユーザによって保有されている。第2プリンタ300は、上記第1プリンタ200と同等の構成であり、上記印刷部290、搬送部295、プロセッサ210、記憶装置215、表示部、操作部、通信部285、通信インタフェース270、とそれぞれ同様の、印刷部390、搬送部395、プロセッサ310、記憶装置315、表示部、操作部、通信部385、通信インタフェース370を有している。それら印刷部390、プロセッサ310、記憶装置315、表示部、操作部、通信部385、及び通信インタフェース370は、バス305を介して互いに接続されている。
第2プリンタ300は、例えば、上記第2端末装置500の第2ユーザによって保有されている。第2プリンタ300は、上記第1プリンタ200と同等の構成であり、上記印刷部290、搬送部295、プロセッサ210、記憶装置215、表示部、操作部、通信部285、通信インタフェース270、とそれぞれ同様の、印刷部390、搬送部395、プロセッサ310、記憶装置315、表示部、操作部、通信部385、通信インタフェース370を有している。それら印刷部390、プロセッサ310、記憶装置315、表示部、操作部、通信部385、及び通信インタフェース370は、バス305を介して互いに接続されている。
記憶装置315は、上記揮発性記憶装置220、不揮発性記憶装置230と同様の揮発性記憶装置320、不揮発性記憶装置330を備えている。プログラム記憶領域332には、上記プログラム記憶領域232と同様、後述の図2のソフトウェアブロック図、図4のシーケンスチャート、等に基づく本実施形態の処理に係わる各種のプログラムが記憶されている。
プロセッサ310は、上記プロセッサ210と同様、プログラム記憶領域332に格納された各種プログラムを実行し、本実施形態の印刷処理システム1に関する処理手法を第2端末装置500と協働して実行する。
通信インタフェース370は、他の装置と通信するための有線または無線のインタフェースである。なお前述したように、本実施形態では、第2プリンタ300が第2メーカ製品であることに由来して、第2プリンタ300は情報管理サーバ100に対し通信可能に接続されていない。
印刷部390は、第2端末装置500からの印刷指示(以下適宜、「第2印刷指示」と称する)と共に送信された印刷ジョブ、若しくは、操作部での操作に基づき自ら生成した印刷ジョブに応じて、カートリッジホルダ351に着脱可能に装着されるインクカートリッジ350のインクを用いて用紙に対し画像の形成を行う。
<第2端末装置>
第2端末装置500は、上記第1端末装置400と同等の構成を有する、例えばユーザの所有するスマートフォンやタブレットやPC等の情報端末であり、適宜のネットワークを介し、情報管理サーバ100及び第2プリンタ300に接続される。第2端末装置500は、第1端末装置400と同様、プロセッサと、記憶装置と、インタフェースと、を有している(図示省略)。
第2端末装置500は、上記第1端末装置400と同等の構成を有する、例えばユーザの所有するスマートフォンやタブレットやPC等の情報端末であり、適宜のネットワークを介し、情報管理サーバ100及び第2プリンタ300に接続される。第2端末装置500は、第1端末装置400と同様、プロセッサと、記憶装置と、インタフェースと、を有している(図示省略)。
記憶装置に備えられたプログラム記憶領域には、上記第1端末装置400に備えられた前述のアプリケーションプログラムと同一の、後述の図2のソフトウェアブロック図、図4のシーケンスチャート等に基づく本実施形態の処理を実行するためのマルチベンダー対応のアプリケーションプログラムが記憶されている。
プロセッサは、上記プログラム記憶領域に格納された本実施形態の処理に関するプログラムを実行する。プロセッサは、通信可能に接続された情報管理サーバ100及び第2プリンタ300に対するデータ通信を含む、後述の図4に示す各種の処理を行う。プロセッサは、本実施形態の処理手法を、情報管理サーバ100や第2プリンタ300と協働して実行する。プロセッサが演算部の一例である。
第2端末装置500はまた、表示部501を備える(後述の図4参照)。表示部501の表示内容の例については後述する。
<本実施形態におけるアプリケーションプログラムの活用>
前述のように、本実施形態では、第1端末装置400及び第2端末装置500も、同一のマルチベンダー対応のアプリケーションプログラムを用いてそれぞれ第1プリンタ200及び第2プリンタ300に対し第1印刷指示及び第2印刷指示を出力する。その結果、情報管理サーバ100では、第1端末装置400からの第1印刷指示による第1プリンタ200の識別情報や印刷回数等の各種情報を取得できるとともに、第2端末装置500からの第2印刷指示による第2プリンタ300の識別情報や印刷回数等の各種情報をも取得できる。
前述のように、本実施形態では、第1端末装置400及び第2端末装置500も、同一のマルチベンダー対応のアプリケーションプログラムを用いてそれぞれ第1プリンタ200及び第2プリンタ300に対し第1印刷指示及び第2印刷指示を出力する。その結果、情報管理サーバ100では、第1端末装置400からの第1印刷指示による第1プリンタ200の識別情報や印刷回数等の各種情報を取得できるとともに、第2端末装置500からの第2印刷指示による第2プリンタ300の識別情報や印刷回数等の各種情報をも取得できる。
本実施形態の要部は、上記のようにして情報管理サーバ100において取得された各種情報の活用手法にある。
<ソフトウェアブロック構成>
本実施形態において上記の情報活用処理に係わるソフトウェアブロック構成を、図2に示す。
本実施形態において上記の情報活用処理に係わるソフトウェアブロック構成を、図2に示す。
<第1端末装置の印刷指示出力部>
図2において、第1端末装置400は、印刷指示出力部410を有する。一例として、印刷指示出力部410は、前述したプロセッサと情報処理プログラムの対応する部分とにより構成されている。印刷指示出力部410は、前述の第1印刷指示を第1プリンタ200に対し出力する。
図2において、第1端末装置400は、印刷指示出力部410を有する。一例として、印刷指示出力部410は、前述したプロセッサと情報処理プログラムの対応する部分とにより構成されている。印刷指示出力部410は、前述の第1印刷指示を第1プリンタ200に対し出力する。
<第1プリンタの印刷制御部>
第1プリンタ200は印刷制御部240を備えている。一例として、第1プリンタ200の印刷制御部240は、前述したプロセッサ210とプログラムの対応する部分とにより構成されている。第1プリンタ200の印刷制御部240は、上記印刷指示出力部410からの第1印刷指示に基づき、上記印刷部290の印刷動作を制御する。
管理状態量情報は、揮発性記憶装置220の所定領域に記憶される情報であり、累積印刷枚数、及び、消耗材累積消費量を含む。印刷枚数及び消耗材消費量が印刷関連状態量の一例である。
累積印刷枚数は、第1プリンタ200において実際に印刷された用紙の枚数カウント値を累積した値であり、消耗材累積消費量は印刷により消費されたインクの量を示すドットカウント値を累積した値であり、それぞれ印刷制御部240によりデータの生成と修正が行われる。なお消耗材は、この例では、印刷時に印刷部290において消費されるインクである。
印刷制御部240は、実際に印刷部290により印刷が行われた際に、その印刷済みの枚数分で累積印刷枚数及び消耗材累積消費量をカウントアップするよう更新する。第1プリンタ200は、カウントアップされた累積印刷枚数及び消耗材累積消費量と第1プリンタ200のデバイス番号などの識別情報とを含む状態量情報を、例えば適宜の所定周期で定期的に情報管理サーバ100へ送信する。
第1プリンタ200は印刷制御部240を備えている。一例として、第1プリンタ200の印刷制御部240は、前述したプロセッサ210とプログラムの対応する部分とにより構成されている。第1プリンタ200の印刷制御部240は、上記印刷指示出力部410からの第1印刷指示に基づき、上記印刷部290の印刷動作を制御する。
管理状態量情報は、揮発性記憶装置220の所定領域に記憶される情報であり、累積印刷枚数、及び、消耗材累積消費量を含む。印刷枚数及び消耗材消費量が印刷関連状態量の一例である。
累積印刷枚数は、第1プリンタ200において実際に印刷された用紙の枚数カウント値を累積した値であり、消耗材累積消費量は印刷により消費されたインクの量を示すドットカウント値を累積した値であり、それぞれ印刷制御部240によりデータの生成と修正が行われる。なお消耗材は、この例では、印刷時に印刷部290において消費されるインクである。
印刷制御部240は、実際に印刷部290により印刷が行われた際に、その印刷済みの枚数分で累積印刷枚数及び消耗材累積消費量をカウントアップするよう更新する。第1プリンタ200は、カウントアップされた累積印刷枚数及び消耗材累積消費量と第1プリンタ200のデバイス番号などの識別情報とを含む状態量情報を、例えば適宜の所定周期で定期的に情報管理サーバ100へ送信する。
<状態量情報処理部>
情報管理サーバ100は、状態量情報処理部605を備えている。一例として、情報管理サーバ100の状態量情報処理部605は、前述したプロセッサ110とプログラムの対応する部分とにより構成されている。情報管理サーバ100の状態量情報処理部605は、受信結果に基づき、状態量情報に含まれる累積印刷枚数及び消耗材累積消費量の内容を更新する。情報管理サーバ100は、その累積印刷枚数及び消耗材累積消費量を送信した第1プリンタ200のデバイス番号を、当該累積印刷枚数及び消耗材累積消費量と紐づけてデバイス番号記憶領域122に記憶する。
情報管理サーバ100は、状態量情報処理部605を備えている。一例として、情報管理サーバ100の状態量情報処理部605は、前述したプロセッサ110とプログラムの対応する部分とにより構成されている。情報管理サーバ100の状態量情報処理部605は、受信結果に基づき、状態量情報に含まれる累積印刷枚数及び消耗材累積消費量の内容を更新する。情報管理サーバ100は、その累積印刷枚数及び消耗材累積消費量を送信した第1プリンタ200のデバイス番号を、当該累積印刷枚数及び消耗材累積消費量と紐づけてデバイス番号記憶領域122に記憶する。
<第1総印刷枚数取得部、第1印刷回数取得部、印刷回数出力部>
情報管理サーバ100はさらに、第1総印刷枚数取得部600と、第1印刷回数取得部610と、を備えている。一例として、第1総印刷枚数取得部600、第1印刷回数取得部610は、前述したプロセッサ110とプログラムの対応する部分とにより構成されている。
情報管理サーバ100はさらに、第1総印刷枚数取得部600と、第1印刷回数取得部610と、を備えている。一例として、第1総印刷枚数取得部600、第1印刷回数取得部610は、前述したプロセッサ110とプログラムの対応する部分とにより構成されている。
第1総印刷枚数取得部600は、前述のように状態量情報処理部605により定期的に更新される累積印刷枚数から、所定期間における第1プリンタ200の印刷枚数の総量を取得する。この総量が第1総量の一例である。所定期間は、例えば〇月×日~□月△日までの1か月間である。
第1端末装置400は、印刷回数出力部420を有する。一例として、印刷回数出力部420は、前述したプロセッサと情報処理プログラムの対応する部分とにより構成されている。第1端末装置400では、前述のようにして第1端末装置400から第1印刷指示が送信されて印刷が実行される都度、その印刷回数がカウントアップして更新されている。印刷回数出力部420は、所定期間において、上記情報処理プログラムに基づく上記第1印刷指示によって第1プリンタ200において印刷が実行された印刷回数を、情報管理サーバ100へと出力する。この所定期間は、例えば上記と時期が一致する〇月×日~□月△日の1か月間であってもよいし、別の時期において長さだけが1か月間として一致してもよい。上記印刷回数が第1印刷関連状態量の一例である。
情報管理サーバ100の第1印刷回数取得部610は、印刷回数出力部420から出力された、所定期間における、第1印刷指示に基づく第1プリンタ200での印刷回数を取得する。
<相関算出部>
情報管理サーバ100はさらに、相関算出部620を備えている。一例として、相関算出部620は、前述したプロセッサ110とプログラムの対応する部分とにより構成されている。
相関算出部620は、上記印刷回数出力部420が取得した前述の所定期間における第1印刷指示に基づく第1プリンタ200での印刷回数と、上記第1総印刷枚数取得部600が取得した第1プリンタ200の総印刷枚数とに基づき、それらの間の相関関係、を算出する。相関関係の一例としては、例えば、所定期間内において第1端末装置400から第1印刷指示が1回出力されたときに第1プリンタ200で実際に何枚の印刷が行われたか、すなわち所定期間の第1プリンタ200の総印刷枚数と第1印刷指示に基づく印刷回数との比率が算出される。
例えば、ある1か月間に第1プリンタ200の総印刷枚数が2000枚であり、第1印刷指示に基づく印刷回数が100回であったとすると、上記の比率、(総印刷枚数)/(印刷回数)=20[枚/回]となる。すなわち、当該1か月間における平均で見た場合、第1端末装置400からの第1印刷指示の出力が1回行われると、第1端末装置400からの印刷指示以外の印刷指示による印刷も含めて、第1プリンタ200では平均20枚の印刷が行われることになる。
情報管理サーバ100はさらに、相関算出部620を備えている。一例として、相関算出部620は、前述したプロセッサ110とプログラムの対応する部分とにより構成されている。
相関算出部620は、上記印刷回数出力部420が取得した前述の所定期間における第1印刷指示に基づく第1プリンタ200での印刷回数と、上記第1総印刷枚数取得部600が取得した第1プリンタ200の総印刷枚数とに基づき、それらの間の相関関係、を算出する。相関関係の一例としては、例えば、所定期間内において第1端末装置400から第1印刷指示が1回出力されたときに第1プリンタ200で実際に何枚の印刷が行われたか、すなわち所定期間の第1プリンタ200の総印刷枚数と第1印刷指示に基づく印刷回数との比率が算出される。
例えば、ある1か月間に第1プリンタ200の総印刷枚数が2000枚であり、第1印刷指示に基づく印刷回数が100回であったとすると、上記の比率、(総印刷枚数)/(印刷回数)=20[枚/回]となる。すなわち、当該1か月間における平均で見た場合、第1端末装置400からの第1印刷指示の出力が1回行われると、第1端末装置400からの印刷指示以外の印刷指示による印刷も含めて、第1プリンタ200では平均20枚の印刷が行われることになる。
<第2端末装置の印刷指示出力部>
一方、第2端末装置500は、上記第1端末装置400の印刷指示出力部410と同様の印刷指示出力部510を有する。一例として、印刷指示出力部510は、前述したプロセッサと情報処理プログラムの対応する部分とにより構成されている。印刷指示出力部510は、前述の第2印刷指示を第2プリンタ300に対し出力する。
一方、第2端末装置500は、上記第1端末装置400の印刷指示出力部410と同様の印刷指示出力部510を有する。一例として、印刷指示出力部510は、前述したプロセッサと情報処理プログラムの対応する部分とにより構成されている。印刷指示出力部510は、前述の第2印刷指示を第2プリンタ300に対し出力する。
<第2プリンタの印刷制御部>
第2プリンタ300は、上記第1プリンタ200の印刷制御部240と同様の、印刷制御部340を備えている。一例として、第2プリンタ300の印刷制御部340は、前述したプロセッサ310とプログラムの対応する部分とにより構成されている。第2プリンタ300の印刷制御部340は、上記印刷指示出力部510からの第2印刷指示に基づき、上記印刷部390の印刷動作を制御する。
第1プリンタ200と同様、管理状態量情報は、揮発性記憶装置320の所定領域に記憶される情報であり、累積印刷枚数、及び、消耗材累積消費量を含む。累積印刷枚数は、第2プリンタ300において実際に印刷された用紙の枚数カウント値を累積した値であり、消耗材累積消費量は印刷により消費されたインクの量を示すドットカウント値を累積した値であり、それぞれ印刷制御部340によりデータの生成と修正が行われる。消耗材は、前述と同様、この例では印刷時に印刷部390において消費されるインクである。
印刷制御部340は、実際に印刷部390により印刷が行われた際に、その印刷済みの枚数分で累積印刷枚数及び消耗材累積消費量をカウントアップするよう更新する。
第2プリンタ300は、上記第1プリンタ200の印刷制御部240と同様の、印刷制御部340を備えている。一例として、第2プリンタ300の印刷制御部340は、前述したプロセッサ310とプログラムの対応する部分とにより構成されている。第2プリンタ300の印刷制御部340は、上記印刷指示出力部510からの第2印刷指示に基づき、上記印刷部390の印刷動作を制御する。
第1プリンタ200と同様、管理状態量情報は、揮発性記憶装置320の所定領域に記憶される情報であり、累積印刷枚数、及び、消耗材累積消費量を含む。累積印刷枚数は、第2プリンタ300において実際に印刷された用紙の枚数カウント値を累積した値であり、消耗材累積消費量は印刷により消費されたインクの量を示すドットカウント値を累積した値であり、それぞれ印刷制御部340によりデータの生成と修正が行われる。消耗材は、前述と同様、この例では印刷時に印刷部390において消費されるインクである。
印刷制御部340は、実際に印刷部390により印刷が行われた際に、その印刷済みの枚数分で累積印刷枚数及び消耗材累積消費量をカウントアップするよう更新する。
<第2印刷回数取得部、印刷回数出力部>
情報管理サーバ100はさらに、第2印刷回数取得部630を備えている。一例として、第2印刷回数取得部630は、前述したプロセッサ110とプログラムの対応する部分とにより構成されている。
情報管理サーバ100はさらに、第2印刷回数取得部630を備えている。一例として、第2印刷回数取得部630は、前述したプロセッサ110とプログラムの対応する部分とにより構成されている。
第2端末装置500は、上記第1端末装置400の印刷回数出力部420と同様の、印刷回数出力部520を有する。一例として、印刷回数出力部520は、前述したプロセッサと情報処理プログラムの対応する部分とにより構成されている。第2端末装置500では、第1端末装置400と同様、第2印刷指示が送信されて印刷が実行される都度、その印刷回数がカウントアップして更新されている。印刷回数出力部520は、所定期間において、上記情報処理プログラムに基づく上記第2印刷指示によって第2プリンタ300において印刷が実行された印刷回数を、情報管理サーバ100へと出力する。この所定期間は、例えば上記と時期が一致する〇月×日~□月△日の1か月間であってもよいし、別の時期において長さだけが1か月間として一致してもよい。上記印刷回数が第2印刷関連状態量の一例である。
情報管理サーバ100の第2印刷回数取得部630は、印刷回数出力部520から出力された、所定期間における、第2印刷指示に基づく第2プリンタ300での印刷回数を取得する。
<第2総印刷枚数推定部、判定部、通知部>
情報管理サーバ100はさらに、第2総印刷枚数推定部640、判定部650、通知部660を備えている。一例として、第2総印刷枚数推定部640、判定部650、通知部660は、前述したプロセッサ110とプログラムの対応する部分とにより構成されている。
情報管理サーバ100はさらに、第2総印刷枚数推定部640、判定部650、通知部660を備えている。一例として、第2総印刷枚数推定部640、判定部650、通知部660は、前述したプロセッサ110とプログラムの対応する部分とにより構成されている。
第2総印刷枚数推定部640は、上記第2印刷回数取得部630が取得した、所定期間における第2印刷指示に基づく第2プリンタ300での印刷回数に応じて、上記所定期間における、第2プリンタ300の総印刷枚数を推定する。この総印刷枚数が印刷関連状態量の第2総量の一例である。
具体的には、第1端末装置400からの第1印刷指示の出力が1回行われると第1プリンタ200では平均20枚の印刷が行われる、という前述の比率、(総印刷枚数)/(印刷回数)=20[枚/回]が、第2印刷指示の出力1回と第2プリンタ300の総印刷枚数との間においても成立する、とみなされる。すなわち例えば、上記のように取得されたある1か月間における第2印刷指示に基づく印刷回数が500回であった場合、上記の比率、(総印刷枚数)/(印刷回数)=20[枚/回]を適用して、当該1か月間に第2プリンタ300の総印刷枚数の総量として20×500=10000枚が期待できる、と算出される。以下このように第1印刷指示による印刷回数と第1プリンタ200の総印刷枚数との相関を、第2印刷指示による印刷回数に適用して得られた第2プリンタ300で期待できる総印刷枚数を、単に「第2プリンタ300の印刷期待値」等と称する。
判定部650は、上記のように第2総印刷枚数推定部640で算出された第2プリンタ300での印刷期待値に基づき、その推定された印刷期待値が所定条件を満たすか否か、を判定する。この例では、上記所定条件として、第2ユーザが、比較的大量の印刷を行うヘビーユーザであってビジネス上の観点から情報管理サーバ100を運営する第1メーカ側からアクションをすべきユーザであるか否か、を見極めるために、推定された印刷期待値が所定の閾値以上であるか否か、が判定される。この閾値が第1閾値の一例である。閾値は、例えば5000枚/月等であり、前述のように印刷期待値が10000枚である場合は当該閾値を上回るため、アクションをすべきユーザであるとみなされる。
通知部660は、判定部650によって上記所定条件を満たすと判定された場合に、第2端末装置500の所有者又は使用者である上記第2ユーザに対し、所定の通知を行う。具体的には、通知のための所定の報知(後述)を第2端末装置500において実行するための報知指示信号が、通知信号として第2端末装置500へと送信される。
<第2端末装置の通知信号受信部、報知部>
第2端末装置500はさらに、通知信号受信部530と、報知部540と、を有する。一例として、通知信号受信部530及び報知部540は、前述したプロセッサと情報処理プログラムの対応する部分とにより構成されている。
通知信号受信部530は、通知部660から送信された上記報知指示信号を受信し、報知部540は、通知信号受信部530で受信された報知指示信号に基づき、対応する報知を行う。
第2端末装置500はさらに、通知信号受信部530と、報知部540と、を有する。一例として、通知信号受信部530及び報知部540は、前述したプロセッサと情報処理プログラムの対応する部分とにより構成されている。
通知信号受信部530は、通知部660から送信された上記報知指示信号を受信し、報知部540は、通知信号受信部530で受信された報知指示信号に基づき、対応する報知を行う。
<報知の例>
第2端末装置500の報知部540で行う報知の一例を図3により説明する。この例では、視覚的報知、すなわち表示による報知が、第2端末装置500の上記報知部540として機能する、表示部501において行われる。
第2端末装置500の報知部540で行う報知の一例を図3により説明する。この例では、視覚的報知、すなわち表示による報知が、第2端末装置500の上記報知部540として機能する、表示部501において行われる。
図3に示す表示部501の表示画面では、メッセージ表示部501cが備えられる。図示の例は、第2端末装置500の所有者または使用者である上記第2ユーザに対する特典情報に関する、いわゆるプッシュ通知が行われる場合の表示例である。すなわち、メッセージ表示部501cにおいて、この例では「お客様は、キャンペーン対象です。○月×日~〇日の間 弊社プリンタ●●-●●●● 通常価格 ▲▲▲円 →→→ 特別価格 ×××円 70%OFFにて特別優待! 下記よりお問合わせ・お申し込みください。」のメッセージMが表示されている。
表示部501の表示画面にはまた、「弊社サイトへ」ボタン501aと、「閉じる」ボタン501bと、が備えられている。メッセージMを見たユーザが「弊社サイトへ」ボタン301aを操作することで、第2端末装置500がネットワークを介し図示しない上記第1メーカの別サーバへ接続され、表示部501において当該第1メーカのプリンタ商品の紹介サイト等が表示される。
なお、上記のようにプッシュ通知により通知を行うのではなく、通知部660から第2端末装置500に対し電子メールにて上記の内容を通知するようにしてもよい。
また通知内容は、上記のように第2端末装置500の所有者または使用者である上記第2ユーザに対する特典情報に代えて、例えば割安な価格プラン・契約プラン等の推奨情報を通知するようにしてもよい。
また通知内容は、上記のように第2端末装置500の所有者または使用者である上記第2ユーザに対する特典情報に代えて、例えば割安な価格プラン・契約プラン等の推奨情報を通知するようにしてもよい。
<制御手順>
上記の手法を実現するために、第1端末装置400、第2端末装置500、情報管理サーバ100、及び第1プリンタ200の前述の各機能部により実行される制御手順を、図4のシーケンスチャートにより説明する。
上記の手法を実現するために、第1端末装置400、第2端末装置500、情報管理サーバ100、及び第1プリンタ200の前述の各機能部により実行される制御手順を、図4のシーケンスチャートにより説明する。
図4において、まずS5で、第1プリンタ200から累積印刷枚数及び消耗材累積情報を含む状態量情報が送信され、情報管理サーバ100において取得される。なお、前述したように、実際はこのS5における累積印刷枚数等の送信は所定周期にて繰り返し行われる。
その後、S10で、情報管理サーバ100の第1総印刷枚数取得部600により、S5で取得された累積印刷枚数に基づき、所定期間における第1プリンタ200の印刷枚数の総量が取得される。S10で実行される処理が第1総量取得処理の一例であり、第2総量取得処理の一例でもある。
第1端末装置400では、S15で、印刷回数出力部420により、所定期間内において前述の情報処理プログラムに基づく第1印刷指示によって第1プリンタ200で印刷が実行された印刷回数が出力される。出力された当該所定期間内の印刷回数は、S20において情報管理サーバ100の第1印刷回数取得部610により取得される。S20で実行される処理が第1取得処理の一例であり、第2取得処理の一例でもある。
その後、情報管理サーバ100では、S25で、相関算出部620により、上記S20で取得された前述の所定期間における第1印刷指示に基づく第1プリンタ200での印刷回数と、上記S10で取得された第1プリンタ200の総印刷枚数とに基づき、それらの間の相関関係が算出される。
一方、第2端末装置500では、S30で、印刷回数出力部520により、所定期間内において前述の情報処理プログラムに基づく第2印刷指示によって第2プリンタ300で印刷が実行された印刷回数が出力される。S30が状態量送信手順の一例である。出力された当該所定期間内の印刷回数は、S35において情報管理サーバ100の第2印刷回数取得部630により取得される。S35で実行される処理が第2取得処理の一例であり、第4取得処理の一例でもある。なおこのS35では、対応する第2プリンタ300の識別情報であるデバイス番号も併せて取得される。
その後、情報管理サーバ100では、S40で、第2総印刷枚数推定部640により、上記S35で取得された、所定期間における第2印刷指示に基づく第2プリンタ300での印刷回数に基づき、前述したようにS25で算出した相関を適用することで、上記所定期間における第2プリンタ300の総印刷枚数すなわち上記印刷期待値が推定される。S40で実行される処理が第1総量推定処理の一例であり、第2総量推定処理の一例でもある。
そして、S45で、判定部650により、S40で推定された上記印刷期待値が前述の所定の閾値以上であるか否か、が判定される。S45で実行される処理が判定処理の一例である。上記印刷期待値が閾値未満であればS45がNo判定され、このシーケンスチャートでの処理が終了する。上記印刷期待値が閾値以上であればS45がYes判定され、S50へ移行する。
S50では、情報管理サーバ100の通知部660から通知信号、具体的には前述の所定の報知を実行するための報知指示信号が送信される。このとき、S35で取得されたデバイス番号により、送信先となる上記印刷期待値が閾値以上となる第2プリンタ300を特定し、その特定した第2プリンタ300に対応付けられる第2端末装置500に対して報知指示信号の送信が行われる。この処理が通知処理の一例である。送信された報知指示信号は第2端末装置500の通知信号受信部530により受信される。この受信を行うS50が信号受信手順の一例である。
第2端末装置500では、その後、S55において、報知部540により、S50で受信された報知指示信号に基づき対応する報知が行われ、このシーケンスチャートでの処理が終了する。S55が報知手順の一例である。
<本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の情報管理サーバ100では、S10において、所定期間における、第1プリンタ200の総印刷枚数が取得される。また、情報管理サーバ100は、インタフェース190を介し、第1端末装置400に対し通信可能に接続されている。第1端末装置400は、第1プリンタ200に対し所定の情報処理プログラムに基づく第1印刷指示を出力可能である。これに対応して、情報管理サーバ100では、S20において、所定期間における第1印刷指示による第1プリンタ200の印刷回数が、第1端末装置400から取得される。
以上説明したように、本実施形態の情報管理サーバ100では、S10において、所定期間における、第1プリンタ200の総印刷枚数が取得される。また、情報管理サーバ100は、インタフェース190を介し、第1端末装置400に対し通信可能に接続されている。第1端末装置400は、第1プリンタ200に対し所定の情報処理プログラムに基づく第1印刷指示を出力可能である。これに対応して、情報管理サーバ100では、S20において、所定期間における第1印刷指示による第1プリンタ200の印刷回数が、第1端末装置400から取得される。
S10で取得された第1プリンタ200の総印刷枚数は、S20で印刷回数が取得された、情報処理プログラムに基づく第1印刷指示により実行された印刷による印刷枚数と、それ以外の指示で実行された印刷による印刷枚数と、の和である。したがって、上記総印刷枚数から、第1印刷指示による印刷枚数を差し引けば、上述した第1印刷指示以外の指示によって第1プリンタ200により実行された印刷による、印刷枚数の値を知ることができる。言い換えれば、第1印刷指示に基づく第1プリンタ200の印刷枚数と、第1プリンタ200の総印刷枚数との間の相関関係を導出することができるため、例えばS20で印刷回数が取得された、第1印刷指示により実行される印刷において1回あたりの印刷枚数が概ね分かっていれば、第1印刷指示に基づく第1プリンタ200の印刷回数と、第1プリンタ200の総印刷枚数との間の相関関係を導出することができる。この結果、第1印刷指示に基づく第1プリンタ200の上記印刷回数と、第1プリンタ200の印刷枚数の第1総量との間の相関関係、例えばそれら2つの比率、を算出することもできる。前述のように情報管理サーバ100が第1プリンタ200の第1メーカのサーバである場合、自社デバイスである第1プリンタ200における上記相関関係の算出を自社サーバである情報管理サーバ100で行うことで、自社デバイスに関する種々の解析や分析を行うことができる。
一方、本実施形態において、第2プリンタ300に対し第2印刷指示を出力可能である第2端末装置500が、第1端末装置400と共通の上記所定の情報処理プログラム、すなわちいわゆるマルチベンダー対応のプログラムを使用している。情報管理サーバ100は、上記インタフェース190を介しこの第2端末装置500に対しても通信可能である。これに対応し、情報管理サーバ100では、S35において、所定期間における第2印刷指示による第2プリンタ300の印刷回数が、第2端末装置500から取得される。前述のように情報管理サーバ100が第1プリンタ200のメーカのサーバである場合、情報管理サーバ100では、他社デバイスである第2プリンタ300の、第2端末装置500からの操作に基づく印刷回数を取得できることとなる。
このとき、第1端末装置400からの第1印刷指示及び第2端末装置500からの第2印刷指示において、マルチベンダー対応の共通の情報処理プログラムが使用されている。したがって、前述のようにして算出された、第1プリンタ200における第1印刷指示に基づく印刷回数と総印刷枚数との相関関係とほぼ同じ相関関係が、第2プリンタ300における第2印刷指示に基づく印刷回数と総印刷枚数との間においても成立すると仮定することが可能となる。
本実施形態では、例えばこのような仮定が成立することを前提として、S40において、上記所定期間における、他社デバイスである第2プリンタ300の総印刷枚数が推定され、その推定値が前述の印刷期待値として決定される。具体的には、例えば、前述のようにして算出された、第1端末装置400からの第1印刷指示に基づく情報処理プログラムを介した印刷回数と第1プリンタ200の総印刷枚数との比率とほぼ同じ比率を、第2端末装置500からの第2印刷指示に基づく情報処理プログラムを介した印刷回数と第2プリンタ300の総印刷枚数と、の間においても成立するとみなす。
すなわち、
第2プリンタの総印刷枚数≒(第1プリンタの総印刷枚数/第1印刷指示による印刷回数)×第2印刷指示による印刷回数
により、所定期間における第2プリンタ300の総印刷枚数を推定し、印刷期待値として決定することができる。
すなわち、
第2プリンタの総印刷枚数≒(第1プリンタの総印刷枚数/第1印刷指示による印刷回数)×第2印刷指示による印刷回数
により、所定期間における第2プリンタ300の総印刷枚数を推定し、印刷期待値として決定することができる。
以上説明したように、本実施形態の情報管理サーバ100は、第1メーカの第1プリンタ200の印刷枚数の第1総量さえ取得できれば、その第1総量と、第1及び第2端末装置500から取得した第1及び情報処理プログラムを介した印刷回数とに基づき、第2メーカの第2プリンタ300の印刷枚数の第2総量を推定することができる。すなわち、情報管理サーバ100は、他社デバイスである第2プリンタ300の印刷枚数の第2総量を取得できなくても、当該第2総量のおおよその値を推定して得ることができるので、その情報有効活用し役立てることができる。
また、本実施形態では特に、第1プリンタ200へ第1印刷指示を出力する第1端末装置400と、第2プリンタ300へ第2印刷指示を出力する第2端末装置500とが、互いに異なる端末装置である。
本実施形態によれば、第1端末装置400から取得された第1印刷指示による印刷回数と第1プリンタ200の総印刷枚数との相関関係を、第1端末装置400とは異なる第2端末装置500から取得された第2印刷指示による印刷回数に適用することで、第2メーカの第2プリンタ300の総印刷枚数を推定することができる。
本実施形態によれば、第1端末装置400から取得された第1印刷指示による印刷回数と第1プリンタ200の総印刷枚数との相関関係を、第1端末装置400とは異なる第2端末装置500から取得された第2印刷指示による印刷回数に適用することで、第2メーカの第2プリンタ300の総印刷枚数を推定することができる。
また、本実施形態では特に、印刷関連状態量として、印刷回数や印刷枚数が用いられる。これにより、推定された、第2プリンタ300における総印刷枚数の大小に基づき、例えば第2プリンタ300の第2ユーザが、大量の印刷を行うヘビーユーザであるか、少量の印刷しか行わないライトユーザであるか等を見分けることができる。
また、本実施形態では特に、上記のように推定された第2プリンタ300の総印刷枚数が所定条件を満たしたとき、対応する第2端末装置500の所有者又は使用者であり第2ユーザに対し所定の通知が行われる。これにより、第2プリンタ300における総印刷枚数に基づき、第2プリンタ300の第2ユーザがアクション対象とすべきユーザであるかどうかを見分け、対象とすべきユーザであったときに、通知実行によるアクションを起こすことができる。
また、本実施形態では特に、S35において情報処理プログラムを介した印刷回数とともに第2プリンタ300の識別情報、すなわちデバイス番号を取得する。これにより、アクション対象とすべきユーザが見つかったときに、上記取得したデバイス番号を用いて第2プリンタ300を特定し、対応する第2端末装置500に通知を行うことができる。
また本実施形態では特に、前述のアクションを起こす際、第2端末装置500へメールを送信したり、第2端末装置500においてプッシュ通知等による報知を行ったりすることで、対象とするユーザに対し確実に報知を行うことができる。
また、本実施形態では特に、S50において、第2端末装置500の所有者又は使用者に対する特典情報又は推奨情報を通知する。これにより、例えばビジネス上の大事な顧客となり得るユーザに対し、クーポン・限定割引等の特典情報や、当該ユーザにとって適正又は割安となるプランのレコメンド等の推奨情報を通知して、ビジネスチャンスを生かすことができる。
また、本実施形態では特に、S45において、前述の推定による第2プリンタ300の印刷期待値が所定の閾値以上であるか否かが判定される。これにより、第2プリンタ300のユーザがアクション対象とすべきユーザであるかどうかを、印刷期待値と閾値との大小関係により見分け、対象とすべきユーザであったときに通知を行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
(1)2つのプリンタを1つの端末装置で操作する場合
本変形例における印刷処理システムを、上記図1に対応する図5に示す。図5において、本変形例では、第1プリンタ200及び第2プリンタ300は共通の1名のユーザにより使用されており、これに対応して1つの端末装置450が設けられている。本変形例の端末装置450は第1端末装置の一例であり、第2端末装置の一例でもある。
情報管理サーバ100は、第1プリンタ200に上記第1印刷指示を出力しかつ第2プリンタ300に上記第2印刷指示を出力する端末装置450に対して、通信可能に接続されている。情報管理サーバ100はまた、第1プリンタ200と互いに通信可能に接続されている。なお、前述と同様、情報管理サーバ100は第2プリンタ300に対しては通信可能に接続されていない。
本変形例における印刷処理システムを、上記図1に対応する図5に示す。図5において、本変形例では、第1プリンタ200及び第2プリンタ300は共通の1名のユーザにより使用されており、これに対応して1つの端末装置450が設けられている。本変形例の端末装置450は第1端末装置の一例であり、第2端末装置の一例でもある。
情報管理サーバ100は、第1プリンタ200に上記第1印刷指示を出力しかつ第2プリンタ300に上記第2印刷指示を出力する端末装置450に対して、通信可能に接続されている。情報管理サーバ100はまた、第1プリンタ200と互いに通信可能に接続されている。なお、前述と同様、情報管理サーバ100は第2プリンタ300に対しては通信可能に接続されていない。
本変形例では、情報管理サーバ100は上記実施形態と同様の構成である。
第1プリンタ200及び第2プリンタ300は上記実施形態と同様の構成であり、例えば、上記端末装置450のユーザによって保有されている。
第1プリンタ200及び第2プリンタ300は上記実施形態と同様の構成であり、例えば、上記端末装置450のユーザによって保有されている。
<端末装置>
端末装置450は、上記第1端末装置400及び第2端末装置500と同様の構成を備え、プロセッサと、記憶装置と、インタフェースと、第2端末装置500の表示部501と同様の表示部と、を有している(図示省略)。プロセッサが演算部の一例である。記憶装置に備えられたプログラム記憶領域には、上記端末装置400,500に備えられた前述のアプリケーションプログラムと同一のマルチベンダー対応のアプリケーションプログラムが記憶されている。端末装置450は、情報管理サーバ100、第1プリンタ200、第2プリンタ300に通信可能に接続される。
端末装置450は、上記第1端末装置400及び第2端末装置500と同様の構成を備え、プロセッサと、記憶装置と、インタフェースと、第2端末装置500の表示部501と同様の表示部と、を有している(図示省略)。プロセッサが演算部の一例である。記憶装置に備えられたプログラム記憶領域には、上記端末装置400,500に備えられた前述のアプリケーションプログラムと同一のマルチベンダー対応のアプリケーションプログラムが記憶されている。端末装置450は、情報管理サーバ100、第1プリンタ200、第2プリンタ300に通信可能に接続される。
<ソフトウェアブロック構成>
本変形例におけるソフトウェアブロック構成を、上記図2に対応する図6に示す。
本変形例におけるソフトウェアブロック構成を、上記図2に対応する図6に示す。
図6において、情報管理サーバ100は、図2と同様の各機能部600,605,610,620,630,640,650,660を備えている。
端末装置450は、上記第1端末装置400と同様の印刷指示出力部410及び印刷回数出力部420と、上記第2端末装置500と同様の印刷指示出力部510、印刷回数出力部520、通知信号受信部530、及び報知部540と、を備える。一例として、これらの各機能部は、前述したプロセッサと情報処理プログラムの対応する部分とにより構成されている。
図中に示す、端末装置450及び情報管理サーバ100の各機能部間における情報や信号の流れは、第1端末装置400及び第2端末装置500に係る部分をすべて端末装置450に読み替えるだけで足り、内容的には図2に示したものと同様であるため、説明を省略する。
なお、図3を用いて前述した報知態様は、報知部540として機能する端末装置450の上記表示部において行われる。
端末装置450は、上記第1端末装置400と同様の印刷指示出力部410及び印刷回数出力部420と、上記第2端末装置500と同様の印刷指示出力部510、印刷回数出力部520、通知信号受信部530、及び報知部540と、を備える。一例として、これらの各機能部は、前述したプロセッサと情報処理プログラムの対応する部分とにより構成されている。
図中に示す、端末装置450及び情報管理サーバ100の各機能部間における情報や信号の流れは、第1端末装置400及び第2端末装置500に係る部分をすべて端末装置450に読み替えるだけで足り、内容的には図2に示したものと同様であるため、説明を省略する。
なお、図3を用いて前述した報知態様は、報知部540として機能する端末装置450の上記表示部において行われる。
<制御手順>
本変形例において、端末装置450、情報管理サーバ100、及び第1プリンタ200の前述の各機能部により実行される制御手順を、前述の図4に対応する図7のシーケンスチャートにより説明する。
本変形例において、端末装置450、情報管理サーバ100、及び第1プリンタ200の前述の各機能部により実行される制御手順を、前述の図4に対応する図7のシーケンスチャートにより説明する。
図7において、図4と同様のS5で、第1プリンタ200から累積印刷枚数等が送信され情報管理サーバ100において取得された後、図4と同様のS10で、所定期間における第1プリンタ200の印刷枚数の総量が取得される。本変形例においてもS10で実行される処理が第1総量取得処理の一例であり、第2総量取得処理の一例でもある。
その後、図4と同様のS15で、端末装置450において、印刷回数出力部420により、所定期間内に第1印刷指示によって第1プリンタ200で印刷が実行された印刷回数が出力される。出力された印刷回数は、図4と同様のS20において情報管理サーバ100の第1印刷回数取得部610により取得される。本変形例においてもS20で実行される処理が第1取得処理の一例であり、第2取得処理の一例でもある。
その後、図4と同様のS25で、情報管理サーバ100では、S25で、相関算出部620により、上記S20で取得された第1印刷指示に基づく第1プリンタ200での印刷回数と、上記S10で取得された第1プリンタ200の総印刷枚数との間の相関関係が算出される。
その後、端末装置450では、図4と同等のS30で、印刷回数出力部520により、所定期間内において第2印刷指示によって第2プリンタ300で印刷が実行された印刷回数が出力される。本変形例においてもS30が状態量送信手順の一例である。出力された印刷回数は、図4と同様のS35において情報管理サーバ100の第2印刷回数取得部630により取得される。本変形例においてもS35で実行される処理が第2取得処理の一例であり、第4取得処理の一例でもある。
その後、情報管理サーバ100では、図4と同様のS40で、第2総印刷枚数推定部640により、上記S35で取得された第2印刷指示に基づく第2プリンタ300での印刷回数に基づき、S25で算出した相関を適用して、第2プリンタ300の印刷期待値が推定される。本変形例においてもS40で実行される処理が第1総量推定処理の一例であり、第2総量推定処理の一例でもある。
そして、図4と同様のS45で、判定部650により、S40で推定された上記印刷期待値が前述の所定の閾値以上であるか否か、が判定される。印刷期待値が閾値以上であればS45がYes判定され、S50へ移行する。本変形例においてもS45で実行される処理が判定処理の一例である。
その後、図4と同様のS50では、情報管理サーバ100の通知部660から報知指示信号が端末装置450へ送信される。本変形例においてもこの処理が通知処理の一例である。送信された報知指示信号は端末装置450の通知信号受信部530により受信される。この受信を行うS50が本変形例においても信号受信手順の一例である。
端末装置450では、その後、図4と同様のS55において、報知部540により対応する報知が行われ、このシーケンスチャートでの処理が終了する。本変形例においてもS55が報知手順の一例である。
<本変形例の効果>
本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得る。
すなわち、第1プリンタ200へ第1印刷指示を出力するものも、第2プリンタ300へ第2印刷指示を出力するのも、同じ1つの端末装置450である。そして、端末装置450から取得した、第1印刷指示を介した印刷回数と、第1メーカの第1プリンタ200の総印刷枚数との相関関係を、同じ端末装置450から取得した、第2印刷指示を介した印刷回数に適用することで、第2メーカの第2プリンタ300の総印刷枚数を印刷期待値として推定することができる。
すなわち、例えば同一ユーザが1つの端末装置450を用いて別メーカの2つのプリンタ200,300を使用していた場合に、一方のプリンタ200に係わる上記相関関係を他方のプリンタ300への印刷指示による印刷回数に適用し、当該他方のプリンタ300に係わる総印刷枚数を推定することができる。
本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得る。
すなわち、第1プリンタ200へ第1印刷指示を出力するものも、第2プリンタ300へ第2印刷指示を出力するのも、同じ1つの端末装置450である。そして、端末装置450から取得した、第1印刷指示を介した印刷回数と、第1メーカの第1プリンタ200の総印刷枚数との相関関係を、同じ端末装置450から取得した、第2印刷指示を介した印刷回数に適用することで、第2メーカの第2プリンタ300の総印刷枚数を印刷期待値として推定することができる。
すなわち、例えば同一ユーザが1つの端末装置450を用いて別メーカの2つのプリンタ200,300を使用していた場合に、一方のプリンタ200に係わる上記相関関係を他方のプリンタ300への印刷指示による印刷回数に適用し、当該他方のプリンタ300に係わる総印刷枚数を推定することができる。
(2)印刷関連状態量の他の例
すなわち、前述の実施形態においては、印刷関連状態量として、第1プリンタ200及び第2プリンタ300の印刷枚数、第1端末装置400及び第2端末装置500から情報処理プログラムを介して印刷した印刷回数を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、印刷関連状態量として、例えば第1プリンタ200及び第2プリンタ300での印刷回数や、第1端末装置400及び第2端末装置500から情報処理プログラムを介して印刷した印刷枚数を用いてもよく、この場合も、上記同様の手法により同様の効果を得ることができる。
すなわち、前述の実施形態においては、印刷関連状態量として、第1プリンタ200及び第2プリンタ300の印刷枚数、第1端末装置400及び第2端末装置500から情報処理プログラムを介して印刷した印刷回数を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、印刷関連状態量として、例えば第1プリンタ200及び第2プリンタ300での印刷回数や、第1端末装置400及び第2端末装置500から情報処理プログラムを介して印刷した印刷枚数を用いてもよく、この場合も、上記同様の手法により同様の効果を得ることができる。
また、印刷関連状態量として、消耗材消費量情報を用いてもよい。その場合、印刷回数出力部420,520に代えて、消耗材消費量情報出力部がそれぞれ第1端末装置400及び第2端末装置500に設けられる。そして第1端末装置400及び第2端末装置500が第1印刷指示及び第2印刷指示を出力した際、適宜の手法により、その第1印刷指示及び第2印刷指示により消費されるであろう消耗材の消費量が算出され、対応する消耗材消費量情報が上記消耗材消費量情報出力部から情報管理サーバ100へと送信される。
情報管理サーバ100では、上記に対応して、第1印刷回数取得部610に代えて第1消耗材消費量情報取得部が設けられ、第2印刷回数取得部630に代えて第2消耗材消費量情報取得部が設けられる。また、第1総印刷枚数取得部に代えて第1消耗材総消費量取得部が設けられ、第2総印刷枚数推定部640に代えて第2消耗材総消費量推定部が設けられる。
第1消耗材総消費量取得部は、すでに述べたように状態量情報処理部605により定期的に更新される消耗材累積消費量から、所定期間における第1プリンタ200における消耗材消費量の総量を取得する。本変形例ではこの総量が第1総量の一例である。
第1消耗材消費量情報取得部は、第1プリンタ200の消耗材消費量情報出力部から出力された、所定期間における、第1印刷指示に基づく第1プリンタ200での消耗材消費量情報を取得する。
第1消耗材総消費量取得部は、すでに述べたように状態量情報処理部605により定期的に更新される消耗材累積消費量から、所定期間における第1プリンタ200における消耗材消費量の総量を取得する。本変形例ではこの総量が第1総量の一例である。
第1消耗材消費量情報取得部は、第1プリンタ200の消耗材消費量情報出力部から出力された、所定期間における、第1印刷指示に基づく第1プリンタ200での消耗材消費量情報を取得する。
そして、本変形例では、相関算出部620は、上記第1消耗材消費量情報取得部が取得した前述の所定期間における第1印刷指示に基づく第1プリンタ200での消耗材消費量情報と、上記第1消耗材総消費量取得部が取得した第1プリンタ200の消耗材消費量の総量とに基づき、それらの間の相関関係、を算出する。
第2消耗材総消費量推定部は、上記第2消耗材消費量情報取得部により取得された、所定期間における第2印刷指示に基づく第2プリンタ300での消耗材消費量情報に応じて、上記所定期間における、第2プリンタ300の消耗材消費量の総量を推定する。本変形例ではこの総量が印刷関連状態量の第2総量の一例である。
具体的には、第1端末装置400からの第1印刷指示の出力が1回行われると第1プリンタ200では平均どれだけの消耗材が消費されるという比率等の上記相関関係が、第2印刷指示の出力1回と第2プリンタ300の消耗材の総消費量の間においても成立するとみなす。
具体的には、第1端末装置400からの第1印刷指示の出力が1回行われると第1プリンタ200では平均どれだけの消耗材が消費されるという比率等の上記相関関係が、第2印刷指示の出力1回と第2プリンタ300の消耗材の総消費量の間においても成立するとみなす。
判定部650は、上記のように第2消耗材総消費量推定部で推定された第2プリンタ300の消耗材消費量の総量に基づき、その推定された総量が所定条件を満たすか否か、例えば所定の閾値以上であるか否か、を判定する。
通知部660は、判定部650によって上記所定条件を満たすと判定された場合に、上記第1実施形態と同様、第2端末装置500の所有者又は使用者である上記第2ユーザに対し、所定の通知を行う。
<変形例の効果>
本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得る。
その際、本変形例においては、印刷関連状態量として、消耗材の消費量情報、例えば残量や使用量が用いられる。これにより、第2消耗材総消費量推定部で推定された上記総量、すなわち第2プリンタ300における消耗材の消費具合に基づき、例えば第2プリンタ300のユーザが大量の印刷を行うヘビーユーザであるか、少量の印刷しか行わないライトユーザであるか等を見分けることができる。
本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得る。
その際、本変形例においては、印刷関連状態量として、消耗材の消費量情報、例えば残量や使用量が用いられる。これにより、第2消耗材総消費量推定部で推定された上記総量、すなわち第2プリンタ300における消耗材の消費具合に基づき、例えば第2プリンタ300のユーザが大量の印刷を行うヘビーユーザであるか、少量の印刷しか行わないライトユーザであるか等を見分けることができる。
なお、上記のように印刷関連状態量として消耗材の消費量情報を用いる場合、何らかの手法により第2プリンタ300における現時点での消耗材の消費量情報を知ることができれば、前述の図4や図7に示す各処理のうち、少なくともS50における通知を、第2プリンタ300に残存する消耗材が少なくなり消費量情報が所定の閾値に達したことを契機に実行するようにしてもよい。このときの閾値が第2閾値の一例である。あるいは、上記実施形態等で示したように印刷関連状態量として印刷枚数や印刷回数を用いる場合であっても、第2プリンタ300の消耗材消費量情報が所定の閾値に達したことを契機に実行してもよい。これには以下のような意義がある。
すなわち、一般に、プリンタの消耗材が消費されて補充や交換が必要になると、ユーザにとって新たな出費が生じるため、そのタイミングがビジネスチャンスとなる場合がある。上記の手法は、このような事情に対応し、消耗材の消費量情報、例えば残量や使用量が予め定められた上記第2閾値に達したとき、前述の図4及び図7の各手順のうち少なくともS50がその第2閾値への到達をきっかけに行われる。これにより、前述のような出費に由来するユーザマインドに乗じたビジネスチャンスを生かすことができる。
(3)複数のサーバによるサーバ体とする場合
なお、以上においては、1つの情報管理サーバ100に、各機能部600,605,610,620,630,640,650,660が備えられる構成としたが、これに限られず、互いに連携可能な複数のサーバによるサーバ体として構築し、各サーバに上記各機能部600,605,610,620,630,640,650,660を分散配置してもよい。
なお、以上においては、1つの情報管理サーバ100に、各機能部600,605,610,620,630,640,650,660が備えられる構成としたが、これに限られず、互いに連携可能な複数のサーバによるサーバ体として構築し、各サーバに上記各機能部600,605,610,620,630,640,650,660を分散配置してもよい。
例えば、状態量情報処理部605のみを備える第1サーバと、第1総印刷枚数取得部600、第1印刷回数取得部610、相関算出部620、第2印刷回数取得部630、第2総印刷枚数推定部640、判定部650、通知部660を備える第2サーバと、として構築してもよい。この場合、第1プリンタ200は、累積印刷枚数を含む状態量情報を定期的に第1サーバへと送信し、第2サーバの第1総印刷枚数取得部600が、状態量情報処理部605により定期的に更新される累積印刷枚数から、所定期間における第1プリンタ200の印刷枚数の総量を取得する。この変形例の場合、第2サーバが情報処理サーバの一例であり、管理サーバの一例でもある。
(4)その他
なお、以上においては、情報管理サーバ100が、第1プリンタ200を製造する第1メーカが管理又は運営するサーバであって、S10において情報管理サーバ100は第1プリンタ200から印刷枚数を取得したが、これに限られない。すなわち、情報管理サーバ100が第1メーカが管理又は運営するサーバではなく、第1プリンタ200に対し通信可能に接続されていない場合であっても、何らかの契約等に基づき第1プリンタ200における上記印刷枚数等の印刷関連状態量を別途有償又は無償で取得して用いるようにしてもよい。この場合も前述と同様の効果を得る。
なお、以上においては、情報管理サーバ100が、第1プリンタ200を製造する第1メーカが管理又は運営するサーバであって、S10において情報管理サーバ100は第1プリンタ200から印刷枚数を取得したが、これに限られない。すなわち、情報管理サーバ100が第1メーカが管理又は運営するサーバではなく、第1プリンタ200に対し通信可能に接続されていない場合であっても、何らかの契約等に基づき第1プリンタ200における上記印刷枚数等の印刷関連状態量を別途有償又は無償で取得して用いるようにしてもよい。この場合も前述と同様の効果を得る。
また、以上はインクジェット方式で印刷が行われる場合を例にとって説明したが、これに限られない。例えばインクジェット方式ではなくレーザ方式のプリンタ200を用いてもよい。例えばレーザ方式のプリンタ200が用いられる場合には、トナーが消耗材の一例となる。
また、以上において、図2、図6に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、以上において、図4、図7に示すシーケンスチャートは本発明を当該フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 印刷処理システム(情報処理システムの一例)
100 情報管理サーバ(情報サーバ、管理サーバの一例)
110 プロセッサ
190 インタフェース(通信インタフェースの一例)
200 第1プリンタ(第1印刷デバイスの一例)
210 プロセッサ
300 第2プリンタ(第2印刷デバイスの一例)
400 第1端末装置
450 端末装置
500 第2端末装置
501 表示部
100 情報管理サーバ(情報サーバ、管理サーバの一例)
110 プロセッサ
190 インタフェース(通信インタフェースの一例)
200 第1プリンタ(第1印刷デバイスの一例)
210 プロセッサ
300 第2プリンタ(第2印刷デバイスの一例)
400 第1端末装置
450 端末装置
500 第2端末装置
501 表示部
Claims (13)
- 所定の情報処理アプリケーションプログラムを介し第1メーカ製の第1印刷デバイスに対して第1印刷指示を出力可能に構成された第1端末装置、及び、前記情報処理アプリケーションプログラムを介し第2メーカ製の第2印刷デバイスに対して第2印刷指示を出力可能に構成された第2端末装置、の両方に接続可能な通信インタフェースと、制御部と、を有する情報処理サーバであって、
前記制御部は、
所定期間における、前記第1印刷デバイスの印刷関連状態量の第1総量を取得する第1総量取得処理と、
前記所定期間において前記情報処理アプリケーションプログラムに基づく前記第1印刷指示による前記第1印刷デバイスの第1印刷関連状態量を、前記通信インタフェースを介して前記第1端末装置から取得する第1取得処理と、
前記所定期間において前記情報処理アプリケーションプログラムに基づく前記第2印刷指示による前記第2印刷デバイスの第2印刷関連状態量を、前記通信インタフェースを介して前記第2端末装置から取得する第2取得処理と、
前記第1総量取得処理により取得された前記第1総量と前記第1取得処理により取得された前記第1印刷関連状態量とに基づき、前記所定期間における、前記第2印刷デバイスの前記印刷関連状態量の第2総量を推定する第1総量推定処理と、
を実行する、情報処理サーバ。 - 前記第1端末装置及び前記第2端末装置は互いに異なる端末装置である、請求項1記載の情報処理サーバ。
- 前記第1端末装置及び前記第2端末装置は同一の1つの端末装置である、請求項1記載の情報処理サーバ。
- 前記印刷関連状態量は、印刷回数又は印刷枚数を含む、
請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の情報処理サーバ。 - 前記制御部は、さらに、
前記第1総量推定処理により推定された前記第2総量が所定条件を満たす場合、前記第2端末装置の所有者又は使用者に対する所定の通知を行う通知処理
を実行する、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の情報処理サーバ。 - 前記制御部は、
前記第2取得処理において、対応する前記第2印刷デバイスの識別情報を取得し、
前記通知処理において、前記第2総量が前記所定条件を満たす前記第2印刷デバイスを前記識別情報により特定し、その特定した第2印刷デバイスに対応付けられる前記第2端末装置に対して前記通知を行う、請求項5記載の情報処理サーバ。 - 前記制御部は、
前記通知処理において、前記第2端末装置に対し、前記通知のためのメールを送信するか、若しくは、前記通知のための所定報知を行うための報知指示信号を送信する、請求項5又は請求項6記載の情報処理サーバ。 - 前記制御部は、
前記通知処理において、前記第2端末装置の所有者又は使用者に対する特典情報又は推奨情報を通知する、請求項5乃至請求項7のいずれか1項記載の情報処理サーバ。 - 前記制御部は、さらに、
前記所定条件として、前記第1総量推定処理により推定された前記第2総量が所定の第1閾値以上であるか否か、を判定する判定処理を実行し、
前記判定処理で前記第2総量が前記第1閾値以上であると判定された場合に、前記通知処理において前記所定の通知を行う、請求項5乃至請求項8のいずれか1項記載の情報処理サーバ。 - 前記制御部は、
前記通知処理を、印刷デバイスにおける消耗材の消費量情報が所定の第2閾値に達したことを契機に実行する、請求項5乃至請求項9のいずれか1項記載の情報処理サーバ。 - 前記印刷関連状態量は、
印刷デバイスにおける消耗材の消費量情報を含む、請求項1乃至請求項10のいずれか記載の情報処理サーバ。 - 所定の情報処理アプリケーションプログラムを介し第1メーカ製の第1印刷デバイスに対して第1印刷指示を出力可能に構成された第1端末装置に通信可能に接続される情報処理サーバに対し通信可能に接続され、前記情報処理アプリケーションプログラムを介し第2メーカ製の第2印刷デバイスに対して第2印刷指示を出力可能に構成された第2端末装置に備えられる演算部に対し、
所定期間における、前記情報処理アプリケーションプログラムに基づく前記第2印刷指示による前記第2印刷デバイスの第2印刷関連状態量を、前記情報処理サーバへ送信する状態量送信手順と、
前記所定期間における前記第1印刷デバイスの印刷関連状態量の第1総量の取得結果、前記所定期間における前記第1端末装置の前記第1印刷指示による前記第1印刷デバイスの第1印刷関連状態量の取得結果、及び、前記状態量送信手順で送信した前記所定期間における前記第2印刷関連状態量、に基づき前記情報処理サーバにより決定された、当該所定期間における前記第2印刷デバイスの前記印刷関連状態量の第2総量の推定値に応じて、当該情報処理サーバから出力された通知信号を受信する信号受信手順と、
前記信号受信手順で受信した前記通知信号に基づき、当該第2端末装置の所有者又は使用者に対する所定報知を行う報知手順と、
を実行させるための、情報処理プログラム。 - 第1メーカ製の第1印刷デバイスと、
前記第1メーカとは異なる第2メーカ製の第2印刷デバイスと、
所定の情報処理アプリケーションプログラムを介し前記第1印刷デバイスに対して第1印刷指示を出力可能に構成された第1端末装置と、
前記情報処理アプリケーションプログラムを介し前記第2印刷デバイスに対して第2印刷指示を出力可能に構成された第2端末装置と、
前記第1端末装置、前記第2端末装置、及び前記第1印刷デバイスに対し通信可能に接続され、前記第1メーカに対応付けられた管理サーバと、
を有する情報処理システムであって、
前記管理サーバは、
所定期間における、前記第1印刷デバイスの印刷関連状態量の第1総量を、前記第1印刷デバイスから取得する第2総量取得処理と、
前記所定期間において前記情報処理アプリケーションプログラムに基づく前記第1印刷指示による前記第1印刷デバイスの第1印刷関連状態量を、前記第1端末装置から取得する第3取得処理と、
前記所定期間において前記情報処理アプリケーションプログラムに基づく前記第2印刷指示による前記第2印刷デバイスの第2印刷関連状態量を、前記第2端末装置から取得する第4取得処理と、
前記第2総量取得処理により取得された前記第1総量と前記第3取得処理により取得された前記第1印刷関連状態量とに基づき、前記所定期間における、前記第2印刷デバイスの前記印刷関連状態量の第2総量を推定する第2総量推定処理と、
を実行する、情報処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022011301A JP7266124B1 (ja) | 2022-01-27 | 2022-01-27 | 情報処理サーバ、情報処理プログラム、及び、情報処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022011301A JP7266124B1 (ja) | 2022-01-27 | 2022-01-27 | 情報処理サーバ、情報処理プログラム、及び、情報処理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7266124B1 true JP7266124B1 (ja) | 2023-04-27 |
JP2023109646A JP2023109646A (ja) | 2023-08-08 |
Family
ID=86142509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022011301A Active JP7266124B1 (ja) | 2022-01-27 | 2022-01-27 | 情報処理サーバ、情報処理プログラム、及び、情報処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7266124B1 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002307788A (ja) | 2001-04-13 | 2002-10-23 | Sharp Corp | 印刷システム,料金設定方法,料金設定プログラムおよび料金設定プログラムを記録した記録媒体 |
JP2004363912A (ja) | 2003-06-04 | 2004-12-24 | Canon Inc | 画像供給デバイスと記録システム及びその記録制御方法 |
JP2005324553A (ja) | 2004-05-13 | 2005-11-24 | Sharp Corp | 印刷制御装置、画像処理装置、プリンタエミュレーションシステム、印刷制御方法、印刷制御装置の制御プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP2019061621A (ja) | 2017-09-28 | 2019-04-18 | ブラザー工業株式会社 | プログラムおよび印刷システム |
-
2022
- 2022-01-27 JP JP2022011301A patent/JP7266124B1/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002307788A (ja) | 2001-04-13 | 2002-10-23 | Sharp Corp | 印刷システム,料金設定方法,料金設定プログラムおよび料金設定プログラムを記録した記録媒体 |
JP2004363912A (ja) | 2003-06-04 | 2004-12-24 | Canon Inc | 画像供給デバイスと記録システム及びその記録制御方法 |
JP2005324553A (ja) | 2004-05-13 | 2005-11-24 | Sharp Corp | 印刷制御装置、画像処理装置、プリンタエミュレーションシステム、印刷制御方法、印刷制御装置の制御プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP2019061621A (ja) | 2017-09-28 | 2019-04-18 | ブラザー工業株式会社 | プログラムおよび印刷システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2023109646A (ja) | 2023-08-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6888347B2 (ja) | 課金計算装置、課金計算方法および課金計算システム | |
US7650085B2 (en) | Automated detection and notification of the need for service and/or supplies replenishment in a machine | |
US9904881B2 (en) | Control device managing state of use of cartridge | |
US7061391B2 (en) | Method, system, and program for monitoring a consumable resource used by a system | |
US7962050B2 (en) | System and method for controlling ordering of printing supplies based on a service contract | |
JP6680067B2 (ja) | 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、プログラム | |
US8055537B2 (en) | Customer satisfaction method and system for network printers | |
JP6372242B2 (ja) | 印刷消耗品管理システムおよび消耗品管理サーバー | |
JP2016194903A (ja) | 情報処理装置 | |
JP7353421B2 (ja) | 管理サーバ | |
WO2001066442A1 (fr) | Systeme de gestion applique a la fourniture de denrees non reutilisables | |
JP2020020944A (ja) | 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム | |
US20050206694A1 (en) | System and method for detecting potential counterfeiting of print cartridges | |
JP6776720B2 (ja) | プログラム及び情報処理端末 | |
JP7266124B1 (ja) | 情報処理サーバ、情報処理プログラム、及び、情報処理システム | |
US7987112B2 (en) | Method and system of utilizing print device consumption information for pricing and service | |
US9849686B2 (en) | Charging method and charging system | |
JP5045732B2 (ja) | 受発注システム、発注装置、画像形成装置、発注方法、及びコンピュータプログラム | |
JP5219416B2 (ja) | 印刷機の管理システム | |
US8294934B2 (en) | Consumable serial number tracking in a managed services hosted environment | |
US9174456B1 (en) | Printing device, notification method, and ink ribbon cassette | |
US20030046122A1 (en) | Systems and methods for managing printing device replaceable components for multiple organizations | |
JP2013094962A (ja) | 画像形成装置、消耗品切れ警告方法及びサーバ装置 | |
US20240143250A1 (en) | Printing authority management system, printing apparatus, and non-transitory computer readable storage medium | |
JP2023117996A (ja) | システム、サーバ、および、コンピュータプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230407 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230417 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7266124 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |