JP7265976B2 - 油回収システム、油の回収方法およびドレーン材の打設方法 - Google Patents
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Description
また前記ドレーン材の下端にアンカー部が設けられてもよい。
これにより、ドレーン材を地盤に確実に固定することができる。
また前記ドレーン材の下側の端部付近は、上方に折り返され、前記折り返された部分に前記アンカー部が設けられてもよい。
これにより、地盤中の油層から井戸に流入した油類を直接吸引することができる。また、必要に応じてドレーン材を井戸内で上下させて、吸引部の位置を容易に油層に追随させることができる。
これにより、吸引部近傍の油類の温度を高めることができるので、吸引部からの油類の吸引がしやすくなる。
これにより、効率的に油類を吸引することができる。
これにより、油層の上方から注入した界面活性剤や酸化剤で油層より上方の地盤中の油類を洗い流して吸引することができる。
第6の発明は、地盤中に配置され、地盤の深度方向に平行な複数の列に区分されて、前記複数の列のうち少なくとも一部の列に遮水部が形成され、前記列毎に異なる深度に吸引部を有するドレーン材の打設方法であって、前記ドレーン材の下端にアンカー部が設けられ、前記列毎の前記吸引部は、深さの範囲が異なり、前記ドレーン材は、複数のドレーン材を並べて前記アンカー部で連結したものであり、油検知手段を有するケーシングを用いて前記複数のドレーン材を一体で前記地盤に打設して、前記油検知手段で検知された油層の位置に、前記吸引部のうち、少なくとも一つの他の吸引部を下方に有する前記吸引部を配置する工程と、前記アンカー部によって前記ドレーン材を前記地盤に固定して、前記ケーシングを回収することを特徴とするドレーン材の打設方法である。
図1は、油回収システム2の鉛直方向の断面図である。図1(a)はドレーン材3の面に平行な方向の断面を、図1(b)はドレーン材3の面に直交する方向の断面を示す。図2は、ドレーン材3の水平方向の断面図である。図2(a)は図1(a)に示す線A1-A1による断面図、図2(b)は図1(a)に示す線A2-A2による断面図、図2(c)は図1(a)に示す線A3-A3による断面図である。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る油回収システム2bを示す図である。図6(a)は油回収システム2bの鉛直方向の断面図、図6(b)(c)は図6(a)に示す線E-Eによる断面図である。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る油回収システム2cを示す図である。図7は油回収システム2cの鉛直方向の断面図である。図1に示す油層15a-2はドレーン材3の打設時の油層の位置を示し、油層15a-1、15a-3は位置変動後の油層の位置を示す。
図8は、本発明の第4の実施形態に係る油回収システム2d、2eを示す図である。図8(a)は油回収システム2dの鉛直方向の断面図である。
2、2a、2b、2c、2d、2e………油回収システム
3、3-1、3-2、3a、3a-1、3a-2、3a-3、3b、3b-1、3b-2、3c、3c-1、3c-2………ドレーン材
5、5-1、5-2、5a、5a-1、5a-2、5a-3………吸引ホース
7………真空吸引部
9、9-1、9-2、9a、9a-1、9a-2、9a-3、9b、9c、9c-1、9c-2………吸引部
11、11-1、11-2、11a、11a-1、11a-2、11b、11c………遮水部
13、14………シール材
15、15-1、15-2、15a-1、15a-2、15a-3………油層
17………アンカー部
19………キャップ
21………遮水テープ
23………スリット
25………ケーシング
27、27-1、27-2………電熱線
29………井戸
31………パッカ
33………油検知手段
Claims (11)
- 地盤中に配置されるドレーン材と、
前記ドレーン材に一端が連結される吸引ホースと、
前記吸引ホースの他端に連結された真空吸引部と、
を具備し、
前記ドレーン材は、深度方向に平行に、複数の列に区分されており、
前記ドレーン材は、前記列同士の連結部を有さない単体のドレーン材を区分したものであり、
少なくとも一部の列には、前記ドレーン材の表面に、部分的に遮水部が形成され、前記列の前記遮水部が形成されていない部分が吸引部となり、それぞれの列ごとの前記吸引部の深さの範囲が重複しておらず、
複数の前記吸引ホースが、それぞれの列ごとに連結されることを特徴とする油回収システム。 - 隣り合う列の前記吸引部と前記遮水部との間にスリットが設けられていることを特徴とする請求項1記載の油回収システム。
- 前記ドレーン材の下端にアンカー部が設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の油回収システム。
- 前記ドレーン材の下側の端部付近は、上方に折り返され、前記折り返された部分に前記アンカー部が設けられることを特徴とする請求項3に記載の油回収システム。
- 前記ドレーン材が、前記地盤に設けられた井戸に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の油回収システム。
- 地盤中に配置されるドレーン材と、
前記ドレーン材に一端が連結される吸引ホースと、
前記吸引ホースの他端に連結された真空吸引部と、
を具備し、
前記ドレーン材は、深度方向に平行に、複数の列に区分されており、
少なくとも一部の列には、前記ドレーン材の表面に、部分的に遮水部が形成され、それぞれの列ごとに吸引部の深さの範囲が異なり、
複数の前記吸引ホースが、それぞれの列ごとに連結され、
前記ドレーン材は、複数のドレーン材を並べて、下端に設けられたアンカー部で連結したものであることを特徴とする油回収システム。 - 前記吸引部に電熱線が取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の油回収システム。
- 請求項1から請求項7のいずれかに記載の油回収システムを用いる油の回収方法であって、油層の位置や厚さの変動を把握し、複数の前記列のうち、前記油層の位置に前記吸引部が位置する列から優先的に吸引することを特徴とする油の回収方法。
- 請求項1から請求項7のいずれかに記載の油回収システムを用いる油の回収方法であって、油層の位置や厚さの変動を把握し、複数の前記列のうち、前記油層よりも上方に前記吸引部が位置する列を界面活性剤や酸化剤の注入に用い、前記油層の位置に前記吸引部が位置する列を油の吸引に用いることを特徴とする油の回収方法。
- 地盤中に配置され、地盤の深度方向に平行な複数の列に区分されて、前記複数の列のうち少なくとも一部の列に遮水部が形成され、前記列毎に異なる深度に吸引部を有するドレーン材の打設方法であって、
前記列毎の前記吸引部は、深さの範囲が異なり、
前記ドレーン材は、前記列同士の連結部を有さない単体のドレーン材を区分したものであり、
前記ドレーン材の下端にアンカー部が設けられ、
油検知手段を有するケーシングを用いて前記ドレーン材を前記地盤に打設して、前記油検知手段で検知された油層の位置に、前記吸引部のうち、少なくとも一つの他の前記吸引部を下方に有する前記吸引部を配置する工程と、
前記アンカー部によって前記ドレーン材を前記地盤に固定して、前記ケーシングを回収することを特徴とするドレーン材の打設方法。 - 地盤中に配置され、地盤の深度方向に平行な複数の列に区分されて、前記複数の列のうち少なくとも一部の列に遮水部が形成され、前記列毎に異なる深度に吸引部を有するドレーン材の打設方法であって、
前記ドレーン材の下端にアンカー部が設けられ、
前記列毎の前記吸引部は、深さの範囲が異なり、
前記ドレーン材は、複数のドレーン材を並べて前記アンカー部で連結したものであり、
油検知手段を有するケーシングを用いて前記複数のドレーン材を一体で前記地盤に打設して、前記油検知手段で検知された油層の位置に、前記吸引部のうち、少なくとも一つの他の吸引部を下方に有する前記吸引部を配置する工程と、
前記アンカー部によって前記ドレーン材を前記地盤に固定して、前記ケーシングを回収することを特徴とするドレーン材の打設方法。
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US20130333881A1 (en) | 2012-06-14 | 2013-12-19 | Besst, Inc. | Selective extraction of fluids from subsurface wells |
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