JP7265885B2 - 研磨装置、研磨方法、プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、上述した課題の少なくとも一部を解決することである。
検出結果に基づいて、前記トップリングを前記研磨面に着地させること、を含む、方法に関する。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る研磨装置を示す図である。図1に示すように、この研磨装置は、ロード/アンロード部2と、研磨部3と、洗浄部4と、を備えている。ロード/アンロード部2と研磨部3と洗浄部4とは、図1に示すように、略矩形のハウジング1の内部において隔壁1a、1bによって区画されている。また、ハウジング1の内部又は外部において、研磨装置の各部の動作を制御する制御装置5が設けられている。被研磨部材は、半導体ウェハ、プリント基板、液晶基板、MEMS等の任意の基板であり得る。以下の説明では、被研磨部材を単に基板又はウェハと称する。
渡し機構は上述の例に限定されることなく、例えばウェハを保持したままトップリングが直接他の研磨ユニットに移動することによりウェハを搬送してもよい。
トップリング31Aは、研磨テーブル30Aの上方位置と研磨テーブル30Aの外側の位置との間を移動する。
回りの回転角をθとする。このとき、トップリング31Aは、θ=0の位置で研磨面10aに着地(接触)する。また、研磨テーブル30Aとともに回転する膜厚測定装置39及び近接センサ102の回転位置(回転角)をθ1とする。また、センサターゲット103は、θ=α(一定)の回転位置において、研磨テーブル30Aの外部で固定されているとする。この構成では、研磨テーブル30Aの回転に伴い、近接センサ102がセンサターゲット103を検知したとき、膜厚測定装置39の回転位置が、θ1=αに到達したことを検知することができる。言い換えれば、近接センサ102がセンサターゲット103を検知することにより、膜厚測定装置39が、ウェハWが着地される位置(θ=0)よりもθ=360度-αだけ前の回転位置に到達したことを検知することができる。従って、近接センサ102がセンサターゲット103を検知したタイミングと同期して、トップリング31AによりウェハWを研磨面10a上に着地させることにより、ウェハWの着地後の一定の時間後(一定の研磨処理後)に、膜厚測定装置39によるウェハWの膜厚の測定を開始することができる。
上記実施形態では、近接センサ又はエンコーダを設けて、研磨テーブル30Aの回転位置(回転角)を検出したが、研磨テーブル30Aを回転するテーブルモータ19の位相を取得することにより、研磨テーブル30Aの回転位置、又は研磨テーブル30Aの所定位置に固定された膜厚測定装置39の回転位置(回転角)を検出するようにしてもよい。テーブルモータ19の位相は、例えば、テーブルモータ19を駆動する電流及び/又は電圧の波形から取得することができる。この場合、図4のステップS11において、制御装置5が、テーブルモータ19から位相を取得することにより、取得した位相に基づいて、膜厚測定装置39の回転位置θ1を決定し、膜厚測定装置39の回転位置θ1を所定の回転位置θ=αと比較することにより、膜厚測定装置39の回転位置θ1がαになったことを検出することができる。
図5は、基板の回転位置を検出するためのセンサの構成例を示す図である。上記実施形態では、研磨テーブル30A、又は研磨テーブル30Aに固定された膜厚測定装置39の回転位置(回転角)を検出したが、これに加えて、トップリング31A、又はトップリング31Aに保持されたウェハWの回転位置(回転角)を検出するようにしてもよい。例えば、図5に示すように、トップリング31Aの底面において、ウェハWに面する位置にウェハWの周方向に沿うように複数のセンサ38Aを設け、複数のセンサ38Aによりトップリング31Aに対するウェハWのオリエンテーションフラット又はノッチの向き(回転位置、回転角)を検出するように構成する。センサ38Aは、光学的又は磁気的なセンサの何れであってもよい。一例では、各センサ38Aは、発光部及び受光部を備える反射型
の光学センサを使用することができる。各センサの発光部からウェハWに向けて光を出力し、ウェハWからの反射光を受光部で受光し、反射光の強度の異なる部分を検出することにより、ウェハのオリエンテーションフラット又はノッチの回転位置を検出することができる。また、トップリング31Aを回転させるトップリングモータ18、及び/又はアーム35Aを回転するアームモータ37Aの位相を検出することにより、静止系であるx軸(図3)に対するトップリング31Aの回転角、つまり各センサ38Aの回転位置を特定する。各モータの位相は、例えば、各モータを駆動する電流及び/又は電圧の波形から取得することができる。また、各モータの回転軸、動力伝達機構等にエンコーダを設けて、各モータの位相(回転角)を検出してもよい。
ステップS21では、トップリング31Aが研磨前のウェハWを受け取った後、トップリング31A底面のセンサ38AによってウェハWのオリエンテーションフラット又はノッチの位置を検出することにより、トップリング31Aに対するウェハWの回転位置を特定する。その後、アーム35Aの回転によりトップリング31Aが揺動され及び/又はトップリング31Aの回転が開始されると、トップリングモータ18及び/又はアームモータ37Aの位相に基づいて、x軸(図3)に対するトップリング31Aの回転位置を算出する。これらのトップリング31Aに対するウェハWの回転位置と、x軸(図3)に対するトップリング31Aの回転位置とに基づいて、x軸(図3)に対するウェハWの回転位置θ2を検出する。また、ステップS21の前後又は途中において、研磨テーブル30Aの回転が開始される。一例では、これらの処理は、制御装置5によって実行される。
着地時の所定の回転位置βの値は、膜厚測定装置39の回転位置がθ1=αとなってからウェハWを着地させるまでの経過時間を考慮して決定してもよい。
第1形態によれば、 研磨面を有する研磨パッドを支持する研磨テーブルと、 基板を保持し、前記基板を前記研磨面に押し付けるトップリングと、 前記研磨テーブル内に配置された膜厚センサと、 前記研磨テーブルの回転中に前記膜厚センサの回転位置を検出する位置検出装置と、 前記位置検出装置による前記膜厚センサの回転位置の検出結果に基づいて、前記トップリングを前記研磨面に着地させる制御装置と、を備える、 研磨装置が提供される。
で膜厚測定装置が最初に通過し膜厚測定が開始される位置を管理することができる。これにより、複数のウェハ間で研磨データをより均一の条件で比較することが可能になる。
2 ロード/アンロード部
3 研磨部
3A,3B,3C,3D 研磨ユニット
4 洗浄部
5 動作制御部
6 第1リニアトランスポータ
7 第2リニアトランスポータ
10 研磨パッド
11 リフタ
12 スイングトランスポータ
16 トップリングシャフト
17 連結手段
18 トップリングモータ
19 テーブルモータ
20 フロントロード部
21 走行機構
22 搬送ロボット
30A,30B,30C,30D 研磨テーブル
31A,31B,31C,31D トップリング
32A,32B,32C,32D 研磨液供給機構
33A,33B,33C,33D ドレッサ
34A,34B,34C,34D アトマイザ
35A アーム
36A アームシャフト
37A アームモータ
38A センサ
39 膜厚測定装置
72 仮置き台
73 一次洗浄機
74 二次洗浄機
75 乾燥機
77 第1搬送ロボット
78 第2搬送ロボット
80 インライン膜厚測定器
Claims (11)
- 研磨面を有する研磨パッドを支持する研磨テーブルと、
基板を保持し、前記基板を前記研磨面に押し付けるトップリングと、
前記研磨テーブル内に配置された膜厚センサと、
前記研磨テーブルの回転中に前記膜厚センサの回転位置を検出する位置検出装置と、
前記位置検出装置からの出力信号に基づいて前記膜厚センサの回転位置が所定の回転位置になったことを検出したとき、又は所定の回転位置になったことを検出してから所定の時間経過したときに、前記トップリングを前記研磨面に着地させる制御装置と、を備える、
研磨装置。 - 請求項1に記載の研磨装置において、
前記位置検出装置は、前記膜厚センサが所定の回転位置になったことを検出する近接センサを有する、研磨装置。 - 請求項1に記載の研磨装置において、
前記位置検出装置はエンコーダを有する、研磨装置。 - 請求項1に記載の研磨装置において、
前記研磨テーブルを回転させるモータを更に備え、
前記位置検出装置は、前記モータの位相を取得することにより、前記膜厚センサの位置を検出する、研磨装置。 - 請求項1に記載の研磨装置において、
前記トップリングを回転及び/又は揺動させる回転揺動機構を更に備え、
前記トップリングは、前記基板の回転位置を検出する回転角検出装置を有し、
前記位置検出装置及び前記回転角検出装置の検出結果に基づいて、前記トップリングを
前記研磨面に着地させる、
研磨装置。 - 請求項5に記載の研磨装置において、
前記回転角検出装置の検出結果に基づいて、前記基板を所定の方向に向いた状態で前記トップリングを前記研磨面に着地させる、研磨装置。 - 請求項5又は6に記載の研磨装置において、
前記回転角検出装置は、前記基板のオリエンテーションフラット又はノッチの位置を検出する、研磨装置。 - 請求項5乃至7の何れかに記載の研磨装置において、
前記回転揺動機構は、1又は複数のモータを有し、
前記回転角検出装置は、前記モータの位相を検出することにより、前記基板の回転位置を検出する、研磨装置。 - 請求項8に記載の研磨装置において、
前記回転角検出装置は、前記トップリングに周方向に沿って設けられた複数のセンサを有する、研磨装置。 - 研磨テーブル上の研磨面に対して、トップリングに保持された基板を押し付けて研磨する研磨方法において、
位置検出装置によって、前記研磨テーブルの回転中に、前記研磨テーブルに固定された膜厚センサの回転位置を検出すること、
制御装置によって、前記位置検出装置からの出力信号に基づいて前記膜厚センサの回転位置が所定の回転位置になったことを検出したとき、又は所定の回転位置になったことを検出してから所定の時間経過したときに、前記トップリングを前記研磨面に着地させること、
を含む、方法。 - 研磨テーブル上の研磨面に対して、トップリングに保持された基板を押し付けて研磨する研磨装置の制御方法を実行するようにコンピュータを動作させるプログラムを記憶する不揮発性の記録媒体であって、
位置検出装置によって、前記研磨テーブルの回転中に、前記研磨テーブルに固定された膜厚センサの回転位置を検出すること、
制御装置によって、前記位置検出装置からの出力信号に基づいて前記膜厚センサの回転位置が所定の回転位置になったことを検出したとき、又は所定の回転位置になったことを検出してから所定の時間経過したときに、前記トップリングを前記研磨面に着地させること、
を含む、プログラムを記憶する不揮発性の記録媒体。
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JP2019034542A JP7265885B2 (ja) | 2019-02-27 | 2019-02-27 | 研磨装置、研磨方法、プログラムを格納した記憶媒体 |
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---|---|---|---|---|
JP2002343754A (ja) | 2001-05-15 | 2002-11-29 | Nikon Corp | 研磨装置、研磨方法およびこの研磨装置を用いた半導体デバイス製造方法 |
JP2003117811A (ja) | 2001-10-12 | 2003-04-23 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | ウェーハ研磨装置 |
JP2003334757A (ja) | 2002-05-14 | 2003-11-25 | Sony Corp | 研磨量監視方法およびそれを用いた研磨装置 |
JP2004154928A (ja) | 2002-10-17 | 2004-06-03 | Ebara Corp | 研磨状態監視装置、ポリッシング装置、及び研磨方法 |
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