JP7265885B2 - 研磨装置、研磨方法、プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

研磨装置、研磨方法、プログラムを格納した記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、研磨装置、研磨方法、研磨方法を実行させるためのプログラムを格納した記憶媒体に関する。
半導体ウェハ等の基板を研磨する研磨装置において、研磨処理中に研磨の進行状態を監視する目的でインサイチュウ(in situ)の膜厚センサが用いられる場合がある。膜厚センサとしては、渦電流センサ(特許文献1、3)、光学式センサ(特許文献2)などが使用される。特許文献1及び2に示されるように、このような膜厚センサは、ターンテーブルとともに回転するように設けられ、研磨対象の基板が膜厚センサを通過する際に基板の膜厚を検出する。
特開2010-253627号公報 特開2015-20242号公報 特開2011-23579号公報
研磨装置では、基板を保持したトップリングを、回転するターンテーブルの研磨面に着地(タッチダウン)及び接触させて、基板と研磨面との間の相対回転により基板を研磨する。トップリングをターンテーブル上に着地させるタイミングは、ターンテーブルの膜厚センサの位置とは関係なく行われる。従って、基板ごとに、トップリング着地後の異なる時間後、つまり基板の研磨開始から異なる時間後から、膜厚センサによる計測が開始され、基板間で計測開始時点が異なる。
例えば、基板が膜厚センサの直前に着地した場合と、基板が膜厚センサの直後に着地した場合とでは、膜厚センサによる計測開始時の基板の研磨量データが大きく異なる可能性がある。即ち、基板が膜厚センサの直前に着地した場合は、ほとんど研磨されていない状態の基板の研磨量データから計測が開始されるが、基板が膜厚センサの直後に着地した場合は、ターンテーブルの回転のほぼ1周分研磨された状態の基板の研磨量データから計測が開始される。近年の基板の薄膜化の進展により、この約1周分の研磨量の違いは見逃せない場合がある。
本発明の目的は、上述した課題の少なくとも一部を解決することである。
本発明の一側面は、 研磨面を有する研磨パッドを支持する研磨テーブルと、 基板を保持し、前記基板を前記研磨面に押し付けるトップリングと、 前記研磨テーブル内に配置された膜厚センサと、 前記研磨テーブルの回転中に前記膜厚センサの回転位置を検出する位置検出装置と、 前記位置検出装置による前記膜厚センサの回転位置の検出結果に基づいて、前記トップリングを前記研磨面に着地させる制御装置と、を備える、 研磨装置に関する。
本発明の一側面は、 研磨テーブルの研磨面に対して、トップリングに保持された基板を押し付けて研磨する研磨方法において、 前記研磨テーブルの回転中に、前記研磨テーブルに固定された膜厚センサの回転位置を検出すること、 前記膜厚センサの回転位置の
検出結果に基づいて、前記トップリングを前記研磨面に着地させること、を含む、方法に関する。
本発明の一実施形態に係る研磨装置を示す図である。 研磨ユニットを模式的に示す斜視図である。 研磨ユニットを模式的に示す平面図である。 トップリングのタッチダウン処理のフローチャートである。 基板の回転位置を検出するためのセンサの構成例を示す図である。 トップリングのタッチダウン処理のフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る研磨装置を示す図である。図1に示すように、この研磨装置は、ロード/アンロード部2と、研磨部3と、洗浄部4と、を備えている。ロード/アンロード部2と研磨部3と洗浄部4とは、図1に示すように、略矩形のハウジング1の内部において隔壁1a、1bによって区画されている。また、ハウジング1の内部又は外部において、研磨装置の各部の動作を制御する制御装置5が設けられている。被研磨部材は、半導体ウェハ、プリント基板、液晶基板、MEMS等の任意の基板であり得る。以下の説明では、被研磨部材を単に基板又はウェハと称する。
ロード/アンロード部2は、1又は複数のウェハをストックするウェハカセットが載置されるフロントロード部20を備えている。このロード/アンロード部2には、フロントロード部20の並びに沿って走行機構21が敷設されており、この走行機構21上にウェハカセットの配列方向に沿って移動可能な2台の搬送ロボット(ローダー)22が設置されている。搬送ロボット22は走行機構21上を移動することによってフロントロード部20に搭載されたウェハカセットにアクセスできるようになっている。また、この例では、搬送ロボット22(後述)に隣接してインラインの膜厚測定器80が設けられている。被研磨部材としてのウェハ(基板)は、研磨前および/または研磨後に、搬送ロボット22によりインライン膜厚測定器80に搬送され、ここでウェハの膜厚が測定される。
研磨部3は、ウェハの研磨が行われる領域であり、第1研磨ユニット3A、第2研磨ユニット3B、第3研磨ユニット3C、第4研磨ユニット3Dを備えている。図1に示すように、第1研磨ユニット3Aは、研磨面を有する研磨パッド10が取り付けられた第1研磨テーブル30Aと、ウェハを保持しかつウェハを研磨テーブル30A上の研磨パッド10に押圧しながら研磨するための第1トップリング31Aと、研磨パッド10に研磨液(例えばスラリー)やドレッシング液(例えば、純水)を供給するための第1研磨液供給機構32Aと、研磨パッド10の研磨面のドレッシングを行うための第1ドレッサ33Aと、液体(例えば純水)と気体(例えば窒素ガス)の混合流体または液体(例えば純水)を霧状にして研磨面に噴射する第1アトマイザ34Aと、を備えている。
第2研磨ユニット3Bは、同様に、研磨パッド10が取り付けられた第2研磨テーブル30Bと、第2トップリング31Bと、第2研磨液供給機構32Bと、第2ドレッサ33Bと、第2アトマイザ34Bと、を備えている。第3研磨ユニット3Cは、同様に、研磨パッド10が取り付けられた第3研磨テーブル30Cと、第3トップリング31Cと、第3研磨液供給機構32Cと、第3ドレッサ33Cと、第3アトマイザ34Cと、を備えている。第4研磨ユニット3Dは、同様に、研磨パッド10が取り付けられた第4研磨テーブル30Dと、第4トップリング31Dと、第4研磨液供給機構32Dと、第4ドレッサ33Dと、第4アトマイザ34Dと、を備えている。
ウェハWの研磨は次のようにして行われる。トップリング31Aおよび研磨テーブル30Aをそれぞれ回転させ(図2参照)、研磨液供給機構32Aから研磨パッド10上に研磨液(スラリー)を供給する。この状態で、下面にウェハWを保持したトップリング31Aは、ウェハWを研磨パッド10の研磨面10aに着地(接触)させ、押し付ける。ウェハWの表面は、研磨液に含まれる砥粒の機械的作用と研磨液の化学的作用とにより研磨される。研磨終了後は、ドレッサ33Aによる研磨面10aのドレッシング(コンディショニング)が行われ、さらにアトマイザ34Aから高圧の流体が研磨面10aに供給されて、研磨面10aに残留する研磨屑や砥粒などが除去される。
図1において、第1研磨ユニット3Aおよび第2研磨ユニット3Bに隣接して、第1リニアトランスポータ6が配置されている。第1リニアトランスポータ6は、4つの搬送位置(第1搬送位置TP1、第2搬送位置TP2、第3搬送位置TP3、第4搬送位置TP4)の間でウェハを搬送する機構である。また、第3研磨ユニット3Cおよび第4研磨ユニット3Dに隣接して、第2リニアトランスポータ7が配置されている。第2リニアトランスポータ7は、3つの搬送位置(第5搬送位置TP5、第6搬送位置TP6、第7搬送位置TP7)の間でウェハを搬送する機構である。
ウェハは、第1リニアトランスポータ6によって研磨ユニット3A,3Bに搬送される。第1研磨ユニット3Aのトップリング31Aは、そのスイング動作により研磨テーブル30Aの上方位置と第2搬送位置TP2との間を移動する。したがって、トップリング31Aへのウェハの受け渡しは第2搬送位置TP2で行われる。同様に、第2研磨ユニット3Bのトップリング31Bは研磨テーブル30Bの上方位置と第3搬送位置TP3との間を移動し、トップリング31Bへのウェハの受け渡しは第3搬送位置TP3で行われる。第3研磨ユニット3Cのトップリング31Cは研磨テーブル30Cの上方位置と第6搬送位置TP6との間を移動し、トップリング31Cへのウェハの受け渡しは第6搬送位置TP6で行われる。第4研磨ユニット3Dのトップリング31Dは研磨テーブル30Dの上方位置と第7搬送位置TP7との間を移動し、トップリング31Dへのウェハの受け渡しは第7搬送位置TP7で行われる。
第1搬送位置TP1に隣接して、搬送ロボット22からウェハを受け取るためのリフタ11が配置されている。ウェハは、リフタ11を介して搬送ロボット22から第1リニアトランスポータ6に渡される。リフタ11と搬送ロボット22との間に位置して、シャッタ(図示せず)が隔壁1aに設けられており、ウェハの搬送時にはシャッタが開かれて搬送ロボット22からリフタ11にウェハが渡されるようになっている。
第1リニアトランスポータ6と、第2リニアトランスポータ7と、洗浄部4との間にはスイングトランスポータ12が配置されている。第1リニアトランスポータ6から第2リニアトランスポータ7へのウェハの搬送は、スイングトランスポータ12によって行われる。ウェハは、第2リニアトランスポータ7によって第3研磨ユニット3Cおよび/または第4研磨ユニット3Dに搬送される。
スイングトランスポータ12の側方には、図示しないフレームに設置されたウェハの仮置き台72が配置されている。この仮置き台72は、第1リニアトランスポータ6に隣接して配置されており、第1リニアトランスポータ6と洗浄部4との間に位置している。スイングトランスポータ12は、第4搬送位置TP4、第5搬送位置TP5、および仮置き台72の間を移動する。仮置き台72に載置されたウェハは、洗浄部4の第1の搬送ロボット77によって洗浄部4に搬送される。上述した実施例では、各研磨ユニット3A-3D間でウェハが授受される際には、ウェハはトップリングから離脱され、リニアトランスポータ6,7を介して他の研磨ユニットに搬送されるが、研磨ユニット間のウェハの受け
渡し機構は上述の例に限定されることなく、例えばウェハを保持したままトップリングが直接他の研磨ユニットに移動することによりウェハを搬送してもよい。
洗浄部4は、研磨されたウェハを洗浄液で洗浄する一次洗浄機73および二次洗浄機74と、洗浄されたウェハを乾燥する乾燥機75と、を備えている。一次洗浄機73と二次洗浄機74との間には、第1の搬送ロボット77が配置されている。第1の搬送ロボット77は、ウェハを仮置き台72から一次洗浄機73に搬送し、さらに一次洗浄機73から二次洗浄機74に搬送するように動作する。二次洗浄機74と乾燥機75との間には、第2の搬送ロボット78が配置されている。第2の搬送ロボット78は、ウェハを二次洗浄機74から乾燥機75に搬送するように動作する。
乾燥されたウェハは、搬送ロボット22により乾燥機75から取り出され、ウェハカセットに戻される。このようにして、研磨、洗浄、乾燥、および膜厚測定を含む一連の処理がウェハに対して行われる。
制御装置5は、上述した研磨装置の各部の動作を制御することにより、ウェハ処理動作を制御する。制御装置5は、各種の設定データ及び各種のプログラムを格納したメモリ5Aと、メモリのプログラムを実行するCPU5Bと、を有する。メモリを構成する記憶媒体は、揮発性の記憶媒体及び/又は不揮発性の記憶媒体を含むことができる。記憶媒体は、例えば、ROM、RAM、ハードディスク、CD-ROM、DVD-ROM、フレキシブルディスクなどの任意の記憶媒体の1又は複数を含むことができる。メモリが格納するプログラムは、例えば、各搬送ロボットの搬送を制御するプログラム、各研磨ユニットの研磨処理を制御するプログラム、洗浄部の洗浄機及び乾燥機の各処理を制御するプログラム、膜厚測定装置の処理を制御するプログラムを含む。また、制御装置5は、研磨装置及びその他の関連装置を統括制御する図示しない上位コントローラと通信可能に構成され、上位コントローラが有するデータベースとの間でデータのやり取りをすることができる。
図2は、第1研磨ユニット31Aを模式的に示す斜視図である。なお、同図では、ドレッサ33Aおよびアトマイザ34Aは省略している。第1研磨ユニット3A、第2研磨ユニット3B、第3研磨ユニット3C、および第4研磨ユニット3Dは、互いに同様の構成を有しているので、以下、第1研磨ユニット31Aについて図2を参照して説明する。
研磨テーブル30Aは、テーブル軸30aを介してその下方に配置されるテーブルモータ19に連結されており、このテーブルモータ19により研磨テーブル30Aが矢印で示す方向に回転されるようになっている。この研磨テーブル30Aの上面には、ウェハWを研磨する研磨面10aが設けられている。この例では、研磨テーブル30Aの上面に研磨パッド10が貼付され、研磨パッド10の上面が研磨面10aを構成している。なお、研磨パッドの代わりに、研磨テーブル30Aの上面に砥石等からなる研磨面10aが設けられてもよい。
トップリング31Aは、アーム35Aに支持されたトップリングシャフト16の下端に連結されている。トップリング31Aは、真空吸着によりその下面にウェハWを保持できるように構成されている。トップリングシャフト16は、アーム35A内部又は外部に設けられた上下動機構23により上下動するようになっている。上下動機構23は、ボールねじ、ラックピニオン等の回転直動変換機構、流体により駆動されるシリンダ等の任意の機構を採用してよい。また、トップリングシャフト16は、ベルト等の連結手段17を介してトップリングモータ18に連結されて回転されるようになっている。このトップリングシャフト16の回転により、トップリング31Aが矢印で示す方向に回転する。また、アーム35Aは、アームシャフト36Aに連結されており、アームモータ37Aによりアームシャフト36Aの回りに回転されるようになっている。アーム35Aの回転により、
トップリング31Aは、研磨テーブル30Aの上方位置と研磨テーブル30Aの外側の位置との間を移動する。
第1研磨ユニット31Aは、ウェハWの膜厚を監視するためのインサイチュウ(In situ)膜厚測定器としての膜厚測定装置39を備えている。膜厚測定装置39は、研磨テーブル30Aの内部に配置されており、研磨テーブル30Aの所定の回転角の位置に固定されている。膜厚測定装置39は、研磨テーブル30Aと一体に回転し、研磨テーブル30Aの回転とともに軌跡A上を移動するセンサヘッドを有する。膜厚測定装置39は、トップリング31Aに保持されたウェハWの下方を通過するときに、ウェハWに関する膜厚信号を取得する。
膜厚測定装置39は、光学式の膜厚センサ、磁気的な膜厚センサ等の任意の膜厚測定装置を含む。光学式の膜厚センサでは、ウェハWの表面に光を照射し、ウェハWからの反射光を受光し、受光した反射光の強度に基づいてウェハWの膜厚を測定する。例えば、予め反射光の強度と膜厚との関係を測定したデータベースを作成しておき、受光した反射光の強度に対応する膜厚をデータベースから求めるようにすることができる。また、光学式の膜厚センサが分光式膜厚センサである場合には、ウェハから受光した反射光を波長ごとに分解したスペクトルを測定し、測定されたスペクトルに基づいてウェハWの膜厚を測定する(例えば、特許文献2を参照)。この場合、例えば、予め反射光のスペクトルと膜厚との関係を測定したデータベースを作成しておき、測定した反射光のスペクトルに対応する膜厚をデータベースから求めるようにすることができる。磁気的な膜厚センサとしては、渦電流式の膜厚センサがある(例えば、特許文献3を参照)。渦電流式の膜厚センサでは、交流信号源に接続された励磁コイルから発生する磁力線をウェハ面上の導電層に通過させ、導電層にて渦電流を発生させる。この渦電流により当初の磁束とは逆方向に発生する磁束を検出コイルで測定することにより、導電層の厚さを検出する。なお、渦電流式の膜厚センサは、渦電流による交流信号源の発振周波数の変化を検出することにより膜厚を検出する周波数タイプ、渦電流による交流信号源からみたインピーダンス変化を検出することにより膜厚を検出するインピーダンスタイプの何れでもよい。
また、第1研磨ユニット31Aは、研磨テーブル30Aの回転方向の位置(回転位置、回転角)を検出するための回転位置検出装置101(図3参照)を備えている。
図3は、研磨ユニットを模式的に示す平面図である。回転位置検出装置101は、近接センサユニットとしての近接センサ102及びセンサターゲット103を有している。同図の例では、近接センサ102及びセンサターゲット103は、研磨テーブル300A(回転系)及び研磨テーブル30A外(静止系)にそれぞれ設置されている。但し、この逆の配置であってもよい。つまり、近接センサ102が研磨テーブル30A外(静止系)に設置され、センサターゲット103が研磨テーブル300A(回転系)に設置されてもよい。同図の例では、近接センサ102は、例えば、研磨テーブル300Aの外側側面に固定されており、研磨テーブル300Aの回転に伴いセンサターゲット103に対向する位置を通過する位置(高さ)に固定されている。また、同図の例では、近接センサ102は、研磨テーブル30Aにおいて膜厚測定装置39と同じ位相(回転方向の位置)に固定されている。言い換えれば、研磨テーブル30Aの中心OTと膜厚測定装置39とを通る半径上に、近接センサ102が配置されている。但し、近接センサ102と膜厚測定装置39との位置関係が分かれば、近接センサ102の検知結果から膜厚測定装置39の回転位置を算出することができるので、近接センサ102の位置は膜厚測定装置39と異なる位相に配置してもよい。
図3に示すように、トップリング31Aが研磨面に着地する位置におけるウェハWの中心と、研磨テーブル30Aの中心OTを結ぶ線をx軸とし、中心OT周りにx軸から時計
回りの回転角をθとする。このとき、トップリング31Aは、θ=0の位置で研磨面10aに着地(接触)する。また、研磨テーブル30Aとともに回転する膜厚測定装置39及び近接センサ102の回転位置(回転角)をθ1とする。また、センサターゲット103は、θ=α(一定)の回転位置において、研磨テーブル30Aの外部で固定されているとする。この構成では、研磨テーブル30Aの回転に伴い、近接センサ102がセンサターゲット103を検知したとき、膜厚測定装置39の回転位置が、θ1=αに到達したことを検知することができる。言い換えれば、近接センサ102がセンサターゲット103を検知することにより、膜厚測定装置39が、ウェハWが着地される位置(θ=0)よりもθ=360度-αだけ前の回転位置に到達したことを検知することができる。従って、近接センサ102がセンサターゲット103を検知したタイミングと同期して、トップリング31AによりウェハWを研磨面10a上に着地させることにより、ウェハWの着地後の一定の時間後(一定の研磨処理後)に、膜厚測定装置39によるウェハWの膜厚の測定を開始することができる。
なお、近接センサ102がセンサターゲット103を検知する回転位置を、ウェハWの外周縁と膜厚測定装置39の軌跡Aとの交点W1の回転位置に一致させる、又は、近づけることにより、ウェハWの着地又は研磨開始と実質的に同時に、膜厚測定装置39によるウェハWの膜厚測定を開始することができる。また、近接センサ102がセンサターゲット103を検知する回転位置が、交点W1の回転位置と離れている場合であっても、常に、ウェハWの着地又は研磨開始から一定時間後に、膜厚測定装置39によるウェハWの膜厚測定を開始することができる。
図4は、トップリングのタッチダウン処理のフローチャートである。ウェハWを保持するトップリング31A、および研磨テーブル30Aをそれぞれ回転させ、研磨液供給機構32Aから研磨パッド10上に研磨液(スラリー)を供給した後(図2、図3参照)、図4の処理が開始される。
ステップS11では、近接センサ102がセンサターゲット103を検知したか否かに基づいて、膜厚測定装置39が所定の回転位置θ1=αに到達したか否かを判断する。この処理は、膜厚測定装置39が所定の回転位置θ1=αに到達するまで繰り返される。膜厚測定装置39が所定の回転位置θ1=αに到達すると、ステップS12に移行する。一例では、制御装置5が、回転位置検出装置101からの出力信号に基づいて、膜厚測定装置39が所定の回転位置θ1=αに到達したか否かを判断する。
ステップS12では、膜厚測定装置39に計測開始の指示が出力される。一例では、制御装置5が、回転位置検出装置101からの出力信号に基づいて、膜厚測定装置39が所定の回転位置θ1=αに到達したと判断すると、膜厚測定装置39に計測開始の指示を出力する。
ステップS13では、トップリング31Aを研磨面10aに着地させる。一例では、制御装置5がトップリングシャフト16の上下動機構23を駆動して、トップリング31Aを研磨面10aに向かって下降及び着地させる。なお、トップリング31Aは、膜厚測定装置39がθ1=αの回転位置に到達すると同時に着地されてもよく、到達時から所定の時間後に着地されるようにしてもよい。
この実施形態によれば、膜厚測定装置39の回転位置の検出結果に基づいて、トップリング31Aに保持されたウェハを研磨面に着地させるので、ウェハの研磨開始時の一定の時間後(研磨開始とほぼ同時の場合を含む)に膜厚測定を開始することができ、複数のウェハ間で研磨開始時に対する膜厚測定開始時を均一にすることができる。各ウェハの膜厚測定を均一な条件で行うことができるので、ウェハ間の膜厚データの比較が容易になる。
上記実施形態を採用しない構成では、例えば、ウェハが膜厚センサの直前に着地した場合と、ウェハが膜厚センサの直後に着地した場合とで、計測開始時において膜厚センサで計測されるウェハの研磨量データが大きく異なる可能性がある。即ち、ウェハが膜厚センサの直前に着地した場合は、ほとんど研磨されていない状態のウェハの研磨量データから計測が開始されるが、ウェハが膜厚センサの直後に着地した場合は、ターンテーブルの回転のほぼ1周分研磨された状態の基板の研磨量データから計測が開始される。この場合、膜厚計測開始時において、約1周分の研磨量の相違が生じる。一方、上記実施形態によれば、ウェハの研磨開始時と略同時又は一定の時間後に膜厚測定を開始することができるので、各ウェハの膜厚測定を均一な条件で行うことができ、ウェハ間の膜厚データの比較が容易になる。
また、複数のウェハ間で、研磨及び膜厚測定を開始する研磨テーブル30A上の位置を同一にすることができる。研磨面10aの状態が場所によって均一でない場合であっても、各ウェハの研磨処理及び膜厚測定をより均一な条件で開始することができる。各ウェハの膜厚測定を更に均一な条件で行うことができ、ウェハ間の膜厚データの比較が更に容易になる。
なお、上記では、回転位置検出装置101として、近接センサユニットを採用したが、回転位置検出装置101として、研磨テーブル30Aの回転位置を検出するエンコーダ(図示省略)を使用してもよい。エンコーダで検出された回転位置を制御装置5において所定の回転位置と比較することにより、膜厚測定装置39が所定の位置に到達したことを検出することができる。エンコーダは、テーブルモータ19の回転軸、動力伝達機構、研磨テーブル30などに設けることができる。
(第2実施形態)
上記実施形態では、近接センサ又はエンコーダを設けて、研磨テーブル30Aの回転位置(回転角)を検出したが、研磨テーブル30Aを回転するテーブルモータ19の位相を取得することにより、研磨テーブル30Aの回転位置、又は研磨テーブル30Aの所定位置に固定された膜厚測定装置39の回転位置(回転角)を検出するようにしてもよい。テーブルモータ19の位相は、例えば、テーブルモータ19を駆動する電流及び/又は電圧の波形から取得することができる。この場合、図4のステップS11において、制御装置5が、テーブルモータ19から位相を取得することにより、取得した位相に基づいて、膜厚測定装置39の回転位置θ1を決定し、膜厚測定装置39の回転位置θ1を所定の回転位置θ=αと比較することにより、膜厚測定装置39の回転位置θ1がαになったことを検出することができる。
この実施形態によれば、近接センサ、エンコーダのような別途のセンサを設けることなく、膜厚測定装置39の回転位置θ1を検出することができる。
(第3実施形態)
図5は、基板の回転位置を検出するためのセンサの構成例を示す図である。上記実施形態では、研磨テーブル30A、又は研磨テーブル30Aに固定された膜厚測定装置39の回転位置(回転角)を検出したが、これに加えて、トップリング31A、又はトップリング31Aに保持されたウェハWの回転位置(回転角)を検出するようにしてもよい。例えば、図5に示すように、トップリング31Aの底面において、ウェハWに面する位置にウェハWの周方向に沿うように複数のセンサ38Aを設け、複数のセンサ38Aによりトップリング31Aに対するウェハWのオリエンテーションフラット又はノッチの向き(回転位置、回転角)を検出するように構成する。センサ38Aは、光学的又は磁気的なセンサの何れであってもよい。一例では、各センサ38Aは、発光部及び受光部を備える反射型
の光学センサを使用することができる。各センサの発光部からウェハWに向けて光を出力し、ウェハWからの反射光を受光部で受光し、反射光の強度の異なる部分を検出することにより、ウェハのオリエンテーションフラット又はノッチの回転位置を検出することができる。また、トップリング31Aを回転させるトップリングモータ18、及び/又はアーム35Aを回転するアームモータ37Aの位相を検出することにより、静止系であるx軸(図3)に対するトップリング31Aの回転角、つまり各センサ38Aの回転位置を特定する。各モータの位相は、例えば、各モータを駆動する電流及び/又は電圧の波形から取得することができる。また、各モータの回転軸、動力伝達機構等にエンコーダを設けて、各モータの位相(回転角)を検出してもよい。
トップリング31Aが研磨前のウェハWを受け取った後、センサ38AによってウェハWのオリエンテーションフラット又はノッチの位置を検出するとともに、トップリング31Aが回転される前のトップリング31Aに対するウェハWの回転位置を特定する。そして、アーム35A及びトップリング31Aを回転後には、トップリングモータ18及び/又はアームモータ37Aの位相を取得することにより、センサ38Aの検出結果とトップリングモータ18及び/又はアームモータ37Aの位相とから、x軸(図3)に対するウェハWのオリエンテーションフラット/又はノッチの回転位置を検出する。トップリング31Aの回転終了時には、各センサ38Aの回転位置を記憶する。
図6は、トップリングのタッチダウン処理のフローチャートである。
ステップS21では、トップリング31Aが研磨前のウェハWを受け取った後、トップリング31A底面のセンサ38AによってウェハWのオリエンテーションフラット又はノッチの位置を検出することにより、トップリング31Aに対するウェハWの回転位置を特定する。その後、アーム35Aの回転によりトップリング31Aが揺動され及び/又はトップリング31Aの回転が開始されると、トップリングモータ18及び/又はアームモータ37Aの位相に基づいて、x軸(図3)に対するトップリング31Aの回転位置を算出する。これらのトップリング31Aに対するウェハWの回転位置と、x軸(図3)に対するトップリング31Aの回転位置とに基づいて、x軸(図3)に対するウェハWの回転位置θ2を検出する。また、ステップS21の前後又は途中において、研磨テーブル30Aの回転が開始される。一例では、これらの処理は、制御装置5によって実行される。
ステップS22では、研磨テーブル30A及びトップリング31Aの回転中、膜厚測定装置39が所定の回転位置(θ1=α)となり、かつ、ウェハWが所定の回転位置(例えば、θ2=0)となったか否かを判断する。膜厚測定装置39が所定の回転位置(θ1=α)となり、かつ、ウェハWが所定の回転位置θ2=β(例えば、β=0)である条件が満たされるまで、ステップS22の処理を繰り返し、条件が満たされると、ステップS23に移行する。一例では、これらの処理は、制御装置5によって実行される。
ステップS23では、膜厚測定装置39に計測開始の指示が出力される。一例では、制御装置5が、膜厚測定装置39が所定の回転位置(θ1=α)となり、かつ、ウェハWが所定の回転位置(例えば、θ2=0)である条件が満たされたと判断したとき、膜厚測定装置39に計測開始の指示を出力する。
ステップS24では、トップリング31Aを研磨面10aに着地させる。一例では、制御装置5がトップリングシャフト16の上下動機構23を駆動して、トップリング31Aを研磨面10aに向かって下降させる。
なお、トップリング31Aは、膜厚測定装置39がθ1=αの回転位置に到達すると同時に着地されてよい。また、トップリング31Aは、膜厚測定装置39がθ1=αの回転位置に到達してから所定の時間後に着地されるようにしてもよい。この場合、ウェハWの
着地時の所定の回転位置βの値は、膜厚測定装置39の回転位置がθ1=αとなってからウェハWを着地させるまでの経過時間を考慮して決定してもよい。
この実施形態によれば、上記実施形態で述べた作用効果に加えて、ウェハWを研磨面10aに着地させる時点のウェハWの回転位置(向き)を常に一定にすることができる。言い換えれば、基板内で膜厚測定装置が最初に通過し膜厚測定が開始される位置を一定にすることができる。これにより、複数のウェハ間で研磨データをより均一の条件で比較することが可能になる。
上記実施形態から少なくとも以下の技術的思想が把握される。
第1形態によれば、 研磨面を有する研磨パッドを支持する研磨テーブルと、 基板を保持し、前記基板を前記研磨面に押し付けるトップリングと、 前記研磨テーブル内に配置された膜厚センサと、 前記研磨テーブルの回転中に前記膜厚センサの回転位置を検出する位置検出装置と、 前記位置検出装置による前記膜厚センサの回転位置の検出結果に基づいて、前記トップリングを前記研磨面に着地させる制御装置と、を備える、 研磨装置が提供される。
この形態によれば、膜厚センサによる回転位置の検出結果に基づいて、トップリングに保持されたウェハを研磨面に着地させるので、ウェハの研磨開始時の一定の時間後(研磨開始とほぼ同時の場合を含む)に膜厚測定を開始することができ、複数のウェハ間で研磨開始時に対する膜厚測定開始時を均一にすることができる。ウェハの研磨開始時と略同時又は一定の時間後に膜厚測定を開始することができるので、各ウェハの膜厚測定を均一な条件で行うことができる。また、各ウェハの膜厚測定を均一な条件で行うことができるので、ウェハ間の膜厚データの比較が容易になる。また、複数のウェハ間で、研磨及び膜厚測定を開始する研磨テーブル上の位置を同一にすることができる。これにより、研磨面の状態が場所によって均一でない場合であっても、各ウェハの研磨処理及び膜厚測定をより均一な条件で開始することができる。各ウェハの膜厚測定を更に均一な条件で行うことができ、ウェハ間の膜厚データの比較が更に容易になる。
第2形態によれば、 第1形態の研磨装置において、 前記位置検出装置は、前記膜厚センサが所定の回転位置になったことを検出する近接センサを有する。この形態によれば、近接センサを用いて、簡易かつ十分な精度で膜厚センサの位置を検出することができる。
第3形態によれば、 第1形態の研磨装置において、前記位置検出装置はエンコーダを有する。この形態によれば、エンコーダを用いて、簡易かつ十分な精度で膜厚センサの位置を検出することができる。
第4形態によれば、 第1形態の研磨装置において、 前記研磨テーブルを回転させるモータを更に備え、 前記位置検出装置は、前記モータの位相を取得することにより、前記膜厚センサの位置を検出する。この形態によれば、モータの位相を取得することにより、簡易かつ十分な精度で膜厚センサの位置を検出することができる。モータを駆動する電流及び又は電圧から位相を算出する場合、膜厚センサの位置を検出するためのセンサを別途設けることなく、膜厚センサの位置を検出することができる。
第5形態によれば、 第1形態の研磨装置において、 前記トップリングを回転させる回転揺動機構を更に備え、 前記トップリングは、前記基板の回転位置を検出する回転角検出装置を有し、 前記位置検出装置及び前記回転角検出装置の検出結果に基づいて、前記トップリングを前記研磨面に着地させる。この形態によれば、トップリング着地時に対する膜厚測定の開始時を管理するとともに、膜厚測定開始時の基板の向き、つまり基板内
で膜厚測定装置が最初に通過し膜厚測定が開始される位置を管理することができる。これにより、複数のウェハ間で研磨データをより均一の条件で比較することが可能になる。
第6形態によれば、 第5形態の研磨装置において、 前記回転角検出装置の検出結果に基づいて、前記基板を所定の方向に向いた状態で前記トップリングを前記研磨面に着地させる。この形態によれば、基板を一定の向きで研磨テーブルの研磨面に着地させるとともに、着地と同時又は一定の時間後に膜厚測定装置による基板の膜厚測定を開始することができる。これにより、基板内で膜厚測定が開始される基板の位置も複数の基板間で一定となる。よって、複数の基板間で膜厚測定の条件がより均一となり、膜厚データの比較の精度がより向上する。
第7形態によれば、第5又は6形態の研磨装置において、 前記回転角検出装置は、前記基板のオリエンテーションフラット又はノッチの位置を検出する。この形態によれば、基板のオリエンテーションフラット又はノッチの位置を検出することにより、基板の向きを十分な精度で検出することができる。
第8形態によれば、第5乃至7形態の何れかの研磨装置において、 前記回転揺動機構は、1又は複数のモータを有し、 前記回転角検出装置は、前記モータの位相を検出することにより、前記基板の回転位置を検出する。この形態によれば、トップリングを回転及び/又は揺動させるモータの位相に基づいて、基板の回転位置を簡易かつ十分な精度で検出することができる。
第9形態によれば、第8形態の研磨装置において、 前記回転角検出装置は、前記トップリングに周方向に沿って設けられた複数のセンサを有する。この形態によれば、トップリングに対する基板の回転位置(向き)を簡易且つ十分な精度で決定することができる。
第10形態によれば、 研磨テーブル上の研磨面に対して、トップリングに保持された基板を押し付けて研磨する研磨方法において、 前記研磨テーブルの回転中に、前記研磨テーブルに固定された膜厚センサの回転位置を検出すること、 前記膜厚センサの回転位置の検出結果に基づいて、前記トップリングを前記研磨面に着地させること、を含む、方法が提供される。
第11形態によれば、研磨テーブル上の研磨面に対して、トップリングに保持された基板を押し付けて研磨する研磨装置の制御方法を実行するようにコンピュータを動作させるプログラムを記憶する不揮発性の記録媒体であって、 前記研磨テーブルの回転中に、前記研磨テーブルに固定された膜厚センサの回転位置を検出すること、 前記膜厚センサの回転位置の検出結果に基づいて、前記トップリングを前記研磨面に着地させること、を含む、プログラムを記憶する不揮発性の記録媒体が提供される。
以上、いくつかの例に基づいて本発明の実施形態について説明してきたが、上記した発明の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明には、その均等物が含まれることはもちろんである。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。
1 ハウジング
2 ロード/アンロード部
3 研磨部
3A,3B,3C,3D 研磨ユニット
4 洗浄部
5 動作制御部
6 第1リニアトランスポータ
7 第2リニアトランスポータ
10 研磨パッド
11 リフタ
12 スイングトランスポータ
16 トップリングシャフト
17 連結手段
18 トップリングモータ
19 テーブルモータ
20 フロントロード部
21 走行機構
22 搬送ロボット
30A,30B,30C,30D 研磨テーブル
31A,31B,31C,31D トップリング
32A,32B,32C,32D 研磨液供給機構
33A,33B,33C,33D ドレッサ
34A,34B,34C,34D アトマイザ
35A アーム
36A アームシャフト
37A アームモータ
38A センサ
39 膜厚測定装置
72 仮置き台
73 一次洗浄機
74 二次洗浄機
75 乾燥機
77 第1搬送ロボット
78 第2搬送ロボット
80 インライン膜厚測定器

Claims (11)

  1. 研磨面を有する研磨パッドを支持する研磨テーブルと、
    基板を保持し、前記基板を前記研磨面に押し付けるトップリングと、
    前記研磨テーブル内に配置された膜厚センサと、
    前記研磨テーブルの回転中に前記膜厚センサの回転位置を検出する位置検出装置と、
    前記位置検出装置からの出力信号に基づいて前記膜厚センサの回転位置が所定の回転位置になったことを検出したとき、又は所定の回転位置になったことを検出してから所定の時間経過したときに、前記トップリングを前記研磨面に着地させる制御装置と、を備える、
    研磨装置。
  2. 請求項1に記載の研磨装置において、
    前記位置検出装置は、前記膜厚センサが所定の回転位置になったことを検出する近接センサを有する、研磨装置。
  3. 請求項1に記載の研磨装置において、
    前記位置検出装置はエンコーダを有する、研磨装置。
  4. 請求項1に記載の研磨装置において、
    前記研磨テーブルを回転させるモータを更に備え、
    前記位置検出装置は、前記モータの位相を取得することにより、前記膜厚センサの位置を検出する、研磨装置。
  5. 請求項1に記載の研磨装置において、
    前記トップリングを回転及び/又は揺動させる回転揺動機構を更に備え、
    前記トップリングは、前記基板の回転位置を検出する回転角検出装置を有し、
    前記位置検出装置及び前記回転角検出装置の検出結果に基づいて、前記トップリングを
    前記研磨面に着地させる、
    研磨装置。
  6. 請求項5に記載の研磨装置において、
    前記回転角検出装置の検出結果に基づいて、前記基板を所定の方向に向いた状態で前記トップリングを前記研磨面に着地させる、研磨装置。
  7. 請求項5又は6に記載の研磨装置において、
    前記回転角検出装置は、前記基板のオリエンテーションフラット又はノッチの位置を検出する、研磨装置。
  8. 請求項5乃至7の何れかに記載の研磨装置において、
    前記回転揺動機構は、1又は複数のモータを有し、
    前記回転角検出装置は、前記モータの位相を検出することにより、前記基板の回転位置を検出する、研磨装置。
  9. 請求項8に記載の研磨装置において、
    前記回転角検出装置は、前記トップリングに周方向に沿って設けられた複数のセンサを有する、研磨装置。
  10. 研磨テーブル上の研磨面に対して、トップリングに保持された基板を押し付けて研磨する研磨方法において、
    位置検出装置によって、前記研磨テーブルの回転中に、前記研磨テーブルに固定された膜厚センサの回転位置を検出すること、
    制御装置によって、前記位置検出装置からの出力信号に基づいて前記膜厚センサの回転位置が所定の回転位置になったことを検出したとき、又は所定の回転位置になったことを検出してから所定の時間経過したときに、前記トップリングを前記研磨面に着地させること、
    を含む、方法。
  11. 研磨テーブル上の研磨面に対して、トップリングに保持された基板を押し付けて研磨する研磨装置の制御方法を実行するようにコンピュータを動作させるプログラムを記憶する不揮発性の記録媒体であって、
    位置検出装置によって、前記研磨テーブルの回転中に、前記研磨テーブルに固定された膜厚センサの回転位置を検出すること、
    制御装置によって、前記位置検出装置からの出力信号に基づいて前記膜厚センサの回転位置が所定の回転位置になったことを検出したとき、又は所定の回転位置になったことを検出してから所定の時間経過したときに、前記トップリングを前記研磨面に着地させること、
    を含む、プログラムを記憶する不揮発性の記録媒体。
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