JP7262984B2 - シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂、その製造方法及びコーティング剤 - Google Patents
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Description
(A)ポリオルガノシロキサン50~99質量部と(B)アクリル酸エステル単量体及び/又はメタクリル酸エステル単量体1~50質量部(但し、A成分とB成分の合計は100質量部)とが重合してなるシリコーンアクリルグラフト共重合樹脂であって、
前記(A)ポリオルガノシロキサンは、(a1)R2SiO1.0単位を全シロキサン単位の合計モルに対し80~99モル%有し、及び(a2)RSiO1.5単位及び/又はSiO2.0を全シロキサン単位の合計モルに対し1~20モル%有することを特徴とし、任意でR3SiO0.5単位を全シロキサン単位の合計モルに対し0~1モル%含んでよい、前記シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂
(式中、Rは互いに独立に、炭素数1~20のアルコキシ基、ヒドロキシル基、又は、置換もしくは非置換の炭素数1~20の1価炭化水素基であり、ただし、Rの少なくとも1は、炭素数2~6のアルケニル基、又は、アルキル基の炭素原子に結合する水素原子の一部がメルカプト基、アクリロキシ基もしくはメタクリロキシ基で置換されている炭素数1~6のアルキル基である)。
(A)ポリオルガノシロキサン50~99質量部と(B)アクリル酸エステル単量体及び/又はメタクリル酸エステル単量体1~50質量部(但し、A成分とB成分の合計は100質量部)とが重合してなるシリコーンアクリルグラフト共重合樹脂である。該ポリオルガノシロキサンは、(a1)R2SiO1.0単位を全シロキサン単位の合計モルに対し80~99モル%有し、及び(a2)RSiO1.5単位及び/又はSiO2.0を全シロキサン単位の合計モルに対し1~20モル%有することを特徴とする。任意でR3SiO0.5単位を全シロキサン単位の合計モルに対し0~1モル%含んでよい。
R3 (4-e-f)R4 fSi(OR5)e (2)
(式中、R3は重合性二重結合を有する1価有機基、特にアクリロキシ基又はメタクリロキシ基置換の炭素数1~6のアルキル基を示す。R4は炭素数1~4のアルキル基、R5は炭素数1~4のアルキル基で、eは2~3、fは0~1の整数を示し、e+f=2~3である)
以下、各単位の原料となる有機ケイ素化合物について、より詳細に説明する。
R3 (4-e-f)R4 fSi(OR5)e (2)
(式中、R3は重合性二重結合を有する1価有機基、特にアクリロキシ基又はメタクリロキシ基置換の炭素数1~6のアルキル基を示す。R4は炭素数1~4のアルキル基、R5は炭素数1~4のアルキル基で、eは2~3、fは0~1の整数を示し、e+f=2~3である)
i)オルガノポリシロキサンを含むエマルジョン組成物の調製
オクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)555g、KBM-502(γ-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン)0.6g、KBE-13(メチルトリエトキシシラン)44g、ラウリル硫酸ナトリウム6gをイオン交換水54gに溶解したもの、及びドデシルベンゼンスルホン酸6gを純水54gに溶解したものを2Lのポリエチレン製ビーカーに仕込み、ホモミキサーで均一に乳化した後、イオン交換水430gを徐々に加えて希釈し、圧力300kgf/cm2で高圧ホモジナイザーに2回通し、均一な白色エマルジョンを得た。このエマルジョンを撹拌装置、温度計、還流冷却器の付いた2Lのガラスフラスコに移し、50~70℃で24時間重合反応を行った後、10%炭酸ナトリウム水溶液12gでpH6~8に中和してシリコーンエマルジョン組成物を得た。
尚、該シリコーンエマルジョン組成物の105℃で3時間乾燥後の不揮発分は44.5%であり、エマルジョン中のオルガノポリシロキサンは非流動性の軟ゲル状のものであった。
ii)シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂の製造
上記で得たシリコーンエマルジョン組成物にメタクリル酸メチル(MMA)225gを3~5時間かけて滴下しながら、30℃にて、過酸化物と還元剤を添加して酸化還元反応を行いアクリルグラフト共重合させて、シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂を含むエマルジョン組成物を得た。エマルジョン組成物中の不揮発分は44.9%であった。
i)オルガノポリシロキサンを含むエマルジョン組成物の調製
オクタメチルシクロテトラシロキサン578g、KBM-502(γ-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン)0.6g、KBE-13(メチルトリエトキシシラン)22g、ラウリル硫酸ナトリウム6gをイオン交換水54gに溶解したもの、及びドデシルベンゼンスルホン酸6gを純水54gに溶解したものを2Lのポリエチレン製ビーカーに仕込み、ホモミキサーで均一に乳化した後、イオン交換水450gを徐々に加えて希釈し、圧力300kgf/cm2で高圧ホモジナイザーに2回通し、均一な白色エマルジョンを得た。このエマルジョンを撹拌装置、温度計、還流冷却器の付いた2Lのガラスフラスコに移し、50~70℃で24時間重合反応を行った後、10%炭酸ナトリウム水溶液12gでpH6~8に中和してシリコーンエマルジョン組成物を得た。
尚、シリコーンエマルジョン組成物の105℃で3時間乾燥後の不揮発分は44.7%であり、エマルジョン中のオルガノポリシロキサンは非流動性の軟ゲル状のものであった。
ii)シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂の製造
上記で得たシリコーンエマルジョン組成物にメタクリル酸メチル(MMA)225gを3~5時間かけて滴下しながら、30℃にて、過酸化物と還元剤を添加して酸化還元反応を行いアクリルグラフト共重合させて、シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂を含むエマルジョン組成物を得た。エマルジョン組成物中の不揮発分は44.8%であった。
i)オルガノポリシロキサンを含むエマルジョン組成物の調製
オクタメチルシクロテトラシロキサン542g、KBM-502(γ-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン)0.6g、KBE-04(テトラエトキシシラン)58g、ラウリル硫酸ナトリウム6gをイオン交換水54gに溶解したもの、及びドデシルベンゼンスルホン酸6gを純水54gに溶解したものを2Lのポリエチレン製ビーカーに仕込み、ホモミキサーで均一に乳化した後、イオン交換水400gを徐々に加えて希釈し、圧力300kgf/cm2で高圧ホモジナイザーに2回通し、均一な白色エマルジョンを得た。このエマルジョンを撹拌装置、温度計、還流冷却器の付いた2Lのガラスフラスコに移し、50~70℃で24時間重合反応を行った後、10%炭酸ナトリウム水溶液12gでpH6~8に中和してシリコーンエマルジョン組成物を得た。
尚、該シリコーンエマルジョン組成物の105℃で3時間乾燥後の不揮発分は44.6%であり、エマルジョン中のオルガノポリシロキサンは非流動性の軟ゲル状のものであった。
ii)シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂の製造
上記で得たシリコーンエマルジョン組成物にメタクリル酸メチル(MMA)215gを3~5時間かけて滴下しながら、30℃にて、過酸化物と還元剤を添加して酸化還元反応を行いアクリルグラフト共重合させて、シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂を含むエマルジョン組成物を得た。エマルジョン組成物中の不揮発分は44.8%であった。
i)オルガノポリシロキサンを含むエマルジョン組成物の調製
オクタメチルシクロテトラシロキサン566g、KBM-502(γ-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン)0.6g、KBM-13(メチルトリメトキシシラン)34g、ラウリル硫酸ナトリウム6gをイオン交換水54gに溶解したもの、及びドデシルベンゼンスルホン酸6gを純水54gに溶解したものを2Lのポリエチレン製ビーカーに仕込み、ホモミキサーで均一に乳化した後、イオン交換水450gを徐々に加えて希釈し、圧力300kgf/cm2で高圧ホモジナイザーに2回通し、均一な白色エマルジョンを得た。このエマルジョンを撹拌装置、温度計、還流冷却器の付いた2Lのガラスフラスコに移し、50~70℃で24時間重合反応を行った後、10%炭酸ナトリウム水溶液12gでpH6~8に中和してシリコーンエマルジョン組成物を得た。
尚、該シリコーンエマルジョン組成物の105℃で3時間乾燥後の不揮発分は44.5%であり、エマルジョン中のオルガノポリシロキサンは非流動性の軟ゲル状のものであった。
ii)シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂の製造
上記で得たシリコーンエマルジョン組成物にメタクリル酸メチル(MMA)225gを3~5時間かけて滴下しながら、30℃にて、過酸化物と還元剤を添加して酸化還元反応を行いアクリルグラフト共重合させて、シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂を含むエマルジョン組成物を得た。エマルジョン組成物中の不揮発分は45.2%であった。
i)オルガノポリシロキサンを含むエマルジョン組成物の調製
オクタメチルシクロテトラシロキサン583g、KBM-502(γ-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン)0.6g、KBM-13(メチルトリメトキシシラン)17g、ラウリル硫酸ナトリウム6gをイオン交換水54gに溶解したもの、及びドデシルベンゼンスルホン酸6gを純水54gに溶解したものを2Lのポリエチレン製ビーカーに仕込み、ホモミキサーで均一に乳化した後、イオン交換水460gを徐々に加えて希釈し、圧力300kgf/cm2で高圧ホモジナイザーに2回通し、均一な白色エマルジョンを得た。このエマルジョンを撹拌装置、温度計、還流冷却器の付いた2Lのガラスフラスコに移し、50~70℃で24時間重合反応を行った後、10%炭酸ナトリウム水溶液12gでpH6~8に中和してシリコーンエマルジョン組成物を得た。
尚、該シリコーンエマルジョン組成物の105℃で3時間乾燥後の不揮発分は45.4%であり、エマルジョン中のオルガノポリシロキサンは非流動性の軟ゲル状のものであった。
ii)シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂の製造
上記で得たシリコーンエマルジョン組成物にメタクリル酸メチル(MMA)230gを3~5時間かけて滴下しながら、30℃にて、過酸化物と還元剤を添加して酸化還元反応を行いアクリルグラフト共重合させて、シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂を含むエマルジョン組成物を得た。エマルジョン組成物中の不揮発分は45.5%であった。
i)オルガノポリシロキサンを含むエマルジョン組成物の調製
オクタメチルシクロテトラシロキサン559g、KBM-502(γ-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン)0.6g、KBE-13(メチルトリエトキシシラン)22g、KBE-04(テトラエトキシシラン)19g、ラウリル硫酸ナトリウム6gをイオン交換水54gに溶解したもの、及びドデシルベンゼンスルホン酸6gを純水54gに溶解したものを2Lのポリエチレン製ビーカーに仕込み、ホモミキサーで均一に乳化した後、イオン交換水410gを徐々に加えて希釈し、圧力300kgf/cm2で高圧ホモジナイザーに2回通し、均一な白色エマルジョンを得た。このエマルジョンを撹拌装置、温度計、還流冷却器の付いた2Lのガラスフラスコに移し、50~70℃で24時間重合反応を行った後、10%炭酸ナトリウム水溶液12gでpH6~8に中和ししてシリコーンエマルジョン組成物を得た。
尚、該シリコーンエマルジョン組成物の105℃で3時間乾燥後の不揮発分は44.8%であり、エマルジョン中のオルガノポリシロキサンは非流動性の軟ゲル状のものであった。
ii)シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂の製造
上記で得たシリコーンエマルジョン組成物にメタクリル酸メチル(MMA)215gを3~5時間かけて滴下しながら、30℃にて、過酸化物と還元剤を添加して酸化還元反応を行いアクリルグラフト共重合させて、シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂を含むエマルジョン組成物を得た。エマルジョン組成物中の不揮発分は45.3%であった。
i)オルガノポリシロキサンを含むエマルジョン組成物の調製
オクタメチルシクロテトラシロキサン555g、KBM-502(γ-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン)0.6g、KBE-13(メチルトリエトキシシラン)44g、ラウリル硫酸ナトリウム6gをイオン交換水54gに溶解したもの、及びドデシルベンゼンスルホン酸6gを純水54gに溶解したものを2Lのポリエチレン製ビーカーに仕込み、ホモミキサーで均一に乳化した後、イオン交換水430gを徐々に加えて希釈し、圧力300kgf/cm2で高圧ホモジナイザーに2回通し、均一な白色エマルジョンを得た。このエマルジョンを撹拌装置、温度計、還流冷却器の付いた2Lのガラスフラスコに移し、50~70℃で24時間重合反応を行った後、10%炭酸ナトリウム水溶液12gでpH6~8に中和してシリコーンエマルジョン組成物を得た。
尚、該シリコーンエマルジョン組成物の105℃で3時間乾燥後の不揮発分は44.5%であり、エマルジョン中のオルガノポリシロキサンは非流動性の軟ゲル状のものであった。
ii)シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂の製造
上記で得たシリコーンエマルジョン組成物にメタクリル酸メチル(MMA)60gを3~5時間かけて滴下しながら、30℃にて、過酸化物と還元剤を添加して酸化還元反応を行いアクリルグラフト共重合させて、シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂を含むエマルジョン組成物を得た。エマルジョン組成物中の不揮発分は44.8%であった。
i)オルガノポリシロキサンを含むエマルジョン組成物の調製
オクタメチルシクロテトラシロキサン450g、KBM-502(γ-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン)0.6g、KBE-13(メチルトリエトキシシラン)150g、ラウリル硫酸ナトリウム18gをイオン交換水100gに溶解したもの、及びドデシルベンゼンスルホン酸6gを純水54gに溶解したものを2Lのポリエチレン製ビーカーに仕込み、ホモミキサーで均一に乳化した後、イオン交換水280gを徐々に加えて希釈し、圧力300kgf/cm2で高圧ホモジナイザーに2回通し、均一な白色エマルジョンを得た。このエマルジョンを撹拌装置、温度計、還流冷却器の付いた2Lのガラスフラスコに移し、50~70℃で24時間重合反応を行った後、10%炭酸ナトリウム水溶液12gでpH6~8に中和してシリコーンエマルジョン組成物を得た。
尚、該シリコーンエマルジョン組成物の105℃で3時間乾燥後の不揮発分は44.5%であり、エマルジョン中のオルガノポリシロキサンは非流動性の軟ゲル状のものであった。
ii)シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂の製造
上記で得たシリコーンエマルジョン組成物にメタクリル酸メチル(MMA)205gを3~5時間かけて滴下しながら、30℃にて、過酸化物と還元剤を添加して酸化還元反応を行いアクリルグラフト共重合させて、シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂を含むエマルジョン組成物を得た。エマルジョン組成物中の不揮発分は44.8%であった。
i)オルガノポリシロキサンを含むエマルジョン組成物の調製
オクタメチルシクロテトラシロキサン600g、KBM-502(γ-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン)0.6g、ラウリル硫酸ナトリウム6gをイオン交換水54gに溶解したもの、及びドデシルベンゼンスルホン酸6gを純水54gに溶解したものを2Lのポリエチレン製ビーカーに仕込み、ホモミキサーで均一に乳化した後、イオン交換水460gを徐々に加えて希釈し、圧力300kgf/cm2で高圧ホモジナイザーに2回通し、均一な白色エマルジョンを得た。このエマルジョンを撹拌装置、温度計、還流冷却器の付いた2Lのガラスフラスコに移し、50~70℃で24時間重合反応を行った後、10%炭酸ナトリウム水溶液12gでpH6~8に中和してシリコーンエマルジョン組成物を得た。
尚、該シリコーンエマルジョン組成物の105℃で3時間乾燥後の不揮発分は45.3%であり、エマルジョン中のオルガノポリシロキサンは非流動性の軟ゲル状のものであった。
ii)シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂の製造
上記で得たシリコーンエマルジョン組成物にメタクリル酸メチル(MMA)230gを3~5時間かけて滴下しながら、30℃にて、過酸化物と還元剤を添加して酸化還元反応を行いアクリルグラフト共重合させて、シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂を含むエマルジョン組成物を得た。エマルジョン組成物中の不揮発分は44.7%であった。
i)オルガノポリシロキサンを含むエマルジョン組成物の調製
オクタメチルシクロテトラシロキサン597.6g、KBM-502(γ-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン)0.6g、KBE-13(メチルトリエトキシシラン)2.4gラウリル硫酸ナトリウム6gをイオン交換水54gに溶解したもの、及びドデシルベンゼンスルホン酸6gを純水54gに溶解したものを2Lのポリエチレン製ビーカーに仕込み、ホモミキサーで均一に乳化した後、イオン交換水460gを徐々に加えて希釈し、圧力300kgf/cm2で高圧ホモジナイザーに2回通し、均一な白色エマルジョンを得た。このエマルジョンを撹拌装置、温度計、還流冷却器の付いた2Lのガラスフラスコに移し、50~70℃で24時間重合反応を行った後、10%炭酸ナトリウム水溶液12gでpH6~8に中和してシリコーンエマルジョン組成物を得た。
尚、該シリコーンエマルジョン組成物の105℃で3時間乾燥後の不揮発分は45.1%であり、エマルジョン中のオルガノポリシロキサンは非流動性の軟ゲル状のものであった。
ii)シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂の製造
上記で得たシリコーンエマルジョン組成物にメタクリル酸メチル(MMA)230gを3~5時間かけて滴下しながら、30℃にて、過酸化物と還元剤を添加して酸化還元反応を行いアクリルグラフト共重合させて、シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂を含むエマルジョン組成物を得た。エマルジョン組成物中の不揮発分は44.7%であった。
オクタメチルシクロテトラシロキサン300g、KBM-502(γ-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン)0.6g、KBE-13(メチルトリエトキシシラン)300g、ラウリル硫酸ナトリウム6gをイオン交換水54gに溶解したもの、及びドデシルベンゼンスルホン酸6gを純水54gに溶解したものを2Lのポリエチレン製ビーカーに仕込んだが、ホモミキサーで乳化することができなかった。
オクタメチルシクロテトラシロキサン555g、KBM-502(γ-メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン)0.6g、KBE-13(メチルトリエトキシシラン)44g、ラウリル硫酸ナトリウム6gをイオン交換水54gに溶解したもの、及びドデシルベンゼンスルホン酸6gを純水54gに溶解したものを2Lのポリエチレン製ビーカーに仕込み、ホモミキサーで均一に乳化した後、イオン交換水430gを徐々に加えて希釈し、圧力300kgf/cm2で高圧ホモジナイザーに2回通し、均一な白色エマルジョンを得た。このエマルジョンを撹拌装置、温度計、還流冷却器の付いた2Lのガラスフラスコに移し、50~70℃で24時間重合反応を行った後、10%炭酸ナトリウム水溶液12gでpH6~8に中和してシリコーンエマルジョン組成物を得た。
該シリコーンエマルジョン組成物の105℃で3時間乾燥後の不揮発分は44.5%であり、エマルジョン中のオルガノポリシロキサンは非流動性の軟ゲル状のものであった。
<蒸発残分(固形分濃度)測定>
シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂を含むエマルジョン組成物約1gをアルミ箔製の皿に量り取り、105~110℃に保った乾燥器に入れ、1時間加熱後、乾燥器から取り出してデシケーターの中にて放冷し、シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂の乾燥後の重さを量り、次式により蒸発残分を算出した。
W : 乾燥前の試料を入れたアルミ箔皿の質量(g)
L : アルミ箔皿の質量(g)
T : 乾燥後の試料を入れたアルミ箔皿の質量(g)
アルミ箔皿の寸法:70φ×12h(mm)
シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂を含むエマルジョン組成物を0.01g計量し、レーザー回折式粒度分布測定装置(堀場製作所製、商品名:LA-950V2)を使用して、下記の条件で、エマルジョンの平均粒子径(粒度累積分布の50%に相当する粒子径の値)を測定した。
[測定条件]
測定温度:25±1℃
溶媒:イオン交換水
また(A)オルガノポリシロキサンを含むエマルジョン組成物におけるエマルジョンの平均粒子径も上記と同じ方法により測定した。結果を表1に示す。
東亜ディーケーケー社製、pHメーター HM-25Rを用い、JIS Z8802:2011に基づいて25℃で、シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂を含むエマルジョン組成物のpHを測定した。
バーコーターにてシリコーンアクリルグラフト共重合樹脂を含むエマルジョン組成物をスライドガラスに塗布し、105℃×3分で乾燥を行い、ドライで約23μmになるように塗膜を形成した。
ヘイズメーター NDH7000(日本電色工業社製)にて上記塗膜のヘイズ値を測定した。尚、スライドガラス(ヘイズ値0.70%)でのヘイズ値の好ましい範囲は0.70~1.50である。
HEIDON TYPE-38(新東科学社製)にて200gの金属圧子を上記塗膜に垂直に接触させ、3cm/分で移動させた時の摩擦力を測定し、摩擦力から摩擦係数を算出した。尚、スライドガラスでの静・動摩擦係数の好ましい範囲は、静摩擦係数が0.01~0.15であり、動摩擦係数が0.01~0.10である。
ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂エマルジョン(パーマリンUA-368、水性塗料用樹脂、三洋化成株式会社製)と表2に記載の各シリコーンアクリルグラフト共重合樹脂エマルジョン組成物1~10及び12の各々とを、固形分換算で表3に示した割合で配合し、10分間、常温にて撹拌混合した後に80メッシュでろ過したものを使用して、バーコーターにてスライドガラスに塗布し、105℃×3分で乾燥を行い、ドライで約23μmになるように塗膜を形成した。
<ヘイズ値測定>
ヘイズメーター NDH7000(日本電色工業社製)にて上記塗膜のヘイズ値を測定した。スライドガラス(ヘイズ値0.70%)でのヘイズ値の好ましい範囲は0.7~6.0%である。
<静・動摩擦係数測定>
HEIDON TYPE-38(新東科学社製)にて200gの金属圧子を上記塗膜に垂直に接触させ、3cm/分で移動させた時の摩擦力を測定し、摩擦力から摩擦係数を算出した。スライドガラスでの静・動摩擦係数の好ましい範囲は、静摩擦係数が0.01~0.20であり、動摩擦係数が0.01~0.10である。
Claims (10)
- (A)ポリオルガノシロキサン50~99質量部と(B)アクリル酸エステル単量体及び/又はメタクリル酸エステル単量体1~50質量部(但し、A成分とB成分の合計は100質量部)とが重合してなるシリコーンアクリルグラフト共重合樹脂をコーティング剤組成物全体の質量に対し固形分量で1~60質量%で含む、コーティング剤組成物であって、
前記(A)ポリオルガノシロキサンは、(a1)R2SiO1.0単位を全シロキサン単位の合計モルに対し80~99モル%有し、(a2)RSiO1.5単位及び/又はSiO2.0を全シロキサン単位の合計モルに対し1~20モル%有することを特徴とし、任意でR3SiO0.5単位を全シロキサン単位の合計モルに対し0~1モル%含んでよく(Rは互いに独立に、炭素数1~20のアルコキシ基、ヒドロキシル基、又は、非置換の炭素数1~20の1価炭化水素基である)、及び、下記平均式(1)で表される、
前記コーティング剤組成物。 - 上記(A)ポリオルガノシロキサンは、X及びYで示されるヒドロキシル基を1分子中に少なくとも2個有する、請求項1記載のコーティング剤組成物。
- 請求項1または2記載のシリコーンアクリルグラフト共重合樹脂を固形分量で、コーティング剤組成物全体の質量に対して1~40質量%と、さらに、ウレタン系樹脂エマルジョン、アクリル系樹脂エマルジョン、及び塩化ビニル系樹脂エマルジョンから選ばれる樹脂エマルジョンの少なくとも1つをコーティング剤組成物全体の質量に対して60~99質量%とを含有する、請求項1または2記載のコーティング剤組成物。
- 基材表面のコーティング用である、請求項1~3のいずれか1項記載のコーティング剤組成物。
- 基材と、該基材の片面又は両面に存在する請求項4記載のコーティング剤組成物から成る皮膜とを有する、積層体。
- 前記基材が、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、セルロース、ジエチレングリコールビスアリルカーボネートポリマー、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレンポリマー、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリウレタン、及びエポキシ樹脂から選ばれるプラスチックである、請求項5記載の積層体。
- 前記基材が、ソーダ石灰ガラス、石英ガラス、鉛ガラス、ホウ珪酸ガラス、及び無アルカリガラスから選ばれるガラスである、請求項5記載の積層体。
- 前記基材が、カエデ科、カバノキ科、クスノキ科、クリ科、ゴマノハグサ科、ナンヨウスギ科、ニレ科、ノウゼンカズラ科、バラ科、ヒノキ科、フタバガキ科、フトモモ科、ブナ科、マツ科、マメ科、及びモクセイ科から選ばれる木材である、請求項5記載の積層体。
- 前記基材が、木綿、麻、リンネル、羊毛、絹、カシミヤ、石綿、ポリアミド、ポリエステル、ビスコース、セルロース、ガラス、及び炭素から選ばれる繊維である、請求項5記載の積層体。
- コーティング剤組成物からなる皮膜の厚さが0.5~50μmである、請求項5~9のいずれか1項に記載の積層体。
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