JP7262544B2 - 端末装置、基地局装置、および、通信方法 - Google Patents

端末装置、基地局装置、および、通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、端末装置、基地局装置、および、通信方法に関する。
本願は、2016年10月20日に日本に出願された特願2016-205837号について優先権を主張し、その内容をここに援用する。
セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワーク(以下、「Long Term Evolution (LTE)」、または、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access : EUTRA」と称する)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project : 3GPP)において検討されている(非特許文献1)。LTEでは、基地局装置をeNodeB(evolved NodeB)、端末装置をUE(User Equipment)とも称する。LTEは、基地局装置がカバーするエリアをセル状に複数配置するセルラー通信システムである。ここで、単一の基地局装置は複数のセルを管理してもよい。
3GPPにおいて、待ち時間の縮小の強化(latency reduction enhancements)が検討されている。例えば、待ち時間の縮小の解決策として、セミパーシステントスケジューリング(Semi-Persistent Scheduling : SPS)や上りリンクグラント受信(UL Grant reception)、設定されたセミパーシステントスケジューリングの活性化および非活性化(Configured SPS activation and deactivation)が検討されている(非特許文献1)。また、処理時間を短縮する検討が始まっている(非特許文献2)。
しかしながら、上述のような無線通信システムにおいて、処理時間を短縮する手順について、具体的な方法は十分に検討されていなかった。
本発明の一態様は、効率的に通信が行うことができる端末装置、基地局装置、および、通信方法を提供する。
(1)上記の目的を達成するために、本発明の態様は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の第1の態様は、端末装置であって、符号化ビットを、時間に対応する第1の軸と周波数に対応する第2の軸とを含む行列にマップする符号化部と、系列を送信する送信部と、を備え、前記符号化部は、第1のチャネル状態情報(CSI)のための第1の符号化ビットを前記行列にマップし、前記マップは、前記行列の第1の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行い、第2のCSIのための第2の符号化ビット、及び、上りリンク共用チャネル(UL-SCH)のための第3の符号化ビットを前記行列にマップし、前記マップは、前記行列の前記第1の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行い、受信確認応答(acknowledgement)のための第4の符号化ビットを前記行列にマップし、前記マップは、前記第2の軸を優先して前記行列の第2の要素から開始し、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行い、前記行列の第3の要素において終了し、ここで、前記第2のCSIのためのビットの数は、前記第1のCSIの値に基づいて決定され、前記第2の符号化ビットおよび前記第3の符号化ビットは、前記第1の符号化ビットがマップされた前記行列の要素にマップされず、前記行列の前記第2の要素及び/又は前記行列の前記第3の要素は前記行列の前記第1の要素とは異なっており、前記行列の前記第2の要素及び/又は前記行列の前記第3の要素は物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて決定され、前記第2の符号化ビットのひとつは、前記第2の符号化ビットのひとつと前記第4の符号化ビットのひとつとが前記行列の同じ要素にマップされた場合にパンクチャ(puncture)され、前記第2の軸を優先して前記行列から前記系列を取得する。
(2)本発明の第2の態様は、基地局装置であって、系列を受信する受信部と、符号化ビットを、時間に対応する第1の軸と周波数に対応する第2の軸とを含む行列からデマップする復号化部と、を備え、前記復号化部は、前記第2の軸を優先して前記行列から前記系列を取得し、第1チャネル状態情報(CSI)のための第1の符号化ビットを前記行列からデマップし、前記デマップは、前記行列の第1の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行い、第2のCSIのための第2の符号化ビット、及び、上りリンク共用チャネル(UL-SCH)のための第3の符号化ビットを前記行列からデマップし、前記デマップは、前記行列の前記第1の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行い、受信確認応答(acknowledgement)のための第4の符号化ビットを前記行列からデマップし、前記デマップは、前記第2の軸を優先して前記行列の第2の要素から開始し、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行い、前記行列の第3の要素において終了し、ここで、前記第2のCSIのためのビットの数は、前記第1のCSIの値に基づいて決定され、前記第2の符号化ビットおよび前記第3の符号化ビットは、前記第1の符号化ビットがデマップされた前記行列の要素からデマップされず、前記行列の前記第2の要素及び/又は前記行列の前記第3の要素は前記行列の前記第1の要素とは異なっており、前記行列の前記第2の要素及び/又は前記行列の前記第3の要素は物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて決定され、前記第2の符号化ビットのひとつは、前記第2の符号化ビットのひとつと前記第4の符号化ビットのひとつとが前記行列の同じ要素からデマップされた場合にパンクチャ(puncture)される。
(3)本発明の第3の態様は、端末装置における通信方法であって、第1のチャネル状態情報(CSI)のための第1の符号化ビットを行列にマップし、ここで前記行列は時間に対応する第1の軸と、周波数に対応する第2の軸とを含み、前記マップは、前記行列の第1の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行うステップと、第2のCSIのための第2の符号化ビット、及び、上りリンク共用チャネル(UL-SCH)のための第3の符号化ビットを前記行列にマップし、前記マップは、前記行列の前記第1の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行うステップと、受信確認応答(acknowledgement)のための第4の符号化ビットを前記行列にマップし、前記マップは、前記行列の第2の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行い、前記行列の第3の要素において終了するステップであって、前記第2のCSIのビットの数は、前記第1のCSIの値に基づいて決定され、前記第2の符号化ビットおよび前記第3の符号化ビットは、前記第1の符号化ビットがマップされた前記行列の要素にマップされないステップと、前記行列の前記第2の要素及び/又は前記行列の前記第3の要素は前記行列の前記第1の要素とは異なっており、前記行列の前記第2の要素及び/又は前記行列の前記第3の要素は物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて決定されるステップと、前記第2の符号化ビットのひとつは、前記第2の符号化ビットのひとつと前記第4の符号化ビットのひとつとが前記行列の同じ要素にマップされた場合にパンクチャ(puncture)されるステップと、前記第2の軸を優先して前記行列から系列を取得するステップと、前記系列を送信するステップと、を有する。
(4)本発明の第4の態様は、基地局装置における通信方法であって、系列を受信する受信ステップと、第2の軸を優先して前記行列から系列を取得するステップと、第1のチャネル状態情報(CSI)のための第1の符号化ビットを前記行列からデマップし、ここで前記行列は時間に対応する第1の軸と、周波数に対応する第2の軸とを含み、前記デマップは、前記行列の第1の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行うステップと、第2のCSIのための第2の符号化ビット、及び、上りリンク共用チャネル(UL-SCH)のための第3の符号化ビットを前記行列からデマップし、前記デマップは、前記行列の前記第1の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行うステップと、前記第2の符号化ビットのひとつは、前記第2の符号化ビットのひとつと受信確認応答(acknowledgement)のための前記第4の符号化ビットのひとつとが前記行列の同じ要素からデマップされた時にパンクチャ(puncture)されるステップと、であって、前記第2のCSIのビットの数は、前記第1のCSIの値に基づいて決定され、前記第2の符号化ビットおよび前記第3の符号化ビットは、前記第1の符号化ビットがデマップされた前記行列の要素からデマップされないステップと、前記行列の前記第2の要素及び/又は前記行列の前記第3の要素は前記行列の前記第1の要素とは異なっており、前記行列の前記第2の要素及び/又は前記行列の前記第3の要素は物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて決定されるステップと、前記第2の符号化ビットのひとつは、前記第2の符号化ビットのひとつと前記第4の符号化ビットのひとつとが前記行列の同じ要素からデマップされた場合にパンクチャ(puncture)されるステップと、を有する。
この発明の一態様によれば、基地局装置と端末装置は効率的に通信が行うことができる。
本実施形態における無線通信システムの概念を示す図である。 本実施形態の無線フレームの概略構成を示す図である。 本実施形態の上りリンクスロットの概略構成を示す図である。 本実施形態のサーチスペースのCCEインデックスの一例を示した図である。 本実施形態の送信プロセス3000の構成の一例を示した図である。 本実施形態の符号化処理部3001の構成例を示した図である。 本実施形態の符号化ビット配列変更の一例を示した図である。 本実施形態の上りリンクにおける符号化処理部3001に含まれる制御情報およびデータ多重(Control and data multiplexing)部4007、チャネルインターリーバ(Channel interleaver)部4008の構成例の一部を示す図である。 本実施形態のチャネルインターリーバ部による多重ビットgkの配置切り替えが行われる場合の出力hkのマッピングの一例を示す図である。 本実施形態のチャネルインターリーバ部4008による多重ビットgkの配置切り替えが行われない場合の出力hkのマッピングの一例を示す図である。 本実施形態のチャネル品質指標、および、プレコーダ行列指標のビット数の一例を示す図である。 本実施形態のチャネルインターリーバ部4008による出力hkのマッピングの一例を示す図である。 本実施形態のチャネル品質指標、および、プレコーダ行列指標のビット数の一例を示す図である。 本実施形態におけるPUSCHまたはHARQ-ACKの送信タイミングを示す図である。 本実施形態におけるPUSCHまたはHARQ-ACKの送信動作を示す図である。 本実施形態におけるマキシマムTBSの閾値と対応するPUSCHの送信タイミング(kの値)の一例を示す図である。 本実施形態におけるマキシマムTBSの閾値と対応するPUSCHの送信タイミング(kの値)の別の一例を示す図である。 本実施形態の動作2におけるPUSCHの送信方法の一例を示す図である。 本実施形態におけるマキシマムTBSの閾値と対応するHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)の一例を示す図である。 本実施形態におけるマキシマムTBSの閾値と対応するHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)の別の一例を示す図である。 本実施形態におけるPUSCH送信タイミング(kの値)と対応する所定のマキシマムTAの閾値の一例を示す図である。 本実施形態におけるPUSCH送信タイミング(kの値)と対応する所定のマキシマムTAの閾値の別の一例を示す図である。 本実施形態におけるHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)と対応する所定のマキシマムTAの閾値の一例を示す図である。 本実施形態におけるHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)と対応する所定のマキシマムTAの閾値の別の一例を示す図である。 本実施形態における端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態における基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。
以下、本発明の各実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における無線通信システムの概念図である。図1において、無線通信システムは、端末装置1A~1C、および基地局装置3を具備する。以下、端末装置1A~1Cを端末装置1とも称する。
図2は、本実施形態の無線フレームの概略構成を示す図である。図2において、横軸は時間軸である。
時間領域における種々のフィールドのサイズは、時間ユニットTs=1/(15000・2048)秒の数によって表現される。無線フレームの長さは、Tf=307200・Ts=10msである。それぞれの無線フレームは、時間領域において連続する10のサブフレームを含む。それぞれのサブフレームの長さは、Tsubframe=30720・Ts=1msである。それぞれのサブフレームiは、時間領域において連続する2つのスロットを含む。該時間領域において連続する2つのスロットは、無線フレーム内のスロット番号nsが2iのスロット、および、無線フレーム内のスロット番号nsが2i+1のスロットである。それぞれのスロットの長さは、Tslot=153600・ns=0.5msである。それぞれの無線フレームは、時間領域において連続する10のサブフレームを含む。それぞれの無線フレームは、時間領域において連続する20のスロット(ns=0,1,…,19)を含む。
以下、本実施形態のスロットの構成について説明する。図3は、本実施形態の上りリンクスロットの概略構成を示す図である。図3において、1つのセルにおける上りリンクスロットの構成を示す。図3において、横軸は時間軸であり、縦軸は周波数軸である。図3において、lはSC-FDMA(Single Carrier-Frequency Division Multiple Access)シンボル番号/インデックスであり、kはサブキャリア番号/インデックスである。
スロットのそれぞれにおいて送信される物理シグナルまたは物理チャネルは、リソースグリッドによって表現される。上りリンクにおいて、リソースグリッドは複数のサブキャリアと複数のSC-FDMAシンボルによって定義される。リソースグリッド内のエレメントのそれぞれをリソースエレメントと称する。リソースエレメントは、サブキャリア番号/インデックスk、および、SC-FDMAシンボル番号/インデックスlによって表される。
リソースグリッドは、アンテナポート毎に定義される。本実施形態では、1つのアンテナポートに対する説明を行う。複数のアンテナポートのそれぞれに対して、本実施形態が適用されてもよい。
上りリンクスロットは、時間領域において、複数のSC-FDMAシンボルl(l=0,1,…,NULsymb)を含む。NULsymbは、1つの上りリンクスロットに含まれるSC-FDMAシンボルの数を示す。ノーマルCP(normal Cyclic Prefix)に対して、NULsymbは7である。拡張CP(extended Cyclic Prefix)に対して、NULsymbは6である。即ち、ノーマルCPに対して、1サブフレームは14SC-FDMAシンボルで構成される。拡張CPに対して、1サブフレームは12SC-FDMAシンボルで構成される。
上りリンクスロットは、周波数領域において、複数のサブキャリアk(k=0,1,…,NULRB×NRBsc)を含む。NULRBは、NRBscの倍数によって表現される、サービングセルに対する上りリンク帯域幅設定である。NRBscは、サブキャリアの数によって表現される、周波数領域における(物理)リソースブロックサイズである。本実施形態において、サブキャリア間隔Δfは15kHzであり、NRBscは12サブキャリアである。すなわち、本実施形態においてNRBscは、180kHzである。
リソースブロックは、物理チャネルのリソースエレメントへのマッピングを表すために用いられる。リソースブロックは、仮想リソースブロックと物理リソースブロックが定義される。物理チャネルは、まず仮想リソースブロックにマップされる。その後、仮想リソースブロックは、物理リソースブロックにマップされる。1つの物理リソースブロックは、時間領域においてNULsymbの連続するSC-FDMAシンボルと周波数領域においてNRBscの連続するサブキャリアとから定義される。ゆえに、1つの物理リソースブロックは(NULsymb×NRBsc)のリソースエレメントから構成される。1つの物理リソースブロックは、時間領域において1つのスロットに対応する。物理リソースブロックは周波数領域において、周波数の低いほうから順に番号(0,1,…, NULRB-1)が付けられる。
本実施形態における下りリンクのスロットは、複数のOFDMシンボルを含む。本実施形態における下りリンクのスロットの構成は、リソースグリッドが複数のサブキャリアと複数のOFDMシンボルによって定義される点を除いて同じであるため、下りリンクのスロットの構成の説明は省略する。
ここで、下りリンクにおける送信、および/または、上りリンクにおける送信に対して、送信時間間隔(Transmission Time Interval : TTI)が定義されてもよい。すなわち、下りリンクにおける送信、および/または、上りリンクにおける送信が、1つの送信時間間隔(1つの送信時間間隔の長さ)で実行されてもよい。
例えば、下りリンクにおいて、TTIは14OFDMシンボル(1サブフレームおよび/または1ms)から構成される。14よりも少ないOFDMシンボルから構成される送信時間間隔をsTTI(short Transmission Interval)とも呼称する。または、所定の送信時間間隔(または、送信期間)よりも短い送信時間間隔はsTTIとも呼称される。ここで、所定の送信時間間隔は1msであってもよい。sTTIは、mini-slotとも呼称されてもよい。ここで、OFDMシンボルは、SC-FDMAシンボルであってもよい。
また、上りリンクにおいて、TTIは14SC-FDMAシンボル(1サブフレームおよび/または1ms)から構成される。14よりも少ないSC-FDMAシンボルから構成される送信時間間隔をsTTIとも称する。または、所定の送信時間間隔(または、送信期間)よりも短い送信時間間隔はsTTIとも呼称される。ここで、所定の送信時間間隔は1msであってもよい。sTTIは、mini-slotとも呼称される。ここで、SC-FDMAシンボルは、OFDMシンボルであってもよい。
本実施形態における物理チャネルおよび物理信号について説明する。
図1において、端末装置1から基地局装置3への上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理チャネルが用いられる。ここで、上りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PUCCH(Physical Uplink Control Channel)
・PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)
・PRACH(Physical Random Access Channel)
ここで、sTTIによって送信されるPUCCH、PUSCH、PRACHはそれぞれ、sPUCCH、sPUSCH、sPRACHと呼称されてもよい。
PUCCHは、上りリンク制御情報(Uplink Control Information: UCI)を送信するために用いられる。ここで、上りリンク制御情報には、下りリンクに対するチャネル状態情報(Channel State Information: CSI)が含まれてもよい。また、上りリンク制御情報には、UL-SCHのリソースを要求するために用いられるスケジューリング要求(Scheduling Request: SR)が含まれてもよい。また、上りリンク制御情報には、HARQ-ACK(Hybrid Automatic Repeat request ACKnowledgement)が含まれてもよい。ここで、PUCCHは、sPUCCHであってもよい。sPUCCHは、PUCCHに含まれるOFDMシンボル数よりも少ないOFDMシンボル数で構成されてもよい。例えば、sPUCCHは、14よりも少ないOFDMシンボル数で構成されてもよい。また、sPUCCHは、所定の送信時間間隔よりも短い送信時間間隔を備えてもよい。sPUCCHはsTTIに対応する送信時間間隔を備えてもよい。
ここで、HARQ-ACKは、下りリンクデータ(Transport block, Medium Access Control Protocol Data Unit : MAC PDU, Downlink-Shared Channel: DL-SCH, Physical Downlink Shared Channel : PDSCH)に対するHARQ-ACKを示してもよい。すなわち、HARQ-ACKは、下りリンクデータに対するACK(acknowledgement, positive-acknowledgment)またはNACK(negative-acknowledgement)を示してもよい。また、CSIは、チャネル品質指標(CQI)、プレコーダ行列指標(PMI)、および/または、ランク指標(RI)で構成されてもよい。HARQ-ACKは、HARQ-ACK応答、または、ACK/NACK応答と称されてもよい。
PUSCHは、上りリンクデータ(Uplink-Shared Channel: UL-SCH)を送信するために用いられる。PUSCHは、ランダムアクセスメッセージ3を送信するために用いられる。また、PUSCHは、ランダムアクセスメッセージ3を含まない上りリンクデータと共にHARQ-ACKおよび/またはCSIを送信するために用いられてもよい。また、PUSCHは、CSIのみ、または、HARQ-ACKおよびCSIのみを送信するために用いられてもよい。すなわち、PUSCHは、上りリンク制御情報のみを送信するために用いられてもよい。ここで、PUSCHは、sPUSCHであってもよい。sPUSCHは、PUSCHに含まれるOFDMシンボル数よりも少ないOFDMシンボル数で構成されてもよい。例えば、sPUSCHは、14よりも少ないOFDMシンボル数で構成されてもよい。また、sPUSCHは、所定の送信時間間隔よりも短い送信時間間隔を備えてもよい。sPUSCHはsTTIに対応する送信時間間隔を備えてもよい。
ここで、基地局装置3と端末装置1は、上位層(higher layer)において信号をやり取り(送受信)してもよい。例えば、基地局装置3と端末装置1は、無線リソース制御(Radio Resource Control : RRC)層において、RRCシグナリング(RRC message、RRC informationとも称される)を送受信してもよい。また、基地局装置3と端末装置1は、MAC(Medium Access Control)層において、MACコントロールエレメントをやり取り(送受信)してもよい。ここで、RRCシグナリング、および/または、MACコントロールエレメントを、上位層の信号(higher layer signaling)とも称する。
ここで、本実施形態において、「上位層のパラメータ」、「上位層のメッセージ」、「上位層の信号」、「上位層の情報」、および、「上位層の情報要素」は、同一のものであってもよい。
また、PUSCHは、RRCシグナリング、および、MACコントロールエレメントを送信するために用いられてもよい。ここで、基地局装置3から送信されるRRCシグナリングは、セル内における複数の端末装置1に対して共通のシグナリングであってもよい。また、基地局装置3から送信されるRRCシグナリングは、ある端末装置1に対して専用のシグナリング(dedicated signalingとも称する)であってもよい。すなわち、ユーザー装置スペシフィック(ユーザー装置固有)な情報は、ある端末装置1に対して専用のシグナリングを用いて送信されてもよい。
PRACHは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために用いられる。例えば、PRACH(または、ランダムアクセスプロシージャ)は、端末装置1が、基地局装置3と時間領域の同期を取ることを主な目的として用いられる。また、PRACH(または、ランダムアクセスプロシージャ)は、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャ、ハンドオーバプロシージャ、コネクション再確立(connection re-establishment)プロシージャ、上りリンク送信に対する同期(タイミング調整)、および、スケジューリング要求(PUSCHリソースの要求、UL-SCHリソースの要求)の送信のためにも用いられてもよい。
図1において、上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理信号が用いられる。ここで、上りリンク物理信号は、上位層から出力された情報を送信するために使用されないが、物理層によって使用される。
・上りリンク参照信号(Uplink Reference Signal : UL RS)
本実施形態において、以下の2つのタイプの上りリンク参照信号が用いられる。
・DMRS(Demodulation Reference Signal)
・SRS(Sounding Reference Signal)
DMRSは、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連する。DMRSは、PUSCHまたはPUCCHと時間多重される。基地局装置3は、PUSCHまたはPUCCHの伝搬路補正を行なうためにDMRSを使用する。以下、PUSCHとDMRSを共に送信することを、単にPUSCHを送信すると称する。以下、PUCCHとDMRSを共に送信することを、単にPUCCHを送信すると称する。
SRSは、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連しない。基地局装置3は、チャネル状態の測定のためにSRSを用いてもよい。SRSは、上りリンクサブフレームにおける最後のSC-FDMAシンボル、または、UpPTSにおけるSC-FDMAシンボルにおいて送信される。
図1において、基地局装置3から端末装置1への下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理チャネルが用いられる。ここで、下りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PBCH(Physical Broadcast Channel)
・PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)
・PHICH(Physical Hybrid automatic repeat request Indicator Channel)
・PDCCH(Physical Downlink Control Channel)
・EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)
・PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)
・PMCH(Physical Multicast Channel)
ここで、sTTIによって送信されるPBCH、PCFICH、PHICH、PDCCH、EPDCCH、PDSCH、PMCHはそれぞれ、sPBCH、sPCFICH、sPHICH、sPDCCH、sEPDCCH、sPDSCH、sPMCHと呼称されてもよい。
PBCHは、端末装置1で共通に用いられるマスターインフォメーションブロック(Master Information Block: MIB, Broadcast Channel: BCH)を報知するために用いられる。
PCFICHは、PDCCHの送信に用いられる領域(OFDMシンボル)を指示する情報を送信するために用いられる。
PHICHは、基地局装置3が受信した上りリンクデータ(Uplink Shared Channel: UL-SCH)に対するACK(ACKnowledgement)またはNACK(Negative ACKnowledgement)を示すHARQインディケータ(HARQフィードバック、応答情報)を送信するために用いられる。
PDCCHおよびEPDCCHは、下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)を送信するために用いられる。
PDCCHおよびEPDCCHによって送信される下りリンク制御情報は、使用目的に応じて、1つ、または、1つよりも多い種類の下りリンク制御情報が用いられてもよい。また、PDCCHおよびEPDCCHによって送信される下りリンク制御情報は、使用目的に応じて、種類が異なってもよい。使用目的に応じて送信される下りリンク制御情報はDCIフォーマットとして定義されてもよい。DCIフォーマット毎に使用目的が定義され、DCIフォーマット毎に送信される下りリンク制御情報またはDCIフィールドの種類が定義されてもよい。例えば、DCIおよび/またはDCIフォーマットは、PDSCHまたはPUSCHのスケジューリングのために用いられてもよい。言い換えると、PDCCHおよびEPDCCHは、少なくともPDSCHのための下りリンク制御情報を送信するために用いられてもよい。また、PDCCHおよびEPDCCHは、少なくともPUSCHのためのDCIおよび/またはDCIフォーマットを送信するために用いられてもよい。
sPDCCHは、少なくともsPDSCHのためのDCIおよび/またはDCIフォーマットを送信するために用いられてもよい。また、sPDCCHは、少なくともsPUSCHのための下りリンク制御情報を送信するために用いられてもよい。つまり、sPDCCHは、少なくともsPUSCHのための下りリンク制御情報を送信するために用いられる下りリンク制御チャネルであってもよい。ここで、sPDCCHで送信される下りリンク制御情報、つまり、sPDSCHまたはsPUSCHのスケジューリングに用いられる下りリンク制御情報は、sDCIおよび/またはsDCIフォーマットと呼称されてもよい。ここで、sPDCCHは、sEPDCCHを含んでもよい。
DCIは、sDCIを含んでもよい。DCIフォーマットは、sDCIフォーマットを含んでもよい。つまり、DCIおよび/またはDCIフォーマットは、sPUSCHまたはsPDSCHのスケジューリングに用いられてもよい。ここで、sDCIは、sPDSCHの割り当て情報を含むチャネルとして定義されてもよい。つまり、sDCIは、sPDSCHの割り当てのために用いられてもよい。また、sDCIは、sPUSCHの割り当て情報を含むチャネルとして定義されてもよい。つまり、sDCIは、sPUSCHの割り当てのために用いられてもよい。ここで、所定のDCIフォーマットのペイロードサイズ(または、フォーマットサイズ)は、所定のペイロードサイズであってもよい。一方、所定のsDCIフォーマットのペイロードサイズは、第1のペイロードサイズであってもよい。DCIのペイロードサイズは、DCIフォーマットに基づき異なってもよい。DCIフォーマットのペイロードサイズと、sDCIフォーマットのペイロードサイズは個別に規定されてもよい。
PDCCH、および/または、EPDCCHで送信される下りリンク制御情報に対して、複数のDCIフォーマットが定義されてもよい。すなわち、下りリンク制御情報に対するフィールドがDCIフォーマットに定義され、情報ビットへマップされてもよい。
ここで、下りリンクに対するDCIフォーマットを、下りリンクのDCI、下りリンクグラント(downlink grant)、および/または、下りリンクアサインメント(downlink assignment)とも称する。また、上りリンクに対するDCIフォーマットを、上りリンクのDCI、上りリンクグラント(Uplink grant)、および/または、上りリンクアサインメント(Uplink assignment)とも称する。また、DCIグラントは下りリンクグラント(DLグラント)と上りリンクグラント(ULグラント)を含んでもよい。下りリンクグラントは、下りリンクアサインメント(downlink assignment)または下りリンク割り当て(downlink allocation)とも称する。
PDCCHおよびEPDCCHに含まれるDCIはPDSCHのためのDLグラントを含んでもよい。
つまり、1つの下りリンクグラントは、1つのサービングセル内の1つのPDSCHのスケジューリングに用いられてもよい。下りリンクグラントは、該下りリンクグラントが送信されたサブフレームと同じサブフレーム内のPDSCHのスケジューリングに用いられてもよい。
ここで、下りリンクグラントは、1または複数の端末装置1のための下りリンク割り当てに関連する情報を備えてもよい。つまり、下りリンクグラントは、1または複数の端末装置1のための周波数割り当て情報(Resource allocation)、MCS(Modulation and Coding)、送信アンテナポート数、スクランブルアイデンティティ(SCID: Scramble Identity)、レイヤ数、新データ指標(New Data Indicator)、RV(Redundancy Version)、トランスポートブロック数、プレコーダ情報、送信スキームに関する情報の少なくとも一つを含んでもよい。
1つの上りリンクグラントは、1つのサービングセル内の1つのPUSCHのスケジューリングに用いられる。上りリンクグラントは、該上りリンクグラントが送信されたサブフレームより4つ以上後のサブフレーム内のPUSCHのスケジューリングに用いられてもよい。
PDCCHで送信される上りリンクグラントは、DCIフォーマット0を含む。DCIフォーマット0に対応するPUSCHの送信方式は、シングルアンテナポートである。端末装置1は、DCIフォーマット0に対応するPUSCH送信のためにシングルアンテナポート送信方式を用いる。シングルアンテナポート送信方式が適用されるPUSCHは、1つのコードワード(1つのトランスポートブロック)の伝送に用いられる。
PDCCHで送信される上りリンクグラントは、DCIフォーマット4を含む。DCIフォーマット4に対応するPUSCHの送信方式は、閉ループ空間多重である。端末装置1は、DCIフォーマット4に対応するPUSCH送信のために閉ループ空間多重送信方式を用いる。閉ループ空間多重送信方式が適用されるPUSCHは、2つまでのコードワード(2つまでのトランスポートブロック)の伝送に用いられる。
また、端末装置1は、PDCCH候補(PDCCH candidates)のセットおよびEPDCCH候補(EPDCCH candidates)のセットをモニタしてもよい。以下、PDCCHは、EPDDCHを含んでもよい。
ここで、PDCCH候補とは、基地局装置3によって、PDCCHが、配置および/または送信される可能性のある候補(リソース)を示していてもよい。また、モニタとは、モニタされる全てのDCIフォーマットに応じて、PDCCH候補のセット内のPDCCHのそれぞれに対して、端末装置1がデコードを試みるという意味が含まれてもよい。
ここで、端末装置1が、モニタするPDCCH候補のセットは、サーチスペースとも称される。サーチスペースには、コモンサーチスペース(Common Search Space : CSS)が含まれてもよい。例えば、コモンサーチスペースは、複数の端末装置1に対して共通なスペースとして定義されてもよい。コモンサーチスペースは、仕様書などによって予め定義されたインデックスのCCE(Control Channel Element)から構成されてもよい。
また、サーチスペースには、ユーザー装置スペシフィックサーチスペース(UE-specific Search Space : USS)が含まれてもよい。例えば、ユーザー装置スペシフィックサーチスペースを構成するCCEのインデックスは、少なくとも、端末装置1に対して割り当てられるC-RNTIに基づいて与えられてもよい。端末装置1は、コモンサーチスペース、および/または、ユーザー装置スペシフィックサーチスペースにおいて、PDCCHをモニタし、自装置宛てのPDCCHを検出してもよい。
図4は、サーチスペースのCCEインデックスの一例を示した図である。図4は、集約レベル(Aggregation level)が1、2、4、および、8の場合の一例である。図4に示される四角形のブロックは、それぞれ1つのCCEを表している。集約レベルは、DCIフォーマットを含むPDCCHを構成するCCEの個数(集約数)である。つまり、例えば、集約レベル4の場合、DCIフォーマットを含むPDCCHは4つのCCEより構成される。ここで、IAL、INDEXは、集約レベルALにおけるINDEX番目の該PDCCHのCCEインデックスである。例えば、該PDCCHのCCEインデックスは、斜線で示されるCCE(該PDCCHを構成するCCEのうち、最初のCCE)のインデックスであってもよい。また、該PDCCHのCCEインデックスは、該PDCCHを構成するCCEの一部、または、全部のインデックスに関連してもよい。
ここで、本実施形態において、「PDCCHを検出」、「DCIフォーマットを検出」、および、「DCIフォーマットを含むPDCCHを検出」は同一であってもよい。
また、下りリンク制御情報の送信(PDCCHでの送信)には、基地局装置3が、端末装置1に割り当てたRNTIが利用されてもよい。具体的には、DCIフォーマット(下りリンク制御情報でもよい)に巡回冗長検査(Cyclic Redundancy check: CRC)パリティビットが付加され、付加された後に、CRCパリティビットがRNTIによってスクランブルされてもよい。ここで、DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットは、DCIフォーマットのペイロードから得られてもよい。
ここで、本実施形態において、「CRCパリティビット」、「CRCビット」、および、「CRC」は同一であってもよい。また、「CRCパリティビットが付加されたDCIフォーマットが送信されるPDCCH」、「CRCパリティビットを含み、且つ、DCIフォーマットを含むPDCCH」、「CRCパリティビットを含むPDCCH」、および、「DCIフォーマットを含むPDCCH」は、同一であってもよい。また、「Xを含むPDCCH」、および、「XをともなうPDCCH」は、同一であってもよい。端末装置1は、DCIフォーマットをモニタしてもよい。また、端末装置1は、DCIをモニタしてもよい。また、端末装置1は、PDCCHをモニタしてもよい。
端末装置1は、RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットが付加されたDCIフォーマットに対してデコードを試み、CRCが成功したDCIフォーマットを、自装置宛のDCIフォーマットとして検出する(ブラインドデコーディングとも称される)。すなわち、端末装置1は、RNTIによってスクランブルされたCRCを伴うPDCCHを検出してもよい。また、端末装置1は、RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットが付加されたDCIフォーマットを伴うPDCCHを検出してもよい。
ここで、RNTIには、C-RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)が含まれてもよい。例えば、C-RNTIは、RRC接続およびスケジューリングの識別に対して使用される、端末装置1に対するユニークな(一意的な)識別子であってもよい。また、C-RNTIは、動的(dynamically)にスケジュールされるユニキャスト送信のために利用されてもよい。
また、RNTIには、SPS C-RNTI(Semi-Persistent Scheduling C-RNTI)が含まれてもよい。例えば、SPS C-RNTIは、セミパーシステントスケジューリングに対して使用される、端末装置1に対するユニークな(一意的な)識別子である。また、SPS C-RNTIは、半持続的(semi-persistently)にスケジュールされるユニキャスト送信のために利用されてもよい。ここで、半持続的にスケジュールされる送信とは、周期的(periodically)にスケジュールされる送信の意味が含まれてもよい。
また、RNTIには、RA-RNTI(Random Access RNTI)が含まれてもよい。例えば、RA-RNTIは、ランダムアクセスレスポンスメッセージの送信に対して使用される識別子であってもよい。すなわち、RA-RNTIは、ランダムアクセスプロシージャにおいて、ランダムアクセスレスポンスメッセージの送信のために利用されてもよい。例えば、端末装置1は、ランダムアクセスプリアンブルを送信した場合において、RA-RNTIによってスクランブルされたCRCを伴うPDCCHをモニタしてもよい。また、端末装置1は、RA-RNTIによってスクランブルされたCRCを伴うPDCCHの検出に基づいて、PDSCHでランダムアクセスレスポンスを受信してもよい。
また、RNTIには、Temporary C-RNTIが含まれてもよい。例えば、Temporary C-RNTIは、コンテンションベースのランダムアクセスプロシージャの間において用いられる、端末装置1によって送信されたプリアンブルに対するユニークな(一意的な)識別子であってもよい。また、Temporary C-RNTIは、動的(dynamically)にスケジュールされる送信のために利用されてもよい。
また、RNTIには、P-RNTI(Paging RNTI)が含まれてもよい。例えば、P-RNTIは、ページングおよびシステム情報の変化の通知に使用される識別子であってもよい。例えば、P-RNTIは、ページングおよびシステム情報メッセージの送信のために利用されてもよい。例えば、端末装置1は、P-RNTIによってスクランブルされたCRCを伴うPDCCHの検出に基づいて、PDSCHでページングを受信してもよい。
また、RNTIには、SI-RNTI(System Information RNTI)が含まれてもよい。例えば、SI-RNTIは、システム情報のブロードキャストに使用される識別子であってもよい。例えば、SI-RNTIは、システム情報メッセージの送信のために利用されてもよい。例えば、端末装置1は、SI-RNTIによってスクランブルされたCRCを伴うPDCCHの検出に基づいて、PDSCHでシステム情報メッセージを受信してもよい。
ここで、C-RNTIによってスクランブルされたCRCを伴うPDCCHは、USSまたはCSSにおいて送信されてもよい。また、SPS C-RNTIによってスクランブルされたCRCを伴うPDCCHは、USSまたはCSSにおいて送信されてもよい。また、RA-RNTIによってスクランブルされたCRCを伴うPDCCHは、CSSのみにおいて送信されてもよい。また、P-RNTIによってスクランブルされたCRCを伴うPDCCHは、CSSのみにおいて送信されても良い。また、SI-RNTIによってスクランブルされたCRCを伴うPDCCHは、CSSのみにおいて送信されてもよい。また、Temporary C-RNTIによってスクランブルされたCRCを伴うPDCCHは、CSSのみにおいて送信されてもよい。
PDSCHは、下りリンクデータ(Downlink Shared Channel: DL-SCH)を送信するために用いられる。また、PDSCHは、ランダムアクセスレスポンスグラントを送信するために用いられてもよい。ここで、ランダムアクセスレスポンスグラントは、ランダムアクセスプロシージャにおいて、PUSCHのスケジューリングに使用される。また、ランダムアクセスレスポンスグラントは、上位層(例えば、MAC層)によって物理層へ指示される。ここで、PDSCHは、sPDSCHであってもよい。sPDSCHは、PDSCHに含まれるOFDMシンボル数よりも少ないOFDMシンボル数で構成されてもよい。例えば、sPDSCHは、14よりも少ないOFDMシンボル数で構成されてもよい。また、sPDSCHは、所定の送信時間間隔よりも短い送信時間間隔を備えてもよい。sPDSCHは、sTTIに対応する送信時間間隔を備えてもよい。
また、PDSCHは、システムインフォメーションメッセージを送信するために用いられる。ここで、システムインフォメーションメッセージは、セルスペシフィック(セル固有)な情報であってもよい。また、システムインフォメーションは、RRCシグナリングに含まれてもよい。また、PDSCHは、RRCシグナリング、および、MACコントロールエレメントを送信するために用いられてもよい。
PMCHは、マルチキャストデータ(Multicast Channel: MCH)を送信するために用いられる。
図1において、下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理信号が用いられる。ここで、下りリンク物理信号は、上位層から出力された情報を送信するために使用されないが、物理層によって使用される。
・同期信号(Synchronization signal: SS)
・下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal: DL RS)
同期信号は、端末装置1が下りリンクの周波数領域および時間領域の同期をとるために用いられる。TDD方式において、同期信号は無線フレーム内のサブフレーム0、1、5、6に配置される。FDD方式において、同期信号は無線フレーム内のサブフレーム0と5に配置される。
下りリンク参照信号は、端末装置1が下りリンク物理チャネルの伝搬路補正を行なうために用いられる。ここで、下りリンク参照信号は、端末装置1が下りリンクのチャネル状態情報を算出するために用いられる。
本実施形態において、以下の7つのタイプの下りリンク参照信号が用いられる。
・CRS(Cell-specific Reference Signal)
・PDSCHに関連するURS(UE-specific Reference Signal)
・EPDCCHに関連するDMRS(Demodulation Reference Signal)
・NZP CSI-RS(Non-Zero Power Chanel State Information - Reference Signal)
・ZP CSI-RS(Zero Power Chanel State Information - Reference Signal)
・MBSFN RS(Multimedia Broadcast and Multicast Service over Single Frequency Network Reference signal)
・PRS(Positioning Reference Signal)
ここで、下りリンク物理チャネルおよび下りリンク物理信号を総称して、下りリンク信号とも称する。また、上りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理信号を総称して、上りリンク信号とも称する。下りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理チャネルを総称して、物理チャネルとも称する。下りリンク物理信号および上りリンク物理信号を総称して、物理信号とも称する。
BCH、MCH、UL-SCHおよびDL-SCHは、トランスポートチャネルである。媒体アクセス制御(Medium Access Control: MAC)層で用いられるチャネルをトランスポートチャネルと称する。MAC層で用いられるトランスポートチャネルの単位を、トランスポートブロック(transport block: TB)またはMAC PDU(Protocol Data Unit)とも称する。MAC層においてトランスポートブロック毎にHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の制御が行なわれる。トランスポートブロックは、MAC層が物理層に渡す(deliver)データの単位である。物理層において、トランスポートブロックはコードワードにマップされ、コードワード毎に符号化処理が行なわれる。
図5は、物理層の送信プロセス3000の構成の一例を示した図である。送信プロセス(Transmission process)3000は、符号化処理部(coding)3001、スクランブル処理部(Scrambling)3002、変調マップ処理部(Modulation mapper)3003、レイヤマップ処理部(Layer mapper)3004、送信プレコード処理部(Transform precoder)3005、プレコード処理部(Precoder)3006、リソースエレメントマップ処理部(Resource element mapper)3007、ベースバンド信号生成処理部(OFDM baseband signal generation)3008、の少なくとも1つを含んだ構成である。送信プロセス3000が、少なくとも一つの装置(符号化処理部(coding)3001、スクランブル処理部(Scrambling)3002、変調マップ処理部(Modulation mapper)3003、レイヤマップ処理部(Layer mapper)3004、送信プレコード処理部(Transform precoder)3005、プレコード処理部(Precoder)3006、リソースエレメントマップ処理部(Resource element mapper)3007、ベースバンド信号生成処理部(OFDM baseband signal generation)3008)を含まない場合、送信プロセス3000に含まれない該装置は、短絡されるとみなされてもよい。該装置が短絡されるとは、該装置への入力と該装置からの出力が同一であることであってもよい。
例えば、符号化処理部3001は、誤り訂正符号化処理により、上位層より送られる(または、通知される、送達される、送信される、渡される等)トランスポートブロック(または、データブロック、トランスポートデータ、送信データ、送信符号、送信ブロック、ペイロード、情報、情報ブロック等)を符号化ビット(coded bit)に変換する(または、符号化ビットを生成する、符号化ビットを含む)機能を備えてもよい。ここで、トランスポートブロックを含む符号化ビットは第1の符号化ビットとも呼称される。なお、本発明の実施形態の一態様において、符号化処理部3001への入力は、基地局装置3のPDCCHにより送信がトリガされるチャネル状態情報であってもよい。つまり、第1の符号化ビットは、基地局装置3のPDCCHによりトリガされるチャネル状態情報を含んでもよい。例えば、誤り訂正符号化には、ターボ(Turbo)符号、畳み込み符号(convolutional codeまたはTail biting convolutional code等)、ブロック符号、RM(Reed Muller)符号、繰り返し符号、LDPC符号、QC-LDPC符号、polar符号が含まれる。符号化処理部3001は、符号化ビットをスクランブル処理部3002に送る機能を備える。符号化処理部3001の動作の詳細は後述する。
スクランブル処理部3002は、スクランブル処理により、符号化ビットをスクランブルビット(scramble bit)に変換する機能を備える。スクランブルビットは、符号化ビットとスクランブル系列に、2を法とする和をとることにより得られてもよい。つまり、スクランブルは、符号化ビットとスクランブル系列に2を法とする和をとることであってもよい。スクランブル系列は、固有な系列(例えばC-RNTI(Cell specific - Radio Network Temporary Identifier))に基づき、擬似ランダム関数により生成される系列であってもよい。固有な系列は、短縮タイミング動作のために設定される、C-RNTI以外のRNTIであってもよい。
変調マップ部3003は、変調マップ処理によりスクランブルビットを変調ビットに変換する機能を備える。変調ビットは、スクランブルビットに対して、QPSK(Quaderature Phase Shift Keying)、16QAM(Quaderature Amplitude Modulation)、64QAM、256QAM等の変調処理が施されることにより得られる。ここで、変調ビットは、変調シンボルとも呼称される。
レイヤマップ処理部3004は、変調ビットを各レイヤにマッピングする機能を備えてもよい。レイヤ(layer)とは、空間領域における物理層信号の多重度に関する指標である。つまり、例えば、レイヤ数が1の場合、空間多重が行われないことを意味している。また、レイヤ数が2の場合、2種類の物理層信号が空間多重されることを意味している。
上りリンクにおいて、送信プロセス3000は、送信プレコード処理部3005を含む。送信プレコード処理部3005は、各レイヤにマッピングされる変調ビットに送信プレコード処理を施すことにより送信ビットを生成する機能を備える。変調ビット、および、送信ビットは、複素数値シンボルであってもよい。例えば、送信プレコード処理は、DFT拡散(DFT spread, DFT spreading)等による処理を含む。ここで、送信ビットは、送信シンボルとも呼称される。また、変調ビットは、変調シンボルとも呼称される。
プレコード処理部3006は、送信ビットに対して、プレコーダが乗算されることにより、送信アンテナポートごとの送信ビットを生成する機能を備える。送信アンテナポートは、論理的なアンテナのポートである。1つの送信アンテナポートは、複数の物理アンテナにより構成されてもよい。論理的なアンテナポートは、プレコーダにより識別されてもよい。
リソースエレメントマップ処理部3007は、送信アンテナポートごとの送信ビットをリソースエレメントにマッピングする処理を行う機能を備える。リソースエレメントマップ処理部3007におけるリソースエレメントへのマッピング方法の詳細は後述される。
ベースバンド信号生成処理部3008は、リソースエレメントにマップされた送信ビットを、ベースバンド信号に変換する機能を備えてもよい。送信ビットをベースバンド信号に変換する処理は、例えば、逆フーリエ変換処理(IFFT: Inverse Fast Fourier Transform)や、ウィンドウ処理(Windowing)、フィルタリング処理(Filter processing)等を含んでもよい。送信プロセス3000において、上位層の信号、および、制御チャネルは、端末装置1、または、基地局装置3の一方より送信されてもよい。送信プロセス3000において、上位層の信号、および、制御チャネルは、端末装置1、または、基地局装置3の他方により受信されてもよい。送信プロセス3000において、該送信プロセス3000を備える端末装置1の機能情報が、上位層の信号、または、制御チャネルを用いて基地局装置3に送信されてもよい。ここで、端末装置1の機能情報とは、端末装置1が備える機能を示す情報であってもよい。端末装置1が備える機能を示す情報は、例えば、端末装置1がサポートする誤り訂正符号化方式を示す情報であってもよい。また、端末装置1が備える機能を示す情報は、基地局装置1から送信されるトランスポートブロックの処理に必要な時間(Processing time)に関連してもよい。また、端末装置1が備える機能を示す情報は、該端末装置1がトランスポートブロックを送信してから、該トランスポートブロックに対する受信確認応答が受信されることが期待されるまでの期間として、該端末装置1が許容できる最小値であってもよい。また、端末装置1が備える機能を示す情報は、該端末装置1がトランスポートブロックを受信してから、該トランスポートブロックに対する受信確認応答が送信されることが期待されるまでの期間として、該端末装置1が許容できる最小値であってもよい。
以下、符号化処理部3001の動作の詳細を説明する。
図6は、本実施形態の符号化処理部3001の構成例を示した図である。符号化処理部
3001は、CRC付加(CRC attachment)部4001、分割およびCRC付加(Segmentation and CRC)部4010、符号化(Encoder)部4002、サブブロックインターリーバ(Sub-block interleaver)部4003、ビット収集(Bit collection)部4004、ビット選択および切断(Bit selection and pruning)部4005、結合(Concatenation)部4006の少なくとも1つを含んで構成される。ここで、分割およびCRC付加部4010は、コードブロック分割部4011と、1つまたは複数のCRC付加部4012の少なくとも1つを含んで構成される。符号化処理部3001が少なくとも1つの装置(CRC付加(CRC attachment)部4001、分割およびCRC付加(Segmentation and CRC)部4010、符号化(Encoder)部4002、サブブロックインターリーバ(Sub-block interleaver)部4003、ビット収集(Bit collection)部4004、ビット選択および切断(Bit selection and pruning)部4005、結合(Concatenation)部4006、コードブロック分割部4011と、1つまたは複数のCRC付加部4012)を含まない場合、符号化処理部に含まれない該装置は、短絡されるとみなされてもよい。該装置が短絡されるとは、該装置への入力と該装置からの出力が同一であることであってもよい。
例えば、トランスポートブロック(akとも呼称される)は、CRC付加部4001に入力されてもよい。CRC付加部4001は、入力されるトランスポートブロックに基づき、誤り検出用の冗長ビットとして、CRCビットを生成してもよい。生成されたCRCビットはトランスポートブロックに付加される。CRCビットが付加されたトランスポートブロック(bkとも呼称される)は、CRC付加部4001より出力される。CRC付加部4001において、所定の条件401、または、所定の条件501に基づき、トランスポートブロックに付加されるCRCビットの数が与えられてもよい。
例えば、bkは、コードブロック分割部4011に入力されてもよい。コードブロック分割部4011は、bkを1または複数のコードブロック(Code block)に分割してもよい。例えば、bkがbk>Zを満たす場合に、bkは複数のコードブロックに分割されてもよい。ここで、Zは最大コードブロック長である。
最大コードブロック長Zは、所定の条件401、または、所定の条件501に基づき与えられてもよい。
トランスポートブロックの最大コードブロック長Zは、所定の条件401、または、所定の条件501に基づき与えられてもよい。
ここで、最大コードブロック長Zは、コードブロック長に読み替えられてもよい。
1つのトランスポートブロックから生成される複数のコードブロックのコードブロック長は、コードブロックごとに等しくてもよい。また、1つのトランスポートブロックを構成する複数のコードブロックのコードブロック長は、コードブロックごとに異なってもよい。ここで、1つのトランスポートブロックを構成する複数のコードブロックのコードブロック長は、コードブロック長とも呼称される。
コードブロック長は、誤り訂正符号化の単位であってもよい。つまり、各々のコードブロックに対して、誤り訂正符号化が施されてもよい。以下では、本発明の一態様として、各々のコードブロックに対して、誤り訂正符号化が施される一例に基づき処理を記載する。一方で、本発明の別の一態様は、複数のコードブロックに対して誤り訂正符号化が施される処理に基づいてもよい。
コードブロック分割部4011は、C’個(C’は1以上の整数)のコードブロック(C0k~CC’k)を出力してもよい。
コードブロックは、CRC付加部4012に入力されてもよい。CRC付加部4012は、コードブロックに基づきCRCビットを生成してもよい。また、CRC付加部4012は、生成したCRCビットをコードブロックに付加してもよい。また、CRC付加部4012は、コードブロックにCRCビットが付加された系列(c0k~cC’k)を出力してもよい。ここで、コードブロック分割が施されなかった場合(C’=1の場合)、CRC付加部4012は、コードブロックに対してCRCを付加しなくてもよい。
CRC付加部4012において、所定の条件401、または、所定の条件501に基づき、コードブロックに付加されるCRCビットの数が与えられてもよい。
CRC付加部4012より出力されるコードブロックは、それぞれ符号化部4002に入力される。C’>1の場合、符号化部4002への入力は、逐次的に選択されるコードブロックである。以下では、符号化部4002に入力される1つのコードブロックのそれぞれ(C0k~CC’k)を、Ckとも呼称する。
符号化部4002は、入力されるコードブロックCkに対して誤り訂正符号化を施す機能を備える。誤り訂正符号化として、ターボ符号が符号化部4002において用いられる。符号化部4002は、コードブロックCkに対して誤り訂正符号化処理を施し、符号化ビット(Coded bit)を出力する。出力される符号化ビットはdk(0)、dk(1)、dk(2)である。ここで、dk(0)は、組織ビット(systematic bit)であってもよい。dk(1)およびdk(2)は、パリティビット(parity bit)である。符号化ビットは、サブブロックとも呼称される。
符号化部4002より出力される符号化ビットは、サブブロックインターリーバ部4003に入力される。
符号化ビットは、サブブロックインターリーバ部4003に入力される。サブブロックインターリーバ部4003は、符号化ビットの配列を変更する機能を備える。図7は、本実施形態のサブブロックインターリーバ部4003による符号化ビット配列変更の一例を示した図である。サブブロックインターリーバ部4003は、符号化ビットを2次元のブロックB(行列とも呼称される)にマップしてもよい。ここで、ブロックBは1次元でも3次元でも3次元以上でもよい。ここで、ブロックBが1次元である場合、ブロックBはベクトルとも呼称される。また、ブロックBが3次元以上である場合、多次元行列(または、多次元配列)とも呼称される。例えば、ブロックBは、第1の軸と第2の軸を備えてもよい。ここで、第1の軸は、横軸、または、列(column)とも呼称される。第2の軸は、縦軸、または、行(row)とも呼称される。ブロックBにおいて、ある第1の軸の一点およびある第2の軸の一点により特定される点は要素(または、位置)とも呼称される。ここで、1つの要素は1つの符号化ビットであってもよい(または、1つの符号化ビットに対応してもよい)。サブブロックインターリーバ部4003は、符号化ビットを第1の軸を優先してマップ(write)してもよい。ここで、図7(a)に示されるマップ方法は、第1の軸を優先してマップする方法の一例を示している。つまり、第1の軸を優先してマップされるとは、以下の手順(または、以下の手順に基づく繰り返し)に基づきマップされることである。(1)第2の軸の一点(1行)に対して、第1の軸の方向にマップされる。(2)第2の軸の次の一点に対して、第1の軸の方向にマップされる。
例えば、第1の軸が時間軸であり、第2の軸が周波数軸である場合、第1の軸を優先してマップされるとは、時間軸を優先してマップされることを意味する(Time first mapping)。一方、第2の軸を優先してマップされるとは、周波数軸を優先してマップされることを意味する(Frequency first mapping)。第1の軸を優先してマップされるとは、第1の軸単位でマップされることであってもよい。第1の軸が列である場合、第1の軸を優先してマップされるとは、列単位(column by column)でマップされることであってもよい。また、第2の軸を優先してマップされるとは、第2の軸単位でマップされることであってもよい。また、第2の軸が行である場合、第2の軸を優先してマップされるとは、行単位(row by row, line by line)でマップされることであってもよい。
ここで、第1の軸の列数は32であり、第2の軸の行数は符号化ビットを32で割った値を下回らない条件における最小の整数値であってもよい。符号化ビットを第1の軸を優先してマップする場合に、符号化ビットがマップされない要素にnull(またはダミービット)がマップされてもよい。
例えば、サブブロックインターリーバ部4003は、入力に基づき、異なる処理を施す機能を備えてもよい。入力がdk(0)またはdk(1)の場合、ブロックBに対して順列パターン(Permutation pattern)が適用されなくてもよい。一方、入力がdk(2)の場合、ブロックBに対して順列パターンが適用されてもよい。つまり、サブブロックインターリーバ部4003は、入力される符号化ビットに基づき、順列パターンの適用が切り替えられてもよい。順列パターンの適用は、第1の軸の順番を並び替える処理であってもよい。例えば、順列パターンPはP=[0、16、8、24、4、20、12、28、2、18、10、26、6、22、14、30、1、17、9、25、5、21、13、29、3、19、11、27、7、23、15、31]であってもよい。
例えば、サブブロックインターリーバ部4003は、ブロックBにマップされた符号化ビットを、第2の軸を優先して取得(read)してもよい。ここで、図7(b)に示されるマップ方法は、第2の軸を優先してマップする方法の一例を示している。サブブロックインターリーバ部4003は、第2の軸を優先して取得される再配置ビット(例えば、vk(0)、vk(1)、vk(2))を出力する。
例えば、符号化ビットが第1の軸を優先してマッピングされ、第2の軸を優先して取得される場合、サブブロックインターリーバ部4003に入力される符号化ビットと再配置ビットの順序が入れ替わる。言い換えれば、サブブロックインターリーバ部4003は、符号化ビットと再配置ビットの順序を入れ替える機能を備えてもよい。ここで、ブロックBにマッピングされる場合に優先される軸と、ブロックBから取得される場合に優先される軸とが異なる場合、サブブロックインターリーバ部4003における操作を、配置切り替え(または、インターリーブ、再配置等)とも呼称する。なお、ブロックBにマッピングされる場合に優先される軸と、ブロックBから取得される場合に優先される軸とが同じ場合、サブブロックインターリーバ部4003において、配置切り替えは行われない(サブブロックインターリーバ部4003に入力される符号化ビットと再配置ビットの順序が入れ替わらない)。
例えば、サブブロックインターリーバ部4003による符号化ビットの配置切り替えが行われるか否かは、所定の条件401、または、所定の条件501に基づき与えられてもよい。
ここで、符号化ビットの配置切り替えにおけるマッピングのために優先される軸は時間軸であってもよい(Time first mapping)。また、符号化ビットの配置切り替えにおけるマッピングのために優先される軸は周波数軸であってもよい(Frequency first mapping)。
再配置ビット、または符号化ビットは、ビット収集部4004に入力される。ビット収集部4004は、再配置ビットに基づき、仮想巡回バッファ(Virtual circular buffer)を生成する機能を備える。仮想巡回バッファwkは、wk=vk(0)、wKΠ+2k=vk(1)、wKΠ+2k+1=vk(2)に基づき生成される。ここで、KΠは、ブロックB全体の要素数であり、Kwは、Kw=3KΠで示される値である。ビット収集部4004は、仮想巡回バッファwkを出力する。
仮想巡回バッファは、ビット選択および切断部4005に入力される。ビット選択および切断部4005は、無線リソース数に基づき、仮想巡回バッファ内のビットを選択する機能を備える。ここで、無線リソース数は、スケジューリング情報に基づき与えられるリソースエレメント数であってもよい。ここで、リソースエレメント数は、割り当てられたサブキャリア数とシンボル数の積により与えられてもよい。割り当てられたサブキャリア数、または、割り当てられたシンボル数は、基地局装置3より送信されるDCIに含まれる情報に基づき与えられてもよい。また、リソースエレメント数は、割り当てられたサブキャリア数とシンボル数の積から、所定の領域に含まれるリソースエレメントを差し引いた値として与えられてもよい。ここで、所定の領域は、参照信号チャネルが含まれる領域であってもよい。また、所定の領域は、同期チャネルが含まれる領域であってもよい。また、仮想巡回バッファ内のビット選択は、インデックスk0を開始地点とし、仮想巡回バッファwk内のビットを巡回的に取得することにより行われてもよい。ここで、取得されたビットは、ekとも呼称される。ビット選択および切断部4005は、ekを出力する。例えば、k0は、k0=32*(2*Ceil(Ncb/(8*RTC))*rvidx+2)で表されてもよい。ここで、Ceil(*)は、*を下回らない条件で最小の整数を取得する関数である。または、Ceil(*)は、*の小数点以下を切り上げる関数である。rvidxは、リダンダンシーバージョン(Redundancy version)である。リダンダンシーバージョンは、基地局装置3より送信されるDCIに含まれるMCS情報、および/または、新データ指標(NDI; New Data Indicator)により決定される。Ncbは、ソフトバッファサイズである。Ncbは、下りリンク通信の場合に、Ncb=min(floor(NIR/C’)、Kw)であってもよく、上りリンク通信の場合に、Ncb=Kwであってもよい。ここで、min(A、B)は、AとBのうち小さい方が選択される関数である。また、floor(*)は、*を上回らない最大の整数を取得する関数である。または、floor(*)は、小数点以下を切り捨てる関数である。
ekは、結合部4006に入力される。結合部4006は、C’個のコードブロックを結合して結合ビットを生成する機能を備える。結合ビットは、fkとも呼称される。
以下、上りリンクの場合を例にとり、符号化処理部3001の処理を説明する。なお、下りリンク通信の場合でも、符号化処理部3001は、制御情報およびデータ多重(Control and data multiplexing)部4007、および/または、チャネルインターリーバ(Channel interleaver)部4008の少なくとも1つを備える構成であってもよい。
図8は、本実施形態の上りリンクにおける符号化処理部3001に含まれる制御情報およびデータ多重(Control and data multiplexing)部4007、チャネルインターリーバ(Channel interleaver)部4008の構成例の一部を示す図である。上りリンクにおいて、符号化処理部3001は、制御情報およびデータ多重(Control and data multiplexing)部4007、チャネルインターリーバ(Channel interleaver)部4008の少なくとも1つを含む。例えば、符号化処理部3001の結合部4006より出力される結合ビットfkは、上りリンク制御情報(UCI: Uplink Control Information)とともに、符号化処理部3001の制御情報およびデータ多重部4007に入力されてもよい。ここで、制御情報およびデータ多重部4007に入力される上りリンク制御情報の符号化ビットはq0とも呼称される。符号化ビットq0は、例えば、チャネル状態情報(CSI: Chanel State Information)の符号化ビットであってもよい。チャネル状態情報は、チャネル品質指標(CQI: Channel Quality Indicator)、プレコーダ行列指標(PMI: Precoding Matrix Indicator, Precoder Matrix Indication)、ランク指標(RI: Rank Indicator)を含んでもよい。また、符号化ビットq0は、例えば、下りリンク通信における受信確認応答(ACK: ACKnowledgement)の符号化ビットであってもよい。また、制御情報およびデータ多重部4007は、結合ビットfkおよび符号化ビットq0を多重して、多重ビットgkを出力してもよい。また、制御情報およびデータ多重部4007に符号化ビットq0が入力されない場合、制御情報およびデータ多重部4007が出力する多重ビットgkは、gk=fkであってもよい。結合ビットfkは、第1の符号化ビットを含む系列である。結合ビットfkは、第1の符号化ビットと呼称されてもよい。また、符号化ビットq0は、第2の符号化ビットと呼称されてもよい。
ここで、多重ビットgkは、符号化ビットq0および結合ビットfkが結合される(または、多重される)ことにより与えられてもよい。例えば、多重ビットgkは、符号化ビットq0の後方に結合ビットfkが結合されることにより与えられてもよい。また、例えば、gkは、符号化ビットq0の前方に結合ビットfkが結合されることにより与えられてもよい。符号化ビットq0および結合ビットfkの結合方法は、上記の方法に限定されない。
例えば、多重ビットgkは符号化処理部3001のチャネルインターリーバ部4008に入力されてもよい。ここで、上りリンク制御情報の符号化ビットq1、および/または、上りリンク制御情報の符号化ビットq2がチャネルインターリーバ部に入力されてもよい。チャネルインターリーバ部4008は、多重ビットgkをブロックB1にマップしてもよい。ここで、ブロックB1は、該ブロックB1の列数と行数を除いてブロックBと同じである。例えば、ブロックB1の第1の軸の列数Cmuxは、PUSCHのために12であってもよい。また、ブロックB1の第1の軸の列数Cmuxは、sPUSCHのために6であってもよい。また、第2の軸の行数R’muxはH/Cmuxであってもよい。ここで、Hのビット数は、gk+q1であってもよい。また、CmuxおよびR’muxは、H=Cmux*R’muxの関係を満たすように与えられてもよい。また、ブロックB1の1つの要素は、1つの多重ビットであってもよい(または、1つの多重ビットに対応してもよい)。ここで、符号化ビットq1は、第3の符号化ビットと呼称されてもよい。また、符号化ビットq2は、第3の符号化ビットと呼称されてもよい。なお、符号化ビットq0、q1、q2は、まとめて上りリンク制御情報とも呼称される。また、符号化ビットq0、q1、q2は、まとめて上りリンク制御情報の符号化ビットとも呼称される。
チャネルインターリーバ部4008に符号化ビットq1が入力された場合、チャネルインターリーバ部4008は、ブロックB1の所定の位置に符号化ビットq1をマップする。符号化ビットq1の所定の位置は、あらかじめ定義された位置により示される要素であってもよい。また、符号化ビットq1の所定の位置は、上位層の信号に含まれる情報に基づき与えられてもよい。また、符号化ビットq1の所定の位置は、下り制御チャネル(PDCCH)に含まれる情報に基づき与えられてもよい。チャネルインターリーバ部4008におけるブロックB1において、1つの要素は1つのグループに対応してもよい。該1つのグループは、トランスポートブロックに対応する変調方式の変調次数と同じ数の符号化ビットを含んでもよい。ここで、符号化ビットq1の所定の位置、および、符号化ビットq2の所定の位置は、まとめて、上りリンク制御情報の所定の位置とも呼称される。また、符号化ビットq1の所定の位置、および、符号化ビットq2の所定の位置は、まとめて、符号化ビットの所定の位置とも呼称される。また、符号化ビットq1の所定の位置、および、符号化ビットq2の所定の位置は、まとめて、上りリンク制御情報の符号化ビットの所定の位置とも呼称される。また、符号化ビットq1の所定の位置、および、符号化ビットq2の所定の位置は、まとめて、所定の位置とも呼称される。
チャネルインターリーバ部4008は、ブロックB1に対して、多重ビットgkを第1の軸を優先してマップしてもよい。チャネルインターリーバ部4008は、符号化ビットq1がマップされた要素に多重ビットgkをマップしなくてもよい。
チャネルインターリーバ部4008に符号化ビットq2が入力された場合、チャネルインターリーバ部4008は、所定の位置に符号化ビットq2をマップする。符号化ビットq2の所定の位置は、あらかじめ定義された位置であってもよい。また、所定の位置は、上位層の信号に含まれる情報に基づき与えられてもよい。また、所定の位置は、下り制御チャネル(PDCCH)に含まれる情報に基づき与えられてもよい。ここで、所定の位置にすでに符号化ビットq1、または、多重ビットgkがマップされている場合、符号化ビットq1または多重ビットgkはパンクチャ(puncture)されてもよい。ここで、符号化ビットq1の所定の位置と符号化ビットq2の位置は異なってもよい。
チャネルインターリーバ部4008は、ブロックB1内にマップされた要素を、第2の軸を優先して取得してもよい(つまり、配置切り替えが行われてもよい)。チャネルインターリーバ部4008は、ブロックB1内にマップされた要素を、第1の軸を優先して取得してもよい(つまり、配置切り替えが行われなくてもよい)。チャネルインターリーバ部4008が取得する要素は、出力hkとも呼称される。
例えば、チャネルインターリーバ部4008による多重ビットの配置切り替えが行われるか否かは、所定の条件401、または、所定の条件501に基づき与えられてもよい。
ここで、多重ビットの配置切り替えにおけるマッピングのために優先される軸は時間軸であってもよい(Time first mapping)。つまり、第1の軸は時間軸であってもよい。また、符号化ビットの配置切り替えにおけるマッピングのために優先される軸は周波数軸であってもよい(Frequency first mapping)。つまり、第2の軸は周波数軸であってもよい。第1の軸は、時間軸に対応してもよい。第2の軸は、周波数軸に対応してもよい。
図9は、チャネルインターリーバ部4008による多重ビットgkの配置切り替えが行われる場合の出力hkのマッピングの一例を示す図である。出力hkは、第1の系列とも呼称される。ここで、図9に記載される四角形は、それぞれブロック(または、行列)の要素を示す。また、要素ごとに多重ビットgk、または、上りリンク制御情報の符号化ビットがマップされてもよい。図9において、無色のブロックは、多重ビットgkに含まれる結合ビットfkがマップされることを示す。また、斜線のブロックは、符号化ビットq0がマップされることを示す。また、格子のブロックは、符号化ビットq1がマップされることを示す。また、ドットパターンのブロックは、符号化ビットq2がマップされることを示す。図に示されるブロックと、マップされる系列との関係は、以下の図においても同様である。図9の矢印で示されるように、多重ビットgkは、第1の軸が優先されてマッピングされる。ここで、第1の軸の列数Cmux=12としている。また、第1の軸の各列に対して、左から順番に#0(第1の軸の先頭列)から#11(第1の軸の最後列)までの番号が付されている。次いで、マップされた多重ビットgkは、第2の軸が優先されて取得される。図9において、符号化ビットq1は、符号化ビットq1の所定の位置にマップされている。また、符号化ビットq2は、符号化ビットq2の所定の位置にマップされている。ここで、上りリンク制御情報の符号化ビットの所定の位置は、仕様書等の記載に基づき与えられてもよい。例えば、端末装置1にノーマルCPが設定される場合、符号化ビットq1の所定の位置は、第1の軸のために、#1(第1の軸の2番目の列)、#4(第1の軸の5番目の列)、#7(第1の軸の8番目の列)、#10(第1の軸の11番目の列)であってもよい。また、端末装置1にノーマルCPが設定される場合、符号化ビットq2の所定の位置は、第1の軸のために、#2(第1の軸の3番目の列)、#3(第1の軸の4番目の列)、#8(第1の軸の9番目の列)、#9(第1の軸の10番目の列)であってもよい。また、端末装置1にノーマルCPが設定される場合、符号化ビットq2の所定の位置は、第2の軸のために、符号化ビットq2のビット数に基づき与えられてもよい。ここで、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkが列方向にマップされることは、第1の方法とも呼称される。例えば、第1の方法は、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われることであってもよい。また、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkが行方向にマップされることは、第2の方法とも呼称される。例えば、第2の方法は、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われないことであってもよい。
例えば、第1の軸が時間軸に対応し、第2の軸が周波数軸に対応する場合、トランスポートブロックを含む系列である結合ビットfkは、時間軸が優先されてマップされる(time first mapping)。ここで、トランスポートブロックに含まれる1、または、複数のコードブロックは、それぞれ時間軸に広がってマップされることとなる。コードブロックは、誤り訂正符号化の単位であるから、コードブロックが時間軸に広がってマップされることは、受信処理において、処理の遅延の一因となりうる。つまり、処理の遅延低減が目的である場合、結合ビットfkが、時間軸が優先されてマップされるより、結合ビットfkが、周波数軸が優先されてマップされる(frequency first mapping)ことが好適である。
図10は、チャネルインターリーバ部4008による多重ビットgkの配置切り替えが行われない場合の出力hkのマッピングの一例を示す図である。ここで、チャネルインターリーバ部4008による多重ビットgkの配置切り替えが行われないことは、符号化処理部3001がチャネルインターリーバ部4008を含まないことであってもよい。また、チャネルインターリーバ部4008による多重ビットの配置切り替えが行われないことは、hk=gkであることを意味してもよい。つまり、チャネルインターリーバ部4008による多重ビットの配置切り替えが行われないことは、出力hkと多重ビットgkが同一であることであってもよい。また、チャネルインターリーバ部4008による多重ビットの配置切り替えが行われないことは、出力hkが、多重ビットgkに上りリンク制御情報の符号化ビットが多重されることであってもよい。図10の矢印で示されるように、チャネルインターリーバ部4008による多重ビットの配置切り替えが行われない一例として、多重ビットgkが、第2の軸が優先されてマップされ、第2の軸が優先されて取得されることが示されている。図10に示される一例において、多重ビットgkは、符号化ビットq0の後方に結合ビットfkが結合されることにより与えられており、符号化ビットq0は、左側(第1の軸における先頭部分)からマップされる。
符号化ビットq0のビット数が符号化ビットq1に少なくとも基づき与えられる場合、受信処理において、第1の処理と、第2の処理と、第3の処理とが少なくとも実施されてもよい。ここで、第1の処理は、符号化ビットq1を復号化することである。第1の処理により、符号化ビットq0のビット数が与えられる。ここで、符号化ビットq0のビット数に基づき、結合ビットfkのビット数が与えられる。次いで、第2の処理は、符号化ビットq0を復号化することである。また、第3の処理は、結合ビットfkを復号化することである。
つまり、符号化ビットq0のビット数が符号化ビットq1に少なくとも基づき与えられる場合、第2の処理、および、第3の処理は、第1の処理が完了しなければ、開始されない。ここで、第1の処理において復号化される符号化ビットq1は、第1の軸(例えば、時間軸に対応する)に広がってマップされるため、第2の処理、および、第3の処理の開始が遅延する場合がある。つまり、第2の処理、および、第3の処理を早く開始することができるためには、符号化ビットq1が、第1の軸の先頭部分に配置されることが望ましい。ここで、符号化ビットq0のビット数が符号化ビットq2に少なくとも基づき与えられる場合も同様である。
例えば、符号化ビットq0が、チャネル品質指標、および/または、プレコーダ行列指標を少なくとも含み、かつ、符号化ビットq1がランク指標を少なくとも含む場合、符号化ビットq0のビット数は、符号化ビットq1に基づき与えられてもよい。ここで、ランク指標の値に基づいて、チャネル品質指標のビット数、プレコード行列指標のビット数、および、プレコード行列指標の値が対応するプレコード行列が与えられてもよい。また、チャネル品質指標、および/または、プレコーダ行列指標を含む上りリンク制御情報の符号化ビットq0のビット数は、チャネル品質指標、および/または、プレコード行列指標のビット数に基づいて与えられてもよい。すなわち、符号化ビットq0がチャネル品質指標、および/または、プレコーダ行列指標を少なくとも含み、かつ、符号化ビットq1がランク指標を少なくとも含む場合、符号化ビットq0のビット数は、符号化ビットq1を復号することによって得られるランク指標の値に基づき与えられてもよい。
例えば、符号化ビットq0のビット数QCQIは、QCQI=Qm×Q’によって与えられる。ここで、Qmは、PUSCHのための変調次数であり、Q’は、以下の数式(1)に基づき与えられる。
Figure 0007262544000001

数式(1)において、min()は、入力された複数の値のうち最小の値を返す関数である。また、Ceil(*)は、*を下回らない条件で最小の整数を取得する関数である。または、Ceil(*)は、*の小数点以下を切り上げる関数である。OはCQIのビット数、または、PMIのビット数、または、CQI+PMIのビット数である。LはCQI、および/または、PMIに付加されるCRCパリティビットの数である。Cはコードブロックの数である。Krはコードブロックrのサイズである。βPUSCHoffsetはβCQIoffsetによって与えられる。βCQIoffsetは、基地局装置3から受信した情報/パラメータによって与えられてもよい。MPUSCHSCは、トランスポートブロックのためのサブフレームにおいてPUSCH送信のために割り当てられる(scheduled)帯域を示す。または、MPUSCHSCは、トランスポートブロックの送信が設定されるサブフレームにおいて、該サブフレームのPUSCHのために割り当てられる帯域を示す。また、NPUSCHsymbは、PUSCH送信のためのサブフレームにおけるSC-FDMAシンボルの数である。または、NPUSCHsymbは、PUSCH送信のためのサブフレームにおいて、該サブフレームにおけるSC-FDMAシンボルの数である。
MPUSCH-initialscは、PUSCHの初期送信のためにスケジュールされた帯域幅であり、且つ、同じトランスポートブロックのためのイニシャルPDCCHから得られる。MPUSCH-initialscは、サブキャリアの数によって表現されてもよい。NPUSCH-initialsymbolは、同じトランスポートブロックのためのPUSCHの初期送信のためのSC-FDMAシンボルの数である。ここで、当該同じトランスポートブロックは、上りリンク制御情報とともにPUSCHで送信されるトランスポートブロックである。QRIは、ランク指標の符号化ビット数である。
図11は、チャネル品質指標(広帯域のCQI:Wideband CQI)、および、プレコーダ行列指標のビット数の一例を示す図である。ここで、図11に示されるテーブルにおいて、アンテナポート数が2に設定される場合、および、4に設定される場合のそれぞれにおいて、チャネル品質指標のビット数と、プレコーダ行列指標のビット数が与えられている。例えば、コードワード0のためのWideband CQIのビット数は、2アンテナポートが設定され、且つ、ランク指標が1を示す(Rank = 1)場合、4である。ここで、コードワードは、PDSCHで送信されるデータの単位であり、トランスポートブロックにマップされる。また、プレコーダ行列指標のためのビット数は、2アンテナポートが設定された、且つ、ランク指標が1を示す(Rank = 1)場合、2Nである。ここで、Nは、システム帯域幅におけるサブバンドの数である。ここで、サブバンドは、CSI測定の単位であり、1、または、複数のリソースブロックを含む。
図12は、チャネルインターリーバ部4008による出力hkのマッピングの一例を示す図である。図12において、符号化ビットq1は、第1の軸の2番目の列にマップされる。また、符号化ビットq2は、第1の軸の3番目と4番目の列にマップされる。図12に示される一例のように、上りリンク制御情報の符号化ビットは、所定の位置に対して前方にマップされてもよい。また、上りリンク制御情報の符号化ビットは、所定の位置の一部(例えば、符号化ビットq2のために、第1の軸の3番目と4番目の列のみ)にマップされてもよい。また、上りリンク制御情報の符号化ビットは、所定の位置の少なくとも一部にマップされなくてもよい。
つまり、本実施形態の一態様において、上りリンク制御情報の符号化ビット{q1、q2}が、所定の位置にマップされるか否かは、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われるか否かに少なくとも基づき与えられてもよい。つまり、上りリンク制御情報の符号化ビット{q1、q2}のマッピングは、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われるか否かに少なくとも基づき与えられてもよい。例えば、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われる場合に、上りリンク制御情報の符号化ビット{q1、q2}は所定の位置にマップされてもよい。また、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われない場合に、上りリンク制御情報の符号化ビット{q1、q2}は第1の位置にマップされてもよい。ここで、符号化ビットq0は、チャネル品質指標とプレコーダ行列指標の少なくとも1つを含んでもよい。また、符号化ビットq1の所定の位置は、第1の軸のために、#1、#4、#7、#10であってもよい。また、符号化ビットq2の所定の位置は、第1の軸のために、#2、#3、#8、#9であってもよい。また、符号化ビットq1は、ランク指標であってもよい。また、符号化ビットq2は、少なくとも1つのトランスポートブロックのためのHARQ-ACKであってもよい。チャネル品質指標の符号化ビット数は、少なくともランク指標の値に基づき与えられてもよい。また、プレコーダ行列指標の符号化ビット数は、少なくともランク指標の値に基づき与えられてもよい。また、チャネル品質指標の符号化ビット数とプレコーダ行列指標の符号化ビット数の和は、少なくともランク指標の値に基づき与えられてもよい。チャネル品質指標とプレコーダ行列指標は、ともに符号化されてもよい。
また、上りリンク制御情報の符号化ビット{q1、q2}が、所定の位置にマップされるか否かは、第1の方法と第2の方法のいずれかが適用されるかに基づき与えられてもよい。例えば、上りリンク制御情報の符号化ビット{q1、q2}は、多重ビットgkのマッピングのために第1の方法が用いられる場合に、所定の位置にマップされてもよい。また、上りリンク制御情報の符号化ビット{q1、q2}は、多重ビットgkのマッピングのために第2の方法が用いられる場合に、第1の位置にマップされてもよい。
例えば、第1の位置は、第1の軸の先頭列(#0)を少なくとも含んでもよい。また、第1の位置は、第1の軸の2番目の列を少なくとも含んでもよい。第1の位置は、所定の位置に対して前方の列であってもよい。また、第1の位置は、上りリンク制御情報の所定の位置の前方の一部であってもよい。第1の位置は、上りリンク制御情報の符号化ビットの所定の位置の少なくとも一部を含まなくてもよい。
図13は、チャネル品質指標、および、プレコーダ行列指標のビット数の一例を示す図である。ここで、例えば、アンテナポート数が2に設定される場合、コードワード0のためのチャネル品質指標のビット数はランク指標の値によらず4である。また、プレコーダ行列指標のビット数はランク指標の値によらず2Nである。図13に示されるように、チャネル品質指標のビット数、および/または、プレコーダ行列指標のビット数がランク指標の値に関わらず与えられてもよい。チャネル品質指標のビット数、および/または、プレコーダ行列指標のビット数がランク指標の値に関わらず与えられることにより、第1の処理を行う前に第2の処理、および/または、第3の処理を行うことができるから、処理が効率化される。
図13において、ランク指標の値が1の場合には、コードワード0のためのチャネル品質指標が基地局装置3にフィードバックされる一方で、コードワード1のためのチャネル品質指標が基地局装置3にフィードバックされなくてもよい。つまり、チャネル品質指標のビット数がランク指標の値によらず与えられる場合、かつ、ランク指標の値が1である場合、コードワード1のためのチャネル品質指標はダミービットが挿入されてもよい。また、チャネル品質指標のビット数がランク指標の値によらず与えられる場合、かつ、ランク指標の値が1である場合、コードワード1のためのチャネル品質指標にコードワード0のためのチャネル品質指標が挿入されてもよい。また、チャネル品質指標のビット数がランク指標の値によらず与えられる場合、かつ、ランク指標の値が1である場合、コードワード1のためのチャネル品質指標は範囲外(Out of range)に対応してもよい。
本実施形態の一態様において、制御情報(チャネル品質指標、および/または、プレコーダ行列指標)のビット数が与えられる方法は、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われるか否かに基づき与えられてもよい。つまり、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われる場合に、制御情報のビット数は、少なくともランク指標の値に基づき与えられてもよい。また、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われない場合に、制御情報のビット数は、ランク指標の値に関わらず与えられてもよい。例えば、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われない場合に、制御情報のビット数は、仕様書等に記載される値等に基づき与えられてもよい。また、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われない場合に、制御情報のビット数は、上位層の信号、または、下りリンク制御チャネル(例えば、上りリンクグラント)に含まれる情報に基づき与えられてもよい。
また、制御情報のビット数が与えられる方法は、多重ビットgkのマッピングのために用いられる方法に基づき与えられてもよい。例えば、多重ビットgkのマッピングのために第1の方法が用いられる場合、制御情報のビット数は、ランク指標の値に基づき与えられてもよい。また、多重ビットgkのマッピングのために第2の方法が用いられる場合、制御情報のビット数は、ランク指標の値に関わらず与えられてもよい。例えば、多重ビットgkのマッピングのために第2の方法が用いられる場合、制御情報のビット数は、仕様書等に記載される値等に基づき与えられてもよい。また、多重ビットgkのマッピングのために第2の方法が用いられる場合、制御情報のビット数は、上位層の信号、または、下りリンク制御チャネル(例えば、上りリンクグラント)に含まれる信号に基づき与えられてもよい。また、多重ビットgkのマッピングのために第2の方法が用いられる場合、かつ、ランク指標の値が1である場合、コードワード1のためのチャネル品質指標はダミービットが挿入されてもよい。また、多重ビットgkのマッピングのために第2の方法が用いられる場合、かつ、ランク指標の値が1である場合、コードワード1のためのチャネル品質指標にコードワード0のためのチャネル品質指標が挿入されてもよい。また、多重ビットgkのマッピングのために第2の方法が用いられる場合、かつ、ランク指標の値が1である場合、コードワード1のためのチャネル品質指標は範囲外(Out of range)に対応してもよい。
本実施形態の一態様において、制御情報(チャネル品質指標、および/または、プレコーダ行列指標)の符号化により得られる符号化ビットのビット数が与えられる方法は、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われるか否かに基づき与えられてもよい。つまり、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われる場合に、制御情報の符号化ビットのビット数は、数式(1)に基づき与えられ、数式(1)においてOはCQIのビット数、または、PMIのビット数、または、CQI+PMIのビット数である。また、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われない場合に、制御情報の符号化ビットのビット数は、数式(1)に基づき与えられ、数式(1)においてOはCQIのビット数、または、PMIのビット数、または、CQI+PMIのビット数とは異なってもよい。例えば、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われない場合に、Oは仕様書等の記載に基づき与えられてもよい。また、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われない場合に、Oは上位層の信号、および/または、下り制御チャネル(例えば、上りリンクグラント)に含まれる情報に基づき与えられてもよい。また、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われない場合に、制御情報の符号化ビットのビット数は、数式(1)とは異なる第1の関数に基づき与えられてもよい。第1の関数は、Oに関わらず与えられる関数であってもよい。
また、制御情報(チャネル品質指標、および/または、プレコーダ行列指標)の符号化により得られる符号化ビットのビット数が与えられる方法は、多重ビットgkのマッピングのために用いられる方法に基づき与えられてもよい。例えば、多重ビットgkのマッピングのために第1の方法が用いられる場合、制御情報の符号化ビットのビット数は、数式(1)に基づき与えられ、数式(1)においてOはCQIのビット数、または、PMIのビット数、または、CQI+PMIのビット数であってもよい。また、多重ビットgkのマッピングのために第2の方法が用いられる場合、制御情報の符号化ビットのビット数は、数式(1)に基づき与えられ、数式(1)においてOはCQIのビット数、または、PMIのビット数、または、CQI+PMIのビット数とは異なってもよい。また、多重ビットgkのマッピングのために第2の方法が用いられる場合、Oは仕様書等の記載に基づき与えられてもよい。また、多重ビットgkのマッピングのために第2の方法が用いられる場合、Oは上位層の信号、および/または、下り制御チャネル(例えば、上りリンクグラント)に含まれる情報に基づき与えられてもよい。また、多重ビットgkのマッピングのために第2の方法が用いられる場合、制御情報の符号化ビットのビット数は、数式(1)とは異なる第1の関数に基づき与えられてもよい。
トランスポートブロックの復号に基づき与えられるHARQ-ACKを、該トランスポートブロックを含むチャネルの送信者に迅速に返答することを考慮すれば、符号化ビットq0のマッピングよりも前方に結合ビットfkがマップされることが好適である。つまり、本実施形態の一態様において、多重ビットgkが、符号化ビットq0の後方に結合ビットfkが結合されることにより与えられるか否かは、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われるか否かに少なくとも基づき与えられてもよい。例えば、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われる場合に、多重ビットgkは、符号化ビットq0の後方に結合ビットfkが結合されることにより与えられてもよい。また、チャネルインターリーバ部4008により多重ビットgkの配置切り替えが行われない場合に、多重ビットgkは、符号化ビットq0の前方に結合ビットfkが結合されることにより与えられてもよい。
多重ビットgkの生成方法は、該多重ビットgkのマッピングのために用いられる方法に基づき与えられてもよい。例えば、多重ビットgkのマッピングのために第1の方法が用いられる場合、多重ビットgkは、符号化ビットq0の後方に結合ビットfkが結合されることにより与えられてもよい。また、多重ビットgkのマッピングのために第2の方法が用いられる場合、多重ビットgkは、符号化ビットq0の前方に結合ビットfkが結合されることにより与えられてもよい。
例えば、リソースエレメントマップ処理部3007は、送信ビットをリソースエレメントにマップする処理を行ってもよい。リソースエレメントは、ブロックB2内に配置される要素と対応してもよい。ここで、ブロックB2は、サブフレーム(または、サブフレームの一部)であってもよい。また、ブロックB2は、スロット(または、スロットの一部)であってもよい。また、ブロックB2は、1または複数のOFDMシンボルに対応してもよい。リソースエレメントマップ処理部3007は、送信ビットを、第1の軸を優先してマップしてもよいし、第2の軸を優先してマップしてもよい。ここで、ブロックB2は、ブロックB2の列数と行数を除いてブロックBと同じである。ブロックB2の第1の軸と第2の軸のうち、少なくとも一方は周波数軸であってもよい。また、ブロックB2の第1の軸と第2の軸のうち、少なくとも一方は時間軸であってもよい。
ブロックB、ブロックB1、ブロックB2のいずれかに情報の系列(例えば、符号化ビット、多重ビット、送信ビット等)をマッピングする、および/または、取得する機能を備える処理ブロックは、マッピング部とも呼称される。また、ブロックB、ブロックB1、ブロックB2はまとめてマッピング領域とも呼称される。
リソースエレメントマップ処理部3007は、送信ビットの、リソースエレメントへのマップ処理に周波数ホッピングを適用してもよい。周波数ホッピングは、スロットホッピングであってもよい。スロットホッピングは、1つのサブフレームに含まれる2つのスロットの無線信号が、それぞれ異なる周波数により送信される方式であってもよい。
リソースエレメントのマップ処理に周波数ホッピングが適用されるか否かは、上位層の信号に含まれる情報に基づいてもよい。リソースエレメントのマップ処理に周波数ホッピングが適用されるか否かは、制御チャネルに含まれる情報に基づいてもよい。リソースエレメントのマップ処理に周波数ホッピングが適用されるか否かは、あらかじめ設定される情報に基づいてもよい。
例えば、リソースエレメントマップ処理部3007により、第1の軸と第2の軸のいずれが優先されて送信ビットがマップされるかは、所定の条件401、または、所定の条件501に基づき与えられてもよい。
ここで、例えば、第1の軸は時間軸であり、第2の軸は周波数軸であってもよい。また、第1の軸は周波数軸であり、第2の軸は時間軸であってもよい。
以下、キャリアアグリゲーションについて説明する。
ここで、端末装置1に対して、1つまたは複数のサービングセルが設定されてもよい。端末装置1が複数のサービングセルを介して通信する技術をセルアグリゲーション、または、キャリアアグリゲーションと称する。
また、設定される1つまたは複数のサービングセルには、1つのプライマリーセルと、1つまたは複数のセカンダリーセルとが含まれてもよい。プライマリーセルは、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャが行なわれたサービングセル、コネクション再確立(connection re-establishment)プロシージャを開始したサービングセル、または、ハンドオーバプロシージャにおいてプライマリーセルと指示されたセルであってもよい。また、プライマリーセルは、PUCCHでの送信に用いられるセルであってもよい。ここで、RRCコネクションが確立された時点、または、後に、セカンダリーセルが設定されてもよい。
また、下りリンクにおいて、サービングセルに対応するキャリアを、下りリンクコンポーネントキャリアと称する。また、上りリンクにおいて、サービングセルに対応するキャリアを、上りリンクコンポーネントキャリアと称する。また、下りリンクコンポーネントキャリア、および、上りリンクコンポーネントキャリアを総称して、コンポーネントキャリアと称する。
端末装置1は、1つまたは複数のサービングセル(コンポーネントキャリア)において、同時に複数の物理チャネルでの送信、および/または受信を行ってもよい。ここで、1つの物理チャネルは、複数のサービングセル(コンポーネントキャリア)のうち1つのサービングセル(コンポーネントキャリア)において送信されてもよい。
ここで、基地局装置3は、上位層の信号(例えば、RRCシグナリング)を用いて、1つまたは複数のサービングセルを設定してもよい。例えば、複数のサービングセルのセットをプライマリーセルと共に形成するために、1つまたは複数のセカンダリーセルが設定されてもよい。
また、基地局装置3は、上位層の信号(例えば、MACコントロールエレメント)を用いて、1つまたは複数のサービングセルを、活性化(activate)または非活性化(deactivate)してもよい。例えば、基地局装置3は、RRCシグナリングを用いて設定した1つまたは複数のサービングセルのうちの、1つまたは複数のサービングセルを活性化または非活性化してもよい。ここで、端末装置1は、活性化されたサービングセルのみに対するCSI(例えば、アピリオディックCSI)を送信してもよい。
また、上りリンク(例えば、上りリンクコンポーネントキャリア)と下りリンク(例えば、下りリンクコンポーネントキャリア)との間において、リンキング(linking)が定義されてもよい。すなわち、上りリンクと下りリンクとの間におけるリンキングに基づいて、上りリンクグラントに対するサービングセル(上りリンクグラントによってスケジュールされる(s)PUSCHでの送信(上りリンクの送信)が行なわれるサービングセル)が識別されてもよい。ここで、この場合における、下りリンクアサインメント、または、上りリンクグラントには、キャリアインディケータフィールドは存在しない。
すなわち、プライマリーセルにおいて受信した下りリンクアサインメントは、プライマリーセルにおける下りリンクの送信に対応してもよい。また、プライマリーセルにおいて受信した上りリンクグラントは、プライマリーセルにおける上りリンクの送信に対応してもよい。また、あるセカンダリーセルにおいて受信した下りリンクアサインメントは、該あるセカンダリーセルにおける下りリンクの送信に対応してもよい。また、あるセカンダリーセルにおいて受信した上りリンクグラントは、該あるセカンダリーセルにおける上りリンクの送信に対応してもよい。
前述したように、HARQ-ACKはACKまたはNACKを示す。端末装置1または基地局装置3は、信号を受信(復調復号)できたか否かに基づいて、その信号に対するACKまたはNACKを決定する。ACKは、端末装置1または基地局装置3において、信号を受信できたことを示し、NACKは、端末装置1または基地局装置3において、信号を受信できなかったことを示す。NACKがフィードバックされた端末装置1または基地局装置3は、NACKに対応する信号の再送信を行なってもよい。端末装置1は、基地局装置3から送信された、PUSCHに対するHARQ-ACKの内容に基づいて、PUSCHを再送信するか否かを決定する。基地局装置3は、端末装置から送信された、PDSCHまたはPDCCH/EPDCCHに対するHARQ-ACKの内容に基づいて、PDSCHを再送信するか否かを決定する。端末装置1が送信したPUSCHに対する、HARQ-ACKは、PDCCHまたはPHICHを用いて端末装置にフィードバックされる。基地局装置3が送信したPDSCHまたはPDCCH/EPDCCHに対するHARQ-ACKは、PUCCHまたはPUSCHを用いて基地局装置3にフィードバックされる。
次に、本実施形態に係る下りリンク送信(PDSCH)に対するHARQ-ACKの送信タイミングについて説明する。本実施形態では、OFDMシンボルおよび/またはSC-FDMAシンボルにノーマルCPが付加された場合(つまり、1スロットが7シンボルで構成される場合、1サブフレームが14シンボルで構成される場合)を想定して説明するが、拡張CPが付加された場合に対しても同様に適用されてもよい。
また、本実施形態に係る下りリンク送信は、sPDSCHであってもよい。sPDSCHに対するHARQ-ACKの送信タイミングは、sPDSCHの送信時間間隔(sTTI)に基づき与えられてもよい。つまり、sPDSCHに対するHARQ-ACKの送信タイミングは、少なくともsTTIのインデックスに基づき与えられてもよい。また、sPDSCHに対するHARQ-ACKの送信タイミングは、少なくともsTTIのインデックス、および/または、サブフレームのインデックスに基づき与えられてもよい。つまり、本実施形態の一態様に係る記載において、サブフレームxは、x番目のサブフレームを意味してもよい。また、サブフレームxは、x番目のsTTI(または、sPDSCH)を意味してもよい。また、サブフレームxは、サブフレームのインデックスx1と、sTTIのインデックスx2に基づき与えられてもよい。例えば、x=x1*NsTTI+x2であってもよい。ここで、例えば、NsTTIは、1つのサブフレーム(または、TTI、所定の送信時間間隔)に含まれるsTTIの個数(または、sTTIの個数の最大値等)に対応してもよい。
PDSCHに対するHARQ-ACKの送信タイミングについては、FDDに対して、端末装置1がサブフレームn-jにおけるPDSCHを検出した場合、端末装置1は、サブフレームnにおいて、PDSCHに対するHARQ-ACKを送信する。即ち、PDSCHに対するHARQ-ACKの送信タイミングはPDSCHが送信されたサブフレームよりj後のサブフレームである。
次に、本実施形態に係る上りリンクグラントに対するPUSCHの送信タイミングについて説明する。
上りリンクグラントに対するPUSCHの送信タイミングについては、FDDに対して、端末装置1がサブフレームnにおけるPDCCH(上りリンクグラント)を検出した場合、端末装置1は、サブフレームn+kにおいて、当該上りリンクグラントに対するPUSCHを送信する。即ち、上りリンクグラントに対するPUSCHの送信タイミングは上りリンクグラントが検出されたサブフレームよりk後のサブフレームである。
前述したように、PDSCHに対するHARQ-ACKの送信タイミング、および、上りリンクグラントに対するPUSCHの送信タイミングは4つのサブフレームであってもよい。当該送信タイミングはノーマルタイミング(normal timing)とも称してもよい。FDDに対して、kとjは4であってもよい。4であるkとjをノーマルタイミング(normal timing)と称してもよい。
また、kおよび/またはjの値は4より小さい値であってもよい。例えば、kおよび/またはjの値は2であってもよい。また、例えば、kおよび/またはjの値は3であってもよい。kおよび/またはjの値は端末装置1の処理能力によって、決定されてもよい。4より小さい値であるkとjは短縮タイミング(reduced timing)とも称してもよい。ここで、kおよび/またはjの値は4以上の値であってもよい。
ここで、端末装置1の処理能力は端末装置1のケーパビリティ(capability)情報によって、示されてもよい。また、端末装置1はケーパビリティ情報を基地局装置3へ通知(送信)してもよい。
以下、端末装置1のケーパビリティ情報について説明する。端末装置1のケーパビリティ情報は端末装置1の能力情報として定義されてもよい。
例えば、端末装置1のケーパビリティ情報は端末装置1がデータを処理する実際の時間を示してもよい。処理時間は、検出した信号の受信および復号に要する時間と、送信する信号の生成(変調や符号化)に要する時間に基づいて決定される。詳しく言うと、端末装置1のケーパビリティ情報はPDSCHに対するHARQ-ACKの実際の処理時間(例えば、何ms)を示してもよい。PDSCHに対するHARQ-ACKの処理時間はPDSCHをスケジューリングするPDCCHの受信及び検出(復号、ブラインドデコーディング)からHARQ-ACKの生成(変調や符号化)までの処理に要する時間であってもよい。また、端末装置1のケーパビリティ情報は上りリンクグラントに対するPUSCHの実際の処理時間(例えば、何ms)を示してもよい。上りリンクグラントに対するPUSCHの処理時間はPUSCHをスケジューリング上りリンクグラントの受信および検出(復号、ブラインドデコーディング)からPUSCHの生成(変調や符号化)までの処理に要する時間であってもよい。
また、端末装置1のケーパビリティ情報は、端末装置1がsTTIの送信、および/または、受信をサポートする能力を示してもよい。
また、端末装置1のケーパビリティ情報は端末装置1のカテゴリ情報を示してもよい。端末装置1のカテゴリ情報は端末装置1が処理時間を短縮する能力情報を含んでもよい。また、端末装置1のカテゴリ情報は端末装置1がサポートできる送信タイミング(kおよびjの値)を含んでもよい。
基地局装置3は、端末装置1から送信されたケーパビリティ情報(能力情報)に基づいて、端末装置1が利用できる送信タイミング(つまり、kおよびjの値)を決定してもよい。また、送信タイミング(つまり、kおよびjの値)は上位層のパラメータとして設定されてもよい。基地局装置3は端末装置1が利用できる送信タイミング(つまり、kおよびjの値)を含むRRCシグナリングを端末装置1に送信してもよい。
また、送信タイミング(kおよびjの値)は仕様書などによって定義され、基地局装置3と端末装置1との間において、既知の値であってもよい。
ここで、kおよびjの値は、サブフレームの数を基準にして、定義されてもよい。例えば、kおよびjの値は、2、3、4であってもよい。また、kおよびjの値は、シンボル(OFDMシンボルおよび/またはSC-FDMAシンボル)の数で表現されてもよい。例えば、シンボル数で表現されるkおよびjの値は図3のサブフレームとシンボルの関係に基づいて、決定されてもよい。また、シンボル数で表現されるkおよびjの値は所定の値であってもよい。また、kおよびjの値はTTIの長さに基づいて、決定されてもよい。TTIはsTTIを含んでもよい。
次に、本実施形態に関わるトランスポートブロックサイズ(Transport Block Size TBS)を説明する。
TBSは、トランスポートブロックのビット数である。前述したように、上りリンクグラントはDCIフォーマット0とDCIフォーマット4を含む。DCIフォーマット0は、(a)‘Resource block assignment and hopping resource allocation’ field、(b)‘Modulation and coding scheme and redundancy version’ field、および、(c)‘New data indicator’ fieldを、少なくとも含む。また、DCIフォーマット4は、(d)‘Resource block assignment’field、(e)トランスポートブロック1に対する‘Modulation and coding scheme and redundancy version’ field、(f)トランスポートブロック1に対する‘New data indicator’ field、(g)トランスポートブロック2に対する‘Modulation and coding scheme and redundancy version’ field、および、(h)トランスポートブロック2に対する‘New data indicator’fieldを、少なくとも含む。
端末装置1は、(b)‘Modulation and coding scheme and redundancy version’field、(e)トランスポートブロック1に対する‘Modulation and coding scheme and redundancy version’ field、または、(g)トランスポートブロック2に対する‘Modulation and coding scheme and redundancy version’fieldに基づいて、PUSCHのためのMCSインデックス(IMCS)を決定する。端末装置1は、決定されたPUSCHのためのMCSインデックス(IMCS)を参照することによって、PUSCHのための変調次数(Qm)、PUSCHのためのトランスポーブロックサイズインデックス(ITBS)、および、PUSCHのための冗長バージョン(rvidx)を決定する。
また、端末装置1は、(a)‘Resource block assignment and hopping resource allocation’ field、または、(d)‘Resource block assignment’ fieldに基づいて、PUSCHに対して割り当てられた物理リソースブロックの総数(NPRB)を計算する。
即ち、端末装置1は、計算されたPUSCHに対して割り当てられた物理リソースブロックの総数(NPRB)、および、決定されたPUSCHのためのMCSインデックス(IMCS)を参照することによって、PUSCHのためのトランスポートブロックサイズ(TBS)を決定する。
同様に、端末装置1はPDSCHに対して割り当てられた物理リソースブロックの総数(NPRB)、および、PDSCHのためのMCSインデックス(IMCS)を参照することによって、PDSCHのためのトランスポートブロックサイズ(TBS)を決定してもよい。ここで、PDSCHに対して割り当てられた物理リソースブロックの総数(NPRB)は、下りリンクグラントに含まれる‘Resource block assignment’fieldに基づいて、計算されてもよい。また、PDSCHのためのMCSインデックス(IMCS)は下りリンクグラントに含まれる‘Modulation and coding scheme’fieldによって、示されてもよい。端末装置1は、示されたPDSCHのためのMCSインデックス(IMCS)を参照することによって、PDSCHのための変調次数(Qm)、PDSCHのためのトランスポーブロックサイズインデックス(ITBS)を決定する。
図14は、本実施形態におけるPUSCHまたはHARQ-ACKの送信タイミングを示す図である。即ち、端末装置1および基地局装置3は、所定の条件401に基づいて、送信タイミング(kおよびjの値)が与えられてもよい。以下、基本的には、端末装置1の動作を記載するが、基地局装置3が端末装置1の動作に対応して、同様の動作を実行することは無論である。
図14に示されるように、端末装置1は所定の条件401に基づいて、ノーマルタイミング(normal timing)動作と短縮タイミング(Reduced timing)動作の何れかを判断(切り替え)してもよい。即ち、ノーマルタイミング動作が判断された場合、端末装置1は4の値であるkまたはjを用いて、データの送信を実行してもよい。また、短縮タイミング動作が判断された場合、端末装置1は4より小さい値であるkまたはjを用いて、データの送信を実行してもよい。
ここで、データの送信はPUSCHでの送信が含まれてもよい。また、データの送信はHARQ-ACKの送信が含まれてもよい。
具体的に言うと、ノーマルタイミング(normal timing)動作には、上りリンクグラントを検出(受信)したサブフレームよりk後のサブフレームにおけるPUSCHでの送信が含まれてもよい。また、ノーマルタイミング(normal timing)動作には、PDSCHを検出したサブフレームよりj後のサブフレームにおけるPUCCHでのHARQ-ACKの送信が含まれてもよい。すなわち、ノーマルタイミング(normal timing)動作の場合、k、および、jは4であってもよい。
ここで、ノーマルタイミング動作には、トランスポートブロックの最大コードブロック長Zが所定の値(ノーマルタイミング動作の所定の最大コードブロック長)に設定されることが含まれてもよい。ここで、該トランスポートブロックは、PDSCHに含まれるトランスポートブロックであってもよい。また、該トランスポートブロックは、PUSCHに含まれるトランスポートブロックであってもよい。また、該トランスポートブロックは、PDCCHによりスケジューリングされるPDSCHに含まれるトランスポートブロックであってもよい。また、該トランスポートブロックは、PDCCHによりスケジューリングされるPUSCHに含まれるトランスポートブロックであってもよい。ここで、ノーマルタイミング動作の所定の最大コードブロック長は、仕様書等の記載に基づき与えられてもよい。また、ノーマルタイミング動作の所定の最大コードブロック長は6144であってもよい。
ここで、ノーマルタイミング動作には、チャネルインターリーバ部4008により、多重ビットの配置切り替えが行われることが含まれてもよい。ここで、該多重ビットは、トランスポートブロックに含まれる多重ビットであってもよい。また、該多重ビットは、PUSCHに含まれるトランスポートブロックに含まれる多重ビットであってもよい。また、該多重ビットは、PDCCHによりスケジューリングされるPUSCHに含まれるトランスポートブロックに含まれる多重ビットであってもよい。
ここで、ノーマルタイミング動作には、リソースエレメントマップ処理部3007により、送信ビットが、周波数軸が優先されてマップされる(Frequency first mapping)ことが含まれてもよい。ここで、該送信ビットは、トランスポートブロックに含まれる多重ビットであってもよい。また、該送信ビットは、PUSCHに含まれるトランスポートブロックに含まれる多重ビットであってもよい。また、該送信ビットは、PDCCHによりスケジューリングされるPUSCHに含まれるトランスポートブロックに含まれる多重ビットであってもよい。
ここで、ノーマルタイミング動作には、上りリンク制御情報の符号化ビットが所定の位置にマップされることが含まれてもよい。また、ノーマルタイミング動作には、チャネルインターリーバ部4008により、上りリンク制御情報の符号化ビットが所定の位置にマップされることが含まれてもよい。ここで、上りリンク制御情報がランク指標である場合、上りリンク制御情報の符号化ビットの所定の位置は、第1の軸の2番目の列、第1の軸の5番目の列、第1の軸の8番目の列、および、第1の軸の11番目の列であってもよい。また、上りリンク制御情報がHARQ-ACKである場合、上りリンク制御情報の符号化ビットの所定の位置は、第1の軸の3番目の列、第1の軸の4番目の列、第1の軸の9番目の列、および、第1の軸の10番目の列であってもよい。
ここで、ノーマルタイミング動作には、多重ビットgkが符号化ビットq0の後方に結合ビットfkが結合されることにより与えられることが含まれてもよい。また、ノーマルタイミング動作には、制御情報およびデータ多重部4007により、多重ビットgkが符号化ビットq0の後方に結合ビットfkが結合されることにより与えられることが含まれてもよい。
ここで、ノーマルタイミング動作には、制御情報(チャネル品質指標、および/または、プレコーダ行列指標)のビット数が少なくともRIに基づき与えられることが含まれてもよい。
ここで、ノーマルタイミング動作には、制御情報(チャネル品質指標、および/または、プレコーダ行列指標)符号化により得られる符号化ビットのビット数が数式(1)に基づき与えられ、数式(1)においてOはCQIのビット数、または、PMIのビット数、または、CQI+PMIのビット数であることが含まれてもよい。
また、短縮タイミング(Reduced timing)動作には、上りリンクグラントを検出(受信)したサブフレームよりk後のサブフレームにおけるPUSCHでの送信が含まれてもよい。また、短縮タイミング(Reduced timing)動作には、PDSCHを検出したサブフレームよりj後のサブフレームにおけるPUCCHでのHARQ-ACKの送信が含まれてもよい。すなわち、短縮タイミング(Reduced timing)動作の場合、k、および、jは4より小さい値であってもよい。
ここで、kおよび/またはjの値は端末装置1のケーパビリティ情報によって、事前に定義された値であってもよい。例えば、kおよび/またはjの値は2であってもよい。また、kおよび/またはjの値は3であってもよい。即ち、短縮タイミング動作はノーマルタイミングである4サブフレームより早くPUSCHまたはHARQ-ACKの送信を実行できる。短縮タイミング動作の場合のkおよびjの値は、ノーマルタイミングの場合のkおよびjの値より小さくてもよい。
ここで、短縮タイミング動作には、トランスポートブロックの最大コードブロック長Zがノーマルタイミング動作の所定の最大コードブロック長とは異なる値に設定されることが含まれてもよい。例えば、短縮タイミング動作には、トランスポートブロックの最大コードブロック長Zがノーマルタイミング動作の所定の最大コードブロック長より小さい値に設定されることが含まれてもよい。また、例えば、短縮タイミング動作には、トランスポートブロックの最大コードブロック長Zがノーマルタイミング動作の所定の最大コードブロック長より大きい値に設定されることが含まれてもよい。ここで、該トランスポートブロックは、PDSCHに含まれるトランスポートブロックであってもよい。また、該トランスポートブロックは、PUSCHに含まれるトランスポートブロックであってもよい。また、該トランスポートブロックは、PDCCHによりスケジューリングされるPDSCHに含まれるトランスポートブロックであってもよい。また、該トランスポートブロックは、PDCCHによりスケジューリングされるPUSCHに含まれるトランスポートブロックであってもよい。
ここで、短縮タイミング動作には、チャネルインターリーバ部4008により、多重ビットの配置切り替えが行われないことが含まれてもよい。該多重ビットは、トランスポートブロックに含まれる多重ビットであってもよい。また、該多重ビットは、PUSCHに含まれるトランスポートブロックに含まれる多重ビットであってもよい。また、該多重ビットは、PDCCHによりスケジューリングされるPUSCHに含まれるトランスポートブロックに含まれる多重ビットであってもよい。
ここで、短縮タイミング動作には、リソースエレメントマップ処理部3007により、送信ビットが、時間軸が優先されてマップされる(Time first mapping)ことが含まれてもよい。ここで、該送信ビットは、トランスポートブロックに含まれる多重ビットであってもよい。また、該送信ビットは、PUSCHに含まれるトランスポートブロックに含まれる多重ビットであってもよい。また、該送信ビットは、PDCCHによりスケジューリングされるPUSCHに含まれるトランスポートブロックに含まれる多重ビットであってもよい。
また、短縮タイミング動作には、リソースエレメントマップ処理部3007により、送信ビットが、周波数軸が優先されてマップされる(Frequency first mapping)ことが含まれてもよい。
ここで、短縮タイミング動作には、上りリンク制御情報の符号化ビットが第1の位置にマップされることが含まれてもよい。また、短縮タイミング動作には、チャネルインターリーバ部4008により、上りリンク制御情報の符号化ビットが第1の位置にマップされることが含まれてもよい。第1の位置は、第1の軸の先頭列(#0)を少なくとも含んでもよい。また、第1の位置は、第1の軸の2番目の列を少なくとも含んでもよい。第1の位置は、所定の位置に対して前方の列であってもよい。また、第1の位置は、上りリンク制御情報の所定の位置の前方の一部であってもよい。第1の位置は、上りリンク制御情報の符号化ビットの所定の位置の少なくとも一部を含まなくてもよい。
ここで、短縮タイミング動作には、多重ビットgkが符号化ビットq0の前方に結合ビットfkが結合されることにより与えられることが含まれてもよい。また、短縮タイミング動作には、制御情報およびデータ多重部4007により、多重ビットgkが符号化ビットq0の前方に結合ビットfkが結合されることにより与えられることが含まれてもよい。
ここで、短縮タイミング動作には、制御情報(チャネル品質指標、および/または、プレコーダ行列指標)のビット数が、RIの値に関わらず与えられることが含まれてもよい。また、短縮タイミング動作には、制御情報のビット数が、仕様書等に記載される値等に基づき与えられることが含まれてもよい。また、短縮タイミング動作には、制御情報のビット数が、上位層の信号、および/または、下りリンク制御チャネル(例えば、上りリンクグラント)に含まれる信号に基づき与えられることが含まれてもよい。また、短縮タイミングには、ランク指標が1である場合に、コードワード1のためのチャネル品質指標にダミービットが挿入されることが含まれてもよい。また、短縮タイミングには、ランク指標が1である場合に、コードワード1のためのチャネル品質指標にコードワード0のためのチャネル品質指標が挿入されることが含まれてもよい。また、短縮タイミングには、ランク指標が1である場合に、コードワード1のためのチャネル品質指標は範囲外(Out of range)に対応することが含まれてもよい。
ここで、短縮タイミング動作には、制御情報(チャネル品質指標、および/または、プレコーダ行列指標)の符号化により得られる符号化ビットのビット数が数式(1)に基づき与えられ、数式(1)においてOはCQIのビット数、または、PMIのビット数、または、CQI+PMIのビット数とは異なることが含まれてもよい。また、短縮タイミング動作には、制御情報の符号化ビットのビット数は、数式(1)とは異なる第1の関数に基づき与えられることが含まれてもよい。
図14における所定の条件401には、以下の第1の条件から第5の条件の少なくとも1つが含まれてもよい。端末装置1は、以下の第1の条件から第7の条件の一部、または、全部に基づいて、送信タイミング動作を判断してもよい。
(1)第1の条件:PDCCHが検出されたサーチスペースがCSSおよびUSSの何れであるか。ここで、PDCCHは、HARQ-ACKが対応するPDSCHのスケジューリングのために用いられるPDCCH、または、PUSCHのスケジューリングのために用いられるPDCCHである。
(2)第2の条件:DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットが何れのRNTIによってスクランブルされているか。ここで、DCIフォーマットは、HARQ-ACKが対応するPDSCHのスケジューリングのために用いられるPDCCHに含まれるDCIフォーマット、または、PUSCHのスケジューリングのために用いられるPDCCH含まれるDCIフォーマットである。
(3)第3の条件:処理するTBSがマキシマムTBSの閾値を超えているかどうか。ここで、処理するTBSとは、PDSCHに含まれるトランスポートブロックのサイズ、または、PUSCHに含まれるトランスポートブロックのサイズである。
(4)第4の条件:TA(Timing Advance, Timing Alignment)の値がマキシマムTAの閾値を超えているかどうか
(5)第5の条件:短縮タイミングの有効を示す上位層のパラメータが設定されているかどうか
(6)第6の条件:短縮タイミングの能力があることを示す上位層のパラメータを含むチャネルを送信するかどうか
(7)第7の条件:該トランスポートブロックのための多重ビットgkの配置方法
ここで、第1の条件は、DCIフォーマットを含むPDCCHが検出される位置が所定の位置(短縮タイミング動作のための所定の位置)であるか否か、であってもよい。ここで、所定の位置は、インデックスに基づき与えられる論理的な位置であってもよい。また、DCIフォーマットを含むPDCCHが検出される位置は、例えば、該PDCCHのCCEインデックスが所定のCCEインデックスIAL、INDEXであるか否かに基づいて与えられてもよい。また、DCIフォーマットを含むPDCCHが検出される位置は、該PDCCH候補の集約レベルに基づいて与えられてもよい。
即ち、第1の条件において、端末装置1はPDCCHが検出されたサーチスペースがCSSおよびUSSの何れであるかに基づいて、動作を判断する。例えば、PDCCHが検出されたサーチスペースがCSSである場合、ノーマルタイミング(normal timing)動作の一部、または、全部が少なくとも実行されてもよい。また、例えば、PDCCHが検出されたサーチスペースがUSSである場合、短縮タイミング(Reduced timing)動作の一部、または、全部が少なくとも実行されてもよい。
また、第1の条件において、端末装置1は、DCIフォーマットを含むPDCCHが検出されるCCEインデックスIAL、INDEXが所定のCCEインデックスIPREである場合に、短縮タイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。また、端末装置1は、DCIフォーマットを含むPDCCHが検出されるCCEインデックスIAL、INDEXが所定のCCEインデックスIPREと異なる場合に、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。ここで、IPREは、仕様書等の記載に基づき与えられる値であってもよい。
また、第1の条件において、端末装置1は、検出されるDCIフォーマットを含むPDCCHの集約レベルが所定の集約レベルである場合に、短縮タイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。また、端末装置1は、検出されるDCIフォーマットを含むPDCCHの集約レベルが所定の集約レベルとは異なる場合に、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。ここで、所定の集約レベルは、1,2,4,8の一部、または、全部であってもよい。例えば、所定の集約レベルは、N以下(または、N未満)の集約レベルであってもよい。また、所定の集約レベルは、N以上(または、Nを超える)の集約レベルであってもよい。ここで、Nは定数である。
また、第1の条件において、端末装置1は、検出されるDCIフォーマットを含むチャネルがPDCCHであるか、sPDCCHであるかに基づき動作を変更してもよい。つまり、第1の条件において、端末装置1は、検出されるDCIフォーマットを含むチャネルがPDCCHである場合に、ノーマルタイミング動作を実行してもよい。また、端末装置1は、検出されるDCIフォーマットを含むチャネルがsPDCCHである場合に、短縮タイミング動作を実行してもよい。つまり、第1の条件は、検出されるDCIフォーマットを含むチャネルがPDCCHであるか、sPDCCHであるか、であってもよい。
また、第1の条件において、端末装置1は、検出されるDCIフォーマットのペイロードサイズが所定のペイロードサイズであるか、第1のペイロードサイズであるかに基づき動作を変更してもよい。つまり、第1の条件において、端末装置1は、検出されるDCIフォーマットのペイロードサイズが所定のペイロードサイズである場合に、ノーマルタイミング動作を実行してもよい。また、端末装置1は、検出されるDCIフォーマットのペイロードサイズが第1のペイロードサイズである場合に、短縮タイミング動作を実行してもよい。つまり、第1の条件は、検出されるDCIフォーマットのペイロードサイズが所定の値であるか否か、であってもよい。
また、第2の条件において、端末装置1はDCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットが何れのRNTIによってスクランブルされているかに基づいて、動作を判断する。例えば、端末装置1は、DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットが以下のRNTIによってスクランブルされている場合、ノーマルタイミング(normal timing)動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。
(a)Temporary C-RNTI
(b)P-RNTI
(c)SI-RNTI
また、例えば、端末装置1は、DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットが以下のRNTIによってスクランブルされている場合、短縮タイミング(Reduced timing)動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。
(d)C-RNTI
(e)SPS-RNTI
また、ノーマルタイミング(normal timing)動作の一部、または、全部を少なくとも実行させるために、新しいRNTIタイプ(例えば、X-RNTI)が定義されてもよい。端末装置1は、DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットがX-RNTIによってスクランブルされている場合、ノーマルタイミング(normal timing)動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。例えば、X-RNTIはC-RNTIであってもよい。X-RNTIは、sPDSCH、および/または、sPUSCHのスケジューリングに用いられる専用のRNTIであってもよい。
また、短縮タイミング(Reduced timing)動作の一部、または、全部を少なくとも実行させるために、新しいRNTIタイプ(例えば、Y-RNTI)が定義されてもよい。端末装置1は、DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットがY-RNTIによってスクランブルされている場合、短縮タイミング(Reduced timing)動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。ここで、Y-RNTIは、短縮タイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用される端末装置1のグループ、または全体に対して共通の値であってもよい。
X-RNTIとY-RNTIが上位層の信号によって、端末装置1に設定される場合には、第2の条件に基づいて、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部を少なくとも行うか短縮タイミング動作の一部、または、全部を少なくとも行うか切り替えられてもよい。
また、第3の条件において、端末装置1は、処理するTBSがマキシマムTBSの閾値を超えているかどうかに基づいて、動作を判断する。例えば、処理するTBSがマキシマムTBSの閾値を超えている場合、ノーマルタイミング(normal timing)動作の一部、または、全部が少なくとも実行されてもよい。また、処理するTBSがマキシマムTBSの閾値を超えていない場合、短縮タイミング(Reduced timing)動作の一部、または、全部が少なくとも実行されてもよい。ここで、マキシマムTBSの閾値は、仕様書などによって定義され、基地局装置3と端末装置1との間において、既知の値であってもよい。また、基地局装置3はマキシマムTBSの閾値を含むRRCシグナリングを端末装置1に送信してもよい。
ここで、処理するTBSとは、(i)端末装置1に設定される帯域幅(PDSCH送信、または、PUSCH送信のために割り当てられる送信帯域幅)と、(ii)端末装置1に設定されるMCSに基づき決定されるTBS(またはTBSの最大値)であってもよい。すなわち、処理するTBSは、(i)端末装置1に設定される帯域幅(PDSCH送信、または、PUSCH送信のために割り当てられる送信帯域幅)と、(ii)端末装置1に設定されるMCSに基づき決定されてもよい。また、処理するTBSとは、端末装置1に設定されるMCSに基づき決定されるTBS(またはTBSの最大値)であってもよい。すなわち、処理するTBSは、端末装置1に設定されるMCSに基づき決定されてもよい。また、端末装置1に設定される帯域幅(PDSCH送信、または、PUSCH送信のために割り当てられる送信帯域幅)は、スケジューリング情報に基づいてもよい。スケジューリング情報は、PDSCH、または、PUSCHをスケジューリングするDCIフォーマットに含まれるリソース割り当て情報であってもよい。即ち、処理するTBSは、PDSCHまたはPUSCHをスケジューリングするDCIフォーマットに基づいて、算出したTBSであってもよい。また、スケジューリング情報は、DCI、PDCCH、EPDCCH、または、RRCシグナリングに含まれる、リソース割り当て情報であってもよい。
端末装置1は、マキシマムTBSの閾値と、端末装置1によって処理されるTBSを比較してもよい。また、マキシマムTBSの閾値は、端末装置1が処理する可能性のあるTBSの最大値であってもよい。マキシマムTBSの閾値は、kまたはjの値の各々に対して定義されてもよい。例えば、異なるkまたはjの値に対応するマキシマムTBSの閾値は異なってもよい。即ち、マキシマムTBSの閾値は、帯域幅(または、システム帯域幅)に基づき決定されてもよい。また、マキシマムTBSの閾値は、端末装置1のケーパビリティ情報(能力情報)に基づき決定されてもよい。
また、第4の条件において、端末装置1は、TA(Timing Advance, Timing Alignment)がマキシマムTAの閾値を超えているかどうかに基づいて、動作を判断する。例えば、TAがマキシマムTAの閾値を超えている場合、ノーマルタイミング(normal timing)動作の一部、または、全部が少なくとも実行されてもよい。また、TAがマキシマムTAの閾値を超えていない場合、短縮タイミング(Reduced timing)動作の一部、または、全部が少なくとも実行されてもよい。
TAが端末装置1と基地局装置3の間の距離を示すこととみなされてもよい。TA値は端末装置1と基地局装置3の間の距離に応じて、可変値になる。また、TA値は、上りリンクサブフレームの送信タイミングと、対応する下りリンクサブフレームの先頭の時間差を示す。即ち、TAは端末装置1の送信タイミング(kおよび/またはjの値)を調整するために用いられる。TA値は、基地局装置3が送信するTAコマンドを用いて、端末装置1に設定されてもよい。端末装置1は、設定されたTA値に基づいて、上りリンクサブフレームのサブフレーム境界よりもTA値分前の時間で送信する。即ち、TA値は送信タイミング(kおよび/またはjの値)に影響を与える。
マキシマムTAの閾値は、送信タイミング(kまたはjの値)に対して、端末装置1が利用する可能性のあるTAの最大値であってもよい。即ち、マキシマムTAの閾値は、kまたはjの値の各々に対して、通信可能範囲を制限するとしてみなされてもよい。マキシマムTAの閾値は、仕様書などによって定義され、基地局装置3と端末装置1との間において、既知の値であってもよい。また、基地局装置3はマキシマムTAの閾値を含むRRCシグナリングを端末装置1に送信してもよい。
第5の条件において、「短縮タイミングの有効を示す上位層のパラメータが設定されていないこと」は、「短縮タイミングの無効を示す上位層のパラメータが設定されていること」を含んでもよい。短縮タイミングの有効を示す上位層のパラメータが設定されていない場合、ノーマルタイミング(normal timing)動作の一部、または、全部が少なくとも実行されてもよい。短縮タイミングの有効を示す上位層のパラメータが設定されている場合、上記の第1から第4の条件の一部、または、全部に少なくとも基づいて、ノーマルタイミング動作、または、短縮タイミング動作が決定されてもよい。ここで、「短縮タイミングの有効を示す上位層のパラメータが設定されていないこと」は、「端末装置1に対して、短縮タイミング(または、短縮タイミング動作)が有効であることを示す上位層のパラメータが設定されること」、または、「基地局装置3が、端末装置1に、短縮タイミングの有効を示す上位層のパラメータを含むチャネルを送信すること」を含んでもよい。
より具体的には、短縮タイミングの有効を示す上位層のパラメータが設定されていない場合、端末装置1は、上記の第1から第4の条件の一部、または、全部に基づかず、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部が少なくとも実行されてもよい。例えば、短縮タイミングの有効を示す上位層のパラメータが設定されず、且つ、PDCCHが検出されたサーチスペースがUSSである場合、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部が少なくとも実行されてもよい。
また、短縮タイミングの有効を示す上位層のパラメータが設定されている場合、端末装置1は、上記の第1から第4の条件の一部、または、全部に少なくとも基づいて、ノーマルタイミング動作、または、短縮タイミング動作を決定してもよい。一例として、例えば、短縮タイミングの有効を示す上位層のパラメータが設定され、且つ、第1の条件において、PDCCHが検出されたサーチスペースがCSSである場合、端末装置1は、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。また、短縮タイミングの有効を示す上位層のパラメータが設定され、且つ、第1の条件において、PDCCHが検出されたサーチスペースがUSSである場合、端末装置1は、短縮タイミング(Reduced timing)動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。
第6の条件において、端末装置1が、短縮タイミングの能力があることを示す上位層のパラメータを含むチャネルを送信しない場合、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部が少なくとも実行されてもよい。また、端末装置1が、短縮タイミングの能力があることを示す上位層のパラメータを含むチャネルを送信しない場合、上記の第1から第5の条件の一部、または、全部に少なくとも基づいて、ノーマルタイミング動作、または、短縮タイミング動作が決定されてもよい。
第7の条件において、端末装置1が、多重ビットgkの配置切り替えを行う場合に、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部が少なくとも実行されてもよい。また、端末装置1が、多重ビットgkの配置切り替えを行わない場合に、上記の第1から第6の条件の一部、または、全部に少なくとも基づいて、ノーマルタイミング動作、または、短縮タイミング動作が決定されてもよい。また、第7の条件において、端末装置1が、多重ビットgkのマッピングのために第1の方法を用いる場合に、ノーマルタイミング動作が実行されてもよい。また、第7の条件において、端末装置1が、多重ビットgkのマッピングのために第2の方法を用いる場合に、短縮タイミング動作が実行されてもよい。
また、端末装置1が、短縮タイミングの能力があることを示す上位層のパラメータを含むチャネルを送信する場合、短縮タイミング動作の一部、または、全部が少なくとも実行されてもよい。
また、端末装置1は上記の条件の組み合わせに基づいて、送信タイミング動作を判断してもよい。送信タイミング動作は、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部に少なくとも基づき与えられてもよい。また、送信タイミング動作は、短縮タイミング動作の一部、または、全部に少なくとも基づき与えられてもよい。
例えば、CSSにおいてPDCCHが検出され、且つ、当該PDCCHで送信されるD
CIフォーマットに付加されるCRCパリティビットがC-RNTIによってスクランブ
ルされているならば、端末装置1はノーマルタイミング(normal timing)動作の一部、
または、全部を少なくとも実行してもよい。また、例えば、USSにおいてPDCCHが
検出され、且つ、当該PDCCHで送信されるDCIフォーマットに付加されるCRCパ
リティビットがC-RNTIによってスクランブルされているならば、端末装置1は短縮
タイミング(Reduced timing)動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。
図15は、本実施形態におけるPUSCHまたはHARQ-ACKの送信動作を示す図である。即ち、端末装置1は、所定の条件501に基づいて、動作1、動作2または動作3を判断し(切り替え)てもよい。図15における所定の条件501には、以下の第1の条件から第2の条件の少なくとも1つが含まれてもよい。端末装置1は、以下の第1の条件から第2の条件の一部、または、全部に基づいて、判断してもよい。
(i)第1の条件:PDCCHが検出されたサーチスペースがCSSおよびUSSの何れであるか
(ii)第2の条件:DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットが何れのRNTIによってスクランブルされているか。
ここで、第1の条件は、DCIフォーマットを含むPDCCHが検出される位置が所定の位置(短縮タイミング動作のための所定の位置)であるか否か、であってもよい。ここで、所定の位置は、インデックスに基づき与えられる論理的な位置であってもよい。また、DCIフォーマットを含むPDCCHが検出される位置は、例えば、該PDCCHのCCEインデックスが所定のCCEインデックスIAL、INDEXに基づいて与えられてもよい。また、DCIフォーマットを含むPDCCHが検出される位置は、該PDCCHの集約レベルに基づいて与えられてもよい。
第1の条件において、端末装置1はPDCCHが検出されたサーチスペースがCSSおよびUSSの何れであるかに基づいて、動作を判断する。例えば、PDCCHが検出されたサーチスペースがCSSである場合、動作1が実行されてもよい。また、例えば、PDCCHが検出されたサーチスペースがUSSである場合、動作2、または、動作3が実行されてもよい。
また、第1の条件において、端末装置1は、DCIフォーマットを含むPDCCHが検出されるCCEインデックスIAL、INDEXが所定のCCEインデックスIPREである場合に、動作2、または、動作3を実行してもよい。また、端末装置1は、DCIフォーマットを含むPDCCHが検出されるCCEインデックスIAL、INDEXが所定のCCEインデックスIPREと異なる場合に、動作1を実行してもよい。ここで、IPREは、仕様書等の記載に基づき与えられる値であってもよい。
また、第1の条件において、端末装置1は、検出されるDCIフォーマットを含むPDCCHの集約レベルが所定の集約レベルである場合に、動作2、または、動作3を実行してもよい。また、端末装置1は、検出されるDCIフォーマットを含むPDCCHの集約レベルが所定の集約レベルとは異なる場合に、動作1を実行してもよい。ここで、所定の集約レベルは、1,2,4,8の一部、または、全部であってもよい。例えば、所定の集約レベルは、N以下(または、N未満)の集約レベルであってもよい。また、所定の集約レベルは、N以上(または、Nを超える)の集約レベルであってもよい。ここで、Nは定数である。
また、第2の条件において、端末装置1はDCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットが何れのRNTIによってスクランブルされているかに基づいて、動作を判断する。例えば、端末装置1は、DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットが以下のRNTIによってスクランブルされている場合、動作1を実行してもよい。
(a)Temporary C-RNTI
(b)P-RNTI
(c)SI-RNTI
また、例えば、端末装置1は、DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットが以下のRNTIによってスクランブルされている場合、動作2または動作3を実行してもよい。
(d)C-RNTI
(e)SPS-RNTI
また、動作1を実行させるために、新しいRNTIタイプ(例えば、X-RNTI)が定義されてもよい。即ち、端末装置1は、DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットがX-RNTIによってスクランブルされている場合、動作1を実行してもよい。
また、動作2または動作3を実行させるために、新しいRNTIタイプ(例えば、Y-RNTI)が定義されてもよい。端末装置1は、DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットがY-RNTIによってスクランブルされている場合、動作2または動作3を実行してもよい。
X-RNTIとY-RNTIが上位層の信号によって、端末装置1に設定される場合には、第2の条件に基づいて、動作1を行うか動作2または動作3を行うか切り替えられてもよい。
また、端末装置1は第1の条件と第2の条件との組み合わせに基づいて、動作1、動作2または動作3を判断してもよい。例えば、CSSにおいてPDCCHが検出され、且つ、当該PDCCHで送信されるDCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットがC-RNTIによってスクランブルされているならば、端末装置1は動作1を実行してもよい。また、例えば、USSにおいてPDCCHが検出され、且つ、当該PDCCHで送信されるDCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットがC-RNTIによってスクランブルされているならば、端末装置1は動作2または動作3を実行してもよい。
また、端末装置1が、動作2または動作3の何れかを実行するかを基地局装置3から予め設定してもよい。
以下では、端末装置1の動作を具体的に説明する。
動作1は前述したようなノーマルタイミング(normal timing)動作と同様な動作であってもよい。即ち、動作1には、端末装置1がPDCCH(上りリンクグラント、DCIフォーマット)を検出(受信)したサブフレームより4後のサブフレームにおけるPUSCHでの送信を行う動作が含まれてもよい。また、動作1には、端末装置1がPDSCHを検出したサブフレームより4後のサブフレームにおけるPUCCHでのHARQ-ACKの送信を行う動作が含まれてもよい。
動作2において、端末装置1は、(i)PDSCHまたはPUSCHをスケジューリングするDCIフォーマットに基づいて算出したTBSと(ii)所定のマキシマムTBSの閾値に基づいて、送信タイミング(kおよび/またはjの値)を決定してもよい。動作2には、決定されたkの値に基づくPUSCHでの送信が含まれてもよい。また、動作2には、決定されたjの値に基づくPUCCHでのHARQ-ACKの送信が含まれてもよい。
ここで、所定のマキシマムTBSの閾値は図14における第3の条件に記載されたマキシマムTBSの閾値と異なってもよい。動作2における所定のマキシマムTBSの閾値は端末装置1のケーパビリティ情報(能力情報)に基づいて、設定されてもよい。言い換えると、所定のマキシマムTBSの閾値は端末装置1がサポートできるkおよび/またはjの値に対して、設定されてもよい。
また、所定のマキシマムTBSの閾値はPUSCHの送信タイミング(kの値)とHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)に応じて、別々に設定されてもよい。即ち、PUSCHの送信タイミング(kの値)に基づいて、所定のマキシマムTBSの閾値が設定されてもよい。また、HARQ-ACKの送信タイミング(jの値)に基づいて、所定のマキシマムTBSの閾値が設定されてもよい。ここで、PUSCHの送信タイミングに対して設定されたマキシマムTBSの閾値とHARQ-ACKの送信タイミングに対して設定されたマキシマムTBSの閾値は異なってもよい。また、所定のマキシマムTBSの閾値は、上位層のパラメータとして設定されてもよい。
次に、動作2に係わる検出されたPDCCHに対するPUSCHの送信プロシージャの一例について詳細に説明する。即ち、動作2はサブフレームnにおけるPDCCHの検出に基づいて、サブフレームn+kにおけるPUSCHの送信を実行する時に、kの値を決定する動作である。前述したように、端末装置1はケーパビリティ情報を基地局装置3へ通知(送信)してもよい。基地局装置3は、端末装置1のケーパビリティ情報に基づいて、端末装置1に用いられるkの値を設定してもよい。また、基地局装置3は、kの値に対して、所定のマキシマムTBSの閾値を設定してもよい。基地局装置3は、kの値と対応する所定のマキシマムTBSの閾値をRRCシグナリングによって、端末装置1に送信(通知)してもよい。即ち、対応するPUSCHの送信タイミング(kの値)は、スケジューリングされたPUSCHのTBSに基づいて、決定される。
図16はマキシマムTBSの閾値と対応するPUSCHの送信タイミング(kの値)を示す図である。異なるkの値に対して、所定のマキシマムTBSの閾値は異なって設定されてもよい。図16Aは、所定のマキシマムTBSの閾値が2つに設定された場合の一例である。図16Bは、マキシマムTBSの閾値が1つに設定された場合の一例である。
図16Aにおいて、所定のマキシマムTBSの閾値はMax TBS1とMax TBS2に設定された。端末装置1は、DCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS1の閾値を超えていない場合、PUSCHの送信タイミング(kの値)をk1に決定し(切り替え)てもよい。また、端末装置1は、DCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS1の閾値から所定のMax TBS2の閾値の範囲内である場合、PUSCHの送信タイミング(kの値)をk2に決定し(切り替え)てもよい。また、端末装置1は、DCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS2の閾値以上になった場合、PUSCHの送信タイミング(kの値)を4に決定し(切り替え)てもよい。ここで、k1の値は2であってもよい。k2の値は3であってもよい。
端末装置1は、DCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS1の閾値を超えていない場合、短縮タイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。また、端末装置1は、DCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS1の閾値から所定のMax TBS2の閾値の範囲内である場合、短縮タイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。また、端末装置1は、DCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS1の閾値から所定のMax TBS2の閾値の範囲内である場合、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。また、端末装置1は、DCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS2の閾値以上になった場合、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。
PUSCHの送信タイミングがk1に切り替えられた場合に、短縮タイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用され、PUSCHの送信タイミングがk2、または、4に切り替えられた場合に、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用されてもよい。また、PUSCHの送信タイミングがk1、または、k2に切り替えられた場合に短縮タイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用され、PUSCHの送信タイミングが4に切り替えられた場合に、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用されてもよい。
図16Bにおいて、所定のマキシマムTBSの閾値はMax TBS3に設定された。端末装置1は、DCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS3の閾値を超えていない場合、PUSCHの送信タイミング(kの値)をk3に決定し(切り替え)てもよい。また、端末装置1は、DCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS3の閾値を超えている場合、PUSCHの送信タイミング(kの値)を4に決定し(切り替え)てもよい。ここで、k3の値は2であってもよい。また、k3の値は3であってもよい。
端末装置1は、DCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS3の閾値を超えていない場合、短縮タイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。また、端末装置1は、DCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS3の閾値を超えている場合、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。
PUSCHの送信タイミングがk3に切り替えられた場合に、短縮タイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用され、PUSCHの送信タイミングが4に切り替えられた場合に、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用されてもよい。
図17は、動作2におけるPUSCHの送信方法の一例を示す図である。
端末装置1は、701の下りリンクサブフレームnにおいて、PUSCHをスケジューリングするPDCCHを検出する。当該PDCCHで送信されるDCIフォーマットに基づいて、PUSCH送信用のTBSが算出される。端末装置1は、算出したTBSを所定のマキシマムTBSの閾値と比べて、kの値を決定してもよい。
例えば、算出されたTBSが所定のMax TBS1を超えていない場合、kの値はk1に決定されてもよい。端末装置1は、k1の値を用いて、702の上りリンクサブフレームn+k1において、701で検出されたPDCCHにスケジューリングされるPUSCHを送信してもよい。
また、例えば、算出されたTBSが所定のMax TBS1の閾値から所定のMax TBS2の閾値の範囲内である場合、kの値はk2に決定されてもよい。端末装置1は、k2の値を用いて、703の上りリンクサブフレームn+k2において、701で検出されたPDCCHにスケジューリングされるPUSCHを送信してもよい。
例えば、算出されたTBSが所定のMax TBS2以上になった場合、kの値は4に決定されてもよい。端末装置1は、4であるkの値を用いて、704の上りリンクサブフレームn+4において、701で検出されたPDCCHにスケジューリングされるPUSCHを送信してもよい。
次に、動作2に係わるPDSCH送信に対するHARQ-ACKの送信プロシージャの一例について説明する。サブフレームn-jでPDSCHが検出された場合、端末装置1は、サブフレームnで当該PDSCHに対するHARQ-ACKの送信を実行するときに、jの値を決定する動作である。動作2に係わるPUSCHの送信プロシージャと同様に、基地局装置3は、端末装置1のケーパビリティ情報(能力情報)に基づいて、端末装置1に用いられるHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)を設定してもよい。また、基地局装置3は、jの値に対して、所定のマキシマムTBSの閾値を設定してもよい。基地局装置3は、jの値と対応する所定のマキシマムTBSの閾値をRRCシグナリングによって、端末装置1に送信(通知)してもよい。即ち、対応するHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)は、スケジューリングされたPDSCHのTBSに基づいて、決定される。
図18はマキシマムTBSの閾値と対応するHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)を示す図である。異なるjの値に対して、所定のマキシマムTBSの閾値は異なって設定されてもよい。図18Aは、所定のマキシマムTBSの閾値が2つに設定された場合の一例である。図18Bは、マキシマムTBSの閾値が1つに設定された場合の一例である。
図18Aにおいて、所定のマキシマムTBSの閾値はMax TBS1とMax TBS2に設定された。端末装置1は、PDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS1の閾値を超えていない場合、対応するHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)をj1に決定し(切り替え)てもよい。また、端末装置1は、PDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS1の閾値から所定のMax TBS2の閾値の範囲内である場合、対応するHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)をj2に決定し(切り替え)てもよい。また、端末装置1は、PDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS2の閾値以上になった場合、対応するHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)を4に決定し(切り替え)てもよい。ここで、j1の値は2であってもよい。j2の値は3であってもよい。
端末装置1は、PDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS1の閾値を超えていない場合、短縮タイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。また、端末装置1は、PDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS1の閾値から所定のMax TBS2の閾値の範囲内である場合、短縮タイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。また、端末装置1は、PDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS1の閾値から所定のMax TBS2の閾値の範囲内である場合、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。また、端末装置1は、PDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS2の閾値以上になった場合、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。
PDSCHに対応するHARQ-ACKの送信タイミングがk1に切り替えられた場合、短縮タイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用され、PDSCHに対応するHARQ-ACKの送信タイミングがk2、または、4に切り替えられた場合、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用されてもよい。また、PDSCHに対応するHARQ-ACKの送信タイミングがk1、または、k2に切り替えられた場合、短縮タイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用され、PDSCHに対応するHARQ-ACKの送信タイミングが4に切り替えられた場合、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用されてもよい。
図18Bにおいて、所定のマキシマムTBSの閾値はMax TBS3に設定された。端末装置1は、PDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS3の閾値を超えていない場合、対応するHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)をj3に決定し(切り替え)てもよい。また、端末装置1は、算出されたTBSが所定のMax TBS3の閾値を超えている場合、対応するHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)を4に決定し(切り替え)てもよい。ここで、j3の値は2であってもよい。また、j3の値は3であってもよい。
端末装置1は、PDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS3の閾値を超えていない場合、短縮タイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。また、端末装置1は、PDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットから算出されたTBSが所定のMax TBS3の閾値を超えている場合、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部を少なくとも実行してもよい。
PDSCHに対応するHARQ-ACKの送信タイミングがk3に切り替えられた場合、短縮タイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用され、PDSCHに対応するHARQ-ACKの送信タイミングが4に切り替えられた場合、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用されてもよい。
端末装置1は、PDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットに基づいて、PDSCHのTBSを算出する。また、端末装置1は、算出したPDSCHのTBSと図18を参照することによって、HARQ-ACKの送信タイミング(jの値)を決定する。次に、端末装置1は、決定したjの値を用いて、サブフレームnにおいて、対応するHARQ-ACKを送信してもよい。
図18の所定のマキシマムTBSの閾値(Max TBS1、Max TBS2、Max TBS3)はHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)に基づいて、設定される。図16の所定のマキシマムTBSの閾値(Max TBS1、Max TBS2、Max TBS3)はPUSCHの送信タイミング(kの値)に基づいて、設定される。即ち、図18の所定のマキシマムTBSの閾値と図16の所定のマキシマムTBSの閾値は異なってもよい。
前述したように、図16と図18の所定のマキシマムTBSの閾値は、基地局装置3から、RRCシグナリングによって、端末装置1に送信してもよい。また、図16と図18の所定のマキシマムTBSの閾値は、仕様書などによって定義され、基地局装置3と端末装置1との間において、既知の値であってもよい。
前述したように、動作2は所定の条件501の判断に基づいて、実行される。また動作2は所定の条件501の判断に基づかず、実行されてもよい。即ち、端末装置1は、PUSCHの送信を実行する時に、所定の条件501を判断しなくて、直接に動作2を実行し、PUSCHの送信タイミング(kの値)を決定し、決定されたkの値でPUSCHを送信してもよい。また、端末装置1、PDSCHに対するHARQ-ACKの送信を実行する時に、所定の条件501を判断しなくて、直接に動作2を実行し、対応するHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)を決定し、決定されたjの値で対応するHARQ-ACKを送信してもよい。言い換えると、動作2は所定の条件501と独立し(関係なく)、実行されてもよい。
以下、動作3について詳細に説明する。
動作3において、端末装置1は、TA値と所定のマキシマムTAの閾値に基づいて、送信タイミング(kおよび/またはjの値)を決定してもよい。前述したように、TAは端末装置1の送信タイミング(kおよび/またはjの値)を調整するために用いられ、送信タイミング(kおよび/またはjの値)に影響を与える。送信タイミング(kおよび/またはjの値)が小さくなればなるほど、TA値の影響が大きくなる。また、ここで、所定のマキシマムTAの閾値は図14における第4の条件に記載されたマキシマムTAの閾値と異なってもよい。
特に、端末装置1が4より小さい値であるkまたはjを用いて、PUSCHまたはHARQ-ACKの送信を実行する場合、且つ、TA値が大きい場合、端末装置1は、下りリンクデータ(PDCCHまたPDSCH)を受信してから、対応する上りリンクデータ(PUSCHまたはHARQ-ACK)を送信するまでに十分な処理時間を確保することができず、上りリンクデータ(PUSCHまたはHARQ-ACK)を送信できない場合がある。
即ち、端末装置1が4より小さい値であるkまたはjを用いて、PUSCHまたはHARQ-ACKの送信を実行する場合、端末装置1はkまたはjの値に対して、利用できるマキシマムTA(または、TAの上限値等)を制限する必要がある。即ち、基地局装置3は、端末装置1のケーパビリティ情報に基づいて、端末装置1に用いられるkおよびjの値を決定する。また、基地局装置3は、決定されたkおよびjの値に対して所定のマキシマムTAの閾値を設定してもよい。基地局装置3は、kおよびjの値と対応する所定のマキシマムTAの閾値をRRCシグナリングによって、端末装置1に送信(通知)してもよい。
図19はPUSCH送信タイミング(kの値)と対応する所定のマキシマムTAの閾値を示す図である。異なるkの値に対して、所定のマキシマムTAの閾値は異なって設定されてもよい。図19Aは、端末装置1がkの値(ka、kb、4)をサポートする場合、対応する所定のマキシマムTAの閾値が設定される一例である。図19Bは、端末装置1がkの値(kc、4)をサポートする場合、対応する所定のマキシマムTAの閾値が設定される一例である。小さいkの値に対して、小さい所定のマキシマムTAの閾値が設定されてもよい。端末装置1、現TAの値と所定のマキシマムTAの閾値の関係に基づいて、TAレポートを行うかどうかを決定してもよい。
ここで、kaの値は2であってもよい。また、kbの値は3であってもよい。また、kcの値は2であってもよいし、3であってもよい。
以下は、動作3におけるPUSCHの送信方法の一例を説明する。ここで、PUSCH送信方法は図19Aの示すような条件として想定し、説明する。
例えば、端末装置1のPUSCH送信タイミング(kの値)が4である場合、端末装置1はTA値がMax TA2を下回るかどうかをモニタすべきである。端末装置1のTA値が所定のMax TA2を下回る場合、TAレポートが実行される。即ち、端末装置1は測定したTA値をRRCシグナリングによって基地局装置3に報告してもよい。基地局装置3は、TA値が受信されたことを示す確認情報が含まれるRRCシグナリングを端末装置1に送信する。端末装置1は当該RRCシグナリングを受信してから、kの値をkbに切り替えてもよい。つまり、端末装置1は、サブフレームnにおいてPDCCHを検出した場合、サブフレームn+kbでPDCCHにスケジューリングされるPUSCHを送信する。
また、例えば、端末装置1の送信タイミング(kの値)がkbである場合、端末装置1は所定の2つのマキシマムTAの閾値Max TA1とMax TA2をモニタする。すなわち、端末装置1の送信タイミング(kの値)がkbである場合、端末装置1はTA値がMax TA1を下回るかどうか、および、TA値がMax TA2を上回るかどうかをモニタする。端末装置1のTA値が所定のMax TA1を下回る場合、TAレポートが実行される。即ち、端末装置1は測定したTA値をRRCシグナリングによって基地局装置3に報告してもよい。基地局装置3は、TA値が受信されたことを示す確認情報が含まれるRRCシグナリングを端末装置1に送信する。端末装置1は当該RRCシグナリングを受信してから、kの値をkaに切り替えてもよい。つまり、端末装置1は、サブフレームnにおいてPDCCHを検出した場合、サブフレームn+kaでPDCCHにスケジューリングされるPUSCHを送信する。また、端末装置1のTA値が所定のMax TA2を上回る場合、TAレポートが実行される。即ち、端末装置1は測定したTA値をRRCシグナリングによって基地局装置3に報告してもよい。基地局装置3は、TA値が受信されたことを示す確認情報が含まれるRRCシグナリングを端末装置1に送信する。端末装置1は当該RRCシグナリングを受信してから、kの値を4に切り替えてもよい。つまり、端末装置1は、サブフレームnにおいてPDCCHを検出した場合、サブフレームn+4でPDCCHにスケジューリングされるPUSCHを送信する。
また、例えば、端末装置1の送信タイミング(kの値)がkaである場合、端末装置1は所定のマキシマムTAの閾値Max TA1をモニタする。すなわち、端末装置1の送信タイミング(kの値)がkaである場合、端末装置1はTA値がMax TA1を上回るかどうかをモニタする。端末装置1のTA値が所定のMax TA1を上回る場合、TAレポートが実行される。即ち、端末装置1は測定したTA値をRRCシグナリングによって基地局装置3に報告してもよい。基地局装置3は、TA値が受信されたことを示す確認情報が含まれるRRCシグナリングを端末装置1に送信する。端末装置1は当該RRCシグナリングを受信してから、kの値をkbに切り替えてもよい。つまり、端末装置1は、サブフレームnにおいてPDCCHを検出した場合、サブフレームn+kbでPDCCHにスケジューリングされるPUSCHを送信する。
PUSCHの送信タイミングがkaに切り替えられた場合、短縮タイミング動作が適用され、PUSCHの送信タイミングがkb、または、4に切り替えられた場合、ノーマルタイミング動作が適用されてもよい。また、PUSCHの送信タイミングがka、または、kbに切り替えられた場合、短縮タイミング動作が適用され、PUSCHの送信タイミングが4に切り替えられた場合、ノーマルタイミング動作が適用されてもよい。また、PUSCHの送信タイミングがkcに切り替えられた場合、短縮タイミング動作が適用され、PUSCHの送信タイミングが4に切り替えられた場合、ノーマルタイミング動作が適用されてもよい。
図20はHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)と対応する所定のマキシマムTAの閾値を示す図である。異なるjの値に対して、所定のマキシマムTAの閾値は異なって設定されてもよい。図20Aは、端末装置1がjの値(ja、jb、4)をサポートする場合、対応する所定のマキシマムTAの閾値が設定される一例である。図20Bは、端末装置1がjの値(jc、4)をサポートする場合、対応する所定のマキシマムTAの閾値が設定される一例である。小さいjの値に対して、小さい所定のマキシマムTAの閾値が設定されてもよい。
ここで、jaの値は2であってもよい。また、jbの値は3であってもよい。また、jcの値は2であってもよいし、3であってもよい。
また、ここで、jの値に対して設定されたマキシマムTAの閾値(Max TA1、Max TA2、Max TA3)はkの値に対して設定されたマキシマムTAの閾値と同じであってもよい。また、jの値に対して設定されたマキシマムTAの閾値(Max TA1、Max TA2、Max TA3)はkの値に対して設定されたマキシマムTAの閾値と異なってもよい。
PDSCHに対応するHARQ-ACKの送信タイミングがjaに切り替えられた場合、短縮タイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用され、PDSCHに対応するHARQ-ACKの送信タイミングがjb、または、4に切り替えられた場合、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用されてもよい。また、PDSCHに対応するHARQ-ACKの送信タイミングがja、または、jbに切り替えられた場合、短縮タイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用され、PDSCHに対応するHARQ-ACKの送信タイミングが4に切り替えられた場合、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用されてもよい。また、PDSCHに対応するHARQ-ACKの送信タイミングがjcに切り替えられた場合、短縮タイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用され、PDSCHに対応するHARQ-ACKの送信タイミングが4に切り替えられた場合、ノーマルタイミング動作の一部、または、全部が少なくとも適用されてもよい。
以下は、動作3におけるHARQ-ACKの送信方法の一例を説明する。ここで、HARQ-ACK送信方法は図20Bに示すような条件として想定し、説明する。
図20Bの場合、例えば、端末装置1のHARQ-ACK送信タイミング(jの値)が4である場合、端末装置1はTA値がMax TA3を下回るかどうかをモニタすべきである。端末装置1のTA値が所定のMax TA3を下回る場合、TAレポートが実行される。即ち、端末装置1は測定したTA値をRRCシグナリングによって基地局装置3に報告してもよい。基地局装置3は、TA値が受信されたことを示す確認情報が含まれるRRCシグナリングを端末装置1に送信する。端末装置1は当該RRCシグナリングを受信してから、jの値をjcに切り替えてもよい。つまり、端末装置1は、サブフレームn―jcにおいてPDSCHを検出した場合、サブフレームnでPDSCHに対するHARQ-ACKを送信する。
また、例えば、端末装置1のHARQ-ACK送信タイミング(jの値)がjcである場合、端末装置1はMax TA3をモニタすべきである。すなわち、端末装置1のHARQ-ACK送信タイミング(jの値)がjcである場合、端末装置1はTA値がMax TA3を上回るかどうかをモニタすべきである。端末装置1のTA値が所定のMax TA3を上回る場合、TAレポートが実行される。即ち、端末装置1は測定したTA値をRRCシグナリングによって基地局装置3に報告してもよい。基地局装置3は、TA値が受信されたことを示す確認情報が含まれるRRCシグナリングを端末装置1に送信する。端末装置1は当該RRCシグナリングを受信してから、jの値を4に切り替えてもよい。つまり、端末装置1は、サブフレームn―4においてPDSCHを検出した場合、サブフレームnでPDSCHに対するHARQ-ACKを送信する。
前述したように、基地局装置3は、端末装置1からのTAレポートを受信してから、当該TAレポートが受信されたことを示す確認情報が含まれるRRCシグナリングを端末装置1に送信する。また、基地局装置3は、RRCシグナリングによってkまたはjの値を一緒に送信してもよい。端末装置1は送信タイミングを受信したRRCシグナリングに含まれるkまたはjの値に切り替えてもよい。
動作3は所定の条件501の判断に基づいて、実行される。また動作3は所定の条件501の判断に基づかず、実行されてもよい。即ち、端末装置1は、PUSCHの送信を実行する時に、所定の条件501を判断しなくて、直接に動作2を実行し、PUSCHの送信タイミング(kの値)を決定し、決定されたkの値でPUSCHを送信してもよい。また、端末装置1、PDSCHに対するHARQ-ACKの送信を実行する時に、所定の条件501を判断しなくて、直接に動作3を実行し、対応するHARQ-ACKの送信タイミング(jの値)を決定し、決定されたjの値で対応するHARQ-ACKを送信してもよい。言い換えると、動作3は所定の条件501と独立し(関係なく)、実行されてもよい。
以下では、動作3において、端末装置1および基地局装置3は、以下の要素(A)から要素(G)の一部、または、全部に少なくともに基づいて、所定のマキシマムTAの閾値を決定してもよい。
要素A:PDSCHに対するHARQ-ACKの処理時間
要素B:PDCCH(上りリンクグラント)に対するPUSCHの処理時間
要素C:サポートするsTTIを構成するシンボルの数
要素D:PDSCHのマキシマムTBSの閾値
要素E:PUSCHのマキシマムTBSの閾値
要素F:送信タイミング(kおよび/またはj)の値
要素G:上記の能力(要素Aから要素Fの一部、または、全部)を示す端末装置1のケーパビリティ情報
要素Aと要素Bにおいて、例えば、同じ送信タイミングの値を利用する複数の端末装置1であって、処理時間が短い端末装置1には、マキシマムTAの閾値が大きく設定されてもよい。
要素Cにおいて、sTTIを構成するシンボルの数は端末装置1の処理時間の短縮能力と関わると想定してもよい。
要素Dと要素Eにおいて、TBSは送信タイミングの値に影響を与える。マキシマムTBSの閾値が大きく設定された場合、マキシマムTAの閾値が小さく設定される必要とされる。
要素Fは端末装置1の上りデータの送信タイミングの値である。即ち、複数の送信タイミングの値をサポートする端末装置1にとって、小さい送信タイミングの値に対応するマキシマムTAの閾値も小さく設定される必要がある。
前述したように、動作2または動作3は送信タイミング(kおよびjの値)を決定するために実行される。動作2または動作3内の何れかが実行されるのは基地局装置3によって通知(指示)されてもよい。また、端末装置1は動作2と動作3の組み合わせに基づいて、kおよびjの値を決定してもよい。
以下、動作2と動作3の組み合わせによって、kまたはjの値を決定する方法について説明する。
動作3は、kまたはjの値に対して、マキシマムTAの閾値を制限する。前述したように、kまたはjの値に対するマキシマムTAの閾値は、端末装置1の通信可能範囲(エリア)を制限するとしてみなされる。即ち、端末装置1にとっては、kまたはjの値の各々に対して、通信可能範囲が制限されるとしてみなされる。TAの値は、端末装置1と基地局装置3との間の通信距離を示すと想定してもよい。つまり、TAの値は、利用(サポート)できるkまたはjの値を制限する。大きなTAの値を持つ端末装置1は、上りリンクグラントに対するPUSCHの処理時間またはPDSCHに対するHARQ-ACKの処理時間を確保するために、小さい値であるkまたはjを利用することができない。
最初に、端末装置1は動作3を行い、TAの値と所定のマキシマムTAの閾値によって、送信タイミング(kまたはjの値)を決定してもよい。決定されたkまたはjの値より大きい値であるkまたはjは送信タイミングとして利用されてもよい。決定されたkまたはjの値より小さい値であるkまたはjは、十分な処理時間を確保することができず、PUSCHまたはHARQ-ACKを送信できなくなり、送信タイミングとして利用されることができない。即ち、動作3は、TAの値によって、利用(サポート)できるkまたはjの値のセットを決定してもよい。また、TAの値が変わると、利用サポート)できるkまたはjの値のセットの中身も変わってもよい。
次に、端末装置1は動作2を行い、PUSCHまたはPDSCHをスケジューリングするDCIフォーマットから算出したTBSをマキシマムTBSの閾値と比べ、動作3から決定された利用できるkまたはjの値のセットの中から、1つのkまたはjの値を決定してもよい。詳細的に言うと、前述したように、動作2は、算出したTBSとマキシマムTBSの閾値に基づいて、kまたはjの値を決定する。動作2に決定されたkまたはjの値が、動作3に決定されたkまたはjの値のセットに含まれれば、端末装置1は動作2に決定されたkまたはjの値を送信タイミングとして、利用してもよい。また、動作2に決定されたkまたはjの値が、動作3に決定されたkまたはjの値のセットに含むれなければ、端末装置1は、動作3に決定されたkまたはjの値のセットの中から、動作2に決定されたkまたはjの値と一番近く大きな値であるkまたはjを送信タイミングとして、利用してもよい。
以下、図16Aと図19Aの例を参照して、動作2と動作3の組み合わせに基づいて、kの値を決定する一例を説明する。ここで、kaとkbが2と3に設定される。また、k1とk2が2と3に設定される。端末装置1は2、3,4の値であるkの何れかを送信タイミングとして、PUSCHを送信することができる。
例えば、動作3によって、端末装置1のTAの値がMax TA1を超えていない場合、図19Aを参照して、PUSCH送信に用いられるkの値はka(2)であってもよい。また、上りリンクデータの処理時間を確保したうえで、2より大きい値であるkも送信タイミングとして利用されてもよい。即ち、端末装置1のTAの値がMax TA1を超えていない場合、PUSCH送信に利用できるkの値のセットは{2、3、4}であってもよい。
また、端末装置1は動作2を実行し、PUSCHをスケジューリングするDCIフォーマットから算出したTBSをマキシマムTBSの閾値と比べ、kの値を決定する。ここで、例えば、kの値はk2(3)に決定される。即ち、動作2によって決定された3の値であるkは、利用できるkの値のセット{2、3、4}に含まれるので、当該3の値であるkを用いて、PUSCHを送信してもよい。
また、例えば、端末装置1のTAの値がMax TA1からMax TA2の閾値の範囲内である場合、PUSCH送信に用いられるkの値は3であってもよい。3より小さい値である2は送信タイミングとして利用されない。即ち、端末装置1のTAの値がMax TA1からMax TA2の閾値の範囲内である場合、PUSCH送信に用いられるkの値はセット{3、4}であってもよい。
また、端末装置1は動作2を実行し、PUSCHをスケジューリングするDCIフォーマットから算出したTBSをマキシマムTBSの閾値と比べ、kの値を決定する。ここで、例えば、kの値はk1(2)に決定される。即ち、動作2に決定された2の値であるkが、動作3に決定された利用できるkの値のセット{3,4}に含まれないので、端末装置1は、利用できるkの値のセット{3,4}から、2と一番近く大きな値である3を選び、送信タイミングとして、利用してもよい。
また、例えば、端末装置1のTAの値がMax TA2以上になった場合、送信に用いられるkの値は4である。即ち、4より小さい値であるkは送信タイミングとして利用されない。この場合、端末装置1は、動作2が実行されるかどうかによらず、kの値を4に決定してもよい。
また、動作2と動作3の組み合わせによって、kまたはjの値を決定する場合、マキシマムTBSの閾値は、独立する動作2での設定されたマキシマムTBSの閾値と同じであってもよい。また、動作2と動作3の組み合わせに設定されるマキシマムTBSの閾値は、動作2での設定されたマキシマムTBSの閾値と異なって、kまたはjの値に対するマキシマムTAの閾値に基づいて、改めて設定されてもよい。
以下、本実施形態における装置の構成について説明する。ここで、端末装置1、および、基地局装置3は、送信プロセス3000の処理の少なくとも一部を含んでもよい。また、端末装置1、および、基地局装置3は、送信プロセス3000に対応する受信処理の少なくとも一部を含んでもよい。
図21は、本実施形態における端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。図に示すように、端末装置1は、上位層処理部101、制御部103、受信部105、送信部107と送受信アンテナ部109を含んで構成される。また、上位層処理部101は、無線リソース制御部1011、スケジューリング情報解釈部1013、および、sTTI制御部1015を含んで構成される。また、受信部105は、復号化部1051、復調部1053、多重分離部1055、無線受信部1057とチャネル測定部1059を含んで構成される。また、送信部107は、符号化部1071、変調部1073、多重部1075、無線送信部1077と上りリンク参照信号生成部1079を含んで構成される。
上位層処理部101は、ユーザーの操作等により生成された上りリンクデータ(トラン
スポートブロック)を、送信部107に出力する。また、上位層処理部101は、媒体ア
クセス制御(MAC: Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。
上位層処理部101が備える無線リソース制御部1011は、自装置の各種設定情報/パラメータの管理をする。無線リソース制御部1011は、基地局装置3から受信した上位層の信号に基づいて各種設定情報/パラメータをセットする。すなわち、無線リソース制御部1011は、基地局装置3から受信した各種設定情報/パラメータを示す情報に基づいて各種設定情報/パラメータをセットする。また、無線リソース制御部1011は、上りリンクの各チャネルに配置される情報を生成し、送信部107に出力する。無線リソース制御部1011を設定部1011とも称する。
ここで、上位層処理部101が備えるスケジューリング情報解釈部1013は、受信部105を介して受信したDCIフォーマット(スケジューリング情報、ULグラント)の解釈をし、前記DCIフォーマットを解釈した結果に基づき、受信部105、および送信部107の制御を行なうために制御情報を生成し、制御部103に出力する。
また、上位層処理部101が備えるsTTI制御部1015は、各種設定情報、および、パラメータなどSPSに関連する情報、状況に基づいて、sTTI送信に関連する制御を行う。
また、制御部103は、上位層処理部101からの制御情報に基づいて、受信部105、および送信部107の制御を行なう制御信号を生成する。制御部103は、生成した制御信号を受信部105、および送信部107に出力して受信部105、および送信部107の制御を行なう。
また、受信部105は、制御部103から入力された制御信号に従って、送受信アンテナ部109を介して基地局装置3から受信した受信信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部101に出力する。
また、無線受信部1057は、送受信アンテナ部109を介して受信した下りリンクの信号を、直交復調によりベースバンド信号に変換し(ダウンコンバート: down covert)、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信した信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。無線受信部1057は、変換したディジタル信号からCP(Cyclic Prefix)に相当する部分を除去し、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform: FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出する。
また、多重分離部1055は、抽出した信号をPHICH、PDCCH、PDSCH、および、下りリンク参照信号に、それぞれ分離する。また、多重分離部1055は、チャネル測定部1059から入力された伝搬路の推定値から、PHICH、PDCCH、および、PDSCHの伝搬路の補償を行なう。また、多重分離部1055は、分離した下りリンク参照信号をチャネル測定部1059に出力する。
また、復調部1053は、PHICHに対して対応する符号を乗算して合成し、合成した信号に対してBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調方式の復調を行ない、復号化部1051へ出力する。復号化部1051は、自装置宛てのPHICHを復号し、復号したHARQインディケータを上位層処理部101に出力する。復調部1053は、PDCCHに対して、QPSK変調方式の復調を行ない、復号化部1051へ出力する。復号化部1051は、PDCCHの復号を試み、復号に成功した場合、復号した下りリンク制御情報と下りリンク制御情報が対応するRNTIとを上位層処理部101に出力する。復号化部1051は、符号化処理部3001が備える機能により符号化されたトランスポートブロックの復号化処理を行う機能を備えてもよい。
また、復調部1053は、PDSCHに対して、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM等のDLグラントで通知された変調方式の復調を行ない、復号化部1051へ出力する。復号化部1051は、下りリンク制御情報で通知された符号化率に関する情報に基づいて復号を行い、復号した下りリンクデータ(トランスポートブロック)を上位層処理部101へ出力する。
また、チャネル測定部1059は、多重分離部1055から入力された下りリンク参照信号から下りリンクのパスロスやチャネルの状態を測定し、測定したパスロスやチャネルの状態を上位層処理部101へ出力する。また、チャネル測定部1059は、下りリンク参照信号から下りリンクの伝搬路の推定値を算出し、多重分離部1055へ出力する。チャネル測定部1059は、CQI(CSIでもよい)の算出のために、チャネル測定、および/または、干渉測定を行なう。
また、送信部107は、制御部103から入力された制御信号に従って、上りリンク参照信号を生成し、上位層処理部101から入力された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を符号化および変調し、PUCCH、PUSCH、および生成した上りリンク参照信号を多重し、送受信アンテナ部109を介して基地局装置3に送信する。また、送信部107は、上りリンク制御情報を送信する。
また、符号化部1071は、上位層処理部101から入力された上りリンク制御情報を畳み込み符号化、ブロック符号化等の符号化を行う。また、符号化部1071は、PUSCHのスケジューリングに用いられる情報に基づきターボ符号化を行なう。符号化部1071は、符号化処理部3001と同様の機能を備えてもよい。符号化部1071は、送信プロセス3000を含んでもよい。
また、変調部1073は、符号化部1071から入力された符号化ビットをBPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の下りリンク制御情報で通知された変調方式または、チャネル毎に予め定められた変調方式で変調する。変調部1073は、PUSCHのスケジューリングに用いられる情報に基づき、空間多重されるデータの系列の数を決定し、MIMO(Multiple Input Multiple Output)SM(Spatial Multiplexing)を用いることにより同一のPUSCHで送信される複数の上りリンクデータを、複数の系列にマッピングし、この系列に対してプレコーディング(precoding)を行なう。
また、上りリンク参照信号生成部1079は、基地局装置3を識別するための物理レイヤセル識別子(physical layer cell identity: PCI、Cell IDなどと称する。)、上りリンク参照信号を配置する帯域幅、ULグラントで通知されたサイクリックシフト、DMRSシーケンスの生成に対するパラメータの値などを基に、予め定められた規則(式)で求まる系列を生成する。多重部1075は、制御部103から入力された制御信号に従って、PUSCHの変調シンボルを並列に並び替えてから離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform: DFT)する。また、多重部1075は、PUCCHとPUSCHの信号と生成した上りリンク参照信号を送信アンテナポート毎に多重する。つまり、多重部1075は、PUCCHとPUSCHの信号と生成した上りリンク参照信号を送信アンテナポート毎にリソースエレメントに配置する。
また、無線送信部1077は、多重された信号を逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)して、SC-FDMAシンボルを生成し、生成されたSC-FDMAシンボルにCPを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、ローパスフィルタを用いて余分な周波数成分を除去し、搬送波周波数にアップコンバート(up convert)し、電力増幅し、送受信アンテナ部109に出力して送信する。
図22は、本実施形態における基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。図に示すように、基地局装置3は、上位層処理部301、制御部303、受信部305、送信部307、および、送受信アンテナ部309、を含んで構成される。また、上位層処理部301は、無線リソース制御部3011、スケジューリング部3013、および、sTTI制御部3015を含んで構成される。また、受信部305は、復号化部3051、復調部3053、多重分離部3055、無線受信部3057とチャネル測定部3059を含んで構成される。また、送信部307は、符号化部3071、変調部3073、多重部3075、無線送信部3077と下りリンク参照信号生成部3079を含んで構成される。
上位層処理部301は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。また、上位層処理部301は、受信部305、および送信部307の制御を行なうために制御情報を生成し、制御部303に出力する。
また、上位層処理部301が備える無線リソース制御部3011は、下りリンクのPDSCHに配置される下りリンクデータ(トランスポートブロック)、システムインフォメーション、RRCメッセージ、MAC CE(Control Element)などを生成し、又は上位ノードから取得し、送信部307に出力する。また、無線リソース制御部3011は、端末装置1各々の各種設定情報/パラメータの管理をする。無線リソース制御部3011は、上位層の信号を介して端末装置1各々に対して各種設定情報/パラメータをセットしてもよい。すなわち、無線リソース制御部1011は、各種設定情報/パラメータを示す情報を送信/報知する。無線リソース制御部3011を設定部3011とも称する。
また、上位層処理部301が備えるスケジューリング部3013は、受信したチャネル状態情報およびチャネル測定部3059から入力された伝搬路の推定値やチャネルの品質などから、物理チャネル(PDSCHおよびPUSCH)を割り当てる周波数およびサブフレーム、物理チャネル(PDSCHおよびPUSCH)の符号化率および変調方式および送信電力などを決定する。スケジューリング部3013は、スケジューリング結果に基づき、受信部305、および送信部307の制御を行なうために制御情報(例えば、DCIフォーマット)を生成し、制御部303に出力する。スケジューリング部3013は、さらに、送信処理および受信処理を行うタイミングを決定する。
また、上位層処理部301が備えるsTTI制御部3015は、各種設定情報、および、パラメータなどSPSに関連する情報、状況に基づいて、SPSに関連する制御を行う。
また、制御部303は、上位層処理部301からの制御情報に基づいて、受信部305、および送信部307の制御を行なう制御信号を生成する。制御部303は、生成した制御信号を受信部305、および送信部307に出力して受信部305、および送信部307の制御を行なう。
また、受信部305は、制御部303から入力された制御信号に従って、送受信アンテナ部309を介して端末装置1から受信した受信信号を分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部301に出力する。無線受信部3057は、送受信アンテナ部309を介して受信された上りリンクの信号を、直交復調によりベースバンド信号に変換し(ダウンコンバート: down covert)、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信された信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。また、受信部305は、上りリンク制御情報を受信する。
また、無線受信部3057は、変換したディジタル信号からCP(Cyclic Prefix)に相当する部分を除去する。無線受信部3057は、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform: FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出し多重分離部3055に出力する。
また、多重分離部1055は、無線受信部3057から入力された信号をPUCCH、PUSCH、上りリンク参照信号などの信号に分離する。尚、この分離は、予め基地局装置3が無線リソース制御部3011で決定し、各端末装置1に通知したULグラントに含まれる無線リソースの割り当て情報に基づいて行なわれる。また、多重分離部3055は、チャネル測定部3059から入力された伝搬路の推定値から、PUCCHとPUSCHの伝搬路の補償を行なう。また、多重分離部3055は、分離した上りリンク参照信号をチャネル測定部3059に出力する。
また、復調部3053は、PUSCHを逆離散フーリエ変換(Inverse Discrete Fourier Transform: IDFT)し、変調シンボルを取得し、PUCCHとPUSCHの変調シンボルそれぞれに対して、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK、16QAM、64QAM等の予め定められた、または自装置が端末装置1各々にULグラントで予め通知した変調方式を用いて受信信号の復調を行なう。復調部3053は、端末装置1各々にULグラントで予め通知した空間多重される系列の数と、この系列に対して行なうプリコーディングを指示する情報に基づいて、MIMO SMを用いることにより同一のPUSCHで送信された複数の上りリンクデータの変調シンボルを分離する。
また、復号化部3051は、復調されたPUCCHとPUSCHの符号化ビットを、予め定められた符号化方式の、予め定められた、又は自装置が端末装置1にULグラントで予め通知した符号化率で復号を行ない、復号した上りリンクデータと、上りリンク制御情報を上位層処理部101へ出力する。PUSCHが再送信の場合は、復号化部3051は、上位層処理部301から入力されるHARQバッファに保持している符号化ビットと、復調された符号化ビットを用いて復号を行なう。チャネル測定部309は、多重分離部3055から入力された上りリンク参照信号から伝搬路の推定値、チャネルの品質などを測定し、多重分離部3055および上位層処理部301に出力する。復号化部3051は、符号化処理部3001が備える機能により符号化されたトランスポートブロックの復号化処理を行う機能を備えてもよい。
また、送信部307は、制御部303から入力された制御信号に従って、下りリンク参照信号を生成し、上位層処理部301から入力されたHARQインディケータ、下りリンク制御情報、下りリンクデータを符号化、および変調し、PHICH、PDCCH、PDSCH、および、下りリンク参照信号を多重して、送受信アンテナ部309を介して端末装置1に信号を送信する。
また、符号化部3071は、上位層処理部301から入力されたHARQインディケータ、下りリンク制御情報、および下りリンクデータを、ブロック符号化、畳み込み符号化、ターボ符号化等の予め定められた符号化方式を用いて符号化を行なう、または無線リソース制御部3011が決定した符号化方式を用いて符号化を行なう。変調部3073は、符号化部3071から入力された符号化ビットをBPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の予め定められた、または無線リソース制御部3011が決定した変調方式で変調する。符号化部3071は、符号化処理部3001と同様の機能を備えてもよい。符号化部3071は、送信プロセス3000を含んでもよい。
また、下りリンク参照信号生成部3079は、基地局装置3を識別するための物理レイヤセル識別子(PCI)などを基に予め定められた規則で求まる、端末装置1が既知の系列を下りリンク参照信号として生成する。多重部3075は、変調された各チャネルの変調シンボルと生成された下りリンク参照信号を多重する。つまり、多重部3075は、変調された各チャネルの変調シンボルと生成された下りリンク参照信号をリソースエレメントに配置する。
また、無線送信部3077は、多重された変調シンボルなどを逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)して、OFDMシンボルを生成し、生成したOFDMシンボルにCPを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、ローパスフィルタにより余分な周波数成分を除去し、搬送波周波数にアップコンバート(up convert)し、電力増幅し、送受信アンテナ部309に出力して送信する。
端末装置1と基地局装置3を構成する種々の部は、回路であってもよい。例えば、送信部107は送信回路107であってもよい。
以下、本実施形態における、端末装置1および基地局装置3の種々の態様について説明する。
(1)上記の目的を達成するために、本発明の態様は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の第1の態様は、端末装置であって、DCIフォーマットを含むPDCCHを検出する受信部と、前記PDCCHの検出に基づいて、トランスポートブロック、制御情報、および、ランク指標を含むPUSCHを送信する送信部と、ここで、前記制御情報は、チャネル品質指標、および/または、プレコーダ行列指標を含み、前記トランスポートブロックの第1の符号化ビットfk、前記制御情報の第2の符号化ビットq0、および、前記ランク指標の第3の符号化ビットq1を別々に生成し、前記第1の符号化ビットfk、および、前記第2の符号化ビットq0を多重することによって多重ビットgkを生成する符号化処理部と、前記多重ビットgkと前記第3の符号化ビットq1を多重することによって第1の系列hkを生成するチャネルインターリーバ部と、を備え、前記多重ビットgkと前記第3の符号化ビットq1の多重は、(i)前記第3の符号化ビットq1を行列にマップする第1の手順、および、(ii)前記第3の符号化ビットq1がマップされる位置を除いて、前記多重ビットgkを前記行列にマップする第2の手順、(iii)前記第1および第2の手順の後に、前記行列から列単位(column by column)で読み出すことによって前記第1の系列hkを生成する第3の手順を含み、前記第2の手順において、前記多重ビットgkのマッピングのために、第1の方法、または、第2の方法の何れかが用いられ、前記第3の符号化ビットq1がマップされる位置は、第1の条件、第2の条件、または、第3の条件の一部に少なくとも基づき与えられ、前記第1の条件は、前記PDCCHが検出されるサーチスペースが、CSSまたはUSSのいずれであるかであり、前記第2の条件は、前記DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットがいずれのRNTIで、スクランブルされているかであり、前記第3の条件は、前記第1の符号化ビットのために、前記第1の方法、および、前記第2の方法のどちらが用いられるかである。
(2)また、本発明の第1の態様において、前記第1の方法は、前記多重ビットgkを行単位でマップする方法であり、前記第2の方法は、前記多重ビットgkを列単位でマップする方法である。
(3)また、本発明の第2の態様は、端末装置であって、DCIフォーマットを含むPDCCHを検出する受信部と、前記PDCCHの検出に基づいて、トランスポートブロック、制御情報、および、ランク指標を含むPUSCHを送信する送信部と、ここで、前記制御情報は、チャネル品質指標、および/または、プレコーダ行列指標を含み、前記トランスポートブロックの第1の符号化ビットfk、前記制御情報の第2の符号化ビットq0、および、前記ランク指標の第3の符号化ビットq1を別々に生成し、前記第1の符号化ビットfk、および、前記第2の符号化ビットq0を多重することによって多重ビットgkを生成する符号化処理部と、前記多重ビットgkと前記第3の符号化ビットq1を多重することによって第1の系列hkを生成するチャネルインターリーバ部と、を備え、前記多重ビットgkと前記第3の符号化ビットq1の多重は、(i)前記第3の符号化ビットq1を行列にマップする第1の手順、および、(ii)前記第3の符号化ビットq1がマップされる位置を除いて、前記多重ビットgkを前記行列にマップする第2の手順、(iii)前記第1および第2の手順の後に、前記行列から列単位(column by column)で読み出すことによって前記第1の系列hkを生成する第3の手順を含み、前記第2の手順において、前記多重ビットgkのマッピングのために、第1の方法、または、第2の方法の何れかが用いられ、前記第2の符号化ビットq0が前記第1の符号化ビットfkの前方と後方のどちらに結合されるかは、第1の条件、第2の条件、または、第3の条件の一部に少なくとも基づき与えられ、前記第1の条件は、前記PDCCHが検出されるサーチスペースが、CSSまたはUSSのいずれかであり、前記第2の条件は、前記DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットがいずれかのRNTIで、スクランブルされているか否かであり、前記第3の条件は、前記第1の符号化ビットのために、前記第1の方法、および、前記第2の方法のどちらが用いられるかである。
(4)また、本発明の第2の態様において、前記第1の方法は、前記多重ビットgkを
行単位でマップする方法であり、前記第2の方法は、前記多重ビットgkを列単位でマッ
プする方法である。
(5)また、本発明の第3の態様は、端末装置であって、DCIフォーマットを含むPDCCHを検出する受信部と、前記PDCCHの検出に基づいて、トランスポートブロック、制御情報、および、ランク指標を含むPUSCHを送信する送信部と、ここで、前記制御情報は、チャネル品質指標、および/または、プレコーダ行列指標を含み、前記トランスポートブロックの第1の符号化ビットfk、前記制御情報の第2の符号化ビットq0、および、前記ランク指標の第3の符号化ビットq1を別々に生成し、前記第1の符号化ビットfk、および、前記第2の符号化ビットq0を多重することによって多重ビットgkを生成する符号化処理部と、前記多重ビットgkと前記第3の符号化ビットq1を多重することによって第1の系列hkを生成するチャネルインターリーバ部と、を備え、前記多重ビットgkと前記第3の符号化ビットq1の多重は、(i)前記第3の符号化ビットq1を行列にマップする第1の手順、および、(ii)前記第3の符号化ビットq1がマップされる位置を除いて、前記多重ビットgkを前記行列にマップする第2の手順、(iii)前記第1および第2の手順の後に、前記行列から列単位(column by column)で読み出すことによって前記第1の系列hkを生成する第3の手順を含み、前記第2の手順において、前記多重ビットgkのマッピングのために、第1の方法、または、第2の方法の何れかが用いられ、前記多重ビットgkのマッピングのために前記第1の方法が用いられる場合、前記制御情報のビット数は前記ランク指標の値に少なくとも基づいて与えられ、前記多重ビットgkのマッピングのために前記第2の方法が用いられる場合、前記制御情報のビット数は前記ランク指標の値に係わらず与えられる。
(6)また、本発明の第3の態様において、前記第1の方法は、前記第1の符号化ビットを行単位でマップする方法であり、前記第2の方法は、前記第1の符号化ビットを列単位でマップする方法である。
(7)また、本発明の第3の態様において、前記制御情報のビット数に基づいて、前記第2の符号化ビットの数は与えられる。
(8)また、本発明の第4の態様は、基地局装置であって、DCIフォーマットを含むPDCCHを、端末装置に送信する送信部と、前記PDCCHに対応するPUSCHであって、トランスポートブロック、制御情報、および、ランク指標を含む前記PUSCHを、前記端末装置から受信する受信部と、を備え、前記制御情報は、チャネル品質指標、および/または、プレコーダ行列指標を含み、前記端末装置によって、前記トランスポートブロックの第1の符号化ビットfk、前記制御情報の第2の符号化ビットq0、および、前記ランク指標の第3の符号化ビットq1が別々に生成され、前記端末装置によって、前記第1の符号化ビットfk、および、前記第2の符号化ビットq0が多重されることによって多重ビットgkが生成され、前記端末装置によって、前記多重ビットgkと前記第3の符号化ビットq1が多重されることによって第1の系列hkが生成され、前記端末装置による前記多重ビットgkと前記第3の符号化ビットq1の多重は、(i)前記第3の符号化ビットq1を行列にマップする第1の手順、および、(ii)前記第3の符号化ビットq1がマップされる位置を除いて、前記多重ビットgkを前記行列にマップする第2の手順、(iii)前記第1および第2の手順の後に、前記行列から列単位(column by column)で読み出すことによって前記第1の系列hkを生成する第3の手順を含み、前記第2の手順において、前記多重ビットgkのマッピングのために、第1の方法、または、第2の方法の何れかが用いられ、前記第3の符号化ビットq1がマップされる位置は、第1の条件、第2の条件、または、第3の条件の一部に少なくとも基づき与えられ、前記第1の条件は、前記PDCCHが検出されるサーチスペースが、CSSまたはUSSのいずれであるかであり、前記第2の条件は、前記DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットがいずれのRNTIで、スクランブルされているかであり、前記第3の条件は、前記第1の符号化ビットのために、前記第1の方法、および、前記第2の方法のどちらが用いられるかである。
(9)また、本発明の第5の態様は、基地局装置であって、DCIフォーマットを含むPDCCHを、端末装置に送信する送信部と、前記PDCCHに対応するPUSCHであって、トランスポートブロック、制御情報、および、ランク指標を含む前記PUSCHを、前記端末装置から受信する受信部と、を備え、前記制御情報は、チャネル品質指標、および/または、プレコーダ行列指標を含み、前記端末装置によって、前記トランスポートブロックの第1の符号化ビットfk、前記制御情報の第2の符号化ビットq0、および、前記ランク指標の第3の符号化ビットq1が別々に生成され、前記端末装置によって、前記第1の符号化ビットfk、および、前記第2の符号化ビットq0が多重されることによって多重ビットgkが生成され、前記端末装置によって、前記多重ビットgkと前記第3の符号化ビットq1が多重されることによって第1の系列hkが生成され、前記端末装置による前記多重ビットgkと前記第3の符号化ビットq1の多重は、(i)前記第3の符号化ビットq1を行列にマップする第1の手順、および、(ii)前記第3の符号化ビットq1がマップされる位置を除いて、前記多重ビットgkを前記行列にマップする第2の手順、(iii)前記第1および第2の手順の後に、前記行列から列単位(column by column)で読み出すことによって前記第1の系列hkを生成する第3の手順を含み、前記第2の手順において、前記多重ビットgkのマッピングのために、第1の方法、または、第2の方法の何れかが用いられ、前記第2の符号化ビットq0が前記第1の符号化ビットfkの前方と後方のどちらに結合されるかは、第1の条件、第2の条件、または、第3の条件の一部に少なくとも基づき与えられ、前記第1の条件は、前記PDCCHが検出されるサーチスペースが、CSSまたはUSSのいずれであるかであり、前記第2の条件は、前記DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットがいずれのRNTIで、スクランブルされているかであり、前記第3の条件は、前記第1の符号化ビットのために、前記第1の方法、および、前記第2の方法のどちらが用いられるかである。
(10)また、本発明の第6の態様は、基地局装置であって、DCIフォーマットを含むPDCCHを、端末装置に送信する送信部と、前記PDCCHに対応するPUSCHであって、トランスポートブロック、制御情報、および、ランク指標を含む前記PUSCHを、前記端末装置から受信する受信部と、を備え、前記制御情報は、チャネル品質指標、および/または、プレコーダ行列指標を含み、前記端末装置によって、前記トランスポートブロックの第1の符号化ビットfk、前記制御情報の第2の符号化ビットq0、および、前記ランク指標の第3の符号化ビットq1が別々に生成され、前記端末装置によって、前記第1の符号化ビットfk、および、前記第2の符号化ビットq0が多重されることによって多重ビットgkが生成され、前記端末装置によって、前記多重ビットgkと前記第3の符号化ビットq1が多重されることによって第1の系列hkが生成され、前記端末装置による前記多重ビットgkと前記第3の符号化ビットq1の多重は、(i)前記第3の符号化ビットq1を行列にマップする第1の手順、および、(ii)前記第3の符号化ビットq1がマップされる位置を除いて、前記多重ビットgkを前記行列にマップする第2の手順、(iii)前記第1および第2の手順の後に、前記行列から列単位(column by column)で読み出すことによって前記第1の系列hkを生成する第3の手順を含み、前記第2の手順において、前記多重ビットgkのマッピングのために、第1の方法、または、第2の方法の何れかが用いられ、前記多重ビットgkのマッピングのために前記第1の方法が用いられる場合、前記制御情報のビット数は前記ランク指標の値に少なくとも基づいて与えられ、前記多重ビットgkのマッピングのために前記第2の方法が用いられる場合、前記制御情報のビット数は前記ランク指標の値に係わらず与えられる。
これにより、端末装置1はデータを効率的に送受信することができる。また、基地局装置3はデータを効率的に送受信することができる。
本発明の一態様に関わる基地局装置3、および端末装置1で動作するプログラムは、本発明の一態様に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU(Central Processing Unit)等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であっても良い。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、Flash ROM(Read Only Memory)などの各種ROMやHDD(Hard Disk Drive)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行われる。
尚、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。
尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、端末装置1、又は基地局装置3に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、複数の装置から構成される集合体(装置グループ)として実現することもできる。装置グループを構成する装置の各々は、上述した実施形態に関わる基地局装置3の各機能または各機能ブロックの一部、または、全部を備えてもよい。装置グループとして、基地局装置3の一通りの各機能または各機能ブロックを有していればよい。また、上述した実施形態に関わる端末装置1は、集合体としての基地局装置と通信することも可能である。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、EUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)であってもよい。また、上述した実施形態における基地局装置3は、eNodeBに対する上位ノードの機能の一部または全部を有してもよい。
また、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、又は全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよいし、チップセットとして実現してもよい。端末装置1、基地局装置3の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
また、上述した実施形態では、通信装置の一例として端末装置を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などの端末装置もしくは通信装置にも適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明の一態様は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
本発明の一態様は、例えば、通信システム、通信機器(例えば、携帯電話装置、基地局装置、無線LAN装置、或いはセンサーデバイス)、集積回路(例えば、通信チップ)、又はプログラム等において、利用することができる。
1(1A、1B、1C) 端末装置
3 基地局装置
101 上位層処理部
103 制御部
105 受信部
107 送信部
301 上位層処理部
303 制御部
305 受信部
307 送信部
1011 無線リソース制御部
1013 スケジューリング情報解釈部
1015 sTTI制御部
3000 送信プロセス
3001 符号化処理部
3002 スクランブル処理部
3003 変調マップ処理部
3004 レイヤマップ処理部
3005 送信プレコード処理部
3006 プレコード処理部
3007 リソースエレメントマップ処理部
3008 ベースバンド信号生成処理部
3011 無線リソース制御部
3013 スケジューリング部
3015 sTTI制御部
4001 CRC付加部
4002 符号化部
4003 サブブロックインターリーバ部
4004 ビット収集部
4005 ビット選択および切断部
4006 結合部
4007 制御情報およびデータ多重部
4008 チャネルインターリーバ部
4010 分割およびCRC付加部
4011 コードブロック分割部
4012 CRC付加部

Claims (8)

  1. 符号化ビットを、時間に対応する第1の軸と周波数に対応する第2の軸とを含む行列にマップする符号化部と、
    系列を送信する送信部と、を備え、
    前記符号化部は、
    第1のチャネル状態情報(CSI)のための第1の符号化ビットを前記行列にマップし、前記マップは、前記行列の第1の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行い、
    第2のCSIのための第2の符号化ビット、及び、トランスポートブロックのための第3の符号化ビットを前記行列にマップし、前記マップは、前記行列の前記第1の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行い、
    受信確認応答(acknowledgement)のための第4の符号化ビットを前記行列にマップし、前記マップは、前記第2の軸を優先して前記行列の第2の要素から開始し、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行い、前記行列の第3の要素において終了し、ここで、
    前記第2のCSIのための前記第2の符号化ビットのビット数は、前記第1のCSIの値に基づいて決定され、
    前記第2の符号化ビットおよび前記第3の符号化ビットは、前記第1の符号化ビットがマップされた前記行列の要素にマップされず、
    前記行列の前記第2の要素及び/又は前記行列の前記第3の要素は前記行列の前記第1の要素とは異なっており、前記行列の前記第2の要素及び/又は前記行列の前記第3の要素は物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて決定され、
    前記第2の符号化ビットのひとつは、前記第2の符号化ビットのひとつと前記第4の符号化ビットのひとつとが前記行列の同じ要素にマップされた場合にパンクチャ(puncture)され、
    前記第2の軸を優先して前記行列から前記系列を取得する、
    端末装置。
  2. 前記第1のCSIはランク指標を含み、前記第2のCSIはプレコーダ行列指標を含む、
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 系列を受信する受信部と、
    符号化ビットを、時間に対応する第1の軸と周波数に対応する第2の軸とを含む行列からデマップする復号化部と、を備え、
    前記復号化部は、
    前記第2の軸を優先して前記行列から前記系列を取得し、
    第1チャネル状態情報(CSI)のための第1の符号化ビットを前記行列からデマップし、前記デマップは、前記行列の第1の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行い、
    第2のCSIのための第2の符号化ビット、及び、トランスポートブロックのための第3の符号化ビットを前記行列からデマップし、前記デマップは、前記行列の前記第1の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行い、
    受信確認応答(acknowledgement)のための第4の符号化ビットを前記行列からデマップし、前記デマップは、前記第2の軸を優先して前記行列の第2の要素から開始し、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行い、前記行列の第3の要素において終了し、ここで、
    前記第2のCSIのための前記第2の符号化ビットのビット数は、前記第1のCSIの値に基づいて決定され、
    前記第2の符号化ビットおよび前記第3の符号化ビットは、前記第1の符号化ビットがデマップされた前記行列の要素からデマップされず、
    前記行列の前記第2の要素及び/又は前記行列の前記第3の要素は前記行列の前記第1の要素とは異なっており、前記行列の前記第2の要素及び/又は前記行列の前記第3の要素は物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて決定され、
    前記第2の符号化ビットのひとつは、前記第2の符号化ビットのひとつと前記第4の符号化ビットのひとつとが前記行列の同じ要素からデマップされた場合にパンクチャ(puncture)される
    基地局装置。
  4. 前記第1のCSIはランク指標を含み、前記第2のCSIはプレコーダ行列指標を含む、
    請求項3に記載の基地局装置。
  5. 端末装置における通信方法であって、
    第1のチャネル状態情報(CSI)のための第1の符号化ビットを行列にマップし、ここで前記行列は時間に対応する第1の軸と、周波数に対応する第2の軸とを含み、前記マップは、前記行列の第1の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行うステップと、
    第2のCSIのための第2の符号化ビット、及び、トランスポートブロックのための第3の符号化ビットを前記行列にマップし、前記マップは、前記行列の前記第1の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行うステップと、
    受信確認応答(acknowledgement)のための第4の符号化ビットを前記行列にマップし、前記マップは、前記行列の第2の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行い、前記行列の第3の要素において終了するステップであって、
    前記第2のCSIのための前記第2の符号化ビットのビット数は、前記第1のCSIの値に基づいて決定され、
    前記第2の符号化ビットおよび前記第3の符号化ビットは、前記第1の符号化ビットがマップされた前記行列の要素にマップされないステップと、
    前記行列の前記第2の要素及び/又は前記行列の前記第3の要素は前記行列の前記第1の要素とは異なっており、前記行列の前記第2の要素及び/又は前記行列の前記第3の要素は物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて決定されるステップと、
    前記第2の符号化ビットのひとつは、前記第2の符号化ビットのひとつと前記第4の符号化ビットのひとつとが前記行列の同じ要素にマップされた場合にパンクチャ(puncture)されるステップと、
    前記第2の軸を優先して前記行列から系列を取得するステップと、
    前記系列を送信するステップと、
    を有する通信方法。
  6. 前記第1のCSIはランク指標を含み、前記第2のCSIはプレコーダ行列指標を含む、
    請求項5に記載の通信方法。
  7. 基地局装置における通信方法であって、
    系列を受信する受信ステップと、
    第2の軸を優先して前記行列から系列を取得するステップと、
    第1のチャネル状態情報(CSI)のための第1の符号化ビットを前記行列からデマップし、ここで前記行列は時間に対応する第1の軸と、周波数に対応する第2の軸とを含み、前記デマップは、前記行列の第1の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行うステップと、
    第2のCSIのための第2の符号化ビット、及び、トランスポートブロックのための第3の符号化ビットを前記行列からデマップし、前記デマップは、前記行列の前記第1の要素から開始し、前記第2の軸を優先して、前記第1の軸と前記第2の軸とにおいて昇順に行うステップと、
    前記第2の符号化ビットのひとつは、前記第2の符号化ビットのひとつと受信確認応答(acknowledgement)のための前記第4の符号化ビットのひとつとが前記行列の同じ要素からデマップされた時にパンクチャ(puncture)されるステップと、であって、
    前記第2のCSIのための前記第2の符号化ビットのビット数は、前記第1のCSIの値に基づいて決定され、
    前記第2の符号化ビットおよび前記第3の符号化ビットは、前記第1の符号化ビットがデマップされた前記行列の要素からデマップされないステップと、
    前記行列の前記第2の要素及び/又は前記行列の前記第3の要素は前記行列の前記第1の要素とは異なっており、前記行列の前記第2の要素及び/又は前記行列の前記第3の要素は物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に基づいて決定されるステップと、
    前記第2の符号化ビットのひとつは、前記第2の符号化ビットのひとつと前記第4の符号化ビットのひとつとが前記行列の同じ要素からデマップされた場合にパンクチャ(puncture)されるステップと、
    を有する通信方法。
  8. 前記第1のCSIはランク指標を含み、前記第2のCSIはプレコーダ行列指標を含む、
    請求項7に記載の通信方法。
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