JP7262015B2 - スピーカ装置 - Google Patents

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Description

本開示は、スピーカ装置に関する。
特許文献1に記載のように、ボイスコイルが巻き付けられたボビンにダンパーが取り付けられたダイナミック型のスピーカ装置が存在している。ボイスコイルはダンパーよりも磁気回路側に配置されており、ボイスコイルに音声信号を入力する信号線は、ダンパーと振動板との間から延出されている。
特許文献1に記載のスピーカ装置の場合、信号線が配線されている近傍においてダンパーの一部を切り欠くことにより、駆動時における信号線と振動板やダンパーとの干渉を回避している。
特開2010-278549号公報
ところが昨今では、スピーカ装置の薄型化が望まれており、振動板とダンパーとの間隔が狭くなるため、ボイスコイルから延びる信号線の接続端子までの配線経路が課題となっている。
本開示の目的は、薄型のスピーカ装置であって、信号線と振動板やダンパーとの干渉を回避することができるスピーカ装置を提供することである。
本開示に係るスピーカ装置の1つは、磁気ギャップを備えた磁気回路と、前記磁気ギャップに挿入状態で配置されるボイスコイル体と、前記ボイスコイル体に結合される振動板と、前記磁気回路、および前記振動板が取り付けられるフレームと、前記ボイスコイル体の延出部から延出される信号線と、前記ボイスコイル体と前記フレームとの間を架橋状に接続する環状のダンパーとを備え、前記ダンパーは、前記延出部に対応する位置に環形状の一部を周方向に分断する分断部を備える。
本開示に係るスピーカ装置は、薄型のスピーカ装置でありながら、信号線と振動板やダンパーとの干渉を回避して高い音響特性を獲得することができる。
図1は、実施の形態1に係るスピーカ装置を示す斜視図である。 図2は、実施の形態1に係るスピーカ装置の振動板を省略して内部を示す斜視図である。 図3は、実施の形態1に係る磁気回路、ボイスコイル体、ダンパーを示す斜視図である。 図4は、実施の形態1に係る磁気回路、ボイスコイル体、ダンパーを示す側面図である。 図5は、実施の形態2に係るスピーカ装置を示す斜視図である。 図6は、実施の形態1に係るスピーカ装置の振動板を省略して内部を示す斜視図である。
以下に、スピーカ装置の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、図面は、本発明を示すために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。
(実施の形態1)
本開示の一態様に係るスピーカ装置は、磁気ギャップを備えた磁気回路と、前記磁気ギャップに挿入状態で配置されるボイスコイル体と、前記ボイスコイル体に結合される振動板と、前記磁気回路、および前記振動板が取り付けられるフレームと、前記ボイスコイル体の延出部から延出される信号線と、前記ボイスコイル体と前記フレームとの間を架橋状に接続する環状のダンパーとを備え、前記ダンパーは、前記延出部に対応する位置に環形状の一部を周方向に分断する分断部を備える。
これによれば、ダンパーの分断部から信号線を延出することができ、スピーカ装置を駆動している際に信号線が振動板やダンパーと干渉し音響特性に悪影響を与えることを回避できる。
図1は、実施の形態1に係るスピーカ装置を示す斜視図である。図2は、実施の形態1に係るスピーカ装置の振動板を省略して内部示す斜視図である。図3は、磁気回路、ボイスコイル体、ダンパーを示す断面図である。図4は、磁気回路、ボイスコイル体、ダンパーを分断部側から示す側面図である。
これらの図に示すように、スピーカ装置100は、磁気回路110と、ボイスコイル体120と、振動板130と、フレーム140と、ダンパー150とを備えている。本実施の形態の場合、スピーカ装置100は、自動車などの移動体に取り付けられるスピーカ装置であり、移動体内の限られたスペースに埋設することができる薄型のスピーカ装置である。
磁気回路110は、ボイスコイル体120に入力される電気信号に基づいて変化する磁束に作用する定常的な磁束を発生させる部品である。磁気回路110は、振動板130の後方に位置するようにフレーム140に取り付けられ、振動板130に対向する環状の磁気ギャップ111を備えている。磁気ギャップ111は、ボイスコイル体120に発生する磁束と交差する方向に定常的な磁束を発生させる空隙である。なお、本明細書において、前方とはスピーカ装置100の音が放出される方向であり、後方とはその反対側の方向である。
本実施の形態の場合、磁気回路110は、内磁型であり、着磁された円柱状のマグネット112と、マグネット112の振動板130側の面に配置される円板状のトッププレート113と、マグネット112を同軸上に収容する有底円筒状のヨーク114とを備えている。また、トッププレート113に対しマグネット112の反対側に円板状のサブマグネット115が配置されている。ヨーク114とトッププレート113との間には円環状の空隙である磁気ギャップが形成されている。
トッププレート113、およびヨーク114は、強磁性体材料によって構成されている。マグネット112は、高い磁気エネルギーを有する例えばネオジム系マグネットなどを使用するのが好ましい。これにより、マグネット112の厚みを薄くでき、スピーカ装置100全体の厚みを薄くすることができる。さらに、軽量化も実現させることができる。サブマグネット115は、磁気エネルギーを追加する。
マグネット112は、円柱状の永久磁石である。マグネット112は、厚み方向(図中Z軸方向)の一端がN極であり、他端がS極である。マグネット112の一方の極側の面には、トッププレート113が固定されており、他方極側の面には、ヨーク114が固定されている。これにより磁気ギャップには強い磁束が発生している。トッププレート113、マグネット112、ヨーク114の固定方法は特に限定されるものでは無いが、本実施の形態の場合、接着剤により固定されている。
なお、トッププレート113、マグネット112、ヨーク114の固定はネジ、リベットなどの締結部材を用いて固定されていてもよい。また、スピーカ装置100が備える磁気回路110の形式は特に限定されるものでは無く、外磁型の磁気回路を採用してもかまわない。
ボイスコイル体120は、一端部が磁気回路110の磁気ギャップ111内に配置され、他端部が振動板130に取り付けられる部品であり、入力される電気信号に基づき磁束を発生させ、磁気回路110による磁束との相互作用により巻き軸方向(図中Z軸方向)に振動する部品である。
ボイスコイル体120の巻き軸(中心軸)は、振動板130の振動(振幅)の方向(図中Z軸方向)に配置され、磁気ギャップ111内の磁束の方向と直交している。
本実施の形態の場合、ボイスコイル体120は、金属性の一本の線材が複数回環状(円筒形状)に巻回されることにより構成されるコイル121と線材が巻き付けられるボビン122とを備えている。ボビンはアルミニウムや樹脂等の材料から構成される筒状の部材であり、前側端部が振動板130に結合され後側端部は磁気ギャップ111内に配置されている。ボビン122の前側端部は振動板130との接触面積を広げて接着強度を高めるために三角状の切れ込みを入れて内側に折り曲げられている。ボイスコイル体120からは、コイルを構成する線材の両端部が信号線123として延出部124からそれぞれ延在している。信号線123は金糸線、錦糸線などと称されている。信号線123は、フレーム140のダンパーが取り付けられる円筒状の円筒突部141に設けられた径方向に延在する溝を通過して配線されている。信号線123は、フレーム140に設けられた配線孔142を介してフレーム140の外側表面に取り付けられた端子(図示せず)に電気的に接続される。端子にはアンプなどと接続される外部配線170が電気的に接続される。なお、配線孔142は、端子、ハンダ等によって封止されている。
ダンパー150は、フレーム140とボイスコイル体120との間に架橋状に取り付けられる柔軟性、復元性を備えた部材であり、駆動時におけるスピーカ装置100のボイスコイル体120の直動を補助し、音響特性を調整する部材である。本実施の形態の場合、ダンパー150は、ボイスコイル体120のボビン122の外周面に取り付けられる円筒状のコイル側取付部151とフレーム140の円筒突部141の端面に取り付けられる円環状のフレーム側取付部152と、コイル側取付部151とフレーム側取付部152とを接続する断面V字形状の許容部153とを備えている。許容部153は、スピーカ装置100の駆動時にボイスコイル体120の巻き軸方向(図中Z軸方向)の振動に従って変形し、ボイスコイル体120に音声信号が入力されていないときはボイスコイル体120を中立位置に維持する。
ダンパー150を構成する材料は、特に限定されるものでは無く、布地に樹脂を含浸させたものや、ゴム、エラストマーなど所望の音響特性に応じて任意に選定することができる。
ダンパー150は、ボイスコイル体120から信号線が延出する延出部124に対応する位置、具体的にはZ軸方向から見た平面視において延出部124と重なる位置に環形状の一部を周方向に分断する分断部154を備える。本実施の形態の場合、分断部154は、円環状のダンパー150を周方向において完全に分断する部分であり、ダンパー150の一部を完全な環状として残存させる切り欠きとは異なる。ダンパー150は、分断部154の存在によりZ軸方向から見た平面視においてC字形状となっている。
ダンパー150の少なくとも一部は、ボイスコイル体120の振動方向(図中Z軸方向)において、延出部124と同じ位置になるようにボイスコイル体120に取り付けられている。分断部154は、ボイスコイル体120の振動方向に直交する径方向(図中Y軸方向)において、延出部124と重なるように配置されている。分断部154は、図4に示すように、信号線123は分断部154を通過するように配線される。
このように、環状のダンパー150に周方向に分断する分断部154を設けることにより、磁気ギャップから突出するボイスコイル体120の巻き軸方向の長さを短くした場合でも信号線とダンパー150や振動板130との干渉を回避することができる。従って、薄型のスピーカ装置100でありながら所望の音響特性を実現することが可能となる。
なお、ダンパー150の形状は、分断部154を備える以外は特に限定されるものではない。例えば許容部153は、断面がV字形状のものばかりでなく、同心円状に波打った形状(波紋状)等でもよい。また、ダンパー150は、ボビン122以外の箇所に取り付けられても構わない。
振動板130は、ボイスコイル体120の先端部が結合される部材であり、ボイスコイル体120の振動に基づいて中立位置を基準に前後方向(図中Z軸方向)に変位することにより空気を振動させて音を発生させる部材である。本実施の形態の場合、振動板130の形状は、平板型であり、振動方向から見た平面視における外形はトラック形状である。振動板130の外周部は、振動板130よりも柔軟性、および、復元性を有するエッジ131を介してフレーム140の壁部の前側端面に取り付けられている。
なお、振動板130の形状は、特に限定されるものでは無く、円錐形、楕円錐形、角錐形などの立体的な形状であってもよい。また、平面視における振動板130の形状も、円形、楕円形、矩形などもかまわない。振動板130を構成する材料は、特に限定されるものではないが、例えば、紙、樹脂などを挙示することができる。
フレーム140は、磁気回路110、振動板130、およびダンパー150を保持する構造部材である。フレーム140の形状は、特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、長方形の板状であり、長手方向の両端部にはそれぞれ取付孔149が設けられている。フレーム140は、平面視においてトラック形状であり厚さ方向に一部貫通した収容部143を備えている。長手方向において収容部143の中間部分には、磁気回路110、ダンパー150等が取り付けられる矩形の台座部144が短手方向に架橋状に設けられている。台座部144には、前述の円筒突部141、および配線孔142が設けられている。
フレーム140の側壁の中央部分には、貫通状の第一作業孔145が設けられている。第一作業孔145は、フレーム140の台座部144にダンパー150などを取り付ける際の治具、工具などを挿入するための穴である。フレーム140に設けられている第一作業孔145、および収容部143の振動板130が取り付けられた端部とは反対側の端部開口は、分断部154に連通する開口部であるため、当該開口部から塵埃が侵入し磁気ギャップに到達する可能性がある。そこで本実施の形態の場合、第一作業孔145、および収容部143の開口には、塵埃の侵入を防止するカバー部材(図示せず)が開口を覆うように取り付けられている。カバー部材は、塵埃の侵入を防止できるものであれば特に限定されるものではないが、空気の通過を許容し塵埃の侵入を防止できるメッシュ状の部材を用いてもよい。このようなカバー部材によりスピーカ装置100の音響特性を調整することができる。
実施の形態1に係るスピーカ装置100によれば、フレーム140内の空間の厚みが薄い場合であっても、ボイスコイル体120からフレーム140に設けられた配線孔142までの信号線123をダンパー150に設けた分断部154を通るように配線することで、スピーカ装置100の駆動時における信号線123とダンパー150や振動板130との干渉を防止することができる。また、ダンパー150に分断部154を設けることにより、ボイスコイル体120から信号線123を延出する延出部124に対しダンパー150の取付位置をコイル121の巻き軸方向において同じ位置に配置することができ、ダンパー150と振動板130との間隔を狭くすることが可能となる。従って薄型のスピーカ装置100を実現することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係るスピーカ装置は、磁気ギャップを備えた磁気回路と、前記磁気ギャップに挿入状態で配置されるボイスコイル体と、前記ボイスコイル体に結合される振動板と、前記磁気回路、および前記振動板が取り付けられるフレームと、前記ボイスコイル体の延出部から延出される信号線と、前記ボイスコイル体と前記フレームとの間を架橋状に接続する環状のダンパーとを備え、前記ダンパーは、前記延出部に対応する位置に環形状の一部を周方向に分断する分断部を備え、1つの前記振動板に、2つの前記ボイスコイル体が結合され、それぞれの前記ボイスコイル体に対して前記磁気回路、および前記ダンパーがそれぞれ配置される。
これによれば、薄型のスピーカ装置でありながら比較的大型の振動板を振動させて音響に変換することが可能となる。
以下、実施の形態2に係るスピーカ装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、前記実施の形態1と同様の作用や機能、同様の形状や機構や構造を有するもの(部分)には同じ符号を付して説明を省略する場合がある。また、以下では実施の形態1と異なる点を中心に説明し、同じ内容については説明を省略する場合がある。
図5は、実施の形態2に係るスピーカ装置を示す斜視図である。図6は、実施の形態1に係るスピーカ装置の振動板を省略して内部示す斜視図である。これらの図に示すように、スピーカ装置100は、磁気回路110と、ボイスコイル体120と、ダンパー150とをそれぞれ2つ備えている。磁気回路110、ボイスコイル体120、およびダンパー150の構造は実施の形態1と同様である。実施の形態2に係るスピーカ装置100は、1つの振動板に対し、2つのボイスコイル体120が結合されており、それぞれのボイスコイル体120に対して磁気回路110、およびダンパー150がそれぞれ配置されている。
2つのダンパー150は、図6に示すように、長手方向において振動板130を仮想的に2等分する第一仮想面201を基準に面対称に配置されている。これにより、ダンパー150に設けられている分断部154によるボイスコイル体120の振動に対する影響を相殺することができスピーカ装置100の音響特性を向上させることが可能となる。また本実施の形態の場合、ダンパー150は、短手方向において振動板130を仮想的に2等分する第二仮想面202に対しても面対称である。
2つの磁気回路110も、第一仮想面201、および第二仮想面202のそれぞれを基準として面対称である。なお、ボイスコイル体120は、全体的な形状、および延出部124の位置は、第一仮想面201、および第二仮想面202のそれぞれを基準として面対称であるが、コイル121の巻き付け方向については、第一仮想面201に対して面対称にはなっていない。
2つの磁気回路110は、1つのフレーム140に取り付けられている。具体的には2つの磁気回路110は、フレーム140の収容部143の長手方向の中央に短手方向に架橋状に配置される1つの台座部144に取り付けられている。台座部144の2つの磁気回路110の間には、配線孔142がそれぞれ設けられている。
フレーム140の側壁には、2つのダンパー150に対応する位置に第一作業孔145がそれぞれ一組設けられており、2つのダンパー150の間の台座部144には第二作業孔146が設けられている。第二作業孔146は、振動板130をフレーム140に取り付ける際に用いられる治具や工具が挿入される孔である。なお本実施の形態の場合、第二作業孔146にも塵埃の侵入を防止する防塵用のカバー部材(図示せず)が開口を覆うように取り付けられる。
2つの磁気回路110の磁気ギャップにそれぞれ配置されるボイスコイル体120は、1つの振動板130に取り付けられている。1つの振動板130は、振動板130の周囲に配置される環状のエッジ131を介して1つのフレーム140に取り付けられている。
実施の形態2に係るスピーカ装置100によれば、比較的長尺で大型の振動板を2つのボイスコイル体120で振動させることができ、薄型のスピーカ装置100でありながら大音量を得ることが可能となる。また、周方向に完全に分断する分断部154を有するダンパー150を用いながら、第一仮想面201に対して面対称にダンパー150を配置するため、分断部154による影響を相殺し、所望の音響特性を得ることが可能となる。
また、実施の形態1と同様に、コイル121の巻き軸方向において分断部154と延出部124とが重なるように配置されているため、ダンパー150と振動板130との距離を短くすることができ、薄型のスピーカ装置100を実現することができる。
なお、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本開示の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本開示の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本開示に含まれる。
例えば、本実施の形態の場合、分断部154、および延出部124を向かい合わせに配置したが、分断部154、および延出部124を背中合わせ、つまり2つの分断部154、および延出部124の間に2つのボビン122が存在する状態となるように配置しても構わない。
また、振動板130は、平板に限定されるものではなく、湾曲部、屈曲部などを有するような立体的な形状であっても構わない。
本開示は、比較的薄型のスピーカ装置に有用である。
100 スピーカ装置
110 磁気回路
111 磁気ギャップ
112 マグネット
113 トッププレート
114 ヨーク
115 サブマグネット
120 ボイスコイル体
121 コイル
122 ボビン
123 信号線
124 延出部
130 振動板
131 エッジ
140 フレーム
141 円筒突部
142 配線孔
143 収容部
144 台座部
145 第一作業孔
146 第二作業孔
149 取付孔
150 ダンパー
151 コイル側取付部
152 フレーム側取付部
153 許容部
154 分断部
170 外部配線
201 第一仮想面
202 第二仮想面

Claims (7)

  1. 磁気ギャップを備えた磁気回路と、
    前記磁気ギャップに挿入状態で配置されるボイスコイル体と、
    前記ボイスコイル体に結合される振動板と、
    前記磁気回路、および前記振動板が取り付けられるフレームと、
    前記ボイスコイル体の延出部から延出される信号線と、
    前記ボイスコイル体と前記フレームとの間を架橋状に接続する環状のダンパーとを備え、
    前記ダンパーは、前記延出部に対応する位置に環形状の一部を周方向に完全に分断する分断部を備え、平面視においてC字形状であり、
    前記信号線は、前記分断部から延出され
    スピーカ装置。
  2. 前記ボイスコイル体の巻き軸方向において、前記延出部は、前記分断部と同じまたはほぼ同じ位置に配置され、前記信号線は前記分断部を通過する
    請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 1つの前記振動板に、2つの前記ボイスコイル体が結合され、それぞれの前記ボイスコイル体に対して前記磁気回路、および前記ダンパーがそれぞれ配置される
    請求項1または2に記載のスピーカ装置。
  4. 前記ダンパーは、面対称に配置される
    請求項3に記載のスピーカ装置。
  5. 1つの前記フレームに2つの前記磁気回路と1つの前記振動板が取り付けられる
    請求項3または4に記載のスピーカ装置。
  6. 前記振動板は、平板である。
    請求項1から5のいずれか一項に記載のスピーカ装置。
  7. 前記分断部に連通する前記フレームの全ての開口部は、塵埃の侵入を防止するカバー部材で覆われる
    請求項1から6のいずれか一項に記載のスピーカ装置。
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