JP7260583B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、左右一対のフレームと、ピボット軸を介してフレームに揺動自在に支持されるスイングアームとを備え、スイングアームが、ピボット軸に支持される左右一対のピボット部と、左右のピボット部の間に配置されるとともにピボット軸が挿通される筒状のディスタンスカラーとを備える鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、ディスタンスカラーは、エンジンのクランクケースに設けられた孔に支持される。このディスタンスカラーは、ピボット軸の締結の軸力によって、左右のピボット部にそれぞれ設けられるカラー部材の間に挟持される。
特開平10-115226号公報
ところで、鞍乗り型車両では、スイングアームを鞍乗り型車両の他の機種に転用する場合がある。転用先の機種では、クランクケースの形状の差異等の理由により、上記従来技術のようにクランクケースによってディスタンスカラーを支持することが難しくなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両において、スイングアームのディスタンスカラーを簡単な構造で支持できるようにすることを目的とする。
鞍乗り型車両は、左右一対の車体フレーム(33)と、ピボット軸(22)を介して前記車体フレーム(33)に揺動自在に支持されるスイングアーム(16)とを備え、前記スイングアーム(16)は、前記ピボット軸(22)に支持される左右の一方側の一側ピボット部(51R)と、前記ピボット軸(22)に支持される左右の他方側の他側ピボット部(51L)と、前記一側ピボット部(51R)と前記他側ピボット部(51L)との間に配置されるとともに前記ピボット軸(22)が挿通される筒状のディスタンスカラー(55)とを備え、前記一側ピボット部(51R)には、前記ピボット軸(22)が挿通される筒状の一側カラー部材(62)が設けられ、前記他側ピボット部(51L)には、前記ピボット軸(22)が挿通される筒状の他側カラー部材(71)が設けられ、前記ディスタンスカラー(55)が前記一側カラー部材(62)と前記他側カラー部材(71)との間に挟まれる鞍乗り型車両において、前記ディスタンスカラー(55)は、前記一側カラー部材(62)及び前記他側カラー部材(71)よりも外径が大径であり、前記一側カラー部材(62)の軸端部(62c)の外周に嵌合する一側嵌合部(81)と、前記他側カラー部材(71)の軸端部(71c)の外周に嵌合する他側嵌合部(82)とを備え、前記一側嵌合部(81)に対する前記一側カラー部材(62)の嵌合深さである一側嵌合深さ(L1)よりも、前記他側ピボット部(51L)の車幅方向内側の端面(51d)と前記他側嵌合部(82)の車幅方向外側の端との離間距離(L2)の方が大きいことを特徴とする。
鞍乗り型車両において、スイングアームのディスタンスカラーを簡単な構造で支持できる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 図1のII-II断面図である。 図1のIII-III断面図である。 ピボット軸によるスイングアームの支持構造を拡大した断面図である。 スイングアームの仮組みを説明する断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
フロントフォーク14は、ヘッドパイプ18によって左右に操舵自在に支持される。前輪13は、フロントフォーク14の下端部に設けられる車軸13aに支持される。乗員が把持する操舵用のハンドル21は、フロントフォーク14の上端部に取り付けられる。
スイングアーム16は、車体フレーム11に支持されるピボット軸22に支持される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる軸である。スイングアーム16の前端部には、ピボット軸22が挿通される。スイングアーム16は、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、前輪13と後輪15との間に配置され、車体フレーム11に支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
また、鞍乗り型車両10は、前輪13を上方から覆うフロントフェンダー26と、後輪15を上方から覆うリアフェンダー27と、乗員が足を載せるステップ28と、パワーユニット12が使用する燃料を蓄える燃料タンク29とを備える。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
鞍乗り型車両10は、自動二輪車であり、前輪13及び後輪15は、車幅方向の中央に位置する。
フロントフレーム19は、ヘッドパイプ18の上部から後下方に延びる左右一対のメインフレーム31と、ヘッドパイプ18の下部から後下方に延びる左右一対のダウンフレーム32と、メインフレーム31の後端部から下方に延びる左右一対のピボットフレーム33とを備える。
リアフレーム20は、メインフレーム31の後端部から後上方に延びる左右一対のシートフレーム35と、ピボットフレーム33の上端部から後上方に延びてシートフレーム35の後端部に接続される左右一対のサブフレーム36とを備える。
パワーユニット12は、メインフレーム31の下方で、車両前後方向においてダウンフレーム32とピボットフレーム33との間に配置される。
シリンダー部24は、クランクケース23の前部の上面から上方に延出する。
排気装置25は、シリンダー部24から後方に延びる排気管25aと、スイングアーム16の外側方に配置されるマフラー25bとを備える。
上記駆動力伝達部材は、無端状のチェーン30である。
燃料タンク29は、メインフレーム31の上方において、車両前後方向でシート17とヘッドパイプ18との間に配置される。燃料タンク29は、メインフレーム31に支持される。
パワーユニット12の冷却水が通るラジエーター37は、シリンダー部24及びダウンフレーム32の前方に配置され、ダウンフレーム32に取り付けられる。
鞍乗り型車両10は、車体カバーとして、ヘッドパイプ18を前方側から覆うフロントカバー38と、車体の前部を側方から覆う左右一対のフロントサイドカバー39と、シート17の下方の車体を車幅方向外側から覆う左右一対のリアサイドカバー40とを備える。
また、鞍乗り型車両10は、ピボットフレーム33を車幅方向外側から覆うフレームカバー41を左右一対備える。
鞍乗り型車両10は、スイングアーム16の上下の揺動を減衰させるリアクッション42を備える。リアクッション42の上端部は、車体フレーム11の後部に接続され、リアクッション42の下端部は、リンク機構43を介してスイングアーム16に接続される。
リアクッション42の上部は、左右のピボットフレーム33の間に配置される。
図2は、図1のII-II断面図である。
図1及び図2を参照し、スイングアーム16は、クランクケース23の後面部23aの後方に配置される。
スイングアーム16は、車両前後方向に延びる左右一対のアーム部50L,50Rを備える。
アーム部50Rは、車幅方向の中央に対し左右の一側(右側)に配置される。アーム部50Lは、車幅方向の中央に対し左右の他側(左側)に配置される。
また、スイングアーム16は、アーム部50Rの前端に設けられる一側ピボット部51Rと、アーム部50Lの前端に設けられる他側ピボット部51Lと、一側ピボット部51R及び他側ピボット部51Lの後方でアーム部50Rとアーム部50Lとを車幅方向に接続するクロスメンバー52とを備える。
さらに、スイングアーム16は、スイングアーム16の前端部において一側ピボット部51Rと他側ピボット部51Lとの間に挟まれる筒状のディスタンスカラー55を備える。
後輪15は、クロスメンバー52の後方で、アーム部50Rとアーム部50Lとの間に配置される。
リアクッション42の下端部は、アーム部50L,50Rよりも下方でリンク機構43に接続される。
リアクッション42は、アーム部50Rとアーム部50Lとの間、且つ、ディスタンスカラー55とクロスメンバー52との間を通ってスイングアーム16の上方に延出する。
アーム部50Lの上面には、チェーン30を下方から受けるチェーンスライダー44が取り付けられる。
図3は、図1のIII-III断面図である。図4は、ピボット軸22によるスイングアーム16の支持構造を拡大した断面図である。図3では、クランクケース23の内部構造は不図示である。
図3及び図4を参照し、スイングアーム16は、一側ピボット部51R及び他側ピボット部51Lが左右のピボットフレーム33の車幅方向内側に位置するように配置される。
ピボット軸22は、左右のピボットフレーム33を車幅方向に接続するボルト状の軸である。
スイングアーム16は、一側ピボット部51R及び他側ピボット部51Lに挿通されたピボット軸22を中心に上下に揺動する。
ピボット軸22は、軸方向の一端部にナット56が締結されるねじ部22aを備え、軸方向の他端部にボルト頭部22bを備える。
ピボット軸22は、左右のピボットフレーム33に設けられる支持孔33aに挿通される。
ピボット軸22は、一方のピボットフレーム33の支持孔33aに車幅方向外側から挿通され、他方のピボットフレーム33の支持孔33aを車幅方向内側から貫通する。
ボルト頭部22bは、一方のピボットフレーム33に車幅方向外側から当接し、ねじ部22aに締結されるナット56は、他方のピボットフレーム33に車幅方向外側から当接する。
スイングアーム16の一側ピボット部51Rは、車幅方向に延びる筒状部である。一側ピボット部51Rの内周部51aには、車幅方向外側から順に、円筒状のスペーサー58、リング状の外側シール部材59、リング状のストッパー60、第1ベアリング61、円筒状の一側カラー部材62、第2ベアリング63、及びリング状の内側シール部材64が設けられる。
内周部51aには、軸方向において第1ベアリング61側が第2ベアリング63側よりも大径に形成されることで、段部57aが設けられる。また、内周部51aにおいて段部57aの車幅方向外側には、ストッパー60が係合する環状の溝57bが設けられる。
第1ベアリング61は、外輪61aと、外輪61aの内側に設けられる内輪61bと、外輪61aと内輪61bとの間に配置されるボール61cとを備えるボールベアリングである。
第1ベアリング61は、外輪61aが段部57aに車幅方向外側から突き当たることで、軸方向(車幅方向)に位置決めされる。また、第1ベアリング61は、外輪61aにストッパー60が車幅方向外側から当接することで、軸方向に位置決めされる。すなわち、第1ベアリング61は、内周部51a内で軸方向に移動不能に固定されている。
外側シール部材59は、外側シール部材59の外周部が内周部51aの車幅方向外側の端部に嵌合することで、内周部51aに取り付けられる。
スペーサー58は、外側シール部材59の内周部に嵌合することで一側ピボット部51Rに取り付けられる。スペーサー58は、軸方向の内端が第1ベアリング61の内輪61bに突き当たる。スペーサー58の軸方向の外端は、一側ピボット部51Rの車幅方向外側の端面よりも車幅方向外側に突出し、右側のピボットフレーム33の内側面に当接する。
第2ベアリング63は、円筒状のケースの内周部に複数のローラーが支持されたローラーベアリングである。第2ベアリング63は、第1ベアリング61に対し車幅方向内側に離間して配置される。第2ベアリング63は、内周部51aに圧入される。
内側シール部材64は、内側シール部材64の外周部が内周部51aの車幅方向内側の端部に嵌合することで、内周部51aに取り付けられる。
一側カラー部材62は、車幅方向内側から内側シール部材64の内周部に挿入され、内側シール部材64の内周部及び第2ベアリング63の内周部に嵌合する。
一側カラー部材62の軸方向の外端は、第1ベアリング61の内輪61bに突き当たる。内輪61bは、一側カラー部材62が軸方向に突き当てられる突き当て部である。
一側カラー部材62の軸方向の内端62aは、一側ピボット部51Rの車幅方向内側の端面51bよりも車幅方向内側に突出する。
一側カラー部材62の内周部62bには、ピボット軸22が挿通される。
スイングアーム16の他側ピボット部51Lは、車幅方向に延びる筒状部である。他側ピボット部51Lの内周部51cには、車幅方向外側から順に、円筒状の他側カラー部材71、リング状の外側シール部材72、第3ベアリング73、及び内側シール部材74が設けられる。
外側シール部材72は、外側シール部材72の外周部が内周部51cの車幅方向外側の端部に嵌合することで、内周部51cに取り付けられる。
内側シール部材74は、内側シール部材74の外周部が内周部51cの車幅方向内側の端部に嵌合することで、内周部51cに取り付けられる。
第3ベアリング73は、円筒状のケースの内周部に複数のローラーが支持されたローラーベアリングである。第3ベアリング73は、外側シール部材72と内側シール部材74との間に配置される。
第3ベアリング73は、内周部51cに圧入される。
他側カラー部材71は、外側シール部材72の内周部、第3ベアリング73の内周部、及び内側シール部材74の内周部に嵌合する。
他側カラー部材71の軸方向の外端は、他側ピボット部51Lの車幅方向外側の端面よりも車幅方向外側に突出し、左側のピボットフレーム33の内側面に当接する。
他側カラー部材71の軸方向の内端71aは、他側ピボット部51Lの車幅方向内側の端面51dよりも車幅方向内側に突出する。
他側カラー部材71の内周部71bには、ピボット軸22が挿通される。
ディスタンスカラー55は、ピボット軸22の軸方向に延びる円筒状である。ディスタンスカラー55は、一側カラー部材62及び他側カラー部材71と同軸の位置関係で配置される円筒状である。
ディスタンスカラー55の内周部55aには、ピボット軸22が挿通される。
ディスタンスカラー55は、軸方向において、一側カラー部材62と他側カラー部材71との間に挟持される。
ディスタンスカラー55の外径は、一側カラー部材62の外径、及び、他側カラー部材71の外径よりも大きい。
ディスタンスカラー55の軸方向の一端部には、一側カラー部材62の車幅方向内側の軸端部62cに嵌合する一側嵌合部81が設けられる。
ディスタンスカラー55の軸方向の他端部には、他側カラー部材71の車幅方向内側の軸端部71cに嵌合する他側嵌合部82が設けられる。
一側嵌合部81は、ディスタンスカラー55の軸方向の端面に形成された円形の穴部である。一側嵌合部81は、一側カラー部材62の軸端部62cの外周に嵌合するとともに、軸端部62cに対し軸方向に突き当たる。
他側嵌合部82は、ディスタンスカラー55の軸方向の端面に形成された円形の穴部である。他側嵌合部82は、他側カラー部材71の軸端部71cの外周に嵌合するとともに、軸端部71cに対し軸方向に突き当たる。
スイングアーム16は、ピボット軸22によって左右のピボットフレーム33に取り付けられている。
詳細には、ピボット軸22は、左側のピボットフレーム33の支持孔33a、他側カラー部材71、ディスタンスカラー55、一側カラー部材62、第1ベアリング61の内輪61bの内周部、スペーサー58の内周部、及び右側のピボットフレーム33の支持孔33aに挿通され、ナット56によってピボットフレーム33に締結される。
ピボット軸22とナット56との締結の軸力によって、他側カラー部材71、ディスタンスカラー55、一側カラー部材62、内輪61b、及びスペーサー58は、左右のピボットフレーム33の間で軸方向に挟持される。これにより、他側カラー部材71、ディスタンスカラー55、一側カラー部材62、内輪61b、及びスペーサー58は、左右のピボットフレーム33に一体的に固定され、回転不能となる。
ディスタンスカラー55は、ピボット軸22とナット56との締結の軸力を、一側カラー部材62と他側カラー部材71との間で伝達する部材である。
スイングアーム16は、締結の軸力によってピボット軸22軸上に固定された一側カラー部材62及び他側カラー部材71に対し、第2ベアリング63及び第3ベアリング73を介し、上下に揺動する。また、スイングアーム16は、締結の軸力によってピボット軸22軸上に固定された第1ベアリング61を介し、上下に揺動する。
ディスタンスカラー55は、内周部55aにピボット軸22が挿通された状態において、一側カラー部材62と他側カラー部材71との間で外側に露出している。ディスタンスカラー55は、ディスタンスカラー55の外周面の全体が外側に露出している。すなわち、ディスタンスカラー55は、ディスタンスカラー55を周囲から覆う部材によっては支持されていない。このため、ディスタンスカラー55を簡単な構造で支持できる。また、ディスタンスカラー55を支持し且つ覆うために設けられる部材を省略できるため、軽量化を図ることができる。
また、スイングアーム16は、鞍乗り型車両10とは異なる機種に転用されることができる。例えば、ディスタンスカラーを支持するディスタンスカラー支持孔部をクランクケースに備える機種に、スイングアーム16を取り付けることができる。この場合、上記ディスタンスカラー支持孔部に合わせて設計されたディスタンスカラーを、ディスタンスカラー55に替えて用いることで、スイングアーム16を鞍乗り型車両10とは異なる機種に転用できる。若しくは、クランクケースに設けられたディスタンスカラーによって支持されるスイングアームにおいて、本実施の形態のディスタンスカラー55を用いることで、クランクケースによってディスタンスカラーを支持できない車両に、スイングアーム16を転用できる。
図4には、一側嵌合部81に対する一側カラー部材62の嵌合深さである一側嵌合深さL1、及び、他側ピボット部51Lの車幅方向内側の端面51dと他側嵌合部82の車幅方向外側の端との離間距離L2が示される。
スイングアーム16がピボットフレーム33に取り付けられた状態では、離間距離L2は、一側嵌合深さL1よりも大きい。
また、図4には、他側嵌合部82に対する他側カラー部材71の嵌合深さである他側嵌合深さL3が示される。
スイングアーム16がピボットフレーム33に取り付けられた状態では、他側嵌合深さL3は、一側嵌合深さL1及び離間距離L2よりも大きい。
ここで、図4を参照し、ピボットフレーム33に対するスイングアーム16の組み付け手順の一例を説明する。
まず、左右のピボットフレーム33の間にスイングアーム16を配置する前に、ディスタンスカラー55が一側カラー部材62と他側カラー部材71との間に仮組みされる。
詳細には、他側カラー部材71は、図4の状態に対し車幅方向外側にずらされ、この状態で、ディスタンスカラー55の一側嵌合部81が一側カラー部材62の車幅方向内側の軸端部62cに嵌合される。
次いで、他側カラー部材71が車幅方向内側にずらされて図4の位置に移動し、他側カラー部材71の軸端部71cがディスタンスカラー55の他側嵌合部82に嵌合される。これにより、ディスタンスカラー55は、一側カラー部材62及び他側カラー部材71に仮組みされた状態となる。
この手順において、離間距離L2が一側嵌合深さL1よりも大きいため、一側嵌合部81を一側カラー部材62の軸端部62cに嵌合させる際に、他側ピボット部51Lの端面51dと他側カラー部材71の内端71aとが面一となるように他側カラー部材71を外側方にスライドさせておき、一側カラー部材62と他側ピボット部51Lとの間にディスタンスカラー55を配置できる。そして、他側カラー部材71を内側方にスライドさせることで、他側カラー部材71をディスタンスカラー55に嵌合させて仮組みすることができる。このため、ディスタンスカラー55の仮組みが容易である。
続いて、ディスタンスカラー55が仮組みされた状態のスイングアーム16は、左右のピボットフレーム33の間に配置され、ピボット軸22及びナット56によってピボットフレーム33に締結される。
図5は、スイングアーム16の仮組みを説明する断面図である。図5は、ディスタンスカラー55を後方側から見た断面図である。
ディスタンスカラー55がスイングアーム16に仮組みされた状態において、他側カラー部材71が軸方向に大きくずれると、一側嵌合部81及び他側嵌合部82の嵌合が解除され、ディスタンスカラー55が脱落することが想定される。
本実施の形態では、他側嵌合深さL3が一側嵌合深さL1よりも大きいため、他側カラー部材71が車幅方向外側にずれると、一側嵌合部81と一側カラー部材62との嵌合が、他側嵌合部82と他側カラー部材71との嵌合よりも先に解除され、他側嵌合部82の嵌合は維持され易い。
これにより、他側カラー部材71のずれによってディスタンスカラー55が脱落しそうになった場合であっても、図5のように一側嵌合部81が一側カラー部材62に引っかかる。このため、仮組みの際にディスタンスカラー55の脱落を抑制できる。
また、他側嵌合深さL3が離間距離L2よりも大きいため、他側嵌合部82と他側カラー部材71との嵌合が解除され難い。このため、仮組みの際にディスタンスカラー55の脱落を抑制できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、鞍乗り型車両10は、左右一対の車体フレームであるピボットフレーム33と、ピボット軸22を介してピボットフレーム33に揺動自在に支持されるスイングアーム16とを備え、スイングアーム16は、ピボット軸22に支持される左右の一方側の一側ピボット部51Rと、ピボット軸22に支持される左右の他方側の他側ピボット部51Lと、一側ピボット部51Rと他側ピボット部51Lとの間に配置されるとともにピボット軸22が挿通される筒状のディスタンスカラー55とを備える。一側ピボット部51Rには、ピボット軸22が挿通される筒状の一側カラー部材62が設けられ、他側ピボット部51Lには、ピボット軸22が挿通される筒状の他側カラー部材71が設けられ、ディスタンスカラー55が一側カラー部材62と他側カラー部材71との間に挟まれ、ディスタンスカラー55は、ディスタンスカラー55にピボット軸22が挿通された状態において、左右に互いに離間する一側カラー部材62と他側カラー部材71との間で外側に露出している。
この構成によれば、ディスタンスカラー55は、ディスタンスカラー55に挿通されたピボット軸22によって支持されるとともに、一側カラー部材62と他側カラー部材71との間で外側に露出しており、例えばクランクケース23のような他の部材には支持されていない。このため、ディスタンスカラー55を簡単な構造で支持できるので、スイングアーム16の転用が容易である。
また、一側ピボット部51R及び他側ピボット部51Lは、左右のピボットフレーム33の間に挟まれ、一側カラー部材62、ディスタンスカラー55、及び他側カラー部材71は、左右のピボットフレーム33に締結されるピボット軸22の軸力によって、回転不能に固定される。
この構成によれば、一側カラー部材62と他側カラー部材71との間にディスタンスカラー55を挟むことで、ピボット軸22の軸力によって一側カラー部材62及び他側カラー部材71を回転不能に固定できる。このため、一側カラー部材62及び他側カラー部材71を介してスイングアーム16を揺動自在に支持できる。また、スイングアーム16が揺動する際にディスタンスカラー55は回転しないため、ディスタンスカラー55の近くに他の車体構成部品を配置し易い。
また、ディスタンスカラー55は、一側カラー部材62の軸端部62cに嵌合する一側嵌合部81と、他側カラー部材71の軸端部71cに嵌合する他側嵌合部82とを備える。
この構成によれば、一側嵌合部81及び他側嵌合部82を介してディスタンスカラー55を一側カラー部材62及び他側カラー部材71に仮組みできるため、スイングアーム16を容易に組み付けできる。
さらに、ディスタンスカラー55は、一側カラー部材62及び他側カラー部材71よりも外径が大径であり、一側嵌合部81は、一側カラー部材62の外周に嵌合し、他側嵌合部82は、他側カラー部材71の外周に嵌合する。
この構成によれば、ディスタンスカラー55を簡単な構造で一側カラー部材62及び他側カラー部材71に嵌合させることができる。
また、スイングアーム16が左右のピボットフレーム33の間に組み付けられる前の状態において、一側カラー部材62は、一側ピボット部51R内の突き当て部である内輪61bに対し軸方向に突き当てられて一側ピボット部51Rの車幅方向内側の端面51bから車幅方向内側に突出し、他側カラー部材71は、他側ピボット部51Lに嵌合するとともに、軸方向に移動可能であり、スイングアーム16が左右のピボットフレーム33の間に組み付けられた状態では、一側嵌合部81に対する一側カラー部材62の嵌合深さである一側嵌合深さL1よりも、他側ピボット部51Lの車幅方向内側の端面51dと他側嵌合部82の車幅方向外側の端との離間距離L2の方が大きい。
この構成によれば、一側ピボット部51Rの端面51bから車幅方向内側に突出した一側カラー部材62に一側嵌合部81を嵌合し、その後、他側カラー部材71を軸方向に移動して他側カラー部材71を他側嵌合部82に嵌合させることで、ディスタンスカラー55を一側カラー部材62と他側カラー部材71との間に容易に仮組みできる。また、一側嵌合深L1さよりも離間距離L2の方が大きいため、他側ピボット部51Lがディスタンスカラー55の仮組み作業の邪魔になり難く、一側カラー部材62に一側嵌合部81を容易に嵌合させることができる。
また、他側嵌合部82に対する他側カラー部材71の嵌合深さである他側嵌合深さL3は、一側嵌合深さL1よりも大きい。
この構成によれば、他側嵌合深さL3が一側嵌合深さL1よりも大きいため、仮組みの状態において、他側カラー部材71が軸方向にずれて一側嵌合部81が外れたとしても、他側嵌合部82の嵌合が維持され易く、ディスタンスカラー55が脱落することを抑制できる。このため、組み付け作業が容易である。
また、他側嵌合深さL3は、離間距離L2よりも大きい。
この構成によれば、他側カラー部材71が軸方向にずれても、他側カラー部材71と他側嵌合部82との嵌合が維持され易い。このため、ディスタンスカラー55の脱落を効果的に抑制できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、鞍乗り型車両10として自動二輪車を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
[上記実施の形態によりサポートされる構成]
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
(構成1)左右一対の車体フレームと、ピボット軸を介して前記車体フレームに揺動自在に支持されるスイングアームとを備え、前記スイングアームは、前記ピボット軸に支持される左右の一方側の一側ピボット部と、前記ピボット軸に支持される左右の他方側の他側ピボット部と、前記一側ピボット部と前記他側ピボット部との間に配置されるとともに前記ピボット軸が挿通される筒状のディスタンスカラーとを備え、前記一側ピボット部には、前記ピボット軸が挿通される筒状の一側カラー部材が設けられ、前記他側ピボット部には、前記ピボット軸が挿通される筒状の他側カラー部材が設けられ、前記ディスタンスカラーが前記一側カラー部材と前記他側カラー部材との間に挟まれる鞍乗り型車両において、前記ディスタンスカラーは、前記ディスタンスカラーに前記ピボット軸が挿通された状態において、左右に互いに離間する前記一側カラー部材と前記他側カラー部材との間で外側に露出していることを特徴とする鞍乗り型車両。
この構成によれば、ディスタンスカラーは、ディスタンスカラーに挿通されたピボット軸によって支持されるとともに、一側カラー部材と前記他側カラー部材との間で外側に露出しており、例えばクランクケースのような他の部材には支持されていない。このため、ディスタンスカラーを簡単な構造で支持できる。
(構成2)前記一側ピボット部及び前記他側ピボット部は、左右の前記車体フレームの間に挟まれ、前記一側カラー部材、前記ディスタンスカラー、及び前記他側カラー部材は、左右の前記車体フレームに締結される前記ピボット軸の軸力によって、回転不能に固定されることを特徴とする構成1記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、一側カラー部材と他側カラー部材との間にディスタンスカラーを挟むことで、ピボット軸の軸力によって一側カラー部材及び他側カラー部材を回転不能に固定できる。このため、一側カラー部材及び他側カラー部材を介してスイングアームを揺動自在に支持できる。また、スイングアームが揺動する際にディスタンスカラーは回転しないため、ディスタンスカラーの近くに他の車体構成部品を配置し易い。
(構成3)前記ディスタンスカラーは、前記一側カラー部材の軸端部に嵌合する一側嵌合部と、前記他側カラー部材の軸端部に嵌合する他側嵌合部とを備えることを特徴とする構成1または2記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、一側嵌合部及び他側嵌合部を介してディスタンスカラーを一側カラー部材及び他側カラー部材に仮組みできるため、スイングアームを容易に組み付けできる。
(構成4)前記ディスタンスカラーは、前記一側カラー部材及び前記他側カラー部材よりも外径が大径であり、前記一側嵌合部は、前記一側カラー部材の外周に嵌合し、前記他側嵌合部は、前記他側カラー部材の外周に嵌合することを特徴とする構成3記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、ディスタンスカラーを簡単な構造で一側カラー部材及び他側カラー部材に嵌合させることができる。
(構成5)前記スイングアームが左右の前記車体フレームの間に組み付けられる前の状態において、前記一側カラー部材は、前記一側ピボット部内の突き当て部に対し軸方向に突き当てられて前記一側ピボット部の車幅方向内側の端面から車幅方向内側に突出し、前記他側カラー部材は、前記他側ピボット部に嵌合するとともに、軸方向に移動可能であり、前記スイングアームが左右の前記車体フレームの間に組み付けられた状態では、前記一側嵌合部に対する前記一側カラー部材の嵌合深さである一側嵌合深さよりも、前記他側ピボット部の車幅方向内側の端面と前記他側嵌合部の車幅方向外側の端との離間距離の方が大きいことを特徴とする構成4記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、一側ピボット部の車幅方向内側の端面から車幅方向内側に突出した一側カラー部材に一側嵌合部を嵌合し、その後、他側カラー部材を軸方向に移動して他側カラー部材を他側嵌合部に嵌合させることで、ディスタンスカラーを一側カラー部材と他側カラー部材との間に容易に仮組みできる。また、一側嵌合深さよりも離間距離の方が大きいため、他側ピボット部がディスタンスカラーの仮組み作業の邪魔になり難く、一側カラー部材に一側嵌合部を容易に嵌合させることができる。
(構成6)前記他側嵌合部に対する前記他側カラー部材の嵌合深さである他側嵌合深さは、前記一側嵌合深さよりも大きいことを特徴とする構成5記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、他側嵌合深さが一側嵌合深さよりも大きいため、仮組みの状態において、他側ピボット部が軸方向にずれて一側嵌合部が外れたとしても、他側嵌合部の嵌合が維持され易く、ディスタンスカラーが脱落することを抑制できる。このため、組み付け作業が容易である。
(構成7)前記他側嵌合深さは、前記離間距離よりも大きいことを特徴とする構成6記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、他側カラー部材が軸方向にずれても、他側カラー部材と他側嵌合部との嵌合が維持され易い。このため、ディスタンスカラーの脱落を効果的に抑制できる。
10 鞍乗り型車両
16 スイングアーム
22 ピボット軸
33 ピボットフレーム(車体フレーム)
51b 端面(一側ピボット部の車幅方向内側の端面)
51d 端面(他側ピボット部の車幅方向内側の端面)
51L 他側ピボット部
51R 一側ピボット部
55 ディスタンスカラー
61b 内輪(突き当て部)
62 一側カラー部材
62c 軸端部(一側カラー部材の軸端部)
71 他側カラー部材
71c 軸端部(他側カラー部材の軸端部)
81 一側嵌合部
82 他側嵌合部
L1 一側嵌合深さ
L2 離間距離
L3 他側嵌合深さ

Claims (4)

  1. 左右一対の車体フレーム(33)と、ピボット軸(22)を介して前記車体フレーム(33)に揺動自在に支持されるスイングアーム(16)とを備え、前記スイングアーム(16)は、前記ピボット軸(22)に支持される左右の一方側の一側ピボット部(51R)と、前記ピボット軸(22)に支持される左右の他方側の他側ピボット部(51L)と、前記一側ピボット部(51R)と前記他側ピボット部(51L)との間に配置されるとともに前記ピボット軸(22)が挿通される筒状のディスタンスカラー(55)とを備え、前記一側ピボット部(51R)には、前記ピボット軸(22)が挿通される筒状の一側カラー部材(62)が設けられ、前記他側ピボット部(51L)には、前記ピボット軸(22)が挿通される筒状の他側カラー部材(71)が設けられ、前記ディスタンスカラー(55)が前記一側カラー部材(62)と前記他側カラー部材(71)との間に挟まれる鞍乗り型車両において、
    前記ディスタンスカラー(55)は、前記一側カラー部材(62)及び前記他側カラー部材(71)よりも外径が大径であり、前記一側カラー部材(62)の軸端部(62c)の外周に嵌合する一側嵌合部(81)と、前記他側カラー部材(71)の軸端部(71c)の外周に嵌合する他側嵌合部(82)とを備え、
    前記一側嵌合部(81)に対する前記一側カラー部材(62)の嵌合深さである一側嵌合深さ(L1)よりも、前記他側ピボット部(51L)の車幅方向内側の端面(51d)と前記他側嵌合部(82)の車幅方向外側の端との離間距離(L2)の方が大きいことを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記一側ピボット部(51R)及び前記他側ピボット部(51L)は、左右の前記車体フレーム(33)の間に挟まれ、
    前記一側カラー部材(62)、前記ディスタンスカラー(55)、及び前記他側カラー部材(71)は、左右の前記車体フレーム(33)に締結される前記ピボット軸(22)の軸力によって、回転不能に固定されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記他側嵌合部(82)に対する前記他側カラー部材(71)の嵌合深さである他側嵌合深さ(L3)は、前記一側嵌合深さ(L1)よりも大きいことを特徴とする請求項記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記他側嵌合深さ(L3)は、前記離間距離(L2)よりも大きいことを特徴とする請求項記載の鞍乗り型車両。
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