JP7258263B2 - 端末、基地局、制御回路、記憶媒体および通信方法 - Google Patents

端末、基地局、制御回路、記憶媒体および通信方法 Download PDF

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Description

本開示は、ヘリコプターに搭載される端末、基地局、制御回路、記憶媒体および通信方法に関する。
広域に移動するヘリコプターと地上局との間で無線通信を行うため、ヘリコプターに搭載される通信装置と地上局とが、通信衛星を介して通信を行うヘリコプター搭載衛星通信システムが実用化されている。ヘリコプター搭載衛星通信システムでは、ヘリコプターに搭載される通信装置と通信衛星との空中線上にヘリコプターの回転翼が存在するため、回転翼によって信号が間欠的に遮断される。また、従来のヘリコプター搭載衛星通信システムは、各ユーザを周波数分割し、各ユーザが特定の周波数を時間的に占有して通信を行っている。しかしながら、通信需要の増加に伴い、ヘリコプター搭載衛星通信システムにおいて、周波数利用効率のよい時間分割多重方式の適用が望まれる。更に、ヘリコプター搭載衛星通信システムは、他システムとの相互接続性を向上させるため、独自の通信方式でなく標準化に準拠した汎用の通信機器を採用できることが望ましい。
このような問題に対して、特許文献1には、回転翼の合間を縫って送受信できるように送信信号を複製して遅延させ、2波の送信信号を送信することによって回転翼の遮断に対して確達性を向上させる技術が開示されている。
特開2020-10214号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、回転翼の遮断率が高い状況下においては、2波の送信信号のいずれも回転翼によって遮断される可能性がある、という問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、時間分割多重方式による無線通信において、回転翼による遮断が生じる状況下での信号の確達性を向上可能な端末を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示は、回転翼を有する機器に搭載される端末と基地局とが中継局を介してデータを送受信する通信システムにおける端末である。端末は、中継局と端末との間の空中線を回転翼が遮断するタイミングを測定することで、回転翼状態を監視する回転翼状態監視部と、回転翼状態を基地局へ送信し、基地局から割り当てられた無線リソースでデータを送信する送受信部と、を備えることを特徴とする。
本開示に係る端末は、時間分割多重方式による無線通信において、回転翼による遮断が生じる状況下での信号の確達性を向上させることができる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る通信システムの構成例を示す図 実施の形態1に係る端末の構成例を示すブロック図 実施の形態1に係る基地局の構成例を示すブロック図 実施の形態1に係る端末および基地局のフォワードリンクのときの動作を示す図 実施の形態1に係る端末のフォワードリンクのときの動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る基地局のフォワードリンクのときの動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る端末および基地局のリターンリンクのときの動作を示す図 実施の形態1に係る端末のリターンリンクのときの動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る基地局のリターンリンクのときの動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る端末が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで実現する場合の処理回路の構成例を示す図 実施の形態1に係る端末が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の処理回路の例を示す図 実施の形態2に係る端末の構成例を示すブロック図 実施の形態2に係る基地局の構成例を示すブロック図 実施の形態2に係る端末および基地局の動作を示す図 実施の形態2に係る端末において回転翼状態の情報をスロット番号に紐付けた例を示す図 実施の形態2に係る端末の動作を示すフローチャート 実施の形態2に係る基地局の動作を示すフローチャート 実施の形態2に係る基地局の動作の他の例を示すフローチャート 実施の形態2に係る通信システムの構成例を示す図
以下に、本開示の実施の形態に係る端末、基地局、制御回路、記憶媒体および通信方法を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る通信システム50の構成例を示す図である。通信システム50は、端末10と、中継局20と、基地局30と、を備える。通信システム50において、端末10および基地局30は、中継局20を介して無線接続され、データなどを送受信する。端末10は、回転翼を有する機器、具体的には、図示しないヘリコプターに搭載される通信装置である。中継局20は、端末10および基地局30による無線通信を中継する通信装置である。中継局20は、通信衛星でもよいし、高度に滞空する移動体であってもよい。以降では、中継局20が通信衛星の場合を例にして説明する。基地局30は、地上に設置された通信装置である。基地局30は、地上に固定された通信装置でもよいし、移動可能な通信装置であってもよい。通信システム50は、端末10および基地局30が、中継局20を介して無線通信を行うヘリコプター搭載衛星通信システムである。
以降の説明では、通信システム50において、基地局30から中継局20を介して端末10へ通信することをフォワードリンクと称し、端末10から中継局20を介して基地局30へ通信することをリターンリンクと称する。
つぎに、端末10および基地局30の構成および動作について説明する。図2は、実施の形態1に係る端末10の構成例を示すブロック図である。端末10は、回転翼状態監視部11と、送受信部12と、データ処理部13と、を備える。回転翼状態監視部11は、中継局20と端末10との間の空中線をヘリコプターの回転翼が遮断するタイミングを測定することで、回転翼状態を監視する。送受信部12は、回転翼状態、無線リソースを要求する際のリソース要求、基地局30から割り当てられた無線リソースでデータなどを基地局30へ送信する。また、送受信部12は、データ、リソース要求に対して無線リソースが割り当てられたリソース通知などを基地局30から受信する。データ処理部13は、基地局30へ送信すべきデータの管理、基地局30へ送信するデータの符号化および変調、基地局30から受信したデータの復調および復号などを行う。
図3は、実施の形態1に係る基地局30の構成例を示すブロック図である。基地局30は、伝送制御部31と、送受信部32と、データ処理部33と、を備える。伝送制御部31は、端末10からリソース要求があった場合、回転翼状態などを用いて、端末10に割り当てる無線リソースを決定する。送受信部32は、データ、リソース要求に対して無線リソースが割り当てられたリソース通知などを基地局30へ送信する。また、送受信部32は、回転翼状態、無線リソースを要求する際のリソース要求、データなどを端末10から受信する。データ処理部33は、端末10へ送信すべきデータの管理、端末10へ送信するデータの符号化および変調、端末10から受信したデータの復調および復号などを行う。
まず、端末10および基地局30のフォワードリンクのときの動作について説明する。図4は、実施の形態1に係る端末10および基地局30のフォワードリンクのときの動作を示す図である。はじめに、端末10において、回転翼状態監視部11は、回転翼状態を監視する。具体的には、回転翼状態監視部11は、回転翼状態の監視として、中継局20と端末10との間の空中線を回転翼が遮断するタイミングを測定する。遮断するタイミングとは、具体的には、遮断周期、遮断時間または遮断率、遮断時間の時間的安定度などである。時間的安定度とは、例えば、分散である。回転翼状態監視部11は、ヘリコプターの姿勢、位置情報、回転翼の検出情報、通信衛星である中継局20の位置などを用い、既存の技術の組み合わせによって、遮断するタイミングを測定することができる。中継局20と端末10との間の空中線を回転翼が遮断するタイミング、すなわち回転翼状態には、前述の遮断周期、遮断時間または遮断率、遮断時間の時間的安定度のうち少なくとも1つが含まれるものとする。
端末10の送受信部12は、回転翼状態監視部11で測定された中継局20と端末10との間の空中線を回転翼が遮断するタイミングを回転翼状態として、中継局20を介して基地局30へ送信する。端末10と基地局30との間の通信は、前述のように中継局20を介して行われることになるが、記載を簡潔にするため、以降の説明では、「中継局20を介して」の部分は省略する。送受信部12は、基地局30への回転翼状態の送信に際して、基地局30の伝送制御部31から端末10に対して個別のリターンリンクの無線リソース、例えば、送信可能時間、周波数などが割り当てられている場合、割り当て済の無線リソースの送信可能時間のうち、回転翼に遮断されない時間で回転翼状態を送信する。送受信部12は、基地局30の伝送制御部31から端末10に対して個別のリターンリンクの無線リソースが割り当てられていない場合、伝送制御部31が予め決定した衝突型のランダムアクセスなどに割り当てている無線リソースを用いて、回転翼状態を送信してもよい。
基地局30において、送受信部32は、端末10から回転翼状態を受信する。伝送制御部31は、データ処理部33が管理しているフォワードリンクで端末10へ送信すべきデータのデータ量、回転翼状態、所望の通信品質を満たす無線通信速度、要求されるデータの誤り率などから、フォワードリンクで送信すべきデータを複製して送受信部32が連送する回数、すなわち連送回数を決定する。所望の通信品質とは、例えば、誤り率である。要求されるデータの誤り率とは、例えば、パケット誤り率である。伝送制御部31は、例えば、送受信部32が時間的に隙間なく連送することができる場合、回転翼による遮断時間<無線フレーム長×連送回数となるように連送回数を決定する。言い換えると、伝送制御部31は、例えば、送受信部32が時間的に隙間なく連送することができる場合、回転翼による遮断時間が、無線フレーム長に連送回数を乗じた値より小さくなるように連送回数を決定する。無線フレーム長は、データを送信する際に用いられる無線フレームの長さである。これにより、端末10は、回転翼によって遮断していない時間において、少なくとも1つの無線フレーム、すなわち少なくとも1つのデータを受信することができる。
また、送受信部32がブラックボックスでIP(Internet Protocol)パケットレベルでの連送しか許容されない場合、送受信部32が時間的に隙間なくデータを連送することができないことも想定される。この場合、伝送制御部31は、1-回転翼による遮断率連送回数>所望の誤り率となるように連送回数を決定する。言い換えると、伝送制御部31は、1から、回転翼による遮断率を底とし連送回数を指数とする累乗で表される値を減じた値が、所望の誤り率より大きくなるように連送回数を決定する。送受信部32は、1-回転翼による遮断率連送回数>所望の誤り率を満たす連送回数分、IPパケットを複製して送信する。これにより、端末10は、所望の誤り率以上の確率で無線フレーム、すなわちデータを受信することができる。なお、伝送制御部31は、端末10が搭載されるヘリコプターの姿勢によって回転翼状態が変動する可能性があることから、連送回数を決定する際、連送回数に、回転翼状態の安定度、例えば、遮断周期、遮断率などの分散に基づいて補正係数を乗算して補正してもよい。伝送制御部31は、例えば、分散が大きい場合は連送回数が多くなるように補正することで、基地局30から端末10へのデータの確達性を向上させることができる。送受信部32は、伝送制御部31で決定された連送回数だけ、端末10に対してデータを複製して連送する。
端末10において、送受信部12は、基地局30からデータを受信する。データ処理部13は、送受信部12で受信されたデータを復調および復号するとともに、送受信部12を介して基地局30に対して受信応答を送信する。
基地局30の送受信部32は、データの連送中に端末10から受信応答を受信した場合、これ以上のデータの連送は不要であることから、データの連送を停止してもよい。また、端末10の送受信部12は、基地局30から連送されるデータのうち複数個を重複して受信する可能性があることから、受信したデータの重複をチェックし、受信済みのデータと重複するデータについては破棄してもよい。
なお、端末10、中継局20、および基地局30が携帯電話の標準規格、例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)に準拠している場合、基地局30は、3GPPで規定されているDL_REPETITION_NUMBERを上記で決定した連送回数に設定することで、データの連送が可能である。また、端末10、中継局20、および基地局30がDVB(Digital Video Broadcasting)-S2(Satellite Second Generation)またはDVB-S2X(Satellite Second Generation Extensions)に準拠している場合、上述した無線フレームはPLFRAMEであり、基地局30は、PLFRAMEを複製して連送してもよい。すなわち、基地局30の送受信部32は、DVB-S2またはDVB-S2Xに規定されているPLFRAMEを連送回数分、複製して連送する。
図5は、実施の形態1に係る端末10のフォワードリンクのときの動作を示すフローチャートである。端末10において、回転翼状態監視部11は、回転翼状態を監視する(ステップS101)。送受信部12は、回転翼状態を基地局30へ送信する(ステップS102)。送受信部12は、基地局30からデータを受信する(ステップS103)。データ処理部13は、送受信部12を介して基地局30に対して受信応答を送信する(ステップS104)。
図6は、実施の形態1に係る基地局30のフォワードリンクのときの動作を示すフローチャートである。基地局30において、送受信部32は、端末10から回転翼状態を受信する(ステップS301)。伝送制御部31は、端末10にデータを送信する際の連送回数を決定する(ステップS302)。送受信部32は、伝送制御部31で決定された連送回数で、端末10へデータを送信する(ステップS303)。送受信部32は、端末10から受信応答を受信する(ステップS304)。このとき、送受信部32は、データを連送中の場合はデータの連送を停止する(ステップS305)。
つぎに、端末10および基地局30のリターンリンクのときの動作について説明する。図7は、実施の形態1に係る端末10および基地局30のリターンリンクのときの動作を示す図である。フォワードリンクで通信を行う場合と同様、端末10において、回転翼状態監視部11は、回転翼状態を監視する。また、データ処理部13は、端末10が送信すべきデータのデータ速度を監視する。そして、送受信部12は、基地局30に対して、回転翼状態とともに、データ速度を満たすために必要な無線リソースを要求するリソース要求を送信する。リソース要求で要求する無線リソースとは、端末10がリターンリンクでデータを送信する際の無線リソースであって、例えば、時間、周波数または伝送速度またはデータのバッファ滞留量などである。ここで、リソース要求で要求される伝送速度を、例えば、データ速度を(1-遮断率)で除算した値にすることで、端末10は、遮断率が高い場合により多くの伝送速度を要求し、非遮断区間で所望のデータを伝送することができる。データ速度を(1-遮断率)で除算した値は、データ速度を、1から遮断率を減じた値で除算した値とも言う。なお、リソース要求で要求される情報が伝送速度ではない場合、端末10は、リソース要求で要求される情報として、伝送速度と等価となる時間、周波数などの情報に変換した値で要求してもよいし、伝送速度を単位時間内で送信可能なデータ量であるデータ滞留量に変換した値で要求してもよい。端末10の送受信部12は、フォワードリンクのときの基地局30と同様、回転翼による遮断率が、端末10が搭載されるヘリコプターの姿勢によって変動する場合、回転翼状態の安定度に基づいて、伝送速度に補正係数を乗算してもよい。
基地局30において、送受信部32は、端末10から回転翼状態およびリソース要求を受信する。伝送制御部31は、回転翼状態およびリソース要求に基づいて、リターンリンクで端末10が送信可能な時間を決定し、端末10がデータを送信するための無線リソースを割り当てる。送受信部32は、伝送制御部31で割り当てられた無線リソースをリソース通知として端末10へ送信する。なお、送受信部32は、リソース通知自体が回転翼で遮断されることを防ぐため、回転翼状態に基づいてリソース通知の連送回数を決定し、リソース通知を連送してもよい。
端末10において、送受信部12は、基地局30からリソース通知を受信すると、リソース通知に対する受信応答を基地局30へ返送する。また、送受信部12は、データ処理部13から送信すべきデータを引き出す。送受信部12は、基地局30からリソース通知で無線リソースとして、リターンリンクで端末10が送信可能な時間、周波数などが割り当てられた場合、送信可能な時間、周波数のうち回転翼で遮断されない時間でデータを基地局30へ送信する。
図8は、実施の形態1に係る端末10のリターンリンクのときの動作を示すフローチャートである。端末10において、回転翼状態監視部11は、回転翼状態を監視する(ステップS111)。送受信部12は、回転翼状態、および必要な無線リソースを要求するリソース要求を基地局30へ送信する(ステップS112)。送受信部12は、基地局30からリソース通知を受信すると(ステップS113)、基地局30に対して受信応答を送信する(ステップS114)。送受信部12は、データ処理部13から送信すべきデータを引き出し、リソース通知に基づいて、データを送信する(ステップS115)。
図9は、実施の形態1に係る基地局30のリターンリンクのときの動作を示すフローチャートである。基地局30において、送受信部32は、端末10から回転翼状態およびリソース要求を受信する(ステップS311)。送受信部32は、回転翼状態およびリソース要求に基づいて、端末10に無線リソースを割り当て(ステップS312)、リソース通知を端末10へ送信する(ステップS313)。送受信部32は、端末10から受信応答を受信し(ステップS314)、その後、端末10からデータを受信する(ステップS315)。
つづいて、端末10のハードウェア構成について説明する。端末10において、送受信部12は、通信機である。回転翼状態監視部11およびデータ処理部13は、処理回路により実現される。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。処理回路は制御回路とも呼ばれる。
図10は、実施の形態1に係る端末10が備える処理回路をプロセッサ91およびメモリ92で実現する場合の処理回路90の構成例を示す図である。図10に示す処理回路90は制御回路であり、プロセッサ91およびメモリ92を備える。処理回路90がプロセッサ91およびメモリ92で構成される場合、処理回路90の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路90では、メモリ92に記憶されたプログラムをプロセッサ91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、処理回路90は、端末10の処理が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を備える。このプログラムは、処理回路90により実現される各機能を端末10に実行させるためのプログラムであるともいえる。このプログラムは、プログラムが記憶された記憶媒体により提供されてもよいし、通信媒体など他の手段により提供されてもよい。
上記プログラムは、回転翼状態監視部11が、中継局20と端末10との間の空中線を回転翼が遮断するタイミングを測定することで、回転翼状態を監視する第1のステップと、送受信部12が、回転翼状態を基地局30へ送信し、基地局30から割り当てられた無線リソースでデータを送信する第2のステップと、を端末10に実行させるプログラムであるとも言える。
ここで、プロセッサ91は、例えば、CPU、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などである。また、メモリ92は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図11は、実施の形態1に係る端末10が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の処理回路93の例を示す図である。図11に示す処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。処理回路については、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
基地局30のハードウェア構成も、端末10のハードウェア構成と同様である。基地局30において、送受信部32は、通信機である。伝送制御部31およびデータ処理部33は、処理回路により実現される。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、端末10は、回転翼状態を監視し、回転翼状態を基地局30へ送信する。フォワードリンクによる通信の場合、基地局30は、回転翼状態からデータの連送回数を決定してデータを連送する。リターンリンクによる通信の場合、基地局30は、回転翼状態に基づいて端末10がデータを送信可能な無線リソースを割り当て、端末10は、割り当てられた無線リソースの中から回転翼で遮断されないタイミングでデータを送信する。これにより、端末10および基地局30は、時間分割多重方式による無線通信において、回転翼による遮断が生じる状況下での信号、例えば、データ、リソース通知などの確達性を向上させることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、回転翼で電波が遮断されることを考慮して基地局30が端末10に無線リソースを割り当てることによって、フォワードリンクでは基地局30がデータを連送し、リターンリンクでは端末10が非遮断区間のみでデータを送信していた。しかしながら、実施の形態1では、無線リソースを冗長的に割り当てるため、周波数利用効率が低いという問題があった。そのため、実施の形態2では、冗長的な無線リソースを割り当てることなく回転翼の遮断を回避した通信を実現する方法について説明する。
図12は、実施の形態2に係る端末10aの構成例を示すブロック図である。端末10aは、回転翼状態監視部11と、送受信部12と、データ処理部13と、同期部14と、を備える。端末10aは、図2に示す実施の形態1の端末10に、同期部14を追加したものである。図13は、実施の形態2に係る基地局30aの構成例を示すブロック図である。基地局30aは、伝送制御部31と、送受信部32と、データ処理部33と、同期部34と、を備える。基地局30aは、図3に示す実施の形態1の基地局30に、同期部34を追加したものである。端末10aの同期部14、および基地局30aの同期部34は、端末10aおよび基地局30aのジオメトリに起因した遅延差を補正することで送受信タイミングが一意に定まる時刻を管理する。すなわち、端末10aの同期部14、および基地局30aの同期部34は、端末10aと基地局30aとの間のデータなどの送信または受信にかかる遅延差を補正する。端末10aの同期部14、および基地局30aの同期部34の間で同期が取れている状態は、例えば、3GPPにおけるTiming alignmentが確立している状態である。
図14は、実施の形態2に係る端末10aおよび基地局30aの動作を示す図である。端末10aの同期部14および基地局30aの同期部34は、予め決められたスロット番号で時刻を管理しており、ジオメトリに起因した遅延差Δdを把握した状態とする。図14の例では、遅延差Δdは2.5スロット分に相当する。端末10aがスロットS01で送信したデータなどを基地局30aが遅延差Δd後に受信した時刻が、基地局30aにおけるスロットS01となる。なお、基地局30aから端末10aへデータなどを送信する場合の遅延差Δdも、同様に2.5スロットになる。そのため、端末10aがスロットS11でデータなどを受信するためには、基地局30aはスロットS06でデータなどを送信すればよい。
はじめに、端末10aにおいて、回転翼状態監視部11は、回転翼状態を監視する。送受信部12は、回転翼状態を基地局30aへ送信する。ここで、回転翼状態は、実施の形態1と同様、遮断周期、遮断時間または遮断率、遮断時間の時間的安定度などであるが、遮断周期、遮断時間についてはスロット番号に紐付ける。図15は、実施の形態2に係る端末10aにおいて回転翼状態の情報をスロット番号に紐付けた例を示す図である。例えば、通信開始時間、通信可能期間、および遮断周期というフォーマットを定義し、通信開始時間はスロットS01、通信可能期間は2スロット、遮断周期は5スロットというように紐付ける。なお、図15では図示していないが、遮断時間は遮断周期-通信可能期間=3スロットとなる。実施の形態2において、端末10aから基地局30aへ送信される回転翼状態には、通信開始時間、通信可能期間、および遮断周期のうち少なくとも1つが含まれることとする。また、本実施の形態を3GPPの規格で実現する場合、通信開始時間を3GPPにおけるdrxStartOffset、通信可能期間を3GPPにおけるonDurationTimer、遮断周期を3GPPにおけるDRXcycleへ適合するようにしてもよい。
送受信部12は、基地局30aへの回転翼状態の送信に際して、基地局30aの伝送制御部31から端末10aに対して個別のリターンリンクの無線リソース、例えば、送信可能時間、周波数などが割り当てられている場合、割り当て済の無線リソースのうち回転翼に遮断されない時間で回転翼状態を送信する。送受信部12は、基地局30aの伝送制御部31から端末10aに対して個別のリターンリンクの無線リソースが割り当てられていない場合、伝送制御部31が予め決定した衝突型のランダムアクセスなどに割り当てている無線リソースを用いて、回転翼状態を送信してもよい。
基地局30aにおいて、送受信部32は、端末10aから回転翼状態を受信する。伝送制御部31は、データ処理部33が管理しているフォワードリンクで端末10aへ送信すべきデータのデータ量、回転翼状態などから、端末10aがデータなどを受信可能な期間、すなわち回転翼で通信が遮断されない通信可能期間を推定する。送受信部32は、伝送制御部31で推定された通信可能期間で端末10aがフォワードリンクのデータを受信できるように、端末10aへフォワードリンクのデータを送信する。また、送受信部32がリターンリンクのリソース要求を端末10aから受信している場合、伝送制御部31は、通信可能期間で端末10aがデータを送信するためのリソース割当を決定する。送受信部32は、伝送制御部31で割り当てられた無線リソースを通知するためのリソース通知を、通信可能期間で端末10aが受信できるように送信する。
端末10aにおいて、送受信部12は、基地局30aからデータおよびリソース通知を受信する。データ処理部13は、受信したデータに対して送受信部12を介して基地局30aへ受信応答を送信する。また、送受信部12は、リターンリンクで送信すべきデータがある、且つ端末10aからリソース通知を受信している場合、リソース通知で割り当てられた無線リソースで基地局30aへデータを送信する。
なお、本実施の形態では、端末10aおよび基地局30aがともに同期した時刻で回転翼の状態を把握できていることから、一般的な間欠送受信と同様の扱いができる。よって、端末10aは、間欠送受信の対象区間以外、すなわち通信可能期間以外では送受信機能を停止することも可能である。例えば、端末10aは、待ち受け状態をActive、Idle、Dormantなどのように状態管理している場合、通信可能期間以外はIdleモードに遷移してもよい。
図16は、実施の形態2に係る端末10aの動作を示すフローチャートである。端末10aにおいて、回転翼状態監視部11は、回転翼状態を監視する(ステップS121)。送受信部12は、回転翼状態を基地局30aへ送信する(ステップS122)。送受信部12は、基地局30aからデータおよびリソース通知を受信する(ステップS123)。データ処理部13は、送受信部12を介して基地局30aに対して、データに対する受信応答を送信し、リソース通知で割り当てられた無線リソースを用いてデータを送信する(ステップS124)。
図17は、実施の形態2に係る基地局30aの動作を示すフローチャートである。基地局30aにおいて、送受信部32は、端末10aから回転翼状態を受信する(ステップS321)。伝送制御部31は、端末10aの受信可能期間を推定する(ステップS322)。送受信部32は、端末10aが受信可能期間でデータを受信できるようにデータを送信し、リターンリンクのリソース要求を端末10aから受信している場合はリソース通知を送信する(ステップS323)。送受信部32は、端末10aから、送信したデータに対する受信応答、およびデータを受信する(ステップS324)。
なお、基地局30aは、本実施の形態で説明した間欠送受信の方法と、実施の形態1で説明した連送の方法とを組み合わせて制御してもよい。図18は、実施の形態2に係る基地局30aの動作の他の例を示すフローチャートである。基地局30aにおいて、送受信部32は、端末10aから回転翼状態を受信する(ステップS331)。伝送制御部31は、回転翼状態が安定しているか否かを判定する(ステップS332)。伝送制御部31は、回転翼状態の安定度について、例えば、遮断率、遮断周期などの分散と予め決められた閾値とを比較することによって判定する。回転翼状態が安定している場合(ステップS332:Yes)、同期部34は、基地局30aと端末10aとの同期状態を判定する(ステップS333)。基地局30aと端末10aとが同期状態の場合(ステップS333:Yes)、送受信部32は、実施の形態2で説明した間欠通信制御が可能と判断し、間欠通信モードを適用する(ステップS334)。回転翼状態が安定していない場合(ステップS332:No)、または基地局30aと端末10aとが同期状態にない場合(ステップS333:No)、送受信部32は、実施の形態1で説明した連送制御が可能と判断し、連送モードを適用する(ステップS335)。このように、送受信部32は、回転翼状態が安定し、且つ端末10aとの同期が確立している場合、通信可能期間で端末10aがデータを受信できるように、端末10aへデータを送信し、その他の場合は端末10aへデータを連送する。
また、端末10aは、図19に示すように、通信可能な中継局20および基地局30aが複数存在する場合、回転翼状態の監視を複数の中継局20に対して行い、各基地局30aに対して個別の回転翼状態を送信してもよい。図19は、実施の形態2に係る通信システム50aの構成例を示す図である。通信システム50aは、端末10aと、2つの中継局20と、2つの基地局30aと、を備える。異なる中継局20を介して異なる基地局30aと通信が可能な場合、端末10aにおいて、回転翼状態監視部11は、基地局30aごとに回転翼状態を監視する。送受信部12は、最も回転翼状態が安定し、且つ同期状態にある基地局30aを通信対象とする。これにより、端末10aは、周波数利用効率および通信の確達性を向上させることができる。なお、図19では、中継局20および基地局30aが2つであるが、一例であり、中継局20および基地局30aが3つ以上であってもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、端末10aは同期部14を備え、基地局30aは同期部34を備える。端末10aおよび基地局30aが時刻同期した状態において、端末10aは、スリット番号に紐付けて回転翼状態を基地局30aへ送信する。基地局30aは、間欠通信と同様の考え方で、回転翼の非遮断区間のみで通信を行う。また、基地局30aは、回転翼状態の安定度、同期状態などに基づいて、間欠通信モードと連送モードとを切り替え制御できることとした。これにより、端末10aおよび基地局30aは、回転翼による遮断が生じる状況下においても無線リソースの冗長的な割り当てを抑止しつつ、信号、例えば、データ、リソース通知などの確達性を向上させることができる。実施の形態2では、端末10aおよび基地局30aは、実施の形態1の端末10および基地局30と比較して、周波数利用効率を向上させることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10,10a 端末、11 回転翼状態監視部、12,32 送受信部、13,33 データ処理部、14,34 同期部、20 中継局、30,30a 基地局、31 伝送制御部、50,50a 通信システム。

Claims (35)

  1. 回転翼を有する機器に搭載される端末と基地局とが中継局を介してデータを送受信する通信システムにおける前記端末であって、
    前記中継局と前記端末との間の空中線を前記回転翼が遮断するタイミングを測定することで、回転翼状態を監視する回転翼状態監視部と、
    前記回転翼状態を前記基地局へ送信し、前記基地局から割り当てられた無線リソースで前記データを送信する送受信部と、
    を備えることを特徴とする端末。
  2. 前記送受信部は、受信した前記データの重複をチェックし、受信済みの前記データと重複する前記データを破棄する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末。
  3. 前記送受信部は、前記基地局から、前記無線リソースとして、リターンリンクで前記端末が送信可能な時間が割り当てられた場合、送信可能な時間のうち前記回転翼で遮断されない時間で前記データを前記基地局へ送信する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の端末。
  4. 前記送受信部は、リターンリンクで前記データを送信する際の無線リソースを要求するリソース要求を前記基地局へ送信し、
    前記リソース要求で要求される伝送速度は、データ速度を、1から遮断率を減じた値で除算した値である、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の端末。
  5. 前記送受信部は、リターンリンクで前記データを送信する際の無線リソースを要求するリソース要求を前記基地局へ送信し、
    前記リソース要求で要求される情報は、伝送速度と等価となる時間、または周波数の情報に変換した値である、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の端末。
  6. 前記送受信部は、リターンリンクで前記データを送信する際の無線リソースを要求するリソース要求を前記基地局へ送信し、
    前記リソース要求で要求される情報は、伝送速度を単位時間内で送信可能なデータ滞留量に変換した値である、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の端末。
  7. 前記送受信部は、前記回転翼による遮断率が前記機器の姿勢によって変動する場合、前記回転翼状態の安定度に基づいて、前記伝送速度に補正係数を乗算する、
    ことを特徴とする請求項4から6のいずれか1つに記載の端末。
  8. 前記回転翼状態には、遮断率、遮断周期、および遮断時間の時間的安定度のうち少なくとも1つが含まれる、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の端末。
  9. 前記基地局との前記データの送信または受信にかかる遅延差を補正する同期部、
    を備え、
    前記同期部において前記基地局と同期が取れている状態は、3rd Generation Partnership ProjectにおけるTiming alignmentが確立している状態である、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の端末。
  10. 前記回転翼状態には、通信開始時間、通信可能期間、および遮断周期のうち少なくとも1つが含まれる、
    ことを特徴とする請求項9に記載の端末。
  11. 前記通信開始時間は前記3rd Generation Partnership ProjectにおけるdrxStartOffsetであり、前記通信可能期間は前記3rd Generation Partnership ProjectにおけるonDurationTimerであり、前記遮断周期は前記3rd Generation Partnership ProjectにおけるDRXcycleである、
    ことを特徴とする請求項10に記載の端末。
  12. 異なる前記中継局を介して異なる前記基地局と通信が可能であり、
    前記回転翼状態監視部は、前記基地局ごとに前記回転翼状態を監視し、
    前記送受信部は、前記回転翼状態が安定し、且つ同期状態にある前記基地局を通信対象とする、
    ことを特徴とする請求項9から11のいずれか1つに記載の端末。
  13. 回転翼を有する機器に搭載される端末と基地局とが中継局を介してデータを送受信する通信システムにおける前記基地局であって、
    前記中継局と前記端末との間の空中線を前記回転翼が遮断するタイミングが前記端末で測定された結果である回転翼状態を前記端末から受信する送受信部と、
    前記回転翼状態を用いて、前記端末に割り当てる無線リソースを決定する伝送制御部と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  14. 前記伝送制御部は、フォワードリンクで送信するデータを複製および連送する連送回数を決定し、
    前記送受信部は、前記連送回数だけ前記端末に対して前記データを連送する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の基地局。
  15. 前記伝送制御部は、前記回転翼による遮断時間が、前記データを送信する際の無線フレーム長に前記連送回数を乗じた値より小さくなるように前記連送回数を決定する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の基地局。
  16. 前記伝送制御部は、1から、前記回転翼による遮断率を底とし前記連送回数を指数とする累乗で表される値を減じた値が、所望の誤り率より大きくなるように前記連送回数を決定する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の基地局。
  17. 前記伝送制御部は、前記連送回数に、前記回転翼状態の安定度に基づいて補正係数を乗算して補正する、
    ことを特徴とする請求項14から16のいずれか1つに記載の基地局。
  18. 前記送受信部は、前記連送回数分、Internet Protocolパケットを複製して送信する、
    ことを特徴とする請求項14から17のいずれか1つに記載の基地局。
  19. 前記送受信部は、前記データの連送中に前記端末から前記データの受信応答を受信した場合、前記データの連送を停止する、
    ことを特徴とする請求項14から18のいずれか1つに記載の基地局。
  20. 3rd Generation Partnership Projectで規定されているDL_REPETITION_NUMBERを前記連送回数に設定する、
    ことを特徴とする請求項14から19のいずれか1つに記載の基地局。
  21. 前記送受信部は、Digital Video Broadcasting-Satellite Second GenerationまたはDigital Video Broadcasting-Digital Video Broadcasting Extensionsに規定されているPLFRAMEを前記連送回数分、複製して連送する、
    ことを特徴とする請求項14から19のいずれか1つに記載の基地局。
  22. 前記伝送制御部は、前記無線リソースとして、リターンリンクで前記端末が送信可能な時間を決定し、
    前記送受信部は、前記無線リソースをリソース通知として前記端末へ送信する、
    ことを特徴とする請求項13から20のいずれか1つに記載の基地局。
  23. 前記回転翼状態には、遮断率、遮断周期、および遮断時間の時間的安定度のうち少なくとも1つが含まれる、
    ことを特徴とする請求項13から22のいずれか1つに記載の基地局。
  24. 前記端末との前記データの送信または受信にかかる遅延差を補正する同期部、
    を備え、
    前記伝送制御部は、前記回転翼状態を用いて、前記回転翼で通信が遮断されない通信可能期間を推定し、
    前記送受信部は、前記通信可能期間で前記端末が前記データを受信できるように、前記端末へ前記データを送信する、
    ことを特徴とする請求項13から23のいずれか1つに記載の基地局。
  25. 前記同期部において前記端末と同期が取れている状態は、3rd Generation Partnership ProjectにおけるTiming alignmentが確立している状態である、
    ことを特徴とする請求項24に記載の基地局。
  26. 前記回転翼状態には、通信開始時間、通信可能期間、および遮断周期のうち少なくとも1つが含まれる、
    ことを特徴とする請求項24または25に記載の基地局。
  27. 前記通信開始時間は3rd Generation Partnership ProjectにおけるdrxStartOffsetであり、前記通信可能期間は前記3rd Generation Partnership ProjectにおけるonDurationTimerであり、前記遮断周期は前記3rd Generation Partnership ProjectにおけるDRXcycleである、
    ことを特徴とする請求項26に記載の基地局。
  28. 前記伝送制御部は、前記通信可能期間で前記端末が前記データを送信するためのリソース割当を決定し、
    前記送受信部は、前記リソース割当を通知するためのリソース通知を、前記通信可能期間で前記端末が受信できるように送信する、
    ことを特徴とする請求項26または27に記載の基地局。
  29. 前記送受信部は、前記回転翼状態が安定し、且つ前記端末との同期が確立している場合、前記通信可能期間で前記端末が前記データを受信できるように、前記端末へ前記データを送信し、その他の場合は前記端末へ前記データを連送する、
    ことを特徴とする請求項24から28のいずれか1つに記載の基地局。
  30. 回転翼を有する機器に搭載される端末と基地局とが中継局を介してデータを送受信する通信システムにおける前記端末を制御するための制御回路であって、
    前記中継局と前記端末との間の空中線を前記回転翼が遮断するタイミングを測定することで、回転翼状態を監視、
    前記回転翼状態を前記基地局へ送信し、前記基地局から割り当てられた無線リソースで前記データを送信、
    を前記端末に実行させることを特徴とする制御回路。
  31. 回転翼を有する機器に搭載される端末と基地局とが中継局を介してデータを送受信する通信システムにおける前記基地局を制御するための制御回路であって、
    前記中継局と前記端末との間の空中線を前記回転翼が遮断するタイミングが前記端末で測定された結果である回転翼状態を前記端末から受信、
    前記回転翼状態を用いて、前記端末に割り当てる無線リソースを決定、
    を前記基地局に実行させることを特徴とする制御回路。
  32. 回転翼を有する機器に搭載される端末と基地局とが中継局を介してデータを送受信する通信システムにおける前記端末を制御するためのプログラムが記憶された記憶媒体であって、
    前記プログラムは、
    前記中継局と前記端末との間の空中線を前記回転翼が遮断するタイミングを測定することで、回転翼状態を監視、
    前記回転翼状態を前記基地局へ送信し、前記基地局から割り当てられた無線リソースで前記データを送信、
    を前記端末に実行させることを特徴とする記憶媒体。
  33. 回転翼を有する機器に搭載される端末と基地局とが中継局を介してデータを送受信する通信システムにおける前記基地局を制御するためのプログラムが記憶された記憶媒体であって、
    前記プログラムは、
    前記中継局と前記端末との間の空中線を前記回転翼が遮断するタイミングが前記端末で測定された結果である回転翼状態を前記端末から受信、
    前記回転翼状態を用いて、前記端末に割り当てる無線リソースを決定、
    を前記基地局に実行させることを特徴とする記憶媒体。
  34. 回転翼を有する機器に搭載される端末と基地局とが中継局を介してデータを送受信する通信システムにおける前記端末の通信方法であって、
    回転翼状態監視部が、前記中継局と前記端末との間の空中線を前記回転翼が遮断するタイミングを測定することで、回転翼状態を監視する第1のステップと、
    送受信部が、前記回転翼状態を前記基地局へ送信し、前記基地局から割り当てられた無線リソースで前記データを送信する第2のステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  35. 回転翼を有する機器に搭載される端末と基地局とが中継局を介してデータを送受信する通信システムにおける前記基地局の通信方法であって、
    送受信部が、前記中継局と前記端末との間の空中線を前記回転翼が遮断するタイミングが前記端末で測定された結果である回転翼状態を前記端末から受信する第1のステップと、
    伝送制御部が、前記回転翼状態を用いて、前記端末に割り当てる無線リソースを決定する第2のステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
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