JP2503883B2 - 飛翔体衛星通信装置及びその通信方法 - Google Patents
飛翔体衛星通信装置及びその通信方法Info
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- JP2503883B2 JP2503883B2 JP5151756A JP15175693A JP2503883B2 JP 2503883 B2 JP2503883 B2 JP 2503883B2 JP 5151756 A JP5151756 A JP 5151756A JP 15175693 A JP15175693 A JP 15175693A JP 2503883 B2 JP2503883 B2 JP 2503883B2
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- Japan
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は飛翔体衛星通信装置及び
その通信方法に関し、特にヘリコプタ等の飛翔体の回転
翼が人工衛星との間の電波伝搬路を遮蔽し、固定局との
間に構成される衛星通信回線の回線品質を劣化させるこ
とを防ぐ飛翔体衛星通信装置及びその通信方法に関す
る。
その通信方法に関し、特にヘリコプタ等の飛翔体の回転
翼が人工衛星との間の電波伝搬路を遮蔽し、固定局との
間に構成される衛星通信回線の回線品質を劣化させるこ
とを防ぐ飛翔体衛星通信装置及びその通信方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の衛星通信方式は、伝搬路上での電
波の遮蔽に伴う回線品質の劣化を防ぐために送信データ
をブロック符号、畳み込み符号などで符号化する誤り訂
正技術（衛星通信と誤り訂正符号化技術 衛星通信研究
Ｎｏ．３９号 財団法人国際衛星通信協会）、送信デー
タを繰り返し送信する技術、送受信アンテナを複数台設
置しダイバーシチ送受信を行う技術（公開特許 平２−
２９５２０５）、対向する地球局からの電波が受信可能
なときのみ送信を行う技術；（フィールド トライアル
アンド パフォーマンス オブ ランド モービルメ
ッセージ コミュニケーションズ ユージング Ｋｕバ
ンド サテライト、Ｆｉｅｌｄ Ｔｒｉａｌ ａｎｄ
Ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ ｏｆ ＬａｎｄＭｏｂｉｌｅ
Ｍｅｓｓａｇｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ｕ
ｓｉｎｇＫｕ−Ｂａｎｄ Ｓａｔｅｌｌｉｔｅ、ＩＥＩ
ＣＥ ＴＲＡＮＳ．ＣＯＭＭＵＮ．ＶＯＬ．Ｅ７６−
Ｂ、ＮＯ．２ ＦＥＢＲＵＡＲＹ １９９３）、などの
技術が用いられていた。
波の遮蔽に伴う回線品質の劣化を防ぐために送信データ
をブロック符号、畳み込み符号などで符号化する誤り訂
正技術（衛星通信と誤り訂正符号化技術 衛星通信研究
Ｎｏ．３９号 財団法人国際衛星通信協会）、送信デー
タを繰り返し送信する技術、送受信アンテナを複数台設
置しダイバーシチ送受信を行う技術（公開特許 平２−
２９５２０５）、対向する地球局からの電波が受信可能
なときのみ送信を行う技術；（フィールド トライアル
アンド パフォーマンス オブ ランド モービルメ
ッセージ コミュニケーションズ ユージング Ｋｕバ
ンド サテライト、Ｆｉｅｌｄ Ｔｒｉａｌ ａｎｄ
Ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ ｏｆ ＬａｎｄＭｏｂｉｌｅ
Ｍｅｓｓａｇｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ｕ
ｓｉｎｇＫｕ−Ｂａｎｄ Ｓａｔｅｌｌｉｔｅ、ＩＥＩ
ＣＥ ＴＲＡＮＳ．ＣＯＭＭＵＮ．ＶＯＬ．Ｅ７６−
Ｂ、ＮＯ．２ ＦＥＢＲＵＡＲＹ １９９３）、などの
技術が用いられていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来の衛星通信方
式では、次のような問題点があった。
式では、次のような問題点があった。
【０００４】１．送信データをブロック符号、畳み込み
符号などで符号化する誤り訂正技術では、伝搬路上での
電波の遮蔽の有無に無関係に送信データは符号化され冗
長データが付加されるのでデータ伝送効率が低下する。
符号などで符号化する誤り訂正技術では、伝搬路上での
電波の遮蔽の有無に無関係に送信データは符号化され冗
長データが付加されるのでデータ伝送効率が低下する。
【０００５】２．送信データを繰り返し送信する技術で
は、伝搬路上での電波の遮蔽の有無に無関係にデータを
繰り返し送信する場合にはデータ伝送効率が低下する。
また遮蔽物の影響を受けたデータのみ再送する場合には
伝送遅延が大きくなる。
は、伝搬路上での電波の遮蔽の有無に無関係にデータを
繰り返し送信する場合にはデータ伝送効率が低下する。
また遮蔽物の影響を受けたデータのみ再送する場合には
伝送遅延が大きくなる。
【０００６】３．送受信アンテナを複数台設置しダイバ
ーシチ送受信を行う技術では、アンテナが複数台必要と
なる。アンテナの切替制御を行う必要がある。
ーシチ送受信を行う技術では、アンテナが複数台必要と
なる。アンテナの切替制御を行う必要がある。
【０００７】４．対向する地球局からの電波が受信可能
なときのみ送信を行う技術では、伝搬路が長く伝搬遅延
時間が大きい場合もしくは地球局が移動しながら通信を
行い人工衛星との距離が刻々と変化する場合などには対
向する地球局の送信タイミングと遮蔽タイミングにずれ
が生ずるため回線品質が劣化する。
なときのみ送信を行う技術では、伝搬路が長く伝搬遅延
時間が大きい場合もしくは地球局が移動しながら通信を
行い人工衛星との距離が刻々と変化する場合などには対
向する地球局の送信タイミングと遮蔽タイミングにずれ
が生ずるため回線品質が劣化する。
【０００８】それ故に、本発明の課題は、ヘリコプタ等
の飛翔体において回転翼が人工衛星との間の電波伝搬路
を遮蔽し、固定局との間に構成される衛星通信回線の回
線品質を劣化させることを防ぐ飛翔体衛星通信装置及び
その飛翔体衛星通信方法を提供することにある。
の飛翔体において回転翼が人工衛星との間の電波伝搬路
を遮蔽し、固定局との間に構成される衛星通信回線の回
線品質を劣化させることを防ぐ飛翔体衛星通信装置及び
その飛翔体衛星通信方法を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、固定局
と、飛翔体と、衛星とを備え、前記固定局を前記飛翔体
との間の通信を前記衛星を介して行う飛翔体衛星通信方
法において、前記飛翔体では、周期的に生じる電波の遮
蔽を検出し、該電波の遮蔽に同期したタイミングをい除
いた時間内に通信を行うことにより、前記電波の遮蔽に
よる影響を除去できることを特徴とする飛翔体衛星通信
方法が得られる。
と、飛翔体と、衛星とを備え、前記固定局を前記飛翔体
との間の通信を前記衛星を介して行う飛翔体衛星通信方
法において、前記飛翔体では、周期的に生じる電波の遮
蔽を検出し、該電波の遮蔽に同期したタイミングをい除
いた時間内に通信を行うことにより、前記電波の遮蔽に
よる影響を除去できることを特徴とする飛翔体衛星通信
方法が得られる。
【００１０】また、本発明によれば、固定局から送信さ
れる信号の受信レベルを検出する受信機と、該受信機の
受信レベル信号出力から前記固定局と飛翔局の間の伝搬
路上での電波の遮蔽タイミングを検出し、該電波の遮蔽
がないときにはデータを送信し、該電波の遮蔽があると
きにはデータ送信の停止を制御する送信タイミング制御
機と、該送信タイミング制御機の送信データ出力により
送信データ搬送波を変調する送信データ変調機と、前記
受信機の受信データ搬送波出力を受信データに復調しデ
ータ端末機に入力する受信データ復調機と、前記受信機
の受信レベル信号出力と前記データ端末機のデータ受信
タイミング信号出力から前記電波の前記遮蔽タイミング
と前記データ受信タイミングの位相差を検出し、前記電
波の遮蔽があるときには前記固定局のデータ送信を停止
するように前記固定局の前記送信タイミングを制御する
位相差検出機と、該位相差検出機の固定局送信タイミン
グ制御データ出力により制御データ搬送波を変調する制
御データ変調機と、前記送信データ搬送波と前記制御デ
ータ搬送波の出力を合成し前記固定局に送信する送信機
とにより構成されることを特徴とする飛翔体衛星通信装
置が得られる。
れる信号の受信レベルを検出する受信機と、該受信機の
受信レベル信号出力から前記固定局と飛翔局の間の伝搬
路上での電波の遮蔽タイミングを検出し、該電波の遮蔽
がないときにはデータを送信し、該電波の遮蔽があると
きにはデータ送信の停止を制御する送信タイミング制御
機と、該送信タイミング制御機の送信データ出力により
送信データ搬送波を変調する送信データ変調機と、前記
受信機の受信データ搬送波出力を受信データに復調しデ
ータ端末機に入力する受信データ復調機と、前記受信機
の受信レベル信号出力と前記データ端末機のデータ受信
タイミング信号出力から前記電波の前記遮蔽タイミング
と前記データ受信タイミングの位相差を検出し、前記電
波の遮蔽があるときには前記固定局のデータ送信を停止
するように前記固定局の前記送信タイミングを制御する
位相差検出機と、該位相差検出機の固定局送信タイミン
グ制御データ出力により制御データ搬送波を変調する制
御データ変調機と、前記送信データ搬送波と前記制御デ
ータ搬送波の出力を合成し前記固定局に送信する送信機
とにより構成されることを特徴とする飛翔体衛星通信装
置が得られる。
【００１１】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の飛翔体衛星通信装置を利用した衛星
通信システムの回線構成図である。
る。図１は本発明の飛翔体衛星通信装置を利用した衛星
通信システムの回線構成図である。
【００１２】図１を参照して、飛翔体衛星通信装置は、
固定局２と、ヘリコプタのような飛翔体と、衛星７とを
備え、固定局２と飛翔体との間の通信を人口衛星７を介
して行う。飛翔体は、飛翔局１と、回転翼４と、送受信
機５とを有している。
固定局２と、ヘリコプタのような飛翔体と、衛星７とを
備え、固定局２と飛翔体との間の通信を人口衛星７を介
して行う。飛翔体は、飛翔局１と、回転翼４と、送受信
機５とを有している。
【００１３】飛翔体では、周期的に生じる電波の遮蔽を
検出し、電波の遮蔽に同期したタイミングをい除いた時
間内に通信を行うことにより、電波の遮蔽による影響を
除去する。
検出し、電波の遮蔽に同期したタイミングをい除いた時
間内に通信を行うことにより、電波の遮蔽による影響を
除去する。
【００１４】飛翔局１は、固定局２から送信される受信
データ搬送波３を受信するが、伝搬路には回転翼４があ
るために受信レベルは断続的に低下する。送受信機５で
はこの受信レベルの断続タイミングを用いて、送信タイ
ミングを発生し飛翔局送信データのオンオフを行なう。
データ搬送波３を受信するが、伝搬路には回転翼４があ
るために受信レベルは断続的に低下する。送受信機５で
はこの受信レベルの断続タイミングを用いて、送信タイ
ミングを発生し飛翔局送信データのオンオフを行なう。
【００１５】また、送受信機５では回転翼４により伝搬
路が遮蔽されることに起因する固定局２からの受信信号
のレベル低下と固定局２の送信データタイミングを比較
し、この２つのタイミングが一致するように固定局送信
タイミング制御データを生成し、このデータを制御デー
タ搬送波６により人工衛星７を経由して固定局２に送り
固定局２の送信データタイミングを制御する。
路が遮蔽されることに起因する固定局２からの受信信号
のレベル低下と固定局２の送信データタイミングを比較
し、この２つのタイミングが一致するように固定局送信
タイミング制御データを生成し、このデータを制御デー
タ搬送波６により人工衛星７を経由して固定局２に送り
固定局２の送信データタイミングを制御する。
【００１６】図２は、図１の送受信機５の構成図であっ
て、送受信機５は、固定局２から送信される信号の受信
レベルを検出する受信機９と、受信機９の受信レベル信
号出力から固定局２と飛翔局１の間の伝搬路上での電波
の遮蔽タイミングを検出する送信タイミング制御機１０
とを有している。送信タイミング制御機１０は、電波の
遮蔽がないときにはデータを送信し、電波の遮蔽がある
ときにはデータ送信の停止を制御する。
て、送受信機５は、固定局２から送信される信号の受信
レベルを検出する受信機９と、受信機９の受信レベル信
号出力から固定局２と飛翔局１の間の伝搬路上での電波
の遮蔽タイミングを検出する送信タイミング制御機１０
とを有している。送信タイミング制御機１０は、電波の
遮蔽がないときにはデータを送信し、電波の遮蔽がある
ときにはデータ送信の停止を制御する。
【００１７】さらに、送受信機５は、送信タイミング制
御機１０の送信データ出力により送信データ搬送波を変
調する送信データ変調機１２と、受信機９の受信データ
搬送波出力を受信データに復調しデータ端末機１１に入
力する受信データ復調機１５と、受信機９の受信レベル
信号出力とデータ端末機１１のデータ受信タイミング信
号出力から電波の遮蔽タイミングとデータ受信タイミン
グの位相差を検出し、電波の遮蔽があるときには固定局
２のデータ送信を停止するように固定局２の送信タイミ
ングを制御する位相差検出機１４と、位相差検出機１４
の固定局送信タイミング制御データ出力により制御デー
タ搬送波を変調する制御データ変調機１６と、送信デー
タ搬送波と制御データ搬送波の出力を合成し固定局２に
送信する送信機１３とを有している。
御機１０の送信データ出力により送信データ搬送波を変
調する送信データ変調機１２と、受信機９の受信データ
搬送波出力を受信データに復調しデータ端末機１１に入
力する受信データ復調機１５と、受信機９の受信レベル
信号出力とデータ端末機１１のデータ受信タイミング信
号出力から電波の遮蔽タイミングとデータ受信タイミン
グの位相差を検出し、電波の遮蔽があるときには固定局
２のデータ送信を停止するように固定局２の送信タイミ
ングを制御する位相差検出機１４と、位相差検出機１４
の固定局送信タイミング制御データ出力により制御デー
タ搬送波を変調する制御データ変調機１６と、送信デー
タ搬送波と制御データ搬送波の出力を合成し固定局２に
送信する送信機１３とを有している。
【００１８】固定局２からの受信信号はアンテナ８で受
信されたのちに受信機９で受信される。受信機９の受信
レベル信号出力は、送信タイミング制御機１０に入力さ
れる。送信タイミング制御機１０ではデータ端末機１１
から出力された送信データを受信レベル信号のレベル低
下タイミングを基準としてオンオフする。
信されたのちに受信機９で受信される。受信機９の受信
レベル信号出力は、送信タイミング制御機１０に入力さ
れる。送信タイミング制御機１０ではデータ端末機１１
から出力された送信データを受信レベル信号のレベル低
下タイミングを基準としてオンオフする。
【００１９】送信データ変調機１２では、送信タイミン
グ制御機１０から出力された送信データを用いて送信デ
ータ搬送波を変調し送信機１３に出力する。
グ制御機１０から出力された送信データを用いて送信デ
ータ搬送波を変調し送信機１３に出力する。
【００２０】一方、受信機９の受信レベル信号出力は位
相差検出機１４に入力される。また受信機９の受信デー
タ搬送波出力は受信データ復調機１５に入力され復調さ
れた受信データはデータ端末機１１に入力される。位相
差検出機１４ではデータ端末機１１のデータ受信タイミ
ング信号出力と受信レベル信号のレベル低下タイミング
を比較し、この２つのタイミングが一致するような固定
局送信タイミング制御データを生成する。この固定局送
信タイミング制御データは制御データ変調機１６に入力
され制御データ搬送波を変調し送信機１３に出力され
る。
相差検出機１４に入力される。また受信機９の受信デー
タ搬送波出力は受信データ復調機１５に入力され復調さ
れた受信データはデータ端末機１１に入力される。位相
差検出機１４ではデータ端末機１１のデータ受信タイミ
ング信号出力と受信レベル信号のレベル低下タイミング
を比較し、この２つのタイミングが一致するような固定
局送信タイミング制御データを生成する。この固定局送
信タイミング制御データは制御データ変調機１６に入力
され制御データ搬送波を変調し送信機１３に出力され
る。
【００２１】送信機１３では送信データ搬送波と制御デ
ータ搬送波を合成しアンテナ８を介して固定局２に向け
て送信する。
ータ搬送波を合成しアンテナ８を介して固定局２に向け
て送信する。
【００２２】図３は本発明のタイミングチャートであ
る。１７は回転翼４による伝搬路の遮蔽タイミングであ
り、飛翔体の飛行が安定すると定周期となる。１８は受
信機９の受信レベルであり回転翼４の遮蔽があるときに
電力レベルは０になる。１９は送信タイミング制御機１
０の送信制御タイミングであり伝搬路の遮蔽タイミング
の反転である。２０は固定局２での受信データタイミン
グであり飛翔局１の送信データタイミングから伝搬遅延
時間ΔＴ０だけオフセットする。２１は固定局２からの
送信データタイミングであり飛翔局１から指定されたオ
フセット時間ΔＴ１だけ受信データタイミングからオフ
セットされる。２２は固定局２から送信されたデータを
飛翔局１で受信したタイミングであり、固定局２の送信
データタイミングから伝搬遅延時間ΔＴ０だけオフセッ
トし、さらに回転翼４の遮蔽タイミングでデータが欠落
する。ΔＴ２は固定局２から送信されるデータの飛翔局
１で受信されるタイミングと回転翼２の伝搬路遮断タイ
ミングのずれである。
る。１７は回転翼４による伝搬路の遮蔽タイミングであ
り、飛翔体の飛行が安定すると定周期となる。１８は受
信機９の受信レベルであり回転翼４の遮蔽があるときに
電力レベルは０になる。１９は送信タイミング制御機１
０の送信制御タイミングであり伝搬路の遮蔽タイミング
の反転である。２０は固定局２での受信データタイミン
グであり飛翔局１の送信データタイミングから伝搬遅延
時間ΔＴ０だけオフセットする。２１は固定局２からの
送信データタイミングであり飛翔局１から指定されたオ
フセット時間ΔＴ１だけ受信データタイミングからオフ
セットされる。２２は固定局２から送信されたデータを
飛翔局１で受信したタイミングであり、固定局２の送信
データタイミングから伝搬遅延時間ΔＴ０だけオフセッ
トし、さらに回転翼４の遮蔽タイミングでデータが欠落
する。ΔＴ２は固定局２から送信されるデータの飛翔局
１で受信されるタイミングと回転翼２の伝搬路遮断タイ
ミングのずれである。
【００２３】往復の伝搬遅延時間と固定局２でのオフセ
ット時間の和（ΔＴ０＋ΔＴ１＋ΔＴ０）が回転翼４に
よる伝搬路の遮断周期の整数倍のときはΔＴ２を０とす
ることができる。
ット時間の和（ΔＴ０＋ΔＴ１＋ΔＴ０）が回転翼４に
よる伝搬路の遮断周期の整数倍のときはΔＴ２を０とす
ることができる。
【００２４】次に一例として伝搬路上の遮蔽物を飛翔体
（ヘリコプタ）の回転翼４とした場合の伝送効率を表１
に示す。（電波伝搬路と回転翼４は回転中心と回転翼端
から等しい距離の地点（＝１／２回転翼長）で交差する
こととする。）
（ヘリコプタ）の回転翼４とした場合の伝送効率を表１
に示す。（電波伝搬路と回転翼４は回転中心と回転翼端
から等しい距離の地点（＝１／２回転翼長）で交差する
こととする。）
【００２５】
【表１】
【００２６】表１に示す通り本発明を用いることにより
従来の方式に比べ高い伝送効率を得ることができる。
従来の方式に比べ高い伝送効率を得ることができる。
【００２７】なお、表１における機種名ＡＨ−１Ｓにお
ける伝送効率の算出例を数式１に示す。
ける伝送効率の算出例を数式１に示す。
【００２８】
【数１】
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、あらかじ
め予測される伝搬路上での電波の遮蔽タイミングを用い
て送信局のデータ送信タイミングを制御することで伝送
効率の向上を図ることができる。
め予測される伝搬路上での電波の遮蔽タイミングを用い
て送信局のデータ送信タイミングを制御することで伝送
効率の向上を図ることができる。
【００３０】本発明においては、回線品質の維持に冗長
データ等を用いないために伝送効率の最大値は伝搬路上
に遮蔽物が存在する時間率とすることができる。
データ等を用いないために伝送効率の最大値は伝搬路上
に遮蔽物が存在する時間率とすることができる。
【図１】本発明を本発明の飛翔体衛星通信装置及びその
通信方法を利用した衛星通信システムの構成図である。
通信方法を利用した衛星通信システムの構成図である。
【図２】図１の送受信機の構成図である。
【図３】本発明の飛翔体衛星通信装置及びその通信方法
におけるタイミングチャートである。
におけるタイミングチャートである。
１ 飛翔局 ２ 固定局 ３ 受信データ搬送波 ４ 回転翼 ５ 送受信機 ６ 制御データ搬送波 ７ 人工衛星 ８ アンテナ ９ 受信機 １０ 送信タイミング制御機 １１ データ端末機 １２ 送信データ変調機 １３ 送信機 １４ 位相差検出機 １５ 受信データ復調機 １６ 制御データ変調機
Claims (2)
- 【請求項１】 固定局と、飛翔体と、衛星とを備え、前
記固定局を前記飛翔体との間の通信を前記衛星を介して
行う飛翔体衛星通信方法において、前記飛翔体では、周
期的に生じる電波の遮蔽を検出し、該電波の遮蔽に同期
したタイミングをい除いた時間内に通信を行うことによ
り、前記電波の遮蔽による影響を除去できることを特徴
とする飛翔体衛星通信方法。 - 【請求項２】 固定局から送信される信号の受信レベル
を検出する受信機と、該受信機の受信レベル信号出力か
ら前記固定局と飛翔局の間の伝搬路上での電波の遮蔽タ
イミングを検出し、該電波の遮蔽がないときにはデータ
を送信し、該電波の遮蔽があるときにはデータ送信の停
止を制御する送信タイミング制御機と、該送信タイミン
グ制御機の送信データ出力により送信データ搬送波を変
調する送信データ変調機と、前記受信機の受信データ搬
送波出力を受信データに復調しデータ端末機に入力する
受信データ復調機と、前記受信機の受信レベル信号出力
と前記データ端末機のデータ受信タイミング信号出力か
ら前記電波の前記遮蔽タイミングと前記データ受信タイ
ミングの位相差を検出し、前記電波の遮蔽があるときに
は前記固定局のデータ送信を停止するように前記固定局
の送信タイミングを制御する位相差検出機と、該位相差
検出機の固定局送信タイミング制御データ出力により制
御データ搬送波を変調する制御データ変調機と、前記送
信データ搬送波と前記制御データ搬送波の出力を合成し
前記固定局に送信する送信機とにより構成されることを
特徴とする飛翔体衛星通信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5151756A JP2503883B2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 飛翔体衛星通信装置及びその通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5151756A JP2503883B2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 飛翔体衛星通信装置及びその通信方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0722993A JPH0722993A (ja) | 1995-01-24 |
| JP2503883B2 true JP2503883B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=15525611
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5151756A Expired - Lifetime JP2503883B2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 飛翔体衛星通信装置及びその通信方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2503883B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019171430A1 (ja) | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 三菱電機株式会社 | 通信装置および遮蔽予測方法 |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE69631750T2 (de) * | 1995-07-17 | 2005-01-20 | The Nippon Signal Co., Ltd. | Objektdetektionsgerät |
| ATE504985T1 (de) | 2006-10-22 | 2011-04-15 | Viasat Inc | Zyklisches hindernis-kommunikationssystem |
| US8976727B2 (en) | 2006-10-22 | 2015-03-10 | Viasat, Inc. | Cyclical obstruction communication system |
| JP4906745B2 (ja) * | 2008-01-21 | 2012-03-28 | 三菱電機株式会社 | ヘリコプター衛星通信システム、及びこれに用いるヘリコプター搭載通信装置 |
| JP4710922B2 (ja) * | 2008-03-03 | 2011-06-29 | 三菱電機株式会社 | ヘリコプター衛星通信方法、並びにその方法に使用するヘリコプター搭載通信装置及び地上局通信装置 |
| JP4955738B2 (ja) * | 2009-07-16 | 2012-06-20 | 三菱電機株式会社 | ヘリコプター搭載通信装置 |
| GB2584294A (en) * | 2019-05-28 | 2020-12-02 | Airbus Defence & Space Ltd | Wireless communication |
| CA3208955C (en) * | 2021-03-02 | 2024-02-13 | Mitsubishi Electric Corporation | Terminal and base station |
-
1993
- 1993-06-23 JP JP5151756A patent/JP2503883B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019171430A1 (ja) | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 三菱電機株式会社 | 通信装置および遮蔽予測方法 |
| US10873487B1 (en) | 2018-03-05 | 2020-12-22 | Mitsubishi Electric Corporation | Communication device, method for predicting interruption, control circuit, and program recording medium |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0722993A (ja) | 1995-01-24 |
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