JP7255781B2 - 消しゴムケース及び消しゴム - Google Patents

消しゴムケース及び消しゴム Download PDF

Info

Publication number
JP7255781B2
JP7255781B2 JP2019111517A JP2019111517A JP7255781B2 JP 7255781 B2 JP7255781 B2 JP 7255781B2 JP 2019111517 A JP2019111517 A JP 2019111517A JP 2019111517 A JP2019111517 A JP 2019111517A JP 7255781 B2 JP7255781 B2 JP 7255781B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
eraser
edge
case
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019111517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020203403A (ja
Inventor
奈々 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tombow Pencil Co Ltd
Original Assignee
Tombow Pencil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tombow Pencil Co Ltd filed Critical Tombow Pencil Co Ltd
Priority to JP2019111517A priority Critical patent/JP7255781B2/ja
Publication of JP2020203403A publication Critical patent/JP2020203403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7255781B2 publication Critical patent/JP7255781B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Description

本発明は、消しゴムケース、及び消しゴムケースを装着した消しゴムに関する。
従来、消しゴム(字消し)の種類や形状は様々であるが、筆記具による筆跡を消去することを主目的としたいわゆる事務学習用の消しゴムは、直方体状を呈したものが主流となっている。そして、それらの消しゴムの多くは、図20に示すような長方形筒状のケース(消しゴムケース)を装着して消しゴム先端部を当該ケースから突出させた状態で使用されている。
この消しゴムケースにおいては、筆跡を消去する動作を繰り返すことにより、ケース先端の直線部や角部が消しゴムに擦れたり食い込んだりして消しゴムに傷がつき、場合によっては、そこから消しゴムに亀裂が入って破断するといった問題が発生することがある。
この問題に対処するため、特許文献1及び特許文献2では、ケース先端の四隅(四角部)に「切り目」や「略U字状切り欠き部」を設けた消しゴムケースが提案されている。特許文献3には、ケース端部(先端)に円弧上に張り出した張出部が設けられ、かつ、前記張出部は消しゴム表面に沿っており、消しゴムと共に弾性変形が可能であることを特徴とする消しゴムケースが開示されている。
特開平10-157394号公報 実開昭61-25196号公報 登録実用新案第3193882号公報
特許文献1及び特許文献2に記載の消しゴムケースは、主にケース先端の角部において一定の効果は得られるものの、問題を完全に解決するには至っていない。
特許文献3に記載の消しゴムケースは、前記張出部を把持して使用することを前提としており、それ以外の自由な把持方法で使う場合には課題が残る。また、この消しゴムケースでは使用時(消字作業中)に消しゴムの弾性変形に追従して前記張出部が弾性変形するが、弾性変形を繰り返すことで張出部に疲労が発生して塑性変形に至る惧れがある。さらに、前記張出部がケース端部から張り出しているため、例えば、この消しゴムケースを装着した消しゴムをペンケースに入れて持ち運んだときなどに、張出部がペンケース内のペンなどに引っかかって折れ曲がる(塑性変形する)可能性がある。張出部が塑性変形すると張出部を設けた効果が低減するばかりでなく、張出部が消しゴム表面に沿わずに広がって美観が損なわれる。
本発明は、上記の現状に鑑み、特定の把持方法に限定されることなく、ケース端部から張り出した部分を設けなくても、ケース先端の直線部や角部における消しゴムの亀裂や破断が発生しにくい消しゴムケース及び消しゴムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のものを提供する。
(1)少なくとも先端側に開口部があり、正面部と、前記正面部に対向する背面部と、正面部の下辺及び背面部の下辺に連接する底面部と、前記底面部に対向し正面部の上辺及び背面部の上辺に連接する平面部とを有し、前記正面部と前記背面部との距離が前記底面部と前記平面部との距離以下の角筒状を呈し、消しゴムに装着されてその一部を覆うと共に、当該消しゴムの先端部を前記開口部から突出させ、前記正面部は、上辺と下辺とが平行な直線で、上辺の先端と下辺の先端を結ぶ直線が上辺と交わる正面部先端上側角又は上辺の先端と下辺の先端を結ぶ直線が下辺と交わる正面部先端下側角のどちらか一方が角度60度以上87度以下の鋭角であり、かつ、前記背面部は、上辺と下辺とが平行な直線で、前記正面部先端上側角が鋭角の場合は、上辺の先端と下辺の先端を結ぶ直線が下辺と交わる背面部先端下側角の角度が60度以上87度以下の鋭角であり、前記正面部先端下側角が鋭角の場合は、上辺の先端と下辺の先端を結ぶ直線が上辺と交わる背面部先端上側角が角度60度以上87度以下の鋭角であることを特徴とする消しゴムケース。
(2)前記(1)項において、前記正面部先端上側角が鋭角の場合は、正面部の上辺の先端が背面部の上辺の先端より先端側に位置して、かつ、背面部の下辺の先端が正面部の下辺の先端より先端側に位置し、前記正面部先端下側角が鋭角の場合は、正面部の下辺の先端が背面部の下辺の先端より先端側に位置して、かつ、背面部の上辺の先端が正面部の上辺の先端より先端側に位置することが好ましい。
(3)前記(1)項又は(2)項において、正面部の先端側の辺、正面部の後端側の辺、背面部の先端側の辺及び背面部の後端側の辺がいずれも直線で、前記正面部及び前記背面部が略台形状であってもよい。
(4)前記(1)項~(3)項のいずれかにおいて、正面部の後端側の辺は正面部の上辺及び下辺と垂直に交わる直線で、背面部の後端側の辺は背面部の上辺及び下辺と垂直に交わる直線であり、前記正面部の後端側の辺と前記背面部の後端側の辺は、長さが等しく、前記正面部及び前記背面部に直交する同一平面上にあってもよい。
(5)前記(1)項~(3)項のいずれかにおいて、正面部の上辺、正面部の下辺、背面部の上辺及び背面部の下辺の長さが全て等しく、後端側にも開口部を有し、当該後端側の開口部から消しゴム後端部を突出させるようにしてもよい。
(6)前記(1)項~(5)項において、前記正面部と前記背面部が同一形状であってもよい。
(7)前記(1)項~(6)項のいずれかに記載の消しゴムケースの先端側の開口部の角部に、略U字状の切り欠きを設けてもよい。
(8)また、本発明は、前記(1)項~(7)項のいずれかに記載の消しゴムケースを装着した消しゴムを提供する。
本発明によれば、特定の把持方法に限定されることなく、ケース端部から張り出した部分を設けなくても、ケース先端の直線部や角部における消しゴムの亀裂や破断が発生しにくい消しゴムケース及び消しゴムを提供できる。
本発明の第1実施例を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)の反対方向から見た斜視図である。 図1の消しゴムの六面図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。 (a)は図2(c)におけるY-Y線矢視断面図、(b)は図2(c)におけるZ-Z線矢視断面図である。 図1の消しゴムの消しゴムケースのみの六面図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。 図4の消しゴムケースの展開図である。 本発明の第2実施例を示し、(a)は斜視図、(b)は消しゴムケースのみの正面図である。 図6(a)の消しゴムの六面図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。 図6(b)の消しゴムケースの展開図である。 本発明の第3実施例を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)の反対方向から見た斜視図である。 図9(a)の消しゴムの六面図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。 (a)は図10(c)におけるY’-Y’線矢視断面図、(b)は図10(c)におけるZ’-Z’線矢視断面図である。 図9の消しゴムの消しゴムケースのみの六面図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。 図12の消しゴムケースの展開図である。 本発明の第4実施例を示し、(a)は斜視図、(b)は消しゴムケースのみの正面図である。 図14(a)の消しゴムの六面図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。 図14(b)の消しゴムケースの展開図である。 本発明の第5実施例を示し、(a)は斜視図、(b)は消しゴムケースのみの正面図である。 図17(a)の消しゴムの六面図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。 図17(b)の消しゴムケースの展開図である。 従来一般の消しゴムを示す斜視図である。 図20の消しゴムの消しゴムケースの展開図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明の消しゴムケースは、少なくとも先端側に開口部があり、正面部と、前記正面部に対向する背面部と、正面部の下辺及び背面部の下辺に連接する底面部と、前記底面部に対向し正面部の上辺及び背面部の上辺に連接する平面部とを有し、前記正面部と前記背面部との距離が前記底面部と前記平面部との距離以下の角筒状を呈し、消しゴム(本体)に装着されてその一部を覆うと共に、当該消しゴム(本体)の先端部を前記開口部から突出させた消しゴムケースである。
ここで、前記正面部は、上辺と下辺とが平行な直線で、上辺の先端と下辺の先端を結ぶ直線が上辺と交わる正面部先端上側角又は上辺の先端と下辺の先端を結ぶ直線が下辺と交わる正面部先端下側角のどちらか一方が角度60度以上87度以下(好ましくは70度以上85度以下)の鋭角である。
さらに、前記背面部は、上辺と下辺とが平行な直線で、前記正面部先端上側角が鋭角の場合は、上辺の先端と下辺の先端を結ぶ直線が下辺と交わる背面部先端下側角が、前記正面部先端下側角が鋭角の場合は、上辺の先端と下辺の先端を結ぶ直線が上辺と交わる背面部先端上側角が、角度60度以上87度以下(好ましくは70度以上85度以下)の鋭角である。
本発明の消しゴムケース(以下、単に「ケース」という。)の材質は、適度な厚さがあって消しゴム本体を保護できるものであれば特に限定されず、板紙、金属板、プラスチックなどを目的に応じて適宜選択できる。
ケースの形成方法も特に限定はされず、材質や形状に合わせて押出成形、射出成形、板金加工などを適宜選択可能であるが、先端側、後端側ともに開口部を有す所謂スリーブ形状のケースの場合、加工の容易性などから、板紙を展開形状に打ち抜いたブランクを折り曲げてのりしろ部分(グルーフラップ)を貼り合わせることにより形成する方法が好適に用いられる。なお、後述する実施形態(実施例)の説明や図面において、のりしろ部分の記載は省略する。
ケースには、本発明の効果を妨げない範囲で種々の加工を施してもよい。例えば、使用により消しゴム本体が小さくなった場合に、ケースの一部を切り取ってケース長さを調整できるよう、ケースにミシン目状の切り取り線を設けてもよい。他にも、例えば、ケース表面に滑り止め用の凹凸を設けてもよい。
また、本発明の消しゴムは、上記本発明の消しゴムケースを装着したことを特徴とする。
本発明において、ケースが装着される消しゴム(本体)の種類は特に限定されず、天然ゴムを加硫して作られるもの(ラバー字消し)、これに硅石粉などの研磨剤を配合してインク消去用としたもの(砂消しゴム)、ポリ塩化ビニルやポリ酢酸ビニル等の基材樹脂に可塑剤、充填剤等を配合して加熱・成形して作られるもの(プラスチック字消し)、SBRなどの合成ゴムを原料とするものなど、種々のものを用途等に合わせて適宜選択できる。鉛筆やシャープペンシルによる筆跡(文字)の消去用としては、消去性能の高さから、ポリ塩化ビニルを基材樹脂としたプラスチック字消しが好ましく用いられる。また、これらの複数種類を組合せて(つなぎ合わせて)ひとつの消しゴム(本体)としてもよい。さらに、一般にいう消しゴムとは異なるが、本発明では、熱変色性インクによる筆跡を摩擦によって変色(消色)させるエラストマー製等の摩擦体であってもよい。
本発明に用いられる消しゴム(本体)の形状は、ケースを装着した際にケース内壁との間に隙間を生じない直方体状のものが好適であるが、本発明の消しゴムケースを装着できれば特に限定されない。
以下、本発明の具体的な実施例について、図面を参照して詳述する。
(第1実施例)
図1は本発明の第1実施例の消しゴム100を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)の反対方向から見た斜視図である。図2は消しゴム100の六面図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。図3(a)は図2(c)におけるY-Y線矢視断面図、図3(b)は図2(c)におけるZ-Z線矢視断面図である。図4は消しゴム100のケース130のみの六面図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。図5はケース130の展開図である。
図1~3に示すように、消しゴム100は、消しゴム本体120にケース130が装着された消しゴムである。ケース130は両端が開口された角筒状であり、その内部の空間に、一端の開口部(先端側開口部135)から一部(先端部120a)を突出するようにして直方体状の消しゴム本体120が収納されている。ケース130の他端の開口部(後端側開口部136)では、消しゴム本体120の一面(後端面126)が露出しているが、突出はしていない。換言すると、ケース130は、消しゴム本体120の前記突出した一部(先端部120a)及び前記露出している一面(後端面126)以外の部分の表面を覆っている。
消しゴム100を使用する際は、ケース130部分を把持し、ケース130の前記一端の開口部(先端側開口部135)から突出した消しゴム本体120の一部(先端部120a)で、消去したい筆跡を擦る。本実施例の消しゴム本体120はプラスチック字消しであり、ケース130の材質は坪量230g/m程度又は厚さ0.3mm程度の板紙である。
以下、ケース130の消しゴム本体120が突出している側を先端側、逆側を後端側、図2(c)における上方向を上側、下方向を下側とし、ケース130の外面の8つの頂点をそれぞれ図2及び図5に示すA~Hとして説明する。
ケース130は、正面部131、前記正面部131に対向する背面部132、底面部133、前記底面部133に対向する平面部134の4つの面部分からなり、前記底面部133は正面部の下辺131b及び背面部の下辺132bに連接し、前記平面部134は正面部の上辺131a及び背面部の上辺132aに連接している。図3(a)に示すとおり、正面部131と背面部132の距離は底面部133と平面部134の距離以下であり、ケース130の断面(端面)は矩形を呈している。
第1実施例では、ケース130の前記4つの面部分はいずれも四角形状であり、これらを構成する、線分AB、線分BC、線分CD、線分AD、線分EF、線分FG、線分GH、線分EH、線分AF、線分DG、線分BE及び線分CHからなる12本の辺は、いずれも直線である。
正面部131(四角形ABCD)は、上辺131a(線分AD)と下辺131b(線分BC)が平行な直線であり、上辺の先端A(頂点A)と下辺の先端B(頂点B)を結ぶ直線AB(本実施例では先端側の辺131cと同義)が上辺131a(線分AD)と交わる正面部先端上側角(∠DAB)が、角度60度以上87度以下(好ましくは70度以上85度以下)の鋭角である。
背面部132(四角形EFGH)は、上辺132a(線分FG)と下辺132b(線分EH)が平行な直線であり、上辺の先端F(頂点F)と下辺の先端E(頂点E)を結ぶ直線EF(本実施例では先端側の辺132cと同義)が下辺132b(線分EH)と交わる背面部先端下側角(∠HEF)が、角度60度以上87度以下(好ましくは70度以上85度以下)の鋭角となっている。
前記正面部先端上側角(∠DAB)及び前記背面部先端下側角(∠HEF)の角度が87度より大きいと消しゴム(本体)の亀裂や破断を生じにくくする効果を得られず、60度未満であると消しゴム本体120の表面を覆う面積が小さくなって消しゴム(本体)を保護するケース本来の機能が不十分となる。
第1実施例では、より具体的には、前記正面部先端上側角(∠DAB)は角度83度の鋭角であり、前記背面部先端下側角(∠HEF)も前記正面部先端上側角と等しい角度83度の鋭角である。また、上記のとおり正面部131及び背面部132はいずれも上辺と下辺が平行であるから、必然的に、正面部の、上辺の先端A(頂点A)と下辺の先端B(頂点B)を結ぶ直線AB(先端側の辺131c)が下辺131b(線分BC)と交わる正面部先端下側角(∠CBA)は角度97度の鈍角で、同様に、背面部の、上辺の先端F(頂点F)と下辺の先端E(頂点E)を結ぶ直線EF(先端側の辺132c)が上辺132a(線分FG)と交わる背面部先端上側角(∠GFE)も角度97度の鈍角となる。
さらにこの場合、本実施例のように、正面部の上辺の先端A(鋭角DABの頂点)が、背面部の上辺の先端F(鈍角GFEの頂点)よりも先端側に位置し、かつ、背面部の下辺の先端E(鋭角HEFの頂点)が正面部の下辺の先端B(鈍角CBAの頂点)より先端側に位置することが好ましい。
以上のような構成とすることで、ケースの先端側の辺(直線)部や角部における消しゴムの亀裂や破断が発生しにくくなる。この効果が発現する理由としては、次のように推測される。
一般に、消しゴムを使用するときは、消しゴム本体先端部分を消去したい筆跡等に押し付けながら繰り返し往復させて摩擦する。この消去動作に合わせて消しゴム本体は繰り返し撓る(弾性変形する)が、図20に示す従来一般の消しゴム700では、ケース730(図20及び図21参照)は消しゴム本体720と比べほとんど変形しない。その結果、ケース先端側の直線部や角部との接触、撓りに伴う曲げモーメント等による消しゴム本体720への負荷が、ケース先端側の直線部や角部付近の同一箇所に集中して繰り返しかかり、それらが消しゴム(本体)の傷、引いては亀裂や破断の発生原因になると考えられる。
本実施例の消しゴム100においても、ケース130は消しゴム本体120と比べ、消去動作での弾性変形は小さい。しかし、本実施例の構成によれば、ケース130の正面部の先端側の辺131cとこれに対向する背面部の先端側の辺132cの正面視における傾きが逆向きとなることで(図4(c)参照)、消去動作時のケース130先端側の辺(直線)部や角部において消しゴム本体120にかかる前記負荷が、従来一般の消しゴム700の場合と比べて一箇所に集中しにくくなり、消しゴムの亀裂や破断が発生しにくくなるものと推測される。
なお、第1実施例では、底面部の先端側の辺133cと平面部の先端側の辺134cの関係も上記の正面部の先端側の辺131cと背面部の先端側の辺132cの関係と同様(すなわち、底面部の∠HEB及び平面部の∠DAFがともに角度60度以上87度以下の鋭角で、底面部の先端側の辺133cと平面部の先端側の辺134cは図4(a)の平面視において傾きが逆向き)になっているので、より効果が発揮されやすいと考えられる。
また、本実施例のケース130にはケース先端から張り出した部分は存在せず、従来一般の消しゴム700と同様の把持方法で使用できる。
第1実施例のケース130は、前述のとおり、正面部の先端側の辺131c(線分AB)、正面部の後端側の辺131d(線分CD)、背面部の先端側の辺132c(線分EF)及び背面部の後端側の辺132d(線分GH)がいずれも直線なので、正面部131(四角形ABCD)及び背面部132(四角形EFGH)は台形状である。
さらに、本実施例のケース130は、前記正面部の後端側の辺131d(線分CD)は正面部の上辺131a(線分AD)及び下辺131b(線分BC)と垂直に交わる直線で、前記背面部の後端側の辺132d(線分GH)は背面部の上辺132a(線分FG)及び下辺132b(線分EH)と垂直に交わる直線であり(したがって、正面部131(四角形ABCD)及び背面部132(四角形EFGH)は、∠ADC、∠BCD、∠EHG及び∠FGHが全て直角の直角台形状であり)、前記正面部の後端側の辺131d(線分CD)と前記背面部の後端側の辺132d(線分GH)は、長さが等しく、前記正面部131及び前記背面部132に直交する同一平面(四角形CDGH)上にある。
これにより、ケースの後端側開口部136(四角形CDGH上の開口面)は、正面部131、背面部132、底面部133及び平面部134のいずれにも直交する面となり、ケース130を直方体状の消しゴム本体120に、ケースの後端側開口部136から当該消しゴム本体120を突出させることなく、かつ、ケース130の内部に余計な空間を残すこともなく、装着することができる。すなわち、本実施例のケース130は、直方体状の消しゴム(本体)用のケースとして好適な形状となっている。
そして、第1実施例では、図5の展開図に示されるように、正面部131(四角形ABCD)と背面部132(四角形EFGH)とは同一形状である。さらに第1実施例では、底面部133(四角形BEHC)と平面部134(四角形FADG)とは同一形状である。
このような構成とすると、使用に際し、消しゴム100を同じ側の手で(つまり、先端側‐後端側の向きは変えずに)、正面部131を手前側にして把持したときと背面部132を手前側にして把持したときとが同じ形になるので、使い勝手が良い。
(第2実施例)
図6(a)は、本発明の第2実施例の消しゴム200を示す斜視図であり、図6(b)は消しゴム200のケース230のみの正面図である。図7は消しゴム200の六面図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。図8は、ケース230の展開図である。第2実施例の説明においては、ケース230の外面の8つの頂点をそれぞれ図7及び図8に示すI~Pとして説明する。
図6~図8から明らかなように、第2実施例の消しゴム200は第1実施例の消しゴム100の鏡像となる構成である。具体的には、消しゴム本体220は、第1実施例(消しゴム100)の消しゴム本体120と同一の直方体状である。ケース230は、正面部231(四角形IJKL)は、上辺231a(線分IL)と下辺231b(線分JK)が平行な直線であり、上辺の先端I(頂点I)と下辺の先端J(頂点J)を結ぶ直線IJ(本実施例では先端側の辺231cと同義)が下辺231b(線分JK)と交わる正面部先端下側角(∠KJI)が角度60度以上87度以下(好ましくは70度以上85度以下)の鋭角である。背面部232(四角形MNOP)は、上辺232a(線分NO)と下辺232b(線分MP)とが平行な直線であり、上辺の先端N(頂点N)と下辺の先端M(頂点M)を結ぶ直線NM(本実施例では先端側の辺232cと同義)が上辺232a(線分NO)と交わる背面部先端上側角(∠ONM)が角度60度以上87度以下(好ましくは70度以上85度以下)の鋭角である。
より具体的には、前記正面部先端下側角(∠KJI)は角度83度の鋭角であり、前記背面部先端上側角(∠ONM)は、前記正面部先端下側角と等しい角度83度の鋭角である。(したがって、正面部先端上側角(∠LIJ)及び背面部先端下側角(∠PMN)は角度97度の鈍角である。)
さらにこの場合、本実施例のように、ケース230の正面部の下辺の先端J(鋭角KJIの頂点)が、背面部の下辺の先端M(鈍角PMNの頂点)よりも先端側に位置し、かつ、背面部の上辺の先端N(鋭角ONMの頂点)が正面部の上辺の先端I(鈍角LIJの頂点)より先端側に位置することが好ましい。
このような構成にすることで、第1実施例と同様に、ケース先端の辺(直線)部や角部における消しゴムの亀裂や破断が発生しにくくなる。なお、上記のとおり第2実施例は第1実施例の鏡像の構成であるであるから、第2実施例においても前記正面部231及び前記背面部232は直角台形状で、両者は同一形状となっており、第1実施例におけるその他の効果も第1実施例と同様に奏する。
(第3実施例)
図9は本発明の第3実施例の消しゴム300を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)の反対方向から見た斜視図である。図10は、消しゴム300の六面図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。図11(a)は図10(c)におけるY’-Y’線矢視断面図、図11(b)は図10(c)におけるZ’-Z’線矢視断面図である。図12は、消しゴム300のケース330のみの六面図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。図13は、ケース330の展開図である。第3実施例の説明においては、ケース330の外面の8つの頂点をそれぞれ図10及び図13に示すQ~Xとして説明する。
第3実施例の消しゴム300も、消しゴム本体320に、両端が開口された角筒状のケース330が装着されている。しかし、第1実施例、第2実施例と異なり、第3実施例では、ケース330の先端側開口部335から消しゴム本体の先端部320aを突出するとともに、後端側開口部336からも消しゴム本体の後端部320bが突出し、ケース330は消しゴム本体320の中央部分のみを覆っている。
第3実施例では、消しゴム本体320は、砂消しゴムとラバー字消しの2種類の消しゴムを一体に成形したもので、図11(b)に示すように真ん中より先端側が砂消しゴム部320s、後端側がラバー字消し部320rとなっている。消しゴム本体320の全体形状は、先端面325及び後端面326のそれぞれ正面側と背面側の辺にアールをつけた略平行六面体状で、先端面325及び後端面326は正面側の面及び背面側の面に対して垂直でなく傾斜した面となっている。すなわち、第3実施例の消しゴム300は、ケース先端側開口部335から突出させた砂消しゴム、後端側開口部336から突出させたラバー字消しのどちらからでも使用が可能な、所謂ツインヘッドタイプの消しゴムである。
ケース330は、正面部331、前記正面部331に対向する背面部332、底面部333、前記底面部333に対向する平面部334の4つの四角形部分からなり、前記底面部333は正面部の下辺331b及び背面部の下辺332bに連接し、前記平面部334は正面部の上辺331a及び背面部の上辺332aに連接している。図11(a)に示すとおり、前記正面部331と前記背面部332の距離は、前記底面部333と前記平面部334の距離以下であり、ケース330の断面(端面)は矩形を呈している。
正面部の上辺331a(線分QT)、正面部の下辺331b(線分RS)、背面部の上辺332a(線分VW)及び背面部の下辺332b(線分UX)は全て平行な直線で、かつ、長さが等しい。また、正面部の先端側の辺331c(線分QR)、正面部の後端側の辺331d(線分ST)、背面部の先端側の辺332c(線分UV)、背面部の後端側の辺332d(線分WX)はいずれも直線である。よって、正面部331(四角形QRST)及び背面部332(四角形UVWX)はいずれも平行四辺形状である。
第3実施例のケース330において、正面部の上辺の先端Q(頂点Q)と下辺の先端R(頂点R)を結ぶ直線QR(先端側の辺331c)が上辺331a(線分QT)と交わる正面部先端上側角(∠TQR)、及び、上辺の後端T(頂点T)と下辺の後端S(頂点S)を結ぶ直線ST(後端側の辺331d)と下辺331b(線分RS)とが交わる正面部後端下側角(∠RST)は、いずれも角度60度以上87度以下(好ましくは70度以上85度以下。本実施例ではいずれも83度。)の鋭角である。
さらに、背面部の下辺の先端U(頂点U)と上辺の先端V(頂点V)を結ぶ直線UV(先端側の辺332c)が下辺332b(線分UX)と交わる背面部先端下側角(∠XUV)、及び、下辺の後端X(頂点X)と上辺の後端W(頂点W)を結ぶ直線WX(後端側の辺332d)が上辺332a(線分VW)と交わる背面部後端上側角(∠VWX)は、いずれも角度が60度以上87度以下(好ましくは70度以上85度以下。本実施例ではいずれも83度。)の鋭角である。
加えて、本実施例では、前記正面部の上辺の先端Q(鋭角TQRの頂点)が、前記背面部の上辺の先端V(鈍角WVUの頂点)よりも先端側に位置し、かつ、前記背面部の下辺の先端U(鋭角XUVの頂点)が前記正面部の下辺の先端R(鈍角SRQの頂点)より先端側に位置している。また、前記正面部の下辺の後端S(鋭角RSTの頂点)が前記背面部の下辺の後端X(鈍角UXWの頂点)より後端側に位置し、前記背面部の上辺の後端W(鋭角VWXの頂点)が前記正面部の上辺の後端T(鈍角QTSの頂点)より後端側に位置している。
以上のような構成とすることで、本実施例の消しゴム300においては、ケース330の先端側開口部335から突出させた砂消しゴムを使用する際には、ケース先端側の辺(直線)部や角部における消しゴム(砂消しゴム)の亀裂や破断が発生しにくく、後端側開口部336から突出させたラバー字消しを使用する際にも、ケース後端側の辺(直線)部や角部における消しゴム(ラバー字消し)の亀裂や破断が発生しにくくなる。つまり、第3実施例のケース330は、ケース先端側開口部335及びケース後端側開口部336の両方からそれぞれ消しゴム本体320の一部を突出させた、ツインヘッドタイプの消しゴム用のケースとして好適である。
また、図13の展開図から明らかなように、第3実施例においても、正面部331(四角形QRST)と背面部332(四角形UVWX)は同一形状であり、底面部333(四角形RUXS)と平面部334(四角形VQTW)は同一形状となっている。このため、使用に際し、消しゴム300を同じ側の手で、正面部331を手前側にして把持したときと背面部332を手前側にして把持したときとでケース330が使用者から見て同じ形になるので、使い勝手が良い。
(第4実施例)
図14(a)は本発明の第4実施例の消しゴム400を示す斜視図であり、図14(b)は消しゴム400のケース430のみの正面図である。図15は、消しゴム400の六面図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。図16は、ケース430の展開図である。第4実施例では、ケース430の外面の8つの頂点をそれぞれ図15及び図16に示すA’~H’として説明する。
第4実施例の消しゴム400は、ケース430の正面部の先端側の辺431c、背面部の先端側の辺432c、底面部の先端側の辺433c及び平面部の先端側の辺434cが、第1実施例のケース130ような直線でなく緩やかな曲線(曲線A’B’、曲線E’F’、曲線B’E’及び曲線A’F’)であり、正面部及び背面部の後端側の辺431d、432dには中央部分に一対の湾曲部438が設けられている。それ以外の構成は、第1実施例の消しゴム100と同じである。
したがって、本実施例のケース430においても、正面部は、上辺431aと下辺431bは平行な直線で、上辺の先端A’(頂点A’)と下辺の先端B’(頂点B’)を結ぶ直線A’B’(図15(c)に示す補助線y)が上辺431a(線分A’D’)と交わる正面部先端上側角(∠D’A’B’)が角度60度以上87度以下(好ましくは70度以上85度以下。本実施例では83度。)の鋭角であり、背面部は、上辺432aと下辺432bが平行な直線で、上辺の先端F’(頂点F’)と下辺の先端E’(頂点E’)を結ぶ直線E’F’(図15(f)に示す補助線y’)が下辺432bと交わる背面部先端下側角(∠H’E’F’)が角度60度以上87度以下(好ましくは70度以上85度以下。本実施例では83度。)の鋭角である。
第4実施例では、前記正面部の先端側の辺431cと前記背面部の先端側の辺432cが円弧状(曲線A’B’、曲線E’F’)になっていることが特徴である。このように正面部及び背面部の先端側の辺を曲線としても、第1実施例と同様にケース先端側の辺(曲線)部や角部における消しゴムの亀裂や破断を発生しにくくする効果を奏するが、ケース430の先端が張り出すとその部分が折れ曲がりやすくなるため、前記正面部及び背面部の先端側の辺431c、432cは、それぞれの面部における先端側の鋭角の頂点(本実施例では頂点A’及び頂点E’)より先端側に張り出さないことが好ましい。本実施例では、図16の展開図に示すとおり、正面部の先端側の辺431cと平面部の先端側の辺434cは、正面部の上辺の先端A’を頂点としたひと続きの曲線(曲線B’A’F’)となっており、正面部の先端側の辺431cは、正面部431における先端側の鋭角(∠D’A’B’)の頂点A’より先端側には張り出していない。同様に、背面部の先端側の辺432cと底面部の先端側の辺433cは、背面部の下辺の先端E’を頂点としたひと続きの曲線(曲線F’E’B’)となっており、背面部の先端側の辺432cは、背面部432における先端側の鋭角(∠H’E’F’)の頂点E’より先端側には張り出していない。
また、第4実施例のケース430において、正面部及び背面部の後端側の辺431d、432d上の一対の湾曲部438は、消しゴム本体の先端部420aが使用による摩耗で短くなった際に、ケース430の後端側から消しゴム本体420を先端方向へ押し出しやすくするために設けたものであり、このような加工がされていても、ケース先端側の辺部や角部における消しゴムの亀裂や破断を発生しにくくするという本発明の効果は妨げられない。
(第5実施例)
図17(a)は本発明の第5実施例の消しゴム500を示す斜視図であり、図17(b)は消しゴム500のケース530のみの正面図である。図18は消しゴム500の六面図で、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は底面図、(f)は背面図である。図19は、ケース530の展開図である。第5実施例の説明では、ケース530の外面の8つの頂点の符号の記載は省略する。
第5実施例の消しゴム500は、第1実施例(消しゴム100)のケース先端側開口部135の4つの角部(頂点A、B、E、F)に略U字状の切り欠きを設けた構成、すなわち、ケース530の先端側開口部535の4つの角部それぞれに略U字状の切り欠き537を有す構成であり、それ以外の部分は第1実施例の消しゴム100と全く同じである。
前記略U字状の切り欠き537を設けることにより、ケース先端の直線部や角部における消しゴムの亀裂や破断が、さらに発生しにくくなる。
以上、代表的な5つの実施例を示しながら本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、上記第1実施例(消しゴム100)の消しゴムケース130は、両端に開口部(先端側開口部135、後端側開口部136)を有する所謂スリーブ形状で、後端側開口部136から消しゴム本体120の後端面126が露出しているが、後端側に開口部を設けず、消しゴム本体120の後端面126を覆う後面部を有す形状であってもよい。
本発明に係る消しゴムケース及び消しゴムは、筆記具による筆跡を消去することを主目的としたいわゆる事務学習用の消しゴム(字消し)において特に好適に利用可能であるが、これに限らず、消しゴム全般、更には、熱変色性インクの筆跡を変色(消色)するための摩擦具等にも広く利用され得る。
100 消しゴム
120 消しゴム本体
120a 先端部
125 先端面
126 後端面
130 ケース(消しゴムケース)
131 正面部
131a 正面部の上辺
131b 正面部の下辺
131c 正面部の先端側の辺
131d 正面部の後端側の辺
A 正面部の上辺の先端(頂点)
B 正面部の下辺の先端(頂点)
C 正面部の下辺の後端(頂点)
D 正面部の上辺の後端(頂点)
132 背面部
132a 背面部の上辺
132b 背面部の下辺
132c 背面部の先端側の辺
132d 背面部の後端側の辺
E 背面部の下辺の先端(頂点)
F 背面部の上辺の先端(頂点)
G 背面部の上辺の後端(頂点)
H 背面部の下辺の後端(頂点)
133 底面部
133c 底面部の先端側の辺
134 平面部
134c 平面部の先端側の辺
135 先端側開口部
136 後端側開口部
200 消しゴム
220 消しゴム本体
220a 先端部
225 先端面
226 後端面
230 ケース(消しゴムケース)
231 正面部
231a 正面部の上辺
231b 正面部の下辺
231c 正面部の先端側の辺
231d 正面部の後端側の辺
I 正面部の上辺の先端(頂点)
J 正面部の下辺の先端(頂点)
K 正面部の下辺の後端(頂点)
L 正面部の上辺の後端(頂点)
232 背面部
232a 背面部の上辺
232b 背面部の下辺
232c 背面部の先端側の辺
232d 背面部の後端側の辺
M 背面部の下辺の先端(頂点)
N 背面部の上辺の先端(頂点)
O 背面部の上辺の後端(頂点)
P 背面部の下辺の後端(頂点)
233 底面部
233c 底面部の先端側の辺
234 平面部
234c 平面部の先端側の辺
235 先端側開口部
300 消しゴム
320 消しゴム本体
320a 先端部
320b 後端部
320r ラバー字消し部
320s 砂消しゴム部
325 先端面
326 後端面
330 ケース(消しゴムケース)
331 正面部
331a 正面部の上辺
331b 正面部の下辺
331c 正面部の先端側の辺
331d 正面部の後端側の辺
Q 正面部の上辺の先端(頂点)
R 正面部の下辺の先端(頂点)
S 正面部の下辺の後端(頂点)
T 正面部の上辺の後端(頂点)
332 背面部
332a 背面部の上辺
332b 背面部の下辺
332c 背面部の先端側の辺
332d 背面部の後端側の辺
U 背面部の下辺の先端(頂点)
V 背面部の上辺の先端(頂点)
W 背面部の上辺の後端(頂点)
X 背面部の下辺の後端(頂点)
333 底面部
333c 底面部の先端側の辺
334 平面部
334c 平面部の先端側の辺
335 先端側開口部
336 後端側開口部
400 消しゴム
420 消しゴム本体
420a 先端部
425 先端面
426 後端面
430 ケース(消しゴムケース)
431 正面部
431a 正面部の上辺
431b 正面部の下辺
431c 正面部の先端側の辺
431d 正面部の後端側の辺
A’ 正面部の上辺の先端(頂点)
B’ 正面部の下辺の先端(頂点)
C’ 正面部の下辺の後端(頂点)
D’ 正面部の上辺の後端(頂点)
432 背面部
432a 背面部の上辺
432b 背面部の下辺
432c 背面部の先端側の辺
432d 背面部の後端側の辺
E’ 背面部の下辺の先端(頂点)
F’ 背面部の上辺の先端(頂点)
G’ 背面部の上辺の後端(頂点)
H’ 背面部の下辺の後端(頂点)
433 底面部
433c 底面部の先端側の辺
434 平面部
434c 平面部の先端側の辺
435 先端側開口部
438 湾曲部
500 消しゴム
520 消しゴム本体
520a 先端部
525 先端面
526 後端面
530 ケース(消しゴムケース)
531 正面部
531a 正面部の上辺
531b 正面部の下辺
531c 正面部の先端側の辺
531d 正面部の後端側の辺
532 背面部
532a 背面部の上辺
532b 背面部の下辺
532c 背面部の先端側の辺
532d 背面部の後端側の辺
533 底面部
533c 底面部の先端側の辺
534 平面部
534c 平面部の先端側の辺
535 先端側開口部
537 略U字状の切り欠き
700 消しゴム
720 消しゴム本体
720a 先端部
730 ケース(消しゴムケース)
731 正面部
732 背面部
733 底面部
734 平面部

Claims (8)

  1. 少なくとも先端側に開口部があり、正面部と、前記正面部に対向する背面部と、正面部の下辺及び背面部の下辺に連接する底面部と、前記底面部に対向し正面部の上辺及び背面部の上辺に連接する平面部とを有し、前記正面部と前記背面部との距離が前記底面部と前記平面部との距離以下の角筒状を呈し、
    消しゴムに装着されてその一部を覆うと共に、当該消しゴムの先端部を前記開口部から突出させ、
    前記正面部は、上辺と下辺とが平行な直線で、上辺の先端と下辺の先端を結ぶ直線が上辺と交わる正面部先端上側角又は上辺の先端と下辺の先端を結ぶ直線が下辺と交わる正面部先端下側角のどちらか一方が角度60度以上87度以下の鋭角であり、
    かつ、前記背面部は、上辺と下辺とが平行な直線で、前記正面部先端上側角が鋭角の場合は、上辺の先端と下辺の先端を結ぶ直線が下辺と交わる背面部先端下側角が角度60度以上87度以下の鋭角であり、前記正面部先端下側角が鋭角の場合は、上辺の先端と下辺の先端を結ぶ直線が上辺と交わる背面部先端上側角が角度60度以上87度以下の鋭角であることを特徴とする消しゴムケース。
  2. 前記正面部先端上側角が鋭角の場合は、正面部の上辺の先端が背面部の上辺の先端より先端側に位置して、かつ、背面部の下辺の先端が正面部の下辺の先端より先端側に位置し、
    前記正面部先端下側角が鋭角の場合は、正面部の下辺の先端が背面部の下辺の先端より先端側に位置して、かつ、背面部の上辺の先端が正面部の上辺の先端より先端側に位置することを特徴とする請求項1に記載の消しゴムケース。
  3. 正面部の先端側の辺、正面部の後端側の辺、背面部の先端側の辺及び背面部の後端側の辺がいずれも直線で、前記正面部及び前記背面部が略台形状である、請求項1又は2に記載の消しゴムケース。
  4. 正面部の後端側の辺は正面部の上辺及び下辺と垂直に交わる直線で、背面部の後端側の辺は背面部の上辺及び下辺と垂直に交わる直線であり、
    前記正面部の後端側の辺と前記背面部の後端側の辺は、長さが等しく、前記正面部及び前記背面部に直交する同一平面上にある、請求項1~3のいずれかに記載の消しゴムケース。
  5. 正面部の上辺、正面部の下辺、背面部の上辺及び背面部の下辺の長さが全て等しく、後端側にも開口部を有し、当該後端側の開口部から消しゴム後端部を突出させる、請求項1~3のいずれかに記載の消しゴムケース。
  6. 前記正面部と前記背面部が同一形状である、請求項1~5のいずれかに記載の消しゴムケース。
  7. 請求項1~6のいずれかに記載の消しゴムケースの先端側の開口部の角部に、略U字状の切り欠きを設けたことを特徴とする消しゴムケース。
  8. 請求項1~7のいずれかに記載の消しゴムケースを装着した消しゴム。
JP2019111517A 2019-06-14 2019-06-14 消しゴムケース及び消しゴム Active JP7255781B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019111517A JP7255781B2 (ja) 2019-06-14 2019-06-14 消しゴムケース及び消しゴム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019111517A JP7255781B2 (ja) 2019-06-14 2019-06-14 消しゴムケース及び消しゴム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020203403A JP2020203403A (ja) 2020-12-24
JP7255781B2 true JP7255781B2 (ja) 2023-04-11

Family

ID=73838168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019111517A Active JP7255781B2 (ja) 2019-06-14 2019-06-14 消しゴムケース及び消しゴム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7255781B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517150Y2 (ja) * 1972-12-20 1976-02-26
JPS54162351U (ja) * 1978-04-28 1979-11-13
JPS5734079Y2 (ja) * 1980-01-24 1982-07-27
JPS6125196U (ja) * 1984-07-20 1986-02-14 シ−ドゴム工業株式会社 字消しケ−ス
JPH0671193U (ja) * 1993-03-23 1994-10-04 才子 中山 消しゴム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020203403A (ja) 2020-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7255781B2 (ja) 消しゴムケース及び消しゴム
TW201410493A (zh) 裝訂夾
US6928761B2 (en) Tab with writing surface
AU2002311084A1 (en) Tab with writing surface
JP5970479B2 (ja) 紙束綴じ具
JP3701109B2 (ja) 包装用プラスチックケースの保管方法
US5934469A (en) Package with overlay panel
US20060096110A1 (en) Tool for writing straight lines
CN209426400U (zh) 包书皮
TWI799321B (zh) 折疊式環保刮鬍刀
JP7123418B2 (ja) 収容構造、収容構造用形成シート及び収容構造の製造方法
JP7542255B2 (ja) 包装容器及び展開体
KR200277917Y1 (ko) 포장상자
US20230110892A1 (en) Agenda with integrated housing for writing instrument and method for its manufacturing
CN216708848U (zh) 一种笔尖及记号笔
JP2014070362A (ja) 幅木
JP6185834B2 (ja) 梱包材
JP6967889B2 (ja) 包装用箱
JP6968483B2 (ja) スリット付筆記用下敷き
WO2022019239A1 (ja) ホルダ部材
JP2023094186A (ja) アルミホイル収納体及びアルミホイル収納体用組立体
JP2021138436A (ja) 包装容器
JP6809507B2 (ja) 包装箱
JP6988339B2 (ja) 自立性薄型直方体カートン
JP2021124541A (ja) ラベルシート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7255781

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150