JP7255192B2 - 紫外線反応性タイムインジケータフィルムおよびラベル並びに包装材 - Google Patents

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Description

本発明は、日常生活において受光する紫外線によって、フィルムの表面が、視覚的、触覚的に変化する過程を時間経過と捉えることにより、錠剤、カプセル剤、顆粒剤などの医薬品、殊に、医師の処方箋により調剤される医療医薬品について使用期限を確認する手段として用いることが出来る紫外線反応性タイムインジケータフィルムおよびラベル、包装材に関するものである。
医薬品には、薬局で市販されている処方箋を必要としないで購入可能な一般用医薬品に属するものと、医師の処方箋により薬剤師によって調剤される医療用医薬品に属するものとがあり、一般用医薬品に属するものは個別の患者の症状によらず、一定量の医薬品を包装容器に入れた状態で販売される。そのため、服用開始までは購入時の包装容器にいれ、製造後の未開封状態で保管されるのが一般的であることから、包装箱や容器には使用期限が表示されており、患者は服用時にその表示をタイムインジケータとして服用期限を確認している。
これに対して、医師の処方箋によって調剤される医薬品は、患者の症状によって渡されるものであり、指定された期限内に全てを服用することを前提としているので、使用期限の管理は処方する薬局側が行っている。したがって、特に患者に渡る個別の薬袋に使用期限を明示しなくても患者が使用期限を過ぎた医薬品を服用する心配はないと考えられていた。
しかし、患者が指定の服用日時に医薬品を服用することを忘れてしまうことや、自己の判断で服用を中断する・再開することが現実には多く見られる。このような場合、患者は薬を渡された薬局が想定している期限内に飲みきらず、余った分を次に同様の症状が発生した場合に服薬すること、および、常用薬がなんらかの原因でなくなってしまった際の予備用とすることを目的にして保管しておく場合が多い。
従来は、1回の診察において2週間程度の医薬品が処方されてきたが、このことは高齢化社会による患者数の急増により、患者および、健康保険の多大な出費の原因となっていた。これらの経済的負荷をなくすために、平成14年度の診療報酬改定から、一部の薬を除いて処方日数(投薬期間)に上限がなくなったことにより、医師の判断で原則的には日数制限がなく長期処方が可能となった。そのため、常用薬は、1回の診察において処方する薬が例えば、1~2ヶ月とされることも多くなり、一度に多量の医薬品を入手することが増えている。
このことにより、患者は医薬品を受領するための通院による負荷が大幅に軽減された。しかし、患者が医薬品を正しく服薬管理することが大前提である。いかに正しく服薬管理をするか、その重要性が高まっている。ICタグを導入するといった手法が検討されはじめているが、例えばスマートフォンやタブレットといった機器との連動が必要になり、高齢者には導入に際するハードルが高く、普及が停滞している。仮に用法を誤って効果のない薬を服用することで症状が解消しない、あるいは、副作用が発生してしまう可能性も同時に高まっている。
しかしながら、そもそも、医療用医薬品は前記のとおり、指定された一定の期間内に正しく服用されることを前提としているので、個別の薬袋には使用期限が明示されておらず、患者が使用期限を管理することができない。医薬品を薬局で受領する際に用いられる薬袋には処方がおこなわれた、あるいは、渡された日付が記載されるが、これは、調剤時の日時であり、製造日ではない。医薬品の使用期限は、製造日からカウントが始まるにもかかわらず、薬局側は意図的ではなく患者には遅滞した医薬品を渡さざるを得ない状況にある。特に、処方機会の少ない医薬品の場合、製造日からの経過日数が患者の想定している以上に経過している場合もないとはいえない。
薬を受け取った患者は、仮に使用期限が間近であっても、または、保管中に切れてしまったとしても、外観では判断できない場合が多い。特に、錠剤やカプセル状の製剤については外観に変化が乏しく、すでに薬効成分が消失し、変質していても、それに気がつくことは困難である。薬効が切れた薬や変質した薬を飲み続けてしまった場合、効果が発揮されないことに加えて、健康被害となることも想定される。
このような懸念があるにもかかわらず、患者は医薬品の消費期限に対する危機意識が低いという実態があるが、具体的な対策が施されていない。
医療機関やメーカーは、不明な医薬品は調剤薬局へ問い合わせることによって確認する方法や、廃棄することを推奨しているが、確認手続きが煩雑であることや、そもそもそういった対応をしてもらえることは認知度が低い。そのため、調剤薬局に薬の使用期限に対して確認している患者は極めて少ない。大半の患者が余った医薬品に対して廃棄の判断がつかず、タイミングを逸した状態で長期保管し、緊急事態には服用していることが散見される。
仮に、長期保管された医薬品による何らかの副作用が発生した場合や、効果が得られないことによる疾患の延長は、処方回数が削減されることによって軽減された負荷よりも深刻な損害となってしまう。
前記の問題は、薬の一包化でより深刻となる。そもそも、薬が一包化される患者は、常用薬の種類が多く、服薬管理が困難であるが故に、一包化対応されている。さらに、例えば、PTP包装から取り出された錠剤を再包装しているため、一度開封した薬の消費期限はさらに短縮されている。この点を考慮しきれておらず、1ヶ月分などをまとめて処方されている。
一包化は、一回あたりに服薬する薬の多い患者にとって、飲み忘れ防止には効果的である。また、手先の動作が不自由になっている患者が、開封する回数を減らすことにも貢献しているという点で大きなメリットがあり、増加する傾向にある。
そこで、先行技術として特開2005-334621号公報同様の手法を適用することが考えられるが、情報がシート等の色変化に限られるため、これを医薬品の一包化袋に適用したとき、高齢や視覚障害者など視覚の認知機能が低下した服用者や、注意力の不十分な子供などには色変化を認識し難く、また複数の小分け袋の薬を服用している場合などは小分け袋ごとに色が異なることがあり、色が変化するとかえって混同の虞も出てくるといった問題点があり、必ずしも有効な手段とはいえなかった。
特開2005-334621号公報 特開2010-127634号公報
本発明は上記の様な従来技術に鑑み、紫外線が照射されることによって生じる、時間経過に伴う表面状態の変化、物性の変化、触覚的な変化によって感知可能であり、一包化袋などの物品に適用したときに、高齢者、視覚障害者や子供などでも物品を手に取ったときの触感で違いが分かり易く、新しいものと、古くなったものとの区別を容易にでき、また、開封しにくくすることで、古くなった薬を服用すること自体を困難にする機能を付与した紫外線反応性タイムインジケータフィルムおよびラベルを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る発明は、遮光性を有する基材と、紫外線が照射されることにより表面の触感が変化する紫外線変性層を有し、前記紫外線変性層は、光酸発生剤を重合開始剤とする樹脂とフィラーと光酸発生剤を含むことを特徴とする紫外線反応性タイムインジケータフィルムである。
また、本発明の請求項2に係る発明は、前記樹脂が、ウレタン樹脂、またはエポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の紫外線反応性タイムインジケータフィルムである。
また、本発明の請求項3に係る発明は、前記光酸発生剤の添加量が、前記樹脂に対する重量比で0.1~10%であることを特徴とする請求項1または2に記載の紫外線反応性タイムインジケータフィルムである。
また、本発明の請求項4に係る発明は、前記フィラーの添加量が、前記樹脂に対する重量比で1~10%であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の紫外線反応性タイムインジケータフィルムである。
また、本発明の請求項5に係る発明は、前記基材が、遮光性を有することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の紫外線反応性タイムインジケータフィルムである。
また、本発明の請求項6に係る発明は、前記基材は、ポリエチレンテレフタレートフィルム、延伸ポリプロピレンフィルム、延伸ナイロンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、またはこれらのうち少なくとも2種を積層したものであることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の紫外線反応性タイムインジケータフィルムである。
また、本発明の請求項7に係る発明は、紫外線が照射されることにより、引き裂き強度が増大することを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の紫外線反応性タイムインジケータフィルムである。
また、本発明の請求項8に係る発明は、請求項1~7のいずれかに記載の紫外線反応性タイムインジケータフィルムを、前記紫外線変性層が外面側となる様にして、少なくとも一部に使用した包装材である。
また、本発明の請求項9に係る発明は、請求項1~7のいずれかに記載の紫外線反応性フィルムを、前記紫外線変性層が外面側となる様にして、少なくとも一部に使用した紫外線反応性タイムインジケータラベルである。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、太陽光や蛍光灯などから照射される紫外線により、紫外線変性層の光酸発生剤から酸が発生し、この酸が樹脂を変性させることで紫外線変性層の表面状態の経時的変化を促進させることにより、服用者等の患者、およびその介助者がこの紫外線反応性フィルムを触ったときの触感に違和感を持つことで、薬を購入
してからの時間が経過した薬であることを視覚による認知機能が低下した高齢者や視覚障害者でも触感から容易に認識できる紫外線反応性タイムインジケータフィルムを提供できる。
また請求項2に記載の発明によれば、紫外線が照射されることで光酸発生剤から発生した酸により経時的に樹脂が変性して表面状態が変化することを加速させることで、ウレタン樹脂の場合はベタベタした状態に、エポキシ樹脂の場合はザラザラした状態になり、添加されたフィラーによってその触感の変化がより顕著になるため、その違和感によって購入してから時間が経過した薬であることが視覚での認知機能が低下した高齢者や視覚障害者でも触感から容易に認識できる紫外線反応性フィルムを提供できる。
また請求項3及び請求項4に記載の発明によれば、フィラーと光酸発生剤の樹脂に対する添加量を所定の範囲とすることで、樹脂の変性をより確実に起こし、進行させることができると共に、変性が発現するまでの期間を設計した期間に応じて調整可能な紫外線反応性タイムインジケータフィルムを提供できる。
また請求項5に記載の発明によれば、包装材に適用したとき、耐光性が弱い内容物にも適用できる紫外線反応性タイムインジケータフィルムを提供できる。
また請求項6に記載の発明によれば、強度や加工性に優れており、包装材に適用できる。
また請求項7に記載の発明によれば、太陽光や蛍光灯などから照射される紫外線により、引き裂き動作が困難になることにより、包装材に適用した場合、開封し難くなり、古くなった内容物の使用を抑制できる。
また請求項8に記載の発明によれば、太陽光や蛍光灯などから照射される紫外線により、紫外線変性層の光酸発生剤から酸が発生し、この酸が樹脂の変性を促進させることで紫外線変性層の表面状態が経時的に変化するため、使用者がこの包装材を触ったときの触感が変化することで、内容物が例えば使用期限を過ぎた古いものであることなどを、触覚によっても感知でき、視覚での認知機能が低下した高齢者や視覚障害者でも触感から容易に感知できる包装材を提供できる。
また請求項9に記載の発明によれば、太陽光や蛍光灯などから照射される紫外線により、紫外線変性層の光酸発生剤から酸が発生し、この酸が樹脂の変性を促進させることで紫外線変性層の表面状態が経時的に変化するため、使用者がこの包装材を触ったときの触感が変化することで、内容物が例えば使用期限を過ぎた古いものであることなどを、触覚によっても感知でき、視覚での認知機能が低下した高齢者や視覚障害者でも触感から容易に感知できる紫外線反応性タイムインジケータラベルを提供できる。
本発明の紫外線反応性タイムインジケータフィルムの一形態の断面模式図である。 本発明の紫外線反応性タイムインジケータフィルムを使用した包装材の一形態の断面模式図である。 本発明の包装材を使用して袋状とした包装材に薬剤を収納した形態の断面模式図である。 本発明の包装材を使用して袋状とした包装材の別形態に薬剤を収納した形態の断面模式図である。 本発明の包装材を遮光性の袋に収納した形態の断面模式図である。 本発明の紫外線反応性タイムインジケータラベルの断面模式図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。なお以下において、同等の部材等には同じ符号を用いて説明を省略することがある。
図1は、本発明の紫外線反応性タイムインジケータフィルムの一形態の断面模式図である。紫外線反応性タイムインジケータフィルム1は、基材11に紫外線の照射により性状が変化する紫外線変性層12を積層して構成されている。紫外線変性層12は、バインダーである樹脂13に、光酸発生剤14、フィラー15が添加されて構成されている。
基材11は、紫外線反応性タイムインジケータフィルム1を使用する目的や適用する対象に応じて、材質、厚さ、強度等の特性を適宜選択して適用することができる。例えば包装材に適用する場合はプラスチックフィルム、紙などが好適に例示でき、紫外線反応性タイムインジケータラベルに適用する場合は前記のものに加えてプラスチック板、金属板、金属箔などが好適に例示できるが、これらに限定されるものではない。基材11は透明であっても不透明であっても良く、遮光性を有していてもよい。また必要に応じて着色されていても良く、絵柄や文字などが印刷されていても良い。
基材11にプラスチックフィルムを適用する場合、特に限定するものではないが、具体的には、ポリエチレンテレフタレートフィルム、延伸ポリプロピレンフィルム、延伸ナイロンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、またはこれらのうち少なくとも2種を積層したものなどが適用できる。これらのフィルムは比較的汎用性が高く入手し易く、強度、加工適性に優れ、厚さなどの選択肢が豊富であり好ましい。積層する際はドライラミネーション、エクストルージョン等、公知のコンバーティング技術を適宜適用すれば良い。
紫外線変性層12は、バインダーである樹脂13に光酸発生剤14、フィラー15が添加されている。紫外線変性層12は、基材11上に公知の塗工技術によりコーティングして設けることができ、例えばグラビアコーティング、フレキソコーティング、バーコーティング、あるいはスプレーコーティング、ディッピングなどが例示できるが、これらに限定されない。その厚みは、5~200μm、好ましくは10~100μmである。
バインダーとなる樹脂13は酸により変性する樹脂が選択され、特に限定するものではないが例えばウレタン樹脂、エポキシ樹脂、が例示できる。樹脂13は別途溶媒と共にコーティング可能な液体に調整され、コーティングされる。
光酸発生剤14は、紫外線が照射されることにより効率的に酸を発生するものとして、例えば、スルホニウム塩系、ヨードニウム塩系、非イオン系などの光酸発生剤が知られているが、適宜選択して用いることができる。必要な反応性に応じて、増殖反応を可能とする添加剤を適宜追加してもよい。光酸発生剤を樹脂に添加した場合に、紫外線が照射されることにより樹脂を変性させる程度としては、例えば、コーティングされた樹脂膜厚を10μm、蛍光灯の照度を10mW/cmとして計算すると、照射時間30秒程度の光量がトリガーとなって、表面状態が触ったときに感知可能な程度に変化する。この時間は、樹脂や光酸発生剤の種類、添加量などにより変わってくる。
フィラー15は、大きさや形状は色々あるが、例えば平均粒子径が数μmから数十μmの、無機または有機性の真球状微粒子で、ベースとなるウレタン樹脂、エポキシ樹脂などに分散させることにより、樹脂の機能を高めるために使用される。粒子の表面にコーティングをはじめとする前処理を行った後、強力な剪断力で樹脂へ練り込んでいく方法などで
分散させる。
本発明の紫外線反応性タイムインジケータフィルムにおける光酸発生剤の添加量は、発生した酸により効果的に樹脂の変性が行われ、かつ変性が使用目的に適した速度で進むように適宜設定されるが、樹脂に対する重量比で0.1~15%の範囲とすると好ましい。反応を加速させるために増殖剤を添加することも可能である。また、フィラーの添加量は重量比で0.5~10%の範囲とすると好ましい。
紫外線反応性タイムインジケータフィルム1は、通常の使用環境下において、照明用の蛍光灯の光や太陽光に含まれる紫外線を自然に受光することになる。その紫外線により、紫外線変質層12に添加された光酸発生剤14から次第に酸が発生し、発生する酸により、バインダー樹脂13中で重合反応が進行する。樹脂13の分解反応等の反応が起こり、樹脂13の変性が起こり、表面16の性状が経時的に変化する。加水分解反応が進行するに従い、バインダー樹脂の一部酸化劣化による結合の開裂により、バインダー中に分散させていたフィラーが脱離、黄変などの色変化も生じる。
具体的には、例えばウレタン樹脂の場合、発生した酸により、加水分解が促進されてその表面15がベタベタした触感となってくる。エポキシ樹脂の場合、酸化分解反応が進行し、表面15がザラザラした触感となると同時に黄変する。どの程度の期間、紫外線が照射されることで表面性状の変化が感知されるようにするかを、光酸発生剤14の種類を適宜選択し、添加量を上記の範囲内で適宜調整することで設定することができる。また、紫外線がトリガーとなることによる劣化による黄変は、視覚的な変化も同時に与えるため、使用者は視覚、触覚の両方の感覚で購入してからの期間が長期経過したことの感知が行えることになる。
また、紫外線反応性タイムインジケータフィルム1は、光酸発生剤14から発生した酸の影響を受けることにより、表面状態の変化によって開封作業時に違和感を与えられると同時に、架橋反応を起こすことにより硬くなり、引き裂き難くなる。従って紫外線反応性タイムインジケータフィルム1の使用者は、上記のような紫外線反応性タイムインジケータフィルム1の触感、色変化に加え、引き裂き難いことによっても、紫外線反応性タイムインジケータフィルム1で包装された薬が古いものであることを感知でき、物理的に開封が阻止されることで、古くなった薬の服用を抑止することを可能とする。
紫外線反応性タイムインジケータフィルム1には、以上説明した各層以外にも、紫外線変性層12の機能を損なわない限り、必要に応じて他の層を設けることもできる。例えば印刷層、接着剤層、粘着剤層、シーラント層、ガスバリア層などが挙げられるが、これらに限定されない。
図2は、本発明の紫外線反応性タイムインジケータフィルム1を使用した包装材の一形態の断面模式図である。包装材2における紫外線反応性タイムインジケータフィルム1は、基材11の一方の表面に印刷層22が設けられ、さらに紫外線変性層12が積層されて構成されている。基材11の反対側の表面にはシーラント層21が積層されている。一対の包装材2のシーラント層同士を対向させ、または1枚の包装材2を折り曲げてシーラント層21同士を対向させ、貼り合せて袋形状とすることができ、内部に内容物を収納する。すなわち、袋形状としたときには紫外線変性層12が包装材2の外面側となるようにする。
このとき、基材11は透明でも、遮光性を有するものでも良い。遮光性を有するものとすると、袋状としたとき内容物への外光の影響を遮断することができる一方で、内部を見通すことができず、内容物を外側から確認できないという性質を呈するため、収納物の特
性や用途に応じて適宜選択すれば良い。遮光性を有する袋の遮光性を保証するものとしての使用をすることも可能である。
シーラント層21は、シーラント性を有する公知の樹脂を適用でき、特に限定するものではないが例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレンなどを適用できる。シーラント層21は、基材11にドライラミネーション、押出ラミネーションなどの公知のラミネーション技術により設けることができる。
印刷層22はここに示した以外にも、シーラント層21を積層した側の表面に設けることもでき、また両表面に設けても良い。印刷層22は、特に限定するものではないが、公知のグラビア印刷法、オフセット印刷法、インクジェット印刷法、フレキソ印刷法などを適用して設けることができる。
包装材2は、紫外線変性層12が紫外線に晒されることで、樹脂13の変性が起こり、前述のように経時的に紫外線変性層12の表面16の性状が変化する。また紫外線の直接的な影響による劣化により、黄変、白化などの色変化が生じ、また引き裂き強度が増大する。これら紫外線の影響により生じる現象により、またはそれらを組み合わせて、包装材2に一定の期間に亘って紫外線が照射されたことを感知でき、そのことから包装材2が一定の期間を経過した古いものであることが分かる。
図3は、本発明の包装材を使用して袋状とした包装材に薬剤を収納した形態の断面模式図である。包装材3は、図2に例示したものと同様にシーラント層31、基材32、紫外線変性層33を積層した一対の包装材30を、シーラント層31同士を貼り合せて袋状とし、内部に薬剤34を収納している。
薬剤の服用者が包装材3の形態で薬剤を保管していると、時間の経過と共に薬剤34は劣化してゆく。同時に、包装材3は通常の生活環境下において、照明用の蛍光灯の光や太陽光に晒されるため、成分として含まれる紫外線が照射されることになり、前述の様に紫外線変性層33の樹脂が光酸発生剤から徐々に発生する酸により変性してゆく。このとき紫外線変性層33に添加される光酸発生剤の種類や量などを適宜設定して、薬剤34の有効期限、使用期限が経過した時点において、紫外線変性層33の表面35の触感が新しい包装材と異なることが服用者等の使用者に感知できるように、変性が進行する様にすることができる。
その結果、図3の下の図の様に、使用者が薬剤34´の有効期限、使用期限が経過してしまった古い包装材3´を手に取ったとき、黄変や白化などの色変化だけでなく、表面35´の触感が異なることにより、それが古いものであることが容易に分かり、有効期限、使用期限を超過してしまった薬剤34´を誤って服用するのを防ぐことができる。また引き裂き難くなることによっても、誤って服用してしまうのを抑制することができる。
図4の包装材4は、一方の面側が前述の様に紫外線変性層33を有する包装材30であり、他方の面側は基材フィルム42にシーラント層41を積層したものである。基材フィルム42は、基材11と同様のものであって良く、通常のフィルム、紙などであってもよい。すなわち包装袋4は、その一部に包装材30を使用することで、紫外線反応性タイムインジケータフィルム1がその一部に適用されて、その内部に薬剤43を収納している。
紫外線反応性タイムインジケータフィルム1が一部に適用された形態であっても、使用者が古くなった包装材4を開封しようとすると、変性した紫外線変性層33の表面に自然に触れるため、黄変や白化などの色変化だけでなく、その触感により容易に古くなったも
のであることを感知できる。
図5は、本発明の包装材を遮光性の袋に収納した形態の断面模式図である。本実施形態では、薬剤52が一次容器である本発明の包装材、例えば図3に例示したものと同様の、表面側に紫外線変性層が設けられた包装材51に収納され、さらに包装材51が二次容器である遮光性の袋5に収納されている。このとき、包装材51の基材は遮光性のないものであっても良い。
このような形態は、例えば、小分け袋は中身の薬剤が見えるように透明な袋とすることが望ましいが、一方で薬剤自体は紫外線など外光の影響を受け易いので保管時には遮光環境での保管が望ましい、といった場合に適用される。このとき一次容器を包装材51とすると、薬剤を服用するために遮光性の袋5を開閉したときに開口部から外光が入ったり、また遮光性の袋5のピンホール欠陥や使用中に付いた傷などから外光が漏れ入ったりしたときに、その外光の影響により紫外線変性層が変性する。
そしてこの変性を、薬の状態変化、色の黄変や白化などの色変化だけでなく、包装材51を手に取ったときに表面の触感の変化によって感知することにより、遮光性の袋5に欠陥が生じていること、および薬剤52が外光によりダメージを受けている可能性があることが分かる。
図6は、本発明の紫外線反応性タイムインジケータラベルの断面模式図である。本実施形態のインジケータラベル6では、基材シート63の一方の面に粘着剤層62が設けられ、さらに剥離紙61で覆われている。インジケータラベル6を別の物品等に貼りつける際には、剥離紙61を剥がして粘着剤層62により貼りつける。基材シート63の他方の面、すなわちラベルを貼りつけたときに外側となる面には、印刷層64、紫外線変性層65が積層されている。
紫外線変性層65は、前記の各実施形態と同様に樹脂66に光酸発生剤67、フィラー68が添加されて構成されている。そして同様に紫外線が照射されたときに樹脂66が変性し、黄変や白化などの色変化だけでなく、表面の触感が変化することで所定の量または期間に亘って紫外線が照射された古いものであることが触覚により感知できる。
また、ラベルの形態とすることで、種々の物品や箱などの包装容器に後から貼り付けることができ、予め専用の包装材を用意しなくとも、種々の物品や包装容器に、所定の量または期間に亘って紫外線が照射されたことを容易に感知できる様にすることができる。
以下に実施例で本発明をより具体的に説明する。
<実施例1>
◆ 評価サンプル1
図1に例示したものと同様の構成で、フィラーとしてエポキシ系樹脂を用いた場合の紫外線反応性タイムインジケータフィルム。
・基材:ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)(PETP60 東レ製)
・紫外線変性層
樹脂塗工液:ADEKA製 ARKLS KRX-3200
光酸発生剤:和光純薬工業製WPAG-367
フィラー:日本触媒製 エポスターM05 10μm(エポキシ系樹脂)
基材上に、上記樹脂塗工液を乾燥時の厚さが10μmとなる様にグラビア印刷法によりコーティングし、紫外線変性層とした。
・シーラント層:ポリエチレン樹脂(厚さ30μm)をドライラミネーションにより基材に積層した。
<実施例2>
◆ 評価サンプル2
図1に例示したものと同様の構成で、フィラーとしてウレタン系樹脂を用いた場合の紫外線反応性タイムインジケータフィルム。
・基材:ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)(PETP60 東レ製)
・紫外線変性層
樹脂塗工液:ADEKA製 ボンタイターHUX
光酸発生剤:和光純薬工業製WPAG-367
フィラー:根上工業製 アートパールGR 10μm(ウレタン系樹脂)
基材上に、上記樹脂塗工液を乾燥時の厚さが10μmとなる様にグラビア印刷法によりコーティングし、紫外線変性層とした。
・シーラント層:ポリエチレン樹脂(厚さ30μm)をドライラミネーションにより基材に積層した。
<評価>
(1)触感
・各実施例の評価サンプルについて、紫外線による変性を、キセノンウェザーメータによる加速試験により検証した。
・紫外線照射量は約2年間の太陽光への暴露に相当するものとしたところ、それぞれの評価サンプルは以下の様な状態であった。
:評価サンプル1(エポキシ樹脂)は、表面がザラザラした触感が発現した。添加したフィラーの部分的脱落が確認された。
:評価サンプル2(ウレタン樹脂)は、表面がベタベタした触感が発現した。添加したフィラーの部分的脱落が確認された。
・以上の結果、各評価サンプルで触感による表面性状の変化が感知できた。また、手で触れたときの触感の変化は、表面の摩擦係数で定量的に表すことができる。
表1に、評価サンプル1で測定した摩擦係数の値を示した。表1から、フィラー添加がなかった場合、変化前と変化後の摩擦係数の差は小さく、添加量が多いほど差が大きくなるのがわかる。
Figure 0007255192000001
(2)引き裂き強度
・評価サンプル2において、JIS-K-6732に基づき、MD方向、TD方向の引き裂き強度を測定した。
・上記の加速試験の前後の引き裂き強度を測定し比較した。
加速試験前:MD方向、TD方向共に 50kg/cm
加速試験後:MD方向、TD方向共に 130kg/cm
・以上の結果、所定量の紫外線が照射されることで引き裂き強度が増大することが確認できた。
以上のように、本発明によれば、紫外線が照射されることによって生じる、時間経過に伴う表面状態の変化が、色の変化だけでなく、触覚的な変化によっても感知可能であり、新しいものと、古くなったものとの区別を容易にできる紫外線反応性インジケータフィルム、およびそれを用いた包装材ならびに紫外線反応性インジケータラベルを提供することができる。
1・・・紫外線反応性タイムインジケータフィルム
11・・・基材
12・・・紫外線変性層
13・・・樹脂
14・・・光酸発生剤
15・・・フィラー
16・・・表面
2・・・包装材
21・・・シーラント層
22・・・印刷層
3・・・袋状包装材
30・・・包装材
31・・・シーラント層
32・・・基材
33・・・紫外線変性層
34・・・薬剤
4・・・袋状包装材
41・・・シーラント層
42・・・基材
43・・・薬剤
5・・・遮光性の袋
51・・・包装材
52・・・薬剤
6・・・紫外線反応性タイムインジケータラベル
61・・・剥離紙
62・・・粘着層
63・・・基材シート
64・・・印刷層
65・・・紫外線変性層
66・・・樹脂
67・・・光酸発生剤
68・・・フィラー

Claims (8)

  1. 遮光性を有する基材と、紫外線が照射されることにより表面の触感が変化する紫外線変性層を有し、紫外線変性層は、光酸発生剤を重合開始剤とする樹脂と光酸発生剤とフィラーを含むことを特徴とする紫外線反応性タイムインジケータフィルム。
  2. 前記紫外線変質層が、ウレタン樹脂、またはエポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の紫外線反応性タイムインジケータフィルム。
  3. 前記光酸発生剤の添加量が、前記樹脂に対する重量比で0.1~10%であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の紫外線反応性タイムインジケータフィルム。
  4. 前記フィラーの添加量が、前記樹脂に対する重量比で1~10%であることを特徴とする請求項1~3に記載の紫外線反応性紫外線反応性タイムインジケータフィルム。
  5. 前記基材は、ポリエチレンテレフタレートフィルム、延伸ポリプロピレンフィルム、延伸ナイロンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、またはこれらのうち少なくとも2種を積層したものであることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の紫外線反応性インジケータフィルム。
  6. 紫外線が照射されることにより、引き裂き強度が増大することを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の紫外線反応性タイムインジケータフィルム。
  7. 請求項1~7のいずれかに記載の紫外線反応性タイムインジケータフィルムを、前記紫外線変性層が外面側となる様にして、少なくとも一部に使用した包装材。
  8. 請求項1~7のいずれかに記載の紫外線反応性タイムインジケータフィルムを、前記紫外線変性層が外面側となる様にして、少なくとも一部に使用した紫外線反応性タイムインジケータラベル。
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