JP7255181B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7255181B2
JP7255181B2 JP2018248168A JP2018248168A JP7255181B2 JP 7255181 B2 JP7255181 B2 JP 7255181B2 JP 2018248168 A JP2018248168 A JP 2018248168A JP 2018248168 A JP2018248168 A JP 2018248168A JP 7255181 B2 JP7255181 B2 JP 7255181B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
channel
individual
liquid ejection
common
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018248168A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020104495A (ja
Inventor
貴公 鐘ヶ江
勝弘 大久保
寛之 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2018248168A priority Critical patent/JP7255181B2/ja
Priority to CN201911359125.2A priority patent/CN111376603B/zh
Priority to US16/728,873 priority patent/US11104146B2/en
Priority to EP19219754.9A priority patent/EP3674090A1/en
Publication of JP2020104495A publication Critical patent/JP2020104495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7255181B2 publication Critical patent/JP7255181B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17563Ink filters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/18Ink recirculation systems

Description

本発明は、液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置に関する。
例えばインク等の液体をノズルから吐出する技術が従来から提案されている。例えば特許文献1には、液体を貯留する液体容器とノズルから液体を吐出する液体吐出部との間で液体を循環させる構成が開示されている。
特開2014-172324号公報
液体容器に貯留された液体を複数の液体吐出部に供給する構成が想定される。以上の構成では、液体容器と各液体吐出部との間に、液体容器に連通する共通供給流路と、当該共通供給流路と液体吐出部とを連通する液体吐出部毎の個別供給流路とが設置される。液体に混入した異物または気泡を捕集するフィルターを共通供給流路に設置する構成では、複数の液体吐出部に対する液体の供給量を充分に確保するために大型のフィルターを設置する必要がある。また、例えば気泡等の原因により各個別供給流路の流路抵抗が相違する状況では、共通供給流路から個別供給流路を介して液体吐出部に供給される液体量が液体吐出部毎に相違する可能性がある。
以上の課題を解決するために、本発明の好適な態様に係る液体吐出ヘッドは、液体を吐出する第1液体吐出部と、液体を吐出する第2液体吐出部と、液体貯留部から液体が供給される共通供給流路と、前記共通供給流路と前記第1液体吐出部とを連通する第1個別供給流路と、前記共通供給流路と前記第2液体吐出部とを連通する第2個別供給流路と、前記第1個別供給流路に設置された第1フィルターと、前記第2個別供給流路に設置された第2フィルターとを具備する液体吐出ヘッドであって、前記第1個別供給流路内においては前記第1フィルターにおける流路抵抗が最大であり、前記第2個別供給流路内においては前記第2フィルターにおける流路抵抗が最大であり、前記第1フィルターにおける流路抵抗と前記第2フィルターにおける流路抵抗とは等しい。
本発明の好適な態様に係る液体吐出ヘッドは、液体を吐出する第1液体吐出部と、液体を吐出する第2液体吐出部と、液体貯留部から液体が供給される共通供給流路と、前記共通供給流路と前記第1液体吐出部とを連通する第1個別供給流路と、前記共通供給流路と前記第2液体吐出部とを連通する第2個別供給流路と、前記第1個別供給流路に設置された第1フィルターと、前記第2個別供給流路に設置された第2フィルターとを具備する液体吐出ヘッドであって、前記第1個別供給流路内においては前記第1フィルターの圧力損失が最大であり、前記第2個別供給流路内においては前記第2フィルターの圧力損失が最大であり、前記第1フィルターにおける圧力損失と前記第2フィルターにおける圧力損失とは等しい。
本発明の好適な態様に係る液体吐出装置は、液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドによる液体の吐出を制御する制御部とを具備する液体吐出装置であって、前記液体吐出ヘッドは、液体を吐出する第1液体吐出部と、液体を吐出する第2液体吐出部と、液体貯留部から液体が供給される共通供給流路と、前記共通供給流路と前記第1液体吐出部とを連通する第1個別供給流路と、前記共通供給流路と前記第2液体吐出部とを連通する第2個別供給流路と、前記第1個別供給流路に設置された第1フィルターと、前記第2個別供給流路に設置された第2フィルターとを具備し、前記第1個別供給流路内においては前記第1フィルターにおける流路抵抗が最大であり、前記第2個別供給流路内においては前記第2フィルターにおける流路抵抗が最大であり、前記第1フィルターにおける流路抵抗と前記第2フィルターにおける流路抵抗とは等しい。
第1実施形態に係る液体吐出装置の構成を例示するブロック図である。 液体吐出ヘッドおよび流路機構の構成を例示する模式図である。 液体吐出部の構成を例示する模式図である。 液体吐出ヘッド内におけるインクの流動を等価的に表現する回路図である。 初期充填の状況を等価的に表現する回路図である。 第2実施形態における初期充填の状況を等価的に表現する回路図である。 第3実施形態における液体吐出装置の構成を例示する模式図である。 第4実施形態における液体吐出装置の構成を例示する模式図である。 第5実施形態における形態吐出装置の構成を例示する模式図である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る液体吐出装置100Aを例示する構成図である。第1実施形態の液体吐出装置100Aは、液体の一例であるインクを媒体12に吐出するインクジェット方式の印刷装置である。媒体12は、典型的には印刷用紙であるが、樹脂フィルムまたは布帛等の任意の材質の印刷対象が媒体12として利用される。図1に例示される通り、液体吐出装置100Aには、インクを貯留する液体容器14が設置される。例えば液体吐出装置100Aに着脱可能なカートリッジ、可撓性のフィルムで形成された袋状のインクパック、または、インクを補充可能なインクタンクが、液体容器14として利用される。
図1に例示される通り、液体吐出装置100Aは、制御ユニット20と搬送機構22と移動機構24と液体吐出ヘッド26と流路機構28とを具備する。制御ユニット20は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)等の処理回路と半導体メモリー等の記憶回路とを含み、液体吐出装置100Aの各要素を統括的に制御する。制御ユニット20は「制御部」の一例である。搬送機構22は、制御ユニット20による制御のもとで媒体12をY方向に搬送する。
移動機構24は、制御ユニット20による制御のもとで液体吐出ヘッド26をX方向に沿って往復させる。X方向は、媒体12が搬送されるY方向に交差する。例えばX方向とY方向とは相互に直交する。第1実施形態の移動機構24は、液体吐出ヘッド26を収容する略箱型の搬送体242と、搬送体242が固定された搬送ベルト244とを具備する。なお、複数の液体吐出ヘッド26を搬送体242に搭載した構成、または、液体容器14または流路機構28を液体吐出ヘッド26とともに搬送体242に搭載した構成も採用され得る。
液体吐出ヘッド26は、液体容器14から供給されるインクを制御ユニット20による制御のもとで複数のノズルから媒体12に吐出する。搬送機構22による媒体12の搬送と搬送体242の反復的な往復とに並行して各液体吐出ヘッド26が媒体12にインクを吐出することで、媒体12の表面に画像が形成される。流路機構28は、液体吐出ヘッド26に対するインクの供給と液体吐出ヘッド26から排出されたインクの貯留とを実現するための機構である。
図2は、液体吐出ヘッド26および流路機構28の具体的な構成を例示する模式図である。図2に例示される通り、液体吐出ヘッド26は、4個の液体吐出部31[1]~31[4]と、各液体吐出部31[m](m=1~4)を支持する支持構造体32とを具備する。なお、液体吐出ヘッド26に搭載される液体吐出部31[m]の個数は任意である。
各液体吐出部31[m]は、制御ユニット20による制御のもとでインクを吐出する。第1実施形態の液体吐出部31[m]には、供給口41と排出口42と複数のノズル43とが形成される。液体吐出部31[m]の内部に供給口41を介してインクが供給される。供給口41から液体吐出部31[m]に供給されたインクのうち各ノズル43から吐出されないインクが排出口42から排出される。
図3は、液体吐出部31[m]の構成を例示する模式図である。図3に例示される通り、液体吐出部31[m]には、共通液室45と複数の圧力室46と複数の駆動素子47とが設置される。共通液室45は、複数のノズル43にわたり共通する空間である。供給口41から流入するインクが共通液室45に貯留される。
圧力室46と駆動素子47とはノズル43毎に形成される。圧力室46は、ノズル43に連通する空間である。共通液室45から供給されるインクが複数の圧力室46の各々に充填される。駆動素子47は、圧力室46内の圧力を変動させる。例えば圧力室46の壁面を変形させることで当該圧力室46の容積を変化させる圧電素子、または、圧力室46内のインクの加熱により圧力室46内に気泡を発生させる発熱素子が、駆動素子47として好適に利用される。駆動素子47が圧力室46内の圧力を変動させることで、当該圧力室46内のインクがノズル43から吐出される。
図2に例示される通り、液体吐出ヘッド26の支持構造体32には供給口51と排出口52とが形成される。流路機構28から供給口51にインクが供給され、排出口52から流路機構28にインクが排出される。
液体吐出ヘッド26の支持構造体32の内部には、共通供給流路33と4個の個別供給流路34[1]~34[4]と4個の個別排出流路35[1]~35[4]と共通排出流路36とが形成される。共通供給流路33および共通排出流路36は、4個の液体吐出部31[1]~31[4]について共通の流路である。個別供給流路34[m]および個別排出流路35[m]は液体吐出部31[m]毎に個別に形成される流路である。共通供給流路33および4個の個別供給流路34[1]~34[4]は、流路機構28から供給口51に供給されるインクを4個の液体吐出部31[m]の供給口41に並列に供給するための流路である。4個の個別排出流路35[1]~35[4]および共通排出流路36は、4個の液体吐出部31[1]~31[4]の排出口42から排出されるインクを排出口52に供給するための流路である。
共通供給流路33は、供給口51に連通する流路である。各個別供給流路34[m]は、共通供給流路33と液体吐出部31[m]とを連通する流路である。具体的には、個別供給流路34[m]の一端は、共通供給流路33における供給口51とは反対側の端部に連結され、個別供給流路34[m]の他端は、液体吐出部31[m]の供給口41に連結される。以上の説明から理解される通り、供給口51から各液体吐出部31[m]にインクを供給するための流路は、図2の分岐点Z1において共通供給流路33から複数の個別供給流路34[m]に分岐する。すなわち、流路機構28から供給口51に供給されるインクは4個の液体吐出部31[1]~31[4]に分配される。個別供給流路34[m]は、分岐点Z1から液体吐出部31[m]の供給口41までの流路である。
各個別供給流路34[m]にはフィルターF[m]が設置される。具体的には、個別供給流路34[m]の途中に形成された空間内にフィルターF[m]が設置される。他方、共通供給流路33にはフィルターは設置されない。各個別供給流路34[m]のフィルターF[m]は、当該個別供給流路34[m]を通過するインクに混入した気泡または異物を捕集する。フィルターF[m]の流路抵抗は4個のフィルターF[1]~F[4]にわたり等しい。例えば、4個のフィルターF[1]~F[4]は共通の型式のフィルターであり、流路抵抗等の特性は4個のフィルターF[1]~F[4]にわたり共通する。
フィルターF[m]の流路抵抗が大きいほど、当該フィルターF[m]を通過する前後におけるインクの圧力損失は大きい。第1実施形態における4個のフィルターF[1]~F[4]は、各々を通過する前後におけるインクの圧力損失が等しい。なお、以下の説明においては、フィルターF[m]の流路抵抗の大小関係と、フィルターF[m]を通過する前後におけるインクの圧力損失の大小関係とが一致するものとする。例えばフィルターF[3]の圧力損失がフィルターF[1]の圧力損失よりも大きいという記載は、フィルターF[3]の流路抵抗がフィルターF[1]の流路抵抗よりも大きいことも意味する。
個別供給流路34[m]内においてはフィルターF[m]の圧力損失が最大である。すなわち、分岐点Z1から液体吐出部31[m]の供給口41までの流路内において圧力損失が最大となる箇所はフィルターF[m]である。各個別供給流路34[m]には、共通供給流路33および液体吐出部31[m]以外は連通しない。したがって、フィルターF[m]は、個別供給流路34[m]を通過するインクの流量を決定する律速となる。
液体吐出ヘッド26に設置された2個の液体吐出部31[m1]および液体吐出部31[m2]に便宜的に着目する(m1,m2=1~4,m1≠m2)。液体吐出部31[m1]は「第1液体吐出部」の例示であり、液体吐出部31[m2]は「第2液体吐出部」の例示である。個別供給流路34[m1]は、共通供給流路33と液体吐出部31[m1]とを連通する「第1個別供給流路」の例示であり、個別供給流路34[m2]は、共通供給流路33と液体吐出部31[m2]とを連通する「第2個別供給流路」の例示である。また、個別供給流路34[m1]に設置されたフィルターF[m1]は「第1フィルター」の例示であり、個別供給流路34[m2]に設置されたフィルターF[m2]は「第2フィルター」の例示である。以上の構成において、個別供給流路34[m1]内ではフィルターF[m1]の圧力損失が最大であり、個別供給流路34[m2]内ではフィルターF[m2]の圧力損失が最大である。すなわち、個別供給流路34[m1]においてはフィルターF[m1]における流路抵抗が最大であり、個別供給流路34[m2]においてはフィルターF[m2]における流路抵抗が最大である。また、フィルターF[m1]の圧力損失とフィルターF[m2]の圧力損失とは等しい。
図2の共通排出流路36は、排出口52に連通する流路である。各個別排出流路35[m]は、共通排出流路36と液体吐出部31[m]とを連通する流路である。具体的には、個別排出流路35[m]の一端は、共通排出流路36における排出口52とは反対側の端部に連結され、個別排出流路35[m]の他端は、液体吐出部31[m]の排出口42に連結される。以上の説明から理解される通り、4個の液体吐出部31[1]~31[4]の排出口42から個別排出流路35[1]~35[4]に排出されるインクは、図2の合流点Z2において合流してから共通排出流路36を通過して排出口52に供給される。前述の通り各個別供給流路34[m]にはフィルターF[m]が設置されるのに対し、各個別排出流路35[m]および共通排出流路36にはフィルターは設置されない。
なお、前述の例示のように2個の液体吐出部31[m1]と液体吐出部31[m2]とに着目すると、個別排出流路35[m1]は「第1個別排出流路」の例示であり、個別排出流路35[m2]は「第2個別排出流路」の例示である。
図2に例示される通り、流路機構28は、第1ポンプ71と液体貯留部72と排出流路73と負圧制御部74と第2ポンプ75と温度調整部76とを具備する。第1ポンプ71は、液体容器14に貯留されたインクを液体貯留部72に供給するポンプである。
液体貯留部72は、液体容器14から供給されるインクを貯留する容器である。排出流路73は、液体吐出ヘッド26の排出口52と液体貯留部72とを連通する流路である。液体貯留部72には、液体容器14に貯留されるインクが第1ポンプ71から供給されるほか、液体吐出ヘッド26の排出口52から排出されたインクが排出流路73から供給される。
負圧制御部74は、各個別排出流路35[m]および共通排出流路36内のインクの圧力を所定の負圧に調整するための機構である。例えば液体貯留部72を鉛直方向に移動させることで、各個別排出流路35[m]および共通排出流路36内のインクの圧力を水頭に応じて調整する昇降機構が、負圧制御部74として好適に利用される。なお、負圧制御部74の構成は任意であり、昇降機構には限定されない。公知の種々の制御機構が負圧制御部74として採用され得る。
第2ポンプ75は、液体貯留部72に貯留されたインクを流動させる。具体的には、一定の流量でインクを流動させる定流量ポンプが第2ポンプ75として利用される。温度調整部76は、例えば発熱機構を具備し、第2ポンプ75から供給されるインクの温度を調整する。温度調整部76による調整後のインクが液体吐出ヘッド26の供給口51に供給される。なお、温度調整部76を省略してもよい。温度調整部76を省略した構成では、第2ポンプ75から流出するインクが液体吐出ヘッド26の供給口51に供給される。
以上の説明から理解される通り、流路機構28から供給口51に供給されるインクは、共通供給流路33→個別供給流路34[m]→供給口41→液体吐出部31[m]→排出口42→個別排出流路35[m]→共通排出流路36→排出流路73→液体貯留部72→第2ポンプ75→温度調整部76→供給口51、という経路で循環する。すなわち、液体貯留部72と液体吐出部31[m]との間においては、共通供給流路33と個別供給流路34[m]と個別排出流路35[m]と共通排出流路36とを介してインクが循環する。
以上の例示のようにインクを循環させる動作(以下「循環動作」という)は、液体吐出ヘッド26が制御ユニット20による制御のもとでインクを吐出する動作(以下「吐出動作」という)に並行して継続的に実行される。また、以上に説明した循環動作により、液体吐出ヘッド26の各液体吐出部31[m]に対してインクを初期的に充填する動作(以下「初期充填」という)も実現される。
以上に説明した通り、第1実施形態では、液体吐出部31[m]毎の個別供給流路34[m]にフィルターF[m]が設置されるから、共通供給流路33にフィルターを設置する構成と比較して各フィルターF[m]が小型化されるという利点がある。また、各個別供給流路34[m]内においてはフィルターF[m]の圧力損失が最大であるから、各個別供給流路34[m]におけるインクの流量がフィルターF[m]を律速として決定される。しかも、各フィルターF[m]の圧力損失は等しい。したがって、各液体吐出部31[m]に対するインクの供給量の相違を低減することが可能である。
図4は、液体吐出ヘッド26内におけるインクの流動を等価的に表現する回路図である。以下の説明では、実施形態の理解を容易化する観点から、液体吐出ヘッド26内の各要素を電気回路の構成に便宜的に置換して説明する。前述の通り、4個のフィルターF[1]~F[4]の流路抵抗Rfは等しい。定流量ポンプである第2ポンプ75を含む流路機構28から液体吐出ヘッド26の供給口51に対して、一定の流量4Qのインクが供給される。供給口41に供給されるインクを等分した流量Qのインクが各個別供給流路34[m]に供給される。各液体吐出部31[m]から排出された流量Qのインクは共通排出流路36において合流し、結果的に流量4Qのインクが排出口52に供給される。
フィルターF[m]は、種々の要因により、インクが通過できない状態、または、インクが極めて通過し難い状態になり得る。例えば、液体吐出ヘッド26にインクを初期充填する過程でインクに気泡が混入し、フィルターF[m]の表面に気泡が付着する場合がある。以上のようにフィルターF[m]に付着した気泡により、特にインクの圧力が小さい場合に、フィルターF[m]においてインクの流れが阻害される。また、フィルターF[m]の孔を閉塞するようにインクの膜が形成される場合もある。以上の状態では、インクの膜の表面張力よりもインクの圧力が小さいとインクの流れが膜を破ることができず、気泡が付着した場合と同様にインクの流れが阻害される。すなわち、フィルターF[m]は、インクの圧力が所定の閾値よりも小さい場合には実質的にインクを通過させず、当該圧力が閾値よりも大きい場合にはインクを通過させる、という性質を有する。以上に説明した圧力の閾値は「バブルポイント」とも称呼される。なお、以下の説明では簡単のため、インクがフィルターF[m]を「通過しない」と記載するが、「記載しない」とは、インクがフィルターF[m]を全く通過しない状態のほか、インクがフィルターF[m]を実質的に通過しない状態も包含する。インクがフィルターF[m]を実質的に通過しない状態とは、インクがフィルターF[m]を全く通過しない訳ではないけれども極めて通過し難い状態を意味する。以上の説明から理解される通り、インクの圧力がバブルポイントよりも小さい場合には、インクがフィルターF[m]を「通過しない」という条件を満たすものとする。
図5は、液体吐出ヘッド26の4個の液体吐出部31[1]~31[4]に対してインクを初期的に充填する初期充填の状況を等価的に表現する回路図である。図5においては、フィルターF[4]の流路抵抗が上昇した場合が想定されている。以上の状況におけるフィルターF[4]は、所定の閾値Vth[4]を上回る順方向の電圧が印加された場合に電流が通過し、両端間の電圧が閾値Vth[4]を下回る場合には電流を阻止するダイオードとして等価的に表現される。閾値Vth[4]はバブルポイントに相当する。3個のフィルターF[1]~F[3]には、第2ポンプ75から供給される流量4Qを3等分した流量4Q/3のインクが供給される。
図5に例示した状況において、以下の数式(1a)で表現される通り、3個のフィルターF[1]~F[3]における圧力損失(Rf×4Q/3)がフィルターF[4]の閾値Vth[4]を下回る場合、流路機構28から液体吐出ヘッド26に供給されるインクは、全部が3個のフィルターF[1]~F[3]を通過し、流路抵抗が上昇したフィルターF[4]は通過しない。すなわち、液体吐出部31[4]にはインクは充填されない。
Vth[4]>Rf×4Q/3 …(1a)
他方、以下の数式(1b)で表現される通り、3個のフィルターF[1]~F[3]における圧力損失(Rf×4Q/3)がフィルターF[4]の閾値Vth[4]を上回る場合、流路機構28から液体吐出ヘッド26に供給されるインクは、流路抵抗が上昇したフィルターF[4]を含む全部のフィルターF[1]~F[4]を通過する。すなわち、4個の液体吐出部31[1]~31[4]のインクが適切に充填される。
Vth[4]<Rf×4Q/3 …(1b)
以上の例示の通り、各フィルターF[m]は、所定の閾値Vth[m]よりも低い圧力で供給されるインクを通過させず、閾値Vth[m]よりも高い圧力で供給されるインクを通過させる。したがって、各フィルターF[m]の上流側の圧力が閾値Vth[m]よりも高くなるように、流路機構28から液体吐出ヘッド26に供給されるインクの流量が設定される。以上の構成によれば、4個の液体吐出部31[1]~31[4]に対して適切にインクを供給することが可能である。
前述の例示のように2個の液体吐出部31[m1]と液体吐出部31[m2]とに着目する。フィルターF[m1]は、第1圧力Vth[m1]よりも低い圧力で供給されるインクを通過させず、第1圧力Vth[m1]よりも高い圧力で供給される液体を通過させる。他方、フィルターF[m2]は、第2圧力Vth[m2]よりも低い圧力で供給されるインクを通過させず、第2圧力Vth[m2]よりも高い圧力で供給される液体を通過させる。以上の状況を想定すると、共通供給流路33から個別供給流路34[m1]および個別供給流路34[m2]にインクを供給した場合に、フィルターF[m1]における圧力が第1圧力Vth[m1]よりも高く、フィルターF[m2]における圧力が第2圧力Vth[m2]よりも高い構成が好適である。以上の構成によれば、初期充填において、液体吐出部31[m1]および液体吐出部31[m2]の双方に対して適切にインクを供給することが可能である。
<第2実施形態>
第2実施形態を説明する。以下の各例示において機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
第1実施形態では、流路機構28が一定の流量のインクを液体吐出ヘッド26に供給する場合を例示した。第2実施形態の流路機構28は、一定の圧力のインクを液体吐出ヘッド26に供給する。すなわち、第2実施形態では、流路機構28から液体吐出ヘッド26に供給されるインクの流量は可変である。
図6は、初期充填における液体吐出ヘッド26内のインクの流動を等価的に表現する回路図である。図6においては、前掲の図5と同様に、フィルターF[4]の流路抵抗が上昇した場合が想定されている。3個のフィルターF[1]~F[3]には流量Qのインクが供給される。
図6に例示した状況において、以下の数式(2a)で表現される通り、3個のフィルターF[1]~F[3]における圧力損失(Rf×Q)がフィルターF[4]の閾値Vth[4]を下回る場合、流路機構28から液体吐出ヘッド26に供給されるインクは、3個のフィルターF[1]~F[3]を通過し、流路抵抗が上昇したフィルターF[4]は通過しない。すなわち、液体吐出部31[4]にはインクが充填されない。
Vth[4]>Rf×Q …(2a)
他方、以下の数式(2b)で表現される通り、3個のフィルターF[1]~F[3]における圧力損失(Rf×Q)がフィルターF[4]の閾値Vth[4]を上回る場合、流路機構28から液体吐出ヘッド26に供給されるインクは、流路抵抗が上昇したフィルターF[4]を含む全部のフィルターF[1]~F[4]を通過する。すなわち、4個の液体吐出部31[1]~31[4]のインクが適切に充填される。
Vth[4]<Rf×Q …(2b)
第2実施形態においても、各フィルターF[m]の上流側の圧力が閾値Vth[m]よりも高くなるように、流路機構28から液体吐出ヘッド26に供給されるインクの流量が設定される。したがって、第2実施形態においても第1実施形態と同様に、4個の液体吐出部31[1]~31[4]に対して適切にインクを供給することが可能である。
<第3実施形態>
第1実施形態および第2実施形態においては、液体吐出装置100Aが循環動作を実行する構成を例示したが、第1実施形態または第2実施形態で例示した液体吐出ヘッド26は、循環動作を実行しない液体吐出装置にも流用される。第3実施形態は、循環動作を実行しない液体吐出装置に液体吐出ヘッド26を採用した形態である。
図7は、第3実施形態における液体吐出装置100Bの構成を例示する模式図である。図7に例示される通り、第3実施形態の液体吐出装置100Bに搭載される液体吐出ヘッド26は、第1実施形態または第2実施形態と同様の構成である。
液体吐出ヘッド26においては各フィルターF[m]の圧力損失が比較的に大きい。したがって、供給口51に供給されるインクを液体吐出部31[m]が吐出する構成のもとで循環動作を実行しないとすれば、フィルターF[m]の圧力損失の影響により、各ノズル43からのインクの吐出量が不足する可能性がある。以上の事情を考慮して、第3実施形態では、初期充填および吐出動作の双方において、液体吐出ヘッド26の排出口52から各液体吐出部31[m]にインクを供給する。
図7に例示される通り、液体吐出ヘッド26の供給口51は閉塞部材81により閉塞される。液体容器14内のインクは、供給流路82を介して排出口52に供給される。排出口52に供給されたインクは、共通排出流路36と個別排出流路35[m]とを介して各液体吐出部31[m]に供給される。各液体吐出部31[m]がインクを吐出する吐出動作は第1実施形態または第2実施形態と同様である。
第3実施形態によれば、第1実施形態または第2実施形態の液体吐出ヘッド26を、循環動作を実行しない液体吐出装置100Bに利用することが可能である。また、液体吐出ヘッド26の排出口52から各液体吐出部31[m]にインクが供給されるから、フィルターF[m]の圧力損失に影響されることなく、各液体吐出部31[m]に充分なインクを供給できる。したがって、各液体吐出部31[m]によるインクの吐出量が不足する可能性を低減できる。
<第4実施形態>
図8は、第4実施形態における液体吐出装置100Bの構成を例示する模式図である。第4実施形態は、第3実施形態と同様に、液体容器14内のインクが液体吐出ヘッド26の排出口52を介して各液体吐出部31[m]に供給される。供給口51は閉塞部材81により閉塞され、循環動作は実行されない。したがって、第4実施形態においても第3実施形態と同様の効果が実現される。
図8に例示される通り、排出口52にインクを供給するための供給流路82上にフィルター83が設置される。すなわち、液体吐出ヘッド26にフィルター83が外付けされる。フィルター83は、供給流路82を通過するインクに混入した気泡または異物を捕集する。各液体吐出部31[m]によるインクの吐出量が不足しない程度の圧力損失のフィルター83が好適に利用される。以上の説明から理解される通り、第4実施形態によれば、初期充填および吐出動作において、液体吐出ヘッド26の排出口52に供給されるインクの気泡または異物をフィルター83により捕集できるという利点がある。
なお、第1実施形態および第2実施形態においては、
[条件1]個別供給流路34[m]内ではフィルターF[m]の圧力損失が最大である。
[条件2]各フィルターF[m]の圧力損失が等しい。
[条件3]フィルターF[m]の上流側の圧力は閾値Vth[m]よりも高い。
という条件を充足する液体吐出ヘッド26を例示した。しかし、第3実施形態または第4実施形態においては、条件1から条件3の少なくともひとつを充足しない液体吐出ヘッド26を使用してもよい。
<第5実施形態>
図9は、第5実施形態における液体吐出装置100Cの構成を例示する模式図である。図9に例示される通り、第5実施形態の液体吐出装置100Cは、液体吐出ヘッド26と第1流路機構28aと第2流路機構28bとを具備する。
液体吐出ヘッド26は、4個の液体吐出ユニットU[1]~U[4]を具備する。各液体吐出ユニットU[m]は、液体吐出部31a[m]と液体吐出部31b[m]とを具備する。液体吐出部31a[m]には、複数のノズル43の配列(以下「第1列」という)La[m]が形成され、液体吐出部31b[m]には、複数のノズル43の配列(以下「第2列」という)Lb[m]が形成される。第1列La[m]と第2列Lb[m]とは相互に間隔をあけて並設される。液体吐出部31a[m]は、第1列La[m]の各ノズル43から第1色のインクを吐出し、液体吐出部31b[m]は、第2列Lb[m]の各ノズル43から第2色のインクを吐出する。第1色と第2色とは別色である。
第1流路機構28aおよび第2流路機構28bは、第1実施形態における流路機構28と同様の構成である。第1流路機構28aは、4個の液体吐出ユニットU[1]~U[4]の各々における液体吐出部31a[m]について第1色のインクを循環させる。具体的には、第1流路機構28aは、液体貯留部72aに貯留されたインクを各液体吐出部31a[m]に供給し、各液体吐出部31a[m]から排出されたインクを液体貯留部72aに貯留する。同様に、第2流路機構28bは、4個の液体吐出ユニットU[1]~U[4]の各々における液体吐出部31b[m]について第2色のインクを循環させる。具体的には、第2流路機構28bは、液体貯留部72bに貯留されたインクを各液体吐出部31b[m]に供給し、各液体吐出部31b[m]から排出されたインクを液体貯留部72bに貯留する。
以上の説明から理解される通り、第5実施形態においては、4個の液体吐出部31a[1]~31a[4]について第1色のインクを循環させるための流路と、4個の液体吐出部31b[1]~31b[4]について第2色のインクを循環させるための流路と、が個別に形成される。なお、液体吐出ユニットU[m]の個数は任意である。
<変形例>
以上に例示した各形態は多様に変形され得る。前述の各形態に適用され得る具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
(1)第1実施形態および第2実施形態では、初期充填および吐出動作の双方において流路機構28から供給口51にインクを供給し、第3実施形態および第4実施形態では、初期充填および吐出動作の双方において供給流路82から排出口52にインクを供給した。しかし、初期充填および吐出動作の各々におけるインクの供給先は以上の例示に限定されない。
例えば、初期充填においては供給流路82から排出口52にインクを供給することで各液体吐出部31[m]にインクを充填し、吐出動作においては流路機構28から供給口51を介して各液体吐出部31[m]にインクを供給してもよい。すなわち、各液体吐出部31[m]は、第3実施形態および第4実施形態と同様に、共通排出流路36および個別排出流路35[m]を介して初期充填されたインクを吐出する。なお、以上の構成では、吐出動作に並行して循環動作が実行される。
また、初期充填においては流路機構28から供給口51を介して各液体吐出部31[m]にインクを充填し、吐出動作においては供給流路82から排出口52を介して各液体吐出部31[m]にインクを供給してもよい。すなわち、各液体吐出部31[m]は、第1実施形態および第2実施形態と同様に、共通供給流路33および個別供給流路34[m]を介して初期充填されたインクを吐出する。なお、以上の構成では、初期充填に並行して循環動作が実行される。
(2)フィルターF[m1]の圧力損失とフィルターF[m2]の圧力損失とが「等しい」とは、両者の圧力損失が完全に一致する場合のほか、実質的に一致する場合も包含する。圧力損失が実質的に一致する場合とは、例えばフィルターF[m1]およびフィルターF[m2]の一方の圧力損失が他方の圧力損失に対して±5%の範囲内にある場合である。また、フィルターF[m1]およびフィルターF[m2]の製造誤差の範囲内における圧力損失の相違は、「実質的な一致」に包含される。
(3)前述の各形態では、液体吐出ヘッド26を搭載した搬送体242を往復させるシリアル方式の液体吐出装置を例示したが、複数のノズル43が媒体12の全幅にわたり分布するライン方式の液体吐出装置にも本発明を適用することが可能である。
(4)前述の各形態で例示した液体吐出装置は、印刷に専用される機器のほか、ファクシミリ装置やコピー機等の各種の機器に採用され得る。もっとも、本発明の液体吐出装置の用途は印刷に限定されない。例えば、色材の溶液を吐出する液体吐出装置は、液晶表示パネル等の表示装置のカラーフィルターを形成する製造装置として利用される。また、導電材料の溶液を吐出する液体吐出装置は、配線基板の配線や電極を形成する製造装置として利用される。また、生体に関する有機物の溶液を吐出する液体吐出装置は、例えばバイオチップを製造する製造装置として利用される。
100A,100B,100C…液体吐出装置、12…媒体、14…液体容器、20…制御ユニット、22…搬送機構、24…移動機構、242…搬送体、244…搬送ベルト、26…液体吐出ヘッド、28…流路機構、28a…第1流路機構、28b…第2流路機構、31[m],31a[m],31b[m]…液体吐出部、32…支持構造体、33…共通供給流路、34[m]…個別供給流路、35[m]…個別排出流路、36…共通排出流路、41…供給口、42…排出口、43…ノズル、45…共通液室、46…圧力室、47…駆動素子、51…供給口、52…排出口、71…第1ポンプ、72,72a,72b…液体貯留部、73…排出流路、74…負圧制御部、75…第2ポンプ、76…温度調整部、81…閉塞部材、82…供給流路、83…フィルター、F[m]…フィルター。

Claims (6)

  1. 液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    液体貯留部と、
    前記液体吐出ヘッドによる液体の吐出を制御する制御部と
    を具備する液体吐出装置であって、
    前記液体吐出ヘッドは、
    液体を吐出する第1液体吐出部と、
    液体を吐出する第2液体吐出部と、
    前記液体貯留部と連通する共通供給流路と、
    前記共通供給流路と前記第1液体吐出部とを連通する第1個別供給流路と、
    前記共通供給流路と前記第2液体吐出部とを連通する第2個別供給流路と、
    前記第1個別供給流路に設置された第1フィルターと、
    前記第2個別供給流路に設置された第2フィルターと
    前記液体貯留部と連通する共通排出流路と、
    前記共通排出流路と前記第1液体吐出部とを連通する第1個別排出流路と、
    前記共通排出流路と前記第2液体吐出部とを連通する第2個別排出流路と
    を具備
    前記第1個別排出流路および前記第2個別排出流路にはフィルターが設置されず、
    前記液体貯留部、前記共通供給流路、前記第1個別供給流路、前記第1液体吐出部、前記第1個別排出流路および前記共通排出流路の順で液体が循環し、且つ、前記共通供給流路、前記第2個別供給流路、前記第2液体吐出部、前記第2個別排出流路、前記共通排出流路の順で液体が循環する循環動作に並行して実行される初期充填では、前記液体貯留部から前記共通供給流路および前記第1個別供給流路を介して前記第1液体吐出部に液体を供給し、且つ、前記液体貯留部から前記共通供給流路および前記第2個別供給流路を介して前記第2液体吐出部に液体を供給し、
    前記第1液体吐出部および前記第2液体吐出部から液体を吐出する吐出動作では、前記液体貯留部から前記共通排出流路および前記第1個別排出流路を介して前記第1液体吐出部に液体を供給し、且つ、前記液体貯留部から前記共通排出流路および前記第2個別排出流路を介して前記第2液体吐出部に液体を供給し、
    前記第1個別供給流路内においては前記第1フィルターにおける流路抵抗が最大であり、
    前記第2個別供給流路内においては前記第2フィルターにおける流路抵抗が最大であり、
    前記第1フィルターにおける流路抵抗と前記第2フィルターにおける流路抵抗とは等しい
    ことを特徴とする液体吐出装置
  2. 液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    液体貯留部と、
    前記液体吐出ヘッドによる液体の吐出を制御する制御部と
    を具備する液体吐出装置であって、
    前記液体吐出ヘッドは、
    液体を吐出する第1液体吐出部と、
    液体を吐出する第2液体吐出部と、
    前記液体貯留部と連通する共通供給流路と、
    前記共通供給流路と前記第1液体吐出部とを連通する第1個別供給流路と、
    前記共通供給流路と前記第2液体吐出部とを連通する第2個別供給流路と、
    前記第1個別供給流路に設置された第1フィルターと、
    前記第2個別供給流路に設置された第2フィルターと、
    前記液体貯留部と連通する共通排出流路と、
    前記共通排出流路と前記第1液体吐出部とを連通する第1個別排出流路と、
    前記共通排出流路と前記第2液体吐出部とを連通する第2個別排出流路とを具備し、
    前記第1個別排出流路および前記第2個別排出流路にはフィルターが設置されず、
    前記第1液体吐出部および前記第2液体吐出部に液体を充填する初期充填では、前記液体貯留部から前記共通排出流路および前記第1個別排出流路を介して前記第1液体吐出部に液体を供給し、且つ、前記液体貯留部から前記共通排出流路および前記第2個別排出流路を介して前記第2液体吐出部に液体を供給し、
    前記液体貯留部、前記共通供給流路、前記第1個別供給流路、前記第1液体吐出部、前記第1個別排出流路および前記共通排出流路の順で液体が循環し、且つ、前記共通供給流路、前記第2個別供給流路、前記第2液体吐出部、前記第2個別排出流路、前記共通排出流路の順で液体が循環する循環動作に並行して実行される吐出動作では、前記液体貯留部から前記共通供給流路および前記第1個別供給流路を介して前記第1液体吐出部に液体を供給し、且つ、前記液体貯留部から前記共通供給流路および前記第2個別供給流路を介して前記第2液体吐出部に液体を供給し、
    前記第1個別供給流路内においては前記第1フィルターにおける流路抵抗が最大であり、
    前記第2個別供給流路内においては前記第2フィルターにおける流路抵抗が最大であり、
    前記第1フィルターにおける流路抵抗と前記第2フィルターにおける流路抵抗とは等しい
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  3. 前記液体貯留部と前記共通排出流路とを連通する流路には、フィルターが設置される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記共通供給流路にはフィルターが設置されない
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかの液体吐出装置
  5. 前記第1個別供給流路には、前記共通供給流路および前記第1液体吐出部以外は連通せず、
    前記第2個別供給流路には、前記共通供給流路および前記第2液体吐出部以外は連通しない
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかの液体吐出装置
  6. 前記第1フィルターは、第1圧力よりも低い圧力で供給される液体を通過させず、前記第1圧力よりも高い圧力で供給される液体を通過させ、
    前記第2フィルターは、第2圧力よりも低い圧力で供給される液体を通過させず、前記第2圧力よりも高い圧力で供給される液体を通過させ、
    前記共通供給流路から前記第1個別供給流路および前記第2個別供給流路に液体を供給した場合に、前記第1フィルターにおける圧力が前記第1圧力よりも高く、前記第2フィルターにおける圧力が前記第2圧力よりも高い
    請求項1から請求項5の何れかの液体吐出装置
JP2018248168A 2018-12-28 2018-12-28 液体吐出装置 Active JP7255181B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018248168A JP7255181B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 液体吐出装置
CN201911359125.2A CN111376603B (zh) 2018-12-28 2019-12-25 液体喷出头以及液体喷出装置
US16/728,873 US11104146B2 (en) 2018-12-28 2019-12-27 Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus
EP19219754.9A EP3674090A1 (en) 2018-12-28 2019-12-27 Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018248168A JP7255181B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 液体吐出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020104495A JP2020104495A (ja) 2020-07-09
JP7255181B2 true JP7255181B2 (ja) 2023-04-11

Family

ID=69055696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018248168A Active JP7255181B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 液体吐出装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11104146B2 (ja)
EP (1) EP3674090A1 (ja)
JP (1) JP7255181B2 (ja)
CN (1) CN111376603B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022071489A (ja) 2020-10-28 2022-05-16 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの充填方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69120569D1 (de) 1990-02-26 1996-08-08 Canon Kk Tintenstrahlaufzeichnungsgerät und Verfahren zum Reinigen des Aufzeichnungskopfes
JP2013043312A (ja) 2011-08-23 2013-03-04 Seiko Epson Corp フィルターユニット、液体噴射装置、及び、気泡除去方法
JP2014079895A (ja) 2012-10-12 2014-05-08 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2018108741A (ja) 2018-03-05 2018-07-12 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置及び液体噴射装置のメンテナンス方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69327209T2 (de) * 1992-09-02 2000-07-27 Canon Kk Farbstrahlgerät mit Rückgewinnungsvorrichtung
US6000792A (en) * 1992-09-02 1999-12-14 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet apparatus provided with an improved recovery mechanism
IT1286298B1 (it) * 1995-04-05 1998-07-08 Seiko Epson Corp Apparecchio di registrazione a getto di inchiostro.
US6626522B2 (en) * 2001-09-11 2003-09-30 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Filtering techniques for printhead internal contamination
JP2011194575A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置
US20110242237A1 (en) * 2010-04-01 2011-10-06 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting head, liquid ejecting unit, and liquid ejecting apparatus
US8267504B2 (en) * 2010-04-27 2012-09-18 Eastman Kodak Company Printhead including integrated stimulator/filter device
US9283590B2 (en) * 2012-07-03 2016-03-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fluid ejection apparatus
JP5919211B2 (ja) * 2013-03-11 2016-05-18 東芝テック株式会社 液体吐出装置
US9914308B2 (en) * 2016-01-08 2018-03-13 Canon Kabushiki Kaisha Liquid ejection apparatus and liquid ejection head
US10076913B2 (en) * 2016-02-02 2018-09-18 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus and liquid filling method and control method for the same
IT201700034134A1 (it) * 2017-03-28 2018-09-28 St Microelectronics Srl Dispositivo di eiezione di fluido con elemento di riduzione del crosstalk, testina di stampa includente il dispositivo di eiezione, stampante includente la testina di stampa e procedimento di fabbricazione del dispositivo di eiezione

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69120569D1 (de) 1990-02-26 1996-08-08 Canon Kk Tintenstrahlaufzeichnungsgerät und Verfahren zum Reinigen des Aufzeichnungskopfes
JP2013043312A (ja) 2011-08-23 2013-03-04 Seiko Epson Corp フィルターユニット、液体噴射装置、及び、気泡除去方法
JP2014079895A (ja) 2012-10-12 2014-05-08 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2018108741A (ja) 2018-03-05 2018-07-12 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置及び液体噴射装置のメンテナンス方法

Also Published As

Publication number Publication date
US11104146B2 (en) 2021-08-31
CN111376603A (zh) 2020-07-07
JP2020104495A (ja) 2020-07-09
US20200207109A1 (en) 2020-07-02
EP3674090A1 (en) 2020-07-01
CN111376603B (zh) 2022-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7039850B2 (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置
JP7039231B2 (ja) 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
US10864746B2 (en) Liquid circulating apparatus and liquid ejecting apparatus
JP2019010761A (ja) 液体吐出装置および制御方法
JP2018158568A (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置
US11155090B2 (en) Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus
JP7255181B2 (ja) 液体吐出装置
US11046074B2 (en) Liquid discharge head, liquid discharge apparatus, method of controlling the liquid discharge head, and a method of controlling the liquid discharge apparatus
US20080239014A1 (en) Liquid discharging head and liquid discharging apparatus
US9815284B2 (en) Liquid discharge head, liquid discharge device, and liquid discharge apparatus
US10518529B2 (en) Liquid discharge device
US11014354B2 (en) Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus
US11192371B2 (en) Liquid ejecting unit and liquid ejecting apparatus
US10800180B2 (en) Liquid circulation device and liquid discharge apparatus
JP7021514B2 (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置
JP2017144701A (ja) 液体吐出ヘッド、および液体吐出装置
JP2012236334A (ja) 液体吐出装置およびインクジェット記録装置
JP2017144704A (ja) 液体吐出用基板、液体吐出ヘッド、および液体吐出装置
JP7010092B2 (ja) 液体を吐出する装置
JP2019209595A (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置
US11845291B2 (en) Liquid discharge apparatus and control method for liquid discharge apparatus
JP7135751B2 (ja) 液体循環装置、液体を吐出する装置
JP2016199032A (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7255181

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150