JP7254755B2 - 電気化学反応セルスタックの製造方法 - Google Patents

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Description

本明細書によって開示される技術は、電気化学反応セルスタックの製造方法に関する。
水素と酸素との電気化学反応を利用して発電を行う燃料電池の1つとして、固体酸化物形の燃料電池(以下、「SOFC」という。)が知られている。SOFCは、一般に、燃料電池発電単位(以下、「発電単位」という。)が所定の方向(以下、「第1の方向」という。)に複数並べて配置された積層体(以下、「発電ブロック」という。)を備える燃料電池スタックの形態で利用される(例えば、特許文献1)。発電単位は、燃料電池単セル(以下、単に「単セル」という。)を備える。単セルは、電解質層と、電解質層を挟んで第1の方向に互いに対向する空気極および燃料極とを含む。
発電単位は、更に、空気極と燃料極との一方(以下、「特定電極」という。)に対して第1の方向の電解質層とは反対側に配置されるインターコネクタと、単セルとインターコネクタとを接合する接合部とを備える。インターコネクタは、特定電極と電気的に接続される。接合部は、第1の方向の単セルとインターコネクタとの間に位置し、導電性材料を含有する。
上述した燃料電池スタックは、次の準備工程および加圧工程を経て製造される。準備工程では、第1の方向に並べて配置された複数の接合前発電単位を含む複合体を準備する。接合前発電単位は、単セルと、特定電極(空気極と燃料極との一方)に対して第1の方向の電解質層とは反対側に配置されたインターコネクタと、第1の方向の単セルとインターコネクタとの間に位置する接合前接合部とを備える部材である。接合前接合部は、接合部となる部材であり、導電性材料と熱可塑性材料とを含有する。
加圧工程では、上記複合体を第1の方向に加圧することにより、接合部を形成する。以上の準備工程および加圧工程を経て燃料電池スタックの製造は完了する。
特開2019-192422号公報
上述した従来の燃料電池スタックの製造において、準備工程により準備される複合体(第1の方向に並べて配置された複数の接合前発電単位を含む複合体)の特定電極(空気極と燃料極との一方)の第1の方向の厚さにバラつきがあることがある。例えば、特定電極をスクリーン印刷等の方法により電解質層上に形成する工程において、特定電極の第1の方向の厚さにバラつきが生じることがある。このような特定電極の厚さのバラつきに起因して、複合体の厚さにバラつきが生じ、複合体の一部が比較的厚くなることがある。準備工程により準備される複合体の特定電極の第1の方向の厚さにバラつきがある際には、加圧工程(複合体を第1の方向に加圧することにより、接合部を形成する工程)において複合体の比較的厚い部分に加圧力が集中することにより、単セルの割れが生じるおそれがある。
なお、このような課題は、水の電気分解反応を利用して水素の生成を行う固体酸化物形の電解セル(以下、「SOEC」という。)の構成単位である電解セル単位を複数備える電解セルスタックにも共通の問題である。なお、本明細書では、燃料電池単セルと電解単セルとをまとめて電気化学反応単セルと呼び、発電単位と電解セル単位とをまとめて電気化学反応単位と呼び、燃料電池スタックと電解セルスタックとをまとめて電気化学反応セルスタックと呼ぶ。また、このような課題は、SOFCやSOECに限らず、他のタイプの電気化学反応セルスタックにも共通の課題である。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示される電気化学反応セルスタックの製造方法は、電解質層と、前記電解質層を挟んで第1の方向に互いに対向する空気極および燃料極と、を含む単セルと、前記空気極と前記燃料極との一方である特定電極に対して前記第1の方向の前記電解質層とは反対側に配置され、前記特定電極と電気的に接続されるインターコネクタと、前記第1の方向の前記単セルと前記インターコネクタとの間に位置し、前記単セルと前記インターコネクタとを接合する接合部であって、導電性材料を含有する接合部と、をそれぞれ有し、前記第1の方向に並べて配置された複数の電気化学反応単位を備える電気化学反応セルスタックの製造方法において、前記単セルと、前記特定電極に対して前記第1の方向の前記電解質層とは反対側に配置された前記インターコネクタと、前記接合部となる部材である接合前接合部であって、導電性材料と熱可塑性材料とを含有し、かつ、前記第1の方向の前記単セルと前記インターコネクタとの間に位置する接合前接合部と、をそれぞれ有し、前記第1の方向に並べて配置された複数の接合前電気化学反応単位を含む複合体を準備する第1工程と、前記複合体における少なくとも前記接合前接合部を、前記接合前接合部が軟化する第1の温度に加熱する第2工程と、前記第2工程を経て前記接合前接合部が前記第1の温度に維持された前記複合体を前記第1の方向に加圧することにより、前記接合部を形成する第3工程と、を備える。
本電気化学反応セルスタックの製造方法によれば、上述したように、複合体における少なくとも接合前接合部を、接合前接合部が軟化する温度に加熱する第2工程を備え、第3工程においては、第2工程を経て接合前接合部が第1の温度に維持された複合体を第1の方向に加圧する。本電気化学反応セルスタックの製造方法においては、第3工程において加圧する接合前接合部は第2工程を経ることにより軟化した状態であるため、複合体の厚さにバラつきがある際において、上記第2工程を備えない従来の製造方法と比較して、第3工程において複合体の比較的厚い部分に加圧力が集中することが抑制される。よって、本電気化学反応セルスタックの製造方法によれば、第3工程において複合体の比較的厚い部分に加圧力が集中することに起因する単セルの割れを抑制することができる。
(2)上記電気化学反応セルスタックの製造方法において、前記熱可塑性材料は、樹脂からなり、前記第2工程は、前記熱可塑性材料が気化する温度よりも低い温度に加熱する工程である構成としてもよい。
接合前接合部に含有される熱可塑性材料は樹脂からなる構成を採用した際に、仮に第2工程において接合前接合部を過度に高い温度で加熱すると、接合前接合部に含有される熱可塑性材料(つまり、熱可塑性樹脂)が気化することにより接合前接合部の軟性が低下し、ひいては、第3工程において上述した単セルの割れを抑制する効果が低下する。
これに対し、本製造方法において、上述したように、第2工程において、接合前接合部が軟化する温度であり、かつ、接合前接合部に含有される熱可塑性材料(つまり、熱可塑性樹脂)が気化する温度よりも低い温度に加熱する。そのため、本製造方法によれば、接合前接合部に含有される熱可塑性材料が気化する温度以上の温度に加熱する構成よりも効果的に、第3工程において単セルの割れを抑制することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、複数の電気化学反応単位を備える電気化学反応セルスタック(燃料電池スタックまたは電解セルスタック)、それらの製造方法等の形態で実現することが可能である。
本実施形態における燃料電池スタック100の外観構成を示す斜視図である。 図1のII-IIの位置における燃料電池スタック100のXZ断面構成を示す説明図である。 図1のIII-IIIの位置における燃料電池スタック100のYZ断面構成を示す説明図である。 図2に示す断面と同一の位置における互いに隣接する2つの発電単位102のXZ断面構成を示す説明図である。 図3に示す断面と同一の位置における互いに隣接する2つの発電単位102のYZ断面構成を示す説明図である。 図4のVI-VIの位置における発電単位102のXY断面構成を示す説明図である。 図4のVIII-VIIIの位置における発電単位102のXY断面構成を示す説明図である。 本実施形態における燃料電池スタック100の製造方法を示すフローチャートである。 図8に示す製造方法にて準備する複合体109を示す説明図である。 図8に示す製造方法の一例を示すグラフである。
A.実施形態:
A-1.構成:
(燃料電池スタック100の構成)
図1は、本実施形態における燃料電池スタック100の外観構成を示す斜視図であり、図2は、図1(および後述する図6,7)のII-IIの位置における燃料電池スタック100のXZ断面構成を示す説明図であり、図3は、図1(および後述する図6,7)のIII-IIIの位置における燃料電池スタック100のYZ断面構成を示す説明図である。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向と呼び、Z軸負方向を下方向と呼ぶものとするが、燃料電池スタック100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。図4以降についても同様である。また、後述する燃料電池スタック100の製造方法(特に、後述する第2工程S12や第3工程S13における複合体109の載置方向)についても同様である。
燃料電池スタック100は、複数の(本実施形態では7つの)燃料電池発電単位(以下、単に「発電単位」という。)102と、下端用セパレータ189と、一対のエンドプレート104,106とを備える。7つの発電単位102は、所定の配列方向(本実施形態では上下方向(Z軸方向))に並べて配置されている。一対のエンドプレート104,106は、7つの発電単位102から構成される集合体(以下、「発電ブロック103」という。)を上下から挟むように配置されている。なお、上記配列方向(Z軸方向)は、特許請求の範囲における第1の方向に相当する。
燃料電池スタック100を構成する各層(発電単位102、下端用セパレータ189、エンドプレート104,106)のZ軸方向回りの周縁部には、上下方向に貫通する複数の(本実施形態では8つの)孔が形成されており、各層に形成され互いに対応する孔同士が上下方向に連通して、一方のエンドプレート104から他方のエンドプレート106にわたって上下方向に延びる連通孔108を構成している。以下の説明では、連通孔108を構成するために燃料電池スタック100の各層に形成された孔も、連通孔108と呼ぶ場合がある。
各連通孔108には上下方向に延びるボルト22が挿通されており、ボルト22とボルト22の両側に嵌められたナット24とによる上下方向の圧縮力によって、燃料電池スタック100は締結されている。なお、図2および図3に示すように、ボルト22の一方の側(上側)に嵌められたナット24と燃料電池スタック100の上端を構成するエンドプレート104の上側表面との間、および、ボルト22の他方の側(下側)に嵌められたナット24と燃料電池スタック100の下端を構成するエンドプレート106の下側表面との間には、絶縁シート26が介在している。ただし、後述のガス通路部材27が設けられた箇所では、ナット24とエンドプレート106の表面との間に、ガス通路部材27とガス通路部材27の上側および下側のそれぞれに配置された絶縁シート26とが介在している。絶縁シート26は、例えばマイカシートや、セラミック繊維シート、セラミック圧粉シート、ガラスシート、ガラスセラミック複合剤等により構成される。
各ボルト22の軸部の外径は各連通孔108の内径より小さい。そのため、各ボルト22の軸部の外周面と各連通孔108の内周面との間には、空間が確保されている。図1および図2に示すように、燃料電池スタック100のZ軸方向回りの外周における1つの辺(Y軸に平行な2つの辺の内のX軸正方向側の辺)の中点付近に位置するボルト22(ボルト22A)と、そのボルト22Aが挿通された連通孔108とにより形成された空間は、燃料電池スタック100の外部から酸化剤ガスOGが導入され、その酸化剤ガスOGを各発電単位102に供給するガス流路である酸化剤ガス供給マニホールド161として機能し、該辺の反対側の辺(Y軸に平行な2つの辺の内のX軸負方向側の辺)の中点付近に位置するボルト22(ボルト22B)と、そのボルト22Bが挿通された連通孔108とにより形成された空間は、各発電単位102の空気室166から排出されたガスである酸化剤オフガスOOGを燃料電池スタック100の外部へと排出する酸化剤ガス排出マニホールド162として機能する。なお、本実施形態では、酸化剤ガスOGとして、例えば空気が使用される。
また、図1および図3に示すように、燃料電池スタック100のZ軸方向回りの外周における1つの辺(X軸に平行な2つの辺の内のY軸正方向側の辺)の中点付近に位置するボルト22(ボルト22D)と、そのボルト22Dが挿通された連通孔108とにより形成された空間は、燃料電池スタック100の外部から燃料ガスFGが導入され、その燃料ガスFGを各発電単位102に供給する燃料ガス供給マニホールド171として機能し、該辺の反対側の辺(X軸に平行な2つの辺の内のY軸負方向側の辺)の中点付近に位置するボルト22(ボルト22E)と、そのボルト22Eが挿通された連通孔108とにより形成された空間は、各発電単位102の燃料室176から排出されたガスである燃料オフガスFOGを燃料電池スタック100の外部へと排出する燃料ガス排出マニホールド172として機能する。なお、本実施形態では、燃料ガスFGとして、例えば都市ガスを改質した水素リッチなガスが使用される。
燃料電池スタック100には、4つのガス通路部材27が設けられている。各ガス通路部材27は、中空筒状の本体部28と、本体部28の側面から分岐した中空筒状の分岐部29とを有している。分岐部29の孔は本体部28の孔と連通している。各ガス通路部材27の分岐部29には、ガス配管(図示せず)が接続される。また、図2に示すように、酸化剤ガス供給マニホールド161を形成するボルト22Aの位置に配置されたガス通路部材27の本体部28の孔は、酸化剤ガス供給マニホールド161に連通しており、酸化剤ガス排出マニホールド162を形成するボルト22Bの位置に配置されたガス通路部材27の本体部28の孔は、酸化剤ガス排出マニホールド162に連通している。また、図3に示すように、燃料ガス供給マニホールド171を形成するボルト22Dの位置に配置されたガス通路部材27の本体部28の孔は、燃料ガス供給マニホールド171に連通しており、燃料ガス排出マニホールド172を形成するボルト22Eの位置に配置されたガス通路部材27の本体部28の孔は、燃料ガス排出マニホールド172に連通している。
(エンドプレート104,106の構成)
一対のエンドプレート104,106は、後述の孔104A,106Aが形成された略矩形の平板形状の導電性部材であり、例えばステンレスにより形成されている。一方のエンドプレート104は、最も上に位置する発電単位102の上側に配置され、他方のエンドプレート106は、最も下に位置する発電単位102の下側に配置されている。一対のエンドプレート104,106によって複数の発電単位102が押圧された状態で挟持されている。上側のエンドプレート104は、燃料電池スタック100のプラス側の出力端子として機能し、下側のエンドプレート106は、燃料電池スタック100のマイナス側の出力端子として機能する。
上側のエンドプレート104には、中央付近に上下方向に貫通する孔104Aが形成されている。下側のエンドプレート106には、中央付近に上下方向に貫通する孔106Aが形成されている。上側のエンドプレート104の孔104Aによって取り囲まれた空間は、発電ブロック103側に開口している。上下方向視で当該空間の輪郭線は、単セル110を内包している。下側のエンドプレート106の孔106Aによって取り囲まれた空間は、発電ブロック103側に開口している。上下方向視で当該空間の輪郭線は、単セル110を内包している。また、上側のエンドプレート104における孔104Aの周囲部分は、空気極側フレーム130の周縁部に対向している。下側のエンドプレート106における孔106Aの周囲部分は、燃料極側フレーム140の周縁部に対向している。
(下端用セパレータ189の構成)
下端用セパレータ189は、板状の部材であり、例えば、金属により形成されている。下端用セパレータ189の中央付近には、発電ブロック103において最も下に位置する発電単位102の燃料極側集電体144が接合されている。下端用セパレータ189の周縁部は、発電ブロック103と下側のエンドプレート106との間に挟み込まれている。
(発電単位102の構成)
図4は、図2に示す断面と同一の位置における互いに隣接する2つの発電単位102のXZ断面構成を示す説明図であり、図5は、図3に示す断面と同一の位置における互いに隣接する2つの発電単位102のYZ断面構成を示す説明図である。図5の上部には、発電単位102の一部分のYZ断面構成が拡大して示されている。また、図6は、図4のVI-VIの位置における発電単位102のXY断面構成を示す説明図である。また、図7は、図4のVII-VIIの位置における発電単位102のXY断面構成を示す説明図である。
図4および図5に示すように、発電単位102は、単セル110と、単セル用セパレータ120と、空気極側フレーム130と、燃料極側フレーム140と、燃料極側集電体144と、発電単位102の最上層および最下層を構成する一対のインターコネクタ190および一対のIC用セパレータ180とを備えている。単セル用セパレータ120、空気極側フレーム130、燃料極側フレーム140、IC用セパレータ180におけるZ軸方向回りの周縁部には、上述したボルト22が挿通される連通孔108に対応する孔が形成されている。
インターコネクタ190は、略矩形の平板形状の平板部150と、平板部150から空気極114側に突出した複数の略四角柱状の空気極側集電部134とを備えている。インターコネクタ190は、導電性部材であり、金属(例えば、フェライト系ステンレス)により形成されている。インターコネクタ190は、上下方向視で空気極側フレーム130の後述の孔131の内側に収まっている。インターコネクタ190は、発電単位102間の電気的導通を確保すると共に、発電単位102間での反応ガスの混合を抑制する。なお、本実施形態では、2つの発電単位102が隣接して配置されている場合、1つのインターコネクタ190は、隣接する2つの発電単位102に共有されている。すなわち、ある発電単位102における上側のインターコネクタ190は、その発電単位102の上側に隣接する他の発電単位102における下側のインターコネクタ190と同一部材である。なお、燃料電池スタック100において最も上に位置する発電単位102のインターコネクタ190は、後述するIC用セパレータ180に接触しており、IC用セパレータ180を介して上側のエンドプレート104に電気的に接続されている。
なお、本実施形態では、インターコネクタ190の表面に、例えばCr酸化物により構成された酸化被膜層194が形成されており、さらに酸化被膜層194の上に、例えばスピネル型酸化物により構成された被覆層196が形成されている。以下では、表面に酸化被膜層194が形成され、更に酸化被膜層194の表面が被覆層196に覆われたインターコネクタ190を、単にインターコネクタ190という。
単セル110は、電解質層112と、電解質層112の上下方向(Z軸方向)の一方側(下側)に配置された燃料極(アノード)116と、電解質層112の上下方向の他方側(上側)に配置された空気極(カソード)114と、電解質層112と空気極114との間に配置された中間層118とを備える。すなわち、空気極114および燃料極116は、電解質層112を挟んで上下方向(Z軸方向)に互いに対向している。なお、本実施形態の単セル110は、燃料極116で単セル110を構成する他の層(電解質層112、空気極114、中間層118)を支持する燃料極支持形の単セルである。
電解質層112は、上下方向視(Z軸方向視)で略矩形の平板形状部材であり、緻密な層である。電解質層112は、例えば、YSZ(イットリア安定化ジルコニア)、ScSZ(スカンジア安定化ジルコニア)、SDC(サマリウムドープセリア)、GDC(ガドリニウムドープセリア)、ペロブスカイト型酸化物等の固体酸化物により形成されている。すなわち、本実施形態の単セル110(発電単位102)は、電解質として固体酸化物を用いる固体酸化物形燃料電池(SOFC)である。
空気極114は、上下方向視(Z軸方向視)で電解質層112より小さい略矩形の平板形状部材であり、多孔質な層である。本実施形態では、空気極114は、ペロブスカイト型酸化物であるLSCF(ランタンストロンチウムコバルト鉄酸化物)とLSC(ランタンストロンチウムコバルト酸化物)との少なくとも一方から構成されている。なお、以上の説明から明らかなように、インターコネクタ190は、空気極114の上方(空気極114に対して上下方向(Z軸方向)の電解質層112とは反対側)に配置されている、といえる。インターコネクタ190は、空気極114と電気的に接続される。
燃料極116は、上下方向視(Z軸方向視)で電解質層112と略同一の大きさの略矩形の平板形状部材であり、多孔質な層である。燃料極116は、例えば、Niと酸化物イオン伝導性セラミックス粒子(例えば、YSZ)とからなるサーメットにより形成されている。
中間層118は、略矩形の平板形状部材であり、GDC(ガドリニウムドープセリア)を含むように形成されている。中間層118は、空気極114から拡散した元素(例えば、Sr)が電解質層112に含まれる元素(例えば、Zr)と反応して高抵抗な物質(例えば、SrZrO)が生成されることを抑制する。
単セル用セパレータ120は、中央付近に上下方向に貫通する略矩形の孔121が形成されたフレーム状の部材であり、例えば、金属により形成されている。単セル用セパレータ120における孔121を取り囲む部分(以下、「貫通孔周囲部」という。)は、電解質層112における空気極114の側の表面の周縁部に対向している。単セル用セパレータ120は、その対向した部分に配置されたロウ材(例えばAgロウ)により形成された接合部124により、電解質層112(単セル110)と接合されている。言い換えると、単セル用セパレータ120の貫通孔周囲部は、単セル110の周縁部と接合されている。単セル用セパレータ120により、空気極114に面する空気室166と燃料極116に面する燃料室176とが区画され、単セル110の周縁部における一方の電極側から他方の電極側へのガスのリークが抑制される。
単セル用セパレータ120は、単セル用セパレータ120の貫通孔周囲部(単セル用セパレータ120における孔121を取り囲む部分)を含む内側部126と、内側部126より外周側に位置する外側部127と、内側部126と外側部127とを連結する連結部128とを備える。本実施形態では、内側部126は、平坦形状であり、上下方向に直交する方向(X軸方向)に略平行である。外側部127は、単セル用セパレータ120の周縁部を含んでいる。本実施形態では、外側部127は、平坦形状であり、上下方向に直交する方向(X軸方向)に略平行である。
連結部128は、内側部126と外側部127との両方に対して下側に突出するように湾曲した形状となっている。連結部128における下側(燃料室176側)の部分は凸部となっており、連結部128における上側(空気室166側)の部分は凹部となっている。このため、連結部128は、上下方向における位置が内側部126および外側部127とは異なる部分を含んでいる。
電解質層112における接合部124に対して空気室166側には、ガラスを含むガラスシール部125が配置されている。ガラスシール部125は、単セル用セパレータ120の貫通孔周囲部の表面と、単セル110(本実施形態では電解質層112)の表面との両方に接触するように形成されている。ガラスシール部125により、単セル110の周縁部における一方の電極側から他方の電極側へのガスリーク(クロスリーク)が効果的に抑制される。
IC用セパレータ180は、中央付近に上下方向に貫通する略矩形の孔181が形成されたフレーム状の部材であり、例えば、金属により形成されている。IC用セパレータ180における孔181を取り囲む部分(以下、「貫通孔周囲部」という。)は、インターコネクタ190の平板部150における上側の表面の周縁部と、例えば溶接により接合されている。IC用セパレータ180は、発電単位102の上側と下側にそれぞれ配置されている。上側のIC用セパレータ180は、発電単位102の最上層の周縁部を構成している。上側のIC用セパレータ180により、空気室166と、上側に隣接する発電単位102における燃料室176とが区画される。下側のIC用セパレータ180は、発電単位102の最下層の周縁部を構成している。下側のIC用セパレータ180により、燃料室176と、下側に隣接する発電単位102における空気室166とが区画される。上記のように区画するIC用セパレータ180により、単セル110の周縁部における発電単位102間のガスのリークが抑制される。
IC用セパレータ180は、IC用セパレータ180の貫通孔周囲部(IC用セパレータ180における孔181を取り囲む部分)を含む内側部186と、内側部186より外周側に位置する外側部187と、内側部186と外側部187とを連結する連結部188とを備える。外側部187は、IC用セパレータ180の周縁部を含んでいる。本実施形態では、内側部186は、平坦形状であり、上下方向に直交する方向(X軸方向)に略平行である。本実施形態では、外側部187は、平坦形状であり、上下方向に直交する方向(X軸方向)に略平行である。
連結部188は、内側部186と外側部187との両方に対して下側に突出するように湾曲した形状となっている。連結部188における下側(燃料室176側)の部分は凸部となっており、連結部188における上側(燃料室176側)の部分は凹部となっている。連結部188は、上下方向における位置が内側部186および外側部187とは異なる部分を含んでいる。
図4から図6に示すように、空気極側フレーム130は、中央付近に上下方向に貫通する略矩形の孔131が形成されたフレーム状の部材であり、例えば、マイカ等の絶縁体により形成されている。空気極側フレーム130の孔131は、空気極114に面する空気室166を構成する。すなわち、空気極側フレーム130の孔131は、空気室166を取り囲んでいる。空気極側フレーム130は、単セル用セパレータ120における電解質層112に対向する側とは反対側の表面の周縁部と、上側のIC用セパレータ180における空気極114に対向する側の表面の周縁部とに接触しており、両者の間のガスシール性(すなわち、空気室166のガスシール性)を確保するシール部材として機能する。また、空気極側フレーム130によって、発電単位102に含まれる一対の単セル用セパレータ120およびインターコネクタ190間が電気的に絶縁される。また、空気極側フレーム130には、酸化剤ガス供給マニホールド161と空気室166とを連通する酸化剤供給ガス流路132と、空気室166と酸化剤ガス排出マニホールド162とを連通する酸化剤排出ガス流路133とが形成されている。本実施形態では、各発電単位102において、複数の酸化剤供給ガス流路132と、複数の酸化剤排出ガス流路133とが形成されている。本実施形態では、酸化剤供給ガス流路132は、酸化剤ガス供給マニホールド161から空気室166に向かってX方向に延びている。本実施形態では、酸化剤排出ガス流路133は、空気室166から酸化剤ガス排出マニホールド162に向かってX方向に延びている。
図4,5,7に示すように、燃料極側フレーム140は、中央付近に上下方向に貫通する略矩形の孔141が形成されたフレーム状の部材であり、例えば、金属により形成されている。燃料極側フレーム140の孔141は、燃料極116に面する燃料室176を構成する。燃料極側フレーム140は、単セル用セパレータ120における電解質層112に対向する側の表面の周縁部と、下側のIC用セパレータ180における燃料極116に対向する側の表面の周縁部とに接触している。また、燃料極側フレーム140には、燃料ガス供給マニホールド171と燃料室176とを連通する燃料ガス供給ガス流路142と、燃料室176と燃料ガス排出マニホールド172とを連通する燃料ガス排出ガス流路143とが形成されている。
図4,5,7に示すように、燃料極側集電体144は、燃料室176内に配置されている。燃料極側集電体144は、インターコネクタ対向部146と、電極対向部145と、電極対向部145とインターコネクタ対向部146とをつなぐ連接部147とを備えており、例えば、ニッケルやニッケル合金、ステンレス等により形成されている。電極対向部145は、燃料極116における電解質層112に対向する側とは反対側の表面に接触しており、インターコネクタ対向部146は、インターコネクタ190における燃料極116に対向する側の表面に接触している。ただし、上述したように、燃料電池スタック100において最も下に位置する発電単位102は下側のインターコネクタ190を備えていないため、当該発電単位102におけるインターコネクタ対向部146は、下端用セパレータ189に接触しており、下端用セパレータ189を介して下側のエンドプレート106に電気的に接続されている。燃料極側集電体144は、このような構成であるため、燃料極116とインターコネクタ190(またはエンドプレート106)とを電気的に接続する。なお、電極対向部145とインターコネクタ対向部146との間には、例えばマイカにより形成されたスペーサー149が配置されている。そのため、燃料極側集電体144が温度サイクルや反応ガス圧力変動による発電単位102の変形に追随し、燃料極側集電体144を介した燃料極116とインターコネクタ190(またはエンドプレート106)との電気的接続が良好に維持される。
図4から図6に示すように、上述したインターコネクタ190を構成する空気極側集電部134は、単セル110の空気極114の側、すなわち、空気室166内に配置されている。空気極側集電部134は、空気極114に対向しており、後述する接合部138を介して空気極114と電気的に接合されている。
図4および図5に示すように、空気極114と(酸化被膜層194および被覆層196に覆われた)空気極側集電部134とは、導電性の接合部138により接合されている。接合部138は、空気極114と空気極側集電部134との間に配置されている。接合部138は、Mnを含有する材料、例えばMnを含有するスピネル型結晶構造を有する酸化物(例えば、Mn1.5Co1.5やMnCo、ZnMn、ZnMnCoO、CuMn)により形成されている。接合部138により、空気極114と空気極側集電部134とが電気的に接続される。空気極側集電部134と空気極114との間には接合部138が介在している。本実施形態では、接合部138は、各空気極側集電部134について互いに独立して設けられている。ただし、一の空気極側集電部134に設けられた接合部138と、他の空気極側集電部134に設けられた接合部138とが、一体的に(連続的に)構成されていてもよい。なお、以上の説明から明らかなように、接合部138は導電性材料を含有している、といえる。
A-2.燃料電池スタック100の動作:
図2および図4に示すように、酸化剤ガス供給マニホールド161の位置に設けられたガス通路部材27の分岐部29に接続されたガス配管(図示せず)を介して酸化剤ガスOGが供給されると、酸化剤ガスOGは、ガス通路部材27の分岐部29および本体部28の孔を介して酸化剤ガス供給マニホールド161に供給され、酸化剤ガス供給マニホールド161から各発電単位102の酸化剤供給ガス流路132を介して、空気室166に供給される。また、図3および図5に示すように、燃料ガス供給マニホールド171の位置に設けられたガス通路部材27の分岐部29に接続されたガス配管(図示せず)を介して燃料ガスFGが供給されると、燃料ガスFGは、ガス通路部材27の分岐部29および本体部28の孔を介して燃料ガス供給マニホールド171に供給され、燃料ガス供給マニホールド171から各発電単位102の燃料ガス供給ガス流路142を介して、燃料室176に供給される。
各発電単位102の空気室166に酸化剤ガスOGが供給され、燃料室176に燃料ガスFGが供給されると、単セル110において酸化剤ガスOGおよび燃料ガスFGの電気化学反応による発電が行われる。この発電反応は発熱反応である。各発電単位102において、単セル110の空気極114は接合部138を介してインターコネクタ190に電気的に接続され、燃料極116は燃料極側集電体144を介してインターコネクタ190に電気的に接続されている。すなわち、燃料電池スタック100に含まれる複数の発電単位102は、電気的に直列に接続されている。そのため、燃料電池スタック100の出力端子として機能するエンドプレート104,106から、各発電単位102において生成された電気エネルギーが取り出される。なお、SOFCは、比較的高温(例えば700℃から1000℃)で発電が行われることから、起動後、発電により発生する熱で高温が維持できる状態になるまで、燃料電池スタック100が加熱器(図示せず)により加熱されてもよい。
各発電単位102の空気室166から排出された酸化剤オフガスOOGは、図2および図4に示すように、酸化剤排出ガス流路133を介して酸化剤ガス排出マニホールド162に排出され、さらに酸化剤ガス排出マニホールド162の位置に設けられたガス通路部材27の本体部28および分岐部29の孔を経て、当該分岐部29に接続されたガス配管(図示せず)を介して燃料電池スタック100の外部に排出される。また、各発電単位102の燃料室176から排出された燃料オフガスFOGは、図3および図5に示すように、燃料ガス排出ガス流路143を介して燃料ガス排出マニホールド172に排出され、さらに燃料ガス排出マニホールド172の位置に設けられたガス通路部材27の本体部28および分岐部29の孔を経て、当該分岐部29に接続されたガス配管(図示しない)を介して燃料電池スタック100の外部に排出される。
A-3.燃料電池スタック100の製造方法:
図8は、本実施形態における燃料電池スタック100の製造方法を示すフローチャートである。図9は、図8に示す製造方法にて準備する複合体109を示す説明図である。図9の上部には、複合体109の一部分のYZ断面構成が拡大して示されている。なお、図9には、複合体109の一部(燃料電池スタック100における図5に対応)のみが示されており、その他の部分の図示は省略されている。
(複合体109の準備)
本実施形態の燃料電池スタック100の製造方法は、例えば以下の通りである。まず、図9に示すように、複数の接合前発電単位107を含む複合体109を準備する(第1工程S11)。なお、接合前発電単位107は、特許請求の範囲における接合前電気化学反応単位に相当する。
具体的には、接合前発電単位107として、上述した単セル110とインターコネクタ190と接合前接合部139とを有する部材を複数準備する。なお、当該部材を作製する方法としては、例えば特許第6465546号公報に記載の方法を採用することができる。複数の接合前発電単位107を上下方向に並べて配置させると共に、上述した下端用セパレータ189と一対のエンドプレート104,106とをこれに組み付ける。インターコネクタ190は、空気極114に対して上下方向の電解質層112とは反対側に配置させる。接合前接合部139は、接合部138となる部材(つまり、空気極114と空気極側集電部134とを接合する前の状態の部材。例えば、ペースト状の材料)である。接合前接合部139として、導電性材料と熱可塑性材料とを含有する部材を準備し、これを上下方向(Z軸方向)の単セル110とインターコネクタ190との間に配置させる。接合前接合部139に含有される導電性材料としては、上記にて接合部138の構成材料として挙げた、Mnを含有する材料、例えばMnを含有するスピネル型結晶構造を有する酸化物(例えば、Mn1.5Co1.5やMnCo、ZnMn、ZnMnCoO、CuMn)を採用する。接合前接合部139に含有される熱可塑性材料としては、例えば、樹脂、ガラス等を採用する。
次に、各部材に形成された連通孔108にボルト22を挿入し、ボルト22の両側にナット24を嵌めることにより、複合体109を締結する。以上のようにして複合体109は作製される。以下において、複合体109がボルト22およびナット24により締結されてなる部材を、単に「複合体109」という場合がある。
(接合部138の形成)
次に、複合体109における少なくとも接合前接合部139を、接合前接合部139が軟化する温度に加熱する(第2工程S12)。以下、接合前接合部139が軟化する温度を「第1の温度T1」という。第1の温度T1の値は、接合前接合部139の構成(特に、接合前接合部139に含有される熱可塑性材料の材料種)等によって異なる。接合前接合部139に含有される熱可塑性材料が樹脂であれば、第2工程S12における加熱温度は、例えば120℃から250℃までの間である。また、第1の温度T1には、いわゆる軟化点が含まれると共に、軟化点よりも低い温度であって、かつ、実際に接合前接合部139が軟化する温度も含まれる。本実施形態では、複合体109における少なくとも接合前接合部139を、第1の温度T1であって、かつ、接合前接合部139に含有される熱可塑性材料が気化する温度よりも低い温度に加熱する。
具体的には、複合体109を焼成炉(電気炉)内の作業台に載置し、焼成炉により複合体109を焼成する。これにより、接合前接合部139は軟化した状態となる。また、本実施形態では、上述したように接合前接合部139に含有される熱可塑性材料が気化する温度よりも低い温度に加熱するため、焼成後においても熱可塑性材料が気化せずに残存している。このように熱可塑性材料が気化せずに残存している構成においては、熱可塑性材料が気化した構成と比較して、接合前接合部139の軟性が維持される。
次に、第2工程S12を経て接合前接合部139が第1の温度T1(接合前接合部139が軟化する温度)に維持された複合体109を上下方向に加圧することにより、接合部138を形成する(第3工程S13)。なお、「第1の温度T1」は、あくまで「接合前接合部139が軟化する温度」であり、例えば「第2工程S12の特定時点における接合前接合部139(または複合体109)の温度」等のように特に限定されて解釈されるものではない(以下、同様)。
具体的には、作業台に載置された複合体109の上下方向視(Z軸方向視)で単セル110に重なる部分(換言すれば、ボルト22とナット24とによって直接締結されている部分でない側の部分)を上方から治具により押圧する。これにより、複合体109の当該部分に上下方向の圧縮荷重を加えることにより、空気極114と空気極側集電部134が接合前接合部139に密着した状態となる。このように空気極114と空気極側集電部134が接合前接合部139に密着した状態で接合前接合部139を焼成する。これにより、接合前接合部139(主に導電性材料)が加熱されると共に硬化し、接合部138が形成される。
(残りの工程)
次に、残りの組み立て等の工程を行うことにより(第4工程S14)、上述した構成の燃料電池スタック100の製造が完了する。
図10は、図8に示す製造方法の一例を示すグラフである。図10には、上述した第2工程S12および第3工程S13における「焼成炉の設定温度(℃)」、「接合前接合部139の温度(℃)」、および「複合体109への加圧荷重(N)」と、時間(min)との関係が示されている。なお、この「接合前接合部139の温度」は、厳密には複合体109の温度を測定した結果であるが、複合体109の温度と同等であるため、これを用いている。
図10の例では、接合前接合部139に含有される導電性材料はMnを含有するスピネル型結晶構造を有する酸化物であり、接合前接合部139に含有される熱可塑性材料は樹脂である、という構成を採用している。
図10の0minから55minまでのグラフが第2工程S12に対応し、55min以降(約100minまで)のグラフが第3工程S13に対応している。
図10に示すように、第2工程S12(0minから55min)においては、焼成炉の設定温度を210℃とする(詳細には、20℃から210℃まで略一定の昇温速度で上昇させ、しばらく210℃で維持する)ことにより、接合前接合部139の温度を、20℃から150℃まで上昇させた。この際の接合前接合部139の温度は、第1の温度T1(接合前接合部139が軟化する温度)に相当する。そのため、55minの時点において接合前接合部139は軟化した状態となっていた。
第3工程S13(55min以降)においては、焼成炉の設定温度を210℃から更に上昇させると共に、上述したように、治具を用いて複合体109を上下方向に加圧した。より詳細には、加圧荷重を2000N以上の大きさとし(詳細には、2000Nまで略一定の上昇速度で上昇させ)、その後は一定値に維持させた。これにより、空気極114と空気極側集電部134が接合前接合部139に密着した状態となると共に、接合部138が形成された。
A-4.本実施形態の効果:
以上説明したように、本実施形態の燃料電池スタック100は、上下方向(Z軸方向)に並べて配置された複数の発電単位102を備える。発電単位102は、単セル110と、インターコネクタ190と、接合部138とを有する。単セル110は、電解質層112と、電解質層112を挟んで上下方向に互いに対向する空気極114および燃料極116とを含む。インターコネクタ190は、空気極114に対して上下方向の電解質層112とは反対側に配置され、かつ、空気極114と電気的に接続される。接合部138は、上下方向の単セル110とインターコネクタ190との間に位置し、かつ、単セル110とインターコネクタ190とを接合する部材であって、導電性材料を含有する。
本実施形態の燃料電池スタック100の製造方法は、第1工程S11と、第2工程S12と、第3工程S13とを備える。第1工程S11は、上下方向に並べて配置された複数の接合前発電単位107を含む複合体109を準備する工程である。各接合前発電単位107は、単セル110と、空気極114に対して上下方向の電解質層112とは反対側に配置されたインターコネクタ190と、上下方向の単セル110とインターコネクタ190との間に位置する接合前接合部139とを有する。接合前接合部139は、接合部138となる部材であり、導電性材料と熱可塑性材料とを含有する。第2工程S12は、複合体109における少なくとも接合前接合部139を、接合前接合部139が軟化する第1の温度T1に加熱する工程である。第3工程S13は、第2工程S12を経て接合前接合部139が第1の温度T1に維持された複合体109を上下方向に加圧することにより、接合部138を形成する工程である。
本製造方法では、上述したように、複合体109における少なくとも接合前接合部139を、接合前接合部139が軟化する温度に加熱する第2工程S12を備え、第3工程S13においては、第2工程S12を経て接合前接合部139が第1の温度T1に維持された複合体109を上下方向に加圧する。本製造方法においては、第2工程S12を備えない従来の製造方法と比較して、第3工程S13において加圧する接合前接合部139は第2工程S12を経ることにより軟化した状態であるため、複合体109の厚さにバラつきがある際において、第3工程S13において複合体109の比較的厚い部分に加圧力が集中することが抑制される。よって、本製造方法によれば、第3工程S13において複合体109の比較的厚い部分に加圧力が集中することに起因する単セル110の割れを抑制することができる。
また、本製造方法では、第2工程S12は、接合前接合部139に含有される熱可塑性材料が気化する温度よりも低い温度に加熱する工程である。また、本製造方法では、接合前接合部139に含有される熱可塑性材料は樹脂からなる構成としてもよい。
接合前接合部139に含有される熱可塑性材料は樹脂からなる構成を採用した際に、仮に第2工程S12において接合前接合部139を過度に高い温度で加熱すると、接合前接合部139に含有される熱可塑性材料(つまり、熱可塑性樹脂)が気化することにより接合前接合部139の軟性が低下し、ひいては、第3工程S13において上述した単セル110の割れを抑制する効果が低下する。
これに対し、本製造方法において、上述したように、第2工程S12において、接合前接合部139が軟化する温度であり、かつ、接合前接合部139に含有される熱可塑性材料(つまり、熱可塑性樹脂)が気化する温度よりも低い温度に加熱する。そのため、本製造方法によれば、接合前接合部139に含有される熱可塑性材料が気化する温度以上の温度に加熱する構成よりも効果的に、第3工程S13において単セル110の割れを抑制することができる。
B.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
例えば、上記実施形態では、発電単位102は、空気極114に対して上下方向の電解質層112とは反対側に配置されたインターコネクタ190と、上下方向の単セル110とインターコネクタ190との間に位置し、かつ、単セル110とインターコネクタ190とを接合する接合部138と、を備える構成である。これに換えて、上記実施形態において、インターコネクタ190および接合部138に換えて、または加えて、燃料極116に対して上下方向の電解質層112とは反対側(下方)に配置され、かつ、燃料極116と電気的に接続されるインターコネクタ(以下、「燃料極側インターコネクタ」という。)と、上下方向の単セル110とインターコネクタ190との間に位置し、かつ、単セル110とインターコネクタ190とを接合する接合部(以下、「燃料極側接合部」という。)と、を備える構成であってもよい。燃料極側インターコネクタは、例えばインターコネクタ190と同様の構成(材料等)が採用され得る。燃料極側接合部は、例えば接合部138と同様の構成(材料等)が採用され得る。この構成においても、上記実施形態の製造方法の第1工程S11、第2工程S12、および第3工程S13において、「インターコネクタ190」を「燃料極側インターコネクタ」に読み替え、かつ、「接合部138」を「燃料極側接合部」に読み替えた構成を採用することにより、上記実施形態と同様の理由(主に第2工程S12および第3工程S13を備えることに起因する理由)により、第3工程S13において複合体109の比較的厚い部分に加圧力が集中することに起因する単セル110の割れを抑制することができる。
また、上記実施形態では、第3工程S13は、作業台に載置された複合体109を上方から治具により押圧することにより複合体109を上下方向に加圧する構成であるが、この他の方法で複合体109を上下方向に加圧する構成であってもよい。この他の方法としては、例えば、複合体109の上方および下方の両方から治具等で加圧する構成が挙げられる。
また、上記実施形態では、第2工程S12は、複合体109における少なくとも接合前接合部139を、接合前接合部139に含有される熱可塑性材料が気化する温度よりも低い温度に加熱する構成である。これに換えて、上記実施形態において、接合前接合部139が軟化する第1の温度T1の範囲内であれば、接合前接合部139に含有される熱可塑性材料が気化する温度以上の温度に加熱にする構成であってもよい。
また、上記実施形態では、ボルト22およびナット24により複合体109を締結する工程を経た後に第2工程S12や第3工程S13を行うとしているが、ボルト22およびナット24により複合体109を締結する工程を行う前に第2工程S12や第3工程S13を行うとしてもよい。
また、上記実施形態では、インターコネクタ190は酸化被膜層194および被覆層196を含んでいるが、酸化被膜層194および/または被覆層196を含んでいなくてもよい。
また、上記実施形態では、単セル110が中間層118を備えているが、単セル110が中間層118を備えないとしてもよい。また、上記実施形態において、燃料電池スタック100に含まれる発電単位102の個数は、あくまで一例であり、発電単位102の個数は燃料電池スタック100に要求される出力電圧等に応じて適宜決められる。
また、上記実施形態では、燃料ガスに含まれる水素と酸化剤ガスに含まれる酸素との電気化学反応を利用して発電を行うSOFCを対象としているが、本発明は、水の電気分解反応を利用して水素の生成を行う固体酸化物形電解セル(SOEC)の構成単位である電解セル単位や、複数の電解セル単位を備える電解セルスタックにも同様に適用可能である。なお、電解セルスタックの構成は、例えば特開2016-81813号公報に記載されているように公知であるためここでは詳述しないが、概略的には上述した実施形態における燃料電池スタック100と同様の構成である。すなわち、上述した実施形態における燃料電池スタック100を電解セルスタックと読み替え、発電単位102を電解セル単位と読み替え、単セル110を電解単セルと読み替えればよい。ただし、電解セルスタックの運転の際には、空気極114がプラス(陽極)で燃料極116がマイナス(陰極)となるように両電極間に電圧が印加されると共に、連通孔108を介して原料ガスとしての水蒸気が供給される。これにより、各電解セル単位において水の電気分解反応が起こり、燃料室176で水素ガスが発生し、連通孔108を介して電解セルスタックの外部に水素が取り出される。このような構成の電解セル単位および電解セルスタックにおいても、上記実施形態と同様の理由(主に第2工程S12および第3工程S13を備えることに起因する理由)により、第3工程S13において複合体109の比較的厚い部分に加圧力が集中することに起因する電解単セルの割れを抑制することができる。
また、上記実施形態では、固体酸化物形燃料電池(SOFC)を例に説明したが、本発明は、溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)といった他のタイプの燃料電池(または電解セル)にも適用可能である。
22(22A~22E): ボルト 24:ナット 26:絶縁シート 27:ガス通路部材 28:本体部 29:分岐部 100:燃料電池スタック 102:発電単位 103:発電ブロック 104,106:エンドプレート 104A:孔 106A:孔 107:接合前発電単位 108:連通孔 109:複合体 110:単セル 112:電解質層 114:空気極 116:燃料極 118:中間層 120:単セル用セパレータ 121:孔 124:接合部 125:ガラスシール部 126:内側部 127:外側部 128:連結部 130:空気極側フレーム 131:孔 132:酸化剤供給ガス流路 133:酸化剤排出ガス流路 134:空気極側集電部 138:接合部 139:接合前接合部 140:燃料極側フレーム 141:孔 142:燃料ガス供給ガス流路 143:燃料ガス排出ガス流路 144:燃料極側集電体 145:電極対向部 146:インターコネクタ対向部 147:連接部 149:スペーサー 150:平板部 161:酸化剤ガス供給マニホールド 162:酸化剤ガス排出マニホールド 166:空気室 171:燃料ガス供給マニホールド 172:燃料ガス排出マニホールド 176:燃料室 180:IC用セパレータ 181:孔 186:内側部 187:外側部 188:連結部 189:下端用セパレータ 190:インターコネクタ 194:酸化被膜層 196:被覆層 FG:燃料ガス FOG:燃料オフガス OG:酸化剤ガス OOG:酸化剤オフガス

Claims (2)

  1. 電解質層と、前記電解質層を挟んで第1の方向に互いに対向する空気極および燃料極と、を含む単セルと、
    前記空気極と前記燃料極との一方である特定電極に対して前記第1の方向の前記電解質層とは反対側に配置され、前記特定電極と電気的に接続されるインターコネクタと、
    前記第1の方向の前記単セルと前記インターコネクタとの間に位置し、前記単セルと前記インターコネクタとを電気的に接合する接合部であって、導電性材料を含有する接合部と、
    をそれぞれ有し、前記第1の方向に並べて配置された複数の電気化学反応単位を備える電気化学反応セルスタックの製造方法において、
    前記単セルと、前記特定電極に対して前記第1の方向の前記電解質層とは反対側に配置された前記インターコネクタと、前記接合部となる部材である接合前接合部であって、導電性材料と熱可塑性材料とを含有し、かつ、前記第1の方向の前記単セルと前記インターコネクタとの間に位置する接合前接合部と、をそれぞれ有し、前記第1の方向に並べて配置された複数の接合前電気化学反応単位を含む複合体を準備する第1工程と、
    前記複合体における少なくとも前記接合前接合部を、前記接合前接合部が軟化する第1の温度に加熱する第2工程と、
    前記第2工程を経て前記接合前接合部が前記第1の温度に維持された前記複合体を前記第1の方向に加圧することにより、前記接合部を形成する第3工程と、
    を備える、
    ことを特徴とする電気化学反応セルスタックの製造方法。
  2. 請求項1に記載の電気化学反応セルスタックの製造方法であって、
    前記熱可塑性材料は、樹脂からなり、
    前記第2工程は、前記熱可塑性材料が気化する温度よりも低い温度に加熱する工程である、
    ことを特徴とする電気化学反応セルスタックの製造方法。
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