JP7253936B2 - スクイーズフィルムダンパ軸受及び回転機械 - Google Patents

スクイーズフィルムダンパ軸受及び回転機械 Download PDF

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Description

本発明は、圧縮機等の回転機械に用いられるスクイーズフィルムダンパ軸受及び回転機械に関する。
圧縮機等の回転機械では、回転軸を支持するラジアル軸受が用いられる。このラジアル軸受の一つとして、スクイーズフィルムダンパを有するスクイーズフィルムダンパ軸受がある。スクイーズフィルムダンパ軸受では、軸受部を支持する内部支持環と内部支持環の外周に亘って配置される外部支持環との間のダンパ隙間に粘性流体を導入して、流体膜を形成し、いわゆるスクイズ効果を付与することにより通常の軸受に比較して高い減衰を得る。このようなスクイーズフィルムダンパ軸受としては、特許文献1に記載されたものが知られている。
特開2000-145768号公報
ギアド圧縮機などのギアを有する回転機械では、負荷状態によって軸受部にかかる荷重が大きく変化するため、必要な減衰を得るためにダンパ隙間を狭くすると、内部支持環と外部支持環が接触する可能性がある。接触を防ぐためには、上記軸受のダンパ隙間を広くすることが考えられる。しかしながら、特許文献1に記載のスクイーズフィルムダンパ軸受では、ダンパ隙間を広くすると、流体膜に発生する圧力が低下し、減衰性能が加速度的に低下してしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、減衰性能をより向上させたスクイーズフィルムダンパ軸受及び回転機械を提供することを目的とする。
この発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
この発明の第一態様によれば、スクイーズフィルムダンパ軸受は、軸受部を支持する内部支持環と、前記内部支持環の外周に設けられる外部支持環と、を有し、前記内部支持環の外周面と前記外部支持環の内周面との間に形成されたダンパ隙間に粘性流体が充填され、前記外部支持環及び前記内部支持環の少なくともいずれか一方に振動エネルギーを散逸する散逸部を備え、内周面及び前記内部支持環の外周面の少なくともいずれか一方に振動エネルギーを散逸する散逸部としての複数のホールを有し、前記複数のホールは、軸方向及び周方向に間隔をあけて配置されている。
このように構成することで、回転軸の回転に伴い、軸受部及びこれを支持する内部支持環が振動すると、流体膜のスクイズ効果に加えて、振動エネルギーの散逸が散逸部で生じるため、減衰効果を向上させることができる。また、ダンパ隙間を広くしたために、スクイズ効果による減衰効果が低下した場合でも、振動エネルギーの散逸による減衰効果を付与することにより、減衰効果の低下を抑制し、回転軸系の安定性を確保することができる。
また、このように構成することで、回転軸の回転に伴い、軸受部及びこれを支持する内部支持環が振動すると、粘性流体が軸方向又は周方向に移動して、ホールに渦が発生し、渦による粘性散逸が生じるため、振動エネルギーが散逸される。これにより、従来のスクイズ効果に加えて粘性散逸により減衰効果が得られるため、減衰効果を向上させることができる。また、ダンパ隙間を広くしたために、スクイズ効果による減衰効果が低下した場合でも、粘性散逸による減衰効果を付与することにより、減衰効果の低下を抑制し、回転軸系の安定性を確保できる。更に、ホールの寸法、形状、個数、配置、配置間隔等を調整することにより、減衰効果を調整することができる。
この発明の他の態様によれば、スクイーズフィルムダンパ軸受は、軸受部を支持する内部支持環と、前記内部支持環の外周に設けられる外部支持環と、を有し、前記内部支持環の外周面と前記外部支持環の内周面との間に形成されたダンパ隙間に粘性流体が充填され、前記外部支持環及び前記内部支持環の少なくともいずれか一方に振動エネルギーを散逸する散逸部を備え、前記散逸部は、前記外部支持環の内周面に設けられた1以上の第一の凸部と、前記内部支持環の外周面に設けられた1以上の第二の凸部と、を有し、前記第一の凸部と前記第二の凸部は、所定の方向に交互に配置され、隣り合う前記第一の凸部と前記第二の凸部の間には隙間が形成されており、前記散逸部は、前記第一の凸部の内部に設けられ、前記粘性流体が流通する第一の凸部流路と、前記第二の凸部の内部に設けられ、前記粘性流体が流通する第二の凸部流路と、をさらに有する。
このように構成することで、外部支持環の内周面に設けられた第一の凸部と内部支持環の外周面に設けられた第二の凸部が所定の方向に交互に配置されることにより隙間を形成し、該隙間を粘性流体が流通する際に抵抗が生じ、振動エネルギーの散逸が増加するため、減衰効果を向上させることができる。
また、第一の凸部及び第二の凸部の寸法、形状、個数、配置、配置間隔等を調整することにより、減衰効果を調整することができる。
また、第一の凸部流路あるいは第二の凸部流路の寸法、形状、配置等を調整することにより、減衰効果を調整することができる。
この発明の他の態様によれば、スクイーズフィルムダンパ軸受は、軸受部を支持する内部支持環と、前記内部支持環の外周に設けられる外部支持環と、を有し、前記内部支持環の外周面と前記外部支持環の内周面との間に形成されたダンパ隙間に粘性流体が充填され、前記外部支持環及び前記内部支持環の少なくともいずれか一方に振動エネルギーを散逸する散逸部を備え、第一態様に係るスクイーズフィルムダンパ軸受の前記散逸部は、前記外部支持環の内周面に設けられ、前記粘性流体が流出入する複数の第一の流出入部と、前記外部支持環の内部の周方向に設けられた前記第一の流出入部と連通し、前記粘性流体が流通する第一の流路と、を備えている。
このように構成することで、内部支持環の振動に伴い、ダンパ隙間を粘性流体が移動すると、第一の流出入部を介して第一の流路を粘性流体が流通する。この時、粘性流体が第一の流路を通過する際に抵抗が生じ、振動エネルギーの散逸が増加するため、減衰効果を向上させることができる。
この発明の他の態様によればスクイーズフィルムダンパ軸受の前記散逸部は、前記内部支持環の外周面に設けられ、前記粘性流体が流出入する複数の第二の流出入部と、前記内部支持環の内部の周方向に設けられた前記第二の流出入部と連通し、前記粘性流体が流通する第二の流路と、を更に備えていても良い。
このように構成することで、内部支持環の振動に伴い、ダンパ隙間を粘性流体が移動すると、第二の流出入部を介して第二の流路を粘性流体が流通する。この時、粘性流体が第二の流路を通過する際に抵抗が生じ、振動エネルギーの散逸が増加するため、減衰効果を更に向上させることができる。
この発明の他の態様によればスクイーズフィルムダンパ軸受の前記外部支持環と前記内部支持環とは、3次元構造が得られるように表面上に1種以上の材料からなる連続層を積層することによって積層造形されても良い。
このように構成することで、第四態様から第七態様に係る構成を有する外部支持環と内部支持環の寸法や形状等を細かく調整することが可能となるため、外部支持環と内部支持環の表面積を効率良く増加させることができる。これより、粘性流体が内部支持環あるいは外部支持環の周囲を通過する際に抵抗が生じ、振動エネルギーの散逸が増加するため、減衰効果を向上させることができる。
この発明の少なくとも一態様に係る回転機械は、上記の態様に係るスクイーズフィルムダンパ軸受と、前記スクイーズフィルムダンパ軸受によって回転可能に支持される回転軸と、を備えている。
このように構成することで、第一態様から第八態様に係るスクイーズフィルムダンパ軸受による減衰効果を備えた回転機械を得ることができる。
本発明によれば、減衰性能をより向上させたスクイーズフィルムダンパ軸受及び回転機械を提供することができる。
本発明の第一実施形態に係る回転機械を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係る回転機械を示す軸方向断面図であり、図1のA-A線断面図である。 本発明の第一実施形態に係るスクイーズフィルムダンパ軸受を示す断面図であり、図2のB-B線断面図である。 本発明の第一実施形態に係る外部支持環の内周面の一部を示す概略図である。 本発明の第一実施形態の変形例に係る外部支持環の内周面の一部を示す概略図である。 本発明の第二実施形態に係る回転機械を示す軸方向断面図である。 本発明の第二実施形態に係るスクイーズフィルムダンパ軸受を示す断面図であり、図6のC-C断面図である。 本発明の第二実施形態に係る外部支持環の内周面を示す概略図である。 本発明の第三実施形態に係る回転機械を示す軸方向断面図である。 本発明の第三実施形態に係るダンパ隙間の要部拡大図である。 本発明の第三実施形態に係る外部支持環の内周面の一部を示す概略図である。 本発明の第四実施形態に係る外部支持環の内周面の一部を示す概略図である。 本発明の第四実施形態に係るダンパ隙間の要部拡大図である。 本発明の第五実施形態に係る外部支持環の内周面の一部を示す概略図である。 本発明の第五実施形態に係る回転機械を示す軸方向断面図である。 本発明の実施形態に係るスクイーズフィルムダンパ軸受が適用される回転機械(ギアド圧縮機)の一つを示す概略図である。
[第一実施形態]
以下、図1から図5及び図16を参照して本発明の第一実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る回転機械を示す断面図である。図1に示すように、回転機械1は、回転軸2と、回転軸2を支持するスクイーズフィルムダンパ軸受3と、を備えている。スクイーズフィルムダンパ軸受3は、スクイーズフィルムダンパ20を有する。図2は、本実施形態に係る回転機械を示す軸方向断面図であり、図1のA-A線断面図である。図3は、本実施形態に係るスクイーズフィルムダンパ軸受を示す断面図であり、図2のB-B線断面図である。図4は、本実施形態に係る外部支持環の内周面の一部を示す概略図である。図5は、本実施形態の変形例に係る外部支持環の内周面の一部を示す概略図である。
回転機械1は、流体を圧送する圧縮機であり、例えば、ギアを介して連結された回転軸をスクイーズフィルムダンパ軸受で支持するギアド圧縮機である。図16は、本実施形態に係るスクイーズフィルムダンパ軸受が適用されるギアド圧縮機を示す概略図である。このギアド圧縮機は、図示しないケーシングの内部に一対のインペラ5が収容され、インペラ5を両端に備える回転軸2がスクイーズフィルムダンパ軸受3により回転可能に支持される。この時、図示しない駆動源により回転する駆動軸6の動力がギア4を介して回転軸2に伝達されることにより回転軸2が回転して圧縮機としての機能を果たす。
図1に示す回転軸2は、中心軸Oが水平方向に沿って伸びて、スクイーズフィルムダンパ軸受3に支持されるように配置される。以降、中心軸Oが伸びる方向を軸方向、軸方向に直交する方向を径方向と呼ぶ。
スクイーズフィルムダンパ軸受3は、回転軸2を支持する軸受部10と、軸受部10の振動を減衰するスクイーズフィルムダンパ20と、を備える。軸受部10は、図2に示すように回転軸2の周方向に複数に分割され、径方向断面が円弧状又は扇形であり、軸方向に所定の幅を持つ複数の軸受パッド11と、各軸受パッド11に対応して設けられ、各軸受パッド11を径方向外側から支持するピボット13と、を備える。軸受パッド11は、内周面が軸受面12を構成し、軸受面12で回転軸2を支持する。ピボット13は、軸受パッド11を径方向外側から支持している。そして、回転軸2と軸受部10との間に図示しない給油ラインから粘性を有する油を供給すると、回転軸2と軸受部10との直接的な金属接触が防止されて回転軸2が円滑に回転できるようになる。
スクイーズフィルムダンパ20は、ピボット13を径方向外側から支持する内部支持環24と、内部支持環24の外周面を覆うように設けられ、内部支持環24の外周面との間にダンパ隙間30を形成する環状の外部支持環28と、を有し、ダンパ隙間30に粘性を有する油を導入することにより油膜38が形成される。
内部支持環24は、径方向断面が環状をなして、軸方向に所定の幅を持つ円筒状の部材である。内部支持環24は、内周面においてピボット13を径方向外側から支持するとともに、径方向に移動可能なように構成されている。
外部支持環28は、径方向断面が環状をなして、軸方向に所定の幅を持つ円筒状の部材である。外部支持環28は、内部支持環24から径方向外側に所定の間隔を空けて配置され、内部支持環24の外周面との間にダンパ隙間30が形成される。ダンパ隙間30は、径方向断面が環状であり、軸方向に幅を有する円筒状の空間である。
油膜38は、ダンパ隙間30に粘性を有する油を導入することにより形成され、内部支持環24の径方向の変位によって径方向の厚みが変化する。詳細には、回転している回転軸2から径方向の荷重が加わり、内部支持環24が径方向外側に変位した領域では、油膜38の厚さが減少し、反対に、中心軸Oを中心として該領域から点対称にある内部支持環24が径方向内側に変位した領域では、油膜38の厚さが増加する。
次に、本発明の第一実施形態に係る外部支持環28について、詳しく説明する。図1から図4に示すように外部支持環28の内周面には、軸方向及び周方向に沿ってホール100が形成されている。ホール100は、軸方向及び周方向に所定の間隔を空けて複数配置されている。一例には、ホール100は、図4に示すように軸方向及び周方向に等間隔に形成されている。また、ホール100は、機械加工により、径方向から見て円形に形成されるとともに径方向に所定の深さを有している。なお、ホール100の寸法、形状、個数、配置、配置間隔等は特に制限されない。一例には、図5に示すように、ホール100は、加工方法に応じて径方向から見て四角形状に形成されてもよい。
続いて、本実施形態に係るスクイーズフィルムダンパ軸受3の動作について説明する。ダンパ隙間30に油膜38が形成された状態で、例えば回転軸2の回転に伴い、軸受部10及びこれを支持する内部支持環24が振動すると、ダンパ隙間30の間隔が振動に応じて変化する。この間隔の変化により、油膜38を形成する油が軸方向又は周方向に移動し、当該移動に伴う油の粘性抵抗に起因した所謂スクイズ作用により圧力が発生し、振動に対する減衰効果が得られる。
更に、本実施形態に係るスクイーズフィルムダンパ軸受3によれば、回転軸2の回転に伴い、軸受部10及びこれを支持する内部支持環24が振動すると、油が軸方向又は周方向に移動した際に、図3に示すように、ホール100に油が入りこみ、渦が発生する。この渦は、ホール100の内周面に沿って、油が時計回りあるいは反時計回りに流れることにより発生する。そして、この渦による粘性散逸が生じることで、振動エネルギーが散逸される。
したがって、本実施形態のスクイーズフィルムダンパ軸受3によれば、従来のスクイズ効果に加えて、ホール100の内部で粘性散逸が生じることで振動エネルギーが散逸されるため、減衰効果を向上させることができる。
また回転機械1のダンパ隙間30を広くしたために、スクイズ効果による減衰効果が低下した場合でも、粘性散逸による減衰効果を付与することにより、減衰効果の低下を抑制し、回転軸系の安定性を確保できる。
また、ホール100の寸法、形状、個数、配置、配置間隔等を調整することにより、減衰効果を調整することができる。
以上、図面を参照しながら、本発明の第一実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、ホール100は、必ずしも外部支持環28の内周面に設けられる必要はなく、内部支持環24の外周面に設けられても良い。また、外部支持環28の内周面と内部支持環24の外周面の両方にホール100が設けられても良い。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図6から図8を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る回転機械を示す軸方向断面図である。図7は、本実施形態に係るスクイーズフィルムダンパ軸受を示す断面図であり、図6のC-C断面図である。図8は、本実施形態に係る外部支持環の内周面を示す概略図である。なお、第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。本実施形態では、ダンパ隙間30を形成する外部支持環28の内周面に、軸方向及び周方向に沿って周方向溝60が形成されている点で第一実施形態と相違する。周方向溝60は、軸方向及び周方向に所定の間隔を空けて複数配置されている。一例には、図6及び図8に示すように、複数の周方向溝60は、周方向及び軸方向に等間隔に形成されている。また、周方向溝60は、機械加工により径方向から見て距形に形成されるとともに径方向に所定の深さを有している。なお、周方向溝60の寸法、形状、個数、配置、配置間隔等は特に制限されない。
続いて、本実施形態に係るスクイーズフィルムダンパ軸受3の動作について説明する。回転軸2の回転に伴い、軸受部10及びこれを支持する内部支持環24が振動すると、油が軸方向又は周方向に移動した際に、図7に示すように、周方向溝60に油が入り込み、渦が発生する。この渦は、周方向溝60の内周面に沿って、油が時計回りあるいは反時計回りに流れることにより発生する。そして、この渦による粘性散逸が生じることで、振動エネルギーが散逸される。
したがって、本実施形態のスクイーズフィルムダンパ軸受3によれば、従来のスクイズ効果に加えて、周方向溝60の内部で粘性散逸が生じることで振動エネルギーが散逸されるため、減衰効果を向上させることができる。
また、回転機械1のダンパ隙間30を広くしたために、スクイズ効果による減衰効果が低下した場合でも、粘性散逸による減衰効果を付与することにより、減衰効果の低下を抑制し、回転軸系の安定性を確保できる。
また、周方向溝60の寸法、形状、個数、配置、配置間隔等を調整することにより、減衰効果を調整することができる。
以上、本発明の第二実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、周方向溝60が形成されるのは、必ずしも外部支持環28の内周面に限られず、内部支持環24の外周面に形成されても良い。また、周方向溝60は、外部支持環28の内周面と内部支持環24の外周面の両方に形成されても良い。
[第三実施形態]
以下、本発明の第三実施形態について、図9から図11を参照して説明する。図9は、本実施形態に係る回転機械を示す軸方向断面図である。図10は、本実施形態に係るダンパ隙間の要部拡大図である。図11は、本実施形態に係る外部支持環の内周面の一部を示す概略図である。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。本実施形態では、外部支持環28の内周面に第一の凸部70が設けられており、内部支持環24の外周面に第二の凸部80が設けられている点で、上記の各実施形態と相違する。
図9及び図10に示すように、第一の凸部70及び第二の凸部80は、周方向に沿って複数設けられており、一例には、第一の凸部70は外部支持環28の内周面上に等間隔に配置され、第二の凸部80は内部支持環24の外周面上に等間隔に配置されている。また、図11に示すように、複数の第一の凸部70は、外部支持環の内周面上において、軸方向に異なる位置に配置され、複数の第二の凸部80は、内部支持環の外周面上において、軸方向に異なる位置に配置される。そして、一例には、第一の凸部70と第二の凸部80とは、周方向及び軸方向に交互に配置される。この時、周方向及び軸方向に隣り合う第一の凸部70と第二の凸部80の間には隙間95が形成され、隙間95を油が流通することが可能である。なお、第一の凸部70と第二の凸部80は、必ずしも周方向及び軸方向に交互に配置されるとは限られず、所定の方向に交互に配置されて良い。この時、隙間95は、所定の方向に形成される。
第一の凸部70は、外部支持環28の内周面から径方向内側に向かって突出する凸部であり、第二の凸部80は、内部支持環24の外周面から径方向外側に向かって突出する凸部である。図11に示すように、第一の凸部70は、一例には、六面体であり、第二の凸部80は、一例には、第一の凸部と同様に六面体である。
また、第一の凸部70と第二の凸部80の形成方法は特に限定されないが、3次元構造が得られるように表面上に1種以上の材料からなる連続層を積層する積層造形により形成されることが望ましい。なお、第一の凸部70と第二の凸部80の寸法、形状、個数、配置、配置間隔等は特に制限されない。
本実施形態の構成によれば、外部支持環28の内周面に設けられた第一の凸部70と内部支持環24の外周面に設けられた第二の凸部80とが、隙間95を形成するように交互に配置される。そして、回転軸2の回転に伴い、軸受部10及びこれを支持する内部支持環24が振動し、油がダンパ隙間30を移動すると、図10に示すように、隙間95を油が流通することにより、抵抗が生じ、振動エネルギーの散逸が生じる。
したがって、本実施形態のスクイーズフィルムダンパ軸受3によれば、従来のスクイズ効果による減衰効果に加えて、油と外部支持環28あるいは内部支持環24との間で生じる振動エネルギーの散逸が増加することで、減衰効果を向上させることができる。
また、積層造形を用いて第一の凸部70及び第二の凸部80を形成した場合には、他の加工法を使用したものと比べて、第一の凸部70及び第二の凸部80の寸法や形状等を細かく調整することが可能となる。これより、例えば、第一の凸部70と第二の凸部80の配置間隔を狭くすることにより、隙間95を効率良く形成することができ、抵抗による振動エネルギーの散逸が増加するため、減衰効果を更に向上させることができる。
また、第一の凸部70あるいは第二の凸部80の寸法、形状、個数、配置、配置間隔等を調整することにより、減衰性能を調整することができる。
以上、本発明の第三実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、第一の凸部70と第二の凸部80は同じ寸法、形状等でなくても良く、所定の方向に隣り合う第一の凸部70と第二の凸部80の間に隙間95が形成されれば良い。また、複数の第一の凸部70は互いに異なる構成であり、複数の第二の凸部80は互いに異なる構成であっても良い。
[第四実施形態]
以下、本発明の第四実施形態について、図12及び図13を参照して説明する。図12は、本実施形態に係る外部支持環の内周面の一部を示す概略図である。図13は、本実施形態に係るダンパ隙間の要部拡大図である。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。本実施形態では、第一の凸部70に第一の凸部流路72が設けられ、第二の凸部80に第二の凸部流路82が設けられている点で第三実施形態と相違する。一例には、第一の凸部70及び第二の凸部80は、自己相似なフラクタル図形の一種であり、立方体に貫通孔90が形成されたものである。即ち、凸部の各面に、各面の形状と相似な形状を持つ貫通孔90が設けられることにより、内部に流路が設けられている。上記のように、第一の凸部70と第二の凸部80に複雑な流路を設ける場合、第一の凸部70と第二の凸部80は、第三実施形態の場合と同様に、積層造形によって形成されることが望ましい。なお、第一の凸部流路72あるいは第二の凸部流路82の寸法、形状、配置等は特に制限されない。
本実施形態の構成によれば、回転軸2の回転に伴い、軸受部10及びこれを支持する内部支持環24が振動すると、油が第一の凸部70あるいは第二の凸部80の周囲を流れると共に第一の凸部70の内部に設けられた第一の凸部流路72、第二の凸部80の内部に設けられた第二の凸部流路82を流通する。この時、油と第一の凸部流路72及び油と第二の凸部流路82の間で抵抗が生じ振動エネルギーの散逸が生じる。
したがって、本実施形態のスクイーズフィルムダンパ軸受3によれば、従来のスクイズ効果による減衰効果に加えて、油と第一の凸部70あるいは油と第二の凸部80との間で生じる振動エネルギーの散逸が増加することで、減衰効果を向上させることができる。
また、積層造形を用いて第一の凸部70あるいは第二の凸部80を形成した場合には、他の加工方法を使用したものと比較して、第一の凸部流路72あるいは第二の凸部流路82の寸法等を細かく調整することが可能となる。これより、第一の凸部流路72や第二の凸部流路82をより細かく形成することができ、抵抗による振動エネルギーの散逸が増加することによって、減衰効果を更に向上させることができる。
また、第一の凸部流路72あるいは第二の凸部流路82の寸法、形状、配置等を調整することにより、減衰性能を調整することができる。
以上、本発明の第四実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、第一の凸部流路72と第二の凸部流路82は同じ寸法、形状、配置等でなくても良い。
[第五実施形態]
以下、本発明の第五実施形態について、図14及び図15を参照して説明する。図14は、本実施形態に係る外部支持環の内周面の一部を示す概略図である。図15は、本実施形態に係る回転機械を示す軸方向断面図である。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。本実施形態では、外部支持環28の内周面に複数の第一の流出入部74と、外部支持環28の内部の周方向に、複数の第一の流出入部74と連通する第一の流路76が設けられている。また、内部支持環24の外周面に複数の第二の流出入部84と、内部支持環24の内部の周方向に、複数の第二の流出入部84と連通する第二の流路86が設けられている。
第一の流出入部74は、ダンパ隙間30と第一の流路76を接続しており、第一の流出入部74を介して、油がダンパ隙間30と第一の流路76を流出入する。第一の流出入部74は、一例には、図14に示すように、径方向からみた形状が四角の第一の流出入孔74Aが4行4列に配置された領域である。また、第一の流出入部74は周方向に間隔を空けて配置され、一例には、図15に示すように、第一の流出入部74は外部支持環28の周方向に等間隔に4つ配置される。
第一の流路76は、第一の径方向流路76Aと、第一の周方向流路76Bと、を有し、粘性流体が流通する流路である。第一の径方向流路76Aは、第一の流出入部74と連通して、径方向に伸びる流路であり、第一の流出入部74に対応して設けられる。一例には、第一の流出入部74を4行4列の第一の流出入孔74Aから構成した場合、図15に示すように、第一の径方向流路76Aは、各第一の流出入孔74Aに対応して複数設けられる。
第一の周方向流路76Bは、第一の径方向流路76Aと連通して設けられ、周方向に連続する環状の流路である。一例には、図15に示すように、第一の周方向流路76Bは、径方向に間隔を空けて4つ設けられ、第一の周方向流路76Bのそれぞれが、全ての第一の径方向流路76Aと接続されている。
また、第一の流出入部74、第一の流路76を備える外部支持環28の加工方法は特に制限されないが、積層造形により形成されることが望ましい。なお、第一の流出入部74及び第一の流路76の寸法、形状、個数、配置、配置間隔等は特に制限されない。
第二の流出入部84は、ダンパ隙間30と第二の流路86を接続しており、第二の流出入部84を介して、油がダンパ隙間30と第二の流路86を流出入する。第二の流出入部84は、一例には、第一の流出入部74と同様に径方向からみた形状が四角の第二の流出入孔84Aが4行4列に配置された領域である。更に、第二の流出入部84は周方向に間隔を空けて配置され、図15に示すように、内部支持環24の周方向に等間隔に4つ配置される。なお、第二の流出入部84は、第一の流出入部74と同様の構成でなくても良く、また、周方向あるいは軸方向に同じ位置に設けられていなくても良い。
第二の流路86は、第二の径方向流路86Aと、第二の周方向流路86Bと、を有し、粘性流体が流通する流路である。第二の径方向流路86Aは、第二の流出入部84と連通して、径方向に伸びる流路である。通常、第二の径方向流路86Aは、第二の流出入部84に対応して設けられる。一例には、第二の流出入部84を4行4列の第二の流出入孔84Aから構成した場合、第二の径方向流路86Aは、各第二の流出入孔84Aに対応して複数設けられる。
第二の周方向流路86Bは、第二の径方向流路86Aと連通して設けられ、周方向に連続する環状の流路である。一例には、図15に示すように、第二の周方向流路86Bは、径方向に間隔を空けて4つ設けられ、第二の周方向流路86Bのそれぞれが、全ての第二の径方向流路86Aと接続されている。
また、第二の流出入部84、第二の流路86を備える内部支持環24の加工方法は特に制限されないが、積層造形により形成されることが望ましい。なお、第二の流出入部84及び第二の流路86の寸法、形状、個数、配置、配置間隔等は特に制限されない。
本実施形態の構成によれば、回転軸2の回転に伴い、軸受部10及びこれを支持する内部支持環24が振動して、ダンパ隙間30を油が移動すると、油が第一の流出入部74を介して、第一の径方向流路76A、第一の周方向流路76Bを流通し、また、第二の流出入部84を介して、第二の径方向流路86A、第二の周方向流路86Bを流通する。そして、油が第一の流路76あるいは第二の流路86を流通する際に、抵抗が生じ、振動エネルギーが散逸される。
したがって、本実施形態のスクイーズフィルムダンパ軸受3によれば、従来のスクイズ効果による減衰効果に加えて、油と第一の流路76あるいは第二の流路86との間で振動エネルギーの散逸が生じることで、減衰効果を向上させることができる。
また、積層造形を用いて外部支持環28あるいは内部支持環24を形成した場合には、他の加工法を使用したものと比べて、第一の流路76あるいは第二の流路86の寸法、形状等を細かく調整することが可能となる。これより、第一の流路76あるいは第二の流路86をより細かく形成することができ、抵抗による振動エネルギーの散逸が増加することによって、減衰効果を更に向上させることができる。
以上、本発明の第五実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、外部支持環28と内部支持環24の両方に第一の流出入部74と第一の流路76あるいは第二の流出入部84と第二の流路86を設ける必要はなく、外部支持環28と内部支持環24のどちらか片方に第一の流出入部74と第一の流路76あるいは第二の流出入部84と第二の流路86を設けても良い。また、第一の流出入部74あるいは第二の流出入部84は図14のように複数の構成要素が集合した集合体である必要はない。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、第一実施形態から第五実施形態に係る軸受が適用されるのは、必ずしも圧縮機に限らず、作動流体からの流体力を動翼に受けて回転軸2が回転するガスタービン、蒸気タービン等であっても良い。また、軸受部10には、種々の軸受方式が適用され得る。例えば、環状の軸受メタルであっても良い。また、内部支持環24及び外部支持環28は、上下に分割された分割環構造であってもよい。
1 回転機械
2 回転軸
3 スクイーズフィルムダンパ軸受
4 ギア
5 インペラ
6 駆動軸
10 軸受部
11 軸受パッド
12 軸受面
13 ピボット
20 スクイーズフィルムダンパ
24 内部支持環
28 外部支持環
30 ダンパ隙間
38 油膜
60 周方向溝
70 第一の凸部
72 第一の凸部流路
74 第一の流出入部
74A 第一の流出入孔
76 第一の流路
76A 第一の径方向流路
76B 第一の周方向流路
80 第二の凸部
82 第二の凸部流路
84 第二の流出入部
84A 第二の流出入孔
86 第二の流路
86A 第二の径方向流路
86B 第二の周方向流路
90 貫通孔
95 隙間
100 ホール
O 中心軸

Claims (6)

  1. 軸受部を支持する内部支持環と、
    前記内部支持環の外周に設けられる外部支持環と、を有し、
    前記内部支持環の外周面と前記外部支持環の内周面との間に形成されたダンパ隙間に粘性流体が充填され、
    前記外部支持環の内周面及び前記内部支持環の外周面の少なくともいずれか一方に振動エネルギーを散逸する散逸部としての複数のホールを有し、
    前記複数のホールは、軸方向及び周方向に間隔をあけて配置されているスクイーズフィルムダンパ軸受。
  2. 軸受部を支持する内部支持環と、
    前記内部支持環の外周に設けられる外部支持環と、を有し、
    前記内部支持環の外周面と前記外部支持環の内周面との間に形成されたダンパ隙間に粘性流体が充填され、
    前記外部支持環及び前記内部支持環の少なくともいずれか一方に振動エネルギーを散逸する散逸部を備え
    前記散逸部は、
    前記外部支持環の内周面に設けられた1以上の第一の凸部と、
    前記内部支持環の外周面に設けられた1以上の第二の凸部と、を有し、
    前記第一の凸部と前記第二の凸部は、所定の方向に交互に配置され、
    隣り合う前記第一の凸部と前記第二の凸部の間には隙間が形成されており、
    前記散逸部は、
    前記第一の凸部の内部に設けられ、前記粘性流体が流通する第一の凸部流路と、
    前記第二の凸部の内部に設けられ、前記粘性流体が流通する第二の凸部流路と、
    をさらに有する、スクイーズフィルムダンパ軸受。
  3. 軸受部を支持する内部支持環と、
    前記内部支持環の外周に設けられる外部支持環と、を有し、
    前記内部支持環の外周面と前記外部支持環の内周面との間に形成されたダンパ隙間に粘性流体が充填され、
    前記外部支持環及び前記内部支持環の少なくともいずれか一方に振動エネルギーを散逸する散逸部を備え
    前記散逸部は、
    前記外部支持環の内周面に設けられ、前記粘性流体が流出入する複数の第一の流出入部と、
    前記外部支持環の内部の周方向に設けられた前記第一の流出入部と連通し、前記粘性流体が流通する第一の流路と、を備える、スクイーズフィルムダンパ軸受。
  4. 前記散逸部は、
    前記内部支持環の外周面に設けられ、前記粘性流体が流出入する複数の第二の流出入部と、
    前記内部支持環の内部の周方向に設けられた前記第二の流出入部と連通し、前記粘性流体が流通する第二の流路と、を更に備える、
    請求項に記載のスクイーズフィルムダンパ軸受。
  5. 前記外部支持環と前記内部支持環とは、3次元構造が得られるように表面上に1種以上の材料からなる連続層を積層することによって積層造形された、請求項2から4のいずれか1項に記載のスクイーズフィルムダンパ軸受。
  6. 請求項1から請求項の何れか一項に記載のスクイーズフィルムダンパ軸受と、
    前記スクイーズフィルムダンパ軸受によって回転可能に支持される回転軸と、
    を備えた回転機械。
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