JP7253712B2 - 遮光ユニットおよびこれを備えたレンズ鏡筒 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、羽根群の反り上がりを低減するために、光通過経路の周囲に環状に配置された複数の羽根と、これら複数の羽根を回動させる駆動リングとを備え、複数の羽根のそれぞれは、駆動リングに設けられたカム溝に係合する係合部を有し、カム溝の少なくとも一部が、駆動リングの径方向外側に向かって傾斜するように設けられた羽根駆動装置が開示されている。
上記従来の羽根駆動装置では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された装置では、一部のカム溝が駆動リングの径方向外側に向かって傾斜して設けられている。このため、羽根が駆動される際に、カム溝内を走行するボスが引っ掛かりやすくなり、羽根の動作不良が発生するおそれがある。
本文中において記載の「被写体側」、「像面側」、「光の入射方向」を、図1および図2に示している。「像面側」と「被写体側とは反対側」とは、同じ側である。
本開示の一実施形態に係る絞りユニット(遮光ユニット)20を含むレンズ鏡筒10について、図1~図20を用いて説明すれば以下の通りである。
ここで、本実施形態のレンズ鏡筒10は、絞りユニット(遮光ユニット)20を構成する絞り羽根(可動羽根)23を絞った状態(開口径を小さくした状態)において生じる絞り羽根23の反り上がりを抑制するための構成を備えている。以下で、これらの具体的な構成について説明する。
本実施形態に係るレンズ鏡筒10は、カメラ本体(図示せず)に装着される交換可能なレンズ鏡筒であって、図1に示すように、外枠11、内枠12、アクチュエータ13、ガイドポール14、第4レンズ枠15、マウント16、第1レンズL1~第5レンズL5、および絞りユニット20を備えている。Xは、第1レンズL1~第5レンズL5で規定される光軸である。
内枠12は、外枠11の内周面側に配置されており、光の入射方向における最上流側において第1レンズL1を、その下流側において第2レンズL2を、その下流側において第3レンズL3を、それぞれ保持している。さらに、内枠12は、第3レンズL3の略側方にアクチュエータ13とガイドポール14を、第3レンズL3の下流側においてガイドポール14に光軸X方向に可動できるよう保持される第4レンズ枠15を、その下流側において絞りユニット20を、その下流側において第5レンズL5を、それぞれ保持している。
第1レンズL1~第5レンズL5は、図1に示すように、光軸X方向に光を導く光学系であって、光の入射方向において被写体側から像面側へと順に配置されている。
第2レンズL2は、内枠12の内側における第1レンズL1の像面側(被写体側とは反対側)の面に近接する位置に配置されている。
第4レンズL4は、内枠12の内側に設けられたフォーカスレンズであって、アクチュエータ13によって光軸X方向において前後に移動可能であって、第4レンズ枠15によって保持されている。
絞りユニット20は、内枠12の内側における第4レンズL4と第5レンズL5との間に配置されており、第1レンズL1から第4レンズL4を透過した光が通過する面積または開口径および径を調整してカメラ本体側に設けられた撮像素子へ入射する光の量を調整する。なお、絞りユニット20の詳細な構成については、後段にて詳述する。
本実施形態のレンズ鏡筒10では、図1に示すように、第1レンズL1~第4レンズが光軸X方向において絞りユニット20よりも被写体側に配置されている。
絞りユニット20は、図1に示すように、フォーカスレンズとして機能する第4レンズL4の下流側に配置されている。そして、絞りユニット20は、図2に示すように、地板(第1枠体)21、駆動リング22、複数の絞り羽根(可動羽根)23、シート部材24、カバー(第2枠体)25、取付ネジ26、固定開口シート(固定開口部材)27、駆動モータ28、フォトインタラプタ29a、FPC29bを有している。さらに、絞りユニット20は、図3に示すように、略円環状の各部材の中心に形成された開口21b,22b,23e,24b,25b,27bを通過する光の量を、駆動モータ28によって駆動される複数の絞り羽根23を開閉することで調整する。なお、各開口21b,22b,23e,24b,25b,27bおよび絞りユニット20の開口の各中心は、光軸Xを略通過するよう構成される。
駆動リング22は、図2および図7に示すように、光の入射方向において、地板21と絞り羽根23との間に配置された略円環状の部材である。
開口22bは、絞りユニット20の光が通過する開口部分であって、複数の絞り羽根23が全開状態になった際に形成される開口23eと略同等、あるいはやや大きい径または面積を有している。開口22bは、後述する固定開口シート27の開口27bと略同等、あるいは大きい径または面積を有している。
本体部23aは、図9に示すように、羽根状に形成された板状部材であって、例えば、LCP(Liquid Crystal Polymer)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PA(ポリアミド)等の高剛性樹脂によって成形されている。
ボス23b(第1主軸)は、複数の絞り羽根23が回動する際の回動軸として、本体部23aの一端(第1端部)側の上面(駆動リング22と対向する面)から突出するように設けられている。そして、ボス23b(第1主軸)は、上述した駆動リング22の突出部22cの中心部分に形成された貫通穴に挿入されている。このため、ボス23b(第1主軸)は、後述する絞り羽根23の開閉動作において、駆動リング22が回転駆動されると、それに伴って周方向において移動する。
開口25bは、絞りユニット20の光が通過する開口部分であって、複数の絞り羽根23が全開状態になった際に形成される開口23eと同等、あるいはやや大きい面積を有している。
突出部25eは、本体部25aの上面(絞り羽根23およびシート部材24に対向する面)における内周側の部分に配置された円環状の部分であって、本体部25aの上面から突出するように形成されている。また、円環状に形成された突出部25eは、開口25bとほぼ同心円状に配置されている。そして、突出部25eは、絞り羽根23の一部に当接し、絞り羽根23を被写体側とは反対側から支持する。
一方、駆動リング22側の突出部22cは、各絞り羽根23の回動軸(ボス23b(第1主軸))付近に設けられているため、複数の絞り羽根23の回動位置に関わらず、1枚の絞り羽根23と重なる位置に配置される。
突出部25e(第2支持部)は、カバー(第2枠体)25に形成され、絞りユニット20の開口、またはカバー(第2枠体)25の開口25b(第2開口)の近傍に位置する。さらに、突出部25e(第2支持部)は、絞り羽根23の全開状態において絞りユニット20の開口径または開口面積を決める固定開口シート27の開口27bよりも外側、すなわち、開口中心から離れる側に配置される。
さらに、突出部25e(第2支持部)は、絞りユニット20の開口、またはカバー(第2枠体)25の開口25b(第2開口)、の中心軸を含む断面視において、略円弧、または略楕円、または略放物線、または略多次曲線、またはなだらかな曲線形状を有していることが好ましい。
ここで、本実施形態の絞りユニット20における11枚の絞り羽根23を開閉する機構について説明すれば以下の通りである。
これにより、複数の絞り羽根23によって形成される開口23eの面積または開口径を小さくする、あるいは大きくするように調整することができる。
本実施形態の絞りユニット20は、図15Aに示すように複数の絞り羽根23を閉じていった際に、それぞれの絞り羽根23の先端部23dが編み込まれた側に反り上がることを抑制するために、反り上がり抑制構造を備えている。この反り上がり抑制構造について、図15A~図16Bを用いて説明すれば以下の通りである。
具体的には、本実施形態の反り上がり抑制構造は、図16Aおよび図16Bに示すように、絞り羽根23の編み込み時における反り上がりを抑制するために、2つの突出部22c,25eが、駆動リング22およびカバー25における絞り羽根23と対向する面に配置されている。
複数の絞り羽根23が開口23e(第3開口)の大きさを最大から最小方向へ、すなわち全開から小絞りへ可動すると、絞り羽根23の先端部23dは、光軸X方向において、反り上がり量が増加するに伴って、3つの領域を通過する。
よって、固定開口径の位置と、絞り羽根23の絞り開口の位置とが、光の入射方向において離れた位置に配置されることを防止することができる。
本実施形態の絞りユニット20は、地板21とカバー25との間の隙間に、グリスや異物等が浸入することを防止するために、異物浸入防止構造を備えている。この異物浸入防止構造について、図18~図20を用いて説明すれば以下の通りである。
壁部25dは、図10および図18に示すように、本体部25aの外周に沿って、その一部に立設された壁状の部材であって、地板21側の壁部21cと重なる位置に配置される。
これにより、絞りユニット20の外周側から見える隙間をなくし、かつ壁部21c,25dが互い違いに配置されているため、グリス等の異物が絞り羽根23に付着することを効果的に防止することができる。
本開示の実施形態2に係る絞りユニット(遮光ユニット)120について、図21A~図25を用いて説明すれば以下の通りである。
すなわち、本実施形態の絞りユニット120では、図21Aに示す6枚の絞り羽根(可動羽根、第1羽根)23と、図21Bに示す5枚の絞り羽根123とを組み合わせて、絞りの開口(第3開口)123eを形成する。
ボス123b(第2主軸)は、複数の絞り羽根123が回動する際の回動軸として、本体部123aの一端(第1端部)側の上面(駆動リング22と対向する面)から突出するように設けられている。そして、ボス123b(第2主軸)は、上述した駆動リング22の突出部22cの中心部分に形成された貫通穴に挿入されている。このため、ボス123b(第2主軸)は、後述する絞り羽根123の開閉動作において、駆動リング22が回転駆動されると、それに伴って周方向において移動する。
ここで、絞り羽根23は、開口123eの開口径を最も小さくした状態(閉状態)まで回動すると、図22Aおよび図22Bに示すように、先端部23dが、地板21とカバー25との間から光軸X付近まで回動していく。
このとき、絞り羽根123は、絞り羽根23と同様に、図24Bに示すように、駆動リング22に設けられた突出部22cの中心に形成された貫通穴に挿入されたボス123b(第2主軸)を回動軸として、ボス123c(第2副軸)がカバー25に設けられたカム溝25c内を移動することで、開閉駆動される。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態1,2では、平板状の絞り羽根23,123を複数枚組み合わせて、開口23e,123eの面積または開口径を調整する例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
上記実施形態1,2では、複数の絞り羽根23,123を絞った状態(開口径または面積を小さくした状態)において、絞り羽根23,123が光の入射方向における下流側(像面側)に反り上がるように構成された絞りユニット(遮光ユニット)を例として挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
例えば、複数の絞り羽根を絞った状態において、光の入射方向における上流側(被写体側)へ反り上がるように構成された絞りユニットであってもよい。絞り羽根の先端が、編み込まれる側が被写体側であってもよい。
上記実施形態1,2では、絞り羽根23,123の一部に当接し、絞りユニット20,120の開口部分の閉状態における複数の絞り羽根23,123の反り上がりを抑制するために、突出部22c(第1支持部),25e(第2支持部)が設けられた構成を例として挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
例えば、絞りユニットの開口部分の閉状態における複数の絞り羽根の反り上がりを抑制するための支持部は、突出した形状ではなく、平面状の部材であってもよい。つまり、支持部の形状としては、突出した形状である必要はなく、反り上がりを抑制する方向に支持する部材であればよい。
上記実施形態1,2では、絞りユニット20,120の開口部分の閉状態における複数の絞り羽根23,123の反り上がりを抑制するための支持部として、駆動リング22とカバー25とにそれぞれ突出部22c(第1支持部),25e(第2支持部)を設けた例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
例えば、絞りユニットの開口部分の閉状態における複数の絞り羽根の反り上がりを抑制するための支持部として、突出部22c(第1支持部),25e(第2支持部)のいずれか一方が設けられた構成であってもよい。
上記実施形態1,2では、略円環状の駆動リング22において周方向に沿って設けられた複数の円環状の突出部22cが、支持部(第1支持部)として用いられた例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
例えば、支持部(第1支持部)の形状としては、円環状の突出部に限らず、円柱状、多角形状等、他の形状であってもよい。
上記実施形態1,2では、略円環状の駆動リング22において周方向に沿って設けられた複数の円環状の突出部22cが、支持部(第1支持部)として用いられた例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
例えば、駆動リング22(駆動リング)の貫通穴が、貫通ではなく絞り羽根23側を向いた面、すなわち回動軸(第1主軸)先端と向かい合う面を構成する底部(第1支持部)を有し、底部(第1支持部)が回動軸(第1主軸)の先端と当接することで支持する構成としてもよい。
この場合、底部(第1支持部)は、駆動リング22(駆動リング)の表面から凹形状に構成される。そして、回動軸(第1主軸)の先端、または底部(第1支持部)の形状は、平面、球面、円錐面、その他回転対称面、多角錐面等であればよい。
上記実施形態1,2では、略円環状のカバー25における内径側に設けられた単一の円環状の突出部25eが支持部(第2支持部)として用いられる例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
例えば、絞り羽根の回動経路に沿って形成された複数の円弧状あるいは直線状の突出部が、支持部(第2支持部)として用いられてもよい。
上記実施形態1,2では、羽根駆動機構の一例として、絞り羽根23,123側に回動軸として機能するボス23b(第1主軸),123b(第2主軸)が設けられており、駆動リング22側にボス23b(第1主軸),123b(第2主軸)が挿入される貫通穴が設けられている例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
この場合、突出部(第1支持部)は、絞り羽根の反り上がりの方向とは反対面に接する本体部の面、被写体側とは反対側(カバー25側)、すなわち像面側の面から円環状に突出するように、周方向において略等角度間隔で配置されている。そして、突出部は、円環状の部分において、絞り羽根の一部に当接し、絞り羽根を被写体側から支持する。
上記実施形態1,2では、カム機構の一例として、絞り羽根23側にカム溝25cに沿って移動するボス23c(第1副軸),123c(第2副軸)が設けられ、カバー25側にボス23c(第1副軸),123c(第2副軸)が挿入されるカム溝25cが設けられた例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
絞り羽根の開閉動作において、駆動リングが回転駆動されて絞り羽根が周方向において移動すると、それに伴って、絞り羽根側のカム溝(第1副穴、第2副穴)がカバー側のボスに案内されながら移動する。
上記実施形態1,2では、カム機構の一例として、駆動リング22側に絞り羽根23,123のボス23b(第1主軸),123b(第2主軸)が挿入される貫通穴、カバー25側に絞り羽根23,123のボス23c(第1副軸),ボス123c(第2副軸)が挿入されるカム溝25cが設けられている例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
絞り羽根の開閉動作において、駆動リングが回転駆動されて絞り羽根が周方向において移動すると、それに伴って、絞り羽根が駆動リングの貫通穴に挿入された主ボス(第1主軸及び第2主軸)を中心に回動し、絞り羽根の副ボス(第1副軸および第2副軸)が駆動リング側のカム溝に案内されながら移動する。これにより、駆動リングの回転量に応じて絞り羽根の回動量を変化させることで、複数の絞り羽根によって形成される開口23eの面積または径を変化させて、絞りユニット20の開口部分を通過する光の量を調整することができる。
上記実施形態1,2、(I)、(J)、で、カム機構 について説明した。しかし、カム機構は、これに限定されるものではない。
例えば、固定枠(地板21またはカバー25)または駆動リングのいずれか1つと、可動羽根とが係合して、駆動リングの回転駆動に伴って、可動羽根が移動するカム機構であればよい。
上記実施形態1では、可動式の絞り羽根23を11枚含む絞りユニット20を例として挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
例えば、絞りユニットに含まれる可動羽根の枚数としては、11枚に限らず、10枚以下あるいは12枚以上であってもよい。
上記実施形態2では、6枚の絞り羽根23と5枚の絞り羽根123とを含む絞りユニット120を例として挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
例えば、絞りユニットに含まれる異なる形状の絞り羽根は、上記枚数に限定されるものではなく、5枚と6枚の組合せであってもよいし、5枚と5枚、6枚と6枚等のように同数であってもよい。
また、異なる形状の絞り羽根は、2種類に限らず、3種類以上を組み合わせて構成されていてもよい。
上記実施形態では、交換レンズ式のレンズ鏡筒10に搭載された絞りユニット20(遮光ユニット)に対して本開示の内容を適用した例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
例えば、本遮光ユニットは、交換式のレンズ鏡筒に限らず、カメラ本体と一体化されたレンズ鏡筒にも適用可能である。
上記実施形態では、絞りユニット20は、フォーカスレンズとして機能する第4レンズL4の光の入射方向における下流側に配置されているレンズ鏡筒10に搭載された絞りユニット(遮光ユニット)20に対して本開示の内容を適用した例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
その場合、絞り羽根の反り上がり方向にフォーカスレンズが配置され、フォーカス時の絞り羽根とフォーカスレンズの干渉が懸念されるが、本開示の内容を適用すれば絞り羽根の反り上がり量が抑制されるので、干渉のリスクを低減することができる。
11 外枠
12 内枠
13 アクチュエータ
14 ガイドポール
15 第4レンズ枠
16 マウント
20 絞りユニット(遮光ユニット)
21 地板(第1枠体)
21a 本体部
21b 開口(第1開口)
21c 壁部(第1壁部)
21d 径方向規制部
21e 第1光軸方向規制部
21f 第2光軸方向規制部
22 駆動リング
22a 本体部
22b 開口
22c 突出部(支持部、第1支持部)
22d ギア部
22e 遮光部
22f 径方向規制部
22g 第1光軸方向規制部
22h 第2光軸方向規制部
23 絞り羽根(可動羽根、第1羽根)
23a 本体部
23b ボス(第1主軸)
23c ボス(第1副軸)
23d 先端部(自由端)
23e 開口(第3開口)
24 シート部材
24a 本体部
24b 開口
24c 貫通溝
25 カバー(第2枠体)
25a 本体部
25b 開口(第2開口)
25c カム溝
25d 壁部(第2壁部)
25e 突出部(支持部、第2支持部)
25f スペーサ部
26 取付ネジ
27 固定開口シート(固定開口部材)
27a 本体部
27b 開口
28 駆動モータ
28a ギア
28b 取付ネジ
29a フォトインタラプタ
29b FPC
120 絞りユニット(遮光ユニット)
123 絞り羽根(可動羽根、第2羽根)
123a 本体部
123b ボス(第2主軸)
123c ボス(第2副軸)
123d 回動部
123e 開口(第3開口)
220 絞りユニット(遮光ユニット)
223 絞り羽根(可動羽根)
223a 本体部
223b ボス(回転軸)
223c ボス
223d 先端部
223e 開口
223f 屈曲部
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ(フォーカスレンズ)
L5 第5レンズ
X 光軸
Y1 固定開口シート(固定開口径)の径方向内側への延長線
Y2 突出部(第2支持部)の径方向内側への延長線
Claims (23)
- 光を通過させる第1開口を有する第1枠体と、
前記光を通過させる第2開口を有する第2枠体と、
前記第1枠体と前記第2枠体との間に配置されており、前記第1開口を通過した前記光が通過する第3開口を形成し、前記第3開口の大きさを変化させて前記光の通過量を調整する複数の可動羽根と、
前記第1枠体と前記第2枠体との間に配置されており、前記複数の可動羽根を開閉する際に回転駆動される駆動リングと、
前記駆動リング、前記第1枠体および前記第2枠体の少なくとも1つに設けられており、複数の前記可動羽根が前記第3開口の大きさを小さくする方向に可動した状態において前記可動羽根の反り上がりを抑制する方向に、前記可動羽根を支持する支持部と、
を備え、
前記支持部は、前記可動羽根の前記反り上がりの方向とは反対側の面に接する前記第1枠体または前記第2枠体または前記駆動リングに設けられた第1支持部と、前記第1支持部よりも前記第1開口または前記第2開口または前記第3開口の中心軸側に位置し、前記可動羽根の前記反り上がりの方向と同じ側の面に接するように設けられた第2支持部と、を含み、
前記第1支持部は、前記可動羽根の前記反り上がりの方向に突出する第1突出部を有し、
前記第2支持部は、前記可動羽根の前記反り上がりの方向とは反対側に突出する第2突出部を有し、
前記第2突出部は、前記第1突出部よりも突出高さが低くなるように形成されている、
遮光ユニット。 - 前記第1支持部は、円周方向に沿って複数設けられている、
請求項1に記載の遮光ユニット。 - 前記第2支持部は、前記第1開口または前記第2開口または前記第3開口の中心軸に対して円環状に設けられている、
請求項1または2に記載の遮光ユニット。 - 前記第2支持部は、前記第1開口または前記第2開口または前記第3開口の中心軸を含む断面視において、曲線状である、
請求項1または2に記載の遮光ユニット。 - 前記第2支持部は、前記第1開口または前記第2開口または前記第3開口の近傍に配置されている、
請求項1から4のいずれか1項に記載の遮光ユニット。 - 複数の前記可動羽根は、第1端側に設けられた第1主軸または第1主穴と、前記第1主軸または前記第1主穴とは反対側の第2端側に設けられた自由端とを有する第1羽根を含み、前記第3開口の大きさを小さくする方向に可動する際には、前記第1主軸または前記第1主穴を中心にして前記自由端側が前記第3開口の中心軸に向かって回動する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の遮光ユニット。 - 前記第1支持部は、前記第1枠体または前記第2枠体または前記駆動リングに構成され、前記第1主軸または前記第1主穴近傍を支持する、
請求項6に記載の遮光ユニット。 - 前記第1支持部は、前記第1枠体または前記第2枠体または前記駆動リングの表面から凸形状に構成される、
請求項1から7のいずれか1項に記載の遮光ユニット。 - 前記第1支持部は、前記第1枠体または前記第2枠体または前記駆動リングに構成され、前記第1主軸の先端を支持する、
請求項6に記載の遮光ユニット。 - 前記第1支持部は、前記第1枠体または前記第2枠体または前記駆動リングの表面から凹形状に構成される、
請求項1から9のいずれか1項に記載の遮光ユニット。 - 前記第1羽根は、第1副軸または第1副穴をさらに有し、
前記第1主軸または前記第1主穴と前記第1副軸または前記第1副穴の相対位置を変化させることで、前記第3開口の大きさを変化させる、
請求項6に記載の遮光ユニット。 - 前記第1主軸または前記第1主穴は、前記第1枠体に係合され、
前記第1副軸または前記第1副穴は、前記駆動リングに係合される、
請求項11に記載の遮光ユニット。 - 前記第1主軸または前記第1主穴は、前記第2枠体に係合され、
前記第1副軸または前記第1副穴は、前記駆動リングに係合される、
請求項11に記載の遮光ユニット。 - 前記第1主軸または前記第1主穴は、前記駆動リングに係合され、
前記第1副軸または前記第1副穴は、前記第1枠体に係合される、
請求項11に記載の遮光ユニット。 - 前記第1主軸または前記第1主穴は、前記駆動リングに係合され、
前記第1副軸または前記第1副穴は、前記第2枠体に係合される、
請求項11に記載の遮光ユニット。 - 少なくとも前記第3開口の大きさを小さくする方向に可動する際には、
前記第1副軸または前記第1副穴は、前記第1主軸または前記第1主穴に対して、前記第1開口または前記第2開口または第3開口の中心軸側に可動する、
請求項11から15のいずれか1項に記載の遮光ユニット。 - 複数の前記可動羽根は、前記第3開口の大きさを小さくする方向に可動されると、互いに隣接する前記可動羽根の自由端側が互いに編み込まれる、
請求項6、7、9から16のいずれか1項に記載の遮光ユニット。 - 前記可動羽根を可動する駆動力を付与する駆動モータを、さらに備えている、
請求項1から17のいずれか1項に記載の遮光ユニット。 - 前記駆動リングは、前記駆動モータによって前記第1開口、前記第2開口、および前記第3開口のいずれか1つの中心軸を中心に回転駆動される、
請求項18に記載の遮光ユニット。 - 複数の前記可動羽根は、前記反り上がりの方向とは反対側に反った形状を有している、
請求項1から19のいずれか1項に記載の遮光ユニット。 - 光を通過させる第1開口を有する第1枠体と、
前記光を通過させる第2開口を有する第2枠体と、
前記第1枠体と前記第2枠体との間に配置されており、前記第1開口を通過した前記光が通過する第3開口を形成し、前記第3開口の大きさを変化させて前記光の通過量を調整する複数の可動羽根と、
を備え、
複数の前記可動羽根は、前記第3開口の大きさを小さくする方向に可動した状態において、互いの編み込みによって反り上がり、
前記可動羽根は、前記編み込みによる反り上がりの方向とは逆方向に連続して予め曲げられた形状を有している、
遮光ユニット。 - 請求項1から21のいずれか1項に記載の遮光ユニットと、
前記遮光ユニットに入射する前記光を所望の方向へ導く複数のレンズ群と、
を備えたレンズ鏡筒。 - 前記遮光ユニットは、複数の前記レンズ群を透過する前記光の量を調整する絞りユニットである、
請求項22に記載のレンズ鏡筒。
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