JP2016102830A - 羽根駆動装置及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】羽根群の反り上がりを有効に低減できる羽根駆動装置及び撮像装置を提供する。【解決手段】光通過経路(地板1の開口部11、駆動リング2の開口部22)の周囲に環状に配置された複数の羽根3と、これら複数の羽根3を回動させる駆動リング2と、を備え、複数の羽根3のそれぞれは、駆動リング2に設けられたカム溝23に係合する係合部(作動軸31)を有し、カム溝23の少なくとも一部は、駆動リング2の径方向外側に向かって傾斜して設けた。羽根駆動装置を撮像装置に備えてもよい。【選択図】図1
Description
本発明は、絞り羽根等の羽根駆動装置及びこの羽根駆動装置を備えたカメラ等の撮像装置に関する。
従来から、複数枚の絞り羽根を駆動リングによって駆動する構成が知られている(特許文献1及び2参照)。このような羽根駆動装置においては、露光開口を全開にしている状態(最大絞り開口制御状態)から絞り開口を小さくするときには、各絞り羽根を露光開口に進入させ、先端部を光軸中心に近づけていくようにする。
ところが、特許文献1のように、複数枚の絞り羽根を単純に順に重ねて取り付け、最初に組み付けた絞り羽根と最後に組み付けた絞り羽根とが接触しないような組み付け方をした場合は、各絞り羽根の姿勢は、先端部が光軸中心に近づくにしたがって不安定になる。また、基準の作動面(絞り開口形成面)から、先端部を傾かせ易くなってしまう。そのため、絞り開口を基準の作動面上で適正な形状に形成できなくなるほか、隣接する絞り羽根同士が面接触しなくなるおそれがある。このような現象は、露光開口の直径が大きいほど顕著になるので、このような絞り羽根の組み付け方は、露光開口の小さい絞り装置にだけ採用されている。
一方、特許文献2に開示の絞り機構は、編み込み方式と呼ばれる、絞り羽根の組み付け方として知られている。この組み付け方は、全ての絞り羽根が隣接する2枚の絞り羽根の間にあり、露光開口中においては、それらの最先端部を地板側とカバー板側のいずれか一方から目視でき、他方からは目視できない状態に組み付けるものである。この方式を採用すると、先端部同士が絡み合って支え合うようになるため、複数枚の絞り羽根を単純に順に重ねて組み付けただけの場合よりも、絞り羽根の所定の姿勢が常に安定して得られるようになる。
ところで、上記のような編み込み方式を採用した場合には、絞り開口を小さくしていくと、各絞り羽根は隣接する絞り羽根から外力(反り上がり力)を受け、羽根の先端が図4のように開口を形成する基準面から直行する方向へ反り上がる。この羽根群が反り上がった部分は、絞り装置と隣接するレンズ部品と干渉するおそれがある。
本発明は、羽根群の反り上がりを有効に低減できる羽根駆動装置及び撮像装置を提供する。
本発明は、光通過経路の周囲に環状に配置された複数の羽根と、前記複数の羽根を回動させる駆動リングと、を備え、前記複数の羽根のそれぞれは、前記駆動リングに設けられたカム溝に係合する係合部を有し、前記カム溝の少なくとも一部は、前記駆動リングの径方向外側に向かって傾斜して設けたことを特徴とする羽根駆動装置にある。かかる本発明の態様では、光通過経路を絞った状態における羽根群の反り上がりを有効に低減できる。
上記本発明では、前記カム溝は、前記光通過経路側の端部に近づくに従って前記駆動リングの厚さ方向における傾斜量を大きく設けたことを特徴とする。かかる本発明の態様では、複数の羽根をスムーズに走行させつつ、羽根群の反り上がりを有効に低減できる。
なお、本発明は、上述した羽根駆動装置を備えたことを特徴とする撮像装置についても広く対象とする。かかる本発明の態様では、光軸方向において薄型の撮像装置を実現できる。
本発明によれば、羽根群の反り上がりを有効に低減できる羽根駆動装置及び撮像装置を提供することが可能となる。
以下、本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明する。
<実施形態1>
図1には、本発明の実施形態1に係る羽根駆動装置の一例である絞り装置の分解斜視図を示す。
<実施形態1>
図1には、本発明の実施形態1に係る羽根駆動装置の一例である絞り装置の分解斜視図を示す。
図1に示すように、本実施形態の絞り装置は、円盤状の地板1と、この地板1上に回転可能に搭載される駆動リング2と、駆動リング2に係合する複数(本実施形態では6枚)の絞り羽根3とを備える。駆動リング2の外周縁部の一部には、ギア部21が設けられ、このギア部21には、地板1に実装されるモータ等の駆動源4が接続される。
ここで、地板1には、駆動リング2の開口部22に連通する開口部(レンズ開口部)11が設けられている。この開口部11の開口周縁部には、ガイド部12が突出して設けられている。そして、この地板1には、駆動リング2が搭載されるが、このとき、駆動リング2は、ガイド部12の側壁と駆動リング2の開口部22とが係合する。
すなわち、本実施形態では、駆動リング2における開口部22のリング内周面が、ガイド部12の外周面に対応して実質的に当接し、これによって地板1に対する駆動リング2の面方向の移動が実質的に制限される。
このため、駆動リング2は、ギア部21によって駆動源4からの動力が定常的に伝達されても、ガイド部12が実質的な壁となって地板1の開口部11と駆動リング2の開口部22とを連通させた状態を確保できる。
また、駆動リング2は、駆動源4からの回転動力を受けると、ガイド部12の外周に沿って、地板1上で駆動リング2を安定的に回動させることが可能となる。
なお、上記の地板1には、駆動リング2が実装される領域の外側に対応して、各絞り羽根3の回転中心となる6個の回転軸13がそれぞれ設けられている。
ここで、各絞り羽根3と駆動リング2、地板1との係合関係について詳細に説明する。
具体的には、複数の絞り羽根3のそれぞれには、駆動リング2側の面上で突出する作動軸31が設けられている。また、各絞り羽根3の一端部(詳細には光通過経路側の先端部とは反対側の基端部)には、貫通孔となる支持孔32が設けられている。
一方、駆動リング2には、各絞り羽根3の作動軸31が挿入される6個のカム溝23が設けられている。そして、各絞り羽根3は、駆動リング2の開口部22の周囲を取り囲むように環状配置された状態で、各絞り羽根3の側面に設けられた作動軸31が、各カム溝23に係合する。すなわち、各絞り羽根3の作動軸31は、駆動リング2に対する係合部となる。
また、各絞り羽根3の支持孔32には、地板1から立設された回転軸13が挿入される。これによって、各絞り羽根3は、地板1の回転軸13を回転中心として、駆動リング2のカム溝23に沿って光通過経路(地板1及び駆動リング2の開口部11,22)に回動する。
なお、実際には、駆動源4を一方向に回動させた後、逆回転させることにより、駆動リング2を往復回転させる。これによって、各絞り羽根3は、光通過経路を絞る方向、開放する方向それぞれに回動し、光通過経路を開閉する。
ここで、本実施形態では、駆動リング2の往復回転によって絞り羽根4の絞り開口を形成するにあたり、各絞り羽根3と駆動リング2との係合構造を工夫している。
具体的には、カム溝23の少なくとも一部は、駆動リング2の径方向外側に向かって傾斜して設けられている。例えば、本実施形態では、カム溝23について、光通過経路側の端部に近づくに従って駆動リング2の厚さ方向におけるカム溝23の傾斜量を大きく設けた。このカム溝23の長手方向における各部位の形状を図2(b)、図2(c)、図2(d)のそれぞれに示す。
図2のA−A断面部は絞り開放位置、B−B断面部は中間絞り位置、C−C断面部は小絞り位置である。図示するように、駆動リング2のカム溝23は、絞り開放位置に深さ方向の傾斜は無く、絞り径小方向に進むにつれて傾斜角が大きくなる。
これにより、カム溝23には各絞り羽根3の作動軸31が挿入され、この状態のままで駆動リング2を回転させることから、各絞り羽根3のうち支持孔32側の一端部は、駆動リング2に対して部分的に変形する(図3参照)。
そして、各絞り羽根3は、その一端部側の変形に伴って、地板1のガイド部12の上面(平面)側に実質的に付勢される。これにより、各絞り羽根3の先端部側の物理的な干渉(反り上がり応力)が生じても、これとは逆方向の応力が羽根群の一端部側から生じるため、光通過経路を絞った状態における羽根群の反り上がりを有効に低減できる。
Claims (3)
- 光通過経路の周囲に環状に配置された複数の羽根と、
前記複数の羽根を回動させる駆動リングと、を備え、
前記複数の羽根のそれぞれは、前記駆動リングに設けられたカム溝に係合する係合部を有し、前記カム溝の少なくとも一部は、前記駆動リングの径方向外側に向かって傾斜して設けたことを特徴とする羽根駆動装置。 - 前記カム溝は、前記光通過経路側の端部に近づくに従って前記駆動リングの厚さ方向における傾斜量を大きく設けたことを特徴とする請求項1に記載の羽根駆動装置。
- 請求項1又は2に記載の羽根駆動装置を備えたことを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014239645A JP2016102830A (ja) | 2014-11-27 | 2014-11-27 | 羽根駆動装置及び撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014239645A JP2016102830A (ja) | 2014-11-27 | 2014-11-27 | 羽根駆動装置及び撮像装置 |
Publications (1)
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Family
ID=56088779
Family Applications (1)
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JP2014239645A Pending JP2016102830A (ja) | 2014-11-27 | 2014-11-27 | 羽根駆動装置及び撮像装置 |
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JP (1) | JP2016102830A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018205477A (ja) * | 2017-06-02 | 2018-12-27 | キヤノン電子株式会社 | 羽根駆動装置及び撮像装置 |
US11953820B2 (en) | 2019-02-28 | 2024-04-09 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Light shielding unit and lens barrell provided with same |
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2014
- 2014-11-27 JP JP2014239645A patent/JP2016102830A/ja active Pending
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